JP2002288506A - クーポン配信システム、及びクーポン利用者の店舗内処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が希望する特定の業種の店舗でクーポ
ンを配布する店舗の情報を利用者の所在位置に近い店舗
の順に供給でき、特定の業種の店舗のクーポンを利用者
に確実に取得させ、宣伝広告の効果を向上することので
きるクーポン配信システムを提供すること。 【解決手段】 来店時に使用可能な有効期限を限ったク
ーポンを配布する同業種毎に複数の店舗２０と店舗広告
契約を締結し、利用者３０の端末機器３１〜３５からの
前記店舗２０へのアクセスに応じて当該店舗２０の店舗
広告情報を配信し、利用者３０の端末機器３１〜３５の
所在位置と業種を特定して前記店舗２０へのアクセスを
行ったときは前記利用者３０の端末機器３１〜３５の所
在位置に近い店舗２０の順に店舗広告情報を配信し、前
記アクセスした店舗２０のクーポンの取得を希望する利
用者３０に前記店舗２０のクーポンを前記利用者３０の
端末機器３１〜３５に配信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特定の店舗の店舗
広告情報の配信を受けた利用者に当該店舗のクーポンを
配信するクーポン配信システム、及びクーポンの配信を
受けた利用者が来店した際のクーポン利用者の店舗内処
理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】道路上で通行人に店舗広告と共に来店者
にプレゼントを提供したり、割引券を添付して店舗案内
を印刷したチラシを配布することは近年よく行われてい
る。しかし、チラシでは、印刷された紙面を用いて配布
するため店舗案内、店舗広告が充分に行えない。また、
最近、通信媒体を利用して店舗広告を配信することが行
われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような宣
伝広告媒体では、提供する側の一方的な供給のみで、宣
伝広告を見た者を来店にまで漕ぎ着ける集客力に欠け、
宣伝広告する割りには、効果が上がらないという問題を
有している。また、路上でチラシを配布する方法にあっ
ては、チラシ配布量に限界があり、チラシを受け取る者
もチラシに印刷された店舗情報を得たいと思っている人
ばかりでなく、チラシの多くが見られもせずにゴミ箱に
捨てられてしまい、チラシによる効果が充分に発揮でき
ないという問題がある。

【０００４】さらに、割引券等のクーポンを配布して
も、紙に印刷した用紙を用いているため紛失したりして
来店を誘う効果が小さく、顧客層の拡大に充分寄与しな
いという問題がある。

【０００５】本発明の１つの目的は、利用者が希望する
特定の業種の店舗でクーポンを配布する店舗の情報を利
用者の所在位置に近い店舗の順に供給でき、特定の業種
の店舗のクーポンを利用者に確実に取得させ、宣伝広告
の効果を向上することのできるクーポン配信システムを
提供することにある。

【０００６】また、本発明の１つの目的は、クーポンを
取得し店舗に来店した利用者が効率よく店舗を利用する
ができ、取得したクーポンの使用をスムーズ行うことの
できるクーポン利用者の店舗内処理システムを提供する
ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の１つの特徴は、
来店時に使用可能な有効期限を限ったクーポンを配布す
る同業種毎に複数の店舗と店舗広告契約を締結し、利用
者の端末機器からの前記店舗へのアクセスに応じて当該
店舗の店舗広告情報を配信し、利用者の端末機器の所在
位置と業種を特定して店舗へのアクセスを行ったときは
前記利用者の端末機器の所在位置に近い店舗の順に店舗
広告情報を配信し、アクセスした店舗のクーポンの取得
を希望する利用者に前記店舗のクーポンを利用者の端末
機器に配信するようにしたことにある。

【０００８】そして、店舗広告契約を締結した複数の店
舗のそれぞれに一定期間毎にアクセスした利用者数、利
用者へのクーポン配信数をそれぞれの店舗に報告するよ
うにしたことにある。

【０００９】本発明の他の１つの特徴は、来店時に使用
可能な有効期限を限ったクーポンを配布する同業種毎に
複数の店舗と店舗広告契約を締結して、同業種毎の複数
の店舗の店舗情報を店舗データベースに登録処理し、複
数の店舗のそれぞれの店舗広告情報を店舗データベース
に関連づけて店舗広告データベースに登録処理し、利用
者の端末機器からの店舗データベースへのアクセスに応
じて店舗広告データベースに登録されている当該店舗広
告情報を配信し、端末機器から前記店舗情報のアクセス
を行った利用者で希望する者に前記アクセスした店舗の
クーポンを配布する演算処理を行い、利用者の端末機器
から店舗情報のアクセスに当たって利用者の端末機器の
所在位置とアクセスする業種とを特定してアクセスした
ときに利用者の端末機器の所在位置に近い順に店舗案内
を行うようにしたことにある。

【００１０】本発明のさらに他の１つの特徴は、店舗の
クーポンの配信を行った利用者を顧客管理データベース
に登録処理し、店舗に来店した利用者の所有する端末機
器へ当該店舗の端末処理機器からアクセスして利用者の
確認処理を行い、来店利用者が顧客管理データベースに
登録されているか否かの判定処理を行い、来店利用者が
顧客管理データベースに登録されている場合に店舗の端
末処理機器に記憶されている店舗案内情報を利用者の端
末機器への配信処理を行い、来店利用者の当該店舗内で
の精算時に来店利用者が配信を受けている当該店舗のク
ーポンの使用申込に基づきクーポン使用処理を行うよう
にしたことにある。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は、クーポン配信システム及
びクーポン利用者の店舗内処理システムを実施するため
の全体構成および情報の送受信関係を示し、図２〜図４
に、クーポン配信システムの一実施の形態を示す。

【００１２】サービス管理事業体１０は、利用者３０に
店舗広告情報の提供を行うと共に、利用者３０にクーポ
ンを提供するため、各業種毎に複数の店舗を有するサー
ビス事業者４０と事業契約を行っている。

【００１３】このサービス事業者４０は、店舗広告情報
を利用者３０に提供するために必要な情報をサービス管
理事業体１０に送る。この送り方として、公衆回線を利
用しても良く、また衛星を使用しても、さらには地上波
を利用してもよい。この衛星を使用する場合は、画像の
質が改善される。一例としてサービス事業者４０からサ
ービス管理事業体１０に店舗広告に関する情報を簡単に
送信する方法として回線２を使用してサービス事業者４
０から提供可能な店舗広告に関する情報を通信中継局
（通信網／地上波／衛星）５に送り、回線４を経由して
サービス管理事業体１０に送る方法がある。

【００１４】このサービス事業者４０は、上述の通り，
サービス管理事業体１０と契約によって店舗広告情報を
提供するようになっている。そして、このサービス事業
者４０は、実際には、各業種毎のサービス事業会社で、
このサービス事業者４０としては、スーパーマーケット
４１、コンビニエンスチェーン店４２、ガソリンスタン
ド業者４３、飲食店４４、カーレンタル業者４５、旅行
観光業者４６等がある。したがって、サービス事業者４
０は、複数の店舗を持ったスーパーマーケットの場合、
複数の店舗を持ったコンビニエンスチェーン、複数のス
タンドを持ったガソリン販売業者の場合と、１店舗のみ
で営業している業者の両方がある。１店舗のみで営業し
ている業者の場合は、サービス事業者４０が店舗という
ことになる。

【００１５】サービス事業者４０から各業種の店舗広告
情報の提供を受けたサービス管理事業体１０は、利用者
３０の要求に基づき希望する各業種の店舗広告情報を、
回線３を使用して通信中継局（通信網／地上波／衛星）
５に送り、利用者３０の要求に基づく各業種の店舗広告
情報を受信した通信中継局（通信網／地上波／衛星）５
から回線６を経由して、利用者３０が利用する端末機器
に送る。この利用者３０が利用する端末機器には、ＰＣ
３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自
動車の車載端末３５がある。これら利用者３０が利用す
る端末機器であるＰＣ３１、情報家電３２は、利用者３
０の電話番号等から、携帯電話３３、携帯端末３４は、
ＨＤＲによって位置情報が回線６、回線４を介してサー
ビス管理事業体１０に確認される。また、利用者３０が
利用する端末機器である自動車の車載端末３５は、複数
のＧＰＳ衛星からの電波を受けて自動車の位置を求め、
この求めた位置情報を回線６、通信中継局（通信網／地
上波／衛星）５、回線４を介してサービス管理事業体１
０と交信を行い、サービス管理事業体１０に送信され
る。

【００１６】このサービス管理事業体１０は、図１５に
示す如き構成の処理装置を有している。すなわち、処理
装置１０は、ＣＰＵ１１を有しており、このＣＰＵ１１
によってあらゆる演算が行われる。このＣＰＵ１１に
は、バスラインを介して入力部１２と、表示部１３が、
また、バスラインを介して各種データベースである記憶
装置が接続されている。この入力部１２は、処理装置１
０の処理（データの書き込み、読み出し等）を行うもの
である。１４は、アンテナで、利用者３０が所有する端
末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯
端末３４、自動車の車載端末３５）や、店舗２０、サー
ビス事業者４０と交信を行うためのものである。

【００１７】また、記憶装置には、サービス事業者４０
が有する各業種のそれぞれの店舗の情報である店舗情報
データベース１５、各業種毎に発行されているクーポン
の情報（クーポンの内容、クーポンの有効期限、クーポ
ンの配布数量等）を記憶するクーポンデータベース１
６、クーポンの取得を希望してアクセスしてきた利用者
３０の個人情報（電話番号、住所、氏名、年齢等）を記
憶する個人情報データベース１７、クーポンを取得した
利用者３０が各店舗に行って取得したクーポンを使用し
た情報を記憶するクーポン使用管理メモリエリア１８、
店舗２０、サービス事業者４０と交信内容を一時的に記
憶しておくデータメモリエリア１９がある。

【００１８】また、店舗２０には、サービス管理事業体
１０と同様、図１６に示す如き構成の処理装置を有して
いる。すなわち、処理装置２０は、ＣＰＵ２１を有して
おり、このＣＰＵ２１によってあらゆる演算が行われ
る。このＣＰＵ２１には、バスラインを介して入力部２
２と、表示部２３が、また、バスラインを介して各種デ
ータベースである記憶装置が接続されている。この入力
部２２は、処理装置２０の処理（データの書き込み、読
み出し等）を行うものである。２４は、アンテナで、利
用者３０が所有する端末機器（ＰＣ３１、情報家電３
２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末３
５）や、サービス管理事業体１０と交信を行うためのも
のである。この店舗２０と利用者３０との通信は、通常
の通信回線を利用したものでも良いが、ブルートゥース
によって店内で行うことも可能である。

【００１９】また、記憶装置には、利用者３０のサービ
ス管理事業体１０から送られてきた利用者の個人情報
（電話番号、住所、氏名、年齢等）と店舗が独自に収集
した利用者の個人情報 （生年月日、家族構成等）を合
わせて記憶する個人情報データベース２５、発行したク
ーポンの情報（クーポンの内容、クーポンの有効期限、
クーポンの配布数量等）を記憶するクーポン情報データ
ベース２６、店舗における利用者３０の過去の利用状況
を記憶する利用履歴データベース２７、店舗の何処でイ
ベントを何時行いどのようなイベントなのか、本日のお
すすめは何かといった店舗内の案内を記憶する店舗情報
データベース２８、利用者３０の本日の利用状況、サー
ビス管理事業体１０との交信内容を一時的に記憶してお
くデータメモリエリア２９がある。

【００２０】図２において、サービス管理事業体１０
は、サービス事業者４０との交信、利用者３０との交信
にあたって、通信中継局（通信網／地上波／衛星）に当
たる通信事業者５を利用するため、通信事業者５と事業
契約を締結する。さらに、サービス管理事業体１０は、
スーパーマーケット４１、コンビニエンスチェーン店４
２、ガソリンスタンド業者４３、飲食店４４、カーレン
タル業者４５、旅行観光業者４６等のサービス事業者４
０と店舗広告を利用者に提供するサービスを行う事業契
約を締結する（１０２）。このサービス事業者４０とサ
ービス管理事業体１０との事業契約に基づいて、サービ
ス事業者４０は、サービス管理事業体１０に広告データ
を提供して店舗広告依頼を行う（１０４）。この広告デ
ータは、映像データならびに音声データによって構成さ
れている。このサービス事業者４０からの店舗広告依頼
を受けて、サービス管理事業体１０は、サービス事業者
４０に対し広告料の請求を行う（１０６）。この広告料
の請求を受けたサービス事業者４０は、サービス管理事
業体１０に対し所定の広告料の支払を行う（１０８）。

【００２１】このようにしてサービス管理事業体１０
は、サービス事業者４０の店舗広告である映像・音声Ｃ
Ｍストリームの配信を開始する（１１０）。この映像・
音声ＣＭストリームの配信における映像データの配信方
法には、利用者３０が端末機器からサービス管理事業体
にアクセスして初めて広告映像データを受信し始めるＰ
ＵＬＬ型配信と、利用者３０が街中を何気なく歩いてい
て広告映像データを受信し始めるＰＵＳＨ型配信とがあ
る。このＰＵＬＬ型配信の場合は、サービス管理事業体
１０が、店舗広告契約を締結している店舗の広告映像デ
ータを保持しており、利用者３０が所有している端末機
器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末
３４、自動車の車載端末３５）から広告映像データアク
セスボタンを選択することによって実現することができ
る。また、ＰＵＳＨ型配信の場合は、例えば、端末機器
（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３
４、自動車の車載端末３５）側で起動用ビット列に対す
る起動したいアプリケーションのテーブルをメモリ上に
配置しておく。そして、サービス管理事業体では、配信
しようとしているデジタルデータの先頭にデジタルデー
タを処理するアプリケーションを起動するためのビット
列を導入して値を設定しておき、端末機器（ＰＣ３１、
情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の
車載端末３５）では、デジタルデータの先頭ビット列に
挿入されている値を元に起動すべきアプリケーションを
端末機器側で起動用ビット列に対する起動したいアプリ
ケーションのテーブルからセレクトすることで処理する
ことが可能となる配信方法である。

【００２２】この映像・音声ＣＭストリームの配信に当
たっては、店舗（クーポン）案内インデックスの送信を
行う（１１２）。この店舗（クーポン）案内インデック
スは、利用者３０が特定の店舗２０をアクセスすること
によって得られるものではなく、利用者３０がクーポン
の配信を受ける前に、サービス管理事業体１０が事前に
予め配信するもので、利用者３０は、サービス管理事業
体１０にアクセスするだけで得られる情報である。この
ようにクーポンを端末機器に配信する前に、端末機器
（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３
４、自動車の車載端末３５）を保持した利用者３０に広
告映像を提示しておくことで、よりリアルな店舗の特徴
を利用者３０に知ってもらうと共に、利用者３０がクー
ポンを取得して、実際にクーポンを利用する行動を喚起
することと、広告映像をみて利用者３０が欲しいと思っ
たクーポンのみを取得するため端末機器（ＰＣ３１、情
報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車
載端末３５）の限られたメモリ空間を有効活用すること
ができる。この配信方法については、ＰＵＬＬ型配信で
あろうとＰＵＳＨ型配信であろうと、配信するデータお
よびサービス内容は同じである。また、ＰＵＳＨ型配信
の場合は、街中を走行もしくは歩いている利用者３０に
対して広告映像を単方向に配信するものであるため、利
用者３０にとってなにげなく映像を受容することが可能
となり、消極的な利用者３０に対して広告効果をあげる
ことができる。一方、ＰＵＬＬ型配信の場合は、利用者
３０の方から積極的に広告映像を取得するものであるた
め、自分のほしいクーポンを探している利用者３０にと
って有効な配信方式となる。このように利用者３０の端
末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯
端末３４、自動車の車載端末３５）の形態に応じてＰＵ
ＬＬ型配信、ＰＵＳＨ型配信を使い分けることにより、
利用者３０にとって便利なクーポン配信を実現すること
が可能となる。

【００２３】このような状態で、いま、サービス管理事
業体１０に利用者３０から利用者３０が所有する端末機
器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末
３４、自動車の車載端末３５）を用いて店舗（クーポ
ン）情報の問い合わせがあると（１１４）、この店舗
（クーポン）情報の問合せ情報は、サービス管理事業体
１０からサービス事業者４０に送信される（１１６）。
この利用者３０からの店舗（クーポン）情報の問い合わ
せがあると、ポーリングによって位置情報の交信を行
い、利用者３０が現在どこにいるのかの情報を得る（１
１８）。この利用者３０が現在位置情報は、ＰＣ３１、
情報家電３２の場合は利用者３０の電話番号等から、携
帯電話３３、携帯端末３４の場合はＨＤＲ（Ｈｉｇｈ
Ｄａｔａ Ｒａｔｅ）による位置情報の送信により、自
動車の車載端末３５の場合は、複数のＧＰＳ衛星を用い
て位置情報の送信によって得られる。このＨＤＲを用い
て位置情報を取得する方法は、複数の地上基地局から同
時に同一の電波を送信し、これら複数の地上基地局の内
の３つの地上基地局からの電波を受け、これらの基地局
（アクセスポイント：ＡＰ）から端末までの電波の伝播
距離から受信した端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、
携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末３５）
の位置（緯度経度）を計算し、現在位置を得る方法であ
る。利用者３０が所有する端末機器（ＰＣ３１、情報家
電３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端
末３５）の現在位置を得る方法としては、利用者３０が
所有する端末機器にＧＰＳ受信機を搭載し、複数のＧＰ
Ｓ衛星から送信される電波を用い、この複数のＧＰＳ衛
星から送信される同一の電波の受信時間差を利用して端
末機器の位置の測定を行う方法がある。このＨＤＲを用
いる方法は、複数の地上基地局を用いるため、ＧＰＳ受
信機を搭載し複数のＧＰＳ衛星からの電波を受信して位
置の測定を行う方法に比較すると、コストが低く、ＧＰ
Ｓ受信機を搭載するよりも消費電力を低くすることがで
きる。また、複数のＧＰＳ衛星から送信される電波が弱
いため、ＧＰＳ受信機は、室内で使用することができ
ず、利便性が悪いが、ＨＤＲを用いる方法は、複数の地
上基地局を用いるため、室内で使用することができる。

【００２４】このようにして得られた利用者３０の現在
位置情報と、利用者３０が要求している業種（スーパー
マーケット４１、コンビニエンスチェーン店４２、ガソ
リンスタンド業者４３、飲食店４４、カーレンタル業者
４５、旅行観光業者４６のいずれか）とを元にサービス
管理事業体１０は、利用者３０の現在位置に最も近い店
舗（最寄りの店舗）の順に店舗広告情報の提供（配信）
を行う（１２０）。利用者３０は、表示された店舗が気
に入らなければ、次の店舗広告情報を見ることが可能
で、その場合も、前回表示された店舗の次に利用者３０
の現在位置に近い店舗が表示される。また、サービス管
理事業体１０から提供される店舗に利用者３０が希望す
る店舗がない場合には、サービス管理事業体１０へのア
クセスを中止することもできる。このようにサービス管
理事業体１０から提供される店舗に利用者３０が希望す
る店舗があり、希望する店舗のクーポンの取得を希望す
る場合は、クーポン取得の申込と利用者３０の個人情報
（電話番号、住所、氏名、年齢等）を送信する（１２
２）。このクーポン取得の申込は、利用者３０の個人情
報（電話番号、住所、氏名、年齢等）と共にサービス事
業者４０に送信される（１２４）。このクーポン取得情
報と個人情報（電話番号、住所、氏名、年齢等）は、サ
ービス管理事業体１０から店舗２０に提供される（１２
６）。これによって利用者３０は、自分の希望する店舗
のクーポンを取得することになる。

【００２５】このようにしてクーポンを取得した利用者
３０が、自分が希望した店舗２０に店舗の情報（店内案
内、イベント情報、本日のおすすめ等）の提供の申込
（問い合わせ）を行うと（１２８）、店舗２０は、ポー
リングによって利用者３０の確認を行う（１３０）、こ
のポーリングによる利用者３０の確認が行われると店舗
２０からは、店舗の情報（店内案内、イベント情報、本
日のおすすめ等）の提供が行われる。さらにアクセスし
た利用者３０に対しては、利用者３０の過去の利用履歴
を検索し、店舗利用状況のサポートを行う（１３２）。
そして、利用者３０が取得したクーポンの使用を希望し
た場合は、利用者３０は、クーポン使用の申込を店舗２
０に行う（１３６）。このクーポン使用の申込に基づい
て店舗２０側では、利用者３０との間でクーポンを用い
た精算を行う（１３６）。そして、店舗２０は、サービ
ス管理事業体１０に対しクーポン利用の報告を行う。

【００２６】次に利用者３０のクーポン取得に関する利
用者申側の処理フローについて図３を用いて説明する。
図において、利用者３０は、自己が関心を有する店舗に
ついて充分な知識と、当該店舗が発行しているクーポン
の取得を希望する場合は、まず、ステップ２０２におい
て、サービス管理事業体１０に関心を持つ業種のクーポ
ン付き店舗の問い合わせを端末機器（ＰＣ３１、情報家
電３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端
末３５）を用いて行う。このクーポン付き店舗の問い合
わせは、サービス管理事業体１０に送信され、サービス
管理事業体１０では利用者３０に対し、位置情報の問い
合わせを行い、ステップ２０４において、利用者３０で
は、このサービス管理事業体１０からの利用者３０に対
する位置情報の問い合わせを受信する。

【００２７】このステップ２０４における位置情報の問
合せの受信を行うと、ステップ２０６において、利用者
３０は、自己の現在位置をサービス管理事業体１０に送
信する。この現在位置の送信は、利用者３０の使用した
端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携
帯端末３４、自動車の車載端末３５）から取得できるよ
うになっており、利用者３０が端末機器のキーから入力
することはない。利用者３０自らが端末機器のキーから
入力することもできる。このステップ２０６において利
用者３０の現在位置の送信が行われると、ステップ２０
８において、利用者３０は、登録店舗種類（業種）メニ
ューを受信する。この利用者３０にサービス管理事業体
１０から送信された登録店舗種類（業種）メニューは、
利用者３０の端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯
電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末３５）のデ
ィスプレイに、図５に示す如く表示（「スーパーマーケ
ット」、「コンビニエンスストア」、「ガソリンスタン
ド」、「飲食店」等の業種）される。このステップ２０
８において利用者３０にサービス管理事業体１０から登
録店舗種類（業種）メニューが送信されると、ステップ
２１０において、利用者３０は、店舗種類（業種）の選
択をし、その選択結果をサービス管理事業体１０に送信
する。このステップ２１０において、店舗種類（業種）
の選択結果をサービス管理事業体１０に送信すると、ス
テップ２１２において、サービス管理事業体１０から送
信されてくる利用者３０が選択した業種のサービス管理
事業体１０に登録されている利用者３０の現在位置に近
い店舗順のデータを受信する。この利用者３０が受信し
た店舗データは、図６に示す如く利用者３０の端末機器
（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３
４、自動車の車載端末３５）のディスプレイに表示され
る。このディスプレイの表示があると、ステップ２１４
において、利用者３０は、利用者３０の端末機器のディ
スプレイに表示されている店舗をクリックすると、図７
に示す如き店舗データが利用者３０の端末機器のディス
プレイに表示される。また、利用者３０が別な店舗種類
（業種）を選択した場合、利用者３０が、利用者３０の
端末機器のディスプレイに表示されている店舗をクリッ
クすると、図８に示す如き店舗データが利用者３０の端
末機器のディスプレイに表示される。

【００２８】このように利用者３０によって各店舗デー
タの確認が行われると、ステップ２１６において、特定
の店舗のクーポンを取得するか否かを判断し、このステ
ップ２１６において特定の店舗のクーポンを取得しない
と判断すると、利用者３０は、利用者３０が選択した店
舗種類（業種）の店舗のクーポンの取得を希望しないと
いうことでこのフローを終了する。また、このステップ
２１６において特定の店舗のクーポンを取得すると判断
すると、ステップ２１８において、利用者３０が希望す
る特定の店舗のクーポンの取得の申込を行う。この特定
の店舗のクーポンの取得の申込に基づいてサービス管理
事業体１０からは、図９に示す如く、利用者３０が申込
を行った特定の店舗のクーポンの情報が表示され、内容
の確認が行われると、図１０に示す如く、利用者３０の
端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携
帯端末３４、自動車の車載端末３５）にクーポンの取得
を促すメッセージが表示され、「ＹＥＳ」を選択する
と、利用者３０の端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、
携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末３５）
には、「クーポンは提供されました。ご来店をお待ち申
し上げております。」のメッセージが表示され、利用者
３０に選択したクーポンが配信され、この配信に基づき
利用者３０は、特定の店舗のクーポンを取得し、このフ
ローを終了する。

【００２９】次に利用者３０のクーポン取得に関するサ
ービス管理事業体１０側の処理フローについて図４を用
いて説明する。図において、まず、ステップ３０２にお
いて、利用者３０の端末機器（ＰＣ３１、情報家電３
２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末３
５）からのクーポン付き店舗の問い合わせを受信する
と、ステップ３０４において、サービス管理事業体１０
は、利用者３０に対し、位置情報の問い合わせを行い、
ステップ３０６において、クーポン付き店舗の問い合わ
せ数をカウントし、クーポンデータベース１６に書き込
まれる。このステップ３０４における利用者３０に対す
る位置情報の問い合わせを行うと、ステップ３０８にお
いて、利用者３０からの位置情報を受信する。この利用
者３０からの位置情報の受信があると、ステップ３１０
において、利用者３０の端末機器（ＰＣ３１、情報家電
３２、携帯電話３３、携帯端末３４、自動車の車載端末
３５）に対し、図５に示す如き登録店舗種類（業種）メ
ニューを送信する。この図５に示す如き登録店舗種類
（業種）メニューは、利用者３０の端末機器のディスプ
レイに表示される。

【００３０】このステップ３１０において利用者３０の
端末機器（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携
帯端末３４、自動車の車載端末３５）に対して登録店舗
種類（業種）メニューを送信すると、利用者３０が登録
店舗種類（業種）を選択するのを待ち、利用者３０が登
録店舗種類（業種）を選択すると、ステップ３１２にお
いて、利用者３０が選択した登録店舗種類（業種）を受
信する。このステップ３１２における利用者３０の選択
した登録店舗種類（業種）の受信があると、ステップ３
１４において、利用者３０が選択した登録店舗種類（業
種）と利用者３０が送信してきた位置情報とから店舗情
報データベース１５に登録されている店舗の中から利用
者３０の要求する店舗の検索を行う。このステップ３１
４における店舗の検索を行うと、ステップ３１６におい
て、サービス管理事業体１０は、店舗の検索の結果得ら
れた図６に示す如き店舗データを利用者３０の端末機器
（ＰＣ３１、情報家電３２、携帯電話３３、携帯端末３
４、自動車の車載端末３５）に対して送信する。この送
信された図６に示す如き店舗データは、利用者３０の端
末機器のディスプレイに表示される。この図６に示す如
き店舗データに基づいて、利用者３０が表示されている
複数の店舗データの内、例えば、最上段の店舗データを
クリックすると、図７に示す如き店舗情報（例えば、ス
ーパーマーケット）が表示される。また、利用者３０が
別な登録店舗種類（業種）を選択し、別な登録店舗種類
（業種）の店舗データの内、いずれかの店舗データをク
リックすると、図８に示す如き店舗情報（例えば、飲食
店）が表示される。

【００３１】このステップ３１６において、利用者３０
の端末機器に対して店舗データの送信を行うと、送信さ
れた店舗データに基づいて利用者３０が店舗データの確
認を行い特定の店舗のクーポンの取得を希望するまで待
つ。そして、ステップ３１８において、利用者３０の端
末機器に対して送信された店舗データに基づいて利用者
３０が特定の店舗のクーポンの取得の申込を行ったか否
かの判定をおこなう。利用者３０が特定の店舗のクーポ
ンの取得の申込を行う、すなわち、ステップ３１８にお
いて、サービス管理事業体１０において利用者３０から
特定の店舗のクーポン取得の申込がなかったと判定する
と、ステップ３２８に移る。

【００３２】また、ステップ３１８において、サービス
管理事業体１０において利用者３０から特定の店舗のク
ーポン取得の申込があったと判定すると、ステップ３２
０において、利用者３０から特定の店舗のクーポンの取
得の申込の受信を行う。このステップ３２０において利
用者３０から特定の店舗のクーポンの取得の申込を受信
すると、サービス管理事業体１０では、図９に示す如き
利用者３０が申し込んだ特定の店舗のクーポンの内容を
利用者３０に送信する。そして、サービス管理事業体１
０では、ステップ３２２において、利用者３０が申し込
んだ特定の店舗のクーポンの提供数をカウントアップす
る。そして、ステップ３２４において、提供した特定の
種類の中から特定の店舗のクーポン取得の申込を行った
利用者３０の個人情報（電話番号、住所、氏名、年齢
等）を図１５に示される個人情報データベース１７に登
録する。この個人情報データベース１７に登録した利用
者３０が送信されたクーポンの内容を確認するとサービ
ス管理事業体１０では、図１０に示す如きメッセージを
送信し利用者３０にクーポンを取得するか否かの督促を
する。利用者３０がクーポン取得を了解すると、ステッ
プ３２６において、サービス管理事業体１０は、利用者
３０が取得の申込を行った特定の店舗のクーポンの提供
を行う。そして、利用者３０がクーポンの取得を選択す
ると、図１１に示す如きメッセージを送信し利用者３０
にクーポンが提供されたことを表示する。

【００３３】そして、サービス管理事業体１０は、図１
８に示す如き管理カードの作成を行う。また、サービス
管理事業体１０は、ステップ３２８において、クーポン
付店舗問合せ数をサービス事業者４０に送信する。そし
て、サービス管理事業体１０では、ステップ３３０にお
いて、利用者３０が申し込んだクーポンの提供数をサー
ビス事業者４０に送信し、このフローを終了する。

【００３４】このように利用者３０が取得の申込を行っ
た特定の店舗のクーポンを取得し、クーポンを取得した
特定の店舗に店舗情報を問い合わせたときの利用者側の
処理フローについて図１２を用いて説明する。

【００３５】図において、利用者３０は、ステップ４０
２において、クーポンを取得した店舗２０の呼び出し、
店舗２０側が応答すると、ステップ４０４において、ク
ーポンを取得した店舗２０の店舗情報の問い合わせを行
う。この問い合わせを行う店舗情報は、利用者３０が、
問い合わせ店舗２０の周辺道路の混雑具合であるとか、
問い合わせ店舗２０の駐車場情報（駐車場の有無、空き
駐車場情報）とか、店内状況（飲食店であれば待ち時
間、本日のおすすめ料理、スーパーマーケットであれば
本日の特売品、イベント情報等）とか、営業時間等であ
る。このステップ４０４においてクーポンを取得した店
舗２０の店舗情報の問い合わせを行うと、ステップ４０
６において、利用者３０は、店舗２０から送信されてく
る店舗情報の確認を行い、このフローを終了する。

【００３６】次に、利用者３０が取得の申込を行った特
定の店舗のクーポンを取得し、クーポンを取得した特定
の店舗に利用者３０が行ったときの利用者３０と店舗２
０との通信を示す処理フローについて図１３を用いて説
明する。

【００３７】図において、利用者３０がクーポンを取得
して店舗２０に来店すると、店舗２０は、ステップ５０
２において、来店者（利用者３０）の端末機器にアクセ
スする。この店舗２０の来店者（利用者３０）の端末機
器へのアクセスは、通信回線を使用する方法、ブルート
ゥースを使用する方法等がある。この店舗２０の来店者
（利用者３０）の端末機器へアクセスすると、来店者
（利用者３０）は、ステップ５０４において、端末機器
によって来店の通知を行う。この来店者（利用者３０）
の端末機器による来店の通知は、来店者（利用者３０）
の端末機器の電源がＯＮになっていないと行われない。
ステップ５０２において店舗２０が来店者（利用者３
０）の端末機器にアクセスすると、ステップ５０６にお
いて、来店者（利用者３０）の端末機器に応答があるか
否かを判定する。このステップ５０６において来店者
（利用者３０）の端末機器に応答がない場合は、通信が
できないので、このフローは終了する。

【００３８】また、このステップ５０６において来店者
（利用者３０）の端末機器に応答があると判定すると、
ステップ５０８において、来店者（利用者３０）の端末
機器に来店者（利用者３０）の確認（個人情報）の問い
合わせを行う。この店舗２０からの来店者（利用者３
０）の確認（個人情報）の問い合わせは、図１９に示す
如き入力画面を来店者（利用者３０）の端末機器に送信
して行う。この図１９に示す如き入力画面は、最上段が
電話番号の入力、次の段が、来店者（利用者３０）を示
すバーコード、最下段が、氏名等の入力である。この図
１９に示す如き入力画面の入力が来店者（利用者３０）
の端末機器にあると、ステップ５１０において、来店者
（利用者３０）は、図１９に示す如き入力画面のいずれ
かの段を選択し、中断のバーコードを除き、それぞれを
入力し、その結果を店舗２０に送信し、確認通知を行
う。

【００３９】この来店者（利用者３０）から確認通知を
受けると、店舗２０では、ステップ５１４において、確
認された来店者（利用者３０）の店舗２０への来店履歴
の検索を行う。このステップ５１２における来店者（利
用者３０）の来店履歴の検索結果から来店者（利用者３
０）の利用形態の把握を行い、ステップ５１６におい
て、来店者（利用者３０）の端末機器にクーポンを取得
しているかの問い合わせを行う。このステップ５１６に
おける店舗２０からの来店者（利用者３０）の端末機器
へのクーポン取得の有無の問い合わせに対し、ステップ
５１８において、来店者（利用者３０）は、来店者（利
用者３０）の端末機器から来店者（利用者３０）のクー
ポン取得の有無の返答を行う。この来店者（利用者３
０）からのクーポン取得の有無の返答は、実際には、ク
ーポンの提供が来店者（利用者３０）の端末機器へのク
ーポンの配信によって行われるため、その情報を店舗２
０の端末から読みに行けばよいので、来店者（利用者３
０）が端末機器を操作して返答することはない。

【００４０】店舗２０は、ステップ５２０において、来
店者（利用者３０）からのクーポン取得の有無の返答を
受信すると、ステップ５２２において、来店者（利用者
３０）がクーポンを取得しているか否かを判定する。こ
のステップ５２２において来店者（利用者３０）がクー
ポンを取得していないと判定すると、このフローを終了
する。また、このステップ５２２において来店者（利用
者３０）がクーポンを取得していると判定すると、ステ
ップ５２４において、店舗２０は、来店者（利用者３
０）の端末機器へ図２０に示すメッセージ画面で店舗内
情報の送信（提供）を行う。この図２０に示すメッセー
ジ画面は、ステップ５２６において、来店者（利用者３
０）の端末機器で受信される。

【００４１】そして、店舗２０は、ステップ５２８にお
いて、店舗２０において検索した来店者（利用者３０）
の店舗２０への来店履歴から演算した来店者（利用者３
０）の利用形態に基づいて、来店者（利用者３０）に店
舗利用状況のサポートをメッセージ画面、あるいは音声
で連絡する。この店舗利用状況のサポートは、飲食店で
あれば、「スープはコンソメが多いです」「いつもシェ
フサラダをとりますよ」「前回は○○○ワインを飲まれ
ました」等、スーパーマーケットで有れば「醤油がもう
無くなりますよ」「味噌はいらないのかい？」「もう米
が無くなる頃だよ」等である。ステップ５３０におい
て、来店者（利用者３０）は、店舗２０からの店舗利用
状況のサポートをメッセージ画面、あるいは音声で受信
する。

【００４２】店舗２０内での利用が終了すると、ステッ
プ５３２において、店舗２０は、来店者（利用者３０）
に取得しているクーポンを使用するかの問い合わせを行
う。このクーポンを使用するかの問い合わせがあると、
来店者（利用者３０）は、ステップ５３４において、店
舗２０に対してクーポンを使用するか否かの返信を行
う。このステップ５３４において来店者（利用者３０）
からクーポンを使用するか否かの返信があると、店舗２
０は、ステップ５３６において、来店者（利用者３０）
がクーポンを使用するか否か判定をする。このステップ
５３６において来店者（利用者３０）がクーポンを使用
しないと判定すると、店舗２０は、ステップ５３８にお
いて、クーポンを使用しない精算処理を行い、ステップ
５４２に移る。

【００４３】また、このステップ５３６において、来店
者（利用者３０）がクーポンを使用すると判定をする
と、店舗２０は、ステップ５４０において、クーポンを
使用する精算処理を行う。また、このステップ５３８に
おいてクーポンを使用しない精算処理を行い、このステ
ップ５４０においてクーポンを使用する精算処理を行う
と、ステップ５４２において、店舗２０は、来店者（利
用者３０）に対し、精算料金の請求を行う。

【００４４】この店舗２０からの精算料金の請求がある
と、ステップ５４４において、来店者（利用者３０）
は、請求料金の支払を行う。この請求料金の支払処理
は、来店者（利用者３０）が店舗２０に対して直接、現
金、クレジットカードで決済する場合があるが、来店者
（利用者３０）の端末機器へＩＣカードを挿入し、店舗
２０からの請求料金の送信に基づいてＩＣカードで決済
する方法もある。この場合は、来店者（利用者３０）が
ＩＣカードを挿入した端末機器をもってＩＣカードリー
ダーのところを通過するだけで決済を行うことができ
る。

【００４５】このステップ５４４において、来店者（利
用者３０）は、請求料金の支払決済を行うと、来店者
（利用者３０）の使用したクーポンの有効期限が来てい
ない場合は、店舗２０から来店者（利用者３０）の端末
機器へ図２１に示す如く、このクーポンの利用方法と有
効期間についてメッセージ画面を送信して、来店者（利
用者３０）の端末機器にメッセージ画面を表示し、この
クーポンを継続して取得しておくか否かを問い合わせ、
来店者（利用者３０）にこのクーポンの取捨を選択させ
る。来店者（利用者３０）が図２１に示す如きメッセー
ジ画面で「ＹＥＳ」を選択すると、引き続きこのクーポ
ンを取得しておくことになり、図２１に示す如きメッセ
ージ画面で「ＮＯ」を選択すると、このクーポンを終了
させることになる。

【００４６】また、来店者（利用者３０）の使用したク
ーポンの有効期限がきている場合は、ステップ５４６に
おいて、店舗２０から来店者（利用者３０）の端末機器
へ図２２に示す如きメッセージ画面を送信して、来店者
（利用者３０）の端末機器にメッセージ画面を表示す
る。この来店者（利用者３０）の端末機器へのメッセー
ジ画面は、このクーポンが使用し終わったこと、新しい
クーポンを利用するかの問いかけ、クーポンの有効期
間、この新しいクーポンの性質（お得意さま専用クーポ
ン）等のメッセージ表示である。この新しいクーポンの
取得を希望するかを問い合わせる。この来店者（利用者
３０）が図２２に示す如きメッセージ画面で「ＹＥＳ」
を選択すると、新しいクーポンが来店者（利用者３０）
に提供され、図２２に示す如きメッセージ画面で「Ｎ
Ｏ」を選択すると、新しいクーポンは来店者（利用者３
０）に提供されることがない。このステップ５４６にお
いて新しいクーポンの取得の問い合わせがあると、来店
者（利用者３０）は、ステップ５４８において、この新
しいクーポンの取得の意思の返信を店舗２０に行う。

【００４７】店舗２０では、ステップ５５０において、
来店者（利用者３０）に新しいクーポンの取得の意思が
あるか否かを判定する。このステップ５５０において来
店者（利用者３０）に新しいクーポンの取得の意思がな
いと判定、すなわち、来店者（利用者３０）が図２２に
示す如きメッセージ画面で「ＮＯ」を選択すると、この
新しいクーポンを取得をしないので、このフローを終了
する。また、このステップ５５０において来店者（利用
者３０）に新しいクーポンの取得の意思があると判定、
すなわち、来店者（利用者３０）が図２２に示す如きメ
ッセージ画面で「ＹＥＳ」を選択すると、ステップ５５
２において、店舗２０から新しいクーポンが来店者（利
用者３０）の端末機器に配信され、図２３に示す如く
「クーポンは提供されました。またのご来店をお待ち申
し上げております。本日は有り難うございました。」と
いうメッセージ画面が表示される。この店舗２０からの
新しいクーポンの来店者（利用者３０）の端末機器へ配
信されると、来店者（利用者３０）は、ステップ５５４
において、新しいクーポンを取得したことの返信を店舗
２０に行う。

【００４８】また、ステップ５３２における店舗２０か
らの来店者（利用者３０）への取得しているクーポンを
使用するかの問い合わせに対して、来店者（利用者３
０）がステップ５３４において店舗２０に対してクーポ
ンを使用するという返信を行った際に、来店者（利用者
３０）が使用しようとしたクーポンが有効期限を過ぎて
いる場合は、図２４に示す如きメッセージ画面が店舗２
０から来店者（利用者３０）に送信される。すなわち、
「このクーポンは、有効期限が過ぎております。クーポ
ンの利用を希望する場合は、カウンターで新たな手続を
して下さい。今すぐ手続をなさりますか？」というメッ
セージ画面が来店者（利用者３０）の端末機器に表示さ
れる。この図２４に示されるメッセージ画面で来店者
（利用者３０）が「ＹＥＳ」を選択すると、店舗２０か
ら来店者（利用者３０）に図２５に示す如きメッセージ
画面が「無事手続が完了しました。クーポンが取得され
ました。本日からご使用になれます。」と表示される。
この図２４に示されるメッセージ画面で来店者（利用者
３０）が「ＮＯ」を選択すると、このクーポンを終了さ
せることになる。

【００４９】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクーポ
ン配信システムによれば、利用者が希望する特定の業種
の店舗でクーポンを配布する店舗の情報を利用者の所在
位置に近い店舗の順に供給でき、特定の業種の店舗のク
ーポンを利用者に確実に取得させ、宣伝広告の効果を向
上することができる。

【００５０】また、本発明に係るクーポン利用者の店舗
内処理システムによれば、利用者が希望する特定の業種
の店舗でクーポンを配布する店舗の情報を利用者の所在
位置に近い店舗の順に供給でき、特定の業種の店舗のク
ーポンを利用者に確実に取得させ、宣伝広告の効果を向
上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】クーポン配信システム及びクーポン利用者の店
舗内処理システムを実施するための全体構成および情報
の送受信関係を示す図である。

【図２】本発明の実施の形態を示すクーポン配信システ
ム、及びクーポン利用者の店舗内処理システムのシステ
ム構成図である。

【図３】クーポン配信システムにおける利用者の端末機
器の処理フローチャートである。

【図４】クーポン配信システムにおけるサービス管理事
業体の処理フローチャートである。

【図５】クーポン配信システムの処理時の利用者の端末
機器の表示画面を示す図である。

【図６】クーポン配信システムの処理時の利用者の端末
機器にサービス管理事業体から送信されるの店舗情報の
表示画面を示す図である。

【図７】クーポン配信システムの処理時の利用者の端末
機器で選択した店舗についてのサービス管理事業体から
送信される具体的店舗情報の表示画面を示す図である。

【図８】クーポン配信システムの処理時の利用者の端末
機器で選択した店舗についてのサービス管理事業体から
送信される別な具体的店舗情報の表示画面を示す図であ
る。

【図９】クーポン配信システムの処理時の利用者の端末
機器で選択した店舗の提供するクーポンの内容の表示画
面を示す図である。

【図１０】クーポン配信システムの処理時のサービス管
理事業体から送信する利用者に対するクーポンの取得の
有無を問い合わせる表示画面を示す図である。

【図１１】クーポン配信システムの処理時の利用者がク
ーポンを取得したときのサービス管理事業体から送信す
る表示画面を示す図である。

【図１２】クーポンの配信を受けた利用者の店舗内情報
を問い合わせる処理フローチャートである。

【図１３】クーポン配信システムにおけるサービス管理
事業体と利用者の端末機器とのやりとりを示す処理フロ
ーチャートである。

【図１４】クーポン配信システムにおけるサービス管理
事業体と利用者の端末機器とのやりとりを示す処理フロ
ーチャートである。

【図１５】サービス管理事業体の処理装置の構成図であ
る。

【図１６】利用者の端末機器の処理装置の構成図であ
る。

【図１７】店舗の処理装置が作成保存する利用者・店舗
内情報の管理データを示す図である。

【図１８】サービス管理事業体が作成保存する利用者・
店舗情報の管理データを示す図である。

【図１９】利用者が店舗内に入ったときに店舗側から利
用者の端末機器に送信する店舗側の利用者確認の表示画
面を示す図である。

【図２０】店舗側から利用者の端末機器に送信する店舗
案内情報の表示画面を示す図である。

【図２１】利用者がクーポンを使用して精算したときの
店舗側から利用者の端末機器に送信するクーポンの案内
の表示画面を示す図である。

【図２２】利用者がクーポンを使用して精算したときの
クーポンが使用されたときの店舗側から利用者の端末機
器に送信するクーポンについての案内の表示画面を示す
図である。

【図２３】利用者がクーポンを再度取得したときの表示
画面を示す図である。

【図２４】利用者が使用しようとしたクーポンの有効期
限が過ぎている場合の店舗側から利用者の端末機器に送
信するクーポンについてのメッセージ表示画面を示す図
である。

【図２５】利用者が有効期限が過ぎているクーポンの使
用しようとしたときに再度クーポン取得の手続を行った
利用者へのメッセージ表示画面を示す図である。

【符号の説明】

１０………………………サービス管理事業体 ２０………………………店舗 ３０………………………利用者 ４０………………………サービス事業者

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 浅田 耕史 茨城県ひたちなか市大字稲田1410番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア製品事 業部内 (72)発明者 杉山 由一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Ｆターム(参考） 3E042 CA02 CC04 CD04 CE05 EA01 5B072 CC24 DD02

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 来店時に使用可能な有効期限を限ったク
   ーポンを配布する同業種毎に複数の店舗と店舗広告契約
   を締結し、利用者の端末機器からの前記店舗へのアクセ
   スに応じて当該店舗の店舗広告情報を配信し、利用者の
   端末機器の所在位置と業種を特定して前記店舗へのアク
   セスを行ったときは前記利用者の端末機器の所在位置に
   近い店舗の順に店舗広告情報を配信し、前記アクセスし
   た店舗のクーポンの取得を希望する利用者に前記店舗の
   クーポンを前記利用者の端末機器に配信するようにした
   ことを特徴とするクーポン配信システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のクーポン配信システム
   において、前記アクセスした利用者数は、前記店舗広告
   契約を締結した複数の店舗のそれぞれに一定期間毎に報
   告するようにしたことを特徴とするクーポン配信システ
   ム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載のクーポン配信シ
   ステムにおいて、前記利用者へのクーポン配信数は、前
   記店舗広告契約を締結した複数の店舗のそれぞれに一定
   期間毎に報告するようにしたことを特徴とするクーポン
   配信システム。
4. 【請求項４】 請求項１、２又は３に記載のクーポン配
   信システムにおいて、前記利用者の端末機器からの店舗
   へのアクセスに応じてクーポンを配信する際に、事前に
   前記店舗広告契約を締結している全ての店舗の広告映像
   データとクーポン案内インデックスを配信するようにし
   たことを特徴とするクーポン配信システム。
5. 【請求項５】 請求項１、２又は３に記載のクーポン配
   信システムにおいて、前記利用者の端末機器からの店舗
   へのアクセスに応じてクーポンを配信する際に、事前に
   前記店舗広告契約を締結している店舗の広告映像データ
   に前記端末機器からアクセスすることで、当該アクセス
   した広告映像データとクーポン案内インデックスを配信
   するようにしたことを特徴とするクーポン配信システ
   ム。
6. 【請求項６】 請求項１、２、３、４又は５に記載のク
   ーポン配信システムにおいて、前記利用者の端末機器の
   所在位置は、前記利用者の端末機器が受信する少なくと
   も３つの基地局の発信電波に基づいて前記端末機器によ
   って現在の緯度経度情報を算出し、前記端末機器が算出
   した緯度経度情報を受信することで得るようにしたこと
   を特徴とするクーポン配信システム。
7. 【請求項７】 来店時に使用可能な有効期限を限ったク
   ーポンを配布する同業種毎に複数の店舗と店舗広告契約
   を締結して、同業種毎の複数の店舗の店舗情報を店舗デ
   ータベースに登録処理し、前記複数の店舗のそれぞれの
   店舗広告情報を前記店舗データベースに関連づけて店舗
   広告データベースに登録処理し、利用者の端末機器から
   の前記店舗データベースへのアクセスに応じて前記店舗
   広告データベースに登録されている当該店舗広告情報を
   配信し、前記端末機器から前記店舗情報のアクセスを行
   った利用者で希望する者に前記アクセスした店舗のクー
   ポンを配布する演算処理を行い、前記利用者の端末機器
   から前記店舗情報のアクセスに当たって前記利用者の端
   末機器の所在位置とアクセスする業種とを特定してアク
   セスしたときに前記利用者の端末機器の所在位置に近い
   順に店舗案内を行うようにしたことを特徴とするクーポ
   ン配信システム。
8. 【請求項８】 請求項７に記載のクーポン配信システム
   において、前記店舗情報のアクセスを行った利用者への
   クーポンの配布は、前記店舗データベースにアクセスし
   た利用者の端末機器へ配信して行うようにしたことを特
   徴とするクーポン配信システム。
9. 【請求項９】 請求項７又は８に記載のクーポン配信シ
   ステムにおいて、前記アクセスした利用者数は、前記店
   舗広告契約を締結した複数の店舗のそれぞれに一定期間
   毎に報告するようにしたことを特徴とするクーポン配信
   システム。
10. 【請求項１０】 請求項７、８又は９に記載のクーポン
    配信システムにおいて、前記利用者へのクーポン配信数
    は、前記店舗広告契約を締結した複数の店舗のそれぞれ
    に一定期間毎に報告するようにしたことを特徴とするク
    ーポン配信システム。
11. 【請求項１１】 請求項７、８、９又は１０に記載のク
    ーポン配信システムにおいて、前記店舗情報のアクセス
    があった前記利用者の端末機器の所在位置は、前記利用
    者の端末機器が受信する少なくとも３つの基地局の発信
    電波に基づいて前記端末機器の現在の緯度経度情報を算
    出し、前記端末機器が算出した緯度経度情報を受信する
    ことで得るようにしたことを特徴とするクーポン配信シ
    ステム。
12. 【請求項１２】 店舗のクーポンの配信を行った利用者
    を顧客管理データベースに登録処理し、店舗に来店した
    利用者の所有する端末機器へ当該店舗の端末処理機器か
    らアクセスして利用者の確認処理を行い、前記来店利用
    者が顧客管理データベースに登録されているか否かの判
    定処理を行い、前記来店利用者が顧客管理データベース
    に登録されている場合に前記店舗の端末処理機器に記憶
    されている店舗案内情報を前記利用者の端末機器への配
    信処理を行い、前記来店利用者の当該店舗内での精算時
    に前記来店利用者が配信を受けている当該店舗のクーポ
    ンの使用申込に基づきクーポン使用処理を行うことを特
    徴とするクーポン利用者の店舗内処理システム。
13. 【請求項１３】 請求項１３に記載のクーポン利用者の
    店舗内処理システムにおいて、前記店舗に来店した利用
    者の確認処理は、来店利用者の所有する端末機器に表示
    されるバーコードを読み取って行うようにしたことを特
    徴とするクーポン利用者の店舗内処理システム。
14. 【請求項１４】 請求項１２又は１３に記載のクーポン
    利用者の店舗内処理システムにおいて、来店利用者の店
    舗内での精算に基づき該来店利用者の利用態様を利用履
    歴として前記顧客管理データベースに登録処理するよう
    にしたことを特徴とするクーポン利用者の店舗内処理シ
    ステム。
15. 【請求項１５】 請求項１２、１３又は１４に記載のク
    ーポン利用者の店舗内処理システムにおいて、前記来店
    利用者に対し、前記顧客管理データベースに登録されて
    いる利用履歴に基づき利用態様を前記利用者の端末機器
    へ配信する利用アシスト処理を行うようにしたことを特
    徴とするクーポン利用者の店舗内処理システム。
16. 【請求項１６】 請求項１２、１３、１４又は１５に記
    載のクーポン利用者の店舗内処理システムにおいて、前
    記クーポンの配信を受けた利用者が精算時に該クーポン
    を使用したときに次回使用可能なクーポンを前記利用者
    の端末機器に配信する配信処理を行うようにしたことを
    特徴とするクーポン利用者の店舗内処理システム。