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JP2002299465A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2002299465A
JP2002299465A JP2001095299A JP2001095299A JP2002299465A JP 2002299465 A JP2002299465 A JP 2002299465A JP 2001095299 A JP2001095299 A JP 2001095299A JP 2001095299 A JP2001095299 A JP 2001095299A JP 2002299465 A JP2002299465 A JP 2002299465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffusion layer
base
type
well
emitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001095299A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Koyanagi
毅 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001095299A priority Critical patent/JP2002299465A/ja
Publication of JP2002299465A publication Critical patent/JP2002299465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一半導体チップ上にバイポーラトランジスタ
とともに形成されるツェナーダイオードであって、ホッ
トキャリアによる酸化膜へのキャリアトラップがなく、
ツェナー電圧の経時的な変動がないツェナーダイオード
を実現する。 【解決手段】P ウエル15の表面に選択的に形成され、ア
ノード電極Aに連なるP+ベース拡散層16と、P ウエルの
表面でP+ベース拡散層から離れた位置に選択的に形成さ
れたN+エミッタ拡散層17と、エミッタ拡散層の中央部で
該エミッタ拡散層を貫通してP ウエルの内部に達するよ
うに形成され、エミッタ拡散層の底面でツェナー接合
し、カソード電極Kに連なるP 型のGraft ベース拡散層
18と、P ウエルおよびベース拡散層およびエミッタ拡散
層およびGraft ベース拡散層の表面に形成された酸化膜
19とを具備してなり、ツェナー接合部は酸化膜に接しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、特にバイポーラトランジスタと同一半導体チップ上
に形成され、不純物濃度が高いグラフト(Graft) ベース
拡散層とエミッタ拡散層とのツェナー接合を有するツェ
ナーダイオードの構造に関するもので、例えばバイポー
ラ集積回路に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ツェナーダイオードの構造の1
つとして、同一半導体チップ上にバイポーラトランジス
タとともに形成され、不純物濃度が高いグラフト(Graf
t) ベース拡散層とエミッタ拡散層とのツェナー接合部
を有するものが知られている。
【0003】図3は、この種の従来のツェナーダイオー
ドの断面構造の一例を示す。
【0004】図3において、40はP 型の半導体基板(P-
Sub )、41は前記基板40に選択的に形成されたN+型の埋
め込み層(N+BL)、42は前記基板40上および埋め込み層
41上に成長されたN 型のエピタキシャル層(Nepi)であ
り、このエピタキシャル層42は素子分離用のP+領域(図
示せず)により島状の領域に分離されている。
【0005】この島状の領域において、43は埋め込み層
41に連なるようにエピタキシャル層42に深く形成された
ディープN+(DN+ )領域、44はエピタキシャル層42の表
層部で素子形成領域を囲むように形成された素子分離用
のフィールド酸化膜、45はエピタキシャル層42の素子形
成領域の表層部に選択的に形成されたベース領域となる
P ウエルである。
【0006】46はP ウエル45の表面に選択的に形成され
たP+型のベース拡散層、47は前記Pウエル45の表面で前
記ベース拡散層46より離れた位置から前記エピタキシャ
ル層42の表面にわたって選択的に形成されたN+型のエミ
ッタ拡散層、48は前記P ウエル45に重なる部分に形成さ
れたGraft ベース拡散層である。上記ベース拡散層46は
アノード電極Aに連なり、前記エミッタ拡散層47はカソ
ード電極Kに連なる。49は前記P ウエル45およびベース
拡散層46およびエミッタ拡散層47の表面に形成された酸
化膜である。
【0007】上記構造のツェナーダイオードは、エミッ
タ拡散層47の側面部および底面部とGraft ベース拡散層
48とがツェナー接合しており、このツェナー接合部の一
部は基板表面の酸化膜49と接している。
【0008】そして、ツェナー降伏は、上記ツェナー接
合部のうちで不純物濃度の高いエミッタ拡散層表面近傍
部481 で起り易く、ツェナー降伏を起した時のツェナー
電流の経路は、カソード電極K→エミッタ拡散層47→P
ウエル45→ベース拡散層46→アノード電極Aとなる。
【0009】しかし、この時、前記したようにツェナー
接合部の一部が基板表面の酸化膜49と接しているので、
ツェナー電流の経路が酸化膜49と接しており、ツェナー
降伏により発生したホットキャリアによる酸化膜49への
キャリア注入が発生し易く、空乏層が伸びることによ
り、ツェナー降伏領域がエミッタ拡散層底面部の不純物
濃度の低い深い部分482 へ移動し、時間とともにツェナ
ー電圧が変動し易い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
バイポーラトランジスタと同一半導体チップ上に形成さ
れるツェナーダイオードは、ツェナー降伏を起した時に
ホットキャリアによってツェナー降伏領域が不純物濃度
の高い部分から不純物濃度の低い部分へ移動し、時間と
ともにツェナー電圧が変動し易いという問題があった。
【0011】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、バイポーラトランジスタとほぼ同一の基本構
造を有するツェナーダイオードをバイポーラトランジス
タと同一半導体チップ上に形成する際に、ホットキャリ
アによる酸化膜へのキャリアトラップがなく、ツェナー
電圧の経時的な変動がないツェナーダイオードを実現し
得る半導体装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
バイポーラトランジスタおよびツェナーダイオードが同
一半導体チップ上に形成された半導体装置であって、前
記ツェナーダイオードは、第1導電型のベース領域と、
前記ベース領域の表面に選択的に形成され、アノード電
極に連なる第1導電型のベース拡散層と、前記ベース領
域の表面で前記ベース拡散層から離れた位置に選択的に
形成された第2導電型のエミッタ拡散層と、前記エミッ
タ拡散層と前記ベース拡散層との間のベース領域から離
れた位置で前記エミッタ拡散層を貫通して前記ベース領
域の内部に達するように形成されて前記エミッタ拡散層
の底面でツェナー接合し、カソード電極に連なる第1導
電型のGraft ベース拡散層と、前記ベース領域およびベ
ース拡散層およびエミッタ拡散層およびGraft ベース拡
散層の表面に形成された絶縁膜とを具備してなり、前記
ツェナー接合部は前記絶縁膜に接しないことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0014】<第1の実施形態>図1および図2は、本
発明の第1の実施形態に係る半導体装置に形成されたツ
ェナーダイオードについて、平面的なパターンレイアウ
トおよび断面構造の一例を示す。
【0015】図1および図2において、10はP 型の半導
体基板(P-Sub )、11は前記基板10に選択的に形成され
たN+型の埋め込み層(N+BL)、12は前記基板10上および
埋め込み層11上に成長されたN 型のエピタキシャル層
(Nepi)であり、このエピタキシャル層12は素子分離用
のP+領域(図示せず)により島状の領域に分離されてい
る。
【0016】この島状の領域において、13は埋め込み層
11に連なるようにエピタキシャル層12に深く形成された
ディープN+(DN+ )領域、14はエピタキシャル層12の表
層部で素子形成領域を囲むように形成された素子分離用
のフィールド酸化膜、15はエピタキシャル層12の素子形
成領域の表層部に選択的に形成されたベース領域となる
P ウエルである。
【0017】16はP ウエル15の表面に選択的に形成され
たP+型のベース拡散層、17は前記Pウエル15の表面で前
記ベース拡散層16から離れた位置で選択的に形成された
N+型のエミッタ拡散層である。
【0018】18は前記エミッタ拡散層17と前記ベース拡
散層16との間のP ウエル15の表面から離れた位置(例え
ばエミッタ拡散層17の中央部)でエミッタ拡散層17の表
面から該エミッタ拡散層17およびP ウエル15を貫通して
エピタキシャル層12内に達するように形成されたGraft
ベース拡散層である。上記ベース拡散層16はアノード電
極Aに連なり、前記Graft ベース拡散層18はカソード電
極Kに連なる。
【0019】19は前記P ウエル15およびベース拡散層16
およびエミッタ拡散層17およびGraft ベース拡散層18の
表面に形成された絶縁膜(本例では酸化膜)である。な
お、図1中の20は、ツェナーダイオード領域である。
【0020】上記構造のツェナーダイオードは、P ウエ
ル15内のエミッタ拡散層17の底面でGraft ベース拡散層
18がツェナー接合してなり、このエミッタ拡散層17とGr
aftベース拡散層18とのツェナー接合部181 は酸化膜19
と接しない構造になっている。
【0021】そして、上記ツェナー接合部181 でツェナ
ー降伏を起した時のツェナー電流の経路は、カソード電
極K→Graft ベース拡散層18→P ウエル15の底部→ベー
ス拡散層16→アノード電極Aとなる。
【0022】この場合、上記ツェナー接合部181 はエミ
ッタ拡散層17の底面で不純物濃度が一定部分に存在し、
ツェナー電流の経路は酸化膜19と接していないので、ツ
ェナー降伏により発生したホットキャリアの酸化膜19中
への注入を抑えることが可能になり、ホットキャリアに
よるツェナー降伏の位置の変動は発生しない。
【0023】したがって、本実施例のツェナーダイオー
ドは、ツェナー電圧の経時的な変動が発生しなくなり、
その他の特性(電流・電圧特性や温度特性など)は、従
来例のツェナーダイオードと同等に得られる。
【0024】しかも、上記構造のツェナーダイオード
は、同一半導体チップ上にNPN トランジスタ(図示せ
ず)とともに形成されており、NPN トランジスタと同一
のプロセスでほぼ同一の基本構造を有するように形成さ
れている。
【0025】この場合、前記N+型埋め込み層11は、NPN
トランジスタのコレクタ領域のN+型埋め込み層に対応
し、これらは同時に形成される。また、前記ディープN+
領域13は、NPN トランジスタのコレクタ領域のディープ
N+領域に対応し、これらは同時に形成される。また、前
記P ウエル15は、NPN トランジスタのP ベース領域に対
応し、これらは同時に形成される。また、前記P+ベース
拡散層16は、NPN トランジスタのP+ベース領域に対応
し、これらは同時に形成される。また、前記Graftベー
ス拡散層18は、NPN トランジスタのGraft ベース拡散層
に対応し、これらは同時に形成される。また、前記N+エ
ミッタ拡散層17は、NPN トランジスタのN+エミッタ領域
に対応し、これらは同時に形成される。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体装置によ
れば、バイポーラトランジスタとほぼ同一の基本構造を
有するツェナーダイオードをバイポーラトランジスタと
同一半導体チップ上に形成する際に、ホットキャリアに
よる酸化膜へのキャリアトラップがなく、ツェナー電圧
の経時的な変動がないツェナーダイオードを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置に形
成されたツェナーダイオードの平面的なパターンレイア
ウトの一例を示す図。
【図2】図1中のA-A'線に沿うツェナーダイオードの断
面構造の一例を示す図。
【図3】従来の半導体装置に形成されたツェナーダイオ
ードの断面構造の一例を示す図。
【符号の説明】
10…P 型の半導体基板、 11…N+型の埋め込み層、 12…N 型のエピタキシャル層、 13…ディープN+領域、 14…素子分離用のフィールド酸化膜、 15…P ウエル、 16…P+型のベース拡散層、 17…N+型のエミッタ拡散層、 18…Graft ベース拡散層、 19…絶縁膜(酸化膜)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F082 AA11 BA04 BA11 BA27 BA47 BC01 BC11 EA02 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラトランジスタおよびツェナー
    ダイオードが同一半導体チップ上に形成された半導体装
    置であって、 前記ツェナーダイオードは、 第1導電型のベース領域と、 前記ベース領域の表面に選択的に形成され、アノード電
    極に連なる第1導電型のベース拡散層と、 前記ベース領域の表面で前記ベース拡散層から離れた位
    置に選択的に形成された第2導電型のエミッタ拡散層
    と、 前記エミッタ拡散層と前記ベース拡散層との間のベース
    領域から離れた位置で前記エミッタ拡散層を貫通して前
    記ベース領域の内部に達するように形成されて前記エミ
    ッタ拡散層の底面でツェナー接合し、カソード電極に連
    なる第1導電型のGraft ベース拡散層と、 前記ベース領域およびベース拡散層およびエミッタ拡散
    層およびGraft ベース拡散層の表面に形成された絶縁膜
    とを具備してなり、前記ツェナー接合部は前記絶縁膜に
    接しないことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース領域は、素子形成領域となる
    N 型のエピタキシャル層の表層部に選択的に形成された
    P ウエルであり、 前記ベース拡散層は、前記P ウエルの表面に選択的に形
    成されたP+型のベース拡散層であり、 前記エミッタ拡散層は、前記P ウエルの表面に選択的に
    形成されたN+型のエミッタ拡散層であり、 前記Graft ベース拡散層は、前記N+型のエミッタ拡散層
    の表面からP ウエルを貫通してエピタキシャル層内に達
    するように形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記P ウエルは、同一半導体チップ上に
    形成されるNPN トランジスタのP ベース領域と同時に形
    成され、前記P+型のベース拡散層およびGraft ベース拡
    散層は、前記NPN トランジスタのP+型のベース領域と同
    時に形成され、前記N+型のエミッタ拡散層は前記NPN ト
    ランジスタのN+型のエミッタ領域と同時に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
JP2001095299A 2001-03-29 2001-03-29 半導体装置 Pending JP2002299465A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007095826A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
US7863110B2 (en) 2006-10-23 2011-01-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2016035950A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 新電元工業株式会社 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007095826A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
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