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JP2002286335A - セルタイプ製氷機 - Google Patents

セルタイプ製氷機

Info

Publication number
JP2002286335A
JP2002286335A JP2001091779A JP2001091779A JP2002286335A JP 2002286335 A JP2002286335 A JP 2002286335A JP 2001091779 A JP2001091779 A JP 2001091779A JP 2001091779 A JP2001091779 A JP 2001091779A JP 2002286335 A JP2002286335 A JP 2002286335A
Authority
JP
Japan
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water
temperature sensor
water temperature
ice making
detection value
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001091779A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Katayanagi
英幸 片柳
Haruhiko Yuasa
治彦 湯浅
Hirofumi Yanagi
裕文 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001091779A priority Critical patent/JP2002286335A/ja
Publication of JP2002286335A publication Critical patent/JP2002286335A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/04Producing ice by using stationary moulds
    • F25C1/045Producing ice by using stationary moulds with the open end pointing downwards

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 水温センサや冷却器温度センサの異常を
効率よく検出することができるセルタイプ製氷機を提供
する。 【解決手段】 セルタイプ製氷機は、循環ポンプ(1
7)により貯水タンク(16)の水を汲んで、冷却され
た冷却器(3)の製氷室(1)に供給し、この水を再び
貯水タンクに戻して循環させて製氷室に氷を生成する製
氷工程を行う。そして、このセルタイプ製氷機には、循
環する水の温度を検出する水温センサ(27)と、水温
センサの検出値を入手する制御装置(41)とが設けら
れ、この制御装置は、製氷工程時に水温センサからの水
温検出値が一定になった際に、水温検出値と略0℃の氷
点とを比較して、水温検出誤差を算出する水温センサ誤
差算出手段と、算出した水温検出誤差が、設定されてい
る水温センサ許容誤差を越した際に異常信号を出力する
水温センサ異常信号出力手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水温センサや冷却
器温度センサが設けられているセルタイプ製氷機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セルタイプ製氷機では、水温センサや冷
却器温度センサが、循環ポンプにより循環させられてい
る水の温度を計測したり、冷却器の温度を計測したりし
ている。この水温センサや冷却器温度センサは、故障し
たりして異常になることがある。そこで、従来は、製氷
運転サイクルの最中に、正常な水温センサや冷却器温度
センサの検出値が上昇する可能性のある最高値よりも少
し高い値を上限値として設定し、一方、正常な水温セン
サや冷却器温度センサの検出値が下降する可能性のある
最低値よりも少し低い値を下限値として設定する。そし
て、水温センサや冷却器温度センサからの検出値が、上
限値を越えた場合、または、下限値を下回った場合に、
水温センサや冷却器温度センサが異常であると判断して
警報信号などの異常信号を出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水温センサ
や冷却器温度センサからの検出値は、上記上限値および
下限値で規定される一定の範囲内にあるが、水温センサ
や冷却器温度センサが異常である場合がある。たとえ
ば、水温センサや冷却器温度センサの取付や特性が不良
で、水温センサや冷却器温度センサからの検出値が上記
一定の範囲内で、正常値よりも低下もしくは上昇した
り、不安定になったりすることがある。この様な場合に
は、水温センサや冷却器温度センサからの検出値は、上
記一定の範囲内にあるので、従来は異常信号が出力され
なかった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、水温センサや冷却器温度センサの異常を効
率よく検出することができるセルタイプ製氷機を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のセルタイプ製氷
機は、循環ポンプ(17)により貯水タンク(16)の
水を汲んで、冷却された冷却器(3)の製氷室(1)に
供給し、この水を再び貯水タンクに戻して循環させて製
氷室に氷を生成する製氷工程を行う。そして、前記課題
を解決するために、セルタイプ製氷機には、前記循環す
る水の温度を検出する水温センサ(27)と、この水温
センサの検出値である水温検出値を入手する制御装置
(41)とが設けられ、この制御装置は、前記製氷工程
時に前記水温センサからの水温検出値が略一定になった
際に、この水温検出値と予め設定されている略0℃の氷
点とを比較して、水温検出誤差を算出する水温センサ誤
差算出手段と、この水温センサ誤差算出手段の算出した
水温検出誤差が、予め設定されている水温センサ許容誤
差を越した際に異常信号を出力する水温センサ異常信号
出力手段とを具備している。
【0006】また、セルタイプ製氷機に、前記循環する
水の温度を検出する水温センサと、この水温センサの検
出値である水温検出値を入手する制御装置とが設けら
れ、この制御装置は、前記製氷工程時に、入手した水温
検出値を記憶する水温検出値記憶手段と、新たに入手し
た水温検出値と前記水温検出値記憶手段に記憶されてい
る前回の水温検出値とを比較して前記水温検出値が略一
定になったことを判定する水温飽和判定手段と、前記製
氷工程の開始時頃からの経過時間を計測するとともに、
水温検出値が略一定になったと前記水温飽和判定手段が
判定するとリセットされる経過時間計測手段と、前記経
過時間が予め設定されている飽和設定時間になった際に
異常信号を出力する飽和時間異常信号出力手段とを具備
していることがある。
【0007】さらに、セルタイプ製氷機に、前記循環す
る水の温度を検出する水温センサと、前記冷却器の温度
を検出する冷却器温度センサ(26)と、前記水温セン
サの検出値である水温検出値および冷却器温度センサの
検出値である冷却器温度検出値を入手する制御装置とが
設けられ、この制御装置は、前記製氷工程時に、前記水
温センサからの水温検出値が略一定になった際に、前記
冷却器温度検出値が予め設定されている冷却器温度セン
サ許容範囲から外れている場合に異常信号を出力する冷
却器温度センサ異常信号出力手段を具備していることが
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるセルタイプ
製氷機の実施の一形態を図1ないし図6を用いて説明す
る。図1は本発明にかかる製氷機の製氷部の正面図であ
る。図2は水皿が開いた状態での製氷部の正面図であ
る。図3は冷凍機の冷凍回路の主要部の概略図である。
図4は製氷機の制御装置の説明図である。図5は貯水タ
ンク温度センサおよび冷却器温度センサの異常を検出す
る際のフローチャートである。図6は図5のフローチャ
ートの続きである。
【0009】図1および図2において、逆セルタイプ製
氷機の製氷室1は、熱伝導性の良い金属たとえば銅、ま
たは銅合金、アルミ、またはアルミ合金などで構成さ
れ、下面が開口するとともに、内部が仕切り壁で仕切ら
れている。この製氷室1の天壁の上面には、冷却パイプ
2が蛇行して配設され固定されている。この冷却パイプ
2には冷媒が流れており、製氷室1を冷却することがで
きる。この製氷室1および冷却パイプ2で冷却器3は構
成され、セルタイプ製氷機のフレーム4に取り付けられ
て固定されている。また、製氷室1の下面開口を開閉自
在に覆う水皿7は、フレーム4に傾動可能に取り付けら
れている。さらに、フレーム4に、レバー8が回動可能
に取り付けられており、水皿傾動装置であるギアモータ
9(図4参照)で揺動駆動される。レバー8は第1アー
ム8aおよび、この第1アーム8aとは反対側の第2ア
ーム8bを具備しており、そして、レバー8の第1アー
ム8aの端部と、水皿7の先端部との間に、付勢手段で
あるコイルバネ11が取り付けられている。
【0010】製氷工程時には、図1に図示するように、
レバー8は閉動作位置に回動し、レバー8の第1アーム
8aの先端は上方にあり、水皿7は略水平となって、閉
位置となる。そして、図1の製氷状態から、レバー8が
反時計方向に回動し、レバー8が開動作位置まで回動し
て、第1アーム8aの先端が下方になると、図2に図示
するように、水皿7は時計方向に傾動して開位置とな
り、離氷状態となる。この状態で、製氷室1から離脱し
た氷は、図示しない氷貯蔵庫に落下する。逆に、図2の
離氷状態から、レバー8が時計方向に回動すると、水皿
7は反時計方向に回動して図1の水平状態の閉位置に復
動する。レバー8の回動位置は、アクチュエータスイッ
チ10で検出されている。レバー8が開動作位置から閉
動作位置に回動して、第1アーム8aが上方に来ると、
第1アーム8aがアクチュエータスイッチ10を右側に
押圧し、アクチュエータスイッチ10は閉位置信号であ
るON信号を出力する。一方、レバー8が閉動作位置か
ら開動作位置に回動して、第2アーム8bが上方に来る
と、第2アーム8bがアクチュエータスイッチ10を左
側に押圧し、アクチュエータスイッチ10は開位置信号
であるOFF信号を出力する。
【0011】また、氷貯蔵庫には、満氷検知スイッチ1
2(図4参照)が設けられており、氷貯蔵庫が満氷にな
ると、満氷検知スイッチ12はONとなり、満氷検知信
号であるON信号を出力する。氷貯蔵庫が満氷でない場
合には、満氷検知スイッチ12はOFFとなり、非満氷
信号であるOFF信号を出力する。
【0012】さらに、水皿7の下側には、この水皿7と
一体に移動する貯水タンク16が設けられており、この
貯水タンク16に溜められた水は、循環ポンプ17が駆
動すると、水皿7に供給され、製氷室1に噴水する。製
氷室1から水皿7へ落下した水は貯水タンク16に戻っ
ており、水は循環している。そして、フレーム4には、
貯水タンク16に給水する給水パイプ21が取り付けら
れ、この給水パイプ21には電磁式の給水弁22が設け
られている。また、冷却器3には冷却器温度を検出する
冷却器温度センサ26が、また、貯水タンク16には貯
水タンク16の水の温度を検出する水温センサとしての
貯水タンク温度センサ27、および、水位を検出するフ
ロートスイッチである水位スイッチ28が設けられてい
る。水位スイッチ28は、貯水タンク16が満水すると
ONとなり満水信号であるON信号を出力し、一方、満
水水位未満の場合はOFFとなっている。さらに、外気
温度を検出する外気温度センサ29(図4参照)が設け
られている。
【0013】図3に図示するように、セルタイプ製氷機
の冷凍サイクルは、前述の冷却器3、圧縮機31、ホッ
トガス切換弁32、凝縮器33、および、膨張弁34な
どの減圧装置などからなり、冷凍機を構成している。そ
して、冷却器3、圧縮機31、ホットガス切換弁32、
凝縮器33および膨張弁34を順次配管で接続し、冷却
器3に戻る回路が冷却回路である。また、ホットガス切
換弁32から、膨張弁34と冷却器3との間の配管にホ
ットガス回路36が接続されている。ホットガス切換弁
32は、圧縮機31から吐出された冷媒を、ホットガス
回路36に流れるように切り換えたり、凝縮器33側す
なわち冷却回路側に流れる様に切り換えたりする。さら
に、凝縮器33の温度を検出する凝縮器温度センサ37
が設けられている。そして、凝縮器33は送風機38で
空冷されている。
【0014】ホットガス切換弁32が冷却回路側に切り
換わっている状態で、圧縮機31が稼働すると、冷媒は
圧縮機31で圧縮されて、ホットガス切換弁32を通っ
て凝縮器33に吐出され、この凝縮器33で放熱され
て、膨張弁34などの減圧装置を通って、冷却器3で蒸
発して低温となり、製氷室1内に噴水された水を冷却し
て、製氷室1の内面に氷を生成している。ついで、冷却
器3を通過した冷媒は、圧縮機31に戻る。一方、ホッ
トガス切換弁32がホットガス回路36側に切り換わっ
ている状態で、圧縮機31が稼働すると、冷媒は圧縮機
31で圧縮されて、高温冷媒であるホットガスとなり、
ホットガス切換弁32およびホットガス回路36を通っ
て冷却器3に吐出され、製氷室1内の氷の表面を溶融し
て製氷室1から離氷させる。ついで、冷却器3を通過し
た冷媒は、圧縮機31に戻る。このホットガス運転時に
は、冷媒は凝縮器33および膨張弁34をバイパスして
圧縮機31から直接冷却器3に流れている。
【0015】図4において、セルタイプ製氷機の制御装
置41は、マイコン42、入出力回路43、センサ入力
回路44、表示出力回路45、スイッチ入力回路46お
よび書換え可能な不揮発性メモリーであるEEPROM
(電気的消去再書き込み可能なROM)47などから構
成されている。マイコン42は、ROM52、RAM5
3、タイマ54およびCPU(中央演算装置)55など
を具備しているとともに、前述のEEPROM47に接
続されている。マイコン42は、記憶部としてのROM
52やEEPROM47に各種プログラムや各種設定値
が記憶されるとともに、CPU55でプログラムを実行
する。
【0016】また、制御装置41のマイコン42には、
種々の電気部品が接続されているが、本発明に関係する
電気部品としては、前述の入出力回路43を介してギア
モータ9,循環ポンプ17,給水弁22,圧縮機31、
ホットガス切換弁32、送風機38および警報装置58
が、また、センサ入力回路44を介して冷却器温度セン
サ26,貯水タンク温度センサ27,外気温度センサ2
9および凝縮器温度センサ37が、さらに、表示出力回
路45を介して液晶表示装置などの表示装置59が、そ
して、スイッチ入力回路46を介してアクチュエータス
イッチ10、満氷検知スイッチ12および水位スイッチ
28が接続されている。
【0017】ところで、セルタイプ製氷機の電源が投入
されると、製氷運転サイクルが開始するが、この製氷運
転サイクルは、一般的に、初回洗浄工程、排水工程、こ
の排水工程の後の製氷工程と離氷工程の繰り返し、およ
び、氷貯蔵庫が満杯となって満氷検知スイッチ12がO
Nとなった後の貯氷工程からなっている。以下に、製氷
運転サイクルの代表例の概略を説明する。
【0018】初回洗浄工程は、初期条件として、レバー
8を閉動作位置に回動して、水皿7を閉じ水平位置とす
る。また、圧縮機31は停止している。そして、初回洗
浄工程は以下の手順で行われる。(1)制御装置41は
給水弁22に開信号を出力し、給水弁22を開けて貯水
タンク16に注水する。(2)制御装置41は、水位ス
イッチ28がONかOFFかをチェックし、ONとなる
と、貯水タンク16が満水したと判断して、給水弁22
に閉信号を出力して給水弁22を閉じさせる。(3)つ
いで、制御装置41は、循環ポンプ17に稼働信号を出
力し、循環ポンプ17を稼働させ、循環ポンプ17によ
り製氷室1に水を噴水する。(4)制御装置41は噴水
開始からの経過時間を計測し、この経過時間が予め記憶
部に設定されている洗浄設定時間に達すると、循環ポン
プ17に停止信号すなわちOFF信号を出力して、循環
ポンプ17を停止させる。
【0019】この初回洗浄工程の後に排水工程が行われ
る。この排水工程は以下の手順で行われる。(1)制御
装置41はギアモータ9に駆動信号を出力し、レバー8
を開動作位置に回動する。すると、レバー8の第2アー
ム8bがアクチュエータスイッチ10を左側に押圧し、
OFFとする。制御装置41は、アクチュエータスイッ
チ10からOFF信号が入力されると、ギアモータ9へ
停止信号を出力し、ギアモータ9を停止させる。また、
アクチュエータスイッチ10がOFFに切り換わった際
に、ギアモータ9の回転方向は切り換えられる。そし
て、レバー8が開動作位置に回動したことにより、水皿
7は開いて開位置に変位する。水皿7が開位置に変位す
ると、貯水タンク16の水は貯水タンク16の外に排水
される。(2)ついで、制御装置41は、アクチュエー
タスイッチ10がOFFに切り換わってからの経過時間
を計測し、この経過時間が予め記憶部に設定されている
排水設定時間に達すると、ギアモータ9に駆動信号を出
力し、レバー8を閉動作位置に回動する。すると、レバ
ー8の第1アーム8aがアクチュエータスイッチ10を
右側に押圧し、ONとする。制御装置41は、アクチュ
エータスイッチ10からON信号が入力されると、ギア
モータ9へ停止信号を出力し、ギアモータ9を停止させ
る。また、アクチュエータスイッチ10がONに切り換
わった際に、ギアモータ9の回転方向は切り換えられ
る。そして、レバー8が閉動作位置に回動したことによ
り、水皿7は閉じて閉位置に変位する。
【0020】この排水工程の後に製氷工程が行われる。
この製氷工程は以下の手順で行われる。(1)制御装置
41は給水弁22に開信号を出力し、給水弁22を開け
て貯水タンク16に注水する。(2)制御装置41は、
水位スイッチ28がONかOFFかをチェックし、ON
となると、貯水タンク16が満水したと判断して、給水
弁22に閉信号を出力して給水弁22を閉じさせる。
(3)ついで、制御装置41は、循環ポンプ17に稼働
信号を出力し、循環ポンプ17を稼働させ、循環ポンプ
17により製氷室1に水を噴水する。(4)(3)と略
同時に、制御装置41は圧縮機31に稼働信号を出力
し、冷凍機を稼働させる。なお、この際に、ホットガス
切換弁32は冷却回路側に切り換えられている。(5)
制御装置41は、貯水タンク温度センサ27が検知した
貯水タンク16の水温を得て、この水温が、予め記憶部
に設定されている製氷開始温度(略0℃)以下になった
か否かを判断する。(6)制御装置41は、水温が製氷
開始温度に達すると、水温が前記製氷開始温度に達して
からの経過時間をタイマ54で計測して、予め記憶部に
設定されている製氷完了設定時間に達したか否かを判断
する。そして、経過時間が前記製氷完了設定時間に達す
ると、製氷室1内に完全な氷が生成したと判断する。
(7)ついで、制御装置41は循環ポンプ17に停止信
号すなわちOFF信号を出力して、循環ポンプ17を停
止させて、製氷工程を終了させる。
【0021】この製氷工程の後に離氷工程が行われる。
この離氷工程は以下の手順で行われる。(1)制御装置
41はホットガス切換弁32に切換信号を出力し、ホッ
トガス切換弁32をホットガス回路36側に切り換え
る。なお、圧縮機31の稼働は維持している。(2)
(1)と略同時に、制御装置41はギアモータ9に駆動
信号を出力し、レバー8を開動作位置に回動する。する
と、レバー8の第2アーム8bがアクチュエータスイッ
チ10を左側に押圧し、OFFとする。制御装置41
は、アクチュエータスイッチ10からOFF信号が入力
されると、ギアモータ9へ停止信号を出力し、ギアモー
タ9を停止させる。また、アクチュエータスイッチ10
がOFFに切り換わった際に、ギアモータ9の回転方向
は切り換えられる。そして、レバー8が開動作位置に回
動したことにより、水皿7は開いて開位置に変位する。
水皿7が開位置に変位すると、ホットガスにより製氷室
1から離脱した氷は氷貯蔵庫に落下する。また、貯水タ
ンク16の水は貯水タンク16の外に排水される。
(3)ついで、制御装置41は、アクチュエータスイッ
チ10がOFFに切り換わった後に、冷却器温度センサ
26の検出値により製氷室1の温度が約7℃以上である
と判定すると、製氷室1内に氷がないことが確認され、
ギアモータ9に駆動信号を出力し、レバー8を閉動作位
置に回動する。すると、レバー8の第1アーム8aがア
クチュエータスイッチ10を右側に押圧し、ONとす
る。制御装置41は、アクチュエータスイッチ10から
ON信号が入力されると、ギアモータ9へ停止信号を出
力し、ギアモータ9を停止させる。また、アクチュエー
タスイッチ10がONに切り換わった際に、ギアモータ
9の回転方向は切り換えられる。そして、レバー8が閉
動作位置に回動したことにより、水皿7は閉じて閉位置
に変位する。ついで、製氷工程と離氷工程とを、氷貯蔵
庫が満氷になるまで、すなわち、満氷検知スイッチ12
がONとなるまで繰り返す。
【0022】そして、満氷検知スイッチ12がONとな
ると、貯氷工程となり、製氷運転サイクルを一旦停止す
る。この貯氷工程は、図示しない氷貯蔵庫の氷が使用さ
れ、満氷検知スイッチ12がOFFとなるまで行われ
る。満氷検知スイッチ12がOFFとなると、製氷工程
が再開する。
【0023】ところで、冷却器温度センサ26や貯水タ
ンク温度センサ27から制御装置41に入力される検出
値は、取付不良や故障などにより、異常となることがあ
る。そこで、制御装置41は上記製氷運転サイクルを制
御するとともに、並行して、各センサ26,27の異常
を検出している。この異常の検出は、製氷工程の最中に
行われている。
【0024】次に、この製氷工程における貯水タンク1
6の水温と冷却器3の温度の時間的変化を説明する。製
氷工程においては、前述の様に、循環ポンプ17が稼働
し、貯水タンク16の水が冷却器3の製氷室1に噴水し
て供給される。そして、製氷室1に供給された水は、製
氷室1から水皿7へ落下し、再び貯水タンク16に戻っ
ており循環している。また、圧縮機31が稼働し、冷却
器3の温度が低下する。そのため、貯水タンク16の水
温は、冷却器3で冷却されて漸次低下する。そして、水
温が略0℃(すなわち、略氷点)となると、冷却器3の
製氷室1の内面に氷が生成されるとともに、貯水タンク
16の水温は略一定の温度(すなわち、略氷点)に飽和
する。また、冷却器3の温度は、水温が略0℃(すなわ
ち、略氷点)となった際には、略一定の範囲に収まる。
したがって、貯水タンク温度センサ27および冷却器温
度センサ26が正常であれば、貯水タンク温度センサ2
7の検出値である水温検出値は、略氷点となり、一方、
冷却器温度センサ26の検出値である冷却器温度検出値
は一定の範囲内(以下、「冷却器温度センサ許容範囲」
と呼ぶ)に収まる。そこで、貯水タンク温度センサ27
および冷却器温度センサ26の異常を検出するために、
制御装置41の記憶部(ROM52またはEEPROM
47)には、上記氷点(略0℃)、この氷点と水温検出
値との許容誤差である水温センサ許容誤差、上記一定の
範囲(冷却器温度センサ許容範囲の上限値および下限
値)が記憶されて設定されている。また、製氷工程開始
から、水温が氷点に飽和するまでに要する経過時間は、
所定の値以下となるので、この所定の値が飽和設定時間
として、記憶部(ROM52またはEEPROM47)
に記憶されて設定されている。
【0025】この様にして、この実施の形態における上
記水温センサ許容誤差で規定される範囲および冷却器温
度センサ許容範囲は、製氷工程の際に水温が略氷点に飽
和した時点において、正常な貯水タンク温度センサ27
の検出値および正常な冷却器温度センサ26の検出値が
異常ではないと認められる値に設定されている。そのた
め、正常な貯水タンク温度センサ27の検出値および正
常な冷却器温度センサ26の検出値は、他の時点では、
上記水温センサ許容誤差で規定される範囲および冷却器
温度センサ許容範囲を越えることがある。一方、従来に
おける貯水タンク温度センサ27および冷却器温度セン
サ26の異常の検出は、製氷工程の際に水温が略氷点に
飽和した時点だけではなく、製氷運転サイクルの全ての
時点を対象としている。そのため、従来のものにおける
貯水タンク温度センサ27の検出値および冷却器温度セ
ンサ26の検出値が異常でないと判断する際の値は、こ
の実施の形態に比して、上限値が高くなり、一方、下限
値が低くなっており、許容範囲が広くなっている。した
がって、従来のものは、この実施の形態に比して、冷却
器温度センサ26および貯水タンク温度センサ27の異
常を検出する確率が低くなる。
【0026】次に、冷却器温度センサ26および貯水タ
ンク温度センサ27の異常を検出する際のフローを図5
および図6のフローチャートに基づいて説明する。ステ
ップ1において、制御装置41により前述の製氷工程が
開始され、ステップ2に行く。ステップ2において、制
御装置41は、製氷工程の最中に貯水タンク温度センサ
27の検出値Kw1をサンプリングし、ステップ3に行
く。ステップ3において、制御装置41は、サンプリン
グした検出値Kw1を水温検出値記憶手段としてのRA
M53(またはEEPROM47)に記憶させ、ステッ
プ4に行く。ステップ4において、制御装置41は、タ
イマ54で製氷工程開始からの経過時間を計測する。つ
いで、ステップ5において、制御装置41は、新たに、
貯水タンク温度センサ27の検出値Kw2をサンプリン
グし、ステップ6に行く。ステップ6において、制御装
置41は、新しい検出値Kw2とRAM53に記憶され
ている検出値Kw1とを比較して、新しい検出値Kw2
の方が低いか否かを判断し、低い場合には、水温が下降
していると判断してステップ10に行く。一方、新しい
検出値Kw2の方が低くない場合には、水温が下降して
いないと判断してステップ7に行く。ステップ7におい
て、制御装置41は、タイマ54で計測している経過時
間が、記憶部(ROM52またはEEPROM47)に
予め記憶設定されている飽和設定時間に達したか否かを
判断し、達したと判断した場合にはステップ8に行く。
ステップ8において、制御装置41は、飽和時間異常信
号である警報信号を警報装置58に出力する。警報装置
58は警報信号が入力されると、警報を発する。また、
制御装置41は、表示装置59に「飽和時間が経過して
も水温検出値が飽和せず、貯水タンク温度センサ27が
異常である」旨の異常信号を出力する。表示装置59は
この異常信号が入力されると、「飽和時間が経過しても
水温検出値が飽和せず、貯水タンク温度センサ27が異
常である」旨を表示する。そして、ステップ9に行き、
ステップ9において、センサ異常検出のフローを終了す
る。
【0027】一方、ステップ7において、タイマ54で
計測している経過時間が飽和設定時間に達していない
と、制御装置41が判断すると、ステップ3に戻り、ス
テップ4、ステップ5、ステップ6、ステップ7を実行
する。なお、ステップ3においては、検出値Kw2をR
AM53に記憶されている検出値Kw1に上書きしてい
る。また、ステップ4において、タイマ54の経過時間
の計測を継続する。そして、ステップ5において、制御
装置41は、新たに、貯水タンク温度センサ27の検出
値をサンプリングし、ステップ6に行く。ステップ6に
おいて、制御装置41は、前回の検出値と新しい検出値
とを比較して、水温の下降が開始したか否かを判断し、
下降を確認できない場合はステップ7に行く。そして、
経過時間が飽和設定時間に達するまでは、ステップ3か
らステップ4、ステップ5、ステップ6、ステップ7、
ついで、ステップ3に戻る繰り返しを実行している。こ
の繰り返しの最中に、ステップ6において、水温の下降
を確認すると、ステップ10に行く。
【0028】ステップ10において、制御装置41は、
ステップ5においてサンプリングした検出値をRAM5
3(またはEEPROM47)に記憶させ、ステップ1
1に行く。ステップ11において、タイマ54の経過時
間の計測を継続する。そして、ステップ12において、
制御装置41は、新たに、貯水タンク温度センサ27の
検出値をサンプリングし、ステップ13に行く。ステッ
プ13において、制御装置41は、新しい検出値とRA
M53に記憶されている検出値とを比較して、両者が略
同じか否かを判断する。この判断は、両検出値の差を演
算し、この差が予め記憶部に設定されている同一判断用
設定値以下か否かで行っている。なお、新しい検出値と
RAM53に記憶されている検出値とが完全に一致した
場合のみ同じであると判断することも可能である。そし
て、ステップ13において、両検出値が略同じでない場
合には、水温は飽和していないと判断してステップ14
に行く。ステップ14において、制御装置41は、タイ
マ54で計測している経過時間が、記憶部(ROM52
またはEEPROM47)に予め記憶設定されている飽
和設定時間に達したか否かを判断し、達したと判断した
場合にはステップ15に行く。ステップ15において、
制御装置41は、貯水タンク温度センサ27が異常であ
ると判断するとともに、異常信号である警報信号を警報
装置58に出力する。警報装置58は警報信号が入力さ
れると、警報を発する。また、制御装置41は、表示装
置59に「飽和時間が経過しても水温検出値が飽和せ
ず、貯水タンク温度センサ27が異常である」旨の異常
信号を出力する。表示装置59はこの異常信号が入力さ
れると、「飽和時間が経過しても水温検出値が飽和せ
ず、貯水タンク温度センサ27が異常である」旨を表示
する。そして、ステップ16に行き、ステップ16にお
いて、センサ異常検出のフローを終了する。
【0029】一方、ステップ14において、タイマ54
で計測している経過時間が飽和設定時間に達していない
と、制御装置41が判断すると、ステップ10に戻り、
ステップ11、ステップ12、ステップ13、ステップ
14を実行する。
【0030】そして、ステップ13において、両検出値
が略同じであると制御装置41が判断した場合には、水
温は飽和したと判断してステップ17に行く。ステップ
17において、制御装置41は、タイマ54をリセット
し経過時間を0とし、ステップ18に行く。ステップ1
8において、制御装置41は検出値と予め設定されてい
る氷点(略0℃)との差を演算し、水温検出誤差を求め
る。そして、ステップ19において、制御装置41は、
この水温検出誤差が、記憶部(ROM52またはEEP
ROM47)に予め記憶設定されている水温センサ許容
誤差以下か否かを判断し、水温センサ許容誤差を越した
と判断した場合にはステップ20に行く。ステップ20
において、制御装置41は、貯水タンク温度センサ27
が異常であると判断して、水温センサ異常信号である警
報信号を警報装置58に出力する。警報装置58は警報
信号が入力されると、警報を発する。また、制御装置4
1は、表示装置59に「貯水タンク温度センサ27が異
常である」旨の異常信号を出力する。表示装置59はこ
の異常信号が入力されると、「貯水タンク温度センサ2
7が異常である」旨を表示する。そして、ステップ21
に行き、ステップ21において、センサ異常検出のフロ
ーを終了する。
【0031】一方、ステップ19において、水温検出誤
差が水温センサ許容誤差以下の場合には、制御装置41
は貯水タンク温度センサ27は正常であると判断すると
ともに、冷却器温度センサ26の異常検出のフロー(ス
テップ22〜26)を開始する。そして、ステップ22
において、制御装置41は、貯水タンク温度センサ27
の検出値が飽和した時点付近で、冷却器温度センサ26
の検出値をサンプリングし、ステップ23に行く。ステ
ップ23において、制御装置41は、この冷却器温度セ
ンサ26の検出値が、記憶部(ROM52またはEEP
ROM47)に予め記憶設定されている冷却器温度セン
サ許容範囲内か否かを判断し、冷却器温度センサ許容範
囲内と判断した場合にはステップ24に行く。ステップ
24において、制御装置41は冷却器温度センサ26は
正常と判断してセンサ異常検出のフローを終了する。
【0032】一方、ステップ23において、冷却器温度
センサ26の検出値が冷却器温度センサ許容範囲外と判
断した場合にはステップ25に行く。ステップ25にお
いて、制御装置41は、冷却器温度センサ26が異常で
あると判断して、冷却器温度センサ異常信号である警報
信号を警報装置58に出力する。警報装置58は警報信
号が入力されると、警報を発する。また、制御装置41
は、表示装置59に「冷却器温度センサ26が異常であ
る」旨の異常信号を出力する。表示装置59はこの異常
信号が入力されると、「冷却器温度センサ26が異常で
ある」旨を表示する。そして、ステップ26に行き、ス
テップ26において、センサ異常検出のフローを終了す
る。
【0033】前述の様にして、制御装置41は、(1)
製氷工程時に水温センサからの水温検出値が略一定にな
った際に、この水温検出値と予め設定されている略0℃
の氷点とを比較して、水温検出誤差を算出する水温セン
サ誤差算出手段、(2)この水温センサ誤差算出手段の
算出した水温検出誤差が、予め設定されている水温セン
サ許容誤差を越した際に異常信号を出力する水温センサ
異常信号出力手段、(3)製氷工程時に、水温センサか
らの水温検出値が略一定になった際に、冷却器温度検出
値が予め設定されている冷却器温度センサ許容範囲から
外れている場合に異常信号を出力する冷却器温度センサ
異常信号出力手段などを具備している。この様に、制御
装置41は、上記手段以外にも、実行される各作用に対
応して各々作用を実行する手段を具備している。また、
全ての手段を具備している必要は必ずしもない。
【0034】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)セルタイプ製氷機の製氷運転サイクルは、初回洗
浄工程、排水工程、この排水工程の後の製氷工程と離氷
工程の繰り返し、および、氷貯蔵庫が満杯となった後の
貯氷工程からなっているが、その各工程の具体的なフロ
ーは適宜変更可能である。なお、前記製氷工程は、水皿
7が閉位置の状態で製氷室1内に氷を生成する工程であ
り、また、前記離氷工程は、水皿7を閉位置から開位置
にし、ついで閉位置に往復動させて製氷室1から氷を離
氷させる工程である。
【0035】(2)水温は、貯水タンク温度センサ27
が検出しているが、水温センサは、循環する水の温度を
検出することができるならば、その配置などは適宜変更
可能である。 (3)制御装置41からの異常信号である停止信号の出
力により、製氷運転サイクルを停止させることも可能で
ある。たとえば、制御装置41から圧縮機31や循環ポ
ンプ17に異常信号としての停止信号を出力する。
【0036】(4)経過時間計測手段であるタイマ54
は、製氷工程開始時頃からの経過時間を計測している
が、この計測開始時点は、実質的に製氷工程の開始に関
連するものであれば、適宜選択可能である。たとえば、
圧縮機31の稼働開始時や循環ポンプ17の稼働開始時
などでも可能である。また、給水弁22は開閉するが、
給水弁22の開動作時や閉動作時でも可能である。 (5)水温センサ許容誤差、冷却器温度センサ許容範囲
および飽和設定時間は、外気温度に影響されるので、水
温センサ許容誤差、冷却器温度センサ許容範囲や飽和設
定時間の設定値を、外気温度センサ29の検出値や凝縮
器温度センサ37の検出値に応じて変更することも可能
である。たとえば、外気温度(または凝縮器温度)とこ
の外気温度(または凝縮器温度)に対応する水温センサ
許容誤差、冷却器温度センサ許容範囲や飽和設定時間の
設定値を予め記憶している記憶部を設けておく。そし
て、制御装置は、外気温度センサ(または凝縮器温度セ
ンサ)からの外気温度(または凝縮器温度)に基づい
て、前記記憶部から対応する水温センサ許容誤差、冷却
器温度センサ許容範囲や飽和設定時間の設定値を読み出
して、センサの異常を判定することも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、制御装置は、製氷工程
時に水温センサからの水温検出値が略一定になった際
に、この水温検出値と予め設定されている略0℃の氷点
とを比較して、水温検出誤差を算出し、この水温検出誤
差が、予め設定されている水温センサ許容誤差を越した
際に異常信号を出力する。ところで、水温センサが正常
に作動している際には、この水温検出誤差は比較的小さ
な値であるので、前記水温センサ許容誤差を小さな値に
設定することができる。したがって、水温センサの取付
不良や特性変化などの異常により、水温センサの検出値
が正常な値から少しズレた場合にも、水温センサの異常
を検出することができる。
【0038】また、制御装置は、製氷工程時に、製氷工
程開始時頃からの経過時間が飽和設定時間に達しても、
水温検出値が略一定にならない場合に異常信号を出力す
る。そのため、水温センサの検出値が所定の範囲内にあ
り、従来は水温センサの異常を検出することができない
様な場合でも、水温検出値が略一定にならないことを判
定することにより、水温センサの異常を検出することが
できる。
【0039】さらに、制御装置は、製氷工程時に、水温
センサからの水温検出値が略一定になった際に、冷却器
温度検出値が冷却器温度センサ許容範囲から外れている
場合に異常信号を出力する。ところで、冷却器温度セン
サが正常に作動している場合には、水温検出値が略一定
になった際に、冷却器温度センサの検出値が取りうる範
囲は比較的小さい。したがって、前記冷却器温度センサ
許容範囲を小さな幅に設定することができる。その結
果、冷却器温度センサの取付不良や特性変化などの異常
により、冷却器温度センサの検出値が正常な値から少し
ズレた場合にも、冷却器温度センサの異常を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかる製氷機の製氷部の正面図
である。
【図2】図2は水皿が開いた状態での製氷部の正面図で
ある。
【図3】図3は冷凍機の冷凍回路の主要部の概略図であ
る。
【図4】図4は製氷機の制御装置の説明図である。
【図5】図5は貯水タンク温度センサおよび冷却器温度
センサの異常を検出する際のフローチャートである。
【図6】図6は図5のフローチャートの続きである。
【符号の説明】
1 製氷室 3 冷却器 16 貯水タンク 17 循環ポンプ 26 冷却器温度センサ 27 貯水タンク温度センサ(水温センサ) 41 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 裕文 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L110 AC01 BA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプにより貯水タンクの水を汲ん
    で、冷却された冷却器の製氷室に供給し、この水を再び
    貯水タンクに戻して循環させて製氷室に氷を生成する製
    氷工程を行うセルタイプ製氷機において、 前記循環する水の温度を検出する水温センサと、 この水温センサの検出値である水温検出値を入手する制
    御装置とが設けられ、 この制御装置は、前記製氷工程時に前記水温センサから
    の水温検出値が略一定になった際に、この水温検出値と
    予め設定されている略0℃の氷点とを比較して、水温検
    出誤差を算出する水温センサ誤差算出手段と、この水温
    センサ誤差算出手段の算出した水温検出誤差が、予め設
    定されている水温センサ許容誤差を越した際に異常信号
    を出力する水温センサ異常信号出力手段とを具備してい
    ることを特徴とするセルタイプ製氷機。
  2. 【請求項2】 循環ポンプにより貯水タンクの水を汲ん
    で、冷却された冷却器の製氷室に供給し、この水を再び
    貯水タンクに戻して循環させて製氷室に氷を生成する製
    氷工程を行うセルタイプ製氷機において、 前記循環する水の温度を検出する水温センサと、 この水温センサの検出値である水温検出値を入手する制
    御装置とが設けられ、 この制御装置は、前記製氷工程時に、入手した水温検出
    値を記憶する水温検出値記憶手段と、新たに入手した水
    温検出値と前記水温検出値記憶手段に記憶されている前
    回の水温検出値とを比較して前記水温検出値が略一定に
    なったことを判定する水温飽和判定手段と、前記製氷工
    程の開始時頃からの経過時間を計測するとともに、水温
    検出値が略一定になったと前記水温飽和判定手段が判定
    するとリセットされる経過時間計測手段と、前記経過時
    間が予め設定されている飽和設定時間になった際に異常
    信号を出力する飽和時間異常信号出力手段とを具備して
    いることを特徴とするセルタイプ製氷機。
  3. 【請求項3】 循環ポンプにより貯水タンクの水を汲ん
    で、冷却された冷却器の製氷室に供給し、この水を再び
    貯水タンクに戻して循環させて製氷室に氷を生成する製
    氷工程を行うセルタイプ製氷機において、 前記循環する水の温度を検出する水温センサと、 前記冷却器の温度を検出する冷却器温度センサと、 前記水温センサの検出値である水温検出値および冷却器
    温度センサの検出値である冷却器温度検出値を入手する
    制御装置とが設けられ、 この制御装置は、前記製氷工程時に、前記水温センサか
    らの水温検出値が略一定になった際に、前記冷却器温度
    検出値が予め設定されている冷却器温度センサ許容範囲
    から外れている場合に異常信号を出力する冷却器温度セ
    ンサ異常信号出力手段を具備していることを特徴とする
    セルタイプ製氷機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175439A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Hoshizaki Electric Co Ltd 噴射式製氷機の運転方法
CN102221278A (zh) * 2011-05-17 2011-10-19 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 用于冰箱的制冰组件和具有其的冰箱
CN113970219A (zh) * 2021-10-27 2022-01-25 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及冰箱的控制方法
CN113970220A (zh) * 2021-10-27 2022-01-25 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及其制冰控制方法
CN114526570A (zh) * 2022-02-14 2022-05-24 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及冰箱的制冰控制方法

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