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JP2002106810A - 触媒燃焼器 - Google Patents

触媒燃焼器

Info

Publication number
JP2002106810A
JP2002106810A JP2000302183A JP2000302183A JP2002106810A JP 2002106810 A JP2002106810 A JP 2002106810A JP 2000302183 A JP2000302183 A JP 2000302183A JP 2000302183 A JP2000302183 A JP 2000302183A JP 2002106810 A JP2002106810 A JP 2002106810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
combustion catalyst
ignition heater
catalyst
catalytic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000302183A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
Takashi Sawada
敬 澤田
Takaaki Kusaka
貴晶 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000302183A priority Critical patent/JP2002106810A/ja
Publication of JP2002106810A publication Critical patent/JP2002106810A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gas Burners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成の触媒燃焼器は、着火時に容易に
火炎を形成できる空気過剰率(0.9〜1.0)として
おり、このため定常状態では一酸化炭素や未燃ガスが発
生するという課題を有している。 【解決手段】 着火ヒータ32を燃焼用触媒21に近接
させて配置し、着火ヒータ32が発生する熱量が燃焼用
触媒21に効率的に伝達されるようにして、火炎を形成
することなく触媒燃焼を開始でき、空気過剰率の設定を
高めて、一酸化炭素や未燃ガスが発生のないクリーンな
燃焼か可能な構成の簡単な触媒燃焼器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料と空気の混合
ガスを燃焼用触媒上で酸化反応させ、反応熱を取出す触
媒燃焼器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている触媒燃焼器には、例
えば、特願平10−318744号公報に記載されてい
ものがある。図9はこの公報に記載されているものの構
成を示す断面図である。
【0003】すなわち、触媒燃焼器1は、燃焼室2と、
操作部4とを有している。燃焼室2内には、燃焼用触媒
9と、点火プラグ12を収容している。また燃焼室2を
構成するハウジングには、燃焼ガスを排出する排気口1
0を設けている。また前記排気口10には、排気口10
を覆っている消炎ネット11を設けている。
【0004】操作部4は、液化石油ガスが充填されてい
る燃料タンク3と、前記点火プラグ12に高電圧による
火花を発生させる点火装置13を備えている。燃料タン
ク3は、ジョイント5と開閉弁6を接続している。
【0005】開閉弁6を開くと、気化した液化石油ガス
がノズル7から噴出して燃焼室2に接続しているエゼク
タ8に入る。このときエゼクタ8は、高速で噴出される
液化石油ガスの運動エネルギーで燃焼空気を吸引する。
【0006】以下、この構成のものの動作を説明する。
開閉弁6を開くと、ノズル7から気化した液化石油ガス
が噴出する。この液化石油ガスは、エゼクタ8の作用に
よって吸引された空気と混合されて、可燃性の混合ガス
となって燃焼室2に流れ、燃焼用触媒9の下流面9aか
ら噴出する。この時、点火装置13を操作して点火プラ
グ12に火花を発生させると、下流面9aに火炎が形成
される。この火炎の熱によって燃焼用触媒9が加熱され
る。こうして燃焼用触媒9が燃焼可能温度に達すると、
燃焼用触媒9は下流面9aから順次触媒燃焼に移行す
る。触媒燃焼は下流面9aから上流側へ移動し、やがて
燃焼用触媒9の全体が触媒燃焼となる定常状態に入る。
この定常状態では、触媒燃焼となっているため、自然に
火炎は消滅する。
【0007】以上のようにこの構成のものは、燃焼用触
媒9を使用して、火炎が発生することのない安全な触媒
燃焼器としているものである。このため、例えば、ガス
ボンベに収容している液化石油ガスを気化させる燃焼源
として安全に使用できるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のもの
は、一酸化炭素や未燃ガスが発生するという課題を有し
ている。
【0009】つまり、従来の構成のものは着火時に火炎
を形成するために混合ガス中の空気の割合、すなわち空
気過剰率の設定を0.9〜1.0としている。この0.
9〜1.0という空気過剰率の範囲を外れると、火炎が
形成されなかったり、火炎が形成されても触媒燃焼に移
行するのに時間がかかったりするものである。しかしこ
の空気過剰率のままで触媒燃焼に移行すると、前記して
いるように、空気不足のために一酸化炭素や未燃ガスが
発生するものである。
【0010】従って、点火時と触媒燃焼に移行した後の
定常燃焼時とで空気過剰率の設定を変更する構成とした
ものは、前記課題を解決できるものであるが、この構成
としたものは、構造が複雑になったりコスト高になると
いう別の課題を有することになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、着火ヒータを
燃焼用触媒に近接させて配置し、着火ヒータが発生する
熱量が燃焼用触媒に効率的に伝達されるようにして、火
炎を形成することなく触媒燃焼を開始でき、一酸化炭素
や未燃ガスが発生しないクリーンな燃焼か可能な構成の
簡単な触媒燃焼器としている。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、着火
ヒータを燃焼用触媒に近接させて配置し、着火ヒータが
発生する熱量が燃焼用触媒に効率的に伝達されるように
して、火炎を形成することなく触媒燃焼を開始でき、一
酸化炭素や未燃ガスが発生しないクリーンな燃焼か可能
な構成の簡単な触媒燃焼器としている。
【0013】請求項2に記載した発明は、混合ガス供給
手段の空気過剰率を触媒燃焼に適した値として、火炎を
形成することなく触媒燃焼を開始でき、一酸化炭素や未
燃ガスが発生しないクリーンな燃焼か可能な構成の簡単
な触媒燃焼器としている。
【0014】請求項3に記載した発明は、着火ヒータ
は、燃焼用触媒の下流側に配置するようにして、燃焼用
触媒の一部で開始された触媒燃焼が確実に上流側に伝達
され、一酸化炭素や未燃ガスが発生しないクリーンな燃
焼か可能な構成の簡単な触媒燃焼器としている。
【0015】請求項4に記載した発明は、着火ヒータ
は、燃焼用触媒の上流側に配置して、着火ヒータの熱エ
ネルギーが混合ガスの流れによって燃焼用触媒に伝わり
易く、着火速度が速くなる触媒燃焼器としている。
【0016】請求項5に記載した発明は、着火ヒータを
板状に形成し、混合ガスの流れに対して水平に設置する
ようにして、混合ガスから受ける抵抗が少なくなって着
火ヒータの耐久性を高めることができる触媒燃焼器とし
ている。
【0017】請求項6に記載した発明は、着火ヒータに
触媒を担持した構成として、着火ヒータ上で触媒燃焼を
実行でき、着火に必要な電力を少なくできる触媒燃焼器
としている。
【0018】請求項7に記載した発明は、着火ヒータの
一部もしくは全部を燃焼用触媒に設けた切欠き部に収納
した構成として、燃焼用触媒を効率良く加熱することが
でき、着火スピードを速くした触媒燃焼器としている。
【0019】請求項8に記載した発明は、着火ヒータを
混合ガスの流れが弱い混合ガスの噴出口側の燃焼用触媒
に近接した位置に設けて、着火ヒータの温度上昇を速
め、燃焼用触媒の温度上昇を速くした触媒燃焼器として
いる。
【0020】請求項9に記載した発明は、燃焼用触媒の
端部に設けた突出部に着火ヒータを接触させて、瞬時に
触媒燃焼を開始でき、着火スピードを速くした触媒燃焼
器としている。
【0021】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は本実施例の触媒燃焼器の構成を
示す断面図である。本実施例の触媒燃焼器は、燃焼器2
0と、燃焼器20に接続している混合ガス供給手段24
と、燃焼器20に接続している操作ボックス31によっ
て構成している。
【0022】燃焼器20は、燃焼用触媒22を収容して
触媒燃焼を実行する燃焼室21と、燃焼用触媒21に近
接して設けた着火ヒータ32と、燃焼後の排ガスを排気
する排気口33を有している。燃焼用触媒22は、ハニ
カム状に形成した金属を担体として使用し、この担体に
白金等の貴金属を触媒として担持した構成としている。
担体として金属を使用している理由は、触媒燃焼に伴う
高温に長時間曝されても劣化することのない構造とする
ためである。
【0023】また、着火ヒータ32は電気ヒータによっ
て構成されており点火器30から一定の電力の供給を受
けている。本実施例では着火ヒータ32の配置位置は、
前記燃焼用触媒22の下流側22aに近接した位置とし
ている。
【0024】すなわち、燃焼用触媒22に接触させると
燃焼用触媒22の熱容量によって、着火ヒータ32の温
度上昇速度が低下するものであり、小型の着火ヒータを
使用するためにも燃焼用触媒22からは離しておきたい
ものである。また、燃焼用触媒22からの距離が離れす
ぎると着火ヒータ32の熱エネルギーの伝熱効率が低下
するものである。従って前記しているように、本実施例
では着火ヒータ32の配置位置を燃焼用触媒22に近接
した位置としているものである。
【0025】操作ボックス31は、前記着火ヒータ32
を通電するためのスイッチ28と、電源である電池29
と、電池29の出力を例えば抵抗によって調整する点火
器30とを備えている。
【0026】混合ガス供給手段24は、ノズル25とエ
ゼクタ26と吸気口27を備えている。ノズル25は、
図示していない液化石油ガスのボンベに接続している配
管35に接続している。配管35は、途中に手動で開閉
操作する開閉弁23を有している。エゼクタ26は、ノ
ズル25から高速で噴出された液化石油ガス等の燃料ガ
スのエゼクタ効果によって吸気口27から吸引した空気
と燃料ガスとを混合して可燃性の混合ガスとしている。
このとき、本実施例では、混合ガス供給手段24の空気
過剰率の設定を触媒燃焼に適した1.3〜1.5として
いる。
【0027】以下、本実施例の動作について説明する。
使用者が開閉弁23を開くと、示していない液化石油ガ
スのボンベから燃料ガスが供給され、ノズル25からこ
の燃料ガスが噴出する。ノズル25から噴出された燃料
ガスは、エゼクタ26のエゼクタ効果によって吸気口2
7から燃焼に必要な空気を吸引して、混合ガスとなって
燃焼室21内の燃焼用触媒22に供給される。同時に点
火スイッチ28を閉じると、電池29の電力が点火器3
0を介して着火ヒータ32に供給される。このため着火
ヒータ32は発熱し、燃焼用触媒21の下流側22aを
加熱する。
【0028】このとき、前記したように、着火ヒータ3
2の配置位置を燃焼用触媒22に近接した位置としてい
るため、着火ヒータ32の熱エネルギーは効率的に燃焼
用触媒22の下流側22aに伝達されるものである。繰
り返しになるが、着火ヒータ32の配置位置を燃焼用触
媒22に接触させると、燃焼用触媒22の熱容量によっ
て、着火ヒータ32の温度上昇速度が低下する。また、
燃焼用触媒22からの距離が離れすぎると、着火ヒータ
32の熱エネルギーの燃焼用触媒22に対する伝達効率
が低下する。このため本実施例では、着火ヒータ32の
配置位置を燃焼用触媒22に近接した位置としている。
【0029】具体的には、燃焼器20の容量、燃焼用触
媒22の熱容量、使用する着火ヒータ32の大きさ等を
勘案して実験によって決定するべきものである。
【0030】この着火ヒータ32の発熱で燃焼用触媒2
2の下流側22aが加熱され、燃焼用触媒22の温度は
上昇する。燃焼用触媒22の温度が、触媒燃焼可能温度
である200〜300℃以上に達すると、燃焼用触媒2
2が有している白金等の貴金属の触媒が活性化されて触
媒燃焼に入るものである。燃焼用触媒22の下流側22
aから始まった触媒燃焼は、上流側へと移動し、やがて
燃焼用触媒22の全体が触媒燃焼を行う定常燃焼とな
る。
【0031】このようにして発生した触媒燃焼による燃
焼器20の発熱は、例えば、ガスボンベに収容している
液化石油ガスを気化させる燃焼源として安全に使用でき
るものである。
【0032】またこのとき本実施例によれば、燃焼用触
媒22に対する加熱を燃焼用触媒22に近接して設けた
着火ヒータ32の発熱によって行うようにしているた
め、換言すれば混合ガス供給手段24が供給する混合ガ
スを燃焼させた発熱を利用するものではないため、混合
ガス供給手段24の空気過剰率の設定をはじめから触媒
燃焼に適した値とできるものである。すなわち、本実施
例では、空気過剰率の設定を触媒燃焼に適した1.3〜
1.5とできるものである。このため、一酸化炭素や未
燃ガスの発生のないクリーンな燃焼か可能となっている
ものである。
【0033】またこのとき本実施例では、着火ヒータ3
2は、燃焼用触媒22の下流側に配置した構成としてい
るものである。このため、燃焼用触媒22の一部で開始
された触媒燃焼が確実に上流側に伝達され、一酸化炭素
や未燃ガスが発生しないクリーンな燃焼か可能な構成の
簡単な触媒燃焼器としている。
【0034】以上のように本実施例によれば、燃焼器2
0の内部の燃焼室21に収納した燃焼用触媒22と、燃
焼用触媒22に燃料と空気の混合ガスを供給する混合ガ
ス供給手段24と、燃焼用触媒22を加熱する着火ヒー
タ32を有し、前記着火ヒータ32は燃焼用触媒22に
近接させた配置として、着火ヒータ32が発生する熱量
が燃焼用触媒22に効率的に伝達され、火炎を形成する
ことなく触媒燃焼を開始でき、空気過剰率の設定を触媒
燃焼に適した1.3〜1.5とでき、一酸化炭素や未燃
ガスが発生のないクリーンな燃焼か可能な、構成の簡単
な触媒燃焼器を実現できるものである。
【0035】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図2は本実施例の触媒燃焼器の構成
を示す断面図である。本実施例では、着火ヒータ32を
燃焼用触媒22の上流側22bに近接して設けている。
この配置とすることによって、着火ヒータ32の発熱が
混合ガスの流れによって燃焼用触媒22に伝達されやす
くなるものである。このため、燃焼用触媒22は加熱さ
れやすく、実施例1の構成としたものよりも短時間で定
常燃焼にはいることができるものである。
【0036】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は、本実施例の触媒燃焼器に使
用している着火ヒータの構成を示す斜視図である。ま
た、図4は本実施例の触媒燃焼器の構成を示す断面図で
ある。
【0037】着火ヒータ32は、セラミック製のヒータ
板32bにヒータ線32dを取り付け、セラミック製の
カバー32cで覆ったものを、セラミック製のヒータ台
32aに固定した構成としている。この構成とした着火
ヒータ32を、図4に示しているように、混合ガスの流
れに対して水平に設置している。
【0038】以上のように、本実施例の着火ヒータは、
ヒータ線32dをヒータ板32bに取り付け、セラミッ
ク製のカバー32cで覆ったものを、セラミック製のヒ
ータ台32aに固定した構成としているため、強度が高
まっているものである。また、混合ガスの流れに対して
水平に設置しているため、混合ガスの流れから受ける圧
力が小さくなるものである。これらの理由によって、本
実施例の着火ヒータ32は、耐久性に優れたものとな
り、長期間の使用ができるものである。
【0039】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。本実施例では、前記各実施例で説明
した着火ヒータ32自身に触媒を担持した構成としてい
る。
【0040】以上の構成とすることによって、着火に要
する電力を節電でき、電池29の寿命を永くすることが
できるものである。すなわち、着火ヒータ32に短時間
通電することによって、着火ヒータ32自身に担持した
触媒が触媒燃焼するものであり、この触媒燃焼による発
熱によって燃焼用触媒22を加熱するものである。
【0041】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について説明する。図5は本実施例の触媒燃焼器の構成
を示す断面図で、図6は本実施例の触媒燃焼器の要部の
構成を示す断面図である。本実施例では、着火ヒータ3
2の一部もしくは全部を燃焼用触媒22に設けた切欠き
部22cに収納したものである。このため、着火ヒータ
32の配置位置を一層燃焼用触媒22に近接させること
ができ、燃焼用触媒22を効率良く加熱でき、着火スピ
ードを速くすることができるものである。
【0042】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。図7は、本実施例の触媒燃焼器の要
部の構成を示す断面図である。本実施例では、燃焼用触
媒22の端部に突出部22dを設け、この突出部22d
に着火ヒータ32を接触させた構成としている。突出部
22dは燃焼用触媒22の一部を使用しており、燃焼用
触媒22の熱容量の小さい部分を形成している。この突
出部22dを着火ヒータ32で加熱することによって、
瞬時に触媒燃焼を開始させることができ、着火スピード
を更に速くすることができるものである。
【0043】(実施例7)次に、本発明の第7実施例に
ついて説明する。図8は、本実施例の触媒燃焼器の構成
を示す断面図である。本実施例では、着火ヒータ32を
混合ガスの噴出口側の燃焼用触媒22に近接した位置に
設けている。この位置は、図8から理解できるように、
燃焼室21に流入した混合ガスが淀んでいるエリアとな
っている。従って、着火ヒータ32の発熱は、混合ガス
の流れによる影響を受けることなく、あるいは極めて少
ない影響を受けて、燃焼用触媒22に伝達されるもので
ある。
【0044】このため、着火ヒータ32自体の温度上昇
が速く、燃焼用触媒22の温度上昇も速くなって、着火
スピードも速くなるものである。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、燃焼器内部
の燃焼室に収納された燃焼用触媒と、燃焼用触媒に燃料
と空気の混合ガスを供給する混合ガス供給手段と。燃焼
用触媒を加熱する着火ヒータを有し、前記着火ヒータは
燃焼用触媒に近接させた構成として、着火ヒータが発生
する熱量が燃焼用触媒に効率的に伝達され、火炎を形成
することなく触媒燃焼を開始でき、一酸化炭素や未燃ガ
スが発生しないクリーンな燃焼か可能な構成の簡単な触
媒燃焼器を実現するものである。
【0046】請求項2に記載した発明は、混合ガス供給
手段の空気過剰率を触媒燃焼に適した値として、火炎を
形成することなく触媒燃焼を開始でき、一酸化炭素や未
燃ガスが発生しないクリーンな燃焼か可能な構成の簡単
な触媒燃焼器を実現するものである。
【0047】請求項3に記載した発明は、着火ヒータ
は、燃焼用触媒の下流側に配置した構成として、燃焼用
触媒の一部で開始された触媒燃焼が確実に上流側に伝達
され、一酸化炭素や未燃ガスが発生しないクリーンな燃
焼か可能な構成の簡単な触媒燃焼器を実現するものであ
る。
【0048】請求項4に記載した発明は、着火ヒータ
は、燃焼用触媒の上流側に配置した構成として、着火ヒ
ータの熱エネルギーが混合ガスの流れによって燃焼用触
媒に伝わり易く、着火速度が速くなる触媒燃焼器を実現
するものである。
【0049】請求項5に記載した発明は、着火ヒータを
板状に形成し、混合ガスの流れに対して水平に設置した
構成として、混合ガスから受ける抵抗が少なくなって着
火ヒータの耐久性を高めることができる触媒燃焼器を実
現するものである。
【0050】請求項6に記載した発明は、着火ヒータに
触媒を担持した構成として、着火ヒータ上で触媒燃焼を
実行でき、着火に必要な電力を少なくできる触媒燃焼器
を実現するものである。
【0051】請求項7に記載した発明は、着火ヒータの
一部もしくは全部を燃焼用触媒に設けた切欠き部に収納
した構成として、燃焼用触媒を効率良く加熱することが
でき、着火スピードを速くした触媒燃焼器を実現するも
のである。
【0052】請求項8に記載した発明は、着火ヒータを
混合ガスの噴出口側の燃焼用触媒に近接した位置に設け
た構成として、着火ヒータの温度上昇を速め、燃焼用触
媒の温度上昇を速くした触媒燃焼器を実現するものであ
る。
【0053】請求項9に記載した発明は、燃焼器内部の
燃焼室に収納された燃焼用触媒と、燃焼用触媒に燃料と
空気の混合ガスを供給する混合ガス供給手段と、燃焼用
触媒を加熱する着火ヒータを有し、前記着火ヒータは燃
焼用触媒の端部に設けた突出部に接触させて設けた構成
として、瞬時に触媒燃焼を開始でき、着火スピードを速
くした触媒燃焼器を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である触媒燃焼器の構成
を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例である触媒燃焼器の構成
を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施例である触媒燃焼器に使用
している着火ヒータの構成を示す斜視図
【図4】同、触媒燃焼器の構成を示す断面図
【図5】本発明の第5の実施例である触媒燃焼器の構成
を示す断面図
【図6】同、触媒燃焼器の要部の構成を示す断面図
【図7】本発明の第6の実施例である触媒燃焼器の要部
の構成を示す断面図
【図8】本発明の第7の実施例である触媒燃焼器の構成
を示す断面図
【図9】従来の触媒燃焼器の構成を示す断面図
【符号の説明】
20 燃焼器 21 燃焼室 22 燃焼用触媒 22b 上流側 22c 切欠き部 22d 突出部 24 混合ガス供給手段 32 着火ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下 貴晶 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K017 BA01 BA10 BB03 BB08 BB09 BD01 3K065 TA04 TA13 TD05 TK02 TK04 TK06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼器内部の燃焼室に収納された燃焼用
    触媒と、燃焼用触媒に燃料と空気の混合ガスを供給する
    混合ガス供給手段と。燃焼用触媒を加熱する着火ヒータ
    を有し、前記着火ヒータは燃焼用触媒に近接させた触媒
    燃焼器。
  2. 【請求項2】 混合ガス供給手段の空気過剰率を触媒燃
    焼に適した値とした請求項1に記載した触媒燃焼器。
  3. 【請求項3】 着火ヒータは、燃焼用触媒の下流側に配
    置した請求項1または2に記載した触媒燃焼器。
  4. 【請求項4】 着火ヒータは、燃焼用触媒の上流側に配
    置した請求項1または2に記載した触媒燃焼器。
  5. 【請求項5】 着火ヒータを板状に形成し、混合ガスの
    流れに対して水平に設置した請求項1から4のいずれか
    1項に記載した触媒燃焼器。
  6. 【請求項6】 着火ヒータに触媒を担持した請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載した触媒燃焼器。
  7. 【請求項7】 着火ヒータの一部もしくは全部を燃焼用
    触媒に設けた切欠き部に収納した請求項1から6のいず
    れか1項に記載した触媒燃焼器。
  8. 【請求項8】 着火ヒータを混合ガスの噴出口側の燃焼
    用触媒に近接した位置に設けた請求項4から7のいずれ
    か1項に記載した触媒燃焼器。
  9. 【請求項9】 燃焼器内部の燃焼室に収納された燃焼用
    触媒と、燃焼用触媒に燃料と空気の混合ガスを供給する
    混合ガス供給手段と、燃焼用触媒を加熱する着火ヒータ
    を有し、前記着火ヒータは燃焼用触媒の端部に設けた突
    出部に接触させて設けた触媒燃焼器。
JP2000302183A 2000-10-02 2000-10-02 触媒燃焼器 Pending JP2002106810A (ja)

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