JP2002139268A - 製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫 - Google Patents
製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫Info
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- JP2002139268A JP2002139268A JP2000332287A JP2000332287A JP2002139268A JP 2002139268 A JP2002139268 A JP 2002139268A JP 2000332287 A JP2000332287 A JP 2000332287A JP 2000332287 A JP2000332287 A JP 2000332287A JP 2002139268 A JP2002139268 A JP 2002139268A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒータを用いずに透明氷を短時間で効率的に
製氷できるようにする。 【解決手段】 冷却装置40を製氷皿31に熱接触して
設けられた均熱板45、該均熱板45を介して製氷皿3
1の水から熱を吸収して排熱するペルチェ素子46、該
ペルチェ素子46からの熱を送風機49により送風され
てきた空気に排熱させるヒートシンク47等により構成
し、これらをケースに収納する。下ケース42には送風
機49により吸引された空気がケース内に流入する流入
口50、ダンパ48が設けられた第2流出口68、流入
口50の上部側に設けられて空気がケース外に流出する
第1流出口67を設ける。そして、ダンパ48を閉じヒ
ートシンク47により加熱された空気を水面に沿って流
動させて第1流出口67から流出させて透明氷を製氷す
る。
製氷できるようにする。 【解決手段】 冷却装置40を製氷皿31に熱接触して
設けられた均熱板45、該均熱板45を介して製氷皿3
1の水から熱を吸収して排熱するペルチェ素子46、該
ペルチェ素子46からの熱を送風機49により送風され
てきた空気に排熱させるヒートシンク47等により構成
し、これらをケースに収納する。下ケース42には送風
機49により吸引された空気がケース内に流入する流入
口50、ダンパ48が設けられた第2流出口68、流入
口50の上部側に設けられて空気がケース外に流出する
第1流出口67を設ける。そして、ダンパ48を閉じヒ
ートシンク47により加熱された空気を水面に沿って流
動させて第1流出口67から流出させて透明氷を製氷す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等におけ
る冷蔵庫に用いられる製氷装置にかかり、特に高品質な
透明氷を短時間で製氷することが可能な製氷装置及びそ
れを備えた冷蔵庫に関する。
る冷蔵庫に用いられる製氷装置にかかり、特に高品質な
透明氷を短時間で製氷することが可能な製氷装置及びそ
れを備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭用の冷蔵庫等においては、水
を製氷皿に貯留して製氷する製氷装置が略標準装備さ
れ、中には所定量の氷が常備できるように給水タンクか
ら自動給水して製氷する製氷装置が市場に提供されてい
る。
を製氷皿に貯留して製氷する製氷装置が略標準装備さ
れ、中には所定量の氷が常備できるように給水タンクか
ら自動給水して製氷する製氷装置が市場に提供されてい
る。
【0003】しかし、単に製氷皿を冷却して製氷すると
白濁した氷になることが知られており、かかる白濁した
氷は溶解速度が速く、またウイスキーの水割等に用いて
も雰囲気が盛上がらない等の理由から透明氷が要望され
種々の構成の製氷装置が提案されている。
白濁した氷になることが知られており、かかる白濁した
氷は溶解速度が速く、またウイスキーの水割等に用いて
も雰囲気が盛上がらない等の理由から透明氷が要望され
種々の構成の製氷装置が提案されている。
【0004】即ち、製氷皿は複数のブロックに区画さ
れ、当該各ブロックに水が貯留されている。このような
製氷皿を単に冷却すると、各ブロックの周囲から結氷が
始り、内部の水が最後に結氷するようになる。
れ、当該各ブロックに水が貯留されている。このような
製氷皿を単に冷却すると、各ブロックの周囲から結氷が
始り、内部の水が最後に結氷するようになる。
【0005】このとき、水に溶存していた空気が、未結
氷水中に気泡となってでてきて、この気泡が氷に閉じこ
められると白濁した氷となる。
氷水中に気泡となってでてきて、この気泡が氷に閉じこ
められると白濁した氷となる。
【0006】そこで、透明氷を得るために、例えば特公
平6−70543号公報においては、冷気を製氷皿の裏
側から送風して製氷し、その際気泡が氷に閉じこめられ
ないように、製氷皿の蓋にヒータを埋込んで水面が先に
結氷しないようにした構成が開示されている。
平6−70543号公報においては、冷気を製氷皿の裏
側から送風して製氷し、その際気泡が氷に閉じこめられ
ないように、製氷皿の蓋にヒータを埋込んで水面が先に
結氷しないようにした構成が開示されている。
【0007】これにより、各ブロックの底の方から徐々
に結氷し、最後に水面が凍るようになるので、製氷完了
時まで気泡の脱気パスが確保されて透明氷が製氷できる
ようになる。
に結氷し、最後に水面が凍るようになるので、製氷完了
時まで気泡の脱気パスが確保されて透明氷が製氷できる
ようになる。
【0008】なお、ヒータによる加熱量が大きいと製氷
時間が長くなるので、当該ヒータによる加熱量は適宜制
御されるようになっている。
時間が長くなるので、当該ヒータによる加熱量は適宜制
御されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、ヒータの熱は製氷皿や当該製氷皿を覆うように
して設けられた蓋等にも一様に与えられるため、透明氷
を作るために利用される熱利用率が低く、効率的に製氷
速度を向上させることが困難である問題があった。
成では、ヒータの熱は製氷皿や当該製氷皿を覆うように
して設けられた蓋等にも一様に与えられるため、透明氷
を作るために利用される熱利用率が低く、効率的に製氷
速度を向上させることが困難である問題があった。
【0010】即ち、透明氷を作る上では、気泡の脱気が
必要不可欠となり、このためにヒータで水面を加熱して
当該水面が先に結氷するのを防止しているが、上述した
ようにヒータの熱は製氷皿や当該製氷皿を覆うようにし
て設けられた蓋等にも一様に与えられる。
必要不可欠となり、このためにヒータで水面を加熱して
当該水面が先に結氷するのを防止しているが、上述した
ようにヒータの熱は製氷皿や当該製氷皿を覆うようにし
て設けられた蓋等にも一様に与えられる。
【0011】そして、製氷速度を早くするために冷気量
を多くすると、それに伴いヒータの発熱量も多くしなけ
れ透明氷を製氷できないため、ヒータの熱利用率を向上
させることが困難となる。
を多くすると、それに伴いヒータの発熱量も多くしなけ
れ透明氷を製氷できないため、ヒータの熱利用率を向上
させることが困難となる。
【0012】そこで、本発明は、ヒータを用いずに透明
氷を短時間、かつ、効率的に製氷できるようにした製氷
装置及びそれを用いた冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
氷を短時間、かつ、効率的に製氷できるようにした製氷
装置及びそれを用いた冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、複数のブロックに区画さ
れて水を貯留する製氷皿を備えて、貯留した水を凍らせ
る製氷装置において、製氷皿の底部裏面側に当該製氷皿
に貯留された水の熱を吸収して排熱する冷却装置を設け
て、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようにしたこ
とを特徴とする。
め、請求項1にかかる発明は、複数のブロックに区画さ
れて水を貯留する製氷皿を備えて、貯留した水を凍らせ
る製氷装置において、製氷皿の底部裏面側に当該製氷皿
に貯留された水の熱を吸収して排熱する冷却装置を設け
て、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項2にかかる発明は、冷却装置が、製
氷皿の裏面と熱接触する均熱板と、該均熱板を介して製
氷皿に貯留された水の熱を吸収して排熱する熱電素子
と、該熱電素子と熱接触して該熱電素子からの熱を放熱
させるヒートシンクとを有して、簡単な構成で、高品質
な透明氷を短時間で製氷できるようにしたことを特徴と
する。
氷皿の裏面と熱接触する均熱板と、該均熱板を介して製
氷皿に貯留された水の熱を吸収して排熱する熱電素子
と、該熱電素子と熱接触して該熱電素子からの熱を放熱
させるヒートシンクとを有して、簡単な構成で、高品質
な透明氷を短時間で製氷できるようにしたことを特徴と
する。
【0015】請求項3にかかる発明は、製氷皿及び冷却
装置がケースに収納され、ヒートシンクを冷却する空気
が流入する流入口及び当該ヒートシンクを冷却すること
で加熱された空気が製氷皿に貯留されている水の表面に
沿って流動して当該ケースから流出する第1流出口が設
けられて、熱電素子の排熱で加熱された空気により水面
を加熱することで、当該水面を最後に結氷させて、高品
質な透明氷を短時間で製氷できるようにしたことを特徴
とする。
装置がケースに収納され、ヒートシンクを冷却する空気
が流入する流入口及び当該ヒートシンクを冷却すること
で加熱された空気が製氷皿に貯留されている水の表面に
沿って流動して当該ケースから流出する第1流出口が設
けられて、熱電素子の排熱で加熱された空気により水面
を加熱することで、当該水面を最後に結氷させて、高品
質な透明氷を短時間で製氷できるようにしたことを特徴
とする。
【0016】請求項4にかかる発明は、ケースにダンパ
を備えた第2流出口が設けられて、当該ダンパが閉じて
該第2流出口が閉塞されるとヒートシンクを冷却した空
気が水面に沿って流動して第1流出口から流出し、ダン
パが開いて第2流出口が開放されるとヒートシンクを冷
却した空気がそのまま当該第2流出口から流出するよう
にして、ユーザの要望に応じて高品質な透明氷やこれよ
り透明度が適宜小さい氷が製氷できるようにして利便性
を向上させたことを特徴とする。
を備えた第2流出口が設けられて、当該ダンパが閉じて
該第2流出口が閉塞されるとヒートシンクを冷却した空
気が水面に沿って流動して第1流出口から流出し、ダン
パが開いて第2流出口が開放されるとヒートシンクを冷
却した空気がそのまま当該第2流出口から流出するよう
にして、ユーザの要望に応じて高品質な透明氷やこれよ
り透明度が適宜小さい氷が製氷できるようにして利便性
を向上させたことを特徴とする。
【0017】請求項5にかかる発明は、製氷皿に氷が製
氷された際に、当該製氷皿を上限反転させて下部に設け
られた蓄氷箱に脱氷させる脱氷機構を有して、透明氷の
自動製氷を可能にしたことを特徴とする。
氷された際に、当該製氷皿を上限反転させて下部に設け
られた蓄氷箱に脱氷させる脱氷機構を有して、透明氷の
自動製氷を可能にしたことを特徴とする。
【0018】請求項6にかかる発明は、熱電素子にペル
チェ素子を用いて、安価、かつ、容易に高品質な透明氷
を短時間で製氷できるようにしたことを特徴とする。
チェ素子を用いて、安価、かつ、容易に高品質な透明氷
を短時間で製氷できるようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項7にかかる発明は、庫内が仕切壁に
より冷蔵室、野菜室、冷凍室、アイスルーム等の複数の
部屋に区画されると共に、これらに部屋の空気と冷媒と
を熱交換させて当該空気を冷却し、該空気により庫内を
冷凍回路を備えた冷蔵庫において、アイスルームに、請
求項1乃至6いずれか1項記載の製氷装置を設けて、利
便性を向上させたことを特徴とする。
より冷蔵室、野菜室、冷凍室、アイスルーム等の複数の
部屋に区画されると共に、これらに部屋の空気と冷媒と
を熱交換させて当該空気を冷却し、該空気により庫内を
冷凍回路を備えた冷蔵庫において、アイスルームに、請
求項1乃至6いずれか1項記載の製氷装置を設けて、利
便性を向上させたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は冷蔵庫10(当該冷蔵庫には冷凍冷
蔵庫も含まれる)の斜視図であり、図2はその断面図で
ある。
て説明する。図1は冷蔵庫10(当該冷蔵庫には冷凍冷
蔵庫も含まれる)の斜視図であり、図2はその断面図で
ある。
【0021】冷蔵庫10の筐体は、鉄等の磁性金属から
なる外箱11とABS等の合成樹脂からなる内箱12と
が発泡ポリウレタン等の発泡断熱材13を介して一体に
形成され、内部空間には複数の仕切壁25〜27が設け
られて冷蔵室18、野菜室19、セレクトルーム21、
アイスルーム20、冷凍室22等が形成されている。
なる外箱11とABS等の合成樹脂からなる内箱12と
が発泡ポリウレタン等の発泡断熱材13を介して一体に
形成され、内部空間には複数の仕切壁25〜27が設け
られて冷蔵室18、野菜室19、セレクトルーム21、
アイスルーム20、冷凍室22等が形成されている。
【0022】そして、冷蔵室18の下端部には、氷を作
るための水が貯留される給水タンク14が設けられ、ま
たアイスルーム20には製氷装置30及び貯氷箱43が
設けらている。なお、貯氷箱43は製氷装置30の下に
設けられて、当該製氷装置30からの氷を受止めて貯氷
するようになっている。
るための水が貯留される給水タンク14が設けられ、ま
たアイスルーム20には製氷装置30及び貯氷箱43が
設けらている。なお、貯氷箱43は製氷装置30の下に
設けられて、当該製氷装置30からの氷を受止めて貯氷
するようになっている。
【0023】冷蔵室18は、冷凍しない温度での保存を
目的とした食品が収納されるもので、当該冷蔵室18の
下部に内氷温室16が設けられている。
目的とした食品が収納されるもので、当該冷蔵室18の
下部に内氷温室16が設けられている。
【0024】野菜室19は果物や野菜等を保存するため
に用いられ、アイスルーム20は氷を貯氷したりアイス
クリームを保存したりするために用いられる。また、冷
凍室22は冷凍保存する食品の収納に用いられる。
に用いられ、アイスルーム20は氷を貯氷したりアイス
クリームを保存したりするために用いられる。また、冷
凍室22は冷凍保存する食品の収納に用いられる。
【0025】セレクトルーム21は、例えば約3℃に設
定されて冷蔵室18、約1℃に設定されてチルド室、約
−1℃に設定されて内氷温室16、約−3℃に設定され
てパーシャル室、約−7℃に設定されてやわらか冷凍室
22、約−18℃に設定されて冷凍室22として切換え
て利用されるものである。
定されて冷蔵室18、約1℃に設定されてチルド室、約
−1℃に設定されて内氷温室16、約−3℃に設定され
てパーシャル室、約−7℃に設定されてやわらか冷凍室
22、約−18℃に設定されて冷凍室22として切換え
て利用されるものである。
【0026】当該冷蔵庫10には、図3に示すような冷
凍回路が設けられている。このような冷凍回路は、冷媒
を圧縮する圧縮機51、冷媒を放熱させて凝縮させる放
熱器52、冷媒を減圧させる減圧装置53、冷媒を蒸発
させて冷熱を発生する蒸発器等により構成されて、これ
らが冷媒配管により接続されている。
凍回路が設けられている。このような冷凍回路は、冷媒
を圧縮する圧縮機51、冷媒を放熱させて凝縮させる放
熱器52、冷媒を減圧させる減圧装置53、冷媒を蒸発
させて冷熱を発生する蒸発器等により構成されて、これ
らが冷媒配管により接続されている。
【0027】近年、このような冷蔵庫10は、冷蔵室1
8や野菜室19に冷気を供給するための冷蔵室側蒸発器
55と冷凍室22やアイスルーム20に冷気を供給する
ために冷凍室側蒸発器57とにより構成される場合があ
り、図3はかかる場合における冷凍回路を示している。
8や野菜室19に冷気を供給するための冷蔵室側蒸発器
55と冷凍室22やアイスルーム20に冷気を供給する
ために冷凍室側蒸発器57とにより構成される場合があ
り、図3はかかる場合における冷凍回路を示している。
【0028】この冷蔵室側蒸発器55と冷凍室側蒸発器
57とは同時に運転されるとは限らず、どちらか一方が
運転される場合には、その方の蒸発器に冷媒が循環する
ように3方弁54が制御され、同時運転する場合には両
方の蒸発器に冷媒が循環するように制御される。
57とは同時に運転されるとは限らず、どちらか一方が
運転される場合には、その方の蒸発器に冷媒が循環する
ように3方弁54が制御され、同時運転する場合には両
方の蒸発器に冷媒が循環するように制御される。
【0029】圧縮機51は、冷蔵庫10の底部下側に配
設され、また冷蔵室側蒸発器55は冷蔵室18の上部背
面側に、冷凍室側蒸発器57は冷凍室22やアイスルー
ム20の背面側に設けられている。
設され、また冷蔵室側蒸発器55は冷蔵室18の上部背
面側に、冷凍室側蒸発器57は冷凍室22やアイスルー
ム20の背面側に設けられている。
【0030】冷蔵室側蒸発器55及び冷凍室側蒸発器5
7は、それぞれ冷蔵室側送風機56及び冷凍室側送風機
58を有し、冷蔵室側蒸発器55及び冷蔵室側送風機5
6は、野菜室19と冷蔵室18とを連通する冷蔵室側ダ
クト61中に配設され、冷凍室側蒸発器57及び冷凍室
側送風機58は、冷凍室22とセレクトルーム21又は
アイスルーム20とを連通する冷凍室側ダクト65中に
配設されている。
7は、それぞれ冷蔵室側送風機56及び冷凍室側送風機
58を有し、冷蔵室側蒸発器55及び冷蔵室側送風機5
6は、野菜室19と冷蔵室18とを連通する冷蔵室側ダ
クト61中に配設され、冷凍室側蒸発器57及び冷凍室
側送風機58は、冷凍室22とセレクトルーム21又は
アイスルーム20とを連通する冷凍室側ダクト65中に
配設されている。
【0031】従って、冷蔵室側送風機56が回転するこ
とにより、野菜室19に設けられた野菜室側吸気口66
から当該野菜室19の空気が吸気されて冷蔵室側ダクト
61に流入し、冷蔵室側蒸発器55で熱交換して冷蔵室
18に設けられた冷蔵室側吹出口64から当該冷蔵室1
8に吹出される。
とにより、野菜室19に設けられた野菜室側吸気口66
から当該野菜室19の空気が吸気されて冷蔵室側ダクト
61に流入し、冷蔵室側蒸発器55で熱交換して冷蔵室
18に設けられた冷蔵室側吹出口64から当該冷蔵室1
8に吹出される。
【0032】そして、冷蔵室18に吹出された空気は、
当該冷蔵室18の食品を冷却しながら仕切壁25に設け
られた連通孔23を経て野菜室19に流入し、当該野菜
室19の食品を冷却して野菜室側吸気口66から吸気さ
れる。
当該冷蔵室18の食品を冷却しながら仕切壁25に設け
られた連通孔23を経て野菜室19に流入し、当該野菜
室19の食品を冷却して野菜室側吸気口66から吸気さ
れる。
【0033】なお、連通孔23を介して冷蔵室18から
野菜室19に流入する空気の流動方向は略一定している
ので、当該連通孔23からの空気が野菜室19の特定場
所に吹き当り、当該場所に収納されている野菜等が部分
的に冷えすぎたり、乾燥したりして品質を低下させてし
まうようなことがある。
野菜室19に流入する空気の流動方向は略一定している
ので、当該連通孔23からの空気が野菜室19の特定場
所に吹き当り、当該場所に収納されている野菜等が部分
的に冷えすぎたり、乾燥したりして品質を低下させてし
まうようなことがある。
【0034】そこで、図2に示すように野菜室19の天
井側には邪魔板59が設けられ、連通孔23からの空気
が当該邪魔板59に当って野菜室19に拡散するように
している。
井側には邪魔板59が設けられ、連通孔23からの空気
が当該邪魔板59に当って野菜室19に拡散するように
している。
【0035】一方、冷凍室側送風機58が回転すること
により、冷凍室22に設けられた冷凍室側吸気口63か
ら空気が吸気されて冷凍室側ダクト65に流入し、冷凍
室側蒸発器57で熱交換して、アイスルーム吹出口や冷
凍室吹出口等の冷凍室側吹出口62からこれらの部屋に
吹出される。アイスルームからの空気は連通孔24を介
して冷凍室22に流入して冷凍室側蒸発器57へと戻
る。
により、冷凍室22に設けられた冷凍室側吸気口63か
ら空気が吸気されて冷凍室側ダクト65に流入し、冷凍
室側蒸発器57で熱交換して、アイスルーム吹出口や冷
凍室吹出口等の冷凍室側吹出口62からこれらの部屋に
吹出される。アイスルームからの空気は連通孔24を介
して冷凍室22に流入して冷凍室側蒸発器57へと戻
る。
【0036】上述したようにアイスルーム20には製氷
装置30が設けられている。図4は当該製氷装置30の
上ケースを取除いた際の上面図であり、図5は側面図で
ある。
装置30が設けられている。図4は当該製氷装置30の
上ケースを取除いた際の上面図であり、図5は側面図で
ある。
【0037】当該製氷装置30は、給水タンク14から
の水を貯留する製氷皿31、当該製氷皿31の下面から
当該製氷皿31に貯留されている水を冷却して製氷させ
る冷却装置40、製氷皿31を反転させて当該製氷皿3
1に製氷した氷を貯氷箱43に移す脱氷機構32、これ
らを収納するケース等を有している。
の水を貯留する製氷皿31、当該製氷皿31の下面から
当該製氷皿31に貯留されている水を冷却して製氷させ
る冷却装置40、製氷皿31を反転させて当該製氷皿3
1に製氷した氷を貯氷箱43に移す脱氷機構32、これ
らを収納するケース等を有している。
【0038】冷却装置40は、製氷皿31に熱接触して
設けられた均熱板45、該均熱板45を介して製氷皿3
1の水から熱を吸収して排熱する熱電素子であるペルチ
ェ素子46、該ペルチェ素子46からの熱を送風機49
により送風されてきた空気に排熱させるヒートシンク4
7等により構成されている。
設けられた均熱板45、該均熱板45を介して製氷皿3
1の水から熱を吸収して排熱する熱電素子であるペルチ
ェ素子46、該ペルチェ素子46からの熱を送風機49
により送風されてきた空気に排熱させるヒートシンク4
7等により構成されている。
【0039】ペルチェ素子46は、吸熱を行う均熱板4
5が接する面と放熱を行うヒートシンク47が接する面
とを有して、その温度差を約0.2℃単位で制御するこ
とが可能で、技術的に略完成されているのでこれを用い
て冷却装置40を形成しても新たに研究開発する要素が
少なくコストアップを抑制できる利点がある。
5が接する面と放熱を行うヒートシンク47が接する面
とを有して、その温度差を約0.2℃単位で制御するこ
とが可能で、技術的に略完成されているのでこれを用い
て冷却装置40を形成しても新たに研究開発する要素が
少なくコストアップを抑制できる利点がある。
【0040】均熱板45やヒートシンク47は、熱伝導
性の優れたアルミニュームや銅を材料として形成されて
いる。
性の優れたアルミニュームや銅を材料として形成されて
いる。
【0041】ケースは、製氷皿31や冷却装置40が収
納される下ケース42と、製氷皿31の蓋をなす上ケー
ス41とにより形成され、下ケース42には送風機49
により吸引された空気がケース内に流入する流入口5
0、ダンパ48が設けられた第2流出口68、流入口5
0の上部側に設けられて空気がケース外に流出する第1
流出口67が設けられている。
納される下ケース42と、製氷皿31の蓋をなす上ケー
ス41とにより形成され、下ケース42には送風機49
により吸引された空気がケース内に流入する流入口5
0、ダンパ48が設けられた第2流出口68、流入口5
0の上部側に設けられて空気がケース外に流出する第1
流出口67が設けられている。
【0042】なお、ダンパ48は、図5において実線位
置又は点線位置に位置し、透明氷を作る際には実線位置
に動いて、ヒートシンク47を冷却して温度上昇した空
気が製氷皿31の水面に沿って流動して当該水面を暖め
ながら第1流出口67から流出するようにし、また不透
明な氷でも良いため早く製氷したいような場合には、点
線位置に動いてヒートシンク47を冷却した空気がその
ままケース外に流出するようにしている。
置又は点線位置に位置し、透明氷を作る際には実線位置
に動いて、ヒートシンク47を冷却して温度上昇した空
気が製氷皿31の水面に沿って流動して当該水面を暖め
ながら第1流出口67から流出するようにし、また不透
明な氷でも良いため早く製氷したいような場合には、点
線位置に動いてヒートシンク47を冷却した空気がその
ままケース外に流出するようにしている。
【0043】製氷皿31は、上面が開口して形成された
合成樹脂製で、その内側が凹状に形成された複数のブロ
ック34に区画され、また製氷皿31の両端部には回動
軸36,37が設けられると共に、左端に給水タンク1
4からの水が給水される給水口33が設けられている。
合成樹脂製で、その内側が凹状に形成された複数のブロ
ック34に区画され、また製氷皿31の両端部には回動
軸36,37が設けられると共に、左端に給水タンク1
4からの水が給水される給水口33が設けられている。
【0044】脱氷機構32は、製氷皿31の一端側(図
4では右側)に設けられた駆動部38、該駆動部38か
ら製氷皿31の他端(図4では左側)に延びて設けられ
たL字状の支持部材35、貯氷箱43に所定量以上の氷
が蓄えられているか否かを検出する検氷レバー39等か
ら構成され、駆動部38はパルスモータ、ギヤ及び出力
軸等により構成されている。
4では右側)に設けられた駆動部38、該駆動部38か
ら製氷皿31の他端(図4では左側)に延びて設けられ
たL字状の支持部材35、貯氷箱43に所定量以上の氷
が蓄えられているか否かを検出する検氷レバー39等か
ら構成され、駆動部38はパルスモータ、ギヤ及び出力
軸等により構成されている。
【0045】そして、製氷皿31の一方の回動軸36
は、支持部材35により支持され、他方の回動軸37は
出力軸に係合して、パルスモータの動力が製氷皿31に
伝達されることにより当該製氷皿31が上下反転して製
氷された氷が落下するようになっている。落下した氷
は、貯氷箱43に受止められて貯氷される。
は、支持部材35により支持され、他方の回動軸37は
出力軸に係合して、パルスモータの動力が製氷皿31に
伝達されることにより当該製氷皿31が上下反転して製
氷された氷が落下するようになっている。落下した氷
は、貯氷箱43に受止められて貯氷される。
【0046】なお、貯氷箱43に氷が所定量以上貯氷さ
れているか否かの判断は、製氷皿31が上下反転する前
に上述したように検氷レバー39により検出する。即
ち、脱氷を行う際には、先ず検氷レバー39は貯氷箱4
3に向って回転する。このとき検氷レバー39が所定量
回転しても、氷に当接せず力を受けない場合には、貯氷
箱43に氷が無くなっていると判断して脱氷動作が開始
する。
れているか否かの判断は、製氷皿31が上下反転する前
に上述したように検氷レバー39により検出する。即
ち、脱氷を行う際には、先ず検氷レバー39は貯氷箱4
3に向って回転する。このとき検氷レバー39が所定量
回転しても、氷に当接せず力を受けない場合には、貯氷
箱43に氷が無くなっていると判断して脱氷動作が開始
する。
【0047】また、脱氷時には、製氷皿31は上下反転
するが、このとき脱氷が容易なように、当該製氷皿31
には撚りが加えられるようになっている。
するが、このとき脱氷が容易なように、当該製氷皿31
には撚りが加えられるようになっている。
【0048】以上のような構成で、圧縮機51で圧縮さ
れて高温高圧になった冷媒は放熱器52で凝縮し、減圧
装置53で減圧又は絞られる。そして、蒸発器55,5
7に供給されて、庫内空気と熱交換して蒸発し圧縮機5
1に戻る。冷媒が蒸発する際の熱は庫内空気により与え
られるので、当該庫内空気の温度が下がり、庫内の食品
を冷却することができる。
れて高温高圧になった冷媒は放熱器52で凝縮し、減圧
装置53で減圧又は絞られる。そして、蒸発器55,5
7に供給されて、庫内空気と熱交換して蒸発し圧縮機5
1に戻る。冷媒が蒸発する際の熱は庫内空気により与え
られるので、当該庫内空気の温度が下がり、庫内の食品
を冷却することができる。
【0049】製氷は製氷皿31に供給された給水タンク
14からの水を冷却装置40で製氷皿31の底面から冷
却することにより行われ、この際ダンパ48が閉じられ
ていると(図5において実線位置)透明氷が製氷され、
当該ダンパ48が開いていると(図5において点線位
置)不透明氷が製氷される。
14からの水を冷却装置40で製氷皿31の底面から冷
却することにより行われ、この際ダンパ48が閉じられ
ていると(図5において実線位置)透明氷が製氷され、
当該ダンパ48が開いていると(図5において点線位
置)不透明氷が製氷される。
【0050】即ち、ペルチェ素子46の動作により製氷
皿31の水が均熱板45を介して底部側から冷却され
て、結氷が水面に向って進み、結氷に伴い生じた気泡は
水面に浮上して脱気する。
皿31の水が均熱板45を介して底部側から冷却され
て、結氷が水面に向って進み、結氷に伴い生じた気泡は
水面に浮上して脱気する。
【0051】このとき、ダンパ48を閉じた状態で製氷
を行うと、ヒートシンク47で熱を受けた空気が、製氷
皿31の表面に沿って流動して第1流出口67から吐出
されるようになるので、水面が最後に結氷して高品質な
透明氷が製氷できるようになる。
を行うと、ヒートシンク47で熱を受けた空気が、製氷
皿31の表面に沿って流動して第1流出口67から吐出
されるようになるので、水面が最後に結氷して高品質な
透明氷が製氷できるようになる。
【0052】一方、ダンパ48を開いた状態で製氷を行
うと、製氷完了時には製氷皿31やその上の空気も十分
に冷えているので、水面が水面直下の水より少し早く結
氷してしまい、気泡が閉じこめられて白濁した不透明氷
が製氷される。しかし、製氷皿31や水面がヒートシン
ク47で加熱された空気により暖められないので製氷速
度が速くなる利点がある。
うと、製氷完了時には製氷皿31やその上の空気も十分
に冷えているので、水面が水面直下の水より少し早く結
氷してしまい、気泡が閉じこめられて白濁した不透明氷
が製氷される。しかし、製氷皿31や水面がヒートシン
ク47で加熱された空気により暖められないので製氷速
度が速くなる利点がある。
【0053】なお、本発明にかかる製氷装置30は、ブ
ロック34に貯留された水を底から冷却するため、従来
のように冷気を水面に吹付けて製氷する構成に比べて脱
気を十分に行うことができて、不透明氷と言っても従来
の構成により製氷された不透明氷より品質が高く、透明
氷に近い不透明氷である。
ロック34に貯留された水を底から冷却するため、従来
のように冷気を水面に吹付けて製氷する構成に比べて脱
気を十分に行うことができて、不透明氷と言っても従来
の構成により製氷された不透明氷より品質が高く、透明
氷に近い不透明氷である。
【0054】また、製氷速度は、ペルチェ素子46に通
電する電流量により設定することができ、これらの設定
はユーザがボタン操作等により任意に設定できるように
することも可能である。
電する電流量により設定することができ、これらの設定
はユーザがボタン操作等により任意に設定できるように
することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、製氷皿の底部裏面側に当該製氷皿に貯留さ
れた水の熱を吸収して排熱する冷却装置を設けたので、
高品質な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
明によれば、製氷皿の底部裏面側に当該製氷皿に貯留さ
れた水の熱を吸収して排熱する冷却装置を設けたので、
高品質な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
【0056】請求項2にかかる発明によれば、冷却装置
を製氷皿の裏面と熱接触する均熱板と、該均熱板を介し
て製氷皿に貯留された水の熱を吸収して排熱する熱電素
子と、該熱電素子と熱接触して該熱電素子からの熱を放
熱させるヒートシンクとにより構成したので、簡単な構
成で、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようにな
る。
を製氷皿の裏面と熱接触する均熱板と、該均熱板を介し
て製氷皿に貯留された水の熱を吸収して排熱する熱電素
子と、該熱電素子と熱接触して該熱電素子からの熱を放
熱させるヒートシンクとにより構成したので、簡単な構
成で、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようにな
る。
【0057】請求項3にかかる発明によれば、製氷皿及
び冷却装置がケースに収納され、ヒートシンクを冷却す
る空気が流入する流入口及び当該ヒートシンクを冷却す
ることで加熱された空気が製氷皿に貯留されている水の
表面に沿って流動して当該ケースから流出する第1流出
口を設けたので、熱電素子の排熱で加熱された空気によ
り水面を加熱することで、当該水面を最後に結氷させ
て、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
び冷却装置がケースに収納され、ヒートシンクを冷却す
る空気が流入する流入口及び当該ヒートシンクを冷却す
ることで加熱された空気が製氷皿に貯留されている水の
表面に沿って流動して当該ケースから流出する第1流出
口を設けたので、熱電素子の排熱で加熱された空気によ
り水面を加熱することで、当該水面を最後に結氷させ
て、高品質な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
【0058】請求項4にかかる発明によれば、ケースに
ダンパを備えた第2流出口が設けたので、当該ダンパを
閉じて該第2流出口が閉塞されるとヒートシンクを冷却
した空気が水面に沿って流動して第1流出口から流出し
て透明氷が製氷され、ダンパが開いて第2流出口が開放
されるとヒートシンクを冷却した空気がそのまま当該第
2流出口から流出するようになって不透明氷が短時間で
製氷できるようになり、ユーザの要望に応じて高品質な
透明氷やこれより透明度が適宜小さい氷が製氷でき利便
性が向上する。
ダンパを備えた第2流出口が設けたので、当該ダンパを
閉じて該第2流出口が閉塞されるとヒートシンクを冷却
した空気が水面に沿って流動して第1流出口から流出し
て透明氷が製氷され、ダンパが開いて第2流出口が開放
されるとヒートシンクを冷却した空気がそのまま当該第
2流出口から流出するようになって不透明氷が短時間で
製氷できるようになり、ユーザの要望に応じて高品質な
透明氷やこれより透明度が適宜小さい氷が製氷でき利便
性が向上する。
【0059】請求項5にかかる発明によれば、製氷皿に
氷が製氷された際に、当該製氷皿を上限反転させて下部
に設けられた蓄氷箱に脱氷させる脱氷機構を設けたの
で、透明氷等の自動製氷が可能になる。
氷が製氷された際に、当該製氷皿を上限反転させて下部
に設けられた蓄氷箱に脱氷させる脱氷機構を設けたの
で、透明氷等の自動製氷が可能になる。
【0060】請求項6にかかる発明によれば、熱電素子
にペルチェ素子を用いたので安価、かつ、容易に高品質
な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
にペルチェ素子を用いたので安価、かつ、容易に高品質
な透明氷を短時間で製氷できるようになる。
【0061】請求項7にかかる発明によれば、アイスル
ームに冷却装置を備えた製氷装置を設けたので利便性が
向上する。
ームに冷却装置を備えた製氷装置を設けたので利便性が
向上する。
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される冷蔵庫
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】冷蔵庫の断面図である。
【図3】冷凍回路図である。
【図4】製氷装置の上面図である。
【図5】製氷装置の断面図である。
10 冷蔵庫 14 給水タンク 16 内氷温室 18 冷蔵室 19 野菜室 20 アイスルーム 21 セレクトルーム 22 冷凍室 25〜27 仕切壁 30 製氷装置 31 製氷皿 32 脱氷機構 33 給水口 34 ブロック 35 支持部材 36,37 回動軸 38 駆動部 39 検氷レバー 40 冷却装置 41 上ケース 42 下ケース 43 貯氷箱 45 均熱板 46 ペルチェ素子 47 ヒートシンク 48 ダンパ 49 送風機 50 流入口 55 冷蔵室側蒸発器 57 冷凍室側蒸発器 67 第1流出口 68 第2流出口
フロントページの続き (72)発明者 茂木 淳一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 柿沼 裕貴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 雅也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 AA07 BA01 CA04 DA02 DA03 EA01 HA02 HA07 KA00 PA04 PA05
Claims (7)
- 【請求項1】 複数のブロックに区画されて水を貯留す
る製氷皿を備えて、貯留した水を凍らせる製氷装置にお
いて、 前記製氷皿の底部裏面側に当該製氷皿に貯留された水の
熱を吸収して排熱する冷却装置を設けたことを特徴とす
る製氷装置。 - 【請求項2】 前記冷却装置が、前記製氷皿の裏面と熱
接触する均熱板と、該均熱板を介して前記製氷皿に貯留
された水の熱を吸収して排熱する熱電素子と、 該熱電素子と熱接触して該熱電素子からの熱を放熱させ
るヒートシンクとを有することを特徴とする請求項1記
載の製氷装置。 - 【請求項3】 前記製氷皿及び冷却装置がケースに収納
され、前記ヒートシンクを冷却する空気が流入する流入
口及び当該ヒートシンクを冷却することで加熱された空
気が前記製氷皿に貯留されている水の表面に沿って流動
して当該ケースから流出する第1流出口が設けられてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の製氷装置。 - 【請求項4】 前記ケースにダンパを備えた第2流出口
が設けられて、当該ダンパが閉じて該第2流出口が閉塞
されると前記ヒートシンクを冷却した空気が水面に沿っ
て流動して前記第1流出口から流出し、前記ダンパが開
いて前記第2流出口が開放されると前記ヒートシンクを
冷却した空気がそのまま当該第2流出口から流出するよ
うにしたことを特徴とする請求項3記載の製氷装置。 - 【請求項5】 前記製氷皿に氷が製氷された際に、当該
製氷皿を上限反転させて下部に設けられた蓄氷箱に脱氷
させる脱氷機構を有することを特徴とする請求項1乃至
4いずれか1項記載の製氷装置。 - 【請求項6】 前記熱電素子がペルチェ素子であること
を特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記の製氷装
置。 - 【請求項7】 庫内が仕切壁により冷蔵室、野菜室、冷
凍室、アイスルーム等の複数の部屋に区画されると共
に、これらに部屋の空気と冷媒とを熱交換させて当該空
気を冷却し、該空気により庫内を冷凍回路を備えた冷蔵
庫において、 前記アイスルームに、請求項1乃至6いずれか1項記載
の製氷装置を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332287A JP2002139268A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332287A JP2002139268A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002139268A true JP2002139268A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18808514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000332287A Pending JP2002139268A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002139268A (ja) |
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