JP2002270973A - 放熱板を用いた部品の実装構造 - Google Patents
放熱板を用いた部品の実装構造Info
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Abstract
基板に搭載するにあたって、工程の簡略化を実現する。 【解決手段】 放熱板1の一面にICチップ2、放熱板
1の他面に基板3の導体電極3aが接合され、放熱板1
とICチップ2とは半田4を介して、また、放熱板1と
基板3とは樹脂製接着剤5を介して接合されている。こ
こで、放熱板1のうち少なくとも導電性接着剤5と接す
る面には、Ag、Au、Cu、Pd等の貴金属、Cuお
よびこれらの合金から選択された材料よりなるメッキ層
1aが形成されている。
Description
チップや配線基板等を用い、放熱板(ヒートシンク)の
一面に第1の部品、他面に第2の部品を接合する実装構
造に関し、特に、第2の部品を配線基板とし、第1の部
品を放熱板を介して配線基板上へ搭載する実装構造に用
いて好適である。
に示す。発熱の大きい電子部品としてのICチップ(第
1の部品)2が、基板(第2の部品)3の導体電極3a
を含む部位に、放熱板1を介して搭載されている。そし
て、ICチップ2は、ボンディングワイヤ10を介して
基板3の電極3bに結線され、ICチップ2は放熱板1
により冷却されるようになっている。また、放熱板1の
各面と上記各部品2、3との接合は、半田4によりなさ
れている。
うな放熱板1付きのICチップ2以外にも、同じ基板3
上には、コンデンサや抵抗等の他の部品を、例えば導電
性接着剤等の樹脂製接着剤を介して混載するのが通常で
ある。
2は、半田4により基板3に搭載、接合されるため、上
記した他の搭載部品の基板3への搭載も含めると、基板
3上への部品の接合は、樹脂製接着剤による接合工程と
半田による接合工程との両方を行う必要があり、工程の
煩雑化を招くことになる。
を組み付けた部品を、他の部品と共に基板に搭載するに
あたって、工程の簡略化を実現することを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、放熱板(1)の一面に
第1の部品(2)、他面に第2の部品(3)を接合する
実装構造において、放熱板と第1の部品との間、及び、
放熱板と第2の部品との間のうち、一方の間が半田
(4)を介した接合となっており、他方の間が樹脂製接
着剤(5)を介した接合となっていることを特徴として
いる。
とで異種の接続材料を用いている。すなわち、放熱板の
両面のうち一方が半田による接合、他方が樹脂製接着剤
による接合となっている。
とともに基板に搭載するときには、樹脂製接着剤にて接
合する場合、または、半田にて接合する場合がある。こ
のとき、樹脂製接着剤、半田の各場合に応じて、本発明
の実装構造における第1及び第2の部品のどちらか一方
を基板とすれば、基板への部品実装は、樹脂製接着剤の
接合工程のみ、または、半田の接合工程のみを行えば良
くなる。
によれば、放熱板を組み付けた部品を、他の部品ととも
に基板に搭載するにあたり、他の部品と同じ接合工程に
て接合できるため、工程を簡略化することができる。
接着剤(5)が導電性接着剤(5)である場合、放熱板
(1)のうち少なくとも導電性接着剤と接する面に、貴
金属、Cuおよびこれらの合金から選択された材料より
なるメッキ層(1a)を形成したことを特徴としてい
る。
ので、上記したようなメッキ層を放熱板の導電性接着剤
側に設ければ、高温高湿のような厳しい環境において
も、放熱板と導電性接着剤との間の電気抵抗を良好に確
保することができる。
メッキ層(1a)は、放熱板(1)のうち半田(4)と
接する面にも形成されていて良い。この場合、請求項4
に記載の発明のように、メッキ層(1a)の厚さが4μ
m以下であることが好ましい。
高温環境下にてメッキ層と半田との合金よりなる固くて
脆い合金層が厚く形成されるため、冷熱サイクルによる
放熱板の半田接続性が悪化しやすくなるためである。
ッキ層(1a)の下地として、Niのメッキよりなる下
地層(1b)が形成されている場合、上地のメッキ層の
厚さは、0.5μm以上であることが好ましい。これ
は、メッキ層が0.5μmよりも薄いと、高温環境下に
て下地のNiが熱によりメッキ層の最表面にまで析出す
ることで、放熱板の導電性接着剤接続性が悪化しやすく
なるためである。
求項1に記載の実装構造においては、放熱板(1)のう
ち導電性接着剤(5)と接する面に、貴金属、Cuおよ
びこれらの合金から選択された材料によりなるメッキ層
(1a)を形成し、放熱板のうち半田(4)と接する面
に、Niよりなるメッキ層(1b)を形成したものであ
っても良い。
(1)のうち半田(4)と接する面の端部に、盛り上が
り部(1c)を形成したことを特徴としている。それに
より、この盛り上がり部によって、半田が放熱板の端面
(側面)へ流れていくのを防止することができ、好まし
い。
(1)の端面を、放熱板のうち半田(4)と接する面よ
りも半田に対する濡れ性を小さくなっているものにした
ことを特徴としており、請求項7の発明と同様の効果を
実現することができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
の第1実施形態に係る放熱板を用いた部品の実装構造を
示す概略断面図である。本実施形態では、放熱板1の一
面にICチップ(第1の部品)2、放熱板1の他面に基
板(第2の部品)3の導体電極3aが接合され、放熱板
1とICチップ2とは半田4を介して、また、放熱板1
と基板3とは樹脂製接着剤5を介して接合された実装構
造となっている。
ブデン)、Cu(銅)、W(タングステン)等の金属お
よびそれらの合金よりなるもので、ICチップ2からの
熱を放熱し、ICチップ2の過熱を防止するものであ
る。本例では、放熱板1は3mm□のMo製としてい
る。
子であるが、特に、本実施形態では、消費電力が大きく
発熱の大きい素子(パワー素子等)を採用できる。本例
では、ICチップ2は、その両面において基板3と導通
するものであり、半田接合面と反対側の面は、図示しな
いが、上記図8と同様、ワイヤボンディングにより基板
3の電極と導通されている。また、本例のICチップ2
のサイズは2mm□としている。
ルミニウム)基板、または、母材がCu合金あるいはF
e−Ni(鉄−ニッケル)合金等よりなるリードフレー
ム等を採用することができる。本例では、基板3はアル
ミナ基板としている。
(金)、Ag(銀)、Cu、Niのメッキ、およびそれ
らの合金メッキを採用したり、Cu系またはAg系の厚
膜導体を採用することができる。本例では導体電極3a
はAg系厚膜導体としている。
g、Cu、Au、Niのいずれかの金属材料およびそれ
らの合金材料よりなるものである。本例では、半田4は
Sn10−Pb90よりなるもので、厚さ数十μm〜百
数十μm程度である。
コン系樹脂等の樹脂中に、Ag、Ni、Cu、Au、A
g−Pd等よりなる金属フィラーを含有させてなる導電
性接着剤を用いることが好ましいが、ICチップ2の半
田接合面と基板3との間で導通が不要であれば、金属フ
ィラーを含有させない通常の樹脂製の接着剤を採用する
ことができる。
ける樹脂製接着剤5の厚さ(膜厚)については、厚すぎ
ると熱引きが悪くなるので、膜厚の上限は、熱抵抗の観
点からICチップ2の温度が仕様以下となるように設定
する。また、樹脂製性接着剤の膜厚が薄すぎると剥離及
びクラックが発生しやすくなるので、膜厚の下限は、冷
熱サイクルにより発生する応力と接続寿命との関係を明
らかにしてから算出する。
2の半田接合面を、半田4、放熱板1を介して基板3に
導通させるために、アミン・フェノール硬化系のエポキ
シ樹脂にAgフィラーを分散させた導電性接着剤を採用
している。また、樹脂製接着剤5の膜厚は十数μm程度
である。
る場合には、放熱板1と導電性接着剤5との電気的な接
続抵抗の信頼性を確保するために、図1に示す様に、放
熱板1のうち少なくとも導電性接着剤5と接する面に、
Ag、Au、Cu、Pd(パラジウム)等の貴金属、C
uおよびこれらの合金から選択された材料よりなるメッ
キ層(本例ではAgメッキ)1aを形成することが必要
である。
(本例ではAgとMoとの濡れ性)を向上させるため
に、メッキ層1aの下地としてNiのメッキよりなる下
地層1bを放熱板1に形成している。つまり、図1に示
す様に、放熱板1のうち半田4と接する面および導電性
接着剤5と接する面を含む全ての表面は、放熱板1側か
ら順に下地層1b、メッキ層1aの2層にて被覆されて
いる。
Agメッキであり、下地層1bは、厚さ4μmのNiメ
ッキである。なお、本例のように、メッキ層1aが、放
熱板1のうち半田4と接する面にも形成されている場
合、メッキ層1aの厚さは4μm以下であることが好ま
しく、また、Niのメッキよりなる下地層1bが形成さ
れている場合、メッキ層1aの厚さは0.5μm以上で
あることが好ましい。
成するための実装方法について、図2および図3を参照
して述べる。図2は、ICチップ2の放熱板1への組付
工程を示す概略断面図、図3は、放熱板1が組み付けら
れたICチップ2の基板3への搭載工程を示す概略断面
図である。なお、各工程の条件は、上記した本例につい
てのものである。
を治具100にセットし、治具100の穴101の下に
ICチップ2をセットする。そして、半田箔4aを加熱
し溶融させると、溶融した半田が穴101から、ICチ
ップ2の上に注入される。このとき、半田の加熱は、温
度400℃で、水素雰囲気中にて行う。すると、図2
(b)に示す様に、ICチップ2の上に半田4が略均一
に広がった形状となる。
Niメッキ及びAgメッキが施された放熱板1を用意
し、放熱板1の一面上に、半田4が付いたICチップ2
を半田側を対向させた状態で搭載する。そして、360
℃、水素雰囲気中で半田4をリフローさせ、凝固させる
と、図2(d)に示す様に、放熱板1とICチップ2と
が半田4を介して接合される。
て、各種の導体電極3a(放熱板接合用)、3b(IC
チップ2のワイヤボンディング用)、3c(他の部品と
してのICチップ11の接合用)、3d(他の部品とし
てのコンデンサ12の接合用)等が形成されたものを用
意する。そして、この基板3における所望の導体電極3
a上に、導電性接着剤5を印刷により配設する。印刷膜
厚は、70±20μm程度である。
剤5の上に、放熱板1を組み付けたICチップ2、他の
部品としてのICチップ11およびコンデンサ12等を
搭載し、導電性接着剤5を硬化(150℃、10分間)
させる。なお、図3(b)では、放熱板1の外周の各層
1a、1bは省略してある。こうして、各部品の基板2
への実装が行われると共に、上記図1に示す本実施形態
の実装構造が出来上がる。
の両面のうちICチップ2との接合側が半田4による接
合であり、基板3との接合側が樹脂製接着剤5による接
合である実装構造を実現している。
品11、12を樹脂製接着剤(導電性接着剤)5にて基
板2に搭載・接合する場合、樹脂製接着剤5による接合
工程のみを実行すれば、放熱板1を組み付けたICチッ
プ2を他の部品11、12とともに、基板3へ同時に実
装することができる。
造を本実装方法に用いた場合、放熱板1の両面が半田に
よる接合を採用しているため、放熱板1を組み付けたI
Cチップ2を基板3に実装するには、他の部品11、1
2を実装する前または実装した後に、別に半田による接
合工程を行う必要がある。
構造によれば、放熱板1を組み付けたICチップ2を、
他の部品11、12とともに基板3に搭載するにあた
り、他の部品11、12と同じ導電性接着剤5による接
合工程にて接合できるため、工程を簡略化することがで
きる。
導電性接着剤とした場合、放熱板1のうち少なくとも導
電性接着剤5と接する面に、上記した貴金属等よりなる
メッキ層1aを形成している。このメッキ層1aを形成
する根拠は、本発明者等が行った、放熱板1と導電性接
着剤5との接合信頼性試験の結果による。限定するもの
ではないが、その試験結果の一例を図4に示す。
5RH%の環境下に上記実装構造を放置し、放熱板1、
メッキ層1a、導電性接着剤5、基板3の導体電極3a
の間に電流を流し、上記の環境下における接続抵抗値の
時間的な変化を調べた。ここで、メッキ層1aの材質を
種々変えて調べた。
のメッキ層1aについて、耐久時間(時間)と接続抵抗
値(mΩ)との関係を表したものである。Auメッキ
(○プロット)、Agメッキ(□プロット)、Cuメッ
キ(△プロット)、Niメッキ(比較例、×プロット)
と変えたものについて、n数:8で調べた。
gメッキ、Cuメッキの場合は、接合信頼性が十分確保
されるが、Niメッキの場合は接合信頼性が不十分であ
ることがわかる。これは、高温高湿下にて、Niメッキ
が酸化しやすく、酸化物の導電性が悪いのに対し、Au
メッキ、Agメッキ、Cuメッキが比較的酸化しにく
く、酸化物の導電性が良いことによると考えられる。
べて酸化しにくい貴金属、Cuおよびこれらの合金から
選択された材料よりなるものであれば、図4におけるA
u、Ag、Cuと同様に、接合信頼性を確保できると言
える。
1の導電性接着剤5側に設ければ、高温高湿のような厳
しい環境においても、放熱板1と導電性接着剤5との間
の接合信頼性を十分に確保でき、電気抵抗を良好に確保
することができる。
熱板1のうち半田4と接する面にも形成されている場
合、メッキ層1aの厚さを4μm以下とすること、ま
た、Niメッキよりなる下地層1bが形成されている場
合、メッキ層1aの厚さを0.5μm以上とすることが
好ましい。これは、次の理由による。
と、樹脂製接着剤5の硬化時や使用時等の高温環境下に
て、メッキ層1aと半田4との合金よりなる固くて脆い
合金層(本例ではAg−Sn合金層)が厚く形成される
ため、冷熱サイクルによる放熱板1の半田接続性が悪化
しやすくなる。
いと、上記したような高温環境下にて、下地層1bのN
iが熱によりメッキ層1aの最表面にまで析出すること
で、放熱板1の導電性接着剤接続性が悪化しやすくな
る。よって、メッキ層1aの厚さは0.5〜4μmが好
ましい。
aは、放熱板1のうち半田4と接する面にも形成されて
いるが、メッキ層1aは、放熱板1のうち少なくとも導
電性接着剤5と接する面に形成されていれば良く、放熱
板1の半田側の面では、従来の半田との接合に対応した
Niよりなるメッキ層を最表面として良い。
導電性接着剤5と接する面に、上記同様のメッキ層1a
を形成し、放熱板1のうち半田4と接する面では、メッ
キ層1aを形成せずにNiよりなる下地層(本発明でい
うNiよりなるメッキ層)1bが露出していても良い。
このメッキ構造は、例えば、放熱板1全体にNiメッキ
を施した後、半田4と接する面をマスキングした状態で
貴金属等をメッキすることで形成できる。
ましい形態や留意点等について述べておく。まず、樹脂
製接着剤5の熱抵抗も含んだ接続性を確保、向上させる
ためには、基板3の導体電極3aや放熱板1(つまりメ
ッキ層1a)の表面粗度が大きい方が好ましい。
できる限り小さくし、基板3と樹脂製接着剤5とが直に
接して接合する面積を広くする方が、接合強度向上のた
めには好ましい。これは、通常、導体電極3aは金属、
基板3はセラミックであり、樹脂製接着剤5との密着性
を考えた場合、樹脂とセラミックとの接合の方が、密着
性が大きいためである。
のうち半田4と接する面の端部に、半田4と接する面か
ら半田4側へ盛り上がった盛り上がり部1cを形成する
ことが好ましい。この盛り上がり部1cによって、上記
実装方法において、放熱板1にICチップ2を搭載後、
半田4をリフローする際に、半田4が放熱板1の端面
(側面)1dへ流れていくのを防止することができ、好
ましい。
を打ち抜き加工した後、端部のバリ取りを行わないで、
バリを残すようにすれば、そのバリを盛り上がり部1c
として構成することができる。
では、放熱板1の端面1dを、放熱板1のうち半田4と
接する面よりも半田4に対する濡れ性を小さくなってい
るものにすることが好ましい。例えば、図6(b)に示
す様に、放熱板1の端面1dには上記各メッキ層1a、
1bを形成せず、放熱板1をむき出しにする。
メッキ工程を行った後、打ち抜き加工すれば実現可能で
ある。放熱板1を構成する材料(本例ではMo)は、上
記各メッキ層1a、1bに比して半田4の濡れ性が悪い
ため、放熱板1の端面1dにおいて半田4が流れにくく
できる。
係る放熱板を用いた部品の実装構造の概略断面構成を、
図7に示す。上記第1実施形態では、放熱板1とICチ
ップ2との間が半田4を介した接合となっており、放熱
板1と基板3との間が樹脂製接着剤5を介した接合とな
っている。
す様に、放熱板1とICチップ2との間が樹脂製接着剤
5を介した接合となっており、放熱板1と基板3との間
が半田4を介した接合となっており、上記第1実施形態
とは、半田4と接着剤5の配置が逆となっている。
熱板1とICチップ2とを、樹脂製接着剤5の塗布、硬
化により接合して一体し、基板3上に搭載される他の部
品は、半田4にて接合するようにする。
ICチップ2を、他の部品とともに基板3に搭載するに
あたり、基板3の所望部に半田4を印刷や塗布等にて配
設した後、各部品を半田4を介して基板3に搭載し、続
いて、リフロー等を行うことで、各部品を一括して接合
することができる。
を組み付けたICチップ2を、他の部品とともに基板3
に搭載するにあたり、他の部品と同じ半田4による接合
工程にて接合できるため、工程を簡略化することができ
る。また、本実施形態においても、上記第1実施形態に
述べた様な、メッキ層1aによる接合信頼性確保、メッ
キ層1aの好ましい膜厚、その他の好ましい形態や留意
点は、同様である。
は、放熱板の両面に部品を接合するにあたり、各面の接
続を異種材料(半田と樹脂製接着剤)にて行うために、
放熱板の各面に施すメッキについて鋭意検討した結果、
なされたものであり、放熱板と接合する部品について
は、適宜変更可能である。例えば、第1および第2の部
品としては、ICチップ、基板以外にも、各種半導体素
子、抵抗素子等の部品でも良い。
品の実装構造を示す概略断面図である。
面図である。
搭載工程を示す概略断面図である。
果の一例を示す図である。
を変形させた例を示す概略断面図である。
示す図である。
品の実装構造を示す概略断面図である。
な構成を示す概略断面図である。
り上がり部、2…ICチップ、3…基板、4…半田、5
…樹脂製接着剤(導電性接着剤)。
Claims (8)
- 【請求項1】 放熱板(1)の一面に第1の部品
(2)、他面に第2の部品(3)を接合する実装構造に
おいて、 前記放熱板と前記第1の部品との間、及び、前記放熱板
と前記第2の部品との間のうち、一方の間が半田(4)
を介した接合となっており、他方の間が樹脂製接着剤
(5)を介した接合となっていることを特徴とする放熱
板を用いた部品の実装構造。 - 【請求項2】 前記樹脂製接着剤(5)は導電性接着剤
であり、 前記放熱板(1)のうち少なくとも前記導電性接着剤と
接する面には、貴金属、Cuおよびこれらの合金から選
択された材料よりなるメッキ層(1a)が形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の放熱板を用いた部
品の実装構造。 - 【請求項3】 前記メッキ層(1a)は、前記放熱板
(1)のうち前記半田(4)と接する面にも形成されて
いることを特徴とする請求項2に記載の放熱板を用いた
部品の実装構造。 - 【請求項4】 前記メッキ層(1a)の厚さは、4μm
以下であることを特徴とする請求項3に記載の放熱板を
用いた部品の実装構造。 - 【請求項5】 前記メッキ層(1a)の下地として、N
iのメッキよりなる下地層(1b)が形成されており、 前記メッキ層の厚さは、0.5μm以上であることを特
徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の放熱
板を用いた部品の実装構造。 - 【請求項6】 前記放熱板(1)のうち前記導電性接着
剤(5)と接する面には、貴金属、Cuおよびこれらの
合金から選択された材料によりなるメッキ層(1a)が
形成されており、前記半田(4)と接する面には、Ni
よりなるメッキ層(1b)が形成されていることを特徴
とする請求項1に記載の放熱板を用いた部品の実装構
造。 - 【請求項7】 前記放熱板(1)のうち前記半田(4)
と接する面の端部には、盛り上がり部(1c)が形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
1つに記載の放熱板を用いた部品の実装構造。 - 【請求項8】 前記放熱板(1)の端面は、前記放熱板
のうち前記半田(4)と接する面よりも前記半田に対す
る濡れ性が小さくなっていることを特徴とする請求項1
ないし7のいずれか1つに記載の放熱板を用いた部品の
実装構造。
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JP2009158544A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 実装部品の冷却方法 |
WO2010137413A1 (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | 住友電気工業株式会社 | 電極構造、配線体、接着剤接続構造、電子機器およびその組立方法 |
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