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JP2002262650A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

Info

Publication number
JP2002262650A
JP2002262650A JP2001061913A JP2001061913A JP2002262650A JP 2002262650 A JP2002262650 A JP 2002262650A JP 2001061913 A JP2001061913 A JP 2001061913A JP 2001061913 A JP2001061913 A JP 2001061913A JP 2002262650 A JP2002262650 A JP 2002262650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow fan
guide plate
spiral
cross flow
guiding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001061913A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Matsui
正実 松井
Kentaro Tsuji
健太郎 辻
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Shoichi Yamamoto
昌一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2001061913A priority Critical patent/JP2002262650A/ja
Publication of JP2002262650A publication Critical patent/JP2002262650A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揺動選別棚後方の3番口から排出される3番物
及び排風、そして、横断流ファンから排出される排風が
未刈り穀稈に影響を及ぼすのを防止するようにする。 【解決手段】 扱胴1を有する扱室2下方の選別室に揺
動選別棚3を設け、該揺動選別棚3の下方であって、選
別風送り方向上手側から下手側にかけて唐箕5,一番ラ
セン6,二番ラセン7を設け、該二番ラセン7の下手側
であって前記揺動選別棚3の上方には横断流ファン8を
設けた脱穀装置4において、前記横断流ファン8の後方
には、該横断流ファン8からの排風を後方へ案内する案
内板9を設け、該案内板9の下部には、前記唐箕5から
の選別風を既刈地側へ案内する下方ガイド板10を所定
間隔毎に複数個設けたことを特徴とする脱穀装置の構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインやハ
ーベスタ等の脱穀装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の脱穀装置において、横断流ファン
の後方には、該横断流ファンからの排風を後方へ案内す
る案内板のみを設ける構成であった。また、3番口から
排出される3番物は、既刈地側へ寄せられることなく、
後方へと排出される構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような脱穀装置
では、次のような欠点がある。即ち、横断流ファンから
の排風を既刈稈側に寄せることができなかったので、横
断流ファンからの排風は未刈稈に影響を与えていた。ま
た、3番口から排出される3番物も、既刈稈側に寄せる
ことができなかったので、未刈穀稈に影響を与えてい
た。
【0004】本発明の課題は、前述のような不具合を防
止する脱穀装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、請求項1記載の発
明では、扱胴1を有する扱室2下方の選別室に揺動選別
棚3を設け、該揺動選別棚3の下方であって、選別風送
り方向上手側から下手側にかけて唐箕5,一番ラセン
6,二番ラセン7を設け、該二番ラセン7の下手側であ
って前記揺動選別棚3の上方には横断流ファン8を設け
た脱穀装置4において、前記横断流ファン8の後方に
は、該横断流ファン8からの排風を後方へ案内する案内
板9を設け、該案内板9の下部には、前記唐箕5からの
選別風を既刈地側へ案内する下方ガイド板10を所定間
隔毎に複数個設けたことを特徴とする脱穀装置としたも
のである。
【0006】請求項2記載の発明では、前記案内板9の
上部には、前記横断流ファン8からの排風を既刈地側へ
案内する上方ガイド体11を設けたことを特徴とする請
求項1記載の脱穀装置としたものである。請求項3記載
の発明では、前記揺動選別棚3の後方には、3番物を案
内して機外へと排出する3番案内板12を設け、該3番
案内板12の上部には3番物を既刈地側へ案内する3番
ガイド板13を設けたことを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の脱穀装置としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1には、本発明の脱穀装置4を搭載し
たコンバインが示されている。走行装置14を有する車
台15の前方には植立穀稈を刈り取る刈取装置16を設
け、車台15上には前記刈取装置16で刈り取った穀稈
をフィードチェン17にて挾持搬送しながら脱穀選別す
る脱穀装置4と、コンバインを操作する操作部18と、
前記脱穀装置4にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグ
レンタンク19とを設けている。
【0008】また、グレンタンク19内下方には、一時
貯溜している穀粒を機外へ排出する下部ラセン(図示せ
ず)があり、該下部ラセンから搬送されてきた穀粒を引
き継いでコンバインの機体上方へと搬送する縦オーガ2
0が車台15に対して旋回可能に設けられ、さらに、縦
オーガ20には横オーガ21が昇降可能に設けられてい
る。
【0009】前記脱穀装置4について、図2〜図4に基
づいて説明する。図2は脱穀装置4の側面図、図4は脱
穀装置4の平面図である。脱穀装置4内には、扱網22
を有する扱胴1を扱胴軸23で軸架した扱室2と、該扱
室2の一側には、扱室2からの処理物を受け入れて処理
する排塵処理網24を有する排塵処理胴25を排塵処理
胴軸25aで軸架した排塵処理室19が設けられてい
る。そして、扱室2と排塵処理室26の下方には揺動選
別棚3を設けている。
【0010】また、排塵処理胴25の前方には、二番処
理胴27と二番処理胴受樋28(網や格子状のものでも
よい。)からなる二番処理室29が構成されている。二
番処理胴27は、本実施例では扱胴1の一側であって、
排塵処理胴25の前方に設けられていて、基本的には二
番物を処理するものである。さらに、図4は図3にて示
すS1―S1断面であるが、扱網22から漏れた被処理
物は二番処理室29内に取り込まれる構成であるので、
前記二番処理胴27は二番物の他に、扱室2内から入り
込んできた被処理物も一緒に処理する構成となってい
る。前記扱網22と二番処理胴受樋28(網や格子状で
もよい)と排塵処理網24は、それぞれ扱胴1と二番処
理胴27と排塵処理胴25の下方に設けられている。
【0011】前記扱室2と二番処理室29と排塵処理室
26の下方には、落下してくる被選別物を受けて選別す
る揺動選別棚3が設置されていて、該揺動選別棚3の下
方には、選別風送り方向始端側に唐箕5を設け、該唐箕
5から送風される選別風の送り方向下手側には一番ラセ
ン6を設け、該一番ラセン6の選別風送り方向下手側に
は二番ラセン7を設けている。
【0012】揺動選別棚3の構成について説明する。揺
動選別棚3は、選別送り方向の始端側から順番に、落下
した脱穀物を後方に移送する移送棚3a,脱穀物を選別
するグレンシーブ3b,二番物を選別するチャフシーブ
3c,排塵を機外に移送して放出するストローラック3
dとから構成されている。該ストローラック3dの下方
は、二番物を二番ラセン7内へ案内する二番棚先7aで
構成されていて、この二番棚先7aの終端部近傍まで前
記排塵処理胴25が延出している構成である。横断流フ
ァン8は、選別室30内の軽い塵埃を機外に排出するた
めのもので、ストローラック3dの上方に設けられてい
る。
【0013】前述のごとく構成された脱穀装置4を搭載
したコンバインにおいて、エンジン(図示せず)からの
動力を走行伝動装置31に入力して、任意の速度に変速
して走行装置14を駆動する。すると、コンバインは前
進を開始する。刈取脱穀作業を行なうには、さらに、刈
取装置16,供給搬送装置32及び脱穀装置4に、エン
ジンからの動力を伝達駆動して作業を行なう。このよう
な状態でコンバインが前進すると、植立穀稈は分草具3
3により分草されて、引起しケース34の引起しラグ3
5にて引き起こされる。その後、刈刃36にて刈り取ら
れ、刈り取られた穀稈は、株元搬送装置37により後方
の供給搬送装置32の始端部に向かって搬送される。
【0014】そして、株元搬送装置37の終端部まで搬
送された穀稈は、後方の供給搬送装置31の始端部に引
き継がれる。その後、供給搬送装置31の終端部まで搬
送された穀稈は、脱穀装置4のフィードチェン17の始
端部に引き継がれると共に、該フィードチェン17に引
き継がれた穀稈は、後方に搬送されながら、扱胴1と扱
網22により脱穀される。脱穀された脱穀物の一部は揺
動選別棚3上に落下して、該揺動選別棚3の揺動作用と
唐箕5からの風選作用により選別され、一番ラセン6内
へと取り込まれていく。該一番ラセン6に取り込まれた
穀粒は、グレンタンク19内に一時貯溜され、脱穀後の
排稈はフィードチェン17の終端部から、排稈チェン3
8の始端部に引き継がれて搬送されていく。その後、カ
ッター39に送られて切断されて、下方の圃場上に放出
されていく。
【0015】扱室2内の残りの脱穀物は、後方へと搬送
されていくが、その途中において一部の脱穀物は二番処
理室29内に取り込まれていく。該二番処理室29内に
取り込まれた脱穀物は、選別風送り方向上手側に搬送さ
れながら、二番処理胴27と二番処理胴受樋28との相
互作用で脱穀(特に、枝梗粒が処理される)されて、下
方の揺動選別棚3上に落下していく。扱胴1と二番処理
胴27と排塵処理胴25は、共に選別風上手側から下手
側を見た状況(脱穀装置4の正面視)において、時計回
りで回転する構成であるので、従って、二番処理胴27
の処理歯27aの向きは、脱穀物を選別風送り方向の上
手側方向に送るような向きに固着しておく必要がある。
【0016】即ち、該処理歯27aには被処理物を選別
風送り方向上手側に搬送する作用があり、さらに、被処
理物を処理する作用も併せ持っている。即ち、処理歯2
7aは螺旋の一部であり、また、その円周方向の先端部
と二番処理胴受樋28との間の相互作用にて被処理物を
処理する構成となっている。二番処理胴27の搬送終端
部に設けられている羽根27bは、被処理物を揺動選別
棚3上に強制的に送り出すようにする。
【0017】前記排塵処理胴25の排塵処理歯25b
は、脱穀物を選別風送り方向の下手側方向に送るような
向きに固着しておく必要がある。本実施例では、該排塵
処理歯25bは、排塵処理胴25の外周面に巻回いされ
ているラセン形状となっている。
【0018】しかし、本実施例では、排塵処理網24の
目合いが荒い(格子状)ので、一部の短い藁屑は揺動選
別棚3上に落下して、落下しなかった長い藁屑は排塵処
理室26の終端部まで搬送されて、排塵処理胴25の終
端部の羽根40にてストローラック3d上に強制的に排
出される。そして、このように被処理物が排塵処理室2
6内にて搬送される間に、排塵処理胴25と排塵処理網
24との相互作用で、さらに脱穀されるとともに、脱穀
物はほぐされて中に混在している穀粒(いわゆるササリ
粒)が取り出されて、下方の揺動選別棚3上に落下し
て、さらに、二番ラセン7内へと回収されていく。
【0019】前述のように、扱室2内の脱穀物で、揺動
選別棚3上に落下せず、二番処理室29内にも取り込ま
れなかった残りの脱穀物は、扱室1の終端部まで搬送さ
れる。この扱室1の終端部まで搬送されてきた脱穀物
は、排塵処理室26内に取り込まれ、取り込まれた脱穀
物は、選別風送り方向下手側に搬送されていく。
【0020】扱室2内の終端部から排塵処理室26内に
脱穀物を送る際において、脱穀物が詰まらないように、
扱室2から排塵処理室26への引継ぎ部分においても、
排塵処理胴25の外周にラセン形状の排塵処理歯25b
を設けていて、該排塵処理歯25bの送り作用で引継ぎ
部に脱穀物が詰まらないようにしている。
【0021】このような、揺動選別棚3の揺動作用と唐
箕5からの選別風の作用にもかかわらず、一番ラセン6
内に取り込まれなかった残りの穀粒は、他の排塵物と共
にさらに後方に送られ、二番ラセン7内へと取り込まれ
ていく。該二番ラセン7内に取り込まれた二番物は、二
番揚穀筒41にて前記二番処理室29の選別風送り方向
下手側に還元されて、扱室2からの脱穀物と合流し、そ
の後、選別風送り方向の上手側に搬送されながら、二番
処理胴受樋28との相互作用で脱穀処理されながら搬送
され、終端部の羽根27bにより下方の揺動選別棚3上
に強制的に落下させられていく。
【0022】次に、図5について説明する。前述のよう
な一連の作業を行う脱穀装置4において、前記横断流フ
ァン8の後方には、該横断流ファン8からの排風を後方
へ案内する案内板9を設け、この案内板9の下部には、
前記唐箕5からの選別風を既刈地側へ案内する下方ガイ
ド板10を所定間隔毎に複数個設ける構成とする。コン
バインにおいては、進行方向の左側が未刈穀稈側である
ので、進行方向の右側(既刈穀稈側)に案内するように
する。具体的には、図5の背面視において、下方ガイド
板10の下手側ほど所定角度角度A既刈穀稈側に寄せる
ようにする。
【0023】これにより、選別室30の後端部である3
番口42から排出される排風は、進行方向の右側、即
ち、既刈穀稈側に案内されるので、未刈穀稈に塵埃が掛
かるような不具合を防止できるようになる。また、図6
に示すように、前記下方ガイド板10の始端側の間隔B
は、既刈穀稈ほど広くするようにする(B1<B2)。
さらに、下方ガイド板10の表面積は、既刈穀稈ほど広
くするようにする(10a<10b)。
【0024】これにより、下方ガイド板10に案内され
る排風は、より既刈穀稈側に向かうように促進されるよ
うになり、塵埃が未刈穀稈に及ぼす影響を極力少なくす
ることができるようになる。次に、前記案内板9の上部
には、横断流ファン8からの排風を既刈地側へ案内する
上方ガイド体11を設ける構成とする。
【0025】図5と図7に示すように、上方ガイド体1
1は、その下手側ほど所定角度角度C既刈穀稈側に寄せ
るようにすると共に、より既刈地側に近く設けられてい
る上方ガイド体11はど、前記所定角度角度Cを大きく
するように構成する(C1<C2<C3)。
【0026】これにより、横断流ファン8から排出され
る排風は、極力既刈穀稈側へと案内されるので、塵埃が
未刈り穀稈に与える影響を少なくすることができるよう
になる。次に、図2と図5に示すように、前記揺動選別
棚3の後方には、3番物を案内して機外へと排出する3
番案内板12を設け、この3番案内板12の上部には3
番物を既刈地側へ案内する3番ガイド板13を設けるよ
うに構成する。この3番ガイド板13においても、その
下手側ほど所定角度角度D既刈穀稈側に寄せるようにす
る。これにより、3番口42から排出される3番物は、
既刈穀稈側へと寄せされて機外へと排出されるようにな
る。これにより、3番物が未刈り穀稈に与える影響を極
力少なくすることができるようになる。
【0027】次に、前記下方ガイド板10と3番ガイド
板13との位置関係について、図8に基づいて説明す
る。下方ガイド板10の下手側からの延長線43は、3
番ガイド板13の始端側に略位置するように、下方ガイ
ド板10と3番ガイド板13とを配置する構成とする。
これにより、3番口42から排出される3番物と排風
は、下方ガイド板10に案内され、次に、3番ガイド板
13に引継ぎ案内されていくので、スムーズに機外へと
排出され、しかも、既刈穀稈側へと寄せられて排出され
るので、3番口42での詰まりを防止でき、そして、3
番物や塵埃が未刈り穀稈に与える影響を少なくすること
ができるようになる。
【0028】次に、図2と図9に示すカッタスカート4
5と、このカッタスカート45に設けるカッタスカート
ガイド44について説明する。排稈チェン38の終端部
まで搬送された排稈は、後方のカッタ39にて切断され
て下方へと落下していく。この落下の途中は、拡散ラセ
ン46が設けられていて、切断された藁屑は、この拡散
ラセン46に拡散されて圃場上へと落下する。拡散ラセ
ン46は、藁屑を拡散させることができるものであれば
何でもよいが、本実施例では、連続ラセンの構成であ
り、その送り方向は既刈穀稈側となっている。また、拡
散ラセン46の後方には、カッタスカート45が設けら
れているが、このカッタスカート45の内側には、カッ
タスカートガイド44を設ける構成とする。
【0029】従って、カッタ39にて切断された排稈
は、拡散ラセン46にて既刈穀稈側に寄せながら拡散さ
れ、されに、カッタスカート45に当接した排稈は、カ
ッタスカートガイド44にて、さらに既刈穀稈側へと案
内されていく。これにより、カッタ39にて切断された
排稈が、未刈り穀稈に与える影響を極力少なくすること
ができるようになる。
【0030】このカッタスカートガイド44の始端側の
位置は、前述した3番ガイド板13の終端側の位置より
も未刈り穀稈側へ寄せて設ける構成とする。即ち、図9
に示す背面視において、カッタスカートガイド44は3
番ガイド板13にオーバーラップして設けるようにす
る。これにより、3番ガイド板13に案内されてきた3
番物の一部は、さらに、カッタスカートガイド44に引
継ぎ案内されて既刈穀稈側へと寄せられるようになる。
これにより、さらに、3番物が未刈り穀稈に与える影響
を少なくすることができるようになる。
【0031】また、図9の背面視において、一番右側、
即ち、最も既刈穀稈側に設けるカッタスカートガイド4
4においても、その始端側の位置は、3番ガイド板13
の終端部と略同じ位置か、又は、3番ガイド板13にオ
ーバーラップするように設ける構成とする。これによ
り、3番ガイド板13に案内された3番物は、スムーズ
に案内されていく。
【0032】前記カッタスカートガイド44において、
その表面積Eは、既刈穀稈側に位置するものほど大きく
なるように構成する(E1<E2<E3)。これによ
り、カッタ39に切断された排稈は、より既刈穀稈側へ
と案内されていくので、未刈り穀稈への影響を少なくす
ることができるようになる。
【0033】次に、図10について説明する。脱穀装置
4の入口ジョーゴ49の下方には、プレート47をボル
ト48で固定して設け、このプレート47の下端には摺
動子50を固定して設ける。また、唐箕5の回転軸5a
にはプーリ5bを固定し、前記入口ジョーゴ49の下方
にもプーリ51を設け、これらプーリ5bとプーリ51
にはベルト52を巻き回して設け、唐箕5の回転がプー
リ51へと伝達されるように構成する。さらに、該プー
リ51には、カム53を設け、このカム53は前記摺動
子50に常時当接するように構成する。
【0034】前記唐箕5が回転すると、その回転動力
は、カム53へと伝達され、その結果、摺動子50が振
動して、その振動は入口ジョーゴ49へと伝達されてい
く。これいより、入口ジョーゴ49に残される穀稈や藁
類は停滞することなく、扱室2内へと送り込まれていく
ので、入口ジョーゴ49での詰まりを防止できる。
【0035】次に、図11について説明する。図10に
て説明してプーリ51には、横断流ファン54を設け、
その周辺をケーシング55にて覆う構成とする。このケ
ーシング55には吸引部55aと吐出部55bとが設け
られていて、吐出部55bは、入口ジョーゴ49の表面
に位置するように構成している。
【0036】従って、唐箕5が回転すると、その動力は
横断流ファン54へと伝達されて、該横断流ファン54
が回転駆動する。そして、横断流ファン54にて起風さ
れた風は、吐出部55bから吐出して入口ジョーゴ49
の表面に停滞している穀稈や藁類が扱室2内へと送り込
まれる。これにより、入口ジョーゴ49での詰まりを防
止できるようになる。
【0037】次に、図12について説明する。図11に
て説明した横断流ファン54の吸引部55aを入口ジョ
ーゴ49a側の表面に設け、吐出部55bを揺動選別棚
3の移送棚3aの始端側に位置するように構成する。こ
の場合は、入口ジョーゴ49a上にて停滞している穀稈
(基本的には短いもの)や藁類は、横断流ファン54の
吸引力にて揺動選別棚3の移送棚3aの始端側に送られ
て処理されるようになる。これにより、入口ジョーゴ4
9での詰まりを防止できるようになる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のごとく、請求項1記載の
発明においては、選別室の後端部である3番口から排出
される排風は、進行方向の右側、即ち、既刈穀稈側に案
内されるので、塵埃が未刈り穀稈にかかるような不具合
を防止できるようになる。
【0039】請求項2記載の発明においては、横断流フ
ァン8から排出される排風は、極力既刈穀稈側へと案内
されるので、塵埃が未刈り穀稈に与える影響を少なくす
ることができるようになる。請求項3記載の発明におい
ては、これにより、3番口から排出される3番物は、既
刈穀稈側へと寄せされて機外へと排出されるようにな
る。これにより、3番物が未刈り穀稈に与える影響を少
なくすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】脱穀装置の左側面図
【図3】脱穀装置の平面図
【図4】脱穀装置の正面の断面図
【図5】背面図
【図6】背面図
【図7】背面図
【図8】背面図
【図9】背面図
【図10】脱穀装置の左側面図
【図11】脱穀装置の左側面図
【図12】脱穀装置の左側面図
【符号の説明】
1…扱胴、2…扱室、3…揺動選別棚、4…脱穀装置、
5…唐箕、6…一番ラセン、7…二番ラセン、8…横断
流ファン、9…案内板、10…下方ガイド板、11…上
方ガイド体、12…3番案内板、13…3番ガイド板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 昌一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 CA02 CB04 FA15 FA18 2B097 AA03 CA05 CA09 CC01 HA02 HA19 HC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴1を有する扱室2下方の選別室に揺
    動選別棚3を設け、該揺動選別棚3の下方であって、選
    別風送り方向上手側から下手側にかけて唐箕5,一番ラ
    セン6,二番ラセン7を設け、該二番ラセン7の下手側
    であって前記揺動選別棚3の上方には横断流ファン8を
    設けた脱穀装置4において、前記横断流ファン8の後方
    には、該横断流ファン8からの排風を後方へ案内する案
    内板9を設け、該案内板9の下部には、前記唐箕5から
    の選別風を既刈地側へ案内する下方ガイド板10を所定
    間隔毎に複数個設けたことを特徴とする脱穀装置。
  2. 【請求項2】 前記案内板9の上部には、前記横断流フ
    ァン8からの排風を既刈地側へ案内する上方ガイド体1
    1を設けたことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動選別棚3の後方には、3番物を
    案内して機外へと排出する3番案内板12を設け、該3
    番案内板12の上部には3番物を既刈地側へ案内する3
    番ガイド板13を設けたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の脱穀装置。
JP2001061913A 2001-03-06 2001-03-06 脱穀装置 Pending JP2002262650A (ja)

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JP2001061913A JP2002262650A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 脱穀装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008173058A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Iseki & Co Ltd 脱穀装置
JP2009034020A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Iseki & Co Ltd コンバイン

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