JP2002291944A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
糸巻きゴルフボールInfo
- Publication number
- JP2002291944A JP2002291944A JP2001104751A JP2001104751A JP2002291944A JP 2002291944 A JP2002291944 A JP 2002291944A JP 2001104751 A JP2001104751 A JP 2001104751A JP 2001104751 A JP2001104751 A JP 2001104751A JP 2002291944 A JP2002291944 A JP 2002291944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- thread
- golf ball
- rubber
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/02—Special cores
- A63B37/08—Liquid cores; Plastic cores
- A63B2037/087—Wound cores or layers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
- A63B37/0029—Physical properties
- A63B37/0031—Hardness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
- A63B37/0029—Physical properties
- A63B37/0033—Thickness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/005—Cores
- A63B37/0051—Materials other than polybutadienes; Constructional details
- A63B37/0053—Thread wound
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/005—Cores
- A63B37/006—Physical properties
- A63B37/0064—Diameter
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/007—Characteristics of the ball as a whole
- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0075—Three piece balls, i.e. cover, intermediate layer and core
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
性能に優れた糸巻きゴルフボールを提供する。 【解決手段】 センターに糸ゴムを巻付けて糸ゴム層を
形成し、更にその外側にカバーを被覆した糸巻きゴルフ
ボールにおいて、該ゴルフボールの体積に占める前記糸
ゴム層の体積の割合が10〜20%であり、前記センタ
ーに98Nの負荷をかけた状態から1274Nの負荷を
かけたときまでの変形量(mm)をAとし、前記センタ
ーに糸ゴムを巻付けた糸巻きコアに98Nの負荷をかけ
た状態から1274Nの負荷をかけたときまでの変形量
(mm)をBとした場合、(A−B)は0.5〜0.7
であり、前記カバーのショアD硬度が50〜60である
ことを特徴とする糸巻きゴルフボール。
Description
つけた糸ゴム層を有する多層構造のゴルフボールであっ
て、スピン性能および打球感が良好でかつ飛距離が大き
いゴルフボールに関する。
ルは、ソリッドセンターまたはリキッドセンターの周囲
に糸ゴムを延伸状態で巻付けて糸ゴム層を形成し、該糸
ゴム層の周囲をカバーで被覆してなる構造を有する。こ
の糸ゴム層を有する多層構造のゴルフボールは、打球感
やコントロール性がソリッドコアにカバーを被覆したツ
ーピースゴルフボールより優れているが、反面スピン量
が多く、打撃角も小さいため飛距離が出にくい。そのた
め一般のアマチュアゴルファーはこの糸ゴム層を有する
多層構造のゴルフボールよりも、飛距離の大きいツーピ
ースゴルフボールの方を好む傾向がある。
フボールについて飛距離を向上させるため、たとえば次
の先行技術がある。特開平9−271537号公報に
は、センター径を30〜38mm、センター硬度分布、
カバーの曲げ剛性等を所定範囲に規定した技術が開示さ
れている。また特開平9−271539号公報にはセン
ター径を30〜38mmとし、センターの荷重変形量と
ボールの荷重変形量の差を規定するとともに、カバーに
硬い硬度を用いる技術が開示されている。さらに特開平
10−201881号公報には、センター径を30〜3
8mmとしセンターの荷重変形量とカバー硬度、さらに
曲げ剛性を所定範囲に規定した技術が開示されている。
しかし、これらの技術は糸巻きゴルフボールの優れたス
ピン性能を維持しながら飛距離を向上することはできな
い。
する多層構造のゴルフボールの欠点である飛距離が小さ
いという問題点を解決し、スピン性能および打球感が良
好でかつツーピースソリッドゴルフボールと同等または
それ以上の大きな飛距離を有する糸巻きゴルフボールを
提供することを目的とする。
ムを巻付けて糸ゴム層を形成し、更にその外側にカバー
を被覆した糸巻きゴルフボールにおいて、該ゴルフボー
ルの体積に占める前記糸ゴム層の体積の割合が10〜2
0%であり、前記センターに98Nの負荷をかけた状態
から1274Nの負荷をかけたときまでの変形量(m
m)をAとし、前記センターに糸ゴムを巻付けた糸巻き
コアに98Nの負荷をかけた状態から1274Nの負荷
をかけたときまでの変形量(mm)をBとした場合、変
形量の差(A−B)は0.5〜0.7であり、前記カバ
ーのショアD硬度が50〜60であることを特徴とする
糸巻きゴルフボールである。
mmであり、センターに98Nの負荷をかけた状態から
1274Nの負荷をかけたときまでの変形量(mm)A
が3.3〜3.9であることが好ましい。また前記セン
ターに糸ゴムを巻付けた糸巻きコアに98Nの負荷をか
けた状態から1274Nの負荷をかけたときまでの変形
量(mm)Bは2.7〜3.4mmであることが好まし
い。
ムを巻付けた糸ゴム層の体積がゴルフボール体積中に占
める割合と、巻付けた糸ゴムのテンション(ここではセ
ンター荷重変形量と糸巻きコア荷重変形量の差で示す)
とのバランスによりスピン性能を維持しながらゴルフボ
ールの反発性、初期条件を向上させ高飛距離を達成する
ものである。本発明ではゴルフボール体積に占める糸ゴ
ム層体積の割合は10〜20%である。
りやすい性能を、糸ゴム層の体積割合を前述の範囲に規
定することで、高ヘッドスピードのクラブでゴルフボー
ルを打撃した際でのスピン量を少なくすることができ
る。糸ゴム層体積の割合が10%未満では糸巻きゴルフ
ボール特有のショートアイアンでのスピン性能を維持す
ることができない。一方糸ゴム層の体積割合が20%よ
り多いと高ヘッドスピードのクラブでゴルフボールを打
撃した際のスピン量を少なくすることができず飛距離が
でない。糸ゴム層の体積割合は、好ましくは12.0〜
19.5%、特に12.0〜15.0%である。ここで
糸ゴム層の体積は、センター外表面と糸ゴム層とカバー
の界面に囲まれる領域の体積として定義される。尚カバ
ーが糸ゴム層の間に浸透している場合は、糸ゴム層とカ
バーの前記界面は糸ゴム層の最外表面を結ぶ仮想線を意
味する。
をかけた状態から1274Nの負荷をかけたときまでの
変形量(mm)をAとし、センターに糸ゴムを巻付けた
糸巻きコアに98Nの負荷をかけた状態から1274N
の負荷をかけたときまでの変形量(mm)をBとした場
合、両者の変形量の差(A−B)を0.5〜0.7の範
囲とする。変形量の差を、この範囲とすることにより少
ない糸ゴム層で糸ゴム層のテンションを高くして、高ヘ
ッドスピードのクラブで打撃した際でのスピンを少なく
し、かつゴルフボール反発性を高くすることで高飛距離
が達成できる。
合、ゴルフボール反発性が高くならない。一方変形量の
差(A−B)が0.7より大きい場合、糸ゴム層が少な
いので糸ゴムに負荷がかかりゴルフボール自体の耐久性
が悪くなる。変形量の差(A−B)は、より好ましくは
0.5〜0.6の範囲である。
に98Nの荷重をかけた状態から1274Nの荷重をか
けたときまでの変形量(mm)Aの値は、従来のゴルフ
ボールよりも小さく、3.3〜3.9mmの範囲とする
ことが好ましい。センターの変形量Aが3.3mmより
小さい場合は、センターが硬くなりスピン量が多くなる
とともに、硬い打球感となりツーピースソリッドボール
に近くなる。またセンターの変形量が3.9mmより大
きい場合は、打球感はソフトになるもののゴルフボール
の反発性能が得られず飛距離の増加が期待できない。
Nの荷重をかけた状態から1274Nの荷重をかけたと
きまでの変形量Bは2.7〜3.4mm、さらに2.9
〜3.2mmの範囲が好ましい。変形量Bが2.7mm
未満の場合、打球感が硬く、一方3.4を超えると反発
性が充分でなく、飛距離が出にくい。
38.5mmにするのが好ましい。センターの直径が3
6.5mmより小さい場合は、スピン量が多くなるとと
もに打出し角が従来のゴルフボールと同程度となり飛距
離の増加が得られず、またセンターの直径が38.5m
mより大きい場合は、糸ゴム層の厚さが薄くなるため、
糸ゴムにテンションがかかる前に糸ゴムを巻き終わって
しまい、ゴルフボールに適度な硬度を付与できず飛距離
の増加が期待できない。
しては、ハイシスポリブタジエンが好適であるが、該ハ
イシスポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンブタジエン等をブレンドしたものを用いる
こともできる。
飽和カルボン酸の金属塩が共架橋剤として配合される。
ここでα,β−不飽和カルボン酸金属塩は、たとえばア
クリル酸、メタアクリル酸などのナトリウム塩、亜鉛塩
またはマグネシウム塩などが用いられる。そしてこのセ
ンター用ゴム組成物中におけるα,β−不飽和カルボン
酸の金属塩の配合量は、ゴム成分100重量部に対して
5〜40重量部、更に好ましくは10〜35重量部であ
ることが好ましい。α,β−不飽和カルボン酸の金属塩
の配合量が5重量部より少ない場合は、センターが柔ら
かくなって、従来のゴルフボールと性能が変わらなくな
るおそれがあり、またα,β−不飽和カルボン酸の金属
塩の配合量が40重量部より多い場合は、センターが硬
くなりすぎてゴルフボールの打球感が悪くなるおそれが
ある。
として有機酸化物、たとえばジークルミルパーオキサイ
ド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t
−ブチルパーオキサイドなどが用いられる。この有機酸
化物の配合量は特に限定されないが、ゴム成分100重
量部に対して0.5〜3重量部が好ましい。
とえば酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどが
配合できる。充填剤の配合量は特に限定されるものでな
いがゴム成分100重量部に対して5〜40重量部が好
ましい。
ンター用ゴム組成物を球状に加硫成形することによって
得られる。この加硫成形にあたっては、一般にプレス成
形が採用できる。このプレス成形による加硫成形は、上
記センター用ゴム組成物を金型に充填し、加圧下で通常
140〜180℃で10〜60分間加熱することによっ
て行なわれる。またこの加硫成形時の加熱は1段階また
は2段階に分けて行なうことができる。
周囲を糸ゴムにテンションをかけて巻きつけることによ
り得られる。糸ゴム層を形成するために使用する糸ゴム
としては、従来から使用されているゴム組成物を使用す
ることができる。たとえば天然ゴムまたは天然ゴムとポ
リイソプレンとのブレンドに硫黄、加硫助剤、加硫促進
剤および老化防止剤などを配合したゴム組成物を加硫す
ることによって得ることができる。
8mm、さらに39.6〜40.4mmの範囲が好まし
い。直径が38.8mm未満の場合、カバーが厚くなり
前述の軟らかいセンターと相俟って、スピン量が多くな
り飛距離が出にくくなる。一方、直径が40.8mmを
超えるとカバーが薄くなり、ショートアイアンでのスピ
ン性能が低下する。
度で50〜60である。カバーのショアD硬度が60よ
り大きい場合は、ゴルフボールの硬度が高くなり、打球
感が悪くなるとともにスピン性能に劣る。一方、カバー
のショアD硬度が50より低い場合は、高ヘッドスピー
ドによる打撃時でのスピン量が大きくなり、飛距離がで
にくい。好ましくはショアD硬度が50〜58、好まし
くはショア硬度は50〜55、特にショアD硬度は51
〜54が好適である。
mmが好ましい。カバー厚みが1.0mm未満ではスピ
ン性能が劣り、2.0mmより大きいとショートアイア
ンでのスピン性能はよくなるが、前述の如くカバー硬度
が低いので反発性が悪くなり飛距離が出ない。
する。アイオノマー樹脂は、商品名で例示すると三井デ
ュポンケミカル社から市販されているハイミラン160
5(Na)、ハイミラン1707(Na)、ハイミラン
AM7318(Na)、ハイミラン1705(Zn)、
ハイミラン1706(Zn)、ハイミラン1652(Z
n)、ハイミランAM7315(Zn)、ハイミランA
M7317(Zn)、ハイミランMK7320(K)、
ハイミランAM7311(Mg)、ハイミラン1856
(Na)、ハイミラン1855(Zn)、ハイミランA
M7316(Zn)などがある。また米国デュポン社か
ら市販されているアイオノマー樹脂としては、サーリン
8920(Na)、サーリン8940(Na)、サーリ
ンAD8512(Na)、サーリン9910(Zn)、
サーリンAD8511(Zn)、サーリン7930(L
i)、サーリン7940(Li)、サーリンAD826
5(Na)、サーリンAD8269(Na)などがあ
る。さらにエクソン化学社から市販されているアイオノ
マー樹脂としては、アイオテック7010(Zn)、ア
イオテック8000(Na)などがある。これらのアイ
オノマー樹脂は単独でまたは2種以上の混合物として用
いることができる。なお上記アイオノマー樹脂の商品名
の後に括弧内で記載したNa、Zn、Li、K、Mgな
どはそれらの中和金属イオン種を示している。
ー樹脂などの樹脂成分以外に、必要に応じて酸化亜鉛、
硫酸バリウムなどの無機充填剤や着色のための二酸化チ
タンなどを顔料として添加することができる。
ることによって形成された糸ゴム層とからなる糸巻きコ
アにカバーを被覆する方法は、従来の方法で行なうこと
ができる。たとえばカバー用組成物を予め半球殻状のハ
ーフシェルに形成し、それを2枚用いて基コアを包み、
120〜180℃で1〜20分間加圧成形する方法で製
造できる。
ボール表面にディンプルの形成が行なわれ、またカバー
成形後にペイント仕上げ、スタンプなどを必要に応じて
施すことができる。
42.67〜42.93mmの範囲、特に42.67〜
42.82mmの範囲に設定される。そしてゴルフボー
ルに98Nの負荷をかけた状態から1274Nの負荷を
かけたときまでの変形量(mm)Cは2.6〜3.3m
m、更に2.8〜3.1mmの範囲が好ましい。変形量
Cが2.6mm未満の場合、打球感が硬くなり、一方
3.3mmを超えると反発性が低下する。
ア変形量Bおよびゴルフボール変形量Cは、A>B>C
とすることにより、ゴルフボール全体の圧縮硬度分布が
外剛内柔となり、高ヘッドスピードのクラブヘッドでゴ
ルフボールが打撃された際、低スピンで打ち出され飛距
離を伸ばすことができる。更に変形量Bと変形量Cの差
は、0<(B−C)<0.3、特に、0<(B−C)<
0.2に設定されることが好ましい。上記差が負の値に
なると高いヘッドスピードで打撃した場合、スピン量が
多く、飛距離が出にくく、一方0.3を超えるとショー
トアイアンでのスピン性能が低下する。
造について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
のゴルフボールの一例を模式的に示す断面図である。図
において1はゴルフボール、2はセンター、3は糸ゴム
層、4はカバーで5はディンプルを示す。糸ゴム層3
は、上記センター2の周囲に糸ゴムを延伸状態で巻付け
ることによって形成され、前記センター2とこの糸ゴム
層3とで糸巻きコアを構成している。カバー4は前記糸
ゴム層3の周囲を被覆しており、ディンプル5が必要に
応じまた所望とする特性に合わせて配列および個数が決
定される。
する。
整した。表1中に記載の各成分の配合量は重量部で示
す。センター用ゴム組成物をセンターの成形金型に充填
し、加圧下で加硫成形することによってセンターを作製
した。上記加硫は160℃で23分間加硫し、センター
の直径および変形量を表4に示す。表4のセンターの変
形量はセンターに98Nの荷重をかけた状態から、12
74Nの荷重をかけたときまでの変形量を測定したもの
である。
天然ゴム/低シスイソプレンゴムを重量部で40/60
でブレンドしたゴム組成物を加硫し、幅1.5mm、厚
み0.5mmの糸ゴムを巻付け、表4に示す直径および
変形量の糸巻きコアを作製した。
射出成形でそれぞれカバーのハーフシェルを成形し、そ
れを2枚用いて前記糸巻きコアを包み、ゴルフボール用
金型で150℃で2分間プレス成形して糸巻きコアをカ
バーで被覆し、その後冷却水を導入して20℃まで温度
を下げた。そしてカバー表面にペイントを塗装して外径
42.75mmのゴルフボールを製造した。
た。 (1) 飛行性能 <ドライバーによる打撃試験>ゴルフダボ社製のスイン
グロボットにメタルヘッド製ドライバー(住友ゴム工業
株式会社製XXIO W♯1 ロフト8度、Xシャフ
ト)を取付け、ヘッドスピードを50m/secに設定
してゴルフゴルフボールを打撃し、打出し直後の打出し
角、打出し直後のバックスピン量、トータル飛距離を測
定した。測定は各ゴルフボールで12回行なってその平
均を算出して各ゴルフボールの測定結果とした。 <サンドウエッジによる打撃試験>ゴルフダボ社製のス
イングロボットにサンドウェッジ(住友ゴム工業株式会
社製 DP−601/SW)を取付け、ヘッドスピード
を21m/secに設定して各ゴルフボールを打撃し、
打出し直後のバックスピン量を測定した。測定は各ゴル
フボールで12回行なって、その平均を算出してゴルフ
ボールの測定結果とした。
%と高いため、打出角が小さく、高ヘッドスピードでの
打撃の際、スピン量が多く飛距離が出ない。比較例2は
カバーのショアD硬度が46と低いため、充分な飛距離
が得られない。比較例3は変形量の差(A−B)が0.
3と小さいため、高い飛距離がでない。比較例4はカバ
ーのショアD硬度が65と高いため、ショートアイアン
でのスピン性能に劣る。本発明の実施例1〜4はいずれ
もサンドウエッジで打撃した場合、スピン量が多く、シ
ョートアイアンでのスピン性能に優れている。またドラ
イバーで高いヘッドスピードで打撃した場合、スピン量
は少ないため高い飛距離が得られる。
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
ゴルフボール体積中に占める糸ゴム層体積の割合を一定
範囲にするとともに、センターの荷重変形量と糸巻きコ
ア荷重変形量の差を所定範囲に規定したため、打球感お
よびショートアイアンでのスピン性能を維持し、かつ高
い飛距離を得ることができる。
カバー、5 ディンプル。
9)
として有機過酸化物、たとえばジークルミルパーオキサ
イド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−
t−ブチルパーオキサイドなどが用いられる。この有機
過酸化物の配合量は特に限定されないが、ゴム成分10
0重量部に対して0.5〜3重量部が好ましい。
た。 (1) 飛行性能 <ドライバーによる打撃試験>ゴルフラボラトリー社製
のスイングロボットにメタルヘッド製ドライバー(住友
ゴム工業株式会社製XXIO W♯1 ロフト8度、X
シャフト)を取付け、ヘッドスピードを50m/sec
に設定してゴルフゴルフボールを打撃し、打出し直後の
打出し角、打出し直後のバックスピン量、トータル飛距
離を測定した。測定は各ゴルフボールで12回行なって
その平均を算出して各ゴルフボールの測定結果とした。 <サンドウエッジによる打撃試験>ゴルフラボラトリー
社製のスイングロボットにサンドウェッジ(住友ゴム工
業株式会社製 DP−601/SW)を取付け、ヘッド
スピードを21m/secに設定して各ゴルフボールを
打撃し、打出し直後のバックスピン量を測定した。測定
は各ゴルフボールで12回行なって、その平均を算出し
てゴルフボールの測定結果とした。
Claims (3)
- 【請求項1】 センターに糸ゴムを巻付けて糸ゴム層を
形成し、更にその外側にカバーを被覆した糸巻きゴルフ
ボールにおいて、 該ゴルフボールの体積に占める前記糸ゴム層の体積の割
合が10〜20%であり、前記センターに98Nの負荷
をかけた状態から1274Nの負荷をかけたときまでの
変形量(mm)をAとし、 前記センターに糸ゴムを巻付けた糸巻きコアに98Nの
負荷をかけた状態から1274Nの負荷をかけたときま
での変形量(mm)をBとした場合、その差(A−B)
は0.5〜0.7であり、 前記カバーのショアD硬度が50〜60であることを特
徴とする糸巻きゴルフボール。 - 【請求項2】 カバー厚みが1.0〜2.0mmであ
り、センターに98Nの負荷をかけた状態から1274
Nの負荷をかけたときまでの変形量(mm)Aが3.3
〜3.9であることを特徴とする請求項1記載の糸巻き
ゴルフボール。 - 【請求項3】 前記センターに糸ゴムを巻付けた糸巻き
コアに98Nの負荷をかけた状態から1274Nの負荷
をかけたときまでの変形量(mm)Bは2.7〜3.4
mmである請求項1記載の糸巻きゴルフボール。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104751A JP2002291944A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 糸巻きゴルフボール |
AU29191/02A AU783442B2 (en) | 2001-04-03 | 2002-03-27 | Thread-wound golf ball |
US10/114,263 US6676539B2 (en) | 2001-04-03 | 2002-04-03 | Thread-wound golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001104751A JP2002291944A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 糸巻きゴルフボール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002291944A true JP2002291944A (ja) | 2002-10-08 |
Family
ID=18957565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001104751A Pending JP2002291944A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 糸巻きゴルフボール |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6676539B2 (ja) |
JP (1) | JP2002291944A (ja) |
AU (1) | AU783442B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345999A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-03 | Bridgestone Sports Co Ltd | マルチピースソリッドゴルフボール |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09220300A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
JPH09299509A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
JPH10108922A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH10201881A (ja) * | 1996-04-04 | 1998-08-04 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH10290850A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
JP2000217947A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-08-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 糸巻きゴルフボ―ル |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2886804B2 (ja) * | 1995-05-29 | 1999-04-26 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | 糸巻きゴルフボール |
JP2988872B2 (ja) * | 1996-04-02 | 1999-12-13 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | 糸巻きゴルフボール及びその製造方法 |
JPH09271539A (ja) | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH09271537A (ja) | 1996-04-04 | 1997-10-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
-
2001
- 2001-04-03 JP JP2001104751A patent/JP2002291944A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-27 AU AU29191/02A patent/AU783442B2/en not_active Ceased
- 2002-04-03 US US10/114,263 patent/US6676539B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09220300A (ja) * | 1996-02-16 | 1997-08-26 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
JPH10201881A (ja) * | 1996-04-04 | 1998-08-04 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH09299509A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
JPH10108922A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH10290850A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Bridgestone Sports Co Ltd | 糸巻きゴルフボール |
JP2000217947A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-08-08 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 糸巻きゴルフボ―ル |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002345999A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-03 | Bridgestone Sports Co Ltd | マルチピースソリッドゴルフボール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2919102A (en) | 2002-10-10 |
US20030036444A1 (en) | 2003-02-20 |
US6676539B2 (en) | 2004-01-13 |
AU783442B2 (en) | 2005-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4282177B2 (ja) | フォーピースソリッドゴルフボール | |
US6004226A (en) | Solid golf ball | |
JP4109778B2 (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2828924B2 (ja) | ソリッドゴルフボール | |
JPH10328326A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2001299961A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JPH0857084A (ja) | ゴルフボール | |
US5702312A (en) | Solid golf ball | |
JPH09262317A (ja) | スリーピースソリッドゴルフボール | |
JPH09308708A (ja) | ゴルフボール | |
JP2000084118A (ja) | スリ―ピ―スソリッドゴルフボ―ル | |
JPH10328325A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP4227260B2 (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2880688B2 (ja) | スリーピースソリッドゴルフボール | |
JP2003019227A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2003205052A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2000060999A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
US6723009B2 (en) | Three-piece solid golf ball | |
AU747157B2 (en) | Multi-piece solid golf ball and method of making the same | |
JPH1147311A (ja) | ソリッドゴルフボール | |
JP2954526B2 (ja) | ソリッドゴルフボール | |
AU714609B2 (en) | Golf ball | |
JP2004242850A (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
JP2002291944A (ja) | 糸巻きゴルフボール | |
JP2002065902A (ja) | 糸巻きゴルフボール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050520 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050622 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091020 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100525 |