JP2002170098A - 表示制御装置、画像出力システム、画像出力管理装置、画像入力装置、及び操作画面の表示制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザインタフェース画面の表示に要する時
間を短縮する。サーバの状態に係わらず、入力装置を動
作させる。 【解決手段】 スキャナ１２のメモリ１２Ｄに、印刷操
作画面を構成するアイコン情報、スキャナ１２のみに係
わる各種の画面、サーバが通信不能時のエラーを報知す
るためのエラー画面のデータを記憶する。スキャナ１２
の起動や原稿から画像を読取る際は、メモリ１２Ｄから
対応するスキャナ１２に係わる画面のデータを読み出し
て表示パネル１２Ｂに表示する。画像を印刷する際は、
サーバからプリンタの属性情報を送信させて、メモリ１
２Ｄから読み出したアイコン情報と合成して印刷操作画
面を生成して表示パネル１２Ｂに表示させ、印刷形式及
び印刷を実行するプリンタを指定する情報の入力を受付
ける。サーバのダウン等により属性情報を受信できない
場合は、メモリ１２Ｄからエラー画面のデータを読み出
して表示パネル１２Ｂに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置、画
像出力システム、画像出力管理装置、画像入力装置、及
び操作画面の表示制御方法に係わり、より詳しくは、ネ
ットワークに接続された複数のプリンタ、原稿の画像を
読み取るスキャナ、及びプリンタサーバを備えた画像出
力システム、この画像出力システムに適用可能な表示制
御装置、この画像出力システムに適用可能な画像出力管
理装置、この画像出力システムに適用可能な画像入力装
置、及びこの画像出力システムに適用可能な操作画面の
表示制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の複写機は、原稿台に載置された原
稿の像をＣＣＤ（Charge Coupled Device）で読み取っ
て半導体レーザを用いて感光ドラム上に潜像を記録し、
電子写真プロセスを用いて感光ドラム上の潜像を現像し
て用紙上に転写することにより画像を出力している。こ
の複写機には、ユーザインタフェースとして液晶表示板
からなる表示パネル上にタッチパネルが重ねられた構成
の小型の表示パネルが設けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年、オフィス等では
ネットワーク化が進み、画像データを入力するスキャ
ナ、画像データに基づいて画像を記録した用紙等を出力
する複数のプリンタ、及びこれらの装置を管理するプリ
ンタサーバをネットワークに接続して構成されたマルチ
出力が可能なプリントシステムの構築が求められてい
る。

【０００４】このようなプリントシステムでは、単独で
使用される複写機に設けられているユーザインタフェー
スとしての表示パネルと同様の表示パネルをスキャナに
設け、この表示パネルに各種の操作画面を表示して、画
像データの入力側から画像の出力先を指定するように構
成し、画像データの入力側から出力先を指定して画像デ
ータをサーバに送信し、この情報がサーバにジョブとし
て登録されるようにすることが考えられる。サーバで
は、登録されたジョブに従って、１つ又は複数の出力先
の装置を選択し、当該選択した装置を画像データに基づ
いて動作させて画像を出力させる。

【０００５】このため、サーバには、出力先の装置を指
定する情報や画像の印字形式に関する情報等を入力する
操作画面用のデータを生成してスキャナへ送信し、当該
スキャナに設けられた表示パネル等に操作画面を表示す
ることによって、ユーザからの各種指示の入力（出力先
指定情報、印字形式に関する情報等）を受付けることが
求められる。

【０００６】しかしながら、操作画面用のデータには、
一般に、アイコン等のデータ量の多い画情報も含まれて
おり、サーバからの送信に時間が掛かるため、スキャナ
ではユーザインタフェースとなる操作画面の表示に要す
る時間が長くなってしまうという問題もあった。

【０００７】また、サーバがダウンしていると、サーバ
から操作画面用のデータを受信することができなかっ
た。このため、スキャナの表示パネルに操作画面を表示
できず、スキャナを動作させることができないという問
題があった。特に、サーバダウン時は、スキャナには何
ら異常がなくても使用不能となってしまうばかりか、使
用不能となった原因が、スキャナとサーバの何れにある
のかを把握することができなかった。

【０００８】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、操作画面の表示に要する時間を短縮するこ
とができる表示制御装置、画像出力システム、画像出力
管理装置、画像入力装置、及び操作画面の表示制御方法
を提供することを目的とする。また、上記目的に加え
て、画像管理出力装置の状態に係わらず、画像入力装置
を動作させることを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の表示制御装置は、操作画面の一部
分を生成するための第１の操作画面情報を記憶する記憶
手段と、ネットワークに接続されると共に、前記ネット
ワークを介して前記操作画面の残りの部分を生成するた
めの第２の操作画面情報を受信する受信手段と、前記記
憶手段に記憶されている前記第１の操作画面情報と、前
記受信手段によって受信した前記第２の操作画面情報と
を組合せて前記操作画面を生成する生成手段と、を備え
ることを特徴としている。

【００１０】請求項１に記載の発明によれば、表示制御
装置では、操作画面の一部分を生成するための第１の操
作画面情報が記憶手段に予め記憶されており、受信手段
によってネットワークを介して操作画面の残りの部分を
生成するための第２の操作画面情報を受信し、記憶手段
に記憶されている第１の操作画面と組合せて操作画面を
生成する。

【００１１】請求項２に記載の表示制御方法は、操作画
面の一部分を生成するための第１の操作画面情報を記憶
しておき、前記ネットワークを介して前記操作画面の残
りの部分を生成するための第２の操作画面情報を受信
し、記憶されている前記第１の操作画面情報と、受信し
た前記第２の操作画面情報とを組合せて前記操作画面を
生成して表示する、ことを特徴としている。

【００１２】請求項２に記載の発明によれば、操作画面
の一部分を生成するための第１の操作画面情報が予め記
憶されており、受信手段によってネットワークを介して
操作画面の残りの部分を生成するための第２の操作画面
情報を受信し、記憶手段に記憶されている第１の操作画
面と組合せて操作画面を生成する。

【００１３】このように、請求項１、請求項２に記載の
発明では、操作画面を生成して表示する側に予め第１の
操作画面情報を記憶しておくことで、操作画面を表示さ
せるためにネットワークを介して送信される情報のデー
タ量を低減でき、操作画面の表示に要する時間を短縮す
ることができる。

【００１４】請求項３に記載の画像入力装置は、複数の
画像出力装置がネットワークに接続されて構成された画
像出力システムに用いられる画像入力装置であって、前
記画像データを入力するための画像データ入力手段と、
操作画面が表示され、表示された操作画面から画像を出
力する画像出力装置を指定する情報及び前記画像の出力
形式に関する情報を入力するための表示入力手段と、前
記ネットワークに接続されると共に、前記ネットワーク
を介して、前記表示入力手段から入力された情報及び前
記画像データ入力手段から入力された画像データを送信
し、且つ前記操作画面を生成するための信号を受信する
送受信手段と、前記操作画面を構成するアイコン情報を
記憶するアイコン情報記憶手段と、前記アイコン情報記
憶手段に記憶した前記アイコン情報と前記送受信手段に
より受信した前記操作画面を生成する信号とを組合せて
前記操作画面を生成し、前記表示入力手段に表示する表
示制御手段と、を備えることを特徴としている。

【００１５】請求項３に記載の発明によれば、画像入力
装置では、送受信手段により操作画面を生成する信号を
受信すると、表示制御手段によって、予めアイコン情報
記憶手段に記憶されているアイコン情報と受信した信号
とを組合せることにより操作画面を生成し、表示入力手
段に表示する。この表示した操作画面から、画像を出力
する画像出力装置を指定する情報、及び指定した画像出
力装置から出力する画像の出力形式に関する情報が入力
される。そして、送受信手段により入力されたこれらの
情報をネットワークを介して送信し、また画像データ入
力手段により入力された画像データもネットワークを介
して送信することにより、当該指定された画像出力装置
に画像データ及び画像の出力形式に基づいて画像を出力
させる。

【００１６】このように、画像入力装置側にデータ量の
多いアイコン情報が記憶されているので、操作画面を表
示するためにネットワークを介して画像入力装置へ送信
される操作画面を生成する信号は、データ量の少ないテ
キスト等で表現される属性情報だけでよく、操作画面の
表示に要する時間を短縮することができる。

【００１７】請求項４に記載の画像出力システムは、各
々ネットワークに接続されると共に、前記ネットワーク
を介して送信された画像データ及び画像の出力形式に基
づいて画像を出力する複数の画像出力装置と、前記画像
データを入力するための画像データ入力手段；操作画面
が表示され、当該表示された操作画面から前記画像を出
力する画像出力装置を指定する情報、及び指定した画像
出力装置から出力する画像の出力形式に関する情報を入
力するための表示入力手段；前記ネットワークに接続さ
れると共に、前記画像データ入力手段から入力された画
像データ及び前記表示入力手段から入力された情報を前
記ネットワークを介して送信すると共に、前記ネットワ
ークを介して前記操作画面を生成する信号を受信する送
受信手段；前記操作画面を構成するアイコン情報を記憶
するアイコン情報記憶手段；及び前記アイコン情報記憶
手段に記憶した前記アイコン情報と前記送受信手段によ
り受信した前記操作画面を生成する信号とを組合せて前
記操作画面を生成し、前記表示入力手段に表示する表示
制御手段を備えた画像入力装置と、前記ネットワークに
接続されると共に、前記複数の画像出力装置各々の属性
情報を記憶し、且つ前記属性情報に基づいて前記操作画
面を生成する信号を生成して前記送受信手段に送信する
と共に、前記送受信手段から送信された前記画像データ
及び前記画像の出力形式に関する情報を指定された画像
出力装置に送信する画像出力管理装置と、を備えること
を特徴としている。

【００１８】請求項５に記載の画像出力管理装置は、各
々ネットワークに接続されると共に、前記ネットワーク
を介して送信された画像データ及び画像の出力形式に基
づいて画像を出力する複数の画像出力装置と、前記ネッ
トワークに接続されると共に、前記画像データを入力す
るための画像データ入力手段、及び操作画面が表示さ
れ、当該表示された操作画面から前記画像を出力する画
像出力装置を指定する情報、及び指定した画像出力装置
から出力する画像の出力形式に関する情報を入力するた
めの表示入力手段を備え、前記ネットワークを介して受
信した前記操作画面を生成する信号と予め記憶したアイ
コン情報とを組み合わせて前記操作画面を生成して前記
表示入力手段に表示し、且つ前記画像データ入力手段か
ら入力された画像データ及び前記表示入力手段から入力
された情報を前記ネットワークを介して送信する画像入
力装置と、を備えた画像出力システムに用いられる画像
出力管理装置であって、前記ネットワークに接続される
と共に、前記複数の画像出力装置各々の属性情報を記憶
し、前記属性情報に基づいて前記操作画面を生成する信
号を生成して前記送受信手段に送信すると共に、前記送
受信手段から送信された画像データ及び画像の出力形式
に関する情報を指定された画像出力装置に送信すること
を特徴としている。

【００１９】請求項６に記載の画像入力装置は、各々ネ
ットワークに接続されると共に、前記ネットワークを介
して送信された画像データ及び画像の出力形式に基づい
て画像を出力する複数の画像出力装置と、前記ネットワ
ークに接続されると共に、前記複数の画像出力装置各々
の属性情報を記憶し、前記属性情報に基づいて操作画面
を生成する信号を生成して前記ネットワークを介して送
信すると共に、前記ネットワークを介して送信された画
像データ及び画像の出力形式に関する情報を指定された
画像出力装置に送信する画像出力管理装置と、を備えた
画像出力システムに用いられる画像入力装置であって、
前記画像データを入力するための画像データ入力手段
と、前記操作画面が表示され、表示された操作画面から
前記画像を出力する画像出力装置を指定する情報及び前
記画像の出力形式に関する情報を入力するための表示入
力手段と、前記ネットワークに接続されると共に、前記
表示入力手段から入力された情報及び前記画像データ入
力手段から入力された画像データを前記画像出力管理装
置へ送信し、且つ前記画像出力管理装置から前記操作画
面を生成する信号を受信する送受信手段と、前記操作画
面を構成するアイコン情報を記憶するアイコン情報記憶
手段と、前記アイコン情報記憶手段に記憶した前記アイ
コン情報と前記送受信手段により受信した前記操作画面
を生成する信号とを組合せて前記操作画面を生成し、前
記表示入力手段に表示する表示制御手段と、を備えるこ
とを特徴とする。

【００２０】次に、請求項４に記載されている画像出力
システムについて、請求項５、６に記載されている画像
出力管理装置、画像入力装置とともに説明する。

【００２１】画像出力管理装置では、複数の画像出力装
置各々の属性情報を記憶しており、この属性情報に基づ
いて操作画面を生成する信号を生成し、当該生成した信
号をネットワークを介して、画像入力装置の送受信手段
に送信する。

【００２２】画像入力装置では、送受信手段により操作
画面を生成する信号を受信すると、表示制御手段によっ
て、予めアイコン情報記憶手段に記憶されているアイコ
ン情報と受信した信号とを組合せることにより操作画面
を生成し、表示入力手段に表示する。この表示した操作
画面から、画像を出力する画像出力装置を指定する情
報、及び指定した画像出力装置から出力する画像の出力
形式に関する情報が入力され、送受信手段は入力された
これらの情報をネットワークを介して送信する。また、
送受信手段は、画像データ入力手段により入力された画
像データもネットワークを介して送信する。

【００２３】画像出力管理装置では、画像入力装置の送
受信手段により送信された画像を出力する画像出力装置
を指定する情報を受信し、当該受信した情報に基づい
て、画像入力装置の送受信手段により送信された画像デ
ータ及び画像の出力形式に関する情報を指定された画像
出力装置へ送信することにより、当該指定された画像出
力装置に画像データ及び画像の出力形式に基づいて画像
を出力させる。

【００２４】このように、データ量の多いアイコン情報
が、画像出力管理装置ではなく画像入力装置に記憶され
ているので、画像出力管理装置からは操作画面を生成す
る信号として、データ量の少ないテキスト等で表現され
る属性情報を送信するだけでよく、操作画面の表示に要
する時間を短縮することができる。

【００２５】なお、画像入力装置は、請求項７に記載さ
れているように、当該画像入力装置のみに係わる画面の
情報、及び前記画像出力管理装置が通信不能であること
を報知する画面の情報の少なくとも一方を記憶する画面
情報記憶手段を更に備え、前記表示制御手段が、当該画
像入力装置のみの動作時及び前記画像出力管理装置から
の信号受信失敗時の少なくとも一方において、前記画面
情報記憶手段に記憶された前記情報に基づく画面を前記
表示入力手段に表示するようにするとよい。

【００２６】請求項８に記載の操作画面の表示方法は、
画像データ及び画像の出力形式に基づいて画像を出力す
る複数の画像出力装置と、前記画像データ及び画像の出
力形式に関する情報を指定された画像出力装置に送信す
る画像出力管理装置と、前記画像データを入力するため
の画像データ入力手段、及び操作画面が表示され、当該
表示された操作画面から画像の出力形式に関する情報及
び画像を出力する画像出力装置を指定する情報を入力す
るための表示入力手段を備え、前記画像データ入力手段
から入力された画像データ及び前記表示入力手段から入
力された情報を前記画像画像出力管理装置に送信する画
像入力装置と、が各々ネットワークに接続されて構成さ
れた画像出力システムにおける操作画面の表示方法であ
って、前記画像出力管理装置に前記複数の画像出力装置
各々の属性情報を記憶し、前記画像入力装置にアイコン
情報を記憶しておき、前記表示入力手段に前記操作画面
を表示する際に、前記属性情報に基づいて生成した前記
操作画面を生成する信号を前記画像出力管理装置から前
記画像入力装置に送信し、前記画像入力装置において、
前記アイコン情報と受信した前記操作画面を生成する信
号とを組合せて前記操作画面を生成し、前記表示入力手
段に表示する、ことを特徴としている。

【００２７】請求項８に記載の発明によれば、画像出力
管理装置に、複数の画像出力装置各々の属性情報が記憶
され、画像入力装置に当該画像入力装置に備えられてい
る表示入力手段に表示する操作画面を構成するアイコン
情報が予め記憶されている。

【００２８】表示入力手段に操作画面を表示する際に
は、記憶している属性情報に基づいて操作画面を生成す
るための信号を生成して、画像出力管理装置から画像入
力装置に送信する。画像入力装置では、予め記憶してい
るアイコン情報とこの操作画面を生成するための信号と
を組合せて操作画面を生成し、表示入力手段に表示させ
る。

【００２９】このように、データ量の多いアイコン情報
が画像入力装置に記憶されているので、画像出力管理装
置からは操作画面を生成する信号として、データ量の少
ないテキスト等で表現される属性情報等を送信するだけ
でよく、操作画面の表示に要する時間を短縮することが
できる。

【００３０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。

【００３１】図１に示すように、本実施の形態のプリン
トシステムは、インターネットやＬＡＮ等で構成された
ネットワーク１０に、画像データを入力する画像入力装
置としてのスキャナ１２、画像出力管理装置としてのサ
ーバ１４、複数の画像出力装置であるプリンタ１６₁、
１６₂、・・・１６_n、及び複数のクライアント１８₁、
１８₂、・・・１８_nを接続して構成されている。この画
像データは、例えば、ＴＩＦＦ（Tagged Image File Fo
rmat）形式で表されている。また、ネットワーク１０に
は、プリント機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機
能を兼ね備えた複合機３０が接続されている。

【００３２】スキャナ１２は、図２に示すように、原稿
に記録された画像を読み取るＣＣＤを備えたスキャナ部
１２Ａ、液晶表示板の上にタッチパネルが重ねられて構
成され、複数のアイコンを備えた印刷用操作画面（本発
明の操作画面に対応）等を表示すると共に、表示された
アイコンへの接触によりプリンタの出力形式等のデータ
を入力するユーザインタフェースとして機能する表示パ
ネル１２Ｂ、スキャナ全体を制御するコントローラ１２
Ｃ、スキャナ部１２Ａで読み取られた画像データ等を記
憶するメモリ１２Ｄ、及びデータを入出力するための入
出力ポート１２Ｅを備えており、これらのスキャナ部１
２Ａ、表示パネル１２Ｂ、コントローラ１２Ｃ、メモリ
１２Ｄ、及び入出力ポート１２Ｅは、バスを介して相互
に接続されている。入出力ポート１２Ｅは、ネットワー
クを介してネットワークに接続された機器と通信を行う
通信制御ユニット１２Ｆを介してネットワーク１０に接
続されている。

【００３３】複数のアイコンを備えた印刷用操作画面か
らデータを入力するユーザインターフェースは、アイコ
ン、ボタン、スクロールバー、フレームなどの画面情報
の要素であるユーザインタフェース部品とテキストデー
タで表されたプリンタ１６の属性情報とに分離され、ユ
ーザインタフェース部品はスキャナのメモリ１２Ｄに記
憶され、プリンタ１６の属性情報は後述するようにサー
バ１４に記憶されている。すなわちユーザインタフェー
ス部品が第１の操作画面情報に対応し、属性情報が第２
の操作画面情報に対応する。なお、画面情報は、例えば
ＨＴＭＬ（Hypertext Makeup Language）で作成するこ
とができる。

【００３４】このように、ユーザインタフェースをユー
ザインタフェース部品と属性情報とに分離し、スキャナ
１２とサーバ１４とに分離して記憶することにより、ユ
ーザインタフェースを構成するデータをサーバ１４から
スキャナ１２に送信する場合に、サーバ１４からスキャ
ナ１２に送信するデータ量を少なくすることができ、こ
れにより速やかにユーザインタフェースを表示パネル１
２Ｂに表示することができる。なお、メモリ１２Ｄに
は、後述する処理ルーチンのプログラムも記憶されてい
る。

【００３５】また、メモリ１２Ｄには、スキャナ１２の
起動時や画像読取時等に表示パネル１２Ｂに表示するス
キャナ１２のみに係わる各種の画面（本発明の画像入力
装置のみに係わる画面に対応）や、サーバ１４が通信不
能時のエラーを報知するためのエラー画面（本発明の画
像出力管理装置が通信不能であることを報知する画面に
対応）等のデータも記憶されている。スキャナ１２のみ
に係わる画面としては、具体的に、起動処理開始を報知
する起動画面、起動処理の失敗を報知するエラー画面、
画像読取や印刷等の各種機能を選択するためのメニュー
画面、画像読取りのための各種設定を行うための画像読
取用操作画面、画像読取の失敗を報知するエラー画面等
がある。すなわち、メモリ１２Ｄが本発明のアイコン情
報記憶手段及び画像情報記憶手段に対応している。

【００３６】また、このスキャナ１２に代えてＦＤＤ、
ＣＤ−ＲＯＭなどの記憶媒体等に記録された電子化され
た画像データを読み取ってもよく、またパーソナルコン
ピュータを用いて、ファクシミリ、またはデータベース
から画像データを入力してもよく、パーソナルコンピュ
ータにインストールしたメールソフトを用いて画像デー
タ入力してもよい。

【００３７】プリンタ１６₁、１６₂、・・・１６_nは、
略同様の構成であり異なる点は属性だけであるので、図
３を参照して１つのプリンタについて説明し他のプリン
タについては説明を省略する。なお、以下では、各プリ
ンタを特に区別しないで説明する場合は、符号末尾の添
字を省略し、プリンタ１６と称する。

【００３８】プリンタ１６は、図３に示すように、感光
体に静電潜像を記録し、静電潜像をモノクロトナーまた
はカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録媒
体である記録紙に転写して出力するプリンタ部１６Ａ、
操作画面を表示すると共に表示された操作画面のアイコ
ンへの接触等によりプリンタ１６を操作するための表示
パネル１６Ｂ、プリンタ１６全体を制御するコントロー
ラ１６Ｃ、受信した画像データ及び出力形式のデータ等
を記憶すると共に後述する処理ルーチンのプログラム等
を予め記憶したメモリ１６Ｄ、及びデータを入出力する
ための入出力ポート１６Ｅを備えており、これらのプリ
ンタ部１６Ａ、表示パネル１６Ｂ、コントローラ１６
Ｃ、メモリ１６Ｄ、及び入出力ポート１６Ｅは、バスを
介して相互に接続されている。入出力ポート１６Ｅは、
ネットワークを介してネットワークに接続された機器と
通信を行う通信制御ユニット１６Ｆを介してネットワー
ク１０に接続されている。

【００３９】サーバ１４には、外部記憶装置であるＦＤ
Ｄ、ＣＤ−ＲＯＭ、またはＣＤ−ＲＷ等に記録されたデ
ータを読み取って入力する書き込みも可能なドライバ２
０、ファクシミリ装置２２、ネットワークに接続された
全てのプリンタ１６の属性情報等を記憶したデータベー
ス２４が接続されている。

【００４０】サーバ１４は、図４に示すように、サーバ
全体を制御するコントローラ１４Ａ、受信したデータを
記憶すると共に、メールの送受信を行うメーラ、ファク
シミリ装置の送受信の制御を行うプログラム、及び後述
する処理ルーチンのプログラム等を予め記憶したメモリ
１４Ｂ、ＣＤ−ＲＯＭライタ等で構成されたドライバ２
０に接続されたインタフェース１４Ｃ、ファクシミリ装
置２２を駆動する駆動装置１４D、データベース２４に
接続されたファイルシステム１４Ｅ、及びデータを入出
力するための入出力ポート１４Ｆを備えており、これら
のコントローラ１４Ａ、メモリ１４Ｂ、インタフェース
１４Ｃ、駆動装置１４D、ファイルシステム１４Ｅ、及
び入出力ポート１４Ｆは、相互に接続されている。入出
力ポート１４Ｅは、ネットワークを介してネットワーク
に接続された機器と通信を行う通信制御ユニット１４Ｇ
を介してネットワーク１０に接続されている。

【００４１】なお、データベース２４は、サーバ１４と
は別にネットワークに接続されたデータベースサーバを
設け、このデータベースサーバに接続してもよい。

【００４２】クライアント１８₁、１８₂、・・・１８_n
は、各々ネットワークを介してネットワークに接続され
た機器と通信を行う通信制御ユニットを備えたパーソナ
ルコンピュータで構成されている。

【００４３】以下、図５〜図８を参照して本実施の形態
のスキャナ、サーバ、及びプリンタの各コントローラに
より実行される処理ルーチンを説明する。この処理ルー
チンは、スキャナの起動処理、属性情報の登録処理、操
作画面表示処理、印刷指示処理、及び印刷処理の各ルー
チンに分かれているので、以下各々について分けて説明
する。

【００４４】[スキャナの起動処理]スキャナ１２の起動
処理は、スキャナ１２の電源がＯＮされたときにまず行
われる処理のことである。スキャナ１２は、電源がＯＮ
されると、図７に示すように、ステップ１４４において
起動処理を実行し、スキャナ１２を画像読取や印刷を実
行可能な状態にする。

【００４５】この起動処理は、図８に示すように、ステ
ップ１９０においてメモリ１２Ｄに記憶している起動画
面のデータを読出して、当該読み出したデータに基づい
て、例えば図９に示すような起動画面を表示パネル１２
Ｂに表示させるとともに、ステップ１９２においてスキ
ャナ１２の各部を起動させる。

【００４６】このスキャナ１２の各部を起動している時
に、何らかのエラーが発生して起動に失敗した場合に
は、ステップ１９４からステップ１９６に進み、メモリ
１２Ｄに記憶している起動時のエラーを報知するための
エラー画面のデータを読出して、当該読み出したデータ
に基づいて、例えば図１０に示すようなエラー画面を表
示パネル１２Ｂに表示させ、オペレータに当該エラーを
報知する。

【００４７】一方、スキャナ１２の各部が正常に起動さ
れた場合には、ステップ１９４からステップ１９８に進
み、メモリ１２Ｄに記憶しているメニュー画面のデータ
を読出して、当該読み出したデータに基づいて、例えば
図１１に示すようなメニュー画面をユーザインタフェー
スとして表示パネル１２Ｂに表示させる。オペレータ
は、メニュー画面上にアイコンで表示されたサービス選
択ボタン２００を押圧することにより、原稿から画像を
読み取るために画像読取用操作画面の表示指示や、読み
取った画像の印刷するために印刷用操作画面の表示指示
等を入力することが可能となっている。

【００４８】[属性情報の登録処理]属性情報の登録処理
は、ネットワークに接続されたプリンタ１６の属性情報
をサーバ１４に接続されたデータベースに登録する処理
である。

【００４９】ネットワーク１０にプリンタ１６を接続し
た場合は、サーバ１４に設けられた操作パネル（図示せ
ず）やサーバ１４とネットワークを介して接続されたク
ライアント１８の何れかからサーバ１４に備えられた管
理ツールソフトウェアを操作することによりサーバにプ
リンタを登録する属性情報登録処理を行う。すなわち、
サーバ１４では、前記管理ツールソフトウェアへの指示
により、図６に示すステップ１０８において、属性情報
登録処理要求と判断されると、ステップ１０９におい
て、サーバ１４からプリンタ１６へプリンタ属性情報の
登録処理を要求する登録処理要求信号が送信される。

【００５０】プリンタ１６では、図５のステップ１００
で登録処理要求信号が受信されたか否かを判断し、登録
処理要求信号が受信されると、ステップ１０２におい
て、プリンタ１６の属性情報がプリンタ１６からサーバ
１４に送信される。サーバ１４は、ステップ１１０でプ
リンタ１６から送信された属性情報が受信されたか否か
を判断し、属性情報が受信されるとステップ１１２にお
いて、ファイルシステム１４Ｅを制御してデータベース
２４にプリンタ１６の属性を登録する。

【００５１】なお、プリンタ１６をネットワーク１０に
接続したときに自動的にプリンタ１６からサーバ１４に
属性情報を送信し、データベース２４に自動的に属性情
報の登録が行われるようにしてもよく、サーバ１４によ
ってプリンタ１６の属性情報を検出し、検出した属性情
報をデータベースに登録するようにしてもよい。また、
プリンタ１６に設けられた表示パネル１６Ｂを操作し
て、サーバ１４にプリンタ１６の属性情報を登録するこ
ともできる。これによって、サーバ１４に接続されてい
るデータベース２４には、ネットワーク１０に接続され
ている全てのプリンタ１６の属性情報が登録される。

【００５２】プリンタ１６の属性情報としては、白黒印
刷用かカラー印刷用かを示す情報、両面印刷機能がある
か否かを示す情報、フィニッシャー（ステイプルで止め
る機能やパンチ穴を開ける機能など）があるか否かを示
す情報、高解像度か低解像度かを示す情報、印刷できる
用紙のサイズを示す情報、各プリンタが備えるフォント
の種類の情報、カラープリンタの場合に特有なカラーマ
ップや色調整情報などのカラー特性情報等の出力形式に
関する情報や、各プリンタの設置場所の情報（１つのビ
ル内で設置されている階、部所等、異なるビル内で設置
されている部所等）、ＩＰアドレスなどのネットワーク
設定の情報、プリンタ名の情報等のプリンタを識別する
ための情報があり、プリンタ１６の出力形式・出力条件
に関する情報の全てが属性情報としてデータベースに登
録される。

【００５３】[操作画面表示処理]スキャナ１２を起動さ
せると、前述したように、スキャナ１２の表示パネル１
２Ｂには、図９の起動画面が表示されて、正常に起動す
ると、次に図１１のサービス選択のためのメニュー画面
が表示される。このメニュー画面には、アイコンで表示
されたサービス選択ボタン２００が表示されており、ボ
タン２００Ａをクリックするとコピー（印刷）サービス
が選択され、ボタン２００Ｂをクリックするとスキャナ
サービスが選択される。

【００５４】オペレータによってスキャナ１２の表示パ
ネル１２Ｂに表示されている図９に示すメニュー画面か
らボタン２００Ａが押されコピーサービスが選択される
と、出力方法／保存先の指定を行うための操作画面（図
示省略）が表示される。出力方法の選択肢としては、１
つのジョブを分割しないで１台のプリンタで出力する
「分割出力しない」、入力部数が各プリンタの出力部数
が均等になるように分割されて複数台のプリンタへ出力
される「均等出力する（均等出力）」、各プリンタから
入力部数と同じ部数が出力される「同報出力する（同報
出力）」、複数のプリンタを指定し、各プリンタ毎に部
数を指定する「個別に部数を指定する（個別部数指
定）」、及び出力の条件を指定して条件に最も適したプ
リンタを選択して出力する「ベストフィットする（ベス
トフィット）」がある。

【００５５】オペレータによって操作画面から出力方法
が選択されてプリンタ１６のグループの１つが選択され
ると、ステップ１５４において印刷操作画面表示指示が
あったと判断され、ステップ１５６においてスキャナ１
２からサーバ１４に印刷用操作画面を生成するための操
作画面生成要求信号が送信される。また、オペレータが
表示パネル１２Ｂの操作して例えば予め登録されたプリ
ンタ１６のグループの中から１つを出力先に選択し、そ
のプリンタ１６のグループが選択されたことを示す情報
のみをスキャナ１２からサーバ１４へ送信するようにし
てもよい。

【００５６】サーバ１４において、図６のステップ１１
４でスキャナ１２から送信された操作画面生成要求信号
が受信されたと判断されると、ステップ１１６において
ネットワーク１０に接続されているプリンタ１６のステ
ータスを確認し、操作画面生成要求信号及び登録されて
いるプリンタ１６の属性情報に基づいて、指示されたプ
リンタ１６の印刷用操作画面を生成するための属性情報
を生成し、ステップ１１８においてスキャナ１２に生成
した属性情報を送信する。

【００５７】操作画面生成要求信号としては、ネットワ
ーク１０に接続されているプリンタ１６の全ての属性情
報を表示する、カラー印刷機能を備えたプリンタ１６の
属性情報のみを表示する、予め指定したグループのプリ
ンタ１６のみの属性情報を表示する等の要求信号を送信
することができる。

【００５８】このとき、グループを指定して操作画面生
成要求信号が送信された場合は、サーバ１４において当
該グループに属するプリンタ１６の属性情報の論理積が
演算され、当該グループに属するプリンタ１６で共通の
属性情報が選択されて、この共通の属性情報を表示する
印刷用操作画面を表示するための属性情報を生成する。
これにより、例えば、カラー印刷機能を備えた全てのプ
リンタ１６を予めグループ登録しておいて、このグルー
プを選択すれば、カラー印刷機能を備えたプリンタ１６
とその属性情報のみを表示することができる。

【００５９】また、このとき、指定されたプリンタ１６
のステータスの確認によって電源オフ、紙詰まり、トレ
イに用紙が収納されていない等のエラー等によってダウ
ンしているプリンタ１６が存在している場合には、サー
バ１４は、ダウンしているプリンタ１６の属性情報が表
示されないように印刷用操作画面を生成するための属性
情報を生成する。なお、このとき、ダウンしているプリ
ンタ１６についてはダウンしていることを示すエラー情
報を表示する印刷用操作画面を表示させる情報を生成し
てもよい。

【００６０】サーバ１４からスキャナ１２に属性情報が
送信され、図７のステップ１５８においてサーバ１４か
らの属性情報が受信されたと判断されると、スキャナ１
２は、受信した印刷用操作画面を生成するためのテキス
トデータで表された属性情報とメモリ１２Ｄに記憶して
いるボタン等の画情報を示すユーザインタフェース部品
とを合成して印刷用操作画面を生成し、ステップ１６０
において生成した印刷用操作画面をユーザインタフェー
スとしてタッチパネル１２Ｂに表示する。

【００６１】これにより、例えば、図１４に示すよう
な、出力先に指定されたプリンタ１６の属性情報に基づ
く当該プリンタ１６で設定可能な出力形式に関する機能
毎のアイコン２０６Ａ、出力先を指定／変更するために
印刷用操作画面の画面変更指示を行うためのアイコン２
０６Ｂ、スタートボタンとしてのアイコン２０６Ｃ等を
含む各種のアイコン２０６が設けられた印刷用操作画面
が表示パネル１２Ｂに表示される。なお、スタートボタ
ンは、スキャナ１２に物理的に設けてもよい。

【００６２】オペレータが表示された印刷用操作画面を
操作し、例えば図１４におけるアイコン２０６Ｂを押圧
することによって、印刷用操作画面の画面変更指示を行
うと、図７のステップ１６２からステップ１６４、１６
６に進むと共に、図６のステップ１１４からステップ１
２０、１２２に進んで画面変更処理が行われる。この画
面変更処理では、図７のステップ１５６〜１６０、図６
のステップ１１４〜１１８で説明したように、スキャナ
１２の表示パネル１２Ｂの操作に応じて新たな操作画面
生成要求信号がサーバ１４に送信され、サーバ１４より
新たな印刷用操作画面を生成するための属性情報が生成
され、生成された属性情報が送信される。このため、ス
キャナ１２の表示パネル１２Ｂの印刷用操作画面を用い
た操作に応じて印刷用操作画面の表示が変更される。

【００６３】この画面変更処理を更に詳細に説明する
と、スキャナ１２のタッチパネル１２Ｂの印刷用操作画
面の操作によりプリンタ１６のグループを選択し、指定
されたグループに属するプリンタへ出力指示を設定する
ための画面生成信号を送信すると、サーバ１４において
当該グループに属するプリンタ１６の属性情報の論理積
が演算され、当該グループに属するプリンタ１６に共通
の属性情報が選択されてスキャナ１２に送信される。こ
れにより、プリンタ１６のグループとこのグループに共
通の属性情報とを表示する印刷用操作画面が生成されて
表示される。

【００６４】また、複数のプリンタ１６を１つのグルー
プとして登録するときには、オペレータがグループ化し
たい機能を表す属性情報を選択し、この属性情報を備え
たプリンタ１６を表示するための操作画面生成要求信号
をサーバ１４に送信すると、選択された属性を備えたプ
リンタ１６が全て表示されるので、オペレータはグルー
プ化したいプリンタ１６を画面から選択して、サーバ１
４に対してグループ化指示を行うことにより、グループ
化することができる。

【００６５】オペレータによって出力方法／保存先の指
定を行うための操作画面（図示せず）から出力方法とし
て１つのジョブを分割しないで出力するために「分割出
力しない」が選択されて、プリンタ１６のグループの１
つが選択されると、選択されたグループに属するプリン
タ１６の一覧（図示せず）が表示される。もしくは、グ
ループ表示部２０２にグループ化されていない状態の単
体のプリンタ１６の一覧（図示せず）が表示されるよう
にしてもよい。このプリンタ一覧から、個々のプリンタ
１６を選択すると、サーバ１４において選択されたプリ
ンタ１６の属性情報が選択されてスキャナ１２に送信さ
れ、選択されたプリンタ１６の属性情報を表示する印刷
用操作画面が生成されスキャナ１２のタッチパネル１２
Ｂに表示される。

【００６６】また、出力方法として、出力するプリンタ
１６の属性情報、すなわち出力の条件を指定して条件に
最も適したプリンタ１６の表示（ベストフィット）を選
択すると、サーバ１４において、出力先として選択され
たグループに属するプリンタ１６の属性情報の論理和が
演算され、この演算結果に基づいたプリンタ１６の属性
情報がスキャナ１２に送信され、スキャナ１２では印刷
用操作画面を生成し表示パネル１２Ｂに表示する。この
画面によりオペレータは選択し得る総ての属性情報を一
覧することができる。

【００６７】また、出力方法として「個別部数指定」が
選択されて、プリンタ１６のグループの１つが選択され
ると、選択されたグループに属するプリンタ１６毎に部
数を表示する図１２に示す個別部数指定画面が表示され
る。オペレータはこの個別部数指定画面からプリンタ毎
に出力部数を設定することができる。そして、出力する
プリンタ１６毎に印刷用操作画面が表示される。

【００６８】なお、スキャナ１２からサーバ１４に操作
画面生成要求信号を送信したにも係わらず、サーバ１４
がダウンしている等によって、サーバ１４から属性情報
が送信されてこなかった場合は、スキャナ１２は、サー
バ１４が通信不能状態であると判断してステップ１５８
からステップ１８４、１８６と進む。ステップ１８４で
は、メモリ１２Ｄに記憶されているサーバ１４の通信不
能時のエラーを報知するためのエラー画面のデータを読
出して、当該読み出したデータに基づいて表示パネル１
２Ｂに例えば図１５に示すようなエラー画面を表示させ
て、オペレータに当該エラーを報知する。

【００６９】次のステップ１８６では、当該エラーが所
定回数（複数回）繰返し発生しているか否かを判断し、
所定回数未満である場合は、ステップ１５４に戻り、オ
ペレータによってメニュー画面が操作されて、再度、印
刷用操作画面表示指示が入力されるのを待つ。サーバ１
４が通信不能状態から回復せず、オペレータによるメニ
ュー画面の操作により繰返し印刷用操作画面表示指示が
入力され、操作画面生成要求信号をサーバ１４に送信し
た結果、所定回数繰返しエラーとなった場合には、ステ
ップ１７８において、肯定判定され、スキャナ１２は処
理を終了する。

【００７０】[印刷指示処理]オペレータは、図１４に示
す印刷用操作画面によって、プリンタ１６の属性情報を
確認した後、印刷用操作画面からアイコン２０６Ａを押
圧することによって用紙サイズ、拡縮倍率等の画像デー
タ出力形式を示す出力パラメータを設定して、スタート
ボタンとしてのアイコン２０６Ｃを押圧することによっ
て印刷指示を行う。

【００７１】プリンタ１６の指定としては、１つのプリ
ンタ１６を指定して出力したり、１つのグループを指定
して指定したグループに属するプリンタ１６の各々から
同時に出力するようにすることができる。グループを指
定する場合は、同報出力、均等出力を指定したり、当該
グループに属するプリンタ１６各々について個別に出力
部数を指定したりすることができる。すなわち、プリン
タの指定と共に、出力方式の指定も行われるようになっ
ている。

【００７２】例えば、異なる機能を属性として備えた複
数のプリンタ１６を同じグループに属するように予め設
定しておき、同じ画像データに基づいて、カラー出力機
能を備えたプリンタ１６と白黒出力機能を備えたプリン
タ１６の各々から出力するようにしてもよい。この場
合、カラー出力機能を備えたプリンタ１６からは１部出
力、白黒出力機能を備えたプリンタ１６からは残りの部
数出力のように出力を指定することにより、全部数カラ
ー出力する場合に比較してコストを低減することができ
る。

【００７３】また、サイズに応じて出力部数を指定して
もよく（例えば、Ａ４で１部、Ｂ４で残りの部数）、記
録面に応じて出力部数を指定してもよく（例えば、両面
で１部、片面で残りの部数）、フィニッシャの有無に応
じて出力部数を指定してもよい（例えば、ホッチキス有
りで１部、無しで残りの部数）。

【００７４】上記の通り、オペレータにより出力するプ
リンタ１６が指定され、画像データ出力形式を示す出力
パラメータが設定されて印刷指示が行われると、これに
よって、図７のステップ１６２で印刷指示有りと判断さ
れ、ステップ１６８で指定したプリンタ１６による印刷
が可能か否かを確認するための印刷可能確認信号をサー
バに送信する。

【００７５】スキャナ１２からサーバ１４に印刷可能確
認信号が送信され、図６のステップ１２４で印刷可能確
認信号が受信された（印刷指示有り）と判断されると、
ステップ１２６において指定されたプリンタ１６のステ
ータスを確認し、ステップ１２８でこのステータスから
印刷可能と判断されれば、ステップ１３２で印刷可能信
号をスキャナ１２に送信する。一方、ステップ１２８で
印刷不可と判断されたときには、ステップ１３０におい
て印刷不可信号をスキャナ１２に送信する。

【００７６】スキャナ１２では、図７のステップ１７０
において、印刷可能信号が受信されたか否かを判断し、
印刷可能信号が受信された場合には、次のステップ１７
４でオペレータによりスタートボタンが押されるなどし
て画像読み取り（スキャン開始）が指示されたか否かを
判断する。ステップ１７４で画像読み取り指示があった
と判断されると、ステップ１７６でスキャナ部１２Ａを
制御してセットされた原稿に記録された画像を１回の操
作で読み取り、即ち一連の画像データを共通画像データ
として読取り、電子化された画像データとしてスキャナ
のメモリ１２Ｄに記憶する。そして、ステップ１７８に
おいて操作画面から入力された出力形式及びスキャナ部
１２Ａから読み込まれた画像データをサーバ１４に送信
する。

【００７７】一方、ステップ１７０において印刷不可信
号が入力されたと判断されたときには、ステップ１７２
においてオペレータにプリンタ１６の再指定を行うよう
に指示し、オペレータがタッチパネル１２Ｂを操作して
出力するプリンタ１６の再指定を行うと、上記と同様に
ステップ１６２からステップ１６８に進んで、サーバ１
４に印刷が可能か否かを確認するための印刷可能確認信
号を送信し、ステップ１７０において印刷可能信号が受
信され、ステップ１７４において画像読み取りが指示さ
れたと判断された場合に、ステップ１７６で原稿に記録
された画像データを読み取り、ステップ１７８において
出力形式及び画像データをサーバ１４に送信する。

【００７８】１つのジョブを複数のプリンタ１６で実行
するように指示する場合には、１つのジョブの下層にプ
リンタ１６毎のジョブを各々独立に位置させ、上層のジ
ョブの操作（開始、停止、再開、変更、削除等）によ
り、上層のジョブ及び全ての下層のジョブが同様に実行
されるようにすることができる。また、下層のジョブに
ついては各々独立に操作を行って各々独立に実行される
ようにしてもよい。

【００７９】[印刷処理]図６のステップ１３４におい
て、スキャナ１２からの出力形式及び画像データがサー
バ１４において受信されたと判断されると、ステップ１
３６においてジョブの実行が指定されたプリンタ１６の
ステータスを確認し、ステップ１３８で確認したステー
タスから印刷が可能か否かを判断する。印刷が指定され
たプリンタ１６にエラーが発生して印刷不能ならば、ス
テップ１３０において印刷不可信号をスキャナ１２に送
信する。これによって、スキャナ１２では、ステップ１
８０において、出力形式及び画像データ送信後に印刷不
可信号が受信されたと判断され、上記で説明したよう
に、ステップ１７２においてオペレータにプリンタ１６
の再指定を行うように操作画面によって指示し、オペレ
ータが表示パネル１２Ｂを操作して出力するプリンタ１
６の再指定を行うと、印刷可能信号が受信され、スキャ
ン開始が指示された場合に、画像が読取られ、出力形式
及び画像データが再度サーバ１４に送信される。そし
て、ステップ１８２で所定時間が経過したと判断される
まで、ステップ１８０に戻り印刷不可信号が受信された
か否かを繰り返し判断する。

【００８０】なお、スキャナ１２からサーバ１４に出力
形式及び画像データが送信された後にプリンタ１６が再
指定されても、通常は出力形式及び画像データの変更が
ないので、再度出力形式及び画像データをサーバ１４に
送信することなく、既にサーバ１４に送信されている出
力形式及び画像データをそのまま利用するようにしても
よい。また、プリンタ１６の再指定により出力形式を変
更せざるを得なくなった場合には、出力形式のみ送信し
て変更してもよい。

【００８１】一方、ステップ１３８で印刷可能と判断さ
れたときには、ステップ１４０においてサーバ１４から
印刷が指定されたプリンタ１６に、用紙サイズ、部数等
を示す画像の出力形式信号、及びスキャナ１２から入力
された画像データをネットワーク１０を介して送信す
る。プリンタ１６は、図５のステップ１０４において、
サーバ１４から送信された出力形式及び画像データが受
信されたと判断されると、ステップ１０６において指定
された出力形式で、画像データに基づいた画像を記録紙
に形成し、画像が形成された記録紙を出力する。

【００８２】上記のように、本実施の形態では、印刷用
操作画面を生成するためのデータのうち、一部の情報が
スキャナ１２のメモリ１２Ｄに記憶されているので、印
刷用操作画面を生成するために、サーバ１４からネット
ワークを介してスキャナ１２に送信されるデータ量を低
減することができる。上記では、特に、データ量の多い
アイコン等の画情報を示すユーザインタフェース部品が
スキャナ１２のメモリ１２Ｄに記憶されており、ユーザ
インタフェースとして印刷用操作画面を表示する時に、
サーバ１４からはテキストデータ等のデータ量の少ない
プリンタの属性情報を送信するだけでよい。これによ
り、印刷用操作画面（操作画面）の表示に要する時間を
短縮することができる。

【００８３】また、上記のように、スキャナ１２のみに
係わる画面のデータを当該スキャナ１２のメモリ１２Ｄ
に記憶しておくことにより、サーバ１４を介さずに、表
示パネル１２Ｂにスキャナ１２に係わる画面を表示する
ことができる。これにより、スキャナ１２を起動した
り、原稿から画像を読み取る等のスキャナ１２単体の動
作であれば、サーバス１４の状態に係わらず実行可能と
なる。また、上記のように、スキャナ１２に係わる画面
として、起動処理時や画像読取時にエラーを報知するエ
ラー画面のデータも当該スキャナ１２のメモリ１２Ｄに
記憶しておくことにより、起動処理時や画像読取時にエ
ラーが発生した場合には、このエラー画面のデータが読
み出されて表示されるので、オペレータは当該エラーの
原因がスキャナ１２によるものであることを把握するこ
とができる。

【００８４】さらに、上記のように、サーバ１４が通信
不能であることを報知するエラー画面もスキャナ１２の
メモリ１２Ｄに記憶しておくことにより、サーバ１４が
ダウンしている等によりサーバ１４と通信できずにエラ
ーが発生した場合には、スキャナ１２のメモリ１２Ｄか
らこのエラー画面のデータが読み出されて表示されるの
で、オペレータは当該エラーの原因がサーバ１４による
ものであることを把握することができる。

【００８５】なお、本実施の形態においては、スキャナ
において、送信されたテキストデータ等に基づいて操作
画面を生成し、生成した操作画面をユーザインタフェー
スとして表示パネルに表示する例について説明したが、
ユーザインタフェースをクライアントや複合機に設け、
クライアントや複合機から操作することもできる。

【００８６】例えば、本実施の形態のプリントシステム
に複合機を接続した場合、通常は単独の複合機として動
作し、「ネットワークコピーモード」が指示されたとき
に、当該複合機がユーザインタフェース装置または画像
入力装置または画像出力装置として動作するように構成
することもできる。

【００８７】通常は、当該複合機は、複合機独自のユー
ザインタフェース画面を表示パネルに表示して単独で動
作する複合機として動作するが、「ネットワークコピー
モード」へ移行する指示がなされたときに、ネットワー
クを介して接続されたサーバに対してユーザインタフェ
ース画面を生成するための情報の取得要求を出し、サー
バから送信されてきた情報をもとに複合機の表示パネル
にネットワークを介して接続された他の機器に対する設
定・出力形式の指示が可能なユーザインタフェース画面
を表示させる。この画面から出力先のプリンタの選択、
出力形式の設定を行い、ネットワークコピーのスタート
指示を行うと、複合機の画像読み取り部で原稿を読み取
らせれば、読み込まれた画像と出力先プリンタや出力形
式に関する情報とをサーバに送信し、プリント処理させ
ることも可能である。

【００８８】また、本実施の形態においては、通常の複
写機を操作するように、最初に出力パラメータを設定し
た後、スタートボタンを押すだけで原稿の読み取りから
印刷までの処理を自動的に行うように構成したが、下記
に記載するようにスキャンサービスでスキャナから画像
を読み込み蓄積した後に、再プリント指示を行うことに
より、蓄積された画像をプリント出力することもでき
る。

【００８９】原稿に記録された画像を蓄積する場合に
は、図１１に示すメニュー画面において「スキャナー」
ボタン２００Ｂを押すことによりスキャンサービスを選
択すると、画像読取用操作画面の表示指示有りと判断さ
れ、メモリ１２Ｄに記憶している画像読取用操作画面の
データを読出して、当該読み出したデータに基づいて、
ユーザインタフェースとして、例えば図１２に示すよう
な複数のアイコン２０２が設けられた画像読取用操作画
面が表示パネル１２Ｂに表示される。

【００９０】オペレータは、画像読取用操作画面を操作
し、例えば図１２におけるアイコン２０２Ａを押圧する
ことによって、原稿から画像を読み取るための各種設定
（原稿の種類、両面原稿送り、読取濃度、読取解像度
等）を行い、スキャナ部１２Ａに原稿をセットして、画
像読取操作画面上にスタートボタンとして設けられたア
イコン２０２Ｂを押す。なお、スタートボタンは、アイ
コンではなくスキャナ１２に物理的に設けてもよい。

【００９１】これにより、画像読み取り指示ありと判断
され、スキャナ部１２Ａが制御されて原稿に記録された
画像が読み取られる。読取られた画像データは、電子化
された画像データとしてスキャナのメモリ１２Ｄに記憶
される。この場合、機能がより高いプリンタで使用する
画像データが得られるように、例えば、カラー出力機能
を備えたプリンタ（カラープリンタ）と白黒出力機能を
備えたプリンタ（白黒プリンタ）とが接続されている場
合には、カラープリンタ用の画像データが得られるよう
に、また高解像度プリンタと低解像度プリンタとが接続
されている場合には、高解像度プリンタ用の画像データ
が得られるように、画像を読取るのが好ましい。

【００９２】この画像読取時に何らかのエラーが発生し
た場合には、スキャナ１２は、メモリ１２Ｄに記憶して
いる画像読取時のエラーを報知するためのエラー画面の
データを読出して、当該読み出したデータに基づいて、
表示パネル１２Ｂにエラー画面を表示させて、オペレー
タに当該エラーを報知する。例えば、自動送りによって
原稿から画像を読み取っている時に、原稿づまりが発生
したときは、図１３のようなエラー画面を表示する。

【００９３】なお、画像データが予め記憶された外部記
憶装置から画像データを入力する場合には、上記の画像
読み取り処理は不要であり、図示しない読み込み装置を
用いて外部記憶装置から読み込んだ画像データを１回の
操作でメモリ１２Ｄに共通画像データとして記憶すれば
よい。

【００９４】次に、スキャンサービスにより蓄積された
画像を印刷する場合には、図９に示すメニュー画面にお
いて「再プリント」ボタン２００Ｃを押すことにより再
プリントサービスを選択する。再プリントサービスで
は、スキャナのメモリ１２Ｄに蓄積された画像から所望
の画像を、前記[印刷指示処理]で記載した処理と同様の
処理を行うことにより再出力することが可能となる。

【００９５】また、本実施の形態においては、スキャナ
により読み込まれた画像を一旦スキャナ１２のメモリ１
２Ｄに記憶しておき、プリンタ１６への出力時にメモリ
１２Ｄからサーバ１４に送信し、各プリンタ１６へ送信
されるように構成したが、原稿読み取り時に、読み取っ
た画像をサーバ１４に送信してサーバ１４に保存してお
き、プリンタ１６への出力時に各プリンタ１６へ送信さ
れるように構成したが、スキャナにより読み込まれた画
像を一旦スキャナ１２のメモリ１２Ｄに記憶しておき、
プリンタ１６への出力時に各プリンタ１６へ送信される
ように構成してもよい。また、スキャナにより読み込ま
れた画像を一旦スキャナ１２のメモリ１２Ｄに記憶して
おき、印刷時にメモリ１２Ｄからサーバ１４を介さず、
直接プリンタに送信するようにしてもよい。

【００９６】また、スキャンサービスにより読み込まれ
た画像を一旦スキャナ１２のメモリ１２Ｄに記憶すると
共に、画像の格納場所を示す情報をサーバ１４またはプ
リンタ１６に送信しておき、プリンタ１６から出力する
際に、その画像の格納場所を示す情報に基づいてサーバ
１４またはプリンタ１６が画像を読み出す構成としても
よい。

【００９７】また、上記ではプリンタに画像を出力する
例について説明したが、プリンタ以外にも複合機やファ
クシミリ装置に出力することもできる。また、電子メー
ルとしてネットワークを介して接続された他の機器（例
えば、携帯電話）に出力するようにしてもよい。

【００９８】

【発明の効果】上記に示したように、本発明は、操作画
面の表示に要する時間を短縮することができるという優
れた効果を有する。また、上記効果に加えて、画像出力
管理装置の状態に係わらず、画像入力装置を動作させる
ことができるという効果も有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施の形態に係わるプリントシステムの概
略構成を示すネットワーク構成図である。

【図２】 スキャナの詳細構成を示すブロック図であ
る。

【図３】 プリンタの詳細構成を示すブロック図であ
る。

【図４】 サーバの詳細構成を示すブロック図である。

【図５】 プリンタのコントローラにより実行される処
理ルーチンである。

【図６】 サーバのコントローラにより実行される処理
ルーチンである。

【図７】 スキャナのコントローラにより実行される処
理ルーチンである。

【図８】 スキャナの起動時にコントローラにより実行
される起動処理ルーチン（サブルーチン）である。

【図９】 スキャナの起動画面の一例を示す図である。

【図１０】 スキャナの起動時エラーを報知するエラー
画面の一例を示す図である。

【図１１】 メニュー画面の一例を示す図である。

【図１２】 画像読取用操作画面の一例を示す図であ
る。

【図１３】 スキャナの画像読取時エラーを報知するエ
ラー画面の一例を示す図である。

【図１４】 印刷用操作画面の一例を示す図である。

【図１５】 サーバのエラーを報知するエラー画面の一
例を示す図である。

【符号の説明】

１０ ネットワーク １２ スキャナ １２Ａ スキャナ部 １２Ｂ 表示パネル １２Ｃ コントローラ １２Ｄ メモリ １２Ｅ 入出力ポート １２Ｆ 通信制御ユニット １４ サーバ １６₁・・・１６_n プリンタ １８₁・・・１８_n クライアント ３０ 複合機

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 俊秀 神奈川県川崎市高津区坂戸３丁目２番１号 ＫＳＰ Ｒ＆Ｄ ビジネスパークビル 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 石野 茂樹 神奈川県川崎市高津区坂戸３丁目２番１号 ＫＳＰ Ｒ＆Ｄ ビジネスパークビル 富士ゼロックス株式会社内 Ｆターム(参考） 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ06 AR01 CQ04 CQ34 CQ41 HJ07 HJ08 HQ12 HQ17 HR07 5B021 AA01 AA05 AA19 BB02 EE02 5B050 AA10 BA06 CA08 EA19 FA02 FA03 FA13

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作画面の一部分を生成するための第１
   の操作画面情報を記憶する記憶手段と、 ネットワークに接続されると共に、前記ネットワークを
   介して前記操作画面の残りの部分を生成するための第２
   の操作画面情報を受信する受信手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記第１の操作画面情報
   と、前記受信手段によって受信した前記第２の操作画面
   情報とを組合せて前記操作画面を生成する生成手段と、 を備えた表示制御装置。
2. 【請求項２】 操作画面の一部分を生成するための第１
   の操作画面情報を記憶しておき、 前記ネットワークを介して前記操作画面の残りの部分を
   生成するための第２の操作画面情報を受信し、 記憶されている前記第１の操作画面情報と、受信した前
   記第２の操作画面情報とを組合せて前記操作画面を生成
   して表示する、 ことを特徴とする操作画面の表示制御方法。
3. 【請求項３】 複数の画像出力装置がネットワークに接
   続されて構成された画像出力システムに用いられる画像
   入力装置であって、 前記画像データを入力するための画像データ入力手段
   と、 操作画面が表示され、表示された操作画面から画像を出
   力する画像出力装置を指定する情報及び前記画像の出力
   形式に関する情報を入力するための表示入力手段と、 前記ネットワークに接続されると共に、前記ネットワー
   クを介して、前記表示入力手段から入力された情報及び
   前記画像データ入力手段から入力された画像データを送
   信し、且つ前記操作画面を生成するための信号を受信す
   る送受信手段と、 前記操作画面を構成するアイコン情報を記憶するアイコ
   ン情報記憶手段と、 前記アイコン情報記憶手段に記憶した前記アイコン情報
   と前記送受信手段により受信した前記操作画面を生成す
   る信号とを組合せて前記操作画面を生成し、前記表示入
   力手段に表示する表示制御手段と、 を備えた画像入力装置。
4. 【請求項４】 各々ネットワークに接続されると共に、
   前記ネットワークを介して送信された画像データ及び画
   像の出力形式に基づいて画像を出力する複数の画像出力
   装置と、 前記画像データを入力するための画像データ入力手段；
   操作画面が表示され、当該表示された操作画面から前記
   画像を出力する画像出力装置を指定する情報、及び指定
   した画像出力装置から出力する画像の出力形式に関する
   情報を入力するための表示入力手段；前記ネットワーク
   に接続されると共に、前記画像データ入力手段から入力
   された画像データ及び前記表示入力手段から入力された
   情報を前記ネットワークを介して送信すると共に、前記
   ネットワークを介して前記操作画面を生成する信号を受
   信する送受信手段；前記操作画面を構成するアイコン情
   報を記憶するアイコン情報記憶手段；及び前記アイコン
   情報記憶手段に記憶した前記アイコン情報と前記送受信
   手段により受信した前記操作画面を生成する信号とを組
   合せて前記操作画面を生成し、前記表示入力手段に表示
   する表示制御手段を備えた画像入力装置と、 前記ネットワークに接続されると共に、前記複数の画像
   出力装置各々の属性情報を記憶し、且つ前記属性情報に
   基づいて前記操作画面を生成する信号を生成して前記送
   受信手段に送信すると共に、前記送受信手段から送信さ
   れた前記画像データ及び前記画像の出力形式に関する情
   報を指定された画像出力装置に送信する画像出力管理装
   置と、 を備えた画像出力システム。
5. 【請求項５】 各々ネットワークに接続されると共に、
   前記ネットワークを介して送信された画像データ及び画
   像の出力形式に基づいて画像を出力する複数の画像出力
   装置と、 前記ネットワークに接続されると共に、前記画像データ
   を入力するための画像データ入力手段、及び操作画面が
   表示され、当該表示された操作画面から前記画像を出力
   する画像出力装置を指定する情報、及び指定した画像出
   力装置から出力する画像の出力形式に関する情報を入力
   するための表示入力手段を備え、前記ネットワークを介
   して受信した前記操作画面を生成する信号と予め記憶し
   たアイコン情報とを組み合わせて前記操作画面を生成し
   て前記表示入力手段に表示し、且つ前記画像データ入力
   手段から入力された画像データ及び前記表示入力手段か
   ら入力された情報を前記ネットワークを介して送信する
   画像入力装置と、 を備えた画像出力システムに用いられる画像出力管理装
   置であって、 前記ネットワークに接続されると共に、前記複数の画像
   出力装置各々の属性情報を記憶し、前記属性情報に基づ
   いて前記操作画面を生成する信号を生成して前記送受信
   手段に送信すると共に、前記送受信手段から送信された
   画像データ及び画像の出力形式に関する情報を指定され
   た画像出力装置に送信する画像出力管理装置。
6. 【請求項６】 各々ネットワークに接続されると共に、
   前記ネットワークを介して送信された画像データ及び画
   像の出力形式に基づいて画像を出力する複数の画像出力
   装置と、 前記ネットワークに接続されると共に、前記複数の画像
   出力装置各々の属性情報を記憶し、前記属性情報に基づ
   いて操作画面を生成する信号を生成して前記ネットワー
   クを介して送信すると共に、前記ネットワークを介して
   送信された画像データ及び画像の出力形式に関する情報
   を指定された画像出力装置に送信する画像出力管理装置
   と、 を備えた画像出力システムに用いられる画像入力装置で
   あって、 前記画像データを入力するための画像データ入力手段
   と、 前記操作画面が表示され、表示された操作画面から前記
   画像を出力する画像出力装置を指定する情報及び前記画
   像の出力形式に関する情報を入力するための表示入力手
   段と、 前記ネットワークに接続されると共に、前記表示入力手
   段から入力された情報及び前記画像データ入力手段から
   入力された画像データを前記画像出力管理装置へ送信
   し、且つ前記画像出力管理装置から前記操作画面を生成
   する信号を受信する送受信手段と、 前記操作画面を構成するアイコン情報を記憶するアイコ
   ン情報記憶手段と、 前記アイコン情報記憶手段に記憶した前記アイコン情報
   と前記送受信手段により受信した前記操作画面を生成す
   る信号とを組合せて前記操作画面を生成し、前記表示入
   力手段に表示する表示制御手段と、 を備えた画像入力装置。
7. 【請求項７】 当該画像入力装置のみに係わる画面の情
   報、及び前記画像出力管理装置が通信不能であることを
   報知する画面の情報の少なくとも一方を記憶する画面情
   報記憶手段を更に備え、 前記表示制御手段が、当該画像入力装置のみの動作時及
   び前記画像出力管理装置からの信号受信失敗時の少なく
   とも一方において、前記画面情報記憶手段に記憶された
   前記情報に基づく画面を前記表示入力手段に表示する、 ことを特徴とする請求項６に記載の画像入力装置。
8. 【請求項８】 画像データ及び画像の出力形式に基づい
   て画像を出力する複数の画像出力装置と、 前記画像データ及び画像の出力形式に関する情報を指定
   された画像出力装置に送信する画像出力管理装置と、 前記画像データを入力するための画像データ入力手段、
   及び操作画面が表示され、当該表示された操作画面から
   画像の出力形式に関する情報及び画像を出力する画像出
   力装置を指定する情報を入力するための表示入力手段を
   備え、前記画像データ入力手段から入力された画像デー
   タ及び前記表示入力手段から入力された情報を前記画像
   画像出力管理装置に送信する画像入力装置と、 が各々ネットワークに接続されて構成された画像出力シ
   ステムにおける操作画面の表示制御方法であって、 前記画像出力管理装置に前記複数の画像出力装置各々の
   属性情報を記憶し、 前記画像入力装置にアイコン情報を記憶しておき、 前記表示入力手段に前記操作画面を表示する際に、 前記属性情報に基づいて生成した前記操作画面を生成す
   る信号を前記画像出力管理装置から前記画像入力装置に
   送信し、 前記画像入力装置において、前記アイコン情報と受信し
   た前記操作画面を生成する信号とを組合せて前記操作画
   面を生成し、前記表示入力手段に表示する、 ことを特徴とする操作画面の表示制御方法。