JP2002282847A - 浄水器用濾過部、浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器 - Google Patents
浄水器用濾過部、浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器Info
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- JP2002282847A JP2002282847A JP2001086939A JP2001086939A JP2002282847A JP 2002282847 A JP2002282847 A JP 2002282847A JP 2001086939 A JP2001086939 A JP 2001086939A JP 2001086939 A JP2001086939 A JP 2001086939A JP 2002282847 A JP2002282847 A JP 2002282847A
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- water purifier
- water
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浄水器用濾過部と浄水器用本体との接続を1
ステップで簡単かつ確実に行えると共に、高水圧流流入
時にも容易に浄水器用濾過部が脱落しない接続機構を備
えた浄水器を提供する。 【手段】 本体側連結部39は、ストッパー48・48’と互
いに係止することにより本体側連結部39と濾過部側連結
部51とを連結するためのストッパー42・42’を備えてい
る。ストッパー42・42’は、本体側連結部39の軸芯方向
とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動可能となるよう
に設けられている。浄水器1は、弁本体2と濾過部3と
が本体側連結部39及び濾過部側連結部51において着脱自
在に連結する。
ステップで簡単かつ確実に行えると共に、高水圧流流入
時にも容易に浄水器用濾過部が脱落しない接続機構を備
えた浄水器を提供する。 【手段】 本体側連結部39は、ストッパー48・48’と互
いに係止することにより本体側連結部39と濾過部側連結
部51とを連結するためのストッパー42・42’を備えてい
る。ストッパー42・42’は、本体側連結部39の軸芯方向
とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動可能となるよう
に設けられている。浄水器1は、弁本体2と濾過部3と
が本体側連結部39及び濾過部側連結部51において着脱自
在に連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用あるいは業
務用に用いられる浄水器に使用される浄水器用濾過部、
浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器に関する。よ
り詳しくは、浄水器用濾過部及び浄水器用本体の着脱、
交換が容易である浄水器用濾過部、浄水器用本体及びこ
れらを備える浄水器に関するものである。
務用に用いられる浄水器に使用される浄水器用濾過部、
浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器に関する。よ
り詳しくは、浄水器用濾過部及び浄水器用本体の着脱、
交換が容易である浄水器用濾過部、浄水器用本体及びこ
れらを備える浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般に、家庭用あるいは業務用
水道蛇口に取り付けられる浄水器は、原水流入口と原水
取出口とを有する浄水器用本体と、原水を濾過し浄化す
るための濾材を収納する濾過部より構成されている。ま
た、近年では、濾材を少量収納した小型の濾過部を用
い、所定流量について使用した後適宜濾材を交換するこ
とで、濾過性能を一定以上に保持すると共に省スペース
化を図る浄水器がより一般的に用いられている。
水道蛇口に取り付けられる浄水器は、原水流入口と原水
取出口とを有する浄水器用本体と、原水を濾過し浄化す
るための濾材を収納する濾過部より構成されている。ま
た、近年では、濾材を少量収納した小型の濾過部を用
い、所定流量について使用した後適宜濾材を交換するこ
とで、濾過性能を一定以上に保持すると共に省スペース
化を図る浄水器がより一般的に用いられている。
【0003】上記のような構造を有する浄水器では、濾
過部を浄水器用本体に取り付ける際、作業が容易で、か
つ、水漏れ等が起こらないよう確実に取り付けられる仕
組みが必要となる。すなわち、特に、家庭用等に用いる
浄水器では、濾過部交換のたびに、その都度説明書等を
参照する等の煩雑さを避け、誰にでも容易に取り付けら
れる、手間のかからない構造を有するものが好まれる。
過部を浄水器用本体に取り付ける際、作業が容易で、か
つ、水漏れ等が起こらないよう確実に取り付けられる仕
組みが必要となる。すなわち、特に、家庭用等に用いる
浄水器では、濾過部交換のたびに、その都度説明書等を
参照する等の煩雑さを避け、誰にでも容易に取り付けら
れる、手間のかからない構造を有するものが好まれる。
【0004】このような小型の濾過部を備えた浄水器と
しては、例えば、特開平7−116656号公報、特開
平11−128911号公報記載の浄水器等が知られて
いる。図12は、上記公報記載の浄水器60の構造を示
した概略図である。上記公報記載の浄水器60では、同
図に示すように、浄水器用本体61と濾過部62との接
続部において、バヨネット機構63が設けられている。
しては、例えば、特開平7−116656号公報、特開
平11−128911号公報記載の浄水器等が知られて
いる。図12は、上記公報記載の浄水器60の構造を示
した概略図である。上記公報記載の浄水器60では、同
図に示すように、浄水器用本体61と濾過部62との接
続部において、バヨネット機構63が設けられている。
【0005】以下において、上記従来より用いられるバ
ヨネット機構63について具体的に説明する。同図に示
すように、バヨネット機構63は、浄水器用本体61の
側部の原水取出口64に設けられた円筒状の凹部65
と、この凹部65に対応して濾過部62側に設けられた
凸部66とから主に構成されている。
ヨネット機構63について具体的に説明する。同図に示
すように、バヨネット機構63は、浄水器用本体61の
側部の原水取出口64に設けられた円筒状の凹部65
と、この凹部65に対応して濾過部62側に設けられた
凸部66とから主に構成されている。
【0006】凹部65における内周面の開口端部側に
は、切欠部67と、周方向に伸びた凹部側張出部68が
それぞれ一対ずつ形成されている。
は、切欠部67と、周方向に伸びた凹部側張出部68が
それぞれ一対ずつ形成されている。
【0007】一方、濾過部62の原水受け入れ口69
に、凹部65に差し込める円筒状の凸部66が形成され
ている。凸部66は、凹部65における一対の凹部側張
出部68の先端部に形成される内径よりも、若干小径に
なっている。また、凸部66の先端側外周面には、一対
の凸部側張出部71が設けられている。該張出部71
は、凹部65の内周面に形成された一対の切欠部67の
各々に進入可能となるように形成されている。
に、凹部65に差し込める円筒状の凸部66が形成され
ている。凸部66は、凹部65における一対の凹部側張
出部68の先端部に形成される内径よりも、若干小径に
なっている。また、凸部66の先端側外周面には、一対
の凸部側張出部71が設けられている。該張出部71
は、凹部65の内周面に形成された一対の切欠部67の
各々に進入可能となるように形成されている。
【0008】上記のような構成において、浄水器用本体
61と濾過部62とは、上記凸部66が凹部65に差し
込まれて両者が同一軸芯周りに相対変位されることによ
り、互いに結合した状態となる。すなわち、上記凹部側
張出部68と凸部側張出部71との対向する面が係合し
た状態となる。また、係合時と逆方向に相対変位される
ことにより、凹部側張出部68と凸部側張出部71とが
離間して浄水器用本体61と濾過部62とが離脱する構
成となっている。
61と濾過部62とは、上記凸部66が凹部65に差し
込まれて両者が同一軸芯周りに相対変位されることによ
り、互いに結合した状態となる。すなわち、上記凹部側
張出部68と凸部側張出部71との対向する面が係合し
た状態となる。また、係合時と逆方向に相対変位される
ことにより、凹部側張出部68と凸部側張出部71とが
離間して浄水器用本体61と濾過部62とが離脱する構
成となっている。
【0009】具体的には、同図に示すように、凸部側張
出部71における凹部側張出部68と係合する面は、軸
方向に傾斜しており、両者の軸方向への相対変位がスム
ーズになると共に、互いの係合密着度が向上するように
なっている。そして、凸部側張出部71の端部には、凸
部66と凹部65との軸芯周りの相対変位を規制するス
トッパ72が設けられている。ストッパ72に凹部側張
出部68の端部が係止したときに、両張出部68、71
が係合すると共に、凸部66の先端面がシール部材70
に圧接して、凸部66と凹部65とが液密状態に係合す
るようになっている。
出部71における凹部側張出部68と係合する面は、軸
方向に傾斜しており、両者の軸方向への相対変位がスム
ーズになると共に、互いの係合密着度が向上するように
なっている。そして、凸部側張出部71の端部には、凸
部66と凹部65との軸芯周りの相対変位を規制するス
トッパ72が設けられている。ストッパ72に凹部側張
出部68の端部が係止したときに、両張出部68、71
が係合すると共に、凸部66の先端面がシール部材70
に圧接して、凸部66と凹部65とが液密状態に係合す
るようになっている。
【0010】さらに、上記バヨネット機構63では、係
合時における結合状態をより確実にし、水漏れ等を防止
するために、凹部65における内周面に、図示しないシ
ール部材抜き止部が形成されている。そして、シール部
材70の外周には、図示しない段部が設けられ、この段
部が前記シール部材抜き止部に係止されて抜け落ちが防
止されるようになっている。
合時における結合状態をより確実にし、水漏れ等を防止
するために、凹部65における内周面に、図示しないシ
ール部材抜き止部が形成されている。そして、シール部
材70の外周には、図示しない段部が設けられ、この段
部が前記シール部材抜き止部に係止されて抜け落ちが防
止されるようになっている。
【0011】次に、図12に基づいて、上記バヨネット
機構63の接続動作を説明する。まず、直立姿勢の固定
状態にある浄水器用本体61に対して、濾過部62を結
合させるためには、同図に示すように濾過部62側に設
けられた凸部66の凸部側張出部71を、浄水器用本体
61側の凹部65の切欠部67内に挿入する必要があ
る。このため、第1のステップとして、濾過部62の長
手方向が略水平方向に沿うように軸芯周りに濾過部62
を回転させ、この状態で、凸部側張出部71を、浄水器
用本体61側の切欠部67内に挿入する。
機構63の接続動作を説明する。まず、直立姿勢の固定
状態にある浄水器用本体61に対して、濾過部62を結
合させるためには、同図に示すように濾過部62側に設
けられた凸部66の凸部側張出部71を、浄水器用本体
61側の凹部65の切欠部67内に挿入する必要があ
る。このため、第1のステップとして、濾過部62の長
手方向が略水平方向に沿うように軸芯周りに濾過部62
を回転させ、この状態で、凸部側張出部71を、浄水器
用本体61側の切欠部67内に挿入する。
【0012】次いで、第2のステップとして、浄水器用
本体61側から見て、濾過部62を反時計方向に90°
程度回転する。これにより、凹部側張出部68が、濾過
部62の凸部基面73と凸部側張出部71との間に進入
し、凹部側張出部68の端部がストッパ72に当接した
ところで、浄水器用本体61と濾過部62とが液密状態
に結合される。このとき、濾過部62の長手方向は垂直
状態となっている。
本体61側から見て、濾過部62を反時計方向に90°
程度回転する。これにより、凹部側張出部68が、濾過
部62の凸部基面73と凸部側張出部71との間に進入
し、凹部側張出部68の端部がストッパ72に当接した
ところで、浄水器用本体61と濾過部62とが液密状態
に結合される。このとき、濾過部62の長手方向は垂直
状態となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の浄水器では、濾過部62を浄水器用本体61に係合
させるための動作として、必ず上記第1および第2のス
テップを経なければならず、取り付け作業が煩雑である
という問題点を有している。すなわち、凸部側張出部7
1を、浄水器用本体61側の凹部65の切欠部67内に
挿入する場合において、固定状態にある浄水器用本体6
1に対する濾過部62の位置決めを誤ると、挿入操作自
体が手間取るうえに、濾過部62の回転方向にも注意を
払わなければならず、意外と操作に手間取るという問題
点を有している。
来の浄水器では、濾過部62を浄水器用本体61に係合
させるための動作として、必ず上記第1および第2のス
テップを経なければならず、取り付け作業が煩雑である
という問題点を有している。すなわち、凸部側張出部7
1を、浄水器用本体61側の凹部65の切欠部67内に
挿入する場合において、固定状態にある浄水器用本体6
1に対する濾過部62の位置決めを誤ると、挿入操作自
体が手間取るうえに、濾過部62の回転方向にも注意を
払わなければならず、意外と操作に手間取るという問題
点を有している。
【0014】また、上記従来の浄水器では、凸部66が
凹部65に差し込まれて両者が軸芯周りに相対変位され
ることで両者の係合、離間状態が形成されるため、突発
的に高水圧の水流が生じた際に、軸芯周り方向への圧力
が加えられる場合が生じる。このような場合、圧力が加
えられる方向が、ストッパ72による規制を受けない方
向(離間状態を形成させる回転方向)である場合、浄水
器用本体61及び濾過部62が離間し、濾過部が脱落す
る。従って、上記従来の浄水器は、突発的に高水圧の水
流が生じた場合に濾過部が脱落する危険性があるという
問題点を有している。
凹部65に差し込まれて両者が軸芯周りに相対変位され
ることで両者の係合、離間状態が形成されるため、突発
的に高水圧の水流が生じた際に、軸芯周り方向への圧力
が加えられる場合が生じる。このような場合、圧力が加
えられる方向が、ストッパ72による規制を受けない方
向(離間状態を形成させる回転方向)である場合、浄水
器用本体61及び濾過部62が離間し、濾過部が脱落す
る。従って、上記従来の浄水器は、突発的に高水圧の水
流が生じた場合に濾過部が脱落する危険性があるという
問題点を有している。
【0015】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、カートリッジと浄水器用本
体との接続を1ステップで簡単かつ確実に行えると共
に、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しない接続
機構を備えた浄水器を提供することにある。
たものであり、その目的は、カートリッジと浄水器用本
体との接続を1ステップで簡単かつ確実に行えると共
に、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しない接続
機構を備えた浄水器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の浄水器用本体
は、上記の課題を解決するために、原水流入口と、原水
供給口と、前記原水流入口から流入する原水を濾過する
ための浄水器用濾過部に前記原水供給口において着脱自
在に連結する本体側連結部とを有し、前記本体側連結部
は、浄水器用濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と
互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄
水器用本体とを連結するための本体側係止部材を備える
浄水器用本体であって、前記本体側係止部材は、前記浄
水器用濾過部と前記浄水器用本体との接続動作及び接続
解除動作において、前記本体側連結部の軸芯方向とほぼ
直交する一方向に沿ってのみ移動可能となるように前記
本体側連結部に設けられていることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、原水流入口と、原水
供給口と、前記原水流入口から流入する原水を濾過する
ための浄水器用濾過部に前記原水供給口において着脱自
在に連結する本体側連結部とを有し、前記本体側連結部
は、浄水器用濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と
互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄
水器用本体とを連結するための本体側係止部材を備える
浄水器用本体であって、前記本体側係止部材は、前記浄
水器用濾過部と前記浄水器用本体との接続動作及び接続
解除動作において、前記本体側連結部の軸芯方向とほぼ
直交する一方向に沿ってのみ移動可能となるように前記
本体側連結部に設けられていることを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、前記本体側連結部
は、浄水器用濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と
互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄
水器用本体とを連結するための本体側係止部材を備えて
いる。このため、浄水器用濾過部と浄水器用本体との接
続を1ステップで簡単かつ確実に行うことができる。ま
た、前記本体側係止部材が、前記接続動作及び接続解除
動作において、該本体側連結部を通過する流水の進行方
向と略垂直な一方向に沿ってのみ移動可能となるよう設
けられている。このため、突発的な水圧の変化によって
前記本体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷が
かかっても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動
させる程度の分力が加えられない限り、接続が解除され
ることがないので、前記本体側係止部材が容易に脱離す
ることがない。従って、高水圧流流入時にも容易に濾過
部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用本体を提供す
ることができる。
は、浄水器用濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と
互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄
水器用本体とを連結するための本体側係止部材を備えて
いる。このため、浄水器用濾過部と浄水器用本体との接
続を1ステップで簡単かつ確実に行うことができる。ま
た、前記本体側係止部材が、前記接続動作及び接続解除
動作において、該本体側連結部を通過する流水の進行方
向と略垂直な一方向に沿ってのみ移動可能となるよう設
けられている。このため、突発的な水圧の変化によって
前記本体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷が
かかっても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動
させる程度の分力が加えられない限り、接続が解除され
ることがないので、前記本体側係止部材が容易に脱離す
ることがない。従って、高水圧流流入時にも容易に濾過
部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用本体を提供す
ることができる。
【0018】請求項2の浄水器用本体は、上記の課題を
解決するために、前記本体側係止部材は、前記本体側連
結部に内蔵された支持部材上に設けられ、該支持部材
は、前記本体側連結部を通過する原水の進行方向への前
記支持部材の移動を防止するために前記本体側連結部内
壁に設けられている一対の外縁部間に、前記一方向に沿
って摺動可能に挟持されていることを特徴としている。
解決するために、前記本体側係止部材は、前記本体側連
結部に内蔵された支持部材上に設けられ、該支持部材
は、前記本体側連結部を通過する原水の進行方向への前
記支持部材の移動を防止するために前記本体側連結部内
壁に設けられている一対の外縁部間に、前記一方向に沿
って摺動可能に挟持されていることを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、支持部材が前記一対
の外縁部間に挟持されていることで、本体側係止部材が
本体側連結部を通過する流水の進行方向と略垂直な一方
向に沿ってのみ移動可能となる機構を単純かつ確実に実
現できる。また、前記支持部材が、摺動可能に挟持され
ていることで、該支持部材を適宜移動させることで係止
による接続動作及び接続解除動作をスムーズに行うこと
ができる。前記支持部材の形状は、前記本体側連結部の
内壁に沿って形成される枠形状等が用いられる。
の外縁部間に挟持されていることで、本体側係止部材が
本体側連結部を通過する流水の進行方向と略垂直な一方
向に沿ってのみ移動可能となる機構を単純かつ確実に実
現できる。また、前記支持部材が、摺動可能に挟持され
ていることで、該支持部材を適宜移動させることで係止
による接続動作及び接続解除動作をスムーズに行うこと
ができる。前記支持部材の形状は、前記本体側連結部の
内壁に沿って形成される枠形状等が用いられる。
【0020】請求項3の浄水器用本体は、上記の課題を
解決するために、前記支持部材には、前記一方向に沿っ
た摺動において該支持部材を付勢するための弾性体が設
けられていることを特徴としている。
解決するために、前記支持部材には、前記一方向に沿っ
た摺動において該支持部材を付勢するための弾性体が設
けられていることを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、前記支持部材に前記
弾性体が設けられていることで、突発的な水圧上昇時で
あっても、前記弾性体の張力によって、前記本体側係止
部材が係止を解除する方向に摺動することが抑制される
ので、接続が容易に解除されることがない。また、前記
弾性体の張力によって、前記接続動作及び接続解除動作
をよりスムーズに行うことができる。
弾性体が設けられていることで、突発的な水圧上昇時で
あっても、前記弾性体の張力によって、前記本体側係止
部材が係止を解除する方向に摺動することが抑制される
ので、接続が容易に解除されることがない。また、前記
弾性体の張力によって、前記接続動作及び接続解除動作
をよりスムーズに行うことができる。
【0022】請求項4の浄水器用本体は、上記の課題を
解決するために、前記本体側係止部材は、底面が略台形
である角柱状にて構成される柱状突起物であり、前記略
台形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、かつ、
前記略台形の斜辺が浄水器用濾過部側に位置するように
前記本体側連結部の内側方向に突設されており、前記本
体側係止部材とほぼ同一形状の角柱状にて構成され、か
つ、接続動作開始時において、前記本体側係止部材と、
略台形の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係
で前記浄水器用濾過部側に突設されている、濾過部側係
止部材と係止されることを特徴としている。
解決するために、前記本体側係止部材は、底面が略台形
である角柱状にて構成される柱状突起物であり、前記略
台形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、かつ、
前記略台形の斜辺が浄水器用濾過部側に位置するように
前記本体側連結部の内側方向に突設されており、前記本
体側係止部材とほぼ同一形状の角柱状にて構成され、か
つ、接続動作開始時において、前記本体側係止部材と、
略台形の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係
で前記浄水器用濾過部側に突設されている、濾過部側係
止部材と係止されることを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、前記本体側係止部材
と前記濾過部側係止部材とが、それぞれ、前記底面が略
台形である角柱状にて構成され、かつ、両係止部材が、
互いに上記の位置関係で突設されていることで、接続動
作開始時において、前記斜辺に対応する傾斜面同士が当
接するため、前記本体側係止部材が、前記一方向にのみ
摺動する際の、接続動作及び接続解除動作における操作
性がより向上する。
と前記濾過部側係止部材とが、それぞれ、前記底面が略
台形である角柱状にて構成され、かつ、両係止部材が、
互いに上記の位置関係で突設されていることで、接続動
作開始時において、前記斜辺に対応する傾斜面同士が当
接するため、前記本体側係止部材が、前記一方向にのみ
摺動する際の、接続動作及び接続解除動作における操作
性がより向上する。
【0024】請求項5の浄水器用本体は、上記の課題を
解決するために、前記本体側連結部は、浄水器用濾過部
側に設けられた濾過部側嵌合部材と嵌合し、該本体側連
結部の軸芯周りの回転を防止するための本体側嵌合部材
を備えていることを特徴としている。
解決するために、前記本体側連結部は、浄水器用濾過部
側に設けられた濾過部側嵌合部材と嵌合し、該本体側連
結部の軸芯周りの回転を防止するための本体側嵌合部材
を備えていることを特徴としている。
【0025】上記の構成によれば、前記本体側嵌合部材
が、前記軸芯周りの回転を確実に防止するので、濾過部
側連結部及び本体側連結部内に突発的な水圧が生じて
も、前記濾過部側係止部材と本体側係止部材とがずれる
ことがなく、濾過部の脱落をさらに確実に防止できる。
が、前記軸芯周りの回転を確実に防止するので、濾過部
側連結部及び本体側連結部内に突発的な水圧が生じて
も、前記濾過部側係止部材と本体側係止部材とがずれる
ことがなく、濾過部の脱落をさらに確実に防止できる。
【0026】請求項6の浄水器用濾過部は、上記の課題
を解決するために、浄水器用本体からの原水を受け入れ
るための原水受入口と、浄水を外部に流出させるための
浄水流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に
対し着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記
濾過部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側
係止部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過
部と前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止
部材を備える浄水器用濾過部であって、請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の浄水器用本体と、前記濾過部
側係止部材により着脱自在に連結されることを特徴とし
ている。
を解決するために、浄水器用本体からの原水を受け入れ
るための原水受入口と、浄水を外部に流出させるための
浄水流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に
対し着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記
濾過部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側
係止部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過
部と前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止
部材を備える浄水器用濾過部であって、請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の浄水器用本体と、前記濾過部
側係止部材により着脱自在に連結されることを特徴とし
ている。
【0027】請求項7の浄水器用濾過部は、上記の課題
を解決するために、浄水器用本体からの原水を受け入れ
るための原水受入口と、浄水を外部に流出させるための
浄水流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に
対し着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記
濾過部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側
係止部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過
部と前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止
部材を備える浄水器用濾過部であって、前記濾過部側係
止部材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体との
接続動作及び接続解除動作において、該濾過部側連結部
の軸芯方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動可能
となるように設けられていることを特徴としている。
を解決するために、浄水器用本体からの原水を受け入れ
るための原水受入口と、浄水を外部に流出させるための
浄水流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に
対し着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記
濾過部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側
係止部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過
部と前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止
部材を備える浄水器用濾過部であって、前記濾過部側係
止部材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体との
接続動作及び接続解除動作において、該濾過部側連結部
の軸芯方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動可能
となるように設けられていることを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、前記濾過部側連結部
は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止部材と互い
に係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器
用本体とを連結するための濾過部側係止部材を備えてい
る。このため、カートリッジと浄水器用本体との接続を
1ステップで簡単かつ確実に行うことができる。また、
前記濾過部側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動
作において、該濾過部側連結部の軸芯方向とほぼ直交す
る一方向に沿ってのみ本体側係止部材を移動させるよう
設けられている。このため、突発的な水圧の変化によっ
て前記本体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷
がかかっても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移
動させる程度の分力が加えられない限り、接続が解除さ
れることがないので、前記本体側係止部材が容易に脱離
することがない。従って、高水圧流流入時にも容易に浄
水器用濾過部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用濾
過部を提供することができる。
は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止部材と互い
に係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器
用本体とを連結するための濾過部側係止部材を備えてい
る。このため、カートリッジと浄水器用本体との接続を
1ステップで簡単かつ確実に行うことができる。また、
前記濾過部側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動
作において、該濾過部側連結部の軸芯方向とほぼ直交す
る一方向に沿ってのみ本体側係止部材を移動させるよう
設けられている。このため、突発的な水圧の変化によっ
て前記本体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷
がかかっても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移
動させる程度の分力が加えられない限り、接続が解除さ
れることがないので、前記本体側係止部材が容易に脱離
することがない。従って、高水圧流流入時にも容易に浄
水器用濾過部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用濾
過部を提供することができる。
【0029】請求項8の浄水器用濾過部は、上記の課題
を解決するために、前記濾過部側係止部材は、底面が略
台形である角柱状にて構成される柱状突起物であり、前
記略台形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、か
つ、前記略台形の斜辺が浄水器用本体側に位置するよう
に前記原水受入口において外側方向に突設されており、
前記濾過部側係止部材とほぼ同一形状からなり、かつ、
接続動作開始時において、前記濾過部側係止部材と、略
台形の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係で
前記浄水器用本体側に突設されている、本体側係止部材
と係止されることを特徴としている。
を解決するために、前記濾過部側係止部材は、底面が略
台形である角柱状にて構成される柱状突起物であり、前
記略台形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、か
つ、前記略台形の斜辺が浄水器用本体側に位置するよう
に前記原水受入口において外側方向に突設されており、
前記濾過部側係止部材とほぼ同一形状からなり、かつ、
接続動作開始時において、前記濾過部側係止部材と、略
台形の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係で
前記浄水器用本体側に突設されている、本体側係止部材
と係止されることを特徴としている。
【0030】上記の構成によれば、前記本体側係止部材
と前記濾過部側係止部材とが、それぞれ、底面が略台形
である柱状突起物で構成され、かつ、両係止部材が、互
いに上記のような位置関係にて突設されていることで、
前記本体側係止部材が、前記一方向にのみ摺動する際
の、接続動作及び接続解除動作における操作性がより向
上する。
と前記濾過部側係止部材とが、それぞれ、底面が略台形
である柱状突起物で構成され、かつ、両係止部材が、互
いに上記のような位置関係にて突設されていることで、
前記本体側係止部材が、前記一方向にのみ摺動する際
の、接続動作及び接続解除動作における操作性がより向
上する。
【0031】請求項9の浄水器用濾過部は、上記の課題
を解決するために、前記濾過部側連結部は、浄水器用本
体側に設けられた本体側嵌合部材と嵌合し、該濾過部側
連結部の軸芯周りの回転を防止するための濾過部側嵌合
部材を備えていることを特徴としている。
を解決するために、前記濾過部側連結部は、浄水器用本
体側に設けられた本体側嵌合部材と嵌合し、該濾過部側
連結部の軸芯周りの回転を防止するための濾過部側嵌合
部材を備えていることを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、前記濾過部側嵌合部
材が、前記軸芯周りの回転を確実に防止するので、濾過
部側連結部及び本体側連結部内に突発的な水圧が生じて
も、前記濾過部側係止部材と本体側係止部材とがずれる
ことがなく、濾過部の脱落をさらに確実に防止できる。
材が、前記軸芯周りの回転を確実に防止するので、濾過
部側連結部及び本体側連結部内に突発的な水圧が生じて
も、前記濾過部側係止部材と本体側係止部材とがずれる
ことがなく、濾過部の脱落をさらに確実に防止できる。
【0033】請求項10の浄水器用濾過部は、上記の課
題を解決するために、請求項1ないし5のいずれか1項
に記載の浄水器用本体と、該浄水器用本体と着脱自在に
連結する浄水器用濾過部とを備えることを特徴としてい
る。
題を解決するために、請求項1ないし5のいずれか1項
に記載の浄水器用本体と、該浄水器用本体と着脱自在に
連結する浄水器用濾過部とを備えることを特徴としてい
る。
【0034】請求項11の浄水器は、上記の課題を解決
するために、請求項6ないし9のいずれか1項に記載の
浄水器用濾過部と、該浄水器用濾過部と着脱自在に連結
する浄水器用本体とを備えることを特徴としている。
するために、請求項6ないし9のいずれか1項に記載の
浄水器用濾過部と、該浄水器用濾過部と着脱自在に連結
する浄水器用本体とを備えることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、浄水器用濾過部と浄
水器用本体との接続を1ステップで簡単かつ確実に行え
ると共に、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しな
い接続機構を備えた浄水器を提供することができる。
水器用本体との接続を1ステップで簡単かつ確実に行え
ると共に、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しな
い接続機構を備えた浄水器を提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面に基づいて説明すれば以下のとおりである。
面に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0037】図1は、本実施の形態の浄水器の概略構成
を示す平面図であり、図2は、図1において、弁本体2
部分のみを横断面図とした説明図である。図3は、本実
施の形態の浄水器の概略構成を示す正面図である。ま
た、図4は、図3において、弁本体2部分のみを縦断面
図とした説明図である。
を示す平面図であり、図2は、図1において、弁本体2
部分のみを横断面図とした説明図である。図3は、本実
施の形態の浄水器の概略構成を示す正面図である。ま
た、図4は、図3において、弁本体2部分のみを縦断面
図とした説明図である。
【0038】図1に示すように、本実施の形態に係る浄
水器1は、図示しない水道蛇口に連結される弁本体2
(浄水器用本体)と、弁本体2と着脱自在に接続され、
弁本体2からの原水を濾過する濾材を収納する濾過部3
(浄水器用濾過部)とから構成されている。また、濾過
部3は、さらに、濾材を収納するカートリッジ5と、該
カートリッジ5と着脱自在に接続されたインジケータ部
4とから構成されている。
水器1は、図示しない水道蛇口に連結される弁本体2
(浄水器用本体)と、弁本体2と着脱自在に接続され、
弁本体2からの原水を濾過する濾材を収納する濾過部3
(浄水器用濾過部)とから構成されている。また、濾過
部3は、さらに、濾材を収納するカートリッジ5と、該
カートリッジ5と着脱自在に接続されたインジケータ部
4とから構成されている。
【0039】図4に示すように、弁本体2は、図示しな
い水道蛇口と、アダプタ10を介して、該水道蛇口と接
続される。アダプタ10との接続部分には、水道蛇口か
らの原水が流入する開口部11(原水流入口)、開口部
11から弁本体2内部に流入した原水を濾過することな
くそのまま流出させるための流出口14、開口部11か
ら流入した原水を濾過することなく細孔より吐出させる
ためのシャワー吐出口15、開口部11より受け入れた
原水をカートリッジ5へ供給するための供給口12(原
水供給口)、開口部11より受け入れた原水を前記のよ
うな所望の流路に導くための3方切り替えバルブ13、3
方切り替えバルブ13に連動し、操作者が流路を切り替
えるためのハンドル18(把持部)、上部カバー20、
及び下部カバー21を備えている。
い水道蛇口と、アダプタ10を介して、該水道蛇口と接
続される。アダプタ10との接続部分には、水道蛇口か
らの原水が流入する開口部11(原水流入口)、開口部
11から弁本体2内部に流入した原水を濾過することな
くそのまま流出させるための流出口14、開口部11か
ら流入した原水を濾過することなく細孔より吐出させる
ためのシャワー吐出口15、開口部11より受け入れた
原水をカートリッジ5へ供給するための供給口12(原
水供給口)、開口部11より受け入れた原水を前記のよ
うな所望の流路に導くための3方切り替えバルブ13、3
方切り替えバルブ13に連動し、操作者が流路を切り替
えるためのハンドル18(把持部)、上部カバー20、
及び下部カバー21を備えている。
【0040】3方切り替えバルブ13は、その外側曲面
部分において、星型パッキン支持部17と3方切り替え
バルブ13との間に挟持された、星型パッキン16にて
摺動自在となるように支持されている。尚、本実施の形
態では、3方への流路を切り替えるために3方切り替え
バルブ13を用いたが、これに限らず、4つ以上の流路
へ導く多方弁を用いる構成としてもよい。
部分において、星型パッキン支持部17と3方切り替え
バルブ13との間に挟持された、星型パッキン16にて
摺動自在となるように支持されている。尚、本実施の形
態では、3方への流路を切り替えるために3方切り替え
バルブ13を用いたが、これに限らず、4つ以上の流路
へ導く多方弁を用いる構成としてもよい。
【0041】また、図2に示されるように、3方切り替
えバルブ13の流路切り替えに用いられるハンドル18
は、供給口12の軸芯方向(図2、図4に示す一点鎖線
方向)、すなわち、弁本体2とカートリッジ5との連結
部を通過する流水(原水)の進行方向に対して使用者側
に所定角度傾斜した方向に接続されている。本実施の形
態では、上記供給口12の軸芯方向と、ハンドル18の
突出方向がなす角度は、概ね30°に設定されている。
このように、やや使用者側に向けてハンドル18を突設
させることで、使用者が腕を前方側に伸ばさずともハン
ドル18を把持し易くなると供にハンドル18の回転操
作が行い易くなる。このため、流路切り替え時における
使用者の操作性が、前記軸芯方向に沿って突設させる場
合等に比し大幅に向上する。
えバルブ13の流路切り替えに用いられるハンドル18
は、供給口12の軸芯方向(図2、図4に示す一点鎖線
方向)、すなわち、弁本体2とカートリッジ5との連結
部を通過する流水(原水)の進行方向に対して使用者側
に所定角度傾斜した方向に接続されている。本実施の形
態では、上記供給口12の軸芯方向と、ハンドル18の
突出方向がなす角度は、概ね30°に設定されている。
このように、やや使用者側に向けてハンドル18を突設
させることで、使用者が腕を前方側に伸ばさずともハン
ドル18を把持し易くなると供にハンドル18の回転操
作が行い易くなる。このため、流路切り替え時における
使用者の操作性が、前記軸芯方向に沿って突設させる場
合等に比し大幅に向上する。
【0042】上記軸芯方向とハンドル18の突出方向と
がなす角度は、特に限定されないが、20°〜50°の
範囲が好ましく、25°〜40°の範囲がさらに好まし
い。
がなす角度は、特に限定されないが、20°〜50°の
範囲が好ましく、25°〜40°の範囲がさらに好まし
い。
【0043】本実施の形態では、上記所定角度にてハン
ドル18を突設させると供に、3方切り替えバルブ13
への伝動性や使用者の操作性をさらに向上させるため、
3方切り替えバルブ13とハンドル18との間を仲介す
る伝動部材として、図2に示す、ギア22a、ギア22
b、及びギアリング24を備えるすぐばかさ歯車を用い
た構成としている。すぐばかさ歯車は、円錐面上に、放
射状に歯を備えた歯車であり、ちょうど傘を広げたよう
な形状をしている。そして、回転を伝える軸と伝えられ
る軸が平行でなく、上記所定角度を持つように配置され
て動力伝達が行われる。
ドル18を突設させると供に、3方切り替えバルブ13
への伝動性や使用者の操作性をさらに向上させるため、
3方切り替えバルブ13とハンドル18との間を仲介す
る伝動部材として、図2に示す、ギア22a、ギア22
b、及びギアリング24を備えるすぐばかさ歯車を用い
た構成としている。すぐばかさ歯車は、円錐面上に、放
射状に歯を備えた歯車であり、ちょうど傘を広げたよう
な形状をしている。そして、回転を伝える軸と伝えられ
る軸が平行でなく、上記所定角度を持つように配置され
て動力伝達が行われる。
【0044】本実施の形態では、まず、ハンドル18の
回転に直接連動してギア22bが回転する。ギア22b
は、円錐面に歯のあるすぐばかさ歯車となっており、同
じく円錐面に歯の形成されたすぐばかさ歯車であるギア
22aの歯と、上記所定角度を形成するように噛合す
る。これにより、ハンドル18の回転を上記所定角度を
なす供給口12の軸芯方向周りの回転へと伝動させるよ
うになっている。尚、同図に示すように、ハンドル18
とギア22bとの接続部分には、上部カバー20と下部
カバー21とにより形成され、ギア22bの軸を受け
る、半円形の軸受け部が離れないよう接続を補強するた
めの弁本体2側に、カバーリング23aが設けられてい
る。さらに、ハンドル18の回転による3方への切り替
えをより確実に行うために、回転ストッパーの役割を果
たすと共に、3方切り替えバルブ13の90°ごとのモ
ード切り替え(流路切り替え)の位置を使用者にクリッ
ク音で知らせる役目を有するクリック23bが、カバー
リング23aの内側に、ハンドル18の軸芯に沿って設
けられている。また、ギア22bの傘の下部分には、す
ぐばかさ歯車を組み込む際に補助的に必要となるギアリ
ング24が設けられている。
回転に直接連動してギア22bが回転する。ギア22b
は、円錐面に歯のあるすぐばかさ歯車となっており、同
じく円錐面に歯の形成されたすぐばかさ歯車であるギア
22aの歯と、上記所定角度を形成するように噛合す
る。これにより、ハンドル18の回転を上記所定角度を
なす供給口12の軸芯方向周りの回転へと伝動させるよ
うになっている。尚、同図に示すように、ハンドル18
とギア22bとの接続部分には、上部カバー20と下部
カバー21とにより形成され、ギア22bの軸を受け
る、半円形の軸受け部が離れないよう接続を補強するた
めの弁本体2側に、カバーリング23aが設けられてい
る。さらに、ハンドル18の回転による3方への切り替
えをより確実に行うために、回転ストッパーの役割を果
たすと共に、3方切り替えバルブ13の90°ごとのモ
ード切り替え(流路切り替え)の位置を使用者にクリッ
ク音で知らせる役目を有するクリック23bが、カバー
リング23aの内側に、ハンドル18の軸芯に沿って設
けられている。また、ギア22bの傘の下部分には、す
ぐばかさ歯車を組み込む際に補助的に必要となるギアリ
ング24が設けられている。
【0045】弁本体2から原水受入口32を通って流入し
た原水は、カートリッジ5の内壁面と、図示しない円筒
状のカーボンブロック(濾材)とのわずかな間隙を通っ
てカーボンブロック側面のあらゆる部分より浸透し、カ
ーボンブロックにより濾過された後、カーボンブロック
の中空部分を通過して、インジケータ部4の浄水流出口
50を通って外部に供給される。
た原水は、カートリッジ5の内壁面と、図示しない円筒
状のカーボンブロック(濾材)とのわずかな間隙を通っ
てカーボンブロック側面のあらゆる部分より浸透し、カ
ーボンブロックにより濾過された後、カーボンブロック
の中空部分を通過して、インジケータ部4の浄水流出口
50を通って外部に供給される。
【0046】カーボンブロックは、活性炭粉末をブロッ
ク状に固着させ、中空円筒状に形成したものであり、円
筒側面は弁本体2より受け入れた原水に対し露出した状
態であると共に、両端面はそれぞれ円盤状の蓋にて覆わ
れている。
ク状に固着させ、中空円筒状に形成したものであり、円
筒側面は弁本体2より受け入れた原水に対し露出した状
態であると共に、両端面はそれぞれ円盤状の蓋にて覆わ
れている。
【0047】蓋は、円筒中空部分を含む一方の端面全面
を被覆しており、濾材を通過して中空部分に流出する濾
過水が、中空上部より漏れ出ないように構成されてい
る。他方の蓋は中心部分に、中空部分の開口を有するド
ーナツ状の円盤であり、上記中空部分に流出した濾過水
を浄水流出口50へ誘導するよう構成されている。すな
わち、既述したように、カーボンブロックは、上記円筒
中空部分の開口部を浄水流出口50へ導く濾過水供給口
を兼ねた濾材支持部に一部挿入されることにより軸支さ
れている。
を被覆しており、濾材を通過して中空部分に流出する濾
過水が、中空上部より漏れ出ないように構成されてい
る。他方の蓋は中心部分に、中空部分の開口を有するド
ーナツ状の円盤であり、上記中空部分に流出した濾過水
を浄水流出口50へ誘導するよう構成されている。すな
わち、既述したように、カーボンブロックは、上記円筒
中空部分の開口部を浄水流出口50へ導く濾過水供給口
を兼ねた濾材支持部に一部挿入されることにより軸支さ
れている。
【0048】次に、本実施の形態の浄水器1における弁
本体2と濾過部3との連結機構について説明する。弁本
体2と濾過部3とは、弁本体2の供給口12を内蔵する
本体側連結部39と濾過部側連結部51とによって着脱
自在に接続されている。
本体2と濾過部3との連結機構について説明する。弁本
体2と濾過部3とは、弁本体2の供給口12を内蔵する
本体側連結部39と濾過部側連結部51とによって着脱
自在に接続されている。
【0049】図5(a)は、本体側連結部39を、カー
トリッジ5(浄水器用濾過部)側から見た説明図であ
る。同図に示すように、本体側連結部39は、弁本体2
の外郭の一部を構成する上部カバー20及び下部カバー
21と、両者が嵌合されることにより形成された開口部
分の内壁に沿って形成される一対の外縁部46・46'
と、該一対の外縁部46・46'間において、図中上下
方向、すなわち、本体側連結部39の軸芯方向にほぼ直
交するある一方向に沿ってのみ移動(摺動)可能に挟持
されたリリースボタン41(支持部材)と、該リリース
ボタン41に対し摺動方向にはたらく張力にて、該リリ
ースボタン41を付勢するためのスプリング52(弾性
体)と、該スプリング52の張力に抗して、使用者が接
続解除動作時等に内側方向にリリースボタン41を押圧
するためのボタンカバー40と、前記開口部分において
前記リリースボタン41に対してカートリッジ5側の位
置に設けられたストッパー47a・47b(本体側嵌合部
材)と、リリースボタン41のフレーム43上に、内側
方向に突設された一対のストッパー42・42'(本体
側係止部材)とを備えている。前記リリースボタン41
は、前記本体側連結部に形成された上記開口部分の内壁
に沿って形成された枠形状となっている。
トリッジ5(浄水器用濾過部)側から見た説明図であ
る。同図に示すように、本体側連結部39は、弁本体2
の外郭の一部を構成する上部カバー20及び下部カバー
21と、両者が嵌合されることにより形成された開口部
分の内壁に沿って形成される一対の外縁部46・46'
と、該一対の外縁部46・46'間において、図中上下
方向、すなわち、本体側連結部39の軸芯方向にほぼ直
交するある一方向に沿ってのみ移動(摺動)可能に挟持
されたリリースボタン41(支持部材)と、該リリース
ボタン41に対し摺動方向にはたらく張力にて、該リリ
ースボタン41を付勢するためのスプリング52(弾性
体)と、該スプリング52の張力に抗して、使用者が接
続解除動作時等に内側方向にリリースボタン41を押圧
するためのボタンカバー40と、前記開口部分において
前記リリースボタン41に対してカートリッジ5側の位
置に設けられたストッパー47a・47b(本体側嵌合部
材)と、リリースボタン41のフレーム43上に、内側
方向に突設された一対のストッパー42・42'(本体
側係止部材)とを備えている。前記リリースボタン41
は、前記本体側連結部に形成された上記開口部分の内壁
に沿って形成された枠形状となっている。
【0050】上記において、本体側連結部39の軸芯方向
とは、具体的には、該本体側連結部39に内蔵された弁本
体2の供給口12の軸芯方向、すなわち、円筒状に形成
された原水供給口の円筒軸方向をいう。言い換えれば、
上記本体側連結部39の軸芯方向は、上記原水供給口を通
過する原水の進行方向、あるいは、接続動作において、
供給口12が本体側連結部39内に挿入される場合の挿
入方向に相当する。従って、上記において、上記軸芯方
向とほぼ直交する一方向とは、該原水供給口を通過する
原水の進行方向にほぼ直角に交差する任意の方向のうち
の一方向を指す。
とは、具体的には、該本体側連結部39に内蔵された弁本
体2の供給口12の軸芯方向、すなわち、円筒状に形成
された原水供給口の円筒軸方向をいう。言い換えれば、
上記本体側連結部39の軸芯方向は、上記原水供給口を通
過する原水の進行方向、あるいは、接続動作において、
供給口12が本体側連結部39内に挿入される場合の挿
入方向に相当する。従って、上記において、上記軸芯方
向とほぼ直交する一方向とは、該原水供給口を通過する
原水の進行方向にほぼ直角に交差する任意の方向のうち
の一方向を指す。
【0051】上記のように、本体側係止部材は、軸芯方
向とほぼ直交する一方向にのみ移動可能に取り付けられ
ている。具体的には、本実施の形態では、リリースボタ
ン41が、一対の外縁部46・46‘間に摺動可能に挟持され
ている。すなわち、リリースボタン41は、供給口12の
軸芯方向に沿ってほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動
可能となっており、接続機構の接続動作及び接続解除動
作に伴い、上記一方向に沿ってのみ移動する。従って、
本体側連結部39に突発的な水圧の変化が生じても、上記
本体側係止部材を移動させる程度に前記一方向に沿って
上記水圧の分力が加えられない限り、本体側係止部材が
脱離することがない。
向とほぼ直交する一方向にのみ移動可能に取り付けられ
ている。具体的には、本実施の形態では、リリースボタ
ン41が、一対の外縁部46・46‘間に摺動可能に挟持され
ている。すなわち、リリースボタン41は、供給口12の
軸芯方向に沿ってほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動
可能となっており、接続機構の接続動作及び接続解除動
作に伴い、上記一方向に沿ってのみ移動する。従って、
本体側連結部39に突発的な水圧の変化が生じても、上記
本体側係止部材を移動させる程度に前記一方向に沿って
上記水圧の分力が加えられない限り、本体側係止部材が
脱離することがない。
【0052】図5(b)は、上記本体側連結部39の構
造を弁本体2の平面上に投影した説明図、及び、これに
対応するカートリッジ5側の濾過部側連結部51を示し
た説明図である。同図に示すように、ストッパー42・
42' は、フレーム43から、開口部分内側方向に突設
されている角柱状からなる柱状突起物であり、該角柱の
底面、すなわち、フレーム43への取り付け面は略台形
状となっている。そして、前記略代形の上底及び下底が
前記一方向に平行となるように、かつ、略台形の斜辺に
対応する、角柱の側面は、カートリッジ5側に面するよ
うな位置関係にて突設されている。この場合、略台形状
であるから、台形そのものでもよいが、本実施の形態で
は、上記底面は、台形の頂点付近が丸みを帯びた形状を
有している。従ってストッパー42・42' は、厳密に
は、角柱ではなく、各辺が丸みを帯びた角柱状で構成さ
れる柱状突起物であると言い換えることができる。上記
底面を台形でなく、上記のように略台形に形成すること
で、角柱の表面がより滑らかとなり接続動作及び接続解
除動作がよりスムーズに行える。
造を弁本体2の平面上に投影した説明図、及び、これに
対応するカートリッジ5側の濾過部側連結部51を示し
た説明図である。同図に示すように、ストッパー42・
42' は、フレーム43から、開口部分内側方向に突設
されている角柱状からなる柱状突起物であり、該角柱の
底面、すなわち、フレーム43への取り付け面は略台形
状となっている。そして、前記略代形の上底及び下底が
前記一方向に平行となるように、かつ、略台形の斜辺に
対応する、角柱の側面は、カートリッジ5側に面するよ
うな位置関係にて突設されている。この場合、略台形状
であるから、台形そのものでもよいが、本実施の形態で
は、上記底面は、台形の頂点付近が丸みを帯びた形状を
有している。従ってストッパー42・42' は、厳密に
は、角柱ではなく、各辺が丸みを帯びた角柱状で構成さ
れる柱状突起物であると言い換えることができる。上記
底面を台形でなく、上記のように略台形に形成すること
で、角柱の表面がより滑らかとなり接続動作及び接続解
除動作がよりスムーズに行える。
【0053】また、同図に示すように、濾過部側連結部
51は、カートリッジ5の側面の一部に設けられた円筒
状の原水受入口32と、該原水受入口32の円筒側面に
突設された一対のストッパー48・48'と、前記原水
受入口32のカートリッジ5取り付け部付近に突設され
た一対の回転防止ストッパー49・49'とを備えてい
る。
51は、カートリッジ5の側面の一部に設けられた円筒
状の原水受入口32と、該原水受入口32の円筒側面に
突設された一対のストッパー48・48'と、前記原水
受入口32のカートリッジ5取り付け部付近に突設され
た一対の回転防止ストッパー49・49'とを備えてい
る。
【0054】濾過部側連結部51に設けられた一対のスト
ッパー48・48' は、上記ストッパー42・42'とほぼ
同一形状を有する、すなわち、底面が略台形状である角
柱状からなる柱状突起物から構成されている。そして、
ストッパー48・48’は、ストッパー42・42' と
は、上下、左右反転した状態で原水受入口32に突設さ
れている。つまり、前記底面の略台形における上底及び
下底が前記一方向に平行であり、かつ、略台形の斜辺に
対応する角柱の側面が、前記ストッパー42・42'
の、同じく略台形の斜辺に対応する角柱の側面(傾斜
面)と接続動作開始時において当接するような位置関係
に突設されている。これにより、濾過部側連結部51と本
体側連結部39との接続時において、ストッパー48・
48’と、ストッパー42・42‘とが係止するよう構
成されている。
ッパー48・48' は、上記ストッパー42・42'とほぼ
同一形状を有する、すなわち、底面が略台形状である角
柱状からなる柱状突起物から構成されている。そして、
ストッパー48・48’は、ストッパー42・42' と
は、上下、左右反転した状態で原水受入口32に突設さ
れている。つまり、前記底面の略台形における上底及び
下底が前記一方向に平行であり、かつ、略台形の斜辺に
対応する角柱の側面が、前記ストッパー42・42'
の、同じく略台形の斜辺に対応する角柱の側面(傾斜
面)と接続動作開始時において当接するような位置関係
に突設されている。これにより、濾過部側連結部51と本
体側連結部39との接続時において、ストッパー48・
48’と、ストッパー42・42‘とが係止するよう構
成されている。
【0055】次に、弁本体2とカートリッジ5との接続
動作における、上記ストッパー42・42‘とストッパ
ー48・48’との係止動作を以下に説明する。図6〜
図11は、上記ストッパー42とストッパー48との係
止動作を経時的に示した説明図である。図6〜図11各
図において、(a)は、本体側連結部39と濾過部側連結
部51との内部構造を各平面に投影して示した説明図であ
り、また、(b)は、両者の内部構造を正面に投影して
示した説明図である。
動作における、上記ストッパー42・42‘とストッパ
ー48・48’との係止動作を以下に説明する。図6〜
図11は、上記ストッパー42とストッパー48との係
止動作を経時的に示した説明図である。図6〜図11各
図において、(a)は、本体側連結部39と濾過部側連結
部51との内部構造を各平面に投影して示した説明図であ
り、また、(b)は、両者の内部構造を正面に投影して
示した説明図である。
【0056】まず、図6(a)、(b)に示すように、接
続動作開始時において、濾過部側連結部51先端が本体側
連結部39に挿入され、ストッパー42・42‘とストッ
パー48・48’とは、前記略台形の斜辺に対応する側
面、つまり、互いの対向する傾斜面において当接する。
このように、ストッパー42・42‘とストッパー48
・48’とを前記傾斜面において当接させることで、接
続動作及び接続解除動作をよりスムーズに行うことがで
き、操作性を向上させることが可能である。
続動作開始時において、濾過部側連結部51先端が本体側
連結部39に挿入され、ストッパー42・42‘とストッ
パー48・48’とは、前記略台形の斜辺に対応する側
面、つまり、互いの対向する傾斜面において当接する。
このように、ストッパー42・42‘とストッパー48
・48’とを前記傾斜面において当接させることで、接
続動作及び接続解除動作をよりスムーズに行うことがで
き、操作性を向上させることが可能である。
【0057】ストッパー42・42‘は、これらが取り
付けられているリリースボタン41及び該リリースボタ
ン41を挟持する一対の外縁部46・46’により、予
め規定された摺動方向(図6(a)上下方向)に沿って
のみ摺動可能に設けられている。従って、図6〜11各
(a)、(b)に示すように、ストッパー48・48‘が
本体側連結部39方向に加える押圧力によって、ストッ
パー42・42’が図6〜11各(a)下部方向(摺動
方向)に移動する。このように、ストッパー42・42
‘が前記摺動方向に沿って移動する一方、ストッパー4
8・48’が弁本体2側に移動するに伴い、ストッパー
48・48‘の傾斜面がストッパー42・42’の対応
する傾斜面上をせり上がる。
付けられているリリースボタン41及び該リリースボタ
ン41を挟持する一対の外縁部46・46’により、予
め規定された摺動方向(図6(a)上下方向)に沿って
のみ摺動可能に設けられている。従って、図6〜11各
(a)、(b)に示すように、ストッパー48・48‘が
本体側連結部39方向に加える押圧力によって、ストッ
パー42・42’が図6〜11各(a)下部方向(摺動
方向)に移動する。このように、ストッパー42・42
‘が前記摺動方向に沿って移動する一方、ストッパー4
8・48’が弁本体2側に移動するに伴い、ストッパー
48・48‘の傾斜面がストッパー42・42’の対応
する傾斜面上をせり上がる。
【0058】その後、図9(a)(b)、図10(a)
(b)に示す状態を経て、図11(a)において示すよう
に、各傾斜面同士の当接が解除されると、ストッパー4
2・42‘は、押圧により受ける外力がなくなるため、
スプリング52の張力により再び上部方向に引き戻され
る。すなわち、ストッパー48・48’が、ストッパー
42・42‘の上部から回り込んで、ストッパー42・
42’に対して弁本体2側に移動することで、ストッパ
ー42・42‘とストッパー48・48’とは、供給口
12の軸芯方向すなわち原水の進行方向において逆転し
た位置で係止され、接続動作が完了する。このとき、ス
トッパー42・42‘とストッパー48・48’とは、
上記略台形における下底に対応する面で、互いに係合し
た状態となっている。
(b)に示す状態を経て、図11(a)において示すよう
に、各傾斜面同士の当接が解除されると、ストッパー4
2・42‘は、押圧により受ける外力がなくなるため、
スプリング52の張力により再び上部方向に引き戻され
る。すなわち、ストッパー48・48’が、ストッパー
42・42‘の上部から回り込んで、ストッパー42・
42’に対して弁本体2側に移動することで、ストッパ
ー42・42‘とストッパー48・48’とは、供給口
12の軸芯方向すなわち原水の進行方向において逆転し
た位置で係止され、接続動作が完了する。このとき、ス
トッパー42・42‘とストッパー48・48’とは、
上記略台形における下底に対応する面で、互いに係合し
た状態となっている。
【0059】また、図11(a)(b)に示す接続状態に
おいては、本体側連結部39の供給口12と濾過部側連
結部51の原水受入口32とは互いの当接部分に適宜設
けられたO−リング等により互いに安定に当接され、両
者の接続部分を原水が漏れることなく確実に通過できる
ようになっている。
おいては、本体側連結部39の供給口12と濾過部側連
結部51の原水受入口32とは互いの当接部分に適宜設
けられたO−リング等により互いに安定に当接され、両
者の接続部分を原水が漏れることなく確実に通過できる
ようになっている。
【0060】また、上記接続状態において、該接続を解
除するためには、スプリング52の張力に抗してストッ
パー42・42‘を下部方向に、ストッパー48・4
8’を上部方向に相対移動させる必要がある。このた
め、上記接続状態では、リリースボタン41上部に設け
られたボタンカバー40を下部方向に押圧してストッパ
ー42・42‘とストッパー48・48’とを相対移動
させない限り、両ストッパーは、安定に係止された状態
となっている。
除するためには、スプリング52の張力に抗してストッ
パー42・42‘を下部方向に、ストッパー48・4
8’を上部方向に相対移動させる必要がある。このた
め、上記接続状態では、リリースボタン41上部に設け
られたボタンカバー40を下部方向に押圧してストッパ
ー42・42‘とストッパー48・48’とを相対移動
させない限り、両ストッパーは、安定に係止された状態
となっている。
【0061】従って、使用者によりボタンカバー40を
押圧する操作を行わない場合、すなわち接続状態では、
弁本体2側からの原水の流入により突発的に水圧が上昇
しても、前記ストッパー42・42’とストッパー48
・48’との上記摺動方向に沿った相対移動が起きる程
度に水圧の分力がかかることは実際上あり得ないので、
安定した接続を維持することができる。
押圧する操作を行わない場合、すなわち接続状態では、
弁本体2側からの原水の流入により突発的に水圧が上昇
しても、前記ストッパー42・42’とストッパー48
・48’との上記摺動方向に沿った相対移動が起きる程
度に水圧の分力がかかることは実際上あり得ないので、
安定した接続を維持することができる。
【0062】尚、本実施の形態では、弾性体としてスプ
リング52を用いたが、弾性体は、ストッパー42・4
2’の摺動方向に沿ってリリースボタン41を付勢し、接
続解除動作を制限するものであれば特に限定はなく、弾
性を有する金属、合成樹脂、天然樹脂、その他、あらゆ
る種類の弾性体を用いることができる。また、上記弾性
体は、必要に応じて、濾過部側連結部51側に設ける構
成としてもよい。
リング52を用いたが、弾性体は、ストッパー42・4
2’の摺動方向に沿ってリリースボタン41を付勢し、接
続解除動作を制限するものであれば特に限定はなく、弾
性を有する金属、合成樹脂、天然樹脂、その他、あらゆ
る種類の弾性体を用いることができる。また、上記弾性
体は、必要に応じて、濾過部側連結部51側に設ける構
成としてもよい。
【0063】一方、接続解除動作においては、前述のよ
うに、使用者がボタンカバー40を本体側連結部39内部
方向に押圧しつつ濾過部側連結部51を引き抜くことによ
り、上記一連の接続動作と逆の動作が行われ、ストッパ
ー48・48‘とストッパー42・42’との係止が解
除され、本体側連結部39と濾過部側連結部51との接
続が解除される。
うに、使用者がボタンカバー40を本体側連結部39内部
方向に押圧しつつ濾過部側連結部51を引き抜くことによ
り、上記一連の接続動作と逆の動作が行われ、ストッパ
ー48・48‘とストッパー42・42’との係止が解
除され、本体側連結部39と濾過部側連結部51との接
続が解除される。
【0064】このように、ストッパー42・42’及び
ストッパー48・48’は、弁本体2とカートリッジ5
との接続動作及び接続解除動作において、供給口12の
軸芯方向、すなわち本体側連結部39を通過する原水の進
行方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ摺動可能とな
るように設けられている。これにより、上記一方向につ
いて、ストッパー42・42’とストッパー48・4
8’とが相対移動した場合のみ、接続が解除されること
となるので、高水圧流流入時に、突発的な水圧が加えら
れた場合にも容易にカートリッジ5が脱落することがな
い。
ストッパー48・48’は、弁本体2とカートリッジ5
との接続動作及び接続解除動作において、供給口12の
軸芯方向、すなわち本体側連結部39を通過する原水の進
行方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ摺動可能とな
るように設けられている。これにより、上記一方向につ
いて、ストッパー42・42’とストッパー48・4
8’とが相対移動した場合のみ、接続が解除されること
となるので、高水圧流流入時に、突発的な水圧が加えら
れた場合にも容易にカートリッジ5が脱落することがな
い。
【0065】また、上記構成によれば、接続動作及び接
続解除動作においてストッパー42・42’が上記一方
向に沿ってのみ移動するため、カートリッジ5と弁本体
2とを1ステップで簡単かつ確実に接続することが可能
である。尚、本実施の形態では、ストッパー48・4
8’及びストッパー42・42’の形状として、上記の
ような略台形状の縦断面を有する多面体形状の柱状突起
物を用いたが、係止部材の形状としては、これに限定さ
れず、上記目的及び効果の範囲内において適宜選択すれ
ばよい。
続解除動作においてストッパー42・42’が上記一方
向に沿ってのみ移動するため、カートリッジ5と弁本体
2とを1ステップで簡単かつ確実に接続することが可能
である。尚、本実施の形態では、ストッパー48・4
8’及びストッパー42・42’の形状として、上記の
ような略台形状の縦断面を有する多面体形状の柱状突起
物を用いたが、係止部材の形状としては、これに限定さ
れず、上記目的及び効果の範囲内において適宜選択すれ
ばよい。
【0066】また、上記において、ストッパー42・4
2'は、上記リリースボタン41のフレーム43の内側
に一体成型により突設されている。そして、リリースボ
タン41は、外縁部46間に上記一方向にのみ摺動可能
に挟持されている。これにより、リリースボタン41
は、原水の進行方向に水圧が加わる場合であっても、該
進行方向への移動が防止されるので、ストッパー42と
ストッパー48との係止状態が解除されることがなく、
安定した接続状態を維持することができる。
2'は、上記リリースボタン41のフレーム43の内側
に一体成型により突設されている。そして、リリースボ
タン41は、外縁部46間に上記一方向にのみ摺動可能
に挟持されている。これにより、リリースボタン41
は、原水の進行方向に水圧が加わる場合であっても、該
進行方向への移動が防止されるので、ストッパー42と
ストッパー48との係止状態が解除されることがなく、
安定した接続状態を維持することができる。
【0067】次に、原水受入口32のカートリッジ5取
り付け部付近に突設された一対の回転防止ストッパー4
9・49'について説明する。接続動作において、回転
防止ストッパー49・49'は、本体側連結部39に設
けられたストッパー47a・47bに各々嵌合されるよう
になっている。すなわち、図5(b)に示すように、回
転防止ストッパー49・49'は、円筒状の原水受入口
32の円筒軸を中心として、それぞれ、ストッパー48
・48'に対し、90°回転させた位置に設けられてい
る。 すなわち、上記接続状態において、回転
防止ストッパー49・49'を、本体側連結部39に設
けられたストッパー47a・47bに各々嵌合させること
で、本体側連結部39又は濾過部側連結部51が、上記
円筒軸周りに、すなわち、本体側連結部の軸芯周り(原
水の進行方向周り)の回転を確実に防止することができ
る。これにより、弁本体2とカートリッジ5との高水圧
流流入時における脱離をさらに有効に防止することがで
きる。
り付け部付近に突設された一対の回転防止ストッパー4
9・49'について説明する。接続動作において、回転
防止ストッパー49・49'は、本体側連結部39に設
けられたストッパー47a・47bに各々嵌合されるよう
になっている。すなわち、図5(b)に示すように、回
転防止ストッパー49・49'は、円筒状の原水受入口
32の円筒軸を中心として、それぞれ、ストッパー48
・48'に対し、90°回転させた位置に設けられてい
る。 すなわち、上記接続状態において、回転
防止ストッパー49・49'を、本体側連結部39に設
けられたストッパー47a・47bに各々嵌合させること
で、本体側連結部39又は濾過部側連結部51が、上記
円筒軸周りに、すなわち、本体側連結部の軸芯周り(原
水の進行方向周り)の回転を確実に防止することができ
る。これにより、弁本体2とカートリッジ5との高水圧
流流入時における脱離をさらに有効に防止することがで
きる。
【0068】尚、本実施の形態では回転防止ストッパー
49・49'等を用いたが、本発明の本体側嵌合部材及
び濾過部側嵌合部材は、上記軸芯周りの回転を防止させ
る構成であれば上記に限定されない。
49・49'等を用いたが、本発明の本体側嵌合部材及
び濾過部側嵌合部材は、上記軸芯周りの回転を防止させ
る構成であれば上記に限定されない。
【0069】上記のように、本実施の形態によれば、前
記略台形の斜辺に対応するそれぞれの係止部材の傾斜面
において、両係止部材が当接して相互の位置関係が変化
するので、接続動作がスムーズに行えると供に、接続状
態(係止状態)では、前記略台形の下底に対応するそれ
ぞれの係止部材の面が当接して確実に係止することがで
きる。
記略台形の斜辺に対応するそれぞれの係止部材の傾斜面
において、両係止部材が当接して相互の位置関係が変化
するので、接続動作がスムーズに行えると供に、接続状
態(係止状態)では、前記略台形の下底に対応するそれ
ぞれの係止部材の面が当接して確実に係止することがで
きる。
【0070】尚、本実施の形態では、本体側係止部材及
び濾過部側係止部材の縦断面形状を略台形状とした。し
かしながら、両係止部材の形状としては特に限定はな
く、前記略台形の斜辺に対応する前記傾斜面と同様に、
接続動作開始時において本体側及び濾過部側係止部材が
互いに当接する傾斜面を有すると供に、接続状態におい
て、両係止部材が係合する係合面を備える形状等、広く
他の形状を採用することができる。
び濾過部側係止部材の縦断面形状を略台形状とした。し
かしながら、両係止部材の形状としては特に限定はな
く、前記略台形の斜辺に対応する前記傾斜面と同様に、
接続動作開始時において本体側及び濾過部側係止部材が
互いに当接する傾斜面を有すると供に、接続状態におい
て、両係止部材が係合する係合面を備える形状等、広く
他の形状を採用することができる。
【0071】また、本実施の形態の浄水器では、本体側
係止部材が本体側連結部において、前記一方向に沿って
のみ摺動可能に取り付けられている態様であったが、濾
過部側係止部材が濾過部側連結部において一方向にのみ
摺動可能に取り付けられている構成としてもよい。
係止部材が本体側連結部において、前記一方向に沿って
のみ摺動可能に取り付けられている態様であったが、濾
過部側係止部材が濾過部側連結部において一方向にのみ
摺動可能に取り付けられている構成としてもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明の浄水器用本体は、以上のよう
に、原水流入口と、原水供給口と、前記原水供給口にお
いて、前記原水流入口から流入する原水を濾過するため
の浄水器用濾過部と着脱自在に連結する本体側連結部と
を有し、前記本体側連結部は、浄水器用濾過部側に設け
られた濾過部側係止部材と互いに係止することにより前
記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体とを連結するため
の本体側係止部材を備える浄水器用本体であって、前記
本体側係止部材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水器用
本体との接続動作及び接続解除動作において、該本体側
連結部の軸芯方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移
動可能となるように設けられている構成である。
に、原水流入口と、原水供給口と、前記原水供給口にお
いて、前記原水流入口から流入する原水を濾過するため
の浄水器用濾過部と着脱自在に連結する本体側連結部と
を有し、前記本体側連結部は、浄水器用濾過部側に設け
られた濾過部側係止部材と互いに係止することにより前
記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体とを連結するため
の本体側係止部材を備える浄水器用本体であって、前記
本体側係止部材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水器用
本体との接続動作及び接続解除動作において、該本体側
連結部の軸芯方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移
動可能となるように設けられている構成である。
【0073】それゆえ、前記本体側連結部は、浄水器用
濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と互いに係止す
ることにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体と
を連結するための本体側係止部材を備えている。このた
め、浄水器用濾過部と浄水器用本体との接続を1ステッ
プで簡単かつ確実に行うことができる。また、前記本体
側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動作におい
て、該本体側連結部を通過する流水の進行方向と略垂直
な一方向に沿ってのみ移動可能となるよう設けられてい
る。このため、突発的な水圧の変化によって前記本体側
係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷がかかって
も、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動させる程
度の分力が加えられない限り、接続が解除されることが
ないので、前記本体側係止部材が容易に脱離することが
ない。従って、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落
しない接続機構を備えた浄水器用本体を提供できるとい
う効果を奏する。
濾過部側に設けられた濾過部側係止部材と互いに係止す
ることにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体と
を連結するための本体側係止部材を備えている。このた
め、浄水器用濾過部と浄水器用本体との接続を1ステッ
プで簡単かつ確実に行うことができる。また、前記本体
側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動作におい
て、該本体側連結部を通過する流水の進行方向と略垂直
な一方向に沿ってのみ移動可能となるよう設けられてい
る。このため、突発的な水圧の変化によって前記本体側
係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷がかかって
も、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動させる程
度の分力が加えられない限り、接続が解除されることが
ないので、前記本体側係止部材が容易に脱離することが
ない。従って、高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落
しない接続機構を備えた浄水器用本体を提供できるとい
う効果を奏する。
【0074】本発明の浄水器用濾過部は、以上のよう
に、浄水器用本体からの原水を受け入れるための原水受
入口と、浄水を外部に流出させるための浄水流出口と、
前記原水受入口において浄水器用本体に対し着脱自在に
連結する濾過部側連結部とを有し、前記濾過部側連結部
は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止部材と互い
に係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器
用本体とを連結するための濾過部側係止部材を備える浄
水器用濾過部であって、前記濾過部側係止部材は、前記
浄水器用濾過部と前記浄水器用本体との接続動作及び接
続解除動作において、該濾過部側連結部の軸芯方向とほ
ぼ直交する一方向に沿ってのみ、本体側係止部材を移動
させるように設けられている構成である。
に、浄水器用本体からの原水を受け入れるための原水受
入口と、浄水を外部に流出させるための浄水流出口と、
前記原水受入口において浄水器用本体に対し着脱自在に
連結する濾過部側連結部とを有し、前記濾過部側連結部
は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止部材と互い
に係止することにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器
用本体とを連結するための濾過部側係止部材を備える浄
水器用濾過部であって、前記濾過部側係止部材は、前記
浄水器用濾過部と前記浄水器用本体との接続動作及び接
続解除動作において、該濾過部側連結部の軸芯方向とほ
ぼ直交する一方向に沿ってのみ、本体側係止部材を移動
させるように設けられている構成である。
【0075】それゆえ、前記濾過部側連結部は、浄水器
用本体側に設けられた本体側係止部材と互いに係止する
ことにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体とを
連結するための濾過部側係止部材を備えている。このた
め、カートリッジと浄水器用本体との接続を1ステップ
で簡単かつ確実に行うことができる。また、前記濾過部
側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動作におい
て、該濾過部側連結部の軸芯方向とほぼ直交する一方向
に沿ってのみ本体側係止部材を移動させるよう設けられ
ている。このため、突発的な水圧の変化によって前記本
体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷がかかっ
ても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動させる
程度の分力が加えられない限り、接続が解除されること
がないので、前記本体側係止部材が容易に脱離すること
がない。従って、高水圧流流入時にも容易に浄水器用濾
過部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用濾過部を提
供できるという効果を奏する。
用本体側に設けられた本体側係止部材と互いに係止する
ことにより前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体とを
連結するための濾過部側係止部材を備えている。このた
め、カートリッジと浄水器用本体との接続を1ステップ
で簡単かつ確実に行うことができる。また、前記濾過部
側係止部材が、前記接続動作及び接続解除動作におい
て、該濾過部側連結部の軸芯方向とほぼ直交する一方向
に沿ってのみ本体側係止部材を移動させるよう設けられ
ている。このため、突発的な水圧の変化によって前記本
体側係止部材又は前記濾過部側係止部材に負荷がかかっ
ても、前記一方向に沿って本体側係止部材を移動させる
程度の分力が加えられない限り、接続が解除されること
がないので、前記本体側係止部材が容易に脱離すること
がない。従って、高水圧流流入時にも容易に浄水器用濾
過部が脱落しない接続機構を備えた浄水器用濾過部を提
供できるという効果を奏する。
【0076】本発明の浄水器は、以上のように、上記浄
水器用濾過部と、該浄水器用濾過部と着脱自在に連結す
る上記浄水器用本体とを備える構成である。
水器用濾過部と、該浄水器用濾過部と着脱自在に連結す
る上記浄水器用本体とを備える構成である。
【0077】それゆえ、浄水器用濾過部と浄水器用本体
との接続を1ステップで簡単かつ確実に行えると共に、
高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しない接続機構
を備えた浄水器を提供できるという効果を奏する。
との接続を1ステップで簡単かつ確実に行えると共に、
高水圧流流入時にも容易に濾過部が脱落しない接続機構
を備えた浄水器を提供できるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る浄水器の概略構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】図1において浄水器本体部分のみ横断面図とし
た説明図である。
た説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る浄水器の概略構成
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】図3において浄水器本体部分のみ縦断面図とし
た説明図である。
た説明図である。
【図5】(a)は、本発明の一実施の形態に係る浄水器
の本体側連結部を、浄水器用濾過部側から見た説明図で
ある。(b)は、上記本体側連結部の構造及びこれに対
応する濾過部側連結部の構造を示した説明図である。
の本体側連結部を、浄水器用濾過部側から見た説明図で
ある。(b)は、上記本体側連結部の構造及びこれに対
応する濾過部側連結部の構造を示した説明図である。
【図6】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部との
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
【図7】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部との
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
【図8】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部との
内部構造を示した説明図である。(b)は、両者の内部
構造を正面に投影して示した説明図である。
内部構造を示した説明図である。(b)は、両者の内部
構造を正面に投影して示した説明図である。
【図9】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部との
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
【図10】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部と
の内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の
内部構造を正面に投影して示した説明図である。
の内部構造を示した説明図である。(b)は 、両者の
内部構造を正面に投影して示した説明図である。
【図11】(a)は、本体側連結部と濾過部側連結部と
の内部構造を示した説明図である。(b)は、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
の内部構造を示した説明図である。(b)は、両者の内
部構造を正面に投影して示した説明図である。
【図12】従来の浄水器の連結機構を説明する説明図で
ある。
ある。
1 浄水器 2 弁本体(浄水器用本体) 3 濾過部(浄水器用濾過部) 4 インジケータ部(浄水器用濾過部) 5 カートリッジ(浄水器用濾過部) 11 開口部(原水流入口) 12 供給口(原水供給口) 32 原水受入口 39 本体側連結部 41 リリースボタン(支持部材) 42・42' ストッパー(本体側係止部材) 46・46' 外縁部 47a・47bストッパー(本体側嵌合部材) 48・48' ストッパー(濾過部側係止部材) 49a・49bストッパー(濾過部側嵌合部材) 50 浄水流出口 51 濾過部側連結部 52 スプリング(弾性体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 裕人 大阪府枚方市出屋敷西町1―38−1 大阪 ガスケミカル株式会社内 Fターム(参考) 4D024 AA02 BA02 BB05 BC01 CA04 CA13 DB03 4D064 AA17
Claims (11)
- 【請求項1】 原水流入口と、原水供給口と、前記原水
流入口から流入する原水を濾過するための浄水器用濾過
部に前記原水供給口において着脱自在に連結する本体側
連結部とを有し、前記本体側連結部は、浄水器用濾過部
側に設けられた濾過部側係止部材と互いに係止すること
により前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体とを連結
するための本体側係止部材を備える浄水器用本体であっ
て、 前記本体側係止部材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水
器用本体との接続動作及び接続解除動作において、前記
本体側連結部の軸芯方向とほぼ直交する一方向に沿って
のみ移動可能となるように前記本体側連結部に設けられ
ていることを特徴とする浄水器用本体。 - 【請求項2】 前記本体側係止部材は、前記本体側連結
部に内蔵された支持部材上に設けられ、該支持部材は、
前記本体側連結部を通過する原水の進行方向への前記支
持部材の移動を防止するために前記本体側連結部内壁に
設けられている一対の外縁部間に、前記一方向に沿って
摺動可能に挟持されていることを特徴とする請求項1記
載の浄水器用本体。 - 【請求項3】 前記支持部材には、前記一方向に沿った
摺動において該支持部材を付勢するための弾性体が設け
られていることを特徴とする請求項2記載の浄水器用本
体。 - 【請求項4】 前記本体側係止部材は、底面が略台形で
ある角柱状にて構成される柱状突起物であり、前記略台
形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、かつ、前
記略台形の斜辺が浄水器用濾過部側に位置するように前
記本体側連結部の内側方向に突設されており、前記本体
側係止部材とほぼ同一形状の角柱状にて構成され、か
つ、接続動作開始時において、前記本体側係止部材と、
略台形の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係
で前記浄水器用濾過部側に突設されている、濾過部側係
止部材と係止されることを特徴とする請求項2又は3記
載の浄水器用本体。 - 【請求項5】 前記本体側連結部は、浄水器用濾過部側
に設けられた濾過部側嵌合部材と嵌合し、該本体側連結
部の軸芯周りの回転を防止するための本体側嵌合部材を
備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載の浄水器用本体。 - 【請求項6】 浄水器用本体からの原水を受け入れるた
めの原水受入口と、浄水を外部に流出させるための浄水
流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に対し
着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記濾過
部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止
部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と
前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止部材
を備える浄水器用濾過部であって、請求項1ないし5の
いずれか1項に記載の浄水器用本体と、前記濾過部側係
止部材により着脱自在に連結されることを特徴とする浄
水器用濾過部。 - 【請求項7】 浄水器用本体からの原水を受け入れるた
めの原水受入口と、浄水を外部に流出させるための浄水
流出口と、前記原水受入口において浄水器用本体に対し
着脱自在に連結する濾過部側連結部とを有し、前記濾過
部側連結部は、浄水器用本体側に設けられた本体側係止
部材と互いに係止することにより前記浄水器用濾過部と
前記浄水器用本体とを連結するための濾過部側係止部材
を備える浄水器用濾過部であって、前記濾過部側係止部
材は、前記浄水器用濾過部と前記浄水器用本体との接続
動作及び接続解除動作において、該濾過部側連結部の軸
芯方向とほぼ直交する一方向に沿ってのみ移動可能とな
るように設けられていることを特徴とする浄水器用濾過
部。 - 【請求項8】 前記濾過部側係止部材は、底面が略台形
である角柱状にて構成される柱状突起物であり、前記略
台形の上底及び下底が前記一方向に平行であり、かつ、
前記略台形の斜辺が浄水器用本体側に位置するように前
記原水受入口において外側方向に突設されており、前記
濾過部側係止部材とほぼ同一形状からなり、かつ、接続
動作開始時において、前記濾過部側係止部材と、略台形
の斜辺に対応する傾斜面同士が当接する位置関係で前記
浄水器用本体側に突設されている、本体側係止部材と係
止されることを特徴とする請求項6又は7に記載の浄水
器用濾過部。 - 【請求項9】 前記濾過部側連結部は、浄水器用本体側
に設けられた本体側嵌合部材と嵌合し、該濾過部側連結
部の軸芯周りの回転を防止するための濾過部側嵌合部材
を備えていることを特徴とする請求項6ないし8のいず
れか1項に記載の浄水器用濾過部。 - 【請求項10】 請求項1ないし5のいずれか1項に記
載の浄水器用本体と、該浄水器用本体と着脱自在に連結
する浄水器用濾過部とを備えることを特徴とする浄水
器。 - 【請求項11】 請求項6ないし9のいずれか1項に記
載の浄水器用濾過部と、該浄水器用濾過部と着脱自在に
連結する浄水器用本体とを備えることを特徴とする浄水
器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086939A JP2002282847A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 浄水器用濾過部、浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器 |
US10/098,511 US6881333B2 (en) | 2001-03-26 | 2002-03-18 | Water purifier filtration portion, water purifier main body, and water purifier including the both |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001086939A JP2002282847A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 浄水器用濾過部、浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282847A true JP2002282847A (ja) | 2002-10-02 |
Family
ID=18942245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001086939A Pending JP2002282847A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 浄水器用濾過部、浄水器用本体、及びこれらを備える浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002282847A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016056594A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-04-14 | 東レ株式会社 | 浄水器 |
JP2021050778A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社タブチ | 逆止弁ユニットの取付構造 |
-
2001
- 2001-03-26 JP JP2001086939A patent/JP2002282847A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016056594A1 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-04-14 | 東レ株式会社 | 浄水器 |
JP2021050778A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社タブチ | 逆止弁ユニットの取付構造 |
JP7093565B2 (ja) | 2019-09-25 | 2022-06-30 | 株式会社タブチ | 逆止弁ユニットの取付構造 |
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