JP2002270271A - 圧接型コネクタ及びその接続構造 - Google Patents
圧接型コネクタ及びその接続構造Info
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- JP2002270271A JP2002270271A JP2001065281A JP2001065281A JP2002270271A JP 2002270271 A JP2002270271 A JP 2002270271A JP 2001065281 A JP2001065281 A JP 2001065281A JP 2001065281 A JP2001065281 A JP 2001065281A JP 2002270271 A JP2002270271 A JP 2002270271A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高さ寸法を小さくして導通経路を短縮し、低
荷重でも接続できる圧接型コネクタ及びその接続構造を
提供する。 【解決手段】 ハウジング1に並設される貫通孔4と、
各貫通孔4に挿入されてハウジング1下面から露出する
導電トーピン9と、各導電トーピン9内に嵌入されてハ
ウジング1上面からスライド可能に突出する導電ヘッド
ピン11とを備える。各導電トーピン9と導電ヘッドピ
ン11の周面からフランジ10・12を外方向に突出さ
せ、フランジ12の下面13を貫通孔4の軸線に直角な
面に対して所定の角度で傾斜させ、各導電トーピン9と
導電ヘッドピン11のフランジ10・12間にコイルば
ね14を介在して導電ヘッドピン11をハウジング1上
面方向に弾圧付勢し、各導電トーピン9内に導電ヘッド
ピン11を傾けて接触させ、これら9・11を導通経路
とする。
荷重でも接続できる圧接型コネクタ及びその接続構造を
提供する。 【解決手段】 ハウジング1に並設される貫通孔4と、
各貫通孔4に挿入されてハウジング1下面から露出する
導電トーピン9と、各導電トーピン9内に嵌入されてハ
ウジング1上面からスライド可能に突出する導電ヘッド
ピン11とを備える。各導電トーピン9と導電ヘッドピ
ン11の周面からフランジ10・12を外方向に突出さ
せ、フランジ12の下面13を貫通孔4の軸線に直角な
面に対して所定の角度で傾斜させ、各導電トーピン9と
導電ヘッドピン11のフランジ10・12間にコイルば
ね14を介在して導電ヘッドピン11をハウジング1上
面方向に弾圧付勢し、各導電トーピン9内に導電ヘッド
ピン11を傾けて接触させ、これら9・11を導通経路
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPDA
等の小型通信機器やその他の電子機器の表示部に使用さ
れる液晶パネル(COG、COF)と回路基板間の電気的
な接続、あるいは機器内部の回路基板間の電気的な接続
(FPC‐PCB、PCB‐PCB)等に使用される圧接
型コネクタ及びその接続構造に関するものである。
等の小型通信機器やその他の電子機器の表示部に使用さ
れる液晶パネル(COG、COF)と回路基板間の電気的
な接続、あるいは機器内部の回路基板間の電気的な接続
(FPC‐PCB、PCB‐PCB)等に使用される圧接
型コネクタ及びその接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話用の回路基板と液晶モジ
ュールとを電気的に導通する場合には、断面略半小判形
の弾性エラストマーの表面に複数本の導電金属ワイヤを
並べ備えた圧接型コネクタを使用している。具体的に
は、回路基板と液晶モジュールとに圧接型コネクタを挟
持させ、回路基板に液晶モジュールを押圧して圧接型コ
ネクタを圧縮し、導電金属ワイヤで回路基板と液晶モジ
ュールとを導通するようにしている。
ュールとを電気的に導通する場合には、断面略半小判形
の弾性エラストマーの表面に複数本の導電金属ワイヤを
並べ備えた圧接型コネクタを使用している。具体的に
は、回路基板と液晶モジュールとに圧接型コネクタを挟
持させ、回路基板に液晶モジュールを押圧して圧接型コ
ネクタを圧縮し、導電金属ワイヤで回路基板と液晶モジ
ュールとを導通するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の携帯
電話は、薄型化、小型化、軽量化が鋭意進められている
ので、これに伴い圧接型コネクタの高さ寸法も小さくす
る必要がある。しかしながら、従来の圧接型コネクタ
は、以上のように構成されているので、高さ寸法(5m
m程度)を小さくするのはきわめて困難であり、これに
より導通経路の短縮を図ることもできない。さらに、圧
接型コネクタには、低荷重による接続が強く要望されて
いる。
電話は、薄型化、小型化、軽量化が鋭意進められている
ので、これに伴い圧接型コネクタの高さ寸法も小さくす
る必要がある。しかしながら、従来の圧接型コネクタ
は、以上のように構成されているので、高さ寸法(5m
m程度)を小さくするのはきわめて困難であり、これに
より導通経路の短縮を図ることもできない。さらに、圧
接型コネクタには、低荷重による接続が強く要望されて
いる。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、高
さ寸法を小さくして導通経路を短縮し、低荷重でも接続
することのできる圧接型コネクタ及びその接続構造を提
供することを目的としている。
さ寸法を小さくして導通経路を短縮し、低荷重でも接続
することのできる圧接型コネクタ及びその接続構造を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、ハウジングに並べて
設けられる複数の貫通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハ
ウジングの一面から露出する中空の導電トーピンと、各
導電トーピン内に嵌め入れられて該ハウジングの他面か
らスライド可能に突出する導電ヘッドピンとを含んでな
るものであって、上記各導電トーピンと上記導電ヘッド
ピンの外周面からそれぞれフランジを外方向に突出さ
せ、該各導電トーピンのフランジに対向する該導電ヘッ
ドピンのフランジの対向面を上記貫通孔の軸線に直角な
面に対して所定の角度で傾斜させ、該各導電トーピンの
フランジと該導電ヘッドピンのフランジの間にばね部材
を介在して少なくとも導電ヘッドピンを上記ハウジング
の他面方向に勢い付かせ、該各導電トーピン内に該導電
ヘッドピンを傾けた状態で接触させるとともに、これら
接触した導電トーピンと導電ヘッドピンとを導通経路と
するようにしたことを特徴としている。
いては、上記課題を達成するため、ハウジングに並べて
設けられる複数の貫通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハ
ウジングの一面から露出する中空の導電トーピンと、各
導電トーピン内に嵌め入れられて該ハウジングの他面か
らスライド可能に突出する導電ヘッドピンとを含んでな
るものであって、上記各導電トーピンと上記導電ヘッド
ピンの外周面からそれぞれフランジを外方向に突出さ
せ、該各導電トーピンのフランジに対向する該導電ヘッ
ドピンのフランジの対向面を上記貫通孔の軸線に直角な
面に対して所定の角度で傾斜させ、該各導電トーピンの
フランジと該導電ヘッドピンのフランジの間にばね部材
を介在して少なくとも導電ヘッドピンを上記ハウジング
の他面方向に勢い付かせ、該各導電トーピン内に該導電
ヘッドピンを傾けた状態で接触させるとともに、これら
接触した導電トーピンと導電ヘッドピンとを導通経路と
するようにしたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明においては、上
記課題を達成するため、ハウジングに並べて設けられる
複数の貫通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハウジングの
一面から露出する中空の導電トーピンと、各導電トーピ
ン内に嵌め入れられて該ハウジングの他面からスライド
可能に突出する導電ヘッドピンとを含んでなるものであ
って、上記各導電トーピンと上記導電ヘッドピンの外周
面からそれぞれフランジを外方向に突出させ、該各導電
トーピンのフランジに対向する該導電ヘッドピンのフラ
ンジの対向面に段差部を形成し、該各導電トーピンのフ
ランジと該導電ヘッドピンのフランジの間にばね部材を
介在して少なくとも導電ヘッドピンを上記ハウジングの
他面方向に勢い付かせ、該各導電トーピン内に該導電ヘ
ッドピンを傾けた状態で接触させるとともに、これら接
触した導電トーピンと導電ヘッドピンとを導通経路とす
るようにしたことを特徴としている。
記課題を達成するため、ハウジングに並べて設けられる
複数の貫通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハウジングの
一面から露出する中空の導電トーピンと、各導電トーピ
ン内に嵌め入れられて該ハウジングの他面からスライド
可能に突出する導電ヘッドピンとを含んでなるものであ
って、上記各導電トーピンと上記導電ヘッドピンの外周
面からそれぞれフランジを外方向に突出させ、該各導電
トーピンのフランジに対向する該導電ヘッドピンのフラ
ンジの対向面に段差部を形成し、該各導電トーピンのフ
ランジと該導電ヘッドピンのフランジの間にばね部材を
介在して少なくとも導電ヘッドピンを上記ハウジングの
他面方向に勢い付かせ、該各導電トーピン内に該導電ヘ
ッドピンを傾けた状態で接触させるとともに、これら接
触した導電トーピンと導電ヘッドピンとを導通経路とす
るようにしたことを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3記載の発明においては、
上記課題を達成するため、相対向する電極の間に、請求
項1又は2記載の圧接型コネクタを介在して導通するよ
うにしたことを特徴としている。
上記課題を達成するため、相対向する電極の間に、請求
項1又は2記載の圧接型コネクタを介在して導通するよ
うにしたことを特徴としている。
【0008】ここで、特許請求の範囲におけるハウジン
グは、長方形、正方形、小判形等と自由に変更すること
ができる。導電トーピンは、ハウジングの一面から露出
するものであれば、突出していても良いし、ばね部材に
より突出してスライド可能でも良い。ばね部材は、コイ
ルばねが主であるが、同様の機能を期待できるのであれ
ば、他種類のばねを選択することも可能である。さら
に、電極を備えた電気接合物としては、少なくとも各種
の回路基板(例えば、プリント基板、フレキシブル基
板、ビルドアップ配線板、検査回路基板)、液晶ディス
プレイ、電気音響部品(例えば、スピーカや各種のマイ
クロホン)、各種ICパッケージ等が含まれる。
グは、長方形、正方形、小判形等と自由に変更すること
ができる。導電トーピンは、ハウジングの一面から露出
するものであれば、突出していても良いし、ばね部材に
より突出してスライド可能でも良い。ばね部材は、コイ
ルばねが主であるが、同様の機能を期待できるのであれ
ば、他種類のばねを選択することも可能である。さら
に、電極を備えた電気接合物としては、少なくとも各種
の回路基板(例えば、プリント基板、フレキシブル基
板、ビルドアップ配線板、検査回路基板)、液晶ディス
プレイ、電気音響部品(例えば、スピーカや各種のマイ
クロホン)、各種ICパッケージ等が含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して請求項1記
載の発明の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態
における圧接型コネクタ及びその接続構造は、図1ない
し図6に示すように、第一、第二の電気接合物の間に介
在されるハウジング1と、このハウジング1に並設され
る複数の貫通孔4と、各貫通孔4に挿入されてハウジン
グ1の下面から露出する中空の導電トーピン9と、各導
電トーピン9内に嵌入されてハウジング1の上面からス
ライド可能に突出する導電ヘッドピン11とを備え、各
導電トーピン9と導電ヘッドピン11からフランジ10
・12をそれぞれ突出させるとともに、導電ヘッドピン
11のフランジ12における導電トーピン9のフランジ
10に対向する対向面を傾斜させ、各導電トーピン9と
導電ヘッドピン11のフランジ10・12間にコイルば
ね14を介在して導電ヘッドピン11をハウジング1の
上面方向に弾圧付勢するようにしている。
載の発明の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態
における圧接型コネクタ及びその接続構造は、図1ない
し図6に示すように、第一、第二の電気接合物の間に介
在されるハウジング1と、このハウジング1に並設され
る複数の貫通孔4と、各貫通孔4に挿入されてハウジン
グ1の下面から露出する中空の導電トーピン9と、各導
電トーピン9内に嵌入されてハウジング1の上面からス
ライド可能に突出する導電ヘッドピン11とを備え、各
導電トーピン9と導電ヘッドピン11からフランジ10
・12をそれぞれ突出させるとともに、導電ヘッドピン
11のフランジ12における導電トーピン9のフランジ
10に対向する対向面を傾斜させ、各導電トーピン9と
導電ヘッドピン11のフランジ10・12間にコイルば
ね14を介在して導電ヘッドピン11をハウジング1の
上面方向に弾圧付勢するようにしている。
【0010】第一の電気接合物としては、図示しない
が、例えば携帯電話の回路基板が使用される。第二の電
気接合物としては、図示しないが、例えば携帯電話の液
晶モジュールが使用される。これら第一、第二の電気接
合物の対向面には、相対向する電極がそれぞれ並べて形
成され、この対向する複数の電極に導電トーピン9と導
電ヘッドピン11が接触することにより、電気的な導通
が確保される。
が、例えば携帯電話の回路基板が使用される。第二の電
気接合物としては、図示しないが、例えば携帯電話の液
晶モジュールが使用される。これら第一、第二の電気接
合物の対向面には、相対向する電極がそれぞれ並べて形
成され、この対向する複数の電極に導電トーピン9と導
電ヘッドピン11が接触することにより、電気的な導通
が確保される。
【0011】ハウジング1は、図1ないし図3に示すよ
うに、細長い一対の薄いプレート板2・3が上下に重ね
て積層されることにより、平面長方形に形成され、長手
方向には小径の貫通孔4が所定のピッチ(例えば、0.
5〜1.27mm)で横一列に並べて穿孔されている。
このハウジング1の両端部には、下方向に指向する位置
決めピン(図示せず)がそれぞれ選択的に植設され、各位
置決めピンが第一の電気接合物の位置決め孔に挿入され
ることにより、ハウジング1が位置決め固定される。各
プレート板2・3は、耐熱性、寸法安定性、成形性等に
優れる汎用のエンジニアリングプラスチック、具体的に
はABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、塩
ビ、ポリエチレン等を使用して板形に成形されている。
これらの材料の中でも、加工性やコストに優れるABS
樹脂が最適である。
うに、細長い一対の薄いプレート板2・3が上下に重ね
て積層されることにより、平面長方形に形成され、長手
方向には小径の貫通孔4が所定のピッチ(例えば、0.
5〜1.27mm)で横一列に並べて穿孔されている。
このハウジング1の両端部には、下方向に指向する位置
決めピン(図示せず)がそれぞれ選択的に植設され、各位
置決めピンが第一の電気接合物の位置決め孔に挿入され
ることにより、ハウジング1が位置決め固定される。各
プレート板2・3は、耐熱性、寸法安定性、成形性等に
優れる汎用のエンジニアリングプラスチック、具体的に
はABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、塩
ビ、ポリエチレン等を使用して板形に成形されている。
これらの材料の中でも、加工性やコストに優れるABS
樹脂が最適である。
【0012】各貫通孔4は、図1や図2に示すように、
下方のプレート板2に穿孔される縮径孔5と、この縮径
孔5の上方に段差を介して連続する拡径孔6と、上方の
プレート板3に穿孔されて下方のプレート板2の拡径孔
6に連続する拡径孔7と、この拡径孔7の上方に段差を
介して連続する縮径孔8から形成されている。
下方のプレート板2に穿孔される縮径孔5と、この縮径
孔5の上方に段差を介して連続する拡径孔6と、上方の
プレート板3に穿孔されて下方のプレート板2の拡径孔
6に連続する拡径孔7と、この拡径孔7の上方に段差を
介して連続する縮径孔8から形成されている。
【0013】各導電トーピン9は、図1や図2に示すよ
うに、金メッキされた導電性の材料、例えば銅、真鍮、
アルミニウム等を使用して断面略U字の有底円筒形に形
成されている。この中空の導電トーピン9の平坦な底面
は、下方のプレート板2の底面から僅かに(例えば、
0.1〜1.5mm、好ましくは0.1〜1.0mm程
度)突出し、第一の電気接合物の電極にハンダ層やAC
F等を介し固定されて導通を確実化する。また、導電ト
ーピン9の外周面下部からはリング形のフランジ10が
半径外方向に突出し、このフランジ10がプレート板2
の縮径孔5と拡径孔6との段差部に係止することによ
り、導電トーピン9の下降や脱落が有効に規制される。
うに、金メッキされた導電性の材料、例えば銅、真鍮、
アルミニウム等を使用して断面略U字の有底円筒形に形
成されている。この中空の導電トーピン9の平坦な底面
は、下方のプレート板2の底面から僅かに(例えば、
0.1〜1.5mm、好ましくは0.1〜1.0mm程
度)突出し、第一の電気接合物の電極にハンダ層やAC
F等を介し固定されて導通を確実化する。また、導電ト
ーピン9の外周面下部からはリング形のフランジ10が
半径外方向に突出し、このフランジ10がプレート板2
の縮径孔5と拡径孔6との段差部に係止することによ
り、導電トーピン9の下降や脱落が有効に規制される。
【0014】各導電ヘッドピン11は、図1ないし図6
に示すように、金メッキされた導電性の材料、例えば
銅、真鍮、アルミニウム等を使用して基本的には円柱形
に形成されている。この導電ヘッドピン11の外周面か
らはリング形のフランジ12が半径外方向に突出し、こ
のフランジ12がプレート板3の拡径孔7と縮径孔8と
の段差部に係止することにより、導電ヘッドピン11の
抜け等が規制される。
に示すように、金メッキされた導電性の材料、例えば
銅、真鍮、アルミニウム等を使用して基本的には円柱形
に形成されている。この導電ヘッドピン11の外周面か
らはリング形のフランジ12が半径外方向に突出し、こ
のフランジ12がプレート板3の拡径孔7と縮径孔8と
の段差部に係止することにより、導電ヘッドピン11の
抜け等が規制される。
【0015】フランジ12の下面13は、図2、図4な
いし図6に示すように、貫通孔4や導電ヘッドピン11
の軸線に直角な面に対して所定の角度θで傾斜してい
る。具体的には、3°〜30°の角度θ、好ましくは1
0°〜20°の角度θ、より好ましくは約15°の角度
θで斜めに傾斜している。また、導電ヘッドピン11の
上部は、半円形、半球形に湾曲形成され、上方のプレー
ト板3から(例えば、0.1〜1.5mm、好ましくは
0.1〜1.0mm程度)突出し、第二の電気接合物の
電極に弾接して導通を確保する。
いし図6に示すように、貫通孔4や導電ヘッドピン11
の軸線に直角な面に対して所定の角度θで傾斜してい
る。具体的には、3°〜30°の角度θ、好ましくは1
0°〜20°の角度θ、より好ましくは約15°の角度
θで斜めに傾斜している。また、導電ヘッドピン11の
上部は、半円形、半球形に湾曲形成され、上方のプレー
ト板3から(例えば、0.1〜1.5mm、好ましくは
0.1〜1.0mm程度)突出し、第二の電気接合物の
電極に弾接して導通を確保する。
【0016】さらに、各コイルばね14は、りん青銅、
銅、ステンレス、ベリリウム銅、ピアノ線、あるいはこ
れらの線条に金メッキを施した金属細線等を使用して形
成され、導電トーピン9と導電ヘッドピン11に嵌通さ
れてこれらのフランジ10・12間に介在される。この
コイルばね14は、直径30〜100μm、好ましくは
30〜80μmの直径を有する金属細線が例えば50μ
mの等ピッチで巻回されることにより簡易な構造に形成
され、例えば0.5mmの圧縮時に30〜60gの荷重
を発生させる。コイルばね14の径を30〜100μm
の範囲とするのは、この範囲を選択すれば、低コストや
低荷重接続の実現が容易となるからである。コイルばね
14の圧縮時における荷重は、接続状況に応じて適宜選
択される。
銅、ステンレス、ベリリウム銅、ピアノ線、あるいはこ
れらの線条に金メッキを施した金属細線等を使用して形
成され、導電トーピン9と導電ヘッドピン11に嵌通さ
れてこれらのフランジ10・12間に介在される。この
コイルばね14は、直径30〜100μm、好ましくは
30〜80μmの直径を有する金属細線が例えば50μ
mの等ピッチで巻回されることにより簡易な構造に形成
され、例えば0.5mmの圧縮時に30〜60gの荷重
を発生させる。コイルばね14の径を30〜100μm
の範囲とするのは、この範囲を選択すれば、低コストや
低荷重接続の実現が容易となるからである。コイルばね
14の圧縮時における荷重は、接続状況に応じて適宜選
択される。
【0017】各コイルばね14の長さとしては、0.5
〜3.0mm、好ましくは1.0〜1.5mm程度が良
い。この範囲であれば、外部からのノイズによる悪影響
を回避し、弾性特性を維持することが可能になるからで
ある。
〜3.0mm、好ましくは1.0〜1.5mm程度が良
い。この範囲であれば、外部からのノイズによる悪影響
を回避し、弾性特性を維持することが可能になるからで
ある。
【0018】上記構成において、第一、第二の電気接合
物を導通する場合には、第一の電気接合物に圧接型コネ
クタを位置決め固定し、第一、第二の電気接合物の間に
圧接型コネクタを挟持させ、第一の電気接合物に第二の
電気接合物を少々加圧押圧すれば良い。すると、導電ヘ
ッドピン11がコイルばね14に抗して下降し、導電ト
ーピン9の内周面に導電ヘッドピン11の周面がごく僅
かに傾いた状態(図2の矢印参照)で接触し、これら接触
した導電トーピン9と導電ヘッドピン11が高抵抗の原
因となるコイルばね14を介することなく、電流の導通
経路を形成して第一、第二の電気接合物を導通させる。
物を導通する場合には、第一の電気接合物に圧接型コネ
クタを位置決め固定し、第一、第二の電気接合物の間に
圧接型コネクタを挟持させ、第一の電気接合物に第二の
電気接合物を少々加圧押圧すれば良い。すると、導電ヘ
ッドピン11がコイルばね14に抗して下降し、導電ト
ーピン9の内周面に導電ヘッドピン11の周面がごく僅
かに傾いた状態(図2の矢印参照)で接触し、これら接触
した導電トーピン9と導電ヘッドピン11が高抵抗の原
因となるコイルばね14を介することなく、電流の導通
経路を形成して第一、第二の電気接合物を導通させる。
【0019】上記構成によれば、導電ヘッドピン11と
コイルばね14とを一体化し、導電トーピン9内に導電
ヘッドピン11を往復動可能に嵌入するので、高さ寸法
を著しく小さく(例えば、1.50〜2.00mm程度)
することができ、これにより導通経路を短縮することが
できる。また、導電ヘッドピン11のフランジ12を所
定の角度θで傾斜させることにより、導電トーピン9に
導電ヘッドピン11を垂直ではなく、重心が移動した傾
斜状態で接続時に接触させるので、接触不良を防止し、
導電トーピン9と導電ヘッドピン11とで低抵抗の導通
経路を形成することができる。したがって、螺旋状に巻
かれた長いコイルばね14を導通経路とする場合と異な
り、導通経路を短縮してインダクタンスの著しい低下、
すなわち優れた高周波特性を実現することができる。具
体的には、従来の1/3程度の安定した低抵抗や低荷重
接続(例えば、30〜60g/ピン程度)が大いに期待で
きる。
コイルばね14とを一体化し、導電トーピン9内に導電
ヘッドピン11を往復動可能に嵌入するので、高さ寸法
を著しく小さく(例えば、1.50〜2.00mm程度)
することができ、これにより導通経路を短縮することが
できる。また、導電ヘッドピン11のフランジ12を所
定の角度θで傾斜させることにより、導電トーピン9に
導電ヘッドピン11を垂直ではなく、重心が移動した傾
斜状態で接続時に接触させるので、接触不良を防止し、
導電トーピン9と導電ヘッドピン11とで低抵抗の導通
経路を形成することができる。したがって、螺旋状に巻
かれた長いコイルばね14を導通経路とする場合と異な
り、導通経路を短縮してインダクタンスの著しい低下、
すなわち優れた高周波特性を実現することができる。具
体的には、従来の1/3程度の安定した低抵抗や低荷重
接続(例えば、30〜60g/ピン程度)が大いに期待で
きる。
【0020】また、フランジ12の下面13を所定の角
度θで傾ければ、各導電ヘッドピン11の回転を規制し
てピッチの不揃いを有効に抑制防止することもできる。
この点を図7に基づいて説明すると、フランジ12の下
面13を所定の角度θで傾斜させることなく、導電ヘッ
ドピン11の上端面を斜めに傾斜形成した場合には、各
導電ヘッドピン11が図7の矢印方向に回転しやすくな
る。したがって、導電ヘッドピン11の回転に伴い、尖
った最上端部が前後左右に位置ずれし、結果として隣接
する導電ヘッドピン11の上端面とのピッチが変わり、
導通に不都合を生じるおそれが少なくない。
度θで傾ければ、各導電ヘッドピン11の回転を規制し
てピッチの不揃いを有効に抑制防止することもできる。
この点を図7に基づいて説明すると、フランジ12の下
面13を所定の角度θで傾斜させることなく、導電ヘッ
ドピン11の上端面を斜めに傾斜形成した場合には、各
導電ヘッドピン11が図7の矢印方向に回転しやすくな
る。したがって、導電ヘッドピン11の回転に伴い、尖
った最上端部が前後左右に位置ずれし、結果として隣接
する導電ヘッドピン11の上端面とのピッチが変わり、
導通に不都合を生じるおそれが少なくない。
【0021】これに対し、本実施形態によれば、フラン
ジ12の下面13を一方向に傾斜させて方向性を付与
し、これ13にコイルばね14の端部を斜めに沿わせて
強く圧接するので、各導電ヘッドピン11が滑りにく
く、回転しにくくなる。したがって、導電ヘッドピン1
1の尖った最上端部が前後左右に位置ずれすることがな
く、隣接する導電ヘッドピン11とのピッチが変わった
り、導通に不都合を生じるおそれがない。
ジ12の下面13を一方向に傾斜させて方向性を付与
し、これ13にコイルばね14の端部を斜めに沿わせて
強く圧接するので、各導電ヘッドピン11が滑りにく
く、回転しにくくなる。したがって、導電ヘッドピン1
1の尖った最上端部が前後左右に位置ずれすることがな
く、隣接する導電ヘッドピン11とのピッチが変わった
り、導通に不都合を生じるおそれがない。
【0022】また、導電トーピン9内を導電ヘッドピン
11が接触した状態で擦り動くので、簡易な構成で接触
部分に付着した塵埃、酸化皮膜を速やかに除去するクリ
ーニング効果を得ることが可能となる。また、導電トー
ピン9と導電ヘッドピン11のフランジ10・12にコ
イルばね14を支持させるので、組み付けが極めて容易
となる。さらに、第一、第二の電気接合物の間にハウジ
ング1を介在するので、第一の電気接合物自体に圧接型
コネクタを簡単に組み込んだり、実装することができ、
位置決め精度やアセンブリ性を大幅に向上させることが
可能になる。さらにまた、一対のプレート板2・3で導
電部分を上下から挟んで圧接型コネクタを組み立てるの
で、簡易な構成で導電トーピン9、導電ヘッドピン1
1、コイルばね14の位置ずれ、脱落、抜け等をきわめ
て有効に抑制防止することが可能になる。
11が接触した状態で擦り動くので、簡易な構成で接触
部分に付着した塵埃、酸化皮膜を速やかに除去するクリ
ーニング効果を得ることが可能となる。また、導電トー
ピン9と導電ヘッドピン11のフランジ10・12にコ
イルばね14を支持させるので、組み付けが極めて容易
となる。さらに、第一、第二の電気接合物の間にハウジ
ング1を介在するので、第一の電気接合物自体に圧接型
コネクタを簡単に組み込んだり、実装することができ、
位置決め精度やアセンブリ性を大幅に向上させることが
可能になる。さらにまた、一対のプレート板2・3で導
電部分を上下から挟んで圧接型コネクタを組み立てるの
で、簡易な構成で導電トーピン9、導電ヘッドピン1
1、コイルばね14の位置ずれ、脱落、抜け等をきわめ
て有効に抑制防止することが可能になる。
【0023】次に、図8ないし図13は請求項2記載の
発明の好ましい実施形態を示すもので、この場合におけ
る圧接型コネクタ及びその接続構造は、第一、第二の電
気接合物の間に介在されるハウジング1と、このハウジ
ング1に横一列に並設される小径の貫通孔4と、各貫通
孔4に挿入されてハウジング1の下面から露出する有底
円筒形の導電トーピン9と、各導電トーピン9内に嵌入
されてハウジング1の上面からスライド可能に突出する
導電ヘッドピン11とを備えている。
発明の好ましい実施形態を示すもので、この場合におけ
る圧接型コネクタ及びその接続構造は、第一、第二の電
気接合物の間に介在されるハウジング1と、このハウジ
ング1に横一列に並設される小径の貫通孔4と、各貫通
孔4に挿入されてハウジング1の下面から露出する有底
円筒形の導電トーピン9と、各導電トーピン9内に嵌入
されてハウジング1の上面からスライド可能に突出する
導電ヘッドピン11とを備えている。
【0024】各導電トーピン9の外周面下部と導電ヘッ
ドピン11の外周面からはそれぞれリング形のフランジ
10・12が半径外方向に突出し、各導電トーピン9の
フランジ10に対向する導電ヘッドピン11のフランジ
12の下面13には、断面略Z字の段差部15が区画形
成されている(図11ないし図13参照)。これら各導電
トーピン9のフランジ10とフランジ12の段差部15
の間には、コイルばね14が介在され、このコイルばね
14が導電ヘッドピン11をハウジング1の上面方向に
弾圧付勢する。
ドピン11の外周面からはそれぞれリング形のフランジ
10・12が半径外方向に突出し、各導電トーピン9の
フランジ10に対向する導電ヘッドピン11のフランジ
12の下面13には、断面略Z字の段差部15が区画形
成されている(図11ないし図13参照)。これら各導電
トーピン9のフランジ10とフランジ12の段差部15
の間には、コイルばね14が介在され、このコイルばね
14が導電ヘッドピン11をハウジング1の上面方向に
弾圧付勢する。
【0025】上記構成において、第一、第二の電気接合
物を導通する場合には、各導トーピン9内に導電ヘッド
ピン11が僅かに傾斜(図9の矢印参照)して接触し、か
つこれら接触した導電トーピン9と導電ヘッドピン11
とが電流の導通経路を形成する。その他の部分について
は、請求項1記載の発明の実施形態と同様であるので説
明を省略する。
物を導通する場合には、各導トーピン9内に導電ヘッド
ピン11が僅かに傾斜(図9の矢印参照)して接触し、か
つこれら接触した導電トーピン9と導電ヘッドピン11
とが電流の導通経路を形成する。その他の部分について
は、請求項1記載の発明の実施形態と同様であるので説
明を省略する。
【0026】本実施形態においても、上記実施形態と同
様の作用効果が期待でき、フランジ12の下面13に凹
凸の段差部15を形成し、これ15にコイルばね14の
端部を強く圧接して噛み合わせるので、各導電ヘッドピ
ン11が滑りにくく、回転しにくくなる。したがって、
導電ヘッドピン11の最上端部が図7のように傾斜して
尖っている場合、最上端部が前後左右に位置ずれするこ
とがなく、隣接する導電ヘッドピン11とのピッチが変
わったり、導通に不都合を生じるおそれがない。さら
に、フランジ12の下面13を所定の角度θで傾斜させ
ることができない場合にきわめて有益である。
様の作用効果が期待でき、フランジ12の下面13に凹
凸の段差部15を形成し、これ15にコイルばね14の
端部を強く圧接して噛み合わせるので、各導電ヘッドピ
ン11が滑りにくく、回転しにくくなる。したがって、
導電ヘッドピン11の最上端部が図7のように傾斜して
尖っている場合、最上端部が前後左右に位置ずれするこ
とがなく、隣接する導電ヘッドピン11とのピッチが変
わったり、導通に不都合を生じるおそれがない。さら
に、フランジ12の下面13を所定の角度θで傾斜させ
ることができない場合にきわめて有益である。
【0027】なお、上記実施形態ではハウジング1の長
手方向に貫通孔4を横一列に並べたものを示したが、二
列、三列、四列等と配列を自由に変更することができ
る。また、導電トーピン9と導電ヘッドピン11の数は
適宜増減することができる。また、断面U字で有底円筒
形の導電トーピン9を示したが、なんらこれに限定され
るものではない。例えば、中空の導電トーピン9を有底
角筒形等に形成したり、導電トーピン9の底部を円錐
形、円錐台形、断面略半円形等と適宜変更することがで
きる。また、製造時に導電トーピン9の底部に孔を開
け、この孔を利用して導電トーピン9の内部に金メッキ
を施せば、簡単に金メッキ処理することができる。
手方向に貫通孔4を横一列に並べたものを示したが、二
列、三列、四列等と配列を自由に変更することができ
る。また、導電トーピン9と導電ヘッドピン11の数は
適宜増減することができる。また、断面U字で有底円筒
形の導電トーピン9を示したが、なんらこれに限定され
るものではない。例えば、中空の導電トーピン9を有底
角筒形等に形成したり、導電トーピン9の底部を円錐
形、円錐台形、断面略半円形等と適宜変更することがで
きる。また、製造時に導電トーピン9の底部に孔を開
け、この孔を利用して導電トーピン9の内部に金メッキ
を施せば、簡単に金メッキ処理することができる。
【0028】また、導電トーピン9の外周面上部等から
フランジ10を外方向に突出させても良い。さらに、導
電ヘッドピン11を角柱形等としたり、中実ではなく中
空に形成しても良い。さらにまた、導電ヘッドピン11
の先端部である上端面を傾斜させる場合、貫通孔4や導
電ヘッドピン11の軸線に直角な面に対して3°〜30
°の角度θ、好ましくは10°〜20°の角度θ、より
好ましくは約15°の角度θで傾斜させると良い。
フランジ10を外方向に突出させても良い。さらに、導
電ヘッドピン11を角柱形等としたり、中実ではなく中
空に形成しても良い。さらにまた、導電ヘッドピン11
の先端部である上端面を傾斜させる場合、貫通孔4や導
電ヘッドピン11の軸線に直角な面に対して3°〜30
°の角度θ、好ましくは10°〜20°の角度θ、より
好ましくは約15°の角度θで傾斜させると良い。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高さ寸法
を小さくして導通経路を短縮し、しかも、低荷重でも常
に安定した接続状態を維持することができるという効果
がある。
を小さくして導通経路を短縮し、しかも、低荷重でも常
に安定した接続状態を維持することができるという効果
がある。
【図1】請求項1記載の発明に係る圧接型コネクタ及び
その接続構造の実施形態を示す一部断面説明図である。
その接続構造の実施形態を示す一部断面説明図である。
【図2】図1の断面説明図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】請求項1記載の発明に係る圧接型コネクタ及び
その接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示す
正面図である。
その接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示す
正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】請求項1記載の発明に係る圧接型コネクタ及び
その接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示す
側面図である。
その接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示す
側面図である。
【図7】請求項1記載の発明に係る圧接型コネクタ及び
その接続構造の実施形態における問題点を説明する図で
ある。
その接続構造の実施形態における問題点を説明する図で
ある。
【図8】請求項2記載の発明に係る圧接型コネクタ及び
その接続構造の実施形態を示す一部断面説明図である。
その接続構造の実施形態を示す一部断面説明図である。
【図9】図8の断面説明図である。
【図10】図8の平面図である。
【図11】請求項2記載の発明に係る圧接型コネクタ及
びその接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示
す正面図である。
びその接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示
す正面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】請求項2記載の発明に係る圧接型コネクタ及
びその接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示
す側面図である。
びその接続構造の実施形態における導電ヘッドピンを示
す側面図である。
1 ハウジング 4 貫通孔 9 導電トーピン 10 フランジ 11 導電ヘッドピン 12 フランジ 13 下面(対向面) 14 コイルばね(ばね部材) 15 段差部
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングに並べて設けられる複数の貫
通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハウジングの一面から
露出する中空の導電トーピンと、各導電トーピン内に嵌
め入れられて該ハウジングの他面からスライド可能に突
出する導電ヘッドピンとを含んでなる圧接型コネクタで
あって、 上記各導電トーピンと上記導電ヘッドピンの外周面から
それぞれフランジを外方向に突出させ、該各導電トーピ
ンのフランジに対向する該導電ヘッドピンのフランジの
対向面を上記貫通孔の軸線に直角な面に対して所定の角
度で傾斜させ、該各導電トーピンのフランジと該導電ヘ
ッドピンのフランジの間にばね部材を介在して少なくと
も導電ヘッドピンを上記ハウジングの他面方向に勢い付
かせ、該各導電トーピン内に該導電ヘッドピンを傾けた
状態で接触させるとともに、これら接触した導電トーピ
ンと導電ヘッドピンとを導通経路とするようにしたこと
を特徴とする圧接型コネクタ。 - 【請求項2】 ハウジングに並べて設けられる複数の貫
通孔と、各貫通孔に挿入されて該ハウジングの一面から
露出する中空の導電トーピンと、各導電トーピン内に嵌
め入れられて該ハウジングの他面からスライド可能に突
出する導電ヘッドピンとを含んでなる圧接型コネクタで
あって、 上記各導電トーピンと上記導電ヘッドピンの外周面から
それぞれフランジを外方向に突出させ、該各導電トーピ
ンのフランジに対向する該導電ヘッドピンのフランジの
対向面に段差部を形成し、該各導電トーピンのフランジ
と該導電ヘッドピンのフランジの間にばね部材を介在し
て少なくとも導電ヘッドピンを上記ハウジングの他面方
向に勢い付かせ、該各導電トーピン内に該導電ヘッドピ
ンを傾けた状態で接触させるとともに、これら接触した
導電トーピンと導電ヘッドピンとを導通経路とするよう
にしたことを特徴とする圧接型コネクタ。 - 【請求項3】 相対向する電極の間に、請求項1又は2
記載の圧接型コネクタを介在して導通するようにしたこ
とを特徴とする圧接型コネクタの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065281A JP2002270271A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 圧接型コネクタ及びその接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001065281A JP2002270271A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 圧接型コネクタ及びその接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002270271A true JP2002270271A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18923963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001065281A Pending JP2002270271A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 圧接型コネクタ及びその接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002270271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012181948A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Enplas Corp | コンタクトピン及び電気部品用ソケット |
-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001065281A patent/JP2002270271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012181948A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Enplas Corp | コンタクトピン及び電気部品用ソケット |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091020 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100302 |