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JP2002183002A - 訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこのサーバ装置により通知された訂正候補のドメイン名を利用するクライアントコンピュータ、およびこのクライアントコンピュータ上で動作するプログラムを記録した記録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメールサーバ - Google Patents

訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこのサーバ装置により通知された訂正候補のドメイン名を利用するクライアントコンピュータ、およびこのクライアントコンピュータ上で動作するプログラムを記録した記録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメールサーバ

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Publication number
JP2002183002A
JP2002183002A JP2000379974A JP2000379974A JP2002183002A JP 2002183002 A JP2002183002 A JP 2002183002A JP 2000379974 A JP2000379974 A JP 2000379974A JP 2000379974 A JP2000379974 A JP 2000379974A JP 2002183002 A JP2002183002 A JP 2002183002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
domain name
correction candidate
server
client computer
mail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000379974A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002183002A5 (ja
Inventor
Hiroyasu Mochizuki
裕恭 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2000379974A priority Critical patent/JP2002183002A/ja
Publication of JP2002183002A publication Critical patent/JP2002183002A/ja
Publication of JP2002183002A5 publication Critical patent/JP2002183002A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 URLなどを誤入力した利用者がこれらを再
入力する際の手間を軽減することができる、訂正候補の
ドメイン名やURLなどを通知するサーバ装置を提供す
る。 【解決手段】 クライアントコンピュータ1がインター
ネット上の所定サイト4にアクセスする際に行われるD
NSサーバ3へのIPアドレスの問合わせを代行するサ
ーバ装置2であって、所定サイト4のドメイン名を指定
する文字列をクライアントコンピュータ1から取得し、
前記文字列に対応するIPアドレスをDNSサーバ3に
問合わせ、この問合わせに対しDNSサーバ3からIP
アドレスが存在しない旨が通知された場合に前記文字列
についての訂正候補のドメイン名を検索し、その訂正候
補のドメイン名に基づいて生成したURLなどの訂正候
補の文字列をクライアントコンピュータ1に通知するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、URLやメール
アドレスなどの相手先や接続先を指定する文字列が誤入
力された場合に、これらの文字列を再入力する際の利用
者の負担を軽減し、インターネットをより快適に利用で
きるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの利用時には、接続先や
相手先を特定するため、URLやメールアドレスなどの
文字列を手入力しなければならないことがよくあるが、
これらの文字列は通常、英字や特殊文字を組み合わせた
長文の文字列で構成されるため、誤入力されることが少
なくない。
【0003】ここでこれらの文字列を誤入力すると、W
ebブラウザやメーラの小窓に小さく表示された文字列を
一字一句確認するなどの面倒な作業を強いられる。ま
た、誤入力をしたことに気づいても、思いこみや勘違い
をしていたり、参照した雑誌や名刺などに記載されてい
るURLやメールアドレスが誤記されていたり、Webサ
イトの運用者側の都合などによりURLが変更されてい
るといったこともあり、なかなか正確なURLやメール
アドレスがわからずに苦労することも少なくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような誤入力をし
た場合に、例えば、訂正候補のURLやメールアドレス
を提供してくれるサービスがあれば便利である。また、
Webブラウザの利用に際しては、例えば会社名などから
推測されるURLを手当たりしだいに入力し、目的サイ
トへのアクセスを試みるといったこともよく行われる
が、このような場合、前記のようなサービスを利用すれ
ば、推測したURLに対応する実在のURLが提示され
ることとなるので便利である。また、近々、日本語のド
メイン名が正式に利用できるようになるが、この場合、
例えば、「ー」(長音記号)と「−」(マイナス記
号)、「渡辺」と「渡邊」といった日本語のドメイン名
に特有の誤入力も増えてくると予想され、前記のサービ
スの必要性は今後さらに増大すると思われる。
【0005】この発明はこのような観点からなされたも
ので、URLやメールアドレスなどの相手先や接続先を
指定する文字列が誤入力された場合に、これらの文字列
を再入力する際の利用者の負担を軽減し、インターネッ
トをより快適に利用できるようにすることができる、訂
正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこの
サーバ装置により通知された訂正候補のドメイン名を利
用するクライアントコンピュータ、およびこのクライア
ントコンピュータ上で動作するプログラムを記録した記
録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメ
ールサーバを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の請求項1に記載の発明は、訂正候補のドメイン名を
通知するサーバ装置であって、クライアントコンピュー
タがインターネット上の所定サイトにアクセスする際に
行われるDNSサーバへのIPアドレスの問合わせを代
行する手段と、前記所定サイトのドメイン名を指定する
文字列を前記クライアントコンピュータから取得する手
段と、前記文字列に対応するIPアドレスをDNSサー
バに問合わせる手段と、この問合わせに対しDNSサー
バからIPアドレスが存在しない旨が通知された場合に
前記文字列に基づいて訂正候補のドメイン名を出力する
手段と、その訂正候補のドメイン名、もしくは、これに
基づいて生成したURLなどの訂正候補の文字列を前記
クライアントコンピュータに通知する手段とを備えるこ
ととする。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置であって、
DNSサーバとこれに問合わせを行うクライアントコン
ピュータとの間の通信を監視する手段と、DNSサーバ
からクライアントコンピュータにIPアドレスが存在し
ない旨が通知されたことを検知して前記問合わせのあっ
た前記所定サイトのドメイン名を指定する文字列に基づ
いて訂正候補のドメイン名を出力する手段と、その訂正
候補のドメイン名、もしくは、これに基づいて生成した
URLなどの訂正候補の文字列を前記クライアントコン
ピュータに通知する手段と、を備えることとする。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1または2に記載の前記サーバ装置により提示さ
れた訂正候補のドメイン名を利用する前記クライアント
コンピュータであって、前記サーバ装置から通知された
前記訂正候補のドメイン名、もしくは、このドメイン名
に基づいて生成した訂正候補の文字列を表示する手段を
備えることとする。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
前記サーバ装置から通知される前記訂正候補のドメイン
名、もしくは、前記訂正候補の文字列を受信する手順
と、受信した前記ドメイン名、もしくは、前記訂正候補
の文字列をユーザインタフェースにより選択可能な状態
で一覧的に表示する手順と、前記一覧的に表示された中
から選択された前記訂正候補のドメイン名、もしくは、
前記訂正候補の文字列を前記クライアントコンピュータ
上で動作するWebブラウザなどのソフトウエアに引き渡
す手順とを実行する、前記クライアントコンピュータ上
で動作するプログラムを記録した記録媒体であることと
する。
【0010】さらに、本発明の請求項5に記載の発明
は、訂正候補のメールアドレスを通知するメールサーバ
であって、処理すべき送信メールを管轄するメールサー
バのドメイン名を指定する文字列に対応するIPアドレ
スをDNSサーバに問合わせる手段と、前記問合わせに
対しDNSサーバからIPアドレスが存在しない旨が通
知された場合に前記文字列に基づいて訂正候補のドメイ
ン名を出力する手段と、その訂正候補のドメイン名に基
づいて生成した訂正候補のメールアドレスを記載したメ
ールを作成し、これを前記送信メールの差出人宛てに送
信する手段を備えることとする。
【0011】
【発明の実施の形態】<実施例1>この実施例では、W
ebブラウザにURLを誤入力した場合に、訂正候補のU
RLを提示するサービスについて説明する。図1にこの
サービスを利用、もしくは、提供する各機器の概略構成
を示す。これらの機器はいずれもインターネットに接続
する。利用者コンピュータ1では適宜なOSのもとでW
ebブラウザが稼働している。
【0012】プロキシーサーバ2は、利用者コンピュー
タ1がインターネット上のWebサイト4にアクセスする
際に行われるDNSサーバ3へのIPアドレスの問合わ
せを代行するものである。また、プロキシーサーバ2で
は、前記サービスの提供に利用される、ドメイン名とし
て誤入力されやすい文字列とその訂正候補のドメイン名
との対応づけを管理するデータベースdが稼働してお
り、このデータベースdには、例えば、綴りを間違えや
すい文字列とその正しい文字列との対応づけ、カタカナ
名の語尾に付される長音記号の有無(「ヤフー」と「ヤ
フ」など)、長音記号の入力ミス(長音記号「ー」を入
力すべきところハイフン「−」を入力してしまう場合も
しくはその逆)、など、誤入力が予想される様々なケー
スについての、誤入力されやすい文字列とドメイン名の
記述として正しく表記された文字列との対応づけが登録
されている。また、訂正候補のドメイン名には、後述す
るドメイン情報が付帯して登録されていることもある。
【0013】利用者がキーボードやマウスなどのユーザ
インタフェースを操作して、WebブラウザのURL入力
欄に目的とするWebサイト4のURLを記入し、所定の
送信指示を行うと、利用者コンピュータ1からプロキシ
ーサーバ2に前記URLが送出される。プロキシーサー
バ2は、利用者コンピュータ1からURLが送られてく
ると、当該URL中のドメイン名の記述欄に記述されて
いる文字列に対応するIPアドレスをDNSサーバ3に
問合わせる。この問い合わせに対しDNSサーバ3から
IPアドレスが返答されてきた場合(つまり、前記文字
列についての名前解決に成功した場合)には、プロキシ
ーサーバ2からそのIPアドレスが利用者コンピュータ
1に通知され、利用者コンピュータ1は通知されたIP
アドレスを利用して、前記URLで特定されるWebサイ
ト4にアクセスする。
【0014】一方、DNSサーバ3からIPアドレスが
存在しない旨が通知された場合(つまり、前記文字列に
ついての名前解決ができなかった場合)には、プロキシ
ーサーバ2は、前記文字列の全部、もしくは、一部をキ
ーとしてデータベースdから訂正候補のドメイン名を検
索し(複数のドメイン名が検索されることもある)、検
索した訂正候補のドメイン名に前記URLのドメイン名
の記述欄を置き換えて生成した訂正候補のURLと、こ
のドメイン名を登録した際に付随して登録されたドメイ
ン情報を、前記文字列に対応するIPアドレスが存在し
ない旨のメッセージと共に利用者コンピュータ1に通知
する。ここで前記ドメイン情報とは、例えばJPNIC
(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンタ
ー(登録商標))などのドメイン名の管理組織において
管理されている情報であり、ドメイン名の申請時に前記
組織に申請者から通知される当該ドメイン名を使用する
組織名、ネットワークサービス名などの情報である。
【0015】利用者コンピュータ1は、前記メッセージ
が通知されると、このメッセージに付帯する訂正候補の
URLをユーザインタフェースにより選択可能な状態
(例えば、いわゆるリストボックスなどの形式)で一覧
的に表示する。また、適宜前記URLに付帯して適宜前
記ドメイン名情報も表示する。そして、利用者がユーザ
インタフェースを操作してこの中からあるURLを選択
すると、そのURLがWebブラウザのURL入力欄に自
動的にセットされる。すなわち、利用者は一覧から選択
するという単純な操作で正しいURLをWebブラウザに
入力し直すことができる。また、利用者は表示される前
記ドメイン名情報を参照することで、より正確なURL
を選択することができる。
【0016】なお、以上の利用者コンピュータ1におけ
る処理は、Webブラウザにアドオン的に組み込まれたプ
ログラムや、Webブラウザと連携して動作するWebブラ
ウザとは分離したプログラム(例えば、デバイスドライ
バなど)など、適宜な形態で稼働するプログラムにより
提供されることになる。
【0017】ところで、この実施例では、訂正候補のU
RLをプロキシーサーバ2にて生成する構成としたが、
プロキシーサーバ2からは訂正候補のドメイン名のみを
通知し、訂正候補のURLはクライアントコンピュータ
1で生成するように構成してもよい。また、訂正候補の
URLに代えて、この場合にプロキシーサーバ2から通
知された訂正候補のドメイン名をクライアントコンピュ
ータ1においてユーザインタフェースで選択可能に一覧
的に表示するようにしてもよい。
【0018】また、この実施例では、プロキシーサーバ
2はDNSサーバ3への問合わせのみを代行する構成と
したが、利用者コンピュータ1からWebサイト4へのア
クセスについてもプロキシーサーバ2が代行する構成と
してもよい。
【0019】<実施例2>つぎに、プロキシーサーバ2
を利用しない、他の実施形態について説明する。図2に
実施例2における各機器の概略構成を示す。各機器はい
ずれもインターネットに接続する。
【0020】利用者コンピュータ1は、前記OSが備え
るネットワーク機能によりインターネットに接続し、前
記OSにはDNSサーバ3を最優先に参照する設定がさ
れている。DNSサーバ3は、問合わせのあったドメイ
ン名に対応するIPアドレスを通知する(つまり、名前
解決を行う)DNSサーバとしての基本機能を備える。
また、DNSサーバ3では前記データベースdが稼働し
ている。
【0021】利用者がユーザインタフェースを操作して
WebブラウザのURL入力欄にURLを記入して所定の
送信指示を行うと、利用者コンピュータ1は、DNSサ
ーバ3に前記URL中のドメイン名の記述欄に記述され
ている文字列に対応するIPアドレスの問合わせを行
う。ここでこの問合わせに対し名前解決に成功し、DN
Sサーバ3から利用者コンピュータ1にIPアドレスが
通知されてきた場合には、利用者コンピュータ1はその
IPアドレスを利用して前記URLで特定されるWebサ
イト4にアクセスする。
【0022】一方、IPアドレスが存在しない(つま
り、名前解決ができない)場合には、DNSサーバ3は
前記文字列の全部、もしくは、一部をキーとしてデータ
ベースdから訂正候補のドメイン名を検索し(複数のド
メイン名が検索されることもある)、検索した訂正候補
のドメイン名に前記URLのドメイン名の記述欄を置き
換えて生成した訂正候補のURLと前述したドメイン情
報を、前記文字列に対応するIPアドレスが存在しない
旨のメッセージと共に利用者コンピュータ1に通知す
る。利用者コンピュータ1は、前記メッセージが通知さ
れると、実施例1と同様にして訂正候補のURLをユー
ザインタフェースにより選択可能な状態で一覧的に表示
する。また、適宜前記ドメイン名情報も表示する。そし
て、この中からURLが選択されるとそのURLをWeb
ブラウザのURL入力欄に自動的にセットする。
【0023】ところで、この実施例では、訂正候補のU
RLをDNSサーバ3にて生成する構成としたが、DN
Sサーバ3からは訂正候補のドメイン名のみを通知し、
訂正候補のURLはクライアントコンピュータ1で生成
するように構成してもよい。また、訂正候補のURLに
代えて、この場合にDNSサーバ3から通知された訂正
候補のドメイン名をクライアントコンピュータ1におい
てユーザインタフェースで選択可能に一覧的に表示する
ようにしてもよい。
【0024】<実施例3>つぎに、訂正候補のメールア
ドレスを利用者に通知するサービスについて説明する。
図3にこのサービスを利用、もしくは、提供する各機器
の概略構成を示す。
【0025】利用者コンピュータ1の構成は、インター
ネット上でやり取りされるメールの編集、送受信等を行
うソフトウエア(以下、「メーラ」と称する)が稼働し
ていること以外は実施例1の場合と同じである。DNS
サーバ3の構成は実施例1と同様である。また、メール
サーバ5は、メーラから送られてきた送信メールや、他
のメールサーバから利用者のメールボックスに送られて
きた受信メールをSMTPやPOP3などのプロトコル
に従って処理する、メールサーバとしての基本機能を備
えている。また、メールサーバでは前述したデータベー
スdが稼働し、DNSサーバ3が名前解決できなかった
場合には、その旨のみでなく、ドメイン名の訂正候補な
どを本文に記載したメールを利用者のメールボックスに
送り返す機能を備えている。
【0026】利用者がメーラを操作して作成・送信した
送信メールは、メーラとメールサーバ5との間でSMT
Pに従った通常の手順によりメールサーバ5の当該利用
者のメールボックスに投函される。メールサーバ5は、
メールボックスに送信メールが投函(送信されてくる)
されると、通常のメール転送手順に従い、前記送信メー
ルの転送先となる管轄メールサーバ7をDNSサーバ3
に問合わせる。ここでこの問い合わせに対し、DNSサ
ーバ3が管轄メールサーバ7の名前解決に成功してIP
アドレスが通知された場合には、メールサーバ5は管轄
メールサーバ7への送信メールの転送を試みる。
【0027】一方、DNSサーバ3が管轄メールサーバ
7のドメイン名を解決できない旨を返答してきた場合に
は、メールサーバ5は、名前を解決できなかった旨を通
知するメッセージと、送信メールの宛先アドレスのドメ
イン名の部分をデータベースdから検索した訂正候補の
ドメイン名に置き換えて生成した訂正候補のメールアド
レスの一覧(この一覧には適宜前記のドメイン情報を付
帯させる)とを本文に記載した未達通知メールを作成
し、これを前記送信メールの差出人のメールボックスに
投函(送信する)。ここで訂正候補のメールアドレス
は、アクティブURL形式(マウスでクリックなどの単
純な操作でメーラの送信文編集ウィンドウなどの対応プ
ログラムが起動するように仕組まれているURLの表示
方式)でメール本文に記述される。
【0028】ところで、メールアドレス(aaa@bbb.ccc.
ddd)の「@」記号以降には、ドメイン名(ccc.ddd)だ
けでなく、ホスト名(サブドメイン名ともいう)(bb
b)が記述されている場合もあるが、この場合にはドメ
イン名の部分(ccc.ddd)を訂正候補のドメイン名(ee
e.ddd)に置き換えたもの(aaa@bbb.eee.ddd)、および
これからさらにホスト名の部分(bbb)を省略したもの
(aaa@eee.ddd)、をそれぞれ訂正候補のメールアドレ
スとして生成し、これらを前記未達通知メールの本文に
記載する。なお、このように(aaa@eee.ddd)というメ
ールアドレスについても前記未達通知メールに記載する
のは、当該送信メールの最終到達先となるメールサーバ
がホスト名を省略した形式で記述されたメールアドレス
に対応している可能性があることをも考慮したものであ
る。
【0029】前記送信メールの差出人は、このようにし
て送られてきた未達通知メールを開封し、これにアクテ
ィブURLで表記された訂正候補のメールアドレスを選
択するだけで、簡単に訂正候補のメールアドレスへのメ
ールの再送信を行うことができる。また、前記メールに
記載されている前記ドメイン情報を参照することで、例
えば、類似するドメイン名が多数存在するような場合で
も、極めて高い確度で正しいメールアドレスを選択でき
ることになる。
【0030】<その他>前記の実施例においては、訂正
候補のドメイン名を利用者に通知する構成であったが、
ドメイン名単位ではなく、ドメイン名を構成している一
部の文字や一部の文字列についての訂正候補を通知する
ようにすることも考えられる。
【0031】また、以上の実施例においては、データベ
ースdから検索した訂正候補のドメイン名、もしくは、
これに基づいて生成した訂正候補の文字列を利用者に提
示する構成としたが、例えば、長音記号「ー」をハイフ
ン「−」としたり、カタカナの語尾に付される長音記号
「ー」を自動的に付与もしくは削除するようにするな
ど、一定の規則に従って生成した訂正候補のドメイン
名、もしくは、訂正候補の文字列を利用者に提示するこ
とも考えられる。
【0032】また、前述の実施例においては、訂正候補
のドメイン名が複数存在する場合にこれらのそれぞれに
対応する訂正候補のURLやメールアドレスが利用者に
提示されることとなるが、この場合、単にアルファベッ
ト順や50音順で表示するのではなく、アクセス頻度順
に並べるようにするなど、表示順を工夫することも考え
られる。すなわち、例えば、訂正候補のURLとして
「xxx.co.jp」というURLと、これよりもアクセス頻
度の高い「xxx.ne.jp」というURLを提示する場合に
は、単にアルファベット順でソートすると「xxx.co.j
p」の方が優先的に表示されてしまうことになるが、ア
クセス頻度順に表示すれば「xxx.ne.jp」の方が優先的
に表示されることになり、この方がより多くの利用者を
満足させることができることになる。
【0033】また、以上の実施例の説明では、DNSサ
ーバ3が名前解決できなかった場合についてのみ訂正候
補のURLやメールアドレスを利用者に提示する構成で
あったが、名前解決ができた場合であっても訂正候補を
利用者に提示するように構成することも考えられる。
【0034】また、実施例1において、ドメイン名とし
て誤入力されやすい文字列とその訂正候補のドメイン名
との対応づけをプロキシーサーバ2にキャッシュしてお
き、次回同じ間違いがされた場合には、このキャッシュ
から検索した訂正候補の文字列を利用者コンピュータに
通知するようにすれば、利用者コンピュータ1に対して
迅速に訂正候補の文字列を通知することができる。ま
た、実施例1または2において、プロキシーサーバ2や
DNSサーバ3から送られてきた訂正候補の文字列を利
用者コンピュータ1のメモリなどにキャッシュしておけ
ば、より迅速に訂正候補のURLを迅速に利用者に提示
することができる。
【0035】また、前記のプロキシーサーバ2やDNS
サーバ3、メールサーバ5にユーザ認証機能を設け、ユ
ーザ認証をパスした利用者のみに前述した各種のサービ
スを提供するようにしてもよい。また、この場合、利用
者ごとに利用ログを記録しておき、これをもとに課金情
報を生成したり、その課金情報をメールなどにより利用
者に通知するようにしてもよい。
【0036】また、データベースdの内容をインターネ
ットを通じて各サーバ間で交換するようにすれば、各サ
ーバがデータベースdを効率よく運用することができ
る。また、一つのデータベースdを複数のサーバが利用
する構成としてもよい。
【0037】さらに、以上の実施例では、URLやメー
ルアドレスについての訂正候補を通知するサービスにつ
いて説明したが、本発明は、接続先や相手先を特定する
際にドメイン名の入力を要求されるインターネット利用
時の様々な場面に適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、URLやメールアドレスなどを誤入力した場合に、
その訂正候補が利用者に提示されるので、利用者はこれ
を利用して実存するURLやメールアドレスを容易に再
入力することができ、誤入力を行った利用者がこれらの
文字列を再入力する際の負担が大幅に軽減される。
【0039】また、携帯電話機等の小型端末からインタ
ーネットにアクセスする場合には、URLのメールアド
レスの修正は面倒であるが、このような場合には、とく
に本発明はその威力を発揮することとなる。
【0040】さらに、正確なURLはわからないが会社
名などからURLを推測できる場合に、とりあえずその
URLを入力し、そのURLが存在しなかった場合に提
示される訂正候補のURLから正しいURLを知得す
る、といったことも可能となりインターネットのより快
適な利用環境が提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における各機器の概略構成
を示す図である。
【図2】この発明の実施例2における各機器の概略構成
を示す図である。
【図3】この発明の実施例3における各機器の概略構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 利用者コンピュータ 2 プロキシーサーバ 3 DNSサーバ 4 Webサイト 5 メールサーバ 7 管轄メールサーバ d データベース
フロントページの続き (54)【発明の名称】 訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこのサーバ装置により通知された訂正候補 のドメイン名を利用するクライアントコンピュータ、およびこのクライアントコンピュータ上で 動作するプログラムを記録した記録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメールサ ーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントコンピュータがインターネ
    ット上の所定サイトにアクセスする際に行われるDNS
    サーバへのIPアドレスの問合わせを代行するサーバ装
    置であって、 前記所定サイトのドメイン名を指定する文字列を前記ク
    ライアントコンピュータから取得する手段と、前記文字
    列に対応するIPアドレスをDNSサーバに問合わせる
    手段と、この問合わせに対しDNSサーバからIPアド
    レスが存在しない旨が通知された場合に前記文字列に基
    づいて訂正候補のドメイン名を出力する手段と、その訂
    正候補のドメイン名、もしくは、これに基づいて生成し
    たURLなどの訂正候補の文字列を前記クライアントコ
    ンピュータに通知する手段と、を備えることを特徴とす
    る訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置。
  2. 【請求項2】 DNSサーバとこれに問合わせを行うク
    ライアントコンピュータとの間の通信を監視する手段
    と、DNSサーバからクライアントコンピュータにIP
    アドレスが存在しない旨が通知されたことを検知して前
    記問合わせのあった前記所定サイトのドメイン名を指定
    する文字列に基づいて訂正候補のドメイン名を出力する
    手段と、その訂正候補のドメイン名、もしくは、これに
    基づいて生成したURLなどの訂正候補の文字列を前記
    クライアントコンピュータに通知する手段と、を備える
    ことを特徴とする訂正候補のドメイン名を通知するサー
    バ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の前記サーバ装
    置により提示された訂正候補のドメイン名を利用する前
    記クライアントコンピュータであって、前記サーバ装置
    から通知された前記訂正候補のドメイン名、もしくは、
    このドメイン名に基づいて生成した訂正候補の文字列を
    表示する手段を備えることを特徴とする。
  4. 【請求項4】 前記サーバ装置から通知される前記訂正
    候補のドメイン名、もしくは、前記訂正候補の文字列を
    受信する手順と、受信した前記ドメイン名、もしくは、
    前記訂正候補の文字列をユーザインタフェースにより選
    択可能な状態で一覧的に表示する手順と、前記一覧的に
    表示された中から選択された前記訂正候補のドメイン
    名、もしくは、前記訂正候補の文字列を前記クライアン
    トコンピュータ上で動作するWebブラウザなどのソフト
    ウエアに引き渡す手順とを実行する、前記クライアント
    コンピュータ上で動作するプログラムを記録した記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 処理すべき送信メールを管轄するメール
    サーバのドメイン名を指定する文字列に対応するIPア
    ドレスをDNSサーバに問合わせる手段と、前記問合わ
    せに対しDNSサーバからIPアドレスが存在しない旨
    が通知された場合に前記文字列に基づいて訂正候補のド
    メイン名を出力する手段と、その訂正候補のドメイン名
    に基づいて生成した訂正候補のメールアドレスを記載し
    たメールを作成し、これを前記送信メールの差出人宛て
    に送信する手段を備えることを特徴とする訂正候補のメ
    ールアドレスを通知するメールサーバ。
JP2000379974A 2000-12-14 2000-12-14 訂正候補のドメイン名を通知するサーバ装置、およびこのサーバ装置により通知された訂正候補のドメイン名を利用するクライアントコンピュータ、およびこのクライアントコンピュータ上で動作するプログラムを記録した記録媒体、および訂正候補のメールアドレスを通知するメールサーバ Pending JP2002183002A (ja)

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