JP2002117870A - 燃料電池用フィールドプレート - Google Patents
燃料電池用フィールドプレートInfo
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- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流路抵抗による供給ガスの大きな圧力損失や
フィールドプレートの破損を防止しつつ、反応生成水を
積極的に除去するとともに、燃料ガスや酸素ガスを均一
に供給することができるフィールドプレートの提供。 【解決手段】 フィールドプレート1の側壁11に取囲
まれた略正方形の空間にガス流路が形成される。当該正
方形の対角の一方にはガス供給口12が、他方にはガス
排出口13が穿設される(以下、この対角線を線対称軸
と称する)。ガス供給口12とガス排出口13は線対称
軸に対し同軸に形成される。側壁11に取囲まれた空間
には、ガス流を順次分流する複数の凸部14が線対称軸
に対して線対称に配列され、ガス流路を規定する。ガス
流路、ガス供給口12、ガス排出口13により、電極の
電気化学的活性領域に対応し、線対称軸に対して線対称
な形状をなすガス流路領域が形成される。
フィールドプレートの破損を防止しつつ、反応生成水を
積極的に除去するとともに、燃料ガスや酸素ガスを均一
に供給することができるフィールドプレートの提供。 【解決手段】 フィールドプレート1の側壁11に取囲
まれた略正方形の空間にガス流路が形成される。当該正
方形の対角の一方にはガス供給口12が、他方にはガス
排出口13が穿設される(以下、この対角線を線対称軸
と称する)。ガス供給口12とガス排出口13は線対称
軸に対し同軸に形成される。側壁11に取囲まれた空間
には、ガス流を順次分流する複数の凸部14が線対称軸
に対して線対称に配列され、ガス流路を規定する。ガス
流路、ガス供給口12、ガス排出口13により、電極の
電気化学的活性領域に対応し、線対称軸に対して線対称
な形状をなすガス流路領域が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体高分子電解質型燃
料電池に用いるフィールドプレートに関する。
料電池に用いるフィールドプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料ガス(主に水素が用い
られる)と酸素から化合物(水)を生成する電気化学反
応によって発生する電気エネルギーと熱エネルギーのう
ち、電気エネルギーを利用するものであり、固体高分子
電解質型燃料電池(PEFC)とは、プロトン伝導性の
固体高分子電解質膜を用いた燃料電池である。プロトン
伝導膜を挟んで負極となる燃料電極及び正極となる酸素
電極の両電極を配置し、燃料電極側に水素ガス等の燃料
ガスを供給し、酸素電極側に空気又は酸素ガスを供給し
て電気化学反応を起こさせることにより電力を取り出す
ことができる。
られる)と酸素から化合物(水)を生成する電気化学反
応によって発生する電気エネルギーと熱エネルギーのう
ち、電気エネルギーを利用するものであり、固体高分子
電解質型燃料電池(PEFC)とは、プロトン伝導性の
固体高分子電解質膜を用いた燃料電池である。プロトン
伝導膜を挟んで負極となる燃料電極及び正極となる酸素
電極の両電極を配置し、燃料電極側に水素ガス等の燃料
ガスを供給し、酸素電極側に空気又は酸素ガスを供給し
て電気化学反応を起こさせることにより電力を取り出す
ことができる。
【0003】固体高分子電解質型燃料電池は、燃料電極
側に燃料ガスを供給するためのフィールドプレートを有
し、酸素電極側に酸素ガスを供給するためのフィールド
プレートを有する。フィールドプレートを介して供給さ
れた燃料ガスと酸素ガスの電気化学反応の過程で酸素電
極では水が生成される。このため、生成された水が、フ
ィールドプレートに形成された酸素ガスの流路を塞ぎ、
酸素ガスの出力の低下や不安定化などの原因となる。
側に燃料ガスを供給するためのフィールドプレートを有
し、酸素電極側に酸素ガスを供給するためのフィールド
プレートを有する。フィールドプレートを介して供給さ
れた燃料ガスと酸素ガスの電気化学反応の過程で酸素電
極では水が生成される。このため、生成された水が、フ
ィールドプレートに形成された酸素ガスの流路を塞ぎ、
酸素ガスの出力の低下や不安定化などの原因となる。
【0004】このような反応生成水による出力低下を防
ぐために、従来より、フィールドプレートについて反応
生成水を除去する様々な流路形状が提案されている。例
えば、米国特許4769297号明細書には、フィール
ドプレート上に複数の突起を形成してガス流路を格子状
に形成するものが記載されている。また、特公平7−3
788号公報には、複数の直線状ガス流路を互いに平行
になるよう形成したものが記載されている。また、特開
平10−106594号公報には、格子状の流路と直線
状のガス流路を組合せたものが記載されている。また、
米国特許4988583号明細書や特開平11−283
639号公報には、1本の蛇行するガス流路を形成した
ものが記載されている。
ぐために、従来より、フィールドプレートについて反応
生成水を除去する様々な流路形状が提案されている。例
えば、米国特許4769297号明細書には、フィール
ドプレート上に複数の突起を形成してガス流路を格子状
に形成するものが記載されている。また、特公平7−3
788号公報には、複数の直線状ガス流路を互いに平行
になるよう形成したものが記載されている。また、特開
平10−106594号公報には、格子状の流路と直線
状のガス流路を組合せたものが記載されている。また、
米国特許4988583号明細書や特開平11−283
639号公報には、1本の蛇行するガス流路を形成した
ものが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの流路形状には
それぞれ長所と短所がある。例えば、米国特許4769
297号明細書に記載されたような格子状の流路形状で
は、反応生成水が流路を塞ぐほど溜まることは起こりに
くいが、積極的に反応生成水を除去することはできな
い。また、燃料ガス及び酸素ガスを拡散させることがで
きないため、電極面内で特性のばらつきが生じたり、長
時間使用時に出力の低下や変動が発生したりする。
それぞれ長所と短所がある。例えば、米国特許4769
297号明細書に記載されたような格子状の流路形状で
は、反応生成水が流路を塞ぐほど溜まることは起こりに
くいが、積極的に反応生成水を除去することはできな
い。また、燃料ガス及び酸素ガスを拡散させることがで
きないため、電極面内で特性のばらつきが生じたり、長
時間使用時に出力の低下や変動が発生したりする。
【0006】また、特開平10−106594号公報に
記載されたような直線状の流路や直線状の流路と格子状
の流路を組合せた形態では、燃料ガスや酸素ガスの均一
な供給及び反応生成水の除去が困難である。
記載されたような直線状の流路や直線状の流路と格子状
の流路を組合せた形態では、燃料ガスや酸素ガスの均一
な供給及び反応生成水の除去が困難である。
【0007】米国特許4988583号明細書に記載さ
れたようなガス供給口からガス排出口までを1本の蛇行
するガス流路でつなぐ形態のものでは、燃料ガスや酸素
ガスの均一な供給及び反応生成水の除去は容易である
が、流路抵抗により供給ガスの圧力損失が増大し、ガス
の供給系に大きな負担がかかる。また、供給ガスの圧力
によってフィールドプレートの破損が発生しやすくな
る。
れたようなガス供給口からガス排出口までを1本の蛇行
するガス流路でつなぐ形態のものでは、燃料ガスや酸素
ガスの均一な供給及び反応生成水の除去は容易である
が、流路抵抗により供給ガスの圧力損失が増大し、ガス
の供給系に大きな負担がかかる。また、供給ガスの圧力
によってフィールドプレートの破損が発生しやすくな
る。
【0008】そこで、本発明は、流路抵抗による供給ガ
スの大きな圧力損失やフィールドプレートの破損を防止
しつつ、反応生成水を積極的に除去するとともに、燃料
ガスや酸素ガスを均一に供給することができるフィール
ドプレートを提供することを目的とする。
スの大きな圧力損失やフィールドプレートの破損を防止
しつつ、反応生成水を積極的に除去するとともに、燃料
ガスや酸素ガスを均一に供給することができるフィール
ドプレートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固体電解質膜を挟持する一対の電極の一
方に接触し、接触する電極の電気化学的活性領域に対応
した形状であって、接触する電極に面する側に、ガスを
供給するガス供給口、供給されたガスを排出するガス排
出口、及び該ガス供給口と該ガス排出口とに連通したガ
ス流路とが形成されたガス流路領域を有する燃料電極用
フィールドプレートにおいて、該ガス流路領域の外形が
線対称形状であって、線対称軸上に該ガス供給口と該ガ
ス排出口とを同軸配列し、該ガス供給口から線対称軸方
向に供給されるガス流を順次分流する複数の凸部を該ガ
ス流路領域に配列し、該複数の凸部により該ガス流路を
画成した燃料電池用フィールドプレートを提供してい
る。この燃料電池用フィールドプレートでは、燃料ガス
または酸素ガスが、ガス供給口からガス流路へ供給さ
れ、ガス流路において凸部により順次分流され、最後に
ガス排出口より排出される。ガス供給口、ガス排出口、
ガス流路により形成されるガス流路領域の外形は線対称
形状であり、線対称軸上にガス供給口とガス排出口が同
軸配列されるので、燃料ガスおよび酸素ガスは、ガス流
路領域全体にほぼ均一に流れる。ガス流路領域は接触す
る電極の電気化学的活性領域に対応するので、電極の電
気化学的活性領域全体においてほぼ均一に電気化学反応
が生じる。
に、本発明は、固体電解質膜を挟持する一対の電極の一
方に接触し、接触する電極の電気化学的活性領域に対応
した形状であって、接触する電極に面する側に、ガスを
供給するガス供給口、供給されたガスを排出するガス排
出口、及び該ガス供給口と該ガス排出口とに連通したガ
ス流路とが形成されたガス流路領域を有する燃料電極用
フィールドプレートにおいて、該ガス流路領域の外形が
線対称形状であって、線対称軸上に該ガス供給口と該ガ
ス排出口とを同軸配列し、該ガス供給口から線対称軸方
向に供給されるガス流を順次分流する複数の凸部を該ガ
ス流路領域に配列し、該複数の凸部により該ガス流路を
画成した燃料電池用フィールドプレートを提供してい
る。この燃料電池用フィールドプレートでは、燃料ガス
または酸素ガスが、ガス供給口からガス流路へ供給さ
れ、ガス流路において凸部により順次分流され、最後に
ガス排出口より排出される。ガス供給口、ガス排出口、
ガス流路により形成されるガス流路領域の外形は線対称
形状であり、線対称軸上にガス供給口とガス排出口が同
軸配列されるので、燃料ガスおよび酸素ガスは、ガス流
路領域全体にほぼ均一に流れる。ガス流路領域は接触す
る電極の電気化学的活性領域に対応するので、電極の電
気化学的活性領域全体においてほぼ均一に電気化学反応
が生じる。
【0010】また、該凸部の配列パターンは、該線対称
軸に対して線対称であるのが好ましい。このような燃料
電池用フィールドプレートでは、燃料ガスまたは酸素ガ
スが、ガス流路において凸部により線対称に順次分流さ
れるので、ガス流の偏りが生じない。
軸に対して線対称であるのが好ましい。このような燃料
電池用フィールドプレートでは、燃料ガスまたは酸素ガ
スが、ガス流路において凸部により線対称に順次分流さ
れるので、ガス流の偏りが生じない。
【0011】また、該凸部は四角柱形状をなしてもよい
し、円柱形状をなしてもよいし、半球形状をなしてもよ
い。
し、円柱形状をなしてもよいし、半球形状をなしてもよ
い。
【0012】また、該ガス流路領域の外形はn角形をな
し(nは4以上の偶数)、該ガス供給口と該ガス排出口
とは、該n角形の対角線上に位置するのが好ましい。こ
のような燃料電池用フィールドプレートでは、燃料ガス
および酸素ガスは、ガス供給口、即ちガス流路領域の外
形たるn角形の角部から供給されるので、当該n角形の
辺部から供給される場合に生じるような角部におけるガ
ス流のよどみが生じない。
し(nは4以上の偶数)、該ガス供給口と該ガス排出口
とは、該n角形の対角線上に位置するのが好ましい。こ
のような燃料電池用フィールドプレートでは、燃料ガス
および酸素ガスは、ガス供給口、即ちガス流路領域の外
形たるn角形の角部から供給されるので、当該n角形の
辺部から供給される場合に生じるような角部におけるガ
ス流のよどみが生じない。
【0013】また、該線対称軸上に同軸配列されたガス
供給口とガス排出口の他に、複数のガス供給口とガス排
出口が形成されるのが好ましい。このような燃料電池用
フィールドプレートでは、燃料ガスおよび酸素ガスは、
複数箇所から供給され、複数箇所から排出されるので、
ガス流路領域全体を均一に流れる。
供給口とガス排出口の他に、複数のガス供給口とガス排
出口が形成されるのが好ましい。このような燃料電池用
フィールドプレートでは、燃料ガスおよび酸素ガスは、
複数箇所から供給され、複数箇所から排出されるので、
ガス流路領域全体を均一に流れる。
【0014】さらに、該線対称軸上に配列されたガス供
給口とガス排出口の他に形成された該複数のガス供給口
とガス排出口のそれぞれは、該線対称軸に対して線対称
に配置されているのが好ましい。このような燃料電池用
フィールドプレートでは、燃料ガスまたは酸素ガスが、
ガス流路に線対称に供給され、排出されるので、ガス流
の偏りが生じない。
給口とガス排出口の他に形成された該複数のガス供給口
とガス排出口のそれぞれは、該線対称軸に対して線対称
に配置されているのが好ましい。このような燃料電池用
フィールドプレートでは、燃料ガスまたは酸素ガスが、
ガス流路に線対称に供給され、排出されるので、ガス流
の偏りが生じない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
フィールドプレートについて図1乃至図9に基づき説明
する。図1は、固体高分子電解質型燃料電池の構成を示
したものである。図示されているように、固体高分子電
解質型燃料電池は、固体高分子電解質膜2(以下、単に
「電解質膜2」という)を燃料電極3と酸素電極4で挟
持し、更に各電極の外側にフィールドプレート1を配置
した構成となっている。
フィールドプレートについて図1乃至図9に基づき説明
する。図1は、固体高分子電解質型燃料電池の構成を示
したものである。図示されているように、固体高分子電
解質型燃料電池は、固体高分子電解質膜2(以下、単に
「電解質膜2」という)を燃料電極3と酸素電極4で挟
持し、更に各電極の外側にフィールドプレート1を配置
した構成となっている。
【0016】燃料電極3側のフィールドプレート1も酸
素電極4側のフィールドプレート1も共に、流路抵抗に
よる供給ガスの圧力損失を防止し、供給ガスの供給を流
路全体において均一化すべき点では共通する。そのた
め、本実施の形態においては、燃料電極3側と酸素電極
4側のフィールドプレート1を同一形状としている。以
下、酸素極4側のフィールドプレート1について説明す
る。
素電極4側のフィールドプレート1も共に、流路抵抗に
よる供給ガスの圧力損失を防止し、供給ガスの供給を流
路全体において均一化すべき点では共通する。そのた
め、本実施の形態においては、燃料電極3側と酸素電極
4側のフィールドプレート1を同一形状としている。以
下、酸素極4側のフィールドプレート1について説明す
る。
【0017】フィールドプレート1の酸素電極4側の面
にはガス流路領域が形成されている。ガス流路領域は、
ガス供給口、ガス排出口、及びガス供給口とガス排出口
とに連通したガス流路を含み、ガス流路は複数の凸部1
4により画成された構造となっている。フィールドプレ
ート1は、集電体としての機能も有するため、タンタ
ル、ニオブ、カーボン等の電導性の材料により形成され
る。
にはガス流路領域が形成されている。ガス流路領域は、
ガス供給口、ガス排出口、及びガス供給口とガス排出口
とに連通したガス流路を含み、ガス流路は複数の凸部1
4により画成された構造となっている。フィールドプレ
ート1は、集電体としての機能も有するため、タンタ
ル、ニオブ、カーボン等の電導性の材料により形成され
る。
【0018】本実施の形態では、電解質膜2としては、
ポリ水酸化フラーレン(通称、フラレノール)でできた
膜を用いている。ポリ水酸化フラーレンにより形成した
膜は、パーフルオロスルホン酸樹脂により形成されたも
のに比べて成膜性等に優れており、またプロトンの伝導
に水分子の介在を必要としないため、加湿器等が不要で
あり、更に、動作温度領域が−40°C〜160°Cと
広い等の利点がある。
ポリ水酸化フラーレン(通称、フラレノール)でできた
膜を用いている。ポリ水酸化フラーレンにより形成した
膜は、パーフルオロスルホン酸樹脂により形成されたも
のに比べて成膜性等に優れており、またプロトンの伝導
に水分子の介在を必要としないため、加湿器等が不要で
あり、更に、動作温度領域が−40°C〜160°Cと
広い等の利点がある。
【0019】次に、本実施の形態のフィールドプレート
1の形状について詳述する。フィールドプレート1を酸
素電極4の側から見た正面図を図2に示す。
1の形状について詳述する。フィールドプレート1を酸
素電極4の側から見た正面図を図2に示す。
【0020】フィールドプレート1には、その外周面に
沿って側壁11が形成されている。側壁11の上面は酸
素電極4と面接触する。面接触した状態でフィールドプ
レート1、側壁11、及び酸素電極4により仕切られる
内部空間が酸素ガスのガス流路領域となっている。側壁
11はガス流路領域を略正方形に画成しているが、この
略正方形の形状は酸素電極4の電気化学的活性領域に対
応させたものである。
沿って側壁11が形成されている。側壁11の上面は酸
素電極4と面接触する。面接触した状態でフィールドプ
レート1、側壁11、及び酸素電極4により仕切られる
内部空間が酸素ガスのガス流路領域となっている。側壁
11はガス流路領域を略正方形に画成しているが、この
略正方形の形状は酸素電極4の電気化学的活性領域に対
応させたものである。
【0021】側壁1がなす正方形の1つの対角線上に存
する一方の角部にはガス供給口12が、他方の角部には
ガス排出口13が形成されている。ガス供給口12とガ
ス排出口13を含むガス流路領域の外形は、ガス供給口
12とガス排出口13を結ぶ線(以下、「線対称軸」と
いう)に対し線対称をなす。別言すれば、ガス供給口1
2とガス排出口13は、線対称軸上に同軸配列されてい
る。
する一方の角部にはガス供給口12が、他方の角部には
ガス排出口13が形成されている。ガス供給口12とガ
ス排出口13を含むガス流路領域の外形は、ガス供給口
12とガス排出口13を結ぶ線(以下、「線対称軸」と
いう)に対し線対称をなす。別言すれば、ガス供給口1
2とガス排出口13は、線対称軸上に同軸配列されてい
る。
【0022】ガス供給口12は、線対称軸に沿ってガス
流路領域内にガスを供給し、ガス排出口13は、線対称
軸に沿ってガス流路領域からガスを排出する。即ち、酸
素ガスは、図2に示される矢印の方向に沿ってフィール
ドプレート1内のガス流路領域内に供給され、同じく矢
印の方向に沿って排出される。
流路領域内にガスを供給し、ガス排出口13は、線対称
軸に沿ってガス流路領域からガスを排出する。即ち、酸
素ガスは、図2に示される矢印の方向に沿ってフィール
ドプレート1内のガス流路領域内に供給され、同じく矢
印の方向に沿って排出される。
【0023】側壁11に取囲まれた領域内には、上面が
酸素電極4に接する四角柱状の凸部14が複数形成さ
れ、凸部14と側壁11によりガス流路が画成される。
凸部14は、ガス供給口12から供給されるガス流を上
流側から下流側に順次分流するよう配列されている。具
体的には、凸部14は、上記線対称軸に対して線対称を
なす配列パターンで凸設されている。複数ある凸部14
のうち、特定の凸部、例えば凸部14aと、それに近接
配列された下流側の2つの凸部、例えば凸部14b、1
4cに着目すると、これら3つの凸部14a、14b、
14cの中心を結ぶ三角形は略正三角形であり、凸部1
4b、14cを結ぶ線は、上記線対称軸に対して垂直を
なしている。
酸素電極4に接する四角柱状の凸部14が複数形成さ
れ、凸部14と側壁11によりガス流路が画成される。
凸部14は、ガス供給口12から供給されるガス流を上
流側から下流側に順次分流するよう配列されている。具
体的には、凸部14は、上記線対称軸に対して線対称を
なす配列パターンで凸設されている。複数ある凸部14
のうち、特定の凸部、例えば凸部14aと、それに近接
配列された下流側の2つの凸部、例えば凸部14b、1
4cに着目すると、これら3つの凸部14a、14b、
14cの中心を結ぶ三角形は略正三角形であり、凸部1
4b、14cを結ぶ線は、上記線対称軸に対して垂直を
なしている。
【0024】次に、凸部14によりガス流が順次分流す
る様子を図3に示す。ガス流の流れの方向を図中白抜き
矢印で示す。ガス供給口12から供給されたガスは、矢
印Aの方向に流れ、図3の第1段目の凸部141に衝突
して、矢印Bで示すように2方向に分流する。そして、
2方向に分流したガスは、第2段目の2つの凸部14 2
にそれぞれ衝突し、衝突後更に2方向に分流して矢印C
の方向へ進む。更に、矢印Cの方向へ進んだガスは、第
3段目の凸部143に衝突して、矢印Dの方向へそれぞ
れ分流する。このようにして、ガス供給口12から供給
された酸素ガスは、横方向(前記対象軸に直交する方
向)に拡散しながらガス排出口13へ向かう。横方向に
進むガス流も最終的には側壁11で反射し、再びガス排
出口13へ進む。この結果、酸素ガスは、ガス流路領域
内全体にほぼ均一に拡散することになる。
る様子を図3に示す。ガス流の流れの方向を図中白抜き
矢印で示す。ガス供給口12から供給されたガスは、矢
印Aの方向に流れ、図3の第1段目の凸部141に衝突
して、矢印Bで示すように2方向に分流する。そして、
2方向に分流したガスは、第2段目の2つの凸部14 2
にそれぞれ衝突し、衝突後更に2方向に分流して矢印C
の方向へ進む。更に、矢印Cの方向へ進んだガスは、第
3段目の凸部143に衝突して、矢印Dの方向へそれぞ
れ分流する。このようにして、ガス供給口12から供給
された酸素ガスは、横方向(前記対象軸に直交する方
向)に拡散しながらガス排出口13へ向かう。横方向に
進むガス流も最終的には側壁11で反射し、再びガス排
出口13へ進む。この結果、酸素ガスは、ガス流路領域
内全体にほぼ均一に拡散することになる。
【0025】以上説明したようなフィールドプレート1
を燃料電極3側と酸素電極4側に設けて構成される燃料
電池の動作を説明する。
を燃料電極3側と酸素電極4側に設けて構成される燃料
電池の動作を説明する。
【0026】まず、酸素電極4側のフィールドプレート
1を介して酸素電極4の電気化学的活性領域に酸素ガス
が供給される。また、燃料電極3側のフィールドプレー
ト1を介して燃料電極3の電気化学的活性領域に水素ガ
スが供給される。
1を介して酸素電極4の電気化学的活性領域に酸素ガス
が供給される。また、燃料電極3側のフィールドプレー
ト1を介して燃料電極3の電気化学的活性領域に水素ガ
スが供給される。
【0027】燃料電極3に水素ガスが供給されると、水
素がイオン化され燃料電極3に電子が放出されるととも
に、プロトン(H+)が電解質膜2を介して酸素電極4
に供給される。酸素電極4においては、プロトンと酸
素、更には燃料電極3から燃料電極側のフィールドプレ
ート1と負荷を介して到達した電子が電気化学反応を起
こして水を生成する。このとき、酸素ガスおよび水素ガ
スは、それぞれのフィールドプレート1のガス流路領域
内にほぼ均一に拡散されているので、水素のイオン化と
水の生成反応はそれぞれの電極内の電気化学的活性領域
内でほぼ均一に行われることになり、効率のよい発電が
可能となる。
素がイオン化され燃料電極3に電子が放出されるととも
に、プロトン(H+)が電解質膜2を介して酸素電極4
に供給される。酸素電極4においては、プロトンと酸
素、更には燃料電極3から燃料電極側のフィールドプレ
ート1と負荷を介して到達した電子が電気化学反応を起
こして水を生成する。このとき、酸素ガスおよび水素ガ
スは、それぞれのフィールドプレート1のガス流路領域
内にほぼ均一に拡散されているので、水素のイオン化と
水の生成反応はそれぞれの電極内の電気化学的活性領域
内でほぼ均一に行われることになり、効率のよい発電が
可能となる。
【0028】また、この電気化学反応により生じる水
も、酸素電極4の全体に均一に発生するが、対向するフ
ィールドプレート1内をほぼ均一の流速で流れる酸素ガ
スにより、反応生成水を確実に除去することができる。
も、酸素電極4の全体に均一に発生するが、対向するフ
ィールドプレート1内をほぼ均一の流速で流れる酸素ガ
スにより、反応生成水を確実に除去することができる。
【0029】本発明の第1の実施の形態のフィールドプ
レート1について、電気化学的に活性な電極領域面積を
46.45cm2とし、酸素ガス(空気)の流量を2
5.012cm3/sとしたときの流速分布を計算した
結果を図4乃至図6に示す。
レート1について、電気化学的に活性な電極領域面積を
46.45cm2とし、酸素ガス(空気)の流量を2
5.012cm3/sとしたときの流速分布を計算した
結果を図4乃至図6に示す。
【0030】図4は、流速98cm/s乃至147cm
/sの領域を、図5は、流速49cm/s乃至98cm
/sの領域を、図6は、流速6cm/s乃至49cm/
sの領域をそれぞれ示したものである。
/sの領域を、図5は、流速49cm/s乃至98cm
/sの領域を、図6は、流速6cm/s乃至49cm/
sの領域をそれぞれ示したものである。
【0031】これらの図から、ガス供給口12及びガス
排出口13付近を除けば、ガスの流速はガス流路全域に
わたりほぼ均一であることがわかる。而して、本実施の
形態のフィールドプレート1によれば、燃料ガスまたは
酸素ガスを燃料電極3または酸素電極4の電気化学的活
性領域全体に均一に供給することができ、効率のよい発
電を行うことができる。また、ガス流路領域全域にわた
りガス流のよどみがなく、酸素電極4側に発生した水
を、ガス流路領域全域にわたり確実に除去することがで
きる。
排出口13付近を除けば、ガスの流速はガス流路全域に
わたりほぼ均一であることがわかる。而して、本実施の
形態のフィールドプレート1によれば、燃料ガスまたは
酸素ガスを燃料電極3または酸素電極4の電気化学的活
性領域全体に均一に供給することができ、効率のよい発
電を行うことができる。また、ガス流路領域全域にわた
りガス流のよどみがなく、酸素電極4側に発生した水
を、ガス流路領域全域にわたり確実に除去することがで
きる。
【0032】また、比較例として、格子状に流路が形成
された従来のフィールドプレート201について、電気
化学的に活性な電極面積を46.45cm2とし、酸素
ガス(空気)の流量を25.012cm3/sとしたと
きの流速分布を計算した。
された従来のフィールドプレート201について、電気
化学的に活性な電極面積を46.45cm2とし、酸素
ガス(空気)の流量を25.012cm3/sとしたと
きの流速分布を計算した。
【0033】図7は、流速354cm/s乃至531c
m/sの領域を、図8は、流速177cm/s乃至35
4cm/sの領域を、図9は、流速0cm/s乃至17
7cm/sの領域をそれぞれ示したものである。
m/sの領域を、図8は、流速177cm/s乃至35
4cm/sの領域を、図9は、流速0cm/s乃至17
7cm/sの領域をそれぞれ示したものである。
【0034】これらの図から明らかなように、ガス供給
口212からガスの供給方向へ向かう位置においては、
流速が極端に速く、次に、ガス供給口212からガス供
給方向へ向かうガス流が側面に衝突する位置からガス排
出口213へ向かう位置においては、流速がある程度速
く、それ以外の位置では、流速が比較的遅い。これによ
り、格子状の流路を形成したフィールドプレート201
では燃料ガスまたは酸素ガスを均一に供給することがで
きないことがわかる。また、ガスの流速が不均一である
ことから、ガス流のよどみが生じ、酸素電極側に発生し
た化合物(水)を、流路全域にわたり確実に除去するこ
とはできない。
口212からガスの供給方向へ向かう位置においては、
流速が極端に速く、次に、ガス供給口212からガス供
給方向へ向かうガス流が側面に衝突する位置からガス排
出口213へ向かう位置においては、流速がある程度速
く、それ以外の位置では、流速が比較的遅い。これによ
り、格子状の流路を形成したフィールドプレート201
では燃料ガスまたは酸素ガスを均一に供給することがで
きないことがわかる。また、ガスの流速が不均一である
ことから、ガス流のよどみが生じ、酸素電極側に発生し
た化合物(水)を、流路全域にわたり確実に除去するこ
とはできない。
【0035】さらに別の比較例として、1本の蛇行する
流路が形成された従来のフィールドプレート301につ
いて、電気化学的に活性な電極面積を46.45cm2
とし、酸素ガス(空気)の流量を25.012cm3/
sとしたときのガス流の圧力分布を計算した。
流路が形成された従来のフィールドプレート301につ
いて、電気化学的に活性な電極面積を46.45cm2
とし、酸素ガス(空気)の流量を25.012cm3/
sとしたときのガス流の圧力分布を計算した。
【0036】図10は、圧力2800dyne/cm2
乃至3105dyne/cm2の領域を、図11は、圧
力1800dyne/cm2乃至2800dyne/c
m2の領域を、図12は、圧力1000dyne/cm
2乃至1800dyne/cm2の領域を、図13は、
圧力250dyne/cm2乃至1000dyne/c
m2の領域を、図14は、圧力0dyne/cm2乃至
250dyne/cm2の領域をそれぞれ示す。
乃至3105dyne/cm2の領域を、図11は、圧
力1800dyne/cm2乃至2800dyne/c
m2の領域を、図12は、圧力1000dyne/cm
2乃至1800dyne/cm2の領域を、図13は、
圧力250dyne/cm2乃至1000dyne/c
m2の領域を、図14は、圧力0dyne/cm2乃至
250dyne/cm2の領域をそれぞれ示す。
【0037】これらの図から明らかなように、ガス供給
口312近傍における圧力が非常に高く、ガス排出口3
13へ向かうに従って圧力が急激に減少し、ガス供給口
312付近における圧力とガス排出口313付近におけ
る圧力との差が非常に大きい。これは、流路抵抗による
供給ガスの圧力損失が大きいことを示す。
口312近傍における圧力が非常に高く、ガス排出口3
13へ向かうに従って圧力が急激に減少し、ガス供給口
312付近における圧力とガス排出口313付近におけ
る圧力との差が非常に大きい。これは、流路抵抗による
供給ガスの圧力損失が大きいことを示す。
【0038】上記計算において、フィールドプレート1
における最大最小ガス圧差は35dyne/cm2であ
り、フィールドプレート201における最大最小ガス圧
差は310dyne/cm2であり、フィールドプレー
ト301における最大最小ガス圧差は3105dyne
/cm2であった。最大最小ガス圧差が大きければ大き
いほど流路抵抗による供給ガスの圧力損失は大きく、ガ
スの供給系に大きな負担がかかったり、フィールドプレ
ート自体の破損を招きやすくなったりする。従って、本
発明のフィールドプレート1は、フィールドプレート2
01やフィールドプレート301と比較して、流路抵抗
による供給ガスの圧力損失が小さく、ガスの供給系に大
きな負担がかからず、フィールドプレート自体の破損も
招きにくいことがわかる。
における最大最小ガス圧差は35dyne/cm2であ
り、フィールドプレート201における最大最小ガス圧
差は310dyne/cm2であり、フィールドプレー
ト301における最大最小ガス圧差は3105dyne
/cm2であった。最大最小ガス圧差が大きければ大き
いほど流路抵抗による供給ガスの圧力損失は大きく、ガ
スの供給系に大きな負担がかかったり、フィールドプレ
ート自体の破損を招きやすくなったりする。従って、本
発明のフィールドプレート1は、フィールドプレート2
01やフィールドプレート301と比較して、流路抵抗
による供給ガスの圧力損失が小さく、ガスの供給系に大
きな負担がかからず、フィールドプレート自体の破損も
招きにくいことがわかる。
【0039】本発明の第2の実施の形態によるフィール
ドプレートについて図15に基づき説明する。図15
は、フィールドプレート101を酸素電極側から見た正
面図である。
ドプレートについて図15に基づき説明する。図15
は、フィールドプレート101を酸素電極側から見た正
面図である。
【0040】フィールドプレート101には、外形を取
囲むようにして、上面が酸素電極4に接する側壁111
が形成され、側壁111に取囲まれた空間に酸素ガスを
供給するためのガス流路が形成されている。側壁111
はガス流路の外形を略正方形に画成するが、側壁111
の対向する一対の辺の一方側には、複数のガス供給口1
12、112a、112b、112c、112dが形成
され、他方の辺にはガス排出口113、113a、11
3b、113c、113dが形成されている。
囲むようにして、上面が酸素電極4に接する側壁111
が形成され、側壁111に取囲まれた空間に酸素ガスを
供給するためのガス流路が形成されている。側壁111
はガス流路の外形を略正方形に画成するが、側壁111
の対向する一対の辺の一方側には、複数のガス供給口1
12、112a、112b、112c、112dが形成
され、他方の辺にはガス排出口113、113a、11
3b、113c、113dが形成されている。
【0041】側壁111に画成されたガス流路、ガス供
給口112、112a、112b、112c、112
d、ガス排出口113、113a、113b、113
c、113dにより、酸素電極の電気化学的活性領域に
対応した形状をなすガス流路領域が形成される。ガス流
路領域の外形は、ガス供給口112とガス排出口113
とを結ぶ線(以下、「線対称軸」という)に対し線対称
をなす。即ち、ガス供給口112a、112b、112
c、112dとガス排出口113a、113b、113
c、113dは、線対称軸に対して線対称に配列されて
いる。また、ガス供給口112,112a、112b、
112c及び112dとガス排出口113、113a、
113b、113c及び113dは、それぞれ上記線対
称軸と平行な方向に延びる軸について、同軸配列されて
いる。ガス供給口112、112a、112b、112
c、112dは、線対称軸方向に沿ってガスを供給し、
ガス排出口113、113a、113b、113c、1
13dは、線対称軸方向に沿ってガスを排出する。即
ち、酸素ガスは、図15に示される矢印の方向に沿って
フィールドプレート101内の流路に供給され、同じく
矢印の方向に沿って流路から排出される。
給口112、112a、112b、112c、112
d、ガス排出口113、113a、113b、113
c、113dにより、酸素電極の電気化学的活性領域に
対応した形状をなすガス流路領域が形成される。ガス流
路領域の外形は、ガス供給口112とガス排出口113
とを結ぶ線(以下、「線対称軸」という)に対し線対称
をなす。即ち、ガス供給口112a、112b、112
c、112dとガス排出口113a、113b、113
c、113dは、線対称軸に対して線対称に配列されて
いる。また、ガス供給口112,112a、112b、
112c及び112dとガス排出口113、113a、
113b、113c及び113dは、それぞれ上記線対
称軸と平行な方向に延びる軸について、同軸配列されて
いる。ガス供給口112、112a、112b、112
c、112dは、線対称軸方向に沿ってガスを供給し、
ガス排出口113、113a、113b、113c、1
13dは、線対称軸方向に沿ってガスを排出する。即
ち、酸素ガスは、図15に示される矢印の方向に沿って
フィールドプレート101内の流路に供給され、同じく
矢印の方向に沿って流路から排出される。
【0042】また、側壁111に取囲まれた領域内に
は、上面が酸素電極に接する四角柱状の凸部114が複
数形成され、凸部114により、側壁111に取囲まれ
た空間内に、ガス流路が画成される。凸部114は、ガ
ス供給口112、112a、112b、112c、11
2dから供給されるガス流をそれぞれ順次分流するよう
配列される。また、凸部114の配列パターンは、上記
線対称軸に対して線対称をなす。凸部114のうち、凸
部114a、114b、114cに着目すると、これら
3つの凸部114a、114b、114cの中心を結ぶ
三角形は略正三角形であり、凸部114bと114cを
結ぶ線は、上記線対称軸に対して垂直をなす。
は、上面が酸素電極に接する四角柱状の凸部114が複
数形成され、凸部114により、側壁111に取囲まれ
た空間内に、ガス流路が画成される。凸部114は、ガ
ス供給口112、112a、112b、112c、11
2dから供給されるガス流をそれぞれ順次分流するよう
配列される。また、凸部114の配列パターンは、上記
線対称軸に対して線対称をなす。凸部114のうち、凸
部114a、114b、114cに着目すると、これら
3つの凸部114a、114b、114cの中心を結ぶ
三角形は略正三角形であり、凸部114bと114cを
結ぶ線は、上記線対称軸に対して垂直をなす。
【0043】第1の実施の形態のフィールドプレート1
に形成された凸部14によりガス流が順次分流されたの
と同様に、即ち、図3に示されたのと同じようにして、
本実施の形態の凸部114によりガス流は順次分流す
る。このようにして、ガス供給口112、112a、1
12b、112c、112dから供給された燃料ガスま
たは酸素ガスは、流路内にほぼ均一に拡散される。
に形成された凸部14によりガス流が順次分流されたの
と同様に、即ち、図3に示されたのと同じようにして、
本実施の形態の凸部114によりガス流は順次分流す
る。このようにして、ガス供給口112、112a、1
12b、112c、112dから供給された燃料ガスま
たは酸素ガスは、流路内にほぼ均一に拡散される。
【0044】本実施の形態のフィールドプレート101
によれば、ガス供給口112、112a、112b、1
12c、112d及びガス排出口113、113a、1
13b、113c、113dを複数形成し、これらを線
対称軸に対して線対称に配置したので、燃料ガスまたは
酸素ガスを流路内に効率よくより均一に供給することが
できる。
によれば、ガス供給口112、112a、112b、1
12c、112d及びガス排出口113、113a、1
13b、113c、113dを複数形成し、これらを線
対称軸に対して線対称に配置したので、燃料ガスまたは
酸素ガスを流路内に効率よくより均一に供給することが
できる。
【0045】本発明によるフィールドプレートは上述し
た実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した
範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上記実
施の形態では凸部を四角柱状にしたが、凸部は、円柱、
半球、裁頭四角錐、裁頭円すい等、種々の形状にするこ
とができる。
た実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した
範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上記実
施の形態では凸部を四角柱状にしたが、凸部は、円柱、
半球、裁頭四角錐、裁頭円すい等、種々の形状にするこ
とができる。
【0046】また、フィールドプレートに形成されるガ
ス流路領域の外形は、正方形に限定されずn角形(nは
4以上の偶数)あるいは円形であっても構わない。
ス流路領域の外形は、正方形に限定されずn角形(nは
4以上の偶数)あるいは円形であっても構わない。
【0047】上述した実施の形態においては、燃料とし
て水素ガスを供給したが、メタノールなどのアルコール
や他の化石燃料を液体若しくは気体の状態で供給するダ
イレクト型も採用できる。その場合には、燃料電極にお
いて、触媒により燃料材料からプロトンを得る。
て水素ガスを供給したが、メタノールなどのアルコール
や他の化石燃料を液体若しくは気体の状態で供給するダ
イレクト型も採用できる。その場合には、燃料電極にお
いて、触媒により燃料材料からプロトンを得る。
【0048】電解質膜2の材料であるポリ水酸化フラー
レンは、図16に示したようなフラーレン分子を母体と
し、その構成炭素原子に水酸基を導入したものである
が、母体としてはフラーレン分子に限らず炭素を主成分
とする炭素質材料であればよい。この炭素質材料には、
炭素原子が、炭素−炭素間結合の種類を問わず、数個か
ら数百個結合して形成されている集合体である炭素クラ
スターや、チューブ状炭素質(通称カーボンナノチュー
ブ)が含まれていてよい。前者の炭素クラスターには、
炭素原子が多数個集合してなる、球体又は長球、又はこ
れらに類似する閉じた面構造を有する種々の炭素クラス
ター(図17)や、それらの球構造の一部が欠損し、構
造中に開放端を有する炭素クラスター(図18)、大部
分の炭素原子がSP3結合したダイヤモンド構造を持つ
炭素クラスター(図19)、さらにはこれらのクラスタ
ーどうしが種々に結合した炭素クラスター(図20)が
含まれていてよい。
レンは、図16に示したようなフラーレン分子を母体と
し、その構成炭素原子に水酸基を導入したものである
が、母体としてはフラーレン分子に限らず炭素を主成分
とする炭素質材料であればよい。この炭素質材料には、
炭素原子が、炭素−炭素間結合の種類を問わず、数個か
ら数百個結合して形成されている集合体である炭素クラ
スターや、チューブ状炭素質(通称カーボンナノチュー
ブ)が含まれていてよい。前者の炭素クラスターには、
炭素原子が多数個集合してなる、球体又は長球、又はこ
れらに類似する閉じた面構造を有する種々の炭素クラス
ター(図17)や、それらの球構造の一部が欠損し、構
造中に開放端を有する炭素クラスター(図18)、大部
分の炭素原子がSP3結合したダイヤモンド構造を持つ
炭素クラスター(図19)、さらにはこれらのクラスタ
ーどうしが種々に結合した炭素クラスター(図20)が
含まれていてよい。
【0049】またこの種の母体に導入する基としては水
酸基に限らず、−XH、より好ましくは−YOHで表さ
れるプロトン解離性の基であればよい。ここで、X及び
Yは2価の結合手を有する任意の原子若しくは原子団で
あり、Hは水素原子、Oは酸素原子である。具体的に
は、前記−OH以外に、硫酸水素エステル基−OSO3
H、カルボキシル基−COOH、他に−SO3H、−O
PO(OH)2のいずれかであることが好ましい。
酸基に限らず、−XH、より好ましくは−YOHで表さ
れるプロトン解離性の基であればよい。ここで、X及び
Yは2価の結合手を有する任意の原子若しくは原子団で
あり、Hは水素原子、Oは酸素原子である。具体的に
は、前記−OH以外に、硫酸水素エステル基−OSO3
H、カルボキシル基−COOH、他に−SO3H、−O
PO(OH)2のいずれかであることが好ましい。
【0050】上記のいずれの場合でも、プロトンの伝導
に加湿が不要であり、上記実施の形態に使用される燃料
電池における効果には変わりはない。
に加湿が不要であり、上記実施の形態に使用される燃料
電池における効果には変わりはない。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載のフィールドプレートによ
れば、ガス流路形成領域の外形形状が線対称であって、
線対称軸に沿ってガスを供給するガス供給口と線対称軸
に沿ってガスを排出するガス排出口とを該線対称軸上に
同軸配列し、ガス供給口から供給されるガス流を順次分
流する複数の凸部を配列することによりガス流路を形成
したので、燃料ガスまたは酸素ガスを燃料電極または酸
素電極の表面に均一に供給することができ、効率のよい
発電を行うことができる。また、ガス流のよどみを防止
することができ、酸素電極側に発生した化合物(水)を
ガス流路全域にわたり確実に除去することができる。
れば、ガス流路形成領域の外形形状が線対称であって、
線対称軸に沿ってガスを供給するガス供給口と線対称軸
に沿ってガスを排出するガス排出口とを該線対称軸上に
同軸配列し、ガス供給口から供給されるガス流を順次分
流する複数の凸部を配列することによりガス流路を形成
したので、燃料ガスまたは酸素ガスを燃料電極または酸
素電極の表面に均一に供給することができ、効率のよい
発電を行うことができる。また、ガス流のよどみを防止
することができ、酸素電極側に発生した化合物(水)を
ガス流路全域にわたり確実に除去することができる。
【0052】請求項2記載のフィールドプレートによれ
ば、凸部は線対称軸を中心として線対称に配置されるの
で、燃料ガスまたは酸素ガスを流路内に偏りなく均一に
供給することができる。
ば、凸部は線対称軸を中心として線対称に配置されるの
で、燃料ガスまたは酸素ガスを流路内に偏りなく均一に
供給することができる。
【0053】請求項3乃至5記載のフィールドプレート
によれば、凸部は四角柱形状、円柱形状あるいは半球形
状をなすので、フィールドプレートの製造が容易であ
り、また均等にガス流を分流することができる。
によれば、凸部は四角柱形状、円柱形状あるいは半球形
状をなすので、フィールドプレートの製造が容易であ
り、また均等にガス流を分流することができる。
【0054】請求項6記載のフィールドプレートによれ
ば、ガス流路領域の外形はn角形をなし(nは4以上の
偶数)、ガス供給口とガス排出口とは、当該n角形の対
角線上に位置するので、ガス供給口とガス排出口に隣接
するガス流路領域を画成する側壁は、線対称軸に直交せ
ず、ガス供給口に隣接する側壁部分はガス排出口に向か
って開いた形となり、ガス排出口に隣接する側壁部分は
ガス供給口に向かって開いた形となる。従って、ガス供
給口とガス排出口の横方向におけるガス流のよどみを防
止することができる。
ば、ガス流路領域の外形はn角形をなし(nは4以上の
偶数)、ガス供給口とガス排出口とは、当該n角形の対
角線上に位置するので、ガス供給口とガス排出口に隣接
するガス流路領域を画成する側壁は、線対称軸に直交せ
ず、ガス供給口に隣接する側壁部分はガス排出口に向か
って開いた形となり、ガス排出口に隣接する側壁部分は
ガス供給口に向かって開いた形となる。従って、ガス供
給口とガス排出口の横方向におけるガス流のよどみを防
止することができる。
【0055】請求項7記載のフィールドプレートによれ
ば、対称軸上に配置されたガス供給口とガス排出口の他
に、複数のガス供給口とガス排出口が形成されるので、
ガス流路領域の外形形状に係わらず、燃料ガスまたは酸
素ガスを効率よく流路内に供給し、流路内から排出する
ことができる。
ば、対称軸上に配置されたガス供給口とガス排出口の他
に、複数のガス供給口とガス排出口が形成されるので、
ガス流路領域の外形形状に係わらず、燃料ガスまたは酸
素ガスを効率よく流路内に供給し、流路内から排出する
ことができる。
【0056】請求項8記載のフィールドプレートによれ
ば、線対称軸上に配置されたガス供給口とガス排出口の
他に形成された複数のガス供給口とガス排出口は、線対
称軸を中心として線対称に配置されるので、燃料ガスま
たは酸素ガスを流路内に効率よく均一に供給することが
できる。
ば、線対称軸上に配置されたガス供給口とガス排出口の
他に形成された複数のガス供給口とガス排出口は、線対
称軸を中心として線対称に配置されるので、燃料ガスま
たは酸素ガスを流路内に効率よく均一に供給することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるフィールドプ
レートを使用した燃料電池を示す断面図。
レートを使用した燃料電池を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるフィールドプ
レートを示す正面図。
レートを示す正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態のフィールドプレー
トの凸部によりガス流が分流する様子を示す図。
トの凸部によりガス流が分流する様子を示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるフィールドプ
レートにおける流速98cm/s乃至147cm/sの
領域を示す図。
レートにおける流速98cm/s乃至147cm/sの
領域を示す図。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるフィールドプ
レートにおける流速49cm/s乃至98cm/sの領
域を示す図。
レートにおける流速49cm/s乃至98cm/sの領
域を示す図。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるフィールドプ
レートにおける流速6cm/s乃至49cm/sの領域
を示す図。
レートにおける流速6cm/s乃至49cm/sの領域
を示す図。
【図7】格子状に流路が形成されたフィールドプレート
における流速354cm/s乃至531cm/sの領域
を示す図。
における流速354cm/s乃至531cm/sの領域
を示す図。
【図8】格子状に流路が形成されたフィールドプレート
における流速177cm/s乃至354cm/sの領域
を示す図。
における流速177cm/s乃至354cm/sの領域
を示す図。
【図9】格子状に流路が形成されたフィールドプレート
における流速0cm/s乃至177cm/sの領域を示
す図。
における流速0cm/s乃至177cm/sの領域を示
す図。
【図10】1本の蛇行する流路が形成されたフィールド
プレートにおける圧力2800dyne/cm2乃至2
800dyne/cm2の領域を示す図。
プレートにおける圧力2800dyne/cm2乃至2
800dyne/cm2の領域を示す図。
【図11】1本の蛇行する流路が形成されたフィールド
プレートにおける圧力1800dyne/cm2乃至2
800dyne/cm2の領域を示す図。
プレートにおける圧力1800dyne/cm2乃至2
800dyne/cm2の領域を示す図。
【図12】1本の蛇行する流路が形成されたフィールド
プレートにおける圧力1000dyne/cm2乃至1
800dyne/cm2の領域を示す図。
プレートにおける圧力1000dyne/cm2乃至1
800dyne/cm2の領域を示す図。
【図13】1本の蛇行する流路が形成されたフィールド
プレートにおける圧力250dyne/cm2乃至10
00dyne/cm2の領域を示す図。
プレートにおける圧力250dyne/cm2乃至10
00dyne/cm2の領域を示す図。
【図14】1本の蛇行する流路が形成されたフィールド
プレートにおける圧力0dyne/cm2乃至250d
yne/cm2の領域を示す図。
プレートにおける圧力0dyne/cm2乃至250d
yne/cm2の領域を示す図。
【図15】本発明の第2の実施の形態によるフィールド
プレートを示す正面図。
プレートを示す正面図。
【図16】本発明の第1の実施の形態によるフィールド
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、フラーレンを示す分子
構造図。
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、フラーレンを示す分子
構造図。
【図17】本発明の第1の実施の形態によるフィールド
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、球体又は長球、又はこ
れらに類似する閉じた面構造を有する種々の炭素クラス
ターを示す分子構造図。
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、球体又は長球、又はこ
れらに類似する閉じた面構造を有する種々の炭素クラス
ターを示す分子構造図。
【図18】本発明の第1の実施の形態によるフィールド
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、球構造の一部が欠損
し、構造中に開放端を有する炭素クラスターを示す分子
構造図。
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、球構造の一部が欠損
し、構造中に開放端を有する炭素クラスターを示す分子
構造図。
【図19】本発明の第1の実施の形態によるフィールド
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、大部分の炭素原子がS
P3結合したダイヤモンド構造を持つ炭素クラスターを
示す分子構造図。
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、大部分の炭素原子がS
P3結合したダイヤモンド構造を持つ炭素クラスターを
示す分子構造図。
【図20】本発明の第1の実施の形態によるフィールド
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、複数のクラスターどう
しが種々に結合した炭素クラスターを示す分子構造図。
プレートが使用される燃料電池の固体電解質膜に使用さ
れるプロトン伝導体を構成する、複数のクラスターどう
しが種々に結合した炭素クラスターを示す分子構造図。
1、101 フィールドプレート 12、112 ガス供給口 13、113 ガス排出口 14、114 凸部
Claims (8)
- 【請求項1】 固体電解質膜を挟持する一対の電極の一
方に接触し、接触する電極の電気化学的活性領域に対応
した形状であって、接触する電極に面する側に、ガスを
供給するガス供給口、供給されたガスを排出するガス排
出口、及び該ガス供給口と該ガス排出口とに連通したガ
ス流路とが形成されたガス流路領域を有する燃料電極用
フィールドプレートにおいて、 該ガス流路領域の外形が線対称形状であって、線対称軸
上に該ガス供給口と該ガス排出口とを同軸配列し、該ガ
ス供給口から線対称軸方向に供給されるガス流を順次分
流する複数の凸部を該ガス流路領域に配列し、該複数の
凸部により該ガス流路を画成したことを特徴とする燃料
電池用フィールドプレート。 - 【請求項2】 該凸部の配列パターンは、該線対称軸に
対して線対称であることを特徴とする請求項1記載の燃
料電池用フィールドプレート。 - 【請求項3】 該凸部は四角柱形状をなすことを特徴と
する請求項1記載の燃料電池用フィールドプレート。 - 【請求項4】 該凸部は円柱形状をなすことを特徴とす
る請求項1記載の燃料電池用フィールドプレート。 - 【請求項5】 該凸部は半球形状をなすことを特徴とす
る請求項1記載の燃料電池用フィールドプレート。 - 【請求項6】 該ガス流路領域の外形はn角形をなし
(nは4以上の偶数)、該ガス供給口と該ガス排出口と
は、該n角形の対角線上に位置することを特徴とする請
求項1記載の燃料電池用フィールドプレート。 - 【請求項7】 該線対称軸上に同軸配列されたガス供給
口とガス排出口の他に、複数のガス供給口とガス排出口
が形成されたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池
用フィールドプレート。 - 【請求項8】 該線対称軸上に配列されたガス供給口と
ガス排出口の他に形成された該複数のガス供給口とガス
排出口のそれぞれは、該線対称軸に対して線対称に配置
されていることを特徴とする請求項7記載の燃料電池用
フィールドプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000308999A JP2002117870A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 燃料電池用フィールドプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000308999A JP2002117870A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 燃料電池用フィールドプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002117870A true JP2002117870A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18789231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000308999A Pending JP2002117870A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 燃料電池用フィールドプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002117870A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005531113A (ja) * | 2002-06-24 | 2005-10-13 | ザ・モーガン・クルーシブル・カンパニー・ピーエルシー | フローフィールドプレートジオメトリ |
JP2006134866A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | General Electric Co <Ge> | 燃料利用率の高い燃料電池の流れフィールド構造 |
KR100626034B1 (ko) | 2004-11-13 | 2006-09-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 바이폴라 플레이트 및 직접액체연료전지 스택 |
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JP2007525791A (ja) * | 2003-07-01 | 2007-09-06 | コミサリア、ア、レネルジ、アトミク | 流体が電解膜に本質的に平行に循環する燃料電池およびそのような燃料電池を製造するための方法 |
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EP2144317A2 (en) | 2005-10-07 | 2010-01-13 | Seiko Instruments Inc. | Fuel Cell |
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CN111180756A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-19 | 武汉中极氢能产业创新中心有限公司 | 燃料电池的双极板和燃料电池 |
-
2000
- 2000-10-10 JP JP2000308999A patent/JP2002117870A/ja active Pending
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