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JP2002127399A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JP2002127399A
JP2002127399A JP2000330630A JP2000330630A JP2002127399A JP 2002127399 A JP2002127399 A JP 2002127399A JP 2000330630 A JP2000330630 A JP 2000330630A JP 2000330630 A JP2000330630 A JP 2000330630A JP 2002127399 A JP2002127399 A JP 2002127399A
Authority
JP
Japan
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information
paper
sheet
printing
platen gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000330630A
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English (en)
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JP2002127399A5 (ja
Inventor
Satoshi Shinada
聡 品田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000330630A priority Critical patent/JP2002127399A/ja
Publication of JP2002127399A publication Critical patent/JP2002127399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な検出機構を用いることなく用紙に関す
る情報が取得できて、プラテンギャップの調整を少なく
とも含む印刷制御が行える技術を提供。 【解決手段】 印刷データに基づいてインクを用紙上に
吐出させて該用紙上に画像を形成する記録装置におい
て、印刷を実行する印刷機構100と、印刷制御部16
0によって実現される、用紙についての情報を取得する
手段(用紙情報読取装置168に相当)と、前記取得し
た情報に基づいて、前記印刷機構での画像形成を制御す
る手段(印刷を制御する手段)とを備える。画像形成を
制御する手段は、用紙についての情報を取得する手段か
ら取得した用紙についての情報に基づいて、プラテンギ
ャップを決定し、前記印刷機構100のプラテンギャッ
プ調整機構190に対し、プラテンギャップが前記決定
されたギャップとなるように調整を指示することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の、用
紙上に画像を形成する記録装置における印刷制御技術に
係り、特に、使用する用紙に適した印刷制御を行うため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクを吐出して用紙上に画像を形成す
る方式の記録装置では、インクを吐出する印刷ヘッド
と、プラテンと称される、その上に用紙が置かれる部分
とが対向して配置される。この種の記録装置では、その
制御要素として、用紙表面と印刷ヘッドとの距離が挙げ
られる。この距離は、印刷ヘッドから吐出されるインク
滴を正確に目的位置に到達させるためには、できる限り
近い方がよい。この距離は、記録装置自体としては、印
刷ヘッドとプラテンとの間の距離として規定される。そ
のため、プラテンギャップといわれる。
【0003】ところで、用紙は、その種類に応じて種々
の厚さを持つため、印刷精度を保つためには、用紙毎に
プラテンギャップを設定する必要がある。
【0004】従来、プラテンギャップは、使用が想定さ
れる用紙毎に予め設定されており、印刷を指示するホス
ト装置側で、使用すべき用紙を選択すると、それに応じ
て、一定のプラテンギャップが選ばれ、記録装置では、
その指示に応じて、プラテンギャップの設定を行ってい
る。または、使用者が、使用する用紙に適したプラテン
ギャップを調整機構によって調整する。
【0005】しかし、用紙は、同じ種類に属するもので
あっても、必ずしも同じ厚さとは限らない。そのため、
プラテンギャップをより正確に設定するため、用紙厚を
検出する機構を設け、この検出機構によって検出された
変位に基づいて、機械的にプラテンギャップを調節する
ことが行われている。これらの技術ついては、例えば、
特開平7−290796号公報、特開平6−1014号
公報等に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、記録
装置をできる限り低価格で製造するという要請がある。
そのためには、コスト負担が大きい機構部分をできる限
り少なくすることが必要である。しかし、前述した従来
の技術では、用紙の厚さを検出する特別の機構を必要と
して、機構が複雑になるという問題がある。
【0007】また、記録装置では、プラテンギャップの
他にも、用紙に関する情報を取得して印刷制御を行う必
要がある。しかし、前述した用紙厚を検出する機構は、
その目的に使用することができない。従って、用紙に関
する他の情報を取得するための機能を別途設ける必要が
ある。
【0008】本発明の目的は、複雑な検出機構を用いる
ことなく用紙に関する情報が取得できて、プラテンギャ
ップの調整を少なくとも含む印刷制御が行える記録装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、印刷データに基づいてインクを用紙上に
吐出させて該用紙上に画像を形成する記録装置におい
て、印刷を実行する印刷機構と、用紙についての情報を
取得する手段と、前記読み取った情報に基づいて、前記
印刷機構での画像形成を制御する手段とを備えることを
特徴とする。
【0010】ここで、前記画像形成を制御する手段は、
前記用紙についての情報を取得する手段から取得した用
紙についての情報に基づいて、プラテンギャップを決定
し、前記印刷機構に対し、プラテンギャップが前記決定
されたギャップとなるように調整を指示することができ
る。
【0011】本発明は、また、梱包材に収容されて提供
され、画像記録に用いることができる画像記録用紙を提
供する。画像記録用紙は、梱包材に、それが収容してい
る用紙についての情報を記録する用紙情報記録部が設け
られる。用紙情報記録部は、前記収容されている用紙に
ついて、その用紙を特定する情報、用紙厚さを示す情
報、および、用紙がインクにより膨潤して生じる局部的
な突出の高さに相当する波打ち量を示す情報のうち、少
なくとも1種の情報が、読み取り可能に記録されている
ことを特徴とする。
【0012】用紙情報記録部に記録されている前記波打
量を示す情報は、印刷密度対応に記録されることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態について、
図面を参照して説明する。以下の実施形態では、用紙上
にインクを用いて画像を形成する場合を例として説明す
る。
【0014】図1に、本発明の第1の実施形態に用いら
れるハードウエアシステムの構成の一例を示す。本実施
の形態では、図1に示すように、アプリケーションプロ
グラムによる各種処理、および、その結果を印刷するた
めのプリンタドライバによる処理等を実現するためのコ
ンピュータ2と、このコンピュータ2に接続されたプリ
ンタ1とを示す。コンピュータ2とプリンタ1とで、用
紙上に画像を形成する印刷システムを構成することがで
きる。この場合、プリンタ1は、記録装置として機能
し、コンピュータ2は印刷データ生成装置として機能す
る。また、コンピュータ2では、印刷モード設定を処理
するシステムが実現される。また、印刷モード設定を支
援するシステムが実現される。
【0015】コンピュータ2は、コンピュータ本体20
0と、これに接続されるディスプレイ装置220と、キ
ーボード、マウス等の入力装置230と、図示しない電
源装置とを備えている。
【0016】コンピュータ本体200は、各種プログラ
ムを実行するCPU201と、各種データ、各種プログ
ラム等が記憶されているROM202と、データおよび
プログラムを一時的に記憶するRAM203と、ディス
プレイ装置220と接続され、該ディスプレイ装置22
0を制御するディスプレイコントローラ204と、入力
装置230と接続されてキーボードを制御するキーボー
ドコントローラ205と、フレキシブルディスクの読み
書きを行うフロッピディスクドライブ206と、デー
タ、プログラムを記憶するハードディスクドライブ20
7と、CD−ROMからのデータの読み出しを行うCD
−ROMドライブ208と、プリンタ1と接続するため
のプリンタインタフェース209と、ネットワークと接
続するためのネットワークインタフェース210とを有
する。本発明を実現するためのプログラムは、CD−R
OMドライブ208を介してCD−ROMからの読み出
して、ハードディスク207にインストールすることが
できる。従って、プログラムは、プログラムを記録した
記録媒体の型式で提供することができる。また、プログ
ラムを、ネットワークを介してインストールすることが
できる。
【0017】プリンタ1は、印刷データを生成する装置
として機能するコンピュータ2から送られる印刷データ
に基づいて用紙上にカラー画像を形成する記録装置とし
て機能するカラーインクジェットプリンタである。この
プリンタ1は、印刷機構100と、印刷制御部160
と、図示しない電源回路とを有する。また、プリンタ1
には、インクを収容しているインクカートリッジ107
K、107F(図4参照)が装着されると共に、これら
のインクカートリッジ107K、107Fに設けられた
記憶素子400が接続される。
【0018】印刷機構100には、後述するように、印
刷ヘッド110、給紙機構130等の他、プラテンギャ
ップ調整機構190が設けられている(図4、図8参
照)。プラテンギャップ調整機構190は、図8に示す
ように、キャリッジ軸191と、これを偏心した状態で
支持する支持軸192と、図示していないが、キャリッ
ジ軸191の回動に伴う偏心による変位を受けて、キャ
リッジ101を昇降させて、印刷ヘッド110とプラテ
ン112とを、図8に示す矢印のように、相対変位させ
て、それらの間隔を変更する機構とを有する。変位は、
例えば、キャリッジ軸191の回動に伴う偏心を、キャ
リッジ軸191自体から受ける場合と、支持軸192か
ら受ける場合とがある。そのいずれであってもよい。
【0019】なお、プラテンギャップの調整は、上述し
た構成に限られない。例えば、ソレノイドを設けて、こ
れによりキャリッジ101を変位させる構成とすること
ができる。また、ギヤ機構によりキャリッジ101を変
位させる構成とすることもできる。一方、印刷ヘッド側
ではなく、プラテン112側を変位させる構成としても
よい。
【0020】印刷制御部160は、各種プログラムを実
行するCPU161と、各種データおよび各種プログラ
ムが記憶されるROM162と、データおよびプログラ
ムを一時的に記憶するRAM163と、コンピュータ2
と接続するためのインタフェース164と、後述する用
紙情報等が格納される書換可能な不揮発性メモリである
EEPROM165と、パラレル入出力インタフェース
166とを有する。また、印刷制御部160は、外部の
機器として、操作パネル167と、用紙情報読取装置1
68とを有する。パラレル入出力インタフェース166
を介して、印刷機構100、記憶素子400、操作パネ
ル167および用紙情報読取装置168と印刷制御部1
60とが接続される。印刷制御部160は、印刷機構1
00と接続され、印刷データを送ると共に、印刷動作を
制御する。また、印刷機構100の印刷の状態を示す情
報を取得し、コンピュータ2に送る。
【0021】パラレル入出カインターフェース166
は、ドットパターンデータに展開された印字データおよ
び駆動信号を印刷機構100に送信する。また、操作パ
ネル167の操作を受け付けると共に、必要な表示信号
を操作パネル167に送る。さらに、記憶素子400と
の間でデータの送受信を行う。さらに、用紙情報読取装
置168が読み取った情報を受け取る。
【0022】印刷制御部160は、CPU161がRO
M162に格納されるプログラムを実行することで、画
像形成のために当該記録装置に装填される用紙について
の情報(用紙情報)を取得する手段と、取得した用紙情
報を記憶する手段と、取得した用紙情報に基づいて印刷
制御を行う手段とを実現する。ここで、印刷制御を行う
手段は、少なくともプラテンギャップ調整のための制御
を行う他、印刷ヘッドの駆動条件、用紙の送り速度、用
紙の送り方法等の制御を単独で、また、それらを組み合
わせて行うことができる。例えば、プラテンギャップの
調整と、用紙の送り速度の制御とを組み合わせる等の制
御を行うことができる。これらの制御は、印刷すべき用
紙の種類と、求められる印刷画質との関係で、適宜、組
み合わせて制御される。
【0023】ROM162には、本実施形態では、図9
に模式的に示すように、型番等の媒体を特定する識別子
である媒体種番号1621、用紙種類1623、厚さ1
624、50%デューティでの波打ち量1627および
100%での波打ち量1628とが、印刷制御に関連す
る情報である印刷制御関連の用紙情報1620として記
憶されている。
【0024】媒体種番号1621は、例えば、当該用紙
を特定する識別子、用紙の型番等が格納される。図9で
は、順序数で示しているが、これは説明の便宜のためで
ある。したがって、媒体種番号1621は、順序数に限
られない。
【0025】用紙種類1623は、用紙の種類を示すコ
ードが格納される。図9の例では、漢字で表記されてい
るが、説明の便宜のためである。もちろん、漢字コード
であっても差し支えない。本実施形態では、3種類の用
紙に関する用紙情報を記憶している例を示しているが、
もちろん、これに限定されない。ここで、媒体種別番号
1621の他に、種類1623を記憶している理由は、
媒体種別番号では、該当しない用紙であっても、種類お
よび厚さが同じ用紙であれば、同様のプラテンギャップ
とすることができること、また、他の印刷制御について
も、同様に制御し得ることが多いと考えられるため、そ
れらの用紙についても、その用紙に適した印刷制御を行
えるようにするためである。
【0026】ここで、波打ちとは、用紙がインクを吸い
込んで膨潤し、局部的に凹凸を生じる現象を意味する。
波打ち量は、凸部の用紙の表面からの突出高さである。
図9の例では、普通紙の場合、50%デューティでも、
0.3mm程度突出することが想定される。従って、プ
ラテンギャップとしては、少なくとも0.38mmより
大きい必要がある。ここで、デューティは、画像を構成
する画素のうち、実際にインクが打ち込まれる画素が占
める割合である。すなわち、単位面積におけるインク打
ち込み画素が占める割合(印刷密度)を示す。
【0027】本実施形態では、50%デューティと10
0%デューティの場合について波打ち量を示している
が、もちろん、これに限定されない。また、本実施形態
では、記録装置に、図9に示すような、印刷制御に必要
な情報を持たせている。しかし、本発明は、これに限定
されない。印刷制御に必要な情報を用紙の用紙情報記録
部557に予め記録しておき、これをプリンタ1におい
て用紙情報読取装置168により読み取って、その情報
を利用して印刷制御を行うこともできる。用紙から印刷
制御に必要な情報を取り出す方法は、当該プリンタが設
計時点で想定していなかった新しい用紙が出現した場合
に、容易に対応することができるという効果が期待でき
る。
【0028】なお、前述した用紙に関する各種情報は、
ROM162ではなく、EEPROM165に格納する
ようにしてもよい。
【0029】ところで、現実に流通している用紙にあっ
ては、前述したような印刷制御に用いることができるす
べての情報が用意されているとはいえない。また、新た
に用意させることもコスト面からも適切ではない。そこ
で、記録装置側で、情報を予め用意をすることで、用紙
側から提供される情報が少ない用紙についても対応でき
るようにすることが可能となる。
【0030】図10に、その場合の対応関係を示す。図
10に示す例では、用紙が提供する情報5570に対し
て、記録装置(プリンタ)1が用意すべき情報1620
を示す。図10では、さらに可能なサービスについても
示す。用紙が提供する情報5570としては、後述する
図6に示すような情報が挙げられる。
【0031】さて、図10に示すように、用紙情報とし
て、厚さのみが用紙から提供される場合には、その用紙
がどのような用紙であるかの情報は用紙側から取得する
ことができない。また、用紙厚を示す情報を含む、用紙
を特定する情報が読み取れる場合であっても、記録装置
側がそれに対応する印刷制御関連の用紙情報を用意して
いない場合がある。そのような場合には、ユーザが手入
力する場合を除いて、プリンタ1は、用紙側から取得し
た用紙厚に基づいて、プラテンギャップを設定する。こ
の場合には、用紙の波打ち量は不明であるため、プラテ
ンギャップは、波打ち量をある程度大きめに想定するこ
ととなる。
【0032】次に、媒体種番号が用紙側から与えられる
場合には、当該用紙種番号に対応する用紙情報を記録装
置が保持しているかどうかによって、プリンタの制御状
態が変わる。もし、記録装置が、図10に示すように、
当該媒体種番号対応の印刷制御関連の用紙情報1620
として、「媒体種別番号と厚さ・波打ち量との対応表」
を用意している場合には、それを利用して、プラテンギ
ャップの設定等の印刷制御を行うことができる。なお、
与えられた媒体種番号に対応する情報が記録装置側で保
持されていない場合には、プラテンギャップを波打量に
対応して自動調整することはできない。従って、コンピ
ュータ本体200側に、その旨の信号を出力して、表示
装置220に表示させるようにすることが好ましい。
【0033】次に、媒体種番号と厚さとが用紙側から与
えられる場合にも、当該用紙種番号に対応する用紙情報
を記録装置が保持しているかどうかによって、プリンタ
の制御状態が変わる。もし、記録装置が、図10に示す
ように、当該媒体種番号対応の情報1620として、
「媒体種別番号と波打ち量との対応表」を用意している
場合には、それを利用して、プラテンギャップの設定等
の印刷制御を行うことができる。ここで、与えられた媒
体種番号に対応する情報が記録装置側で保持されていな
い場合には、厚さ情報を利用して、前述したようにし
て、プラテンギャップを大きめの値で設定する。なお、
この場合、該当する用紙情報が用意されていない旨を示
す情報をコンピュータ本体200に送って、表示装置2
20に表示させるようにすることが好ましい。
【0034】次に、媒体種番号と厚さと波打ち量とが用
紙側から与えられる場合には、当該用紙種番号に対応す
る用紙情報を記録装置が保持しているかどうかに関わら
ず、用紙側から取得できる情報を利用して、プラテンギ
ャップの設定等の印刷制御を行うことができる。ここ
で、記録装置側で用意している情報に基づく制御を優先
したい場合には、記録装置にそのように設定すること
で、記録装置側の情報を用いることができるようにして
もよい。
【0035】図3に、プリンタ2の外観を示す。図3に
示すように、プリンタ2は、印刷機構100および印刷
制御部160をケース140に収容した構造となってい
る。給紙機構150は、給紙トレイ153と、紙送り機
構130(図4参照)と、排紙トレイ158とを有す
る。また、給紙トレイ153には、固定側板155と、
用紙のサイズに合わせて移動することができる可動側板
154とが設けられている。ケース140の後方には、
給紙トレイ153からの用紙を取り入れる給紙口142
が設けられている。一方、ケース140の前方には、印
刷後の用紙の排出口147が設けられている。排出口1
47から、排紙トレイ158が突出している。
【0036】ケース140の一部には、ユーザにプリン
タの状態を知らせると共に、操作を受け付ける操作パネ
ル167が配置される。操作パネル167は、モニタ部
167aと、操作ボタン167bおよび167cを有す
る操作部とを有する。操作ボタン167bは、インク系
メンテナンス機構116の動作を指示するための操作部
である。一方、操作ボタン167cは、用紙給排紙を指
示するための操作部である。後者は、クリーニングシー
トによりクリーニングを行う際のクリーニングシートの
給排紙を指示するボタンとしても機能する。
【0037】ケース140の給紙口の上方には、用紙情
報読取装置168が設けられている。図3に示す例で
は、バーコードリーダが配置される。もちろん、本発明
はこれに限定されない。この用紙情報読取装置168
は、用紙(カット紙)501の束を収容する梱包材55
0の開口部側の一部に取り付けられている用紙情報記録
部557にバーコードの型式で記録されている用紙情報
5570を読み取る。
【0038】梱包材550は、一定枚数の用紙、例え
ば、100枚単位の用紙を収容する大きさのものが用い
られる。図5に、梱包材550の一例を示す。図5で
は、一端が開封された状態を示している。
【0039】梱包材550は、用紙501を複数枚積層
した状態で包装するため、剛性を有する材料、例えば、
段ボール、厚紙、堅紙等で直方体形状に形成されてい
る。梱包材550には、内部の複数の用紙501を出す
ために、蓋側551と本体側552とに分ける切離し線
553が形成されている。この切離し線553は、梱包
材550の長手方向に対して垂直な方向に形成されてい
る。この切離し線553は、蓋側551と本体側552
とに分け易いように、ミシン目で形成されている。
【0040】本体側552の一面554には、用紙50
1をプリンタの給紙トレイ153に挿入する際の向きを
示す用紙挿入矢印556、および、梱包材550内に入
れられる用紙501についての用紙情報5570を記録
する用紙情報記録部557が印刷されている。この本体
側552の一面554は、内部に収納された用紙501
の表面と平行な面である。用紙挿入矢印556は、本体
側552から蓋側551に向けられている。また、用紙
情報記録部557は、矢印556が示す方向に向って左
端の位置で、かつ、切離し線553に隣接した位置に印
刷されている。すなわち、梱包材を開封した際に、その
開口部となる部分の近傍に印刷される。
【0041】用紙情報記録部557において記録される
用紙情報5570に含まれる事項としては、図6に示す
ように、用紙の型番等の用紙を識別するための媒体種番
号5571、サイズ5572、紙種5573、厚さ55
74、枚数5575、単価5576、制御パラメータ5
577,5578等がある。紙種としては、普通紙、ス
ーパファイン紙、光沢紙等の用紙の種類を示す用紙種類
情報が表示される。制御パラメータ5577,5578
としては、本実施形態では、50%デューティでの波打
ち量および100%デューティでの波打ち量が記録され
る。これらは、その内容を表す文字、記号等と共に、バ
ーコードで示されている。バーコードと共に文字を併記
したのは、ユーザが目視で用紙情報を把握できるように
するためである。図6の例では、紙種が「普通」と記載
されており、普通紙が格納されていることが分かる。各
情報は、用紙挿入矢印の方向、言い換えると、用紙挿入
方向に並んでいる。
【0042】これらの用紙情報は、梱包材550を給紙
トレイ153にセットする際に、梱包材550を給紙口
142に差し込むことにより、用紙情報記録部557が
用紙情報読取装置168に対向して読み取られる。読み
取られた用紙情報は、印刷制御部160のEEPROM
165に記録される。
【0043】なお、図5に示す例は、用紙の長手方向の
一端側を開封する構造を持つ梱包材の例を示している。
本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すよう
に、用紙を縦置きおよび横置きのいずれでも使用できる
ようにすることができる。この場合には、縦方向および
横方向対応に、用紙挿入矢印556aおよび556b
と、用紙情報記録部557aおよび557bと、切離し
線553aおよび553bとをそれぞれ設ける。この場
合、前記用紙情報記録部557aおよび557bに、横
置きか縦置きかの区別を示す情報を付加してもよい。
【0044】なお、用紙には、印刷が可能であれば、ど
のような材料で形成されているかを問わない。例えば、
OHPシートのような、紙ではない材料で形成されてい
るものをも含む。
【0045】図4および図8に、印刷機構100の内部
機構の概要を示す。図4に示すように、印刷機構100
の内部には、キャリジ101と、キャリッジ101に支
持される、インクジェット式の記録ヘッド110と、キ
ャリッジ101を支持すると共に、ライン方向に往復動
させるキャリッジ移動機構120と、用紙Pを送る紙送
り機構130と、プラテンギャップ調整機構190を構
成するキャリッジ軸191および支持軸192とが配置
される。
【0046】紙送り機構130は、図8に示すように、
給紙ローラ131およびこれに対向するガイドローラ1
32と、排紙ローラ133およびこれに対向するガイド
ローラ134等を有する。
【0047】キャリッジ移動機構120は、キャリッジ
101と連結されるタイミングベルト121と、このタ
イミングベルト121を往復動させるキャリッジモータ
123とを有する。キャリッジモータ123は、タイミ
ングベルト121を介してキャリッジ101を、ガイド
部材104に案内されて記録用紙P(媒体)の紙幅方向
に往復動させる。
【0048】キャリッジ101には、記録用紙Pと対向
する面、この図に示す例では、下面にインクジェット式
の記録ヘッド110が取り付けられている。記録ヘッド
110は、キャリッジ101の上に保持される。記録ヘ
ッド110は、インクカートリッジ107K、107F
からインクの補給を受け、キャリッジ101の移動に合
わせて記録用紙Pにインク滴を吐出してドットを形成
し、記録用紙Pに画像や文字を印刷する。図8に示すよ
うに、記録ヘッド110の対向面には、プラテン112
が配置されている。
【0049】インクカートリッジ107Kのインク収容
室107K’には、黒(K)のインクが充填されてい
る。また、インクカートリッジ107Fには、複数のイ
ンク収容室107C、107LC、107M、107L
M、107Yがそれぞれ独立して形成され、これらのイ
ンク収容室107C、107LC、107M、107L
M、107Yには、シアン(C)、ライトシアン(L
C)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエ
ロー(Y)のインクがそれぞれ充填されている。従っ
て、インク収容室107C、107LC、107M、1
07LM、107Yからは、各色のインクがそれぞれ記
録ヘッド110に供給される。これらのインクは、それ
ぞれ記録ヘッド110から各色のインク滴として吐出さ
れてカラー印刷が行われる。
【0050】記録ヘッド110では、黒(K)、シアン
(C〕、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライ
トマゼンタ(LM)、イエロー(Y)に対応するノズル
開口(図示せず)が列毎に並んでいる。
【0051】記憶素子400は、インクに関する各種情
報を記録する不揮発性メモリおよびその読み出し書き込
みを制御する回路とが設けられている。記憶素子400
のメモリには、インクに関する各種情報、すなわち、イ
ンクを特定するためのインク特定情報、バージョンデー
タ、インク量情報等が格納される。
【0052】インク特定データは、どのような成分、濃
度等を有するインクであるのかを特定するデータであ
る。例えば、典型的には、インクの型番が挙げられる。
インクの型番が、成分、濃度等によりユニークに付され
る識別子である場合、これをインク特定情報として用い
ることができる。もちろん、他の情報であってもよい。
例えば、インク成分を示す情報、インク濃度を示す情報
等を記録したものとすることができる。また、バージョ
ンデータについても、インクを特定する情報として用い
ることができる場合には、これについても、インク特定
情報を構成するものと考えることができる。例えば、同
じ型番であっても、バージョンが異なることで、印刷条
件の設定に差異がある場合、このバージョンデータを
も、インク特定情報として用いる。
【0053】なお、インクによって、印刷制御関連の用
紙情報が変わる可能性がある場合、例えば、インクによ
って波打量が異なる場合には、用紙対応に用意されてい
る波打ち量を修正する必要がある。そこで、このような
事態に対処するため、記憶素子400に、波打ち量の修
正データを記憶させておくことができる。
【0054】インク情報は、いずれも、インクカートリ
ッジ107K、107Fがプリンタ1に装着された時、
または、プリンタ1の電源がオンに切り換わった時に、
印刷制御部160に読み出されて、EEPROM165
に記憶される。また、用紙情報については、プリンタ1
の電源オン時に、また、用紙をプリンタ1に装填した時
に用紙情報読取装置168にそれぞれ読み取られて、E
EPROM165に記憶される。従って、このEEPR
OM165には、黒用のインクカートリッジ107Kお
よびカラー用のインクカートリッジ107Fのインク特
定情報、インク量情報、用紙情報読取装置168により
取得された用紙情報等のデータが記憶される。なお、デ
ータとしてEEPROM165に格納されるものは、用
紙情報読取装置168により取得された用紙情報のすべ
てである必要はない。少なくとも印刷制御に必要なデー
タが格納されればよい。
【0055】図11に、用紙情報5571〜5578が
用紙情報記録部557から読み出され、そのうち、EE
PROM165に記憶され、印刷制御に用いるデータ例
を示す。本実施形態では、用紙を特定する識別子である
媒体種番号1651、用紙の種類を示す情報である種類
1653、厚さ1654、50%デューティでの波打ち
量1657および100%での波打ち量1658として
記憶される。ここに示すのは、一例であって、他の情報
をさらに記憶することも可能である。
【0056】図2(a)に、コンピュータ本体200に
より実現される機能構成を示す。
【0057】コンピュータ本体200は、アプリケーシ
ョンプログラムによって実現される各種アプリケーショ
ン240と、プリンタドライバプログラムによって実現
されるプリンタドライバ250と、通信制御部260と
を有する。これらは、図示していないオペレーティング
システム(OS)の制御下でOSの機能を利用して各種
処理を実行する。これらの処理は、CPU201により
実現される。
【0058】プリンタドライバ250は、その機能とし
て、印刷管理部251と、スプールファイル記憶部25
2と、表示制御部253と、色変換等の処理を行うため
の情報を管理する色変換情報管理部254とを有する。
【0059】印刷管理部251は、用紙種類情報および
インク特定情報に対応するモード設定条件情報を保存管
理している。すなわち、用紙種類およびユーザの指定に
応じて設定される印刷の態様を示す印刷モードの設定と
設定情報の保管を行う。また、この印刷管理部251
は、印刷データとして、印刷速度、紙送り等の制御デー
タをも生成する。例えば、普通紙に高速印刷、専用紙に
画質優先の印刷等の設定を行って、それに基づいて印刷
データを生成してプリンタ1に送る。
【0060】印刷管理部251は、本実施の形態では、
用紙情報およびインク特定情報を、プリンタ1から取得
する機能を有する。すなわち、プリンタ1の印刷制御部
160に対して、用紙情報およびインク特定情報をそれ
ぞれ要求することで、印刷制御部160から用紙情報お
よびインク特定情報を取得することができる。印刷管理
部251は、取得した用紙情報およびインク特定情報を
RAMに一時的に保存する。用紙情報およびインク特定
情報をプリンタ1から取得できるようにすることで、ド
ライバ側でそれらの設定を要することなく、それらの情
報を取得できることとなる。その結果、用紙情報、特
に、用紙種類と、インクとの関係において、最適な印刷
モードの設定を自動的に行うシステムとして機能する。
印刷モード設定の支援を行うシステムとしても機能す
る。さらに、印刷データ生成装置として機能する場合
に、用紙種類情報およびインク特定情報と印刷すべき画
像データに設定されている解像度とに対応する色変換情
報を用いて色変換を行う。
【0061】スプールファイル記憶部252は、RAM
203および/またはハードディスクドライブ207に
より構成され、前述したスプールファイルを保存する。
【0062】表示制御部253は、案内画面等を前記デ
ィスプレイ装置220上に表示させ、ユーザに情報を提
供する。表示する画面としては、例えば、図12に示す
ように、印刷に際して、プリンタに対する各種設定のた
めの画面が挙げられる。例えば、用紙サイズ、用紙の種
類、解像度等の設定を受け付けるための画面を表示す
る。図12に示す画面は、印刷モード設定システムによ
って表示され、入力の受け付けが行われる。本実施形態
では、図12に示すように、動作モード2240に自動
調整モード2241が設けられている。これを選択する
と、用紙情報を用紙側から取得して、それに応じて、最
適の印刷制御、特に、プラテンギャップ調整を最適に行
う制御が自動的に行われる。
【0063】また、取得した用紙情報に用紙種類を示す
情報が含まれている場合、それを、例えば、後述する図
12に示すように、ユーザ可読に表示することで、ユー
ザにプリンタ1に装填されている用紙の種類を知らせる
ことができる。これにより、ユーザは用紙の種類を知る
ことができるので、モード設定を行う際の参考とするこ
とができる。すなわち、モード設定を支援するシステム
として機能することができる。
【0064】色変換情報管理部254は、印刷制御部2
51において、色変換の際、プリンタ1において使用す
るインクに対応する色変換情報を保持する。また、本実
施の形態では、色変換情報の取得処理も行う。色変換情
報を用いて画像データを色変換する処理は、印刷制御の
一つである。色変換情報については後述する。
【0065】印刷管理部251において設定された印刷
モードは、上述したプリンタからの取得情報をも含め
て、表示制御部253によって表示装置220にウィン
ドウの画面として表示される。
【0066】図12に、プリンタドライバが表示するウ
ィンドウの一例を示す。ウィンドウ2200では、複数
のタブが用意されている。図12では、本実施形態に直
接関連する基本設定のタブが選択された状態にある。こ
こでは、用紙種類選択部2220と、インク選択部22
30、印刷の仕上がり状態を設定するモード設定部22
40と、インク残量を示すインク残量表示部2250
と、現在の設定状態を示す設定状態表示部2260等が
配置される。
【0067】用紙種類選択部2220では、選択されて
いる用紙を示す用紙表示部2221と、プルダウンメニ
ュウを開くメニュウボタン2222とを有する。本実施
形態では、上述したように、用紙種類はプリンタに用紙
をセットした時点で、システムに既知の状態となってい
る場合がある。もちろん、ユーザが、使用する用紙に合
う用紙を選択することもできる。ここで選択された用紙
の種類を示す情報は、EEPROM165に記録されて
いた用紙情報を印刷制御部160からプリンタドライバ
250が取得したものである。
【0068】なお、工場出荷時に、EEPROM165
に予め用紙種類として普通紙を設定した場合には、最初
の表示はユーザ可読の表示である「普通紙」となる。そ
の後、プリンタに新たな用紙がセットされた時、また
は、プリンタの電源オン時に、用紙情報読取装置168
が読み取った用紙情報を、CPU161が取り込んで、
EEPROM165の用紙情報に書き込む。ウィンドウ
2200が開かれた時点で、プリンタドライバ250に
より、印刷制御部160から用紙種類の情報が捕捉され
て表示される。
【0069】なお、用紙種類情報以外の情報、用紙の残
量、用紙の大きさ、縦置き横置きの区別等の情報につい
ても、印刷制御部160が用紙情報読取装置168から
取得してEEPROM165に格納してあれば、それ
を、プリンタドライバ250が取得してユーザに提供す
ることが可能である。
【0070】インク選択部2230では、デフォルトで
はカラーが選択されている。モノクロ印刷とする指定も
可能である。
【0071】モード設定部2240では、プリンタドラ
イバ250が、取得した用紙種類情報およびインク特定
情報に基づいて印刷モードを自動設定した結果を「推奨
設定」として表示している。もちろん、ユーザによる変
更を受け付けることができる。本実施形態では、用紙種
類に応じて印刷モードを自動設定しているが、これに限
られない。また、用紙種類は、手入力として、印刷モー
ドを設定する構成とすることもできる。
【0072】インク残量表示部2250には、インク量
情報を取得することで表示することができる。この他、
インク容量と印刷データとに基づいてインク残量を計算
し、その結果を用いてインク残量表示部2250におけ
る表示を行うことができる。
【0073】設定状態表示部2260では、現在設定さ
れている印刷モードをまとめて表示している。設定が変
わると、この表示も変わる。
【0074】色変換情報管理部254において管理され
る色変換情報は、例えば、画像データにおいて表れるこ
とが想定される各色を特定する、RGBの各値の組合せ
からなる入力値群と、各入力値の組合せに対応して、印
刷時に再現される色として表れることが想定される各色
を特定する、CMYKの各値の組合せからなる出力値群
とを対応付けるデータで構成される。具体的には、ルッ
クアップテーブル(LUT)形式で用意することができ
る。また、すべての色変換情報を用意するためには、膨
大なメモリ空間が必要であるため、各色の256階調を
予めいくつかに分割して、それらの分割点の格子を仮想
的に想定し、それぞれの格子点において、入力値、およ
び、それに対応する出力値を持たせることができる。こ
の場合、格子点間に存在する色については、格子点間で
の補間演算によって対応する。
【0075】本実施形態では、インクジェットプリンタ
に、CMYKに、さらに、ライトシアン(LC)および
ライトマゼンタ(LM)を追加したカラーインクを用い
る場合を例として説明する。すなわち、RGB画像デー
タを、CMYLCLMKで特定される印刷データに色変
換する。もちろん、本発明は、これに限定されない。R
GB画像データを、例えば、CMYKに変換すること、
また、さらに異なる刺激値の階調の組合せとすることが
できる。
【0076】図2(b)に印刷制御部160の機能構成
を示す。印刷制御部160は、印刷機構100の動作を
制御する印刷機構制御部171と、記憶素子400から
インク情報を読み出すと共に、インク情報の更新を行
い、かつ、用紙情報読取装置168が読み取った用紙情
報を取り込み、コンピュータ本体200からの要求に応
じて、インク情報を送信する用紙・インク情報管理部1
72と、用紙情報、インク情報、使用者の設定などに応
じてプラテンギャップを調整するギャップ調整機構制御
部173と、コンピュータ本体200との間でデータの
授受を行う通信制御部174とを有する。これらの機能
は、CPU161がROM162に格納されるプログラ
ムを実行することにより実現される。
【0077】ROM162には、コンピュータ本体20
0から送られる印刷データを受け取って、印刷機構10
0に印刷させるための制御プログラムが格納される。こ
のためのプログラムには、印刷データを受け取って印刷
機構100が印刷できるデータに展開して印刷機構に渡
す処理を行うプログラム、プラテンギャップ調整を始め
とする印刷制御を行うプログラム等が含まれる。
【0078】プラテンギャップ調整およびこれに関連す
る処理としては、次の態様が挙げられる。 (A)用紙種類に応じて印刷制御モードを固定する A1.普通紙:速度優先 A2.専用写真紙:画質優先 A1の普通紙については、テキスト印刷等が主体であ
り、通常、ビジネス使用が想定される。従って、この場
合には、プラテンギャップを大きく設定し、高速印刷を
行う。一方、A2の専用写真紙の場合には、画質を優先
する関係で、プラテンギャップが可能な限り小さくなる
ことが好ましい。そのため、デューティを小さくするよ
う制限する。これらの場合において、紙厚さ情報を取得
することが好ましい。本発明によれば、予め設定してあ
る値、または、用紙情報記録部に記載されている紙厚さ
の情報に基づいて、プラテンギャップを設定することが
できる。また、紙種類の取得時に併せて、紙厚さの情報
についても取得する。このように、用紙から用紙情報を
取得することで、ユーザが紙種類を誤って選択すること
を防ぐことができる。 (B)印刷モードに応じて印刷制御する B1.速度優先 B2.画質優先 これらの場合には、用紙の種類如何によらず、ユーザが
希望する印刷モードに合わせて、最適な印刷を行う。B
1の速度優先の場合、プラテンギャップを大きく設定す
る。また、B2の画質優先の場合、プラテンギャップが
可能な限り小さくなることが好ましい。そのため、デュ
ーティを小さくするよう制限する。これらの場合におい
て、前述した態様と同様に、紙厚さ情報を取得すること
が好ましい。本発明によれば、予め設定してある値、ま
たは、用紙情報記録部に記載されている紙厚さの情報に
基づいて、プラテンギャップを設定することができる。 (C)プラテンギャップを自動調整する この場合は、上述した(A)および(B)の場合と異な
り、プラテンギャップの設定は固定されない。印刷デー
タのデューティによって、プラテンギャップを動的に変
更する。これにより、印刷速度を要求する場合、また、
画質を要求する場合のいずれにおいても、最適プラテン
ギャップを設定して、精度よく印刷を行うことができ
る。また、ユーザには、プラテンギャップの設定のため
の負担がかかることはない。
【0079】本実施形態では、上述した(A)〜(C)
のいずれの場合についても対応可能である。とりわけ、
(C)の場合には、本発明の特徴が表れ、ユーザに負担
をかけることなく、用紙に応じて自動的に印刷制御、特
に、プラテンギャップの自動調整が行える。本実施形態
では、図12に示す自動調整モード2241が選択され
た場合、上述した(C)の処理が実行される。
【0080】以上のように、本実施形態では、次のよう
な態様が可能となる。もちろん、本発明は、それらの態
様に限られるものではない。
【0081】本発明の典型的な実施形態は、印刷データ
に基づいてインクを用紙上に吐出させて該用紙上に画像
を形成する記録装置において、印刷を実行する印刷機構
100と、印刷制御部160によって実現される、用紙
についての情報を取得する手段(用紙情報読取装置16
8に相当)と、前記取得した情報に基づいて、前記印刷
機構での画像形成を制御する手段(印刷を制御する手
段)とを備えるものである。
【0082】画像形成を制御する手段は、前記用紙につ
いての情報を取得する手段から取得した用紙についての
情報に基づいて、プラテンギャップを決定し、前記印刷
機構100のプラテンギャップ調整機構190に対し、
プラテンギャップが前記決定されたギャップとなるよう
に調整を指示することができる。
【0083】画像形成を制御する手段は、用紙について
の情報を取得する手段により取得された情報に、用紙の
厚さを示す情報が含まれる場合、用紙の厚さを示す情報
に基づいて前記プラテンギャップを決定する構成とする
ことができる。また、画像形成を制御する手段は、前記
用紙についての情報を取得する手段により取得された情
報に、波打ち量を示す情報がさらに含まれる場合、前記
用紙厚さを示す情報と前記波打ち量を示す情報とを参照
して決定する構成とすることができる。
【0084】画像形成を制御する手段は、用紙情報記録
部557に記録されている前記波打ち量を示す情報が、
印刷密度に対応して記録されている場合、印刷データに
おける印刷密度に応じて、記録されている波打ち量を参
照してプラテンギャップを決定することができる。この
場合、画像形成を制御する手段は、印刷機構100にお
いて順次印刷させるべき印刷データについて、その印刷
前に、印刷密度に応じて、前記記録されている波打ち量
を参照してプラテンギャップを決定し、当該印刷データ
の印刷に先立ち、印刷機構100のプラテンギャップ調
整機構190に対してプラテンギャップを前記決定され
たプラテンギャップとする調整を指示することができ
る。
【0085】また、本実施形態では、例えば、ROM1
62のように、印刷制御に用いられる用紙情報を予め記
憶する手段をさらに備えることができる。記憶される用
紙情報として、用紙を特定する情報対応に、当該用紙の
厚さを示す情報、および、波打ち量を示す情報を含むこ
とができる。画像形成を制御する手段は、前記用紙につ
いての情報を取得する手段が、用紙を特定する情報を読
み取った場合、当該用紙を特定する情報に基づいて、前
記用紙情報を記憶する手段を検索して、該当する用紙の
厚さを示す情報、および、波打ち量を示す情報が取得で
きる場合、それらを参照してプラテンギャップを決定す
ることができる。
【0086】用紙情報を予め記憶する手段は、記憶され
る用紙情報として、用紙を特定する情報対応に、当該用
紙の厚さを含むことができる。この場合、画像形成を制
御する手段は、前記用紙についての情報を取得する手段
が、用紙を特定する情報を読み取った場合、当該用紙を
特定する情報に基づいて、前記用紙情報を記憶する手段
を検索して、該当する用紙の厚さを示す情報が取得でき
る場合、その厚さを示す情報を参照してプラテンギャッ
プを決定することができる。
【0087】次に、本実施形態の記録装置の動作につい
て図13〜図15を参照して説明する。
【0088】記録装置であるプリンタ1の電源がオンに
なると、用紙情報読取装置168が用紙情報記録部55
7に記録されている用紙情報を読み取る。図13に示す
ように、CPU161は、用紙情報読取装置168から
用紙情報の取り込みを行えるかを調べる(ステップ10
10)。用紙情報が読みとれないときには、用紙側に用
紙情報が用意されていないものとして、ステップ105
0に進み、標準プラテンギャップの設定を支持する。こ
れを受けて、前述したプラテン調整機構190は、プラ
テンギャップを予め定めた標準プラテンギャップとなる
ように調整する。ここで、標準プラテンギャップとして
は、紙厚の変動を吸収すべく充分大きな間隔をとってい
る。
【0089】一方、用紙情報が読みとれる場合には、用
紙情報を読み取り(ステップ1020)、EEPROM
165に格納すると共に、どのような情報が含まれてい
るかをチェックする(ステップ1030)。そして、用
紙情報の少なくとも一部、例えば、用紙種類情報等をコ
ンピュータ本体200に送る(ステップ1040)。
【0090】この後、前述した場合と同様に、標準プラ
テンギャップとなるように、プラテンギャップ調整機構
190に指示をする(ステップ1050)。
【0091】次に、CPU161は、図14に示すよう
に、コンピュータ本体200から送られる印刷データか
ら印刷制御情報を抽出する(ステップ1110)。そし
て、送られた印刷データについて、どのような印刷モー
ドが設定されているかを調べる(ステップ1120)。
すなわち、紙種に応じて印刷制御を固定的に行うモード
か、紙種によらず、印刷制御を優先して、その設定に応
じて固定的に行うモードか、自動調整モードかを調べ
る。
【0092】次に、自動調整モードの場合、プラテンギ
ャップを、用紙情報に応じて最小の値、例えば、(1.
2mm)に初期設定する(ステップ1130)。一方、
自動調整モードでない場合、プラテンギャップを、用紙
情報に応じて最適値に初期設定する(ステップ114
0)。そして、プラテンギャップ調整機構190に、こ
の初期設定されたギャップとするよう指示する。設定さ
れた値は、印刷中、固定である。ところで、用紙情報に
よっては、前述したように、紙厚しか得られない場合が
ある。この場合には、紙厚に、一定の余裕値を付加して
プラテンギャップが決定される。一方、媒体種番号を用
紙側から取得できる場合であって、ROM162に対応
する媒体種番号が記憶されているときには、そこに記憶
されている紙厚と、前記波打ち量と、これらの他に若干
の余裕値を含めてプラテンギャップが決定される。例え
ば、(紙厚+波打ち量)がプラテンギャップの下限とな
る。なお、波打ち量はデューティによって異なるが、プ
ラテンギャップを固定して用いる場合には、初期値とし
て、大きい値を採用して、プラテンギャップを決定す
る。
【0093】ここで、初期値は、一律ではなく、印刷モ
ードに応じて異なる値とすることができる。例えば、印
刷速度優先の場合には、大きな値(1.9mm)が設定
され、画質優先の場合には、比較的小さな値(1.5m
m)が設定される。この場合、プラテンギャップが小さ
いことを考慮して、デューティを小さくして印刷を行
う。これにより、用紙でのインクの吸収量を減少させ
て、用紙の膨潤を小さくして、波打ち量が小さくなるよ
うにすることができる。
【0094】なお、用紙側から、紙厚、波打ち量の各情
報が得られる場合には、ROM162にデータが記憶さ
れているかに依存せず、取得した情報に基づいてプラテ
ンギャップを決定することができる。
【0095】次に、CPU161は、印刷制御について
自動調整がなされている場合には、プラテンギャップを
動的に変化させて印刷を行うようプラテンギャップ調整
機構190を制御する(ステップ1150)。一方、自
動調整でない場合には、前述したプラテンギャップを初
期設定値に固定して、印刷を行う(ステップ116
0)。後者の場合、紙種または印刷モードによって設定
された、速度優先、画質優先の印刷モードに応じて、印
刷が行われるように印刷機構を制御する。
【0096】次に、自動調整により印刷制御を行う場合
について、図15を参照して説明する。
【0097】印刷の指示を受けると、コンピュータ本体
200から送られた印刷データを印刷機構100が印刷
可能な型式のデータに展開して、印刷機構100に送る
(ステップ1151)。そして、印刷データのデューテ
ィが50%を超えるかを判断する(ステップ115
2)。超えない場合には、印刷が終了するまで、この処
理をくり返す。
【0098】ここで、デューティが50%を超える場合
には、さらに、デューティが100%を超えるかを判断
する(ステップ1153)。ここで、超えていない場合
には、プラテンギャップを初期値より大きな値、ここで
は「中」の値、例えば、(1.5mm)とするよう、プ
ラテンギャップ調整機構190を制御する(ステップ1
154)。一方、デューティが100%を超える場合に
は、プラテンギャップをさらに大きな値、ここでは
「大」の値、例えば、(1.9mm)とするように、プ
ラテンギャップ調整機構190を制御する(ステップ1
155)。このような制御を、印刷が終了するまで行う
(ステップ1156)。
【0099】以上のようにして、本実施形態では、用紙
情報を基にして、プラテンギャップの調整を少なくとも
含む印刷制御を行うことができる。これにより、より精
度よく印刷が行える。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、複雑な検出機構を用い
ることなく用紙に関する情報が取得できて、プラテンギ
ャップの調整を少なくとも含む印刷制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態において用いられる
ハードウエアシステムの構成の一例を示すブロック図。
【図2】図2(a)は、本発明の実施形態において、コ
ンピュータ本体により実現される機能構成を示すブロッ
ク図、図2(b)は、本実施の形態において、プリンタ
によって実現される機能構成を示すブロック図。
【図3】図3は本発明の一実施形態に係るプリンタの外
観構成の一例を示す斜視図。
【図4】図4は、プリンタの印刷機構の内部構造を示す
斜視図。
【図5】図5は本発明の記録装置において用いられる梱
包材の一例を示す斜視図。
【図6】図6は梱包材において用いられる用紙情報記録
部の一例を示す部分平面図。
【図7】図7は本発明の記録装置において用いることが
できる梱包材の他の例を示す斜視図。
【図8】図8は、印刷機構の印刷ヘッド、プラテン、お
よび、給紙機構等の概要を模式的に示す説明図。
【図9】図9は、印刷制御部のROMに格納される用紙
情報の一例を示す説明図。
【図10】図10は、用紙側が提供する情報と、記録装
置側が記憶している情報との関係を示す説明図。
【図11】図11は、用紙情報記録部から読み出してE
EPROMに格納した状態を示す説明図。
【図12】図12はコンピュータ上で用紙種類の設定を
行うためのウィンドウの一例を示す説明図。
【図13】図13は用紙情報の取り込み処理の手順を示
すフローチャート。
【図14】図14はプラテンギャップの設定処理の手順
を示すフローチャート。
【図15】図15はプラテンギャップの自動調整の一例
を示すフローチャート。
【符号の説明】 1…プリンタ 100…印刷機構 160…印刷制御部 161…CPU 162…ROM 163…RAM 164、166…インタフェース(I/F) 165…不揮発性メモリ(EEPROM) 167…操作パネル 168…用紙情報読取装置 171…印刷機構制御部 172…用紙・インク情報管理部 173…ギャップ調整機構制御部 174…通信制御部 190…ギャップ調整機構 2…コンピュータ 200…コンピュータ本体 201…CPU 202…ROM 203…RAM 209…プリンタインタフェース(P/I/F) 220…表示装置 230…キーボード 260…通信制御部 240…アプリケーション 250…プリンタドライバ 251…印刷管理部 252…スプールファイル記憶部 253…表示制御部 254…色変換情報管理部、 310…CD−ROM 320…フロッピディスク 400…記憶素子 501…用紙 550…梱包材 557…用紙情報記録部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷データに基づいてインクを用紙上に吐
    出させて該用紙上に画像を形成する記録装置において、 印刷を実行する印刷機構と、 用紙についての情報を取得する手段と、 前記読み取った情報に基づいて、前記印刷機構での画像
    形成を制御する手段とを備えることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録装置において、 前記画像形成を制御する手段は、前記用紙についての情
    報を取得する手段から取得した用紙についての情報に基
    づいて、プラテンギャップを決定し、前記印刷機構に対
    し、プラテンギャップが前記決定されたギャップとなる
    ように調整を指示することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の記録装置において、 前記画像形成を制御する手段は、前記プラテンギャップ
    の調整と、印刷ヘッドの駆動条件、用紙の送り速度、用
    紙の送り方法のうちの少なくとも一つとの組合せについ
    ての制御を行うことを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】請求項2および3のいずれか一項に記載の
    記録装置において、 前記用紙についての情報を取得する手段により取得され
    た情報に、用紙の厚さを示す情報が含まれる場合、前記
    画像形成を制御する手段は、用紙の厚さを示す情報に基
    づいて前記プラテンギャップを決定することを特徴とす
    る記録装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の記録装置において、 前記用紙についての情報を取得する手段により取得され
    た情報に、用紙がインクにより膨潤して生じる局部的突
    出の高さに相当する波打ち量を示す情報がさらに含まれ
    る場合、前記画像形成を制御する手段は、前記用紙厚さ
    を示す情報と前記波打ち量を示す情報とを参照して決定
    することを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の記録装置において、 前記用紙情報記録部に記録されている前記波打ち量を示
    す情報が、印刷密度対応に記録されている場合、前記画
    像形成を制御する手段は、印刷データにおける印刷密度
    に応じて、前記記録されている波打ち量を参照してプラ
    テンギャップを決定することを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の記録装置において、 前記画像形成を制御する手段は、前記印刷機構において
    順次印刷させるべき印刷データについて、その印刷前
    に、印刷密度に応じて、前記記録されている波打ち量を
    参照してプラテンギャップを決定し、当該印刷データの
    印刷に先立ち、前記印刷機構に対してプラテンギャップ
    を前記決定されたプラテンギャップとする調整を指示す
    ることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の記録装置において、 印刷制御に用いられる用紙情報を予め記憶する手段をさ
    らに備え、 前記記憶される用紙情報として、用紙を特定する情報対
    応に、当該用紙の厚さを示す情報、および、用紙がイン
    クにより膨潤して生じる局部的突出の高さに相当する波
    打ち量を示す情報を含み、 前記画像形成を制御する手段は、前記用紙についての情
    報を取得する手段が、用紙を特定する情報を読み取った
    場合、当該用紙を特定する情報に基づいて、前記用紙情
    報を記憶する手段を検索して、該当する用紙の厚さを示
    す情報、および、用紙がインクにより膨潤して生じる局
    部的突出の高さに相当する波打ち量を示す情報が取得で
    きる場合、それらを参照してプラテンギャップを決定す
    ることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】請求項2に記載の記録装置において、 印刷制御に用いられる用紙情報を予め記憶する手段をさ
    らに備え、 前記記憶される用紙情報として、用紙を特定する情報対
    応に、当該用紙の厚さを含み、 前記画像形成を制御する手段は、前記用紙についての情
    報を取得する手段が、用紙を特定する情報を読み取った
    場合、当該用紙を特定する情報に基づいて、前記用紙情
    報を記憶する手段を検索して、該当する用紙の厚さを示
    す情報が取得できるとき、その厚さを示す情報を参照し
    てプラテンギャップを決定することを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】梱包材に収容されて提供され、画像記録
    に用いることができる画像記録用紙であって、 前記梱包材に、それが収容している用紙についての情報
    を記録する用紙情報記録部が設けられ、 前記用紙情報記録部は、前記収容されている用紙につい
    て、その用紙を特定する情報、用紙厚さを示す情報、お
    よび、用紙がインクにより膨潤して生じる局部的な突出
    の高さに相当する波打ち量を示す情報のうち、少なくと
    も1種の情報が、読み取り可能に記録されていることを
    特徴とする画像記録用紙。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の画像記録用紙におい
    て、 前記用紙情報記録部に記録されている前記波打量を示す
    情報は、印刷密度対応に記録されていることを特徴とす
    る画像記録用紙。
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