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JP2002254622A - 記録装置及び記録システム - Google Patents

記録装置及び記録システム

Info

Publication number
JP2002254622A
JP2002254622A JP2001055463A JP2001055463A JP2002254622A JP 2002254622 A JP2002254622 A JP 2002254622A JP 2001055463 A JP2001055463 A JP 2001055463A JP 2001055463 A JP2001055463 A JP 2001055463A JP 2002254622 A JP2002254622 A JP 2002254622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording head
characteristic information
host
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001055463A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Suzuki
範之 鈴木
慎一郎 ▲高▼濱
Shinichiro Takahama
Takuji Katsu
拓二 勝
Toru Nakayama
亨 中山
Sohei Tanaka
壮平 田中
Akira Kuronuma
明 黒沼
Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Ikutomo Watabe
育朋 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001055463A priority Critical patent/JP2002254622A/ja
Priority to US10/080,675 priority patent/US6789865B2/en
Priority to EP02004199A priority patent/EP1237120B1/en
Priority to DE60221731T priority patent/DE60221731T2/de
Priority to KR10-2002-0010369A priority patent/KR100537129B1/ko
Priority to CNB021064504A priority patent/CN1288541C/zh
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K15/18Conditioning data for presenting it to the physical printing elements
    • G06K15/1801Input data handling means
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    • G06K15/1805Receiving printer configuration commands

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストかつ経済的な記録装置及び記録シス
テムを提供することである。 【解決手段】 例えば、記録ヘッド或いはその付帯物
(個装箱など)に人間或いは電子機器が識別可能な形で
記載、記録、貼付、或いは形成された記録ヘッドの特性
情報をマンマシンインタラクティブ操作、或いはバーコ
ードリーダなどにより電子的にホストに入力しておき、
記録装置ではホストからインタフェースを介して送信さ
れてくるコマンドが記録ヘッドの特性情報を含むコマン
ドであるかどうかを判別し、その判別結果に従って、不
揮発メモリ(EEPROMなど)に記録ヘッドの特性情
報を書き込むよう制御し、その不揮発メモリに書き込ま
れた特性情報に従って、記録ヘッドを制御して記録を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録シ
ステムに関し、特に、例えば、インクジェット記録ヘッ
ドを備えた記録装置及びその記録装置を用いる記録シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ装置内にEEPRO
M、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを備え、その
不揮発性メモリにそのプリンタ装置が用いる記録ヘッド
の動作状態、動作履歴、製造番号やデバイスID等の個
体情報、ならびにヘッドキャリッジの双方向記録時の記
録位置補正情報等の制御情報を記憶しておくプリンタ装
置が知られている。
【0003】例えば、特開平5−309839号公報に
は記録ヘッドの取り付け誤差を補正する情報を記録して
おくプリンタ装置が、特開平8−224890号公報に
は記録ヘッドの前回の回復動作からの経過時間情報を記
憶しておくプリンタ装置が、特開2000−35922
号公報にはインク残量、ヘッドクリーニング時間、記録
ヘッドの位置、ロール紙残量等々の制御情報を記憶して
おくプリンタ装置が夫々開示されている。
【0004】また、特開平10−278360号公報に
は記録ヘッドユニットにEEPROMを備え、その記録
ヘッドの動作特性等の情報を記憶しておくプリンタ装置
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、記録ヘッドがプ
リンタ装置本体に取り外しができないように取付けられ
た構成で、記録ヘッドの交換が不要或いは不能のプリン
タ装置の場合は、上記従来例のように制御情報や記録ヘ
ッドの特性情報などをまとめて1個の不揮発性メモリに
記憶しておけばよい。この際、物理的な不揮発性メモリ
の搭載位置はプリンタ装置本体側、記録ヘッド側のどち
らであっても、両者の間で情報のやり取りが行なわれる
限り、一向に構わない。
【0006】しかしながら記録ヘッドがプリンタ装置に
対して着脱可能である場合、あるいは様々な種別の記録
ヘッドをユーザの目的に応じ交換して選択的に装着可能
な場合には、その記録ヘッド固有の特性情報をプリンタ
装置側の不揮発性メモリに予め記憶させておくことはで
きないし、また、プリンタ装置側の制御情報等を個々の
記録ヘッド側の不揮発性メモリの全てに記憶させておく
こともできない。
【0007】このようなケースでは、従来より、プリン
タ装置側、記録ヘッド側の双方にEEPROM等の不揮
発性メモリを備えて、各々に必要な情報を保持するよう
にしていた。
【0008】しかしながら、このことはプリンタ装置全
体のコストをその分だけ高くすることになる。また、使
い捨てタイプの記録ヘッドの場合は、交換のたび毎に不
揮発性メモリも含めて使い捨てることになり、非常に不
経済であった。さらに、使い捨てタイプではないがイン
ク(或いはインクタンク)だけを交換ないしは補充して
繰り返し使用可能な記録ヘッドの場合であっても、通常
は記録ヘッドの寿命がプリンタ装置本体の寿命よりはる
かに短時間であるため、プリンタ装置本体の寿命中にそ
の記録ヘッドを何回か交換する必要があるので、その不
経済性は使い捨てタイプの記録ヘッドの場合と全く同様
である。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、従来記録装置本体と記録ヘッドの双方に備えて
いた不揮発性メモリを記録装置本体側だけに備える構成
とし、制御情報や記録ヘッドの特性情報などをまとめて
管理することにより低コストかつ経済的な記録装置及び
記録システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成からなる。
【0011】即ち、記録ヘッドを用いて記録媒体に記録
を行う記録装置であって、ホストと接続し該ホストから
情報を受信するインタフェースと、前記記録ヘッドの特
性情報を格納する不揮発性メモリと、前記ホストから送
信されてくるコマンドが、ホストに対して外部から指示
もしくは入力されることで該ホストから出力された前記
記録ヘッドの特性情報を含むコマンドであるかどうかを
判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に従
って、前記不揮発メモリに前記記録ヘッドの特性情報を
書き込むよう制御する書込制御手段と、前記不揮発メモ
リに書き込まれた特性情報に従って、前記記録ヘッドを
制御して記録を行なう記録制御手段とを有することを特
徴とする記録装置を備える。
【0012】ここで、前記特性情報は記録ヘッドの種別
情報を含み、前記書込制御手段は記録ヘッドの種別に記
録ヘッドの特性情報の書き込みを行なうよう制御するこ
とが好ましい。
【0013】また、前記記録ヘッドは記録装置本体に対
して着脱可能であり、ユーザは複数の種類の記録ヘッド
から選択して、任意の記録ヘッドを記録装置に装着する
ことができる。一方、前記記録ヘッド或いは記録ヘッド
の付帯物に人間或いは電子機器が識別可能な形で表示さ
れた記録ヘッドの特性情報がマンマシンインタラクティ
ブ操作、或いは電子機器によりホストに入力されたこと
で出力されるコマンドを受け取るようにしても良い。
【0014】前記記録ヘッドはインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録ヘッドであり、特に、熱エネル
ギーを利用してインクを吐出するために、インクに与え
る熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えているこ
とが望ましい。
【0015】またさらに、前記不揮発メモリとしてはE
EPROMなどが含まれる。
【0016】また他の発明によれば、上記構成の記録装
置と該記録装置を接続するとともにネットワークを介し
て他のシステムと通信可能なホストから構成される記録
システムであって、前記ホストは、前記記録ヘッド或い
は前記記録ヘッドの付帯物に人間或いは電子機器が識別
可能な形で表示された前記記録ヘッドの個体情報をマン
マシンインタラクティブ操作、或いは電子機器を介して
入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された
前記記録ヘッドの個体情報に基づいて、前記ネットワー
クを介して前記他のシステムにアクセスし、前記記録ヘ
ッドの個体情報に対応する前記記録ヘッドの特性情報を
検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された
前記記録ヘッドの特性情報を前記記録装置に転送する転
送手段とを有することを特徴とする記録システムを備え
る。
【0017】ここで、前記ネットワークとしては、LA
N或いはインターネットなどが含まれるし、前記記録ヘ
ッドの個体情報としては記録ヘッドの製造番号などがあ
る。また、他のシステムは、そのネットワークを介して
検索可能なデータベースを有し、そのデータベースには
記録ヘッドの個体情報に対応した該記録ヘッドの特性情
報を保持しているものとする。
【0018】ここで、人間が識別可能な形とは、数字及
び/或いは文字列であり、電子機器が識別可能な形と
は、バーコードである。
【0019】そして、マンマシンインタラクティブ操作
によって記録ヘッドの特性情報が入力される場合には、
ホストには数字及び/或いは文字列が入力されることが
好ましく、電子機器からの入力の場合には、バーコード
リーダによりバーコードを読み取ると良い。
【0020】以上の構成により本発明は、例えば、記録
ヘッド或いはその付帯物に人間或いは電子機器が識別可
能な形で表示された記録ヘッドの特性情報をマンマシン
インタラクティブ操作、或いはその電子機器により電子
的にホストに入力しておき、記録装置ではホストからイ
ンタフェースを介して送信されてくるコマンドが記録ヘ
ッドの特性情報を含むコマンドであるかどうかを判別
し、その判別結果に従って、不揮発メモリに記録ヘッド
の特性情報を書き込むよう制御し、その不揮発メモリに
書き込まれた特性情報に従って、記録ヘッドを制御して
記録を行なう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0022】<装置本体の概略説明>図1は、本発明の
代表的な実施形態であるインクジェットプリンタ(以
下、プリンタという)20の構成の概要を示す外観斜視
図である。図1において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有
し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b方向
を往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッドIJ
HとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジェッ
トカートリッジIJCが搭載されている。5002は紙
押え板であり、キャリッジHCの移動方向に亙って記録
用紙Pをプラテン5000に対して押圧する。500
7,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー5
006のこの域での存在を確認して、モータ5013の
回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検知
器である。5016は記録ヘッドIJHの前面をキャッ
プするキャップ部材5022を支持する部材で、501
5はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内開
口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。50
17はクリーニングブレードで、5019はこのブレー
ドを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板
5018にこれらが支持されている。ブレードは、この
形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用で
きることは言うまでもない。又、5021は、吸引回復
の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合す
るカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータから
の駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動
制御される。
【0023】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0024】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
【0025】図2はプリンタ20の制御回路の構成を示
すブロック図である。制御回路を示す同図において、1
700はパーソナルコンピュータ21(以下、ホストと
いう)から記録データを入力するUSBインタフェー
ス、1701はMPU、1702はMPU1701が実
行する制御プログラムや必要な制御データを格納するプ
ログラムROM、1703は各種データ(上記記録デー
タや記録ヘッドIJHに供給される記録信号等)を保存
しておくDRAMである。1704は記録ヘッドIJH
に対する記録信号の供給制御を行うゲートアレイ(G.
A.)であり、インタフェース1700、MPU170
1、DRAM1703間のデータ転送制御も行う。17
10は記録ヘッドIJHを搬送するためのキャリアモー
タ、1709は記録媒体(例えば、記録紙)搬送のため
の搬送モータである。1705は記録ヘッドIJHを駆
動するヘッドドライバ、1706,1707はそれぞれ
搬送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動す
るためのモータドライバである。
【0026】また、1708はプリンタ装置の製造番
号、動作状態、各種補正情報等の他に記録ヘッドの特性
情報を記憶しておくEEPROMである。
【0027】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録データが入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録データがプリント
用の記録信号に変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドIJ
Hが駆動され、記録が行われる。
【0028】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0029】また、USBインタフェース1700の代
わりに他の規格のインタフェース、例えば、セントロニ
クスやIEEE1284準拠のインタフェースなどを用
いても良い。
【0030】図3は、インクタンクとヘッドとが分離可
能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視図
である。インクカートリッジIJCは、図3に示すよう
に、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッドI
JHとが分離可能である。インクカートリッジIJCに
はこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キャリ
ッジHC側から供給される電気信号を受け取るための電
極(不図示)が設けられており、この電気信号によっ
て、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてインク
が吐出される。
【0031】なお、図3において、500はインク吐出
口列である。また、インクタンクITにはインクを保持
するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が
設けられており、そのインク吸収体によってインクが保
持される。
【0032】この実施形態で用いるプリンタ装置とは着
脱可能の記録ヘッドIJHには複数のタイプがあり、例
えば、モノクロ専用記録ヘッド、カラー記録ヘッド、写
真画質記録ヘッドなどがある。ユーザは用途に合わせ
て、その中から最適なものを適宜選択して装着できるよ
うになっている。これらの記録ヘッドからはその種類に
係わらず、2ビットの信号を出力できる信号端子が設け
られており、プリンタ20に装着されたときには2ビッ
トのON/OFF信号を出力して、プリンタ20が現在
装着されている記録ヘッドのタイプを識別できるように
している。このような構成では、4種類までの記録ヘッ
ドのタイプが識別可能である。
【0033】なお、記録ヘッドのタイプを識別するため
の信号を出力する信号端子は専用の端子でも良いが、そ
の識別処理は記録動作中常時実行するわけではないの
で、他の信号端子と兼用のものでも良い。
【0034】以上のような構成により、この実施形態の
プリンタ装置20は、ホスト21からUSBインタフェ
ース1700を介して記録データを受信し、その受信情
報に基づいて記録ヘッドIJHへの転送信号を生成し、
これを記録ヘッドIJHに転送してインクを記録媒体
(例えば、記録紙)表面上に吐出させ、所望の記録動作
を行なう。
【0035】ところでホスト21−プリンタ20間で
は、USBインタフェース1700を介して記録データ
のほかに各種コマンドおよびそれに対応するステータス
を送受信する。そのコマンドステータスには動作状況の
確認、エラーの有無の確認、ヘッドクリーニングの指
示、プリンタ20の電源のON/OFFの指示などの他
に記録ヘッドIJHの特性情報のEEPORM1708
への書き込み指示が含まれる。ホスト21から送られて
きたデータが記録データかコマンドか、またどのコマン
ドであるかはその転送データの先頭に付加されたヘッダ
から識別可能なようになっている。
【0036】図4は記録ヘッドIJHを包装する紙製の
個装箱の外観斜視図である。
【0037】図4に示されているように、個装箱25の
側面には16進数の文字列としてコード化された記録ヘ
ッドの特性情報が表示(印刷)されて出荷される。この
特性情報には記録ヘッドの種別情報および間違い検知の
ためのチェックサム情報が付加されており、インク吐出
量の補正値、吐出ヒータの抵抗値、ノズル毎のバラツキ
補正値等といった純粋な特性情報が52ビット、種別情
報4ビット、及びチェックサム8ビットの合計64ビッ
トの情報を8桁の16進数としてコード化している。
【0038】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、この実施形態に従う記録ヘッドの種別識別と記録ヘ
ッドの特性情報の取り込み処理について詳細に説明す
る。
【0039】まず、ステップS100ではホスト21か
らのデータ受信を待ち合わせ、データ受信を検知すれ
ば、処理はステップS101に進み、その受信データが
記録情報かコマンドかを判別する。
【0040】ここで、受信データが記録情報であると判
別された場合には処理はステップS102に進み、EE
PROM1708に現在記憶してある特性情報に基づい
て、現在装着されている記録ヘッドのタイプに対応する
特性情報を用いて記録ヘッドを駆動し、記録動作を行
う。その後、処理はステップS100に戻る。これに対
して、受信データがコマンドであると判別された場合に
は処理はステップS103に進む。
【0041】ステップS103ではそのコマンドが記録
ヘッドの特性情報のEEPORM1708への書き込み
指示コマンドであるか、或いはそれ以外のコマンドであ
るのかを判別する。ここで、記録ヘッドの特性情報の書
き込み指示以外のコマンドであると判別された場合、処
理はステップS104に進み、その受信コマンドに対応
する処理を実行する。その後、処理はステップS100
に戻る。
【0042】これに対して、その受信コマンドが記録ヘ
ッドの特性情報へのEEPORM1708への書き込み
指示であった場合、処理はステップS105に進み、チ
ェックサムの確認を行う。ここで、その指示が有効であ
ることが確認されたなら、処理はステップS106に進
み、記録ヘッドの種別情報を抽出を行い、さらに、ステ
ップS107においてEEPROM1708に記憶して
いるその種別の記録ヘッドの特性情報をホスト21から
受信して得た特性情報に書き換える。
【0043】その後、処理はステップS100に戻り、
次のデータ受信待ちとなる。
【0044】次に、ホスト21から記録ヘッドの特性情
報のEEPORM1708への書き込み指示を示すコマ
ンドがプリンタ20される場合、その特性情報や記録ヘ
ッドのタイプがどのように、プリンタ20に転送される
のかを説明する。
【0045】ユーザはプリンタ装置を購入して記録ヘッ
ドを初めて装着するとき、あるいは別売されているオプ
ションの記録ヘッドを購入して初めて装着するとき、さ
らには記録ヘッドの寿命が尽きて別途購入した記録ヘッ
ドに交換するときに、記録ヘッドの特性情報の書き込み
を行うユーティリティ・ソフトウェア(工場出荷時にC
D−ROM等の形で、ドライバソフトウェアなどととも
にプリンタ装置に添付されているものとする)をホスト
21において起動し、そのソフトウェアの実行とともに
ホスト21のディスプレイ(LCD、CRT、PDPな
ど)に表示される画面の指示に従って、個装箱25に記
載されている記録ヘッドの特性情報をホスト21のキー
ボードなどから入力する。
【0046】なお、このソフトウェアは単体のプログラ
ムである必要はなく、例えば、ドライバソフトウェアを
実行するときにその設定メニューの一つとして起動され
るものでもよい。
【0047】ともあれ、ユーティリティ・ソフトウェア
の実行とその指示に従って、入力された特性情報は、記
録ヘッドの特性情報のEEPORM1708への書き込
み指示を示すコマンドのオペランドとして組み込まれ、
そのコマンド送信とともにプリンタ20に送信される。
このようにして、最終的にEEPROM1708への書
き込みが実施される。
【0048】一度、EEPROM1703に特性情報が
書き込まれれば、後は毎回その特性情報を利用して記録
動作が行われる。また、記録ヘッドの特性情報の書き込
みは記録ヘッドのタイプ毎に行われるため、EEPRO
Mへの特性情報の書き込みは上述のようにその記録ヘッ
ドをプリンタに初めて装着するときなどに一度だけ行え
ばよく、ユーザが自分の利用に合わせて記録ヘッドを他
のタイプの記録ヘッドに交換する(例えば、モノクロ専
用記録ヘッドからカラー記録用の記録ヘッドに交換す
る)度に、係る特性情報の書き込みを実施する必要はな
い。
【0049】従って、以上説明した実施形態に従えば、
記録ヘッドの特性情報をその記録ヘッドの個装箱に文字
コードとして印刷しておき、これをユーザが読み取って
キー入力し、プリンタを接続するホストからプリンタイ
ンタフェースを介して送信してプリンタ内のEEPRO
Mに書き込むことができる。これにより、従来必要であ
った記録ヘッド側のEEPROMを省略することが可能
になる。
【0050】なお、以上説明した実施形態では不揮発性
メモリとしてEEPROMを用いた場合を説明したが、
本発明はこれによって限定されるものではなく、例え
ば、フラッシュメモリ等他の不揮発メモリであっても構
わない。
【0051】また、記録ヘッドの特性情報を個装箱に文
字コードとして印刷するだけでなく、例えば、記録ヘッ
ドの側面等に直接印刷、押印、刻印等するか、或いは、
同梱される取扱説明書、保証書等の紙片類に印刷、押印
等する、さらには出荷時に記録ヘッドを包んでいる乾燥
防止用のパック材やラップ材の表面に印刷、押印、刻印
等するのでももちろんよい。
【0052】
【他の実施形態】上記の実施形態はユーザが記録ヘッド
の特性情報をプリンタ内のEEPROMに書き込む場合
に適用したものであるが、これを工場の生産ラインに適
用することもできる。
【0053】図6は天井部が開封可能な熱溶着等の密封
フィルムで覆ってある記録ヘッドを包む樹脂製のパック
材26である。パック材26の側面には、予め記録ヘッ
ドの生産工程において、パック材に収容される記録ヘッ
ドの特性情報をバーコード化して印刷したバーコードシ
ール27が貼付してある。
【0054】一方、図7はこの実施形態が実現される工
場の生産ラインシステムの概要を示すブロック図であ
る。
【0055】図7において、20は前述の実施形態で説
明したプリンタ20(ただし、工場における生産ライン
上であるから記録ヘッドは未装着)、22はプリンタ2
0のUSBインタフェース1700と同じUSBインタ
フェースを備えた工程治具であり、記録ヘッドの特性情
報をコマンドとしてプリンタ20に送信するために用い
られる。図7から分かるように、工程治具22にはバー
コードリーダ23が接続されている。
【0056】このような構成の生産ラインシステムにお
いて、バーコードリーダ23を用いて記録ヘッドを収容
したパック材26の側面に貼付されたバーコードシール
27を読み取り、この読み取った特性情報を工程治具2
2を用いてプリンタ20に送信し、EEPROM170
8に書き込む。後は、プリンタ20とパック材26を同
梱して出荷すれば良い。
【0057】なお以上の説明では記録ヘッドの特性情報
をバーコード化して表示した例に説明を行ったが、本発
明はこれによって限定されるものではない。例えば、こ
れ以外にも磁気記録やOCR等バーコード以外の機械読
み取り可能な方式で記録ヘッドの特性情報を印刷表示し
ても良く、その場合、これに対応した読み取り装置を備
えた工程治具を用いることは言うまでもない。
【0058】従って以上説明した実施形態に従えば、短
時間に大量に記録ヘッドを収容したパック材とプリンタ
とを同梱して出荷するような工場の生産ラインにおい
て、効率的に同梱する記録ヘッドの特性情報を読み取っ
てプリンタのEEPROMに書き込むことができる。
【0059】また、このようにすることで工場出荷時に
おいて同梱出荷された記録ヘッドの特性情報がすでに同
梱されたプリンタのEEPROMに書き込まれているこ
とになるので、前述の実施形態で述べたユーザがプリン
タを購入して記録ヘッドを初めて装着するときに行う記
録ヘッドの特性情報の書き込みを不要とすることができ
る。
【0060】さて、上述の実施形態ではいずれも記録ヘ
ッドの特性情報そのものを記録ヘッドの個装箱ないしは
パック材に印刷しておく場合について説明した。
【0061】しかしながら、必ずしもその特性情報その
ものを印刷しておく必要はなく、例えば、図8に示すよ
うに、記録ヘッドの製造番号などの個体番号を記録ヘッ
ドの個装箱25に印刷しておき、この個体番号に基づい
て記録ヘッドの特性情報をネットワークを介してデータ
ベースから検索するようにしても良い。
【0062】例えば、図9に示すようにプリンタ20が
接続されたホスト21がインターネットに接続されてい
るならば、インターネットを介してプリンタと記録ヘッ
ドの製造者が提供するサーバ30内に構築されたデータ
ベース31にアクセス可能にさせる一方、データベース
31には出荷した記録ヘッドすべての特性情報の蓄積
し、製造番号からこれに対応する記録ヘッドの特性情報
を検索可能にすることで、ユーザは自分の所有する記録
ヘッドの製造番号の特性情報を入手することができる。
このようにして、検索して得た記録ヘッドの特性情報
は、前述の実施形態で説明したのと同様に、ホスト21
からプリンタ20へ送信され、最終的にはEEPROM
1706に書き込まれる。
【0063】この場合、ホスト21にはインターネット
を介してデータベース31にアクセスするためにインタ
ーネット用の通信プログラム及びデータベースへのアク
セスプログラムがインストールされて動作可能となって
いることは言うまでもない。
【0064】なお、図9の例ではインターネットを介し
て記録ヘッドの特性情報をリモート的に取得する場合に
ついて説明したが、このインターネットをLANとし、
ホスト21を工程治具22に置き換えれば、この方法を
工場の生産ラインで使用することが可能である。
【0065】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0066】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0067】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0068】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0069】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0070】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0071】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0072】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0073】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0074】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0075】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0076】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0077】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0078】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、記録ヘッド或いはその付帯物に人間或いは電子機
器が識別可能な形で表示された記録ヘッドの特性情報を
マンマシンインタラクティブ操作、或いはその電子機器
により電子的にホストに入力しておき、記録装置ではホ
ストからインタフェースを介して送信されてくるコマン
ドが記録ヘッドの特性情報を含むコマンドであるかどう
かを判別し、その判別結果に従って、不揮発メモリに記
録ヘッドの特性情報を書き込むよう制御し、その不揮発
メモリに書き込まれた特性情報に従って、記録ヘッドを
制御して記録を行なうので、従来のように記録ヘッドに
その特性情報を格納する不揮発メモリを省略することが
できるという効果がある。
【0081】これにより、低コストで経済的な記録ヘッ
ドや記録装置を提供可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
トプリンタIJRAの外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタの制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図3】インクタンクとヘッドとが分離可能なインクカ
ートリッジIJCの構成を示す外観斜視図である。
【図4】記録ヘッドの特性情報を印刷した個装箱の外観
斜視図である。
【図5】記録ヘッドの種別識別と記録ヘッドの特性情報
の取り込み処理を示すフローチャートである。
【図6】記録ヘッドの特性情報をバーコード化したシー
ルを貼付したパック材の外観斜視図である。
【図7】記録ヘッドの特性情報をプリンタに入力する工
場の生産ラインシステムの概要を示すブロック図であ
る。
【図8】記録ヘッドの製造番号を印刷した個装箱の外観
斜視図である。
【図9】インターネットを介して記録ヘッドの特性情報
をダウンロードするシステムの概要を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
20 プリンタ 21 ホスト 22 工程治具 23 バーコードリーダ 25 個装箱 26 パック材 27 バーコードシール 30 サーバ 31 データベース 1700 USBインタフェース 1701 MPU 1702 ROM 1703 RAM 1704 ゲートアレイ(G.A.) 1705 ヘッドドライバ 1708 EEPROM IJH 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝 拓二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中山 亨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田中 壮平 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 黒沼 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 綿谷 雅文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡部 育朋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EB07 EB45 EB59 EC07 EC42 FA03 HA58 KC22 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ05 AR01 CF02 CF14 HN05 HN15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行
    う記録装置であって、 ホストと接続し該ホストから情報を受信するインタフェ
    ースと、 前記記録ヘッドの特性情報を格納する不揮発性メモリ
    と、 前記ホストから送信されてくるコマンドが、ホストに対
    して外部から指示もしくは入力されることで該ホストか
    ら出力された前記記録ヘッドの特性情報を含むコマンド
    であるかどうかを判別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果に従って、前記不揮発メモ
    リに前記記録ヘッドの特性情報を書き込むよう制御する
    書込制御手段と、 前記不揮発メモリに書き込まれた特性情報に従って、前
    記記録ヘッドを制御して記録を行なう記録制御手段とを
    有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記特性情報は前記記録ヘッドの種別情
    報を含み、 前記書込制御手段は前記記録ヘッドの種別に前記記録ヘ
    ッドの特性情報の書き込みを行なうよう制御することを
    特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは記録装置本体に対して
    着脱可能であり、ユーザは複数の種類の記録ヘッドから
    選択して、任意の記録ヘッドを前記記録装置に装着する
    ことを特徴とする請求項1の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッド或いは前記記録ヘッドの
    付帯物に人間或いは電子機器が識別可能な形で表示され
    た前記記録ヘッドの特性情報がマンマシンインタラクテ
    ィブ操作、或いは前記電子機器により前記ホストに入力
    されたことで出力されるコマンドを受け取ることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1乃至4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに
    与える熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記不揮発メモリはEEPROMを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の記録装置と該記録装置
    を接続するとともにネットワークを介して他のシステム
    と通信可能なホストから構成される記録システムであっ
    て、 前記ホストは、 前記記録ヘッド或いは前記記録ヘッドの付帯物に人間或
    いは電子機器が識別可能な形で表示された前記記録ヘッ
    ドの個体情報をマンマシンインタラクティブ操作、或い
    は電子機器を介して入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記記録ヘッドの個体
    情報に基づいて、前記ネットワークを介して前記他のシ
    ステムにアクセスし、前記記録ヘッドの個体情報に対応
    する前記記録ヘッドの特性情報を検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索された前記記録ヘッドの特性
    情報を前記記録装置に転送する転送手段とを有すること
    を特徴とする記録システム。
  9. 【請求項9】 前記ネットワークはLAN或いはインタ
    ーネットを含むことを特徴とする請求項8に記載の記録
    システム。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドの個体情報は前記記録
    ヘッドの製造番号であることを特徴とする請求項8に記
    載の記録システム。
  11. 【請求項11】 前記他のシステムは、前記ネットワー
    クを介して検索可能なデータベースを有し、 前記データベースは記録ヘッドの個体情報に対応した該
    記録ヘッドの特性情報を保持していることを特徴とする
    請求項8に記載の記録システム。
  12. 【請求項12】 前記人間が識別可能な形とは、数字及
    び/或いは文字列であることを特徴とする請求項8に記
    載の記録システム。
  13. 【請求項13】 前記入力手段は前記マンマシンインタ
    ラクティブ操作によって前記数字及び/或いは文字列を
    入力することを特徴とする請求項12に記載の記録シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記電子機器が識別可能な形とは、バ
    ーコードであることを特徴とする請求項8に記載の記録
    システム。
  15. 【請求項15】 前記電子機器はバーコードリーダであ
    ることを特徴とする請求項14に記載の記録システム。
  16. 【請求項16】 前記識別可能な形での表示とは、記
    載、貼付、或いは形成された表示であることを特徴とす
    る請求項8に記載の記録システム。
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