JP2002104029A - 車両用シートのクッション跳ね上げ装置 - Google Patents
車両用シートのクッション跳ね上げ装置Info
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- cushion
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/12—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable
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- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3038—Cushion movements
- B60N2/304—Cushion movements by rotation only
- B60N2/3045—Cushion movements by rotation only about transversal axis
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- B60N2/3009—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis
- B60N2/3011—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis the back-rest being hinged on the cushion, e.g. "portefeuille movement"
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- Transportation (AREA)
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 前ヒンジ方式のシートクッションを跳ね上げ
て前倒れさせたりあるいは元の着座位置に戻す際に、そ
の最前傾位置もしくは着座位置の手前で一旦停止させる
機構を少ない部品点数で構成する。 【解決手段】 着座位置P1にあるシートクッション4
を跳ね上げて前倒れさせると、クッションプレート7側
の前傾ストッパー20が前傾ロック位置R1にあるロッ
クプレート23に当接して直立姿勢位置P3にて一旦停
止させる。その状態でシート1を後方にスライドさせる
とロックプレート23が後傾ロック位置R2に切り換わ
り、シートクッション4をクッションプレート7ととも
にフルフラットとなるような最前傾位置までさらに前倒
れさせることが可能となる。
て前倒れさせたりあるいは元の着座位置に戻す際に、そ
の最前傾位置もしくは着座位置の手前で一旦停止させる
機構を少ない部品点数で構成する。 【解決手段】 着座位置P1にあるシートクッション4
を跳ね上げて前倒れさせると、クッションプレート7側
の前傾ストッパー20が前傾ロック位置R1にあるロッ
クプレート23に当接して直立姿勢位置P3にて一旦停
止させる。その状態でシート1を後方にスライドさせる
とロックプレート23が後傾ロック位置R2に切り換わ
り、シートクッション4をクッションプレート7ととも
にフルフラットとなるような最前傾位置までさらに前倒
れさせることが可能となる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートの跳ね
上げ装置に関し、特にステーションワゴンタイプ車やワ
ンボックス車等に代表されるようにセカンドシート(2
列目シート)もしくはサードシート(3列目シート)を
備えた車両において、そのセカンドシートもしくはサー
ドシートのシートクッションを前ヒンジ方式にて跳ね上
げて前倒れさせることにより荷室空間の拡大化を図れる
ようにした車両用シートの跳ね上げ装置に関する。
上げ装置に関し、特にステーションワゴンタイプ車やワ
ンボックス車等に代表されるようにセカンドシート(2
列目シート)もしくはサードシート(3列目シート)を
備えた車両において、そのセカンドシートもしくはサー
ドシートのシートクッションを前ヒンジ方式にて跳ね上
げて前倒れさせることにより荷室空間の拡大化を図れる
ようにした車両用シートの跳ね上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の座席であるセカンドシートもしく
はサードシートを前ヒンジ方式にて跳ね上げた上、着座
姿勢位置からほぼ180度反転させてフラット状態にな
るまで前倒れさせる一方、先にシートクッションが位置
していた位置までシートバックを前倒れさせてシート全
体をいわゆるフルフラット状態になるまで折り畳むこと
により、居室空間の一部を荷室空間として拡大化できる
ようしたものが知られている。
はサードシートを前ヒンジ方式にて跳ね上げた上、着座
姿勢位置からほぼ180度反転させてフラット状態にな
るまで前倒れさせる一方、先にシートクッションが位置
していた位置までシートバックを前倒れさせてシート全
体をいわゆるフルフラット状態になるまで折り畳むこと
により、居室空間の一部を荷室空間として拡大化できる
ようしたものが知られている。
【0003】この種の車両用シートの跳ね上げ装置にお
いては、一般に利便性を考慮してリターンスプリング等
によって予め跳ね上げ力が付与されているものの、ロッ
ク解除操作と同時に上記跳ね上げ力によってシートクッ
ションが一気に前倒れ動作することは必ずしも好ましく
なく、例えばシートクッションが前倒れストロークの中
間位置である直立姿勢位置となった時点で一旦停止させ
たり、あるいは前倒れ限界位置に向かって徐々に減速さ
せるなどの対策を講じたものがある。
いては、一般に利便性を考慮してリターンスプリング等
によって予め跳ね上げ力が付与されているものの、ロッ
ク解除操作と同時に上記跳ね上げ力によってシートクッ
ションが一気に前倒れ動作することは必ずしも好ましく
なく、例えばシートクッションが前倒れストロークの中
間位置である直立姿勢位置となった時点で一旦停止させ
たり、あるいは前倒れ限界位置に向かって徐々に減速さ
せるなどの対策を講じたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のように跳ね上
げ,前倒れ動作中のシートクッションを直立姿勢位置に
て一旦停止させるタイプのものでは、独立したロック機
構を付加する必要があるため、部品点数の増加によるコ
ストアップが余儀なくされるばかりでなく、その直立姿
勢位置でのロック解除のための操作が余分に必要とな
り、操作性が低下することとなって好ましくない。
げ,前倒れ動作中のシートクッションを直立姿勢位置に
て一旦停止させるタイプのものでは、独立したロック機
構を付加する必要があるため、部品点数の増加によるコ
ストアップが余儀なくされるばかりでなく、その直立姿
勢位置でのロック解除のための操作が余分に必要とな
り、操作性が低下することとなって好ましくない。
【0005】また、後者のようにシートクッションが跳
ね上げ,前倒れする過程でその動きを徐々に減速させる
タイプのものでは、その減速度合いはリターンスプリン
グのスプリング力や別に設けたダンパー等によってチュ
ーニングすることになるものの、スプリング力のばらつ
きや可動部の摺動抵抗の影響のために最適な減速度合い
にチューニングすることが難しく、減速度合いが必ずし
も安定しないばかりでなく、特にダンパーを用いた場合
には著しいコストアップを招く結果となって好ましくな
い。
ね上げ,前倒れする過程でその動きを徐々に減速させる
タイプのものでは、その減速度合いはリターンスプリン
グのスプリング力や別に設けたダンパー等によってチュ
ーニングすることになるものの、スプリング力のばらつ
きや可動部の摺動抵抗の影響のために最適な減速度合い
にチューニングすることが難しく、減速度合いが必ずし
も安定しないばかりでなく、特にダンパーを用いた場合
には著しいコストアップを招く結果となって好ましくな
い。
【0006】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、シートクッションを跳ね上げ,前倒れさせ
る過程で一旦停止させることを前提としつつも、特に部
品点数を削減して軽量,低コスト化を図った車両用シー
トのクッション跳ね上げ装置を提供しようとするもので
ある。
れたもので、シートクッションを跳ね上げ,前倒れさせ
る過程で一旦停止させることを前提としつつも、特に部
品点数を削減して軽量,低コスト化を図った車両用シー
トのクッション跳ね上げ装置を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートスライド装置のアッパーレールにシートクッ
ション前端部のクッションプレートを回転可能に連結し
てクッションヒンジとする一方、上記クッションプレー
トは着座位置に相当する最後傾位置とその最後傾位置か
ら前方側に反転させた最前傾位置との間で回転可能であ
って且つ上記最前傾位置方向に回動付勢されていること
により、上記クッションヒンジのヒンジ中心を回転中心
としてシートクッションを着座位置から跳ね上げて最前
傾位置まで前倒れ可能に構成した車両用シートのクッシ
ョン跳ね上げ装置であることを前提としている。
は、シートスライド装置のアッパーレールにシートクッ
ション前端部のクッションプレートを回転可能に連結し
てクッションヒンジとする一方、上記クッションプレー
トは着座位置に相当する最後傾位置とその最後傾位置か
ら前方側に反転させた最前傾位置との間で回転可能であ
って且つ上記最前傾位置方向に回動付勢されていること
により、上記クッションヒンジのヒンジ中心を回転中心
としてシートクッションを着座位置から跳ね上げて最前
傾位置まで前倒れ可能に構成した車両用シートのクッシ
ョン跳ね上げ装置であることを前提としている。
【0008】そして、シートスライド位置に応じてその
位置が選択的に切り換えられるように上記アッパーレー
ルに設けられたロックプレートと、上記クッションプレ
ートに設けられて、シートが居室領域にあることを条件
にシートクッションを最後傾位置から跳ね上げた時にロ
ックプレートに当接してそのシートクッションを最前傾
位置よりも所定量手前の中間位置にて一旦停止させる一
方、シートを居室領域から荷室領域にスライドさせた時
にはロックプレートの選択切換動作に応じてシートクッ
ションの最前傾位置までの前倒れを許容する前傾ストッ
パーと、同じく上記クッションプレートに設けられて、
シートが荷室領域にあることを条件にシートクッション
を最前傾位置から最後傾位置に向かって後傾させた時に
ロックプレートに当接してそのシートクッションを最後
傾位置よりも所定量手前のインターロック位置にて一旦
停止させる一方、シートを荷室領域から居室領域にスラ
イドさせた時にはロックプレートの選択切換動作に応じ
てシートクッションの最後傾位置までの後傾復帰動作を
許容する後傾ストッパーと、を備えていることを特徴と
している。
位置が選択的に切り換えられるように上記アッパーレー
ルに設けられたロックプレートと、上記クッションプレ
ートに設けられて、シートが居室領域にあることを条件
にシートクッションを最後傾位置から跳ね上げた時にロ
ックプレートに当接してそのシートクッションを最前傾
位置よりも所定量手前の中間位置にて一旦停止させる一
方、シートを居室領域から荷室領域にスライドさせた時
にはロックプレートの選択切換動作に応じてシートクッ
ションの最前傾位置までの前倒れを許容する前傾ストッ
パーと、同じく上記クッションプレートに設けられて、
シートが荷室領域にあることを条件にシートクッション
を最前傾位置から最後傾位置に向かって後傾させた時に
ロックプレートに当接してそのシートクッションを最後
傾位置よりも所定量手前のインターロック位置にて一旦
停止させる一方、シートを荷室領域から居室領域にスラ
イドさせた時にはロックプレートの選択切換動作に応じ
てシートクッションの最後傾位置までの後傾復帰動作を
許容する後傾ストッパーと、を備えていることを特徴と
している。
【0009】また請求項2に記載の発明は、上記ロック
プレートは、シートが居室領域まで移動した時には前傾
ロック位置に切り換えられる一方でシートが荷室領域ま
で移動した時には後傾ロック位置に切り換えられるよう
になっていることを特徴としている。
プレートは、シートが居室領域まで移動した時には前傾
ロック位置に切り換えられる一方でシートが荷室領域ま
で移動した時には後傾ロック位置に切り換えられるよう
になっていることを特徴としている。
【0010】これら請求項1,2に記載の発明の場合、
上記シートクッションとともにシートを形成することに
なるシートバックとしては、少なくとも前倒れ可能な構
造のもの、より望ましくはリクライニング可能で且つ前
倒れ可能な構造のものを用いるのが望ましい。
上記シートクッションとともにシートを形成することに
なるシートバックとしては、少なくとも前倒れ可能な構
造のもの、より望ましくはリクライニング可能で且つ前
倒れ可能な構造のものを用いるのが望ましい。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明は、上記請
求項1または2に記載の発明を前提とした上で、シート
はシートスライド装置におけるスライドストロークのス
トロークエンドでのみスライドロックされるようになっ
ている一方、アッパーレールには、シートが居室領域側
のストロークエンドに位置している時とそれ以外の位置
にある時とでその位置が切り換えられる検知レバーが設
けられているとともに、この検知レバーの動きに上記ロ
ックプレートが連動するようになっていることを特徴と
している。
求項1または2に記載の発明を前提とした上で、シート
はシートスライド装置におけるスライドストロークのス
トロークエンドでのみスライドロックされるようになっ
ている一方、アッパーレールには、シートが居室領域側
のストロークエンドに位置している時とそれ以外の位置
にある時とでその位置が切り換えられる検知レバーが設
けられているとともに、この検知レバーの動きに上記ロ
ックプレートが連動するようになっていることを特徴と
している。
【0012】したがって、請求項1,2に記載の発明で
は、シートが居室領域にある状態で荷室領域を拡大化す
るべく例えば跳ね上げレバー操作等によりシートクッシ
ョンを跳ね上げ操作すると、シートクッションは予め付
与されている回動付勢力のために自立的に前ヒンジ方式
にて跳ね上がって前倒れ動作するものの、アッパーレー
ル側のロックプレートとクッションプレート側の前傾ス
トッパーとの当接のために、シートクッションが最前傾
位置よりも所定量だけ手前の所定位置例えば直立姿勢位
置になるとその位置で一旦停止する。これは、シートが
居室領域にあるかぎりシートクッションは最前傾位置ま
では前倒れさせることができないことを意味し、荷室領
域を拡大化させるためにはシートを荷室領域までスライ
ドさせる必要があることを乗員に認識させる。
は、シートが居室領域にある状態で荷室領域を拡大化す
るべく例えば跳ね上げレバー操作等によりシートクッシ
ョンを跳ね上げ操作すると、シートクッションは予め付
与されている回動付勢力のために自立的に前ヒンジ方式
にて跳ね上がって前倒れ動作するものの、アッパーレー
ル側のロックプレートとクッションプレート側の前傾ス
トッパーとの当接のために、シートクッションが最前傾
位置よりも所定量だけ手前の所定位置例えば直立姿勢位
置になるとその位置で一旦停止する。これは、シートが
居室領域にあるかぎりシートクッションは最前傾位置ま
では前倒れさせることができないことを意味し、荷室領
域を拡大化させるためにはシートを荷室領域までスライ
ドさせる必要があることを乗員に認識させる。
【0013】そして、シートクッションを所定の中間位
置に保持したままシート全体を荷室領域までスライドさ
せると、ロックプレートが切換動作することによりその
ロックプレートと先の前傾ストッパーとの当接が解除さ
れ、この時点で初めてシートクッションを最前傾位置ま
で前倒れさせることが可能となる。つまり、シートクッ
ションはクッションプレートに予め付与されている回動
付勢力によって前倒れ動作し、最終的には自重によって
その前倒れ状態を自己保持するかたちとなる。
置に保持したままシート全体を荷室領域までスライドさ
せると、ロックプレートが切換動作することによりその
ロックプレートと先の前傾ストッパーとの当接が解除さ
れ、この時点で初めてシートクッションを最前傾位置ま
で前倒れさせることが可能となる。つまり、シートクッ
ションはクッションプレートに予め付与されている回動
付勢力によって前倒れ動作し、最終的には自重によって
その前倒れ状態を自己保持するかたちとなる。
【0014】この状態で、シートバックも前倒れさせ
て、例えば先にシートクッションが位置していた位置ま
でシートバックを前倒れさせることにより、シートクッ
ションおよびシートバックがともにいわゆるフルフラッ
ト状態となるように折り畳まれて、荷室領域の拡大化に
寄与することになる。
て、例えば先にシートクッションが位置していた位置ま
でシートバックを前倒れさせることにより、シートクッ
ションおよびシートバックがともにいわゆるフルフラッ
ト状態となるように折り畳まれて、荷室領域の拡大化に
寄与することになる。
【0015】一方、上記のようにシートが荷室領域にあ
る状態において、予めシートバックをフルフラット状態
から起こした上でシートクッションを元の着座位置に戻
すべくそのシートクッションを後傾操作した場合には、
シートクッションの後傾操作は可能であるものの、アッ
パーレール側のロックプレートとクッションプレート側
の後傾ストッパーとの当接のためにシートクッションが
最後傾位置よりも所定量手前のインターロック位置にな
るとその位置で一旦停止する。これは、シートが荷室領
域にあるかぎりシートクッションは最後傾位置までは後
傾させることができないことを意味し、シートクッショ
ンを着座位置に戻すためにはシートを居室領域までスラ
イドさせる必要があることを乗員に認識させる。
る状態において、予めシートバックをフルフラット状態
から起こした上でシートクッションを元の着座位置に戻
すべくそのシートクッションを後傾操作した場合には、
シートクッションの後傾操作は可能であるものの、アッ
パーレール側のロックプレートとクッションプレート側
の後傾ストッパーとの当接のためにシートクッションが
最後傾位置よりも所定量手前のインターロック位置にな
るとその位置で一旦停止する。これは、シートが荷室領
域にあるかぎりシートクッションは最後傾位置までは後
傾させることができないことを意味し、シートクッショ
ンを着座位置に戻すためにはシートを居室領域までスラ
イドさせる必要があることを乗員に認識させる。
【0016】そして、シートクッションをインターロッ
ク位置に保持したままシートを居室領域までスライドさ
せると、ロックプレートが切換動作することによりその
ロックプレートと先の後傾ストッパーとの当接が解除さ
れ、この時点で初めてシートクッションを当初の着座位
置である最後傾位置まで後傾させることが可能となる。
このようにシートクッションを着座位置(最後傾位置)
まで後傾させた時にはシートクッションの後部が図示し
ないロック装置によってロックされてその着座位置に保
持される。
ク位置に保持したままシートを居室領域までスライドさ
せると、ロックプレートが切換動作することによりその
ロックプレートと先の後傾ストッパーとの当接が解除さ
れ、この時点で初めてシートクッションを当初の着座位
置である最後傾位置まで後傾させることが可能となる。
このようにシートクッションを着座位置(最後傾位置)
まで後傾させた時にはシートクッションの後部が図示し
ないロック装置によってロックされてその着座位置に保
持される。
【0017】また、請求項3に記載の発明では、シート
はシートスライド装置におけるスライドストロークのス
トロークエンドでのみスライドロックされるようになっ
ていて、シートが居室領域側のストロークエンドに位置
している時には検知レバーの動きにロックプレートが連
動して、そのロックプレートが相手側の後傾ストッパー
から離れてシートクッションの着座位置までの後傾動作
を許容する。これは、シートクッションを着座位置に戻
すためには、必ずシートを居室空間側のストロークエン
ドまでスライドさせてスライドロックしなければ上記ロ
ックプレートと後傾ストッパーとの当接が解除されない
ことを意味し、スライドロックしない状態でシートクッ
ションが着座位置に戻ってしまうことがなく、安全性の
上で一段と好ましいものとなる。
はシートスライド装置におけるスライドストロークのス
トロークエンドでのみスライドロックされるようになっ
ていて、シートが居室領域側のストロークエンドに位置
している時には検知レバーの動きにロックプレートが連
動して、そのロックプレートが相手側の後傾ストッパー
から離れてシートクッションの着座位置までの後傾動作
を許容する。これは、シートクッションを着座位置に戻
すためには、必ずシートを居室空間側のストロークエン
ドまでスライドさせてスライドロックしなければ上記ロ
ックプレートと後傾ストッパーとの当接が解除されない
ことを意味し、スライドロックしない状態でシートクッ
ションが着座位置に戻ってしまうことがなく、安全性の
上で一段と好ましいものとなる。
【0018】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、前
傾ストッパーと後傾ストッパーおよびそれら両ストッパ
ーに共通の単一のロックプレートにてシートクッション
を最前傾位置よりも所定量手前の中間位置および着座位
置である最後傾位置よりも所定量手前のインターロック
位置にそれぞれ確実に停止させることができ、シートク
ッションの跳ね上げ,前倒れ動作および着座位置への戻
し動作の安全性を一段と高めることができるとともに、
部品点数の削減によりクッション跳ね上げ装置の軽量化
とコストダウンを図ることができる。また、従来の減速
タイプのようにシートクッションに回動付勢力を付与す
るためのリターンスプリング等のスプリング力を厳格に
チューニングする必要がなくなり、リターンスプリング
等の設計自由度を拡大化できる利点がある。
傾ストッパーと後傾ストッパーおよびそれら両ストッパ
ーに共通の単一のロックプレートにてシートクッション
を最前傾位置よりも所定量手前の中間位置および着座位
置である最後傾位置よりも所定量手前のインターロック
位置にそれぞれ確実に停止させることができ、シートク
ッションの跳ね上げ,前倒れ動作および着座位置への戻
し動作の安全性を一段と高めることができるとともに、
部品点数の削減によりクッション跳ね上げ装置の軽量化
とコストダウンを図ることができる。また、従来の減速
タイプのようにシートクッションに回動付勢力を付与す
るためのリターンスプリング等のスプリング力を厳格に
チューニングする必要がなくなり、リターンスプリング
等の設計自由度を拡大化できる利点がある。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
シートクッションを着座位置に戻すにあたり、必ずシー
トを居室空間側のストロークエンドまでスライドさせて
スライドロックしなければ上記戻し動作が許容されない
ため、スライドアンロック状態でシートクッションが着
座位置に戻されることがなく、安全性の面でも好ましい
ものとなる。
シートクッションを着座位置に戻すにあたり、必ずシー
トを居室空間側のストロークエンドまでスライドさせて
スライドロックしなければ上記戻し動作が許容されない
ため、スライドアンロック状態でシートクッションが着
座位置に戻されることがなく、安全性の面でも好ましい
ものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜4は本発明に係る車両用シ
ートのクッション跳ね上げ装置の好ましい実施の形態を
示す図であって、ステーションワゴンタイプあるいはワ
ンボックスタイプ等の自動車のセカンドシートまたはサ
ードシートに適用して、そのセカンドシートまたはサー
ドシートの後部側を荷室領域(荷室空間)とした場合の
例を示している。
ートのクッション跳ね上げ装置の好ましい実施の形態を
示す図であって、ステーションワゴンタイプあるいはワ
ンボックスタイプ等の自動車のセカンドシートまたはサ
ードシートに適用して、そのセカンドシートまたはサー
ドシートの後部側を荷室領域(荷室空間)とした場合の
例を示している。
【0021】図1,2に示すように、シート1は、シー
トスライド装置2のアッパーレール3に搭載されたシー
トクッション4とシートバック5およびこのシートバッ
ク5に上下位置調整可能に装着されたヘッドレスト6等
から構成される。
トスライド装置2のアッパーレール3に搭載されたシー
トクッション4とシートバック5およびこのシートバッ
ク5に上下位置調整可能に装着されたヘッドレスト6等
から構成される。
【0022】シートクッション4は、その母体となる図
示外のシートクッションフレームの左右前端部にクッシ
ョンプレート7が固定されているとともに、このクッシ
ョンプレート7がアッパーレール3側のベースプレート
8にヒンジピン9にて回動可能に連結されていて、これ
らクッションプレート7とベースプレート8およびヒン
ジピン9によりクッションヒンジ10が形成されてい
る。そして、シートクッション4は通常の着座位置P1
にある状態では、上記シートクッションフレームの後部
に設けられた図示外のラッチが車体側に設けたロック装
置11に係合してその位置にロックされている。
示外のシートクッションフレームの左右前端部にクッシ
ョンプレート7が固定されているとともに、このクッシ
ョンプレート7がアッパーレール3側のベースプレート
8にヒンジピン9にて回動可能に連結されていて、これ
らクッションプレート7とベースプレート8およびヒン
ジピン9によりクッションヒンジ10が形成されてい
る。そして、シートクッション4は通常の着座位置P1
にある状態では、上記シートクッションフレームの後部
に設けられた図示外のラッチが車体側に設けたロック装
置11に係合してその位置にロックされている。
【0023】その一方、シートクッション4は必要に応
じて上記ロック装置11をアンロック操作した上で前ヒ
ンジ方式にて跳ね上げることにより上記着座位置P1か
ら180度程度の角度αだけ反転させた最前傾位置P2
(図2参照)まで前倒れさせて折り畳むことができるよ
うになっている。なお、上記ロック装置11のアンロッ
ク操作はシートバック5に付設された操作レバー12を
例えば上方に引き上げ操作することによって行われる。
また、シートクッション4を跳ね上げて最前傾位置P2
まで前倒れさせる際には、その最前傾位置P2よりも所
定量手前の中間位置すなわちその前倒れストロークαの
ほぼ中間の直立姿勢位置P3にて一旦停止することにな
るが、それについては後述する。
じて上記ロック装置11をアンロック操作した上で前ヒ
ンジ方式にて跳ね上げることにより上記着座位置P1か
ら180度程度の角度αだけ反転させた最前傾位置P2
(図2参照)まで前倒れさせて折り畳むことができるよ
うになっている。なお、上記ロック装置11のアンロッ
ク操作はシートバック5に付設された操作レバー12を
例えば上方に引き上げ操作することによって行われる。
また、シートクッション4を跳ね上げて最前傾位置P2
まで前倒れさせる際には、その最前傾位置P2よりも所
定量手前の中間位置すなわちその前倒れストロークαの
ほぼ中間の直立姿勢位置P3にて一旦停止することにな
るが、それについては後述する。
【0024】他方、シートバック5はリクライニング機
構(リクライニングデバイス)13を介してリクライニ
ング動作および前倒れ可能に支持されていて(リクライ
ニング可能な範囲を図1,3に符号θ1で示し、前倒れ
可能な範囲を同様に符号θ2で示す)、リクライニング
レバー14の操作による通常の段階的なリクライニング
動作のほかに、先に述べたようにシートクッション4が
最前傾位置P2にあることを条件に図3,4に示すよう
にそのシートクッション4の着座位置P1に相当する最
前傾位置S1まで前倒れさせることができるようになっ
ている。つまり、本実施の形態では、シートクッション
4およびシートバック5をそれぞれ前倒れさせることに
より、両者がフルフラット状態となるように折り畳むこ
とができるようになっている。
構(リクライニングデバイス)13を介してリクライニ
ング動作および前倒れ可能に支持されていて(リクライ
ニング可能な範囲を図1,3に符号θ1で示し、前倒れ
可能な範囲を同様に符号θ2で示す)、リクライニング
レバー14の操作による通常の段階的なリクライニング
動作のほかに、先に述べたようにシートクッション4が
最前傾位置P2にあることを条件に図3,4に示すよう
にそのシートクッション4の着座位置P1に相当する最
前傾位置S1まで前倒れさせることができるようになっ
ている。つまり、本実施の形態では、シートクッション
4およびシートバック5をそれぞれ前倒れさせることに
より、両者がフルフラット状態となるように折り畳むこ
とができるようになっている。
【0025】ここで、前記シートスライド装置2は周知
のようにアッパーレール3とこのアッパーレール3がス
ライド可能に嵌合するロアレール15とから構成されて
いて、ロアレール15は周知のように車体パネルのフロ
ア部に固定されているとともに、シート1はアッパーレ
ール3とともにロアレール15に沿って居室領域と荷室
領域との間でスライド可能となっている。そして、この
シートスライド装置2には、シート1をアッパーレール
3とともに所定位置にロックする図示外のスライドロッ
ク装置が付設されていて、本実施の形態ではシート1が
スライドストロークの前後のストロークエンドに位置し
ている場合にかぎりその位置にシート1をスライドロッ
クすることができるようになっている。また、上記ロア
レール15側には図5,6に示すように単一の突起部材
16が設けられている。
のようにアッパーレール3とこのアッパーレール3がス
ライド可能に嵌合するロアレール15とから構成されて
いて、ロアレール15は周知のように車体パネルのフロ
ア部に固定されているとともに、シート1はアッパーレ
ール3とともにロアレール15に沿って居室領域と荷室
領域との間でスライド可能となっている。そして、この
シートスライド装置2には、シート1をアッパーレール
3とともに所定位置にロックする図示外のスライドロッ
ク装置が付設されていて、本実施の形態ではシート1が
スライドストロークの前後のストロークエンドに位置し
ている場合にかぎりその位置にシート1をスライドロッ
クすることができるようになっている。また、上記ロア
レール15側には図5,6に示すように単一の突起部材
16が設けられている。
【0026】なお、先に述べたロック装置11のアンロ
ック操作用の操作レバー12は、上記シートスライド装
置2に付設されたスライドロック装置のアンロック操作
用の操作レバーを兼ねていて、操作レバー12を所定量
だけ操作(例えば引き上げ操作)すると最初にロック装
置11がアンロック状態となってシートクッションの跳
ね上げ操動作を許容し、そのロック装置11がアンロッ
ク状態となった位置からさらに操作レバーを所定量だけ
操作することで上記スライドロック装置が初めてアンロ
ック状態となってシート1のスライド動作を許容するこ
とになる。
ック操作用の操作レバー12は、上記シートスライド装
置2に付設されたスライドロック装置のアンロック操作
用の操作レバーを兼ねていて、操作レバー12を所定量
だけ操作(例えば引き上げ操作)すると最初にロック装
置11がアンロック状態となってシートクッションの跳
ね上げ操動作を許容し、そのロック装置11がアンロッ
ク状態となった位置からさらに操作レバーを所定量だけ
操作することで上記スライドロック装置が初めてアンロ
ック状態となってシート1のスライド動作を許容するこ
とになる。
【0027】図5は図1に示すクッションヒンジ10の
詳細を示す拡大図すなわちシートクッション4が着座位
置P1にある状態でのクッションヒンジ10の拡大図、
図6は図5のクッションヒンジ10を矢印aから見た図
であって、これら図5,6に示すように、シートスライ
ド装置2のアッパーレール3に固定されたベースプレー
ト8の上端部にはヒンジピン9を介してクッションプレ
ート7が補助プレート17とともに重なり合うようにし
て回転可能に連結されている。この補助プレート17は
クッションプレート7と一体をなすものであって、一端
がヒンジピン9に係止された渦巻ばねタイプのリターン
スプリング18の他端がその補助プレート17の起立片
19に係止されている。これにより、クッションプレー
ト7ひいてはシートクッション4にはヒンジピン9を回
転中心として図1,5の反時計回り方向すなわち最前傾
位置P2方向への回動付勢力が常時付与されている。
詳細を示す拡大図すなわちシートクッション4が着座位
置P1にある状態でのクッションヒンジ10の拡大図、
図6は図5のクッションヒンジ10を矢印aから見た図
であって、これら図5,6に示すように、シートスライ
ド装置2のアッパーレール3に固定されたベースプレー
ト8の上端部にはヒンジピン9を介してクッションプレ
ート7が補助プレート17とともに重なり合うようにし
て回転可能に連結されている。この補助プレート17は
クッションプレート7と一体をなすものであって、一端
がヒンジピン9に係止された渦巻ばねタイプのリターン
スプリング18の他端がその補助プレート17の起立片
19に係止されている。これにより、クッションプレー
ト7ひいてはシートクッション4にはヒンジピン9を回
転中心として図1,5の反時計回り方向すなわち最前傾
位置P2方向への回動付勢力が常時付与されている。
【0028】そして、上記クッションプレート7には互
いに回転位相をずらせた位置に前傾ストッパーと20と
後傾ストッパー21とがそれぞれ曲折形成されていて、
これらの前傾ストッパー20および後傾ストッパー21
と後述するロックプレート23との選択的な当接によっ
てクッションプレート7ひいてはシートクッション4の
回転停止位置が決定されるようになっている。
いに回転位相をずらせた位置に前傾ストッパーと20と
後傾ストッパー21とがそれぞれ曲折形成されていて、
これらの前傾ストッパー20および後傾ストッパー21
と後述するロックプレート23との選択的な当接によっ
てクッションプレート7ひいてはシートクッション4の
回転停止位置が決定されるようになっている。
【0029】また、前記ベースプレート8のうちクッシ
ョンプレート7との結合位置よりも下部にはヒンジピン
22を介してロックプレート23が回転可能に支持され
ている。このロックプレート23は図5に示す前傾ロッ
ク位置R1と図8に示す後傾ロック位置R2との間で回
転可能となっていて、ヒンジピン22の周囲に配置した
ねじりコイルばね24によって図5の時計回り方向に付
勢されている。
ョンプレート7との結合位置よりも下部にはヒンジピン
22を介してロックプレート23が回転可能に支持され
ている。このロックプレート23は図5に示す前傾ロッ
ク位置R1と図8に示す後傾ロック位置R2との間で回
転可能となっていて、ヒンジピン22の周囲に配置した
ねじりコイルばね24によって図5の時計回り方向に付
勢されている。
【0030】同様に前記ベースプレート8のうちロック
プレート結合位置よりも後方側にはヒンジピン25を介
して検知レバー26が回転可能に支持されていて、この
検知レバー26とロックプレート23とはリンク27を
介して相互に連結されている。これにより、ロックプレ
ート23は検知レバー26の動きに連動して上記のよう
に図5に示す前傾ロック位置R1と図8に示す後傾ロッ
ク位置R2との間で回転移動するようになっている。
プレート結合位置よりも後方側にはヒンジピン25を介
して検知レバー26が回転可能に支持されていて、この
検知レバー26とロックプレート23とはリンク27を
介して相互に連結されている。これにより、ロックプレ
ート23は検知レバー26の動きに連動して上記のよう
に図5に示す前傾ロック位置R1と図8に示す後傾ロッ
ク位置R2との間で回転移動するようになっている。
【0031】すなわち、上記検知レバー26はリンク2
7を介してロックプレート23と連結されていることで
この検知レバー26にもねじりコイルばね24による図
5の時計回り方向の付勢力が付与されているものの、シ
ート1がスライドストロークの前側のストロークエンド
に位置している時にはロアレール15側の突起部材16
が検知レバー26に当接するようになっている。その結
果、検知レバー26は図5の状態に保持され、これをも
ってロックプレート23が前傾ロック位置R1に切り換
えられてその前傾ロック位置R1に保持されるようにな
っている。逆に、シート1を上記前側のストロークエン
ドから後方側のストロークエンドに向けてスライドさせ
た時には、図8に示すように検知レバー26が突起部材
16から離れるために検知レバー26とロックプレート
23はねじりコイルばね24の付勢力によりともに時計
回り方向に回動し、ロックプレート23が後傾ロック位
置R2に切り換えられてその位置に保持されることにな
る。なお、後傾ロック位置R2でのロックプレートの規
制はストッパーピン28によってなされる。
7を介してロックプレート23と連結されていることで
この検知レバー26にもねじりコイルばね24による図
5の時計回り方向の付勢力が付与されているものの、シ
ート1がスライドストロークの前側のストロークエンド
に位置している時にはロアレール15側の突起部材16
が検知レバー26に当接するようになっている。その結
果、検知レバー26は図5の状態に保持され、これをも
ってロックプレート23が前傾ロック位置R1に切り換
えられてその前傾ロック位置R1に保持されるようにな
っている。逆に、シート1を上記前側のストロークエン
ドから後方側のストロークエンドに向けてスライドさせ
た時には、図8に示すように検知レバー26が突起部材
16から離れるために検知レバー26とロックプレート
23はねじりコイルばね24の付勢力によりともに時計
回り方向に回動し、ロックプレート23が後傾ロック位
置R2に切り換えられてその位置に保持されることにな
る。なお、後傾ロック位置R2でのロックプレートの規
制はストッパーピン28によってなされる。
【0032】このように構成された車両用シートのクッ
ション跳ね上げ装置によれば、図1,5に示すようにシ
ート1が居室領域にある時には同時にシート1はスライ
ドストロークの前側のストロークエンドにてスライドロ
ックされていて、同図の状態を自己保持している。すな
わち、シート1のうちそのシートクッション4およびク
ッションプレート7は着座位置(最後傾位置)P1にあ
って且つ図1に示すロック装置11にてロックされてい
ることから、ロック装置11をアンロック操作しないか
ぎりそのシートクッション4の跳ね上げ,前倒れ操作が
不能となっている。この時、ロックプレート23は図5
のように前傾ロック位置R1にある。
ション跳ね上げ装置によれば、図1,5に示すようにシ
ート1が居室領域にある時には同時にシート1はスライ
ドストロークの前側のストロークエンドにてスライドロ
ックされていて、同図の状態を自己保持している。すな
わち、シート1のうちそのシートクッション4およびク
ッションプレート7は着座位置(最後傾位置)P1にあ
って且つ図1に示すロック装置11にてロックされてい
ることから、ロック装置11をアンロック操作しないか
ぎりそのシートクッション4の跳ね上げ,前倒れ操作が
不能となっている。この時、ロックプレート23は図5
のように前傾ロック位置R1にある。
【0033】一方、シート1の後方側の荷室領域を拡大
化するべくそのシート1を折り畳む場合には、シートバ
ック5に付設された操作レバー12を操作して、シート
クッション4を着座位置P1にロックしているロック装
置11をアンロック状態とする。
化するべくそのシート1を折り畳む場合には、シートバ
ック5に付設された操作レバー12を操作して、シート
クッション4を着座位置P1にロックしているロック装
置11をアンロック状態とする。
【0034】こうしてシートクッション4の跳ね上げロ
ック状態を解除すると、シートクッション4には図6に
示したリターンスプリング18の跳ね上げ付勢力が作用
していることから、シートクッション4はヒンジピン9
を回転中心として自立的に跳ね上がって前倒れし、図
2,7に示すように最前傾位置P2よりも所定量手前の
中間位置である直立姿勢位置P3にて一旦停止する。す
なわち、シートクッション4が跳ね上げ,前倒れ動作す
ると図7に示すように前傾ストッパー20がロックプレ
ート23の先端に当接することから、それ以上の前倒れ
が不能となって直立姿勢位置P3に位置決めされる。こ
れは、シートクッション4が一気に前倒れ動作してフロ
ントシート等と衝突したり、乗員に危険が及んだりする
のを防ぐためで、同時にシート1を完全に折り畳むため
にはシート1自体を荷室領域側に、つまりスライドスト
ロークの後側のストロークエンドまでスライドさせる必
要があることを乗員に認識させる。
ック状態を解除すると、シートクッション4には図6に
示したリターンスプリング18の跳ね上げ付勢力が作用
していることから、シートクッション4はヒンジピン9
を回転中心として自立的に跳ね上がって前倒れし、図
2,7に示すように最前傾位置P2よりも所定量手前の
中間位置である直立姿勢位置P3にて一旦停止する。す
なわち、シートクッション4が跳ね上げ,前倒れ動作す
ると図7に示すように前傾ストッパー20がロックプレ
ート23の先端に当接することから、それ以上の前倒れ
が不能となって直立姿勢位置P3に位置決めされる。こ
れは、シートクッション4が一気に前倒れ動作してフロ
ントシート等と衝突したり、乗員に危険が及んだりする
のを防ぐためで、同時にシート1を完全に折り畳むため
にはシート1自体を荷室領域側に、つまりスライドスト
ロークの後側のストロークエンドまでスライドさせる必
要があることを乗員に認識させる。
【0035】そこで、更に操作レバー12を操作し続け
ることによりスライドロック装置をアンロック操作し
て、シートクッション4を直立姿勢位置P3もしくはそ
の近傍に保持したままで図2に示すようにシート1全体
を後側のストロークエンドまでスライドさせると、スラ
イドロック装置が再び自立的にロック状態となってシー
ト1をスライドロックする。同時に、シート1の後方へ
のスライドに伴って検知レバー26が突起部材16から
離れることから、図8に示すように検知レバー26が時
計回り方向に回転し、それに連動してロックプレート2
3もまた時計回り方向に回転して後傾ロック位置R2に
切り換えられる。このロックプレート23の切り換え動
作により該ロックプレート23から前傾ストッパー20
が離れることから、シートクッション4を直立姿勢位置
P3からさらに前倒れさせることが可能となり、シート
クッション4はリターンスプリング18の前倒れ付勢力
のために図2に示すように最前傾位置P2まで自立的に
前倒れ動作して、最終的には自重によりその最前傾位置
P2に自己保持される。
ることによりスライドロック装置をアンロック操作し
て、シートクッション4を直立姿勢位置P3もしくはそ
の近傍に保持したままで図2に示すようにシート1全体
を後側のストロークエンドまでスライドさせると、スラ
イドロック装置が再び自立的にロック状態となってシー
ト1をスライドロックする。同時に、シート1の後方へ
のスライドに伴って検知レバー26が突起部材16から
離れることから、図8に示すように検知レバー26が時
計回り方向に回転し、それに連動してロックプレート2
3もまた時計回り方向に回転して後傾ロック位置R2に
切り換えられる。このロックプレート23の切り換え動
作により該ロックプレート23から前傾ストッパー20
が離れることから、シートクッション4を直立姿勢位置
P3からさらに前倒れさせることが可能となり、シート
クッション4はリターンスプリング18の前倒れ付勢力
のために図2に示すように最前傾位置P2まで自立的に
前倒れ動作して、最終的には自重によりその最前傾位置
P2に自己保持される。
【0036】この時、図8に示すように後傾ロック位置
R2にあるロックプレート23の先端と前傾ストッパー
20とがきわめて近接することになるが、両者の間には
微小クリアランスCを設定してあるために互いに干渉す
ることはない。
R2にあるロックプレート23の先端と前傾ストッパー
20とがきわめて近接することになるが、両者の間には
微小クリアランスCを設定してあるために互いに干渉す
ることはない。
【0037】この状態で、シートバック5側のヘッドレ
スト6を取り外した上で図3に示すようにリクライニン
グレバー14を操作してシートバック5を最前傾位置S
1まで前倒れさせると、図4に示すようにシートバック
5は先にシートクッション4が位置していた位置に納め
られ、その結果としてシート1全体が折り畳まれていわ
ゆるフルフラット状態となる。これにより、シート1は
荷室領域にありながらもその荷室領域の拡大化に大きく
寄与することになる。
スト6を取り外した上で図3に示すようにリクライニン
グレバー14を操作してシートバック5を最前傾位置S
1まで前倒れさせると、図4に示すようにシートバック
5は先にシートクッション4が位置していた位置に納め
られ、その結果としてシート1全体が折り畳まれていわ
ゆるフルフラット状態となる。これにより、シート1は
荷室領域にありながらもその荷室領域の拡大化に大きく
寄与することになる。
【0038】一方、上記のようにシート1が荷室領域に
ある状態で、シートバック5を後傾復帰動作させた上で
シートクッション4を元の着座位置P1に戻そうとした
場合、そのシートクッション4の後傾復帰動作も可能で
はある。すなわち、図4,8の状態から最前傾位置P2
にあるシートクッション4を引き起こすと、シートクッ
ション4はクッションプレート7とともに最後傾位置で
ある着座位置P1に向かって後傾動作するものの、図9
に示すように着座位置P1よりも所定量θ3だけ手前の
インターロック位置P4に達すると後傾ロック位置R2
にあるロックプレート23に対し後傾ストッパー21が
当接するため、インターロック位置P4にてシートクッ
ション4が一旦停止し、それ以上の後傾動作が不可能と
なる。これにより、シートクッション4を着座位置P1
に戻すためには、シート1自体が居室領域側にあるこ
と、つまりはシート1がスライドストロークの前側のス
トロークエンドに位置させる必要があることを乗員に認
識させる。
ある状態で、シートバック5を後傾復帰動作させた上で
シートクッション4を元の着座位置P1に戻そうとした
場合、そのシートクッション4の後傾復帰動作も可能で
はある。すなわち、図4,8の状態から最前傾位置P2
にあるシートクッション4を引き起こすと、シートクッ
ション4はクッションプレート7とともに最後傾位置で
ある着座位置P1に向かって後傾動作するものの、図9
に示すように着座位置P1よりも所定量θ3だけ手前の
インターロック位置P4に達すると後傾ロック位置R2
にあるロックプレート23に対し後傾ストッパー21が
当接するため、インターロック位置P4にてシートクッ
ション4が一旦停止し、それ以上の後傾動作が不可能と
なる。これにより、シートクッション4を着座位置P1
に戻すためには、シート1自体が居室領域側にあるこ
と、つまりはシート1がスライドストロークの前側のス
トロークエンドに位置させる必要があることを乗員に認
識させる。
【0039】そこで、操作レバー12の操作によりスラ
イドロック装置をアンロック操作して、シートクッショ
ン4をインターロック位置P4もしくはその近傍に保持
したままでシート1全体を前側のストロークエンドまで
スライドさせると、スライドロック装置が再び自立的に
ロック状態となってシート1をスライドロックする。同
時に、シート1の前方へのスライドに伴って検知レバー
26が再び突起部材16と当接することになることか
ら、検知レバー26が反時計回り方向に回転し、それに
連動してロックプレート23もまた反時計回り方向に回
転して前傾ロック位置R1に切り換えられる(図5,7
の状態)。このロックプレート23の切り換え動作によ
り該ロックプレート23から後傾ストッパー21が離れ
ることから、シートクッション4をインターロック位置
P4からさらに後倒させることが可能となり、シートク
ッション4を着座位置P1である最後傾位置まで戻せば
ロック装置11(図1参照)が再びロック状態となっ
て、図1,5に示すようにシートクッション4は再び元
の着座位置P1に自己保持される。
イドロック装置をアンロック操作して、シートクッショ
ン4をインターロック位置P4もしくはその近傍に保持
したままでシート1全体を前側のストロークエンドまで
スライドさせると、スライドロック装置が再び自立的に
ロック状態となってシート1をスライドロックする。同
時に、シート1の前方へのスライドに伴って検知レバー
26が再び突起部材16と当接することになることか
ら、検知レバー26が反時計回り方向に回転し、それに
連動してロックプレート23もまた反時計回り方向に回
転して前傾ロック位置R1に切り換えられる(図5,7
の状態)。このロックプレート23の切り換え動作によ
り該ロックプレート23から後傾ストッパー21が離れ
ることから、シートクッション4をインターロック位置
P4からさらに後倒させることが可能となり、シートク
ッション4を着座位置P1である最後傾位置まで戻せば
ロック装置11(図1参照)が再びロック状態となっ
て、図1,5に示すようにシートクッション4は再び元
の着座位置P1に自己保持される。
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、シートが居室
領域にあって且つシートクッションが着座位置にある時
の側面説明図。
領域にあって且つシートクッションが着座位置にある時
の側面説明図。
【図2】シートが荷室領域にある状態でシートクッショ
ンを直立姿勢位置を経て最前傾位置まで前倒れさせた時
の側面説明図。
ンを直立姿勢位置を経て最前傾位置まで前倒れさせた時
の側面説明図。
【図3】図2の状態からシートバックを前倒れさせてシ
ート全体を折り畳み状態とする時の側面説明図。
ート全体を折り畳み状態とする時の側面説明図。
【図4】シートクッションとともにシートバックまでも
前倒れさせてシート全体を折り畳み状態とした時の側面
説明図。
前倒れさせてシート全体を折り畳み状態とした時の側面
説明図。
【図5】図1に示すクッションヒンジの拡大図。
【図6】図5のa方向矢視図。
【図7】シートクッションが図2の直立姿勢位置に停止
した時のクッションヒンジの拡大図。
した時のクッションヒンジの拡大図。
【図8】図4に示すクッションヒンジの拡大図。
【図9】シートクッションを着座位置に戻すにあたりそ
の直前のインターロック位置にて停止した時のクッショ
ンヒンジの拡大図。
の直前のインターロック位置にて停止した時のクッショ
ンヒンジの拡大図。
1…シート 2…シートスライド装置 3…アッパーレール 4…シートクッション 7…クッションプレート 8…ベースプレート 9…ヒンジピン 10…クッションヒンジ 15…ロアレール 16…突起部材 18…リターンスプリング 20…前傾ストッパー 21…後傾ストッパー 23…ロックプレート 26…検知レバー 27…リンク P1…着座位置(最後傾位置) P2…最前傾位置 P3…直立姿勢位置(中間位置) P4…インターロック位置 R1…前傾ロック位置 R2…後傾ロック位置
Claims (3)
- 【請求項1】 シートスライド装置のアッパーレールに
シートクッション前端部のクッションプレートを回転可
能に連結してクッションヒンジとする一方、上記クッシ
ョンプレートは着座位置に相当する最後傾位置とその最
後傾位置から前方側に反転させた最前傾位置との間で回
転可能であって且つ上記最前傾位置方向に回動付勢され
ていることにより、上記クッションヒンジのヒンジ中心
を回転中心としてシートクッションを着座位置から跳ね
上げて最前傾位置まで前倒れ可能に構成した車両用シー
トのクッション跳ね上げ装置であって、 シートスライド位置に応じてその位置が選択的に切り換
えられるように上記アッパーレールに設けられたロック
プレートと、 上記クッションプレートに設けられて、シートが居室領
域にあることを条件にシートクッションを最後傾位置か
ら跳ね上げた時にロックプレートに当接してそのシート
クッションを最前傾位置よりも所定量手前の中間位置に
て一旦停止させる一方、シートを居室領域から荷室領域
にスライドさせた時にはロックプレートの選択切換動作
に応じてシートクッションの最前傾位置までの前倒れを
許容する前傾ストッパーと、 同じく上記クッションプレートに設けられて、シートが
荷室領域にあることを条件にシートクッションを最前傾
位置から最後傾位置に向かって後傾させた時にロックプ
レートに当接してそのシートクッションを最後傾位置よ
りも所定量手前のインターロック位置にて一旦停止させ
る一方、シートを荷室領域から居室領域にスライドさせ
た時にはロックプレートの選択切換動作に応じてシート
クッションの最後傾位置までの後傾復帰動作を許容する
後傾ストッパーと、 を備えていることを特徴とする車両用シートのクッショ
ン跳ね上げ装置。 - 【請求項2】 上記ロックプレートは、シートが居室領
域まで移動した時には前傾ロック位置に切り換えられる
一方でシートが荷室領域まで移動した時には後傾ロック
位置に切り換えられるようになっていることを特徴とす
る請求項1に記載の車両用シートのクッション跳ね上げ
装置。 - 【請求項3】 シートはシートスライド装置におけるス
ライドストロークのストロークエンドでのみスライドロ
ックされるようになっている一方、 上記アッパーレールには、シートが居室領域側のストロ
ークエンドに位置している時とそれ以外の位置にある時
とでその位置が切り換えられる検知レバーが設けられて
いるとともに、この検知レバーの動きに上記ロックプレ
ートが連動するようになっていることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の車両用シートのクッション
跳ね上げ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293377A JP2002104029A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 車両用シートのクッション跳ね上げ装置 |
US09/924,446 US6568756B2 (en) | 2000-09-27 | 2001-08-09 | Foldable vehicle seat |
EP01122319A EP1197380A1 (en) | 2000-09-27 | 2001-09-18 | Foldable vehicle seat |
KR1020010059514A KR20020025029A (ko) | 2000-09-27 | 2001-09-26 | 절첩 가능한 자동차용 시트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000293377A JP2002104029A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 車両用シートのクッション跳ね上げ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002104029A true JP2002104029A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18776184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000293377A Pending JP2002104029A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 車両用シートのクッション跳ね上げ装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6568756B2 (ja) |
EP (1) | EP1197380A1 (ja) |
JP (1) | JP2002104029A (ja) |
KR (1) | KR20020025029A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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