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JP2002289515A - 製品の製造方法、露光装置の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

製品の製造方法、露光装置の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法

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Publication number
JP2002289515A
JP2002289515A JP2001395489A JP2001395489A JP2002289515A JP 2002289515 A JP2002289515 A JP 2002289515A JP 2001395489 A JP2001395489 A JP 2001395489A JP 2001395489 A JP2001395489 A JP 2001395489A JP 2002289515 A JP2002289515 A JP 2002289515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
main body
exposure apparatus
manufacturing
line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001395489A
Other languages
English (en)
Inventor
Takechika Nishi
健爾 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US10/026,909 priority patent/US6891603B2/en
Priority to SG200108070A priority patent/SG111926A1/en
Priority to EP01131026A priority patent/EP1220037A3/en
Priority to TW090132691A priority patent/TW546703B/zh
Priority to KR1020010086817A priority patent/KR20020055438A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の大型の調整治具を用いることなく、効
率的に露光装置を製造する。 【解決手段】 露光光源16からの露光光で、照明系I
L1,IL2を介してレチクルステージ系RSTに保持
されているレチクルR1を照明し、レチクルR1のパタ
ーンの像を投影光学系PLを介してウエハステージ系W
STに保持されているウエハW1上に投影する露光装置
の製造方法である。第1の製造ラインにおいて、フレー
ムキャスタ2、本体支持部3、及び本体コラム5等から
なる本体モジュールの組立を行い、この本体モジュール
に照明系及び投影光学系PLの搭載を行う。その後、別
の第2の製造ラインにおいて別の本体モジュールを用い
て組立調整されたステージモジュール(レチクルステー
ジ系RST及びウエハステージ系WST)を、その第1
の製造ラインの本体モジュールに搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュールを本体
に組み込む工程を有する製造ライン上での製品の製造方
法に関し、特に、例えば半導体素子、撮像素子(CCD
等)、液晶表示素子、プラズマディスプレイ素子、又は
薄膜磁気ヘッド等のデバイスを製造するためのリソグラ
フィ工程でマスクパターンを基板上に転写する際に使用
される露光装置の製造方法に関する。更に本発明は、そ
の製造方法を用いて製造される露光装置、及びその露光
装置を用いるデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造するためのフォトリ
ソグラフィ工程で、マスクとしてのレチクル(又はフォ
トマスク等)のパターンを基板としてのウエハ(又はガ
ラスプレート等)上に転写するために、一括露光型(ス
テッパー型)又は走査露光型(ステップ・アンド・スキ
ャン方式等)の露光装置が使用されている。これらの露
光装置においては、益々微細化し、高集積化する半導体
素子に対応するために、露光波長がKrFエキシマレー
ザの248nmからArFエキシマレーザの193nm
やF2 レーザの157nmのような真空紫外域にまで短
波長化している。最近では、更に広い視野で0.65を
超える程度の開口数が必要になって来ているために、投
影光学系がかなり大型化して来ている。なお、走査露光
型の露光装置においては、投影光学系の視野の最も広い
方向に直交する方向を走査方向とすることによって、投
影光学系の大型化を実用的な範囲に抑えて、必要な大き
さのショット領域への露光が可能となっている。
【0003】また、従来の露光装置は一般に、定盤上に
箱型のコラムを設置して、そのコラムの中央部にウエハ
ステージ系を設置した後、そのコラムに投影光学系、レ
チクルステージ系、及び照明光学系等の各機構部を順次
積み上げるようにして組み込むことによって製造されて
いた。そして、各機構部を組み込む際に必要に応じて相
互の位置関係等をチェックするための計測を行い、この
計測結果に基づいて位置関係の調整等を行っていた。こ
の場合、ウエハステージ系やレチクルステージ系は、そ
の定盤が設置されている場所とは別の位置に配置された
専用の調整用治具上で予め大まかな組み立てが行われて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の露光
装置は、各機構部を順次積み上げる積み上げ方式によっ
て製造されるとともに、ステージ系は専用の調整治具を
用いて予め組み立てが行われていた。これに関して、最
近の露光装置は、露光光源や投影光学系が大型化してい
るとともに、スループットを高めることも求められてい
るため、その投影光学系の稼働効率を高めるために、ウ
エハステージ系を2台の可動ステージを用いるダブル・
ステージ方式とすることが提案されている。この方式で
は、一方の可動ステージ上のウエハの露光中に他方の可
動ステージ上のウエハの交換やアライメントを行うこと
によって、スループットを高めることができる。同様
に、レチクルステージ側においても、例えば2枚のレチ
クルを交互に使用できるように、1台の可動ステージ上
に2枚のレチクルを保持できるダブル・ホルダ方式が採
用されつつある。なお、ダブル・ステージ方法は、例え
ば国際公開(WO)98/24115号、又は国際公開
(WO)98/40791号(対応する米国特許第6,
262,796号)などに開示され、ダブル・ホルダ方
法は、例えば特開平10−209089号公報(対応す
る米国特許第6,327,022号)などに開示されて
いる。
【0005】しかしながら、このようにウエハステージ
系やレチクルステージ系が大型化した状態で、従来のよ
うにステージ系を専用の調整治具を用いて組み立てるも
のとすると、その専用の調整治具が大型化してしまい、
露光装置の製造設備の設置面積が全体として広くなり過
ぎるという不都合がある。更に、露光装置の種々の機種
毎にそのような大型の専用の調整治具を用意するのは困
難でもあるとともに、仮にそのような専用の調整治具を
用意するものとすると、その作業のために露光装置の製
造効率が低下するという不都合もある。これに対して、
それらのステージ系を調整治具を用いることなくコラム
上で直接組み立てると照明系や投影系などの他の機構部
の調整や組み付け作業の妨げとなる。また、それらのス
テージ系は、露光装置に組み付ける前に単体として性能
評価する必要もある。このため、それらのステージ系
は、モジュールとして予め組み立てた上で、露光装置に
導入する必要があった。
【0006】また、最近の露光装置は、露光精度(転写
忠実度、重ね合わせ精度等)を向上するために、振動の
影響をできるだけ軽減できる構造を採用することが求め
られている。特に、走査露光型の露光装置においては、
露光中にレチクルとウエハとが投影光学系の倍率を速度
比として走査されるため、その加減速等に生じる振動を
低減する必要がある。しかしながら、定盤上に各機構部
を順次積み上げるような構造の露光装置では、ステージ
系で発生する振動が相互に伝わり易いとともに、その振
動が投影光学系にも伝わり易いという不都合がある。
【0007】そこで、露光装置については従来よりも振
動の影響を低減できる構造の開発が行われているが、こ
のような構造であっても、できるだけ高い製造効率で、
即ち全体として短時間に各露光装置を製造できることが
望ましい。本発明は斯かる点に鑑み、専用の大型の調整
治具を用いることなく、効率的に露光装置などの製品を
製造できる製造方法を提供することを第1の目的とす
る。
【0008】更に本発明は、振動の影響を低減できる構
造の露光装置を効率的に製造できる露光装置の製造方法
を提供することを第2の目的とする。更に本発明は、そ
のような製造方法で製造するのに適した構造の露光装
置、及びこの露光装置を用いた高精度なデバイスの製造
方法を提供することをも目的とする。本発明の更に別の
目的は、モジュールを製品本体に組み付ける工程を有す
る製造ラインにおける作業効率及び生産性を向上させる
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による製品の製造
方法は、本体と第1モジュールとを含む製品を製造する
製造方法であって、複数のラインで、それぞれ、第1モ
ジュール(91A、91B)を製造すること及び第1モ
ジュールを本体(90A,90B)に組み付けることを
含み、それらの複数のラインのシーケンスが時間的にず
れており、一のラインで製造されたその第1モジュール
(91A)が別のラインに移送されて別のライン上で本
体(90B)に組み付けられるものである。
【0010】本発明の製造方法によると、第1モジュー
ルをライン外で製造する場合に比べて、製造スペースや
第1モジュール製造のための治具が不要となる。また、
本発明の製造方法は、最終製品の組立完成までに、所定
のモジュールを本体に好適な時期に導入し、又は取り外
す必要がある製造ラインに好適である。たとえば、半導
体の製造装置などの特定製品の製造ラインにおいては、
所定のモジュールの本体への導入を、他のモジュールの
組立又は本体への組み付けが完成するまでに、遅延させ
なければならない場合や、所定モジュールを一旦本体に
組み込んだ後に、他のモジュールや部品を本体に組み付
けるために、或いはそれらの特性調整のために、所定モ
ジュールを本体から取り外す必要のある場合がある。本
発明では、各ラインのシーケンスが時間的にずれて実行
されるので、一のラインで第1モジュールを本体に組み
込むことが要求されるタイミングに、別のラインで組み
立てられた第1モジュールがその一のラインに搬送され
てくる。このために、そのタイミングまでに一のライン
で行われる他のモジュールの製造や調整のような作業を
妨害することがない。さらに、複数のラインのシーケン
スの時間的ずれを適当な関係に調整することにより、複
数のラインによる製品の量産効率を一層向上させること
ができる。
【0011】本発明において、複数のラインが、第1ラ
イン及び第2ラインを含み、第1及び第2ラインで、そ
れぞれ、第1モジュール(91A,91B)を製造する
こと、第2モジュール(IL1,IL2)を製造するこ
と、及び第1モジュールを本体(90A,90B)に組
み付けることが繰り返し行われ、第1ラインと第2ライ
ンのシークエンスが時間的にずれており、第2ラインて
製造された第1モジュール(91B)が第1ラインに移
送されて第1ライン上で本体(90A)に組み付けら
れ、第1ラインで製造された第1モジュール(91A)
が第2ラインに移送されて第2ライン上で本体(90
B)に組み付けられるようにしてもよい。
【0012】上記方法において、一例として、その製品
は露光装置であり、その本体は露光装置の本体フレーム
てあり、その第1モジュールはステージ系であり、その
第2モジュールは照明系である。そのステージ系は、一
例として転写パターンを有する物体を移動するステージ
と被露光物体を移動するステージとを含む。この場合、
或る製造ラインの本体フレームをその所定の機構部の調
整治具として使用しているため、別途大型の専用調整治
具を用意する必要がなくなり、効率的に露光装置を製造
できる。特に、そのステージ系が例えばダブル・ホルダ
方式、又はダブル・ステージ方式である場合には、その
ステージ系が大型化するため、本発明によって専用調整
治具を設ける必要がなくなると、製造設備等のコストを
大きく低減できる。
【0013】本明細書において、「製造ライン」とはコ
ンベア方式て部品、モジュール、アッセンブリなどを作
業サイトに対して移動させながら組立や組み付け作業を
行う作業エリアのみならず、一の区画又は複数の区画で
各部品の組み立てや他の部品や本体への組み付け作業を
手作業又は機械若しくはロボットを用いて行う作業エリ
アも含む概念である。例えば、露光装置の製造ラインと
は、露光装置の各本体フレームが設置され、そこで露光
装置の組立が行われるクリーンルーム内の一つの区画も
含む。
【0014】次に、本発明の第1の露光装置の製造方法
は、露光ビームで投影系(PL)を介して物体(W1)
を露光する露光装置の製造方法において、複数の製造ラ
インにおいて、それぞれ本体フレーム(90A,90
B)に各種機構部を装着して露光装置を組み上げるに際
して、一の製造ラインで組立調整が行われた所定の機構
部(91B)を、他の製造ラインで組立調整中の露光装
置の機構部として使用するものである。斯かる本発明に
よれば、或る製造ラインの本体フレームをその所定の機
構部の調整治具として使用しているため、別途大型の専
用調整治具を用意する必要がなくなり、効率的に露光装
置を製造できる。
【0015】この場合、その所定の機構部の一例は、そ
の物体の位置決めを行うステージ系である。次に、本発
明による第2の露光装置の製造方法は、露光ビームで第
1物体(R1)及び投影系(PL)を介して第2物体
(W1)を露光する露光装置の製造方法において、第1
製造ライン上でその露光装置の第1本体フレーム(90
A)を組み上げる第1工程(ステップ101)と、第2
製造ライン上でその露光装置の第2本体フレーム(90
B)を組み上げる第2工程(ステップ121)と、その
第1製造ラインにおいて、その第1本体フレームのその
第1物体の位置決め用のステージが載置される位置に第
1調整用ステージ(RSTA)を搭載して、その第1本
体フレームに搭載される照明系(IL1,IL2)の組
立調整を行う第3工程(ステップ102,103)と、
その第2製造ラインにおいて、その第2本体フレームを
用いてその第1物体及びその第2物体の位置決めを行う
ステージ系(91B)の組立調整を行う第4工程(ステ
ップ122〜124)と、その第1製造ラインにおい
て、その第1本体フレームからその第1調整用ステージ
を取り外すとともに、その第1本体フレームにその投影
系(PL)、及びその第2本体フレームから取り外され
たそのステージ系(91B)を搭載して第1露光装置を
組み上げる第5工程(ステップ105〜107)とを有
するものである。
【0016】斯かる本発明によれば、第2製造ラインで
第2本体フレーム(90B)を用いて組み立て調整され
たステージ系(91B)を第1製造ラインの第1本体フ
レーム(90A)に組み込んでいるため、そのステージ
系の調整のために大型の専用調整治具を設ける必要がな
い。この場合、その第5工程に続いて、その第2製造ラ
インにおいて、その第2本体フレーム(90B)を用い
て第2露光装置の組立調整を行うことが望ましい(ステ
ップ126〜129)。これによって、露光装置を連続
的に製造することができる。
【0017】また、その第5工程は、一例として、その
第1本体フレームにその投影系を搭載する第1副工程
(ステップ105)と、その第1本体フレームのその第
2物体の位置決め用のステージが載置される位置に第2
調整用ステージ(WSTA)を搭載して、その投影系の
調整を行う第2副工程(ステップ106)と、その第1
本体フレームからその第1及び第2調整用ステージを取
り外す第3副工程(ステップ107の前半部)と、その
第1本体フレームに、その第2本体フレームから取り外
されたそのステージ系を搭載する第4副工程(ステップ
107の後半部)とを有するものである。また、その第
2製造ラインにおいて、そのステージ系をその第2本体
フレームから取り外した後に、その第2製造ラインにお
いて、その第2本体フレームの第1物体の位置決め用の
ステージが載置される位置にその取り外された第1調整
用ステージを搭載して、その第2本体フレームに搭載さ
れる照明系の組立調整を行う工程をさらに含めるように
してもよい。さらに、その第2本体フレームの第2物体
の位置決め用のステージが載置される位置に、その取り
外された第2調整用ステージを搭載してその投影系の調
整を行う工程を含むようにしてもよい。
【0018】このように第1及び第2調整用ステージの
着脱を行う場合には、その露光装置の構造は、所定のベ
ース部材上に順次各機構部を積み上げる構造ではなく、
本体フレームの底部に第2物体用のステージを吊り下げ
るように支持し、本体フレームの上部に第1物体用のス
テージを支持するような構造であることが望ましい。こ
のような構造は、振動の影響を低減できる構造でもある
ため、本発明によって振動の影響を低減できる構造の露
光装置を効率的に製造することができる。
【0019】この場合、その第1調整用ステージは、一
例として2次元的に移動可能なピンホール(64a)
と、このピンホールを通過した露光ビームを光学的なフ
ーリエ変換面で検出する光電検出器(68)とを有する
ものであり、この調整用ステージを用いて、その照明系
のコヒーレンスファクタのばらつきを計測することがで
きる。
【0020】また、その露光装置が、その1物体とその
第2物体とを所定の走査方向に同期移動して露光を行う
走査露光型の露光装置である場合、その第1調整用ステ
ージは、一例としてその走査方向に交差する非走査方向
に移動可能なピンホール(64a)と、このピンホール
を通過した露光ビームを検出する光電検出器(68)と
を有するものであり、この調整用ステージを用いて、そ
の照明系の実質的に2次元的な照度むらを計測すること
ができる。
【0021】また、その第1調整用ステージは、他の例
としてその走査方向に交差する非走査方向に移動可能な
スリット(64b)と、このスリットを通過した露光ビ
ームを検出する光電検出器(71)とを有するものであ
り、この調整用ステージを用いて、その照明系の実質的
に2次元的な照度むらを計測することができる。また、
その第1本体フレームとその第1調整用ステージとの位
置関係に基づいて、その第2本体フレームに装着されて
いるそのステージ系の調整を行うことが望ましく、同様
にその第1本体フレームとその第2調整用ステージとの
位置関係に基づいて、その第2本体フレームに装着され
ているそのステージ系の調整を行うことが望ましい。
【0022】また、その照明系のその第1物体側の部分
照明系(IL2)は、その第1本体フレーム(90A)
に対してスライド可能に装着され、その第1本体フレー
ムに対するその第1調整用ステージの着脱時、及びその
ステージ系の装着時に、その部分照明系を待避させるこ
とが望ましい。これによって、調整用ステージの着脱や
そのステージ系の搭載が容易になる。
【0023】次に、本発明の第1の露光装置は、露光ビ
ームで第1物体(R1)及び投影系(PL)を介して第
2物体(W1)を露光する露光装置において、本体フレ
ーム(90A)と、この本体フレームに対してスライド
可能な部分照明系(IL2)を含み、その露光ビームで
その第1物体を照明する照明系(IL1,IL2)と、
その部分照明系がその本体フレームに対して待避してい
るときにその本体フレームに装着可能で、その第1物体
及び第2物体の位置決めを行うステージ系(RST,W
ST)とを有するものである。
【0024】斯かる露光装置は、その部分照明系を待避
させた状態で、そのステージ系の代わりに調整用ステー
ジを容易に搭載できるため、本発明の露光装置の製造方
法で製造することができる。また、そのステージ系は、
その第1物体及び第2物体の位置決めをそれぞれ行う第
1ステージ(RST)及び第2ステージ(WST)を備
え、その第2ステージは、その本体フレームに対して吊
り下げられるように支持され、その第1ステージは、そ
の本体フレームに対して防振部材(5、又は7)を介し
て支持されることが望ましい。
【0025】また、その本体フレームは、一例としてベ
ース部材(3)と、このベース部材に対して防振部材
(4)を介して載置される第1部材(5)と、この第1
部材に対して防振部材(6)を介して載置される第2部
材(13,14,25)とを有し、その照明系のその部
分照明系は、その第2部材の上部に支持され、その投影
系は、その第2部材の底部に支持されるものである。
【0026】また、そのそのステージ系は、その第1物
体及び第2物体の位置決めをそれぞれ行う第1ステージ
及び第2ステージを備え、その第1ステージ(RST)
は、一例としてその第1部材に対して防振部材(7)を
介して載置されるものである。また、その第1ステージ
は、別の例として、その第2部材に対してその部分照明
系と並列に載置されるものである。
【0027】次に、本発明の第2の露光装置は、露光ビ
ームで第1物体(R1)及び投影系(PL)を介して第
2物体(W1)を照明する露光装置において、ベース部
材(3)と、このベース部材に対して第1防振部材(2
2)を介して載置される第1部材(5)とを備える本体
フレームと、その第1部材に対して第2防振部材(6)
を介して載置されてその投影系を保持する第2部材(1
3,14,25)と、その第1部材に支持されてその第
1物体の位置決めを行う第1ステージ(RST)と、そ
の第1部材に対して吊り下げられるように支持されてそ
の第2物体の位置決めを行う第2ステージ(WST)と
を有し、その第1ステージ及びその第2ステージはそれ
ぞれその第1部材に対して着脱可能に支持されるもので
ある。
【0028】斯かる露光装置は、その第2ステージが吊
り下げられるように支持され、それと上下方向にほぼ対
称にその第1ステージが支持されるため、相互に振動の
影響が伝わりにくくなり、振動の影響を低減することが
できる。また、それらのステージは着脱が容易であり、
それらのステージの代わりに調整用ステージを容易に搭
載できるため、本発明の露光装置の製造方法で製造する
ことができる。この場合にも、その第1ステージ又はそ
の第2ステージが、ダブル・ホルダ方式又はダブル・ス
テージ方式のステージであるときには、大型の専用調整
治具を省略できる効果は極めて大きい。
【0029】この場合、その第1ステージは、一例とし
てその第1部材に対して第3の防振部材(7)を介して
支持されるものである。これによって、第1ステージと
第2ステージとの間での相互の振動の影響が更に低減さ
れる。また、その第1ステージは、別の例としてその第
2部材に対してその投影系と並列に支持されるものであ
る。この構成でも、第2部材と第1部材との間には防振
部材があるため、第1ステージと第2ステージとの間で
の相互の振動の影響が更に低減される。
【0030】また、その第2部材に、その第2ステージ
及びその第2物体の少なくとも一方の位置を検出するた
めのセンサ(24A)が設けられることが望ましい。こ
のセンサの検出情報を用いて、その第2ステージの位置
の調整を行うことができる。また、本発明のデバイス製
造方法は、本発明の何れかの露光装置を用いて、デバイ
スパターンをワークピース(W1)上に転写する工程を
含むものである。本発明のデバイス製造方法によって、
高機能のデバイスを高精度に又は低い製造コストで製造
することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図1〜図9を参照して説明する。本例はステップ
・アンド・スキャン方式よりなる走査露光方式の投影露
光装置を製造する場合に本発明を適用したものである。
図1は、本例の投影露光装置を示し、この図1におい
て、一例として本例の投影露光装置は半導体デバイス製
造工場の床1上のクリーンルーム内に設置されている。
先ず、その投影露光装置の露光光源16として、本例で
はKrF(波長248nm)、又はArF(波長193
nm)等のエキシマレーザ光源が使用されているが、そ
れ以外に、F2 レーザ光源(波長157nm)、Kr2
レーザ光源(波長146nm)、YAGレーザの高調波
発生装置、半導体レーザの高調波発生装置、又は水銀ラ
ンプ等が使用できる。
【0032】露光時に露光光源16から射出された露光
ビームとしての露光光ILは、第1サブチャンバ17内
の第1照明系IL1に入射する。第1照明系IL1は、
ビームマッチングユニット(BMU)、ビーム整形光学
系、照度分布均一化用のオプティカル・インテグレータ
(ユニフォマイザ、又はホモジナイザ)、光量モニタ、
可変開口絞り、及びリレーレンズ系等より構成されてい
る。第1照明系IL1の射出面は、被照明体としてのレ
チクルのパターン面(レチクル面)とほぼ共役であり、
この射出面に可動視野絞り19が配置され、可動視野絞
り19の入射側の近傍の面(レチクル面との共役面から
デフォーカスした面)に、照明領域での照度分布を補正
するための照度分布補正フィルタ18が配置されてい
る。
【0033】前者の可動視野絞り19は、被露光基板と
してのウエハの各ショット領域への走査露光の開始時及
び終了時に、本来の回路パターン以外のパターンが露光
されないように視野を開閉する役割を果たす。更に、可
動視野絞り19は、走査露光に先立ち、転写対象の回路
パターンの非走査方向に関する大きさに応じて、その視
野の非走査方向の幅を変更できるようにも構成されてい
る。このように視野の開閉時に振動を発生する恐れのあ
る可動視野絞り19が配置された第1照明系IL1は、
露光本体部とは別体として支持されているため、露光本
体部での露光精度(重ね合わせ精度、転写忠実度等)が
向上する。
【0034】可動視野絞り19を通過した露光光IL
は、露光本体部の所定のコラムに取り付けられた第2サ
ブチャンバ15内の第2照明系IL2に入射する。な
お、後述のように第2照明系IL2の射出側の一部の部
材は、第2サブチャンバ15の外部に設置されている。
第2照明系IL2は、リレーレンズ系、光路折り曲げ用
のミラー、コンデンサレンズ系、及び固定視野絞り21
を含み、この第2照明系IL2を通過した露光光IL
は、マスクとしてのレチクルR1(又はR2)のパター
ン面(レチクル面)の照明領域を照明する。本例の固定
視野絞り21は、レチクルR1,R2のアライメントを
行うためのレチクルアライメント顕微鏡が配置されてい
るレチクルアライメント部20の底面に固定されてい
る。即ち、固定視野絞り21は、レチクルR1,R2に
近接した上面、即ちレチクル面から所定量だけデフォー
カスした面に配置されている。固定視野絞り21には、
レチクル面での照明領域を走査方向に直交する非走査方
向に細長いスリット状の領域に規定するための開口が形
成されている。なお、固定視野絞り21を、レチクル面
との共役面の近傍、例えば可動視野絞り19の設置面の
近傍に配置してもよい。また、本例では第1照明系IL
1と第2照明系IL2とで照明系(照明光学系)が構成
される。
【0035】露光光ILのもとで、レチクルR1(又は
R2)の照明領域内のパターンの像は、露光用の投影系
としての投影光学系PLを介して投影倍率β(βは、1
/4倍又は1/5倍等)で、感光基板(被露光基板)と
してのフォトレジストが塗布されたウエハ(wafer)W1
(又はW2)上のスリット状の露光領域に投影される。
この状態でレチクルR1及びウエハW1を投影倍率βを
速度比として所定の走査方向に同期移動することで、ウ
エハW1上の一つのショット領域にレチクルR1のパタ
ーン像が転写される。レチクルR1,R2が本発明の第
1物体に対応し、ウエハW1,W2が本発明の第2物体
に対応しており、ウエハW1,W2は例えば半導体(シ
リコン等)又はSOI(silicon on insulator)等の円板
状の基板である。
【0036】投影光学系PLの構成については後述する
が、以下では、投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸
を取り、Z軸に垂直な平面(本例ではほぼ水平面に合致
している)内で走査露光時のレチクルR1及びウエハW
1の走査方向SDに直交する非走査方向(即ち、図1の
紙面に垂直な方向)に沿ってX軸を取り、その走査方向
SD(即ち、図1の紙面に平行な方向)に沿ってY軸を
取って説明する。
【0037】先ず、本例のレチクルR1,R2を支持す
るステージ系、投影光学系PL、及びウエハW1,W2
を支持するステージ系を含む露光本体部の全体の構成に
つき説明する。即ち、床1上にほぼ長方形の平板状のフ
レームキャスタ2が設置され、フレームキャスタ2の+
Y方向の端部に第1の照明系支持部22を介して、第1
照明系IL1が収納された第1サブチャンバ17が固定
されている。また、フレームキャスタ2の上面周辺部の
ほぼ正三角形の頂点に対応する3箇所にそれぞれ円柱状
の本体支持部3が設置され、3個の本体支持部3の上面
に能動型防振台4を介して本体コラム5が設置され、本
体コラム5に電気式の水準器、又は光学式の傾斜角検出
器等の変位センサ(不図示)が設置されている。能動型
防振台4はそれぞれエアーダンパ又は油圧式のダンパ等
の大重量に耐える機械式のダンパと、ボイスコイルモー
タ等の電磁式のアクチュエータよりなる電磁式のダンパ
とを含み、一例としてその変位センサで検出される本体
コラム5の下端部のサブコラム5aの上面の水平面に対
する傾斜角が許容範囲内に収まるように、3個の能動型
防振台4中の電磁式のダンパが駆動され、必要に応じて
機械式のダンパの空気圧又は油圧等が制御される。この
場合、機械的なダンパによって、床からの高い周波数の
振動は露光本体部に伝わる前に減衰され、残存している
低い周波数の振動は電磁的なダンパによって減衰され
る。
【0038】本体コラム5の上面に、後述のレチクルス
テージ系RSTを覆うための気密室としてのレチクル室
8が設置され、このレチクル室8の内側に、レチクルス
テージ系RSTの微動ステージ32を走査方向に一定速
度で駆動すると共に、同期誤差を補正するようにも駆動
するための矩形の枠状のレチクル駆動機構9が設置され
ている。
【0039】また、本体コラム5の中間の高さの位置に
サブコラム5bが突き出ており、サブコラム5bの上面
にほぼ正三角形の頂点に位置する3個の能動型防振台7
を介してレチクル支持部RSが設置され、レチクル支持
部RSの上面にベース部材としてのレチクルベース31
が固定され、レチクルベース31の中央部には露光光I
Lを通過させるための開口が形成されている。レチクル
ベース31の上面は平面度の極めて良好なガイド面に加
工され、このガイド面にレチクル側の可動ステージとし
ての微動ステージ32が、エアーベアリングを介して円
滑に2次元的に摺動自在に載置され、微動ステージ32
上に2枚のレチクルR1及びR2が真空吸着等によって
保持されている。微動ステージ32上でレチクルR1,
R2は走査方向に隣接するようにダブルホルダ方式で保
持されており、例えば二重露光などが効率的に実行でき
るように構成されている。更に、レチクルベース31の
+Y方向の端部にレチクルアライメント部20の支持部
が固定され、上述のようにレチクルアライメント部20
にレチクルアライメント顕微鏡、及び固定視野絞り21
が取り付けられている。
【0040】能動型防振台7は、能動型防振台4と同じ
構成であり(但し、耐加重性は能動型防振台4よりも低
く設定されている)、レチクルベース31のガイド面の
端部に電気式の水準器、又は光学式の傾斜角検出器等の
変位センサ(不図示)が設置されている。一例としてそ
の変位センサで検出されるそのガイド面の水平面に対す
る傾斜角(2軸の回り、即ちX軸及びY軸の回りの傾斜
角)が許容範囲内に収まるように、3個の能動型防振台
7の動作が制御される。
【0041】本例の微動ステージ32の周囲を囲むよう
に、上記のレチクル駆動機構9が配置されており、レチ
クル駆動機構9は、+Y方向、及び−Y方向に交互に一
定速度で駆動される粗動ステージと、この粗動ステージ
に対して微動ステージ32を所定の狭い範囲内でX方
向、Y方向、及び回転方向に微小量駆動するアクチュエ
ータとを備えている。また、微動ステージ32の2次元
的な位置及び回転角、並びにその粗動ステージのY方向
の位置はそれぞれ不図示のレーザ干渉計によって高精度
に計測され、この計測結果に基づいて微動ステージ32
の位置及び速度が制御される。
【0042】本例では、レチクルベース31、微動ステ
ージ32、レチクル駆動機構9、及び不図示のレーザ干
渉計等からレチクルステージ系RSTが構成されてい
る。レチクルステージ系RSTのより詳細な構成は、例
えば特開平10−209039号公報(対応する米国特
許第6,327,022号)などに開示されている。本
例のレチクルステージ系RSTはダブルホルダ方式であ
るが、そのレチクルステージ系RSTを2枚のレチクル
を互いに独立の可動ステージ(シングルホルダ方式)上
に載置するダブル・レチクルステージ方式としてもよ
く、更には1枚のレチクルを用いるシングルホルダ方式
のシングルステージとしてもよい。
【0043】また、本体コラム5の下端部のサブコラム
5aの上面に、ほぼ正三角形の頂点に位置する3個の能
動型防振台6を介して中央部にU字型の開口が形成され
た投影系コラム13が支持され、投影系コラム13のそ
の開口にリング状のサブコラム25を介して、中央部に
フランジ部を持つ投影光学系PLが設置されている。能
動型防振台6は、能動型防振台4と同じ構成であり(但
し、耐加重性は能動型防振台4よりも低く設定されてい
る)、投影系コラム13の上面に電気式の水準器、又は
光学式の傾斜角検出器等の変位センサ(不図示)が設置
されている。一例としてその変位センサで検出されるそ
の投影系コラム13の上面の水平面に対する傾斜角(2
軸の回り、即ちX軸及びY軸の回りの傾斜角)が許容範
囲内に収まるように、3個の能動型防振台6の動作が制
御される。
【0044】また、投影系コラム13のサブチャンバ1
7側の上面に円柱状の第2の照明系支持部14が固定さ
れ、この照明系支持部14の上端に第2サブチャンバ1
5(第2照明系IL2が収納されている)が支持されて
いる。このように本例では、共通の能動型防振台6の上
に第2照明系IL2及び投影光学系PLが支持されてい
るため、投影光学系PLの結像特性が安定に維持され
る。
【0045】更に、投影系コラム13の底面に2本のサ
ブコラム33を介して、中央に投影光学系PLを通すた
めの開口が形成された平板状のセンサーコラム34が吊
り下げるように支持され、このセンサーコラム34にオ
フ・アクシス方式でFIA(Field Image Alignment)方
式よりなる結像方式のアライメントセンサ35Aが固定
されている。アライメントセンサ35Aと共に、投影光
学系PLをX方向に挟むように別のアライメントセンサ
35B(図2参照)が配置されている。また、センサー
コラム34には、ウエハステージからの所定の光束を検
出する受光部24Aが設けられ、この受光部24Aによ
って投影光学系PLにたいするウエハステージの位置を
計測できるように構成されている。更に、センサーコラ
ム34には、露光対象のウエハの表面の投影光学系PL
の像面に対するデフォーカス量を計測するためのオート
フォーカスセンサ(不図示)も設置されている。
【0046】次に、本例のウエハステージ系につき詳細
に説明する。先ず、本体コラム5の下端部のサブコラム
5aの底面に、Y方向に対向するように配置された2箇
所のウエハステージ吊り下げ部36A,36Bを介し
て、小型定盤よりなるベース部材としてのウエハベース
38が吊り下げられて支持されている。ウエハベース3
8の上面は平面度の極めて良好なガイド面に加工され、
このガイド面に第1のウエハステージ41Aが、エアー
ベアリングを介して円滑に、かつY軸スライダ42A、
及びX軸リニアガイド39,40に沿って2次元的に摺
動自在に載置され、ウエハステージ41A上にウエハホ
ルダ43Aを介して第1のウエハW1が真空吸着等によ
って保持されている。
【0047】ウエハステージ41Aは、例えばリニアモ
ータ方式でY方向に連続移動すると共に、X方向及びY
方向にステップ移動する。更に、ウエハステージ41A
の内部にはウエハW1をX方向、Y方向、及びZ軸の回
りの回転方向の3自由度で微小駆動すると共に、レベリ
ング及びフォーカシングを行うためにウエハW1をZ方
向の変位、及び2軸の回り(即ち、X軸及びY軸の回
り)の傾斜角の3自由度で駆動するための試料台が組み
込まれている。
【0048】本例では、ウエハベース38上に第1のウ
エハステージ41Aと共に第2のウエハステージ41B
がエアーベアリングを介して移動自在に載置され、ウエ
ハステージ41B上にウエハホルダ43Bを介して第2
のウエハW2が載置されている。第2のウエハステージ
41Bも例えばリニアモータ方式で、ウエハステージ4
1Aと機械的に干渉しないように2次元的に駆動され
る。ウエハベース38、ウエハステージ41A,41
B、ウエハホルダ43A,43B、及びこれらの駆動機
構より本例のダブル・ウエハステージ方式(又はツイン
ステージ方式)のウエハステージ系WSTが構成されて
いる。この構成では、例えば第1のウエハステージ41
A側でウエハW1に対する走査露光中に、第2のウエハ
ステージ41B側でウエハW2の交換及びアライメント
を行うことができるため、高いスループットが得られ
る。
【0049】ウエハステージ41A,41Bの2次元的
な位置、及びヨーイング量、ピッチング量、ローリング
量は不図示のレーザ干渉計によって高精度に計測され、
露光中のウエハW1,W2のフォーカス位置(投影光学
系PLの光軸方向の位置)及び傾斜角は不図示のオート
フォーカスセンサによって計測されており、これらの計
測値に基づいてウエハステージ41A,41Bの位置、
及びウエハW1,W2のフォーカス位置や傾斜角等が制
御されている。
【0050】また、図1において、ウエハステージ吊り
下げ部36Bを介してウエハステージ系WSTの上方
に、ウエハW1,W2のプリアライメントを行うための
プリアライメント機構37が配置されている。更に、露
光本体部に対して−Y方向に近接してウエハローダ系1
0が配置され、この上にレチクルローダ系11が設置さ
れ、レチクルローダ系11とレチクルステージ系RST
との間に、レチクル交換部12が配置されている。
【0051】次に、本例のダブル・ウエハステージ方式
のウエハステージ系WSTの構成につき図2を参照して
詳細に説明する。図2は、図1のウエハステージ系WS
Tを示す平面図であり、図2に示すように、本例では投
影光学系PLをX方向(非走査方向)に挟むようにウエ
ハアライメント用の1対のアライメントセンサ35A及
び35Bが配置されている。そして、本例のウエハステ
ージ系WSTの2つのウエハステージ41A,41Bを
走査露光時の走査方向SD(Y方向)に挟むように、X
軸に平行に1対のX軸リニアガイド39,40が固定さ
れている。X軸リニアガイド39及び40に対してそれ
ぞれエアーパッドを介してX方向に摺動自在に第1の1
対のX軸スライダ44A及び45Aが載置され、X軸ス
ライダ44A,45Aにそれぞれエアーパッドを介して
Y方向に摺動自在に、Y方向に伸びた第1のY軸スライ
ダ42Aが配置され、Y軸スライダ42Aに対してエア
ーパッドを介してY方向に摺動自在に第1のウエハステ
ージ41Aが配置されている。
【0052】また、X軸リニアガイド39,40に対し
てそれぞれX軸スライダ44A及び45AをX方向に相
対駆動するためのX軸リニアモータ(不図示)と、Y軸
スライダ42Aに対してウエハステージ41AをY方向
に相対駆動するためのY軸リニアモータ(不図示)とが
設置されている。本例では、Y軸スライダ42Aは、X
軸スライダ44A,45Aに対してY方向に移動できる
ように支持されており、Y軸スライダ42Aに対するウ
エハステージ41AのY方向(走査方向)への駆動は運
動量保存則を満たすように行われる。これによって、走
査露光中に振動が少なくなり、露光精度が向上する。こ
の際に、ウエハステージ41AのXY平面内での位置、
及び回転角を計測するために、ウエハステージ41Aの
−X方向側の側面及び+Y方向側の側面にそれぞれX軸
の移動鏡49XA及びY軸の移動鏡49YAが配置され
ている。
【0053】更に、1対のX軸スライダ44A,45A
と並列に、X軸リニアガイド39及び40に対してそれ
ぞれエアーパッドを介してX方向に摺動自在に第2の1
対のX軸スライダ44B及び45Bも載置され、X軸ス
ライダ44B,45Bにそれぞれエアーパッドを介して
Y方向に摺動自在に、第2のY軸スライダ42Bが配置
され、Y軸スライダ42Bに対してエアーパッドを介し
てY方向に相対移動できるように第2のウエハステージ
41Bが配置されている。このウエハステージ41Bに
関しても、X軸リニアガイド39,40に対してX軸ス
ライダ44B,45BをX方向に相対駆動するためのX
軸リニアモータ(不図示)と、Y軸スライダ42Bに対
してウエハステージ41BをY方向に相対駆動するため
のY軸リニアモータ(不図示)とが設置されている。
【0054】本例のダブル・ウエハステージ(ツインス
テージ)構成では、第1のウエハステージ41A及び第
2のウエハステージ41Bはそれぞれ投影光学系PLの
露光領域の他に、ウエハベース38上のほぼ−X方向側
の半面、及び+X方向側の半面を主な移動可能領域とし
ており、一方のウエハステージの露光中に他方のウエハ
ステージではウエハ交換やウエハアライメントが実行さ
れる。また、投影光学系PLに対して−X方向側のアラ
イメントセンサ35Aは、第1のウエハステージ41A
上のウエハW1のアライメントを行う場合に使用され、
+X方向側のアライメントセンサ35Bは、第2のウエ
ハステージ41B上のウエハW2のアライメントを行う
場合に使用される。
【0055】そのアライメントセンサ35Aのベースラ
イン量(検出中心との露光中心との間隔)の計測を行う
ために、第1のウエハステージ41Aの上面の右上の端
部に、所定の基準マークが形成された基準マーク部材4
6Aが固定されている。基準マーク部材46Aには、図
1のレチクルアライメント部20に設置されているレチ
クルアライメント顕微鏡を用いてレチクルR1,R2の
アライメントを行う際に使用される基準マークも形成さ
れている。一方、第2のウエハステージ41Bにおいて
は、+X方向側の端部及び+Y方向側の端部にそれぞれ
X軸の移動鏡49XB及びY軸の移動鏡49YBが固定
されており、ウエハステージ41Bの左上の端部にアラ
イメントセンサ35Bのベースライン・チェック用、及
びレチクルアライメント用の基準マーク部材46Bが固
定されている。即ち、それら2つのウエハステージ41
A,41BはY軸に平行な軸に関してほぼ対称に構成さ
れている。なお、ウエハステージ41A,41Bの端面
を鏡面加工して反射面とし、移動鏡49XA,49Y
A,49XB,49YBの代わりに用いてもよい。
【0056】また、図2において、X軸リニアガイド3
9の手前(−Y方向側)において、−X方向側に第1の
ウエハステージ41A用のウエハローダ系(不図示)が
配置され、+X方向側に第2のウエハステージ41B用
のウエハローダ系(不図示)が配置されている。更に、
ウエハステージ41A,41B上には、それぞれ発光部
23A及び23Bが設置されている。発光部23Aは、
図1の受光部24Aに対してウエハステージ41Aの位
置を示す光束を発生し、発光部23Bは対応する受光部
に対してウエハステージ41Bの位置を示す光束を発生
する。
【0057】次に、本例のウエハステージ系WSTの計
測システムの一例につき説明する。図2において、投影
光学系PLの光軸AX(露光中心)と、第1のアライメ
ントセンサ35Aの光軸(検出中心)と、第2のアライ
メントセンサ35Bの光軸(検出中心)とはX軸に平行
な直線上に配列されている。そして、光軸AXを通りX
軸に平行な軸を対称軸とする2つの計測ビームが−X方
向のレーザ干渉計50XAから第1のウエハステージ4
1AのX軸の移動鏡49AXに照射されている。その計
測ビームと光軸AXに関して対称に、2つの計測ビーム
が+X方向のレーザ干渉計50XBから第2のウエハス
テージ41BのX軸の移動鏡49XBに照射されてい
る。それら2つの計測ビームの他に、実際にはZ方向に
離れた計測ビームも移動鏡49XA,49XBに照射さ
れており、レーザ干渉計50XA,50XBはそれぞれ
ウエハステージ41A,41BのX方向の位置、Z軸の
回りの回転角(ヨーイング量)、及びY軸の回りの回転
角(ローリング量)を計測する。なお、レーザ干渉計5
0XA,50XBの各計測値は、投影光学系PLを用い
た露光時、及びアライメントセンサ35A又は35Bの
使用時の両方で用いられる。
【0058】また、光軸AXを通りY軸に平行な対称軸
を持つ2つの計測ビームがレーザ干渉計50YAから照
射されている。その計測ビームの他にZ方向に離れた計
測ビームも含まれており、それらの計測ビームは、ウエ
ハステージ41AのY軸の移動鏡49YA、又はウエハ
ステージ41BのY軸の移動鏡40YBの何れかに照射
され、レーザ干渉計50YAによって走査露光中のウエ
ハステージ41A(又は41B)のY方向の位置、Z軸
の回りの回転角(ヨーイング量)、及びX軸の回りの回
転角(ピッチング量)が計測される。また、アライメン
トセンサ35A,35Bのそれぞれの検出中心を通りY
軸に平行な計測ビームを有するレーザ干渉計50YB,
50YCも設けられている。本例の場合、投影光学系P
Lを用いた露光時のウエハステージ41A,41BのY
方向の位置計測には、中央のレーザ干渉計50YAの計
測値が用いられ、アライメントセンサ35A、又は35
Bの使用時のウエハステージ41A、又は41BのY方
向の位置計測には、それぞれレーザ干渉計50YB、又
は50YCの計測値が用いられる。レーザ干渉計50X
A,50XB及び50YA〜50YCの計測値の分解能
は、一例として0.6〜5nm(0.0006〜0.0
05μm)程度である。
【0059】これらのウエハステージ系WST用のレー
ザ干渉計50XA,50XB,50YA〜50YCは、
図1のセンサーコラム34に固定されている。また、例
えばアライメント動作から露光動作に移行する途中、又
はウエハ交換動作からアライメント動作に移行する途中
などで、レーザ干渉計50XA,50YA等からの計測
ビームがウエハステージ41A,41Bの移動鏡49X
A等から外れて、ウエハステージ41A,41Bの位置
計測ができなくなる恐れがある。このような場合に備え
て、X軸リニアガイド40及びY軸スライダ42A,4
2Bにはそれぞれ光学式、磁気式、又は静電容量式等の
リニアエンコーダのスケール51及び53A,53Bが
固定され、これらを読み取るために、X軸スライダ45
A,45B及びウエハステージ41A,41Bにはそれ
ぞれX軸の検出器52XA,52XB及びY軸の検出器
52YA,52YBが取り付けられている。これらのリ
ニアエンコーダの検出器52XA,52XB及び52Y
A,52YBによってウエハステージ41A,41Bの
全ストローク内で、ウエハステージ41A,41BのX
座標及びY座標が例えば1μm程度の分解能で大まかに
計測されている。
【0060】これに関して、例えば図2のウエハステー
ジ41Aにおいて、アライメントが終了してから露光動
作に移行するときには、Y軸のレーザ干渉計50YBが
レーザ干渉計50YAに切り換えられる。この際にY座
標をレーザ干渉計50YBからレーザ干渉計50YAに
実質的に高精度に受け渡すには、一例としてウエハステ
ージ41AのY軸の移動鏡49YAに2軸のレーザ干渉
計50YA,50YBからの計測ビームが同時に照射さ
れる状態で、レーザ干渉計50XAによって計測される
ウエハステージ41Aのヨーイング量を所定値に設定し
てから、レーザ干渉計50YBの計測値をレーザ干渉計
50YAの計測値にプリセットすればよい。
【0061】また、別の方法として、例えば移動鏡49
YAのX方向の長さが、レーザ干渉計50YB,50Y
Aの計測ビームの間隔よりも狭いようなときには、アラ
イメント時にはウエハステージ41Aの基準マーク部材
46Aを用いてアライメントセンサ35Aの検出中心を
基準としてY座標の原点を設定し、露光時にはその基準
マーク部材46A及びレチクルアライメント顕微鏡を用
いて露光中心を基準としてY座標の原点を設定するよう
にしてもよい。この方法において、移動鏡49YAにレ
ーザ干渉計50YB,50YAからの計測ビームが照射
されない区間では、上記のY軸のリニアエンコーダの検
出器52YAの計測値に基づいてウエハステージ41A
を駆動すればよい。
【0062】上記のように本例のウエハステージ系WS
Tの計測システムは、X軸のレーザ干渉計50XA,5
0XB、Y軸のレーザ干渉計50YA〜50YC、X軸
のリニアエンコーダ(51,52XA,52XB)、及
びY軸のリニアエンコーダ(53A,53B,52Y
A,52YB)を含んで構成されている。同様に、図1
のレチクルステージ系RSTの計測システムは、レチク
ルステージ32(微動ステージ)のXY平面内の2次元
的な位置を計測するレーザ干渉計(不図示)、及びレチ
クル駆動機構9内の粗動ステージのY方向の位置を計測
するレーザ干渉計(不図示)を含んで構成されており、
これらのレーザ干渉計は、レチクルベース31上に固定
されている。
【0063】また、本例の投影露光装置の露光光ILが
ArFエキシマレーザ(波長193nm)又はF2 レー
ザ(波長157nm)のような実質的に真空紫外域の光
である場合には、通常の空気では吸収率が高くなるた
め、露光光源16からウエハステージ41A,14Bま
での露光光ILの光路には、真空紫外光を透過する窒
素、及び希ガス(ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプ
トン、キセノン、ラドン)等からなる気体群から選択さ
れた1種類、又は複数種類のパージガスを供給する必要
がある。そのために、サブチャンバ17,15、レチク
ルステージ系RSTを囲む空間(レチクル室8)、投影
光学系PLの内部、及びウエハステージ系WSTを囲む
空間はそれぞれ気密化されて、その内部の気体がパージ
ガスで置換される。
【0064】次に、本例の投影露光装置の製造方法の一
例につき図3〜図9を参照して説明する。本例では、投
影露光装置を本体モジュール(本体フレーム)、照明系
(照明モジュール)、投影光学系PL(レンズモジュー
ル)、ステージモジュール、及びローダモジュールに分
けて、基本的にモジュール別に組立調整を行い、所定段
階で複数のモジュールの連結を行うことによって、1台
の投影露光装置を製造する。この製造は温度管理のなさ
れたクリーンルーム内で行われる。
【0065】先ず、各モジュールの構成につき説明す
る。図3は、本体モジュール及び照明モジュールを示
し、この図3において、実線で表されている本体フレー
ムとしての本体モジュール90Aは、フレームキャスタ
2、本体支持部3、能動型防振台4,6,7、本体コラ
ム5、投影系コラム13、サブコラム25、照明系支持
部14、レチクル支持部RS、サブコラム33、及び一
方のウエハステージ吊り下げ部36Aより構成されてい
る。一方、本例の照明モジュールは、露光光源16、サ
ブチャンバ17に格納された第1照明系IL1、及びサ
ブチャンバ15に格納された部分照明系としての第2照
明系IL2より構成されている。このとき、サブチャン
バ17(第1照明系IL1)は、フレームキャスタ2上
に固定された照明系支持部22に固定され、サブチャン
バ15(第2照明系IL2)は、投影系コラム13上に
固定された照明系支持部14の上端部に固定されてい
る。
【0066】また、サブチャンバ15の内部にはY方向
(走査方向)に平行にガイド軸15aが設けてあり、照
明系支持部14に対してガイド軸15a及びサブチャン
バ15(第2照明系IL2)をY方向にシフトできるよ
うに構成されている。ガイド軸15aは、例えば、照明
系支持部14に対してスライド移動可能に照明系支持部
14に係合されたボールねじやアクチュエータから構成
し得る。更に、そのサブチャンバ15を露光時の位置に
固定した状態で、例えばリミットスイッチを設けること
によって、そのサブチャンバ15をその露光時の位置に
例えば0.1mm程度の再現性で繰り返し位置決めでき
るように構成されている。本例によれば、例えばレチク
ルステージ系等を本体モジュール90Aに装着する際に
は、照明系支持部14に対して2点鎖線で示す位置P1
までサブチャンバ15(第2照明系IL2)を待避させ
ることによって、レチクルステージ系等の着脱作業を容
易に行うことができる。そして、その着脱作業の終了後
には、照明系支持部14に対してサブチャンバ15を上
記のリミットスイッチの位置までスライドさせるだけ
で、サブチャンバ15(第2照明系IL2)を迅速に露
光時の位置に復帰させることができる。
【0067】図4(B)は本例の投影光学系PL(レン
ズモジュール)を示し、この図4(B)において、投影
光学系PLは、複数(本例では7個)の分割鏡筒81
A,81B,…81Gを光軸方向に連結することによっ
て構成されており、最下段の分割鏡筒81A,81B内
にはそれぞれレンズ枠83A,83Bを介して互いに異
なる複数枚のレンズ84A,84Bが収納され、同様に
他の分割鏡筒81C〜81G内にもレンズ又は凹面鏡等
が収納されている。それらのレンズの中には非球面レン
ズも含まれている。また、中央の分割鏡筒81Dに固定
用のフランジ部が設けられ、最上段の分割鏡筒81Gの
先端部に収差補正板が収納された収差補正部82が設け
られている。更に、上部の分割鏡筒81E〜81Gに
は、投影光学系PLの結像特性を補正するために所定の
レンズを光軸方向、及び光軸に垂直な面に対して直交す
る2つの軸の回りの回転方向の何れかに駆動する駆動機
構が組み込まれている。
【0068】また、図4(B)のAA線に沿う断面図で
ある図5に示すように、分割鏡筒81Bには等角度間隔
で3箇所に切り欠き部81Ba〜81Bc及び貫通穴が
設けられ、これらの切り欠き部81Ba〜81Bcにそ
れぞれボルト85が配置されている。それに対応してそ
の下段の分割鏡筒81Aの上面の3箇所にねじ穴が設け
られ、隣接する分割鏡筒81A,81Bは3箇所のボル
ト85によって光軸方向に連結されている。この場合、
切り欠き部81Ba〜81Bcに設けられた貫通穴とボ
ルト85の外径との遊び分によって、分割鏡筒81A,
81B間の光軸調整を行うことができる。同様に、その
上段の隣接する分割鏡筒81B〜81Gもそれぞれ不図
示のボルトによって、光軸調整を行うことができる状態
で連結されている。このように切り欠き部81Ba〜8
1Bcにボルト85を収納することによって、投影光学
系PLを全体として小型化することができる。
【0069】本例の投影光学系PLを製造する場合に
は、先ず図4(A)に示すように、分割鏡筒81A〜8
1G毎に個別に組立が行われる。その後、矢印ACで示
すように、互いに光軸調整を行いながら分割鏡筒81A
〜81Gの連結が行われる。その後、投影光学系PL全
体として波面収差計測を行うとともに、ペッツバール和
(Petzval sum )が求められる。そして、波面収差又は
ペッツバール和が許容範囲を超えている場合には、矢印
ADで示すように、投影光学系PLを再び個々の分割鏡
筒81A〜81Gに分解して、波面収差不良の原因とな
っている分割鏡筒の再調整を行う。また、ペッツバール
和が不良である場合には、その不良の原因となっている
レンズの再研磨、又は交換を行う。その後、矢印ACで
示すように、分割鏡筒81A〜81Gの連結が行われ、
波面収差及びペッツバール和がともに許容範囲内に収ま
った状態で、投影光学系PLの組立調整が完了する。な
お、投影光学系PLの組立調整の工程では、前述の如く
計測された波面収差に基づき、例えばツェルニケ(Zern
ike )多項式も用いてディストーション、鏡面湾曲など
の各収差につきその高次成分までも算出するとともに、
この計算結果に基づいて投影光学系PLの少なくとも一
部を交換又は調整することが好ましい。このとき、投影
光学系PLの光学素子単位、又は分割鏡面単位で交換を
行えばよい。また、上記調整として投影光学系PLの少
なくとも1つの光学素子を再加工してもよく、特にレン
ズエレメントでは必要に応じてその表面を非球面に加工
してもよい。この光学素子は、レンズエレメントなどの
屈折光学素子だけでなく、例えば凹面鏡などの反射光学
素子、又は投影光学系の収差(ディストーション、球面
収差など)、特にその非回転対称成分を補正する収差補
正板などでもよい。さらに、投影光学系PLの調整では
光学素子の位置(他の光学素子との間隔を含む)や傾斜
などを変更するだけでもよいし、特に光学素子がレンズ
エレメントであるときはその偏芯を変更したり、あるい
は光軸を中心として回転させてもよい。
【0070】なお、投影光学系PLを本体モジュール
(本体フレーム)に取り付けた後で再度、波面収差を計
測して投影光学系PLの光学調整を行う場合でも、光学
素子の交換又は再加工などを行ってもよい。また、投影
光学系PLには少なくとも1つの光学素子をピエゾ素子
などで駆動して結像特性を調整する駆動機構が組み込ま
れているので、前述の計測結果によってはその駆動機構
だけで光学特性(ディストーションなどの各収差あるい
は波面収差など)を許容範囲内に抑えるようにしてもよ
い。
【0071】また、本例の投影光学系PLは、一例とし
て屈折系より構成されているが、投影光学系PLとし
て、例えば国際公開(WO) 00/39623 号に開示されている
ように、1本の光軸に沿って複数の屈折レンズと、それ
ぞれ光軸の近傍に開口を有する2つの凹面鏡とを配置し
て構成される直筒型の反射屈折系(カタジオプトリック
光学系)を用いてもよい。更に、例えば国際公開(WO)01
/65296号に開示されているように、V字型に折れ曲がっ
た光軸を有し、内部で中間像を2回形成する反射屈折
系、又は例えば特開2000-47114に開示されているよう
に、V字型に折れ曲がった光軸を有するが、内部で中間
像を1回形成する反射屈折系等を投影光学系PLとして
使用してもよい。国際公開(WO)00/39623号(対応する米
国特許出願09/644,645)、国際公開(WO)01/65296号(対
応する米国特許出願09/769,832)及び特開2000-47114号
公報(対応する米国特許出願09/094,579)にそれらのよ
り詳細なレンズ構成が開示されている。
【0072】次に、図7は本例のステージモジュール9
1Bを示し、この図7において、実線で表されているス
テージモジュール91Bは、ダブル・ホルダ方式のレチ
クルステージ系RST、これを格納するレチクル室8、
ダブル・ステージ方式のウエハステージ系WST(レー
ザ干渉計を含む)、プリアライメント装置37、一方の
ウエハステージ吊り下げ部36B、及びセンサーモジュ
ールより構成されている。このセンサーモジュールは、
サブコラム33に支持されるセンサーコラム34と、こ
のセンサーコラム34に固定される受光部24A、アラ
イメントセンサ35A、及び不図示のオートフォーカス
センサ等とから構成されている。
【0073】このステージモジュールの組立調整を行う
際には、レチクルベース31の上面(レチクルステージ
32のガイド面)、センサーコラム34のサブコラム3
3との接触面、及びウエハステージ41A,41Bの上
面がそれぞれ予め定められている高さになるように調整
が行われる。また、必要に応じて、このステージモジュ
ール91Bが実際に搭載される本体モジュールでの実測
値に基づいて、それらの面の位置の再調整が行われる。
更に、固定視野絞り21の調整を行う場合には、実際に
露光光が照射されることが望ましいが、このためには、
例えば図1の露光光源1と同じ波長域の照明光を発生す
る小型で小出力の固体レーザ(例えばYAGレーザの高
調波発生装置など)を、調整用レーザとして使用しても
よい。
【0074】また、図8は本例のローダモジュールを示
し、この図8において、ローダモジュール92Aは、ウ
エハローダ系10、この上に設置されるレチクルローダ
系11、及びレチクル交換部12より構成されている。
ウエハローダ系10には、図1の本体モジュール中のフ
レームキャスタ2との位置関係を検出するセンサが備え
られており、そのセンサによって検出される位置関係に
基づいて例えばウエハの受け渡し位置を自動調整するこ
とによって、一度ローダモジュール92Aを本体モジュ
ールに組み込んだ後は、ローダモジュール92Aの位置
調整を行う必要がないように構成されている。
【0075】続いて図9のフローチャートを参照して、
上記のモジュール構成の投影露光装置の製造工程につき
説明する。本例では、第1製造ライン及び第2製造ライ
ンで並列に、且つ互いに一部の機構部としてのモジュー
ルの受け渡しを行いながら投影露光装置を製造する。な
お、その製造ラインとは、一つのクリーンルーム内で投
影露光装置の組立調整を行う領域を意味しており、本例
の第1製造ラインの設置されているクリーンルーム(こ
れを「クリーンルームA」と呼ぶ。)と、第2製造ライ
ンの設置されているクリーンルーム(これを「クリーン
ルームB」と呼ぶ。)とは異なっている。但し、同一の
クリーンルーム内に第1製造ラインと第2製造ラインと
を並列に設置してもよい。
【0076】先ず第1製造ラインにおける製造工程につ
き説明すると、図9のステップ101において、図3の
実線で示すように、クリーンルームAの床1A上で投影
露光装置の本体モジュール90Aの組立を行う。それに
続くステップ102において、その本体モジュール90
Aのフレームキャスタ2上に照明系支持部22を介して
第1照明系IL1が収納されているサブチャンバ17を
設置し、照明系支持部14上に第2照明系IL2が収納
されているサブチャンバ15を設置し、第1照明系IL
1に対応して露光光源16を設置することによって、照
明系(照明モジュール)の組立を行う。
【0077】その後、ステップ103において、レチク
ル支持部RS上に2点鎖線で示すように、調整用ステー
ジとしての工具レチクルステージ系RSTBを搭載す
る。この際に、工具レチクルステージ系の搭載を容易に
行えるように、照明系支持部14に対してサブチャンバ
15(第2照明系IL2)が位置P1まで待避され、工
具レチクルステージ系が搭載された後に、サブチャンバ
15(第2照明系IL2)は露光時の位置に戻される。
本例の工具レチクルステージ系RSTBは、図1の実際
の製品のレチクルステージ系RST中のレチクルベース
31、及びレチクルステージ32より構成されている。
更に、不図示であるが、レチクルステージ32上には、
照明系による照明領域の照度分布やコヒーレンスファク
タ(σ値)の分布を計測するための計測装置が設置され
ており、この計測装置で計測される照度むらやコヒーレ
ンスファクタのばらつきが許容範囲内に収まるように照
明系の調整を行う。
【0078】これまでの工程と並行してステップ104
において、図4を参照して説明したように投影光学系P
Lの組立調整が行われている。そして、ステップ105
において、照明系の組み込み及び調整が完了した本体モ
ジュール90Aに対してその投影光学系PLの搭載が行
われる。そのためには、図3の本体モジュール90Aか
ら取り外したサブコラム25を、組立調整が完了した投
影光学系PLに装着し、この投影光学系PL及びサブコ
ラム25を投影系コラム13に搭載すればよい。このよ
うに投影光学系PLが搭載された状態が、図6の実線で
示されている。
【0079】次のステップ106において、図6の工具
レチクルステージ系RSTBに対してレチクルアライメ
ント部20を介して固定視野絞り21を設置して、本体
コラム5の底面に2点鎖線で示すように調整用ステージ
としての工具ウエハステージ系WSTBを搭載する。本
例の工具ウエハステージ系WSTBは、図1の実際の製
品のウエハステージ系WSTとほぼ同じ構造である。ま
た、サブコラム33に対して調整用のセンサーコラム3
4も設置される。この状態で、テストプリント等を行い
ながら投影光学系PLのディストーションや解像度等の
調整が行われる。
【0080】それに続くステップ107において、図6
の本体モジュール90Aから工具レチクルステージ系R
STB及び工具ウエハステージ系WSTBを取り外す。
そして、上記の第2製造ラインで組立調整済み(詳細後
述)のステージモジュール、即ち図7に実線で示すステ
ージモジュール91Bを図6の本体モジュール90Aに
搭載する。この際に、必要に応じてサブチャンバ15
(第2照明系IL2)が照明系支持部14上で、ウエハ
ステージ系の着脱に支障が無い位置に待避するため、そ
の着脱を極めて短時間に行うことができる。また、並行
して組立調整が行われていた図8に示すローダモジュー
ル92Aも本体モジュール90Aに組み込まれる。その
後、配線や複数の気密室の気密化等を行うことによっ
て、図1の投影露光装置と同じ投影露光装置が完成す
る。その後のステップ108において、その完成された
投影露光装置は製品AとしてクリーンルームAから搬出
される。
【0081】それに続くステップ109において、その
クリーンルームAでは再び図3の本体モジュール90A
の組立が行われる。その後のステップ110では、その
本体モジュール90Aを調整用治具として、図1のレチ
クルステージ系RST、センサーコラム34及びこれに
装着される各種センサ(センサーコラムユニット)、並
びにウエハステージ系WSTよりなるステージモジュー
ルの組立調整が行われる。このステージモジュールは、
その後のステップ111で取り外されて後述のように第
2製造ラインの本体モジュールに搭載される。そして、
ステージモジュールの取り外された本体モジュール90
Aは、ステップ102に移行して照明系の組立が行わ
れ、以下ステップ103〜108が繰り返されて次の製
品が完成されて搬出される。
【0082】次に第2製造ラインにおける製造工程につ
き説明すると、図9のステップ121において、図7の
2点鎖線で示すように、クリーンルームBの床1B上で
投影露光装置の本体モジュール90Bの組立を行う。そ
れに続くステップ122において、その本体モジュール
90Bを調整用治具として、図7に実線で示すように、
レチクルステージ系RSTの組立及び調整を行う。更に
ステップ123において、本体モジュール90Aのサブ
コラム33にセンサーコラム34を設置し、センサーコ
ラム34に受光部24A、アライメントセンサ35A、
及びレーザ干渉計(不図示)等を搭載することによって
センサーコラムユニットの組立及び調整を行う。そし
て、ステップ124において、本体モジュール90Aの
ウエハステージ吊り下げ部36A、及び新たに用意した
ウエハステージ吊り下げ部36Bを介して本体コラム5
に吊り下げるように、ウエハステージ系WSTの組立及
び調整を行う。これによって、ステージモジュール91
Bが完成する。それに続くステップ125において、図
7の本体モジュール90Bから組立調整済みのステージ
モジュール91Bを取り外す。取り外されたステージモ
ジュール91Bは、既に説明したように第1製造ライン
のステップ107で、図6の本体モジュール90Aに搭
載される。
【0083】ステップ125でステージモジュール91
Bの取り外された本体モジュール90Bに、ステップ1
07で取り外した工具レチクルステージRSTBを組み
込む。そして、ステップ126において、ステップ10
2及び103と同様にして、工具レチクルステージ系を
用いて照明系の組立及び調整が行われる。そして、これ
と並行してステップ127にて投影光学系PLの組立調
整が行われており、ステップ128において、ステップ
107で取り外した工具ウエハステージ系WSTBを本
体モジュール90Bに組み込む。そして、ステップ10
5及び106と同様にして、工具ウエハステージ系を用
いて投影光学系PLの本体モジュール90Bに対する搭
載及び調整が行われる。
【0084】それに続くステップ129において、図7
の本体モジュール90Bから工具レチクルステージ系及
び工具ウエハステージ系を取り外して、上記の第1製造
ラインのステップ110で組立調整済みのステージモジ
ュールを本体モジュール90Bに搭載して、配線や複数
の気密室の気密化等を行うことによって、図1の投影露
光装置と同じ投影露光装置が完成する。その後のステッ
プ130において、その完成された投影露光装置は製品
BとしてクリーンルームBから搬出される。その後は再
びステップ121〜130が繰り返され、次の製品が完
成されて搬出される。すなわち、第1製造ライン(第1
ライン)と第2製造ライン(第2ライン)とは同じシー
ケンスを時間的にずらして実行しているものである。こ
の時間的なずれは、第1製造ラインのステップ107に
おけるステージ系の組み込み時までに、第2製造ライン
のステップ124におけるウエハステージ系の組立・調
整が完了しているように制御すればよい。
【0085】本例の製造方法は、同一機種の露光装置を
2台以上製造する場合に適用できるため、通常の殆どの
露光装置を製造する場合に適用することができる。本例
によれば、第1製造ラインで本体モジュール90Aに搭
載されるステージモジュール91Bは、第2製造ライン
で別の本体モジュール90Bを調整用治具として組立及
び調整が行われているため、ステージモジュール91B
用に専用の調整治具を用意する必要がなくなり、投影露
光装置の製造工場の必要面積を狭くすることができると
ともに、製造コストを低減することができる。特に、本
例のようにステージモジュール91Bがダブル・ホルダ
方式又はダブル・ステージ方式の大型のステージ系を有
する場合には、仮に専用の調整治具を用意するとなる
と、そのステージ系以上の大型の調整治具が必要となる
ため、本例のように製品の一部である本体モジュール9
0Bを調整治具として使用する方法の効果は極めて大き
い。
【0086】また、本例では最初にステージモジュール
91Bの調整治具として使用された本体モジュール90
Bも最終的に製品となるため、無駄が無いという利点が
ある。また、本例の投影露光装置は、本体コラム5の底
面にウエハステージ系WSTを吊り下げるように支持
し、それと上下方向にほぼ対称にレチクルステージ系R
STを支持しており、本体コラム5に対して能動型防振
台6を介して投影光学系PLを支持しているため、走査
露光時の振動等が互いに他の部材に伝わりにくくなり、
振動の影響を大きく低減できる利点がある。また、この
ような構造では、レチクルステージ系RST及びウエハ
ステージ系WSTの着脱が従来の積み上げ方式の構造と
比べて容易であるため、本例のように所定のモジュール
の調整を行うために工具レチクルステージ系や工具ウエ
ハステージ系を用いたり、更には別の本体モジュールを
用いて組立調整したステージモジュールを利用するとい
う手法を適用し易いという利点もある。
【0087】なお、上記の実施の形態では、2つの製造
ラインを設けているが、更に第3の製造ライン(例えば
第3のクリーンルーム内に配置される)を用意して、こ
の第3の製造ラインにおいて、図9のステップ109〜
111のステージモジュールの組立作業を行うようにし
てもよい。あるいは、図9の第1及び第2製造ラインと
同様な各ステップを有するとともに、第2製造ラインよ
りも遅い時期に本体モジュール(90C)の組立ステッ
プ(ステップ109及ぴステップ121に相当する)を
開始するシーケンスを有する第3の製造ラインを設ける
ことができる。この場合、第1製造ラインのステップ1
11て取り外されたステージモジュールを第3製造ライ
ンにおける工具ステージを取り外すステップ(ステッブ
107及びステップ129に相当)で、第3製造ライン
の本体モジュールに搭載することができる。そして、第
3製造ラインにおけるステージモジュールの取り外しス
テップ(ステップ111及び125に相当)で取り外さ
れたステージモジュールを第2製造ラインのステップ1
29で第2製造ラインの本体モジュール90Bに搭載す
るようにステージモジュールの流れを変更することがで
きる。
【0088】同様にして4以上の製造ラインを設けて、
各製造ラインて同じシーケンスのステップ群を有する
が、所定ステップの作業開始時期が各製造ラインで少し
ずつ遅れるようにして各製造ラインを稼動させて、開始
時期がより遅い製造ラインに、組み立てられたステージ
モジュールを移送するようにしてもよい。この場合、所
定ステップを最も遅く開始した製造ラインからは最も早
く開始した製造ラインにステージモジュールを移送する
ことができる。すなわち、本発明の製造方法は、同一の
繰り返しステップを有するシーケンスを有する複数の製
造ライン(複数のライン)をそれらの開始時期を所定時
間だけシフトさせて稼動させることによって実行するこ
とができる。
【0089】また、図1の投影露光装置では、投影系コ
ラム13上の照明系支持部14上に第2照明系IL2が
収納されたサブチャンバ15を支持しているが、本例で
は固定視野絞り21がレチクルベース31上に設置され
ているため、その第2照明系IL2及びサブチャンバ1
5は、例えばフレームキャスタ2上で第1照明系IL1
(サブチャンバ17)を支持している照明系支持部22
によって支持するようにしてもよい。
【0090】また、図1の投影露光装置では、本体コラ
ム5のサブコラム5bに防振部材7を介してレチクル支
持部RSを支持し、このレチクル支持部RSにレチクル
ステージ系RSTを支持している。その他の構成とし
て、投影光学系PLを支持するサブコラム25上にレチ
クル支持部RSを固定し、このレチクル支持部RSによ
ってレチクルステージ系RSTを支持するようにしても
よい。
【0091】次に、本発明の実施の形態の他の例につき
図10〜図12を参照して説明する。本例は、図9のス
テップ103及び106でそれぞれ使用される工具レチ
クルステージ系及び工具ウエハステージ系として、より
簡略化されたステージ系を使用するものであり、図10
において、図1及び図3に対応する部分には同一符号を
付してその詳細説明を省略する。
【0092】図10は、第1製造ラインの床1A上で本
例の投影露光装置を製造する工程中で、本体モジュール
90Aに照明系、投影光学系PL、工具レチクルステー
ジ系RSTA、及び工具ウエハステージ系WSTAを搭
載した状態を示し、この図10において、第1の調整用
ステージとしての工具レチクルステージ系RSTAは、
レチクル支持部RS上に載置されるベース部材31A
と、このベース部材31A上に2次元的に移動自在に載
置される可動ステージ32Aと、この可動ステージ32
AをX方向、Y方向に駆動する例えばリニアモータ又は
ステッピングモータ方式の駆動装置61と、可動ステー
ジ32A上に固定される照明系計測装置63と、可動ス
テージ32A上に載置されるダミーレチクルRAと、ベ
ース部材31A上に固定される支持部20Aと、支持部
20Aに固定される固定視野絞り21Aとを備えてい
る。本例のベース部材31Aは、図1のレチクルベース
31よりも小型であり、レチクルステージ系RSTはダ
ブル・ホルダ方式であるのに対して、工具レチクルステ
ージ系RSTAは、シングル・ホルダ方式のシングル・
ステージであるため、工具レチクルステージ系RSTA
は、全体としてレチクルステージ系RSTよりも大幅に
小型で、かつ軽量化されている。本例の照明系計測装置
63は、照明系の照度分布のむら、コヒーレンスファク
タのばらつき、及びテレセントリシティを計測すること
ができる。
【0093】また、図10において、第2の調整用ステ
ージとしての工具ウエハステージ系WSTAは、本体モ
ジュール90Aのサブコラム33に支持されるコラム3
4Aと、このコラム34Aに対して吊り下げ部36C,
36Dを介して吊り下げるように支持されるベース部材
38Aと、このベース部材38A上に2次元的に移動自
在に載置されて上面にウエハが載置される可動ステージ
41Cと、この可動ステージ41CをX方向に駆動する
ためのX軸リニアガイド39A,40Aと、可動ステー
ジ41CをY方向に駆動するためのY軸スライダ42C
と、不図示のリニアモータ等の駆動装置とを備えてい
る。この場合、ベース部材38Aは、図1のウエハベー
ス38よりもかなり小型であり、可動ステージ41Cの
可動範囲も図1のウエハステージ41A,41Bに比べ
るとかなり狭く設定されている。更に、ウエハステージ
系WSTはダブル・ステージ方式であるのに対して、工
具ウエハステージ系WSTAは、シングル・ホルダ方式
のシングル・ステージであるため、工具ウエハステージ
系WSTAは、全体としてウエハステージ系WSTより
も大幅に小型で、かつ軽量化されている。
【0094】次に、図10中の照明系計測装置63の構
成例につき説明する。図11(A)は、照明系計測装置
63の一例を示す平面図、図11(B)はその正面から
見た断面図であり、図11(A),(B)に示すよう
に、照明系計測装置63の箱状の本体部の上面の開口を
覆うように露光光を透過するガラス基板64が設置さ
れ、ガラス基板64の下面に遮光膜を背景としてピンホ
ール64a及び走査方向SD(Y方向)に細長いスリッ
ト64bが形成されている。スリット64bの長さは、
露光光の照明領域26Rよりも長く設定されており、ス
リット64bの底面にはスリット64bを通過した露光
光を受光する光電検出器66が配置されている。また、
ピンホール64aの底面には集光レンズ67が配置さ
れ、集光レンズ67による光学的なフーリエ変換面(瞳
面)にCCD等の2次元の撮像素子68の受光面が配置
され、撮像素子68及び光電検出器66の検出信号が信
号処理装置69に供給されている。
【0095】また、照明系計測装置63の本体部の上面
のガラス基板64に隣接する開口を覆うように、照明領
域26Rとほぼ同じ大きさの領域内に複数の特性評価用
の2次元のパターン66A〜66Eが形成された露光光
を透過する基準板65が設置されており、基準板65の
底面は露光光が透過するように開口となっている。この
基準板65の特性評価用のパターン66A〜66Eの像
を投影光学系PLを介してウエハステージ系側に投影
し、その像の位置を計測することによって、投影光学系
PLのディストーションや倍率誤差等を評価することが
できる。
【0096】また、図11の照明系計測装置63を用い
て照明領域26Rの非走査方向(X方向)の照度むらを
計測する場合には、露光光の照明領域26Rをスリット
64bがY方向に覆うように照明系計測装置63を位置
決めした後、駆動装置61を用いて矢印Aで示すように
照明系計測装置63をX方向(非走査方向)に移動させ
て、光電検出器66の検出信号をモニタすればよい。こ
の方法では、照明領域26R中の走査方向の照度むらは
計測できないが、走査露光方式では、走査方向の照度む
らは積分効果で平均化されるため、ここでは計測してい
ない。
【0097】一方、照明領域26R中のコヒーレンスフ
ァクタ(σ値)のばらつきを計測する場合、ピンホール
64aで照明領域26RをX方向、Y方向に走査するよ
うに照明系計測装置63を駆動して、各計測点毎に撮像
素子68上での入射光の中心点(光量の重心点)、及び
その入射光の広がりの大きさをモニタする。この際、そ
の入射光の広がりの大きさが各計測点でのσ値に対応す
る。また、その入射光の中心点がその入射光の入射角に
対応するため、各計測点での入射光の中心点をモニタす
ることで、照明系のテレセントリシティも計測すること
ができる。更に、その光量の積分値より走査方向の照度
むらも計測できる。
【0098】なお、照明系計測装置63としては、図1
2のような構成も用いることができる。図12(A)
は、照明系計測装置63の他の例の要部であるガラス基
板64Aを示す平面図、図12(B)はその側面図、図
12(C)はその正面図であり、この図12(A)〜
(C)に示すように、ガラス基板64Aの下面に遮光膜
を背景としてピンホール64a及び走査方向SD(Y方
向)に細長いスリット64bが非走査方向に並べて形成
されている。そして、ピンホール64aの底面には集光
レンズ67、及び2次元の撮像素子68(この受光面は
瞳面に位置している)が配置され、スリット64bの底
面にはX方向に屈折力を持つシリンドリカルレンズ70
が配置され、このシリンドリカルレンズ70の光学的な
フーリエ変換面(瞳面)にCCD等の2次元の撮像素子
71の受光面が配置されている。
【0099】この例では、図12(A)に示すように、
スリット64bで照明領域26Rを覆うようにして、矢
印Aで示すようにガラス基板64A及び検出系を非走査
方向(X方向)に移動して、各計測点で撮像素子71に
対する入射光の光量分布のX方向の幅のばらつきをモニ
タすることによって、照明領域26R内での非走査方向
のコヒーレンスファクタのむらを計測することができ
る。なお、照明領域26Rの走査方向の幅は狭く、照明
領域26R内でのコヒーレンスファクタの走査方向のば
らつきは小さいため、この例ではコヒーレンスファクタ
の走査方向のばらつきは計測していない。
【0100】更に、ピンホール64aを照明領域26R
の走査方向の中央に設置した状態で、ガラス基板64A
及び検出系を非走査方向に移動して、各計測点で撮像素
子68に対する入射光の光量分布のX方向、Y方向の中
心位置をモニタすることによって、照明領域26R中で
のテレセントリシティをほぼ正確に計測することができ
る。なお、前述の照明光学系(第1及び第2照明系IL
1、IL2)の波面収差を計測して収差調整を行っても
よい。
【0101】なお、上記の実施の形態の投影露光装置を
用いてウエハ上に半導体デバイスを製造する場合、この
半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うス
テップ、このステップに基づいたレチクルを製造するス
テップ、シリコン材料からウエハを製作するステップ、
上記の実施の形態の投影露光装置によりアライメントを
行ってレチクルのパターンをウエハに露光するステッ
プ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボン
ディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ
等を経て製造される。
【0102】なお、本発明の露光装置の用途としては半
導体デバイス製造用の露光装置に限定されることなく、
例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素
子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装
置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマ
シン、薄膜磁気ヘッド、又はDNAチップ等の各種デバ
イスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更
に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成さ
れたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソ
グラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装
置)にも適用することができる。
【0103】また、本発明は、ステップ・アンド・スキ
ャン方式のような走査露光方式の投影露光装置のみなら
ず、ステップ・アンド・リピート方式(一括露光方式)
の投影露光装置、更には投影光学系を使用しないプロキ
シミティ方式等の露光装置にも適用することができる。
これらの場合、ウエハステージ系やレチクルステージ系
にリニアモータを用いる場合は、エアーベアリングを用
いたエアー浮上型、又は磁気浮上型等の何れの方式で可
動ステージを保持してもよい。
【0104】また、可動ステージは、ガイドに沿って移
動するタイプでもよいし、ガイドを設けないガイドレス
タイプであってもよい。また、ウエハステージ、又はレ
チクルステージのステップ移動時や走査露光時等の加減
速時に発生する反力は、それぞれ例えば米国特許(USP)
第5,528,118 号、又は米国特許(USP) 第6,020,710 号
(特開平8−33022号公報)に開示されているよう
に、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がし
てもよい。
【0105】このように本発明は上述の実施の形態に限
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成
を取り得る。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、他の製造ラインで組立
が行われた機構部を用いることによって、専用の大型の
調整治具を用いることなく、効率的に露光装置を製造す
ることができる。また、振動の影響を軽減するために例
えば第2物体用のステージを吊り下げるように支持した
場合には、第1物体及び第2物体用のステージの着脱が
比較的容易になるため、本発明の製造方法の適用が容易
になり、露光装置を効率的に製造することができる。
【0107】また、本発明のデバイスの製造方法によれ
ば、高機能のデバイスを低い製造コストで量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の投影露光装置を
示す一部を切り欠いた構成図である。
【図2】 図1のウエハステージ系を示す平面図であ
る。
【図3】 第1の製造ラインで製造中の投影露光装置の
本体モジュール90A及び照明系を示す一部を切り欠い
た構成図である。
【図4】 図1中の投影光学系PLの構造及び製造方法
を示す図である。
【図5】 図4のAA線に沿う断面図である。
【図6】 第1の製造ラインで製造中の投影露光装置の
本体モジュール90A、照明系、及び投影光学系PLを
示す一部を切り欠いた構成図である。
【図7】 第1の製造ラインで製造中の投影露光装置の
ステージモジュール91Bを示す一部を切り欠いた構成
図である。
【図8】 図1中のローダモジュール92Aを示す図で
ある。
【図9】 その実施の形態の投影露光装置の製造シーケ
ンスの一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態の他の例において、投
影露光装置の本体モジュール90Aに工具レチクルステ
ージ系RSTA、及び工具ウエハステージ系WSTAを
搭載した状態を示す一部を切り欠いた構成図である。
【図11】 (A)は図10の照明系計測装置63の一
例を示す平面図、(B)は図11(A)の正面から見た
断面図である。
【図12】 (A)は図10の照明系計測装置63の他
の例の要部を示す平面図、(B)は図12(A)の側面
図、(C)は図12(A)の正面図である。
【符号の説明】
2…フレームキャスタ、3…本体支持部、4,6,7…
能動型防振台、5…本体コラム、13…投影系コラム、
14,22…照明系支持部、15,17…サブチャン
バ、16…露光光源、IL1…第1照明系、IL2…第
2照明系、21…固定視野絞り、RST…レチクルステ
ージ系、R1,R2…レチクル、PL…投影光学系、W
ST…ウエハステージ系、W1,W2…ウエハ、34…
センサーコラム、90A,90B…本体モジュール、9
1B…ステージモジュール、RSTA,RSTB…工具
レチクルステージ系、WSTA,WSTB…工具ウエハ
ステージ系
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 503B 503F Fターム(参考) 3C030 DA01 DA04 5F031 CA02 CA07 HA13 HA42 HA53 HA55 JA01 JA06 JA09 JA14 JA17 JA32 KA06 LA07 MA27 NA02 NA05 5F046 AA23 AA28 BA04 BA05 CC01 CC02 DD06

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と第1モジュールとを含む製品を製
    造する製造方法であって、 複数のラインで、それぞれ、前記第1モジュールを製造
    すること及び前記第1モジュールを前記本体に組み付け
    ることを含み、 前記複数のラインのシーケンスが時間的にずれており、
    一のラインで製造された前記第1モジュールが別のライ
    ンに移送されて該別のライン上で前記本体に組み付けら
    れることを特徴とする製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のラインが、第1ライン及び第
    2ラインを含み、該第1及び第2ラインで、それぞれ、
    前記第1モジュールを製造すること、第2モジュールを
    製造すること、及び前記第1モジュールを前記本体に組
    み付けることが繰り返し行われ、 前記第1ラインと前記第2ラインのシーケンスが時間的
    にずれており、前記第2ラインで製造された前記第1モ
    ジュールが前記第1ラインに移送されて前記第1ライン
    上で前記本体に組み付けられ、前記第1ラインで製造さ
    れた前記第1モジュールが前記第2ラインに移送されて
    前記第2ライン上で前記本体に組み付けられる請求項1
    に記載の製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記製品が露光装置であり、前記本体が
    露光装置の本体フレームであり、前記第1モジュールが
    ステージ系であり、前記第2モジュールが照明系である
    請求項2に記載の製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1ラインで前記本体の組立及び前
    記照明系の組立を行った後、前記第2ラインで組立てら
    れた前記ステージ系が前記第1ラインに搬送されて前記
    第1ラインで前記本体に組み付けられ、次いで前記第1
    ラインで前記ステージ系が組み立てられて前記第2ライ
    ンに搬送される請求項3に記載の製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2ラインで前記本体の組立及び前
    記ステージ系の組立が行われ、組み立てられた前記ステ
    ージ系を前記第1ラインに搬送し、次いで前記第1ライ
    ンで組み立てられた前記ステージ系が前記第2ラインに
    搬送される請求項4に記載の製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2ラインに前記第2及び
    第1ラインから前記ステージ系がそれぞれ搬送される前
    に、各ラインにおいて前記本体に投影系が搭載される請
    求項5に記載の製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2ラインに前記第2及び
    第1ラインから前記ステージ系がそれぞれ搬送される前
    に、各ラインにおいて調整用ステージ系が前記本体に搭
    載され且つ調整完了後に取り外される請求項5に記載の
    製品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ステージ系が、転写パターンを有す
    る物体を移動するステージと被露光物体を移動するステ
    ージを含む請求項3に記載の製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 露光ビームで投影系を介して物体を露光
    する露光装置の製造方法において、 複数の製造ラインにおいて、それぞれ本体フレームに各
    種機構部を装着して露光装置を組み上げるに際して、 一の製造ラインで組立調整が行われた所定の機構部を、
    他の製造ラインで組立調整中の露光装置の機構部として
    使用することを特徴とする露光装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の機構部は、前記物体の位置
    決めを行うステージ系であることを特徴とする請求項9
    に記載の露光装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 露光ビームで第1物体及び投影系を介
    して第2物体を露光する露光装置の製造方法であって、 第1製造ライン上で前記露光装置の第1本体フレームを
    組み上げる第1工程と;第2製造ライン上で前記露光装
    置の第2本体フレームを組み上げる第2工程と;前記第
    1製造ラインにおいて、前記第1本体フレームの前記第
    1物体の位置決め用のステージが載置される位置に第1
    調整用ステージを搭載して、前記第1本体フレームに搭
    載される照明系の組立調整を行う第3工程と;前記第2
    製造ラインにおいて、前記第2本体フレームを用いて前
    記第1物体及び前記第2物体の位置決めを行うステージ
    系の組立調整を行う第4工程と;前記第1製造ラインに
    おいて、前記第1本体フレームから前記第1調整用ステ
    ージを取り外すと共に、前記第1本体フレームに前記投
    影系、及び前記第2本体フレームから取り外された前記
    ステージ系を搭載して第1露光装置を組み上げる第5工
    程と;を有する露光装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第5工程に続いて、前記第2製造
    ラインにおいて、前記第2本体フレームを用いて第2露
    光装置の組立調整を行う請求項11に記載の露光装置の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第5工程は、 前記第1本体フレームに前記投影系を搭載する第1副工
    程と;前記第1本体フレームの前記第2物体の位置決め
    用のステージが載置される位置に第2調整用ステージを
    搭載して、前記投影系の調整を行う第2副工程と;前記
    第1本体フレームから前記第1及び第2調整用ステージ
    を取り外す第3副工程と;前記第1本体フレームに、前
    記第2本体フレームから取り外された前記ステージ系を
    搭載する第4副工程と;を有する請求項11に記載の露
    光装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1調整用ステージは、2次元的
    に移動可能なピンホールと、該ピンホールを通過した露
    光ビームを光学的なフーリエ変換面で検出する光電検出
    器とを有し、 該調整用ステージを用いて、前記照明系のコヒーレンス
    ファクタのばらつきを計測する請求項11に記載の露光
    装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記露光装置は、前記第1物体と前記
    第2物体とを所定の走査方向に同期移動して露光を行う
    走査露光型の露光装置であり、 前記第1調整用ステージは、前記走査方向に交差する非
    走査方向に移動可能なピンホールと、該ピンホールを通
    過した露光ビームを検出する光電検出器とを有し、 該調整用ステージを用いて、前記照明系の実質的に2次
    元的な照度むらを計測する請求項11に記載の露光装置
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第2製造ラインにおいて、前記ス
    テージ系を第2本体フレームから取り外した後に、前記
    第2製造ラインにおいて、第2本体フレームの第1物体
    の位置決め用のステージが載置される位置に前記取り外
    された第1調整用ステージを搭載して、第2本体フレー
    ムに搭載される照明系の組立調整を行う工程を更に含む
    請求項13に記載の露光装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第2製造ラインにおいて、前記第
    2本体フレームの前記第2物体の位置決め用のステージ
    が載置される位置に、前記取り外された第2調整用ステ
    ージを搭載して前記投影系の調整を行う工程を更に含む
    請求項16に記載の露光装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記露光装置は、前記第1物体と前記
    第2物体とを所定の走査方向に同期移動して露光を行う
    走査露光型の露光装置であり、 前記第1調整用ステージは、前記走査方向に交差する非
    走査方向に移動可能なスリットと、該スリットを通過し
    た露光ビームを検出する光電検出器とを有し、 該調整用ステージを用いて、前記照明系の実質的に2次
    元的な照度むらを計測する請求項11に記載の露光装置
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1本体フレームと前記第1調整
    用ステージとの位置関係に基づいて、前記第2本体フレ
    ームに装着されている前記ステージ系の調整を行う請求
    項11に記載の露光装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1本体フレームと前記第2調整
    用ステージとの位置関係に基づいて、前記第2本体フレ
    ームに装着されている前記ステージ系の調整を行う請求
    項13に記載の露光装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記照明系の前記第1物体側の部分照
    明系は、前記第1本体フレームに対してスライド可能に
    装着され、 前記第1本体フレームに対する前記第1調整用ステージ
    の着脱時、及び前記ステージ系の装着時に、前記部分照
    明系を待避させる請求項20に記載の露光装置の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 露光ビームで第1物体及び投影系を介
    して第2物体を露光する露光装置であって、 本体フレームと;該本体フレームに対してスライド可能
    な部分照明系を含み、前記露光ビームで前記第1物体を
    照明する照明系と;前記部分照明系が前記本体フレーム
    に対して待避している状態で前記本体フレームに装着可
    能で、前記第1物体及び第2物体の位置決めを行うステ
    ージ系と;を有する露光装置。
  23. 【請求項23】 前記ステージ系は、前記第1物体及び
    第2物体の位置決めをそれぞれ行う第1ステージ及び第
    2ステージを備え、 前記第2ステージは、前記本体フレームに対して吊り下
    げられるように支持され、 前記第1ステージは、前記本体フレームに対して防振部
    材を介して支持される請求項22に記載の露光装置。
  24. 【請求項24】 前記本体フレームは、ベース部材と、
    該ベース部材に対して防振部材を介して載置される第1
    部材と、該第1部材に対して防振部材を介して載置され
    る第2部材とを有し、 前記照明系の前記部分照明系は、前記第2部材の上部に
    支持され、 前記投影系は、前記第2部材の底部に支持される請求項
    22に記載の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記ステージ系は、前記第1物体及び
    第2物体を位置決めする第1ステージ及び第2ステージ
    を備え、 前記第1ステージは、前記第1部材に対して防振部材を
    介して載置される請求項24に記載の露光装置。
  26. 【請求項26】 前記ステージ系は、前記第1物体及び
    第2物体を位置決めする第1ステージ及び第2ステージ
    を備え、 前記第1ステージは、前記第2部材に対して前記部分照
    明系と並列に載置される請求項24に記載の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記照明系が、前記部分照明系を支持
    する支持部と該支持部に対して前記部分照明系をスライ
    ドさせるガイド軸とを備える請求項22に記載の露光装
    置。
  28. 【請求項28】 露光ビームで第1物体及び投影系を介
    して第2物体を照明する露光装置であって、 ベース部材と、該ベース部材に対して第1防振部材を介
    して載置される第1部材とを備える本体フレームと;前
    記第1部材に対して第2防振部材を介して載置されて前
    記投影系を保持する第2部材と;前記第1部材に支持さ
    れて前記第1物体の位置決めを行う第1ステージと;前
    記第1部材に対して吊り下げられるように支持されて前
    記第2物体の位置決めを行う第2ステージと;を有し、 前記第1ステージ及び前記第2ステージはそれぞれ前記
    第1部材に対して着脱可能に支持される露光装置。
  29. 【請求項29】 前記第1ステージは、前記第1部材に
    対して第3防振部材を介して支持される請求項28に記
    載の露光装置。
  30. 【請求項30】 前記第1ステージは、前記第2部材に
    対して前記投影系と並列に支持される請求項28に記載
    の露光装置
  31. 【請求項31】 前記第2部材に、前記第2ステージ及
    び前記第2物体の少なくとも一方の位置を検出するため
    のセンサが設けられている請求項28に記載の露光装
    置。
  32. 【請求項32】 前記第2ステージは、ダブルステージ
    方式のステージ装置である請求項28に記載の露光装
    置。
  33. 【請求項33】 請求項22又は28に記載の露光装置
    を用いて、デバイスパターンをワークピース上に転写す
    る工程を含むデバイス製造方法。
JP2001395489A 2000-12-28 2001-12-26 製品の製造方法、露光装置の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法 Withdrawn JP2002289515A (ja)

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