JP2002198521A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】MOSトランジスタが超微細化した場合に低抵
抗のゲート電極を簡便な方法で埋込み形成できるように
する。 【解決手段】シリコン基板1上にダミーゲート電極4と
層間絶縁膜8aを形成し、ダミーゲート電極4を所定の
厚さ分だけ選択的にエッチング除去し第1の溝部9を形
成する。そして、第1の溝部9側壁の層間絶縁膜8aを
エッチングし、開口寸法の拡大した第1の溝部9aとす
る。次に、ダミーゲート残部10をエッチング除去し第
2の溝部11を形成する。そして、ダミーゲート絶縁膜
2を除去し高誘電率の絶縁膜をゲート絶縁膜として被着
させ、上記第2の溝部11に導電体材料を充填しMOS
トランジスタのゲート電極を形成する。ここで、ダミー
ゲート絶縁膜2をゲート絶縁膜としてもよい。
抗のゲート電極を簡便な方法で埋込み形成できるように
する。 【解決手段】シリコン基板1上にダミーゲート電極4と
層間絶縁膜8aを形成し、ダミーゲート電極4を所定の
厚さ分だけ選択的にエッチング除去し第1の溝部9を形
成する。そして、第1の溝部9側壁の層間絶縁膜8aを
エッチングし、開口寸法の拡大した第1の溝部9aとす
る。次に、ダミーゲート残部10をエッチング除去し第
2の溝部11を形成する。そして、ダミーゲート絶縁膜
2を除去し高誘電率の絶縁膜をゲート絶縁膜として被着
させ、上記第2の溝部11に導電体材料を充填しMOS
トランジスタのゲート電極を形成する。ここで、ダミー
ゲート絶縁膜2をゲート絶縁膜としてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に微細なMOSトランジスタのゲート電極
部の形成方法に関する。
法に関し、特に微細なMOSトランジスタのゲート電極
部の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタ等の半導体素子の構
造の微細化及び高密度化は依然として精力的に推し進め
られている。微細化については、現在では0.1μm程
度の寸法で形成される半導体素子が用いられ、この寸法
を設計基準にしたロジックデバイスあるいはメモリデバ
イス等の半導体装置が開発検討されてきている。
造の微細化及び高密度化は依然として精力的に推し進め
られている。微細化については、現在では0.1μm程
度の寸法で形成される半導体素子が用いられ、この寸法
を設計基準にしたロジックデバイスあるいはメモリデバ
イス等の半導体装置が開発検討されてきている。
【0003】このようにMOSトランジスタが微細化し
てくると、ゲート絶縁膜の膜厚はシリコン酸化膜換算で
数nm程度と極薄になる。ここで、ゲート絶縁膜が薄膜
化されると、ゲート絶縁膜を流れるリーク電流が増加す
る。上記のロジックデバイスでは、動作速度を重視する
ためにゲート絶縁膜中のリーク電流は余り問題にしな
い。しかし、メモリデバイスでは上記リーク電流の低減
は必須になる。
てくると、ゲート絶縁膜の膜厚はシリコン酸化膜換算で
数nm程度と極薄になる。ここで、ゲート絶縁膜が薄膜
化されると、ゲート絶縁膜を流れるリーク電流が増加す
る。上記のロジックデバイスでは、動作速度を重視する
ためにゲート絶縁膜中のリーク電流は余り問題にしな
い。しかし、メモリデバイスでは上記リーク電流の低減
は必須になる。
【0004】そこで、ゲート絶縁膜を高誘電体膜で構成
し実効酸化膜厚を小さくする手法が必要になってくる。
上記高誘電体膜としてタンタル酸化膜等いろいろのもの
が現在では知られている。しかし、この高誘電体膜はシ
リコン酸化膜、酸窒化膜等に比べて高温処理に弱い。こ
のために、これまでのMOSトランジスタの製造方法と
は異なり、高温処理を経ないようにMOSトランジスタ
を形成する別の方法が必要になる。
し実効酸化膜厚を小さくする手法が必要になってくる。
上記高誘電体膜としてタンタル酸化膜等いろいろのもの
が現在では知られている。しかし、この高誘電体膜はシ
リコン酸化膜、酸窒化膜等に比べて高温処理に弱い。こ
のために、これまでのMOSトランジスタの製造方法と
は異なり、高温処理を経ないようにMOSトランジスタ
を形成する別の方法が必要になる。
【0005】上記のMOSトランジスタの別の方法につ
いて図11と図12に基づいて説明する。図11と図1
2は、Nチャネル型MOSトランジスタの場合の製造工
程順の断面図である。図11(a)に示すように、導電
型がP型のシリコン基板101上にシリコン酸化膜等で
ダミーゲート絶縁膜102を形成し、ダミーゲート絶縁
膜102上に多結晶シリコン膜103を成膜する。そし
て、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエッチング
技術とで上記多結晶シリコン膜103とダミーゲート絶
縁膜102とをパターニングする。このようにして、図
11(b)に示すようにシリコン基板101上にダミー
ゲート電極104を形成する。引き続き、リンあるいは
ヒ素のイオン注入と熱処理で低濃度拡散層105を形成
する。
いて図11と図12に基づいて説明する。図11と図1
2は、Nチャネル型MOSトランジスタの場合の製造工
程順の断面図である。図11(a)に示すように、導電
型がP型のシリコン基板101上にシリコン酸化膜等で
ダミーゲート絶縁膜102を形成し、ダミーゲート絶縁
膜102上に多結晶シリコン膜103を成膜する。そし
て、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエッチング
技術とで上記多結晶シリコン膜103とダミーゲート絶
縁膜102とをパターニングする。このようにして、図
11(b)に示すようにシリコン基板101上にダミー
ゲート電極104を形成する。引き続き、リンあるいは
ヒ素のイオン注入と熱処理で低濃度拡散層105を形成
する。
【0006】次に、図11(c)に示すように、公知の
方法でダミーゲート電極104の側壁にサイドウォール
絶縁膜106を形成する。ここで、サイドウォール絶縁
膜106はシリコン酸化膜で構成される。そして、再度
のN型不純物のイオン注入と熱処理で高濃度拡散層10
7を形成する。
方法でダミーゲート電極104の側壁にサイドウォール
絶縁膜106を形成する。ここで、サイドウォール絶縁
膜106はシリコン酸化膜で構成される。そして、再度
のN型不純物のイオン注入と熱処理で高濃度拡散層10
7を形成する。
【0007】次に、図11(d)に示すように、シリコ
ン基板101上およびダミーゲート電極104を被覆す
るように層間絶縁膜108を堆積させる。この層間絶縁
膜108は、公知のバイアスECR(Electron
Cyclotron Resonance)法で堆積
されたシリコン酸化膜である。
ン基板101上およびダミーゲート電極104を被覆す
るように層間絶縁膜108を堆積させる。この層間絶縁
膜108は、公知のバイアスECR(Electron
Cyclotron Resonance)法で堆積
されたシリコン酸化膜である。
【0008】次に、図12(a)に示すように、上記の
層間絶縁膜108を化学機械研磨(CMP)法で平坦化
する。ここで、ダミーゲート電極104が研磨ストッパ
ーとして機能する。そして、この露出したダミーゲート
電極104をエッチングで除去する。このようにして、
図12(b)に示すように、層間絶縁膜108aに溝部
109を形成する。更に、上記溝部109のダミーゲー
ト絶縁膜102も除去する。
層間絶縁膜108を化学機械研磨(CMP)法で平坦化
する。ここで、ダミーゲート電極104が研磨ストッパ
ーとして機能する。そして、この露出したダミーゲート
電極104をエッチングで除去する。このようにして、
図12(b)に示すように、層間絶縁膜108aに溝部
109を形成する。更に、上記溝部109のダミーゲー
ト絶縁膜102も除去する。
【0009】次に、図12(c)に示すように、層間絶
縁膜108aの所定の領域に形成した溝部109内にゲ
ート絶縁膜110とゲート電極111を形成する。ここ
で、ゲート電極111は溝部109内に埋め込むように
形成する。以下、上記の構造のゲート電極を埋込みゲー
ト電極という。このようにして、シリコン基板101上
に、低濃度拡散層105と高濃度拡散層107とをソー
ス・ドレイン領域としたLDD(Lightly Do
ped Drain)構造のMOSトランジスタができ
る。ここで、ゲート絶縁膜110はタンタル酸化膜、ハ
フニウム酸化膜等の高誘電率の絶縁膜で構成され、ゲー
ト電極111は銅(Cu)等の低抵抗の金属材料で構成
される。
縁膜108aの所定の領域に形成した溝部109内にゲ
ート絶縁膜110とゲート電極111を形成する。ここ
で、ゲート電極111は溝部109内に埋め込むように
形成する。以下、上記の構造のゲート電極を埋込みゲー
ト電極という。このようにして、シリコン基板101上
に、低濃度拡散層105と高濃度拡散層107とをソー
ス・ドレイン領域としたLDD(Lightly Do
ped Drain)構造のMOSトランジスタができ
る。ここで、ゲート絶縁膜110はタンタル酸化膜、ハ
フニウム酸化膜等の高誘電率の絶縁膜で構成され、ゲー
ト電極111は銅(Cu)等の低抵抗の金属材料で構成
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、上述した埋
込みゲート電極を有するMOSトランジスタについて詳
細に検討した。
込みゲート電極を有するMOSトランジスタについて詳
細に検討した。
【0011】その結果、本発明者は、ゲート電極の幅寸
法が縮小してくると上述のゲート電極の材料の埋込み性
が困難になることを見いだした。半導体装置を構成する
MOSトランジスタが微細になり、0.1μm程度で設
計されるようになると、ゲート電極の幅寸法は0.1μ
m程度になる。このようなゲート電極幅になると、上述
したゲート電極の材料の埋込みができなくなる。
法が縮小してくると上述のゲート電極の材料の埋込み性
が困難になることを見いだした。半導体装置を構成する
MOSトランジスタが微細になり、0.1μm程度で設
計されるようになると、ゲート電極の幅寸法は0.1μ
m程度になる。このようなゲート電極幅になると、上述
したゲート電極の材料の埋込みができなくなる。
【0012】本発明の主目的は、MOSトランジスタが
超微細化した場合に、ゲート電極を簡便な方法で埋込み
形成できるようにすることにある。
超微細化した場合に、ゲート電極を簡便な方法で埋込み
形成できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体装置の製造方法は、MOSトランジスタの製造におい
て、半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の
絶縁膜上にダミーゲートパターンを形成する工程と、前
記ダミーゲートパターンをマスクとした不純物のイオン
注入とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソース
・ドレイン領域となる拡散層を形成する工程と、前記ダ
ミーゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を形成し、前
記ダミーゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被覆する
第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の表面
を除去し前記ダミーゲートパターンの上面および第2の
絶縁膜の上部を露出させる工程と、前記ダミーゲートパ
ターンを所定の厚さ分だけ選択的にエッチング除去し前
記ダミーゲートパターンの残存部の表面を底面とし前記
第2の絶縁膜を側面とする第1の溝部を形成する工程
と、前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜をエッチング
し前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、前記
ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除去し、前
記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部とで構成さ
れた第2の溝部を形成する工程と、前記第2の溝部に導
電体材料を充填し前記MOSトランジスタのゲート電極
とする工程とを含む。
体装置の製造方法は、MOSトランジスタの製造におい
て、半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の
絶縁膜上にダミーゲートパターンを形成する工程と、前
記ダミーゲートパターンをマスクとした不純物のイオン
注入とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソース
・ドレイン領域となる拡散層を形成する工程と、前記ダ
ミーゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を形成し、前
記ダミーゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被覆する
第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の表面
を除去し前記ダミーゲートパターンの上面および第2の
絶縁膜の上部を露出させる工程と、前記ダミーゲートパ
ターンを所定の厚さ分だけ選択的にエッチング除去し前
記ダミーゲートパターンの残存部の表面を底面とし前記
第2の絶縁膜を側面とする第1の溝部を形成する工程
と、前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜をエッチング
し前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、前記
ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除去し、前
記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部とで構成さ
れた第2の溝部を形成する工程と、前記第2の溝部に導
電体材料を充填し前記MOSトランジスタのゲート電極
とする工程とを含む。
【0014】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の絶縁膜上にダミー
ゲートパターンを形成する工程と、前記ダミーゲートパ
ターンをマスクとした不純物のイオン注入とその後の熱
処理とでMOSトランジスタのソース・ドレイン領域と
なる拡散層を形成する工程と、前記ダミーゲートパター
ンを被覆する第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の
絶縁膜の表面を除去し前記ダミーゲートパターンの上面
を露出させる工程と、前記ダミーゲートパターンを所定
の厚さ分だけ選択的にエッチング除去し前記ダミーゲー
トパターンのエッチング除去領域に第1の溝部を形成す
る工程と、前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエ
ッチングし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程
と、前記ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除
去し、前記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部と
で構成された第2の溝部を形成する工程と、前記第2の
溝部に導電体材料を充填し前記MOSトランジスタのゲ
ート電極とする工程とを含む。
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の絶縁膜上にダミー
ゲートパターンを形成する工程と、前記ダミーゲートパ
ターンをマスクとした不純物のイオン注入とその後の熱
処理とでMOSトランジスタのソース・ドレイン領域と
なる拡散層を形成する工程と、前記ダミーゲートパター
ンを被覆する第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の
絶縁膜の表面を除去し前記ダミーゲートパターンの上面
を露出させる工程と、前記ダミーゲートパターンを所定
の厚さ分だけ選択的にエッチング除去し前記ダミーゲー
トパターンのエッチング除去領域に第1の溝部を形成す
る工程と、前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエ
ッチングし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程
と、前記ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除
去し、前記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部と
で構成された第2の溝部を形成する工程と、前記第2の
溝部に導電体材料を充填し前記MOSトランジスタのゲ
ート電極とする工程とを含む。
【0015】ここで、前記ダミーゲートパターンは積層
する上層と下層の半導体膜あるいは導電膜で構成され、
前記ダミーゲートパターンのエッチング除去の領域が前
記上層の半導体膜あるいは導電膜であり前記ダミーゲー
トパターンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導電
膜である。又は、前記ダミーゲートパターンが積層する
下層の半導体膜あるいは導電膜と上層の第4の絶縁膜と
で構成され、前記ダミーゲートパターンのエッチング除
去の領域が前記上層の第4の絶縁膜であり前記ダミーゲ
ートパターンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導
電膜である。
する上層と下層の半導体膜あるいは導電膜で構成され、
前記ダミーゲートパターンのエッチング除去の領域が前
記上層の半導体膜あるいは導電膜であり前記ダミーゲー
トパターンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導電
膜である。又は、前記ダミーゲートパターンが積層する
下層の半導体膜あるいは導電膜と上層の第4の絶縁膜と
で構成され、前記ダミーゲートパターンのエッチング除
去の領域が前記上層の第4の絶縁膜であり前記ダミーゲ
ートパターンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導
電膜である。
【0016】そして、前記第1の絶縁膜をMOSトラン
ジスタのゲート絶縁膜とする。又は、前記第2の溝部を
形成後に前記第1の絶縁膜を除去し、前記第1の絶縁膜
よりも誘電率の高い高誘電率絶縁膜を被着させ該前記高
誘電率絶縁膜をMOSトランジスタのゲート絶縁膜とす
る。
ジスタのゲート絶縁膜とする。又は、前記第2の溝部を
形成後に前記第1の絶縁膜を除去し、前記第1の絶縁膜
よりも誘電率の高い高誘電率絶縁膜を被着させ該前記高
誘電率絶縁膜をMOSトランジスタのゲート絶縁膜とす
る。
【0017】そして、前記第2の絶縁膜あるいは前記第
3の絶縁膜はシリコン酸化膜であり、前記半導体膜はシ
リコン膜である。又は、前記第3の絶縁膜はシリコン酸
化膜であり前記第2の絶縁膜あるいは前記第4の絶縁膜
はシリコン窒化膜であり、前記半導体膜はシリコン膜で
ある。
3の絶縁膜はシリコン酸化膜であり、前記半導体膜はシ
リコン膜である。又は、前記第3の絶縁膜はシリコン酸
化膜であり前記第2の絶縁膜あるいは前記第4の絶縁膜
はシリコン窒化膜であり、前記半導体膜はシリコン膜で
ある。
【0018】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁膜上にゲート
電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上層膜をこの順
に堆積させる工程と、前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層
する上層/下層膜をMOSトランジスタのゲートパター
ンに加工する工程と、前記ゲートパターンをマスクとし
た不純物のイオン注入とその後の熱処理とでMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層を形成す
る工程と、前記ゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を
形成し、前記ゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被覆
する第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の
表面を除去し前記ゲートパターンの上層膜および第2の
絶縁膜の上部を露出させる工程と、前記ゲートパターン
のうち前記上層膜をエッチング除去し前記下層膜の表面
を底面とし前記第2の絶縁膜を側面とする第1の溝部を
形成する工程と、前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜
をエッチングし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる
工程と、前記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜
をエッチング除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング
領域と前記第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成
する工程と、前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を
前記第2の溝部に充填し前記MOSトランジスタのゲー
ト電極とする工程とを含む。
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁膜上にゲート
電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上層膜をこの順
に堆積させる工程と、前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層
する上層/下層膜をMOSトランジスタのゲートパター
ンに加工する工程と、前記ゲートパターンをマスクとし
た不純物のイオン注入とその後の熱処理とでMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層を形成す
る工程と、前記ゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を
形成し、前記ゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被覆
する第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の
表面を除去し前記ゲートパターンの上層膜および第2の
絶縁膜の上部を露出させる工程と、前記ゲートパターン
のうち前記上層膜をエッチング除去し前記下層膜の表面
を底面とし前記第2の絶縁膜を側面とする第1の溝部を
形成する工程と、前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜
をエッチングし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる
工程と、前記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜
をエッチング除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング
領域と前記第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成
する工程と、前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を
前記第2の溝部に充填し前記MOSトランジスタのゲー
ト電極とする工程とを含む。
【0019】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁膜上にゲート
電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上層膜をこの順
に堆積させる工程と、前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層
する上層/下層膜をMOSトランジスタのゲートパター
ンに加工する工程と、前記ゲートパターンをマスクとし
た不純物のイオン注入とその後の熱処理とでMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層を形成す
る工程と、前記ゲートパターンを被覆する第3の絶縁膜
を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の表面を除去し前記
ゲートパターンの上層膜を露出させる工程と、前記ゲー
トパターンのうち前記上層膜をエッチング除去し前記上
層膜のエッチング除去領域に第1の溝部を形成する工程
と、前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエッチン
グし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、前
記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜をエッチン
グ除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング領域と前記
第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成する工程
と、前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を前記第2
の溝部に充填し前記MOSトランジスタのゲート電極と
する工程とを含む。
は、MOSトランジスタの製造において、半導体基板の
表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁膜上にゲート
電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上層膜をこの順
に堆積させる工程と、前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層
する上層/下層膜をMOSトランジスタのゲートパター
ンに加工する工程と、前記ゲートパターンをマスクとし
た不純物のイオン注入とその後の熱処理とでMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン領域となる拡散層を形成す
る工程と、前記ゲートパターンを被覆する第3の絶縁膜
を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の表面を除去し前記
ゲートパターンの上層膜を露出させる工程と、前記ゲー
トパターンのうち前記上層膜をエッチング除去し前記上
層膜のエッチング除去領域に第1の溝部を形成する工程
と、前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエッチン
グし前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、前
記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜をエッチン
グ除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング領域と前記
第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成する工程
と、前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を前記第2
の溝部に充填し前記MOSトランジスタのゲート電極と
する工程とを含む。
【0020】本発明では、上述したように初め第1の溝
部を形成した後この第1の溝部の開口寸法を拡大させ、
断面形状が2段構造になる第2の溝部を形成する。そし
て、この第2の溝部に導電体材料を埋めるようにする。
部を形成した後この第1の溝部の開口寸法を拡大させ、
断面形状が2段構造になる第2の溝部を形成する。そし
て、この第2の溝部に導電体材料を埋めるようにする。
【0021】このために、MOSトランジスタの低抵抗
のゲート電極材料を上記の溝内に埋め込むことが非常に
容易になる。そして、高誘電率の絶縁膜をゲート絶縁膜
とし埋込みゲート電極を有する微細なMOSトランジス
タの製造が簡便になる。
のゲート電極材料を上記の溝内に埋め込むことが非常に
容易になる。そして、高誘電率の絶縁膜をゲート絶縁膜
とし埋込みゲート電極を有する微細なMOSトランジス
タの製造が簡便になる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3は、
Nチャネル型MOSトランジスタの場合の本発明の製造
工程順の断面図である。
を図1乃至図3に基づいて説明する。図1乃至図3は、
Nチャネル型MOSトランジスタの場合の本発明の製造
工程順の断面図である。
【0023】従来の技術で説明したのと同様に、図1
(a)に示す導電型がP型のシリコン基板1上に、膜厚
が3nm程度のシリコン酸化膜等でダミーゲート絶縁膜
2を形成し、ダミーゲート絶縁膜2上に多結晶シリコン
膜3を成膜する。このダミーゲート絶縁膜が第1の絶縁
膜となる。そして、公知のフォトリソグラフィ技術とド
ライエッチング技術とで上記多結晶シリコン膜3とダミ
ーゲート絶縁膜2とをパターニングする。ここで、多結
晶シリコン膜3の膜厚は200nm程度であり、上記ド
ライエッチングでは、ICP(Inductive C
oupled Plasma)エッチング装置を用いマ
ルチステップの手法を用いる。そこで、反応ガスとして
は、第1ステップにCl2 、HBr、O2 の混合ガスを
用い、第2ステップにHBr、O2 の混合ガスを用い
る。このようにして、ダミーゲート絶縁膜2のドライエ
ッチングを防止し、その下のシリコン基板1表面をドラ
イエッチングから保護する。このようにして、図1
(b)に示すように、幅寸法が0.1μmのダミーゲー
ト電極4を形成する。このダミーゲート電極がダミーゲ
ートパターンとなる。そして、上述のダミーゲート電極
4をマスクの一部にしてリン等のN型不純物をイオン注
入し熱処理を施す。このようにして、低濃度拡散層5を
形成する。
(a)に示す導電型がP型のシリコン基板1上に、膜厚
が3nm程度のシリコン酸化膜等でダミーゲート絶縁膜
2を形成し、ダミーゲート絶縁膜2上に多結晶シリコン
膜3を成膜する。このダミーゲート絶縁膜が第1の絶縁
膜となる。そして、公知のフォトリソグラフィ技術とド
ライエッチング技術とで上記多結晶シリコン膜3とダミ
ーゲート絶縁膜2とをパターニングする。ここで、多結
晶シリコン膜3の膜厚は200nm程度であり、上記ド
ライエッチングでは、ICP(Inductive C
oupled Plasma)エッチング装置を用いマ
ルチステップの手法を用いる。そこで、反応ガスとして
は、第1ステップにCl2 、HBr、O2 の混合ガスを
用い、第2ステップにHBr、O2 の混合ガスを用い
る。このようにして、ダミーゲート絶縁膜2のドライエ
ッチングを防止し、その下のシリコン基板1表面をドラ
イエッチングから保護する。このようにして、図1
(b)に示すように、幅寸法が0.1μmのダミーゲー
ト電極4を形成する。このダミーゲート電極がダミーゲ
ートパターンとなる。そして、上述のダミーゲート電極
4をマスクの一部にしてリン等のN型不純物をイオン注
入し熱処理を施す。このようにして、低濃度拡散層5を
形成する。
【0024】次に、図1(c)に示すように、シリコン
酸化膜の成膜とエッチバックとでダミーゲート電極4の
側壁に第2の絶縁膜としてサイドウォール絶縁膜6を形
成する。そして、再度のヒ素等のN型不純物のイオン注
入と熱処理で高濃度拡散層7を形成する。
酸化膜の成膜とエッチバックとでダミーゲート電極4の
側壁に第2の絶縁膜としてサイドウォール絶縁膜6を形
成する。そして、再度のヒ素等のN型不純物のイオン注
入と熱処理で高濃度拡散層7を形成する。
【0025】次に、図1(d)に示すように、シリコン
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するように第
3の絶縁膜として層間絶縁膜8を堆積させる。ここで、
この層間絶縁膜8は、公知のCVD(化学気相成長)法
で堆積した膜厚500nm程度のシリコン酸化膜であ
る。
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するように第
3の絶縁膜として層間絶縁膜8を堆積させる。ここで、
この層間絶縁膜8は、公知のCVD(化学気相成長)法
で堆積した膜厚500nm程度のシリコン酸化膜であ
る。
【0026】次に、図2(a)に示すように、層間絶縁
膜8をCMP法で平坦化し層間絶縁膜8aとする。ここ
で、ダミーゲート電極4が研磨ストッパーとして機能す
る。そして、この露出したダミーゲート電極4の一部を
エッチングする。このようにして、図2(b)に示すよ
うに、層間絶縁膜8aに第1の溝部9を形成する。この
第1の溝部の寸法は0.1μmである。ここで、ダミー
ゲート残部10の膜厚は、ダミーゲート電極4の1/3
〜1/2である。
膜8をCMP法で平坦化し層間絶縁膜8aとする。ここ
で、ダミーゲート電極4が研磨ストッパーとして機能す
る。そして、この露出したダミーゲート電極4の一部を
エッチングする。このようにして、図2(b)に示すよ
うに、層間絶縁膜8aに第1の溝部9を形成する。この
第1の溝部の寸法は0.1μmである。ここで、ダミー
ゲート残部10の膜厚は、ダミーゲート電極4の1/3
〜1/2である。
【0027】次に、希フッ酸をエッチャントとしたウェ
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図2(c)に示すような第1の溝9aを
形成する。ここで、エッチング量は50nm程度であ
る。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝部9
は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここで、
上述したダミーゲート残部10は、その下部のダミーゲ
ート絶縁膜2及びダミーゲート残部10側壁の層間絶縁
膜8aを上記ウェットエッチングから保護する。ここ
で、化学薬液によるウェットエッチングに代えて等方的
なプラズマエッチングを用いてもよい。
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図2(c)に示すような第1の溝9aを
形成する。ここで、エッチング量は50nm程度であ
る。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝部9
は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここで、
上述したダミーゲート残部10は、その下部のダミーゲ
ート絶縁膜2及びダミーゲート残部10側壁の層間絶縁
膜8aを上記ウェットエッチングから保護する。ここ
で、化学薬液によるウェットエッチングに代えて等方的
なプラズマエッチングを用いてもよい。
【0028】次に、ダミーゲート残部10を等方的なド
ライエッチングで選択的に除去する。ここで、等方的な
プラズマエッチング装置を用いマルチステップの手法を
用いる。反応ガスとしては、第1ステップにCl2 、H
Br、O2 の混合ガスを用い、第2ステップにHBr、
O2 の混合ガスを用い、ダミーゲート絶縁膜2のドライ
エッチングを防止し、その下のシリコン基板1表面をド
ライエッチングから保護する。このようにして、図2
(d)に示すように、層間絶縁膜8aに第2の溝部11
を形成する。この第2の溝部11の断面形状は、2段構
造の溝となり上述した金属材料の埋め込み性が大幅に向
上する。更に、上記第2の溝部11のダミーゲート絶縁
膜2も除去する。
ライエッチングで選択的に除去する。ここで、等方的な
プラズマエッチング装置を用いマルチステップの手法を
用いる。反応ガスとしては、第1ステップにCl2 、H
Br、O2 の混合ガスを用い、第2ステップにHBr、
O2 の混合ガスを用い、ダミーゲート絶縁膜2のドライ
エッチングを防止し、その下のシリコン基板1表面をド
ライエッチングから保護する。このようにして、図2
(d)に示すように、層間絶縁膜8aに第2の溝部11
を形成する。この第2の溝部11の断面形状は、2段構
造の溝となり上述した金属材料の埋め込み性が大幅に向
上する。更に、上記第2の溝部11のダミーゲート絶縁
膜2も除去する。
【0029】次に、図3(a)に示すように、膜厚が2
0nmの高誘電率絶縁膜12を全面に形成する。この高
誘電率絶縁膜12はCVD法で堆積したタンタル酸化膜
等である。そして、この高誘電率絶縁膜12上であり第
2の溝部11を埋め込むように低抵抗導電膜13を形成
する。ここで、低抵抗導電膜13はTiN(窒化チタ
ン)とCuの積層膜である。
0nmの高誘電率絶縁膜12を全面に形成する。この高
誘電率絶縁膜12はCVD法で堆積したタンタル酸化膜
等である。そして、この高誘電率絶縁膜12上であり第
2の溝部11を埋め込むように低抵抗導電膜13を形成
する。ここで、低抵抗導電膜13はTiN(窒化チタ
ン)とCuの積層膜である。
【0030】次に、上述した低抵抗導電膜13をCMP
法で研磨し、図3(b)に示すように、層間絶縁膜8a
の所定の領域に形成した第2の溝部11内にゲート絶縁
膜14とゲート電極15を形成する。このようにして、
低濃度拡散層5と高濃度拡散層7とをソース・ドレイン
領域としたLDD構造のMOSトランジスタができる。
ここで、ゲート絶縁膜14はタンタル酸化膜、ハフニウ
ム酸化膜等の高誘電率の絶縁膜で構成され、ゲート電極
15は銅等の低抵抗の金属で構成される。
法で研磨し、図3(b)に示すように、層間絶縁膜8a
の所定の領域に形成した第2の溝部11内にゲート絶縁
膜14とゲート電極15を形成する。このようにして、
低濃度拡散層5と高濃度拡散層7とをソース・ドレイン
領域としたLDD構造のMOSトランジスタができる。
ここで、ゲート絶縁膜14はタンタル酸化膜、ハフニウ
ム酸化膜等の高誘電率の絶縁膜で構成され、ゲート電極
15は銅等の低抵抗の金属で構成される。
【0031】本発明では、断面形状が2段構造の第2の
溝部を形成する。このために、ゲート電極材料を上記の
溝内に埋め込むことが非常に容易になる。このようにし
て、従来の技術での問題点は完全に解決され、埋込みゲ
ート電極を有する微細なMOSトランジスタの製造が簡
便になる。
溝部を形成する。このために、ゲート電極材料を上記の
溝内に埋め込むことが非常に容易になる。このようにし
て、従来の技術での問題点は完全に解決され、埋込みゲ
ート電極を有する微細なMOSトランジスタの製造が簡
便になる。
【0032】次に、図4と図5に基づいて本発明の第2
の実施の形態を説明する。ここで、図4と図5は、本発
明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図である。
ここで、第1の実施の形態で説明したものと同じものは
同一符号で示す。この第2の実施の形態は第1の実施の
形態の変形であり、断面形状が2段構造の溝部形成の制
御性を高める方法を示す。
の実施の形態を説明する。ここで、図4と図5は、本発
明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図である。
ここで、第1の実施の形態で説明したものと同じものは
同一符号で示す。この第2の実施の形態は第1の実施の
形態の変形であり、断面形状が2段構造の溝部形成の制
御性を高める方法を示す。
【0033】図4(a)に示すように、シリコン基板1
上に、膜厚2nm程度の第1のシリコン酸化膜16、膜
厚150nmの第1の多結晶シリコン膜17、膜厚3n
mの第2のシリコン酸化膜18、膜厚200nmの第2
の多結晶シリコン膜19を積層して形成する。
上に、膜厚2nm程度の第1のシリコン酸化膜16、膜
厚150nmの第1の多結晶シリコン膜17、膜厚3n
mの第2のシリコン酸化膜18、膜厚200nmの第2
の多結晶シリコン膜19を積層して形成する。
【0034】そして、公知のフォトリソグラフィ技術を
用いゲート電極パターンのレジストマスクを形成する。
そして、ドライエッチング技術で上記第2の多結晶シリ
コン膜19、第2のシリコン酸化膜18、第1の多結晶
シリコン膜17を順次にエッチングする。上記ドライエ
ッチングでは、第1の実施の形態で説明したようなIC
Pエッチング装置を用いる。このようにして、図4
(b)に示すように、下部ダミーゲート電極20、上部
ダミーゲート電極21を形成し幅寸法が0.1μmのダ
ミーゲート電極4とする。更に、上述のダミーゲート電
極4をマスクの一部にしてリン等のN型不純物をイオン
注入し熱処理を施し低濃度拡散層5を形成する。
用いゲート電極パターンのレジストマスクを形成する。
そして、ドライエッチング技術で上記第2の多結晶シリ
コン膜19、第2のシリコン酸化膜18、第1の多結晶
シリコン膜17を順次にエッチングする。上記ドライエ
ッチングでは、第1の実施の形態で説明したようなIC
Pエッチング装置を用いる。このようにして、図4
(b)に示すように、下部ダミーゲート電極20、上部
ダミーゲート電極21を形成し幅寸法が0.1μmのダ
ミーゲート電極4とする。更に、上述のダミーゲート電
極4をマスクの一部にしてリン等のN型不純物をイオン
注入し熱処理を施し低濃度拡散層5を形成する。
【0035】次に、図4(c)に示すように、ダミーゲ
ート電極4の側壁にサイドウォール絶縁膜6を形成し、
再度のヒ素等のN型不純物のイオン注入と熱処理で高濃
度拡散層7を形成する。
ート電極4の側壁にサイドウォール絶縁膜6を形成し、
再度のヒ素等のN型不純物のイオン注入と熱処理で高濃
度拡散層7を形成する。
【0036】次に、図4(d)に示すように、シリコン
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するようにシ
リコン酸化膜を堆積させCMP法で平坦化して層間絶縁
膜8aを形成する。ここで、上部ダミーゲート電極21
が研磨ストッパーとして機能する。
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するようにシ
リコン酸化膜を堆積させCMP法で平坦化して層間絶縁
膜8aを形成する。ここで、上部ダミーゲート電極21
が研磨ストッパーとして機能する。
【0037】次に、露出する上部ダミーゲート電極21
のみをドライエッチングで選択的に除去する。このドラ
イエッチングでは、上述したICPエッチング装置を用
いマルチステップの手法を用いる。このドライエッチン
グでは、第2のシリコン酸化膜18がエッチングストッ
パーとして機能し、第1の多結晶シリコン膜20は完全
にエッチングから保護される。このようにして、図5
(a)に示すように、層間絶縁膜8aに第1の溝部9の
深さを高精度に制御する。この第1の溝部の深さは0.
20μm(200nm)で、その幅寸法は0.1μmと
なる。
のみをドライエッチングで選択的に除去する。このドラ
イエッチングでは、上述したICPエッチング装置を用
いマルチステップの手法を用いる。このドライエッチン
グでは、第2のシリコン酸化膜18がエッチングストッ
パーとして機能し、第1の多結晶シリコン膜20は完全
にエッチングから保護される。このようにして、図5
(a)に示すように、層間絶縁膜8aに第1の溝部9の
深さを高精度に制御する。この第1の溝部の深さは0.
20μm(200nm)で、その幅寸法は0.1μmと
なる。
【0038】次に、希フッ酸をエッチャントとしたウェ
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図5(b)に示すような第1の溝部9a
を形成する。この場合も、エッチング量は50nm程度
である。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝
部9は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここ
で、上述した下部ダミーゲート電極20は、その下部の
第1のシリコン酸化膜16及び下部ダミーゲート電極2
0側壁の層間絶縁膜8aを上記ウェットエッチングから
保護する。
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図5(b)に示すような第1の溝部9a
を形成する。この場合も、エッチング量は50nm程度
である。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝
部9は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここ
で、上述した下部ダミーゲート電極20は、その下部の
第1のシリコン酸化膜16及び下部ダミーゲート電極2
0側壁の層間絶縁膜8aを上記ウェットエッチングから
保護する。
【0039】次に、下部ダミーゲート電極20をドライ
エッチングで選択的に除去する。ここでも、ICPのエ
ッチング装置を用いマルチステップの手法を用いる。こ
のようにして、図5(c)に示すように、層間絶縁膜8
aに第2の溝部11を形成する。この第2の溝部11の
断面形状は、2段構造の溝となり上述した金属材料の埋
め込み性が大幅に向上する。更に、上記第2の溝部11
のダミーゲート絶縁膜2も除去する。
エッチングで選択的に除去する。ここでも、ICPのエ
ッチング装置を用いマルチステップの手法を用いる。こ
のようにして、図5(c)に示すように、層間絶縁膜8
aに第2の溝部11を形成する。この第2の溝部11の
断面形状は、2段構造の溝となり上述した金属材料の埋
め込み性が大幅に向上する。更に、上記第2の溝部11
のダミーゲート絶縁膜2も除去する。
【0040】以後は、第1の実施の形態で説明したよう
に高誘電率絶縁膜のゲート絶縁膜とゲート電極を上記の
第2の溝部11に形成する。
に高誘電率絶縁膜のゲート絶縁膜とゲート電極を上記の
第2の溝部11に形成する。
【0041】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
で説明したのと同様な効果が生じる。そして、この場合
には、2段構造の溝部の断面形状の制御性が大幅に向上
するようになる。
で説明したのと同様な効果が生じる。そして、この場合
には、2段構造の溝部の断面形状の制御性が大幅に向上
するようになる。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態を図6と
図7に基づいて説明する。ここで、図6と図7は、本発
明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図である。
ここで、第1(2)の実施の形態で説明したものと同じ
ものは同一符号で示す。
図7に基づいて説明する。ここで、図6と図7は、本発
明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図である。
ここで、第1(2)の実施の形態で説明したものと同じ
ものは同一符号で示す。
【0043】図6(a)に示すように、シリコン基板1
上に、膜厚が5nm程度の酸窒化膜22、第1の多結晶
シリコン膜17、第4の絶縁膜であるシリコン窒化膜2
3を積層して形成する。ここで、第1の多結晶シリコン
膜17の膜厚は150nmであり、シリコン窒化膜23
の膜厚は150nmである。
上に、膜厚が5nm程度の酸窒化膜22、第1の多結晶
シリコン膜17、第4の絶縁膜であるシリコン窒化膜2
3を積層して形成する。ここで、第1の多結晶シリコン
膜17の膜厚は150nmであり、シリコン窒化膜23
の膜厚は150nmである。
【0044】そして、公知のフォトリソグラフィ技術と
ドライエッチング技術とで上記シリコン窒化膜23と第
1の多結晶シリコン膜17とをパターニングする。この
パターニングでは、初めに反応性イオンエッチング(R
IE)でシリコン窒化膜23を加工しダミーゲート窒化
膜24を形成し、その後にダミーゲート窒化膜24をマ
スクにした上記ICPエッチング装置によるドライエッ
チングで第1の多結晶シリコン膜17を形成する。ここ
で、反応ガスとしては、第1ステップにCl2、HB
r、O2 の混合ガスを用い、第2ステップにHBr、O
2 の混合ガスを用いる。このようにして、図6(b)に
示すように、幅寸法が0.2μmのダミーゲート電極4
を形成する。そして、低濃度拡散層5を形成する。
ドライエッチング技術とで上記シリコン窒化膜23と第
1の多結晶シリコン膜17とをパターニングする。この
パターニングでは、初めに反応性イオンエッチング(R
IE)でシリコン窒化膜23を加工しダミーゲート窒化
膜24を形成し、その後にダミーゲート窒化膜24をマ
スクにした上記ICPエッチング装置によるドライエッ
チングで第1の多結晶シリコン膜17を形成する。ここ
で、反応ガスとしては、第1ステップにCl2、HB
r、O2 の混合ガスを用い、第2ステップにHBr、O
2 の混合ガスを用いる。このようにして、図6(b)に
示すように、幅寸法が0.2μmのダミーゲート電極4
を形成する。そして、低濃度拡散層5を形成する。
【0045】次に、図6(c)に示すように、シリコン
窒化膜の成膜とエッチバックとでダミーゲート電極4の
側壁にサイドウォール絶縁膜25を形成する。そして、
高濃度拡散層7を形成する。ここで、サイドウォール絶
縁膜25の膜厚は100nmである。
窒化膜の成膜とエッチバックとでダミーゲート電極4の
側壁にサイドウォール絶縁膜25を形成する。そして、
高濃度拡散層7を形成する。ここで、サイドウォール絶
縁膜25の膜厚は100nmである。
【0046】次に、図6(d)に示すように、シリコン
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するように膜
厚700nm程度のシリコン酸化膜を堆積させ、その後
にCMP法で平坦化して層間絶縁膜8aを形成する。こ
こで、ダミーゲート窒化膜24およびサイドウォール絶
縁膜25が研磨ストッパーとして機能する。
基板1上およびダミーゲート電極4を被覆するように膜
厚700nm程度のシリコン酸化膜を堆積させ、その後
にCMP法で平坦化して層間絶縁膜8aを形成する。こ
こで、ダミーゲート窒化膜24およびサイドウォール絶
縁膜25が研磨ストッパーとして機能する。
【0047】次に、露出するダミーゲート窒化膜24を
ホット燐酸の化学薬液でウェットエッチング除去する。
このウェットエッチングで、サイドウォール絶縁膜25
の上部もエッチングされサイドウォール絶縁膜残部26
が形成される。このサイドウォール絶縁膜残部26は下
部ダミーゲート電極20の高さ程度までとなる。このよ
うにして、図7(a)に示すように、層間絶縁膜8aに
第1の溝部9aを形成する。
ホット燐酸の化学薬液でウェットエッチング除去する。
このウェットエッチングで、サイドウォール絶縁膜25
の上部もエッチングされサイドウォール絶縁膜残部26
が形成される。このサイドウォール絶縁膜残部26は下
部ダミーゲート電極20の高さ程度までとなる。このよ
うにして、図7(a)に示すように、層間絶縁膜8aに
第1の溝部9aを形成する。
【0048】このホット燐酸の化学薬液でウェットエッ
チングでは、シリコン酸化膜で構成される層間絶縁膜8
aはエッチングされない。このために、形成される第1
の溝部9aの幅寸法は0.4μmと高精度に制御され、
その深さも150nmと高精度に制御される。
チングでは、シリコン酸化膜で構成される層間絶縁膜8
aはエッチングされない。このために、形成される第1
の溝部9aの幅寸法は0.4μmと高精度に制御され、
その深さも150nmと高精度に制御される。
【0049】次に、下部ダミーゲート電極20をウェッ
トエッチングで選択的に除去する。このようにして、図
7(b)に示すように、第2の溝部11を形成する。こ
のウェットエッチングでも、シリコン酸化膜で構成され
る層間絶縁膜8aはほとんどエッチングされない。この
ために、第2の溝部11の幅寸法および深さは高精度に
形成できるようになる。また、このウェットエッチング
で酸窒化膜22およびサイドウォール絶縁膜残部26は
エッチングされない。
トエッチングで選択的に除去する。このようにして、図
7(b)に示すように、第2の溝部11を形成する。こ
のウェットエッチングでも、シリコン酸化膜で構成され
る層間絶縁膜8aはほとんどエッチングされない。この
ために、第2の溝部11の幅寸法および深さは高精度に
形成できるようになる。また、このウェットエッチング
で酸窒化膜22およびサイドウォール絶縁膜残部26は
エッチングされない。
【0050】次に、図7(c)に示すように、第2の溝
部11を埋め込むようにTiN等のバリア膜27、Cu
膜28を積層して形成しゲート電極15を形成する。こ
の場合には、酸窒化膜22がそのままMOSトランジス
タのゲート絶縁膜となる。
部11を埋め込むようにTiN等のバリア膜27、Cu
膜28を積層して形成しゲート電極15を形成する。こ
の場合には、酸窒化膜22がそのままMOSトランジス
タのゲート絶縁膜となる。
【0051】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
で説明したのと同様な効果が生じる。更に、この場合に
は、第2の溝部11の幅寸法と深さ寸法の制御が大幅に
向上するようになる。
で説明したのと同様な効果が生じる。更に、この場合に
は、第2の溝部11の幅寸法と深さ寸法の制御が大幅に
向上するようになる。
【0052】次に、図8乃至図10に基づいて本発明の
第4の実施の形態を説明する。ここで、図8乃至図10
は、本発明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図
である。ここで、先述の実施の形態で説明したものと同
じものは同一符号で示す。この第4の実施の形態は基本
的には第2の実施の形態の変形である。
第4の実施の形態を説明する。ここで、図8乃至図10
は、本発明のMOSトランジスタの製造工程順の断面図
である。ここで、先述の実施の形態で説明したものと同
じものは同一符号で示す。この第4の実施の形態は基本
的には第2の実施の形態の変形である。
【0053】図8(a)に示すように、シリコン基板1
上に、膜厚2nm程度の酸窒化膜22、ゲート電極膜2
9、膜厚3nmの第1のシリコン酸化膜16、下層膜で
ある膜厚150nmの第1の多結晶シリコン膜17、膜
厚3nmの第2のシリコン酸化膜18、上層膜である膜
厚200nmの第2の多結晶シリコン膜19を積層して
形成する。ここで、ゲート電極膜29はリン不純物を含
有する膜厚100nm程度の多結晶シリコン膜である。
上に、膜厚2nm程度の酸窒化膜22、ゲート電極膜2
9、膜厚3nmの第1のシリコン酸化膜16、下層膜で
ある膜厚150nmの第1の多結晶シリコン膜17、膜
厚3nmの第2のシリコン酸化膜18、上層膜である膜
厚200nmの第2の多結晶シリコン膜19を積層して
形成する。ここで、ゲート電極膜29はリン不純物を含
有する膜厚100nm程度の多結晶シリコン膜である。
【0054】そして、第2の実施の形態で説明したよう
に、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術と
で、上記第2の多結晶シリコン膜19、第2のシリコン
酸化膜18、第1の多結晶シリコン膜17、第1のシリ
コン酸化膜16およびゲート電極膜29を順次にエッチ
ングする。このようにして、図8(b)に示すように、
下部ゲート電極30、下部ダミーゲート電極20、上部
ダミーゲート電極21を形成し幅寸法が0.1μmのダ
ミーゲート電極4とする。そして、低濃度拡散層5を形
成する。
に、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術と
で、上記第2の多結晶シリコン膜19、第2のシリコン
酸化膜18、第1の多結晶シリコン膜17、第1のシリ
コン酸化膜16およびゲート電極膜29を順次にエッチ
ングする。このようにして、図8(b)に示すように、
下部ゲート電極30、下部ダミーゲート電極20、上部
ダミーゲート電極21を形成し幅寸法が0.1μmのダ
ミーゲート電極4とする。そして、低濃度拡散層5を形
成する。
【0055】次に、図8(c)に示すように、下部ゲー
ト電極30およびダミーゲート電極4の側壁にシリコン
酸化膜でサイドウォール絶縁膜6を形成し、高濃度拡散
層7を形成する。そして、図8(d)に示すように、シ
リコン基板1上およびダミーゲート電極4および下部ゲ
ート電極30を被覆するようにシリコン酸化膜を堆積さ
せCMP法で平坦化して層間絶縁膜8aを形成する。こ
こで、上部ダミーゲート電極21が研磨ストッパーとし
て機能する。
ト電極30およびダミーゲート電極4の側壁にシリコン
酸化膜でサイドウォール絶縁膜6を形成し、高濃度拡散
層7を形成する。そして、図8(d)に示すように、シ
リコン基板1上およびダミーゲート電極4および下部ゲ
ート電極30を被覆するようにシリコン酸化膜を堆積さ
せCMP法で平坦化して層間絶縁膜8aを形成する。こ
こで、上部ダミーゲート電極21が研磨ストッパーとし
て機能する。
【0056】次に、露出する上部ダミーゲート電極21
のみを第2の実施の形態で説明したようなドライエッチ
ングで選択的に除去する。このドライエッチングでは、
第2のシリコン酸化膜18がエッチングストッパーとし
て機能し、第1の多結晶シリコン膜20は完全にエッチ
ングから保護される。このようにして、図9(a)に示
すように、層間絶縁膜8aに第1の溝部9を形成する。
ここで、この第1の溝部の深さは0.20μmで、その
幅寸法は0.1μmとなる。
のみを第2の実施の形態で説明したようなドライエッチ
ングで選択的に除去する。このドライエッチングでは、
第2のシリコン酸化膜18がエッチングストッパーとし
て機能し、第1の多結晶シリコン膜20は完全にエッチ
ングから保護される。このようにして、図9(a)に示
すように、層間絶縁膜8aに第1の溝部9を形成する。
ここで、この第1の溝部の深さは0.20μmで、その
幅寸法は0.1μmとなる。
【0057】次に、希フッ酸をエッチャントとしたウェ
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図9(b)に示すような第1の溝部9a
を形成する。ここで、エッチング量は50nm程度であ
る。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝部9
は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここで、
上述した下部ダミーゲート電極20は、その下部の第1
のシリコン酸化膜16及び下部ゲート電極30側壁の層
間絶縁膜8aを上記ウェットエッチングから保護する。
ットエッチングで、層間絶縁膜8aの等方性の全面エッ
チングを施し、図9(b)に示すような第1の溝部9a
を形成する。ここで、エッチング量は50nm程度であ
る。このようにして、寸法が0.1μmの第1の溝部9
は寸法が0.2μmの第1の溝部9aとなる。ここで、
上述した下部ダミーゲート電極20は、その下部の第1
のシリコン酸化膜16及び下部ゲート電極30側壁の層
間絶縁膜8aを上記ウェットエッチングから保護する。
【0058】次に、下部ダミーゲート電極20をドライ
エッチングで選択的に除去する。ここで、ICPのエッ
チング装置を用いマルチステップの手法を用いる。この
ようにして、図9(c)に示すように、層間絶縁膜8a
に第2の溝部11を形成する。この第2の溝部11の断
面形状は、2段構造の溝となり上述した金属材料の埋め
込み性が大幅に向上する。
エッチングで選択的に除去する。ここで、ICPのエッ
チング装置を用いマルチステップの手法を用いる。この
ようにして、図9(c)に示すように、層間絶縁膜8a
に第2の溝部11を形成する。この第2の溝部11の断
面形状は、2段構造の溝となり上述した金属材料の埋め
込み性が大幅に向上する。
【0059】次に、極薄の第1のシリコン酸化膜16を
ウェットエッチングで除去する。このようにして、図9
(d)に示すように、下部ゲート電極30の表面を露出
させる。
ウェットエッチングで除去する。このようにして、図9
(d)に示すように、下部ゲート電極30の表面を露出
させる。
【0060】次に、図10(a)に示すように、下部ゲ
ート電極に接続し第2の溝部11を埋め込むように導電
膜31を形成する。ここで、導電膜31はWN(窒化タ
ングステン)とW(タングステン)とをこの順に積層す
る金属膜である。
ート電極に接続し第2の溝部11を埋め込むように導電
膜31を形成する。ここで、導電膜31はWN(窒化タ
ングステン)とW(タングステン)とをこの順に積層す
る金属膜である。
【0061】次に、上述した導電膜31をCMP法で研
磨し、図10(b)に示すように、層間絶縁膜8aの所
定の領域に形成した第2の溝部11内にゲート絶縁膜と
なる酸窒化膜22、下部ゲート電極30と上部ゲート電
極32を形成する。このようにして、シリコン基板1表
面において低濃度拡散層5と高濃度拡散層7とをソース
・ドレイン領域としたLDD構造のMOSトランジスタ
ができる。
磨し、図10(b)に示すように、層間絶縁膜8aの所
定の領域に形成した第2の溝部11内にゲート絶縁膜と
なる酸窒化膜22、下部ゲート電極30と上部ゲート電
極32を形成する。このようにして、シリコン基板1表
面において低濃度拡散層5と高濃度拡散層7とをソース
・ドレイン領域としたLDD構造のMOSトランジスタ
ができる。
【0062】この実施の形態では、第1および第2の実
施の形態で説明した効果が生じる。更に、ゲート絶縁膜
および下部ゲート電極を予め形成するために、MOSト
ランジスタの製造工程が簡便化できるようになる。
施の形態で説明した効果が生じる。更に、ゲート絶縁膜
および下部ゲート電極を予め形成するために、MOSト
ランジスタの製造工程が簡便化できるようになる。
【0063】上記の第1および第2の実施の形態では、
ゲート絶縁膜として高誘電率の絶縁膜を使用する場合に
ついて説明した。この場合に、ダミーゲート絶縁膜2あ
るいは第1のシリコン酸化膜16をそのままゲート絶縁
膜として用いてもよい。また、第3の実施の形態におい
て、逆に、酸窒化膜22を除去し高誘電率の絶縁膜をゲ
ート絶縁膜として用いてもよい。
ゲート絶縁膜として高誘電率の絶縁膜を使用する場合に
ついて説明した。この場合に、ダミーゲート絶縁膜2あ
るいは第1のシリコン酸化膜16をそのままゲート絶縁
膜として用いてもよい。また、第3の実施の形態におい
て、逆に、酸窒化膜22を除去し高誘電率の絶縁膜をゲ
ート絶縁膜として用いてもよい。
【0064】また、上記の実施の形態では、ダミーゲー
ト電極を多結晶シリコン膜で形成していたが、本発明は
これに限定されるものではない。このダミーゲート電極
としては、層間絶縁膜を構成する材料とは異種の材料で
あってエッチング速度を異にするものであればよい。例
えば、高融点金属のシリサイド等の導電膜である。
ト電極を多結晶シリコン膜で形成していたが、本発明は
これに限定されるものではない。このダミーゲート電極
としては、層間絶縁膜を構成する材料とは異種の材料で
あってエッチング速度を異にするものであればよい。例
えば、高融点金属のシリサイド等の導電膜である。
【0065】上述した本発明の実施の形態では、ゲート
電極をCu金属、積層するW/WN金属で形成する場合
について説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。その他、アルミニウム(Al)、または、
モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(T
i)のような高融点金属あるいは白金(Pt)、ルテニ
ウム(Ru)のような貴金属で形成する場合でも同様に
適用できる。
電極をCu金属、積層するW/WN金属で形成する場合
について説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。その他、アルミニウム(Al)、または、
モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、チタン(T
i)のような高融点金属あるいは白金(Pt)、ルテニ
ウム(Ru)のような貴金属で形成する場合でも同様に
適用できる。
【0066】また、上記の実施の形態では、層間絶縁膜
をシリコン酸化膜とする場合について説明しているが、
その他、層間絶縁膜としてSi−Oベースの低誘電率膜
を用いてもよい。そのような絶縁膜としては、シルセス
キオキサン類であるハイドロゲンシルセスキオキサン
(Hydrogen Silsesquioxane)、メチルシルセスキオキ
サン(Methyl Silsesquioxane)、メチレーテッドハイ
ドロゲンシルセスキオキサン(Methylated Hydrogen
Silsesquioxane)、あるいはフルオリネーテッドシルセ
スキオキサン(Furuorinated Silsesquioxane)のよう
な低誘電率膜がある。
をシリコン酸化膜とする場合について説明しているが、
その他、層間絶縁膜としてSi−Oベースの低誘電率膜
を用いてもよい。そのような絶縁膜としては、シルセス
キオキサン類であるハイドロゲンシルセスキオキサン
(Hydrogen Silsesquioxane)、メチルシルセスキオキ
サン(Methyl Silsesquioxane)、メチレーテッドハイ
ドロゲンシルセスキオキサン(Methylated Hydrogen
Silsesquioxane)、あるいはフルオリネーテッドシルセ
スキオキサン(Furuorinated Silsesquioxane)のよう
な低誘電率膜がある。
【0067】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態が
適宜変更され得ることは明らかである。
ず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態が
適宜変更され得ることは明らかである。
【0068】
【発明の効果】本発明の要部では、MOSトランジスタ
の製造において、半導体基板の表面にダミーゲートパタ
ーンを形成し、ダミーゲートパターンをマスクとした不
純物のイオン注入等でMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域となる拡散層を形成する。そして、ダミーゲ
ートパターンを被う絶縁膜を堆積させた後に上記ダミー
ゲートパターンの上面を露出させる、ダミーゲートパタ
ーンを所定の厚さ分だけ選択的にエッチング除去して第
1の溝部を形成する。次に、第1の溝部側壁をエッチン
グし第1の溝部の開口寸法を拡大させる。そして、ダミ
ーゲートパターンの残存部をエッチング除去して、断面
形状が2段構造になる第2の溝部を形成する。この第2
の溝部に導電体材料を充填しMOSトランジスタのゲー
ト電極を形成する。あるいは、この第2の溝部に高誘電
率のゲート絶縁膜とゲート電極とを形成する。
の製造において、半導体基板の表面にダミーゲートパタ
ーンを形成し、ダミーゲートパターンをマスクとした不
純物のイオン注入等でMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域となる拡散層を形成する。そして、ダミーゲ
ートパターンを被う絶縁膜を堆積させた後に上記ダミー
ゲートパターンの上面を露出させる、ダミーゲートパタ
ーンを所定の厚さ分だけ選択的にエッチング除去して第
1の溝部を形成する。次に、第1の溝部側壁をエッチン
グし第1の溝部の開口寸法を拡大させる。そして、ダミ
ーゲートパターンの残存部をエッチング除去して、断面
形状が2段構造になる第2の溝部を形成する。この第2
の溝部に導電体材料を充填しMOSトランジスタのゲー
ト電極を形成する。あるいは、この第2の溝部に高誘電
率のゲート絶縁膜とゲート電極とを形成する。
【0069】本発明の方法では、MOSトランジスタの
低抵抗のゲート電極材料を上記の溝内に埋め込むことが
非常に容易になる。更には、高誘電率の絶縁膜をゲート
絶縁膜とし低抵抗の埋込みゲート電極を有する超微細な
MOSトランジスタの製造が非常に簡便になる。
低抵抗のゲート電極材料を上記の溝内に埋め込むことが
非常に容易になる。更には、高誘電率の絶縁膜をゲート
絶縁膜とし低抵抗の埋込みゲート電極を有する超微細な
MOSトランジスタの製造が非常に簡便になる。
【0070】そして、本発明は、MOSトランジスタの
微細化および半導体装置の高密度化あるいは高集積化を
促進する。
微細化および半導体装置の高密度化あるいは高集積化を
促進する。
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのM
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
【図2】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するためのM
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
【図5】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を説明するためのM
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
【図7】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を説明するためのM
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
OSトランジスタの製造工程順の断面図である。
【図9】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図11】従来の技術を説明するためのMOSトランジ
スタの製造工程順の断面図である。
スタの製造工程順の断面図である。
【図12】上記MOSトランジスタの製造工程の続きを
示す断面図である。
示す断面図である。
【符号の説明】 1,101 シリコン基板 2,102 ダミーゲート絶縁膜 3,103 多結晶シリコン膜 4,104 ダミーゲート電極 5,105 低濃度拡散層 6,25,106 サイドウォール絶縁膜 7,107 高濃度拡散層 8,8a,108,108a 層間絶縁膜 9,9a 第1の溝部 10 ダミーゲート残部 11 第2の溝部 12 高誘電率絶縁膜 13 低抵抗導電膜 14,110 ゲート絶縁膜 15,111 ゲート電極 16 第1のシリコン酸化膜 17 第1の多結晶シリコン膜 18 第2のシリコン酸化膜 19 第2の多結晶シリコン膜 20 下部ダミーゲート電極 21 上部ダミーゲート電極 22 酸窒化膜 23 シリコン窒化膜 24 ダミーゲート窒化膜 26 サイドウォール絶縁膜残部 27 バリア膜 28 Cu膜 29 ゲート電極膜 30 下部ゲート電極 31 導電膜 32 上部ゲート電極
Claims (10)
- 【請求項1】 絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以
下、MOSトランジスタという)の製造において、半導
体基板の表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の絶縁膜上
にダミーゲートパターンを形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンをマスクとした不純物のイオ
ン注入とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソー
ス・ドレイン領域となる拡散層を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を形成
し、前記ダミーゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被
覆する第3の絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜
の表面を除去し前記ダミーゲートパターンの上面および
第2の絶縁膜の上部を露出させる工程と、 前記ダミーゲートパターンを所定の厚さ分だけ選択的に
エッチング除去し前記ダミーゲートパターンの残存部の
表面を底面とし前記第2の絶縁膜を側面とする第1の溝
部を形成する工程と、 前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜をエッチングし前
記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、 前記ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除去
し、前記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部とで
構成された第2の溝部を形成する工程と、 前記第2の溝部に導電体材料を充填し前記MOSトラン
ジスタのゲート電極とする工程、とを含むことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 MOSトランジスタの製造において、半
導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成し該第1の絶縁膜
上にダミーゲートパターンを形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンをマスクとした不純物のイオ
ン注入とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソー
ス・ドレイン領域となる拡散層を形成する工程と、 前記ダミーゲートパターンを被覆する第3の絶縁膜を堆
積させた後に前記第3の絶縁膜の表面を除去し前記ダミ
ーゲートパターンの上面を露出させる工程と、 前記ダミーゲートパターンを所定の厚さ分だけ選択的に
エッチング除去し前記ダミーゲートパターンのエッチン
グ除去領域に第1の溝部を形成する工程と、 前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエッチングし
前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、 前記ダミーゲートパターンの残存部をエッチング除去
し、前記残存部のエッチング領域と前記第1の溝部とで
構成された第2の溝部を形成する工程と、 前記第2の溝部に導電体材料を充填し前記MOSトラン
ジスタのゲート電極とする工程、とを含むことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記ダミーゲートパターンが積層する上
層と下層の半導体膜あるいは導電膜で構成され、前記ダ
ミーゲートパターンのエッチング除去の領域が前記上層
の半導体膜あるいは導電膜であり前記ダミーゲートパタ
ーンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導電膜であ
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記ダミーゲートパターンが積層する下
層の半導体膜あるいは導電膜と上層の第4の絶縁膜とで
構成され、前記ダミーゲートパターンのエッチング除去
の領域が前記上層の第4の絶縁膜であり前記ダミーゲー
トパターンの残存部が前記下層の半導体膜あるいは導電
膜であることを特徴とする請求項1または請求項2記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1の絶縁膜をMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜とすることを特徴とする請求項1から請
求項4のうち1つの請求項に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記第2の溝部を形成後に前記第1の絶
縁膜を除去し、前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い高
誘電率絶縁膜を被着させ該前記高誘電率絶縁膜をMOS
トランジスタのゲート絶縁膜とすることを特徴とする請
求項1から請求項4のうち1つの請求項に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2の絶縁膜あるいは前記第3の絶
縁膜がシリコン酸化膜であり、前記半導体膜がシリコン
膜であることを特徴とする請求項1から請求項6のうち
1つの請求項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記第3の絶縁膜がシリコン酸化膜であ
り前記第2の絶縁膜あるいは前記第4の絶縁膜がシリコ
ン窒化膜であり、前記半導体膜がシリコン膜であること
を特徴とする請求項1から請求項6のうち1つの請求項
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 MOSトランジスタの製造において、半
導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁膜
上にゲート電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上層
膜をこの順に堆積させる工程と、 前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層する上層/下層膜をM
OSトランジスタのゲートパターンに加工する工程と、 前記ゲートパターンをマスクとした不純物のイオン注入
とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域となる拡散層を形成する工程と、 前記ゲートパターンの側壁に第2の絶縁膜を形成し、前
記ゲートパターンおよび第2の絶縁膜を被覆する第3の
絶縁膜を堆積させた後に前記第3の絶縁膜の表面を除去
し前記ゲートパターンの上層膜および第2の絶縁膜の上
部を露出させる工程と、 前記ゲートパターンのうち前記上層膜をエッチング除去
し前記下層膜の表面を底面とし前記第2の絶縁膜を側面
とする第1の溝部を形成する工程と、 前記第1の溝部の側壁の第2の絶縁膜をエッチングし前
記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、 前記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜をエッチ
ング除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング領域と前
記第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成する工程
と、 前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を前記第2の溝
部に充填し前記MOSトランジスタのゲート電極とする
工程、とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項10】 MOSトランジスタの製造において、
半導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成し該ゲート絶縁
膜上にゲート電極膜、絶縁膜、積層する下層膜および上
層膜をこの順に堆積させる工程と、 前記ゲート電極膜、絶縁膜、積層する上層/下層膜をM
OSトランジスタのゲートパターンに加工する工程と、 前記ゲートパターンをマスクとした不純物のイオン注入
とその後の熱処理とでMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域となる拡散層を形成する工程と、 前記ゲートパターンを被覆する第3の絶縁膜を堆積させ
た後に前記第3の絶縁膜の表面を除去し前記ゲートパタ
ーンの上層膜を露出させる工程と、 前記ゲートパターンのうち前記上層膜をエッチング除去
し前記上層膜のエッチング除去領域に第1の溝部を形成
する工程と、 前記第1の溝部側壁の前記第3の絶縁膜をエッチングし
前記第1の溝部の開口寸法を拡大させる工程と、 前記ゲートパターンのうち前記下層膜と絶縁膜をエッチ
ング除去し、前記下層膜と絶縁膜のエッチング領域と前
記第1の溝部とで構成される第2の溝部を形成する工程
と、 前記ゲート電極膜に接続する導電体材料を前記第2の溝
部に充填し前記MOSトランジスタのゲート電極とする
工程、とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393313A JP2002198521A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 半導体装置の製造方法 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|
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---|---|
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Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008004727A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
WO2008072573A1 (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-19 | Sony Corporation | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
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