JP2002254933A - 自動車ドアベルトラインモール - Google Patents
自動車ドアベルトラインモールInfo
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- JP2002254933A JP2002254933A JP2001058179A JP2001058179A JP2002254933A JP 2002254933 A JP2002254933 A JP 2002254933A JP 2001058179 A JP2001058179 A JP 2001058179A JP 2001058179 A JP2001058179 A JP 2001058179A JP 2002254933 A JP2002254933 A JP 2002254933A
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- door
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
- B60J10/75—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】自動車ドアのドアガラスの昇降時の水切性が安
定して良く、耐久性に優れたウェザーストリップを備え
た自動車ドアベルトラインモールの提供を目的とする。 【解決手段】自動車ドアのドアガラスの昇降口部に装着
されるベルトラインモールのウェザーストリップにおい
てリップの付け根部とリップのドアガラスシール部とが
異なる樹脂材料で形成され、リップの付け根の方がリッ
プのドアガラスシール部より圧縮永久歪の小さい樹脂材
料を採用した。また、水切リップの先端Ｒ形状を小さく
してドアガラスが左右に振れてもリップの先端部がガラ
ス面に恒に当たるようにした。
定して良く、耐久性に優れたウェザーストリップを備え
た自動車ドアベルトラインモールの提供を目的とする。 【解決手段】自動車ドアのドアガラスの昇降口部に装着
されるベルトラインモールのウェザーストリップにおい
てリップの付け根部とリップのドアガラスシール部とが
異なる樹脂材料で形成され、リップの付け根の方がリッ
プのドアガラスシール部より圧縮永久歪の小さい樹脂材
料を採用した。また、水切リップの先端Ｒ形状を小さく
してドアガラスが左右に振れてもリップの先端部がガラ
ス面に恒に当たるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアのドア
ガラスが昇降するドアパネルのベルトラインに取り付け
られるベルトラインモールのウェザーストリップに関
し、水切性が良く耐久性に優れたリップの構造及び形状
に係る。
ガラスが昇降するドアパネルのベルトラインに取り付け
られるベルトラインモールのウェザーストリップに関
し、水切性が良く耐久性に優れたリップの構造及び形状
に係る。
【０００２】
【従来の技術】自動車のドアガラスの昇降口部には、ド
アガラスに弾性力を持って摺接し、ドアパネルとドアガ
ラスの間をシールすることにより雨水や埃の侵入を防止
し、風切り音等を低減する為にウェザーストリップを備
えたベルトラインモールが取り付けられている。そのよ
うなベルトラインモールは従来例を図４に示すように上
段に主に雨水等の水切を目的に細長いヒレ状の形状をし
た水切リップ１０２とその下段に主に、ガラスの昇降時
や風圧時のガラス面の垂直方向のバラツキを吸収してガ
ラスに弾性力を持って当接し、シールすることを目的に
中空断面形状を有する高反力水切リップ１０３の二段リ
ップ構造になっている。
アガラスに弾性力を持って摺接し、ドアパネルとドアガ
ラスの間をシールすることにより雨水や埃の侵入を防止
し、風切り音等を低減する為にウェザーストリップを備
えたベルトラインモールが取り付けられている。そのよ
うなベルトラインモールは従来例を図４に示すように上
段に主に雨水等の水切を目的に細長いヒレ状の形状をし
た水切リップ１０２とその下段に主に、ガラスの昇降時
や風圧時のガラス面の垂直方向のバラツキを吸収してガ
ラスに弾性力を持って当接し、シールすることを目的に
中空断面形状を有する高反力水切リップ１０３の二段リ
ップ構造になっている。
【０００３】従って上段の水切リップはドアガラス面に
シャープに摺接して、水切性を確保する必要があり、樹
脂硬度が高い高耐候性ＰＶＣ等が広く採用されている。
しかし、図２に示すようにドアガラス５の昇降時にはド
アガラスの面に対する直角方向のバラツキＬが約３ｍｍ
程度と比較的大きいこともあって、ドアガラスの昇降の
繰り返しに伴って水切リップが左右上下に繰り返し振れ
ることになるが、樹脂硬度の高い樹脂材料は比較的に弾
性変形率が悪く、圧縮永久歪率が高く、水切リップの付
け根部にていわゆる早くへたりが生じ、ドアガラスへの
反力が低下し、水切性能に対する耐久性が劣り初期性能
を維持することができないという技術的課題があった。
シャープに摺接して、水切性を確保する必要があり、樹
脂硬度が高い高耐候性ＰＶＣ等が広く採用されている。
しかし、図２に示すようにドアガラス５の昇降時にはド
アガラスの面に対する直角方向のバラツキＬが約３ｍｍ
程度と比較的大きいこともあって、ドアガラスの昇降の
繰り返しに伴って水切リップが左右上下に繰り返し振れ
ることになるが、樹脂硬度の高い樹脂材料は比較的に弾
性変形率が悪く、圧縮永久歪率が高く、水切リップの付
け根部にていわゆる早くへたりが生じ、ドアガラスへの
反力が低下し、水切性能に対する耐久性が劣り初期性能
を維持することができないという技術的課題があった。
【０００４】また、図５に示すように従来の水切リップ
の先端形状が大きく、ドアガラスがベルトラインモール
側に振れると水切リップがガラス面に押され垂直方向に
立つために水切リップの先端がガラス面に当たらなくな
る問題もあった。
の先端形状が大きく、ドアガラスがベルトラインモール
側に振れると水切リップがガラス面に押され垂直方向に
立つために水切リップの先端がガラス面に当たらなくな
る問題もあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記技術的課
題に鑑みて自動車ドアのドアガラスの昇降時の水切性が
安定して良く、耐久性に優れたウェザーストリップを備
えた自動車ドアベルトラインモールの提供を目的とす
る。
題に鑑みて自動車ドアのドアガラスの昇降時の水切性が
安定して良く、耐久性に優れたウェザーストリップを備
えた自動車ドアベルトラインモールの提供を目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、繰り返し曲げ応力が負荷されるリップの付
け根部分を弾性変形率の高い、低へたり性の樹脂材料と
し、ドアガラスに摺接するリップのドアガラスシール部
を水切性の良い樹脂材料にすれば相反する品質要求を達
成することができることに着目したものである。
するために、繰り返し曲げ応力が負荷されるリップの付
け根部分を弾性変形率の高い、低へたり性の樹脂材料と
し、ドアガラスに摺接するリップのドアガラスシール部
を水切性の良い樹脂材料にすれば相反する品質要求を達
成することができることに着目したものである。
【０００７】請求項１記載の発明は、自動車ドアのドア
ガラスの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウ
ェザーストリップにおいてリップの付け根部とリップの
ドアガラスシール部とが異なる樹脂材料で形成され、リ
ップの付け根部の方がリップのドアガラスシール部より
圧縮永久歪の小さい樹脂材料を採用した。ここで、リッ
プの付け根部とリップのドアガラスシール部に採用する
樹脂の圧縮永久歪率は相対的にリップの付け根部の方が
小さければ良いが低へたり材として圧縮永久歪率５０％
以下が望ましい。
ガラスの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウ
ェザーストリップにおいてリップの付け根部とリップの
ドアガラスシール部とが異なる樹脂材料で形成され、リ
ップの付け根部の方がリップのドアガラスシール部より
圧縮永久歪の小さい樹脂材料を採用した。ここで、リッ
プの付け根部とリップのドアガラスシール部に採用する
樹脂の圧縮永久歪率は相対的にリップの付け根部の方が
小さければ良いが低へたり材として圧縮永久歪率５０％
以下が望ましい。
【０００８】請求項２記載の発明は、自動車ドアのガラ
スの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウェザ
ーストリップにおいてリップの付け根部とリップのドア
ガラスシール部とが異なる樹脂材料で形成され、リップ
のドアガラスシール部の方がリップの付け根部より樹脂
硬度が高いものを採用した。
スの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウェザ
ーストリップにおいてリップの付け根部とリップのドア
ガラスシール部とが異なる樹脂材料で形成され、リップ
のドアガラスシール部の方がリップの付け根部より樹脂
硬度が高いものを採用した。
【０００９】これらにより、リップのドアガラスシール
部は樹脂硬度が高く、ガラスの昇降時のガラスに対する
摺動振れに対してリップの形状保持性が高く、安定して
水切性能が確保出来るとともに、リップの付け根部分は
低へたりタイプの樹脂材料を採用したことにより長期に
わたって初期性能を維持することができる。なお、水切
リップの下側腹の部分にはガラス摺動性を向上させるた
めにナイロンパイル等の植毛を施すのが望ましい。
部は樹脂硬度が高く、ガラスの昇降時のガラスに対する
摺動振れに対してリップの形状保持性が高く、安定して
水切性能が確保出来るとともに、リップの付け根部分は
低へたりタイプの樹脂材料を採用したことにより長期に
わたって初期性能を維持することができる。なお、水切
リップの下側腹の部分にはガラス摺動性を向上させるた
めにナイロンパイル等の植毛を施すのが望ましい。
【００１０】請求項３記載の発明は、自動車ドアのドア
ガラスの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウ
ェザーストリップにおいてドアガラスの昇降時のドアガ
ラスの面に対する直角方向のバラツキ変動に対して、恒
に水切リップの先端部が当該ガラス面に当接するように
した。ドアガラス昇降時のガラス面に対して直角方向の
左右のガラスの振れが生じても水切リップの先端が恒に
ガラス面に当たるようにする方法としては、例えば水切
リップの先端Ｒを従来に比較して小さくし、水切リップ
の下側の腹のＲ形状を大きくとることが考えられる。請
求項４記載の発明は、請求項３記載の発明において、水
切リップのドアガラスシール部先端Ｒ形状がＲ＝０．３
ｍｍ以下で、水切リップの下側腹部Ｒ形状がＲ＝５０ｍ
ｍ以上になるように設定したものである。
ガラスの昇降口部に装着されるベルトラインモールのウ
ェザーストリップにおいてドアガラスの昇降時のドアガ
ラスの面に対する直角方向のバラツキ変動に対して、恒
に水切リップの先端部が当該ガラス面に当接するように
した。ドアガラス昇降時のガラス面に対して直角方向の
左右のガラスの振れが生じても水切リップの先端が恒に
ガラス面に当たるようにする方法としては、例えば水切
リップの先端Ｒを従来に比較して小さくし、水切リップ
の下側の腹のＲ形状を大きくとることが考えられる。請
求項４記載の発明は、請求項３記載の発明において、水
切リップのドアガラスシール部先端Ｒ形状がＲ＝０．３
ｍｍ以下で、水切リップの下側腹部Ｒ形状がＲ＝５０ｍ
ｍ以上になるように設定したものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態例を
以下図面に基づいて説明する。自動車のドアには、図５
に示すようにドアガラス昇降口部にベルトラインモール
１が取り付けられていて本発明に係るベルトラインモー
ル部分の断面図（Ａ−Ａ断面図）を図１に示す。ベルト
ラインモールにはウェザーストリップとして、上段に水
切リップ２、下段に高反力水切リップ３がベース部材４
からドアガラス５側に突出している。水切リップ２のベ
ース部材４への付け根部（斜線で示した部分）２２は圧
縮永久歪率約３８％、樹脂硬度約５５の低へたり性ＰＶ
Ｃ樹脂からなり、この付け根部からドアガラス側に連結
した水切リップのドアガラスシール部２１は圧縮永久歪
率約７０％、樹脂硬度約７０の一般耐候性ＰＶＣ樹脂で
形成されている。また、水切リップのドアガラスシール
部先端のＲ（１）は約Ｒ＝０．３ｍｍに設定し、下側の
腹部のＲ（２）は約Ｒ＝５０ｍｍに設定したので図２に
示すようにドアガラスの昇降時にガラス５のガラス面と
直角方向のバラツキＬ（約３ｍｍ）が生じて、水切リッ
プの当り面が上下、左右に振れても恒に水切リップの先
端部がドアガラス面に当たる。ここで水切リップのガラ
スシール部先端Ｒ（１）は小さい方がドアガラスにシャ
ープに当たり、水切リップＲ（１）のＲ形状はＲ＝０．
３ｍｍ以下が望ましく、水切リップがドアガラスの振れ
により上方に立った場合でもリップの先端が恒にドアガ
ラスに当たるようにするために水切リップの下側の腹部
Ｒ（２）のＲ形状はＲ＝５０ｍｍ以上が望ましい。
以下図面に基づいて説明する。自動車のドアには、図５
に示すようにドアガラス昇降口部にベルトラインモール
１が取り付けられていて本発明に係るベルトラインモー
ル部分の断面図（Ａ−Ａ断面図）を図１に示す。ベルト
ラインモールにはウェザーストリップとして、上段に水
切リップ２、下段に高反力水切リップ３がベース部材４
からドアガラス５側に突出している。水切リップ２のベ
ース部材４への付け根部（斜線で示した部分）２２は圧
縮永久歪率約３８％、樹脂硬度約５５の低へたり性ＰＶ
Ｃ樹脂からなり、この付け根部からドアガラス側に連結
した水切リップのドアガラスシール部２１は圧縮永久歪
率約７０％、樹脂硬度約７０の一般耐候性ＰＶＣ樹脂で
形成されている。また、水切リップのドアガラスシール
部先端のＲ（１）は約Ｒ＝０．３ｍｍに設定し、下側の
腹部のＲ（２）は約Ｒ＝５０ｍｍに設定したので図２に
示すようにドアガラスの昇降時にガラス５のガラス面と
直角方向のバラツキＬ（約３ｍｍ）が生じて、水切リッ
プの当り面が上下、左右に振れても恒に水切リップの先
端部がドアガラス面に当たる。ここで水切リップのガラ
スシール部先端Ｒ（１）は小さい方がドアガラスにシャ
ープに当たり、水切リップＲ（１）のＲ形状はＲ＝０．
３ｍｍ以下が望ましく、水切リップがドアガラスの振れ
により上方に立った場合でもリップの先端が恒にドアガ
ラスに当たるようにするために水切リップの下側の腹部
Ｒ（２）のＲ形状はＲ＝５０ｍｍ以上が望ましい。
【００１２】下段の高反力水切リップ３もベース部材に
取り付けた高反力水切リップの付け根部（斜線で示した
部分）３２が圧縮永久歪率約３８％、樹脂硬度約５５の
低へたり性ＰＶＣ樹脂からなり、この付け根部からドア
ガラス側に連結した高反力水切リップのドアガラスシー
ル部３１が圧縮永久歪率約７０％、樹脂硬度約７０のＰ
ＶＣ樹脂で形成されている。なお、高反力水切リップに
おいても、ドアガラスシール部先端Ｒ（３）のＲ形状を
Ｒ＝０．３ｍｍ以下にし、下側の腹部Ｒ（４）のＲ形状
をＲ＝５０ｍｍ以上にすると、さらに水切性を向上させ
ることができる。
取り付けた高反力水切リップの付け根部（斜線で示した
部分）３２が圧縮永久歪率約３８％、樹脂硬度約５５の
低へたり性ＰＶＣ樹脂からなり、この付け根部からドア
ガラス側に連結した高反力水切リップのドアガラスシー
ル部３１が圧縮永久歪率約７０％、樹脂硬度約７０のＰ
ＶＣ樹脂で形成されている。なお、高反力水切リップに
おいても、ドアガラスシール部先端Ｒ（３）のＲ形状を
Ｒ＝０．３ｍｍ以下にし、下側の腹部Ｒ（４）のＲ形状
をＲ＝５０ｍｍ以上にすると、さらに水切性を向上させ
ることができる。
【００１３】ここで上記のように、水切リップ２のドア
ガラスシール部２１及び高反力水切リップ３のドアガラ
スシール部３１の樹脂硬度が高く、リップ形状の保持性
が良く、リップの付け根部分は弾力性が良いのでドアガ
ラスの左右の振れに対して追随性に優れる。
ガラスシール部２１及び高反力水切リップ３のドアガラ
スシール部３１の樹脂硬度が高く、リップ形状の保持性
が良く、リップの付け根部分は弾力性が良いのでドアガ
ラスの左右の振れに対して追随性に優れる。
【００１４】本発明におけるリップ構造及びリップ形状
の他の適用例として、高反力を必要としない場合の例を
図３に示し、断面中実の細長いヒレ状の水切リップ２、
２ａを上下の２段に設けたものである。
の他の適用例として、高反力を必要としない場合の例を
図３に示し、断面中実の細長いヒレ状の水切リップ２、
２ａを上下の２段に設けたものである。
【００１５】なお、本発明における圧縮永久歪率の試験
及び測定方法を図６に基づいて説明すると、長さ１００
ｍｍの試験片６を実車同等フランジに相当する治具７に
取り付け、たわみ−２ｍｍまで圧縮した状態でギヤ式老
化試験機にて試験温度７０℃、試験時間２２時間保持し
た後、圧縮ガラス板を取り除き、常温に３０分間放置し
た後の試験片の高さを測定し、圧縮永久歪率（％）＝
（Ｔ０−Ｔ２）／（Ｔ０−Ｔ１）×１００にて求められ
る。
及び測定方法を図６に基づいて説明すると、長さ１００
ｍｍの試験片６を実車同等フランジに相当する治具７に
取り付け、たわみ−２ｍｍまで圧縮した状態でギヤ式老
化試験機にて試験温度７０℃、試験時間２２時間保持し
た後、圧縮ガラス板を取り除き、常温に３０分間放置し
た後の試験片の高さを測定し、圧縮永久歪率（％）＝
（Ｔ０−Ｔ２）／（Ｔ０−Ｔ１）×１００にて求められ
る。
【００１６】
【発明の効果】本発明においてはリップの付け根部とド
アガラスシール部側で特性の異なる樹脂材料を連結した
構造とし、ドアガラスの昇降の振れに伴って曲げ応力が
強く負荷されるリップの付け根部を低へたり性の材料を
選定し、ドアガラス面に摺接するリップのドアガラスシ
ール部側に形状保持性の高い樹脂硬度の高い材料を選定
することにより水切性が良く、耐久性に優れたウェザー
ストリップとなる。また、水切リップの先端Ｒを小さく
し下側腹部のＲが大きいのでドアガラスが左右に振れて
も恒に先端部に当るため安定した水切性が得られる。
アガラスシール部側で特性の異なる樹脂材料を連結した
構造とし、ドアガラスの昇降の振れに伴って曲げ応力が
強く負荷されるリップの付け根部を低へたり性の材料を
選定し、ドアガラス面に摺接するリップのドアガラスシ
ール部側に形状保持性の高い樹脂硬度の高い材料を選定
することにより水切性が良く、耐久性に優れたウェザー
ストリップとなる。また、水切リップの先端Ｒを小さく
し下側腹部のＲが大きいのでドアガラスが左右に振れて
も恒に先端部に当るため安定した水切性が得られる。
【図１】本発明に係るリップ構造及び形状の断面図を示
す。
す。
【図２】リップのドアガラスへの当り状況を示す。
【図３】本発明の他の適用例を示す。
【図４】リップ構造及び形状の従来例を示す。
【図５】ベルトラインモールの取り付け位置を示す。
【図６】圧縮永久歪試験方法の模式図を示し、（イ）が
試験前、（ロ）が圧縮時、（ハ）が試験後の状態を示
す。
試験前、（ロ）が圧縮時、（ハ）が試験後の状態を示
す。
１ ベルトラインモール ２ 水切リップ ２１ 水切リップのドアガラスシール部 ２２ 水切リップの付け根部 ３ 高反力水切リップ ３１ 高反力水切リップのドアガラスシール部 ３２ 高反力水切リップの付け根部 ４ ベース部材 ５ ドアガラス ６ 圧縮永久歪試験用の試験片 ７ 実車同等フランジに相当する治具 Ｒ（１）水切リップの先端Ｒ Ｒ（２）水切リップ下側腹部Ｒ Ｒ（３）高反力水切リップの先端Ｒ Ｒ（４）高反力水切リップの下側腹部Ｒ
フロントページの続き (72)発明者 太田 英正 岡山県井原市西江原町1005−１ 片山工業 株式会社内 Ｆターム(参考） 3D201 AA01 CA31 DA38 EA06B
Claims (4)
- 【請求項１】自動車ドアのドアガラスの昇降口部に装着
されるベルトラインモールのウェザーストリップにおい
て、リップの付け根部とリップのドアガラスシール部と
が異なる樹脂材料で形成され、リップの付け根部の方が
リップのドアガラスシール部より圧縮永久歪の小さい樹
脂材料であることを特徴とする自動車ドアベルトライン
モール。 - 【請求項２】自動車ドアのガラスの昇降口部に装着され
るベルトラインモールのウェザーストリップにおいて、
リップの付け根部とリップのドアガラスシール部とが異
なる樹脂材料で形成され、リップのドアガラスシール部
の方がリップの付け根部より樹脂硬度が高いことを特徴
とする自動車ドアベルトラインモール。 - 【請求項３】自動車ドアのドアガラスの昇降口部に装着
されるベルトラインモールのウェザーストリップにおい
て、ドアガラスの昇降時のドアガラスの面に対する直角
方向のバラツキ変動に対して、恒に水切リップの先端部
が当該ガラス面に当接するようにしたことを特徴とする
自動車ドアベルトラインモール。 - 【請求項４】請求項３記載の発明において、水切リップ
のドアガラスシール部先端Ｒ形状がＲ＝０．３ｍｍ以下
で水切リップの下側腹部Ｒ形状がＲ＝５０ｍｍ以上にな
るように設定したことを特徴とする自動車ドアベルトラ
インモール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001058179A JP2002254933A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 自動車ドアベルトラインモール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001058179A JP2002254933A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 自動車ドアベルトラインモール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002254933A true JP2002254933A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18917940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001058179A Pending JP2002254933A (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 自動車ドアベルトラインモール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002254933A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005153817A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用シール部品 |
| WO2013027334A1 (ja) * | 2011-08-23 | 2013-02-28 | 日本板硝子株式会社 | ウインドウアセンブリ |
| CN111032394A (zh) * | 2017-08-07 | 2020-04-17 | 库博标准汽车有限公司 | 具有用于不同功能性益处的多种材料的柔性玻璃导槽密封条轮廓 |
| EP4368428A1 (en) | 2022-11-10 | 2024-05-15 | Cooper Standard GmbH | Sealing lip and sealing strand |
-
2001
- 2001-03-02 JP JP2001058179A patent/JP2002254933A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005153817A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用シール部品 |
| WO2013027334A1 (ja) * | 2011-08-23 | 2013-02-28 | 日本板硝子株式会社 | ウインドウアセンブリ |
| JP2013043532A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | ウインドウアセンブリ |
| CN111032394A (zh) * | 2017-08-07 | 2020-04-17 | 库博标准汽车有限公司 | 具有用于不同功能性益处的多种材料的柔性玻璃导槽密封条轮廓 |
| JP2020529943A (ja) * | 2017-08-07 | 2020-10-15 | クーパー−スタンダード・オートモーティブ・インコーポレーテッド | さまざまな機能性利点のための複数の材料を有する柔軟なグラスランプロファイル |
| EP4368428A1 (en) | 2022-11-10 | 2024-05-15 | Cooper Standard GmbH | Sealing lip and sealing strand |
| WO2024099787A1 (en) | 2022-11-10 | 2024-05-16 | Cooper Standard GmbH | Sealing lip and sealing strand |
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