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JP2002103285A - 動力変換機構およびこれを備えたカッタ駆動機構 - Google Patents

動力変換機構およびこれを備えたカッタ駆動機構

Info

Publication number
JP2002103285A
JP2002103285A JP2000297853A JP2000297853A JP2002103285A JP 2002103285 A JP2002103285 A JP 2002103285A JP 2000297853 A JP2000297853 A JP 2000297853A JP 2000297853 A JP2000297853 A JP 2000297853A JP 2002103285 A JP2002103285 A JP 2002103285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cutter
cut
crank
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000297853A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikiyo Furuya
吉清 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, King Jim Co Ltd filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000297853A priority Critical patent/JP2002103285A/ja
Publication of JP2002103285A publication Critical patent/JP2002103285A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルで効率良く動力変換できる動力変換
機構およびこれを備えたカッタ駆動機構を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 一方の端面に偏心ピン463が設けられ
且つ他方の端面にカム溝462が設けられた回転運動す
るクランク円板460と、偏心ピン463に係合する長
穴492を有し、クランク円板460との間で揺動クラ
ンク機構を構成するクランクアーム490と、カム溝4
62に係合するカム突起472を有し、クランク円板4
60との間で端面カム機構を構成するカムフォロア47
0とを備え、駆動源から入力した動力を、クランクアー
ム490およびカムフォロア470に分岐して出力する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力変換機構およ
びこれを備えたカッタ駆動機構に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、回転力を往
復直線運動や揺動運動に変換するなどの動力変換機構は
周知である。このような動力変換機構は、あらゆる機械
に用いられており、よりシンプルで効率良く動力変換で
きる機構が望まれている。
【0003】本発明は、シンプルで効率良く動力変換で
きる動力変換機構およびこれを備えたカッタ駆動機構を
提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の動力変換機構
は、駆動源からの回転動力を入力して回転すると共に、
一方の端面に偏心ピンが設けられ且つ他方の端面にカム
溝が設けられたクランク円板と、偏心ピンに係合する長
穴を有し、クランク円板との間で揺動クランク機構を構
成するクランクアームと、カム溝に係合するカム突起を
有し、クランク円板との間で端面カム機構を構成するカ
ムフォロアとを備え、駆動源から入力した動力を、クラ
ンクアームおよびカムフォロアに分岐して出力すること
を特徴とする。
【0005】この構成によれば、一つのクランク円板の
回転動力を、クランクアームとカムフォロアに分岐して
両者を揺動運動させることができ、シンプルな構造で効
率的な動力変換が可能となる。
【0006】この場合、クランクアームは、基端部を支
軸に揺動自在に支持され、先端部がクランクアームの揺
動運動を直線運動に変換する第1スライド機構に連結さ
れていることが、好ましい。
【0007】これらの場合、カムフォロアは、一端を当
該カムフォロアの揺動運動を直線運動に変換する第2ス
ライド機構に連結されていることが、好ましい。
【0008】これらの場合、第1スライド機構による直
線運動と第2スライド機構による直線運動とが直交する
ことが、好ましい。
【0009】これらの構成によれば、クランクアームと
カムフォロアの揺動運動を、更に複雑な、第1スライド
機構と第2スライド機構との直交する直線運動に変換す
ることができる。
【0010】請求項4に記載の動力伝達機構を備えたカ
ッタ駆動機構であって、第1スライド機構の出力端にテ
ープ状部材をハーフカットするハーフカッタが取り付け
られ、第2スライド機構の出力端にテープ状部材を押え
るテープ押え部材が取り付けられていることを特徴とす
る。
【0011】この構成によれば、ハーフカッタとテープ
押え部材とが、それぞれ直交する直線運動を行なうこと
ができる。
【0012】この場合、テープ押え部材に、ハーフカッ
タがスライド自在に搭載されていることが、好ましい。
【0013】この構成によれば、テープ押え部材とハー
フカッタは一体的に直線運動を行い、ハーフカッタはさ
らに直交する方向に直線運動を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に従
って説明する。なお、本発明の動力変換機構は、テープ
印刷装置に組み込まれた場合を例として説明する。
【0015】図1はテープ印刷装置本体100の上面図
を示す。このテープ印刷装置本体100内に、本発明の
動力変換機構が組み込まれている。テープ印刷装置本体
100内には、図2に示されるように印刷テープ211
と剥離紙212とを積層させたテープ状部材210を、
ロール状に巻回して収納したテープカートリッジ200
が着脱自在に装着されている。また、テープ印刷装置本
体100内には、テープ状部材210を送り出すプラテ
ンローラ220等よりなるテープ送り手段と、送られて
ゆくテープ状部材210の印刷テープ211側に印刷す
る印刷ヘッド150等よりなる印刷手段とが配設されて
いる。
【0016】また、印刷手段のテープ送り方向下流側に
は、テープ状部材210を切り離すフルカット手段30
0が配設され、このフルカット手段300のテープ送り
方向下流側のテープ印刷装置本体100の側部筐体10
1には、切断分離されたテープ状部材210を装置外部
に排出するテープ排出口110が開設されている。さら
に、このテープ排出口110とフルカット手段300と
の間には、印刷テープ211及び剥離紙212のどちら
か一方のみを切断するハーフカット手段400が配設さ
れ、このハーフカット手段400とテープ排出口110
との間には、切断分離されたテープ状部材210をテー
プ排出口110から強制的に排出するテープ排出手段5
00が配設されている。なお、本実施形態においては、
印刷テープ211のみをハーフカットする場合について
説明する。
【0017】テープ印刷装置本体100は、図1及び図
3に示されるように、その前部上面に、各種入力キーを
備えた操作パネル120を有し、この操作パネル120
のカバーとしての機能を併有する開閉可能なディスプレ
イ130を有している。また、後部側には、テープカー
トリッジ200を着脱自在に収納するボックス状のテー
プカートリッジ装着部140が設けられ、カバー141
で開閉自在に構成されている。その他、電源装置、各種
表示ランプ、トリマー装置等が配設されている。
【0018】テープカートリッジ装着部140の内部構
造は、図4に示されるように、平板状の装着部フレーム
142上に、プラテンローラ回転軸143とインクリボ
ン巻取り軸144が回転自在に立設され、駆動モータ1
45の回転力がギヤ列146を介して、これらプラテン
ローラ回転軸143とインクリボン巻取り軸144に、
夫々同時伝達可能に構成されている。そして、これら構
成装置は、テープカートリッジ装着部140の底板(図
示せず)の下側に隠蔽するように配置され、底板を貫通
するようにして、プラテンローラ回転軸143とインク
リボン巻取り軸144と、後述する印刷ヘッド150が
テープカートリッジ装着部140内に突出している。
【0019】また、テープカートリッジ装着部140内
には、サーマルヘッド等の印刷ヘッド150が、プラテ
ンローラ回転軸143に対向してヘッドホルダ151に
より保持されている。ヘッドホルダ151はヘッドホル
ダ軸152を中心に回動可能であり、また、その下端部
には直角方向にリレーズレバー153が延設されてい
る。リレーズレバー153は、上記のカバー141の開
閉に連動して操作され、このリレーズレバー153を介
して、ヘッドホルダ軸152を中心に回動させることに
よって、印刷ヘッド150を、プラテンローラ回転軸1
43に嵌着されるプラテンローラ220に対して離接動
作させることが可能となる。
【0020】テープカートリッジ200内には、図5に
示されるように、ロール状に巻回されたテープ状部材2
10が装着されるテープ供給スプール201が配設さ
れ、テープ状部材210の先端部は、フルカット手段3
00側の側壁に開設されたテープ送り出し口202まで
引き出されている。テープ送り出し口202の近傍に
は、プラテンローラ回転軸143と係合して回転可能な
プラテンローラ220が配設され、その対向する側に
は、テープ状部材210を挟んで印刷ヘッド150が臨
む開口部203を有している。また、インクリボン23
0をプラテンローラ220と印刷ヘッド150との間に
供給するリボン供給スプール204と、インクリボン巻
取り軸144と係合して回転可能なリボン巻取りスプー
ル205とが配設されている。
【0021】そして、テープカートリッジ200をテー
プカートリッジ装着部140に装着すると、プラテンロ
ーラ回転軸143とプラテンローラ220とが係合し、
またインクリボン巻取り軸144とリボン巻取りスプー
ル205とが係合する。また、カバー141の閉塞動作
と連動して、開口部203内に臨む印刷ヘッド150
が、プラテンローラ220に押圧される。印刷指示があ
ると、駆動モータ145が作動し、プラテンローラ22
0とリボン巻取りスプール205が回転し、テープ状部
材210が送られながら印刷ヘッド150により印刷さ
れ、テープ送り出し口202よりフルカット手段300
側(テープ排出口110側に向かって)に送られる。
【0022】フルカット手段300は、図4及び図6乃
至図8に示されるように、固定刃310と可動刃320
とが共有の支軸301で軸支された上向きのはさみ形状
であり、フルカット用駆動モータ330の回転力が、ギ
ヤ列331及びクランク円板340を介して可動刃32
0の揺動運動に変換されて切断動作を行なうよう構成さ
れている。
【0023】固定刃310及び可動刃320は、それぞ
れ下端部に反対方向に略直角に延在する固定アーム31
1と揺動アーム321とを有しており、固定アーム31
1は後述の受け板フレーム部171に固定されている。
揺動アーム321の先端には、図8に示されるように、
樹脂製等のアームホルダ322が取り付けられており、
このアームホルダ322のフルカット用駆動モータ33
0側の面には、揺動アーム321の長手方向に図示しな
い長溝が設けられている。
【0024】フルカット用駆動モータ330、ギヤ列3
31及びクランク円板340は、図4に示されるよう
に、平板状のカッタ支持フレーム160上に配設されて
いる。フルカット用駆動モータ330の回転力は、ウォ
ームギヤ331aやウォームホイール331b等よりな
るギヤ列331を介してクランク円板340に伝達さ
れ、クランク円板340は、固定刃310と可動刃32
0との支軸301と平行な回転軸341を中心に回転す
る。そして、クランク円板340の揺動アーム321側
の端面には、揺動アーム321の長溝に嵌入する図示し
ない偏心ピンが設けられているため、クランク円板34
0の回転力が揺動アーム321の揺動運動に変換され
る。
【0025】ハーフカット手段400は、図6、図8及
び図9に示されるように、カッタ支持フレーム160に
立ち上げたカッタフレーム部170及び受け板フレーム
部171に配設されている。カッタフレーム部170の
外側面を取付基準面170aとして、この取付基準面1
70aに、斜刃のカッタ刃410及びそれを保持するカ
ッタホルダ450よりなるハーフカッタ401、テープ
押え部材420、一対の刃位置決め部材430及びこれ
らを作動させる本発明の動力変換機構が配設されてい
る。
【0026】一方、受け板フレーム部171の上記取付
基準面170aと同一側の外側面を取付基準面171a
として、この取付基準面171aを基準に、テープ状部
材210を挟んでハーフカッタ401に対峙し、テープ
状部材210を受けるテープ受け板440が配設されて
いる。このテープ受け板440とハーフカッタ401に
よりハーフカット機構が構成される。また、カッタフレ
ーム部170及び受け板フレーム部171の面内方向
と、カッタ刃410の切込み方向は同一に形成されてい
る。
【0027】テープ状部材210は、テープ受け板44
0とハーフカッタ401間の上部間隙から両者の間に挿
入され、テープ印刷装置本体100に対して着脱自在に
装着される。そして、カッタ刃410は、カッタ作動機
構によって下から上にスライド切断動作自在で、かつテ
ープ受け板440に離接自在に配設され、テープ押え部
材420及び一対の刃位置決め部材430も同様に、テ
ープ受け板440に離接自在に配設さている。
【0028】カッタフレーム部170及び受け板フレー
ム部171は、それらの基部を連結する連結フレーム部
172と共に、カッタ支持フレーム160の一部におい
て、折曲げ線173を同一直線上に位置させて同方向に
且つ同角度に、断面略L字状に折り曲げて形成されてい
る。両取付フレーム170,171間の間隙部174に
は、テープ状部材210が臨み、カッタ刃410とテー
プ受け板440間に挿入される。このようにカッタフレ
ーム部170と受け板フレーム部171とは、一体に折
り曲げて形成されているため、両者は平面上に位置す
る。従って、カッタ刃410側とテープ受け板440側
との配設位置関係の精度が高くなり、切断精度が向上す
る。
【0029】テープ受け板440は、図8、図9及び図
13に示されるように、カッタ刃410と対向するテー
プ受け面441に、カッタ刃410の上下スライド方向
の切込み線に沿って受け溝442が形成されており、カ
ッタ刃410はこの受け溝442内に嵌入して切断動作
する。このように、受け溝442を設けることによっ
て、切断動作時にテープ状部材210の弾性が利用で
き、カッタ刃410の刃先411の位置ばらつきがあっ
ても安定した切り込み精度が維持できる。
【0030】なお、受け溝442は、印刷対象のテープ
状部材210の幅よりも上下に長く形成されている。ま
た、受け溝442の中間部のテープ送り方向下流側に隣
接させて切欠部443が形成されており、この切欠部4
43は、後述のテープ排出手段500の排出ローラ51
0を、テープ受け面441側に臨ませるためのものであ
る。また、切欠部443の下方には、棚状に突出するテ
ープ送りガイド444が設けられている。
【0031】さらに、受け溝442の下端部のテープ送
り方向下流側に隣接させて逃げ穴445が開設されてお
り、この逃げ穴445は、後述のカッタカバー403の
カッタ刃保護部403eを嵌入させるためのものであ
る。なお、逃げ穴445は、送られてくるテープ状部材
210の幅方向の下端部よりも下方に延設されている。
また、テープ受け板440の背面446側で切欠部44
3の上方には、後述の排出ローラ510の上端部を支持
するための支持フランジ447が突設されている。
【0032】また、テープ受け板440の受け溝442
側の縁部に直角な折り曲げ部448が形成され、テープ
受け板440の背面446が直角に形成されている。一
方、図6に示されるように、受け板フレーム部171の
切欠部174側の縁部にも、外側の面に向けて直角な取
付フランジ175が形成されている。そして、テープ受
け板440の直角な背面446を、取付フランジ175
の直角な角部に合致させることによって、カッタ受け面
441と受け板フレーム部171との直角度及び、テー
プ受け板440の鉛直度が正確に出される。取り付けに
当たっては、テープ受け板440に開設されたねじ孔4
49を介してねじ止め等により固定する。なお、取付フ
ランジ175は、テープ受け板440の切欠部443に
対応する位置を同様に切り欠いておく。
【0033】カッタ刃410側は、図6、図9及び図1
4に示されるように、テープ受け板440と対向して配
設されるテープ押え部材420と、このテープ押え部材
420に鉛直方向に保持されているガイドシャフト40
2と、ガイドシャフト402にスライド自在に装着され
たカッタホルダ450及びカッタ刃410よりなるハー
フカッタ401と、ガイドシャフト402の上下両端部
に配設された一対の刃位置決め部材430と、これらを
作動させる動力変換機構とよりなる。
【0034】動力変換機構は、回転運動するクランク円
板460と、このクランク円板460の回転運動を揺動
運動に変換するカムフォロア470と、このカムフォロ
ア470の揺動運動を往復直線運動に変換する支持ブロ
ック480と、クランク円板460の回転運動を揺動運
動に変換する入力アーム490とよりなる。そして、支
持ブロック480はテープ押え部材420に往復直線運
動を伝達可能に連結されているため、テープ押え部材4
20はテープ受け板440に離接自在となり、また入力
アーム490はカッタホルダ450に往復直線運動を伝
達可能に連結されているため、カッタホルダ450がス
ライド切断動作可能となる。
【0035】テープ押え部材420は、図15乃至図1
7に示されるように、上下に対向する上板421及び底
板422と、これらの間を連結する隣り合う二つの側板
423,424とよりなる。
【0036】側板423のテープ受け板440と対向す
る端面には、上下方向にテープ押え面425が形成さ
れ、このテープ押え面425により、テープ状部材21
0を、テープ受け板440のテープ受け面441に押し
付けて固定することができる。そのため、切断時のテー
プ状部材210の位置ずれを防止でき、ひいてはその切
断後の印刷位置ずれを防止できる。一方、側板424は
支持ブロック480と連結されている。これらの連結構
造は後述する。
【0037】また、テープ押え部材420の上板421
と底板422には、図15に示されるように、側板42
4側からテープ押え面425側方向に長い長孔426が
開設され(上板421側のみ図示)、ガイドシャフト4
02の上下両端部がこれらの長孔426内にスライド自
在に嵌入され、図9に示されるように、ガイドシャフト
402は、テープ受け板440に対して平行に配設され
ている。このガイドシャフト402の上板421と底板
422の内側の上下両端部には、図9、図15及び図1
8(図18は図9の一部を背面側から見た図である)に
示されるように、一対の刃位置決め部材430が固定さ
れている。
【0038】これらの刃位置決め部材430は、テープ
押え部材420内に収納可能な板片で形成され、ガイド
シャフト402と一体にテープ受け板440に対して離
接自在である。また、各刃位置決め部材430のテープ
受け板440との対向面の反対側には、後述のバネ48
6aの一端を当接させるバネ受け面431が形成されて
いる。バネ486aによって刃位置決め部材430は、
テープ受け板440に弾性的に当接するようテープ受け
板440側に付勢され、テープ押え部材420から所定
量だけ突出されている。この突出部の先端は、テープ受
け板440のテープ受け面441に当接する当接部43
2となる。
【0039】カッタ刃410は、図19乃至図23に示
されるように、カッタホルダ450に保持されている。
カッタホルダ450には、貫通孔451が形成されてお
り、図9に示されるように、ガイドシャフト402が貫
通孔451に挿通される。そのため、カッタホルダ45
0は、ガイドシャフト402に沿って一対の刃位置決め
部材430間を上下方向にスライド自在となる。従っ
て、カッタホルダ450に保持されるカッタ刃410
は、テープ状部材210の幅方向、即ち、テープ状部材
210の延在方向に対して直交する方向に直線動作し
て、切断動作を行なうことができる。なお、テープ状部
材210の幅方向の上下の外側までスライド可能に設計
する。
【0040】カッタ刃410は斜刃で構成された略方形
薄板状であり、ガイドシャフト402に装着されたカッ
タホルダ450の一側面に凹設されたカッタ保持部45
2に、テープ受け板440側に突出させて保持されてい
る。カッタ保持部452は、切っ先412を除いたカッ
タ刃410と略相補的形状を成す凹部よりなる。本実施
形態のカッタ刃410は菱形に形成されており、刃先4
11を含んで隣接する一方の2辺、即ち、刃先411
と、切っ先412を刃先411とで挟んだ規制縁部41
3と、その他の2辺を成す縁部414,415とを有し
ている。従って、カッタ保持部452も菱形状の凹部に
形成されている。そしてカッタ保持部452は、カッタ
刃410の一方面と面接触する底面453と、カッタ刃
410の周縁部を囲繞する側壁面454とで形成され、
側壁面454の一つの角部には、切っ先412をカッタ
ホルダ450より突出させる切欠部455を有してい
る。
【0041】また、切欠部455を挟んだ両側の側壁面
454は刃位置決め部454a,454bとし、カッタ
刃410の刃先411と規制縁部413とを当接させ
て、切っ先412の切欠部455からの突出量を規制で
きる。このように、刃先411と規制縁部413とが刃
位置決め部454a,454bにべた接触するため、カ
ッタ刃410の外形のばらつきに関係なく、カッタホル
ダ450からのカッタ刃410の突出量を一定にでき
る。なお、切っ先412の突出量の調整は、刃位置決め
部454a,454b間の切欠部455の切欠寸法を調
整することによって行なえる。
【0042】また、他の二つの側壁面454には、カッ
タ保持部452内に突出する突出部456が適宜数突設
されている。カッタ刃410は、二つの縁部414,4
15により突出部456の先端側部位を押し潰した状態
でカッタ保持部452内に圧入され、各突出部456と
刃位置決め部454a,454bとで不動に挟持されて
いる。なお、突出部456の周囲には、押し潰された先
端側部位の材料が逃げる逃げ溝456aを形成してお
く。
【0043】ところで、カッタ刃410は、テープ状部
材210の全幅切断を行なうため、テープ状部材210
の幅方向の端面からカッタ刃410が飛び込み、初期に
かなりのダメージを受ける。また、断続カットの繰り返
しとなる。従って、カッタ刃410は刃欠けや摩耗等の
心配があるが、図22に示されるように、カッタ刃41
0の切込み角a、切っ先角b、刃先角cを以下のように
設定すると上記問題を解決できる。
【0044】即ち、カッタホルダ450に保持されたカ
ッタ刃410は、スライド切断方向(矢印方向)に対す
る刃先411の切込み角aを、20°以上60°以下と
するとよい。これ以下だとカット抵抗が大きくなり、こ
れ以上だとカット曲がりの発生のおそれがあるからであ
る。
【0045】また、カッタ刃410は、切っ先412の
切っ先角bを、90°以上(鈍角)とするとよい。90
度以下だと、刃加工時及び動作時共に欠け易いが、90
度以上だと、テープ状部材210の強引な引き抜き時の
刃欠けを防止できると共に、先端鋭利さが安定し、摩耗
も減少する。
【0046】さらに、カッタ刃410の切っ先412の
刃先角cは、基本的には鋭いほうがよいが、欠けとなる
ため、20°以上50°以下とするとよい。なお、カッ
タ刃410は、超硬合金により形成するとよい。通常の
工具鋼などは摩耗しやすく、セラミックスは欠けが心配
となるからである。
【0047】以上のように、カッタ刃410をカッタホ
ルダ450のカッタ保持部452に取り付けた後に、カ
ッタホルダ450にキャリッジ457を装着する。キャ
リッジ457は、基板457aの一部に、断面コ字状
で、カッタ刃410を被覆してカッタホルダ450を保
持する保持部457bと、基板457aから垂下された
垂下片457cと、この垂下片457cの下端部から、
保持部457bの反対側に直交方向に突出する係合突起
457dとからなる。
【0048】保持部457bのカッタ刃410と対向す
る内面側には押圧突起457eが設けられ、この押圧突
起457eによりカッタ刃410を押圧し、カッタ刃4
10の取付強度を向上させている。また、係合突起45
7dの先端には、後述の入力アーム490先端の長孔4
93に枢着するための抜け止め部457fが形成されて
いる。なお、係合突起457dは、後述するクランク円
板460の回転軸461と平行に突設されている。
【0049】図17に示されるように、テープ押え部材
420のカッタ刃410のスライドエリアの周囲は、カ
ッタカバー403で被覆されている。カッタカバー40
3は、テープ押え部材420の側板423と対向する側
を被覆する側板403aと、テープ受け板440と対向
する側を被覆する側板403bとを有している。
【0050】側板403aには、キャリッジ457の垂
下片457cのスライド範囲に亘って、上下方向にスリ
ット403cが開設されている。側板403bは、テー
プ状部材210の先端の入り込みを防止すると共に、テ
ープ状部材210の切断動作時の押え面としても機能す
る。
【0051】側板403bの上下方向の中間部には、後
述のテープ排出手段500の排出ローラ510と対向す
る位置に、側板403aと直角方向に挟持板403dを
突設し、テープ状部材210を排出ローラ510とで挟
持可能に構成する。さらに、側板403bの下端側に
は、送られてくるテープ状部材210の幅方向の外側
(カッタ刃410の切断待機位置)において、カッタ刃
410の刃面と重なるように、側板403bと直角方向
に突出するカッタ刃保護部403eが形成されている。
カッタ刃410の切断待機位置に突設されているため、
テープ状部材210の走行を妨げることがない。また、
カッタ刃保護部403eは、カッタ刃410の切っ先4
12の先端よりも突出されていて、テープ受け板440
の逃げ穴445に嵌入されている。このように、カッタ
カバー403を設けることによって、テープ状部材21
0先端のジャミング防止、カッタ刃410のガード(外
部からの異物挿入等の対応)、テープ切り屑の侵入防止
を図ることができる。
【0052】クランク円板460は、図9及び図24に
示されるように、テープ押え部材420の離接方向と直
交する方向の回転軸461を中心に回転し、一端面にカ
ム溝462を、他端面の周面側に偏心ピン463を有し
ている。また、クランク円板460の周面には、検知凹
部464が凹設され、クランク円板460の周面近傍に
配設されるマイクロスイッチ等のカッタホーム位置検出
器465とで、カッタホーム位置検出手段を構成してい
る。
【0053】回転軸461は、後述する支持ブロック4
80の回転軸挿通穴489を貫通し、図6に示されるよ
うに、その先端部がカッタフレーム部170の取付基準
面170aに固定されている。カム溝462は、小径円
弧溝462aとそれより大径の大径円弧溝462bとを
連続させて環状に形成され、後述の支持ブロック480
の往復動直線運動(テープ受け板440に対する進退運
動)を間欠的に行なわせることができる。カッタホーム
位置検出手段は、カッタホーム位置検出器465により
検知凹部464の位置を検知することによって、カッタ
刃410の切断待機状態であるカッタホーム位置を検出
することができる。
【0054】クランク円板460の駆動機構は、図24
に示されるように、ハーフカット用駆動モータ466
と、その回転力をクランク円板460に伝達するギヤ列
467とよりなる。ギヤ列467は、ウォームギヤ46
7a、ウォームホイール467b、中間ギヤ467cよ
りなり、中間ギヤ467cの回転力は、クランク円板4
60に一体に形成された駆動ギヤ468を介してクラン
ク円板460に伝達される。なお、ハーフカット用駆動
モータ466は、図6に示されるように、カッタ支持フ
レーム160上に配設され、ギヤ列467は、カッタ支
持フレーム160上に直角に折り曲げて立ち上げた駆動
部取付フレーム176に配設されている。
【0055】このように、ハーフカット手段400は、
専用のハーフカット用駆動モータ466とその伝達機構
であるギヤ列467を有し、前述のフルカット手段30
0も、専用のフルカット用駆動モータ330及びギヤ列
331を有している。そのため、フルカット手段300
とハーフカット手段400とは完全に独立駆動し、フル
カットとハーフカットの組み合わせ自由度が大きくな
る。また、どちらかを必要時のみ動作するので刃寿命が
長くなる利点も有している。
【0056】カムフォロア470は、図9、図15及び
図16に示されるように、三角形等の外形を有する基板
471の一方面に、クランク円板460のカム溝462
に係合して、クランク円板460との間に端面カム機構
を構成するカム突起472が突設され、その背面側に、
支軸473と係合突起474が突設されている。
【0057】支軸473は、後述する支持ブロック48
0の横長孔488bを貫通し、クランク円板460の回
転軸461と平行に、カッタフレーム部170に固定さ
れ、この支軸473を中心に揺動自在に構成されてい
る。また、係合突起474は、後述する支持ブロック4
80の係合凹部488aに、上下動自在に嵌入されてい
る。
【0058】支持ブロック480は、図9、図15及び
図16に示されるように、基板481のテープ押え部材
420側の端部の上下方向に、基板481と直交方向に
フランジ482を形成し、このフランジ482とテープ
押え部材420の側板424とを間隔をおいて対向させ
て、連結ピン483により上下二箇所が連結されてい
る。
【0059】これらの連結ピン483は、テープ押え部
材420のスライド方向に配設され、一端側は側板42
4に固定され、他端側は支持ブロック480のフランジ
482に摺動自在に貫通し、先端に抜け止め部484が
形成されている。これによって、支持ブロック480と
テープ押え部材420とは離接自在に連結されている。
なお、下方の連結ピン483は、後述するクランク円板
460の回転軸461を挿通する回転軸挿通穴489内
に突出させて、その先端に抜け止め部484が形成され
ている。
【0060】また、テープ押え部材420の側板424
には、収納されている各刃位置決め部材430まで到達
するバネ収納穴485aと、それらの中間部に穿設され
たバネ収納穴485bを適宜数有している。そして、こ
れらのバネ収納穴485a,485bと支持ブロック4
80のフランジ482との間には、夫々バネ486a,
486bが弾設されている。バネ486aの一端は、前
述したように、刃位置決め部材430のバネ受け面43
1に当接されている。
【0061】このように、テープ押え部材420と、一
対の刃位置決め部材430とは、夫々独立してバネ48
6a,486bでテープ受け板440側に付勢されてお
り、相互に影響されずに動作するため、各機能の信頼度
が向上する。
【0062】また、支持ブロック480の基板481に
は、適宜箇所に横長の取付長孔487が開設されてお
り、図6に示されるように、カッタフレーム部170の
取付基準面170aにピン体等によって、テープ受け板
440に対して進退自在にスライドするよう配設されて
いる。また、基板481には、カムフォロア470を重
ね合わせるように装着可能なカムフォロア装着凹部48
8が凹設され、このカムフォロア装着凹部488内に
は、さらに縦長の係合凹部488aと、その下方に横長
孔488bとが穿設されている。カムフォロア装着凹部
488は、カムフォロア470の外形よりも大きい寸法
で、カムフォロア470がカムフォロア装着凹部488
内で揺動できるよう形成されている。さらに基板481
には、カムフォロア装着凹部488の下方に、クランク
円板460の回転軸461を挿通する回転軸挿通穴48
9が開設されている。
【0063】そして、支持ブロック480の凹部488
内に、カムフォロア470が嵌め込まれ、支軸473は
横長孔488bを貫通し、カッタフレーム部170に固
定され、また、係合突起474は係合凹部488aに嵌
入されている。これによって、カムフォロア470は、
クランク円板460の回転力を受け、支軸473を中心
として、図9に示されるように矢印A方向に揺動する。
【0064】このとき、係合突起474は、係合凹部4
88a内を上下動しながら、係合凹部488aを介して
支持ブロック480に水平スライド方向の動力を伝達す
る。そのため、カムフォロア470の揺動力を、支持ブ
ロック480によって、クランク円板460の回転軸4
61と直交する方向の往復直線運動に変換することがで
きる。なお、支軸473及びクランク円板460の回転
軸461は固定されているが、横長孔488b及び回転
軸挿通穴489に嵌入されているため、支持ブロック4
80の往復直線運動を妨げることがない。
【0065】そして、支持ブロック480が往復直線運
動を行なうと、連結ピン483を介して、テープ押え部
材420と、それに保持されるガイドシャフト402に
カッタホルダ450を介して装着されたカッタ刃410
及び、ガイドシャフト402の上下両端部に固定された
刃位置決め部材430が、支持ブロック480に追従し
て往復直線運動し、テープ受け板440に対して離接自
在となる。
【0066】従って、テープ押え部材420は、テープ
受け板440にテープ状部材210を押圧し、かつ押圧
解除することができる。また、刃位置決め部材430を
テープ受け板440に当接させることによって、カッタ
刃410を、テープ受け板440から所定の距離の切断
動作位置に配置することができる。このとき、一対の刃
位置決め部材430が、テープ受け板440の上下2箇
所で当接するため、テープ受け板440等の構造体に変
形等があっても、カッタ刃410からテープ受け板44
0までの距離を常に安定確保できる。
【0067】さらに、カッタホルダ450には、バネ4
86aの付勢力が、刃位置決め部材430及びガイドシ
ャフト402を介して伝達される。そのため、カッタホ
ルダ450は浮動状態となり、カッタ刃410は弾性的
にテープ状部材210に食い込むことになる。従って、
テープ受け板440のテープ受け面441の凹凸に沿っ
てテープ状部材210が凹凸し、カッタ刃410の食い
込み圧が異なる場合等の、テープ剛性のばらつきに対し
て安定領域の広いカット性能が出せる。
【0068】また、カッタ刃410は片持ち状態でテー
プ状部材210をテープ受け板440に押し付けるた
め、テープ受け板440の変形を防止し、切断精度が向
上する。また、スライド切断動作のため、押し切り方式
と比較して、極端に弱い力でカットが可能であり、省エ
ネ、小型化、確実な切断が図れる。さらに、印刷テープ
211(レセプター)を切断するため、連続印刷、連番
印刷などをした時の完成ラベルの扱いが容易である。
【0069】入力アーム490は、図9及び図14に示
されるように、その基端部が、クランク円板460の回
転軸461と平行な支軸491により、駆動部取付フレ
ーム176の外側面に軸支されている。入力アーム49
0の中間部には、クランク円板460に突設された偏心
ピン463が係合して、クランク円板460との間で揺
動クランク機構を構成する長穴492を有し、先端部に
は揺動半径方向に沿って長孔493が開設されている。
【0070】長穴492は、入力アーム490の揺動半
径方向に沿って形成され、その中間部には、クランク円
板460の回転力が入力アーム490に伝達不能な動力
非伝達部494が形成され、その両端側のみに動力伝達
が可能な動力伝達部495及び496が形成されてい
る。
【0071】また、入力アーム490先端の長孔493
には、前述のカッタホルダ470に装着されたキャリッ
ジ457の係合突起457dが、入力アーム490の揺
動半径方向にスライド自在に枢着されている。
【0072】従って、ハーフカット用駆動モータ466
が作動し、ギヤ列467を介してクランク円板460が
回転すると、図10及び図11の順で示されるように、
偏心ピン463が長穴492の動力伝達部495と係合
した状態で回動し、クランク円板460の回転運動を入
力アーム490の下から上へ揺動運動に変換することが
できる。さらに、入力アーム490の揺動運動は、カッ
タホルダ450がガイドシャフト402に沿って上昇す
る往路直線運動に変換され、カッタ刃410に切断動作
を行なわせることができる。
【0073】また、図12及び図9の順で示されるよう
に、偏心ピン463を動力伝達部496に係合させた状
態で回動させると、クランク円板460の回転運動を入
力アーム490の上から下へ揺動運動に変換することが
できる。さらに、入力アーム490の揺動運動は、カッ
タホルダ450がガイドシャフト402に沿って降下す
る復路直線運動に変換される。そして、図9及び図11
に示されるように、偏心ピン463が動力非伝達部49
4に位置する場合は、カッタホルダ450が停止してい
るため、カッタホルダ450の上昇動作と降下動作相互
間に停止状態を発生させ、間欠的に昇降動作させること
が可能となる。
【0074】また、クランク円板460が回転すると、
前述したように、カムフォロア470及び支持ブロック
480を介して、テープ押え部材420、カッタホルダ
450、刃位置決め部材430がテープ受け板440に
対して間欠的に離接動作するため、これらの離接動作と
カッタホルダ450の昇降動作を、図9乃至図12の順
に示されるように、交互に行なうよう連動制御する。
【0075】先ず、図9は、テープ押え部材420がテ
ープ状部材210を解放し、搬送印刷が行なわれている
状態であり、カッタ刃410は、テープ受け板440の
下端部側から離れた切断待機位置にある状態である。次
に、図10に示されるように、クランク円板460を回
転させ、カムフォロア470を介して支持ブロック48
0をテープ受け板440に近接させる。これによって、
テープ押え部材420がテープ状部材210をテープ受
け板440とで挟んで固定する。また、カッタ刃410
は、テープ受け板440に近接する切断開始位置まで切
断準備移動し、一対の刃位置決め部材430がテープ受
け板440に当接することによって位置決めされる。
【0076】次に、図11に示されるように、クランク
円板460を回転させ、入力アーム490を介してカッ
タ刃410を上昇スライドさせ、テープ状部材210を
切断する。次に、図12に示されるように、支持ブロッ
ク480をテープ受け板440側から離脱させ、テープ
押え部材420及びカッタ刃410も追従させて離脱さ
せる。これによって、再びテープ状部材210はテープ
押え部材420から解放されるため、搬送印刷を行なう
ことができる。また、カッタ刃410は所定の離脱位置
まで離脱動作する。
【0077】最後に、図9に示されるように、クランク
円板460を回転させ、入力アーム490を介してカッ
タ刃410をスライド降下させ、カッタ刃410を離脱
位置から切断待機位置まで復帰させる復帰動作が行なわ
れる。以上の動作を循環して繰り返し行なうことによっ
て切断動作を繰り返すことができる。
【0078】以上のように、一つのクランク円板460
の回転力で、複雑な循環切断動作が可能であるため、シ
ンプルな機構で効率よく行なうことができる。また、各
動作の正確な同期化が可能となる。また、下から上に向
かってテープ状部材210をカットし、切断待機時には
カッタ刃410をテープ状部材210の下側に位置させ
ることによって、テープ交換時に、カッタ刃410がテ
ープ状部材に当たらない。さらに、テープ状部材210
は、印刷中、上にずれる特徴がある(プラテンローラ2
20と印刷ヘッド150間の上部が開放されているた
め)。この場合、上から下に切断すると、テープ状部材
210の印刷位置がずれるおそれがあるが、下から上へ
の切断なら、テープ状部材210は既にカートリッジケ
ース等の上板に度あたりになっているので、ずれない。
【0079】テープ排出手段500は、図1に示される
ように、ハーフカット手段400とテープ排出口110
との間に配設され、フルカット手段300により切断分
離されたテープ状部材210を、テープ排出口110か
ら強制的に排出するためのものである。例えば、図5、
図7及び図8に示されるようにテープ状部材210の剥
離紙212側に配設され、テープ状部材210に接触し
た状態で、テープ状部材210を排出させる方向に回転
する排出ローラ510を有する。
【0080】この排出ローラ510は、回転基部511
とその下部に設けられたテープ排出部512よりなり、
テープ排出部512は、回転基部511の周縁部から垂
下された複数の垂下片513より形成され、垂下片51
3群は、排出ローラ510の回転動作中に発生する遠心
力により末広がり状に拡張し、切断されたテープ状部材
210をテープ排出口110から外部に叩き出す。
【0081】また、排出ローラ510は、テープ受け板
440のテープ受け面441の背面446側(ハーフカ
ット手段400と対向する位置)に配設され、テープ受
け板440に開設された切欠部443を介してカッタ刃
410側に臨むよう構成されている。そして、前述のカ
ッタカバー403に形成された挟持板403dや、排出
ローラ510に対向して配設された排出サブローラ51
4により、テープ状部材210を挟持し、排出を促進さ
せる。
【0082】また、排出ローラ510は、図7に示され
るように、フルカッタ支持フレーム177に立設される
回転軸515により支持され、駆動機構は、フルカット
用駆動モータ330及びギヤ列331をフルカット手段
300と共用し、さらにクランク円板340に一体に形
成された伝達ギヤ342、ギヤ列343、回転軸515
の下端に一体に形成された駆動ギヤ343を介して回転
力が伝達される。即ち、フルカット用駆動モータ330
を作動させることによって、クランク円板340から回
転力が分岐するため、フルカット手段300の切断動作
中のみテープ排出手段500の排出動作を行なわせるよ
う同期させることができる。
【0083】従って、上記の動作同期機構によって、フ
ルカット中のみテープ排出手段500動作するため、印
刷中やハーフカット中にテープ状部材210に引っ張り
力が作用せず、影響がない。また、テープ排出手段50
0を剥離紙212側に配設することによって、テープ状
部材210のカール癖に沿って容易に排出できると共
に、印刷テープ211側を叩かないので、印刷面に汚れ
や傷が付かない。
【0084】また、テープ排出手段500とハーフカッ
ト手段400は対向させて配置するため、両者のテープ
送り方向の距離を短くできる。従って、排出代が小さく
て済むため、テープ状部材210の無駄を少なくでき
る。特に、排出ローラ510をテープ受け板440の切
欠部443に食い込ませる構造とすれば、テープ状部材
210の無駄が少ない。さらに、フルカット手段30
0、ハーフカット手段400、テープ排出手段500の
順で配設することによって、印刷ヘッド150の配設位
置からフルカット位置までの距離が最小限にでき、テー
プ状部材210の無駄が少なくなる。
【0085】図25は、テープ印刷装置のブロック図で
ある。RISCマイコンに内蔵されるCPU600に
は、内蔵ROM610、外付けROM611〜613、
内蔵RAM620、外付けSRAM621、外付けDR
AM622が接続されている。各ROMには、プログラ
ム、表示用・印刷用の各キャラクタジェネレータを内蔵
している。各RAMは、編集・表示用・印刷用の各バッ
ファ、作業エリア、スタックエリア、印刷設定の文字高
さ設定、文字幅設定、文字修飾設定、文字間スペース設
定、テープ長さ設定、前部・後部余白設定、フォント選
択、リピート設定等を記憶しており、入力された印刷デ
ータの記憶や、印刷データを基に算出されたハーフカッ
トで区切る1枚分のテープ状部材210の長さと、フル
カットで区切る1枚分のテープ状部材210の長さ等が
記憶される。
【0086】また、CPU600には、履歴制御用RA
Mを内蔵したゲートアレー630、LCDパネル(液晶
表示装置)640及びこれを制御するためのLCD制御
回路(マスター側)641やLCD制御回路(スレイブ
側)642、インターフェースコネクタ650及びイン
ターフェースドライバ651、電源キー660が接続さ
れている。ゲートアレー630には、マトリックスキー
661、シフトキー662が接続されている。また、C
PU600には、インターフェースコネクタ650を介
して、フルカッタ用DCモータ330、オートトリマー
用DCモータ332、ハーフカッタ用DCモータ46
6、テープ搬送用ステッピングモータ145が、夫々の
ドライバ333、469、147を介して接続され、ま
たサーマルプリンタ150がサーマルヘッドドライブ1
54を介して接続され、テープカートリッジ判別スイッ
チ670及びテープカートリッジ種類判別パターン67
1が接続されている。さらに、リセットスイッチ680
がCPU600に、リセット・BLD(バッテリー寿命
表示)回路681がCPU600及びゲートアレー63
0に、各種表示用LED682がゲートアレー630に
接続されている。電源コントロール690及びACアダ
プタ691は、各種モータ及びCPU600に接続され
ている。
【0087】そして、CPU600は、各ディバイスの
統括制御を行なう制御手段であり、フルカット手段30
0に対し、ハーフカット手段400を先行して切断動作
させることができる。また、フルカット手段300、ハ
ーフカット手段400、プラテンローラ回転軸143及
びプラテンローラ220よりなるテープ送り手段、印刷
ヘッド150等よりなる印刷手段を個々に独立制御する
ことが可能である。
【0088】次に、図26及び図27に基づいて搬送印
刷方法について説明する。先ず、マトリックスキー66
1等の入力部より、印刷する印刷データと、文字サイ
ズ、文字間隔、行数や前後余白等の書式データと、1枚
毎にハーフカットするための区切りデータなどからなる
1本分の印字データと、この印字データのテープと同じ
ものを何本印字するかの本数データを入力し、続いて、
この印字データに関する印字開始の指示をすると印字処
理が開始される。
【0089】ここで、CPU600では、テープ送り手
段およびハーフカット手段400を制御し、フルカット
手段300により切り離されるテープ状部材210の1
本分の印刷ラベル構成部分に対し、テープ送り方向上流
端から剥離用余白を存してハーフカットを行わせる。ま
た、印刷ラベル構成部分における剥離用余白と印刷部分
の前余白との和が、印刷ヘッド150とフルカット手段
300との間の離間距離以上となるように、テープ送り
手段、印刷ヘッド150およびハーフカット手段400
を制御する。さらに、複数の印刷要素を切り離すことな
く連続して印刷する場合に、各印刷要素の境界線部位
に、フルカット手段300による切り離しおよび剥離余
白をキャンセルして、ハーフカット手段400よるハー
フカットのみを行わせるよう制御する。
【0090】印字処理が開始されると、先ず、入力され
た本数分の印刷データがRAMに印字のためのイメージ
データとして展開記憶され(S100)、さらに、RA
Mの別の領域には文字数と文字サイズと行間と余白から
ハーフカットの位置として1枚分のテープ長さと、フル
カットの位置として1本分のテープ長さが求められ記憶
される。この印刷データから求められたイメージデータ
とテープ長さデータを基にテープ状部材210への搬送
印字がされる(S101)。
【0091】図26中、L1は印刷ヘッド150とフル
カット手段300との離間距離で、L2はフルカット手
段300とハーフカット手段400との離間距離を示し
ており、図中(a)は印刷前のテープ状部材210の状
態で、この状態よりテープを送りながら印刷を開始し、
テープを長さL1だけ搬送印刷した後(S102)、図
中(b)(c)に示されるように、印刷動作及び送り動
作を一時停止し、フルカット手段300によりフルカッ
トを行ない(S103)、余分なテープ部分(斜線部
分)をカットする。次に、図中(c)に示されるよう
に、1印刷データ(本実施形態ではABCの3文字)の
残りの印刷部分を印刷する(S104)。次に、図中
(d)に示されるように、長さL1+L2だけ搬送印刷
した後(S105)、印刷動作及び送り動作を一時停止
し、ハーフカット手段400によりハーフカットを行な
う(S106)。
【0092】この後、さらに連結印刷を続行するか否か
が判断され(S107)、続行しない場合は、1印刷デ
ータ長からL2の長さを引いた分だけ搬送印刷を行った
後(S108)、印刷動作及び送り動作を一時停止し、
フルカット手段300によりフルカットを行なう(S1
09)。これによって、中間に一箇所ハーフカット部が
入った2印刷データ長のラベル要素が切り離され、残っ
たテープ状部材210は図中(b)の斜線部分の無い状
態になる。次に、図中(c)に示されるように、1印刷
データの残りの印刷部分を印刷して(S110)、印刷
を終了する。次回の印刷開始時には、テープの余分な部
分が無い状態から印刷処理が可能である。
【0093】印刷処理フロー中、S107において、連
結印刷を続行する場合は、1印刷長分だけ搬送印刷を行
った後(S111)、図中(e)に示されるように、印
刷動作及び送り動作を一時停止し、ハーフカット手段4
00によりハーフカットを行なう(S106)。次に再
び、連結印刷を続行するか否かが判断され(S10
7)、続行しない場合は、図中(f)に示されるよう
に、1印刷データ長からL2の長さを引いた分だけ搬送
印刷を行った後(S108)、印刷動作及び送り動作を
一時停止し、フルカット手段300によりフルカットを
行なう(S109)。これによって、中間に二箇所ハー
フカット部が入った3印刷データ長のラベル要素が切り
離され、残ったテープ状部材210は図中(b)の斜線
部分の無い状態になる。次に、図中(c)に示されるよ
うに、1印刷データの残りの印刷部分を印刷して(S1
10)、印刷を終了する。次回の印刷開始時には、テー
プの余分な部分が無い状態から印刷処理が可能である。
連結印刷を更に重ねて行なう場合は、S107、S11
1、S106の繰り返しとなる。
【0094】次に、図28のフロー図に基づいて、ハー
フカット制御について説明する。テープ印刷装置本体1
00のメイン電源がON操作されると(S200)、先
ず、カッタホーム位置検出器465から検出信号の出力
の有無が確認される(S201)。カッタホーム位置検
出器465の検出スイッチのOFF状態が検知された場
合は、ハーフカッタ401はカッタホーム位置の定常状
態にあり、ハーフカット命令を待つ状態となる(S20
2)。ハーフカット命令があると(S203)、DCモ
ータが正転を開始し(S204)、カッタホーム位置検
出器465の検出スイッチのON状態が検知され(S2
05)、ハーフカットが実行される(S206)。次
に、検出スイッチのOFF状態が検知されたら(S20
7)、DCモータブレーキ制御を行った後(S20
8)、DCモータを停止させて(S209)、再び、ハ
ーフカッタ401を定常状態に戻して待機させる(S2
02)。
【0095】ここで、本装置には、ハーフカッタ401
の切断動作時間を計測するタイマーが組み込まれてお
り、S206においてハーフカット開始後に、検出スイ
ッチのOFF状態が所定時間(例えば3秒間)検知され
ない場合には(S210)、ハーフカッタ401の切断
動作が異常であるため、DCモータを停止させた後に
(S211)、逆転させてハーフカッタ401を逆転動
作させる(S212)。これによって、検出スイッチの
OFF状態が検知されたら(S213)、DCモータを
停止させた後(S214)、メイン電源をOFFにして
(S215)、ハーフカット制御を終了させる。
【0096】ここで、制御フロー中、S212によっ
て、DCモータの逆転開始後に、さらに検出スイッチの
OFF状態が所定時間検知されない場合には(S21
6)、時間経過直後に、メイン電源をOFFにして(S
217)、ハーフカット制御を終了させる。
【0097】また、制御フロー中、S201によって、
カッタホーム位置検出器465から検出信号の出力の有
無が確認され、カッタホーム位置検出器465の検出ス
イッチのON状態が検知された場合は、ハーフカッタ4
01がカッタホーム位置に無い状態であるため、DCモ
ータを正転させてハーフカッタ401を正転動作させる
(S218)。これによって、検出スイッチのOFF状
態が検知されたら(S219)、DCモータを停止させ
(S220)、ハーフカッタ401は定常状態となる
(S202)。正転動作(S218)させた後に、さら
に、所定時間内に検出スイッチのOFF状態が検知され
ない場合は、制御フロー中のS210以降の制御が行な
われる。
【0098】また、本装置は、ハーフカッタ401の異
常動作以外の各種異常ケースを検知する検知手段を有し
ている。各種異常ケースとは、例えば、カートリッジ蓋
開放検知、電源キーOFF操作、ヘッドオーバーヒート
検知等である。図29は、上記の各種異常ケース発生時
のハーフカット制御フローを示している。先ず、ハーフ
カット実行中に、異常ケース検知手段により各種異常ケ
ースが検知されると、その検知信号がハーフカット実行
フロー中に割り込む(S300)。この場合には、検出
スイッチのOFF状態を検知するまでDCモータを引き
続き駆動させて、ハーフカッタ401をカッタホーム位
置まで戻す(S301)。その後に、DCモータブレー
キ制御を行って(S302)、DCモータを停止させ
(S303)、メイン電源をOFFにして(S30
4)、ハーフカットの実行を終了させる。
【0099】図30は、電池寿命が僅かな場合や、コン
セント引き抜きや停電などにより電源遮断が発生した場
合の制御フローを示している。これらのようなメイン電
源自然切断に係る異常ケースが検知されると、その検知
信号がハーフカット実行フロー中に割り込む(S40
0)。この場合には、制御上、積極的な動作停止命令は
出さず、そのまま放置する。但し、ハード、ソフト上で
の制約(復帰時の不定状態防止処理など)がある場合は
それに従う。放置したままでおくと、DCモータが動作
不能になり(S401)、メイン電源が自然に切断され
(S402)、ハーフカットの実行が終了する。
【0100】以上のように、カッタ刃410の位置とそ
の動作時間の両検出により、カッタ刃410の停止が発
生した場合の原因を特定でき、再立ち上げ時のカッタ刃
410の最適復帰方向を決めて、システムに対する悪影
響を最小限にできる。なお、以上の図28ないし図30
に示す制御フローは、ハーフカット手段400の場合に
ついて説明したが、フルカット手段300も同様な制御
が可能である。
【0101】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、一
つのクランク円板の回転動力を、クランクアームとカム
フォロアに分岐して両者を揺動運動させることができ、
シンプルな構造で効率的な動力変換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動力変換機構を組み込んだテープ印
刷装置の上面図である。
【図2】 テープ状部材の斜視図である。
【図3】 テープ印刷装置におけるディスプレイを開い
た状態の斜視図である。
【図4】 テープ印刷装置における主要内部構造の概要
斜視図である。
【図5】 テープカートリッジのテープ印刷装置に装着
した状態の上面概略図である。
【図6】 ハーフカット手段の取付フレームの斜視図で
ある。
【図7】 フルカット手段およびテープ排出手段の斜視
図である。
【図8】 テープ排出手段、ハーフカット手段、フルカ
ット手段及びテープカートリッジの位置関係を示す斜視
図である。
【図9】 ハーフカット手段のカッタ作動機構の説明図
である。
【図10】 ハーフカット手段のカッタ作動機構の説明
図である。
【図11】 ハーフカット手段のカッタ作動機構の説明
図である。
【図12】 ハーフカット手段のカッタ作動機構の説明
図である。
【図13】 テープ受け板の斜視図である。
【図14】 テープ排出手段、ハーフカット手段、フル
カット手段、カッタ作動機構、テープカートリッジの位
置関係を示す斜視図である。
【図15】 テープ押え部材、位置決め部材、ガイドシ
ャフト及びカッタホルダの位置関係を示す斜視図であ
る。
【図16】 テープ押え部材、位置決め部材、支持ブロ
ック及びカカムフォロアの位置関係を示す斜視図であ
る。
【図17】 カッタカバーの説明図である。
【図18】 位置決め部材の説明図である。
【図19】 カッタホルダの説明図である。
【図20】 カッタホルダの説明図である。
【図21】 カッタホルダの説明図である。
【図22】 カッタホルダおよびカッタ刃の説明図であ
る。
【図23】 カッタホルダの説明図である。
【図24】 ハーフカット手段のカッタ作動機構の説明
図である。
【図25】 テープ印刷装置のブロックである。
【図26】 テープ印刷装置による印刷方法の説明図で
ある。
【図27】 テープ印刷装置による印刷方法のフローチ
ャート図である。
【図28】 ハーフカット制御のフローチャート図であ
る。
【図29】 ハーフカット制御のフローチャート図であ
る。
【図30】 ハーフカット制御のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
100 テープ印刷装置本体 110 テープ排出口 170 カッタフレーム部 171 受け板フレーム部 200 テープカートリッジ 210 テープ状部材 220 プラテンローラ 300 フルカット手段 310 固定刃 320 可動刃 400 ハーフカット手段 401 ガイドシャフト 402 カッタカバー 410 カッタ刃 420 テープ押え部材 430 位置決め部材 440 テープ受け板 450 カッタホルダ 460 クランク円板 462 カム溝 463 偏心ピン 465 カッタホーム位置検出器 470 カムフォロア 480 支持ブロック 490 入力アーム 492 長穴 500 テープ排出手段 600 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AD06 AE15 AF51 LA03 LA26 LB05 LC02 3C024 CC04 CC06 3J062 AA35 AB31 AC07 BA11 CC05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの回転動力を入力して回転す
    ると共に、一方の端面に偏心ピンが設けられ且つ他方の
    端面にカム溝が設けられたクランク円板と、 前記偏心ピンに係合する長穴を有し、前記クランク円板
    との間で揺動クランク機構を構成するクランクアーム
    と、 前記カム溝に係合するカム突起を有し、前記クランク円
    板との間で端面カム機構を構成するカムフォロアとを備
    え、 駆動源から入力した動力を、前記クランクアームおよび
    前記カムフォロアに分岐して出力することを特徴とする
    動力変換機構。
  2. 【請求項2】 前記クランクアームは、基端部を支軸に
    揺動自在に支持され、先端部が当該クランクアームの揺
    動運動を直線運動に変換する第1スライド機構に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の動力変換機
    構。
  3. 【請求項3】 前記カムフォロアは、一端を当該カムフ
    ォロアの揺動運動を直線運動に変換する第2スライド機
    構に連結されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の動力変換機構。
  4. 【請求項4】 前記第1スライド機構による直線運動と
    前記第2スライド機構による直線運動とが直交すること
    を特徴とする請求項3に記載の動力変換機構。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の動力伝達機構を備えた
    カッタ駆動機構であって、 前記第1スライド機構の出力端にテープ状部材をハーフ
    カットするハーフカッタが取り付けられ、 前記第2スライド機構の出力端にテープ状部材を押える
    テープ押え部材が取り付けられていることを特徴とする
    カッタ駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記テープ押え部材に、前記ハーフカッ
    タがスライド自在に搭載されていることを特徴とする請
    求項5に記載のカッタ駆動機構。
JP2000297853A 2000-09-29 2000-09-29 動力変換機構およびこれを備えたカッタ駆動機構 Pending JP2002103285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008264991A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Toshiba Tec Corp パンチユニットおよびそれを搭載した用紙後処理装置
JP2022019975A (ja) * 2016-11-28 2022-01-27 東洋製罐株式会社 切込方法及び切込装置

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