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JP2002262495A - 磁石式発電機 - Google Patents

磁石式発電機

Info

Publication number
JP2002262495A
JP2002262495A JP2001054777A JP2001054777A JP2002262495A JP 2002262495 A JP2002262495 A JP 2002262495A JP 2001054777 A JP2001054777 A JP 2001054777A JP 2001054777 A JP2001054777 A JP 2001054777A JP 2002262495 A JP2002262495 A JP 2002262495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
permanent magnet
disk
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001054777A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Shiratori
悟 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP2001054777A priority Critical patent/JP2002262495A/ja
Publication of JP2002262495A publication Critical patent/JP2002262495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで、発電効率が良好な磁石式発電
機を提供するものである。 【解決手段】 本発明に係る磁石式発電機1は、円盤部
材13の円盤面の円周方向にN極とS極が交互になるよ
うに永久磁石15を埋設して回転子11を形成し、その
回転子11の少なくとも一方の円盤面側に、永久磁石1
5と対向する磁極歯16を備えた固定子12a(又は1
2b)を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石式発電機に係
り、特に、内燃機関によって駆動され、小型で高出力の
磁石式発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転軸の軸受け間に永久磁石を設けてな
る回転子を用いた交流発電機や電動機の交流機は、高い
出力を得ることができると共に、構造が簡単であること
から、最近では、エンジンや工業用機器に多く使用され
るようになっている。
【0003】従来の高出力発電機は、図3、図4に示す
ように、ケーシング(図示せず)に固定された円筒状の
固定子31と、固定子31の中央部に配置された回転子
32を有している。
【0004】固定子31は、ケーシングに固定される円
筒部材41と、円筒部材41の内周部に軸方向にフィン
状に形成される磁極歯42と、磁極歯42に巻回された
巻線(コイル)で構成される。また、回転子32は、回
転軸30の軸受け(図示せず)間に設けられ、磁性を有
する六角形の金属部材からなるバックヨーク35と、そ
のバックヨーク35の表面に密着して設けられ、円筒状
の永久磁石を軸方向に多分割したものを組み合わせてな
る磁石体36と、その磁石体36が嵌合挿入される非磁
性の補強スリーブ37で構成される。
【0005】ここで、エンジンなどの動力がプーリなど
を介して回転軸30に伝達されると、回転軸30と共に
回転子32が回転する。また、磁石体36の各永久磁石
46で、固定子31側にN極を有する永久磁石46aの
磁束は、固定子31の磁極歯42を通過して固定子31
側にS極を有する永久磁石46bのS極に戻り、また、
磁石体36の各永久磁石46で、回転軸30側にN極を
有する(固定子31側にS極を有する)永久磁石46b
の磁束は、バックヨーク35の内部を通過して回転軸3
0側にS極を有する(固定子31側にN極を有する)永
久磁石46aのS極に戻る。
【0006】回転子32が回転することで、永久磁石4
6aのN極から固定子31側に出た磁束が固定子31の
磁極歯42内部を通過すると共に、その磁束の向きが交
互に変化し、これによって、固定子31に巻かれたコイ
ルに交流電圧が誘導され、電力が得られるようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転子
32を囲繞するように固定子31が配置されているた
め、発電機の装置構成、特に径方向の大きさが大きくな
ってしまうという問題があった。
【0008】また、永久磁石46bのN極から回転軸3
0側に出た磁束は、回転子32のバックヨーク35及び
回転軸30の内部を通過するだけであり、固定子31の
磁極歯42内部を通過することはないため、発電に全く
寄与しない。つまり、従来の高出力発電機においては、
永久磁石が有する磁力の半分しか利用されておらず、エ
ネルギ変換効率、即ち発電効率があまり良好でなかっ
た。
【0009】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、コンパクトで、発電効率が良好な磁石式発電機
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る磁石式発電機は、円盤部材の円盤面の円周方
向にN極とS極が交互になるように永久磁石を埋設して
回転子を形成し、その回転子の少なくとも一方の円盤面
に対向して、永久磁石と相対する磁極歯を備えた固定子
を設けたものである。これによって、発電機の径方向の
大きさを小さくすることができる。
【0011】また、回転軸の周面に円盤部材を設け、そ
の円盤部材の円盤面の円周方向に複数個の貫通穴を形成
すると共に、その貫通穴にN極とS極が交互になるよう
に永久磁石を埋め込んで円盤状の回転子を形成し、その
回転子の両円盤面に対向して、永久磁石と相対し、巻線
が巻回された磁極歯を備えた固定子を設けてもよい。こ
れによって、永久磁石が有する磁力を有効に利用でき、
発電効率が良好な発電機を得ることができる。
【0012】また、各固定子の、磁極歯に巻き回す巻線
の巻き線仕様をそれぞれ変えて2系統の発電特性を得る
ようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基いて説明する。
【0014】本発明に係る磁石式発電機の断面図を図1
に、図1における2−2線断面図を図2に示す。
【0015】図1、図2に示すように、本発明に係る磁
石式発電機1は、筐体部20と、周面に溝部22aを有
する円筒状の駆動プーリ22と、空冷ファン23で構成
される。
【0016】筐体部20は、ケーシング21と、ケーシ
ング21内に軸受け24a,24bを介して回転自在に
設けられた回転軸10と、回転軸10の周面に固定して
設けられる円盤部材13の円盤面の円周方向に、N極と
S極が交互になるように永久磁石15を埋設してなる回
転子11と、回転子11の少なくとも一方の円盤面(図
1中では左右の両円盤面)に対向して設けられるリング
状の固定子12a,12bからなる。固定子12a,1
2bは、回転子11との対向面の円周方向に、各永久磁
石15と相対し、かつ、巻線(コイル)17が巻回され
た磁極歯16を備えている。また、回転軸10の一端
(図1中では左端)10aは、ケーシング21から突出
される。
【0017】この回転軸10の突出端10aの周面に、
前述した空冷ファン23が固定して設けられ、この空冷
ファン23によりケーシング21が冷却される。また、
空冷ファン23の背面(図1中では左面)に当接して、
駆動プーリ22が設けられる。駆動プーリ22は、回転
軸10の突出端10aに形成した雄ネジ部にナット部材
25を螺合することで、回転軸10に固定される。
【0018】ここで、永久磁石15を、円盤部材13の
円盤面に埋設する代わりに、円盤部材13の円盤面の円
周方向に、同心上に複数個(図2中では12個を図示)
の貫通穴14を形成すると共に、その貫通穴14にN極
とS極が交互になるように永久磁石15を埋め込み、各
永久磁石15の磁極面を円盤部材13の円盤面に露出さ
せてもよい。これによって、各永久磁石15の磁極面と
円盤部材13の円盤面が面一となると共に、後述するよ
うに、固定子12の各磁極歯16と各永久磁石15の間
の間隙が小さくなるため、各永久磁石15の磁力を最大
限に利用することができる。
【0019】永久磁石15の材質は特に限定するもので
はなく、慣用の発電機用磁石であれば全て適用可能であ
る。また、永久磁石15の断面形状は特に限定するもの
ではなく、例えば、図2に示す矩形状、円状、又は多角
形状であってよい。さらに、永久磁石15の数は特に限
定するものではなく、各固定子12a,12bにおける
磁極歯16の数に応じて適宜選択される。
【0020】各固定子12a,12bの磁極歯16に巻
き回すコイル17の巻き線仕様、例えば、結線の方法、
巻線の数、線材の線径・導電率等は、特に限定するもの
ではない。
【0021】次に、本発明の作用を説明する。
【0022】エンジンなどの動力が、駆動ベルト(図示
せず)および駆動プーリ22を介して回転軸10に伝達
されると、回転軸10と共に回転子11が回転する。
【0023】この時、回転子11の各永久磁石15で、
固定子12a側(図1中では左側)にN極を有する(固
定子12b側にS極を有する)永久磁石15aの磁束
は、N極から出て、固定子12aの磁極歯16を通過し
て永久磁石15b側のS極に戻る。一方、固定子12b
側(図1中では右側)にN極を有する(固定子12a側
にS極を有する)永久磁石15bの磁束は、N極から出
て、固定子12bの磁極歯16を通過して永久磁石15
a側のS極に戻る。
【0024】また、回転子11が回転することで、固定
子12a,12bの各磁極歯16と相対する永久磁石1
5の磁極が交互に変わり、固定子12a,12bの各磁
極歯16を通過する磁束の向きも回転子11の回転に伴
って交互に反転することになる。その結果、固定子12
a,12bの各磁極歯16に巻かれたコイル17に交流
電圧が誘導され、電力を得ることができる。
【0025】ここで、図3、図4に示した従来の回転子
32は、磁束の向きが回転軸30の径方向となるように
各永久磁石46a,46bを配置していたため、各永久
磁石46a,46bの片面は固定子31に対向しておら
ず、回転軸30側にN極を有する永久磁石46bから出
た磁束は、発電に全く寄与していなかった。これに対し
て、本発明に係る発電機1の回転子11は、磁束の向き
が回転軸10の軸方向となるように各永久磁石15a,
15bを配置しているため、各永久磁石15a,15b
の両面に固定子12a,12bを対向配置することがで
きる。これによって、各永久磁石15a,15bのN極
から出た磁束の略全てが、固定子12a,12bの各磁
極歯16、即ちコイル17内部を通過し、発電に寄与す
るようになるため、固定子12a,12bの両方におい
て電力を得ることができ、高出力、例えば、1個の固定
子12a(又は12b)を用いる場合と比較して2倍の
電力を得ることができる。つまり、回転子11の回転エ
ネルギの電気エネルギへの変換効率、即ち発電効率が良
好となる。
【0026】また、回転子11の円盤面に対向して固定
子12a,12bを設けていることから、本発明に係る
発電機1の径方向の大きさは、図3、図4に示した従来
の発電機の固定子31の分だけ小さくすることができ、
延いては発電機1のコンパクト化を図ることができる。
【0027】さらに、固定子12a,12bの両方から
得られた電力を合わせて取り出すだけではなく、別々に
取り出すことも可能である。この際、各固定子12a,
12bの磁極歯16に巻き回すコイル17の巻き線仕様
をそれぞれ変えることで、電圧値の異なる電力を固定子
12a,12bから取り出すことが可能となり、その結
果、2系統の発電特性を得ることができる。
【0028】また、従来の回転子32は、各永久磁石4
6a,46bが遠心力で飛散しないようにスリーブ37
を必須としていた。このため、固定子31の各磁極歯4
2と永久磁石46a,46bの間の間隙を、スリーブ3
7の肉厚以下にすることができず、発電の高出力化を図
るうえで限界があった。これに対して、本発明に係る発
電機1の回転子11は、各永久磁石15を円盤部材13
の貫通穴14内に格納しているため、各永久磁石15の
飛散防止のためのスリーブを必要とせず、固定子12の
各磁極歯16と各永久磁石15の間の間隙が、従来の場
合と比較して小さくなり、発電の更なる高出力化を図る
ことが可能となる。
【0029】以上、本発明の実施の形態は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、円盤部材
の円盤面の円周方向にN極とS極が交互になるように永
久磁石を埋設して回転子を形成し、その回転子の少なく
とも一方の円盤面に対向して、永久磁石と相対する磁極
歯を備えた固定子を設けたため、発電機の径方向の大き
さを小さくすることができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁石式発電機の断面図である。
【図2】図1における2−2線断面図である。
【図3】従来の高出力発電機におけるマグネットロータ
の断面図である。
【図4】図3における4−4線断面図である。
【符号の説明】
1 磁石式発電機 10 回転軸 11 回転子 12a,12b 固定子 13 円盤部材 14 貫通穴 15 永久磁石 16 磁極歯 17 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤部材の円盤面の円周方向にN極とS
    極が交互になるように永久磁石を埋設して回転子を形成
    し、その回転子の少なくとも一方の円盤面に対向して、
    永久磁石と相対する磁極歯を備えた固定子を設けたこと
    を特徴とする磁石式発電機。
  2. 【請求項2】 回転軸の周面に円盤部材を設け、その円
    盤部材の円盤面の円周方向に複数個の貫通穴を形成する
    と共に、その貫通穴にN極とS極が交互になるように永
    久磁石を埋め込んで円盤状の回転子を形成し、その回転
    子の両円盤面に対向して、永久磁石と相対し、巻線が巻
    回された磁極歯を備えた固定子を設けた請求項1記載の
    磁石式発電機。
  3. 【請求項3】 各固定子の、磁極歯に巻き回す巻線の巻
    き線仕様をそれぞれ変えて2系統の発電特性を得るよう
    にした請求項1又は2記載の磁石式発電機。
JP2001054777A 2001-02-28 2001-02-28 磁石式発電機 Pending JP2002262495A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028853A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Yamaha Motor Co Ltd 回転電機及び電動車椅子
JP2009113891A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの電力変換装置
WO2012113159A1 (zh) * 2011-02-25 2012-08-30 深圳市安托山特种机电有限公司 稀土永磁无铁芯发电机组

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