JP2002257242A - 回転機械の軸シール - Google Patents
回転機械の軸シールInfo
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- JP2002257242A JP2002257242A JP2001052055A JP2001052055A JP2002257242A JP 2002257242 A JP2002257242 A JP 2002257242A JP 2001052055 A JP2001052055 A JP 2001052055A JP 2001052055 A JP2001052055 A JP 2001052055A JP 2002257242 A JP2002257242 A JP 2002257242A
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- seal
- ring
- shaft
- seal ring
- rotating shaft
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3284—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings characterised by their structure; Selection of materials
- F16J15/3292—Lamellar structures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/44—Free-space packings
- F16J15/441—Free-space packings with floating ring
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内端が回転軸に押し付けられる円周配列の複
数の薄板を具えた軸シールにおいて、薄板の永久変形を
防止してシール性能を向上する。 【解決手段】 回転軸とこれを取り囲むケーシングとの
間をシールする回転機械の軸シールは、回転軸1を取り
囲むようにケーシング21に支持されたシールリング2
3、シールリング23の内面に相互間隔をおいて取り付
けられてラビリンスシールを形成する複数のシールフィ
ン25、隣接するシールフィン25の間に位置してシー
ルリング23に設けられた一対のホルダ27、29、及
びホルダ27、29の間に支持され、互いに狭い間隔を
おいて円周方向に配設され、且つ回転軸1の外面に対し
て傾斜して内端が接する複数の薄板9とから構成され
る。
数の薄板を具えた軸シールにおいて、薄板の永久変形を
防止してシール性能を向上する。 【解決手段】 回転軸とこれを取り囲むケーシングとの
間をシールする回転機械の軸シールは、回転軸1を取り
囲むようにケーシング21に支持されたシールリング2
3、シールリング23の内面に相互間隔をおいて取り付
けられてラビリンスシールを形成する複数のシールフィ
ン25、隣接するシールフィン25の間に位置してシー
ルリング23に設けられた一対のホルダ27、29、及
びホルダ27、29の間に支持され、互いに狭い間隔を
おいて円周方向に配設され、且つ回転軸1の外面に対し
て傾斜して内端が接する複数の薄板9とから構成され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンなど
のような回転機械における軸シールの構造に関する。
のような回転機械における軸シールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸シールの構造の一例を図7及び
図8を参照して説明する。図において、回転軸1は、高
圧空間Aと低圧空間Bとを区画するケーシング3の穴を
貫通して延びる一方、軸シール5がボルト7によりケー
シング3に取り付けられている。シール5は、狭い円周
方向間隔をおいて配設された複数の金属薄板9、この金
属薄板9の円周方向列を挟んで対峙するホルダ11、1
3及び金属薄板9の円周方向列を半径方向外方から取り
囲む止め板15から形成されている。薄板9は特に図8
に示すように、回転軸1の外周面の法線N(この場合は
回転軸1の中心を通る直線)に対し、角度αで傾斜して
配置され、内端が板の弾性により回転軸1の外面に押し
付けられる一方、外端は溶接により互いに連結されてい
る。
図8を参照して説明する。図において、回転軸1は、高
圧空間Aと低圧空間Bとを区画するケーシング3の穴を
貫通して延びる一方、軸シール5がボルト7によりケー
シング3に取り付けられている。シール5は、狭い円周
方向間隔をおいて配設された複数の金属薄板9、この金
属薄板9の円周方向列を挟んで対峙するホルダ11、1
3及び金属薄板9の円周方向列を半径方向外方から取り
囲む止め板15から形成されている。薄板9は特に図8
に示すように、回転軸1の外周面の法線N(この場合は
回転軸1の中心を通る直線)に対し、角度αで傾斜して
配置され、内端が板の弾性により回転軸1の外面に押し
付けられる一方、外端は溶接により互いに連結されてい
る。
【0003】前述した構成の軸シールにおいて、薄板9
の内端は弾性により回転軸1の外周面に押し付けられて
接触されており、回転軸1の微小な変位に対しても追従
してシールを行う。このため、高圧空間Aの流体が低圧
空間Bへ流出するのは、円周方向に狭い隙間をおいて配
設された薄板9間の前記隙間を通るのが主であり、薄板
9の数を増やすことによって漏洩量を低減することがで
きる。
の内端は弾性により回転軸1の外周面に押し付けられて
接触されており、回転軸1の微小な変位に対しても追従
してシールを行う。このため、高圧空間Aの流体が低圧
空間Bへ流出するのは、円周方向に狭い隙間をおいて配
設された薄板9間の前記隙間を通るのが主であり、薄板
9の数を増やすことによって漏洩量を低減することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
軸シールにおいては、薄板の弾性変形によって、薄板と
回転軸との接触を維持することとしている。しかしなが
ら、蒸気タービン等においては、回転軸とケーシングと
の熱膨張差が大きくなり、回転軸(回転部)とケーシン
グ(静止部)の隙間が図9に示すようにタービン負荷に
より大きく変化することがある。このため、薄板9の内
端の変形量が弾性範囲を超えて永久変形を起こし、回転
軸と薄板との間に半径方向隙間が生じて漏洩量の増加を
来すことがある。従って、本発明の課題は、蒸気タービ
ンなどのように回転軸とケーシングとの熱膨張差が大き
い回転機械においても、漏洩量の増加が生じない回転機
械の軸シールを提供することである。
軸シールにおいては、薄板の弾性変形によって、薄板と
回転軸との接触を維持することとしている。しかしなが
ら、蒸気タービン等においては、回転軸とケーシングと
の熱膨張差が大きくなり、回転軸(回転部)とケーシン
グ(静止部)の隙間が図9に示すようにタービン負荷に
より大きく変化することがある。このため、薄板9の内
端の変形量が弾性範囲を超えて永久変形を起こし、回転
軸と薄板との間に半径方向隙間が生じて漏洩量の増加を
来すことがある。従って、本発明の課題は、蒸気タービ
ンなどのように回転軸とケーシングとの熱膨張差が大き
い回転機械においても、漏洩量の増加が生じない回転機
械の軸シールを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
めに、本発明によれば、回転軸とこれを取り囲むケーシ
ングとの間をシールする回転機械の軸シールは、回転軸
を取り囲むようにケーシングに支持されたシールリン
グ、このシールリングの内面に該回転軸の軸方向に沿っ
て相互間隔をおいて取り付けられ、前記回転軸の外面に
接してラビリンスシールを形成する複数のシールフィ
ン、隣接する前記シールフィンの間に位置して該シール
リングに設けられた一対のホルダ、及び該ホルダの間に
支持され、互いに狭い間隔をおいて円周方向に配設さ
れ、且つ前記回転軸の外面に対して傾斜して内端が接す
る複数の薄板を有して構成され、該シールリングは円周
方向端が互いに隣接する移動リングと固定リングとから
分割構造に形成され、前記固定リングの円周端に設けら
れたばね部部材により前記移動リングが半径方向外向き
に偏倚されていることを特徴としている。
めに、本発明によれば、回転軸とこれを取り囲むケーシ
ングとの間をシールする回転機械の軸シールは、回転軸
を取り囲むようにケーシングに支持されたシールリン
グ、このシールリングの内面に該回転軸の軸方向に沿っ
て相互間隔をおいて取り付けられ、前記回転軸の外面に
接してラビリンスシールを形成する複数のシールフィ
ン、隣接する前記シールフィンの間に位置して該シール
リングに設けられた一対のホルダ、及び該ホルダの間に
支持され、互いに狭い間隔をおいて円周方向に配設さ
れ、且つ前記回転軸の外面に対して傾斜して内端が接す
る複数の薄板を有して構成され、該シールリングは円周
方向端が互いに隣接する移動リングと固定リングとから
分割構造に形成され、前記固定リングの円周端に設けら
れたばね部部材により前記移動リングが半径方向外向き
に偏倚されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。尚、従来技術の関する図面を含
め、全図に亘り同一部分には同一の符号を付している。
先ず図1及び図2を参照するに、ケーシング21は高圧
空間Aと低圧空間Bとを分ける隔壁部分を有し、この隔
壁部分の穴を貫いて回転軸1が延びている。ケーシング
21は一般に、下部ケーシングと上部ケーシングとから
構成され、回転軸1の軸心を通る水平面が合わせ面とな
っている。そして、ケーシング21の隔壁部分の空所に
シールリング23が取り付けられ、回転軸1を取り囲ん
でいる。シールリング23の内周面には、5個のシール
フィン25が回転軸1の長手軸に沿って配設されてお
り、これらのシールフィン25はラビリンスシールを形
成している。なお、シールフィン25の数は例示であ
り、適宜変更可能である。更に、シールリング23の中
に、シールフィン25に挟まれて、薄板9及びホルダ2
7、29からなる軸シールが設けられている。薄板9
は、従来のものと同じであり、これらは円周方向に狭い
間隔をおいて配設され、軸方向に対峙するホルダ27、
29によって保持されている。
の実施形態を説明する。尚、従来技術の関する図面を含
め、全図に亘り同一部分には同一の符号を付している。
先ず図1及び図2を参照するに、ケーシング21は高圧
空間Aと低圧空間Bとを分ける隔壁部分を有し、この隔
壁部分の穴を貫いて回転軸1が延びている。ケーシング
21は一般に、下部ケーシングと上部ケーシングとから
構成され、回転軸1の軸心を通る水平面が合わせ面とな
っている。そして、ケーシング21の隔壁部分の空所に
シールリング23が取り付けられ、回転軸1を取り囲ん
でいる。シールリング23の内周面には、5個のシール
フィン25が回転軸1の長手軸に沿って配設されてお
り、これらのシールフィン25はラビリンスシールを形
成している。なお、シールフィン25の数は例示であ
り、適宜変更可能である。更に、シールリング23の中
に、シールフィン25に挟まれて、薄板9及びホルダ2
7、29からなる軸シールが設けられている。薄板9
は、従来のものと同じであり、これらは円周方向に狭い
間隔をおいて配設され、軸方向に対峙するホルダ27、
29によって保持されている。
【0007】シールリング23は図2に示すように円周
方向に分割された構造となっている。前述したように、
ケーシング21の上部ケーシング21aと下部ケーシン
グ21bとは、水平な合わせ面で接しているが、この合
わせ面は回転軸1の軸心Oを通っている。シールリング
23は、軸心Oを通る水平の合わせ面に関し対称の構造
となっていて、2個の弧状断面の移動リング31、4個
の弧状の固定リング33、35、37、39とから主と
して構成されている。シールフィン25も円周方向に分
割されていて、図示はしていないが、移動リング31と
固定リング33、35、37、39とにそれぞれ保持さ
れている。移動リング31と固定リング33、35、3
7、39との相互に接触する円周端面は、軸心Oを通る
平面上にある。ねじ41によって上部ケーシング21a
の合わせ面の空所に固定されたリテーナ43の一端が、
固定リング33、35の空所に填り合って、円周方向の
移動を規制している。リテーナ43に接する別のリテー
ナ45がねじ47により固定リング37、39にそれぞ
れ固定されていて、その一端が下部ケーシング21bの
合わせ面の空所に嵌合している。これらの固定リング3
3、35、37、39は、シールリング23の外周部に
設けた板ばね57a〜57fにより半径方向にシールリ
ング23とケーシング21との半径方向接触面に密着す
る。
方向に分割された構造となっている。前述したように、
ケーシング21の上部ケーシング21aと下部ケーシン
グ21bとは、水平な合わせ面で接しているが、この合
わせ面は回転軸1の軸心Oを通っている。シールリング
23は、軸心Oを通る水平の合わせ面に関し対称の構造
となっていて、2個の弧状断面の移動リング31、4個
の弧状の固定リング33、35、37、39とから主と
して構成されている。シールフィン25も円周方向に分
割されていて、図示はしていないが、移動リング31と
固定リング33、35、37、39とにそれぞれ保持さ
れている。移動リング31と固定リング33、35、3
7、39との相互に接触する円周端面は、軸心Oを通る
平面上にある。ねじ41によって上部ケーシング21a
の合わせ面の空所に固定されたリテーナ43の一端が、
固定リング33、35の空所に填り合って、円周方向の
移動を規制している。リテーナ43に接する別のリテー
ナ45がねじ47により固定リング37、39にそれぞ
れ固定されていて、その一端が下部ケーシング21bの
合わせ面の空所に嵌合している。これらの固定リング3
3、35、37、39は、シールリング23の外周部に
設けた板ばね57a〜57fにより半径方向にシールリ
ング23とケーシング21との半径方向接触面に密着す
る。
【0008】更に、移動リング31の円周端に対峙する
固定リング33、35、37、39にはそれぞれ穴が穿
設され、その中に支持棒51が挿入されている。支持棒
51は半径方向に広がった頭部を有し、前述の穴の中に
挿入されたコイルばね53がその頭部に接することによ
り移動リング31の方に押し付けられている。換言すれ
ば、コイルばね53の弾性力が支持棒51を介して移動
リング31に作用し、これが外周方向に押し付けられて
いる。図3の斜視断面図に、移動リング31、固定リン
グ33、35、37、39から成るシールリング23
と、ホルダ27、29及び薄板9との構造的関係が示さ
れている。なお、図3は図2のIII−III線に沿った断面
を含む斜視図であるが、移動リング31の円周端面が非
断面として示されている。
固定リング33、35、37、39にはそれぞれ穴が穿
設され、その中に支持棒51が挿入されている。支持棒
51は半径方向に広がった頭部を有し、前述の穴の中に
挿入されたコイルばね53がその頭部に接することによ
り移動リング31の方に押し付けられている。換言すれ
ば、コイルばね53の弾性力が支持棒51を介して移動
リング31に作用し、これが外周方向に押し付けられて
いる。図3の斜視断面図に、移動リング31、固定リン
グ33、35、37、39から成るシールリング23
と、ホルダ27、29及び薄板9との構造的関係が示さ
れている。なお、図3は図2のIII−III線に沿った断面
を含む斜視図であるが、移動リング31の円周端面が非
断面として示されている。
【0009】以上の構成の軸シールの機能を説明する。
差圧の無い状態では移動リング31は、支持棒51を介
したコイルばね53の力により半径方向に押し上げられ
て、移動リング31の薄板9は、回転軸1と接触しな
い。しかしながら、差圧が大きくなると、シールリング
23の内周部では、高圧空間Aから定圧空間Bへ向かう
流体がシールフィン25と薄板9の周囲を流れるから、
この部分の圧力が低下する。このときの圧力分布による
流体力が移動リング31の内周に作用し、一方シールリ
ング23に作用する軸方向の圧力差によりシールリング
23は高圧空間Aから定圧空間Bの方向へケーシング2
1に押し付けられる。この押し付けにより生じた、ケー
シング21とシールリング23との軸方向隙間を通って
高圧空間Aの流体がケーシング21とシールリング23
の半径方向隙間に流入し、高圧空間Aの圧力が半径方向
内向きに移動リング31の外周に作用するため、ある差
圧以上になると、内周の流体力とばね53の力の合計値
より外周部の流体力が大きくなり、移動リング31は内
周方向に移動する。このため、図9に示すようなタービ
ンでは差圧は負荷と共に大きくなる傾向を示し、又負荷
が変化するとシール隙間が変化し、負荷の上昇と共にシ
ール隙間が一旦小さくなる傾向にある。このため、この
ようなシール隙間の大きい条件では、薄板9と回転軸と
は接触せず、薄板9の大きな変形乃至永久変形を防止す
ることができる。又、負荷が上昇して差圧が大きくなる
と、移動リングが上記のようにケーシング21と半径方
向で接触するまで内周側へ移動するから、シール隙間が
小さくなり、シール性が向上する。
差圧の無い状態では移動リング31は、支持棒51を介
したコイルばね53の力により半径方向に押し上げられ
て、移動リング31の薄板9は、回転軸1と接触しな
い。しかしながら、差圧が大きくなると、シールリング
23の内周部では、高圧空間Aから定圧空間Bへ向かう
流体がシールフィン25と薄板9の周囲を流れるから、
この部分の圧力が低下する。このときの圧力分布による
流体力が移動リング31の内周に作用し、一方シールリ
ング23に作用する軸方向の圧力差によりシールリング
23は高圧空間Aから定圧空間Bの方向へケーシング2
1に押し付けられる。この押し付けにより生じた、ケー
シング21とシールリング23との軸方向隙間を通って
高圧空間Aの流体がケーシング21とシールリング23
の半径方向隙間に流入し、高圧空間Aの圧力が半径方向
内向きに移動リング31の外周に作用するため、ある差
圧以上になると、内周の流体力とばね53の力の合計値
より外周部の流体力が大きくなり、移動リング31は内
周方向に移動する。このため、図9に示すようなタービ
ンでは差圧は負荷と共に大きくなる傾向を示し、又負荷
が変化するとシール隙間が変化し、負荷の上昇と共にシ
ール隙間が一旦小さくなる傾向にある。このため、この
ようなシール隙間の大きい条件では、薄板9と回転軸と
は接触せず、薄板9の大きな変形乃至永久変形を防止す
ることができる。又、負荷が上昇して差圧が大きくなる
と、移動リングが上記のようにケーシング21と半径方
向で接触するまで内周側へ移動するから、シール隙間が
小さくなり、シール性が向上する。
【0010】次に、図4を参照して、前記実施形態の一
部を改変した改変実施形態を説明する。複数の薄板9と
これらを挟持するホルダ27、29とからなるシール本
体の構造は不変であるが、シールリング63に横向きの
段付き穴63aが穿設されている点がシールリング23
と異なる。シールリング63が円周方向に分割されてい
ることは、シールリング23と同様である。段付き穴6
3aに挿入された止めねじ65及び座金67により、薄
板9とホルダ27、29はシールリング63に押し付け
られて固定され、作動中薄板と回転軸が接しても円周方
向にずれることがない。
部を改変した改変実施形態を説明する。複数の薄板9と
これらを挟持するホルダ27、29とからなるシール本
体の構造は不変であるが、シールリング63に横向きの
段付き穴63aが穿設されている点がシールリング23
と異なる。シールリング63が円周方向に分割されてい
ることは、シールリング23と同様である。段付き穴6
3aに挿入された止めねじ65及び座金67により、薄
板9とホルダ27、29はシールリング63に押し付け
られて固定され、作動中薄板と回転軸が接しても円周方
向にずれることがない。
【0011】次に、図5を参照して、図1の実施形態の
一部を同様な要領で改変した別の改変実施形態を説明す
る。複数の薄板9とこれらを挟持するホルダ27、29
とからなるシール本体の構造は不変であるが、シールリ
ング73に半径方向に延びた段付き穴73aが穿設され
ている点がシールリング23と異なる。シールリング7
3が円周方向に分割されていることは、シールリング2
3と同様である。段付き穴73aに挿入された止めねじ
65及び座金67により、ホルダ27、29は半径方向
内向きに押し付けられ、C部で密着されてシールリング
73に固定される。このようにして、シールリング73
と薄板9は一体に動くため、薄板9のシールリング73
の内周部からの飛び出し量を一定に管理することができ
る。
一部を同様な要領で改変した別の改変実施形態を説明す
る。複数の薄板9とこれらを挟持するホルダ27、29
とからなるシール本体の構造は不変であるが、シールリ
ング73に半径方向に延びた段付き穴73aが穿設され
ている点がシールリング23と異なる。シールリング7
3が円周方向に分割されていることは、シールリング2
3と同様である。段付き穴73aに挿入された止めねじ
65及び座金67により、ホルダ27、29は半径方向
内向きに押し付けられ、C部で密着されてシールリング
73に固定される。このようにして、シールリング73
と薄板9は一体に動くため、薄板9のシールリング73
の内周部からの飛び出し量を一定に管理することができ
る。
【0012】更に、図6を参照して本発明の別の実施形
態を説明する。前述の第1の実施形態(図1及び図2)
との差を中心にして説明すれば、シールリング23、シ
ールフィン25及び薄板9の配置は同じであるが、薄板
9を挟持するホルダ81、83とシールリング23の間
に圧縮ばね85が設けられている点が異なる。圧縮ばね
85は、円周方向に等間隔に複数配設され、これらによ
ってホルダ81、83がシールリング23に半径方向に
押し付け、薄板9のシールリング73の内周部からの飛
び出し量を一定に管理することができる。
態を説明する。前述の第1の実施形態(図1及び図2)
との差を中心にして説明すれば、シールリング23、シ
ールフィン25及び薄板9の配置は同じであるが、薄板
9を挟持するホルダ81、83とシールリング23の間
に圧縮ばね85が設けられている点が異なる。圧縮ばね
85は、円周方向に等間隔に複数配設され、これらによ
ってホルダ81、83がシールリング23に半径方向に
押し付け、薄板9のシールリング73の内周部からの飛
び出し量を一定に管理することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シールフィン及び薄板を支持したシールリングが、移動
リングと固定リングとから分割構造に構成されているの
で、回転軸とケーシングとの間の熱膨張差が大きいとき
は、薄板と回転軸との距離が大きくなるので、薄板に永
久変形が生ぜず、漏れの増加を防止することができる。
シールフィン及び薄板を支持したシールリングが、移動
リングと固定リングとから分割構造に構成されているの
で、回転軸とケーシングとの間の熱膨張差が大きいとき
は、薄板と回転軸との距離が大きくなるので、薄板に永
久変形が生ぜず、漏れの増加を防止することができる。
【図1】本発明の実施形態を示す部分縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う横断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う斜視断面図である。
【図4】前記実施形態の一部を改変した改変実施形態を
示す部分縦断面図である。
示す部分縦断面図である。
【図5】前記実施形態の一部を改変した別の改変実施形
態を示す部分縦断面図である。
態を示す部分縦断面図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図7】従来の軸シールの構造を示す部分縦断面図であ
る。
る。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う部分横断面図であ
る。
る。
【図9】従来装置の不具合を説明するためのグラフであ
る。
る。
【符号の説明】 1 回転軸 9 薄板 21 ケーシング 21a 上部ケーシング 21b 下部ケーシング 23 シールリング 25 シールフィン 27、29 ホルダ 31 移動リング 33、35、37、39 固定リング 41 ねじ 43、45 リテーナ 47 ねじ 51 支持棒 53 ばね 63 シールリング 63a 段付き穴 65 止めねじ 67 座金 73 シールリング 73a 段付き穴 85 ばね A 高圧空間 B 低圧空間 O 軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮脇 俊裕 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 小西 哲 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 中野 隆 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 榎本 健次 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 戸田 豊 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G002 HA10 3J042 AA03 AA11 BA01 CA10 DA11 3J043 AA16 BA06 BA07 CA20 DA02 DA05 HA04
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸とこれを取り囲むケーシングとの
間をシールする回転機械の軸シールであって、 前記回転軸を取り囲むように前記ケーシングに支持され
たシールリング、 該シールリングの内面に該回転軸の軸方向に沿って相互
間隔をおいて取り付けられ、前記回転軸の外面に接して
ラビリンスシールを形成する複数のシールフィン、 隣接する前記シールフィンの間に位置して前記シールリ
ングに設けられた一対のホルダ、及び前記ホルダの間に
支持され、互いに狭い間隔をおいて円周方向に配設さ
れ、且つ前記回転軸の外面に対して傾斜して内端が接す
る複数の薄板を有して形成され、 前記シールリングは円周方向端が互いに隣接する移動リ
ングと固定リングとから分割構造に形成され、前記固定
リングの円周端に設けられたばね部材により前記移動リ
ングが半径方向外向きに偏倚されていることを特徴とす
る回転機械の軸シール。 - 【請求項2】 前記ホルダがねじ又はばねにより前記シ
ールリングに押し付けられていることを特徴とする請求
項1記載の回転機械の軸シール。
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