JP2002245173A - 医用画像管理方法、この方法を実現するためのプログラム及び医用画像管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ネットワーク上に接続された複数の医用画像
保管サーバから所望の医用画像を高速に検出し、表示で
きるようにする。 【解決手段】 統合管理サーバ３０は、ＤＩＣＯＭサー
バ２２ａ〜２２ｃに保管されている医用画像に関して、
患者ＩＤ、患者の氏名、撮影日時、撮影モダリティの種
類などの第１の検索情報を所定の時間間隔で定期的に検
出する。検出された第１の検索情報が既に登録済みの第
２の検索情報中に存在するか否かを判定し、存在しない
場合には、第１の検索情報にＤＩＣＯＭサーバに関する
ＩＤ番号などの情報を付加してデータベース３３に新規
登録する。所望の医用画像を表示する場合には、この第
２の検索情報を参照することでネットワーク上のどのＤ
ＩＣＯＭサーバにその医用画像が保管されているかを瞬
時で認識表示したりできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、１又は複数の医療
機関の各部署でＣＴ装置、ＭＲＩ装置などを用いて撮影
された大量の医用画像を管理する医用画像管理方法、こ
の医用画像管理方法を実現するためのプログラム及び医
用画像管理システムに係り、特に医用画像保管用のサー
バが一又は複数の医療機関に複数存在する場合であって
もそれらを集中的に管理することのできる医用画像管理
方法、この方法を実現するためのプログラム及び医用画
像管理システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】医用診断装置には、Ｘ線診断装置を始
め、Ｘ線ＣＴ装置、磁気共鳴イメージング装置、核医学
装置、超音波装置などの様々なモダリティがある。医者
は患者の病状に応じてこれらの装置を適切に選択し、選
択された診断装置によって取得された医用画像に基づい
て診断を行う。また、患者の症状によっては１つのモダ
リティだけでなく、複数のモダリティを用いて検査を行
い、各モダリティ間の医用画像を比較して総合的に診断
し、必要があればさらに詳細に調べ、治療を行なってい
る。例えば、一人の患者に対してＸ線ＣＴ装置で検査を
行い、さらに磁気共鳴イメージング装置でも検査を行
い、両方の医用画像をもとに、循環器Ｘ線検査装置にて
Ｘ線透視・撮影をしながら手術するといったことが行わ
れる。

【０００３】このように複数の異なったモダリティによ
って得られた医用画像を比較しながら診断することによ
って、患者の症状をいち早く診断することが可能とな
り、検査効率を格段に向上させることができる。このよ
うに複数の異なるモダリティによって得られた医用画像
を用いて総合的に診断し、治療するシステムは、Ｘ線Ｃ
Ｔ装置、磁気共鳴イメージング装置、超音波診断装置、
循環器Ｘ線検査装置等及びこれらの装置から医用画像を
取り込むための医用画像保管サーバとこの医用画像保管
サーバに取り込んだ医用画像を表示するための医用画像
ビューア等を高速ネットワークに接続することによって
実現している。このような高速ネットワークを介して医
用画像を通信するための標準規約としては、医用画像通
信規約（ＤＩＣＯＭ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｍａｇｉｎｇ
ａｎｄ ＣＯｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｉｎ Ｍｅｄ
ｉｃｉｎｅ）が存在する。この医用画像通信規約（ＤＩ
ＣＯＭ）は、病院内外で、異なった製造業者（マルチベ
ンダー）の、異なった種類（マルチモダリティ）のディ
ジタル医用医用画像機器を、ネットワークあるいは医用
画像保存媒体で、相互に接続して、患者の医用画像検査
情報のやり取りや医用画像データの伝送などを可能とす
るものである。

【０００４】このディジタル医用画像機器には、Ｘ線Ｃ
Ｔ装置、磁気共鳴イメージング装置、超音波診断装置、
Ｘ線診断装置、核医学診断装置等のように医用画像を発
生する装置、サーバ等のように医用画像を保管する装
置、ＣＲＴやワークステーション等のように医用画像を
表示／処理する装置、レーザイメージャ等のように医用
画像を印刷する装置などがある。これらの各装置を診療
の目的に応じて高速ネットワークを介して相互に接続す
ることにより、これまでのフィルムを中心とした医用画
像診断システムの問題点である保管場所不足、フィルム
の紛失、遅い配送などといった問題を克服し、ディジタ
ル医用画像処理、コンピュータ支援診断、総合医用画像
診断などと言った新しい医用画像診断の付加価値を享受
できるようになった。

【０００５】図１は、一つの病院内に構築された高速ネ
ットワークを用いて医用画像を管理する従来の医用画像
管理システムの全体構成の概略を示す図である。この医
用画像管理システムは、ＣＴ装置１１ａ、ＲＩ装置１１
ｂ、ＭＲ装置１１ｃなどの医用画像発生装置によって撮
影された医用画像を保管するＣＴ用サーバ１２ａ、ＲＩ
用サーバ１２ｂ、ＭＲ用サーバ１２ｃなどの複数の医用
画像保管サーバと、医用画像の観察や診断時に使用され
る複数の医用画像ビューア１５ａ〜１５ｃとが高速ネッ
トワーク１０を介して接続されることによって構成され
ている。このような医用画像管理システムでは、例えば
ＣＴ装置１１ａで撮影された医用画像はＣＴ用医用画像
保管サーバ１２ａに保管され、ＲＩ装置１１ｂで撮影さ
れた医用画像はＲＩ用医用画像保管サーバ１２ｂに保管
され、ＭＲ装置１１ｃで撮影された医用画像はＭＲ用医
用画像保管サーバ１２ｃに保管される。医用画像ビュー
ア１５ａ〜１５ｃは、医師によって直接操作されるもの
であり、病院内の内科や外科などの依頼科（依頼元）の
診察室、読影室、カンファレンス室などに個々に設置さ
れる。医用画像発生装置１１ａ〜１１ｃや医用画像保管
サーバ１２ａ〜１２ｃも同様に病院内の検査室１３ａ〜
１３ｃなどに個々に配備される。高速ネットワーク１０
は伝送線に光ファイバなどを用いて構成された高速のロ
ーカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）である。なお、こ
れ以外にも印刷装置などの種々の装置が接続されている
が、これらについては省略する。

【０００６】このような医用画像管理システムでは、医
用画像を閲覧したい医師は、医用画像ビューア１５ａ〜
１５ｃのいずれか一つを用いて、医用画像保管サーバ１
２ａ〜１２ｃにそれぞれ個別にアクセスする。各医用画
像保管サーバ１２ａ〜１２ｃには、どの患者のいつの医
用画像が保管されているか、という医用画像検索のため
の情報が記録されているので、そこに記憶されている医
用画像を検索し、閲覧したい医用画像を医用画像保管サ
ーバ１２ａ〜１２ｃから読み出して医用画像ビューア１
５ａ〜１５ｃに表示させる。このように、医師は医用画
像ビューア１５ａ〜１５ｃを用いて患者の診断に必要な
医用画像を医用画像保管サーバ１２ａ〜１２ｃ上で探
し、それをネットワーク１０を介して必要な医用画像デ
ータを取り込んで医用画像表示して診断を行なってい
た。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところが、この医用画
像管理システムは大規模なものになると、医用画像保管
サーバも各医用画像発生装置毎に一つでは足らなくな
り、一つの医用画像発生装置に対して複数の医用画像保
管サーバが配備されるようになったり、また需要に応じ
て一台の医用画像発生装置では不足となり、医用画像発
生装置を増加したりして、複数の医用画像発生装置とそ
の医用画像を保管する複数の医用画像保管サーバが配備
されるようになったりする。このような場合には、病院
内には同じ機種の医用画像発生装置や医用画像保管サー
バが複数台配備されることもあり得るが、現実的にはそ
の可能性は極めて低く、機能や仕様などが異なったり、
またメーカそのものが異なったりする複数台の医用画像
発生装置や医用画像保管サーバが配備され、それぞれの
医用画像保管サーバは別々にネットワークに接続される
ようになる。従って、ネットワーク上には、互いにメー
カも機能も仕様も異なるＣＴ用医用画像保管サーバ、Ｒ
Ｉ用医用画像保管サーバ、ＭＲ用医用画像保管サーバな
どがそれぞれ複数台接続されるようになるので、医師は
これらの医用画像保管サーバの中から必要な医用画像を
医用画像ビューアを用いて探し出さなければならず、そ
のための時間や手間などの負担は増大する傾向にあっ
た。

【０００８】図１に示すようにそれぞれの医用画像発生
装置毎に１台の医用画像保管サーバが存在する場合は、
医師の欲する種類の医用画像を保管している医用画像保
管サーバにアクセスするだけでよい。例えば、ＣＴ装置
１１ａの医用画像が見たい場合にはＣＴ用医用画像保管
サーバ１２ａだけにアクセスすればよいし、ＣＴ装置１
１ａとＭＲ装置１１ｃの両方の医用画像を見たい場合に
はＣＴ用医用画像保管サーバ１２ａとＭＲ用医用画像保
管サーバ１２ｃの両方にアクセスするだけでよい。とこ
ろが、１台の医用画像発生装置に対して複数の医用画像
保管サーバが存在したり、複数の医用画像発生装置毎に
医用画像保管サーバが存在する場合には、これら複数の
医用画像保管サーバに対して個々にアクセスして医用画
像を探さなければならなず、医用画像保管サーバが増え
れば増えるほどその読み出しに係る時間や手間などの負
担は増大するという問題があった。

【０００９】この発明は、上述の点に鑑みなされたもの
であり、ネットワーク上に接続された複数の医用画像保
管サーバから所望の医用画像を高速に検出し、それをネ
ットワーク上の他の装置に表示させることのできる医用
画像管理方法、この医用画像管理方法を実現するための
プログラム及び医用画像管理システムを提供することを
目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載された医
用画像管理方法は、複数の医用画像発生装置で発生した
医用画像を保管している複数の画像保管手段をネットワ
ークを介して接続することによって前記複数の画像保管
手段に保管されている大量の医用画像を管理する医用画
像管理方法において、前記複数の画像保管手段に保管さ
れている医用画像に関する第１の検索情報を所定の時間
間隔で定期的に検出するステップと、検出された第１の
検索情報が既に登録済みの第２の検索情報中に存在しな
い場合には前記検出された第１の検索情報に前記画像保
管手段に関する情報を付加して前記第２の検索情報とし
てデータベースに登録するステップと、前記データベー
スに登録されている前記第２の検索情報に基づいて、前
記ネットワーク上の前記複数の画像保管手段に保管され
ている大量の医用画像を管理するステップとを含むもの
である。

【００１１】画像保管手段は、Ｘ線診断装置、Ｘ線ＣＴ
装置、磁気共鳴イメージング装置、核医学装置、超音波
装置などの様々なモダリティによって発生した医用画像
を保管するものである。１のモダリティに対して１又は
複数の画像保管手段が存在する場合や複数のモダリティ
対して複数の画像保管手段が存在する場合がある。この
ような種々のモダリティで発生した医用画像を保管した
画像保管手段の複数がネットワークに接続されているの
で、ネットワーク上には大量の医用画像が存在すること
になる。各画像保管手段に保管されている医用画像に関
して、患者ＩＤ、患者の氏名、撮影日時、撮影モダリテ
ィの種類などの第１の検索情報を所定の時間間隔で定期
的に検出する。例えば、２０〜３０分毎に各画像保管手
段にアクセスし、そこに保管されている医用画像に関す
る第１の検索情報を、例えば数時間前に遡って検出す
る。この検出処理によって検出された第１の検索情報が
既に登録済みの第２の検索情報中に存在するか否かを判
定する。存在しないと判定された場合には、その第１の
検索情報に対応する医用画像は新たに発生して保管され
たものなので、第１の検索情報に画像保管手段に関する
ＩＤ番号などの情報を付加してデータベースに登録す
る。このようにしてデータベースに登録された検索情報
が第２の検索情報となる。従って、所望の医用画像を表
示する場合には、このデータベースに登録されている第
２の検索情報を参照することによってネットワーク上の
どの画像保管手段にその医用画像が保管されているかを
瞬時で認識することができ、ネットワーク上に存在する
複数の画像保管手段に保管されている大量の医用画像を
容易に管理することができるようになる。

【００１２】請求項２に記載された医用画像管理方法
は、請求項１において、さらに、前記ネットワークを介
して利用することができる医用画像の検索要求が医用画
像表示装置から出力された場合に、前記第２の検索情報
を前記医用画像表示装置に表示するステップを含むもの
である。これはネットワーク上に存在する医用画像表示
装置からネットワーク上に存在する全ての医用画像に対
する検索要求が出力された場合の管理方法に関するもの
である。医師が医用画像表示装置を用いて所望の医用画
像を閲覧する場合、データベースに登録されている第２
の検索情報が画面に表示されるようになるので、医師は
その第２の検索情報に基づいて医用画像を選択するだけ
で、所望の医用画像を表示させることができる。従来の
ように複数の画像保管手段に対して個々にアクセスして
医用画像を探さなくてもよくなる。また、画像保管手段
の数が増加してもその読み出しに係る時間や手間などの
負担も大幅に削減することができる。

【００１３】請求項３に記載された医用画像管理方法
は、請求項２において、さらに、前記医用画像表示装置
に表示する医用画像を前記第２の検索情報に基づいて選
択するステップと、選択された医用画像を前記医用画像
表示装置に配信するように前記画像保管手段に指示する
ステップとを含むものである。これは請求項２に記載の
ように第２の検索情報が医用画像表示装置に表示された
場合の管理方法に関するものである。医師などは第２の
検索情報に基づいて表示したい医用画像を選択する。選
択された医用画像がどの画像保管手段に保管されている
のかは、第２の検索情報に存在するので、それに基づい
て画像保管手段に対してその医用画像を医用画像表示装
置に配信するように指示が出される。この配信の指示を
受けた画像保管手段は、その医用画像を直ちに医用画像
表示装置に配信するので、その配信を受けた医用画像表
示装置にその医用画像が表示されるようになる。

【００１４】請求項４に記載された医用画像管理方法
は、請求項１において、さらに、特定の条件に合致する
医用画像を医用画像表示装置に表示するために前記条件
を出力するステップと、前記条件に合致する医用画像を
前記第２の検索情報に基づいて検索するステップと、検
索された前記医用画像を前記医用画像表示装置に配信す
るように前記画像保管手段に指示するステップとを含む
ものである。これは表示したい医用画像に関して、患者
ＩＤ、撮影日時、モダリティの種類などの条件が医用画
像表示装置から出力された場合の管理方法に関するもの
である。この場合、その条件に合致する医用画像を第２
の検索情報の中から検索して、検索された医用画像を保
管している画像保管手段に対してその医用画像を医用画
像表示装置に配信するように指示する。この配信の指示
を受けた画像保管手段は、その医用画像を直ちに医用画
像表示装置に配信するので、その配信を受けた医用画像
表示装置は条件に合致した医用画像を表示するようにな
る。

【００１５】請求項５に記載された医用画像管理方法
は、請求項１において、さらに、検査予約情報を管理す
る装置からの検査予約情報及び前記第２の検索情報に基
づいて医用画像表示装置に配信すべき医用画像を検索す
るステップと、検索された医用画像を前記医用画像表示
装置に配信するように前記画像保管手段に指示するステ
ップとを含むものである。これはネットワークに放射線
科情報システムが接続された場合の管理方法に関する。
放射線科情報システムは、通常、外来・入退院・人口の
統計などに関する情報、検査のスケジューリングなどに
関する情報（検査予約情報）、検査結果に関する情報な
どを管理している。そこで、この医用画像管理方法で
は、検査予約情報及び第２の検索情報に基づいて、検査
前に患者の診断に必要な医用画像を検索して、医用画像
表示装置に予め配信する。これによって、医師は、患者
の過去の医用画像を検索し、読み出すという作業を行な
う必要はなく、医用画像の過去と現在の比較読影を円滑
に行なうことができ、診察の迅速化及び円滑化を実現で
きる。

【００１６】請求項６に記載されたプログラムは、複数
の医用画像発生装置で発生した医用画像を保管している
複数の画像保管手段をネットワークを介して接続するこ
とによって前記複数の画像保管手段に保管されている大
量の医用画像を管理する医用画像管理方法をコンピュー
タによって実現するためのプログラムであって、前記複
数の画像保管手段に保管されている医用画像に関する第
１の検索情報を所定の時間間隔で定期的に検出し、検出
された第１の検索情報が既に登録済みの第２の検索情報
中に存在しない場合には前記検出された第１の検索情報
に前記画像保管手段に関する情報を付加して前記第２の
検索情報としてデータベースに登録し、前記データベー
スに登録されている前記第２の検索情報に基づいて、前
記ネットワーク上の前記複数の画像保管手段に保管され
ている大量の医用画像を管理するものである。これは請
求項１に記載された医用画像管理方法をコンピュータに
よって実現するためのプログラムに関するものである。
なお、このプログラムを記憶した記憶媒体についても請
求項を構成することが可能である。この場合の請求項
は、複数の医用画像発生装置で発生した医用画像を保管
している複数の画像保管手段をネットワークを介して接
続することによって前記複数の画像保管手段に保管され
ている大量の医用画像を管理する医用画像管理方法をコ
ンピュータによって実現するためのプログラムを記憶し
た記憶媒体であって、前記複数の画像保管手段に保管さ
れている医用画像に関する第１の検索情報を所定の時間
間隔で定期的に検出し、検出された第１の検索情報が既
に登録済みの第２の検索情報中に存在しない場合には前
記検出された第１の検索情報に前記画像保管手段に関す
る情報を付加して前記第２の検索情報としてデータベー
スに登録し、前記データベースに登録されている前記第
２の検索情報に基づいて、前記ネットワーク上の前記複
数の画像保管手段に保管されている大量の医用画像を管
理するためのプログラムを記憶したことを特徴とする記
憶媒体となる。

【００１７】請求項７に記載された医用画像管理システ
ムは、複数の医用画像発生装置で発生した医用画像を保
管している複数の画像保管手段をネットワークを介して
接続することによって前記複数の画像保管手段に保管さ
れている大量の医用画像を管理する医用画像管理システ
ムにおいて、前記複数の画像保管手段に保管されている
医用画像に関する第１の検索情報を所定の時間間隔で定
期的に検出する検出手段と、前記検出手段によって検出
された第１の検索情報が既に登録済みの第２の検索情報
中に存在しない場合には前記検出された第１の検索情報
に前記画像保管手段に関する情報を付加して前記第２の
検索情報として登録するデータベース手段と、前記デー
タベース手段に登録されている前記第２の検索情報に基
づいて、前記ネットワーク上の前記複数の画像保管手段
に保管されている大量の医用画像を管理する制御手段と
を備えたものである。これは請求項１に対応したもので
ある。この医用画像管理システムは、検出手段とデータ
ベース手段と制御手段とから構成されるものであり、こ
れらの手段を一つの装置内に備えた、例えば管理サーバ
をネットワークに接続することによって実現してもよ
い。また、ネットワークに接続された装置の一つがこれ
らの手段を構成してもよいし、ネットワークに接続され
た装置の複数が有機的に結合してこのような手段を構成
してもよい。

【００１８】請求項８に記載された医用画像管理システ
ムは、請求項７において、さらに、前記ネットワークを
介して利用することができる医用画像の検索を要求する
ことによって前記第２の検索情報を表示する医用画像表
示手段を備えたものである。これは請求項２に対応した
ものであり、ネットワーク上に存在する医用画像表示手
段からネットワーク上に存在する全ての医用画像に対す
る検索要求が出力された場合の医用画像管理システムに
関するものである。医用画像表示手段から医用画像の検
索要求が出力されると、それに応じて第２の検索情報が
その医用画像表示手段に表示される。医師は第２の検索
情報に基づいて医用画像を選択するだけで、所望の医用
画像を表示させることができる。

【００１９】請求項９に記載された医用画像管理システ
ムは、請求項８において、さらに、前記医用画像表示手
段に表示する医用画像を前記第２の検索情報に基づいて
選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された
医用画像を前記医用画像表示装置に配信するように前記
画像保管手段に指示する指示手段とを備えたものであ
る。これは請求項３に対応したものであり、請求項８に
記載のように第２の検索情報が医用画像表示装置に表示
された場合の医用画像管理システムに関するものであ
る。医師などは選択手段を用いて第２の検索情報に基づ
いて表示したい医用画像を選択する。選択された医用画
像がどの画像保管手段に保管されているのかは、第２の
検索情報に存在するので、指示手段は、第２の検索情報
に基づいて画像保管手段に対してその医用画像を医用画
像表示手段に配信するように指示する。この配信の指示
を受けた画像保管手段は、その医用画像を直ちに医用画
像表示手段に配信するので、その配信を受けた医用画像
表示手段にはその医用画像が表示されるようになる。選
択手段及び指示手段の少なくとも一方を、医用画像表示
手段が有してもよいし、請求項７の制御手段が有しても
よいし、ネットワークに接続されたいずれかの装置が有
してもよい。

【００２０】請求項１０に記載された医用画像管理シス
テムは、請求項７において、さらに、特定の条件に合致
する医用画像を表示するために前記条件を出力する医用
画像表示手段と、前記医用画像表示装置から出力された
前記条件に合致する医用画像を前記第２の検索情報に基
づいて検索する検索手段と、前記検索手段によって検索
された前記医用画像を前記医用画像表示装置に配信する
ように前記画像保管手段に指示する指示手段とを備えた
ものである。これは請求項４に対応したものであり、表
示したい医用画像に関して、患者ＩＤ、撮影日時、モダ
リティの種類などの条件が医用画像表示手段から出力さ
れた場合の医用画像管理システムに関するものである。
この場合、検索手段は、その条件に合致する医用画像を
第２の検索情報の中から検索する。指示手段は、検索さ
れた医用画像を保管している画像保管手段に対してその
医用画像を医用画像表示手段に配信するように指示す
る。この配信の指示を受けた画像保管手段は、その医用
画像を直ちに医用画像表示手段に配信するので、その配
信を受けた医用画像表示手段は条件に合致した医用画像
を表示するようになる。なお、検索手段及び指示手段の
少なくとも一方を、医用画像表示手段が有してもよい
し、請求項７の制御手段が有してもよいし、ネットワー
クに接続されたいずれかの装置が有してもよい。

【００２１】請求項１１に記載された医用画像管理シス
テムは、請求項７において、さらに、検査予約情報など
を管理する管理手段と、前記医用画像を表示する医用画
像表示手段と、前記管理手段から出力される検査予約情
報及び前記第２の検索情報に基づいて前記医用画像表示
装置に配信すべき医用画像を検索する検索手段と、前記
検索手段によって検索された医用画像を前記医用画像表
示手段に配信するように前記画像保管手段に指示する指
示手段とを備えたものである。これは請求項５に対応し
たものであり、ネットワークに放射線科情報システムが
接続された場合の医用画像管理システムに関するもので
ある。この医用画像管理システムでは、検索手段はが検
査予約情報及び第２の検索情報に基づいて、検査前に患
者の診断に必要な医用画像を検索する。指示手段は、検
索された医用画像を医用画像表示手段に配信するように
画像保管手段に指示する。この配信の指示を受けた画像
保管手段は、その医用画像を直ちに医用画像表示手段に
配信するので、その配信を受けた医用画像表示手段には
患者の過去の医用画像などが表示されるようになる。こ
れによって、医師は、患者の過去の医用画像を検索し、
読み出すという作業を行なう必要はなく、医用画像の過
去と現在の比較読影を円滑に行なうことができ、診察の
迅速化及び円滑化を実現できる。なお、検索手段及び指
示手段の少なくとも一方を、管理手段又は医用画像表示
手段が有してもよいし、請求項７の制御手段が有しても
よいし、ネットワークに接続されたいずれかの装置が有
してもよい。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る医用画像管理方法、この医用画像管理方法を実現す
るためのプログラム及びこのプログラムを記憶した記憶
媒体、並びに及び医用画像管理システムの好ましい実施
の形態について説明する。図２は本発明が適用される医
用画像管理システムの全体構成を示す図である。この医
用画像管理システムは、図１の場合と同様に一つの病院
内に構築された高速ネットワークを介して接続された各
装置に保管されている医用画像を管理するものである。
従って、この医用画像管理システムは、従来と同様にＣ
Ｔ装置２１ａ、ＲＩ装置２１ｂ、ＭＲ装置２１ｃなどの
複数の医用画像発生装置によって撮影された医用画像を
それぞれ保管する医用画像保管サーバ２２ａ〜２２ｃ
と、これらの中から所望の医用画像を検索して表示する
医用画像ビューア２５と、統合管理サーバ３０と、放射
線科情報システム（ＲＩＳ：Ｒａｄｉｏｌｏｇｉｃａｌ
Ｉｎｆｏｍａｔｉｏｎ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｓｙ
ｓｔｅｍ）サーバ２９とが高速ネットワークに接続され
て構成されている。

【００２３】統合管理サーバ３０は、高速ネットワーク
を介して接続されている医用画像保管サーバ２２ａ〜２
２ｃに保管されている医用画像を一元的に管理し、ＲＩ
Ｓサーバ２９や医用画像ビューア２５などからの指示に
従って所望の医用画像を高速に検索して医用画像ビュー
ア２５に表示したり配信したりして、医用画像の効率的
な管理を行なっている。医用画像保管サーバ２２ａ〜２
２ｃ、医用画像ビューア２５、統合管理サーバ３０、Ｒ
ＩＳサーバ２９などの各装置は、図１と同様に病院内に
構築された高速ネットワーク（図示せず）を介して接続
されているが、図２では、各装置間の信号の伝達関係に
基づいて各装置の接続関係が模式的に示してある。

【００２４】この実施の形態に係る医用画像管理システ
ムでは、例えばＣＴ装置２１ａで撮影された医用画像は
ＣＴ用ＤＩＣＯＭサーバ２２ａに保管され、ＲＩ装置２
１ｂで撮影された医用画像はＲＩ用ＤＩＣＯＭサーバ２
２ｂに保管され、ＭＲ装置２１ｃで撮影された医用画像
はＭＲ用ＤＩＣＯＭサーバ２２ｃに保管される。医用画
像ビューア２５は、医師によって直接操作され、医用画
像の観察、診断等を行なうための画像ワークステーショ
ンであり、病院内の内科や外科などの依頼科（依頼元）
の診察室、読影室、カンファレンス室などに個々に設置
される。なお、実際は複数の医用画像ビューアが高速ネ
ットワーク（図示せず）を介して接続されているが、図
２では説明の便宜上一つの医用画像ビューア２５だけが
示してある。医用画像発生装置２１ａ〜２１ｃや医用画
像保管用の各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃも同様に
病院内の各検査室２３ａ〜２３ｃなどに個々に配備され
る。ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃは、医用画像発生
装置２１ａ〜２１ｃによって撮影されたＤＩＣＯＭ規格
の医用画像を保管する。これらの各装置間は従来と同様
に光ファイバなどを用いて構成された高速のローカルエ
リアネットワーク（ＬＡＮ）によって接続される。な
お、これ以外にも印刷装置などの種々の装置が接続され
ているが、これらについては省略してある。

【００２５】この実施の形態に係る医用画像管理システ
ムでは、医用画像を閲覧したい医師は、医用画像ビュー
ア２５を用いて、統合管理サーバ３０にアクセスする。
統合管理サーバ３０には、いつ、どの医用画像発生装置
で、どの患者がどのように撮影された医用画像なのかを
示す医用画像検索のための情報がデータベースとして記
録されている。従って、医用画像ビューア２５には統合
管理サーバ３０に蓄積されているデータベースの検索情
報が瞬時に表示される。医師は医用画像ビューア２５に
表示された検索情報の中から閲覧したいものを選択す
る。すると、統合管理サーバ３０は選択された医用画像
を保管しているＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに対し
て医用画像配信要求信号を送信する。この医用画像配信
要求信号を受信したＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃ
は、医用画像配信要求信号に対応する医用画像を読み出
して医用画像ビューア２５に送信する。これによって、
医用画像ビューア２５には、医師の欲する医用画像が瞬
時に表示されるようになる。このように、医師は医用画
像ビューア２５を用いて患者の診断に必要な医用画像を
統合管理サーバ３０上で探し、それを統合管理サーバ３
０に指示するだけで、後は統合管理サーバ３０が自動的
に各医用画像保管用のＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃ
に医用画像の配信を指示するので、医師はそれぞれの医
用画像保管用のＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃにアク
セスしなくても、所望の医用画像を瞬時に見ることがで
きる。

【００２６】また、この実施の形態に係る医用画像管理
システムでは、外来・入退院・人口の統計などに関する
情報、検査のスケジューリングなどに関する情報、検査
結果に関する情報などを管理しているＲＩＳサーバ２９
からの検査スケージュリング情報に基づいて、検査前に
患者の診断に必要な医用画像を予め医用画像保管用のＤ
ＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃから検索して、医用画像
ビューア２５に予め配信するという医用画像管理を行な
うようになっている。これによって、医師は、患者の過
去の医用画像を検索し、読み出すという作業を行なう必
要はなく、医用画像の過去と現在の比較読影を円滑に行
なうことができ、診察の迅速化及び円滑化を実現でき
る。例えば、内科で診察を受けて放射線科又は放射線部
のＣＲ（Ｃｏｍｐｕｔｅｄ Ｒａｄｉｏｇｒａｐｈｙ）
で胸の撮影をした場合、撮影後、放射線科（放射線部）
から内科に戻る間に、当日撮影した医用画像と、それと
同一患者、同一部位の所定の過去の医用画像の両方が何
の操作を行なわなくても依頼元の内科の医用画像ビュー
アに転送されるので、診察の際は、すぐ医用画像ビュー
アにそれらの医用画像を表示させ、比較読影などの診断
を行なうことができるようになる。

【００２７】図３は、図２の接続関係に対応した統合管
理サーバ３０の詳細構成を示すブロック図である。実時
間ＯＳ３１はリアルタイム処理を行なうオペレーティン
グシステムである。ＤＩＣＯＭインタフェース３２は、
統合管理サーバ３０と各ＲＩＳサーバ２９、各ＤＩＣＯ
Ｍサーバ２２ａ〜２２ｃ及び各医用画像ビューア２５と
を接続するインタフェースである。なお、図２ではＲＩ
Ｓサーバ２９及び医用画像ビューア２５は一台しか図示
していないが複数台のＲＩＳサーバや医用画像ビューア
が接続されていてもよい。データベース３３は、ＤＩＣ
ＯＭインタフェース３２を介して統合管理サーバ３０に
接続されているＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃなどに
保管されている医用画像データの所在管理などを行なう
ものである。

【００２８】入出力インタフェース３４は統合管理サー
バ３０と表示装置３５、キーボード３６、ＤＡＴドライ
ブ３７などとを接続するインタフェースである。表示装
置３５は、統合管理サーバ３０の情報を表示するディス
プレイなどである。キーボート３６は、各種パラメータ
設定用のキーやスイッチを備えており、統合管理サーバ
３０のメンテナンスなどを行なう際のコマンド入力に用
いられる。ＤＡＴドライブ３７は、データベース３３内
の各種情報を保存するものである。なお、ＤＡＴドライ
ブ３７の他にも磁気ディスクドライブ、フロッピー（登
録商標）ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、
ＣＤ−ＲＯＭドライブ、光磁気ディスク（ＭＯ）ドライ
ブ、ＺＩＰドライブ、ＰＤドライブ、ＤＶＤドライブな
どを用いてデータベース情報を保存するようにしてもよ
い。なお、統合管理サーバ３０は、これ以外にも中央処
理装置（ＣＰＵ）と、制御プログラムを格納した主メモ
リと、動作プログラム等を格納した磁気ディスク装置、
画面上のソフトスイッチなどを操作するマウスなどのポ
インティングデバイス、指示音声などを発音するスピー
カなどを有するがここではこれらの説明は省略する。

【００２９】次に統合管理サーバ３０の実時間ＯＳ３１
が実行する各ブロックの処理について説明する。まず、
定周期検索処理４１は、ＤＩＣＯＭインタフェース３２
を介して接続される全てのＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２
２ｃに対して一定の周期（例えば２０〜３０分の周期）
で検索を実行し、第１の遡り時間（例えば、３〜８時
間）前に実行された新たな検査によって発生した医用画
像の有無を検索する。これは、統合管理サーバ３０の管
理下にある各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに新規に
保管登録された医用画像を定期的に検索するものであ
る。上述の一定周期や第１の遡り時間は一例であり、適
宜変更可能であることは言うまでもない。

【００３０】指定時刻検索処理４２は、予め指定された
時刻（例えば、２４：００）に全てのＤＩＣＯＭサーバ
２２ａ〜２２ｃに対して第２の遡り時間（例えば、１〜
３日間）前に実行された新たな検査によって発生した医
用画像の有無を検索する。これは、定期的に実行する定
周期検索処理４１だけでは、新たに発生した医用画像の
検索漏れが予想されるので、この検索漏れを無くすため
に統合管理サーバ３０は、タイマ管理処理４９の管理下
で各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに対して、あらか
じめ指定された時刻に第２の遡り時間に相当する時間幅
だけ過去に遡って新しい医用画像の検索を実行してい
る。この場合も、上述の指定時刻及び第２の遡り時間は
一例であり、適宜変更可能であることは言うまでもな
い。

【００３１】取得データ照合・登録処理４３は、定周期
検索処理４１及び指定時刻検索処理４２によって検索さ
れた各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃの検索結果と、
データベース３３に登録されている内容とを照合し、デ
ータベース３３に登録されていない新規の検索結果のみ
を新規のデータとしてデータベース３３に追加登録す
る。

【００３２】イベント情報受信・登録処理４４は、ＲＩ
Ｓサーバ２９からの検査予約情報ＩＶを常に受信可能状
態とし、検査予約情報ＩＶを受信した時点でその検査予
約情報ＩＶに基づいて予約患者の過去医用画像や関連医
用画像の配信要求イベント情報を作成し、それをデータ
ベース３３の配信キューに順次登録する。

【００３３】イベント画像配送指示処理４５は、イベン
ト情報受信・登録処理４４によって作成された配信キュ
ー内の配信要求イベント情報に基づいて予約患者の過去
医用画像や関連医用画像を保管しているＤＩＣＯＭサー
バに対して配送指示を行なう。ここでの関連情報とは、
検査予約情報に予め記録されているモダリティの過去医
用画像であったり、医師によって予め関連付けられた医
用画像のことである。

【００３４】ローカル検索処理４６は、各医用画像ビュ
ーア２５からの検索要求に応じてデータベース３３内の
データ検索を行い、その検索結果を各医用画像ビューア
２５に送信する。医用画像配信指示処理４７は、各医用
画像ビューア２５からの要求医用画像について各ＤＩＣ
ＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃにその医用画像の配送指示を
行なう。イベント情報整理処理４８は、データベース３
３内に登録されている配信要求イベント情報のうち過去
の配信要求イベント情報をデータベース３３から削除す
る。

【００３５】タイマ監視処理４９は、現在の時刻が指定
時刻検索処理４２に予め設定されている検索処理の開始
時刻及びイベント情報整理処理４８に予め設定されてい
るイベント整理の開始時刻に達した時点で各処理に実施
の開始を指示する。自動バックアップ処理５０は、デー
タベース３３内の情報をＤＡＴドライブ３７に保存する
処理を一定時刻毎に自動的に実行する。可動状況表示処
理５１は、統合管理サーバ３０における通信状況などを
リアルタイムに表示装置３５に表示する。

【００３６】これらの各処理の中で、定周期検索処理４
１、指定時刻検索処理４２、取得データ照合・登録処理
４３、イベント画像配送指示処理４５、イベント情報整
理処理４８及びタイマ監視処理４９は、統合管理サーバ
３０の内部で発生した要求に応じて実行される内部要求
応答制御処理であり、ローカル検索処理４６、医用画像
配送指示処理４７及びイベント情報受信・登録処理４４
は、ＤＩＣＯＭインタフェース３２を介した外部からの
要求に応じて実行される外部要求応答制御処理である。

【００３７】以下、図２及び図３の医用画像管理システ
ムの動作例について図面を用いて説明する。図４は、図
２及び図３の統合管理サーバ３０が実行する内部要求応
答制御処理の一例を示すフローチャート図である。以
下、図４の内部要求応答制御処理のフローチャートの詳
細をステップ順に説明する。 ［ステップＳ６１］システム制御フラグが「１」か否か
を判定し、システム制御フラグが「０」（ｎｏ）の場合
はシステムの継続を意味するので、次のステップＳ６２
に進んで各処理を実行し、「１」（ｙｅｓ）の場合はシ
ステムの終了を意味するので、直ちに図４の内部要求応
答制御処理を終了する。 ［ステップＳ６２］このステップＳ６２は図３のタイマ
監視処理４９に対応するものであり、現在の時刻が指定
時刻検索処理４２に設定されている処理開始時刻に達し
たか否かを判定し、開始時刻に達した（ｙｅｓ）と判定
した場合はステップＳ６５に進み、指定時刻検索処理４
２に実施要求信号を送信し、開始時刻でない（ｎｏ）と
判定した場合はステップＳ６３に進む。

【００３８】［ステップＳ６３］計時カウンタＣＮＴの
値が定周期検索処理４１の一定周期に達したかどうかを
判定し、達した（ｙｅｓ）と判定した場合は次のステッ
プＳ６４に進み、達していない（ｎｏ）と判定した場合
はステップＳ６９に進む。 ［ステップＳ６４］このステップは一定周期毎に実行さ
れる図３の定周期検索処理４１に対応するものであり、
図２に示すように医用画像検索要求信号ＦＲＱ１〜ＦＲ
Ｑ３をＤＩＣＯＭインタフェース３２を介して各ＤＩＣ
ＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに一定周期毎に送信する。こ
の医用画像検索要求信号ＦＲＱ１〜ＦＲＱ３を受信した
各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃは、自分のデータベ
ース内に保管している医用画像保管情報の中から第１の
遡り時間に相当する時間幅の間に保管された医用画像情
報を検索し、それを医用画像保管情報ＦＲＳ１〜ＦＲＳ
３としてＤＩＣＯＭインタフェース３２を介して統合管
理サーバ３０に送信する。

【００３９】［ステップＳ６５］このステップは指定さ
れた検索開始時刻毎に実行される図３の指定時刻検索処
理４２に対応するものであり、タイマ監視処理４９から
の実施要求信号に応じて定周期検索処理４１と同様に医
用画像検索要求信号ＦＲＱ１〜ＦＲＱ３をＤＩＣＯＭイ
ンタフェース３２を介して各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜
２２ｃに送信する。なお、この場合の医用画像検索要求
信号ＦＲＱ１〜ＦＲＱ３の第２の遡り時間は１〜３日程
度と大きな時間間隔である。この医用画像検索要求信号
ＦＲＱ１〜ＦＲＱ３を受信した各ＤＩＣＯＭサーバ２２
ａ〜２２ｃは、自分のデータベース内に保管している医
用画像保管情報の中から第２の遡り時間に相当する時間
幅の間に保管された医用画像情報を検索し、それを医用
画像保管情報ＦＲＳ１〜ＦＲＳ３としてＤＩＣＯＭイン
タフェース３２を介して統合管理サーバ３０に送信す
る。

【００４０】［ステップＳ６６］ステップＳ６４及びス
テップＳ６５の医用画像検索要求信号ＦＲＱ１〜ＦＲＱ
３に応じて各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃから送信
されて来た医用画像保管情報ＦＲＳ１〜ＦＲＳ３を受信
する。 ［ステップＳ６７］このステップは図３の取得データ照
合・登録処理４３の照合処理に対応するものであり、デ
ータベース３３内に登録されている医用画像保管情報と
前のステップＳ６６で受信した医用画像保管情報ＦＲＳ
１〜ＦＲＳ３とを照合し、データベース３３に未登録の
情報を検出する。 ［ステップＳ６８］このステップは取得データ照合・登
録処理４３の登録処理に対応するものであり、前のステ
ップＳ６７の照合の結果、データベース３３に未登録の
新規な医用画像保管情報だけをデータベース３３に登録
する。

【００４１】［ステップＳ６９］このステップは図３の
タイマ監視処理４９に対応するものであり、現在の時刻
がイベント情報整理処理４８に設定されている処理開始
時刻に達したか否かを判定し、開始時刻に達した（ｙｅ
ｓ）と判定した場合はステップＳ６Ａに進み、イベント
情報整理処理４８に実施要求信号を送信し、開始時刻で
ない（ｎｏ）と判定した場合にはステップＳ６Ｂに進
む。 ［ステップＳ６Ａ］このステップＳ６Ａと次のステップ
Ｓ６Ｂ及びステップＳ６Ｃは、図３のイベント情報整理
処理４８に対応するものである。このステップでは、前
のステップＳ６９でイベント情報整理処理の開始時刻に
なったと判定されたので、データベース３３内に登録さ
れているイベント情報のうち過去のイベント情報をデー
タベース３３から削除して、イベント情報の整理を行な
う。これによって予め設定された保持期間を経過したイ
ベント情報はデータベース３３内から順次削除される。

【００４２】［ステップＳ６Ｂ］このステップではデー
タベース３３内を参照し、配信キューを検索する。 ［ステップＳ６Ｃ］このステップでは前のステップＳ６
Ｂの検索の結果、データベース３３内に配信キューが存
在するか否か、すなわち配信キューの有無を判定し、配
信キューが有る（ｙｅｓ）と判定された場合には次のス
テップＳ６Ｄに進み、配信キューが無い（ｎｏ）と判定
された場合にはステップＳ６１にリターンし、前述の処
理を繰り返す。

【００４３】［ステップＳ６Ｄ］このステップは図３の
医用画像配送指示処理４７に対応するものであり、前の
ステップＳ６Ｃで配信キューが有ると判定されたので、
配信キューで要求されている医用画像について、その医
用画像を保管しているＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃ
のいずれかに医用画像の医用画像配送指示信号ＭＲＱを
送信する。この医用画像配送指示信号ＭＲＱを受信した
ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃは、配送指示された医
用画像を医用画像ビューア２５に配信するために、医用
画像保存要求信号ＳＲＱを医用画像ビューア２５に送信
する。医用画像保存要求信号ＳＲＱを受信した医用画像
ビューア２５は、医用画像保存回答信号ＳＲＳをＤＩＣ
ＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに送信する。これによって配
送指示された医用画像がＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２
ｃのいずれかから医用画像ビューア２５に配信される。
ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃは、医用画像ビューア
２５からの医用画像保存回答信号ＲＳＲを受信した時点
又は医用画像の配信が終了した時点で、医用画像の配信
処理を行なった事を示す医用画像配送回答信号ＭＲＳを
統合管理サーバ３０に送信する。この医用画像配送回答
信号ＭＲＳを受信することによって一連の医用画像配送
指示処理４７の処理は終了する。

【００４４】なお、図２では、統合管理サーバ３０から
ＤＩＣＯＭサーバ２２ａに対して医用画像配送指示信号
ＭＲＱ１が送信され、ＤＩＣＯＭサーバ２２ａから医用
画像ビューア２５に対して医用画像保存要求信号ＳＲＱ
１が送信され、医用画像ビューア２５からＤＩＣＯＭサ
ーバ２２ａに対して医用画像保存回答信号ＳＲＳ１が送
信され、ＤＩＣＯＭサーバ２２ａから統合管理サーバ３
０に対して医用画像配送回答信号ＭＲＳ１が送信されて
いる様子が示されている。これ以外のＤＩＣＯＭサーバ
２２ｂ，２２ｃの場合も同様にして配信キューで要求さ
れた医用画像が医用画像ビューア２５に順次配信される
ことになる。

【００４５】図５は、図２及び図３の統合管理サーバ３
０が実行する外部要求応答制御処理の一例を示すフロー
チャート図である。以下、図５の外部要求応答制御処理
のフローチャートの詳細をステップ順に説明する。 ［ステップＳ７１］システム制御フラグが「１」か否か
を判定し、システム制御フラグが「０」（ｎｏ）の場合
は、システムの継続を意味するので次のステップＳ７２
に進み、「１」（ｙｅｓ）の場合は、システムの終了を
意味するので直ちに図５の外部要求応答制御処理を終了
する。

【００４６】［ステップＳ７２］外部から送信されて来
るＤＩＣＯＭデータをＤＩＣＯＭインタフェース３２を
介して受信する。この実施の形態では、医用画像保管用
のＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃ、医用画像ビューア
２５、ＲＩＳサーバ２９からＤＩＣＯＭデータが送信さ
れてくる。 ［ステップＳ７３］受信したＤＩＣＯＭデータの要求内
容を判定し、要求内容に応じた処理に振り分けを行な
う。要求内容が医用画像ビューア２５からのＤＩＣＯＭ
検索要求信号ＦＲＱ５の場合はステップＳ７４に進み、
ＤＩＣＯＭ医用画像要求信号ＭＲＱ５の場合はステップ
Ｓ７６に進み、ＲＩＳサーバ２９からの検査予約情報Ｉ
Ｖの場合はステップＳ７８に進む。

【００４７】［ステップＳ７４］このステップＳ７４と
次のステップＳ７５は図３のローカル検索処理４６に対
応するものであり、受信したＤＩＣＯＭデータの要求内
容が医用画像ビューア２５からのＤＩＣＯＭ検索要求信
号ＦＲＱ５なので、要求された内容に従ってデータベー
ス３３内を検索する。例えば、要求された検索内容が或
る患者に関する医用画像データを検索することを内容と
する場合、その患者のＩＤに該当する医用画像がどのＤ
ＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに保管されているのかを
検索する。これ以外にも撮影日時や撮影されたモダリテ
ィなどを検索条件として設定することもできる。 ［ステップＳ７５］前のステップＳ７４の検索結果を示
す医用画像保管情報ＦＲＳ５をＤＩＣＯＭ検索要求信号
ＦＲＱ５を送信して来た医用画像ビューア２５に送信す
る。

【００４８】［ステップＳ７６］このステップＳ７４と
次のステップＳ７５は図３のローカル検索処理４６に対
応するものである。受信したＤＩＣＯＭデータの要求内
容が医用画像ビューア２５からの医用画像配送要求信号
ＭＲＱ５なので、このステップでは要求された内容に従
ってデータベース３３内を検索する。すなわち、要求さ
れた医用画像がどのＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃに
保管されているのかを検索する。 ［ステップＳ７７］前のステップＳ７４の検索結果に基
づいて、要求された医用画像を保管しているＤＩＣＯＭ
サーバ２２ａ〜２２ｃに医用画像配送指示信号ＭＲＱを
送信する。図２の場合、医用画像ビューア２５から統合
管理サーバ３０に対して医用画像配送要求信号ＭＲＱ５
が送信される。すると、統合管理サーバ３０からＤＩＣ
ＯＭサーバ２２ａに対して医用画像配送指示信号ＭＲＱ
１が送信され、ＤＩＣＯＭサーバ２２ａから医用画像ビ
ューア２５に対して医用画像保存要求信号ＳＲＱ１が送
信され、医用画像ビューア２５からＤＩＣＯＭサーバ２
２ａに対して医用画像保存回答信号ＳＲＳ１が送信さ
れ、ＤＩＣＯＭサーバ２２ａから統合管理サーバ３０に
対して医用画像配送回答信号ＭＲＳ１が送信され、統合
管理サーバ３０から医用画像ビューア２５に対して医用
画像配送回答信号ＭＲＳ５が送信される。このような一
連の処理によって医用画像ビューア２５から要求された
医用画像がＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｃから医用画
像ビューア２５に順次配信される。

【００４９】［ステップＳ７８］このステップＳ７８は
図３のイベント情報受信・登録処理４４に対応するもの
である。受信したＤＩＣＯＭデータがＲＩＳサーバ２９
からの検査予約情報ＩＶなので、このステップでは、そ
の検査予約情報ＩＶに基づいて予約患者の過去医用画像
や関連医用画像の配信要求イベント情報を作成し、それ
をデータベース３３の配信キューに順次登録する。配信
キューに配信要求イベント情報が登録されると、その配
信キュー内の配信要求イベント情報に基づいて図３のイ
ベント画像配送指示処理４５によって、予約患者の過去
医用画像や関連医用画像を保管しているＤＩＣＯＭサー
バに対する配送指示が行なわれるようになる。

【００５０】図６は、上述の定周期検索処理４１及び指
定時刻検索処理４２の実行によって各ＤＩＣＯＭサーバ
に保管されている医用画像に関する検索情報が統合管理
サーバ３０のデータベース３３に保管される様子の具体
例を示す図である。図６では、図２の各ＤＩＣＯＭサー
バ２２ａ〜２２ｃの他に図示していないＣＴ装置２１ｄ
と、このＣＴ装置２１ｄで撮影された医用画像を保管す
るＣＴ用ＤＩＣＯＭサーバ２２ｄとが高速ネットワーク
を介して接続されているものとし、各検索情報の左側に
各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｄの符号が付してあ
る。以下、氏名が「日立太郎（ＨＩＴＡＣＨＩ ＴＡＲ
Ｏ）」で患者ＩＤが「１２−３４５−６」の患者の場合
について説明する。図６の装置の欄のＣＴ（ａ）はＣＴ
装置２１ａ、ＣＴ（ｄ）はＣＴ装置２１ｄ、ＲＩはＲＩ
装置２１ｂ、ＭＲはＭＲ装置２１ｃによって撮影された
ことを示す。

【００５１】ＤＩＣＯＭサーバ２２ａには１９９９年９
月２５日に撮影されたＣＴ画像が、ＤＩＣＯＭサーバ２
２ｂには１９９９年１０月９日に撮影されたＲＩ画像
が、ＤＩＣＯＭサーバ２２ｃには１９９９年８月３０日
に撮影されたＭＲ画像、ＤＩＣＯＭサーバ２２ｄには１
９９８年８月５日及び１９９９年１１月１０日に撮影さ
れたＣＴ画像が、それぞれ存在することを示す検索情報
が存在する。これらの各検索情報が、図６の最下段に示
す検索情報のように統合管理サーバ３０のデータベース
３３に登録保管されている。従って、患者「日立太郎」
の医用画像を閲覧したい医師は、医用画像ビューア２５
を用いて、統合管理サーバ３０にアクセスし、その患者
ＩＤ「１２−３４５−６」を入力すると、図６の最下段
のような医用画像検索情報が医用画像ビューア２５に表
示される。医師がこの医用画像ビューア２５に表示され
た医用画像検索情報の中から閲覧したいものを選択する
と、それに応じた医用画像が瞬時に医用画像ビューア２
５に表示される。

【００５２】図７は、上述のイベント情報受信・登録処
理４４及びイベント画像配送指示処理４５の実行によっ
て各ＤＩＣＯＭサーバに保管されている医用画像が医用
画像ビューア２５に配信される様子の具体例を示す図で
ある。各ＤＩＣＯＭサーバ２２ａ〜２２ｄには、図６の
場合と同様の医用画像が保管されている。このときに、
統合管理サーバ３０にＲＩＳサーバ２９から検査予約情
報ＩＶが送信される。統合管理サーバ３０は、この検査
予約情報ＩＶに基づいて患者「日立太郎」の過去のＣＴ
画像の中から最新のもの、並びに関連する画像としてＭ
Ｒ装置２１ｃで撮影されたＭＲ画像の中から最新のもの
を検索し、その画像の配信要求イベント情報を作成し、
それをデータベース３３の配信キューに登録する。統合
管理サーバ３０は、この配信キューに基づいて患者「日
立太郎」の過去のＣＴ画像として１９９９年１１月１０
日に撮影されたＣＴ画像の配送指示をＤＩＣＯＭサーバ
２２ｄに行なうと共に患者「日立太郎」の過去のＭＲ画
像として１９９９年８月３０日に撮影されたＭＲ画像の
配送指示をＤＩＣＯＭサーバ２２ｃにそれぞれ行なう。
これによって、医用画像ビューア２５には、図７の最下
段に示すようなＣＴ画像とＭＲ画像が予め保管されるよ
うになるので、医師がこの医用画像ビューア２５に表示
された医用画像検索情報の中から閲覧したいものを選択
すると、それに応じた医用画像が瞬時に医用画像ビュー
ア２５に表示される。

【００５３】なお、上述の実施の形態では、画像発生装
置と画像保管サーバとが一対一の場合を例に説明した
が、一台の医用画像発生装置に対して複数台の医用画像
保管サーバが配備された場合でも、複数台の医用画像発
生装置に対して複数台の医用画像保管サーバが配備され
た場合でも同様に適用可能である。また、上述の実施の
形態では、医用画像保管サーバが同じ画像発生装置で発
生した医用画像を保管する場合について説明したが、異
なる画像発生装置で発生した医用画像を保管していても
同様に適用可能である。上述の実施の形態では、医用画
像発生装置として、ＣＴ装置、ＲＩ装置、ＭＲ装置など
を例に説明したが、これ以外にもＣＲ（Ｃｏｍｐｕｔｅ
ｄ Ｒａｄｉｏｇｒａｐｈｙ）装置及びＤＲ（Ｄｉｇｉ
ｔａｌ Ｒａｄｉｏｇｒａｐｈｙ）装置などの医用画像
発生装置がネットワークに接続されていてもよい。

【００５４】また、統合管理サーバ３０は、図示してい
ない通信インターフェースを介して、他のＬＡＮ（ロー
カルエリアネットワーク）やインターネット、電話回線
などの種々の通信ネットワーク上に接続可能とし、他の
医療機関のサーバコンピュータとの間でデータのやりと
りを行うようにしてもよい。上述の実施の形態では、統
合管理サーバを設ける場合について説明したが、これに
限らず、画像保管用のＤＩＣＯＭサーバがそのアプリケ
ーションソフトウェアによって統合管理サーバと同等の
働きをするようにしてもよい。また、このようなアプリ
ケーションソフトンウェアは、磁気ディスク、光ディス
ク、半導体メモリ等の記憶媒体に記憶させてサーバに供
給したり、ネットワークを介して供給したりして、容易
にバージョンアップが行なえるようにしてもよい。

【００５５】

【発明の効果】この発明の医用画像管理方法及び医用画
像管理システムによれば、ネットワーク上に接続された
複数の医用画像保管サーバから所望の医用画像を高速に
検出し、それをネットワーク上の他の装置に高速で表示
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 一つの病院内に構築された高速ネットワーク
を用いて医用画像を管理する従来の医用画像管理システ
ムの全体構成の概略を示す図

【図２】 図２は本発明が適用される医用画像管理シス
テムの全体構成を示す図

【図３】 図２の接続関係に対応した統合管理サーバの
詳細構成を示すブロック図

【図４】 図２及び図３の統合管理サーバが実行する内
部要求応答制御処理の一例を示すフローチャート図

【図５】 図２及び図３の統合管理サーバが実行する外
部要求応答制御処理の一例を示すフローチャート図

【図６】 図３の定周期検索処理及び指定時刻検索処理
の実行によって各ＤＩＣＯＭサーバに保管されている医
用画像に関する検索情報が統合管理サーバのデータベー
スに保管される様子の具体例を示す図

【図７】 図３のイベント情報受信・登録処理及びイベ
ント画像配送指示処理の実行によって各ＤＩＣＯＭサー
バに保管されている医用画像が医用画像ビューアに配信
される様子の具体例を示す図

【符号の説明】

２１ａ…ＣＴ装置、２１ｂ…ＲＩ装置、２１ｃ…ＭＲ装
置、２２ａ…ＣＴ用ＤＩＣＯＭサーバ、２２ｂ…ＲＩ用
ＤＩＣＯＭサーバ、２２ｃ…ＭＲ用ＤＩＣＯＭサーバ、
２５…医用画像ビューア、２９…ＲＩＳサーバ、３０…
統合管理サーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｔ 1/00 ２００ Ｇ０６Ｔ 1/00 ２００Ｂ (72)発明者 桑原 康郎 東京都千代田区内神田１丁目１番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 服部 信 東京都千代田区内神田１丁目１番14号 株 式会社日立メディコ内 Ｆターム(参考） 5B050 AA02 CA05 CA07 CA08 EA18 FA02 GA08 5B075 KK03 ND03 ND06 ND23 NK02 NK54 PP02 PP12 PP22 PQ02 PQ42 QM01 UU29

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の医用画像発生装置で発生した医用
   画像を保管している複数の画像保管手段をネットワーク
   を介して接続することによって前記複数の画像保管手段
   に保管されている大量の医用画像を管理する医用画像管
   理方法において、 前記複数の画像保管手段に保管されている医用画像に関
   する第１の検索情報を所定の時間間隔で定期的に検出す
   るステップと、 検出された第１の検索情報が既に登録済みの第２の検索
   情報中に存在しない場合には前記検出された第１の検索
   情報に前記画像保管手段に関する情報を付加して前記第
   ２の検索情報としてデータベースに登録するステップ
   と、 前記データベースに登録されている前記第２の検索情報
   に基づいて、前記ネットワーク上の前記複数の画像保管
   手段に保管されている大量の医用画像を管理するステッ
   プとを含むことを特徴とする医用画像管理方法。
2. 【請求項２】 請求項１において、さらに、 前記ネットワークを介して利用することができる医用画
   像の検索要求が医用画像表示装置から出力された場合
   に、前記第２の検索情報を前記医用画像表示装置に表示
   するステップを含むことを特徴する医用画像管理方法。
3. 【請求項３】 請求項２において、さらに、 前記医用画像表示装置に表示する医用画像を前記第２の
   検索情報に基づいて選択するステップと、 選択された医用画像を前記医用画像表示装置に配信する
   ように前記画像保管手段に指示するステップとを含むこ
   とを特徴とする医用画像管理方法。
4. 【請求項４】 請求項１において、さらに、 特定の条件に合致する医用画像を医用画像表示装置に表
   示するために前記条件を出力するステップと、 前記条件に合致する医用画像を前記第２の検索情報に基
   づいて検索するステップと、 検索された前記医用画像を前記医用画像表示装置に配信
   するように前記画像保管手段に指示するステップとを含
   むことを特徴する医用画像管理方法。
5. 【請求項５】 請求項１において、さらに、 検査予約情報を管理する装置からの検査予約情報及び前
   記第２の検索情報に基づいて医用画像表示装置に配信す
   べき医用画像を検索するステップと、 検索された医用画像を前記医用画像表示装置に配信する
   ように前記画像保管手段に指示するステップとを含むこ
   とを特徴する医用画像管理方法。
6. 【請求項６】 複数の医用画像発生装置で発生した医用
   画像を保管している複数の画像保管手段をネットワーク
   を介して接続することによって前記複数の画像保管手段
   に保管されている大量の医用画像を管理する医用画像管
   理方法をコンピュータによって実現するためのプログラ
   ムであって、前記複数の画像保管手段に保管されている
   医用画像に関する第１の検索情報を所定の時間間隔で定
   期的に検出し、検出された第１の検索情報が既に登録済
   みの第２の検索情報中に存在しない場合には前記検出さ
   れた第１の検索情報に前記画像保管手段に関する情報を
   付加して前記第２の検索情報としてデータベースに登録
   し、前記データベースに登録されている前記第２の検索
   情報に基づいて、前記ネットワーク上の前記複数の画像
   保管手段に保管されている大量の医用画像を管理するこ
   とを特徴とするプログラム。
7. 【請求項７】 複数の医用画像発生装置で発生した医用
   画像を保管している複数の画像保管手段をネットワーク
   を介して接続することによって前記複数の画像保管手段
   に保管されている大量の医用画像を管理する医用画像管
   理システムにおいて、 前記複数の画像保管手段に保管されている医用画像に関
   する第１の検索情報を所定の時間間隔で定期的に検出す
   る検出手段と、 前記検出手段によって検出された第１の検索情報が既に
   登録済みの第２の検索情報中に存在しない場合には前記
   検出された第１の検索情報に前記画像保管手段に関する
   情報を付加して前記第２の検索情報として登録するデー
   タベース手段と、 前記データベース手段に登録されている前記第２の検索
   情報に基づいて、前記ネットワーク上の前記複数の画像
   保管手段に保管されている大量の医用画像を管理する制
   御手段とを備えたことを特徴とする医用画像管理システ
   ム。
8. 【請求項８】 請求項７において、さらに、 前記ネットワークを介して利用することができる医用画
   像の検索を要求することによって前記第２の検索情報を
   表示する医用画像表示手段を備えたことを特徴する医用
   画像管理システム。
9. 【請求項９】 請求項８において、さらに、 前記医用画像表示手段に表示する医用画像を前記第２の
   検索情報に基づいて選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された医用画像を前記医用画
   像表示装置に配信するように前記画像保管手段に指示す
   る指示手段とを備えたことを特徴とする医用画像管理シ
   ステム。
10. 【請求項１０】 請求項７において、さらに、 特定の条件に合致する医用画像を表示するために前記条
    件を出力する医用画像表示手段と、 前記医用画像表示装置から出力された前記条件に合致す
    る医用画像を前記第２の検索情報に基づいて検索する検
    索手段と、 前記検索手段によって検索された前記医用画像を前記医
    用画像表示装置に配信するように前記画像保管手段に指
    示する指示手段とを備えたことを特徴する医用画像管理
    システム。
11. 【請求項１１】 請求項７において、さらに、 検査予約情報などを管理する管理手段と、 前記医用画像を表示する医用画像表示手段と、 前記管理手段から出力される検査予約情報及び前記第２
    の検索情報に基づいて前記医用画像表示装置に配信すべ
    き医用画像を検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索された医用画像を前記医用画
    像表示装置に配信するように前記画像保管手段に指示す
    る指示手段とを備えたことを特徴する医用画像管理シス
    テム。