JP2002283329A - ハニカム成形体の製造方法及び乾燥装置 - Google Patents
ハニカム成形体の製造方法及び乾燥装置Info
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Abstract
成形体を,外周スキン部に割れ,しわ等の欠陥を生じさ
せることなく乾燥することができるハニカム成形体の製
造方法及び乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 厚さ0.125mm以下のセル壁11を
ハニカム状に配して多数のセル10を設けたセラミック
製のハニカム成形体1を製造する方法において,押出成
形された粘土質のハニカム成形体1を乾燥するに当た
り,ハニカム成形体1を湿度が70%以上の高湿度雰囲
気に晒すと共に,周波数1000〜10000MHz領
域のマイクロ波を照射する。
Description
にその乾燥工程および乾燥装置に関する。
に当たっては,粘土質のハニカム成形体を押出成形し,
これを乾燥した後,焼成する。ハニカム成形体の乾燥方
法としては,例えば特開昭63−166745号公報に
示されているように,ハニカム成形体の上方及び下方に
配置した電極間に電流を流して発生させた高周波を用い
る方法が知られている。この方法は,ハニカム成形体の
内外を均一に加熱し,乾燥速度差により生じる収縮量差
が原因となる外周スキン部の割れ,しわ等の欠陥の発生
を防止しようとするものである。
の排ガス浄化装置の触媒担体として一般的に用いられて
きたセル壁厚さ0.30〜0.15mm,外周スキン部
の厚さ0.3〜1.0mmのハニカム成形体に対しては
有効である。しかしながら,近年の排気ガス浄化性能向
上等のニーズにより開発されてきたセル壁厚さが0.1
25mm以下で,外周スキン部の厚さが0.5mm以下
の薄壁品においては,セル壁自身の強度および外周スキ
ン部自身の強度が従来よりも低い。そのため,この薄壁
品においては,従来の高周波を用いた方法では,外周ス
キン部の欠陥発生に対する十分な対策が困難となってき
た。
れたもので,セル壁厚さが0.125mm以下のハニカ
ム成形体を,外周スキン部に割れ,しわ等の欠陥を生じ
させることなく乾燥することができるハニカム成形体の
製造方法及び乾燥装置を提供しようとするものである。
mm以下のセル壁をハニカム状に配して多数のセルを設
けたセラミック製のハニカム成形体を製造する方法にお
いて,押出成形された粘土質のハニカム成形体を乾燥す
るに当たり,誘電損失が0.1以下,気孔率が10%以
上,断面開口面積比が50%以上の多孔質のセラミック
スよりなる搬送トレイに載置した上記ハニカム成形体
を,湿度が70%以上の高湿度雰囲気に晒すと共に,周
波数1000〜10000MHz領域のマイクロ波を照
射することを特徴とするハニカム成形体の製造方法にあ
る。
く,湿度が70%以上という高湿度雰囲気において上記
ハニカム成形体を加熱する。これにより,ハニカム成形
体の外周表面が変形するような急激な乾燥を防止して外
周表面を適度な湿度に保つことができる。これにより,
外周表面と内部との乾燥速度差を低減することができ
る。そのため,セル壁厚さが0.125mm以下と薄
く,外周スキン部の厚みも比較的薄い場合においても,
ハニカム成形体の内外の乾燥速度差による収縮量差を小
さくすることができる。それ故,外周スキン部の割れ,
しわ等の欠陥を防止することができる。上記高湿度雰囲
気の湿度としては高いほどより好ましく,80%以上,
あるいは過飽和状態でもよい。
として,上記マイクロ波を用いる。これにより,上記高
湿度雰囲気での加熱を実現することができる。すなわ
ち,従来の高周波による加熱の場合,ハニカム成形体の
近傍に電極を配置する必要がある。この電極を高湿度雰
囲気内に配置すれば,電極間で放電や絶縁破壊を起こ
し,電極破損による設備故障が生じるおそれがある。
通じて導くことが可能であり,被加熱物の近傍に電極を
設ける必要がない。そのため,マイクロ波は,上記高湿
度雰囲気においても容易にハニカム成形体に到達し,こ
れを加熱することができる。このように,本発明では,
マイクロ波加熱と高湿度雰囲気との組合せによって,セ
ル壁厚さが0.125mmと非常に薄く,外周スキン部
も比較的薄い場合においても,乾燥時の外周スキン部の
割れやしわの発生を十分に防止することができる。そし
て,この乾燥時の品質向上によって,その後の焼成工程
を経て得られる焼成品としてのハニカム成形体を優れた
品質とすることができる。
誘電損失が0.1以下,気孔率が10%以上,断面開口
面積比が50%以上の多孔質のセラミックスよりなる搬
送トレイに,上記ハニカム成形体を載置して行う。上記
ハニカム成形体を乾燥時に支持する方法としては,上記
特定のセラミックスよりなる搬送トレイを用いる方法の
他に,一般的なセラミックスよりなるトレイを用いるこ
とももちろん可能である。しかしながら,上記の特定の
セラミックスよりなる搬送トレイを用いることにより,
上記ハニカム成形体の乾燥時に,ハニカム成形体とこれ
を支える部材との接触面における不具合発生を抑制する
ことができる。
は,水膜に接していると成分が溶出してしまうことがあ
る。そのため,ハニカム成形体を支える他部材との接触
部分に高湿度雰囲気からの水分あるいはハニカム成形体
から蒸発した水分が滞留した場合には,その接触部分に
おいてハニカム成形体の成分の溶出のおそれがある。こ
れに対し,上記気孔率が10%以上,断面開口面積比が
50%以上の多孔質のセラミックスよりなる搬送トレイ
に,上記ハニカム成形体を載置することにより,搬送ト
レイとハニカム成形体との接触部分近傍に水分が滞留し
ようとしても,搬送トレイの気孔を介した排水作用によ
って水分の滞留を防止することができる。上記気孔率が
10%未満,あるいは断面開口面積比が50%未満の場
合には,排水作用が十分に得られないおそれがある。
電損失が大きい性質のものである場合には,ハニカム成
形体を加熱するためのマイクロ波によって,この他部材
も加熱される。この場合には,加熱された他部材からの
直接的な伝熱によって,接触部分のハニカム成形体が局
部的に高速で加熱され,変形等を引き起こすおそれがあ
る。これに対し,上記のごとく,誘電損失が0.1以下
の搬送トレイにハニカム成形体を載置することにより,
搬送トレイの加熱を回避することができ,上記不具合を
防止することができる。
カム成形体は,上記セルの開口端面の一方を上記搬送ト
レイの上面に当接させて載置することが好ましい。上記
搬送トレイへのハニカム成形体の載置方向は任意の方向
をとることができる。ただし,特に上記のごとくセルの
開口端面の一方を搬送トレイの上面に当接させた場合に
は,搬送トレイの気孔とハニカム成形体のセルとの連通
性を確保することができる。
トレイは,尿素樹脂フォームよりなることが好ましい。
この場合には,上記誘電損失特性,気孔率,断面開口面
積比が上記好適な範囲にある優れた搬送トレイを容易に
得ることができる。
カム成形体を乾燥するに当たっては,各ハニカム成形体
は,隣接する他のハニカム成形体との間に一定の間隔を
有するように配置して乾燥することが好ましい。この場
合には,各ハニカム成形体に照射される上記マイクロ波
をより均一化することができ,乾燥ムラの発生を抑制す
ることができる。それ故,乾燥時に発生しうるトラブル
を,さらに十分に防止することができる。
カム成形体を乾燥するに当たっては,上記ハニカム成形
体の数量に応じて上記マイクロ波の照射条件を変更する
ことが好ましい。この場合には,乾燥槽内の上記ハニカ
ム成形体の数量によらず,各ハニカム成形体に上記マイ
クロ波を均一に照射することができる。それ故,乾燥時
に発生しうるトラブルを,さらに十分に防止することが
できる。
mm以下のセル壁をハニカム状に配して多数のセルを設
けたセラミック製のハニカム成形体を製造するに当た
り,押出成形された粘土質のハニカム成形体を乾燥する
乾燥装置であって,上記ハニカム成形体を収納する乾燥
槽と,該乾燥槽内を湿度が70%以上の高湿度雰囲気と
する加湿装置と,周波数1000〜10000MHz領
域のマイクロ波を上記乾燥槽内に供給するマイクロ波発
生装置と,複数のハニカム成形体を連続的に上記乾燥槽
に送入,送出する搬送装置とを有することを特徴とする
ハニカム成形体の乾燥装置である。
法における乾燥を容易に実現することができ,品質に優
れたハニカム成形体を製造することができる。すなわ
ち,上記乾燥槽内に乾燥すべきハニカム成形体を配置
し,上記加湿装置によって乾燥槽内の湿度を70%以上
に高めることにより高湿度雰囲気を形成する。そして,
上記マイクロ波発生装置からマイクロ波を導入すること
により,ハニカム成形体をマイクロ波加熱することがで
きる。これにより,外周スキン部に割れやしわを発生さ
せずにハニカム成形体を乾燥させることができる。
成形体を,連続的に上記乾燥槽に送入,送出する上記搬
送装置を設けてある。そのため,上記ハニカム成形体を
連続的に乾燥することができる。したがって,上記乾燥
装置によれば,上記ハニカム成形体の外周スキン部の割
れやしわの発生を防止しながら,非常に効率良く,上記
ハニカム成形体の乾燥を行うことができる。
槽は,複数のハニカム成形体を連続的に上記乾燥槽に送
入用及び送出用の開口部を有していると共に,その開口
部において,上記乾燥槽内の高湿度の空気と外気とが混
じり合うことを防止する遮断手段を有していることが好
ましい。この場合には,上記乾燥槽内に均一かつ高湿度
な雰囲気を形成することができる。また,上記乾燥槽内
の高湿度な空気が外部へ流出するのを抑制できるため,
小規模な加湿装置等によって所望の高湿度雰囲気を形成
することができる。
手段は,上記開口部を遮閉する空気の流れを形成するこ
とにより,上記乾燥槽内の高湿度雰囲気と外部の雰囲気
を遮断するように構成されていることが好ましい。この
場合には,小規模かつ簡便な設備構成によって,上記の
作用効果を得ることができる。
装置は,上記乾燥槽内にあるハニカム成形体の数量に応
じて,上記マイクロ波の照射条件を変更するように構成
されていることが好ましい。この場合には,上記乾燥槽
内にあるハニカム成形体数量が変動する場合であって
も,各ハニカム成形体に照射されるマイクロ波の量を均
一化できる。
送装置は,上記乾燥槽内に送入された各ハニカム成形体
が等間隔に配置されるように,上記ハニカム成形体の供
給を調整するアキュームレータ機能を有していることが
好ましい。ここで,上記アキュムレータ機能とは,上記
搬送装置へ供給される上記ハニカム成形体の供給量のば
らつきを調整し,上記ハニカム成形体を,一定の間隔で
上記乾燥槽に送入する機能である。上記アキュームレー
タ機能によれば,上記搬送装置への上記ハニカム成形体
の供給の状況によらず,上記乾燥槽内において,各ハニ
カム成形体を等間隔に配置した状態で搬送することがで
きる。
燥装置は,上記マイクロ波を導入する導入口を複数有し
ていることが好ましい。複数の導入口から,上記マイク
ロ波を照射すれば,上記乾燥槽内のマイクロ波密度のば
らつきを抑制することができる。それ故,乾燥ムラを抑
制することができ,本発明による作用効果をさらに高め
ることができる。
燥装置は,上記ハニカム成形体を上記乾燥槽に送入する
ための開口部近傍に設けた第1導入口と,上記ハニカム
成形体を上記乾燥槽から送出するための開口部近傍に設
けた第2導入口とを有しており,上記第1導入口は,上
記送出側の開口部に向けて上記マイクロ波を照射し,上
記第2導入口は,上記送入側の開口部に向けて上記マイ
クロ波を照射するよう構成されていることが好ましい。
搬送方向に沿って,対向する方向からマイクロ波を照射
することにより,上記乾燥槽の送入側と送出側とにおい
て,上記マイクロ波密度のばらつきを,さらに抑制する
ことができる。
燥装置は,上記ハニカム成形体を上記乾燥槽に送入する
ための開口部の上側に設けた第1導入口と,上記開口部
の下側に設けた第2導入口とを有しており,上記第1導
入口及び上記第2導入口は,上記ハニカム成形体を上記
乾燥槽から送出するための開口部に向けて上記マイクロ
波を照射するよう構成されていることが好ましい。上記
のごとく,上記マイクロ波の導入口を配置することによ
り,上記乾燥槽の鉛直方向において,上記マイクロ波密
度のばらつきを,さらに抑制することができる。
燥装置は,上記乾燥槽の上部に設けた第1導入口と,上
記乾燥槽の下部に設けた第2導入口を有しており,上記
第1導入口は,上記乾燥槽の下部に向って上記マイクロ
波を照射し,上記第2導入口は,上記乾燥槽の上部に向
って上記マイクロ波を照射するよう構成されていること
が好ましい。鉛直方向に沿って,対向する方向からマイ
クロ波を照射することにより,上記乾燥槽の上側と下側
とにおいて,上記マイクロ波密度のばらつきを,さらに
抑制することができる。
燥装置は,上記乾燥槽内側の側面であって上記搬送装置
を挟んで対向する両側面にそれぞれ設けた第1導入口と
第2導入口とを有しており,上記第1導入口は反対側の
側面に向けて上記マイクロ波を照射し,上記第2導入口
は反対側の側面に向けて上記マイクロ波を照射するよう
構成されていることが好ましい。搬送方向に直交し,か
つ地面に水平な方向に沿って,対向する方向からマイク
ロ波を照射することにより,上記搬送装置を挟んで上記
乾燥槽の両側において,上記マイクロ波密度を,さらに
抑制することができる。
及び乾燥装置につき,図1,図2を用いて説明する。本
例は,図2に示すごとく,厚さt1が0.125mm以
下のセル壁11をハニカム状に配して多数のセル10を
設けたセラミック製のハニカム成形体1を製造する方法
である。本例のハニカム成形体1は,同図に示すごと
く,四角形のセル10を有し,厚さt2が0.5mm以
下の円筒状の外周スキン部12を有する形状を呈してい
る。なお,上記セル形状,全体形状は用途に合わせて変
更可能である。
ハニカム成形体1を乾燥するに当たり,ハニカム成形体
1を湿度が70%以上の高湿度雰囲気に晒すと共に,周
波数1000〜10000MHz領域のマイクロ波を照
射する。以下,これを詳説する。
っては,まず,主にコーディエライトとなるセラミック
原料粉100重量部に対して,有機バインダー5重量部
と,水15重量部とを添加して混練し,粘土状のセラミ
ック原料を作製した。次に,このセラミック原料を押出
成形機(図示略)を用いてハニカム成形型より押し出す
と共に順次所定長さに切断し,粘土状のハニカム成形体
1を成形した。上記押出成形機としては,プランジャー
式,オーガ式等がある。また,本例ではハニカム成形型
のセル壁部のスリット幅を0.115mm,外周スキン
部のスリット幅を0.3mmとした。
ハニカム成形体1を図1に示す乾燥装置3を用いて乾燥
した。乾燥装置3は,同図に示すごとく,上記ハニカム
成形体1を収納する乾燥槽30と,該乾燥槽30内を湿
度が70%以上の高湿度雰囲気とする加湿装置32と,
周波数1000〜10000MHz領域のマイクロ波を
上記乾燥槽30内に供給するマイクロ波発生装置34と
を有する。
より運搬されるハニカム成形体1複数個分を収納できる
大きさを有している。そして,一方の側壁303の前後
上下の4角部分に,4つのマイクロ波発生装置34から
それぞれ延設された導波管340が接続されて開口して
いる。この開口部がマイクロ波導入口341である。
装置32としてのボイラーから延設され分岐した2本の
蒸気配管320が接続され開口している。この開口部が
蒸気導入口321である。この蒸気導入口321から導
入される蒸気は,上記のごとくボイラーより送られる高
温蒸気であり,その温度は80℃以上である。
は,上記ハニカム成形体を搬送する搬送装置4を有して
おり,複数のハニカム成形体1を連続的に乾燥槽30に
送入,送出できるよう構成された連続装置となってい
る。具体的には,乾燥槽30内には,その入口部301
と出口部302とを結ぶようにベルトコンベア41が配
設されている。また,乾燥槽30の出口側外部には,ロ
ーラコンベア42が配設されている。
ーラコンベア42よりなる搬送装置4は,ハニカム成形
体1を載置した搬送トレイ5を搬送するよう構成されて
いる。本例では,搬送トレイ5として,誘電損失が0.
1以下,気孔率が10%以上,断面開口面積比が50%
以上の多孔質のセラミックス,本例ではコーディエライ
ト製のものを使用した。なお,この材質は,尿素樹脂,
その他のものに変更することもできる。また,搬送トレ
イ5上においては,ハニカム成形体1のセル10の開口
端面の一方(101)を上記搬送トレイ5の上面51に
当接させて載置した。これにより,各ハニカム成形体1
は,そのセル10が鉛直方向に向くと共に,搬送トレイ
5の気孔と連通状態となる。
コンベア42の下方には,熱風発生装置36を配設し
た。この熱風発生装置36は,上記ローラコンベア42
上を移動してくる搬送トレイ5の下方から上方に向けて
120℃の熱風を吹き上げるよう構成されている。この
温度は上記ハニカム成形体1が含有するバインダが燃焼
しない温度である。
記のごとく押出成形されたハニカム成形体1を乾燥する
に当たっては,まず,図1に示すごとく,所定長さに切
断された各ハニカム成形体1を搬送トレイ5上に載置し
て順次ベルトコンベア41上に載せる。これにより,各
ハニカム成形体1は,順次乾燥槽30内に送入されてい
く。
体1は,ベルトコンベア41の動きに伴って,入口部3
01側から出口部302側に移動しながら乾燥されてい
く。ここで,乾燥槽30内は,上記加湿装置32から導
入される高温蒸気によって湿度が70%以上(本例では
80%以上),温度が80℃以上の高湿度雰囲気となっ
ていると共に,上記マイクロ波発生装置34から発せら
れるマイクロ波が導入されている。そのため,乾燥槽3
0内のハニカム成形体1は,外周スキン部12の割れや
しわの発生を防止しつつ急速に乾燥される。
高温の高湿度雰囲気となっているので,ハニカム成形体
1が加熱される際に,外周表面が変形するような急激な
乾燥が防止され,適度な湿度に保たれる。そのため,外
周表面と内部との乾燥速度差を低減することができる。
そのため,セル壁厚さが0.125mm以下と薄い本例
のハニカム成形体1であっても,その内外の乾燥速度差
による収縮量差を小さくすることができる。それ故,外
周スキン部12の割れ,しわ等の欠陥を防止することが
できる。
して,上記マイクロ波を用いる。マイクロ波は,上記乾
燥槽30内が上記のような高湿度雰囲気となっていて
も,導波管70を介して容易に導入できる。そのため,
複雑な設備構成をとることなく,ハニカム成形体1を容
易に誘電加熱することができる。このように,本例で
は,マイクロ波加熱と高湿度雰囲気との組合せによっ
て,セル壁厚さが0.125mm以下,外周スキン部の
厚さが0.3mm以下の薄肉品である場合においても,
乾燥時の外周スキン部12の割れやしわの発生を十分に
防止することができる。
湿度雰囲気でのマイクロ波による乾燥後,ハニカム成形
体1に対して,上記熱風発生装置36から発する熱風を
セル10を通過するように当てる。すなわち,本例で
は,ハニカム成形体1の乾燥を高湿度雰囲気でのマイク
ロ波加熱と熱風による加熱との組合せにより行う。具体
的には,乾燥前のハニカム成形体中の水分の10〜20
%がまだ残存する程度までの乾燥を上記高湿度雰囲気で
のマイクロ波加熱により行い,その後,水分含有量が5
%以下となるように熱風により完全乾燥を行う。
ロ波加熱の制御を容易にすることができ,マイクロ波加
熱の過剰加熱によってハニカム成形体のバインダー成分
が焼失するなどの不具合を防止することができる。そし
て,過剰加熱のおそれのない温度の熱風によって精度の
よい完全乾燥を実現することができる。
搬送装置4を有し,連続操業可能な構成を有している。
そのため,非常に効率よく乾燥工程を行うことができ
る。また,本例の搬送トレイ5は,上記のごとく誘電損
失が0.1以下,気孔率が10%以上,断面開口面積比
が50%以上の多孔質のコーディエライトという特定の
セラミックスを用いている。そのため,上記マイクロ波
による乾燥時には,水分の滞留防止,および搬送トレイ
5の高温化防止を図ることができる。更に,熱風加熱時
には,上記気孔を通した熱風の供給によって,セル10
内への熱風の通過を容易に行うことができる。
の乾燥槽30に導入する高温蒸気量の変化により湿度を
変化させ,湿度と外周スキン部の品質との相関を見る実
験を行った。湿度以外の条件は実施形態例1と同様とし
た。
燥槽30の槽内湿度,縦軸を外周スキン部の割れ・しわ
不良率をとった。各実験は,それぞれ20個のハニカム
成形体を処理し,少しでも割れ・しわのあったものを不
良品としてその個数の割合を算出して不良率とした。同
図より知られるごとく,湿度を50%より高めることに
より割れ・しわ防止効果が現れ,70%以上ではほぼ確
実に割れ・しわの防止ができることがわかった。
を変化させると共に,上記と同様に乾燥槽30内の湿度
を変化させ,乾燥時の水分の滞留による不具合の有無を
みる実験を行った。搬送トレイ5の気孔率および乾燥槽
30内の湿度以外の条件は実施形態例1と同様とした。
送トレイの気孔率を,縦軸に乾燥槽30の湿度をとった
ものである。各条件での処理は一回ずつ行い,少しでも
セル壁あるいは外壁スキン部の溶出があった場合をXと
し,なかったものを○として図にプロットした。同図よ
り知られるごとく,湿度が高いほど溶出しやすくなる
が,少なくとも湿度が70%の場合には,搬送トレイの
気孔率を10%以上とすることにより溶出を防止するこ
とができることがわかる。そして,湿度100%であっ
ても,少なくとも搬送トレイの気孔率を25%以上とす
ることにより溶出防止を図ることができることもわか
る。
形体を乾燥するに当たって,上記ハニカム成形体を,ア
キュームレータ機能を有する搬送装置を用いて,乾燥槽
へ送入した例である。
用いて実施される。該乾燥装置3は,実施形態例1の上
記乾燥装置3を基にして,上記搬送装置4に,上記アキ
ュームレータ機能をなすアキュームコンベア43と,該
アキュームコンベア43上において上記ハニカム成形体
1を停留させるストッパ45とを追加している。さら
に,上記乾燥装置は,実施形態例1の上記乾燥装置30
を基にして,上記乾燥槽30の開口部にエアカーテンを
形成するエア発生装置35を追加している。
の内外の雰囲気が混じり合うのを防止するために,上記
乾燥槽が外部に連通する開口部がなす開口面と平行に形
成された面状のエアの流れをいう。上記アキュームコン
ベア43は,複数の円筒ローラ44よりなる。各円筒ロ
ーラ44は,その軸方向が地面と水平かつ,搬送方向と
直交する状態で取り付けられている。そして,上記アキ
ュームコンベア43は,このような円筒ローラ44が,
その搬送方向に一列に並べられたものである。さらに,
各円筒ローラ44は,図示しないモータによって連結さ
れ,図5に示すごとく,矢印R方向に回転するように構
成されている。
上記回転する円筒ローラ44の外周面と,上記搬送トレ
イ5との間に生じる摩擦力によって,上記ハニカム成形
体1を搬送する。ここで,上記円筒ローラ44の外周面
には,滑らかな面が形成されており,上記アキュームコ
ンベア43上において上記ハニカム成形体1を停留させ
ることが容易であるように構成されている。
カム成形体1の搬送状態と停留状態とを切り替える。図
5に示すごとく,上記ストッパ45は,上記乾燥槽30
の入口部301付近において上方に向けて突出し,上記
搬送トレイ5の側面に当たるよう構成してある。
と,エア噴出口351とを有し,該エア噴出口351
は,上記乾燥槽30の入口部301及び出口部302の
開口部付近に配設されている。さらに,上記エア噴出口
351は,上記開口部の対角方向に向けて送風し,開口
部が形成する開口面と平行な気流を形成するように構成
されている。
燥装置3を用いて,上記ハニカム成形体1の乾燥を実施
した。上記乾燥装置3に搬入した上記ハニカム成形体1
は,上記搬送トレイ5に載置され,上記アキュームコン
ベア43により搬送される。そして,上記乾燥槽30の
入口部301付近まで搬送されると,上記搬送トレイ5
が上記ストッパ23に当接し,停留する。その後,上記
ハニカム成形体1が,上記乾燥装置3に次々に搬入され
ると,上記アキュームコンベア43上において,各ハニ
カム成形体1が,順次停留する。そして,停留したハニ
カム成形体1は,上記アキュームコンベア24上で行列
を形成する。
おいて,一定数量のハニカム成形体1が停留した後,上
記ハニカム成形体1の上記乾燥槽30への送入を開始す
る。まず,上記ストッパ23を操作して,上記ハニカム
成形体1を1個搬出した後,上記ストッパ23を元の位
置に戻して残りの上記ハニカム成形体1を,再び停留さ
せる。そして,所定の間隔が経過した後,さらに,上記
ハニカム成形体1を,上記のごとく,1個搬出するとい
う一連の手順を繰り返し実施する。ここで,上記所定の
間隔は,各ハニカム成形体1が上記アキュームコンベア
24上においてなすべき間隔に応じて決定した。
ームレータ機能により,上記ハニカム成形体1を上記乾
燥装置3に供給する供給タイミングと分離して,上記ハ
ニカム成形体1を,一定の間隔で上記乾燥槽30へ送入
することができる。それ故,上記乾燥槽30内におい
て,各ハニカム成形体1を常に等間隔に配置することが
できる。
にエアーカーテンを設置してある。そのため,上記乾燥
槽30への上記ハニカム成形体1の送入,送出を容易と
しながら,上記乾燥槽30内の高湿度雰囲気が外部雰囲
気と混じり合うことを防止することができる。それ故,
上記乾燥槽30内には,均一な高湿度雰囲気が精度良く
保持できる。
0内に保持した均一な高湿度雰囲気内において,上記ハ
ニカム成形体1に上記マイクロ波を,均一に照射するこ
とができる。そのため,上記乾燥装置3を用いて乾燥さ
れる上記ハニカム成形体1においては,乾燥ムラの発生
をさらに抑制することができる。したがって,セル壁等
の厚さが薄い上記ハニカム成形体1において,乾燥時の
外周スキン部12の割れやしわの発生を,さらに十分に
防止することができる。その他の構成及び作用効果は,
実施形態例1と同様である。
記ハニカム成形体1の数量に応じて,上記乾燥装置3の
マイクロ波出力値を調整した例である。そこで,予め,
上記乾燥装置3の適切なマイクロ波出力値を調べた。そ
の結果,図6に示すごとく,乾燥層30内のハニカム成
形体1の数量に応じてマイクロ波の出力値を設定するの
が適切であると判明した。そこで,本例では,上記乾燥
装置3を用いて,上記ハニカム成形体1を乾燥する際,
上記マイクロ波出力を,上記乾燥槽30内の上記ハニカ
ム成形体1の数量に応じて,図6に示すごとく,調整し
た。
ニカム成形体1の数量が変動する場合であっても,各ハ
ニカム成形体1に照射されるマイクロ波を均等にするこ
とができる。そのため,各ハニカム成形体1について生
じる乾燥度合いのばらつきを,有効に抑制することがで
きる。したがって,セル壁等の厚さが薄い上記ハニカム
成形体1において,乾燥時の外周スキン部12の割れや
しわの発生を,さらに十分に防止することができる。そ
の他の構成及び作用効果は,実施形態例1と同様であ
る。
イクロ波密度のばらつきを抑制した乾燥装置を用いた例
である。図7に示すごとく,本例の乾燥装置3は,実施
形態例1における乾燥装置3を基にして,マイクロ波発
生装置と導波管とマイクロ波導入口とからなるマイクロ
波装置の配置を変更したものである。
を上記乾燥槽30に送入するための開口部381近傍に
設けた第1導入口344と,上記ハニカム成形体1を上
記乾燥槽30から送出するための開口部382近傍に設
けた第2導入口347とを有している。そして,上記第
1導入口344は,上記送出側の開口部382に向けて
マイクロ波を照射し,上記第2導入口347は,上記送
入側の開口部381に向けてマイクロ波を照射するよう
構成されている。
置3を用いて,上記ハニカム成形体1の乾燥を実施し
た。上記乾燥槽30内においては,上記乾燥槽の送入側
と送出側とにおいて,上記マイクロ波密度のばらつきが
抑制されている。そのため,上記ハニカム成形体1は,
上記乾燥槽30内を搬送される間,均一にマイクロ波の
照射を受ける。それ故,本例によれば,上記ハニカム成
形体1の乾燥が一定の速度で進行し,上記乾燥時のトラ
ブルを未然に防止することができる。その他の構成及び
作用効果については,実施形態例1と同様である。
イクロ波密度のばらつきを抑制した乾燥装置を用いた例
である。図8に示すごとく,本例の乾燥装置3は,実施
形態例1における乾燥装置3を基にして,マイクロ波発
生装置と導波管とマイクロ波導入口とからなるマイクロ
波装置の配置を変更したものである。
を上記乾燥槽30に送入するための開口部381の上側
に設けた第1導入口344と,上記開口部381の下側
に設けた第2導入口347とを有している。そして,上
記第1導入口344及び上記第1導入口347は,上記
ハニカム成形体1を上記乾燥槽30から送出するための
開口部382に向けて上記マイクロ波を照射するよう構
成されている。
置3を用いて,上記ハニカム成形体1の乾燥を実施し
た。上記乾燥槽30内においては,上記乾燥槽の上側と
下側とにおいて,上記搬送方向に照射される上記マイク
ロ波の密度ムラが抑制されている。そのため,上記ハニ
カム成形体1の外周面のうち,上側と下側に均一にマイ
クロ波を照射することができる。それ故,本例によれ
ば,上記ハニカム成形体1の上側部分と下側部分とで,
同じように乾燥が進行し,上記乾燥時のトラブルを未然
に防止することができる。その他の構成及び作用効果に
ついては,実施形態例1と同様である。
イクロ波密度のばらつきを抑制した乾燥装置を用いた例
である。図9に示すごとく,本例の乾燥装置3は,実施
形態例1における乾燥装置3を基にして,マイクロ波発
生装置と導波管とマイクロ波導入口とからなるマイクロ
波装置の配置を変更したものである。
に設けた第1導入口344と,上記乾燥槽30の下部に
設けた第2導入口347とを有している。そして,上記
第1導入口344は,上記乾燥槽30の下部に向って上
記マイクロ波を照射し,上記第2導入口347は,上記
乾燥槽30の上部に向って上記マイクロ波を照射するよ
う構成されている。
置3を用いて,上記ハニカム成形体1の乾燥を実施し
た。上記乾燥槽30内においては,上記乾燥槽の上側と
下側とにおいて,鉛直方向に照射される上記マイクロ波
の密度ムラが抑制されている。そのため,上記ハニカム
成形体1の両端面には,均一にマイクロ波を照射するこ
とができる。それ故,本例によれば,上記ハニカム成形
体1の上側部分と下側部分とで,同じように乾燥が進行
し,上記乾燥時のトラブルを未然に防止することができ
る。その他の構成及び作用効果については,実施形態例
1と同様である。
イクロ波密度のばらつきを抑制した乾燥装置を用いた例
である。図10に示すごとく,本例の乾燥装置3は,実
施形態例1における乾燥装置3を基にして,マイクロ波
発生装置と導波管とマイクロ波導入口とからなるマイク
ロ波装置の配置を変更したものである。
303に設けた第1導入口344と,上記側面303に
対向する側面304に設けた第2導入口347とを有し
ている。そして,上記第1導入口344は,上記側面3
04に向って上記マイクロ波を照射し,上記第2導入口
347は,上記側面303に向って上記マイクロ波を照
射するよう構成されている。
置3を用いて,上記ハニカム成形体1の乾燥を実施し
た。上記乾燥槽30内においては,上記搬送装置を挟ん
で上記乾燥槽の両側において,上記マイクロ波密度のば
らつきが抑制されている。そのため,上記搬送方向に対
して,上記ハニカム成形体1の両側に均一にマイクロ波
を照射することができる。それ故,本例によれば,上記
ハニカム成形体1の両側において,同じように乾燥が進
行し,上記乾燥時のトラブルを未然に防止することがで
きる。その他の構成及び作用効果については,実施形態
例1と同様である。
あるいは一部を組み合わせて,上記乾燥槽に上記マイク
ロ波導入口を配置することも考えられる。この場合に
は,上記乾燥装置に適用する上記乾燥槽の体積,長さ,
高さ,或いは乾燥槽に同時送入される上記ハニカム成形
体の数量等に応じて,適宜,上記マイクロ波導入口配置
の組み合わせを選択するのが良い。上記乾燥槽内におけ
る,上記マイクロ波密度のばらつきをさらに抑制するこ
とができ,本例の効果をより高めることができる。
説明図。
の斜視図,(b)セル壁厚さを示す説明図。
不良率との関係を示す説明図。
度とハニカム成形体の溶出との関係を示す説明図。
説明図。
形体の数量に対する適切なマイクロ波出力の関係を示す
グラフ。
導入口の配置を示す説明図で側面図。
導入口の配置を示す説明図で側面図。
導入口の配置を示す説明図で側面図。
波導入口の配置を示す説明図で上面図。
Claims (15)
- 【請求項1】 厚さ0.125mm以下のセル壁をハニ
カム状に配して多数のセルを設けたセラミック製のハニ
カム成形体を製造する方法において,押出成形された粘
土質のハニカム成形体を乾燥するに当たり,誘電損失が
0.1以下,気孔率が10%以上,断面開口面積比が5
0%以上の多孔質のセラミックスよりなる搬送トレイに
載置した上記ハニカム成形体を,湿度が70%以上の高
湿度雰囲気に晒すと共に,周波数1000〜10000
MHz領域のマイクロ波を照射することを特徴とするハ
ニカム成形体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において,上記ハニカム成形体
は,上記セルの開口端面の一方を上記搬送トレイの上面
に当接させて載置することを特徴とするハニカム成形体
の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記搬送トレ
イは,尿素樹脂フォームよりなることを特徴とするハニ
カム成形体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記ハニカム成形体を乾燥するに当たっては,各ハニカ
ム成形体は,隣接する他のハニカム成形体との間に一定
の間隔を有するように配置して乾燥することを特徴とす
るハニカム成形体の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
上記ハニカム成形体を乾燥するに当たっては,上記ハニ
カム成形体の数量に応じて上記マイクロ波の照射条件を
変更することを特徴とするハニカム成形体の製造方法。 - 【請求項6】 厚さ0.125mm以下のセル壁をハニ
カム状に配して多数のセルを設けたセラミック製のハニ
カム成形体を製造するに当たり,押出成形された粘土質
のハニカム成形体を乾燥する乾燥装置であって,上記ハ
ニカム成形体を収納する乾燥槽と,該乾燥槽内を湿度が
70%以上の高湿度雰囲気とする加湿装置と,周波数1
000〜10000MHz領域のマイクロ波を上記乾燥
槽内に供給するマイクロ波発生装置と,複数のハニカム
成形体を連続的に上記乾燥槽に送入,送出する搬送装置
とを有することを特徴とするハニカム成形体の乾燥装
置。 - 【請求項7】 請求項6において,上記乾燥槽は,複数
のハニカム成形体を連続的に上記乾燥槽に送入用及び送
出用の開口部を有していると共に,その開口部におい
て,上記乾燥槽内の高湿度の空気と外気とが混じり合う
ことを防止する遮断手段を有していることを特徴とする
ハニカム成形体の乾燥装置。 - 【請求項8】 請求項7において,上記遮断手段は,上
記開口部を遮閉する空気の流れを形成することにより,
上記乾燥槽内の高湿度雰囲気と外部の雰囲気を遮断する
ように構成されていることを特徴とするハニカム成形体
の乾燥装置。 - 【請求項9】 請求項7〜8のいずれか1項において,
上記乾燥装置は,上記乾燥槽内にあるハニカム成形体の
数量に応じて,上記マイクロ波の照射条件を変更するよ
うに構成されていることを特徴とするハニカム成形体の
乾燥装置。 - 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか1項におい
て,上記搬送装置は,上記乾燥槽内に送入された各ハニ
カム成形体が等間隔に配置されるように,上記ハニカム
成形体の供給を調整するアキュームレータ機能を有して
いることを特徴とするハニカム成形体の乾燥装置。 - 【請求項11】 請求項7〜10のいずれか1項におい
て,上記乾燥装置は,上記マイクロ波を導入する導入口
を複数有していることを特徴とするハニカム成形体の乾
燥装置。 - 【請求項12】 請求項11において,上記乾燥装置
は,上記ハニカム成形体を上記乾燥槽に送入するための
開口部近傍に設けた第1導入口と,上記ハニカム成形体
を上記乾燥槽から送出するための開口部近傍に設けた第
2導入口とを有しており,上記第1導入口は,上記送出
側の開口部に向けて上記マイクロ波を照射し,上記第2
導入口は,上記送入側の開口部に向けて上記マイクロ波
を照射するよう構成されていることを特徴とするハニカ
ム成形体の乾燥装置。 - 【請求項13】 請求項11において,上記乾燥装置
は,上記ハニカム成形体を上記乾燥槽に送入するための
開口部の上側に設けた第1導入口と,上記開口部の下側
に設けた第2導入口とを有しており,上記第1導入口及
び上記第2導入口は,上記ハニカム成形体を上記乾燥槽
から送出するための開口部に向けて上記マイクロ波を照
射するよう構成されていることを特徴とするハニカム成
形体の乾燥装置。 - 【請求項14】 請求項11において,上記乾燥装置
は,上記乾燥槽の上部に設けた第1導入口と,上記乾燥
槽の下部に設けた第2導入口を有しており,上記第1導
入口は,上記乾燥槽の下部に向って上記マイクロ波を照
射し,上記第2導入口は,上記乾燥槽の上部に向って上
記マイクロ波を照射するよう構成されていることを特徴
とするハニカム成形体の乾燥装置。 - 【請求項15】 請求項11において,上記乾燥装置
は,上記乾燥槽内側の側面であって上記搬送装置を挟ん
で対向する両側面にそれぞれ設けた第1導入口と第2導
入口とを有しており,上記第1導入口は反対側の側面に
向けて上記マイクロ波を照射し,上記第2導入口は反対
側の側面に向けて上記マイクロ波を照射するよう構成さ
れていることを特徴とするハニカム成形体の乾燥装置。
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