JP2002199275A - ディジタルカメラ及び撮像方法 - Google Patents
ディジタルカメラ及び撮像方法Info
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- JP2002199275A JP2002199275A JP2000393092A JP2000393092A JP2002199275A JP 2002199275 A JP2002199275 A JP 2002199275A JP 2000393092 A JP2000393092 A JP 2000393092A JP 2000393092 A JP2000393092 A JP 2000393092A JP 2002199275 A JP2002199275 A JP 2002199275A
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- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 38
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 29
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- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 abstract 1
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- Cameras In General (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】連写撮影時などの高速画像取り込みが必要な場
合において、時間的な制限を軽減させることができるデ
ィジタルカメラ及び撮像方法を提供すること。 【解決手段】被写体を撮像する撮像素子2と、撮像素子
2の出力信号をA/D変換するA/D変換部3と、A/
D変換された映像データを一時記憶するバッファメモリ
部4と、バッファメモリ部4から読み出された映像デー
タに対して各種の信号処理を行い輝度信号,色信号を生
成する信号処理部20とを有し、信号処理部20は、全
てソフトウェアで行う第1の処理モードと、ガンマ補正
などのヒ線形処理をハードウェアで行い残りの処理をソ
フトウェアで行なう第2の処理モードとを備えており、
制御部17は、連写時等の高速処理が必要とされる時
は、信号処理部20に第2の処理モードを実行させ、通
常撮影時は、第1の処理モードを実行させることで、ソ
フトウェア処理での負担を自動的に軽減させる。
合において、時間的な制限を軽減させることができるデ
ィジタルカメラ及び撮像方法を提供すること。 【解決手段】被写体を撮像する撮像素子2と、撮像素子
2の出力信号をA/D変換するA/D変換部3と、A/
D変換された映像データを一時記憶するバッファメモリ
部4と、バッファメモリ部4から読み出された映像デー
タに対して各種の信号処理を行い輝度信号,色信号を生
成する信号処理部20とを有し、信号処理部20は、全
てソフトウェアで行う第1の処理モードと、ガンマ補正
などのヒ線形処理をハードウェアで行い残りの処理をソ
フトウェアで行なう第2の処理モードとを備えており、
制御部17は、連写時等の高速処理が必要とされる時
は、信号処理部20に第2の処理モードを実行させ、通
常撮影時は、第1の処理モードを実行させることで、ソ
フトウェア処理での負担を自動的に軽減させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば連写時など
の連続撮影時に高速画像取込みする場合に、連写性能に
時間的な制限を生じることのないようにしたディジタル
カメラ及び撮像方法に関する。
の連続撮影時に高速画像取込みする場合に、連写性能に
時間的な制限を生じることのないようにしたディジタル
カメラ及び撮像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルスチルカメラは、撮影
した画像をリアルタイムに表示して見たり、パソコン等
に取り込んで簡単に画像処理できるなどの利点を有して
おり、急速に普及しつつある。さらに、連続撮影可能な
高速連写の機能を備えたものも開発されている。
した画像をリアルタイムに表示して見たり、パソコン等
に取り込んで簡単に画像処理できるなどの利点を有して
おり、急速に普及しつつある。さらに、連続撮影可能な
高速連写の機能を備えたものも開発されている。
【0003】図10は従来のディジタルスチルカメラの
ブロック図を示している。図10に示すように、撮影レ
ンズ1から入射した映像は受光面に色フィルタが配列さ
れたCCD等の撮像素子2により光電変換されて映像信
号になり、A/D変換部3によりディジタル変換され
る。ディジタル化された映像信号はSDRAM等のバッ
ファメモリ部4へ1枚の画像データとして取り込まれ
る。バッファメモリ部4へ取り込まれた画像データは、
CPU演算器によるソフトウェア処理のフロー18内に
構成されるγ変換部5に出力される。γ変換部5では、
撮像素子2の入力(明るさ)に対する出力信号の非直線
特性(所謂γ特性)を補正するように階調変換が行われ
る。階調変換された映像信号は高周波輝度信号(YH)
を生成するYH生成部6とRGB信号を分離生成するR
GB分離部8へ供給される。YH生成部6では、撮像素
子(CCD)2上の所定数の色フィルタ配列の画素の各
々に対応したYH画素のサンプリング生成が行われ、高
周波の輝度成分が取り出される。RGB分離部8では、
撮像素子2上の所定数の色フィルタ配列の画素の各々に
対応したR,G,B画素のサンプリング生成が行われ、
RGB各色信号が生成される。YH生成部6の出力はH
PF7に通され高周波成分のみ抽出される。RGB分離
部8の各色の出力信号はLPF9,10,11に通さ
れ、LPF9,10,11の出力は低周波域の輝度信号
(YL)を生成するYL生成部12と色信号(C)を生成
するC生成部13へと出力される。YL生成部12で
は、RGB信号を用いて所定の式(YL=0.59G+
0.30R+0.11B)に示す混合比で計算され、低
周波の輝度信号YLが出力され、加算器14でYH信号と
加算され、輝度信号YがJPEG部などのデータ圧縮部
15へ出力される。C生成部13ではRB信号とYL信
号を所定の式(Cr =R−YL,Cb =B−YL)に示す
演算で色信号Cr ,Cb にし、Cr ,Cb 信号を時分割
切換えで色信号C(C=Cr ,Cb ,Cr ,Cb …)と
しデータ圧縮部15へ出力する。データ圧縮部15では
Y,C信号を入力とし圧縮画像データを生成し、メディ
ア部16へ出力する。メディア部16はフラッシュロム
などの記録媒体であり、画像データはメディア部16へ
書き込まれる。以上の一連の操作をコントローラ17が
制御する。
ブロック図を示している。図10に示すように、撮影レ
ンズ1から入射した映像は受光面に色フィルタが配列さ
れたCCD等の撮像素子2により光電変換されて映像信
号になり、A/D変換部3によりディジタル変換され
る。ディジタル化された映像信号はSDRAM等のバッ
ファメモリ部4へ1枚の画像データとして取り込まれ
る。バッファメモリ部4へ取り込まれた画像データは、
CPU演算器によるソフトウェア処理のフロー18内に
構成されるγ変換部5に出力される。γ変換部5では、
撮像素子2の入力(明るさ)に対する出力信号の非直線
特性(所謂γ特性)を補正するように階調変換が行われ
る。階調変換された映像信号は高周波輝度信号(YH)
を生成するYH生成部6とRGB信号を分離生成するR
GB分離部8へ供給される。YH生成部6では、撮像素
子(CCD)2上の所定数の色フィルタ配列の画素の各
々に対応したYH画素のサンプリング生成が行われ、高
周波の輝度成分が取り出される。RGB分離部8では、
撮像素子2上の所定数の色フィルタ配列の画素の各々に
対応したR,G,B画素のサンプリング生成が行われ、
RGB各色信号が生成される。YH生成部6の出力はH
PF7に通され高周波成分のみ抽出される。RGB分離
部8の各色の出力信号はLPF9,10,11に通さ
れ、LPF9,10,11の出力は低周波域の輝度信号
(YL)を生成するYL生成部12と色信号(C)を生成
するC生成部13へと出力される。YL生成部12で
は、RGB信号を用いて所定の式(YL=0.59G+
0.30R+0.11B)に示す混合比で計算され、低
周波の輝度信号YLが出力され、加算器14でYH信号と
加算され、輝度信号YがJPEG部などのデータ圧縮部
15へ出力される。C生成部13ではRB信号とYL信
号を所定の式(Cr =R−YL,Cb =B−YL)に示す
演算で色信号Cr ,Cb にし、Cr ,Cb 信号を時分割
切換えで色信号C(C=Cr ,Cb ,Cr ,Cb …)と
しデータ圧縮部15へ出力する。データ圧縮部15では
Y,C信号を入力とし圧縮画像データを生成し、メディ
ア部16へ出力する。メディア部16はフラッシュロム
などの記録媒体であり、画像データはメディア部16へ
書き込まれる。以上の一連の操作をコントローラ17が
制御する。
【0004】上記の構成においては、撮像素子2にて撮
像された被写体の映像信号はバッファメモリ部4に一旦
蓄えられ、CPU演算器でソフトウェア的に構成される
信号処理部18で必要な信号処理を施され、再びバッフ
ァメモリ部4に蓄えられた後、データ圧縮部15にてJ
PEG等のデータ圧縮がなされ、メディア部16に記録
される。
像された被写体の映像信号はバッファメモリ部4に一旦
蓄えられ、CPU演算器でソフトウェア的に構成される
信号処理部18で必要な信号処理を施され、再びバッフ
ァメモリ部4に蓄えられた後、データ圧縮部15にてJ
PEG等のデータ圧縮がなされ、メディア部16に記録
される。
【0005】しかしながら、連写撮影時などの高速画像
取り込みが必要な場合において、バッファメモリ部に記
憶する容量がない場合においては、後段のメディア書き
込みまでの処理時間が多くかかり、連写性能に時間的な
制限が生じる欠点があった。
取り込みが必要な場合において、バッファメモリ部に記
憶する容量がない場合においては、後段のメディア書き
込みまでの処理時間が多くかかり、連写性能に時間的な
制限が生じる欠点があった。
【0006】一方、CPUなどのソフトウェア処理によ
ってカメラ内の信号処理を行なうディジタルカメラに関
しては、特開平7−131748号公報及び特開200
0−138855号公報に記載されているものがある。
ってカメラ内の信号処理を行なうディジタルカメラに関
しては、特開平7−131748号公報及び特開200
0−138855号公報に記載されているものがある。
【0007】特開平7−131748号公報には、電子
スチルビデオカメラ内の画像メモリやCPU作業メモリ
やバッファメモリを多目的な用途の1メモリとし、その
使い方を入力CCDの画像サイズや、出力メモリの転送
速度、内蔵メモリ全体の容量等システム構成に応じてC
PUが選択的に各メモリ割当量を設定する事により、そ
のシステムに適したメモリ使用を行うことが述べられて
いる。また、単写時と連写時とについては、単写時と連
写時とでメモリ内の領域設定が変わるようにすることが
述べられている。従って、多目的な用途の1メモリにお
ける各メモリの割当てによってメモリの有効利用を図る
ものである。しかしながら、非線形処理などの特に時間
を要する処理の扱いについては述べられていない。
スチルビデオカメラ内の画像メモリやCPU作業メモリ
やバッファメモリを多目的な用途の1メモリとし、その
使い方を入力CCDの画像サイズや、出力メモリの転送
速度、内蔵メモリ全体の容量等システム構成に応じてC
PUが選択的に各メモリ割当量を設定する事により、そ
のシステムに適したメモリ使用を行うことが述べられて
いる。また、単写時と連写時とについては、単写時と連
写時とでメモリ内の領域設定が変わるようにすることが
述べられている。従って、多目的な用途の1メモリにお
ける各メモリの割当てによってメモリの有効利用を図る
ものである。しかしながら、非線形処理などの特に時間
を要する処理の扱いについては述べられていない。
【0008】特開2000−138855号公報には、
画像データを圧縮することなく、連写に必要なメモリ容
量を小さくすることができ、しかも画像データに補正等
を行うことなく、鮮明な画像が得られるようにするディ
ジタルカメラが記載されている。具体的には、撮影を行
うと、その期間中に撮影用センサから順次出力された各
画像データがメモリに重ね書きして記録されることが述
べられている。連写を行うと、メモリに最終的に記録さ
れる画像データは、連写期間中に重ね書きされるので被
写体が移動した場合は移動した部分が軌跡になって記録
されることになる。従って、連写した複数枚の画像は一
枚ずつ取り出して表示したり印刷したりすることはでき
ないという欠点がある。
画像データを圧縮することなく、連写に必要なメモリ容
量を小さくすることができ、しかも画像データに補正等
を行うことなく、鮮明な画像が得られるようにするディ
ジタルカメラが記載されている。具体的には、撮影を行
うと、その期間中に撮影用センサから順次出力された各
画像データがメモリに重ね書きして記録されることが述
べられている。連写を行うと、メモリに最終的に記録さ
れる画像データは、連写期間中に重ね書きされるので被
写体が移動した場合は移動した部分が軌跡になって記録
されることになる。従って、連写した複数枚の画像は一
枚ずつ取り出して表示したり印刷したりすることはでき
ないという欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のデ
ィジタルカメラでは、連写撮影時などの高速画像取り込
みが必要な場合において、バッファメモリ部に上記の取
込み動作で必要とされるメモリ容量がない場合において
は、後段のメディア書き込みまでの処理時間が長くな
り、連写性能に時間的な制限が生じていた。
ィジタルカメラでは、連写撮影時などの高速画像取り込
みが必要な場合において、バッファメモリ部に上記の取
込み動作で必要とされるメモリ容量がない場合において
は、後段のメディア書き込みまでの処理時間が長くな
り、連写性能に時間的な制限が生じていた。
【0010】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、連
写撮影時などの高速画像取り込みが必要な場合におい
て、非線形処理などの特に時間を要する信号処理を高速
化することで、時間的な制限を軽減させることができる
ディジタルカメラ及び撮像方法を提供することを目的と
するものである。
写撮影時などの高速画像取り込みが必要な場合におい
て、非線形処理などの特に時間を要する信号処理を高速
化することで、時間的な制限を軽減させることができる
ディジタルカメラ及び撮像方法を提供することを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるデ
ィジタルカメラは、被写体を撮像する撮像素子と、該撮
像素子の出力信号をA/D変換するA/D変換部と、前
記A/D変換された映像データを一時記憶するバッファ
メモリ部と、該バッファメモリ部から読み出された映像
データに対して各種の信号処理を行い輝度信号,色信号
を生成するものであって、前記信号処理をソフトウェア
で行う第1の処理モードと、前記信号処理のうちの特定
の処理をハードウェアで行い、残りの処理をソフトウェ
アで行なう第2の処理モードとを有し、第1,第2の処
理モードを切換え可能とする信号処理部と、該信号処理
部における第1,第2の処理モードを切換え制御する制
御部と、を具備したものである。
ィジタルカメラは、被写体を撮像する撮像素子と、該撮
像素子の出力信号をA/D変換するA/D変換部と、前
記A/D変換された映像データを一時記憶するバッファ
メモリ部と、該バッファメモリ部から読み出された映像
データに対して各種の信号処理を行い輝度信号,色信号
を生成するものであって、前記信号処理をソフトウェア
で行う第1の処理モードと、前記信号処理のうちの特定
の処理をハードウェアで行い、残りの処理をソフトウェ
アで行なう第2の処理モードとを有し、第1,第2の処
理モードを切換え可能とする信号処理部と、該信号処理
部における第1,第2の処理モードを切換え制御する制
御部と、を具備したものである。
【0012】請求項1の発明においては、高速処理が必
要とされるときには、第2の処理モードを使用する。第
2の処理モードでは、信号処理部での処理内容の中で、
非線形処理などの特に時間を必要とするような一部の処
理をハードウェアで行い、ソフトウェアの負担を軽減す
ることで、信号処理の全体的なパフォーマンスを上げ、
処理時間を短くすることができる。また、それほど高速
処理が必要とされないときには第1の処理モードを使用
する。第1の処理モードでは、ハードウェアを使用せ
ず、ソフトウェアのみの処理で行うことで、ハードウェ
ア処理による画質の劣化を防ぐことができる。
要とされるときには、第2の処理モードを使用する。第
2の処理モードでは、信号処理部での処理内容の中で、
非線形処理などの特に時間を必要とするような一部の処
理をハードウェアで行い、ソフトウェアの負担を軽減す
ることで、信号処理の全体的なパフォーマンスを上げ、
処理時間を短くすることができる。また、それほど高速
処理が必要とされないときには第1の処理モードを使用
する。第1の処理モードでは、ハードウェアを使用せ
ず、ソフトウェアのみの処理で行うことで、ハードウェ
ア処理による画質の劣化を防ぐことができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のディジ
タルカメラにおいて、前記制御部は、通常の撮影時と、
連写時或いはシャッタが押されたときに前記信号処理部
が信号処理中の時とを検出して、通常の撮影時には前記
信号処理部を第1の処理モードに切り換え、連写時或い
はシャッタが押されたときに前記信号処理部が信号処理
中の時には、前記信号処理部を第2の処理モードに切り
換えるよう制御することを特徴とする。
タルカメラにおいて、前記制御部は、通常の撮影時と、
連写時或いはシャッタが押されたときに前記信号処理部
が信号処理中の時とを検出して、通常の撮影時には前記
信号処理部を第1の処理モードに切り換え、連写時或い
はシャッタが押されたときに前記信号処理部が信号処理
中の時には、前記信号処理部を第2の処理モードに切り
換えるよう制御することを特徴とする。
【0014】請求項2の発明においては、連写時や、シ
ャッタを押してもシャッタ間隔が短く信号処理部が信号
処理中である時には、高速処理が必要とされるので、第
2の処理モードによる信号処理を行い、通常の撮影時に
は、それほど高速処理が必要とされないので、画質劣化
の少ない第1の処理モードによる信号処理を行う。
ャッタを押してもシャッタ間隔が短く信号処理部が信号
処理中である時には、高速処理が必要とされるので、第
2の処理モードによる信号処理を行い、通常の撮影時に
は、それほど高速処理が必要とされないので、画質劣化
の少ない第1の処理モードによる信号処理を行う。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載のディジ
タルカメラにおいて、前記制御部は、シャッタが押され
たか否かを判定する第1の手段と、シャッタが押された
と判定したときに連写モードか否かを判定する第2の手
段と、該第2の手段で連写モードでないときに前記信号
処理部が信号処理中か否かを判定する第3の手段と、該
第3の手段で信号処理中でないときに前記第1の処理モ
ードに移行させる第4の手段と、前記第2の手段で連写
モードのとき及び前記第3の手段で信号処理中のときに
前記第2の処理モードに移行させる第5の手段と、を有
したことを特徴とする。
タルカメラにおいて、前記制御部は、シャッタが押され
たか否かを判定する第1の手段と、シャッタが押された
と判定したときに連写モードか否かを判定する第2の手
段と、該第2の手段で連写モードでないときに前記信号
処理部が信号処理中か否かを判定する第3の手段と、該
第3の手段で信号処理中でないときに前記第1の処理モ
ードに移行させる第4の手段と、前記第2の手段で連写
モードのとき及び前記第3の手段で信号処理中のときに
前記第2の処理モードに移行させる第5の手段と、を有
したことを特徴とする。
【0016】請求項3の発明においては、制御部は、シ
ャッタが押されたと判定したときに連写モードとなって
いるか或いは信号処理中となっているときに、第2の処
理モードを実行させ、連写モードでもなく信号処理中で
もないとき(つまりは通常の撮影時)にはハードウェア
を利用しない第1の処理モードを実行させるように制御
するものである。
ャッタが押されたと判定したときに連写モードとなって
いるか或いは信号処理中となっているときに、第2の処
理モードを実行させ、連写モードでもなく信号処理中で
もないとき(つまりは通常の撮影時)にはハードウェア
を利用しない第1の処理モードを実行させるように制御
するものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か1つにのディジタルカメラにおいて、前記第2の処理
モードにおけるハードウェア処理は、ガンマ補正などの
非線形処理であることを特徴とする。
か1つにのディジタルカメラにおいて、前記第2の処理
モードにおけるハードウェア処理は、ガンマ補正などの
非線形処理であることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明においては、非線形処理、
例えばガンマ補正処理のように数式にならないような条
件文が多数必要な処理では、それに対するソフトウェア
処理の負担が大きいので、ハードウェアで行うことで、
ソフトウェアの負担を軽減し、信号処理の全体的なパフ
ォーマンスを上げ、処理時間を短くすることができる。
例えばガンマ補正処理のように数式にならないような条
件文が多数必要な処理では、それに対するソフトウェア
処理の負担が大きいので、ハードウェアで行うことで、
ソフトウェアの負担を軽減し、信号処理の全体的なパフ
ォーマンスを上げ、処理時間を短くすることができる。
【0019】請求項5の発明による撮像方法は、被写体
を撮像素子にて撮像する撮像ステップと、前記撮像素子
の出力信号をA/D変換するA/D変換ステップと、前
記A/D変換された映像データを一時バッファメモリ部
に記憶する記憶ステップと、前記バッファメモリ部から
読み出された映像データに対して各種の信号処理を行い
輝度信号,色信号を生成するステップであって、前記信
号処理をソフトウェアで行う第1の処理モードと、前記
信号処理のうちの特定の処理をハードウェアで行い、残
りの処理をソフトウェアで行なう第2の処理モードとを
有し、第1,第2の処理モードを切換え可能な信号処理
ステップと、前記信号処理ステップにおける第1,第2
の処理モードを切換え制御する制御ステップと、を備え
たことを特徴とする。
を撮像素子にて撮像する撮像ステップと、前記撮像素子
の出力信号をA/D変換するA/D変換ステップと、前
記A/D変換された映像データを一時バッファメモリ部
に記憶する記憶ステップと、前記バッファメモリ部から
読み出された映像データに対して各種の信号処理を行い
輝度信号,色信号を生成するステップであって、前記信
号処理をソフトウェアで行う第1の処理モードと、前記
信号処理のうちの特定の処理をハードウェアで行い、残
りの処理をソフトウェアで行なう第2の処理モードとを
有し、第1,第2の処理モードを切換え可能な信号処理
ステップと、前記信号処理ステップにおける第1,第2
の処理モードを切換え制御する制御ステップと、を備え
たことを特徴とする。
【0020】請求項6の発明は、請求項5の撮像方法に
おいて、前記制御ステップは、シャッタが押されたか否
かを判定する第1のステップと、シャッタが押されたと
判定したときに連写モードか否かを判定する第2のステ
ップと、該第2のステップで連写モードでないときに信
号処理中か否かを判定する第3のステップと、該第3の
ステップで信号処理中でないときに前記第1の処理モー
ドに移行させる第4のステップと、前記第2のステップ
で連写モードのとき及び前記第3のステップで信号処理
中のときに前記第2の処理モードに移行させる第5のス
テップと、を有したことを特徴とする。
おいて、前記制御ステップは、シャッタが押されたか否
かを判定する第1のステップと、シャッタが押されたと
判定したときに連写モードか否かを判定する第2のステ
ップと、該第2のステップで連写モードでないときに信
号処理中か否かを判定する第3のステップと、該第3の
ステップで信号処理中でないときに前記第1の処理モー
ドに移行させる第4のステップと、前記第2のステップ
で連写モードのとき及び前記第3のステップで信号処理
中のときに前記第2の処理モードに移行させる第5のス
テップと、を有したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のディ
ジタルカメラを示すブロック図である。本実施の形態で
は、ディジタルスチルカメラを例として説明する。図1
0と同一の構成要素には、同一符号を付してある。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のディ
ジタルカメラを示すブロック図である。本実施の形態で
は、ディジタルスチルカメラを例として説明する。図1
0と同一の構成要素には、同一符号を付してある。
【0022】図1の実施の形態におけるディジタルカメ
ラは、被写体像を入射する撮影レンズ1と、受光面に色
フィルタが配列され、撮影レンズ1にて受光面に結像し
た被写体像を受光し電気信号に変換する撮像素子2と、
撮像素子2の出力信号をA/D変換するA/D変換部3
と、A/D変換部3でA/D変換された映像データを一
時記憶するバッファメモリ部4と、バッファメモリ部4
から読み出された映像データに対して各種の信号処理を
行い輝度信号Y,色信号Cを生成するものであって、前
記各種の信号処理を全てソフトウェアで行う第1の処理
モードと、前記各種の信号処理のうちの特定の処理をハ
ードウェアで行い、残りの処理をソフトウェアで行なう
第2の処理モードとを有していて、第1,第2の処理モ
ードが切換え可能とされる信号処理部20と、信号処理
部20から輝度信号Y,色信号Cを入力し、圧縮画像デ
ータを生成するJPEG等のデータ圧縮部15と、スマ
ートメディアなどのフラッシュメモリで構成され、デー
タ圧縮部15からの圧縮画像データを記録するメディア
部16と、以上述べた各部を制御するもので、特に信号
処理部20における第1,第2の処理モードを切り換え
る制御を行うことが可能な制御部17と、を備えて構成
されている。なお、上記信号処理部20内の符号18A
(図1参照)は、CPU演算器によるソフトウェア処理
のフローで実現される部分(機能)を示している。
ラは、被写体像を入射する撮影レンズ1と、受光面に色
フィルタが配列され、撮影レンズ1にて受光面に結像し
た被写体像を受光し電気信号に変換する撮像素子2と、
撮像素子2の出力信号をA/D変換するA/D変換部3
と、A/D変換部3でA/D変換された映像データを一
時記憶するバッファメモリ部4と、バッファメモリ部4
から読み出された映像データに対して各種の信号処理を
行い輝度信号Y,色信号Cを生成するものであって、前
記各種の信号処理を全てソフトウェアで行う第1の処理
モードと、前記各種の信号処理のうちの特定の処理をハ
ードウェアで行い、残りの処理をソフトウェアで行なう
第2の処理モードとを有していて、第1,第2の処理モ
ードが切換え可能とされる信号処理部20と、信号処理
部20から輝度信号Y,色信号Cを入力し、圧縮画像デ
ータを生成するJPEG等のデータ圧縮部15と、スマ
ートメディアなどのフラッシュメモリで構成され、デー
タ圧縮部15からの圧縮画像データを記録するメディア
部16と、以上述べた各部を制御するもので、特に信号
処理部20における第1,第2の処理モードを切り換え
る制御を行うことが可能な制御部17と、を備えて構成
されている。なお、上記信号処理部20内の符号18A
(図1参照)は、CPU演算器によるソフトウェア処理
のフローで実現される部分(機能)を示している。
【0023】前記制御部17は、通常の撮影時と、連写
時或いはシャッタが押されたときのシャッタ間隔が短く
信号処理部20が信号処理中となっている時とを検出し
て、通常の撮影時には信号処理部20を第1の処理モー
ドに切り換え、連写時或いはシャッタが押されたときに
信号処理部20が信号処理中の時には、信号処理部20
を第2の処理モードに切り換えるよう制御することが可
能である。
時或いはシャッタが押されたときのシャッタ間隔が短く
信号処理部20が信号処理中となっている時とを検出し
て、通常の撮影時には信号処理部20を第1の処理モー
ドに切り換え、連写時或いはシャッタが押されたときに
信号処理部20が信号処理中の時には、信号処理部20
を第2の処理モードに切り換えるよう制御することが可
能である。
【0024】図1の実施の形態において図10の従来例
と異なる点は、バッファメモリ部4の後段に、ソフトウ
ェア的に構成されるγ変換部5のほかに、ハードウェア
で構成されるγ変換部22を新たに設けており、このγ
変換部22と前記γ変換部5とをソフトウェア的に適宜
に切り換えて使用できるようにしたものである。
と異なる点は、バッファメモリ部4の後段に、ソフトウ
ェア的に構成されるγ変換部5のほかに、ハードウェア
で構成されるγ変換部22を新たに設けており、このγ
変換部22と前記γ変換部5とをソフトウェア的に適宜
に切り換えて使用できるようにしたものである。
【0025】以下に、図1を構成する各ブロックの動作
を説明する。図2〜図8に図1の各ブロックの動作説明
のための補足図を示す。
を説明する。図2〜図8に図1の各ブロックの動作説明
のための補足図を示す。
【0026】図1に示すように、撮影レンズ1から入射
した映像は受光面に色フィルタが配列されたカラー用の
撮像素子2により光電変換されて映像信号になり、A/
D変換部3によりディジタル信号に変換される。ディジ
タル化された映像信号はSDRAM等で構成されるバッ
ファメモリ部4へ1枚の画像データとして取り込まれ
る。バッファメモリ部4に取り込まれた画像データは、
CPU演算器18Aによるソフトウェアの処理フロー内
に構成されるγ変換部5に出力されるほか、ハードウェ
アで構成するγ変換部22に出力される。
した映像は受光面に色フィルタが配列されたカラー用の
撮像素子2により光電変換されて映像信号になり、A/
D変換部3によりディジタル信号に変換される。ディジ
タル化された映像信号はSDRAM等で構成されるバッ
ファメモリ部4へ1枚の画像データとして取り込まれ
る。バッファメモリ部4に取り込まれた画像データは、
CPU演算器18Aによるソフトウェアの処理フロー内
に構成されるγ変換部5に出力されるほか、ハードウェ
アで構成するγ変換部22に出力される。
【0027】上記CPU演算器18Aによる演算処理
は、図2に示すように、まずγ補正などの非線形処理を
行い、次にその他の線形処理を行う。
は、図2に示すように、まずγ補正などの非線形処理を
行い、次にその他の線形処理を行う。
【0028】γ変換部5とγ変換部22は共に図3で示
すような入出力特性を有している。図3に示す入出力特
性は、撮像素子2の入力(明るさ)に対する出力信号の
非直線特性(所謂γ特性)を補正するための逆γ特性と
も言うべき補正データを示している。
すような入出力特性を有している。図3に示す入出力特
性は、撮像素子2の入力(明るさ)に対する出力信号の
非直線特性(所謂γ特性)を補正するための逆γ特性と
も言うべき補正データを示している。
【0029】バッファメモリ部4から読み出された画像
データは、γ変換部5とγ変換部22にそれぞれ入力さ
れ、各γ変換出力は切換手段としてのスイッチ21の入
力端子a,bへ入力される。スイッチ21の入力端子
a,bの切換えは、制御部17からの切換指示SWによ
って行われる。
データは、γ変換部5とγ変換部22にそれぞれ入力さ
れ、各γ変換出力は切換手段としてのスイッチ21の入
力端子a,bへ入力される。スイッチ21の入力端子
a,bの切換えは、制御部17からの切換指示SWによ
って行われる。
【0030】制御部17は、通常の撮影時か、連写時
か、或いはシャッタが押されたときに信号処理部20内
のCPU演算処理フロー18Aが信号処理中の時かを検
出して、切換指示SWを発生し、通常の撮影時にはスイ
ッチ21にてγ変換部5を選択し、連写時或いはシャッ
タが押されたときにCPU演算処理フロー18Aが信号
処理中の時には、スイッチ21にてγ変換部22を選択
する。
か、或いはシャッタが押されたときに信号処理部20内
のCPU演算処理フロー18Aが信号処理中の時かを検
出して、切換指示SWを発生し、通常の撮影時にはスイ
ッチ21にてγ変換部5を選択し、連写時或いはシャッ
タが押されたときにCPU演算処理フロー18Aが信号
処理中の時には、スイッチ21にてγ変換部22を選択
する。
【0031】γ変換部5,γ変換部22により階調変換
された映像信号はスイッチ21を通った後、高周波輝度
信号(YH )を生成するYH生成部6とRGB信号を分
離生成するRGB分離部8に出力される。YH 生成部6
では、撮像素子2の色フィルタ配列が図4のようである
場合(ここで、R00,R01,R20,R21はR(赤)画
素、G00,G01,G10,G11,G20,G21,G30,G31
はG(緑)画素、B10,B11,B30,B31はB(青)画
素である)に、図4の例えば中央部分の4つの各々の画
素について、G(緑)画素及び周辺のG画素を用いて、
図5の様なサンプリングが行われ、高周波の輝度成分
(YH )が取り出される。なお、図4では、説明を簡単
にするため、4(横)×4(縦)画素のフィルタ配列を
示してある。中央部分以外の4つの画素についても図5
と同様にしてサンプリングが行われ、高周波の輝度成分
(YH )が生成される。
された映像信号はスイッチ21を通った後、高周波輝度
信号(YH )を生成するYH生成部6とRGB信号を分
離生成するRGB分離部8に出力される。YH 生成部6
では、撮像素子2の色フィルタ配列が図4のようである
場合(ここで、R00,R01,R20,R21はR(赤)画
素、G00,G01,G10,G11,G20,G21,G30,G31
はG(緑)画素、B10,B11,B30,B31はB(青)画
素である)に、図4の例えば中央部分の4つの各々の画
素について、G(緑)画素及び周辺のG画素を用いて、
図5の様なサンプリングが行われ、高周波の輝度成分
(YH )が取り出される。なお、図4では、説明を簡単
にするため、4(横)×4(縦)画素のフィルタ配列を
示してある。中央部分以外の4つの画素についても図5
と同様にしてサンプリングが行われ、高周波の輝度成分
(YH )が生成される。
【0032】RGB分離部8では、図4の例えば中央の
4つの各々の画素について、R,G,B成分として図6
のR,G,Bのようにサンプリングが行われ、RGB各
色信号が生成される。YH 生成部6の出力は、HPF7
で図7に示す様な高域通過フィルタ特性に通され高周波
成分のみ抽出される。RGB分離部8の各色の出力信号
は、図8に示す様な低域通過フィルタ特性のLPF9,
10,11に通され、LPF9,10,11の出力は低
周波域の輝度信号(YL)を生成するYL 生成部12と
色信号(C)を生成するC生成部13へと出力される。
4つの各々の画素について、R,G,B成分として図6
のR,G,Bのようにサンプリングが行われ、RGB各
色信号が生成される。YH 生成部6の出力は、HPF7
で図7に示す様な高域通過フィルタ特性に通され高周波
成分のみ抽出される。RGB分離部8の各色の出力信号
は、図8に示す様な低域通過フィルタ特性のLPF9,
10,11に通され、LPF9,10,11の出力は低
周波域の輝度信号(YL)を生成するYL 生成部12と
色信号(C)を生成するC生成部13へと出力される。
【0033】YL生成部12では、RGB信号により次
式(1)に示す混合比で計算され、 YL=0.59G+0.30R+0.11B …(1) YL生成部12からは低周波の輝度信号YL が出力さ
れ、加算器14でYH信号と加算され、輝度信号Yとな
ってデータ圧縮部15へ出力される。
式(1)に示す混合比で計算され、 YL=0.59G+0.30R+0.11B …(1) YL生成部12からは低周波の輝度信号YL が出力さ
れ、加算器14でYH信号と加算され、輝度信号Yとな
ってデータ圧縮部15へ出力される。
【0034】C生成部13では、R,B信号とYL 信号
を次式(2)に示す演算で色信号Cr ,Cb にし、 Cr =R−YL,Cb =B−YL …(2) この色信号Cr ,Cb を時分割切換えで次式(3)に示
す色信号Cとし、 C=Cr ,Cb ,Cr ,Cb … …(3) この色信号Cをデータ圧縮部15へ出力する。
を次式(2)に示す演算で色信号Cr ,Cb にし、 Cr =R−YL,Cb =B−YL …(2) この色信号Cr ,Cb を時分割切換えで次式(3)に示
す色信号Cとし、 C=Cr ,Cb ,Cr ,Cb … …(3) この色信号Cをデータ圧縮部15へ出力する。
【0035】データ圧縮部15ではY,C信号を入力と
し圧縮画像データを生成し、メディア部16へ出力す
る。圧縮画像データはメディア部16へ書き込まれる。
以上の一連の操作をコントローラ17が制御する。
し圧縮画像データを生成し、メディア部16へ出力す
る。圧縮画像データはメディア部16へ書き込まれる。
以上の一連の操作をコントローラ17が制御する。
【0036】次に、信号処理部20における信号処理に
関して、制御部17で行う制御動作を図9のフローチャ
ートを参照して説明する。
関して、制御部17で行う制御動作を図9のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0037】まず、ステップS1で、シャッタが押され
たか否かを判定する。シャッタが押されたと判定したと
きには、ステップS2で連写モードに設定されているか
否かを判定する。S2で連写モードでないと判定したと
きには、ステップS3に進み、信号処理中か否かを判定
する。そして、ステップS3で信号処理中でないとき、
つまり連写モードでもなく信号処理中でもない場合に
は、ステップS4に進み、信号処理部20を全てソフト
ウェアの処理モード(第1の処理モード)に移行させ
る。またステップS2で連写モードのとき及びステップ
S3で信号処理中のときには、ステップS5に進み、ハ
ードウェア処理とソフトウェア処理による処理モード
(第2の処理モード)に移行させる。このようにして、
制御部17は、信号処理部20における第1の処理モー
ドと第2の処理モードとをソフトウェア的に切り換えて
実行させることができる。
たか否かを判定する。シャッタが押されたと判定したと
きには、ステップS2で連写モードに設定されているか
否かを判定する。S2で連写モードでないと判定したと
きには、ステップS3に進み、信号処理中か否かを判定
する。そして、ステップS3で信号処理中でないとき、
つまり連写モードでもなく信号処理中でもない場合に
は、ステップS4に進み、信号処理部20を全てソフト
ウェアの処理モード(第1の処理モード)に移行させ
る。またステップS2で連写モードのとき及びステップ
S3で信号処理中のときには、ステップS5に進み、ハ
ードウェア処理とソフトウェア処理による処理モード
(第2の処理モード)に移行させる。このようにして、
制御部17は、信号処理部20における第1の処理モー
ドと第2の処理モードとをソフトウェア的に切り換えて
実行させることができる。
【0038】以上の実施の形態では、CCD等の撮像素
子の画像データを、輝度信号,色信号に変換する信号処
理部において、従来CPU演算器でソフトウェア的に処
理していた、非線形処理部分のみをハードウェア化し、
CPU演算器での処理時間を短くする。以上の手法を連
写時やシャッタ間隔が短く信号処理中の時に使用し、通
常撮影時はハードウェアは利用せず、CPU演算器のみ
でソフトウェア処理する。
子の画像データを、輝度信号,色信号に変換する信号処
理部において、従来CPU演算器でソフトウェア的に処
理していた、非線形処理部分のみをハードウェア化し、
CPU演算器での処理時間を短くする。以上の手法を連
写時やシャッタ間隔が短く信号処理中の時に使用し、通
常撮影時はハードウェアは利用せず、CPU演算器のみ
でソフトウェア処理する。
【0039】CPU演算器での処理内容の中で、特に時
間を必要とする非線形処理を外部ハードウェアで代用さ
せることで、連写時やシャッタ時間間隔の短い時に高速
性能の制限を軽減させることが可能となる。また、通常
撮影時には外部ハードウェアを使用しない方式に切り換
えることでハードウェア処理による画質の劣化を防ぐこ
とができる。
間を必要とする非線形処理を外部ハードウェアで代用さ
せることで、連写時やシャッタ時間間隔の短い時に高速
性能の制限を軽減させることが可能となる。また、通常
撮影時には外部ハードウェアを使用しない方式に切り換
えることでハードウェア処理による画質の劣化を防ぐこ
とができる。
【0040】尚、以上述べた実施の形態では、符号18
Aで示す各部の機能ブロックはCPU演算器のソフトウ
ェアの処理フローで実現しているが、本発明はこれに限
定されることなく、実際の電子回路素子によって構成す
ることもできる。
Aで示す各部の機能ブロックはCPU演算器のソフトウ
ェアの処理フローで実現しているが、本発明はこれに限
定されることなく、実際の電子回路素子によって構成す
ることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、連写
時などの高速性を必要とされる場合において、撮像素子
からの映像信号を処理する信号処理において、非線形処
理部分をハードウェアにて行いその他の処理はソフトウ
ェアで行うことで、ソフトウェア処理の負担が軽くなり
高速化でき、連写時などの時間的な制限が少なくでき
る。また、通常撮影時においては、ソフトウェアのみの
処理に切り換えることで、ハードウェア処理による画質
の劣化を防ぐことができる。
時などの高速性を必要とされる場合において、撮像素子
からの映像信号を処理する信号処理において、非線形処
理部分をハードウェアにて行いその他の処理はソフトウ
ェアで行うことで、ソフトウェア処理の負担が軽くなり
高速化でき、連写時などの時間的な制限が少なくでき
る。また、通常撮影時においては、ソフトウェアのみの
処理に切り換えることで、ハードウェア処理による画質
の劣化を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施の形態のディジタルカメラを示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】図1におけるCPU演算器の演算処理の構成を
示す図。
示す図。
【図3】図1におけるγ変換部の入出力特性を示す図。
【図4】撮像素子としてCCDを用いた場合の色フィル
タ配列例を示す図。
タ配列例を示す図。
【図5】図1におけるYH 生成部で、図4の中央ブロッ
クを構成する各画素に対応してサンプリングによって生
成されるYH 画素を示す図。
クを構成する各画素に対応してサンプリングによって生
成されるYH 画素を示す図。
【図6】図1におけるRGB分離部で、図4の中央ブロ
ックを構成する各画素に対応してサンプリングによって
生成されるR,G,B画素を示す図。
ックを構成する各画素に対応してサンプリングによって
生成されるR,G,B画素を示す図。
【図7】図1におけるHPFの入出力特性を示す図。
【図8】図1におけるLPFの入出力特性を示す図。
【図9】図1における信号処理部の信号処理に関して制
御部で行う制御動作を示すフローチャート。
御部で行う制御動作を示すフローチャート。
【図10】従来のディジタルカメラを示すブロック図。
2…撮像素子 3…A/D変換部 4…バッファメモリ部 5…γ変換部(ソフトウェア処理) 17…制御部 20…信号処理部 21…スイッチ(切換手段) 22…γ変換部(ハードウェア処理)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/91 J // H04N 101:00 5/92 H
Claims (6)
- 【請求項1】被写体を撮像する撮像素子と、 該撮像素子の出力信号をA/D変換するA/D変換部
と、 前記A/D変換された映像データを一時記憶するバッフ
ァメモリ部と、 該バッファメモリ部から読み出された映像データに対し
て各種の信号処理を行い輝度信号,色信号を生成するも
のであって、前記信号処理をソフトウェアで行う第1の
処理モードと、前記信号処理のうちの特定の処理をハー
ドウェアで行い、残りの処理をソフトウェアで行なう第
2の処理モードとを有し、第1,第2の処理モードを切
換え可能とする信号処理部と、 該信号処理部における第1,第2の処理モードを切換え
制御する制御部と、 を具備したことを特徴とするディジタルカメラ。 - 【請求項2】前記制御部は、通常の撮影時と、連写時或
いはシャッタが押されたときに前記信号処理部が信号処
理中の時とを検出して、通常の撮影時には前記信号処理
部を第1の処理モードに切り換え、連写時或いはシャッ
タが押されたときに前記信号処理部が信号処理中の時に
は、前記信号処理部を第2の処理モードに切り換えるよ
う制御することを特徴とする請求項1記載のディジタル
カメラ。 - 【請求項3】前記制御部は、シャッタが押されたか否か
を判定する第1の手段と、シャッタが押されたと判定し
たときに連写モードか否かを判定する第2の手段と、該
第2の手段で連写モードでないときに前記信号処理部が
信号処理中か否かを判定する第3の手段と、該第3の手
段で信号処理中でないときに前記第1の処理モードに移
行させる第4の手段と、前記第2の手段で連写モードの
とき及び前記第3の手段で信号処理中のときに前記第2
の処理モードに移行させる第5の手段と、を有したこと
を特徴とする請求項1記載のディジタルカメラ。 - 【請求項4】前記第2の処理モードにおけるハードウェ
ア処理は、ガンマ補正などの非線形処理であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のディジタ
ルカメラ。 - 【請求項5】被写体を撮像素子にて撮像する撮像ステッ
プと、 前記撮像素子の出力信号をA/D変換するA/D変換ス
テップと、 前記A/D変換された映像データを一時バッファメモリ
部に記憶する記憶ステップと、 前記バッファメモリ部から読み出された映像データに対
して各種の信号処理を行い輝度信号,色信号を生成する
ステップであって、前記信号処理をソフトウェアで行う
第1の処理モードと、前記信号処理のうちの特定の処理
をハードウェアで行い、残りの処理をソフトウェアで行
なう第2の処理モードとを有し、第1,第2の処理モー
ドを切換え可能な信号処理ステップと、 前記信号処理ステップにおける第1,第2の処理モード
を切換え制御する制御ステップと、 を備えたことを特徴とする撮像方法。 - 【請求項6】前記制御ステップは、シャッタが押された
か否かを判定する第1のステップと、シャッタが押され
たと判定したときに連写モードか否かを判定する第2の
ステップと、該第2のステップで連写モードでないとき
に信号処理中か否かを判定する第3のステップと、該第
3のステップで信号処理中でないときに前記第1の処理
モードに移行させる第4のステップと、前記第2のステ
ップで連写モードのとき及び前記第3のステップで信号
処理中のときに前記第2の処理モードに移行させる第5
のステップと、を有したことを特徴とする請求項5記載
の撮像方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393092A JP2002199275A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | ディジタルカメラ及び撮像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393092A JP2002199275A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | ディジタルカメラ及び撮像方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002199275A true JP2002199275A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18858967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000393092A Pending JP2002199275A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | ディジタルカメラ及び撮像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002199275A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203313A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Nikon Corp | 振れ補正装置、カメラシステム、カメラボディおよび交換レンズ |
CN114244969A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-25 | 上海集成电路装备材料产业创新中心有限公司 | 一种图像亮度校正方法和硬件系统 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000393092A patent/JP2002199275A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203313A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Nikon Corp | 振れ補正装置、カメラシステム、カメラボディおよび交換レンズ |
CN114244969A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-03-25 | 上海集成电路装备材料产业创新中心有限公司 | 一种图像亮度校正方法和硬件系统 |
CN114244969B (zh) * | 2021-12-21 | 2024-03-15 | 上海集成电路装备材料产业创新中心有限公司 | 一种图像亮度校正方法和硬件系统 |
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