JP2002267546A - 温度センサ - Google Patents
温度センサInfo
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- JP2002267546A JP2002267546A JP2001070662A JP2001070662A JP2002267546A JP 2002267546 A JP2002267546 A JP 2002267546A JP 2001070662 A JP2001070662 A JP 2001070662A JP 2001070662 A JP2001070662 A JP 2001070662A JP 2002267546 A JP2002267546 A JP 2002267546A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature sensor
- metal case
- thermistor
- sealed
- glass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属ケース内にサーミスタを樹脂封止した温
度センサにおいて、応答性に優れる温度センサを提供す
ること。 【解決手段】 金属ケース2は、保護管部21内にガラ
ス封止サーミスタ3を樹脂部5により封止して保持して
いる。そして、保持管部21の内径φ1とガラス封止サ
ーミスタ3の外径φ2との差は、0.03mm〜1.0
mmとなるような寸法関係となっている。これにより、
温度センサ1の応答時間を4秒以下とすることができ、
一般的な水冷エンジンの冷却水温を計測する温度センサ
として、応答性に優れる温度センサを得ることができ
る。
度センサにおいて、応答性に優れる温度センサを提供す
ること。 【解決手段】 金属ケース2は、保護管部21内にガラ
ス封止サーミスタ3を樹脂部5により封止して保持して
いる。そして、保持管部21の内径φ1とガラス封止サ
ーミスタ3の外径φ2との差は、0.03mm〜1.0
mmとなるような寸法関係となっている。これにより、
温度センサ1の応答時間を4秒以下とすることができ、
一般的な水冷エンジンの冷却水温を計測する温度センサ
として、応答性に優れる温度センサを得ることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度センサに関
し、特に、水冷エンジンの冷却水温の計測に用いて好適
な温度センサに関する。
し、特に、水冷エンジンの冷却水温の計測に用いて好適
な温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば自動車用水冷エンジン
の冷却水温の計測などに用いられる温度センサとして、
冷却水中に配置される有底筒状の金属ケースの底部にリ
ード線を有するサーミスタを配置し、金属ケース内に樹
脂を充填してサーミスタをこの樹脂部で封止した構造の
温度センサが実用新案登録公報第2520903号等に
開示されている。
の冷却水温の計測などに用いられる温度センサとして、
冷却水中に配置される有底筒状の金属ケースの底部にリ
ード線を有するサーミスタを配置し、金属ケース内に樹
脂を充填してサーミスタをこの樹脂部で封止した構造の
温度センサが実用新案登録公報第2520903号等に
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水冷エンジンの運転を
冷却水温にも応じて制御する場合には、冷却水温の計測
を行なう温度センサの応答性は、冷却水温の変動の最大
値に対応できることが望まれている。一般的な水冷エン
ジンの場合、冷却水温を計測する温度センサの応答時間
は4秒以内であることが好ましいが、これを達成できる
温度センサの構成は明確でなかった。
冷却水温にも応じて制御する場合には、冷却水温の計測
を行なう温度センサの応答性は、冷却水温の変動の最大
値に対応できることが望まれている。一般的な水冷エン
ジンの場合、冷却水温を計測する温度センサの応答時間
は4秒以内であることが好ましいが、これを達成できる
温度センサの構成は明確でなかった。
【0004】そこで、本発明者らは、検討を重ねた結
果、温度センサの応答性に影響する要因が金属ケースと
温度検出素子との距離(隙間)であることを突きとめ
た。
果、温度センサの応答性に影響する要因が金属ケースと
温度検出素子との距離(隙間)であることを突きとめ
た。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
金属ケースと温度検出素子の寸法関係を規定して、応答
性に優れる温度センサを提供することを目的とする。
金属ケースと温度検出素子の寸法関係を規定して、応答
性に優れる温度センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、有底筒形状の金属ケー
ス(2)と、この金属ケース(2)内の底部に収納され
た温度検出素子(3)と、金属ケース(2)内に充填さ
れ、温度検出素子(3)を封止する樹脂部(5)とを有
する温度センサであって、金属ケース(2)の温度検出
素子(3)が収納された部位(21)の内径(φ1)
と、温度検出素子(3)の外径(φ2)との差(φ1−
φ2)が、0.03mm〜1.0mmであることを特徴
としている。
め、請求項1に記載の発明では、有底筒形状の金属ケー
ス(2)と、この金属ケース(2)内の底部に収納され
た温度検出素子(3)と、金属ケース(2)内に充填さ
れ、温度検出素子(3)を封止する樹脂部(5)とを有
する温度センサであって、金属ケース(2)の温度検出
素子(3)が収納された部位(21)の内径(φ1)
と、温度検出素子(3)の外径(φ2)との差(φ1−
φ2)が、0.03mm〜1.0mmであることを特徴
としている。
【0007】これによると、金属ケース(2)の温度検
出素子(3)が収納された部位(21)の内径(φ1)
と、温度検出素子(3)の外径(φ2)との差が1.0
mm以下であれば、温度センサ(1)の応答時間(τ)
を4秒以内にすることができる。また、金属ケース
(2)の温度検出素子(3)が収納された部位(21)
の内径(φ1)と、温度検出素子(3)の外径(φ2)
との差(φ1−φ2)が0.03mm以上であれば、金
属ケース(2)内に温度検出素子(3)を容易に組み付
けることができる。
出素子(3)が収納された部位(21)の内径(φ1)
と、温度検出素子(3)の外径(φ2)との差が1.0
mm以下であれば、温度センサ(1)の応答時間(τ)
を4秒以内にすることができる。また、金属ケース
(2)の温度検出素子(3)が収納された部位(21)
の内径(φ1)と、温度検出素子(3)の外径(φ2)
との差(φ1−φ2)が0.03mm以上であれば、金
属ケース(2)内に温度検出素子(3)を容易に組み付
けることができる。
【0008】従って、応答性に優れる温度センサ(1)
を得ることができる。
を得ることができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明のように、温
度検出素子(3)として、具体的には、サーミスタ素子
をガラスで封止したガラス封止サーミスタ(3)を用い
ることができる。
度検出素子(3)として、具体的には、サーミスタ素子
をガラスで封止したガラス封止サーミスタ(3)を用い
ることができる。
【0010】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した温度センサ1の
断面図である。
断面図である。
【0013】図1に示すように、温度センサ1は、図1
中右方側に開口部を有する円筒形状の金属ケース2を備
えている。この金属ケース2は、底部側に細い保護管部
21を有するとともに、図中右方側外周には、温度セン
サ取付け時に締付け用工具の受け部となる六角部22が
形成されている。
中右方側に開口部を有する円筒形状の金属ケース2を備
えている。この金属ケース2は、底部側に細い保護管部
21を有するとともに、図中右方側外周には、温度セン
サ取付け時に締付け用工具の受け部となる六角部22が
形成されている。
【0014】金属ケース2の六角部22の左方側外周に
は、例えば水冷エンジンの冷却水流出配管のねじ孔に螺
着するための雄ねじ部23が形成されている。なお、図
1において、雄ねじ部23のねじ形状の図示は省略して
いる。また、金属ケース2の開口部側端部(図中右方側
端部)には、円筒部24が形成されている。
は、例えば水冷エンジンの冷却水流出配管のねじ孔に螺
着するための雄ねじ部23が形成されている。なお、図
1において、雄ねじ部23のねじ形状の図示は省略して
いる。また、金属ケース2の開口部側端部(図中右方側
端部)には、円筒部24が形成されている。
【0015】本実施形態では、金属ケース2は、黄銅製
のケースである。なお、金属ケース2の材質は黄銅に限
らず、所望の熱伝導性、強度および耐環境性等を備える
金属材料であってもよい。
のケースである。なお、金属ケース2の材質は黄銅に限
らず、所望の熱伝導性、強度および耐環境性等を備える
金属材料であってもよい。
【0016】金属ケース2の保護管部21内には、温度
検出素子であるサーミスタ素子をガラスで封止した周知
のガラス封止サーミスタ3が配置されている。このガラ
ス封止サーミスタ3は、これを構成する図示しないサー
ミスタ素子に接続されガラス封止サーミスタ3から引き
出されている一対のリード線4とともに樹脂部5により
封止され、金属ケース2内に固定されている。
検出素子であるサーミスタ素子をガラスで封止した周知
のガラス封止サーミスタ3が配置されている。このガラ
ス封止サーミスタ3は、これを構成する図示しないサー
ミスタ素子に接続されガラス封止サーミスタ3から引き
出されている一対のリード線4とともに樹脂部5により
封止され、金属ケース2内に固定されている。
【0017】本実施形態では、リード線4は、金属導体
の外周にポリイミドチューブの被覆を有するリード線を
採用している。なお、リード線4の被覆は、所望の絶縁
特性や耐熱性等を有すれば、ふっ素樹脂チューブ等であ
ってもよい。
の外周にポリイミドチューブの被覆を有するリード線を
採用している。なお、リード線4の被覆は、所望の絶縁
特性や耐熱性等を有すれば、ふっ素樹脂チューブ等であ
ってもよい。
【0018】また、ガラス封止サーミスタ3の図中右方
には、リード線4のガラス封止サーミスタ3からの引き
出し部の根元付近を外力から保護するために、2つのリ
ード線貫通孔を有するセラミック部材7がガラス封止サ
ーミスタ3に融着されている。
には、リード線4のガラス封止サーミスタ3からの引き
出し部の根元付近を外力から保護するために、2つのリ
ード線貫通孔を有するセラミック部材7がガラス封止サ
ーミスタ3に融着されている。
【0019】樹脂部5は、金属ケース2の開口部側にお
いて、それ自体でコネクタ部61を形成しており、コネ
クタ部61のソケット挿入用空所62には、前述のリー
ド線4とスポット溶接により接続された一対のターミナ
ル6が突出している。
いて、それ自体でコネクタ部61を形成しており、コネ
クタ部61のソケット挿入用空所62には、前述のリー
ド線4とスポット溶接により接続された一対のターミナ
ル6が突出している。
【0020】上記構成の温度センサ1において、ガラス
封止サーミスタ3内のサーミスタ素子の抵抗値は温度に
よって変化するので、一対のターミナル6間に電流を流
すと、保護管部21を介して伝わる被測定物(本例では
エンジン冷却水)の温度に応じてターミナル6間の電圧
降下値が変化する。この電圧降下値から換算して被測定
物の温度を知ることができる。
封止サーミスタ3内のサーミスタ素子の抵抗値は温度に
よって変化するので、一対のターミナル6間に電流を流
すと、保護管部21を介して伝わる被測定物(本例では
エンジン冷却水)の温度に応じてターミナル6間の電圧
降下値が変化する。この電圧降下値から換算して被測定
物の温度を知ることができる。
【0021】また、上記構成の温度センサ1を製造する
には、まず、切削加工により前述の形状に加工された金
属ケース2と、ガラス封止サーミスタ3をリード線4を
介して接続したターミナル6とを、金型のキャビティ内
にセットする。そして、金型を型締めした後、キャビテ
ィ内に樹脂を射出成形し温度センサ1を得る。
には、まず、切削加工により前述の形状に加工された金
属ケース2と、ガラス封止サーミスタ3をリード線4を
介して接続したターミナル6とを、金型のキャビティ内
にセットする。そして、金型を型締めした後、キャビテ
ィ内に樹脂を射出成形し温度センサ1を得る。
【0022】なお、本実施形態では樹脂部5を形成する
樹脂材料として、ガラス繊維を30%含有する66ナイ
ロン樹脂を採用している。なお、樹脂材料はこれに限ら
ず、ガラス繊維を30%含有するポリブチレンテレフタ
レート樹脂等の他の樹脂を採用してもよい。樹脂部5を
形成する樹脂材料は、コネクタ部61等に要求される強
度および耐熱性、耐環境性等を備え、熱伝導性が良好な
樹脂であればよい。
樹脂材料として、ガラス繊維を30%含有する66ナイ
ロン樹脂を採用している。なお、樹脂材料はこれに限ら
ず、ガラス繊維を30%含有するポリブチレンテレフタ
レート樹脂等の他の樹脂を採用してもよい。樹脂部5を
形成する樹脂材料は、コネクタ部61等に要求される強
度および耐熱性、耐環境性等を備え、熱伝導性が良好な
樹脂であればよい。
【0023】次に、本発明の要部である金属ケース2内
にガラス封止サーミスタ3が配置された部位について説
明する。
にガラス封止サーミスタ3が配置された部位について説
明する。
【0024】図2は、図1に示すA部を拡大して示した
断面図である。
断面図である。
【0025】ガラス封止サーミスタ3は、金属ケース2
の保護管部21内の最も底部25側に配置され、樹脂部
5により封止されている。本実施形態において、保護管
部21は内径φ1が2.50mmであり、ガラス封止サ
ーミスタ3は外径φ2が2.17mmのものを採用して
いる。従って、径差φ1−φ2は0.33mmである。
ちなみに、保護管部21の肉厚tは0.55mmであ
る。
の保護管部21内の最も底部25側に配置され、樹脂部
5により封止されている。本実施形態において、保護管
部21は内径φ1が2.50mmであり、ガラス封止サ
ーミスタ3は外径φ2が2.17mmのものを採用して
いる。従って、径差φ1−φ2は0.33mmである。
ちなみに、保護管部21の肉厚tは0.55mmであ
る。
【0026】上記構成の温度センサ1を図示しない配管
に装着し、温度センサ1の保護管部21の外側を流れる
流水の温度を急激に変化させたところ、当該温度センサ
1の応答時間τは、2.32秒であることを本発明者ら
は確認した。
に装着し、温度センサ1の保護管部21の外側を流れる
流水の温度を急激に変化させたところ、当該温度センサ
1の応答時間τは、2.32秒であることを本発明者ら
は確認した。
【0027】上記例において、保護管部21の内径φ1
とガラス封止サーミスタ3の外径φ2との径差φ1−φ
2は0.33mmであったが、径差φ1−φ2は0.0
3mm〜1.0mmであればよい。さらに好ましくは
0.03mm〜0.6mmであればよい。
とガラス封止サーミスタ3の外径φ2との径差φ1−φ
2は0.33mmであったが、径差φ1−φ2は0.0
3mm〜1.0mmであればよい。さらに好ましくは
0.03mm〜0.6mmであればよい。
【0028】上記例と同一の外径φ2を有するガラス封
止サーミスタ3を用い、保護管部21の内径φ1を変化
させた場合に、上記例と同一の試験における応答時間τ
の確認結果を図3に示す。
止サーミスタ3を用い、保護管部21の内径φ1を変化
させた場合に、上記例と同一の試験における応答時間τ
の確認結果を図3に示す。
【0029】径差φ1−φ2が1.0mm以下であれ
ば、応答時間τを4秒以下とすることができる。径差φ
1−φ2が0.6mm以下であれば、応答時間τを3秒
以下とすることができる。径差φ1−φ2が0.03m
mより小さくなると、温度センサ1製造時に、金属ケー
ス2内へのガラス封止サーミスタ3の組み付けが困難と
なり好ましくない。ちなみに、図3に示す確認結果を得
た温度センサ1の保護管部21の肉厚tはいずれも0.
55mmである。
ば、応答時間τを4秒以下とすることができる。径差φ
1−φ2が0.6mm以下であれば、応答時間τを3秒
以下とすることができる。径差φ1−φ2が0.03m
mより小さくなると、温度センサ1製造時に、金属ケー
ス2内へのガラス封止サーミスタ3の組み付けが困難と
なり好ましくない。ちなみに、図3に示す確認結果を得
た温度センサ1の保護管部21の肉厚tはいずれも0.
55mmである。
【0030】なお、図3において、径差φ1−φ2が
0.33mmの場合よりも、径差φ1−φ2が0.03
mmの場合の方が、応答時間τが長い。これは、径差φ
1−φ2が0.03mmの場合には、図4に示すよう
に、温度センサ1製造工程において、樹脂部5を形成す
る射出成形時に溶融状態の樹脂が保護管部21とガラス
封止サーミスタ3との間に流入できず、空気層26が形
成されたためである。
0.33mmの場合よりも、径差φ1−φ2が0.03
mmの場合の方が、応答時間τが長い。これは、径差φ
1−φ2が0.03mmの場合には、図4に示すよう
に、温度センサ1製造工程において、樹脂部5を形成す
る射出成形時に溶融状態の樹脂が保護管部21とガラス
封止サーミスタ3との間に流入できず、空気層26が形
成されたためである。
【0031】保護管部21とガラス封止サーミスタ3と
の間に空気層26が形成されたとしても、ガラス封止サ
ーミスタ3が固定され、応答時間τも4秒以下であるの
で、何ら問題はない。
の間に空気層26が形成されたとしても、ガラス封止サ
ーミスタ3が固定され、応答時間τも4秒以下であるの
で、何ら問題はない。
【0032】上述の構成によれば、温度センサ1の応答
時間τを4秒以下とすることができ、一般的な水冷エン
ジンの冷却水温を計測する温度センサとして、応答性に
優れる温度センサを得ることができる。
時間τを4秒以下とすることができ、一般的な水冷エン
ジンの冷却水温を計測する温度センサとして、応答性に
優れる温度センサを得ることができる。
【0033】(他の実施形態)上記一実施形態におい
て、金属ケース2の保護管部21の肉厚tは0.55m
mであったが、肉厚tは0.4mm〜1.0mm程度で
あればよい。図5は、上記一実施形態における確認試験
と同一の試験において、保護管部21の外径を変えるこ
とにより肉厚tを変化させたときの温度センサ1の応答
時間τの確認結果を示すグラフである。
て、金属ケース2の保護管部21の肉厚tは0.55m
mであったが、肉厚tは0.4mm〜1.0mm程度で
あればよい。図5は、上記一実施形態における確認試験
と同一の試験において、保護管部21の外径を変えるこ
とにより肉厚tを変化させたときの温度センサ1の応答
時間τの確認結果を示すグラフである。
【0034】肉厚tが0.39mm〜0.99mmの範
囲では、応答時間τがほとんど変化しないことを本発明
者らは確認している。なお、肉厚tが約0.4mmより
小さくなると、保護管部21の強度が低下するという不
具合が発生する場合があり、肉厚tが1.0mmより大
きくなると、温度センサ1の体格や重量が大きくなり好
ましくない。
囲では、応答時間τがほとんど変化しないことを本発明
者らは確認している。なお、肉厚tが約0.4mmより
小さくなると、保護管部21の強度が低下するという不
具合が発生する場合があり、肉厚tが1.0mmより大
きくなると、温度センサ1の体格や重量が大きくなり好
ましくない。
【図1】本発明の一実施形態における温度センサ1の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施形態における温度センサ1の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施形態における温度センサ1の応
答時間τの確認試験結果を示すグラフである。
答時間τの確認試験結果を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施形態における温度センサ1の一
例の要部拡大断面図である。
例の要部拡大断面図である。
【図5】他の実施形態における温度センサの応答時間τ
の確認試験結果を示すグラフである。
の確認試験結果を示すグラフである。
1 温度センサ 2 金属ケース 3 ガラス封止サーミスタ(温度検出素子) 4 リード線 5 樹脂部 6 ターミナル 21 保護管部(金属ケース2のガラス封止サーミスタ
3が収納された部位) 61 コネクタ部 φ1 保護管部21の内径 φ2 ガラス封止サーミスタ3の外径
3が収納された部位) 61 コネクタ部 φ1 保護管部21の内径 φ2 ガラス封止サーミスタ3の外径
Claims (2)
- 【請求項1】 有底筒形状の金属ケース(2)と、 この金属ケース(2)内の底部に収納された温度検出素
子(3)と、 前記金属ケース(2)内に充填され、前記温度検出素子
(3)を封止する樹脂部(5)とを有する温度センサで
あって、 前記金属ケース(2)の前記温度検出素子(3)が収納
された部位(21)の内径(φ1)と、前記温度検出素
子(3)の外径(φ2)との差(φ1−φ2)が、0.
03mm〜1.0mmであることを特徴とする温度セン
サ。 - 【請求項2】 前記温度検出素子(3)は、サーミスタ
素子をガラスで封止したガラス封止サーミスタ(3)で
あることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070662A JP2002267546A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001070662A JP2002267546A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002267546A true JP2002267546A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18928489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001070662A Pending JP2002267546A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002267546A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008182152A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Denso Corp | リアクトル |
JP2009175129A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-08-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 温度センサおよびその製造方法 |
DE102011084686A1 (de) | 2011-05-19 | 2012-11-22 | Mitsubishi Electric Corp. | Temperatursensor |
JP2019095355A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社デンソー | 温度センサ |
JP7536344B1 (ja) | 2023-04-24 | 2024-08-20 | 株式会社新川 | ワイヤボンディング装置、ワイヤボンディング方法及びワイヤボンディングプログラム |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001070662A patent/JP2002267546A/ja active Pending
Cited By (8)
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