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JP2002182304A - プロジェクタ装置、その消費電力低減方法、およびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プロジェクタ装置、その消費電力低減方法、およびそのプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002182304A
JP2002182304A JP2000376445A JP2000376445A JP2002182304A JP 2002182304 A JP2002182304 A JP 2002182304A JP 2000376445 A JP2000376445 A JP 2000376445A JP 2000376445 A JP2000376445 A JP 2000376445A JP 2002182304 A JP2002182304 A JP 2002182304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
cooling
signal
unit
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000376445A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Wakasugi
智 若杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
NEC Viewtechnology Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Viewtechnology Ltd filed Critical NEC Viewtechnology Ltd
Priority to JP2000376445A priority Critical patent/JP2002182304A/ja
Publication of JP2002182304A publication Critical patent/JP2002182304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが常時映像の状態を確認することなく
消費電力を低減するプロジェクタ装置、その消費電力低
減方法、およびそのプログラムを記録した記録媒体を提
供する。 【解決手段】 プロジェクタ装置1と接続されている映
像信号源2により生成された映像信号は、信号処理部3
により所定の処理を施された後、入力信号監視部41に
より無信号状態であるか否かが監視される。タイマ部4
2により無信号状態の継続時間を計測し、電源制御部4
3は、上記の継続時間に基づいてランプ6に供給する電
力を制御し、上記のランプ6に供給する電力を基にして
ファン9に供給する電力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロジェクタ装
置、その消費電力低減方法、およびそのプログラムを記
録した記録媒体に関し、映像信号の入力監視を行い、映
像信号が一定時間入力されない場合に光源への供給電力
を低減させ、また、上記の光源への供給電力が低減され
た場合、プロジェクタ装置を冷却する冷却部への供給電
力に対しても同様に低減することにより消費電力を低減
するプロジェクタ装置、その消費電力低減方法、および
そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野において、電力軽減を
目的とする省電力モードが設けられた機器が提供されて
いる。上記のような発明として、特開昭62−1658
97号公報が開示するところの直流ショートアークラン
プよりなる光源装置の制御方法(以下、従来例1)、特
開平9−172511号公報が開示するところの画像読
取装置(以下、従来例2)、特開平10−243385
号公報が開示するところのビデオマイクロスコープ(以
下、従来例3)、および特許第2851761号公報が
開示するところのオーバーヘッドプロジェクタ用電源装
置(以下、従来例4)などがある。
【0003】従来例1には、直流ショートアークランプ
を待機状態に移行させる際、完全消灯を行わずにアーク
放電からグロー放電へ移行させ、その状態を持続させる
ことにより、光源装置内に設置されている音声回路や半
導体電子回路をノイズによる雑音発生や誤動作を伴わず
に高頻度および高い信頼性で動作させ、かつ光源装置の
消費電力を削減する光電装置の制御方法が記載されてい
る。
【0004】また、従来例2には、リレーの切換および
タイマを用いて待機状態に移行することにより、基板な
ど電力供給の必要がない機器への供給電力を削減し、消
費電力をより一層節約できる画像読取装置が記載されて
いる。
【0005】また、従来例3には、観察対象の像の合焦
状態、観察対象の像の輝度状態、および操作部の使用状
況から使用されているか否かを判断し、使用されていな
いと判断された場合に光源を減光あるいは消灯するビデ
オマイクロスコープが記載されている。
【0006】また、従来例4には、センサとタイマ回路
により、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)のステ
ージに被投影用フィルムが装填されて一定時間経過、あ
るいはステージにフィルムが存在しない状態が一定時間
経過すると、ランプに供給される電力を定格以下の小電
力に切り換えるオーバーヘッドプロジェクタ用電源装置
が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1では、ユーザが光源装置においてグロー放電とアーク
放電とを切り換える際にユーザが切換命令を入力しなけ
ればならなかった。
【0008】また、従来例2では、機器の電源がオンさ
れてから所定時間経過した際に待機状態に移行する画像
形成装置が記載されていたが、画像形成装置の動作に関
係なく待機状態に移行してしまうといった問題点があっ
た。
【0009】また、従来例3では、観察対象の像の合焦
状態、輝度状態、および操作部の使用状況から使用され
ているか否かを判断するビデオマイクロスコープが記載
されていたが、使用状況を判断するために構成の複雑化
および高コスト化が生じてしまうといった問題点があっ
た。
【0010】また、従来例4では、OHPのステージに
用済みの被投影用フィルムが一定時間装填され続ける
か、あるいはステージから被投影用フィルムが取り除か
れて一定時間経過すると、ランプに供給される電力を低
減させるオーバーヘッドプロジェクタ用電源装置が記載
されていたが、被投影用フィルムを検出する構成が複雑
化および高コスト化してしまうといった問題点があっ
た。
【0011】また、従来例3に記載された発明と、従来
例4に記載された発明と、を組み合わせたものも、プロ
ジェクタ装置に入力する映像信号が無信号状態であるか
否かを判断することにより消費電力を制御する本発明と
は異なり、構成の複雑化および高コスト化が生じてしま
うといった問題点が存在する。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、映像信号の入力の監視といった簡易な手段を
用いて、映像信号が無信号状態であるか否かを判断し、
映像信号が無信号状態を一定時間継続した場合にランプ
への供給電力を低減させることにより、ユーザが常時映
像の状態を確認することなく消費電力を低減するプロジ
ェクタ装置、その消費電力低減方法、およびそのプログ
ラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、映像信号源に接続されて
いるプロジェクタ装置であって、映像信号源により生成
された映像信号に基づいて映像を照射する照射手段と、
映像信号源により生成された映像信号に基づいて照射手
段に供給される電力を制御する照射電力制御手段と、を
有することを特徴とする。
【0014】従って、請求項1記載の発明によれば、映
像信号に基づいて照射手段に供給される電力を制御する
ことによって、プロジェクタ装置全体の消費電力を効率
よく制御することが可能となる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のプロジェクタ装置において、照射電力制御手
段は、映像信号源により生成された映像信号が所定時間
以上無信号状態を継続した場合、照射手段に供給される
電力を低減させることを特徴とする。
【0016】従って、請求項2記載の発明によれば、映
像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、照射
手段に供給される電力を軽減させることによって、プロ
ジェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減
させることが可能である。
【0017】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載のプロジェクタ装置において、自装置
を冷却する冷却手段と、照射手段に供給される電力に基
づいて冷却手段に供給される電力を制御する冷却電力制
御手段を有することを特徴とする。
【0018】従って、請求項3記載の発明によれば、冷
却手段に供給される電力を制御することによって、プロ
ジェクタ装置全体の消費電力を効率よく制御することが
可能となる。
【0019】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載のプロジェクタ装置において、冷却電力制御手
段は、照射手段に供給される電力が冷却手段に供給され
る電力を切り換える際に基準となる電力より低い値とな
った場合、冷却手段に供給される電力を低減させること
を特徴とする。
【0020】従って、請求項4記載の発明によれば、映
像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、冷却
手段に供給される電力を軽減させることによって、プロ
ジェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減
させることが可能となる。
【0021】また、請求項5記載の発明は、映像信号源
に接続されているプロジェクタ装置であって、映像信号
源により生成された映像信号に基づいて映像を照射する
照射手段と、映像信号源により生成された映像信号が無
信号状態であるか否かを判断する無信号判断手段と、無
信号判断手段により映像信号が無信号状態であると判断
された場合、無信号状態が継続している時間である無信
号時間を計測する無信号時間計測手段と、無信号時間計
測手段により計測された無信号時間が継続している時間
に基づいて照射手段に供給されている電力を制御する照
射電力制御手段と、を有することを特徴とする。
【0022】従って、請求項5記載の発明によれば、映
像信号が無信号状態を継続する時間に基づいて照射手段
に供給される電力を制御することによって、プロジェク
タ装置全体の消費電力を効率よく制御することが可能と
なる。
【0023】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載のプロジェクタ装置において、照射手段は、照
射する光の輝度を複数段階有し、供給される電力に基づ
いて光の輝度を制御することを特徴とする。
【0024】従って、請求項6記載の発明によれば、照
射手段が照射する光の輝度を複数段階有し、供給される
電力に基づいて光の輝度を制御することによって、照射
手段における不要な電力消費を抑制することが可能とな
る。
【0025】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項5または6記載のプロジェクタ装置において、照射電
力制御手段は、無信号時間計測手段により計測された無
信号時間が所定時間以上継続している場合、照射手段に
供給されている電力を第1の照射手段への供給電力から
第2の照射手段への供給電力に低減させることを特徴と
する。
【0026】従って、請求項7記載の発明によれば、映
像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、照射
手段に供給される電力を軽減させることによって、プロ
ジェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減
させることが可能となる。
【0027】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載のプロジェクタ装置において、無信号判断手段
により映像信号が確認された場合、照射電力制御手段に
より設定された第2の照射手段への供給電力を、第1の
照射手段への供給電力に移行させることを特徴とする。
【0028】従って、請求項8記載の発明によれば、映
像信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所定
時間以上継続した場合に低減された照射手段への供給電
力を、低減前の値に戻すことによって、照射手段におけ
る消費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0029】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項7または8記載のプロジェクタ装置において、所定時
間を設定する基準時間設定手段を有することを特徴とす
る。
【0030】従って、請求項9記載の発明によれば、照
射手段に供給される電力を切り換える基準となる時間を
設定することによって、照射手段に供給される電力を切
り換えるタイミングを使用目的に応じて設定することが
可能となる。
【0031】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項5から9のいずれか1項に記載のプロジェクタ装置
において、自装置を冷却する冷却手段と、照射手段に供
給される電力を計測する照射電力計測手段と、照射電力
計測手段により計測された照射手段に供給される電力に
基づいて冷却手段に供給されている電力を制御する冷却
電力制御手段と、を有することを特徴とする。
【0032】従って、請求項10記載の発明によれば、
照射手段に供給される電力に基づいて冷却手段に供給さ
れる電力を制御することによって、プロジェクタ装置全
体の消費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0033】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項10記載のプロジェクタ装置において、冷却手段
は、自装置における温度低下能力を複数段階有し、供給
される電力に基づいて温度低下能力を制御することを特
徴とする。
【0034】従って、請求項11記載の発明によれば、
冷却手段が自装置における温度低下能力を複数段階有
し、供給される電力に基づいて温度低下能力を制御する
ことによって、冷却手段における不要な電力消費を抑制
することが可能となる。
【0035】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項11記載のプロジェクタ装置において、冷却電力制
御手段は、照射電力計測手段により計測された照射手段
に供給される電力が、冷却手段に供給される電力を切り
換える際に基準となる電力である冷却基準電力より低い
値となった場合、冷却手段に供給されている電力を第1
の冷却手段への供給電力から第2の冷却手段への供給電
力に低減させることを特徴とする。
【0036】従って、請求項12記載の発明によれば、
照射手段に供給される電力が基準となる電力より低い値
となった場合、冷却手段に供給される電力を軽減させる
ことによって、プロジェクタ装置が未使用状態である場
合、消費電力を低減させることが可能となる。
【0037】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項12記載のプロジェクタ装置において、冷却電力制
御手段により第2の冷却手段への供給電力に低減させた
後、照射電力計測手段により計測された照射手段に供給
される電力が冷却基準電力より高い値となった場合、第
2の冷却手段への供給電力を第1の冷却手段への供給電
力に移行させることを特徴とする。
【0038】従って、請求項13記載の発明によれば、
照射手段に供給される電力が基準となる電力より高い値
となった場合、低減された冷却手段への供給電力を低減
前の値に戻すことによって、冷却手段における消費電力
を効率よく制御することが可能となる。
【0039】また、請求項14記載の発明によれば、請
求項12または13記載のプロジェクタ装置において、
冷却基準電力を設定する冷却基準電力設定手段を有する
ことを特徴とする。
【0040】従って、請求項14記載の発明によれば、
冷却手段に供給される電力を切り換える基準となる照射
手段への供給電力を設定することによって、冷却手段に
供給される電力を切り換えるタイミングを使用目的に応
じて設定することが可能となる。
【0041】また、請求項15記載の発明は、供給され
る電力に基づいて照射する光の輝度を複数段階とり得る
光源を有し、映像信号源に接続されているプロジェクタ
装置における消費電力低減方法であって、映像信号源に
より生成された映像信号が無信号状態であるか否かを判
断する無信号判断工程と、無信号判断工程により映像信
号が無信号状態であると判断された場合、無信号状態が
継続している時間である無信号時間を計測する無信号時
間計測工程と、無信号時間計測工程により計測された無
信号時間が継続している時間に基づいて光源に供給され
ている電力を制御する光源電力制御工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0042】従って、請求項15記載の発明によれば、
映像信号が無信号状態を継続する時間に基づいて光源に
供給される電力を制御することによって、プロジェクタ
装置全体の消費電力を効率よく制御することが可能とな
る。
【0043】また、請求項16記載の発明によれば、請
求項15記載の消費電力低減方法において、光源電力制
御工程は、無信号時間計測工程により計測された無信号
時間が所定時間以上継続している場合、光源に供給され
ている電力を第1の光源への供給電力から第2の光源へ
の供給電力に低減させることを特徴とする。
【0044】従って、請求項16記載の発明によれば、
映像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、光
源に供給される電力を軽減させることによって、プロジ
ェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減さ
せることが可能となる。
【0045】また、請求項17記載の発明によれば、請
求項16記載の消費電力低減方法において、無信号判断
工程により映像信号が確認された場合、光源電力制御工
程により設定された第2の光源への供給電力を、第1の
光源への供給電力に移行させることを特徴とする。
【0046】従って、請求項17記載の発明によれば、
映像信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所
定時間以上継続した場合に低減された光源への供給電力
を、低減前の値に戻すことによって、光源における消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0047】また、請求項18記載の発明によれば、請
求項16または17記載の消費電力低減方法において、
光源電力制御工程の前段に、所定時間を設定する基準時
間設定工程を有することを特徴とする。
【0048】従って、請求項18記載の発明によれば、
光源に供給される電力を切り換える基準となる時間を設
定することによって、光源に供給される電力を切り換え
るタイミングを使用目的に応じて設定することが可能と
なる。
【0049】また、請求項19記載の発明によれば、請
求項15から18のいずれか1項に記載の消費電力低減
方法において、光源に供給される電力を計測する光源電
力計測工程と、光源電力計測工程により計測された光源
に供給される電力に基づいて、供給される電力に基にし
て自装置を冷却する能力を複数段階とり得る冷却部に供
給されている電力を制御する冷却電力制御工程と、を有
することを特徴とする。
【0050】従って、請求項19記載の発明によれば、
光源に供給される電力に基づいて冷却部に供給される電
力を制御することによって、プロジェクタ装置全体の消
費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0051】また、請求項20記載の発明によれば、請
求項19記載の消費電力低減方法において、冷却電力制
御工程は、光源電力計測工程により計測された光源に供
給される電力が、冷却部に供給される電力を切り換える
際に基準となる電力である冷却基準電力より低い値とな
った場合、冷却部に供給されている電力を第1の冷却部
への供給電力から第2の冷却部への供給電力に低減させ
ることを特徴とする。
【0052】従って、請求項20記載の発明によれば、
光源に供給される電力が基準となる電力より低い値とな
った場合、冷却部に供給される電力を軽減させることに
よって、プロジェクタ装置が未使用状態である場合、消
費電力を低減させることが可能となる。
【0053】また、請求項21記載の発明によれば、請
求項20記載の消費電力低減方法において、冷却電力制
御工程により第2の冷却工程への供給電力に低減させた
後、照射電力計測工程により計測された光源に供給され
る電力が冷却基準電力より高い値となった場合、第2の
冷却部への供給電力を第1の冷却部への供給電力に移行
させることを特徴とする。
【0054】従って、請求項21記載の発明によれば、
光源に供給される電力が基準となる電力より高い値とな
った場合、低減された冷却部への供給電力を低減前の値
に戻すことによって、冷却部がプロジェクタ装置を冷却
するために必要な電力を冷却部に供給することが可能と
なる。
【0055】また、請求項22記載の発明によれば、請
求項20または21記載の消費電力低減方法において、
冷却電力制御工程の前段に、冷却基準電力を設定する冷
却基準電力設定工程を有することを特徴とする。
【0056】従って、請求項22記載の発明によれば、
冷却部に供給される電力を切り換える基準となる光源へ
の供給電力を設定することによって、冷却部に供給され
る電力を切り換えるタイミングを使用目的に応じて設定
することが可能となる。
【0057】また、請求項23記載の発明は、供給され
る電力に基づいて照射する光の輝度を複数段階とり得る
光源を有し、映像信号源に接続されているプロジェクタ
装置を動作させるプログラムを記録した記録媒体であっ
て、映像信号源により生成された映像信号が無信号状態
であるか否かを判断する無信号判断処理と、無信号判断
処理により映像信号が無信号状態であると判断された場
合、無信号状態が継続している時間である無信号時間を
計測する無信号時間計測処理と、無信号時間計測処理に
より計測された無信号時間が継続している時間に基づい
て光源に供給されている電力を制御する光源電力制御処
理と、を有することを特徴とする。
【0058】従って、請求項23記載の発明によれば、
映像信号が無信号状態を継続する時間に基づいて光源に
供給される電力を制御することによって、プロジェクタ
装置全体の消費電力を効率よく制御することが可能とな
る。
【0059】また、請求項24記載の発明によれば、請
求項23記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、光源電力制御処理は、無信号時間計測処理により計
測された無信号時間が所定時間以上継続している場合、
光源に供給されている電力を第1の光源への供給電力か
ら第2の光源への供給電力に低減させることを特徴とす
る。
【0060】従って、請求項24記載の発明によれば、
映像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、光
源に供給される電力を軽減させることによって、プロジ
ェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減さ
せることが可能となる。
【0061】また、請求項25記載の発明によれば、請
求項24記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、無信号判断処理により映像信号が確認された場合、
光源電力制御処理により設定された第2の光源への供給
電力を、第1の光源への供給電力に移行させることを特
徴とする。
【0062】従って、請求項25記載の発明によれば、
映像信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所
定時間以上継続した場合に低減された光源への供給電力
を、低減前の値に戻すことによって、光源における消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0063】また、請求項26記載の発明によれば、請
求項24または25記載のプログラムを記録した記録媒
体において、所定時間を設定する基準時間設定処理を有
することを特徴とする。
【0064】従って、請求項26記載の発明によれば、
光源に供給される電力を切り換える基準となる時間を設
定することによって、光源に供給される電力を切り換え
るタイミングを使用目的に応じて設定することが可能と
なる。
【0065】また、請求項27記載の発明によれば、請
求項23から26のいずれか1項に記載のプログラムを
記録した記録媒体において、光源に供給される電力を計
測する光源電力計測処理と、光源電力計測処理により計
測された光源に供給される電力に基づいて、供給される
電力に基にして自装置を冷却する能力を複数段階とり得
る冷却部に供給されている電力を制御する冷却電力制御
処理と、を有することを特徴とする。
【0066】従って、請求項27記載の発明によれば、
光源に供給される電力に基づいて冷却部に供給される電
力を制御することによって、プロジェクタ装置全体の消
費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0067】また、請求項28記載の発明によれば、請
求項27記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、冷却電力制御処理は、光源電力計測処理により計測
された光源に供給される電力が、冷却部に供給される電
力を切り換える際に基準となる電力である冷却基準電力
より低い値となった場合、冷却部に供給されている電力
を第1の冷却部への供給電力から第2の冷却部への供給
電力に低減させることを特徴とする。
【0068】従って、請求項28記載の発明によれば、
光源に供給される電力が基準となる電力より低い値とな
った場合、冷却部に供給される電力を軽減させることに
よって、プロジェクタ装置が未使用状態である場合、消
費電力を低減させることが可能となる。
【0069】また、請求項29記載の発明によれば、請
求項28記載のプログラムを記録した記録媒体におい
て、冷却電力制御処理により第2の冷却処理への供給電
力に低減させた後、照射電力計測処理により計測された
光源に供給される電力が冷却基準電力より高い値となっ
た場合、第2の冷却部への供給電力を第1の冷却部への
供給電力に移行させることを特徴とする。
【0070】従って、請求項29記載の発明によれば、
光源に供給される電力が基準となる電力より高い値とな
った場合、低減された冷却部への供給電力を低減前の値
に戻すことによって、冷却部における消費電力を効率よ
く制御することが可能となる。
【0071】また、請求項30記載の発明によれば、請
求項28または29記載のプログラムを記録した記録媒
体において、冷却基準電力を設定する冷却基準電力設定
処理を有することを特徴とする。
【0072】従って、請求項30記載の発明によれば、
冷却部に供給される電力を切り換える基準となる光源へ
の供給電力を設定することによって、冷却部に供給され
る電力を切り換える使用目的に応じて設定することが可
能となる。
【0073】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態の構成)図1
は、本発明の第1の実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。プロジェクタ装置1は、映像信号源2と接
続されており、信号処理部3と、制御部4と、電源部5
と、ランプ6と、を有する。なお、本実施形態において
は、映像を照射する光源としてランプ6を用いたが、他
の機器を用いてもよい。また、ランプ6は、供給される
電力が大きいほど輝度も大きくなるように制御される。
【0074】(第1の実施形態の動作)図1における矢
印は、情報および信号の流れを示している。以下、矢印
の方向に沿って本実施形態における各構成部位の動作に
ついて説明する。
【0075】映像信号源2により生成された映像信号
は、信号処理部3において信号処理される。制御部4
は、信号処理部3において信号処理された映像信号源2
からの映像信号入力を監視する。制御部4は、映像信号
源2からの映像信号入力を検出しなくなってから所定時
間経過すると、電源部5のランプ電源出力を制御し、ラ
ンプ6への供給電力を低減させる。以上説明したよう
に、映像信号の無信号状態が所定時間継続した場合、プ
ロジェクタ装置1全体の消費電力の低減が実現される。
【0076】(第2の実施形態の構成)図2は、本発明
の第2の実施形態における構成を示すブロック図であ
り、図2における矢印は、情報および信号の流れを示し
ている。以下、図2を用いて、本実施形態における構成
を説明する。
【0077】プロジェクタ装置1は、映像信号源2と接
続されており、所定のプログラム制御により動作する。
映像信号源2は、コンピュータ、あるいはビデオ機器な
どの映像信号を生成する。
【0078】プロジェクタ装置1は、信号処理部3と、
制御部4と、電源部5と、光源としてランプ6と、記録
部7と、操作部8と、を有する。信号処理部3は、映像
信号源2から出力された映像信号から同期信号を分離
し、また、映像信号の周波数分離を行うなど、映像信号
に様々な処理を施す。制御部4は、各種制御を行う。電
源部5は、ランプ6への供給電力の出力制御を行い、記
録制御部7は、各種設定情報を記録する。操作部8にお
いて、ユーザはプロジェクタ装置1の諸設定を入力す
る。なお、本実施形態においては、映像を投影する光源
としてランプ6を用いたが、他の機器を用いてもよい。
【0079】また、ランプ6は、供給される電力に基づ
いて輝度が制御され、「通常モード(高輝度)」と「待
機モード(低輝度)」とを有する。「通常モード」は、
ユーザが視聴する際に選択される設定モードである。一
方、「待機モード」では、「通常モード」に比べランプ
6の輝度が低く設定されており、ユーザが視聴するには
適していないが消費電力は削減されている。
【0080】また、制御部4は、入力信号監視部41
と、タイマ部42と、電源制御部43と、を有し、電源
部5は、ランプパワー切換部51を有する。また、記録
部7は、ランプ電源制御情報部71を有する。
【0081】入力信号監視部41は、信号処理部3にお
いて処理された映像信号(以下、入力信号)が無信号状
態であるか否かを判断する。タイマ部42は、上記の入
力信号が無信号状態である場合、その継続時間を測定
し、電源制御部43は、タイマ部42において計測され
た上記の継続時間に基づいてランプ6への電力供給制御
(以下、ランプ電源制御)を行う。
【0082】また、ランプパワー切換部51は、電源制
御部43による制御に基づいてランプ6の輝度を「通常
モード(高輝度)」あるいは「待機モード(低輝度)」
に設定する。ユーザは、操作部8においてランプ電源制
御を「有効」にするか、あるいは「無効」にするかを入
力する。
【0083】「有効」に設定された場合は、上記の入力
信号監視部41およびタイマ部42における処理に基づ
いてランプ6に供給される電力が制御される。一方、
「無効」に設定された場合は、入力信号の状態によら
ず、ランプ6へ所定量の電力供給が維持される。上記の
ランプ電源制御の「有効」/「無効」設定は、ランプ電
源制御情報部71に記録される。
【0084】(第2の実施形態の動作)以下、図2を用
いて、本発明の第2の実施形態における各部位の動作を
説明する。
【0085】ランプ電源制御情報部71には、ランプ電
源制御の「有効」/「無効」設定、およびランプ電源制
御においてモード設定(「通常モード(高輝度)」/
「待機モード(低輝度)」)の切換に用いられる基準時
間の値が格納されており、入力信号による無信号状態の
継続時間と上記の基準時間との比較によりランプ6の輝
度(設定モード)が設定される。また上記の基準時間は
状況に応じて操作部8においてユーザの入力により設定
および変更される。
【0086】ランプ電源制御情報部71においてランプ
電源制御が「無効」と設定されている場合、ランプ6に
対する電力供給の制御、つまり設定モード(輝度)の切
換は行われない。一方、ランプ電源制御情報部71にお
いてランプ電源制御が「有効」と設定されている場合、
ランプ6への電力供給は、以下に説明するように制御さ
れる。
【0087】映像信号源2から出力された映像信号は、
信号処理部3において処理される。ランプ電源制御情報
部71においてランプ電源制御が「有効」に設定されて
いる場合、入力信号監視部41は、その情報を受け取
り、信号処理部3から入力信号監視部41に入力される
映像信号(入力信号)情報を検出し、タイマ部42に通
知する。
【0088】入力信号監視部41は、入力信号を無信号
状態であると判断した時点でタイマ部42をセットし、
入力信号情報が無信号状態である時間(以下、無信号時
間)の測定をタイマ部42に実行させる。入力信号監視
部41は、入力信号が確認された時点でタイマ部42に
おける上記の測定を終了させ、タイマ部42において計
測されている無信号時間を0にリセットする。
【0089】タイマ部42は、無信号時間を100ミリ
秒周期で計測する内部カウンタを有する。内部カウンタ
により計測した結果、入力信号が所定時間以上、無信号
状態であると判断した場合、電源制御部43を「待機モ
ード」に設定する。また、タイマ部42において計測し
ている無信号時間が上記の所定時間に到達する前にリセ
ットされた場合は、タイマ部42は電源制御部43を
「通常モード」に設定する。
【0090】電源制御部43は、タイマ部42により設
定された設定モード(「通常モード」/「待機モー
ド」)に従って、ランプパワー切換部51を制御する。
【0091】ランプパワー切換部51が「通常モード」
に従って電源制御部43に制御される場合、ランプパワ
ー切換部51は、ランプ6への電力供給を「通常モード
(高輝度)」に切り換える。また、ランプパワー切換部
51が「待機モード」に従って電源制御部43に制御さ
れる場合、ランプパワー切換部51は、ランプ6への電
力供給を「待機モード(低輝度)」に切り換える。上記
の動作によりランプ6の輝度は制御される。
【0092】図3は、本発明の第2の実施形態における
入力信号監視部41の動作を示すフローチャートであ
る。以下、図2を用い、図3に沿って本実施形態におけ
る入力信号監視部41の動作について説明する。
【0093】入力信号監視部41は、ランプ電源制御情
報部71に記録されているランプ電源制御の情報を検出
し(ステップS301)、ランプ電源制御設定が「有
効」であるか否かを判断する(ステップS302)。
【0094】ランプ電源制御設定が「有効」ではない、
つまり「無効」であると判断された場合(ステップS3
02/No)、入力信号監視部41は、タイマ部42に
「制御処理終了情報」を設定し、以降のランプ電源制御
の処理を終了させる(ステップS306)。100ミリ
秒経過後(ステップS305)、再度ランプ電源制御情
報を検出する(ステップS301)。
【0095】また、ランプ電源制御情報部71における
ランプ電源制御設定が「有効」であると判断された場合
(ステップS302/Yes)、入力信号監視部41
は、信号処理部3において処理された映像信号(入力信
号)の情報を検出する(ステップS303)。
【0096】入力信号監視部41は、入力信号検出の結
果得られた入力信号情報(「入力信号あり」/「入力信
号なし」)をタイマ部42に通知する。入力信号が検出
された場合は、タイマ部42に「入力信号あり」と設定
し、入力信号が検出されず無信号状態であると判断され
た場合は、タイマ部42に「入力信号なし」と設定する
(ステップS304)。
【0097】上記の入力信号の検出動作から100ミリ
秒経過後(ステップS305)、再度ランプ電源の出力
制御情報を検出する(ステップS301)。上記のよう
に、入力信号監視部41は、100ミリ秒周期で繰り返
し入力信号を検出し、その検出結果に基づいて所定の動
作を行う。
【0098】図4は、本発明の第2の実施形態における
タイマ部42の動作を示すフローチャートである。以
下、図2を用い、図4に沿って、本実施形態におけるタ
イマ部42の動作について説明する。
【0099】タイマ部42は、入力信号監視部41から
通知されている諸情報を検出する(ステップS40
1)。
【0100】タイマ部42は、ランプ電源制御情報に基
づいて入力信号監視部41により「制御処理終了情報」
が設定されているか否かを判断する(ステップS40
2)。「制御処理終了情報」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS402/Yes)、タイマ部42
は、電源制御部43に「待機モード」を設定し(ステッ
プS414)、内部カウンタの動作を停止させ(ステッ
プS415)、タイマ部42はランプ電源制御動作を終
了する。
【0101】「制御処理終了情報」が設定されていない
と判断された場合(ステップS402/No)、タイマ
部42は、入力信号監視部41により「入力信号あり」
と設定されているか否かを判断する(ステップS40
3)。
【0102】タイマ部42が「入力信号あり」と設定さ
れていると判断された場合(ステップS403/Ye
s)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」が設定されているか否か判断する(ステップS40
4)。
【0103】「待機モード」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS404/Yes)、タイマ部42
は、電源制御部43の設定モードを「通常モード」に移
行させる(ステップS405)。タイマ部42は、「通
常モード」に移行させた後、タイマ部42内に設置され
ている内部カウンタの動作を停止させ(ステップS40
6)、再度、入力信号監視部41から通知されている諸
情報を検出する(ステップS401)。
【0104】電源制御部43に「待機モード」が設定さ
れていると判断されなかった場合(ステップS404/
No)、すなわち「通常モード」が設定されていると判
断された場合、タイマ部42は、電源制御部43に設定
されている設定モードの切換処理を実行せず「通常モー
ド」をそのまま維持させる。次にタイマ部42は、内部
カウンタの動作を停止させ(ステップS406)、再
度、入力信号監視部41から通知されている諸情報を検
出する(ステップS401)。
【0105】タイマ部42が「入力信号なし」と設定さ
れていると判断された場合(ステップS403/N
o)、前回(100ミリ秒前)タイマ部42に設定され
た入力信号情報が「入力信号あり」であるか否かを判断
する(ステップS407)。
【0106】前回設定された入力信号情報が「入力信号
あり」であると判断された場合(ステップS407/Y
es)、タイマ部42は、内部カウンタをクリアし、内
部カウンタに記録されている値(以下、内部カウンタ
値)を0にする(ステップS408)。タイマ部42
は、内部カウンタのクリア後、内部カウンタ動作を開始
させ(ステップS409)、内部カウンタ値を検出する
(ステップS411)。
【0107】タイマ部42における入力信号情報の設定
は100ミリ秒周期で行われ、入力信号監視部に「入力
信号なし」と設定されるごとに、内部カウンタ値は所定
の値増加する。入力信号の無信号時間は、内部カウンタ
値を基にして決定される。
【0108】タイマ部42は、ランプ電源制御情報部7
1に格納されている基準時間を検出する(ステップS4
12)。タイマ部42は、検出した基準時間と内部カウ
ンタ値とを比較し、内部カウンタ値が基準時間より大き
な値を示しているか否かを判断する(ステップS41
3)。
【0109】内部カウンタ値が基準時間よりも大きな値
を示していると判断された場合(ステップS413/Y
es)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」を設定し(ステップS410)、内部カウンタの動
作を停止させる(ステップS406)。内部カウンタの
動作終了後、再度タイマ部42は、入力信号監視部41
から通知されている諸情報を検出する(ステップS40
1)。
【0110】入力信号監視部41により、タイマ部42
に「入力信号なし」が設定され(ステップS403/N
o)、また、前回の設定も「入力信号なし」である場合
(ステップS408/No)、無信号時間を示す内部カ
ウンタ値を検出する(ステップS411)。次にランプ
電源制御情報部71に格納されている基準時間を検出す
る(ステップS412)。タイマ部42は、検出した基
準時間と内部カウンタ値とを比較し、内部カウンタ値が
基準時間より大きな値を示しているか否かを判断する
(ステップS413)。
【0111】内部カウンタ値が基準時間よりも大きな値
を示していると判断された場合(ステップS413/Y
es)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」を設定し(ステップS410)、内部カウンタの動
作を停止させる(ステップS406)。内部カウンタの
動作終了後、タイマ部42は、入力信号監視部41から
通知されている諸情報を検出する(ステップS40
1)。
【0112】図5は、本発明の第2の実施形態における
電源制御部43の動作を示すフローチャートである。以
下、図5を用いて本実施形態における電源制御部43の
動作を説明する。
【0113】電源制御部43は、タイマ部42により指
定された設定モード(「通常モード」/「待機モー
ド」)を検出し(ステップS501)、その設定モード
が「待機モード」であるか否かを判断する(ステップS
502)。
【0114】「待機モード」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS502/Yes)、電源制御部4
3は、ランプパワー切換部51を「待機モード」に設定
し(ステップS503)、動作を終了する。
【0115】また、「待機モード」が設定されていない
と判断された場合、電源制御部43は、ランプパワー切
換部51を「通常モード」に設定し(ステップS50
4)、動作を終了する。
【0116】図6は、本発明の第2の実施形態における
ランプパワー切換部51の動作を示すフローチャートで
ある。以下、図6を用いて本実施形態におけるランプパ
ワー切換部51の動作について説明する。
【0117】ランプパワー切換部51は、電源制御部4
3により指定された設定モード(「通常モード」/「待
機モード」)を検出し(ステップS601)、その設定
モードが「待機モード」であるか否かを判断する(ステ
ップS602)。
【0118】「待機モード」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS602/Yes)、ランプパワー
切換部51は、ランプ6を「待機モード(低輝度)」に
設定し(ステップS603)、動作を終了する。
【0119】また、「待機モード」が設定されていない
と判断された場合、ランプパワー切換部51は、ランプ
6を「通常モード(高輝度)」に設定し(ステップS6
04)、動作を終了する。
【0120】以上説明したように、第2の実施形態にお
いて、入力信号監視部41は、100ミリ秒周期で入力
信号の無信号状態を検出するごとにタイマ部42に「入
力信号なし」を設定し、内部カウンタ値を所定の値増加
させる。また、入力信号を検出するごとにタイマ部42
に「入力信号あり」を設定し、内部カウンタ値をクリア
し、0にする。内部カウンタ値がランプ電源制御情報部
71に格納されている基準時間より大きな値を示した場
合、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モード」
を設定し、ランプ6の輝度を低下させることにより、プ
ロジェクタ装置1の消費電力は削減される。
【0121】(第3の実施形態の構成)図7は、本発明
の第3の実施形態における構成を示すブロック図であ
り、図7における矢印は、情報および信号の流れを示し
ている。以下、図7を用いて、本実施形態における構成
を説明する。
【0122】プロジェクタ装置1は、映像信号源2と接
続されており、所定のプログラム制御により動作する。
映像信号源2は、コンピュータ、あるいはビデオ機器な
どの映像信号を出力する。
【0123】プロジェクタ装置1は、信号処理部3と、
制御部4と、電源部5と、光源としてランプ6と、記録
部7と、操作部8と、プロジェクタ装置1を冷却する冷
却部としてファン9と、を有する。信号処理部3は、映
像信号源2から出力された映像信号から同期信号を分離
し、また、映像信号の周波数分離を行うなど、映像信号
に様々な処理を施す。制御部4は、各種制御を行う。
【0124】ランプ6は、供給される電力に基づいて輝
度が制御され、「通常モード(高輝度)」と「待機モー
ド(低輝度)」とを有する。ランプ6の輝度は、供給さ
れる電力が大きいほど、大きく(明るく)なるように制
御される。
【0125】プロジェクタ装置1を冷却するために設置
されているファン9は、供給される電力に基づいて回転
速度が制御され、ランプ6と同様に「通常モード(高速
回転)」と「待機モード(低速回転)」とを有する。フ
ァン9の回転速度は、供給される電力が大きいほど、大
きく(速く)なるように制御される。
【0126】電源部5は、ランプ6およびファン9への
供給電力の出力制御を行い、記録制御部7は、各種設定
情報を記録する。操作部8において、ユーザはプロジェ
クタ装置1の諸設定を入力する。
【0127】なお、本実施形態においては、映像を投影
する光源としてランプ6を、プロジェクタ装置1の温度
を低下させる冷却部としてファン9を用いたが、他の機
器を用いてもよい。
【0128】また、制御部4は、入力信号監視部41
と、タイマ部42と、電源制御部43と、を有し、電源
部5は、ランプパワー切換部51と、ファンパワー切換
部52と、を有する。また、記録部7は、電源制御情報
部72を有する。
【0129】入力信号監視部41は、信号処理部3から
入力信号監視部41に入力する信号(入力信号)が無信
号状態であるか否かを判断する。タイマ部42は、上記
の入力信号が無信号状態である場合、その継続時間を測
定し、その継続時間と、電源制御情報部72に記録され
ている基準時間とを比較し、上記の継続時間が基準時間
より大きな値をとった場合、「待機モード」を電源制御
部43に設定する。
【0130】電源制御部43は、タイマ部42における
モード設定によりランプ6への電力供給制御(以下、ラ
ンプ電源制御)において、「通常モード」から「待機モ
ード」へ移行させる。また、電源制御部43は、ランプ
電源制御における「待機モード」への移行に基づいてフ
ァン9への電力供給制御(以下、ファン電源制御)にお
いても同様に、「通常モード」から「待機モード」へ移
行させる。
【0131】ランプパワー切換部51は、電源制御部4
3による制御に基づいてランプ6の輝度を「通常モード
(高輝度)」あるいは「待機モード(低輝度)」に設定
する。また、ファンパワー切換部52も同様に電源制御
部43による制御に基づいてファン9の回転速度を「通
常モード(高速回転)」あるいは「待機モード(低速回
転)」に設定する。
【0132】ユーザは操作部8においてランプ電源制御
およびファン電源制御を「有効」にするか、あるいは
「無効」にするかを入力する。上記のランプ電源制御お
よびファン電源制御の「有効」/「無効」設定は、電源
制御情報部72に記録される。また、ランプ6の輝度の
切換の基準となる無信号状態の継続時間(以下、基準時
間)と、ファン9の回転速度の切換の基準となるランプ
6に供給される電力値(以下、基準電力)とは、電源制
御情報部72に記録されており、また、ユーザは、条件
に応じて上記の基準時間を設定、変更、および消去する
ことが可能である。
【0133】以上説明したように、第3の実施形態にお
けるプロジェクタ装置1は、第2の実施形態におけるプ
ロジェクタ装置1にさらにファン9を加えた構成となっ
ている。また、第3の実施形態における電源部5は、第
2の実施形態における電源部5にさらにファンパワー切
換部52を加えた構成となっている。
【0134】(第3の実施形態の動作)第3の実施形態
における入力信号監視部41およびランプパワー切換部
51の動作は、それぞれ第2の実施形態の動作において
図3、および図6に沿って説明した入力信号監視部41
およびランプパワー切換部51の動作と同様である。
【0135】図8は、本発明の第3の実施形態における
タイマ部42の動作を示すフローチャートである。以
下、図7を用い、図8に沿って、本実施形態におけるタ
イマ部42の動作について説明する。
【0136】タイマ部42は、入力信号監視部41から
通知されている諸情報を検出する(ステップS80
1)。
【0137】タイマ部42は、ランプ電源制御情報およ
びファン電源制御情報に基づいて入力信号監視部41に
より「制御処理終了情報」が設定されているか否かを判
断する(ステップS802)。「制御処理終了情報」が
設定されていると判断された場合(ステップS802/
Yes)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モ
ード」を設定し(ステップS814)、内部カウンタの
動作を停止させ(ステップS815)、ランプ電源制御
動作およびファン電源制御動作を終了する。
【0138】「制御処理終了情報」が設定されていない
と判断された場合(ステップS802/No)、タイマ
部42は、入力信号監視部41により「入力信号あり」
と設定されているか否かを判断する(ステップS80
3)。
【0139】タイマ部42が「入力信号あり」と設定さ
れていると判断された場合(ステップS803/Ye
s)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」が設定されているか否か判断する(ステップS80
4)。「待機モード」が設定されていると判断された場
合(ステップS804/Yes)、タイマ部42は、電
源制御部43の設定モードを「通常モード」に移行させ
る(ステップS805)。
【0140】タイマ部42は、「通常モード」に移行さ
せた後、タイマ部42内に設置されている内部カウンタ
の動作を停止させ(ステップS806)、再度、入力信
号監視部41から通知されている諸情報を検出する(ス
テップS801)。
【0141】電源制御部43に「待機モード」が設定さ
れていると判断されなかった場合(ステップS804/
No)、すなわち「通常モード」が設定されていると判
断された場合、タイマ部42は、電源制御部43に設定
されている設定モードの切換処理を実行せず「通常モー
ド」をそのまま維持させる。次にタイマ部42は、内部
カウンタの動作を停止させ(ステップS806)、再
度、入力信号監視部41から通知されている諸情報を検
出する(ステップS801)。
【0142】タイマ部42が「入力信号なし」と設定さ
れていると判断された場合(ステップS803/N
o)、前回(100ミリ秒前)タイマ部42に設定され
た入力信号情報が「入力信号あり」であるか否かを判断
する(ステップS807)。
【0143】前回設定された入力信号情報が「入力信号
あり」であると判断された場合(ステップS807/Y
es)、タイマ部42は、内部カウンタをクリアし、内
部カウンタに記録されている値(以下、内部カウンタ
値)を0にする(ステップS808)。タイマ部42
は、内部カウンタのクリア後、内部カウンタ動作を開始
させ(ステップS809)、内部カウンタ値を検出する
(ステップS811)。
【0144】タイマ部42における入力信号情報の設定
は100ミリ秒ごとに行われ、入力信号監視部に「入力
信号なし」と設定されるごとに、内部カウンタ値は所定
の値ずつ増加する。入力信号の無信号時間は、内部カウ
ンタ値を基にして決定される。
【0145】タイマ部42は、電源制御情報部72に格
納されている基準時間を検出する(ステップS81
2)。タイマ部42は、検出した基準時間と内部カウン
タ値とを比較し、内部カウンタ値が基準時間より大きな
値を示しているか否かを判断する(ステップS81
3)。
【0146】内部カウンタ値が基準時間よりも大きな値
を示していると判断された場合(ステップS813/Y
es)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」を設定し(ステップS810)、内部カウンタの動
作を停止させる(ステップS806)。内部カウンタの
動作終了後、再度タイマ部42は、入力信号監視部41
から通知されている諸情報を検出する(ステップS80
1)。
【0147】入力信号監視部41により、タイマ部42
に「入力信号なし」が設定され(ステップS803/N
o)、また、前回の設定も「入力信号なし」である場合
(ステップS808/No)、無信号時間を示す内部カ
ウンタ値を検出する(ステップS811)。次に電源制
御情報部72に格納されている基準時間を検出する(ス
テップS812)。タイマ部42は、検出した基準時間
と内部カウンタ値とを比較し、内部カウンタ値が基準時
間より大きな値を示しているか否かを判断する(ステッ
プS813)。
【0148】内部カウンタ値が基準時間よりも大きな値
を示していると判断された場合(ステップS813/Y
es)、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モー
ド」を設定し(ステップS810)、内部カウンタの動
作を停止させる(ステップS806)。内部カウンタの
動作終了後、タイマ部42は、入力信号監視部41から
通知されている諸情報を検出する(ステップS80
1)。
【0149】図9は、本発明の第3の実施形態における
電源制御部43の動作を示すフローチャートである。以
下、図9に沿って本実施形態における電源制御部43の
動作を説明する。
【0150】電源制御部43は、タイマ部42により指
定された設定モード(「通常モード」/「待機モー
ド」)を検出し(ステップS901)、その設定モード
が「待機モード」であるか否かを判断する(ステップS
902)。
【0151】「待機モード」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS902/Yes)、電源制御部4
3は、ランプパワー切換部51を「待機モード」に設定
し、ランプ6への供給電力が通常映像を投影する際の電
力より低減していることを検出し、その検出動作に基づ
いてファンパワー切換部52にも同様に「待機モード」
を設定し(ステップS903)、動作を終了する。
【0152】また、「待機モード」が設定されていない
と判断された場合、電源制御部43は、ランプパワー切
換部51を「通常モード」に設定し、ランプ6への供給
電力が通常映像を投影する際の電力を維持していること
を検出し、その検出動作に基づいてファンパワー切換部
52にも同様に「通常モード」を設定し(ステップS9
04)、動作を終了する。
【0153】図10は、本発明の第3の実施形態におけ
るファンパワー切換部52の動作を示すフローチャート
である。以下、図10を用いて本実施形態におけるファ
ンパワー切換部52の動作について説明する。
【0154】ファンパワー切換部52は、電源制御部4
3により指定された設定モード(「通常モード」/「待
機モード」)を検出し(ステップS1001)、その設
定モードが「待機モード」であるか否かを判断する(ス
テップS1002)。
【0155】「待機モード」が設定されていると判断さ
れた場合(ステップS1002/Yes)、ファンパワ
ー切換部52は、ファン9を「待機モード(低速回
転)」に設定し(ステップS1003)、動作を終了す
る。
【0156】また、「待機モード」が設定されていない
と判断された場合、ファンパワー切換部52は、ファン
9を「通常モード(高速回転)」に設定し(ステップS
1004)、動作を終了する。
【0157】以上説明したように、第3の実施形態にお
いて、入力信号監視部41は、100ミリ秒周期で入力
信号の無信号状態を検出するごとにタイマ部42に「入
力信号なし」を設定し、内部カウンタ値を所定の値ずつ
増加させる。また、入力信号を検出するごとにタイマ部
42に「入力信号あり」を設定し、内部カウンタ値をク
リアし、0にする。内部カウンタ値が電源制御情報部7
2に格納されている基準時間より大きな値を示した場
合、タイマ部42は、電源制御部43に「待機モード」
を設定する。電源制御部43は、ランプ6への供給電力
およびランプ6の輝度を低下させる。また、電源制御部
43は、ランプ6への供給電力低下を検出し、同様にフ
ァン9の回転速度を低下させることにより、プロジェク
タ装置1の消費電力は削減される。
【0158】(第4の実施形態の構成)第3の実施形態
においてランプ6およびファン9は、「通常モード」あ
るいは「待機モード」のどちらかの設定モードに従って
動作を行っていた。「通常モード」は、ユーザが映像を
視聴するのに適した設定モードであり、一方、「待機モ
ード」では、「通常モード」に比べランプ6の輝度が低
く設定されており、ユーザが視聴するには適していない
が消費電力は削減されていた。
【0159】本実施形態の構成では、図7に示されてい
る第3の実施形態の構成に加え、ランプ6およびファン
9が「通常モード」と「待機モード」との他にその中間
的な設定モードである「省電力モード」をとり得る。
【0160】ランプ6の輝度、ファン9の回転速度、お
よび消費電力は、「通常モード」、「省電力モード」、
「待機モード」の順に大きな値をとる。「省電力モー
ド」では、「通常モード」ほどではないが、「待機モー
ド」よりもランプ6の輝度が大きく、視聴には支障のな
い程度の輝度が最低限保証されている。
【0161】なお、第1、第2、および第3の実施形態
と同様に、ランプ6の輝度は、供給される電力が大きい
ほど、明るくなるように制御され、同様にファン9の回
転速度も供給される電力が大きいほど、速くなるように
制御される。また、本実施形態においては、光源として
ランプ6を、冷却部としてファン9を用いたが、他の機
器を用いてもよい。
【0162】(第4の実施形態の動作)本実施形態にお
ける構成は、第3の実施形態における構成とほぼ同様で
あり、図7で示されている構成をとり得る。以下、図7
を用いて本発明の第4の実施形態における動作を説明す
る。
【0163】電源制御情報部72には、ランプ6におい
て「通常モード」と「省電力モード」とを切り換える基
準となる基準値STL1と、「省電力モード」と「待機
モード」とを切り換える基準となる基準値STL2とが
記録されている。
【0164】同様に電源制御情報部72には、ファン9
において「通常モード」と「省電力モード」とを切り換
える基準となるランプ6への供給電力である基準値ST
F1と、「省電力モード」と「待機モード」とを切り換
える基準となる基準値STF2とが記録されている。
【0165】基準値STL1、STL2、STF1、お
よびSTF2は、STL1≦STL2、STF1≦ST
F2とする。また、ユーザは、条件に応じて上記の基準
値を設定、変更、および消去することが可能である。
【0166】ユーザは、操作部8においてランプ電源制
御およびファン電源制御を「有効」あるいは「無効」の
どちらか一方に設定する。上記の電源設定は、電源制御
部72に記録される。
【0167】信号処理部3は、映像信号源2から出力さ
れた映像信号から同期信号を分離し、また、映像信号の
周波数分離を行うなど、映像信号に様々な処理を施す。
入力信号監視部41は、信号処理部3から入力信号監視
部41に入力する信号(入力信号)が無信号状態である
か否かを100ミリ秒ごとに判断し、電源制御情報部7
2においてランプ電源制御およびファン電源制御が「有
効」に設定されている場合は、タイマ部42に入力信号
が無信号状態であるか否かを示す情報(入力信号情報)
を出力する。
【0168】入力信号監視部41は、入力信号が確認さ
れた場合、「入力信号あり」の入力信号情報をタイマ部
42に出力し、入力信号が確認されなかった場合、すな
わち入力信号が無信号状態であると判断された場合、タ
イマ部42に「入力信号なし」の入力信号情報をタイマ
部42に出力する。
【0169】タイマ部42は、内部カウンタを有してお
り、「入力信号なし」の入力信号情報が入力するごとに
内部カウンタが計測する値(内部カウンタ値)を所定の
値増加させる。また、タイマ部42は、「入力信号あ
り」の入力信号情報が入力するごとに内部カウンタ値は
0にリセットされる。
【0170】タイマ部42は、内部カウンタ値と電源制
御情報部72に記録されている基準値STL1およびS
TL2との比較に基づいて電源制御部43に設定モード
(「通常モード」、「省電力モード」、あるいは「待機
モード」)を設定する。
【0171】タイマ部42は、カウンタ値が基準値ST
L2より大きな値を示した場合、電源制御部43のラン
プ電源制御に「待機モード」を設定する。内部カウンタ
値がSTL2より小さく、STL1より大きな値を示し
た場合は、電源制御部43のランプ電源制御に「省電力
モード」を設定する。また、内部カウンタ値がSTL1
より小さな値を示した場合は、ランプ電源制御に「通常
モード」を設定する。
【0172】電源制御部43は、タイマ部42により設
定された設定モード(「通常モード」、「省電力モー
ド」、あるいは「待機モード」)に基づいてランプパワ
ー切換部51を制御する。
【0173】ランプパワー切換部51は、電源制御部4
3により設定された「通常モード(高輝度)」、「省電
力モード(中輝度)」、あるいは「待機モード(低輝
度)」に基づいてランプ6への供給電力を設定する。ラ
ンプ6の輝度は、ランプパワー切換部51による設定に
基づいて制御される。
【0174】電源制御部43は、ランプ6に供給されて
いる電力を検出し、そのランプ6への供給電力値が基準
値STF2より大きな値を示した場合、ファン電源制御
に「待機モード」を設定する。ランプ6への供給電力値
がSTF2より小さく、STF1より大きな値を示した
場合は、ファン電源制御に「省電力モード」を設定す
る。また、ランプ6への供給電力値がSTF1より小さ
な値を示した場合は、ファン電源制御に「通常モード」
を設定する。
【0175】電源制御部43は、設定モード(「通常モ
ード」、「省電力モード」、あるいは「待機モード」)
に基づいてファンパワー切換部52を制御する。
【0176】ファンパワー切換部52は、電源制御部4
3により設定された「通常モード(高速回転)」、「省
電力モード(中速回転)」、あるいは「待機モード(低
速回転)」に基づいてファン9への供給電力を設定す
る。ファン9の回転速度は、ファン切換部52による設
定に基づいて制御される。
【0177】図11は、本発明の第4の実施形態におけ
るランプ電源を制御する際のタイマ部42の動作を示す
フローチャートである。以下、図7を用い、図11に沿
って、本実施形態におけるランプ電源を制御する際のタ
イマ部42の動作について説明する。
【0178】タイマ部42は、入力信号監視部41によ
り「制御処理終了情報」が設定されているか否かを判断
する(ステップS1101)。「制御処理終了情報」が
設定されていないと判断された場合(ステップS110
1/No)、タイマ部42は、入力信号監視部41によ
り「入力信号なし」と設定されているか否か判断する
(ステップS1102)。
【0179】「入力信号なし」と設定されていない場
合、すなわち「入力信号あり」と設定されている場合
(ステップS1102/No)、タイマ部42は、タイ
マ部電源制御部43を「通常モード」に設定し、「制御
処理終了情報」が設定されているか否かを再度判断する
(ステップS1101)。
【0180】「入力信号なし」と設定されている場合
(ステップS1102/Yes)、タイマ部42は、内
部カウンタ値を所定値増加させ、内部カウンタ値を検出
する(ステップS1103)。また、タイマ部42は、
電源制御情報部72に記録されている基準時間(基準
値)STL1、STL2を検出する(ステップS110
4)。
【0181】タイマ部42は、検出した内部カウンタ値
と、基準時間STL2と、を比較し、内部カウンタ値が
基準時間STL2より大きな値を示しているか否かを判
断する(ステップS1105)。
【0182】内部カウンタ値が基準時間STL2より大
きな値を示した場合(ステップS1105/Yes)、
タイマ部42は、電源制御部43におけるランプ電源制
御を「待機モード」に設定し(ステップS1109)、
「制御処理終了情報」が設定されているか否かを再度判
断する(ステップS1101)。
【0183】内部カウンタ値が基準時間STL2より小
さな値を示している場合(ステップS1105/N
o)、タイマ部42は、内部カウンタ値が基準時間ST
L1より大きな値を示しているか否かを判断する(ステ
ップS1106)。
【0184】内部カウンタ値が基準時間STL1より小
さな値を示している場合(ステップS1106/N
o)、タイマ部42は、電源制御部43におけるランプ
電源制御を「通常モード」に設定し(ステップS110
7)、「制御処理終了情報」が設定されているか否かを
再度判断する(ステップS1101)。
【0185】内部カウンタ値が基準時間STL2よりも
小さく(ステップS1105/No)、基準時間STL
1よりも大きな値を示している場合(ステップS110
6/Yes)、タイマ部42は、電源制御部43におけ
るランプ電源制御を「省電力モード」に設定し(ステッ
プS1108)、入力信号監視部41により「制御処理
終了情報」が設定されているか否かを再度判断する(ス
テップS1101)。
【0186】「制御処理終了情報」が設定されているか
否かを判断し(ステップS1101)、「制御処理終了
情報」が設定されていると判断された場合(ステップS
1101/Yes)、タイマ部42は、動作を終了す
る。
【0187】ファン電源制御は、以上説明したランプ電
源制御と同様の動作を行うと考えてよい。
【0188】ユーザは、操作部8において設定入力する
ことにより、ランプ電源制御およびファン電源制御にお
いて切り換わる設定モード(「通常モード」、「省電力
モード」、および「待機モード」)を限定することも可
能である。例えば、1つの設定モードに固定してランプ
6およびファン9を動作させてもよいし、切換可能な設
定モードを「省電力モード」と「待機モード」とに限定
してその設定モード間で切換動作を行わせてもよい。
【0189】また、本実施形態では、「通常モード」、
「省電力モード」、および「待機モード」の3つの設定
モード間における切換動作について説明したが、要求に
応じて、さらに設定モードを追加してもよい。
【0190】なお、上記の実施形態は本発明の好適な実
施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変形して実施することが可能となる。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、映像信号に基づいて照射手段に供給される
電力を制御することによって、プロジェクタ装置全体の
消費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0192】また、請求項2記載の発明によれば、映像
信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、照射手
段に供給される電力を軽減させることによって、プロジ
ェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減さ
せることが可能である。
【0193】また、請求項3記載の発明によれば、冷却
手段に供給される電力を制御することによって、プロジ
ェクタ装置全体の消費電力を効率よく制御することが可
能となる。
【0194】また、請求項4記載の発明によれば、映像
信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、冷却手
段に供給される電力を軽減させることによって、プロジ
ェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減さ
せることが可能となる。
【0195】また、請求項5記載の発明によれば、映像
信号が無信号状態を継続する時間に基づいて照射手段に
供給される電力を制御することによって、プロジェクタ
装置全体の消費電力を効率よく制御することが可能とな
る。
【0196】また、請求項6記載の発明によれば、照射
手段が照射する光の輝度を複数段階有し、供給される電
力に基づいて光の輝度を制御することによって、照射手
段における不要な電力消費を抑制することが可能とな
る。
【0197】また、請求項7記載の発明によれば、映像
信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、照射手
段に供給される電力を軽減させることによって、プロジ
ェクタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減さ
せることが可能となる。
【0198】また、請求項8記載の発明によれば、映像
信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所定時
間以上継続した場合に低減された照射手段への供給電力
を、低減前の値に戻すことによって、照射手段における
消費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0199】また、請求項9記載の発明によれば、照射
手段に供給される電力を切り換える基準となる時間を設
定することによって、照射手段に供給される電力を切り
換えるタイミングを使用目的に応じて設定することが可
能となる。
【0200】また、請求項10記載の発明によれば、照
射手段に供給される電力に基づいて冷却手段に供給され
る電力を制御することによって、プロジェクタ装置全体
の消費電力を効率よく制御することが可能となる。
【0201】また、請求項11記載の発明によれば、冷
却手段が自装置における温度低下能力を複数段階有し、
供給される電力に基づいて温度低下能力を制御すること
によって、冷却手段における不要な電力消費を抑制する
ことが可能となる。
【0202】また、請求項12記載の発明によれば、照
射手段に供給される電力が基準となる電力より低い値と
なった場合、冷却手段に供給される電力を軽減させるこ
とによって、プロジェクタ装置が未使用状態である場
合、消費電力を低減させることが可能となる。
【0203】また、請求項13記載の発明によれば、照
射手段に供給される電力が基準となる電力より高い値と
なった場合、低減された冷却手段への供給電力を低減前
の値に戻すことによって、冷却手段における消費電力を
効率よく制御することが可能となる。
【0204】また、請求項14記載の発明によれば、冷
却手段に供給される電力を切り換える基準となる照射手
段への供給電力を設定することによって、冷却手段に供
給される電力を切り換えるタイミングを使用目的に応じ
て設定することが可能となる。
【0205】また、請求項15記載の発明によれば、映
像信号が無信号状態を継続する時間に基づいて光源に供
給される電力を制御することによって、プロジェクタ装
置全体の消費電力を効率よく制御することが可能とな
る。
【0206】また、請求項16記載の発明によれば、映
像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、光源
に供給される電力を軽減させることによって、プロジェ
クタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減させ
ることが可能となる。
【0207】また、請求項17記載の発明によれば、映
像信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所定
時間以上継続した場合に低減された光源への供給電力
を、低減前の値に戻すことによって、光源における消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0208】また、請求項18記載の発明によれば、光
源に供給される電力を切り換える基準となる時間を設定
することによって、光源に供給される電力を切り換える
タイミングを使用目的に応じて設定することが可能とな
る。
【0209】また、請求項19記載の発明によれば、光
源に供給される電力に基づいて冷却部に供給される電力
を制御することによって、プロジェクタ装置全体の消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0210】また、請求項20記載の発明によれば、光
源に供給される電力が基準となる電力より低い値となっ
た場合、冷却部に供給される電力を軽減させることによ
って、プロジェクタ装置が未使用状態である場合、消費
電力を低減させることが可能となる。
【0211】また、請求項21記載の発明によれば、光
源に供給される電力が基準となる電力より高い値となっ
た場合、低減された冷却部への供給電力を低減前の値に
戻すことによって、冷却部がプロジェクタ装置を冷却す
るために必要な電力を冷却部に供給することが可能とな
る。
【0212】また、請求項22記載の発明によれば、冷
却部に供給される電力を切り換える基準となる光源への
供給電力を設定することによって、冷却部に供給される
電力を切り換えるタイミングを使用目的に応じて設定す
ることが可能となる。
【0213】また、請求項23記載の発明によれば、映
像信号が無信号状態を継続する時間に基づいて光源に供
給される電力を制御することによって、プロジェクタ装
置全体の消費電力を効率よく制御することが可能とな
る。
【0214】また、請求項24記載の発明によれば、映
像信号が所定時間以上無信号状態を継続した場合、光源
に供給される電力を軽減させることによって、プロジェ
クタ装置が未使用状態である場合、消費電力を低減させ
ることが可能となる。
【0215】また、請求項25記載の発明によれば、映
像信号が確認された場合、映像信号の無信号時間が所定
時間以上継続した場合に低減された光源への供給電力
を、低減前の値に戻すことによって、光源における消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0216】また、請求項26記載の発明によれば、光
源に供給される電力を切り換える基準となる時間を設定
することによって、光源に供給される電力を切り換える
タイミングを使用目的に応じて設定することが可能とな
る。
【0217】また、請求項27記載の発明によれば、光
源に供給される電力に基づいて冷却部に供給される電力
を制御することによって、プロジェクタ装置全体の消費
電力を効率よく制御することが可能となる。
【0218】また、請求項28記載の発明によれば、光
源に供給される電力が基準となる電力より低い値となっ
た場合、冷却部に供給される電力を軽減させることによ
って、プロジェクタ装置が未使用状態である場合、消費
電力を低減させることが可能となる。
【0219】また、請求項29記載の発明によれば、光
源に供給される電力が基準となる電力より高い値となっ
た場合、低減された冷却部への供給電力を低減前の値に
戻すことによって、冷却部における消費電力を効率よく
制御することが可能となる。
【0220】また、請求項30記載の発明によれば、冷
却部に供給される電力を切り換える基準となる光源への
供給電力を設定することによって、冷却部に供給される
電力を切り換える使用目的に応じて設定することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における入力信号監視
部の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるタイマ部の動
作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態における電源制御部の
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるランプパワー
切換部の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施形態における構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるタイマ部の動
作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態における電源制御部の
動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるファンパワ
ー切換部の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施形態におけるランプ電源
を制御する際のタイマ部の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 プロジェクタ装置 2 映像信号源 3 信号処理部 4 制御部 5 電源 6 ランプ 7 記録部 8 操作部 9 ファン 41 入力信号監視部 42 タイマ部 43 電源制御部 51 ランプパワー制御部 52 ファンパワー制御部 71 ランプ電源制御情報部 72 電源制御情報部

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号源に接続されているプロジェク
    タ装置であって、 前記映像信号源により生成された映像信号に基づいて映
    像を照射する照射手段と、 前記映像信号源により生成された前記映像信号に基づい
    て前記照射手段に供給される電力を制御する照射電力制
    御手段と、 を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記照射電力制御手段は、 前記映像信号源により生成された前記映像信号が所定時
    間以上無信号状態を継続した場合、前記照射手段に供給
    される電力を低減させることを特徴とする請求項1記載
    のプロジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 自装置を冷却する冷却手段と、 前記照射手段に供給される電力に基づいて前記冷却手段
    に供給される電力を制御する冷却電力制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクタ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却電力制御手段は、 前記照射手段に供給される電力が前記冷却手段に供給さ
    れる電力を切り換える際に基準となる電力より低い値と
    なった場合、前記冷却手段に供給される電力を低減させ
    ることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ装置。
  5. 【請求項5】 映像信号源に接続されているプロジェク
    タ装置であって、 前記映像信号源により生成された映像信号に基づいて映
    像を照射する照射手段と、 前記映像信号源により生成された前記映像信号が無信号
    状態であるか否かを判断する無信号判断手段と、 該無信号判断手段により前記映像信号が前記無信号状態
    であると判断された場合、前記無信号状態が継続してい
    る時間である無信号時間を計測する無信号時間計測手段
    と、 該無信号時間計測手段により計測された前記無信号時間
    が継続している時間に基づいて前記照射手段に供給され
    ている電力を制御する照射電力制御手段と、 を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 前記照射手段は、 照射する光の輝度を複数段階有し、供給される電力に基
    づいて前記光の輝度を制御することを特徴とする請求項
    5記載のプロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】 前記照射電力制御手段は、 前記無信号時間計測手段により計測された前記無信号時
    間が所定時間以上継続している場合、前記照射手段に供
    給されている電力を第1の前記照射手段への供給電力か
    ら第2の前記照射手段への供給電力に低減させることを
    特徴とする請求項5または6記載のプロジェクタ装置。
  8. 【請求項8】 前記無信号判断手段により前記映像信号
    が確認された場合、前記照射電力制御手段により設定さ
    れた前記第2の前記照射手段への供給電力を、前記第1
    の前記照射手段への供給電力に移行させることを特徴と
    する請求項7記載のプロジェクタ装置。
  9. 【請求項9】 前記所定時間を設定する基準時間設定手
    段を有することを特徴とする請求項7または8記載のプ
    ロジェクタ装置。
  10. 【請求項10】 自装置を冷却する冷却手段と、 前記照射手段に供給される電力を計測する照射電力計測
    手段と、 該照射電力計測手段により計測された前記照射手段に供
    給される電力に基づいて前記冷却手段に供給されている
    電力を制御する冷却電力制御手段と、 を有することを特徴とする請求項5から9のいずれか1
    項に記載のプロジェクタ装置。
  11. 【請求項11】 前記冷却手段は、 前記自装置における温度低下能力を複数段階有し、供給
    される電力に基づいて前記温度低下能力を制御すること
    を特徴とする請求項10記載のプロジェクタ装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却電力制御手段は、 前記照射電力計測手段により計測された前記照射手段に
    供給される電力が、前記冷却手段に供給される電力を切
    り換える際に基準となる電力である冷却基準電力より低
    い値となった場合、前記冷却手段に供給されている電力
    を第1の前記冷却手段への供給電力から第2の前記冷却
    手段への供給電力に低減させることを特徴とする請求項
    11記載のプロジェクタ装置。
  13. 【請求項13】 前記冷却電力制御手段により前記第2
    の前記冷却手段への供給電力に低減させた後、前記照射
    電力計測手段により計測された前記照射手段に供給され
    る電力が前記冷却基準電力より高い値となった場合、前
    記第2の前記冷却手段への供給電力を前記第1の前記冷
    却手段への供給電力に移行させることを特徴とする請求
    項12記載のプロジェクタ装置。
  14. 【請求項14】 前記冷却基準電力を設定する冷却基準
    電力設定手段を有することを特徴とする請求項12また
    は13記載のプロジェクタ装置。
  15. 【請求項15】 供給される電力に基づいて照射する光
    の輝度を複数段階とり得る光源を有し、映像信号源に接
    続されているプロジェクタ装置における消費電力低減方
    法であって、 前記映像信号源により生成された前記映像信号が無信号
    状態であるか否かを判断する無信号判断工程と、 該無信号判断工程により前記映像信号が前記無信号状態
    であると判断された場合、前記無信号状態が継続してい
    る時間である無信号時間を計測する無信号時間計測工程
    と、 該無信号時間計測工程により計測された前記無信号時間
    が継続している時間に基づいて前記光源に供給されてい
    る電力を制御する光源電力制御工程と、 を有することを特徴とする消費電力低減方法。
  16. 【請求項16】 前記光源電力制御工程は、 前記無信号時間計測工程により計測された前記無信号時
    間が所定時間以上継続している場合、前記光源に供給さ
    れている電力を第1の前記光源への供給電力から第2の
    前記光源への供給電力に低減させることを特徴とする請
    求項15記載の消費電力低減方法。
  17. 【請求項17】 前記無信号判断工程により前記映像信
    号が確認された場合、前記光源電力制御工程により設定
    された前記第2の前記光源への供給電力を、前記第1の
    前記光源への供給電力に移行させることを特徴とする請
    求項16記載の消費電力低減方法。
  18. 【請求項18】 前記光源電力制御工程の前段に、前記
    所定時間を設定する基準時間設定工程を有することを特
    徴とする請求項16または17記載の消費電力低減方
    法。
  19. 【請求項19】 前記光源に供給される電力を計測する
    光源電力計測工程と、 該光源電力計測工程により計測された前記光源に供給さ
    れる電力に基づいて、供給される電力に基にして自装置
    を冷却する能力を複数段階とり得る冷却部に供給されて
    いる電力を制御する冷却電力制御工程と、 を有することを特徴とする請求項15から18のいずれ
    か1項に記載の消費電力低減方法。
  20. 【請求項20】 前記冷却電力制御工程は、 前記光源電力計測工程により計測された前記光源に供給
    される電力が、前記冷却部に供給される電力を切り換え
    る際に基準となる電力である冷却基準電力より低い値と
    なった場合、前記冷却部に供給されている電力を第1の
    前記冷却部への供給電力から第2の前記冷却部への供給
    電力に低減させることを特徴とする請求項19記載の消
    費電力低減方法。
  21. 【請求項21】 前記冷却電力制御工程により前記第2
    の前記冷却工程への供給電力に低減させた後、前記照射
    電力計測工程により計測された前記光源に供給される電
    力が前記冷却基準電力より高い値となった場合、前記第
    2の前記冷却部への供給電力を前記第1の前記冷却部へ
    の供給電力に移行させることを特徴とする請求項20記
    載の消費電力低減方法。
  22. 【請求項22】 前記冷却電力制御工程の前段に、前記
    冷却基準電力を設定する冷却基準電力設定工程を有する
    ことを特徴とする請求項20または21記載の消費電力
    低減方法。
  23. 【請求項23】 供給される電力に基づいて照射する光
    の輝度を複数段階とり得る光源を有し、映像信号源に接
    続されているプロジェクタ装置を動作させるプログラム
    を記録した記録媒体であって、 前記映像信号源により生成された前記映像信号が無信号
    状態であるか否かを判断する無信号判断処理と、 該無信号判断処理により前記映像信号が前記無信号状態
    であると判断された場合、前記無信号状態が継続してい
    る時間である無信号時間を計測する無信号時間計測処理
    と、 該無信号時間計測処理により計測された前記無信号時間
    が継続している時間に基づいて前記光源に供給されてい
    る電力を制御する光源電力制御処理と、 を有することを特徴とするプログラムを記録した記録媒
    体。
  24. 【請求項24】 前記光源電力制御処理は、 前記無信号時間計測処理により計測された前記無信号時
    間が所定時間以上継続している場合、前記光源に供給さ
    れている電力を第1の前記光源への供給電力から第2の
    前記光源への供給電力に低減させることを特徴とする請
    求項23記載のプログラムを記録した記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記無信号判断処理により前記映像信
    号が確認された場合、前記光源電力制御処理により設定
    された前記第2の前記光源への供給電力を、前記第1の
    前記光源への供給電力に移行させることを特徴とする請
    求項24記載のプログラムを記録した記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記所定時間を設定する基準時間設定
    処理を有することを特徴とする請求項24または25記
    載のプログラムを記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記光源に供給される電力を計測する
    光源電力計測処理と、 該光源電力計測処理により計測された前記光源に供給さ
    れる電力に基づいて、供給される電力に基にして自装置
    を冷却する能力を複数段階とり得る冷却部に供給されて
    いる電力を制御する冷却電力制御処理と、 を有することを特徴とする請求項23から26のいずれ
    か1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記冷却電力制御処理は、 前記光源電力計測処理により計測された前記光源に供給
    される電力が、前記冷却部に供給される電力を切り換え
    る際に基準となる電力である冷却基準電力より低い値と
    なった場合、前記冷却部に供給されている電力を第1の
    前記冷却部への供給電力から第2の前記冷却部への供給
    電力に低減させることを特徴とする請求項27記載のプ
    ログラムを記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】 前記冷却電力制御処理により前記第2
    の前記冷却処理への供給電力に低減させた後、前記照射
    電力計測処理により計測された前記光源に供給される電
    力が前記冷却基準電力より高い値となった場合、前記第
    2の前記冷却部への供給電力を前記第1の前記冷却部へ
    の供給電力に移行させることを特徴とする請求項28記
    載のプログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記冷却基準電力を設定する冷却基準
    電力設定処理を有することを特徴とする請求項28また
    は29記載のプログラムを記録した記録媒体。
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