JP2002106740A - 電磁弁及びそれを用いた高圧ポンプ - Google Patents
電磁弁及びそれを用いた高圧ポンプInfo
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Abstract
構成の簡素化を図ること。 【解決手段】電磁弁30において、バルブケース9の内
周面にはシリンダ62が形成され、そのシリンダ62内
にスプールたる弁体63が摺動可能に収容されている。
弁体63は、シリンダ62内を摺動して流路面積の変更
を行うといった弁体本来の機能の他、磁路形成のための
アーマチャ機能を兼ね備える。また、バルブケース9
は、弁体63を摺動可能に収容するシリンダ機能の他
に、磁路形成のためのステータ機能を兼ね備える。弁体
63及びバルブケース9は軟質磁性材料から成り、それ
らの表面には表面処理又は熱処理による薄い硬化層が設
けられている。
Description
するための電磁弁に係り、例えばディーゼルエンジン用
の可変吐出量高圧ポンプに使用され、同ポンプの燃料量
を調量するための電磁弁に関する。
用の可変吐出量高圧ポンプ等に使用され、特開平11−
336638号公報には、図9に示す電磁弁120が示
されている。
ス121には、流路面積の変更を行うための弁体122
が摺動可能に配設されている。弁体122の図の右端は
アーマチャ123に圧入されており、弁体122とアー
マチャ123は、コイル124の通電時においてスプリ
ング125の付勢力に抗して開弁側(図の右側)へ移動
する。また、本電磁弁120は、第1のステータ126
及び第2のステータ127を有する。上記構成の電磁弁
120では、コイル124への通電量により弁体122
の変位位置(リフト量)、すなわち流路面積が決まり、
流体流量が制御される。
は、アーマチャ123は、磁気回路を形成する1部品で
あるため、純鉄などの軟質磁性材料により構成される。
また、弁体122は、耐摩耗性の向上、摩擦力の低減の
ため焼入焼もどし処理を行う必要があり、例えば、高速
度鋼SKH51を焼入焼もどしして用いていた。かかる
場合、軟質磁性材料で構成されるアーマチャ123は、
磁気特性を悪化させることから焼入れを行うことができ
ないことや、弁体122とアーマチャ123とは各々要
求される機能が異なる等の理由から別部品で構成され、
圧入により両部材を一体化していた。
マチャ123と同様に磁気回路を形成する1部品である
ため、電磁ステンレス鋼などの軟質磁性材料により構成
される。また、バルブケース121は、弁体122と同
様に、耐摩耗性の向上、摩擦力の低減のため浸炭焼入な
どの処理を行う必要があり、例えば、クロムモリブデン
鋼SCM415を浸炭焼入して用いていた(焼入れ深さ
0.5mm程度)。かかる場合、軟質磁性材料で構成さ
れる第1のステータ126は、磁気特性を悪化させるこ
とから浸炭焼入れを行うことができないことや、バルブ
ケース121と第1のステータ126とは各々要求され
る機能が異なる等の理由から別部品で構成されていた。
能毎に個々の部材が設けられる。従って、部品点数を削
減することが困難であって、部品点数が多くなることが
原因で製造コストが高くなるという問題があった。
のであって、その目的とするところは、複数の機能を一
部材に持たせ、それにより部品構成の簡素化を図ること
ができる電磁弁を提供することである。
ス部材と、そのケース部材内を往復動する可動部材とを
備え、コイルが通電されることにより磁路が形成されて
前記可動部材が移動するよう構成される。
動部材には、ケース部材内を摺動して流路面積の変更を
行うための弁体機能と、磁路形成のためのアーマチャ機
能とを一体的に付加している。つまり、従来別々に設け
られていた弁体とアーマチャとを同一部材にて一体化し
た。その結果、複数の機能を一部材(この場合は可動部
材)に持たせ、それにより部品構成の簡素化を図ること
ができる。
軟質磁性材料から成り、その表面には表面処理又は熱処
理による硬化層を設けた。この場合、可動部材の材質を
軟質磁性材料とすることにより、良好なる磁気特性を持
たせることができる。また、可動部材の表面(摺動面)
に硬化層を設けたことにより耐摩耗性の向上や摩擦力の
低減を図り、弁体本来の機能を実現させることができ
る。それ故に、構成の簡素化を図りつつも、良好なる流
量制御を実現することが可能となる。
ケース部材には、可動部材を摺動可能に収容するための
シリンダ機能と、磁路形成のためのステータ機能とを一
体的に付加している。つまり、従来別々に設けられてい
たシリンダ(バルブケース)とステータとを同一部材に
て一体化した。その結果、請求項1の発明と同様に、複
数の機能を一部材(この場合はケース部材)に持たせ、
それにより部品構成の簡素化を図ることができる。
は軟質磁性材料から成り、その表面には表面処理又は熱
処理による硬化層を設けた。この場合、ケース部材の材
質を軟質磁性材料とすることにより、良好なる磁気特性
を持たせることができる。また、ケース部材の表面(摺
動面)に硬化層を設けたことにより耐摩耗性の向上や摩
擦力の低減を図り、シリンダ本来の機能を実現させるこ
とができる。それ故に、構成の簡素化を図りつつも、良
好なる流量制御を実現することが可能となる。
部材には、ケース部材内を摺動して流路面積の変更を行
うための弁体機能と、磁路形成のためのアーマチャ機能
とを一体的に付加し、その一方、ケース部材には、可動
部材を摺動可能に収容するためのシリンダ機能と、磁路
形成のためのステータ機能とを一体的に付加している。
その結果、既述の発明と同様に、複数の機能を一部材
(この場合は可動部材及びケース部材)に持たせ、それ
により部品構成の簡素化を図ることができる。
びケース部材は軟質磁性材料から成り、それらの表面に
は表面処理又は熱処理による硬化層を設けたので、やは
り同様に、構成の簡素化を図りつつも、良好なる流量制
御を実現することが可能となる。
ス部材は、可動部材を摺動可能に収容するための収容部
と、コイル通電時に可動部材のアーマチャ部を吸引する
ための吸引部とを備え、収容部にはシリンダ機能に加え
て磁路形成のためのステータ機能を付加し、更に収容部
と吸引部とを薄肉部を介して一体化した。この場合、シ
リンダ機能とステータ機能とがケース部材にて両立でき
ることに加え、吸引部の一体化も実現できる。それによ
り、上述の各発明と比べても、より一層の部品構成の簡
素化を図ることが可能となる。また、収容部と吸引部と
を薄肉部を介して一体化したことにより、コイルの通電
時には、ケース部材を流れる磁束が薄肉部で絞られ、可
動部材のアーマチャ部を流れる。これにより、可動部材
(アーマチャ部)に対する吸引力が発生し、可動部材が
所望の位置まで移動する。
は軟質磁性材料からなり、収容部の摺動面には表面処理
又は熱処理による硬化層を設けたので、やはり同様に、
構成の簡素化を図りつつも、良好なる流量制御を実現す
ることが可能となる。
に、可動部材のアーマチャ部に近づくほど外径が小さく
なるテーパ部を設けた。それにより、電磁弁の磁気特性
が向上する。
にはその軸方向に貫通する貫通路を設けて前記吸引部の
内部にも流体を導入すると共に、ケース部材にはその内
周面と外周面とを連通する流路を設け、可動部材の移動
により前記流路を開閉させる。そして、可動部材の貫通
路を流体流入部としてこの流体流入部に低圧流体を流入
させる一方、ケース部材の流路を流体排出部としてこの
流体排出部にて電磁弁下流側からの流体の圧力変動を受
けるよう構成した。この場合、可動部材の貫通路を介し
てケース部材の吸引部内、すなわち薄肉部付近にも流体
が流れ込むが、その貫通路は流体流入部として設けられ
ており、主に低圧流体が流入する。そのため、仮に電磁
弁下流側にて流体の圧力変動が生じ、それが電磁弁に伝
播されたとしてもその圧力変動が薄肉部に作用すること
はない。従って、流体の圧力変動に起因する薄肉部の損
傷が防止できる。
熱処理として軟窒化を行うのが望ましく(請求項1
1)、それにより部材表面に数μm程度の硬化層(薄い
硬化層)を形成すると良い。
プ等のハウジングに対して複数箇所でシールされるよう
にして組み付けられる電磁弁であって、ハウジングの被
取付面に対向し、且つ電磁弁の軸方向に直交するようシ
ール面を設けた。この場合、ハウジングへの組み付け時
には、ハウジングに対して電磁弁のシール面を押し付け
ることで組み付けを行うことができる。従って、電磁弁
に複数のリング状シール部材を周回させて配設する構成
と比較して、ハウジングへの組み付け性が向上する。
フトの回転に伴いプランジャが往復動し流体を加圧する
高圧ポンプに関するものであり、電磁弁を介して低圧流
体が流体圧送部に送られ、この流体圧送部より流体が圧
送される。この場合、高圧ポンプによる流体の圧送量が
電磁弁により適正に調量される。本発明の高圧ポンプ
は、例えば、ディーゼルエンジン用のコモンレール式燃
料噴射装置に好適に具体化できる。つまり、本発明の高
圧ポンプによれば、コモンレールに対して所望の高圧燃
料を圧送することが可能となり、コモンレール圧の制御
精度が向上する。
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。本実施の形態は、ディーゼルエンジン用のコモン
レール式燃料噴射装置として具体化されるものであり、
その概要として、可変吐出量高圧ポンプは燃料タンクか
ら低圧燃料を吸入し、その低圧燃料を高圧化した後コモ
ンレールに対して圧送する。コモンレールは、燃料噴射
圧に相当する高い所定圧の燃料を蓄圧する。可変吐出量
高圧ポンプは、例えば3つの圧力室を有する3系統圧送
ポンプであり、その燃料吸入部に配設された流量制御用
の電磁弁(リニアソレノイド弁)により3系統の燃料吐
出量を制御する。なお、コモンレール内の燃料圧力は、
周知の電子制御ユニット(ECU)により制御され、コ
モンレール圧が最適値となるように可変吐出量高圧ポン
プの吐出量が決定され、それに応じて電磁弁の駆動が制
御されるようになっている。
て図1〜図4を用いて説明する。ここで、図1は可変吐
出量高圧ポンプPの全体を示す断面図、図2は図1のA
−A線断面図、図3は燃料圧送部の構成を拡大して示す
断面図、図4は電磁弁30の構成を示す断面図である。
て、ポンプハウジング1a,1bには、滑り軸受け(フ
リクションベアリング)11,12によりドライブシャ
フト10が回転自在に支持されている。ドライブシャフ
ト10は、例えばエンジンが4気筒の場合に同エンジン
の4/3の回転と同期して回転駆動される。ドライブシ
ャフト10には、中心軸Q1に対して距離uだけ偏心し
た偏心部13が設けられており、その偏心部13は、滑
り軸受け(フリクションベアリング)14を介して偏心
カム15に対し回転自在となっている。
周面に3つの平坦部15a,15b,15cを有し、そ
の外方にはそれぞれ、シリンダ2a,2b,2cを有す
るボディ21a,21b,21cが配設されている。各
シリンダ2a〜2cにはプランジャ3a,3b,3cが
摺動自在に配設され、シリンダ2a〜2cの内壁面とプ
ランジャ3a〜3cの端面により圧力室4a,4b,4
cが各々区画形成されている。
い偏心部13が回転すると、偏心カム15の中心Q2
が、ドライブシャフト10の中心軸Q1を中心とする半
径「u」の円形経路(図中に破線で示す経路)に沿って
回転する。すると、偏心カム15の各平坦部15a〜1
5cが中心Q2の移動に伴い平行に動作し、プランジャ
3a〜3cがシリンダ2a〜2c内を往復摺動する。こ
れに伴い、圧力室4a〜4c内の低圧燃料が順次圧縮さ
れ高圧燃料となる。
路について図1を用いて説明する。図中、ポンプハウジ
ング1bの下端部にはボルト7により電磁弁30が取り
付けられており、その電磁弁30の周囲には燃料溜まり
室16が設けられている。電磁弁30は、コイル61を
内蔵するリニアソレノイド弁として構成され、コイル6
1に通電される電流量に応じて弁体63のリフト量(移
動量)、すなわち流路面積が決定される。但し、その詳
細な構成は後述する。
P1によって約15気圧(約1.5MPa)に加圧さ
れ、低圧流路Lを通して燃料溜まり室16に送出され
る。この場合、電磁弁30が開弁すると、燃料溜まり室
16からポンプハウジング1b側の低圧流路17に低圧
燃料が流出する。低圧流路17は、ポンプハウジング1
aに設けられた環状の低圧流路18を経由して、ポンプ
ハウジング1bに設けられた低圧流路19に連通し、さ
らに、流路24,25を通してプランジャ3a上部の圧
力室4aに連通している。また、低圧流路17は、図示
しない低圧流路を介して他の圧力室4b,4cにも連通
している。
には、逆止弁として機能するプレート5aが配設されて
いる。プレート5aには、流路25に対向しない位置に
複数個の貫通穴51aが形成されている。また、カバー
部材22及び流路形成部材23には高圧流路27,28
が形成され、高圧流路27には逆止弁として機能するボ
ール29が配設されている。
3aとの間には、ポンプハウジング1b内を摺動自在な
パッド31aが介設されている。パッド31aとボディ
21aとの間にはスプリング32aが配設され、その付
勢力によりパッド31aを偏心カム15の平坦部15a
に当接せしめている。それ故、偏心カム15が偏心して
動作する際、パッド31aは平坦部15aと一体的に図
の上下方向に往復動する。
ム15の平坦部15aが下降(図の下方への移動)を開
始すると、スプリング32aの付勢力によりパッド31
aも下降する。このとき、電磁弁30が開弁していれ
ば、燃料溜まり室16内の低圧燃料が図1の低圧流路1
7〜19、流路24,25及びプレート5aの貫通穴5
1aを経由して圧力室4aに流入し、プランジャ3aが
下降する。圧力室4aへの燃料流入量は弁体リフト量
(流路面積)により決まり、所望の燃料量が圧力室4a
内に流入すると、その時点でプランジャ3aとパッド3
1aとが離れる。例えば弁体リフト量が小さい時は、圧
力室4aに流入する燃料量が少ないためにパッド31a
の下降途中でプランジャ3aの下降が停止される。
ム15の平坦部15aが上昇に転じると、スプリング3
2aの付勢力に抗してパッド31aも上昇する。パッド
31aとプランジャ3aとが当接した後は、圧力室4a
の圧力が高くなり、プレート5aは流路形成部材23の
下面に密着する。かくして、流路25と圧力室4aとの
連通が遮断される。その後、圧力室4aの容積の減少に
伴い更に圧力が上昇して所定の圧力となると、ボール2
9が開弁位置に移動し、圧力室4a内の高圧燃料は高圧
流路27,28を通ってコモンレールに給送される。
をしたが、他の圧力室4b,4cの周辺も同様の構成を
有する。すなわち、図2に示されるように、偏心カム1
5の平坦部15b,15cとプランジャ3b,3cの間
にはパッド31b,31cがそれぞれ介設され、パッド
31b,31cはスプリング32b,32cの付勢力に
より平坦部15b,15cに当接している。プランジャ
3a〜3cは、何れもパッド31a〜31cとは独立に
設けられ、スプリング32a〜32cの付勢力は作用し
ないようになっている。
いて説明する。電磁弁30において、バルブケース9の
内周面にはシリンダ62が形成され、そのシリンダ62
内にスプールたる弁体63が摺動可能に収容されてい
る。なお、本実施の形態では、バルブケース9が本発明
の「ケース部材」に相当し、弁体63が「可動部材」に
相当する。バルブケース9には流路64,65が形成さ
れており、この流路64,65によりシリンダ62と図
1の燃料溜まり室16とが連通される。ここで、流路6
4は、弁体63の軸方向(左右方向)に延びる長い等幅
のスリットで構成されており、弁体63の移動に伴い流
路面積を自在に制御し、流体流量の細かな調量が実現で
きるようになっている。
通する連通流路71が形成されると共に、この連通流路
71と弁体63の外周面とを連通する流路66,67が
形成されている。外側の流路66は、バルブケース9の
流路64と位置合わせされつつ環状に設けられ、内側の
流路67は複数箇所にそれぞれ設けられる。この弁体6
3に形成される連通流路71は、その一端が図1の低圧
流路17に開口し、他端がスプリング69を収容するた
めのスプリング室60に開口している。つまり、静的に
は、弁体63の摺動方向(図の左右方向)に燃料圧力が
作用しないように当該弁体63が構成され、弁体63の
安定した作動が可能となる。
の左側にストッパ41が圧入固定されている。弁体63
は、ストッパ41に当接する方向にスプリング69によ
り常に付勢されている。このとき、ストッパ41に当接
する位置により、弁体63の閉弁側の移動範囲が規定さ
れる。
摺接する摺動部63aと、その摺動部63aよりも僅か
に小径の段差部63bと、先端部(図の右端)ほど外径
が小さくなるテーパ部63cとを有し、摺動部63aに
より電磁弁30の流路が開閉される。この場合、摺動部
63aに連続してテーパ部63cが設けられると、摺動
部63aへの異物の噛み込みが発生し易くなるが、その
間に段差部63bを設けることにより、異物の噛み込み
が防止できる。なお、弁体63の左端には圧力開放通路
63dが設けられており、弁体63に及ぼす圧力変化の
影響が排除されるようになっている。
摺動部63aとテーパ部63cとを連続的に設けても良
い。かかる場合、テーパ部63cを除く弁体63の全て
の外周部分において、弁体63とバルブケース9とのク
リアランスは、約2〜4μmと非常に小さくすることが
でき、効率の良い磁気回路が形成できる。
非磁性材料(例えば、オーステナイト系のステンレス鋼
SUS304)からなる挿入部材75を介してステータ
73が接合されている。これらバルブケース9、ステー
タ73及び挿入部材75は、レーザ溶接等により接合さ
れ、各部材9,73,75は互いに同軸で一体化されて
いる。これにより、ステータ73は、弁体63のテーパ
部63cに対向するよう配置されることとなる。
弁体63はスプリング69の付勢力により閉弁側に付勢
され、コイル61の非通電時には、弁体63がストッパ
41に当接する位置により閉弁側の弁体移動範囲が規制
される。この状態では、燃料溜まり室16と低圧流路1
7との連通が遮断される(図1参照)。また、コイル6
1の通電時には、弁体63がスプリング69の付勢力に
抗して開弁側に変位し、燃料溜まり室16と低圧流路1
7とが連通する。このとき、弁体63がステータ73に
吸引される力とスプリング69の付勢力とが釣り合う点
により、開弁側の弁体移動範囲が規制される。なお、コ
イル61への通電量により弁体63の変位位置が決定さ
れ、通電量を増加すると連通部の開口面積、すなわち流
路面積が増加する。
1を取り囲むように設けられており、ハウジング6とス
テータ73とは、図のAの位置で全周にわたりレーザ溶
接が施されて一体化されている。コイル61は樹脂製の
ボビン68に収容されている。また、ハウジング6とバ
ルブケース9とは、図のBの位置で全周にわたりレーザ
溶接が施されて一体化されている。各接合部は深さ0.
5mmで溶接されるので、各部材は強固に一体化され
る。電磁弁30の端部には、樹脂製のコネクタ76が射
出成形により形成されている。
が形成され、このフランジ部9aにはボルト7を挿通さ
せるための孔部9bが形成されている。故に、図1に示
すように、孔部9bにボルト7を挿通させることによ
り、電磁弁30が可変吐出量高圧ポンプPに組み付けら
れる。
1bの外壁(被取付面)に対向し、且つ電磁弁30の軸
方向に直交するようにしてシール面Sを設けている。そ
して、電磁弁30をポンプハウジング1bに組み付ける
際には、図1に示すように、バルブケース9の先端部に
Oリング35を周回させて配設すると共に、ポンプハウ
ジング1bと電磁弁30のシール面Sとの間にOリング
36を挟み込み、ポンプハウジング1bに対してシール
面Sを押し付けて組み付けを行う。これにより、燃料溜
まり室16が密閉状態で区画される。この場合、2つの
Oリング35,36について同軸性が要求されることは
ないので、電磁弁30を簡単にポンプハウジング1bに
組み付けることができる。
0では、バルブケース121の外周に設けたOリング1
31と、第1のステータ126の外周に設けたOリング
132とにより被取付面とのシールが行われる、異径同
軸Oリングシール構造となっていた。そのため、電磁弁
120の組み付け性が悪いという課題があった。これに
対して本実施の形態の電磁弁30では、従来の課題が解
消される。
は、シリンダ62内を摺動して流路面積の変更を行うと
いった弁体本来の機能の他、磁路形成のためのアーマチ
ャ機能を兼ね備えており、その2つの機能を両立させる
べく以下のように構成される。
実現すべく、その材質を純鉄又は低炭素鋼などの軟質磁
性材料とする。また、軟質磁性材料は、磁気特性を悪化
させることから焼き入れ等の熱処理を施すことができな
い反面、弁体として機能させるには、耐摩耗性の向上、
摩擦力の低減、並びに表面硬さの向上が要求される。そ
こで、弁体63にNiPメッキ(ニッケル・燐メッキ)
を施し、その表面に薄い硬化層を設ける。実際には、メ
ッキ厚さ約5〜15μmでNiPメッキを施す。これに
より、弁体63の表面硬さがHv700〜1100とな
り、磁気特性を保持しつつ、耐摩耗性の向上、摩擦力の
低減が実現される。
化を施すようにしても良い。この軟窒化は熱処理の一種
であり、弁体63の表面に硬化層(化合物層)が約7〜
20μm形成され、その下に拡散層が約0.1〜0.2
mm形成される。この場合、表面硬さはHv450〜6
50程度以上となる。また、DLC(ダイヤモンドライ
クカーボン)などのセラミックコーティングを施すよう
にしてもよい。DLCは、コーティング膜厚2〜4μm
で、表面の硬さはHv2000〜3000と非常に高く
なる。何れにしろ、弁体63の磁気特性を保ちつつ、耐
摩耗性の向上、摩擦力の低減が可能となる。
可能に収容するシリンダ機能の他に、磁路形成のための
ステータ機能を兼ね備えており、その2つの機能を両立
させるべく以下のように構成される。
能を実現すべく、その材質を電磁ステンレス鋼(フェラ
イト系のステンレス鋼SUS13等)などの軟質磁性材
料とする。また、軟質磁性材料は、磁気特性を悪化させ
ることから焼き入れ等の熱処理を施すことができない反
面、シリンダとして機能させるには、耐摩耗性の向上、
摩擦力の低減、並びに表面硬さの向上が要求される。そ
こで、弁体63と同様に、バルブケース9にNiPメッ
キを施し、その表面(シリンダ62)に薄い硬化層を設
ける。実際には、メッキ厚さ約5〜15μmでNiPメ
ッキを施す。なお、NiPメッキに代えて、軟窒化やD
LCなどをバルブケース9に施しても良い。これによ
り、バルブケース9は、磁気特性を保持しつつ、耐摩耗
性の向上、摩擦力の低減が実現される。
に表面処理や熱処理により薄い硬化層を設ける際、全表
面にこうした硬化処理を施しても良いし、或いは、摺動
面以外はマスキングを行い、摺動面にのみ硬化処理を施
すようにしても良い。
面には、各々硬化層が形成されるので、弁体63は、バ
ルブケース9のシリンダ62内をスムーズに移動するこ
とが可能となる。
に示す効果が得られる。本実施の形態の電磁弁30で
は、弁体63は、弁体本来の機能とアーマチャ機能とを
併せ持ち、その一方、バルブケース9は、シリンダ機能
とステータ機能とを併せ持つので、複数の機能を一部材
に持たせ、それにより部品構成の簡素化を図ることがで
きる。この場合、部品点数の削減が可能となることか
ら、コストダウンを図ることができる。
磁性材料から成り、それらの表面には表面処理又は熱処
理による硬化層を設けたので、構成の簡素化を図りつつ
も、良好なる流量制御(すなわち、良好な電磁弁30の
開閉動作)を実現することが可能となる。
面に硬化層を形成したので、流路64と流路66の連通
部分周辺にキャビテーションが発生してもそのキャビテ
ーションによる壊食が防止できる効果も得られる。ま
た、流路64と流路66との間に異物がかみ込んでも表
面が硬いために弁体63が変形することはなく、その後
異物が通り過ぎると正常作動となる。
対向し、且つ電磁弁30の軸方向に直交するようシール
面Sを設けたので、ポンプハウジング1bへの組み付け
性が向上する。
が実現できることにより、可変吐出量高圧ポンプPとし
ても燃料圧送量が適正に調整できるようになる。ひいて
は、コモンレール圧の制御精度が向上する。
形態を説明する。但し、以下の各実施の形態では、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。 (第2の実施の形態)図5を用いて第2の実施の形態に
ついて説明する。前記図4との相違点として、図5の電
磁弁80では、弁体81とアーマチャ82とを別体で設
け、それらを組み付けることによって「可動部材」を構
成している。つまり、弁体81の一端がアーマチャ82
に圧入されている。弁体81は、例えば、クロムモリブ
デン鋼SCM415を浸炭焼入して作られ、摩擦係数を
低減すべく外径がラップ仕上されている。また、アーマ
チャ82は、純鉄や低炭素鋼などの軟磁性材料で作られ
ている。但し、バルブケース9は、上記図4と同様、シ
リンダ機能とステータ機能とを兼ね備えた一体物であ
り、その構成は既述した通りである。
す電磁弁30に比べて若干の部品点数増加があるが、シ
リンダ機能とステータ機能とをバルブケース9が兼ね備
えることにより、複数の機能を一部材(この場合はバル
ブケース9)に持たせ、それにより部品構成の簡素化を
図ることができる。この場合、部品点数の削減が可能と
なることから、コストダウンを図ることができる。
成り、その表面には表面処理又は熱処理による硬化層を
設けたので、上記第1の実施の形態と同様に、構成の簡
素化を図りつつも、良好なる流量制御を実現することが
可能となる。
実施の形態について説明する。前記図4との相違点とし
て、図6の電磁弁90では、バルブケース91とシリン
ダ部材92とを別体で設け、それらを組み付けることに
よって「ケース部材」を構成している。つまり、バルブ
ケース91にシリンダ部材92が圧入固定されており、
シリンダ部材92内を弁体63が摺動自在となってい
る。シリンダ部材92は、弁体63の閉弁位置を規定す
るストッパとしても機能する。なお、シリンダ部材92
とストッパとを別体としても構わない。バルブケース9
1には、図1に示す燃料溜まり室16に連通する通路9
1aが形成され、シリンダ部材92には、通路91aに
連通する通路92aが形成されている。バルブケース9
1は、純鉄や低炭素鋼などの軟磁性材料で作られ、シリ
ンダ部材92は、例えば、クロムモリブデン鋼SCM4
15を浸炭焼入して作られている。但し、弁体63は、
上記図4と同様、弁体機能とアーマチャ機能とを兼ね備
えた一体物であり、その構成は既述した通りである。
す電磁弁30に比べて若干の部品点数増加があるが、弁
体機能とアーマチャ機能とを弁体63が兼ね備えること
により、複数の機能を一部材(この場合は弁体63)に
持たせ、それにより部品構成の簡素化を図ることができ
る。この場合、部品点数の削減が可能となることから、
コストダウンを図ることができる。
その表面には表面処理又は熱処理による硬化層を設けた
ので、上記第1の実施の形態と同様に、構成の簡素化を
図りつつも、良好なる流量制御を実現することが可能と
なる。
実施の形態について説明する。前記図4の電磁弁30で
は、バルブケース9に挿入部材75を介してステータ7
3を接合していたのに対し、図7に示す電磁弁100で
は、これらバルブケース9、挿入部材75及びステータ
73を一体化して同一部材にて構成する。
0は、「ケース部材」としてのバルブケース101を有
しており、このバルブケース101に形成したシリンダ
102には、「可動部材」としての弁体103が摺動可
能に収容されている。このバルブケース101におい
て、弁体103を収容する収容部101a(フランジ部
9aを含む図の左側部分)は、前記図4におけるバルブ
ケース9の構成と同一であり、この収容部101aは弁
体103を摺動可能に収容するシリンダ機能に加え、磁
路形成のためのステータ機能を兼ね備える。なお、弁体
103は、前記図4の弁体63と同様に、シリンダ内を
摺動して流路面積を変更するといった弁体本来の機能に
加え、磁路形成のためのアーマチャ機能を兼ね備える。
5が形成されている。また、弁体103には、その軸方
向に延び内部を貫通する貫通路としての連通流路106
が形成されると共に、この連通流路106と弁体103
の外周面とを連通する流路107が例えば2箇所に設け
られている。
時に弁体103のアーマチャ部103aを吸引するため
の吸引部101bを備えており、この吸引部101bは
前記収容部101aに対して薄肉部101cを介して連
結されている。つまり、バルブケース101は、収容部
101a、吸引部101b及び薄肉部101cにより一
体形成されている。薄肉部101cには、弁体103
(アーマチャ部103a)に近づくほど外径が小さくな
るテーパ部101dが設けられている。
ブケース101を流れる磁束が薄肉部101cで絞ら
れ、弁体103のアーマチャ部103aを流れる。これ
により、弁体103(アーマチャ部103a)に対する
吸引力が発生し、弁体103がスプリング69の付勢力
に抗して所望の位置まで移動する。このとき、バルブケ
ース101の流路104,105と弁体103の流路1
07とが連通されると、その連通した流路面積に応じて
燃料が流れる。
度上の問題が生じ、肉厚が厚すぎると磁束が流れすぎて
性能が悪化する。このことから、薄肉部101cの肉厚
は、強度や磁気性能を考慮して最適値に合わせ込むのが
望ましく、本実施の形態では一例として0.3〜0.7
mmとする。
63の先端部にテーパ部63cを設けたが、本実施の形
態では、これに代えてバルブケース101にテーパ部1
01dを設けている。つまり、前記図4の構成では、挿
入部材75との溶接性を考えるとステータ73にテーパ
部を設けるのが難しいが、本実施の形態の構成ではテー
パ部101dを設けることが容易となる。それ故、電磁
弁100の磁気特性が向上する。
ケース9と同様、その材質を電磁ステンレス鋼(フェラ
イト系のステンレス鋼SUS13等)や低炭素鋼(S1
0C等)などの軟質磁性材料とする。なおここで、前記
図4の構成では挿入部材75との溶接性を考慮して、バ
ルブケース材料として電磁ステンレス鋼が望ましかった
が、図7の構成では挿入部材75を溶接する必要がない
ので、電磁ステンレス鋼より最大磁束密度の高い低炭素
鋼(S10C等)が使用できる。
処理(NiPメッキ,DLCなど)や熱処理(軟窒化な
ど)により薄い硬化層が設けられている。なお、硬化層
は少なくともシリンダ102の摺動面にのみ設ければ良
い。但し本実施の形態では、以下に述べる理由から軟窒
化により硬化層を設けるのが特に望ましい。すなわち、
バルブケース101の吸引力は薄肉部101cに流れる
磁束の分だけ低減されるが、軟窒化を施すと硬化層、拡
散層が形成され、硬化層、拡散層を流れる磁束が少なく
なるため、薄肉部101cの磁気絞り効果が大きくな
る。
3と同様、その材質を純鉄又は低炭素鋼などの軟質磁性
材料とする。また、弁体103の外表面には表面処理
(NiPメッキ,DLCなど)や熱処理(軟窒化など)
により薄い硬化層が設けられている。
変吐出量高圧ポンプPに組み付けた状態を示す断面図で
ある。なお、図8は、電磁弁100及びその周りの流路
構成を変更した以外は前記図1と同様の構成を持つ。
フィードポンプP1によって加圧された後、低圧流路L
を通して流路111に送出される。流路111の燃料
は、弁体103の連通流路106に流入した後、弁体1
03及びバルブケース101の流路(図7の104,1
05,107)を通り、更に流路112を介して低圧流
路17に流出する。すなわち、弁体103の連通流路1
06が流体流入部、バルブケース101の流路104,
105が流体排出部となっている。この場合、電磁弁下
流側の燃料圧送部からの燃料圧力変動は流体排出部(バ
ルブケース101の流路104,105)に作用する。
送部において、プランジャ3aの上動時には圧力室4a
の圧力が高くなり、プレート5aが流路形成部材23の
下面に密着する。その時、高速回転時であれば、プレー
ト5aの移動に伴い流路25にピーク圧力が約6MPa
の衝撃圧力波(圧力変動)が発生し、その衝撃圧力波が
流路24、低圧流路19,18,17,112を伝わ
り、電磁弁100まで伝播される。この場合、電磁弁1
00が開弁していたとしても、バルブケース101と弁
体103との流路の連通部分が絞りとなって衝撃圧力波
が弱まり、連通流路106に伝播される。従って、衝撃
圧力波が弱まってスプリング室60に伝わると共にバル
ブケース101の薄肉部101cに作用する。要する
に、衝撃圧力波(圧力変動)がそのまま薄肉部101c
に作用することはなく、その衝撃圧力波に起因する薄肉
部101cの損傷が防止できる。故に、電磁弁100の
信頼性が向上する。
0によれば、既述の各実施の形態と同様に、弁体103
は、弁体本来の機能とアーマチャ機能とを併せ持ち、そ
の一方、バルブケース101(収容部101a)はシリ
ンダ機能とステータ機能とを併せ持つので、複数の機能
を一部材に持たせ、それにより部品構成の簡素化を図る
ことができる。この場合、部品点数の削減が可能となる
ことから、コストダウンを図ることができる。更にバル
ブケース101の収容部101aと吸引部101bとを
薄肉部101cを介して一体化したので、吸引部101
bの一体化も実現できる。この吸引部101bは、前記
図4ではステータ73に相当し、このステータ73もバ
ルブケース101に一体化した構成になるので、上述の
各実施の形態と比べても、より一層の部品構成の簡素化
(部品点数の削減)を図ることができる。なお、図9に
示す従来の電磁弁120と比べれば、電磁弁100のバ
ルブケース101は、第1のステータ126と第2のス
テータ127との両方のステータ機能を持つことにな
る。
具体化できる。上記実施の形態では、耐摩耗性の向上や
摩擦力の低減を図るべく、弁体(可動部材)やバルブケ
ース(ケース部材)の表面に薄い硬化層を設けたが、耐
摩耗性の向上や摩擦力の低減が要求されない電磁弁で
は、上記硬化層を設けなくても良い。
ローズの電磁弁を例示したが、ノーマリオープンの電磁
弁として具体化しても良い。また、コイルの非通電時
に、僅かな流路面積(開弁量)を保持するような構成と
しても良い。例えば、図4に示す電磁弁30において、
コイル非通電時に流路64と流路66とを僅かに連通さ
せておき、通電量を増加させるに従い流路面積が増加す
るように構成する。
(比例電磁弁)として具体化したが、弁体が開弁位置と
閉弁位置との2位置で移動するON/OFF式の電磁弁
であっても良い。
プの燃料流量を制御するための電磁弁として本発明を具
体化したが、他の具体化も可能である。例えば、電磁式
の燃料噴射弁に適用したり、ABS(アンチロックブレ
ーキシステム)等を備えるブレーキ装置やその他、作動
油の油圧制御装置に適用したりしてもよい。
図。
断面図。
断面図。
断面図。
図。
9…バルブケース、30…電磁弁、61…コイル、63
…弁体、80…電磁弁、81…弁体、82…アーマチ
ャ、90…電磁弁、91…バルブケース、92…シリン
ダ部材、100…電磁弁、101…バルブケース、10
1a…収容部、101b…吸引部、101c…薄肉部、
103…弁体、103a…アーマチャ部、104,10
5…流路、106…連通流路。
Claims (13)
- 【請求項1】ケース部材と、そのケース部材内を往復動
する可動部材とを備え、コイルが通電されることにより
磁路が形成されて前記可動部材が移動する電磁弁であっ
て、 前記可動部材には、前記ケース部材内を摺動して流路面
積の変更を行うための弁体機能と、磁路形成のためのア
ーマチャ機能とを一体的に付加したことを特徴とする電
磁弁。 - 【請求項2】前記可動部材は軟質磁性材料から成り、そ
の表面には表面処理又は熱処理による硬化層を設けた請
求項1に記載の電磁弁。 - 【請求項3】ケース部材と、そのケース部材内を往復動
する可動部材とを備え、コイルが通電されることにより
磁路が形成されて前記可動部材が移動する電磁弁であっ
て、 前記ケース部材には、前記可動部材を摺動可能に収容す
るためのシリンダ機能と、磁路形成のためのステータ機
能とを一体的に付加したことを特徴とする電磁弁。 - 【請求項4】前記ケース部材は軟質磁性材料から成り、
その表面には表面処理又は熱処理による硬化層を設けた
請求項3に記載の電磁弁。 - 【請求項5】ケース部材と、そのケース部材内を往復動
する可動部材とを備え、コイルが通電されることにより
磁路が形成されて前記可動部材が移動する電磁弁であっ
て、 前記可動部材には、前記ケース部材内を摺動して流路面
積の変更を行うための弁体機能と、磁路形成のためのア
ーマチャ機能とを一体的に付加し、その一方、前記ケー
ス部材には、前記可動部材を摺動可能に収容するための
シリンダ機能と、磁路形成のためのステータ機能とを一
体的に付加したことを特徴とする電磁弁。 - 【請求項6】前記可動部材及び前記ケース部材は軟質磁
性材料から成り、それらの表面には表面処理又は熱処理
による硬化層を設けた請求項5に記載の電磁弁。 - 【請求項7】ケース部材と、そのケース部材内を往復動
する可動部材とを備え、コイルが通電されることにより
磁路が形成されて前記可動部材が移動する電磁弁であっ
て、 前記ケース部材は、前記可動部材を摺動可能に収容する
ための収容部と、コイル通電時に可動部材のアーマチャ
部を吸引するための吸引部とを備え、前記収容部にはシ
リンダ機能に加えて磁路形成のためのステータ機能を付
加し、更に前記収容部と前記吸引部とを薄肉部を介して
一体化したことを特徴とする電磁弁。 - 【請求項8】前記ケース部材は軟質磁性材料からなり、
前記収容部の摺動面には表面処理又は熱処理による硬化
層を設けた請求項7に記載の電磁弁。 - 【請求項9】前記薄肉部には、前記可動部材のアーマチ
ャ部に近づくほど外径が小さくなるテーパ部を設けた請
求項7又は8に記載の電磁弁。 - 【請求項10】前記可動部材にはその軸方向に貫通する
貫通路を設けて前記吸引部の内部にも流体を導入すると
共に、前記ケース部材にはその内周面と外周面とを連通
する流路を設け、可動部材の移動により前記流路を開閉
する電磁弁であり、 前記可動部材の貫通路を流体流入部としてこの流体流入
部に低圧流体を流入させる一方、前記ケース部材の流路
を流体排出部としてこの流体排出部にて電磁弁下流側か
らの流体の圧力変動を受けるよう構成した請求項7〜9
の何れかに記載の電磁弁。 - 【請求項11】請求項2,4,6,8の何れかに記載の
電磁弁において、軟窒化により部材表面に数μm程度の
硬化層を形成した電磁弁。 - 【請求項12】ポンプ等のハウジングに対して複数箇所
でシールされるようにして組み付けられる電磁弁であっ
て、 ハウジングの被取付面に対向し、且つ電磁弁の軸方向に
直交するようシール面を設けた請求項1〜11の何れか
に記載の電磁弁。 - 【請求項13】請求項1〜12の何れかに記載の電磁弁
を用い、ドライブシャフトの回転に伴いプランジャが往
復動し流体を加圧する高圧ポンプであり、前記電磁弁を
介して低圧流体を流体圧送部に送り、この流体圧送部よ
り流体を圧送する高圧ポンプ。
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