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JP2002281186A - ユーザー・インターフェース - Google Patents

ユーザー・インターフェース

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Publication number
JP2002281186A
JP2002281186A JP2001074878A JP2001074878A JP2002281186A JP 2002281186 A JP2002281186 A JP 2002281186A JP 2001074878 A JP2001074878 A JP 2001074878A JP 2001074878 A JP2001074878 A JP 2001074878A JP 2002281186 A JP2002281186 A JP 2002281186A
Authority
JP
Japan
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user
output
operation method
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001074878A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Nakamura
秀一 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001074878A priority Critical patent/JP2002281186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの行動からユーザーの不満を検出し
てその不満を解消すること。 【解決手段】 入力装置、センサ装置、出力装置、記憶
装置を備えるユーザー・インターフェース制御方法であ
って、記憶装置から機器に関する情報を読み出す情報読
出しステップと、情報読出しステップで読み出した情報
を音声、画像、文字情報の内の少なくとも1つの形式で
出力装置を介してユーザーに提示する情報提示ステップ
と、機器外部の状態変化あるいは機器の状態をセンサ装
置を介して検出し、検出した状態情報をあらかじめ定め
た閾値と比較して閾値を超えたタイミングを出力するタ
イミング検出ステップと、タイミング検出ステップから
の出力を受けてこの出力が機器に対してユーザーが示し
た特定の反応であるかを査定する査定ステップとを備
え、査定ステップが特定の反応であると査定した際に情
報読出しステップを実行し、次に情報提示ステップを実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザー・インタ
ーフェースに関し、より詳細には、機器の操作方法に不
案内なユーザーに対して、適切な操作方法に関する情報
を提供するユーザー・インターフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の操作方法を案内するユーザ
ー・インターフェースにおいては、(1)マニュアルな
どの、機器以外の物に組み込まれた操作方法案内用の情
報によって操作方法に関する情報を提供する、(2)ヘ
ルプキーなどの、機器に組み込まれた操作方法案内用の
特定の入力手段をユーザーが操作することをきっかけと
して、操作方法に関する情報を出力手段に出力し、操作
方法を案内する、(3)あらかじめ定められた間隔で操
作方法に関する情報を出力手段に出力し、操作方法を案
内する、あるいは(4)最初からユーザーに画面により
操作方法を案内しながら、ユーザーからの指示情報を入
力するという方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1),(2)のような方法で機器操作方法を案内する
ユーザー・インターフェースにおいては、操作方法に不
案内なユーザーで、かつ、マニュアルを引いたり、ヘル
プ・キーを押すといった「操作方法に関する情報を獲得
するための操作方法や行動」を知らない、もしくはその
ようなユーザー・インターフェースに不案内なユーザー
に対しては、適切な操作方法に関する情報を提供するこ
と、あるいは適切な操作方法に関する情報を機器がユー
ザーに提供する機会を得ること、ができないという問題
がある。
【0004】また、上記(3)のような機器操作方法を
案内するユーザー・インターフェースにおいては、「操
作方法に関する情報を獲得するための操作方法」をあら
かじめ定められた間隔で提供することはできても、該提
供しているタイミング以外では適切な操作方法に関する
情報を提供することはできないという問題がある。
【0005】また、上記(4)のような、最初からユー
ザーに対して画面により操作方法を案内してユーザーか
らの指示情報を入力することは、画面の表示エリア中に
その部分を確保することが必要となるため、本来表示す
べきエリアが犠牲になるという問題がある。
【0006】すなわち、機器の操作方法に不案内なユー
ザーに対して、適切な操作方法に関する情報を提供する
ためにユーザーが実行すべき操作方法や、適切な操作方
法に関する情報を提供すべき時期に関して決定的な方法
がなく、機器提供側が、あらかじめ想定した方法にのっ
とってユーザーが操作してくれることを期待していると
いうのが現状である。
【0007】ここで、機器の操作方法や機器の動作原理
について不案内なユーザーが、機器の操作方法がわから
ない場合や、機器に対してある動作をさせようと意図し
て何らかの操作を行ったにも関わらず、ユーザーの意図
した動作を機器が行わない場合などに、機器本体を叩く
場合がある。
【0008】これは、次のようなユーザーの経験からユ
ーザー自身が獲得した行動である。
【0009】(1)機器は正しく操作されている場合で
あっても、古い家電製品や電気機器などで、未熟なハン
ダ技術や接点技術、ハンダや接点の経年劣化等の原因に
より接触不良(電気回路の開放)が起こっており、それ
が原因で正常動作せず、ユーザーの所望の動作が達成で
きていない場合に、機器本体を叩く(振動させる)こと
によって電気回路の接触不良の状態が改善され、機器が
正常に動作し、ユーザーの所望の動作を達成できること
があった。
【0010】(2)機器は正しく操作されている場合で
あって、使用を開始してから時間が経過している家電製
品や電気機器などで、運用しているうちに導電性の埃な
どが電気回路上に蓄積し、電気回路が短絡していて、そ
れが原因でユーザーの所望の動作が達成できていない場
合に、機器本体を叩く(振動させる)ことにより、導電
性の埃などが移動するなどによって短絡の状態が改善さ
れ、機器が正常に動作し、ユーザーの所望の動作を達成
できることがあった。
【0011】(3)子供などの精神的に未熟で自由意志
で行動している人間に対して、ユーザーが所望するよう
な行動を取らせる場合で、言葉にして伝えたがそのよう
な行動を取らない場合、あるいは言葉が伝わっていない
場合に、叩くという威嚇行為により、該人間に対して強
制的にユーザーの意志を伝え、所望する行動を実行させ
ることがあった。
【0012】上記(1)、(2)、(3)はいずれもユ
ーザーの叩くという行動により、ユーザーの所望する動
作を対象物に対して遂行させることができたという経験
である。
【0013】また、機器の操作マニュアル等は大事に保
管してあっても、必要なときに見つけ出すことができな
い、ということも日常においては良く経験することであ
る。
【0014】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、上記のようなユー
ザーの「ユーザー指示が実行されなかった場合に対象物
を叩くことにより、対象物に対してユーザーの所望の動
作を遂行させることが可能となる」という経験上から獲
得したありふれた行動様式に基づいて、ユーザーの行動
からユーザーの不満を検出してその不満内容を解消す
る、すなわち、ユーザーが所望していない動作を対象機
器が行っていることを、たとえばユーザーが機器を叩く
という行動をセンサ手段により検出して、ユーザーが所
望する適切な操作方法とその操作方法に関する情報を提
供すべき時期を決定し、ユーザーが所望する動作を達成
するための適切な操作方法に関する情報を出力するよう
にするユーザー・インターフェースを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザ
ーからの指示を入力するための入力手段を備える機器に
おけるユーザー・インターフェースであって、前記機器
外部の状態変化あるいは機器の状態を検出して出力する
センサ手段と、前記入力手段の操作方法に関する情報、
あるいは該情報の所在を表す情報を格納している情報格
納手段と、音声、画像、文字情報の内の少なくとも1つ
の形式で前記ユーザーに提示することを可能にする出力
手段と、前記センサ手段からの検出出力を入力し、前記
機器に対するユーザーの操作結果あるいは前記機器の処
理態様に対してユーザーが特定の反応をしたと決定し、
該決定したタイミングを出力するタイミング決定手段
と、前記タイミング決定手段が出力した際に、前記格納
手段に格納された前記情報を処理して前記出力手段に出
力する情報処理手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のユーザー・インターフェースであって、前記セ
ンサ手段は、機器本体の振動を検出する機器本体に組み
込まれた振動センサ、あるいは機器本体近傍の音響を検
出するマイクを備えることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のユーザー・インターフェースであっ
て、前記機器の処理の履歴あるいは前記入力手段へのユ
ーザー操作を記録する記録手段を備え、前記タイミング
決定手段は、前記記録手段によって記録された記録内容
を基に前記特定の反応と決定することを特徴とするもの
である。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載のユーザー・インターフェースであって、実時刻
を得るリアルタイム・クロック手段をさらに備え、前記
記録手段は記録する際に該リアルタイム・クロック手段
からの時刻データを含めて記録し、前記タイミング決定
手段は、前記センサ手段からの検出出力のレベルあるい
はレベル変化をあらかじめ定めた閾値と比較して該閾値
よりも大きい場合に出力する比較手段を有し、該比較手
段から出力された際に前記リアルタイム・クロックと前
記記録手段により記録した情報に基づいて前記特定の反
応と決定し、さらに前記情報処理手段が処理する前記格
納手段に格納されている情報についての指定をすること
を特徴とするものである。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、入力装
置、センサ装置、出力装置、記憶装置を備え、該入力装
置における操作スイッチのあらかじめ定めた操作を入力
し、該操作に対応した処理を実行する機器が備えるユー
ザー・インターフェース制御方法であって、前記記憶装
置から前記機器の操作に関する情報、あるいは前記機器
の操作に関する情報の所在を表す情報を読み出す情報読
出しステップと、前記情報読出しステップで読み出した
情報を、音声、画像、文字情報の内の少なくとも1つの
形式で前記出力装置を介してユーザーに提示する情報提
示ステップと、前記機器外部の状態変化あるいは機器の
状態を前記センサ装置を介して検出し、該検出した状態
情報をあらかじめ定めた閾値と比較して閾値を超えたタ
イミングを出力するタイミング検出ステップと、前記タ
イミング検出ステップからの出力を受けて、この出力が
前記機器に対するユーザーの操作結果あるいは前記機器
の処理態様に対してユーザーが示した特定の反応である
かを査定する査定ステップと、を備え、前記査定ステッ
プが特定の反応であると査定した際に、前記情報読出し
ステップを実行し、次に前記情報提示ステップを実行す
ることを特徴とする。
【0020】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載のユーザー・インターフェース制御方法であっ
て、前記センサ装置は、前記機器本体の振動を検出する
機器本体に組み込まれた振動センサ、あるいは機器本体
近傍の音響を検出するマイクを備えることを特徴とす
る。
【0021】また、請求項7に記載の発明は、請求項5
または6に記載のユーザー・インターフェース制御方法
であって、前記入力装置における操作スイッチのユーザ
ー操作の履歴、あるいは実行した処理の履歴を前記記憶
装置に記録する履歴記録ステップを備え、前記査定ステ
ップでは、前記履歴記録ステップで記録した記録内容を
基に前記特定の反応であるかを査定することを特徴とす
る。
【0022】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載のユーザー・インターフェース制御方法であっ
て、前記機器は、実時刻を得るリアルタイム・クロック
をさらに備え、前記履歴履歴録ステップでは、記録する
際に該リアルタイム・クロックからの時刻データを含め
て記録し、前記査定ステップでは、タイミング検出ステ
ップからの出力を得た際に該リアルタイム・クロックか
らの時刻データを記録し、該時刻データと前記履歴記録
ステップにおいて記録した情報に基づいて前記特定の反
応と決定し、さらに前記情報読出しステップにおいて読
み出す情報を特定することを特徴とする。
【0023】また、請求項9に記載の発明は、ユーザー
・インターフェース制御プログラムであって、請求項5
乃至8に記載の各ステップをコンピュータに実現させる
ためのソフトウェア・コードを含むことを特徴とする。
【0024】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の前記ユーザー・インターフェース制御プログ
ラムを格納した記憶媒体である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0026】図1および図2は、本発明の要旨を説明す
る図であり、図1は、本発明が適用された機器の基本的
な構成を示し、図2は、図1に示した機器内におけるユ
ーザー・インターフェースについての本発明による基本
的な処理方法を示している。図1において、機器は、た
とえば操作スイッチなどの入力装置101と、たとえば
画像表示装置、スピーカ装置、プリンタ装置などの出力
装置102と、メモリーやハード・ディスク装置などの
記憶装置105と、ユーザー10の意思表示を受信する
ためのセンサ装置103と、これらの装置を制御するC
PUを有するコントローラ104を備えている。記憶装
置105には、後述するフローチャートに対応するステ
ップを実現させるためのソフトウェア・コードからなる
プログラムや表示用データなどが含まれ、コントローラ
104は、記憶装置105からプログラムを読み込み、
実行することにより後述の動作を実現する。なお、この
記憶装置105は、着脱可能な記憶媒体であってもよい
し、また、このプログラムはネットワークを介して外部
から受信し、コントローラ104が実行するものであっ
てもよい。
【0027】本発明によるユーザー・インターフェース
は、図2のステップS200で開始され、ステップS2
02に進む。
【0028】ステップS202では、入力装置101か
らの入力の有無がチェックされる。無の場合は、ステッ
プS210に進む。入力装置101からの何らかの入力
が行われると、ステップS204に進み、そこで入力装
置101におけるボタン・スイッチ操作の履歴が記録さ
れ、ステップS206に進む。
【0029】ステップS206であらかじめ決められた
ボタン・スイッチ操作か否かがチェックされる。あらか
じめ決められた操作であると、ステップS208に進
む。そうでない場合は、ステップS202に戻る。
【0030】ステップS208では、あらかじめ決めら
れたボタン・スイッチ操作に対応した処理の実行を、別
のジョブで開始させる。同時に、どのような処理内容を
実行したかの履歴を記憶装置105内に格納する。この
履歴には図示しないリアルタイム・クロック装置からの
日時データと、ボタン・スイッチ操作に対応した処理の
概要、たとえば、プリンタ装置であれば、印字出力した
のか、テスト印字したのか等を記録する。そしてステッ
プS210に進む。
【0031】ステップS210において、センサ装置か
らの検出信号レベルがあらかじめ定めた閾値レベル以上
の入力レベルを有しているか、あるいは検出信号レベル
の変化があらかじめ定めた閾値レベル以上の変化を起こ
したかがチェックされる。センサ情報が所定の閾値より
小さい場合には、ステップS202に戻り、上述したス
テップが繰り返される。センサ装置からの検出信号レベ
ルがあらかじめ定めた閾値レベル以上の入力レベルを有
しているか、あるいは検出信号レベルの変化があらかじ
め定めた閾値レベル以上の変化を有している場合は、ス
テップS212に進む。
【0032】ステップS210においては、たとえば、
ステップS202が実行された後の一定時間であれば、
上述した閾値レベルとし、一定時間経過後については、
閾値レベルを上げてセンサ装置からの信号を実質的にマ
スクするようにした閾値とすることもできる。このよう
にした場合、センサ装置からのセンサ情報が閾値よりも
大きい場合、そのセンサ情報はステップS202の処理
に対する応答である確率が高いものとなると想定され
る。また、センサ装置からのセンサ情報の変化を検出す
るようにした場合、ステップS202の処理の実行直前
までのセンサ情報の平均的な値と、ステップS202の
処理の実行後あるいは実行完了後のセンサ情報の値を比
較して、あらかじめ定めて設定されている閾値以上の変
化を検出するようにしてもよい。
【0033】ステップS212では処理履歴を調べて、
このような閾値を超えたセンサ装置からのセンサ情報
が、機器の処理結果に対するユーザーの応答であるか否
か、そして機器の処理結果に対するユーザーの応答であ
った場合に如何なる操作あるいは処理に起因するものか
を決定して後続する処理のための情報を生成し、ステッ
プS214に進む。
【0034】ステップS212においては、ステップ2
10を処理した時刻をリアルタイム・クロックからの情
報を基に記録し、ステップS204あるいはステップS
208で記録した履歴情報を比較し、ステップS210
で調べた閾値以上のセンサ情報は如何なるものかを決定
する。たとえば、入力装置からのボタン・スイッチ操作
を入力したがあらかじめ決められた処理を実行していな
いか、あるいは、あらかじめ決められたボタン・スイッ
チ操作を受け付けて対応する処理を実行中あるいは実行
完了直後に、このステップを実行したかを調べる。ある
いは、履歴情報が何も無い状態であるかが調べられる。
後者の場合に受け付けたセンサ情報は無意味なものとし
て決定し、前者の場合は、ユーザーの操作あるいは処理
に対する反応であると決定する。
【0035】ステップS214においては、ステップS
212においてセンサ情報は無意味なものとして決定し
た場合はステップS202に戻り、ユーザーの操作ある
いは処理に対する反応であると決定した場合はステップ
S216に進む。
【0036】ステップS216では、先のステップS2
12で決定された情報に基づいて、格納し保持している
機器の操作方法に関する情報を選択して出力装置102
を介してユーザーに提供する。
【0037】ステップS216の実行後は、ステップS
202に戻り、上述した処理を繰り返す。
【0038】なお、ステップS204あるいはステップ
S208における履歴情報は、上述したように、センサ
情報の扱い方およびユーザーに提供する情報の選択に関
係する。したがって、最新の履歴が重要であり、古い履
歴は余り重要ではない。
【0039】以上のようにすることにより、処理を実行
開始した後、あるいは実行完了後のセンサ装置からのセ
ンサ情報をチェックすることにより、この処理に対する
ユーザーの評価あるいは不満などの意向を得ることがで
き、これに応じて適切な情報をユーザーに提供するユー
ザー・インターフェースとすることができる。
【0040】(第1の実施形態)以下、図3〜図6を参
照して本発明に係る第1の実施形態を詳細に説明する。
【0041】図3は、上述した本発明のユーザー・イン
ターフェースを含む第1の実施形態の機器構成を示す図
である。また、図4は、図3に示した機器、プリンタ装
置の本発明を適用したユーザー・インターフェースのフ
ローチャートを示す図である。図5および図6は、第1
の実施形態を説明する表図である。
【0042】図3において、プリンタ装置30はボタン
・スイッチ入力装置301とスピーカ出力装置302、
振動センサ装置303、コントローラ304、記憶装置
305を含んで構成されるプリンタ装置である。
【0043】ユーザー10は、たとえばプリンタ装置3
0を操作するユーザー(人間)である。
【0044】ボタン・スイッチ入力装置301は、たと
えば2つのボタン・スイッチ301a,301bからな
る入力装置であって、それぞれのボタンをユーザー10
が押下することで、コントローラ304に対してプリン
タ装置30を制御するための特定の処理の実行を指示す
ることができる。
【0045】スピーカ出力装置302は、たとえばD−
A変換機能を備えたスピーカ出力装置であって、記憶装
置305内部に記憶された音声データ(ディジタル)の
うち、コントローラ304によって選択された音声デー
タ(ディジタル)を、アナログ信号に変換して、音声と
して出力する。
【0046】振動センサ装置303は、たとえば半導体
振動センサを備えた振動センサ装置であって、プリンタ
装置30の本体に組み込まれており、プリンタ装置30
に対する、叩く、揺らす、落下させるなどの操作によっ
て発生するプリンタ装置30の振動を検出し、振動検出
情報303aを発生する装置である。
【0047】コントローラ304は、たとえばマイコン
であって、ボタン・スイッチ入力装置301の入力情報
に応じてプリンタ装置30を制御したり、スピーカ出力
装置302に対して記憶装置305の内部に記憶された
データを音声データとして出力したり、振動センサ30
3からの振動検出情報303aに基づき、ユーザーに対
する案内処理を処理するなど、プリンタ装置30内部で
実行される処理の制御を実行するための装置である。
【0048】記憶装置305は、たとえばROMであっ
て、ユーザーに対する操作方法案内用の音声データやコ
ントローラ304の処理内容を記憶するための装置であ
る。
【0049】先ず、図3に示したボタン・スイッチ入力
装置の2つのボタン・スイッチの操作仕様について説明
する。
【0050】図5に示すように、符号511〜516で
示す6つの操作モードがあるとする。これらのモード
は、2つのボタン・スイッチを押下する際のプリンタ装
置の処理内容によって決定される。操作モード511〜
513は、プリンタ装置が処理実行中でないときに、右
側に示すそれぞれのボタン・スイッチ301aから30
1bの順の押下数で決定される。操作モード514は、
モード511〜513の処理中における操作モードであ
り、操作モード515、516は、操作案内処理中にお
ける操作モードである。
【0051】これらの操作モードは、プリンタ装置30
に対して、ボタン・スイッチ入力装置301の2つのボ
タンを押下する順序と、押下した際におけるコントロー
ラ304の制御処理内容の組み合わせで、(1)テスト
印字処理511、(2)印字濃度調節処理512、
(3)インク・カートリッジ交換処理513、(4)現
在実行中の処理を中止する実行中処理中止処理514、
の4つの処理、および、(5)操作案内の操作案内中止
処理521と(6)次の操作案内の続行処理522、の
2つの処理が達成されるものとしている。
【0052】たとえば、テスト印字処理511を実行し
たい場合、プリンタの操作方法に関する案内処理が実行
されていないときに、ボタン・スイッチ301aを1回
押下した後でボタン・スイッチ301bを1回押下する
ことにより、テスト印字511が実行される。このよう
な操作方法をテスト印字処理用操作方法511aとす
る。
【0053】同様に、印字濃度調節処理512を実行し
たい場合、プリンタの操作方法に関する案内処理が実行
されていないときに、ボタン・スイッチ301aを2回
押下した後でボタン・スイッチ301bを1回押下する
ことにより、印字濃度を濃くする処理512が実行され
る。このような操作方法を印字濃度調節処理用操作方法
512aとする。
【0054】同様に、インク・カートリッジ交換処理5
13を実行したい場合、プリンタの操作方法に関する案
内処理が実行されていないときに、ボタン・スイッチ3
01aを3回押下した後でボタン・スイッチ301bを
1回押下することにより、インク・カートリッジ交換処
理513が実行されると仮定する。このような操作方法
をインク・カートリッジ交換処理用操作方法513aと
する。
【0055】同様に、上記処理511,512,513
の実行を中止したい場合、プリンタの操作方法に関する
案内処理が実行されていないときに、ボタン・スイッチ
301bを2回押下することにより、実行中の処理を中
止する中止処理514が実行される。このような操作方
法を実行中処理中止用操作方法514aとする。
【0056】プリンタの操作方法に関する案内処理が実
行されている場合、ボタン・スイッチ131aを4回押
下してからボタン・スイッチ301bを1回押下するこ
とにより、現在処理されている操作方法に関する案内処
理を中止する処理521が実行される。このような操作
方法を案内処理中止処理用操作方法521aとする。
【0057】プリンタの操作方法に関する案内処理が実
行されている場合、ボタン・スイッチ301bを2回押
下することにより、現在処理されている操作方法に関す
る案内処理を中断し、次の操作方法に関する案内処理を
続行する処理522が実行される。このような操作方法
を案内処理続行用操作方法522aとする。
【0058】プリンタ装置30は上記以外の入力順序で
操作された場合には、処理を実行しないものと仮定す
る。
【0059】さて、ユーザー10はプリンタ装置30の
操作方法に不案内なユーザーであって、インク・カート
リッジ交換処理513を実行したいと思っているが、プ
リンタ装置30のインク・カートリッジ交換処理513
を実行するために適切なプリンタ装置30の操作方法
(インク・カートリッジ交換処理用操作方法513a)
を知らないものと仮定する。
【0060】ユーザー10がボタン・スイッチ301の
任意のボタン・スイッチを押すことを試みたとしても、
インク・カートリッジ交換処理用操作方法513aが実
行される確率は低く、ユーザー10の意図しているイン
ク・カートリッジ交換処理を実行できる可能性は十分低
いといえる。
【0061】ここで、図4を用いて、プリンタ装置30
におけるユーザー・インターフェースの制御に係る処理
の流れを具体的に説明する。なお、図4のステップS4
20によって、開始制御される音声案内については図6
にその案内音声の実施形態を示す。
【0062】プリンタ装置30のユーザー・インターフ
ェースは、ステップS400で開始され、ステップS4
02に進む。通常においては、ステップS402の入力
装置からの入力の有無のチェックそしてステップS41
0のセンサ情報>閾値であるか否かチェックを繰り返
す。ここで、入力装置は図3のボタン・スイッチ入力装
置であり、センサ情報とは振動センサ装置からの情報3
03aである。
【0063】ステップS402からステップS414
は、図2におけるステップS202からステップS21
4と同様であるので、重複する説明を省く。
【0064】ステップS410では、ユーザー10がプ
リンタ装置30を叩いたり、振動を与えたか否かを、振
動センサ装置からの信号レベル、あるいは信号の変化を
上述したように監視することによりチェックする。特別
な振動レベルや振動レベルの特別な変化を検出していな
い場合、すなわち、プリンタ装置30を叩いたり、振動
を与えたりしていない場合、ステップS402に戻る。
ここで、プリンタ装置10を叩いたり、振動を与えたり
した場合、プリンタ装置30の本体に組み込まれている
振動センサ303はプリンタ装置30の振動を検出し、
振動検出情報303aをコントローラ304に送る。振
動検出情報を入力したコントローラは、この情報を処理
し、特別な振動レベルあるいは振動レベルの特別な変化
を検出したと決定した場合、ステップS412に進む。
【0065】ステップS412では、それまでの処理履
歴、あるいはユーザーのボタン・スイッチ操作記録を調
査して後続するステップのための設定を行い、ステップ
S414に進む。
【0066】ステップS414では、上述した特別な振
動レベルあるいは振動レベルの特別な変化に対して応答
すべきか否かが前のステップS408の処理結果に基づ
いて決定される。たとえば、スイッチ操作の記録もな
く、処理履歴もない場合、上述した特別な振動レベルあ
るいは振動レベルの特別な変化は無視され、ステップS
414から通常のループに復帰する。そうでない場合
は、ステップS414から、ステップS416に進む。
【0067】ステップS416では、ステップS404
において起動された処理の実行中であるか否かが確認さ
れる。実行中であると確認された場合、実行中であるフ
ラグを立ててステップS420に進む。実行中でないと
確認されると、ステップS418に進む。ステップS4
18では、実行中でないフラグを立ててステップS42
0に進む。このステップS416、S418は、正確に
は最初のステップS420における具体的な処理内容を
決めるために設けている。
【0068】ステップS420では、音声案内の開始制
御を実行し、ステップS422に進む。ステップS42
2において開始される音声案内の細部は、ステップS4
16あるいはS418から進んだのかによって、あるい
はステップS412において生成されたデータによって
も左右される。なお、音声案内そのものは、図4の処理
の流れと異なるジョブにより実行される。ここでは、コ
ントローラ304はユーザーに対する案内処理として記
憶装置305にあらかじめ設定されている案内音声デー
タを処理して案内音声をスピーカ出力装置302に出力
し、ユーザーへの操作方法等の案内を開始する。
【0069】この音声案内について、以下に説明する。
【0070】現在何らかの処理を実行中である場合、す
なわち、ステップS416からステップS420に進ん
だ場合、この処理に不満があるかどうかを尋ねるための
案内音声と、実行中の処理を中止する処理514を実行
するための操作方法に関する案内音声とを出力する。た
とえば、「現在実行中の処理に不満がありますか?不満
がある場合は現在実行中の処理を中止します。」という
案内音声601aと、「ボタン301bを2回押すと実
行中の処理を中止します。それ以外の操作を行われた場
合やボタンが押されなかった場合は処理を続行しま
す。」という案内音声601bを出力する。同時にステ
ップS408に起因する実行中の処理を一時停止させ
る。
【0071】ステップS418からステップS420に
進んだ場合、そして、ステップS412で、ユーザーが
無意味なボタン・スイッチ操作をしていることが記録さ
れているならば、ユーザーのボタン・スイッチ操作が意
図する処理を尋ねるための案内音声を出力する。たとえ
ば、「お客様が実行なさりたい処理に関しての操作方法
を音声で案内することができます。音声による案内をお
聞きになりたい場合はそのままお待ちください。なお、
音声によって案内している操作方法がお客様の意図して
いる処理に関するものと違う場合はボタン・スイッチ3
01bを2回押すと、別の処理に関する操作方法につい
ての案内を行います。音声によって案内している操作方
法がお客様の意図している処理であり、その案内によっ
て操作方法をご理解していただけた場合、ボタン・スイ
ッチ301aを4回押してからボタン・スイッチ301
bを1回押すと、音声による操作方法の案内を終了しま
す。」という案内音声603を出力する。
【0072】この開始制御をした後は、ステップS42
2に進み、ここで、ボタン・スイッチ入力を所定時間の
間待つために、ステップS422とステップS424の
間をループする。有効なボタン・スイッチ操作が行われ
ずに所定時間が経過すると、ステップS424からステ
ップS438に進む。
【0073】このステップS422とS424のループ
中において、図5の表に示す操作方法以外の入力順序で
操作された場合には、処理を実行しないものと仮定して
いるので、これらの図5の表に示すいずれかの操作が行
われたか否かを確認する。確認された場合は、ステップ
S426に進み、この時点で実際に音声による案内が続
行中であるかがチェックされる。続行中で無い場合に
は、ステップS430に進む。続行中の場合にはステッ
プS428においてその実行中の音声案内処理を中止さ
せて、ステップS430に進む。
【0074】ステップS430では、先のステップS4
22における操作が、たとえば実行中処理中止用操作方
法514aがなされたかどうか判断し、実行中処理中止
用操作方法514aがなされた場合はユーザーが意図し
ない処理が実行されているものと判断し、ユーザーの意
図する処理でないという理由で現在実行中の処理を中止
する旨を伝えるための案内音声を出力し、現在実行を一
時停止している処理を中止する。たとえば、「現在実行
中の処理はお客様の意図と反している処理であると判断
し、実行中の処理を中止しました。」という音声案内6
02を出力するように制御する。実行中処理中止用操作
方法514aがなされない場合は、ユーザーが意図した
処理が実行されているものと判断し、現在一時停止中の
処理を再開継続する。
【0075】ステップS422で、ボタン・スイッチ3
01bが2回押下されていた場合は、別の案内をユーザ
ーが要求しているので、後続する処理がステップS43
4からステップS436そしてS438へ進むようにそ
れらのステップが使用する情報を操作する。
【0076】また、案内音声603の出力中にボタン・
スイッチ301aが4回押下されてからボタン・スイッ
チ301bが1回押下されていた場合は、ユーザーは音
声案内の中止を要求しているので、ステップS432か
らステップS402に戻るように情報を操作する。
【0077】ステップS434からステップS436に
進んだ場合に、全ての案内をまだ実行していない場合は
ステップS438に進み、全ての案内を実行していた場
合は、ステップS402に戻る。
【0078】ステップS438では、次の案内音声をセ
ットして、ステップS420に戻る。
【0079】ステップS438からステップS420に
進んだ場合、このステップS420で2回目の音声案内
を開始させる。たとえば、テスト印字処理を実行するた
めの操作方法を案内する案内音声を出力する。たとえ
ば、「ボタン・スイッチ301aを1回押してからボタ
ン・スイッチ301bを1回押すと、テスト印字処理が
実行されます」という案内音声604を出力する。
【0080】案内音声604の出力中にボタン・スイッ
チ301bが2回押下された場合、操作案内の続行であ
るので、ステップS428で案内音声604の出力を中
止し、ステップS434からステップS436を経てス
テップS438へ進む。
【0081】ステップS438では、さらに次の案内音
声がセットされ、3回目のステップS420で3回目の
音声案内が開始される。
【0082】また、案内音声604の出力中にボタン・
スイッチ301aが4回押下されてからボタン・スイッ
チ301bが1回押下された場合は、案内音声604の
出力を中止し、ステップS434からステップS402
に戻る。
【0083】3回目のステップS420によって、印字
濃度調節処理を実行するための操作方法を案内する案内
音声を出力する。たとえば、「ボタン・スイッチ301
aを2回押してからボタン・スイッチ301bを1回押
すと、印字濃度を調節することができます」という案内
音声605を出力する。
【0084】案内音声605の出力中にボタン・スイッ
チ301bが2回押下された場合は、案内音声605の
出力を中止し、上述したようにステップS434からス
テップS438へ進んで、ここでさらに次の案内音声が
セットされ、4回目のステップS420で4回目の音声
案内が開始される。以後、同様なことが繰り返される。
【0085】5回目のステップS420により、インク
・カートリッジ交換処理を実行するための操作方法を案
内する案内音声を出力する。たとえば、「ボタン・スイ
ッチ301aを3回押してからボタン・スイッチ301
bを1回押すと、インク・カートリッジが交換ができま
す」という案内音声606を出力する。
【0086】6回目のステップS420では、現在行っ
ている処理を中止するための操作方法を案内する案内音
声を出力し、ステップS402へ戻る。たとえば、「ボ
タン・スイッチ301bを2回押すと、現在、実行停止
している処理を中止することができます」という案内音
声607を出力する。この案内音声607の出力中にボ
タン・スイッチ301bが2回押下された場合は、案内
音声607出力を中止し、ステップS432を経てステ
ップS402へ戻る。あるいは、案内音声607の出力
中にボタン・スイッチ301aが4回押下されてからボ
タン・スイッチ301bが1回押下された場合は、ステ
ップS432からステップS402へ戻る。
【0087】以上のようにして、プリンタのユーザー・
インターフェ−スの処理が進められる。ステップS43
0においては、1回目のステップであるか否かで、ある
いはステップS422におけるボタン・スイッチ入力に
応じて必要な制御内容が異なる。ステップS422で、
図5に示すテスト印字の操作方法511aがユーザーに
よってなされた場合、音声案内モード中の操作であるの
で、この操作は無視されてステップS434からステッ
プS422に戻り、再びユーザーによるボタン・スイッ
チ操作を受け付けることになる。
【0088】以上が、第1の実施形態における一般的な
処理内容の説明である。
【0089】ここで、プリンタ装置30のインク・カー
トリッジ交換処理513に適切な操作方法であるインク
・カートリッジ交換処理用操作方法513aをユーザー
10に提供する場合の処理の流れを、図4を用いて、さ
らに詳細に説明する。
【0090】通常におけるユーザー・インターフェース
の処理は、図4に太線で示すステップS402からステ
ップS410、そして再びステップS402に戻るルー
プを繰り返している。ここで、ユーザー10が操作方法
に不案内なまま、ボタン・スイッチ301aを4回押
す。しかし、ここにおけるボタン・スイッチの操作で
は、機器に対して振動センサ情報>閾値となるような振
動を与えない。また、このユーザーの操作は、ステップ
S402からステップS404へ、そしてステップS4
06の進めるが所定のボタン・スイッチ操作に含まれな
いので、ステップS406からステップS408に進む
ことはない。この場合、ステップS406からステップ
S402に戻る。その後は、依然として、通常のループ
を繰り返している。
【0091】ステップS404では、ボタン操作が行わ
れたことを記録する。
【0092】ユーザー10が、何度かボタン・スイッチ
301に対する操作を試行したが、依然としてステップ
S408に進まず、したがって何の処理も行われず、機
器の変化もない。このため、ユーザーは不満を感じ、プ
リンタ装置30を叩いた。このため、通常の機器の動作
ではありえない振動が機器に発生する。プリンタ装置3
0の本体に組み込まれている振動センサ303はプリン
タ装置30の振動を検出し、振動検出情報303aをコ
ントローラ304に通知する。コントローラ304は、
ステップS410で振動センサ情報>閾値と決定し、ス
テップS412へ進む。
【0093】ステップS412において、現在何の処理
も実行していないが、直前にボタン・スイッチ入力装置
からの操作入力を得たことを見つけ出し、このセンサ情
報は、ユーザーに起因するものであると決定し、ステッ
プS414からステップS416に進み、さらにステッ
プS420進む。
【0094】ステップS420でコントローラ304
は、ユーザーに対する案内処理として記憶装置105に
あらかじめ設定されている最初の案内音声データを処理
し、スピーカ出力装置302に案内音声を出力する。こ
こでの音声案内としては、ステップS412における履
歴情報調査から、ボタン・スイッチ操作があったがそれ
に対応する実行処理も無いとされ、ユーザーの意図する
処理を尋ねるための案内音声603を出力するようにセ
ットしているので、案内音声603を出力するように開
始制御を行う。
【0095】この音声案内を聞いて、ユーザー10は案
内処理中止処理用の操作方法521aと案内処理続行用
操作方法522aを理解した。さらに、案内音声603
の出力中に、ユーザーはボタン・スイッチを操作しなか
ったので、ステップS424からステップS438に進
み、ステップS48で、次の案内音声であるテスト印字
処理を実行するための操作方法を案内する案内音声60
4を設定し、次のステップS420で、案内音声604
を出力するように音声案内の開始制御をする。
【0096】案内音声604の出力中にユーザーはボタ
ン・スイッチを操作しなかったので、再びステップS4
38で次の案内音声である印字濃度調節処理を実行する
ための操作方法を案内する案内音声605を設定し、次
のステップS420で、案内音声605を出力するよう
に音声案内の開始制御をする。案内音声306の出力中
にユーザーはボタン・スイッチを操作しなかったので、
再びステップS438で、次のインク・カートリッジ交
換処理を実行するための操作方法を案内する案内音声3
06を設定し、次のステップS414で案内音声306
を出力するように音声案内の開始制御をする。
【0097】案内音声306によってインク・カートリ
ッジ交換処理用操作方法513aを理解したユーザー1
0は、案内処理中止処理用操作方法521aの操作を行
ったので、ステップS432からステップS402へ戻
り、通常のループを再び実行する。
【0098】この段階で、ユーザー10はインク・カー
トリッジ交換処理用操作方法513aを理解しているの
で、ユーザー10はインク・カートリッジ交換処理用操
作方法513aの操作を行った。この操作は、ステップ
S406で確認され、ステップS408において、プリ
ンタ装置30のインク・カートリッジ交換処理513が
実行された。
【0099】以上のようにして、プリンタ装置30の操
作方法に不案内なユーザー10が、プリンタ装置30を
操作したが、その操作結果に起因するプリンタ装置30
を叩くという行動をとり、このユーザーの行動をセンサ
から検出し、これがユーザーの操作結果に対する不満で
あると決定して、プリンタ装置30に対する適切な操作
方法がユーザー10に提供された。提供された情報に基
づいてユーザーが適切な操作を行うことで、プリンタ装
置30に対する操作方法に不案内なユーザーが意図する
処理を達成することができた。
【0100】第1の実施例では、プリンタ装置におい
て、振動センサ装置によってユーザーの不満意志の現れ
である「プリンタ装置本体を叩く」という行動を検出
し、音声出力によってユーザーが所望する動作を達成す
るための適切な操作方法を提供することが可能となるこ
とを示した。
【0101】(第2の実施形態)第2の実施形態のファ
クシミリ装置において、マイク装置によってユーザーの
不満意志の現われである「ファクシミリ装置本体に対し
て大声を発声する」という行動を検出し、ファクシミリ
装置が有するプリンタによって、ユーザーが所望する動
作を達成するための適切な操作方法を有するところにリ
ンクするためのリンク情報を提供することが可能となる
ことを示す。
【0102】以下、添付図面を参照して本発明に係る第
2の実施形態を詳細に説明する。
【0103】図7は、本発明のユーザー・インターフェ
ースを含む機器の実施形態である。図8は、図7に示し
た機器、ファクシミリ装置の本発明を適用したユーザー
・インターフェースのフローチャートを示す図である。
図9は、図7に示したファクシミリ装置のユーザー・イ
ンターフェースを説明するための表図である。
【0104】図7において、ファクシミリ装置70は、
ボタン・スイッチ入力装置701とプリンタ出力装置7
02、マイク装置703、コントローラ704、記憶装
置705を含んで構成されるファクシミリ装置である。
【0105】ボタン・スイッチ入力装置701は、たと
えば2つのボタン・スイッチ701a、701bからな
る入力装置であって、それぞれのボタンをユーザー10
が押下することで、コントローラ704に対してファク
シミリ装置70を制御するための特定の処理を実行する
ことを指示することができる。
【0106】プリンタ出力装置702は、コントローラ
704が記憶装置705内部に記憶されたデータのうち
選択されたデータを文字図形情報とし、これを紙に印刷
する装置である。
【0107】マイク装置703は、ファクシミリ装置7
0の本体に組み込まれており、ファクシミリ装置70の
周囲で発声する大声を検出し、大声検出情報703aを
発生する装置である。
【0108】コントローラ704は、たとえばマイコン
であって、ボタン・スイッチ入力装置701の入力情報
に応じてファクシミリ装置70を制御したり、プリンタ
出力装置702に対して記憶装置705の内部に記憶さ
れたデータを文字図形として紙に印刷したり、マイク装
置703からの音声入力情報703aに基づき、ユーザ
ーに対する案内処理のサポート処理をするなど、ファク
シミリ装置70内部で実行される処理を出力するための
装置である。
【0109】記憶装置705は、たとえばハード・ディ
スクであって、ユーザーに対する操作方法案内用のリン
ク情報に関するテキスト・データやコントローラ704
の処理内容を記憶するための装置である。
【0110】操作方法案内用ハイパーテキスト・データ
706は、たとえばHTTPサーバ上に置かれたハイパ
ーテキストであって、ファクシミリ装置70の操作方法
に関する情報が記述されている。ハイパーテキスト転送
サーバ707は、たとえばインターネット上に設置され
たサーバであって、httpによる情報アクセス要求に
対して、ハイパーテキストの配信サービスを行っている
ものである。端末708は、たとえばパーソナル・コン
ピュータであって、Webブラウザ・ソフトウェアによ
って任意のURLにおけるハイパーテキスト・データを
閲覧することのできるものである。ネットワーク709
は、たとえばインターネットであって、ファクシミリ装
置70の操作方法案内用ハイパーテキスト・データ70
6を有するハイパーテキスト転送サーバ707と、ユー
ザーが利用可能な端末708が接続されているものとす
る。
【0111】図8は、本発明のユーザー・インターフェ
ースをファクシミリ装置70に適用した場合のユーザー
・インターフェース制御に係る処理の流れを示したもの
である。
【0112】図7から図9を用いて、ファクシミリ装置
70におけるユーザー・インターフェースを具体的に説
明する。
【0113】今、ファクシミリ装置70に対して、ボタ
ン・スイッチ入力装置701の2つのボタンを押下する
順序の組み合わせで、あらかじめ登録された番号への送
信処理911、あらかじめ登録されている番号のリスト
を印刷する処理912、プリンタ装置702のインク・
カートリッジ交換処理913、現在実行中の処理を中止
する実行中処理中止処理914の4つの処理が達成され
るものと仮定する。
【0114】たとえば、あらかじめ登録された番号への
送信処理911を実行したい場合、ファクシミリの操作
方法に関するリンク情報印刷処理が実行されていないと
きに、ボタン・スイッチ701aを1回押下した後でボ
タン・スイッチ701bを1回押下することにより、あ
らかじめ登録された番号への送信処理911が実行され
ると仮定する。このような操作方法を登録済番号宛て送
信処理用操作方法911aとする。
【0115】同様に、あらかじめ登録されている番号の
リストを印刷する処理912を実行したい場合、ファク
シミリの操作方法に関するリンク情報印刷処理が実行さ
れていないときに、ボタン・スイッチ701aを2回押
下した後でボタン・スイッチ701bを1回押下するこ
とにより、あらかじめ登録されている番号のリストを印
刷する処理912が実行されると仮定する。このような
操作方法を登録済番号リスト印刷処理用操作方法912
aとする。
【0116】同様に、インク・カートリッジ交換処理9
13を実行したい場合、ファクシミリの操作方法に関す
るリンク情報印刷処理が実行されていないときに、ボタ
ン・スイッチ701aを3回押下した後でボタン・スイ
ッチ701bを1回押下することにより、インク・カー
トリッジ交換処理913が実行されると仮定する。この
ような操作方法をインク・カートリッジ交換処理用操作
方法913aとする。
【0117】同様に、上記処理911,912,913
の実行を中止したい場合、ファクシミリの操作方法に関
するリンク情報印刷処理が実行されていないときに、ボ
タン・スイッチ701bを2回押下することにより、実
行中の処理を中止する中止処理914が実行されると仮
定する。このような操作方法を実行中処理中止用操作方
法914aとする。
【0118】ファクシミリ装置70は上記以外の入力順
序で操作された場合には、処理を実行しないものと仮定
する。
【0119】さて、ユーザー10はファクシミリ装置7
0の操作方法に不案内なユーザーであって、インク交換
処理913を実行したいと思っているが、ファクシミリ
装置70のインク交換処理913を実行するために適切
なファクシミリ装置70の操作方法(インク・カートリ
ッジ交換処理用操作方法913a)を知らないものと仮
定する。
【0120】ユーザー10がボタン・スイッチ701の
任意のボタン・スイッチを押すことを試みたとしても、
インク・カートリッジ交換処理用操作方法913aが実
行される確率は低く、ユーザー10の意図しているイン
ク・カートリッジ交換処理を実行できる可能性は十分低
いといえる。
【0121】ここで、図8を用いて、ファクシミリ装置
70におけるユーザー・インターフェースの制御に係る
処理の流れを具体的に説明する。
【0122】この第2実施形態におけるユーザー・イン
ターフェースの処理は、ステップS800で開始され、
ステップS802に進む。通常においては、太線で示す
ステップS802からステップS810、そしてステッ
プS802に戻るループを繰り返している。ここで、ユ
ーザー10が、図9に示す操作方法でボタン・スイッチ
701を操作した場合、ステップS802からステップ
S808へ進む。図9に示す操作方法でボタン・スイッ
チ701を操作していない場合は、ステップS802か
らステップS806に進み、ステップS806から通常
のループに戻る。この間のステップS804において、
ボタン・スイッチ操作がされたことを後続する処理のた
めに記録される。
【0123】ステップS804において、そのまえのス
イッチ操作に応じてあらかじめ決められている処理を実
行し、そしてこの処理の履歴を取り、ステップS810
に進む。通常では、マイクで大声を検出していないの
で、ステップS810から通常のループに戻る。
【0124】通常のループを繰り返している際に、ユー
ザー10がファクシミリ装置70の周囲で大声を発声し
た場合、ファクシミリ装置70の本体に組み込まれてい
るマイク装置703はファクシミリ装置70の周囲での
音波を検出し、この大声検出情報703aがあらかじめ
決められた閾値以上の音量である場合に、あるいは、ス
テップS808を実行開始後の検出信号の変化があらか
じめ定めた閾値以上と決定した場合、コントローラ70
4は、ステップS812の処理を実行する。
【0125】ステップS812で、ステップS808で
処理された履歴情報と、受信記録を調査して、後続のス
テップのための情報を設定してステップS814に進
む。
【0126】ステップS814において、たとえばその
前のステップS812で直前に受信していることが調査
された場合はその受信結果に対するユーザーの反応と
し、また、スイッチ操作がなされているが対応する処理
が無いとされている場合はそのスイッチ操作に起因する
ものとしてステップS816に進む。あるいは、スイッ
チ操作の記録が無い場合にこの大声検出はファクシミリ
装置70に無関係なものとして無視され、ステップS8
14から通常のループに復帰する。
【0127】本実施形態において、コントローラ704
はステップS816において、たとえば、ユーザーに対
する案内処理として記憶装置105にあらかじめ設定さ
れている操作方法案内情報へのリンク情報であるURL
(Universal Resource Locat
or)データを文字図形情報に変換してプリンタ装置7
05で紙に印刷し、ファクシミリ装置の操作情報へのリ
ンク情報が記載された情報紙702aを得ている。この
URLで示されるアドレスのハイパーテキスト転送サー
バは、ファクシミリ装置70の操作方法に関する情報が
記されているハイパーテキスト・データ706を有して
いる。
【0128】ユーザー10は、印刷された情報紙702
aを基に、ユーザー10が利用可能なPC708を、イ
ンターネット707を介してハイパーテキスト転送サー
バに接続し、PC708上のWebブラウザを用いてハ
イパーテキスト・データ706を閲覧し、ファクシミリ
装置70の操作方法を知ることになる。
【0129】ここで、ファクシミリ装置70のインク・
カートリッジ交換処理913に対して適切な操作方法で
あるインク・カートリッジ交換処理用操作方法913a
をユーザー10に提供する場合の処理の流れを、図8を
用いて、さらに詳細に説明する。
【0130】通常におけるユーザー・インターフェース
の処理は、図8に太線で示すステップS802からステ
ップS808、そして再びステップS802に戻るルー
プを繰り返している。ここで、ユーザー10が操作方法
に不案内なまま、ボタン・スイッチ701bを10回押
す。しかしながら、このユーザーのボタン・スイッチ操
作は、図9に示した操作方法に含まれないので、入力さ
れた操作に応じた処理は無く何も実行されない。ユーザ
ー10が何度かボタン・スイッチ701に対する操作を
試行した後に不満を感じ、ファクシミリ装置70の周囲
で大声を発声した。
【0131】ファクシミリ装置70の本体に組み込まれ
ているマイク装置703はファクシミリ装置70の周囲
でユーザーが発声した音波を検出し、大声検出情報70
3aをコントローラ704に通知する。コントローラ7
04は、検出した音波があらかじめ決められた音量以上
であり(ステップS810)、さらにその直前に、何度
かボタン・スイッチ701に対する操作が行われている
ことを調査して、センサからの特別な検出信号はユーザ
ーの操作に対する不満に起因したものであると決定し
(ステップS814)、この大声を発したユーザーに対
する案内処理として記憶装置705にあらかじめ設定さ
れている操作方法案内用リンク情報705aを処理し、
プリンタ出力装置702を介して操作方法案内用リンク
情報を記述した情報紙702aを印刷出力する(ステッ
プS816)。
【0132】この情報紙702a上に印刷されたURL
を見たユーザーは、端末708を用いて操作方法案内用
リンク情報705aに基づき、操作方法案内用ハイパー
テキスト・データ706を閲覧する。
【0133】操作方法案内用ハイパーテキスト・データ
706を閲覧したユーザー10は、操作方法案内用ハイ
パーテキスト・データ706中に記載されているインク
・カートリッジ交換処理用操作方法913aの情報によ
ってファクシミリ装置70のインク・カートリッジ交換
処理用操作方法913aを理解する。
【0134】インク・カートリッジ交換処理用操作方法
913aを理解したユーザー10は、インク・カートリ
ッジ交換処理用操作方法913aの操作を行った。
【0135】インク・カートリッジ交換処理用操作方法
913aの操作が実行され、ファクシミリ装置70のイ
ンク・カートリッジ交換処理913が実行された。
【0136】以上のようにして、ファクシミリ装置70
に対する操作を、ファクシミリ装置70の操作方法に不
案内なユーザー10が、ファクシミリ装置70に対する
操作方法に対する不満から発するファクシミリ装置70
の周囲で大声を発声するという行動に基づいて、ファク
シミリ装置70に対する適切な操作方法に関するリンク
情報がユーザー10に提供され、提供されたリンク情報
に基づいてユーザーが端末708によって操作方法案内
用ハイパーテキスト・データ706を参照して、ファク
シミリ装置70に対して適切な操作を行うことで、ファ
クシミリ装置70に対する操作方法に不案内なユーザー
10が意図する処理を達成することができる。
【0137】以上説明したように、本発明によれば、機
器の操作方法に不案内なユーザーに対して、ユーザーが
機器を叩いたり、機器に対して大声を発声するというユ
ーザーの不満意志の現われとなる行動を検出して、ユー
ザーが所望する動作を達成するための適切な操作方法ま
たは適切な操作方法に関するリンク情報をユーザーに通
知することで、機器の操作方法に不案内なユーザーに対
して、適切な時期に、機器の操作方法に関する情報を提
供することが可能となる。
【0138】以上、本発明の本実施形態を、プリンタ装
置とファクシミリ装置を使用して説明したが、本発明の
趣旨を逸脱しないで、次の形態に変更することは容易で
ある。
【0139】ユーザーによって操作される、複数もしく
は単数の入力装置における入力順序の組み合わせによっ
て、ユーザーからの指示を遂行するような入力装置を持
つ機器(たとえば複写機やパーソナル・コンピュータ、
カメラやビデオ・カメラ、家庭用ゲーム機)であって
も、本発明を適用することができる。
【0140】また、本実施形態では、センサ装置とし
て、振動センサ装置とマイク装置を例としてあげたが、
これは機器に対する適切な操作方法に不案内なユーザー
が発する適切な操作方法を実行したいという意志や適切
な操作方法が実行できないことによる不満意志に係る情
報を獲得することのできる他のセンサ装置(たとえば、
温度センサや赤外線センサ、磁気センサ、超音波セン
サ、脳波センサ、X線センサ、血糖値センサ、ホルモン
濃度センサ)であってもかまわない。
【0141】また、本実施形態では、ユーザーに対して
操作方法のデータを直接提示するような出力装置とし
て、スピーカ出力装置を例としてあげたが、これはユー
ザーに対して操作方法を示すことができる他の出力装置
(たとえばプリンタ出力装置やCRT出力装置、立体視
出力装置、などのユーザーが視覚によって操作方法を獲
得できる出力装置や、骨伝導出力装置などのユーザーが
聴覚によって操作方法を獲得できる出力装置)であって
もよい。
【0142】また、本実施形態では、ユーザーに対して
操作方法のデータを間接的に提示するような例としてプ
リンタ出力装置によって紙に出力されるリンク情報を、
別の端末を用いて参照して操作方法を提示する例をあげ
たが、リンク情報に関しては、別の案内データを参照す
る方法を提示するような出力データ(たとえば、別に用
意してある操作方法のマニュアルを参照するように提示
する音声出力データや、Gコードによって指定されるT
V放送番組の放送時間指定データなど)であってもよ
い。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザーからの指示を入力するための入力手段、外部の状
態変化あるいは機器の状態を検出して出力するセンサ手
段、ユーザーに情報を提示することを可能にする出力手
段と、入力手段の操作方法に関する情報、あるいは情報
の所在を表す情報を格納している情報格納手段、センサ
手段からの検出出力を入力し、機器に対するユーザーの
操作結果あるいは前記機器の処理態様に対してユーザー
が特定の反応をしたと決定し、決定したタイミングを出
力するタイミング決定手段、タイミング決定手段が出力
した際に、前記格納手段に格納された前記情報を処理し
て前記出力手段に出力する情報処理手段、を備えたの
で、ユーザーの機器に対する不満をタイミング良く受け
て、機器の操作に関する情報を、出力装置を介して、機
器の操作に不得意なユーザー対しても適切に提示するこ
とが可能になる。
【0144】また、機器の処理の履歴あるいは前記入力
手段へのユーザー操作を記録する記録手段を備えたの
で、外部の状態変化あるいは機器の状態を検出して出力
するセンサ手段からの特定の信号を検出した際に、その
記録した情報を調査することにより、いわゆるノイズを
除去して、ユーザーの不満の現われに起因する信号であ
ることを決定することができ、あわせてユーザーの不満
内容をある程度特定することも可能になる。
【0145】さらに、機器の設けた振動センサ、あるい
はマイク装置により、機器に関する不満内容を、通常の
ユーザーが有する行動様式から適確に捉えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のユーザー・インターフェースを含む機
器の構成を示す図である。
【図2】本発明のユーザー・インターフェースの基本処
理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態におけるプリンタ装置の構成を
示す図である。
【図4】第1の実施形態における処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】第1の実施形態における処理内容を示す表図で
ある。
【図6】第1の実施形態の出力装置における音声案内を
説明する表図である。
【図7】第2の実施形態におけるファクシミリ装置の構
成を示す図である。
【図8】第2の実施形態における処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】第2の実施形態における処理内容を示す表図で
ある。
【図10】第2の実施形態において出力した操作方法案
内用リンク情報の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ユーザー 100 機器 101 入力装置 102 出力装置 103 センサ装置 104 コントローラ 105 記憶装置 30 プリンタ装置 301 ボタン・スイッチ入力装置 301a、301b ボタン・スイッチ 302 スピーカ出力装置 303 振動センサ装置 304 コントローラ 305 記憶装置 70 ファクシミリ装置 701 ボタン・スイッチ入力装置 701a、701b ボタン・スイッチ 702 プリンタ装置 702a 情報紙 703 マイク装置 704 コントローラ 705 記憶装置 706 ハイパーテキスト・データ 707 ハイパーテキスト転送サーバ 708 PC(端末) 709 ネットワーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーからの指示を入力するための入
    力手段を備える機器において、 前記機器外部の状態変化あるいは機器の状態を検出して
    出力するセンサ手段と、 前記入力手段の操作方法に関する情報、あるいは該情報
    の所在を表す情報を格納している情報格納手段と、 音声、画像、文字情報の内の少なくとも1つの形式で前
    記ユーザーに提示することを可能にする出力手段と、 前記センサ手段からの検出出力を入力し、前記機器に対
    するユーザーの操作結果あるいは前記機器の処理態様に
    対してユーザーが特定の反応をしたと決定し、該決定し
    たタイミングを出力するタイミング決定手段と、 前記タイミング決定手段が出力した際に、前記格納手段
    に格納された前記情報を処理して前記出力手段に出力す
    る情報処理手段と、 を備えたことを特徴とするユーザー・インターフェー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記センサ手段は、機器本体の振動を検
    出する機器本体に組み込まれた振動センサ、あるいは機
    器本体近傍の音響を検出するマイクを備えることを特徴
    とする請求項1に記載のユーザー・インターフェース。
  3. 【請求項3】 前記機器の処理の履歴あるいは前記入力
    手段へのユーザー操作を記録する記録手段を備え、前記
    タイミング決定手段は、前記記録手段によって記録され
    た記録内容を基に前記特定の反応と決定することを特徴
    とする請求項1または2に記載のユーザー・インターフ
    ェース。
  4. 【請求項4】 実時刻を得るリアルタイムクロック手段
    をさらに備え、前記記録手段は記録する際に該リアルタ
    イムクロック手段からの時刻データを含めて記録し、前
    記タイミング決定手段は、前記センサ手段からの検出出
    力のレベルあるいはレベル変化をあらかじめ定めた閾値
    と比較して該閾値よりも大きい場合に出力する比較手段
    を有し、該比較手段から出力された際に前記リアルタイ
    ムクロックと前記記録手段により記録した情報に基づい
    て前記特定の反応と決定し、さらに前記情報処理手段が
    処理する前記格納手段に格納されている情報についての
    指定をすることを特徴とする請求項3に記載のユーザー
    ・インターフェース。
  5. 【請求項5】 入力装置、センサ装置、出力装置、記憶
    装置を備え、該入力装置における操作スイッチのあらか
    じめ定めた操作を入力し、該操作に対応した処理を実行
    する機器が備えるユーザー・インターフェース制御方法
    であって、 前記記憶装置から前記機器の操作に関する情報、あるい
    は前記機器の操作に関する情報の所在を表す情報を読み
    出す情報読出しステップと、 前記情報読出しステップで読み出した情報を、音声、画
    像、文字情報の内の少なくとも1つの形式で前記出力装
    置を介してユーザーに提示する情報提示ステップと、 前記機器外部の状態変化あるいは機器の状態を前記セン
    サ装置を介して検出し、該検出した状態情報をあらかじ
    め定めた閾値と比較して閾値を超えたタイミングを出力
    するタイミング検出ステップと、 前記タイミング検出ステップからの出力を受けて、この
    出力が前記機器に対するユーザーの操作結果あるいは前
    記機器の処理態様に対してユーザーが示した特定の反応
    であるかを査定する査定ステップと、 を備え、 前記査定ステップが特定の反応であると査定した際に、
    前記情報読出しステップを実行し、次に前記情報提示ス
    テップを実行することを特徴とするユーザー・インター
    フェース制御方法。
  6. 【請求項6】 前記センサ装置は、前記機器本体の振動
    を検出する機器本体に組み込まれた振動センサ、あるい
    は機器本体近傍の音響を検出するマイクを備えることを
    特徴とする請求項5に記載のユーザー・インターフェー
    ス制御方法。
  7. 【請求項7】 前記入力装置における操作スイッチのユ
    ーザー操作の履歴、あるいは実行した処理の履歴を前記
    記憶装置に記録する履歴記録ステップを備え、前記査定
    ステップでは、前記履歴記録ステップで記録した記録内
    容を基に前記特定の反応であるかを査定することを特徴
    とする請求項5または6に記載のユーザー・インターフ
    ェース制御方法。
  8. 【請求項8】 前記機器は、実時刻を得るリアルタイム
    ・クロックをさらに備え、前記履歴履歴録ステップで
    は、記録する際に該リアルタイム・クロックからの時刻
    データを含めて記録し、前記査定ステップでは、タイミ
    ング検出ステップからの出力を得た際に該リアルタイム
    ・クロックからの時刻データを記録し、該時刻データと
    前記履歴記録ステップにおいて記録した情報に基づいて
    前記特定の反応と決定し、さらに前記情報読出しステッ
    プにおいて読み出す情報を特定することを特徴とする請
    求項7に記載のユーザー・インターフェース制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8に記載の各ステップをコ
    ンピュータに実現させるためのソフトウェア・コードを
    含むことを特徴とするユーザー・インターフェース制御
    プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の前記ユーザー・イン
    ターフェース制御プログラムを格納した記憶媒体。
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