JP2002184045A - 光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、光ディスク用スタンパの製造方法 - Google Patents
光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、光ディスク用スタンパの製造方法Info
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- JP2002184045A JP2002184045A JP2000380500A JP2000380500A JP2002184045A JP 2002184045 A JP2002184045 A JP 2002184045A JP 2000380500 A JP2000380500 A JP 2000380500A JP 2000380500 A JP2000380500 A JP 2000380500A JP 2002184045 A JP2002184045 A JP 2002184045A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドライプロセスを用いた現像工程で優れたコ
ントラストが得られ、その後の基板エッチング工程にお
いても優れたマスク性能を有する、光ディスク用ネガ型
レジスト層付き基材、上記基材を使用して光ディスク用
スタンパを製造する製造方法を提供する。 【解決手段】 光ディスク用スタンパの製造において鏡
面基板をエッチングするときに使用するマスクを形成可
能なネガ型レジスト層として有機物層を鏡面基板上に配
置し、有機物層へのレーザビーム照射時に加熱された有
機物層に拡散可能な金属元素を含有する層が有機物層上
に配置されている。
ントラストが得られ、その後の基板エッチング工程にお
いても優れたマスク性能を有する、光ディスク用ネガ型
レジスト層付き基材、上記基材を使用して光ディスク用
スタンパを製造する製造方法を提供する。 【解決手段】 光ディスク用スタンパの製造において鏡
面基板をエッチングするときに使用するマスクを形成可
能なネガ型レジスト層として有機物層を鏡面基板上に配
置し、有機物層へのレーザビーム照射時に加熱された有
機物層に拡散可能な金属元素を含有する層が有機物層上
に配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用スタ
ンパの製造において鏡面基板をエッチングするときに使
用するマスクを形成可能なネガ型レジスト層を鏡面基板
上に有する光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、上
記光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を使用して光
ディスク用スタンパを製造する光ディスク用スタンパの
製造方法、及び、上記製造方法で得られたスタンパによ
り作製された光ディスクに関するものである。
ンパの製造において鏡面基板をエッチングするときに使
用するマスクを形成可能なネガ型レジスト層を鏡面基板
上に有する光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、上
記光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を使用して光
ディスク用スタンパを製造する光ディスク用スタンパの
製造方法、及び、上記製造方法で得られたスタンパによ
り作製された光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは再生専用型、追記型、書き
換え型があり、大容量、リムーブァルを特徴として、近
年のパーソナルコンピュータの普及に伴い音楽、画像に
止まらず広く情報の媒体として活用されている。特に使
用時の利便性に加えて射出成形により大量に生産できる
ことから、低価格での情報提供が可能であり、今後更に
生産量が増加すると考えられている。光ディスクの情報
は光ディスクの微細な凹凸形状として記録されており、
これを読み取りヘツドで反射率の強弱として検出する。
射出成形の金型であるスタンパにはこの凹凸がグルーブ
やピットとして表面に形成されており、射出成形によっ
て樹脂製の円盤に転写され光ディスクとなる。
換え型があり、大容量、リムーブァルを特徴として、近
年のパーソナルコンピュータの普及に伴い音楽、画像に
止まらず広く情報の媒体として活用されている。特に使
用時の利便性に加えて射出成形により大量に生産できる
ことから、低価格での情報提供が可能であり、今後更に
生産量が増加すると考えられている。光ディスクの情報
は光ディスクの微細な凹凸形状として記録されており、
これを読み取りヘツドで反射率の強弱として検出する。
射出成形の金型であるスタンパにはこの凹凸がグルーブ
やピットとして表面に形成されており、射出成形によっ
て樹脂製の円盤に転写され光ディスクとなる。
【0003】一例として、スタンパは0.3mm程度の
厚みを持つニッケル製の円盤であり、一枚のスタンパか
ら作成される光ディスクの枚数は高々数万枚程度であ
り、加えて情報の内容数に応じた種類のスタンパを作製
しなければならず、スタンパの消費枚数は今後ますます
増加するものと考えられている。微細加工技術により作
製されるスタンパは多数の工程を経て作成される一方
で、ピット又はグルーブ形状、表面の欠陥、機械的な歪
等に厳しい品質が要求される。
厚みを持つニッケル製の円盤であり、一枚のスタンパか
ら作成される光ディスクの枚数は高々数万枚程度であ
り、加えて情報の内容数に応じた種類のスタンパを作製
しなければならず、スタンパの消費枚数は今後ますます
増加するものと考えられている。微細加工技術により作
製されるスタンパは多数の工程を経て作成される一方
で、ピット又はグルーブ形状、表面の欠陥、機械的な歪
等に厳しい品質が要求される。
【0004】現在のスタンパ生産工程の一例としては以
下のようなものである。
下のようなものである。
【0005】精密研磨された円盤状のガラス板表面にス
ピンコート法により所定の厚さのレジスト層を形成し、
このレジスト層をベーキングすることにより溶媒を飛ば
した後、レーザーカッティングマシンにてレーザービー
ムをレジスト層に照射して露光させる。この時、レーザ
ービームの照射ビームは信号源により強度変調され、信
号源の情報としてレジスト層に描画される。その後、現
像工程にてレジスト層の露光部が除去され情報がレジス
ト面の凹凸パターンとして形成される。次に、スパッ
タ、メッキなどにより金属膜を付与することによる表面
の導電処理を行った後、ニッケルの電解メッキにて0.
3mm程度のニッケル板へと厚膜化される。メッキ後、
厚膜化されたニッケル板はガラス板から剥離され、表面
の洗浄、裏面の研磨、規定サイズヘの内外径加工を経て
スタンパとなる。
ピンコート法により所定の厚さのレジスト層を形成し、
このレジスト層をベーキングすることにより溶媒を飛ば
した後、レーザーカッティングマシンにてレーザービー
ムをレジスト層に照射して露光させる。この時、レーザ
ービームの照射ビームは信号源により強度変調され、信
号源の情報としてレジスト層に描画される。その後、現
像工程にてレジスト層の露光部が除去され情報がレジス
ト面の凹凸パターンとして形成される。次に、スパッ
タ、メッキなどにより金属膜を付与することによる表面
の導電処理を行った後、ニッケルの電解メッキにて0.
3mm程度のニッケル板へと厚膜化される。メッキ後、
厚膜化されたニッケル板はガラス板から剥離され、表面
の洗浄、裏面の研磨、規定サイズヘの内外径加工を経て
スタンパとなる。
【0006】このように現状はスタンパ作製に非常に多
くの工程を必要とし、このことが生産性向上の障害とな
っていると共に、表面欠陥等歩留まり低下の要因ともな
っている。現状工程がこのように複雑であることの解決
策として、従来より鏡面を有する金属の表面にエッチン
グにより直にグルーブ又はピット等の凹部を含む凹凸を
形成させる方法が提案されている。
くの工程を必要とし、このことが生産性向上の障害とな
っていると共に、表面欠陥等歩留まり低下の要因ともな
っている。現状工程がこのように複雑であることの解決
策として、従来より鏡面を有する金属の表面にエッチン
グにより直にグルーブ又はピット等の凹部を含む凹凸を
形成させる方法が提案されている。
【0007】特開平2−305629号公報、特開平5
−234153号公報、特開平3−198237号公報
には、鏡面研磨した金属基板の表面にレジストを塗布し
てレジスト層を形成し、このレジスト層を露光、現像
し、現像により金属基板が露出した面をエッチングして
スタンパを作製する方法が提案されている。そのなか
で、レジストとしてネガ型レジストを使用することによ
り、スタンパで必要な凸状のグルーブ又はピットパター
ンを直接金属基板に作成できることが記載されている。
また、特開平4−259937号公報には、ポジ型レジ
ストをネガ型に変化させて使用する方法が開示されてい
る。具体的には、エッチングすべき金属層上にポジ型レ
ジストを塗布してレジスト層を形成し、レジスト層をレ
ーザービームで照射して露光後、アルカリに安定な物質
に変化させるため、高温のアンモニアガス雰囲気中で3
0〜90分処理し、その後、紫外線をレジスト層に照射
する。これにより、現像でネガパターンが得られ、これ
をマスクとして基板のエッチングを行ってスタンパを作
製するというものである。
−234153号公報、特開平3−198237号公報
には、鏡面研磨した金属基板の表面にレジストを塗布し
てレジスト層を形成し、このレジスト層を露光、現像
し、現像により金属基板が露出した面をエッチングして
スタンパを作製する方法が提案されている。そのなか
で、レジストとしてネガ型レジストを使用することによ
り、スタンパで必要な凸状のグルーブ又はピットパター
ンを直接金属基板に作成できることが記載されている。
また、特開平4−259937号公報には、ポジ型レジ
ストをネガ型に変化させて使用する方法が開示されてい
る。具体的には、エッチングすべき金属層上にポジ型レ
ジストを塗布してレジスト層を形成し、レジスト層をレ
ーザービームで照射して露光後、アルカリに安定な物質
に変化させるため、高温のアンモニアガス雰囲気中で3
0〜90分処理し、その後、紫外線をレジスト層に照射
する。これにより、現像でネガパターンが得られ、これ
をマスクとして基板のエッチングを行ってスタンパを作
製するというものである。
【0008】前者の方法では、使用するネガ型レジスト
に満足な性能を有するものが無く、現状のスタンパと同
様の急峻な傾斜を持つ凸状のピット又はグルーブを作成
することは困難であり、また、後者の方法ではポジ型レ
ジストを変成させてネガタイプとする工程が必要である
ことから、工程自体が複雑であることに加え、得られる
ネガパターンの耐エッチング性もスタンパのピット形成
には不十分であるという問題がある。
に満足な性能を有するものが無く、現状のスタンパと同
様の急峻な傾斜を持つ凸状のピット又はグルーブを作成
することは困難であり、また、後者の方法ではポジ型レ
ジストを変成させてネガタイプとする工程が必要である
ことから、工程自体が複雑であることに加え、得られる
ネガパターンの耐エッチング性もスタンパのピット形成
には不十分であるという問題がある。
【0009】ドライプロセス用のネガ型レジストは、パ
ターン形成のためのエッチング処理(以下「ドライ現
像」と称す)で露光部のエッチングレートが小さく、高
いコントラストが得られること、更に、このネガパター
ンをマスクとした下層のエッチング工程で、十分な耐ド
ライエッチング性を有していることが必要である。これ
らの性能を満足するネガ型レジストとして、いくつかの
手法が開示されている。1つはPMIPK(ポリメチル
イソプロピニルケトン)を用いることにより、露光部を
選択的に架橋させ、未露光部に比べエッチングレートを
低下させて高いコントラストを得る方法、2つ目の手法
として基板の表面にフォトレジスト、SiO2、フォト
レジストをこの順に積層し、最表部のレジスト層を露光
し、現像することによりパターンを形成し、これをマス
クとしてSiO2をエッチングし、その後、このSiO2
パターンをマスクとして酸素プラズマにより下層のレジ
スト層をエッチングし、パターンを作成する方法、3つ
目としてレジスト層を露光した後、化学反応を利用して
露光部に選択的にシリコンを含有させ、露光部の酸素プ
ラズマによるエッチングレートを大きく低下させるシリ
ル化法、等である。
ターン形成のためのエッチング処理(以下「ドライ現
像」と称す)で露光部のエッチングレートが小さく、高
いコントラストが得られること、更に、このネガパター
ンをマスクとした下層のエッチング工程で、十分な耐ド
ライエッチング性を有していることが必要である。これ
らの性能を満足するネガ型レジストとして、いくつかの
手法が開示されている。1つはPMIPK(ポリメチル
イソプロピニルケトン)を用いることにより、露光部を
選択的に架橋させ、未露光部に比べエッチングレートを
低下させて高いコントラストを得る方法、2つ目の手法
として基板の表面にフォトレジスト、SiO2、フォト
レジストをこの順に積層し、最表部のレジスト層を露光
し、現像することによりパターンを形成し、これをマス
クとしてSiO2をエッチングし、その後、このSiO2
パターンをマスクとして酸素プラズマにより下層のレジ
スト層をエッチングし、パターンを作成する方法、3つ
目としてレジスト層を露光した後、化学反応を利用して
露光部に選択的にシリコンを含有させ、露光部の酸素プ
ラズマによるエッチングレートを大きく低下させるシリ
ル化法、等である。
【0010】以下、図3を参照しながら従来のシリル化
法の一例について説明する。
法の一例について説明する。
【0011】基板103にオルソジアゾナフトキノン系
フォトレジストを塗布してフォトレジスト層102を形
成し、集光レンズ101を通してレーザービーム100
を照射して、上記フォトレジスト層102を露光させる
と、図3(A)に示す様に、露光部102aにカルボン
酸が生成される。次いで、この露光部102aにシリコ
ン化合物、たとえばヘキサメチルジシラザンを作用させ
ると、シリコンが取り込まれ、露光部102aのみに選
択的にシリコンが含有されたレジスト膜105を作成す
ることができる(図3(B)参照)。これを酸素プラズ
マ中でエッチングすると、酸化シリコンが耐エッチング
性に優れるため、未露光部102bのみが選択的にエッ
チングされ、ネガ型パターン106を得ることができる
(図3(C))参照。
フォトレジストを塗布してフォトレジスト層102を形
成し、集光レンズ101を通してレーザービーム100
を照射して、上記フォトレジスト層102を露光させる
と、図3(A)に示す様に、露光部102aにカルボン
酸が生成される。次いで、この露光部102aにシリコ
ン化合物、たとえばヘキサメチルジシラザンを作用させ
ると、シリコンが取り込まれ、露光部102aのみに選
択的にシリコンが含有されたレジスト膜105を作成す
ることができる(図3(B)参照)。これを酸素プラズ
マ中でエッチングすると、酸化シリコンが耐エッチング
性に優れるため、未露光部102bのみが選択的にエッ
チングされ、ネガ型パターン106を得ることができる
(図3(C))参照。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PMI
PKを用いる方法では,ネガパターン106は得られる
ものの、未露光部102bのエッチングは露光部102
aの20%に達し、良好なコントラストは得られないと
いう問題がある。また、PMIPK自体が耐エッチング
性に劣るため、次工程で下層をエッチングする場合のマ
スクとしての性能が十分でなく、エッチング後の基材パ
ターンとして傾斜の急峻なピット又はグルーブが得られ
ないという問題がある。
PKを用いる方法では,ネガパターン106は得られる
ものの、未露光部102bのエッチングは露光部102
aの20%に達し、良好なコントラストは得られないと
いう問題がある。また、PMIPK自体が耐エッチング
性に劣るため、次工程で下層をエッチングする場合のマ
スクとしての性能が十分でなく、エッチング後の基材パ
ターンとして傾斜の急峻なピット又はグルーブが得られ
ないという問題がある。
【0013】レジストとSiO2を積層する方法は、最
上層のレジストはウェット現像で行われるため、全ての
工程をドライプロセスで実施できない上、層構成そのも
のも3層と多く、プロセスが複雑で実用的でないと言う
問題がある。
上層のレジストはウェット現像で行われるため、全ての
工程をドライプロセスで実施できない上、層構成そのも
のも3層と多く、プロセスが複雑で実用的でないと言う
問題がある。
【0014】シリル化法を用いる方法では、これをスタ
ンパ作製に適用し、金属鏡面を基材としてレジストを塗
布、レーザービームの集光ビームにより露光、露光部の
シリル化、酸素プラズマによるドライ現像と言う工程を
経た場合、レジストに含有されるシリコンに量的な分布
が発生し、レジストパターンとして急峻な勾配を持つピ
ット又はグルーブが作成できないと言う問題がある。
ンパ作製に適用し、金属鏡面を基材としてレジストを塗
布、レーザービームの集光ビームにより露光、露光部の
シリル化、酸素プラズマによるドライ現像と言う工程を
経た場合、レジストに含有されるシリコンに量的な分布
が発生し、レジストパターンとして急峻な勾配を持つピ
ット又はグルーブが作成できないと言う問題がある。
【0015】以上のように、金属基材をドライプロセス
で直接エッチングすることによりスタンパを作成する工
程は、ドライ現像後のコントラスト及び次工程での耐エ
ッチング性の確保という2つの性能を満足するネガ型レ
ジストが無いため、プロセスとして実用化できないと言
う問題があった。
で直接エッチングすることによりスタンパを作成する工
程は、ドライ現像後のコントラスト及び次工程での耐エ
ッチング性の確保という2つの性能を満足するネガ型レ
ジストが無いため、プロセスとして実用化できないと言
う問題があった。
【0016】従って、本発明の目的は、上記問題を解決
することにあって、基材の基板を直接エッチングするこ
とによりスタンパを作製する工程において、ドライプロ
セスを用いた現像工程で優れたコントラストが得られ尚
且つその後の基板のエッチング工程においても優れたマ
スク性能を有する、光ディスク用ネガ型レジスト層付き
基材、上記光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を使
用して光ディスク用スタンパを製造する光ディスク用ス
タンパの製造方法、及び、上記製造方法で得られたスタ
ンパにより作製された光ディスクを提供することにあ
る。
することにあって、基材の基板を直接エッチングするこ
とによりスタンパを作製する工程において、ドライプロ
セスを用いた現像工程で優れたコントラストが得られ尚
且つその後の基板のエッチング工程においても優れたマ
スク性能を有する、光ディスク用ネガ型レジスト層付き
基材、上記光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を使
用して光ディスク用スタンパを製造する光ディスク用ス
タンパの製造方法、及び、上記製造方法で得られたスタ
ンパにより作製された光ディスクを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成する。
に、本発明は以下のように構成する。
【0018】本発明の第1態様によれば、鏡面基板上
に、光ディスク用スタンパの製造時の鏡面基板エッチン
グ用マスクを形成可能なネガ型レジスト層として有機物
層を配置し、上記有機物層内に拡散可能な金属元素を含
有する金属元素含有層が上記有機物層上に配置された、
光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
に、光ディスク用スタンパの製造時の鏡面基板エッチン
グ用マスクを形成可能なネガ型レジスト層として有機物
層を配置し、上記有機物層内に拡散可能な金属元素を含
有する金属元素含有層が上記有機物層上に配置された、
光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
【0019】本発明の第2態様によれば、上記有機物層
のガラス転移温度が130℃以下で且つその厚みが1μ
m以下であり、上記有機物層の上層の上記金属元素含有
層が真空を用いた蒸着法又はスパッタ法により形成さ
れ、その厚みが100nm以下である第1の態様に記載
の光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
のガラス転移温度が130℃以下で且つその厚みが1μ
m以下であり、上記有機物層の上層の上記金属元素含有
層が真空を用いた蒸着法又はスパッタ法により形成さ
れ、その厚みが100nm以下である第1の態様に記載
の光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
【0020】本発明の第3態様によれば、上記有機物層
がPMIPK又はメチルメタクリレート系樹脂を主成分
とする合成樹脂膜よりなる第1又は2の態様に記載の光
ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
がPMIPK又はメチルメタクリレート系樹脂を主成分
とする合成樹脂膜よりなる第1又は2の態様に記載の光
ディスク用ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
【0021】本発明の第4態様によれば、上記金属元素
含有層がニッケル、タングステン、タンタル、シリコン
のうち少なくとも1種類の元素を含む層である第1〜3
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用ネガ型レジ
スト層付き基材を提供する。
含有層がニッケル、タングステン、タンタル、シリコン
のうち少なくとも1種類の元素を含む層である第1〜3
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用ネガ型レジ
スト層付き基材を提供する。
【0022】本発明の第5態様によれば、上記金属元素
含有層の金属は、上記鏡面基板の材料と異なる材料であ
る第1〜4のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用
ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
含有層の金属は、上記鏡面基板の材料と異なる材料であ
る第1〜4のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用
ネガ型レジスト層付き基材を提供する。
【0023】本発明の第6態様によれば、鏡面基板上に
パターンが形成された光ディスク用ネガ型レジスト層を
マスクとして光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材の
上記鏡面基板をエッチングする光ディスク用スタンパの
製造方法において、上記鏡面基板上の上記レジスト層で
ある有機物層上に配置された金属元素を含有する金属元
素含有層に対して、光ディスク用情報信号により強度変
調されている電磁波または放射粒子を照射することによ
り上記レジスト層を露光して、露光部において上記金属
元素含有層内の上記金属元素を上記有機物層内に拡散さ
せて金属拡散部を形成する工程と、上記金属拡散部を形
成した後、湿式又は乾式エッチング法により上記レジス
ト層上の上記金属元素含有層を除去する工程と、上記金
属元素含有層を除去した後、上記有機物層の上記金属拡
散部をマスクとして上記有機物層を乾式エッチング法に
よりエッチングする工程と、上記有機物層の乾式エッチ
ングによって得られた上記有機物層のネガパターン部を
マスクとして上記鏡面基板をエッチングしてスタンパを
得る工程とを備える光ディスク用スタンパの製造方法を
提供する。
パターンが形成された光ディスク用ネガ型レジスト層を
マスクとして光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材の
上記鏡面基板をエッチングする光ディスク用スタンパの
製造方法において、上記鏡面基板上の上記レジスト層で
ある有機物層上に配置された金属元素を含有する金属元
素含有層に対して、光ディスク用情報信号により強度変
調されている電磁波または放射粒子を照射することによ
り上記レジスト層を露光して、露光部において上記金属
元素含有層内の上記金属元素を上記有機物層内に拡散さ
せて金属拡散部を形成する工程と、上記金属拡散部を形
成した後、湿式又は乾式エッチング法により上記レジス
ト層上の上記金属元素含有層を除去する工程と、上記金
属元素含有層を除去した後、上記有機物層の上記金属拡
散部をマスクとして上記有機物層を乾式エッチング法に
よりエッチングする工程と、上記有機物層の乾式エッチ
ングによって得られた上記有機物層のネガパターン部を
マスクとして上記鏡面基板をエッチングしてスタンパを
得る工程とを備える光ディスク用スタンパの製造方法を
提供する。
【0024】本発明の第7態様によれば、上記強度変調
された、電磁波または放射粒子を照射する照射光源が2
00nm以上500nm以下の波長を有するレーザービ
ーム光である第6の態様に記載の光ディスク用スタンパ
の製造方法を提供する。
された、電磁波または放射粒子を照射する照射光源が2
00nm以上500nm以下の波長を有するレーザービ
ーム光である第6の態様に記載の光ディスク用スタンパ
の製造方法を提供する。
【0025】本発明の第8態様によれば、上記有機物層
がPMIPK又はメチルメタクリレート系樹脂を主成分
とする合成樹脂膜よりなる第6又は7の態様に記載の光
ディスク用スタンパの製造方法を提供する。
がPMIPK又はメチルメタクリレート系樹脂を主成分
とする合成樹脂膜よりなる第6又は7の態様に記載の光
ディスク用スタンパの製造方法を提供する。
【0026】本発明の第9態様によれば、上記金属元素
含有層がニッケル、タングステン、タンタル、シリコン
のうち少なくとも1種類の元素を含む層である第6〜8
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用スタンパの
製造方法を提供する。
含有層がニッケル、タングステン、タンタル、シリコン
のうち少なくとも1種類の元素を含む層である第6〜8
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用スタンパの
製造方法を提供する。
【0027】本発明の第10態様によれば、上記金属元
素含有層の金属は、上記鏡面基板の材料と異なる材料で
ある第6〜9のいずれか1つの態様に記載の光ディスク
用スタンパの製造方法を提供する。
素含有層の金属は、上記鏡面基板の材料と異なる材料で
ある第6〜9のいずれか1つの態様に記載の光ディスク
用スタンパの製造方法を提供する。
【0028】本発明の第11態様によれば、第6〜10
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用スタンパの
製造方法により製造される光ディスク用スタンパを使用
して成形される光ディスクを提供する。
のいずれか1つの態様に記載の光ディスク用スタンパの
製造方法により製造される光ディスク用スタンパを使用
して成形される光ディスクを提供する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】以下、本発明の一実施形態を図1に基づい
て説明する。
て説明する。
【0031】図1は本発明の一実施形態による光ディス
ク用スタンパの作製工程で使用するネガ型レジスト層付
き基材を示す。
ク用スタンパの作製工程で使用するネガ型レジスト層付
き基材を示す。
【0032】上記ネガ型レジスト層付き基材は、基板4
の表面に、精密研磨や電鋳などにより鏡面1を作製し
て、基板4を鏡面基板4としている。鏡面1を形成する
理由は、エッチングにより形成する凹凸形状のサイズが
高さ0.1μm〜0.2μm程度と非常に小さいため、
この凹凸を形成させる基板としては、高精度に平坦化さ
れた鏡面板である必要があるためである。この場合の鏡
面基板4としては特に限定はされないが、金属であるこ
とが好ましい。鏡面基板4を構成する金属としては、例
えばニッケルまたはニッケル表面に他種の金属薄膜を付
与したものが例示できる。鏡面基板4の鏡面1である表
面に、薄膜の有機物層2を形成させる。この有機物層2
の厚みは、ドライ現像工程での膜厚の減少、基材エッチ
ング工程での選択比の観点から決定されるが、50nm
〜1μmが好ましい。この有機物層2は、レジスト層と
して機能するものであり、必ずしも露光により化学的変
化を起こす物質、例えばフォトレジストの様なものでな
くても良い。更に、照射するレーザービームの波長での
透過率も特に限定されないが、ガラス転移温度は130
℃以下である必要がある。130℃より高いガラス転移
温度を持つものでは、露光工程においても金属含有物質
が有機物層2内に拡散せず、ドライ現像において良好な
コントラストが得られない。有機物層2はどのような方
法を用いて作製してもよいが、例えばスピンコート法を
用いることにより、簡単に作成することができる。次
に、該有機物層2上に金属元素含有層3(以下「金属含
有層」と称す)を作成する。金属の種類としてはエッチ
ングしようとする金属と同一金属でない方が、エッチン
グ工程での耐エッチング性を確保できる意味で好まし
い。また、この金属含有層3に用いる物質としては、金
属またその酸化物、弗化物等の金属化合物、又はこれら
を含んだ有機化合物、これらのフィラーが溶液、又は樹
脂に分散されたものでもよい。ニッケル、タングステ
ン、タンタルシリコン、シリコン酸化物、アルミニウム
酸化物等は、真空プロセスで付与できるため使用しやす
く好ましい。金属含有層3の厚みは100nm以下が好
ましく、100nmより厚い場合はこの金属含有層3を
除去するのに時間がかかり、更に露光時の熱拡散により
ドライ現像後でコントラストも低下する。一例として、
金属基板4をNi、金属含有層3をSiとする。
の表面に、精密研磨や電鋳などにより鏡面1を作製し
て、基板4を鏡面基板4としている。鏡面1を形成する
理由は、エッチングにより形成する凹凸形状のサイズが
高さ0.1μm〜0.2μm程度と非常に小さいため、
この凹凸を形成させる基板としては、高精度に平坦化さ
れた鏡面板である必要があるためである。この場合の鏡
面基板4としては特に限定はされないが、金属であるこ
とが好ましい。鏡面基板4を構成する金属としては、例
えばニッケルまたはニッケル表面に他種の金属薄膜を付
与したものが例示できる。鏡面基板4の鏡面1である表
面に、薄膜の有機物層2を形成させる。この有機物層2
の厚みは、ドライ現像工程での膜厚の減少、基材エッチ
ング工程での選択比の観点から決定されるが、50nm
〜1μmが好ましい。この有機物層2は、レジスト層と
して機能するものであり、必ずしも露光により化学的変
化を起こす物質、例えばフォトレジストの様なものでな
くても良い。更に、照射するレーザービームの波長での
透過率も特に限定されないが、ガラス転移温度は130
℃以下である必要がある。130℃より高いガラス転移
温度を持つものでは、露光工程においても金属含有物質
が有機物層2内に拡散せず、ドライ現像において良好な
コントラストが得られない。有機物層2はどのような方
法を用いて作製してもよいが、例えばスピンコート法を
用いることにより、簡単に作成することができる。次
に、該有機物層2上に金属元素含有層3(以下「金属含
有層」と称す)を作成する。金属の種類としてはエッチ
ングしようとする金属と同一金属でない方が、エッチン
グ工程での耐エッチング性を確保できる意味で好まし
い。また、この金属含有層3に用いる物質としては、金
属またその酸化物、弗化物等の金属化合物、又はこれら
を含んだ有機化合物、これらのフィラーが溶液、又は樹
脂に分散されたものでもよい。ニッケル、タングステ
ン、タンタルシリコン、シリコン酸化物、アルミニウム
酸化物等は、真空プロセスで付与できるため使用しやす
く好ましい。金属含有層3の厚みは100nm以下が好
ましく、100nmより厚い場合はこの金属含有層3を
除去するのに時間がかかり、更に露光時の熱拡散により
ドライ現像後でコントラストも低下する。一例として、
金属基板4をNi、金属含有層3をSiとする。
【0033】以下に、上記実施形態のネガ型レジスト層
付き基材を用いたスタンパの作成方法について図2を用
いて説明する。
付き基材を用いたスタンパの作成方法について図2を用
いて説明する。
【0034】前述した上記実施形態のネガ型レジスト層
付き基材においてネガ型レジスト層である有機物層2を
付与した基板4に対して、レーザーカッティングマシン
により、光ディスクに記録すべき信号源からの情報信号
により強度変調されたレーザービーム10を対物レンズ
11で集光して照射して、基板4の有機物層2を露光さ
せる(図2(A)参照)。このとき使用するレーザービ
ームの波長は、微細なピット又はグルーブを作製するた
めには短い方が有利であるが、あまり短い波長を使用す
ると露光時の熱作用が低下するため、レーザービームの
波長として200nm以上500nm以下が好ましい。
レーザービーム照射することにより、有機物層2の温度
はガラス転移温度以上に上昇し、図2(B)に示すよう
に、その有機物層2の上の金属含有層3の一部が有機物
層2内に拡散して金属拡散部5が形成され、金属拡散部
5である、有機物層2の露光部2aのみに金属が含有さ
れる。
付き基材においてネガ型レジスト層である有機物層2を
付与した基板4に対して、レーザーカッティングマシン
により、光ディスクに記録すべき信号源からの情報信号
により強度変調されたレーザービーム10を対物レンズ
11で集光して照射して、基板4の有機物層2を露光さ
せる(図2(A)参照)。このとき使用するレーザービ
ームの波長は、微細なピット又はグルーブを作製するた
めには短い方が有利であるが、あまり短い波長を使用す
ると露光時の熱作用が低下するため、レーザービームの
波長として200nm以上500nm以下が好ましい。
レーザービーム照射することにより、有機物層2の温度
はガラス転移温度以上に上昇し、図2(B)に示すよう
に、その有機物層2の上の金属含有層3の一部が有機物
層2内に拡散して金属拡散部5が形成され、金属拡散部
5である、有機物層2の露光部2aのみに金属が含有さ
れる。
【0035】次の工程として、金属含有層3の表面をエ
ッチングする。エッチングの時間は、有機物層2の未露
光部2b上の金属含有層3が完全に除去できる最短時間
が良く、金属含有層3の厚み、エッチング条件に依存す
るが、概ね5秒〜5分程度が良い。これにより、有機物
層2の上側の層すなわち表層の金属含有層3は完全に除
去され、図2(C)に示すように、有機物層2の内部に
レーザービームの照射により拡散した金属拡散部5のみ
が残される。この場合のエッチングは、酸によるウェッ
トエッチング又はプラズマによるドライエッチングのど
ちらの方法でもよい。
ッチングする。エッチングの時間は、有機物層2の未露
光部2b上の金属含有層3が完全に除去できる最短時間
が良く、金属含有層3の厚み、エッチング条件に依存す
るが、概ね5秒〜5分程度が良い。これにより、有機物
層2の上側の層すなわち表層の金属含有層3は完全に除
去され、図2(C)に示すように、有機物層2の内部に
レーザービームの照射により拡散した金属拡散部5のみ
が残される。この場合のエッチングは、酸によるウェッ
トエッチング又はプラズマによるドライエッチングのど
ちらの方法でもよい。
【0036】次の工程として、プラズマにより、有機物
層2の表面のエッチングを行う。エッチングガスは、有
機物層2の金属拡散部5内に拡散した金属をエッチング
しないものである必要があり、安全面からも酸素ガスが
好ましい。また、未露光部2bのエッチングレートが1
0〜500nm/minとなるようにエッチング条件を
決定し、処理時間は未露光部2bの有機物層2が完全に
除去できる最短時間に設定することが好ましい。この露
光部2aの表面側は金属が含有されて金属拡散部5が形
成されているため、ほとんどエッチングされず、金属が
含有されていない未露光部2bのみが選択的にエッチン
グされて除去され、図2(D)に示すように露光部2a
がピット又はグルーブ形成用の凸部として凸形状をなす
コントラストの高いネガ型パターン部6が得られる。ま
た、露光部2aの耐エッチング性はある程度の金属含有
量で飽和することから、露光量分布による耐エッチング
性の分布がなく、切り立ったピット又はグルーブの作製
が可能である。ここで、露光量分布による耐エッチング
性の分布がなく、とは、以下のことを意味する。すなわ
ち、通常のネガ型レジストは、露光により分子が架橋し
硬化して耐エッチング性を持つようになる。よって、硬
化するのに十分な露光が行われないと、耐エッチング性
も低く、エッチングが進むようになる。上記有機物層2
に金属を分散すると、ほとんどエッチングが進まなくな
る為、露光ビームが強度分布を持っていても、中途半端
にエッチングが進むということがないということを意味
する。
層2の表面のエッチングを行う。エッチングガスは、有
機物層2の金属拡散部5内に拡散した金属をエッチング
しないものである必要があり、安全面からも酸素ガスが
好ましい。また、未露光部2bのエッチングレートが1
0〜500nm/minとなるようにエッチング条件を
決定し、処理時間は未露光部2bの有機物層2が完全に
除去できる最短時間に設定することが好ましい。この露
光部2aの表面側は金属が含有されて金属拡散部5が形
成されているため、ほとんどエッチングされず、金属が
含有されていない未露光部2bのみが選択的にエッチン
グされて除去され、図2(D)に示すように露光部2a
がピット又はグルーブ形成用の凸部として凸形状をなす
コントラストの高いネガ型パターン部6が得られる。ま
た、露光部2aの耐エッチング性はある程度の金属含有
量で飽和することから、露光量分布による耐エッチング
性の分布がなく、切り立ったピット又はグルーブの作製
が可能である。ここで、露光量分布による耐エッチング
性の分布がなく、とは、以下のことを意味する。すなわ
ち、通常のネガ型レジストは、露光により分子が架橋し
硬化して耐エッチング性を持つようになる。よって、硬
化するのに十分な露光が行われないと、耐エッチング性
も低く、エッチングが進むようになる。上記有機物層2
に金属を分散すると、ほとんどエッチングが進まなくな
る為、露光ビームが強度分布を持っていても、中途半端
にエッチングが進むということがないということを意味
する。
【0037】次の工程として、上記工程で得られたネガ
型パターン部6をマスクとして、基板4のエッチングを
行う。この場合、主として有機物層2から構成されるネ
ガパターン部6には、基板4を構成する材料例えば金属
とは異なる金属が残留していることから、エッチングガ
スとして適当なガスを選択すると、このプロセスにおい
ても耐エッチング性が優れ、図2(E)に示すように基
板4との選択比が非常に高いマスクとなる。よって、基
板4へ形成されるピット又はグルーブ形状は斜面の非常
に急峻なものとなる。一例として、基板4を構成する金
属をTa、残留金属をNi等とするとき、エッチングガ
スとしてはF系ガス(例えばSF6)が使用できる。
型パターン部6をマスクとして、基板4のエッチングを
行う。この場合、主として有機物層2から構成されるネ
ガパターン部6には、基板4を構成する材料例えば金属
とは異なる金属が残留していることから、エッチングガ
スとして適当なガスを選択すると、このプロセスにおい
ても耐エッチング性が優れ、図2(E)に示すように基
板4との選択比が非常に高いマスクとなる。よって、基
板4へ形成されるピット又はグルーブ形状は斜面の非常
に急峻なものとなる。一例として、基板4を構成する金
属をTa、残留金属をNi等とするとき、エッチングガ
スとしてはF系ガス(例えばSF6)が使用できる。
【0038】最後に、上記有機物層2を基板4に影響を
及ぼさないガスを用いてドライプロセスで除去するかも
しくはアセトン等の有機溶剤で除去することにより、図
2(F)に示すようなピット又はグルーブ形成用の凸部
7を形成させることができる。基板4に影響を及ぼさな
いガスの一例としては、基板がNi、拡散金属がTa、
Siの場合、O2とF系のガスの混合ガスを使用するこ
とができる。
及ぼさないガスを用いてドライプロセスで除去するかも
しくはアセトン等の有機溶剤で除去することにより、図
2(F)に示すようなピット又はグルーブ形成用の凸部
7を形成させることができる。基板4に影響を及ぼさな
いガスの一例としては、基板がNi、拡散金属がTa、
Siの場合、O2とF系のガスの混合ガスを使用するこ
とができる。
【0039】このようにして得られたスタンパを光ディ
スク成形用射出成形機の金型に組み込み、溶融樹脂を射
出成形機に供給して、グルーブ形成用の凸部やピット形
成用の凸部を含むスタンパの凹凸が、グルーブ、又はピ
ット、又はグルーブ及びピットとして射出成形によって
樹脂製の円盤に転写されて光ディスクを成形することが
できる。このようにして、上記スタンパから光ディスク
を大量に生産することができる。
スク成形用射出成形機の金型に組み込み、溶融樹脂を射
出成形機に供給して、グルーブ形成用の凸部やピット形
成用の凸部を含むスタンパの凹凸が、グルーブ、又はピ
ット、又はグルーブ及びピットとして射出成形によって
樹脂製の円盤に転写されて光ディスクを成形することが
できる。このようにして、上記スタンパから光ディスク
を大量に生産することができる。
【0040】上記実施形態によれば、鏡面基板4上に、
光ディスク用スタンパの製造において上記鏡面基板4を
エッチングするときに使用するマスクを形成可能なネガ
型レジスト層として有機物層2を配置し、上記有機物層
2への電磁波又は放射粒子の照射時に加熱された加熱部
分の上記有機物層2内に拡散可能な金属元素を含有する
金属元素含有層3が上記有機物層2上に配置されてい
る。従って、金属元素含有層3に含有されている金属
と、エッチングしようとする鏡面基板4の金属とを同一
の金属でないようにすることにより、エッチング工程で
の耐エッチング性を確保することができる。
光ディスク用スタンパの製造において上記鏡面基板4を
エッチングするときに使用するマスクを形成可能なネガ
型レジスト層として有機物層2を配置し、上記有機物層
2への電磁波又は放射粒子の照射時に加熱された加熱部
分の上記有機物層2内に拡散可能な金属元素を含有する
金属元素含有層3が上記有機物層2上に配置されてい
る。従って、金属元素含有層3に含有されている金属
と、エッチングしようとする鏡面基板4の金属とを同一
の金属でないようにすることにより、エッチング工程で
の耐エッチング性を確保することができる。
【0041】また、金属含有層3の厚みを100nm以
下とすることにより、金属含有層3を除去するのに時間
がかからず、更に露光時の熱拡散によりドライ現像後で
コントラストも低下することがない。
下とすることにより、金属含有層3を除去するのに時間
がかからず、更に露光時の熱拡散によりドライ現像後で
コントラストも低下することがない。
【0042】また、レーザービームの波長として200
nm以上500nm以下とすれば、露光時の熱作用が低
下することなく、微細なピット又はグルーブを有利に作
製することができる。
nm以上500nm以下とすれば、露光時の熱作用が低
下することなく、微細なピット又はグルーブを有利に作
製することができる。
【0043】また、プラズマにより、有機物層2の表面
のエッチングを行うとき、有機物層2の露光部2aの表
面側には金属が含有されて金属拡散部5が形成されてい
るため、ほとんどエッチングされず、金属が含有されて
いない未露光部2bのみが選択的にエッチングされて除
去され、露光部2aがピット又はグルーブ形成用の凸部
として凸形状をなすコントラストの高いネガ型パターン
部6が得られる。
のエッチングを行うとき、有機物層2の露光部2aの表
面側には金属が含有されて金属拡散部5が形成されてい
るため、ほとんどエッチングされず、金属が含有されて
いない未露光部2bのみが選択的にエッチングされて除
去され、露光部2aがピット又はグルーブ形成用の凸部
として凸形状をなすコントラストの高いネガ型パターン
部6が得られる。
【0044】また、ネガパターン部6には、基板4を構
成する材料とは異なる金属が残留していることから、エ
ッチングガスとして適当なガスを選択すると、このプロ
セスにおいても耐エッチング性が優れ、基板4との選択
比が非常に高いマスクとすることができる。よって、基
板4へ形成されるピット又はグルーブ形状は斜面の非常
に急峻なものとなる。
成する材料とは異なる金属が残留していることから、エ
ッチングガスとして適当なガスを選択すると、このプロ
セスにおいても耐エッチング性が優れ、基板4との選択
比が非常に高いマスクとすることができる。よって、基
板4へ形成されるピット又はグルーブ形状は斜面の非常
に急峻なものとなる。
【0045】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこの実施例
に限定されるものではない。
に限定されるものではない。
【0046】基板として鏡面研磨したニッケル板にシリ
コン層を形成したものを用い、有機物層をスピンコート
法で形成した。コーティング物質としてはPMIPK
(ポリメチルイソプロピニルケトン)をシクロヘキサノ
ンで溶解したものを使用し、コーティング後ホットプレ
ートにて85℃の10分間の乾燥処理を行い、PMIP
Kの層を形成させた。この時のPMIPKの層の厚みは
250nm、PMIPKの層のガラス転移温度は78℃
であった。
コン層を形成したものを用い、有機物層をスピンコート
法で形成した。コーティング物質としてはPMIPK
(ポリメチルイソプロピニルケトン)をシクロヘキサノ
ンで溶解したものを使用し、コーティング後ホットプレ
ートにて85℃の10分間の乾燥処理を行い、PMIP
Kの層を形成させた。この時のPMIPKの層の厚みは
250nm、PMIPKの層のガラス転移温度は78℃
であった。
【0047】次に、このPMIPK層の上に、金属含有
層としてDCマグネトロンスパッタにてニッケル層を形
成した。スパッタ条件は、Ar流量30sccm、DC
パワー200Wで5秒間行い、これによる、金属含有層
の膜厚は4nmであった。
層としてDCマグネトロンスパッタにてニッケル層を形
成した。スパッタ条件は、Ar流量30sccm、DC
パワー200Wで5秒間行い、これによる、金属含有層
の膜厚は4nmであった。
【0048】次に、このようにして作成したサンプル表
面にレーザーカッティングマシンを用いてレーザービー
ムを照射して、サンプル表面を露光した。この時のレー
ザービームの波長は413nmであり、AO変調器によ
り変調されたレーザービームを対物レンズで集光し、ト
ラックピッチ1.6μm、線速5.0m/secの条件
で音楽CDの信号源を光ディスク用情報信号の例として
用いて行った。
面にレーザーカッティングマシンを用いてレーザービー
ムを照射して、サンプル表面を露光した。この時のレー
ザービームの波長は413nmであり、AO変調器によ
り変調されたレーザービームを対物レンズで集光し、ト
ラックピッチ1.6μm、線速5.0m/secの条件
で音楽CDの信号源を光ディスク用情報信号の例として
用いて行った。
【0049】次に、この表面を15%の硝酸で10秒間
エッチングし、表面のニッケル層を除去した後、真空チ
ャンバーに投入し、酸素プラズマによるエッチングを行
った。この時、真空度2Pascal、酸素流量40s
ccm、DCパワー200Wで4分間行い、露光部が凸
形状となるネガパターン部が得られた。
エッチングし、表面のニッケル層を除去した後、真空チ
ャンバーに投入し、酸素プラズマによるエッチングを行
った。この時、真空度2Pascal、酸素流量40s
ccm、DCパワー200Wで4分間行い、露光部が凸
形状となるネガパターン部が得られた。
【0050】次に、再度真空チャンバーに投入し、この
ネガパターン部をマスクとしてCF系ガスにより、基板
であるシリコン膜をエッチングした後、チャンバーから
取り出し、有機溶剤にてPMIPK層からなるネガパタ
ーン部を除去した。以上の工程により、シリコン層に傾
斜の急峻な良好な、ピット形成用凸部が得られた。
ネガパターン部をマスクとしてCF系ガスにより、基板
であるシリコン膜をエッチングした後、チャンバーから
取り出し、有機溶剤にてPMIPK層からなるネガパタ
ーン部を除去した。以上の工程により、シリコン層に傾
斜の急峻な良好な、ピット形成用凸部が得られた。
【0051】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の光ディスク用ネガ型レジスト層
付き基材は、鏡面基板上に、光ディスク用スタンパの製
造において上記鏡面基板をエッチングするときに使用す
るマスクを形成可能なネガ型レジスト層として有機物層
を配置し、上記有機物層への電磁波又は放射粒子の照射
時に加熱された加熱部分の上記有機物層内に拡散可能な
金属元素を含有する金属元素含有層が上記有機物層上に
配置されている。従って、レーザーカッティングマシン
などにより露光、ドライプロセスなどによる現像の後、
鏡面基板をエッチングすることによりグルーブ又はピッ
ト用凸部を含むネガパターン部を形成することができ、
光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材から直接的に光
ディスク用スタンパを作成することができる。
付き基材は、鏡面基板上に、光ディスク用スタンパの製
造において上記鏡面基板をエッチングするときに使用す
るマスクを形成可能なネガ型レジスト層として有機物層
を配置し、上記有機物層への電磁波又は放射粒子の照射
時に加熱された加熱部分の上記有機物層内に拡散可能な
金属元素を含有する金属元素含有層が上記有機物層上に
配置されている。従って、レーザーカッティングマシン
などにより露光、ドライプロセスなどによる現像の後、
鏡面基板をエッチングすることによりグルーブ又はピッ
ト用凸部を含むネガパターン部を形成することができ、
光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材から直接的に光
ディスク用スタンパを作成することができる。
【0053】また、本発明において、有機物層上に金属
元素含有層を設けた構成のネガ型レジストはドライプロ
セスで非常に高いコントラストが得られ、尚且つマスク
性能が優れているため、次工程の基板のエッチングにお
いて非常に急峻なピット、グルーブの作成が可能であ
る。また、層構成も金属元素含有層とレジスト層との2
層であることから、量産時の生産性にも優れている。さ
らに、300nm以下のディープUV(「Deep U
V」のことで、「深い紫外線」を意味し、通常、波長が
300nm台を「UV」、200nm台を「ディープU
V」と称している。)の領域の波長も使用できることか
ら、高密度記録にも対応できる等数多くの利点を有す
る。ここで、300nm以下のディープUVの領域の波
長も使用できる、とは、例えば200〜500nmの波
長のレーザーが使用可能なとき、200〜300nmで
も使用可能であり、200〜300nmのディープUV
領域は、通常の感光性のレジストでは、これに適用でき
るように設計することがむずかしく、この波長専用のレ
ジストを使わなければならない。これに対して、本発明
では熱による拡散を用いている為、波長の依存性が少な
く、ディープUV領域でも使用できる。
元素含有層を設けた構成のネガ型レジストはドライプロ
セスで非常に高いコントラストが得られ、尚且つマスク
性能が優れているため、次工程の基板のエッチングにお
いて非常に急峻なピット、グルーブの作成が可能であ
る。また、層構成も金属元素含有層とレジスト層との2
層であることから、量産時の生産性にも優れている。さ
らに、300nm以下のディープUV(「Deep U
V」のことで、「深い紫外線」を意味し、通常、波長が
300nm台を「UV」、200nm台を「ディープU
V」と称している。)の領域の波長も使用できることか
ら、高密度記録にも対応できる等数多くの利点を有す
る。ここで、300nm以下のディープUVの領域の波
長も使用できる、とは、例えば200〜500nmの波
長のレーザーが使用可能なとき、200〜300nmで
も使用可能であり、200〜300nmのディープUV
領域は、通常の感光性のレジストでは、これに適用でき
るように設計することがむずかしく、この波長専用のレ
ジストを使わなければならない。これに対して、本発明
では熱による拡散を用いている為、波長の依存性が少な
く、ディープUV領域でも使用できる。
【図1】 本発明の一実施形態にかかる光ディスク用ス
タンパの作製工程で使用するネガ型レジスト層付き基材
の構成を示す図である。
タンパの作製工程で使用するネガ型レジスト層付き基材
の構成を示す図である。
【図2】 (A)〜(F)はそれぞれ本発明一実施形態
にかかるのドライプロセス用ネガ型レジストを用いたス
タンパの作成を示す工程図である。
にかかるのドライプロセス用ネガ型レジストを用いたス
タンパの作成を示す工程図である。
【図3】 (A),(B),(C)は従来技術であるシ
リル化法の一例を示す図である。
リル化法の一例を示す図である。
1…鏡面、2…有機物層、2a…露光部、2b…未露光
部、3…金属元素含有層(金属含有層)、4…基板、5
…金属拡散部、6…ネガパターン部、7…ピット又はグ
ルーブ形成用の凸部、10…レーザービーム、11…対
物レンズ。
部、3…金属元素含有層(金属含有層)、4…基板、5
…金属拡散部、6…ネガパターン部、7…ピット又はグ
ルーブ形成用の凸部、10…レーザービーム、11…対
物レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AB14 AB17 AC01 AC08 AD01 BB03 CB08 CB14 CB41 CB60 DA31 DA40 5D121 AA02 BA01 BA05 BB04 BB08 BB26 BB33 BB34 GG04 GG18
Claims (11)
- 【請求項1】 鏡面基板上に、光ディスク用スタンパの
製造時の鏡面基板エッチング用マスクを形成可能なネガ
型レジスト層として有機物層を配置し、上記有機物層内
に拡散可能な金属元素を含有する金属元素含有層が上記
有機物層上に配置された、光ディスク用ネガ型レジスト
層付き基材。 - 【請求項2】 上記有機物層のガラス転移温度が130
℃以下で且つその厚みが1μm以下であり、上記有機物
層の上層の上記金属元素含有層が真空を用いた蒸着法又
はスパッタ法により形成され、その厚みが100nm以
下である請求項1に記載の光ディスク用ネガ型レジスト
層付き基材。 - 【請求項3】 上記有機物層がPMIPK又はメチルメ
タクリレート系樹脂を主成分とする合成樹脂膜よりなる
請求項1又は2に記載の光ディスク用ネガ型レジスト層
付き基材。 - 【請求項4】 上記金属元素含有層がニッケル、タング
ステン、タンタル、シリコンのうち少なくとも1種類の
元素を含む層である請求項1〜3のいずれか1つに記載
の光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材。 - 【請求項5】 上記金属元素含有層の金属は、上記鏡面
基板の材料と異なる材料である請求項1〜4のいずれか
1つに記載の光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材。 - 【請求項6】 鏡面基板上にパターンが形成された光デ
ィスク用ネガ型レジスト層をマスクとして光ディスク用
ネガ型レジスト層付き基材の上記鏡面基板をエッチング
する光ディスク用スタンパの製造方法において、 上記鏡面基板上の上記レジスト層である有機物層上に配
置された金属元素を含有する金属元素含有層に対して、
光ディスク用情報信号により強度変調されている電磁波
または放射粒子を照射することにより上記レジスト層を
露光して、露光部において上記金属元素含有層内の上記
金属元素を上記有機物層内に拡散させて金属拡散部を形
成する工程と、 上記金属拡散部を形成した後、湿式又は乾式エッチング
法により上記レジスト層上の上記金属元素含有層を除去
する工程と、 上記金属元素含有層を除去した後、上記有機物層の上記
金属拡散部をマスクとして上記有機物層を乾式エッチン
グ法によりエッチングする工程と、 上記有機物層の乾式エッチングによって得られた上記有
機物層のネガパターン部をマスクとして上記鏡面基板を
エッチングしてスタンパを得る工程とを備える光ディス
ク用スタンパの製造方法。 - 【請求項7】 上記強度変調された、電磁波または放射
粒子を照射する照射光源が200nm以上500nm以
下の波長を有するレーザービーム光である請求項6に記
載の光ディスク用スタンパの製造方法。 - 【請求項8】 上記有機物層がPMIPK又はメチルメ
タクリレート系樹脂を主成分とする合成樹脂膜よりなる
請求項6又は7に記載の光ディスク用スタンパの製造方
法。 - 【請求項9】 上記金属元素含有層がニッケル、タング
ステン、タンタル、シリコンのうち少なくとも1種類の
元素を含む層である請求項6〜8のいずれか1つに記載
の光ディスク用スタンパの製造方法。 - 【請求項10】 上記金属元素含有層の金属は、上記鏡
面基板の材料と異なる材料である請求項6〜9のいずれ
か1つに記載の光ディスク用スタンパの製造方法。 - 【請求項11】 請求項6〜10のいずれか1つに記載
の光ディスク用スタンパの製造方法により製造される光
ディスク用スタンパを使用して成形される光ディスク。
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---|---|---|---|
JP2000380500A JP2002184045A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、光ディスク用スタンパの製造方法 |
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JP2000380500A JP2002184045A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 光ディスク用ネガ型レジスト層付き基材、光ディスク用スタンパの製造方法 |
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JP (1) | JP2002184045A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380500A patent/JP2002184045A/ja active Pending
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