JP2002273364A - 磁性体粉体メディアのクリーニング方法 - Google Patents
磁性体粉体メディアのクリーニング方法Info
- Publication number
- JP2002273364A JP2002273364A JP2001081765A JP2001081765A JP2002273364A JP 2002273364 A JP2002273364 A JP 2002273364A JP 2001081765 A JP2001081765 A JP 2001081765A JP 2001081765 A JP2001081765 A JP 2001081765A JP 2002273364 A JP2002273364 A JP 2002273364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic powder
- powder medium
- magnetic
- sheet
- adsorbed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 title claims abstract description 13
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims abstract description 29
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims abstract description 19
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 claims description 69
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 22
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 32
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000004506 ultrasonic cleaning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性体粉体メディアに吸着しているトナーな
どの磁性体微粒子を効率的に除去するためのクリーニン
グ方法を提供する。 【解決手段】 クリーニング対象の磁性体粉体メディア
51をローラ12、13間のシート11上に盛ると、そ
の中央付近が窪んでシート支持材17に支持される状態
となる。その中央付近の下方には、複数の磁石が配置さ
れた回転ディスク14が設置されている。回転ディスク
14は回転軸16を中心に回転させて、粉体メディア5
1に対して交番磁界をかけるためのものである。その交
番磁界がかけられた粉体メディア51の各粒子は、シー
ト11に対して移動しつつ、そのシート11と接触して
摺擦研磨されることになって、それに吸着されているト
ナー粒子は効率的に分離させられてシート11に吸着・
保持される。
どの磁性体微粒子を効率的に除去するためのクリーニン
グ方法を提供する。 【解決手段】 クリーニング対象の磁性体粉体メディア
51をローラ12、13間のシート11上に盛ると、そ
の中央付近が窪んでシート支持材17に支持される状態
となる。その中央付近の下方には、複数の磁石が配置さ
れた回転ディスク14が設置されている。回転ディスク
14は回転軸16を中心に回転させて、粉体メディア5
1に対して交番磁界をかけるためのものである。その交
番磁界がかけられた粉体メディア51の各粒子は、シー
ト11に対して移動しつつ、そのシート11と接触して
摺擦研磨されることになって、それに吸着されているト
ナー粒子は効率的に分離させられてシート11に吸着・
保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーなどの磁性
体微粒子を吸着した磁性体粉体メディアを再利用するた
めの技術に関する。
体微粒子を吸着した磁性体粉体メディアを再利用するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、資源のリサイクル(再利用)
が叫ばれている。そのために、リサイクルできるものは
リサイクルするのを前提として製品化が行われている。
複写機やプリンタなどのトナーを用いて画像形成を行う
画像形成装置では、使用済みのトナーカートリッジは回
収、クリーニング(洗浄)してリサイクルするのが普通
となっている。図5は、トナーカートリッジのクリーニ
ング方法を説明する図である。その図5において、60
はトナーカートリッジ、50はそのクリーニングを行う
クリーニング装置である。トナーカートリッジ60で除
去の対象となるのは磁性体微粒子であるトナー61であ
る。クリーニング装置50は、そのトナー61を磁力に
より吸着する磁性体粉体メディア51を、注入口52か
らトナーカートリッジ60内に注入し、排出口54から
排出させる形で巡回させるようになっている。排出口5
4から排出される磁性体粉体メディア51の粒子51a
には、図6に示すように、トナー61の粒子61aが磁
力によって吸着されている。トナーカートリッジ60の
外側に配置された磁石53は、磁界の極性が交互に変化
する交番磁界をかけるためのものである。その交番磁界
は、図7に示すように、外側にかかる磁界の極性が異な
るように2つの磁石53を回転ディスク71に配置し、
回転軸72を中心にその回転ディスク71を回転させる
ことでかけるようになっている。その交番磁界を磁性体
粉体メディア51にかけることで、その粒子51aを流
動化させて撹拌させ、トナーカートリッジ60内部全体
をクリーニングするようになっている。
が叫ばれている。そのために、リサイクルできるものは
リサイクルするのを前提として製品化が行われている。
複写機やプリンタなどのトナーを用いて画像形成を行う
画像形成装置では、使用済みのトナーカートリッジは回
収、クリーニング(洗浄)してリサイクルするのが普通
となっている。図5は、トナーカートリッジのクリーニ
ング方法を説明する図である。その図5において、60
はトナーカートリッジ、50はそのクリーニングを行う
クリーニング装置である。トナーカートリッジ60で除
去の対象となるのは磁性体微粒子であるトナー61であ
る。クリーニング装置50は、そのトナー61を磁力に
より吸着する磁性体粉体メディア51を、注入口52か
らトナーカートリッジ60内に注入し、排出口54から
排出させる形で巡回させるようになっている。排出口5
4から排出される磁性体粉体メディア51の粒子51a
には、図6に示すように、トナー61の粒子61aが磁
力によって吸着されている。トナーカートリッジ60の
外側に配置された磁石53は、磁界の極性が交互に変化
する交番磁界をかけるためのものである。その交番磁界
は、図7に示すように、外側にかかる磁界の極性が異な
るように2つの磁石53を回転ディスク71に配置し、
回転軸72を中心にその回転ディスク71を回転させる
ことでかけるようになっている。その交番磁界を磁性体
粉体メディア51にかけることで、その粒子51aを流
動化させて撹拌させ、トナーカートリッジ60内部全体
をクリーニングするようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのようにしてトナー
61を吸着させる磁性体粉体メディア51をリサイクル
するためには、それ自体のクリーニングを行う必要があ
る。従来、そのクリーニングは、図8に示すように、ふ
るい80にクリーニング対象の磁性体粉体メディア51
を入れて振ることにより、そのふるい網81に磁性体粉
体メディア粒子51aを摺擦させて、それに吸着してい
るトナー粒子61aを分離させてその穴から下に排出さ
せることで行っていた。或いは図9に示すように、排出
穴92、及び吸気穴93を有する容器91内に回転気流
94を発生させ、その容器91内の磁性体粉体メディア
粒子51aに吸着しているトナー粒子61aを遠心力に
より分離させることで行っていた。しかし、トナー粒子
61aは軽量で、かつメディア粒子51aに磁力で引き
付けられているため、上述した従来の方法には共に、メ
ディア粒子51aからトナー粒子61aを効率的に分離
させることができないとい問題点があった。なお、トナ
ーの汚れに関しては超音波洗浄がよく用いられている
が、粉体メディアの洗浄に関しては、錆の発生の回避を
考慮しなければならないことから、それを適用すること
は望ましくない。本発明は、磁性体粉体メディアに吸着
しているトナーなどの磁性体微粒子を効率的に除去する
ためのクリーニング方法を提供することを目的とする。
61を吸着させる磁性体粉体メディア51をリサイクル
するためには、それ自体のクリーニングを行う必要があ
る。従来、そのクリーニングは、図8に示すように、ふ
るい80にクリーニング対象の磁性体粉体メディア51
を入れて振ることにより、そのふるい網81に磁性体粉
体メディア粒子51aを摺擦させて、それに吸着してい
るトナー粒子61aを分離させてその穴から下に排出さ
せることで行っていた。或いは図9に示すように、排出
穴92、及び吸気穴93を有する容器91内に回転気流
94を発生させ、その容器91内の磁性体粉体メディア
粒子51aに吸着しているトナー粒子61aを遠心力に
より分離させることで行っていた。しかし、トナー粒子
61aは軽量で、かつメディア粒子51aに磁力で引き
付けられているため、上述した従来の方法には共に、メ
ディア粒子51aからトナー粒子61aを効率的に分離
させることができないとい問題点があった。なお、トナ
ーの汚れに関しては超音波洗浄がよく用いられている
が、粉体メディアの洗浄に関しては、錆の発生の回避を
考慮しなければならないことから、それを適用すること
は望ましくない。本発明は、磁性体粉体メディアに吸着
しているトナーなどの磁性体微粒子を効率的に除去する
ためのクリーニング方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性体粉体メデ
ィアのクリーニング方法は、磁性体粉体メディアに吸着
されている磁性体微粒子の除去に用いられることが前提
であって、磁性体粉体メディアより磁性体微粒子を吸着
し易い吸着部材を用意し、吸着部材に対して磁性体粉体
メディアを移動させつつ接触させることにより、該磁性
体粉体メディアに吸着している磁性体微粒子を該吸着部
材に吸着させて除去する。なお、上記吸着部材に対する
磁性体粉体メディアの移動および接触は、該磁性体粉体
メディアに交番磁界を加えることで行う、ことが望まし
い。また、吸着部材はシート状の形状であるか、或い
は、多孔質、ないしメッシュ状の部材である、ことが望
ましい。吸着部材が多孔質、或いはメッシュ状の部材で
あった場合には、吸着部材の磁性体粉体メディアが存在
していない側からエアによる吸引を合わせて行う、こと
が望ましい。また、吸着部材で挟む状態に磁性体粉体メ
ディアを配して、該磁性体粉体メディアに吸着した磁性
体微粒子を該吸着部材に吸着させる、ことが望ましい。
その際には、磁性体粉体メディアに対して吸着部材によ
り圧力を加える、ことが望ましく、その圧力について
は、磁力を磁性体粉体メディアに作用させて発生させ
る、ことが望ましい。本発明では、磁性体粉体メディア
より磁性体微粒子を吸着し易い吸着部材に対し、その磁
性体粉体メディアを相対的に運動させることにより、そ
の粉体メディアを吸着部材に摺擦させる形で接触させ
る。そのようにして接触させることにより、粉体メディ
アに吸着されていた磁性体微粒子を吸着部材に吸着・保
持させる。その結果、粉体メディアに吸着されていた磁
性体微粒子は効率的に除去されることになる。
ィアのクリーニング方法は、磁性体粉体メディアに吸着
されている磁性体微粒子の除去に用いられることが前提
であって、磁性体粉体メディアより磁性体微粒子を吸着
し易い吸着部材を用意し、吸着部材に対して磁性体粉体
メディアを移動させつつ接触させることにより、該磁性
体粉体メディアに吸着している磁性体微粒子を該吸着部
材に吸着させて除去する。なお、上記吸着部材に対する
磁性体粉体メディアの移動および接触は、該磁性体粉体
メディアに交番磁界を加えることで行う、ことが望まし
い。また、吸着部材はシート状の形状であるか、或い
は、多孔質、ないしメッシュ状の部材である、ことが望
ましい。吸着部材が多孔質、或いはメッシュ状の部材で
あった場合には、吸着部材の磁性体粉体メディアが存在
していない側からエアによる吸引を合わせて行う、こと
が望ましい。また、吸着部材で挟む状態に磁性体粉体メ
ディアを配して、該磁性体粉体メディアに吸着した磁性
体微粒子を該吸着部材に吸着させる、ことが望ましい。
その際には、磁性体粉体メディアに対して吸着部材によ
り圧力を加える、ことが望ましく、その圧力について
は、磁力を磁性体粉体メディアに作用させて発生させ
る、ことが望ましい。本発明では、磁性体粉体メディア
より磁性体微粒子を吸着し易い吸着部材に対し、その磁
性体粉体メディアを相対的に運動させることにより、そ
の粉体メディアを吸着部材に摺擦させる形で接触させ
る。そのようにして接触させることにより、粉体メディ
アに吸着されていた磁性体微粒子を吸着部材に吸着・保
持させる。その結果、粉体メディアに吸着されていた磁
性体微粒子は効率的に除去されることになる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、第1実施の形態による磁
性体粉体メディアのクリーニング方法を説明する図であ
る。クリーニングの対象とする磁性体粉体メディアは、
図5に示すように、トナーカートリッジ60のクリーニ
ングに用いられた磁性体粉体メディア51である。磁性
体粉体メディア51のトナー61を吸着、除去するため
の吸着部材として採用したロール状のシート11は、例
えば目の粗い紙、粘着質のゴムシートといったトナー6
1を吸着し易いものであり、それを繰り出した部分はロ
ーラ12により巻き取るようになっている。そのローラ
12,及びシート11を繰り出す側のローラ13の間
は、所定の張力がかかるようにしている。また、その間
には、シート支持材17を配置している。それにより、
その間のシート11上に磁性体粉体メディア51を盛る
と、その重さによってシート11が図1に示すように中
央付近で窪んでシート支持材17に支持され、ローラ1
3によってシート11を更に繰り出しても、その状態が
維持されるようにさせている。ローラ12、13の中央
付近には、回転ディスク14が置かれている。その回転
ディスク14には、それを回転軸16を中心に回転させ
た際に、磁性体粉体メディア51にかかる磁界の極性が
交互に変化するように複数の磁石15が配置されてい
る。それにより、磁性体粉体メディア51に交番磁界を
かけて磁気バレル効果を発生させるようになっている。
本実施の形態では、回転ディスク14は1000〜20
00rpmで回転させている。交番磁界をかけると、磁
性体粉体メディア51を構成する各粒子51aは励磁に
よって分極しているため、各粒子51aに回転力が加わ
り、全体として流動化して連続的に攪拌される。粒子5
1aは、磁石15によってシート11に押しつけられる
形となる。これらのことから、各粒子51aは、シート
11に対して移動(回転を含む)しつつ、そのシート1
1と接触して摺擦研磨されることになって、それに吸着
されているトナー粒子61aは効率的に分離させられて
シート11に吸着・保持されることになる。各粒子51
aは、回転力が生じることから、その全面が摺擦研磨さ
れる。そのシート11を随時、繰り出すようにした場合
には、シート11に吸着しているトナー粒子61aが粉
体メディア粒子51aに吸着してしまう確率をより低減
できることから、更に効率的に粉体メディア51のクリ
ーニングを行えるようになる。吸着部材としてシート1
1を採用すると、磁石15と磁性体粉体メディア51間
の距離を最小限に抑えることができる。このため、シー
ト状の吸着部材を採用することは、より強い交番磁界を
かけられるようにするうえで効果的である。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、第1実施の形態による磁
性体粉体メディアのクリーニング方法を説明する図であ
る。クリーニングの対象とする磁性体粉体メディアは、
図5に示すように、トナーカートリッジ60のクリーニ
ングに用いられた磁性体粉体メディア51である。磁性
体粉体メディア51のトナー61を吸着、除去するため
の吸着部材として採用したロール状のシート11は、例
えば目の粗い紙、粘着質のゴムシートといったトナー6
1を吸着し易いものであり、それを繰り出した部分はロ
ーラ12により巻き取るようになっている。そのローラ
12,及びシート11を繰り出す側のローラ13の間
は、所定の張力がかかるようにしている。また、その間
には、シート支持材17を配置している。それにより、
その間のシート11上に磁性体粉体メディア51を盛る
と、その重さによってシート11が図1に示すように中
央付近で窪んでシート支持材17に支持され、ローラ1
3によってシート11を更に繰り出しても、その状態が
維持されるようにさせている。ローラ12、13の中央
付近には、回転ディスク14が置かれている。その回転
ディスク14には、それを回転軸16を中心に回転させ
た際に、磁性体粉体メディア51にかかる磁界の極性が
交互に変化するように複数の磁石15が配置されてい
る。それにより、磁性体粉体メディア51に交番磁界を
かけて磁気バレル効果を発生させるようになっている。
本実施の形態では、回転ディスク14は1000〜20
00rpmで回転させている。交番磁界をかけると、磁
性体粉体メディア51を構成する各粒子51aは励磁に
よって分極しているため、各粒子51aに回転力が加わ
り、全体として流動化して連続的に攪拌される。粒子5
1aは、磁石15によってシート11に押しつけられる
形となる。これらのことから、各粒子51aは、シート
11に対して移動(回転を含む)しつつ、そのシート1
1と接触して摺擦研磨されることになって、それに吸着
されているトナー粒子61aは効率的に分離させられて
シート11に吸着・保持されることになる。各粒子51
aは、回転力が生じることから、その全面が摺擦研磨さ
れる。そのシート11を随時、繰り出すようにした場合
には、シート11に吸着しているトナー粒子61aが粉
体メディア粒子51aに吸着してしまう確率をより低減
できることから、更に効率的に粉体メディア51のクリ
ーニングを行えるようになる。吸着部材としてシート1
1を採用すると、磁石15と磁性体粉体メディア51間
の距離を最小限に抑えることができる。このため、シー
ト状の吸着部材を採用することは、より強い交番磁界を
かけられるようにするうえで効果的である。
【0006】図2は、磁性体粉体メディア51をクリー
ニングした後のシート11の写真である。そのシート1
1の黒くなっている部分11aがトナーを吸着した部分
である。その黒くなっている部分11aから、磁性体粉
体メディア51が効率的にクリーニングされていること
が分かる。
ニングした後のシート11の写真である。そのシート1
1の黒くなっている部分11aがトナーを吸着した部分
である。その黒くなっている部分11aから、磁性体粉
体メディア51が効率的にクリーニングされていること
が分かる。
【0007】<第2の実施の形態>図3は、第1実施の
形態による磁性体粉体メディアのクリーニング方法を説
明する図である。上記第1の実施の形態と基本的に同じ
ものには同一の符号を付してある。第2の実施の形態で
は、吸着部材としてメッシュ状の穴を有する多孔質のシ
ート31を採用している。トナー粒子61aの直径は約
0.01mm、磁性体粉体メディア粒子51aのそれは
約0.1mmであることから、その穴が約0.05mm
のものを用いた。それは図3に示すように、シート固定
部32により固定させている。シート固定部32に固定
されたシート31の下方には、交番磁界をかけるために
複数の磁石15が配置された回転ディスク33を設置し
ている。その回転ディスク33には、吸気穴33aが複
数、形成されている。その回転ディスク33は、中空の
回転軸34を中心に回転するようになっている。磁性体
粉体メディア51のクリーニング時には、回転ディスク
33を回転させるとともに、回転軸34内の圧力をその
外側の圧力より下げている。回転ディスク33を回転さ
せると、粉体メディア51の各粒子51aはシート31
と接触した際に、それに吸着しているトナー粒子61a
がシート31の穴によって効率的に分離・吸着される。
その穴に吸着されたトナー粒子61aは、回転軸34内
の圧力を下げることで、その回転軸34内にエアにより
吸引される。そのようにして、拭き取りによる分離と吸
引を同時に行うことにより、第1の実施の形態と比較し
て、粉体メディア51からのトナー61の除去をより効
率的に行えるようになることから、除去(クリーニン
グ)速度を向上させることができる。また、シート31
の汚染を抑えつつ、トナー61の粉体メディア51への
再付着を防ぐこともできる。
形態による磁性体粉体メディアのクリーニング方法を説
明する図である。上記第1の実施の形態と基本的に同じ
ものには同一の符号を付してある。第2の実施の形態で
は、吸着部材としてメッシュ状の穴を有する多孔質のシ
ート31を採用している。トナー粒子61aの直径は約
0.01mm、磁性体粉体メディア粒子51aのそれは
約0.1mmであることから、その穴が約0.05mm
のものを用いた。それは図3に示すように、シート固定
部32により固定させている。シート固定部32に固定
されたシート31の下方には、交番磁界をかけるために
複数の磁石15が配置された回転ディスク33を設置し
ている。その回転ディスク33には、吸気穴33aが複
数、形成されている。その回転ディスク33は、中空の
回転軸34を中心に回転するようになっている。磁性体
粉体メディア51のクリーニング時には、回転ディスク
33を回転させるとともに、回転軸34内の圧力をその
外側の圧力より下げている。回転ディスク33を回転さ
せると、粉体メディア51の各粒子51aはシート31
と接触した際に、それに吸着しているトナー粒子61a
がシート31の穴によって効率的に分離・吸着される。
その穴に吸着されたトナー粒子61aは、回転軸34内
の圧力を下げることで、その回転軸34内にエアにより
吸引される。そのようにして、拭き取りによる分離と吸
引を同時に行うことにより、第1の実施の形態と比較し
て、粉体メディア51からのトナー61の除去をより効
率的に行えるようになることから、除去(クリーニン
グ)速度を向上させることができる。また、シート31
の汚染を抑えつつ、トナー61の粉体メディア51への
再付着を防ぐこともできる。
【0008】<第3の実施の形態>図4は、第3実施の
形態による磁性体粉体メディアのクリーニング方法を説
明する図である。上記第1の実施の形態と基本的に同じ
ものには同一の符号を付してある。第3の実施の形態で
は、吸着部材であるシート41を2枚、用いるようにな
っている。それらシート41は、例えば図1のシート1
1、或いは図3のシート31であり、それぞれ、図3に
示すようにシート固定部42により固定させている。磁
性体粉体メディア51は、層状に分けられた形の各シー
ト41上に盛るようになっている。シート固定部42に
固定されたシート41の下方には、交番磁界をかけるた
めに複数の磁石15が配置された回転ディスク43を設
置している。その回転ディスク43は、回転軸44を中
心に回転するようになっている。2層に分かれて盛られ
た磁性体粉体メディア51は、上述したように、それぞ
れ磁石15に引きつけられる。それにより、上の層(最
上層)の磁性体粉体メディア51は、それが盛られたシ
ート41を下方に向けてより強い圧力をかける形となる
ことから、その下の層の粉体メディア51は、それを挟
む2枚のシート41に強く擦り付けられる状態となる。
この結果、下の層の粉体メディア51は、より広い面積
のシート41に接触するだけでなく、より強く擦り付け
られることにもなって、トナー除去の効率が第1の実施
の形態と比較して更に向上することになる。上記圧力は
磁石15の磁界(磁力)を磁性体粉体メディア51に作
用させることで発生させられるため、言い換えれば磁性
体粉体メディア51を層状に配置することで発生させら
れるため、そのための特別な構成は不要である。このこ
とから、磁性体粉体メディア51のシート41に対する
相対的な運動を起こさせるのに磁石15を用いることは
構成を簡素化するうえでも効果的である。なお、第3の
実施の形態では、磁性体粉体メディア51を2層に盛る
ためにシート41を2枚、用意しているが、1枚のシー
ト41を折り返して使用するなどしてそれが行えるよう
にしても良い。また、2層ではなく、それ以上の層に分
けて粉体メディア51を盛るようにしても良い。
形態による磁性体粉体メディアのクリーニング方法を説
明する図である。上記第1の実施の形態と基本的に同じ
ものには同一の符号を付してある。第3の実施の形態で
は、吸着部材であるシート41を2枚、用いるようにな
っている。それらシート41は、例えば図1のシート1
1、或いは図3のシート31であり、それぞれ、図3に
示すようにシート固定部42により固定させている。磁
性体粉体メディア51は、層状に分けられた形の各シー
ト41上に盛るようになっている。シート固定部42に
固定されたシート41の下方には、交番磁界をかけるた
めに複数の磁石15が配置された回転ディスク43を設
置している。その回転ディスク43は、回転軸44を中
心に回転するようになっている。2層に分かれて盛られ
た磁性体粉体メディア51は、上述したように、それぞ
れ磁石15に引きつけられる。それにより、上の層(最
上層)の磁性体粉体メディア51は、それが盛られたシ
ート41を下方に向けてより強い圧力をかける形となる
ことから、その下の層の粉体メディア51は、それを挟
む2枚のシート41に強く擦り付けられる状態となる。
この結果、下の層の粉体メディア51は、より広い面積
のシート41に接触するだけでなく、より強く擦り付け
られることにもなって、トナー除去の効率が第1の実施
の形態と比較して更に向上することになる。上記圧力は
磁石15の磁界(磁力)を磁性体粉体メディア51に作
用させることで発生させられるため、言い換えれば磁性
体粉体メディア51を層状に配置することで発生させら
れるため、そのための特別な構成は不要である。このこ
とから、磁性体粉体メディア51のシート41に対する
相対的な運動を起こさせるのに磁石15を用いることは
構成を簡素化するうえでも効果的である。なお、第3の
実施の形態では、磁性体粉体メディア51を2層に盛る
ためにシート41を2枚、用意しているが、1枚のシー
ト41を折り返して使用するなどしてそれが行えるよう
にしても良い。また、2層ではなく、それ以上の層に分
けて粉体メディア51を盛るようにしても良い。
【0009】上記第1〜第3の実施の形態は、それらを
任意に組み合わせても良い。具体的には第1〜第3の実
施の形態を全て組み合わせても良く、それらのうちの2
つを任意に組み合わせても良い。当然のことながら、第
1〜第3の実施の形態の何れか、或いはそれらの組み合
わせは、磁性体粉体メディアのクリーニングを自動的に
行う装置に採用させても良い。
任意に組み合わせても良い。具体的には第1〜第3の実
施の形態を全て組み合わせても良く、それらのうちの2
つを任意に組み合わせても良い。当然のことながら、第
1〜第3の実施の形態の何れか、或いはそれらの組み合
わせは、磁性体粉体メディアのクリーニングを自動的に
行う装置に採用させても良い。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、磁性体
粉体メディアより磁性体微粒子を吸着し易い吸着部材に
対し、その磁性体粉体メディアを相対的に運動させるこ
とにより、その粉体メディアを吸着部材に摺擦させる形
で接触させる。そのようにして接触させることにより、
粉体メディアに吸着されていた磁性体微粒子は吸着部材
に吸着・保持されるため、粉体メディアに吸着されてい
た磁性体微粒子を効率的に除去させることができる。
粉体メディアより磁性体微粒子を吸着し易い吸着部材に
対し、その磁性体粉体メディアを相対的に運動させるこ
とにより、その粉体メディアを吸着部材に摺擦させる形
で接触させる。そのようにして接触させることにより、
粉体メディアに吸着されていた磁性体微粒子は吸着部材
に吸着・保持されるため、粉体メディアに吸着されてい
た磁性体微粒子を効率的に除去させることができる。
【図1】第1の実施の形態による磁性体粉体メディアの
クリーニング方法を説明する図である。
クリーニング方法を説明する図である。
【図2】磁性体粉体メディアをクリーニングした後のシ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
【図3】第2の実施の形態による磁性体粉体メディアの
クリーニング方法を説明する図である。
クリーニング方法を説明する図である。
【図4】第3の実施の形態による磁性体粉体メディアの
クリーニング方法を説明する図である。
クリーニング方法を説明する図である。
【図5】トナーカートリッジのクリーニング方法を説明
する図である。
する図である。
【図6】トナー粒子が磁性体粉体メディア粒子に吸着さ
れた様子を示す図である。
れた様子を示す図である。
【図7】交番磁界をかける仕組みを説明する図である。
【図8】従来の磁性体粉体メディアのクリーニング方法
を説明する図(その1)である。
を説明する図(その1)である。
【図9】従来の磁性体粉体メディアのクリーニング方法
を説明する図(その2)である。
を説明する図(その2)である。
11、31、41 シート 14、33、43 回転ディスク 15 磁石 16、34、43 回転軸 17 シート支持材 32、42 シート固定部 33a 吸気穴 51 磁性体粉体メディア 51a 磁性体粉体メディア粒子 61 トナー 61a トナー粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA01 CA19 EA12 EA13 GA01 3B116 AA46 AA48 AB02 AB32 BB71 BB87 BC00 BC08
Claims (8)
- 【請求項1】 磁性体粉体メディアに吸着されている磁
性体微粒子の除去に用いられる方法であって、 前記磁性体粉体メディアより前記磁性体微粒子を吸着し
易い吸着部材を用意し、 前記吸着部材に対して前記磁性体粉体メディアを移動さ
せつつ接触させることにより、該磁性体粉体メディアに
吸着している磁性体微粒子を該吸着部材に吸着させて除
去することを特徴とする磁性体粉体メディアのクリーニ
ング方法。 - 【請求項2】 前記吸着部材に対する前記磁性体粉体メ
ディアの移動および接触は、該磁性体粉体メディアに交
番磁界を加えることで行う、 ことを特徴とする請求項1記載の磁性体粉体メディアの
クリーニング方法。 - 【請求項3】 前記吸着部材はシート状の形状であるこ
とを特徴とする請求項1、または2記載の磁性体粉体メ
ディアのクリーニング方法。 - 【請求項4】 前記吸着部材は多孔質、或いはメッシュ
状の物質であることを特徴とする請求項1、2、または
3記載の磁性体粉体メディアのクリーニング方法。 - 【請求項5】 前記吸着部材の前記磁性体粉体メディア
が存在していない側からエアによる吸引を合わせて行う
ことを特徴とする請求項4記載の磁性体粉体メディアの
クリーニング方法。 - 【請求項6】 前記吸着部材で挟む状態に前記磁性体粉
体メディアを配して、該磁性体粉体メディアに吸着した
磁性体微粒子を該吸着部材に吸着させることを特徴とす
る請求項1〜5の何れか1項に記載の磁性体粉体メディ
アのクリーニング方法。 - 【請求項7】 前記磁性体粉体メディアに対して前記吸
着部材により圧力を加えることを特徴とする請求項6記
載の磁性体粉体メディアのクリーニング方法。 - 【請求項8】 前記圧力は磁力を前記磁性体粉体メディ
アに作用させて発生させることを特徴とする請求項7記
載の磁性体粉体メディアのクリーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081765A JP2002273364A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 磁性体粉体メディアのクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081765A JP2002273364A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 磁性体粉体メディアのクリーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002273364A true JP2002273364A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18937806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001081765A Pending JP2002273364A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 磁性体粉体メディアのクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002273364A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329292A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Ricoh Co Ltd | 乾式洗浄方法および装置 |
JP2008129147A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Murata Mach Ltd | 画像形成装置 |
WO2018161714A1 (zh) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | 马鞍山澄果电子科技有限公司 | 一种图像成形装置及其空气净化机 |
CN108906917A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-11-30 | 江苏中海重型机床有限公司 | 一种用于校平机上的除尘系统 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001081765A patent/JP2002273364A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329292A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Ricoh Co Ltd | 乾式洗浄方法および装置 |
JP2008129147A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Murata Mach Ltd | 画像形成装置 |
WO2018161714A1 (zh) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | 马鞍山澄果电子科技有限公司 | 一种图像成形装置及其空气净化机 |
CN108906917A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-11-30 | 江苏中海重型机床有限公司 | 一种用于校平机上的除尘系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4961823B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3080326B2 (ja) | 共振子の構造 | |
JP2002273364A (ja) | 磁性体粉体メディアのクリーニング方法 | |
JP4015800B2 (ja) | 湿式画像形成装置 | |
JP5834732B2 (ja) | 排気機構および画像形成装置 | |
US5999769A (en) | Filtering system for removing toner from an air stream in a development housing | |
JP6304184B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
US6055393A (en) | Filtering system for removing toner from an air stream in a development housing | |
JP3998449B2 (ja) | 洗浄メディアクリーニング装置および洗浄メディアクリーニング方法 | |
JP2002244522A (ja) | 放電生成物除去方法及び画像形成装置 | |
CN1120392C (zh) | 液体电致成像印制机辊子清洁装置 | |
JP2007125473A (ja) | 洗浄装置 | |
JPH08160839A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2001154550A (ja) | 感光体ベルトの非像形成表面から粒子を除去する清掃装置 | |
JP2007298781A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000062240A (ja) | 直接印刷装置 | |
JP2003131533A (ja) | 記録媒体の再生方法および装置 | |
JP3167064B2 (ja) | 分離装置 | |
JP2006239595A (ja) | 微粉除去装置及び微粉除去方法 | |
JP2007310188A (ja) | 印刷装置の現像装置 | |
JP2899195B2 (ja) | 分離装置及びこの装置を用いた画像形成装置 | |
JPS59228685A (ja) | 磁気記録装置のトナ−クリ−ニング装置 | |
JPH08173840A (ja) | 分離装置 | |
JP2002302285A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006106096A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 |