JP2002126800A - 回転円板型濾過装置 - Google Patents
回転円板型濾過装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D33/00—Filters with filtering elements which move during the filtering operation
- B01D33/15—Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces
- B01D33/21—Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces with hollow filtering discs transversely mounted on a hollow rotary shaft
- B01D33/23—Construction of discs or component sectors thereof
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】設備費や運転費が低廉で濾過流束も高く、処理
量を多く安定して清澄度の高い処理液が得られ、また、
円板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩む問題
や保守点検に手数や時間がかかり、濾材の張り替えなど
に多くの時間と技術を要する問題などを解消することが
でき、洗浄効果も高い洗浄手段を設けた回転円板型濾過
装置を提供する。 【解決手段】汚泥濾過ユニットの中空回転軸を回転駆動
する駆動装置を設けた回転円板型濾過装置において、汚
泥濾過ユニットを形成する円板状汚泥濾過モジュ−ルが
周方向に分割された複数の扇形セクタにより形成され、
中空回転軸内と扇形セクタの夫々の濾過水室内とが連通
するように接続されたことを特徴とする回転円板型濾過
装置。
量を多く安定して清澄度の高い処理液が得られ、また、
円板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩む問題
や保守点検に手数や時間がかかり、濾材の張り替えなど
に多くの時間と技術を要する問題などを解消することが
でき、洗浄効果も高い洗浄手段を設けた回転円板型濾過
装置を提供する。 【解決手段】汚泥濾過ユニットの中空回転軸を回転駆動
する駆動装置を設けた回転円板型濾過装置において、汚
泥濾過ユニットを形成する円板状汚泥濾過モジュ−ルが
周方向に分割された複数の扇形セクタにより形成され、
中空回転軸内と扇形セクタの夫々の濾過水室内とが連通
するように接続されたことを特徴とする回転円板型濾過
装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水の生物処理に
伴って発生する汚泥を濾過して清澄な処理水を得る回転
円板型濾過装置に関する。
伴って発生する汚泥を濾過して清澄な処理水を得る回転
円板型濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機性廃水を活性汚泥処理装置や
硝化・脱窒処理装置等の好気性または嫌気性の生物処理
装置で処理した後の汚泥混合液を、汚泥と清澄な処理水
とに分離する装置として、沈殿槽による沈降分離装置又
は精密濾過膜や限外濾過膜を張設した円筒モジュ−ルや
矩形板状の平膜モジュ−ルなどの濾過膜で透過処理する
膜分離装置が用いられている。
硝化・脱窒処理装置等の好気性または嫌気性の生物処理
装置で処理した後の汚泥混合液を、汚泥と清澄な処理水
とに分離する装置として、沈殿槽による沈降分離装置又
は精密濾過膜や限外濾過膜を張設した円筒モジュ−ルや
矩形板状の平膜モジュ−ルなどの濾過膜で透過処理する
膜分離装置が用いられている。
【0003】前記膜分離装置においては、生物処理槽と
は別に設けられた濾過槽に配置される場合や、生物処理
槽内に固定して配置される場合もあり、また、本装置で
は、濾過膜の下方から常時散気する気体により濾過膜表
面への汚泥の過剰付着防止や付着物の剥離除去を行う濾
過膜洗浄手段が主に用いられている。なお、沈殿槽や膜
分離装置により濃縮された汚泥は、生物処理槽内の高負
荷運転を維持して効率的に有機物を処理するため、一部
を生物処理槽に循環又は槽内に維持し、残部が余剰汚泥
として後段の汚泥処理装置で処理されている。
は別に設けられた濾過槽に配置される場合や、生物処理
槽内に固定して配置される場合もあり、また、本装置で
は、濾過膜の下方から常時散気する気体により濾過膜表
面への汚泥の過剰付着防止や付着物の剥離除去を行う濾
過膜洗浄手段が主に用いられている。なお、沈殿槽や膜
分離装置により濃縮された汚泥は、生物処理槽内の高負
荷運転を維持して効率的に有機物を処理するため、一部
を生物処理槽に循環又は槽内に維持し、残部が余剰汚泥
として後段の汚泥処理装置で処理されている。
【0004】前記沈澱槽による汚泥の沈降分離では、汚
泥の沈降速度が遅いため滞留時間を長くして汚泥フロッ
クの粒径を大きくし、沈降性を高めなければならないた
め、沈澱槽容積が大きくなり、従って広い設備設置面積
が必要となる。また、窒素分などの除去が不十分な場合
には、沈澱槽内でガスが発生して汚泥を浮上させ、処理
水中の流出汚泥濃度が高くなる問題もある。
泥の沈降速度が遅いため滞留時間を長くして汚泥フロッ
クの粒径を大きくし、沈降性を高めなければならないた
め、沈澱槽容積が大きくなり、従って広い設備設置面積
が必要となる。また、窒素分などの除去が不十分な場合
には、沈澱槽内でガスが発生して汚泥を浮上させ、処理
水中の流出汚泥濃度が高くなる問題もある。
【0005】また、精密濾過膜や限外濾過膜を張設した
濾過膜分離装置を用いた濾過装置では、極めて清澄度の
高い処理水が得られるが、処理水が透過する濾過膜の透
過口径が極めて小さいため透過流束が少なく、また、透
過流束を多くするためには、吸引圧力を高くしなければ
ならず、動力費が嵩むと共に、濾過膜モジュ−ルの価格
が高いため、処理量当たりの装置費が高い問題があり、
比較的規模の大きい下水処理場などには適用が困難であ
った。
濾過膜分離装置を用いた濾過装置では、極めて清澄度の
高い処理水が得られるが、処理水が透過する濾過膜の透
過口径が極めて小さいため透過流束が少なく、また、透
過流束を多くするためには、吸引圧力を高くしなければ
ならず、動力費が嵩むと共に、濾過膜モジュ−ルの価格
が高いため、処理量当たりの装置費が高い問題があり、
比較的規模の大きい下水処理場などには適用が困難であ
った。
【0006】更に、気体の散気や回転によって乱流を起
こし、その剪断力によって、濾過膜表面への汚泥等の付
着防止や付着物の剥離除去を行う濾過膜分離装置にあっ
ては、生物処理水中の汚泥やタンパク質などの高分子物
質が、極めて濾過膜表面に付着しやすく粘着性がある性
質のため、剥離しにくく、乱流効果のみでは期待したほ
どの効果を得ることができず、短期間にスケ−ルやスラ
イムが形成され、より膜透過流束が減少し運転を停止し
て洗浄する回数が多くなっていると共に、散気量も必要
以上に多くなって動力費が嵩む問題がある。
こし、その剪断力によって、濾過膜表面への汚泥等の付
着防止や付着物の剥離除去を行う濾過膜分離装置にあっ
ては、生物処理水中の汚泥やタンパク質などの高分子物
質が、極めて濾過膜表面に付着しやすく粘着性がある性
質のため、剥離しにくく、乱流効果のみでは期待したほ
どの効果を得ることができず、短期間にスケ−ルやスラ
イムが形成され、より膜透過流束が減少し運転を停止し
て洗浄する回数が多くなっていると共に、散気量も必要
以上に多くなって動力費が嵩む問題がある。
【0007】前記の問題に鑑みて、特開平5−1850
78号公報、特開平10−128358号公報及び特開
平11−290884号公報などには、スポンジなどの
通水性多孔質材の表面に不織布又は織布など、精密濾過
膜や限外濾過膜と比較して極めて目開きの粗い通水性シ
−トの汚泥濾層形成濾材(以下単に濾材という)を重
ね、周囲を密封して矩形板状の濾過体を形成し、本濾過
体を曝気槽内の曝気部上方に配設し、濾過体の表面に汚
泥粒子群によるポ−ラスな濾過層(以下汚泥濾層とい
う)を形成して汚泥濾層で濾過処理する濾過装置(以下
汚泥濾層濾過装置という)が開示されている。
78号公報、特開平10−128358号公報及び特開
平11−290884号公報などには、スポンジなどの
通水性多孔質材の表面に不織布又は織布など、精密濾過
膜や限外濾過膜と比較して極めて目開きの粗い通水性シ
−トの汚泥濾層形成濾材(以下単に濾材という)を重
ね、周囲を密封して矩形板状の濾過体を形成し、本濾過
体を曝気槽内の曝気部上方に配設し、濾過体の表面に汚
泥粒子群によるポ−ラスな濾過層(以下汚泥濾層とい
う)を形成して汚泥濾層で濾過処理する濾過装置(以下
汚泥濾層濾過装置という)が開示されている。
【0008】前記汚泥濾層濾過装置においては、目開き
が粗いため流通抵抗も少なく、低い濾過圧で濾過流束を
多くすることができ、動力費などの運転経費を低減でき
るとともに、濾材も精密濾過膜や限外濾過膜と比較して
低廉であり、設備費も低減することができる。また、目
開きが粗いにも係わらず、濾液も清澄度の高い濾液を得
ることができるが、清澄度の高い濾液を得るためには、
汚泥濾層が圧密化せず、且つ脱落しないように維持管理
する必要があり、そのため、処理槽内の汚泥混合液を一
定の流速で循環流動させ、汚泥の過剰付着防止などを図
っている。一般的には、処理槽内の空気攪拌により、相
対速度として0.03〜0.5m/sec程度の流動循
環によっている。
が粗いため流通抵抗も少なく、低い濾過圧で濾過流束を
多くすることができ、動力費などの運転経費を低減でき
るとともに、濾材も精密濾過膜や限外濾過膜と比較して
低廉であり、設備費も低減することができる。また、目
開きが粗いにも係わらず、濾液も清澄度の高い濾液を得
ることができるが、清澄度の高い濾液を得るためには、
汚泥濾層が圧密化せず、且つ脱落しないように維持管理
する必要があり、そのため、処理槽内の汚泥混合液を一
定の流速で循環流動させ、汚泥の過剰付着防止などを図
っている。一般的には、処理槽内の空気攪拌により、相
対速度として0.03〜0.5m/sec程度の流動循
環によっている。
【0009】しかし、従来の矩形の汚泥濾層濾過装置で
は、汚泥濾層により濾過するため、汚泥濾層が形成され
るまでの初期運転においては、汚泥が濾材を通過して濾
液側に混入するのを防止することはできず、通水性スペ
−サ部材の底部に汚泥が沈降堆積して濾液排出口などの
閉塞を起こす問題や時間の経過とともに汚泥濾層の圧密
化が進行し、目詰まりを生じて濾過流束が低下し、所定
範囲の許容濾過速度を維持することが困難となるなどの
問題が生じてくることを防止することはできない。
は、汚泥濾層により濾過するため、汚泥濾層が形成され
るまでの初期運転においては、汚泥が濾材を通過して濾
液側に混入するのを防止することはできず、通水性スペ
−サ部材の底部に汚泥が沈降堆積して濾液排出口などの
閉塞を起こす問題や時間の経過とともに汚泥濾層の圧密
化が進行し、目詰まりを生じて濾過流束が低下し、所定
範囲の許容濾過速度を維持することが困難となるなどの
問題が生じてくることを防止することはできない。
【0010】従って、従来は、堆積した汚泥を除去する
方法として、汚泥濾過モジュ−ルの内部に空気や水を送
り込んで押出す逆洗処理が行われているが、汚泥が排出
しにくく時間がかかるとともに、大型の装置になるほど
濾材の強度が弱くなるため、濾材が破損する可能性が高
くなる問題があり、また、濾過速度を維持する方法とし
ては、汚泥濾過モジュ−ルの下部に多量の空気を吹き込
んで乱流を起こし、その剪断力によって、濾材表面に形
成された汚泥濾層を剥離除去して更新しているが、大量
の空気が必要となり動力費が嵩む問題や空気の吹き込み
が弱いと均等な洗浄効果を得ることが困難であり、ま
た、空気の吹き込みが強すぎると濾材が破損する可能性
が高くなるなどの問題がある。
方法として、汚泥濾過モジュ−ルの内部に空気や水を送
り込んで押出す逆洗処理が行われているが、汚泥が排出
しにくく時間がかかるとともに、大型の装置になるほど
濾材の強度が弱くなるため、濾材が破損する可能性が高
くなる問題があり、また、濾過速度を維持する方法とし
ては、汚泥濾過モジュ−ルの下部に多量の空気を吹き込
んで乱流を起こし、その剪断力によって、濾材表面に形
成された汚泥濾層を剥離除去して更新しているが、大量
の空気が必要となり動力費が嵩む問題や空気の吹き込み
が弱いと均等な洗浄効果を得ることが困難であり、ま
た、空気の吹き込みが強すぎると濾材が破損する可能性
が高くなるなどの問題がある。
【0011】また、前記の矩形の汚泥濾層濾過装置にお
ける問題点に鑑みて本願出願人が先に出願した、円板状
のメッシュ状スペ−サ部材で濾過水室を形成し、その両
外面に不織布又は織布から成る濾材を張設し、周囲を密
閉した複数の円板状汚泥濾層濾過モジュ−ルを濾過水集
水管を兼用した中空回転軸が貫通して設けられた汚泥濾
層濾過ユニットを処理槽内に設けた回転円板型固液分離
装置が特開平11−226317号公報に開示されてい
る。本回転円板型固液分離装置は、沈澱槽と比較してコ
ンパクトで、また、回転による剪断力によって汚泥ケ−
キやスケ−ルの過剰付着防止及び付着汚泥の適宜な剥離
除去が行われるため、処理水への汚泥の流出がなく、安
定して清澄度の高い処理水が得られ、更に、濾過膜分離
装置と比較して、設備費や運転費が低廉で濾過流束も高
く、処理量の多い下水処理場などにも適用できる汚泥混
合液の固液分離装置である。
ける問題点に鑑みて本願出願人が先に出願した、円板状
のメッシュ状スペ−サ部材で濾過水室を形成し、その両
外面に不織布又は織布から成る濾材を張設し、周囲を密
閉した複数の円板状汚泥濾層濾過モジュ−ルを濾過水集
水管を兼用した中空回転軸が貫通して設けられた汚泥濾
層濾過ユニットを処理槽内に設けた回転円板型固液分離
装置が特開平11−226317号公報に開示されてい
る。本回転円板型固液分離装置は、沈澱槽と比較してコ
ンパクトで、また、回転による剪断力によって汚泥ケ−
キやスケ−ルの過剰付着防止及び付着汚泥の適宜な剥離
除去が行われるため、処理水への汚泥の流出がなく、安
定して清澄度の高い処理水が得られ、更に、濾過膜分離
装置と比較して、設備費や運転費が低廉で濾過流束も高
く、処理量の多い下水処理場などにも適用できる汚泥混
合液の固液分離装置である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記回転円板
型固液分離装置は、円板状汚泥濾層濾過モジュ−ルが一
体形成であるため、大型の装置になって、円板の直径が
大きくなると製作や運搬に経費が嵩むとともに、保守点
検に手数や時間がかかり、特に、濾材の張り替えなどに
多くの時間と高度な技術を要する問題がある。また、濾
過速度を維持する方法においても、汚泥濾層濾過モジュ
−ルの下部に多量の空気を吹き込んで乱流を起こし、そ
の剪断力によって、濾材表面に形成された汚泥濾層を剥
離除去して更新しているため、前記矩形の汚泥濾層濾過
装置と同様な問題がある。
型固液分離装置は、円板状汚泥濾層濾過モジュ−ルが一
体形成であるため、大型の装置になって、円板の直径が
大きくなると製作や運搬に経費が嵩むとともに、保守点
検に手数や時間がかかり、特に、濾材の張り替えなどに
多くの時間と高度な技術を要する問題がある。また、濾
過速度を維持する方法においても、汚泥濾層濾過モジュ
−ルの下部に多量の空気を吹き込んで乱流を起こし、そ
の剪断力によって、濾材表面に形成された汚泥濾層を剥
離除去して更新しているため、前記矩形の汚泥濾層濾過
装置と同様な問題がある。
【0013】本発明は、従来の矩形及び円板状の汚泥濾
層濾過装置における事情に鑑みて、汚泥濾層濾過装置自
体の優れた効果を更に発展させ、設備費や運転費が低廉
で濾過流束も高く、処理量を多く安定して清澄度の高い
処理液が得られ、また、円板状の汚泥濾層濾過装置にお
ける、円板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩
む問題、保守点検に手数や時間がかかり、特に、濾材の
張り替えなどに多くの時間と技術を要する問題などを解
消することができ、更に、洗浄効果が高い洗浄手段を設
けることにより、適正な汚泥濾層を形成し、より安定し
て清澄度の高い処理液を得ることができる回転円板型濾
過装置を提供する目的で成されたものである。
層濾過装置における事情に鑑みて、汚泥濾層濾過装置自
体の優れた効果を更に発展させ、設備費や運転費が低廉
で濾過流束も高く、処理量を多く安定して清澄度の高い
処理液が得られ、また、円板状の汚泥濾層濾過装置にお
ける、円板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩
む問題、保守点検に手数や時間がかかり、特に、濾材の
張り替えなどに多くの時間と技術を要する問題などを解
消することができ、更に、洗浄効果が高い洗浄手段を設
けることにより、適正な汚泥濾層を形成し、より安定し
て清澄度の高い処理液を得ることができる回転円板型濾
過装置を提供する目的で成されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の要旨は、請求項1に記載した発明において
は、濾過水室を形成する通水性スペ−サ部材と、該通水
性スペ−サ部材の外面に張設される不織布又は織布の汚
泥濾層形成濾材からなる円板状の汚泥濾過モジュ−ル
と、該円板状汚泥濾過モジュ−ルが軸を横切るように据
え付けられ、且つ複数の円板状汚泥濾過モジュ−ルが軸
方向に一定間隔で併設される中空回転軸とからなり、回
転自在に処理槽内の被処理液中に浸漬配置された汚泥濾
過ユニットと、前記汚泥濾過ユニットの前記中空回転軸
を回転駆動する駆動装置を設けた回転円板型濾過装置に
おいて、前記円板状汚泥濾過モジュ−ルが周方向に分割
された複数の扇形セクタにより形成され、前記中空回転
軸内と前記扇形セクタの夫々の濾過水室内とが連通する
ように接続されたことを特徴とする回転円板型濾過装置
である。
の本発明の要旨は、請求項1に記載した発明において
は、濾過水室を形成する通水性スペ−サ部材と、該通水
性スペ−サ部材の外面に張設される不織布又は織布の汚
泥濾層形成濾材からなる円板状の汚泥濾過モジュ−ル
と、該円板状汚泥濾過モジュ−ルが軸を横切るように据
え付けられ、且つ複数の円板状汚泥濾過モジュ−ルが軸
方向に一定間隔で併設される中空回転軸とからなり、回
転自在に処理槽内の被処理液中に浸漬配置された汚泥濾
過ユニットと、前記汚泥濾過ユニットの前記中空回転軸
を回転駆動する駆動装置を設けた回転円板型濾過装置に
おいて、前記円板状汚泥濾過モジュ−ルが周方向に分割
された複数の扇形セクタにより形成され、前記中空回転
軸内と前記扇形セクタの夫々の濾過水室内とが連通する
ように接続されたことを特徴とする回転円板型濾過装置
である。
【0015】また、請求項2に記載した発明において
は、請求項1記載の回転円板型濾過装置にあって、汚泥
濾過ユニットを処理槽内に水平配置し、被処理液の液位
を中空回転軸の近傍まで低下させて、液面上に突出した
汚泥濾過モジュ−ルを洗浄する洗浄手段を設けたことを
特徴とする請求項1記載の回転円板型濾過装置である。
は、請求項1記載の回転円板型濾過装置にあって、汚泥
濾過ユニットを処理槽内に水平配置し、被処理液の液位
を中空回転軸の近傍まで低下させて、液面上に突出した
汚泥濾過モジュ−ルを洗浄する洗浄手段を設けたことを
特徴とする請求項1記載の回転円板型濾過装置である。
【0016】更に、請求項3に記載した発明において
は、前記請求項1又は請求項2記載の回転円板型濾過装
置にあって、洗浄手段が、駆動手段により回動する中空
回動軸と、中空回動軸と連通して直角方向に突設し、回
動して複数の円板状汚泥濾過モジュ−ル間毎に位置する
よう軸方向に所定の間隔で複数設けられた洗浄ノズルと
からなることを特徴とする回転円板型濾過装置である。
は、前記請求項1又は請求項2記載の回転円板型濾過装
置にあって、洗浄手段が、駆動手段により回動する中空
回動軸と、中空回動軸と連通して直角方向に突設し、回
動して複数の円板状汚泥濾過モジュ−ル間毎に位置する
よう軸方向に所定の間隔で複数設けられた洗浄ノズルと
からなることを特徴とする回転円板型濾過装置である。
【0017】更に、請求項4に記載した発明において
は、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する扇形セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材を扇形の
不織布又は織布の袋状汚泥濾層形成濾材により被覆して
形成したことを特徴とする回転円板型濾過装置である。
は、前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する扇形セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材を扇形の
不織布又は織布の袋状汚泥濾層形成濾材により被覆して
形成したことを特徴とする回転円板型濾過装置である。
【0018】更に、請求項5に記載した発明において
は、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する扇形セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材の鋭角部
に中空回転軸と連通して接続される濾液排出口が設けら
れ、扇形の袋状汚泥濾層形成濾材の鋭角端部及び対向す
る上辺端部が開口し、通水性スペ−サ部材を袋状汚泥濾
層形成濾材に挿入したのち、前記両端開口部を閉塞する
ことにより被覆して形成したことを特徴とする回転円板
型濾過装置である。
は、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する扇形セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材の鋭角部
に中空回転軸と連通して接続される濾液排出口が設けら
れ、扇形の袋状汚泥濾層形成濾材の鋭角端部及び対向す
る上辺端部が開口し、通水性スペ−サ部材を袋状汚泥濾
層形成濾材に挿入したのち、前記両端開口部を閉塞する
ことにより被覆して形成したことを特徴とする回転円板
型濾過装置である。
【0019】更に、請求項6に記載した発明において
は、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する複数の扇形セクタが、扇形セクタ毎に取着可能な固
定手段で固定されていることを特徴とする回転円板型濾
過装置である。
は、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転円板
型濾過装置において、円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成
する複数の扇形セクタが、扇形セクタ毎に取着可能な固
定手段で固定されていることを特徴とする回転円板型濾
過装置である。
【0020】前記構成により、円板の直径が大きくなる
大型装置でも、製作や運搬が容易であり、また、保守点
検や濾材の張り替えなども、高度な技術を要することな
く短時間で行うことができる。更に、扇形セクタの扇形
形状により、濾材を通過した汚泥も通水性スペ−サ部材
により形成された濾過水室に沈積することがなく、濾液
排出口などが閉塞する恐れもない。また、洗浄手段を設
けた装置にあっては、低動力で洗浄効果も高く常に最適
な濾過効率を得ることができる。なお、扇形形状は、中
心側の鋭角部と対向する上辺が円弧状であるのが好まし
いが、直線状であってもよい。
大型装置でも、製作や運搬が容易であり、また、保守点
検や濾材の張り替えなども、高度な技術を要することな
く短時間で行うことができる。更に、扇形セクタの扇形
形状により、濾材を通過した汚泥も通水性スペ−サ部材
により形成された濾過水室に沈積することがなく、濾液
排出口などが閉塞する恐れもない。また、洗浄手段を設
けた装置にあっては、低動力で洗浄効果も高く常に最適
な濾過効率を得ることができる。なお、扇形形状は、中
心側の鋭角部と対向する上辺が円弧状であるのが好まし
いが、直線状であってもよい。
【0021】前記濾過モジュ−ルにおける通水性スペ−
サ部材は、金属線、合成繊維糸及び天然繊維糸などによ
り、一定の網目幅で織って網板、金属板や合成樹脂板に
多数の孔を開孔した多孔質板などを用いることができ、
金属線を一定の網目幅で織った網板が好ましいが、濾過
水の流路を有し、濾材を支え且つ濾過圧力に耐えること
ができる強度のものであればよい。また、通水性スペ−
サ部材は板状部材で囲った空洞の濾過水室を形成しても
よい。更に、濾材は、ナイロン、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン及びポリオレフィンなどの合成
繊維で不織布又は織布としたものを用いることができ
る。
サ部材は、金属線、合成繊維糸及び天然繊維糸などによ
り、一定の網目幅で織って網板、金属板や合成樹脂板に
多数の孔を開孔した多孔質板などを用いることができ、
金属線を一定の網目幅で織った網板が好ましいが、濾過
水の流路を有し、濾材を支え且つ濾過圧力に耐えること
ができる強度のものであればよい。また、通水性スペ−
サ部材は板状部材で囲った空洞の濾過水室を形成しても
よい。更に、濾材は、ナイロン、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン及びポリオレフィンなどの合成
繊維で不織布又は織布としたものを用いることができ
る。
【0022】前記濾過操作における汚泥濾層濾過ユニッ
トの回転速度は、汚泥の付着及び剥離などを考慮し相対
速度として、0.01m/s〜1.0m/sが好まし
く、0.01m/s以下の回転速度では、剪断力が低く
汚泥濾層が過剰に厚くなり、濾過液量が短期間で減少し
運転を停止して洗浄する回数が多くなり、また、1.0
m/s以上の回転速度では遠心力で汚泥濾層が剥離して
濾過水に濁りを生じる恐れがあると共に、動力費が嵩む
問題を生じる。
トの回転速度は、汚泥の付着及び剥離などを考慮し相対
速度として、0.01m/s〜1.0m/sが好まし
く、0.01m/s以下の回転速度では、剪断力が低く
汚泥濾層が過剰に厚くなり、濾過液量が短期間で減少し
運転を停止して洗浄する回数が多くなり、また、1.0
m/s以上の回転速度では遠心力で汚泥濾層が剥離して
濾過水に濁りを生じる恐れがあると共に、動力費が嵩む
問題を生じる。
【0023】また、濾材の汚泥による閉塞と汚泥の圧密
化を防止するために、濾過水の吸引は、1m以下の吸引
圧により吸引するのが好ましく、また、濾過分離処理に
おける濾過流束は、汚泥濾層の圧密化防止から10m/
day以下とするのが好ましい。
化を防止するために、濾過水の吸引は、1m以下の吸引
圧により吸引するのが好ましく、また、濾過分離処理に
おける濾過流束は、汚泥濾層の圧密化防止から10m/
day以下とするのが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は処理槽内に濾過ユニ
ットを水平に配置した一実施の形態の回転円板型濾過装
置の概略縦断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は
円板状汚泥濾過モジュ−ルの扇形セクタの取付説明図、
図4は扇形セクタの説明図、図5は円板状汚泥濾過モジ
ュ−ルのセクタの頂部における取付縦断面図である。な
お、全図において相当する作用を有する部材について
は、同一の符号を付した。
て図面に基づいて説明する。図1は処理槽内に濾過ユニ
ットを水平に配置した一実施の形態の回転円板型濾過装
置の概略縦断面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は
円板状汚泥濾過モジュ−ルの扇形セクタの取付説明図、
図4は扇形セクタの説明図、図5は円板状汚泥濾過モジ
ュ−ルのセクタの頂部における取付縦断面図である。な
お、全図において相当する作用を有する部材について
は、同一の符号を付した。
【0025】図1及び図2において、1は上部に汚泥混
合液の供給口7及び汚泥混合液のオ−バ−フロ−口9、
下部に濃縮汚泥を抜き出す汚泥排出口8が具備され、内
部に汚泥混合液を循環して攪拌する散気器10が配置さ
れた密閉構造の処理槽である汚泥濃縮槽であり、内部に
は汚泥濾層濾過ユニット21(以下単に濾過ユニット2
1という。)が汚泥混合液中に浸漬され、回転自在に支
持されて水平配置されている。なお、処理槽としては、
前記密閉構造の槽のほかに、上面が開放された構造でも
よく、また、生物処理槽そのものに濾過ユニット21を
配置した構造でもよく、更に、複数の濾過ユニットの濾
過モジュ−ルがラップして併設配置された構造でもよ
く、これらの配置及び配置数は処理量などにより適宜に
設定することができる。
合液の供給口7及び汚泥混合液のオ−バ−フロ−口9、
下部に濃縮汚泥を抜き出す汚泥排出口8が具備され、内
部に汚泥混合液を循環して攪拌する散気器10が配置さ
れた密閉構造の処理槽である汚泥濃縮槽であり、内部に
は汚泥濾層濾過ユニット21(以下単に濾過ユニット2
1という。)が汚泥混合液中に浸漬され、回転自在に支
持されて水平配置されている。なお、処理槽としては、
前記密閉構造の槽のほかに、上面が開放された構造でも
よく、また、生物処理槽そのものに濾過ユニット21を
配置した構造でもよく、更に、複数の濾過ユニットの濾
過モジュ−ルがラップして併設配置された構造でもよ
く、これらの配置及び配置数は処理量などにより適宜に
設定することができる。
【0026】2は回転円板型濾過装置であり、図4にお
ける濾過水室を形成する通水性スペ−サ部材24と、該
通水性スペ−サ部材の外面に張設される不織布又は織布
の濾材25からなる円板状汚泥濾過モジュ−ル22(以
下単に濾過モジュ−ル22という。)と、該濾過モジュ
−ル22が軸を横切るように据え付けられ、且つ複数の
濾過モジュ−ル22が軸方向に一定間隔で併設される濾
過集水管を兼用する中空回転軸4とからなる濾過ユニッ
ト21と、濾過ユニット21の中空回転軸4を回転駆動
する駆動装置6及び夫々の濾過モジュ−ル22の表面を
洗浄する洗浄手段3が設けられている。
ける濾過水室を形成する通水性スペ−サ部材24と、該
通水性スペ−サ部材の外面に張設される不織布又は織布
の濾材25からなる円板状汚泥濾過モジュ−ル22(以
下単に濾過モジュ−ル22という。)と、該濾過モジュ
−ル22が軸を横切るように据え付けられ、且つ複数の
濾過モジュ−ル22が軸方向に一定間隔で併設される濾
過集水管を兼用する中空回転軸4とからなる濾過ユニッ
ト21と、濾過ユニット21の中空回転軸4を回転駆動
する駆動装置6及び夫々の濾過モジュ−ル22の表面を
洗浄する洗浄手段3が設けられている。
【0027】濾過ユニット21の濾過モジュ−ル22
は、周方向に分割された複数の扇形セクタ23により円
板状に形成され、中空回転軸4内と扇形セクタ22の夫
々の濾過水室内とが連通するように、扇形セクタ23の
濾液排出口26がパッキンを介して中空回転軸4に穿設
された接続口に接続されている。また、洗浄手段3は、
駆動手段32により回動する洗浄液供給管を兼用する中
空回動軸31と、中空回動軸31と連通して直角方向に
突設し、回動して複数の濾過モジュ−ル22間毎に位置
するよう軸方向に所定の間隔で複数設けられた洗浄ノズ
ル33とからなるが、上下方向に立設された洗浄ノズル
を上昇及び下降させる構造の洗浄手段であってもよい。
は、周方向に分割された複数の扇形セクタ23により円
板状に形成され、中空回転軸4内と扇形セクタ22の夫
々の濾過水室内とが連通するように、扇形セクタ23の
濾液排出口26がパッキンを介して中空回転軸4に穿設
された接続口に接続されている。また、洗浄手段3は、
駆動手段32により回動する洗浄液供給管を兼用する中
空回動軸31と、中空回動軸31と連通して直角方向に
突設し、回動して複数の濾過モジュ−ル22間毎に位置
するよう軸方向に所定の間隔で複数設けられた洗浄ノズ
ル33とからなるが、上下方向に立設された洗浄ノズル
を上昇及び下降させる構造の洗浄手段であってもよい。
【0028】濾過モジュ−ル22を形成する扇形セクタ
23は、図4に示すように、鋭角部に中空回転軸4と連
通して接続される濾液排出口26が設けられた扇形の通
水性スペ−サ部材24を、鋭角端部及び対向する上辺端
部が開口した扇形の袋状濾材25に挿入したのち、袋状
濾材25の両端開口部を、結束、縫合又は接着などによ
り閉塞して被覆形成されている。
23は、図4に示すように、鋭角部に中空回転軸4と連
通して接続される濾液排出口26が設けられた扇形の通
水性スペ−サ部材24を、鋭角端部及び対向する上辺端
部が開口した扇形の袋状濾材25に挿入したのち、袋状
濾材25の両端開口部を、結束、縫合又は接着などによ
り閉塞して被覆形成されている。
【0029】なお、前記通水性スペ−サ部材24は、金
属線、合成繊維糸及び天然繊維糸などにより、一定の網
目幅で織って網板としたり、又は金属板や合成樹脂板に
多数の孔を開孔した多孔板でもよいが、金属線を一定の
網目幅で織った網板が好ましく、また、それらの外周部
がフレ−ム27により固定されて形状が維持されている
のが好ましい。更に、前記濾材25は、ナイロン、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリオレ
フィンなどの合成繊維で不織布又は織布としたものを適
宜に用いることができる。
属線、合成繊維糸及び天然繊維糸などにより、一定の網
目幅で織って網板としたり、又は金属板や合成樹脂板に
多数の孔を開孔した多孔板でもよいが、金属線を一定の
網目幅で織った網板が好ましく、また、それらの外周部
がフレ−ム27により固定されて形状が維持されている
のが好ましい。更に、前記濾材25は、ナイロン、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリオレ
フィンなどの合成繊維で不織布又は織布としたものを適
宜に用いることができる。
【0030】扇形セクタ23の鋭角部に設けられた濾液
排出口26と中空回転軸4とを連通させ、中空回転軸4
に濾過モジュ−ル22を形成して取着可能に固定する固
定手段5は、図3に示すように、中空回転軸4から軸周
方向に所定の間隔で放射状に突設した複数のセクタ固定
用ネジ棒51と、扇形セクタ23の円弧辺部に嵌合する
断面コ字状の長尺クランプ52と、セクタ固定用ネジ棒
51にネジ止めされ、隣接する長尺クランプ52を同時
に上から押さえて固定する固定金具53からなり、図5
に示すように、夫々のセクタ固定用ネジ棒51間に挿通
配置した扇形セクタ23の円弧辺部のはみ出した濾材を
折り曲げて長尺クランプ52を被せ、固定金具53で隣
接する長尺クランプ52を同時に上から押さえ、ネジ5
4で固定用ネジ棒51にネジ止めして固定することによ
り、濾過モジュ−ル22を形成することができる。
排出口26と中空回転軸4とを連通させ、中空回転軸4
に濾過モジュ−ル22を形成して取着可能に固定する固
定手段5は、図3に示すように、中空回転軸4から軸周
方向に所定の間隔で放射状に突設した複数のセクタ固定
用ネジ棒51と、扇形セクタ23の円弧辺部に嵌合する
断面コ字状の長尺クランプ52と、セクタ固定用ネジ棒
51にネジ止めされ、隣接する長尺クランプ52を同時
に上から押さえて固定する固定金具53からなり、図5
に示すように、夫々のセクタ固定用ネジ棒51間に挿通
配置した扇形セクタ23の円弧辺部のはみ出した濾材を
折り曲げて長尺クランプ52を被せ、固定金具53で隣
接する長尺クランプ52を同時に上から押さえ、ネジ5
4で固定用ネジ棒51にネジ止めして固定することによ
り、濾過モジュ−ル22を形成することができる。
【0031】なお、濾過水集水管である中空回転軸4に
接続した濾過水集水管路11は、水頭圧により濾過水を
排出する構成となっているが、汚泥の性状や濾材などに
より、サイホン機構又はポンプなどの濾過水吸引手段を
適宜に配置して、濾過流束を一定に制御する手段11a
を設けた構成でもよい。
接続した濾過水集水管路11は、水頭圧により濾過水を
排出する構成となっているが、汚泥の性状や濾材などに
より、サイホン機構又はポンプなどの濾過水吸引手段を
適宜に配置して、濾過流束を一定に制御する手段11a
を設けた構成でもよい。
【0032】また、中空回転軸4は汚泥濃縮槽1の対向
する一対の側面に夫々適宜な軸受けが設けられ、その軸
受けにより水平に支持されており、外側に突設した中空
回転軸4の一端にプ−リ62及びベルト63を介して接
続したモ−タ61からなる回転駆動手段6により回転駆
動して、濾過ユニット21全体を適宜速度で回転させる
構成となっている。
する一対の側面に夫々適宜な軸受けが設けられ、その軸
受けにより水平に支持されており、外側に突設した中空
回転軸4の一端にプ−リ62及びベルト63を介して接
続したモ−タ61からなる回転駆動手段6により回転駆
動して、濾過ユニット21全体を適宜速度で回転させる
構成となっている。
【0033】次に前記構成の装置で汚泥混合液から汚泥
を分離濃縮し清澄な濾過液を得る濾過操作の作用につい
て述べる。図示しない別置の生物処理槽で汚水を生物処
理したのちの汚泥混合液は、汚泥混合液の供給口7から
汚泥濃縮槽1内に連続的に供給され、オ−バ−フロ−口
9から連続的に排出される。
を分離濃縮し清澄な濾過液を得る濾過操作の作用につい
て述べる。図示しない別置の生物処理槽で汚水を生物処
理したのちの汚泥混合液は、汚泥混合液の供給口7から
汚泥濃縮槽1内に連続的に供給され、オ−バ−フロ−口
9から連続的に排出される。
【0034】汚泥濃縮槽1内に供給された汚泥混合液
は、濾過ユニット21の濾過モジュ−ル22により濾過
され、清澄な濾液は、通水性スペ−サ部材24で形成さ
れた濾過水室を経て濾液排出口26から濾過水集水管の
中空回転軸4内に流入し、中空回転軸4に接続した濾過
水集水管路11から水頭差hで系外に排出される。
は、濾過ユニット21の濾過モジュ−ル22により濾過
され、清澄な濾液は、通水性スペ−サ部材24で形成さ
れた濾過水室を経て濾液排出口26から濾過水集水管の
中空回転軸4内に流入し、中空回転軸4に接続した濾過
水集水管路11から水頭差hで系外に排出される。
【0035】なお、前記の濾過操作においては、濾過モ
ジュ−ル22の不織布又は織布により形成された濾材2
5の表面に、汚泥粒子群によるポ−ラスな濾過層(汚泥
濾層)が形成され、その汚泥濾層で濾過処理するのであ
り、目開きが粗いため、流通抵抗も少なく低い濾過圧で
濾過流束を多くすることができ、動力費などの運転経費
を低減できるとともに、低廉であり設備費も低減するこ
とができる。また、目開きが粗いにも係わらず、濾液も
清澄度の高い濾液を得ることができる。
ジュ−ル22の不織布又は織布により形成された濾材2
5の表面に、汚泥粒子群によるポ−ラスな濾過層(汚泥
濾層)が形成され、その汚泥濾層で濾過処理するのであ
り、目開きが粗いため、流通抵抗も少なく低い濾過圧で
濾過流束を多くすることができ、動力費などの運転経費
を低減できるとともに、低廉であり設備費も低減するこ
とができる。また、目開きが粗いにも係わらず、濾液も
清澄度の高い濾液を得ることができる。
【0036】また、汚泥混合液は、汚泥が沈降分離しな
いように散気器10から空気を供給して循環流動させ
る。なお、汚泥濾層が形成されるまでの初期運転におい
ては、汚泥が濾材25を通過して濾液側に混入し、通水
性スペ−サ部材24の底部に汚泥が沈降するが、扇形で
あるため、濾液と共に排出されやすく、濾液排出口26
を閉塞する恐れはない。
いように散気器10から空気を供給して循環流動させ
る。なお、汚泥濾層が形成されるまでの初期運転におい
ては、汚泥が濾材25を通過して濾液側に混入し、通水
性スペ−サ部材24の底部に汚泥が沈降するが、扇形で
あるため、濾液と共に排出されやすく、濾液排出口26
を閉塞する恐れはない。
【0037】また、前記濾過操作においては、濾過ユニ
ット21を回転駆動手段6により緩速回転させるが、濾
過ユニット21の回転速度は、汚泥の付着及び剥離など
を考慮し、相対速度として、0.01m/s〜1.0m
/sが好ましく、0.01m/s以下の回転速度では、
剪断力が低く汚泥濾層が過剰に厚くなり、濾過液量が短
期間で減少し運転を停止して洗浄する回数が多くなり、
また、1.0m/s以上の回転速度では遠心力で汚泥濾
層が剥離して濾過水に濁りを生じる恐れがあると共に、
動力費が嵩む問題を生じる。
ット21を回転駆動手段6により緩速回転させるが、濾
過ユニット21の回転速度は、汚泥の付着及び剥離など
を考慮し、相対速度として、0.01m/s〜1.0m
/sが好ましく、0.01m/s以下の回転速度では、
剪断力が低く汚泥濾層が過剰に厚くなり、濾過液量が短
期間で減少し運転を停止して洗浄する回数が多くなり、
また、1.0m/s以上の回転速度では遠心力で汚泥濾
層が剥離して濾過水に濁りを生じる恐れがあると共に、
動力費が嵩む問題を生じる。
【0038】前記の濾過操作の経過と共に濾過流束が低
下するため、一定の濾過効率以下に達した時点で、濾過
水集水管路11からの排出を停止し、汚泥排出口8から
汚泥濃縮槽1内の汚泥を排出し、液位を中空回転軸4の
近傍まで低下させて、液面上に突出した汚泥濾過モジュ
−ル22の表面を洗浄手段3により洗浄する操作が行わ
れる。なお、汚泥排出口8から抜き出された汚泥は、図
示しない生物処理槽に返送されるが、一部を余剰汚泥と
して系外に排出し、図示しない後段の汚泥処理装置で処
理してもよい。
下するため、一定の濾過効率以下に達した時点で、濾過
水集水管路11からの排出を停止し、汚泥排出口8から
汚泥濃縮槽1内の汚泥を排出し、液位を中空回転軸4の
近傍まで低下させて、液面上に突出した汚泥濾過モジュ
−ル22の表面を洗浄手段3により洗浄する操作が行わ
れる。なお、汚泥排出口8から抜き出された汚泥は、図
示しない生物処理槽に返送されるが、一部を余剰汚泥と
して系外に排出し、図示しない後段の汚泥処理装置で処
理してもよい。
【0039】前記洗浄操作は、洗浄手段3の駆動手段3
2により中空回動軸31を回動して、洗浄ノズル33を
濾過モジュ−ル22間に位置させ、中空回動軸31を介
して洗浄ノズル33から洗浄液を噴射することにより洗
浄を行うことができる。前記の洗浄操作は、濾過モジュ
−ル22が2〜3回転する間で、時間にして1〜3分程
度行えば十分洗浄できる。また、洗浄水の圧力として
は、水道水の圧力程度で十分であり、不織布の濾材の場
合にあまり強すぎると目ずれや破損を招く恐れがある。
2により中空回動軸31を回動して、洗浄ノズル33を
濾過モジュ−ル22間に位置させ、中空回動軸31を介
して洗浄ノズル33から洗浄液を噴射することにより洗
浄を行うことができる。前記の洗浄操作は、濾過モジュ
−ル22が2〜3回転する間で、時間にして1〜3分程
度行えば十分洗浄できる。また、洗浄水の圧力として
は、水道水の圧力程度で十分であり、不織布の濾材の場
合にあまり強すぎると目ずれや破損を招く恐れがある。
【0040】装置のメンテナンスによる濾材25の張り
替えなどは、セクタ固定用ネジ棒51に係止されたネジ
54、固定金具53及び扇形セクタ23の円弧辺部に嵌
合した長尺クランプ52を外すことにより、扇形セクタ
23を容易に取り出すことができる。取り出された扇形
セクタ23から袋状濾材25を外し、新たな袋状濾材2
5を装着するには、扇形の通水性スペ−サ部材24を、
扇形の袋状濾材25に挿入したのち、袋状濾材25の両
端開口部を閉塞することにより被覆して形成することが
できる。従って、円板の直径が大きくなる大型装置で
も、保守点検や濾材の張り替えなどに高度な技術を要す
ることなく短時間で行うことができる。
替えなどは、セクタ固定用ネジ棒51に係止されたネジ
54、固定金具53及び扇形セクタ23の円弧辺部に嵌
合した長尺クランプ52を外すことにより、扇形セクタ
23を容易に取り出すことができる。取り出された扇形
セクタ23から袋状濾材25を外し、新たな袋状濾材2
5を装着するには、扇形の通水性スペ−サ部材24を、
扇形の袋状濾材25に挿入したのち、袋状濾材25の両
端開口部を閉塞することにより被覆して形成することが
できる。従って、円板の直径が大きくなる大型装置で
も、保守点検や濾材の張り替えなどに高度な技術を要す
ることなく短時間で行うことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、汚泥濾層濾過装置自体の優れ
た効果を更に発展させ、設備費や運転費が低廉で濾過流
束も高く、処理量を多く安定して清澄度の高い処理液が
得られ、また、円板状の汚泥濾層濾過装置における、円
板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩む問題、
保守点検に手数や時間がかかり、特に、濾材の張り替え
などに多くの時間と技術を要する問題などを解消するこ
とができ、更に、洗浄効果も高い洗浄手段を設けた回転
円板型濾過装置である。
た効果を更に発展させ、設備費や運転費が低廉で濾過流
束も高く、処理量を多く安定して清澄度の高い処理液が
得られ、また、円板状の汚泥濾層濾過装置における、円
板の直径が大きくなると製作や運搬に経費が嵩む問題、
保守点検に手数や時間がかかり、特に、濾材の張り替え
などに多くの時間と技術を要する問題などを解消するこ
とができ、更に、洗浄効果も高い洗浄手段を設けた回転
円板型濾過装置である。
【図1】本発明の一実施の形態の回転円板型濾過装置の
概略縦断面図
概略縦断面図
【図2】図1のA−A矢視図
【図3】円板状汚泥濾過モジュ−ルの扇形セクタの取付
説明図
説明図
【図4】扇形セクタの説明図
【図5】円板状汚泥濾過モジュ−ルの扇形セクタの頂部
における取付縦断面図
における取付縦断面図
1:汚泥濃縮槽(処理槽) 2:回転円板型濾過装置 3:洗浄手段 4:中空回転軸 5:固定手段 6:回転駆動手段 21:濾過ユニット 22:汚泥濾過モジュ−ル 23:扇形セクタ 24:通水性スペ−サ部材 25:汚泥濾層形成濾材 26:濾液排出口 27:フレ−ム 31:中空回動軸 32:駆動手段 33:洗浄ノズル
Claims (6)
- 【請求項1】濾過水室を形成する通水性スペ−サ部材
と、該通水性スペ−サ部材の外面に張設される不織布又
は織布の汚泥濾層形成濾材からなる円板状の汚泥濾過モ
ジュ−ルと、該円板状汚泥濾過モジュ−ルが軸を横切る
ように据え付けられ、且つ複数の円板状汚泥濾過モジュ
−ルが軸方向に一定間隔で併設される中空回転軸とから
なり、回転自在に処理槽内の被処理液中に浸漬配置され
た汚泥濾過ユニットと、前記汚泥濾過ユニットの前記中
空回転軸を回転駆動する駆動装置を設けた回転円板型濾
過装置において、前記円板状汚泥濾過モジュ−ルが周方
向に分割された複数の扇形セクタにより形成され、前記
中空回転軸内と前記扇形セクタの夫々の濾過水室内とが
連通するように接続されたことを特徴とする回転円板型
濾過装置。 - 【請求項2】汚泥濾過ユニットを処理槽内に水平配置
し、被処理液の液位を中空回転軸の近傍まで低下させ
て、液面上に突出した汚泥濾過モジュ−ルを洗浄する洗
浄手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転円
板型濾過装置。 - 【請求項3】洗浄手段が、駆動手段により回動する中空
回動軸と、中空回動軸と連通して直角方向に突設し、回
動して複数の円板状汚泥濾過モジュ−ル間毎に位置する
よう軸方向に所定の間隔で複数設けられた洗浄ノズルと
からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
回転円板型濾過装置。 - 【請求項4】円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成する扇形
セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材を扇形の不織布又
は織布の袋状汚泥濾層形成濾材により被覆して形成した
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
回転円板型濾過装置。 - 【請求項5】円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成する扇形
セクタが、扇形の通水性スペ−サ部材の鋭角部に中空回
転軸と連通して接続される濾液排出口が設けられ、扇形
の袋状汚泥濾層形成濾材の鋭角端部及び対向する上辺端
部が開口し、通水性スペ−サ部材を袋状汚泥濾層形成濾
材に挿入したのち、前記両端開口部を閉塞することによ
り被覆して形成したことを特徴とする請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の回転円板型濾過装置。 - 【請求項6】円板状汚泥濾過モジュ−ルを形成する複数
の扇形セクタが、扇形セクタ毎に取着可能な固定手段で
固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の回転円板型濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324068A JP2002126800A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 回転円板型濾過装置 |
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