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JP2002169700A - 内蔵プログラム更新メモリ - Google Patents

内蔵プログラム更新メモリ

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Publication number
JP2002169700A
JP2002169700A JP2000364404A JP2000364404A JP2002169700A JP 2002169700 A JP2002169700 A JP 2002169700A JP 2000364404 A JP2000364404 A JP 2000364404A JP 2000364404 A JP2000364404 A JP 2000364404A JP 2002169700 A JP2002169700 A JP 2002169700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
update
arrangement information
built
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000364404A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Endo
幸典 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000364404A priority Critical patent/JP2002169700A/ja
Publication of JP2002169700A publication Critical patent/JP2002169700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵プログラムの任意位置に更新プログラム
を書き込む。 【解決手段】 CPUと主メモリとを持つクライアント
側の組込み制御装置100において、制御装置を動かす
システムプログラム10と、組込み制御装置100の立
ち上がり時にシステムプログラムを主メモリにロードす
るブートローダ・プログラムと11、内蔵プログラムの
更新を行う更新プログラム12とを内蔵する内蔵プログ
ラムメモリ104を備え、また更新プログラムに配置情
報解析手段14を設けて、更新が必要な部分プログラム
には配置情報を付加して提供を受けて、この供給を受け
た部分プログラムに記載の配置情報に基づいて内蔵プロ
グラムメモリの上記配置情報アドレスに書き込みを行う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容の消去と再書
込みが電気的に可能な読出し専用メモリであるフラッシ
ュメモリと、ネットワーク通信インタフェースを搭載
し、フラッシュメモリ内に格納してあるシステムプログ
ラムを主記憶上に展開してから定常動作を行う組込み制
御機器において、外部ホストとのネットワーク通信を介
して、フラッシュメモリ上のシステムプログラムやデー
タファイル等を更新する際のプログラム更新方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】組込み制御装置では、システムプログラ
ムをROM(Read Only Memory)に格
納しておき、ROMから主記憶上に展開して起動する方
法が一般的である。しかし一方近年では、内容の消去と
再書込みが電気的に可能なフラッシュメモリを搭載し、
これをシステムプログラムの記憶媒体とするものも多く
見られる。フラッシュメモリを利用した場合、制御装置
自身だけでソフトウェアを用いて内容の書換えが可能と
なるため、格納しているシステムプログラムの更新を柔
軟かつ容易に行うことができる。従来の組込み制御装置
には、フラッシュメモリ内にシステムプログラムとフラ
ッシュメモリ書換えプログラムを格納し、主記憶上に展
開されたフラッシュメモリ書換えプログラムが外部記憶
装置またはプログラム作成装置から入力される新プログ
ラムを受信して、フラッシュメモリ上のシステムプログ
ラムの更新を行うものがある。例えば、特開平9−69
043号公報に示されたマイクロコンピュータ組込み制
御装置がこれに該当する。
【0003】次に動作について説明する。図10に、上
記のマイクロコンピュータ組込み制御装置を従来例とし
て示す。図によれば、例えば制御装置(C)を構成する
入力装置(4)または第3入出力部(8)からプログラ
ム記憶手段(2C)内のシステムプログラム(P1)を
更新するという指示の信号が入力されると、プログラム
記憶手段(2C)内に格納されている複写プログラム
(P21)が最初に起動され、同じくプログラム記憶手
段(2C)内に格納されている書換えプログラム(P2
A)をデータ記憶手段(3C)内の書換えプログラム領
域(PA)に複写する。そして、制御演算手段(1)は
プログラムの実行を書換えプログラム領域(PA)の先
頭に移し、書換えプログラム(P2A)を起動する。書
換えプログラム(P2A)は、プログラム記憶手段(2
C)の内容を消去したあと、第2入出力部(7)を介し
て外部記憶装置(MA)から入力される新システムプロ
グラム、または第3入出力部(8)を介してプログラム
作成装置(PS)から入力される新システムプログラム
をデータ記憶手段(3C)内に蓄積しながら、プログラ
ム記憶手段(2C)内のシステムプログラム(P1)を
格納している領域に書き込みを行う。
【0004】以上のように、プログラム記憶手段(2
C)内のシステムプログラム(P1)を更新するための
書換えプログラム(P2A)をデータ記憶手段(3C)
内に複写した上で、システムプログラム(P1)の更新
処理を行うため、本処理時にはプログラム記憶手段(2
C)内に書換えプログラム(P2A)を格納する領域を
確保する必要がなく、プログラム記憶手段(2C)内の
領域を自由に使用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロコンピ
ュータ組込み制御装置は以上のように構成されており、
システムプログラム(P1)の更新処理を行う際に、デ
ータ記憶手段(3C)内に複写された書換えプログラム
(P2A)によって、プログラム記憶手段(2C)の内
容が消去される。従って、プログラム記憶手段(2C)
内に格納されていた書換えプログラム(P2A)および
複写プログラム(P21)の内容は保証されず、システ
ムプログラム(P1)の更新処理できなくなる可能性が
あるという問題がある。また、データ記憶手段(3C)
内に複写された書換えプログラム(P2A)は、プログ
ラム記憶手段(2C)内のシステムプログラム(P1)
を格納している固定領域に書き込みを行う。従って、プ
ログラム記憶手段(2C)内の他の領域に配置される書
換えプログラム(P2A)や複写プログラム(P2
1)、あるいはデータファイル等の固定アドレスのプロ
グラムやデータを個別に更新することができないという
問題もある。このように、プログラム記憶手段(2C)
内の任意の配置領域に格納されるソフトウェアに対し
て、柔軟に更新処理が行えず、プログラム更新の安全性
が低いという課題があった。
【0006】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、組込み制御装置に転送する新プログ
ラムファイルに配置アドレス情報を付加し、プログラム
記憶領域の書換えを行うプログラムがその情報を解釈
し、任意の配置領域に書き込みを行う構成とし、更にテ
ーブルを照合したりプログラム待避領域を設けて、プロ
グラム更新処理の柔軟性と、また必要に応じて安全性を
向上させる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内蔵プロ
グラム更新メモリは、CPUと主メモリとを持つプログ
ラム内蔵制御装置において、制御装置を動かすシステム
プログラムと、制御装置の立ち上がり時にシステムプロ
グラムを主メモリにロードするブートローダ・プログラ
ムと、内蔵プログラムの更新を行う更新プログラムとを
内蔵する内蔵プログラムメモリを備え、また更新プログ
ラムに配置情報解析手段を設けて、更新が必要な部分プ
ログラムには配置情報を付加して提供を受けて、この供
給を受けた部分プログラムに記載の配置情報に基づいて
内蔵プログラムメモリの上記配置情報アドレスに書き込
みを行うようにした。
【0008】また更に、制御装置には部分プログラムの
配置情報を記憶する配置情報テーブルを設けて、提供を
受けた部分プログラムに記載された配置情報と、配置情
報テーブルの該当する部分プログラムの配置情報とを比
較して後、書き込みを行うようにした。
【0009】また更に、制御装置にはプログラム待避領
域を設けて、部分プログラムの更新に先立って該当部分
プログラムをプログラム待避領域に書き込み、更新前の
部分プログラムへの復帰要求があると、プログラム待避
領域に書き込まれた部分プログラムを更新前のアドレス
へ書き戻すようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、任意位置
(アドレス)へのプログラム更新を可能にした、実施の
形態1における装置構成を示すブロック図である。図に
おいて、100はプログラム組込み制御装置、101は
CPU、102は主メモリ、103は外部との通信を行
うためのネットワークインタフェース、104はフラッ
シュメモリ、105はシステムバス、106はDIPス
イッチ、10は組込み制御装置(100)としての本来
の処理を行うシステムプログラム、11は組込み制御装
置(100)に電源投入された時または再立ち上げされ
た時に最初に起動するブートローダ・プログラム、12
はフラッシュメモリ(104)内に格納される任意のプ
ログラムファイルあるいはデータファイルの更新処理を
行う更新プログラム、13はネットワーク受信処理部、
14は配置情報解析部、15はフラッシュメモリ書込み
部である。200はLAN(Local Area N
etwork)等を想定した通信ネットワーク、300
は通信ネットワーク(200)を介して組込み制御装置
(100)と通信可能なPC(Personal Co
mputer)等を想定した送信ホスト、301はHD
D(Hard Disk Drive)等を想定したプ
ログラム記憶装置、302はシステムプログラム(1
0)を更新対象とした場合の新システムプログラム、3
03は組込み制御装置(100)側に対して更新対象プ
ログラムの送信処理を行うクライアントプログラム、3
04は新システムプログラム(302)に対する配置情
報付加部、305はネットワーク送信処理部である。な
お、通信ネットワーク(200)およびネットワークイ
ンタフェース(103)としては、LANに限定するも
のではなく、他に例えばRS232CやUSB(Uni
versal Serial Bus)に対応したもの
であってもよい。
【0011】次に動作について説明する。まずオペレー
タは組込み制御装置(100)のDIPスイッチ(10
6)を切替え、フラッシュメモリ(104)上のプログ
ラム更新処理を行うためのプログラム更新モードにして
おく。次に、オペレータが組込み制御装置(100)の
電源投入を行うか、またはリセットボタンを押下する
と、フラッシュメモリ(104)に格納されているブー
トローダ・プログラム(11)が起動する。ブートロー
ダ・プログラム(11)は、H/W初期化処理を行った
あと、DIPスイッチ(106)の設定状態を参照し、
プログラム更新モードであれば更新プログラム(12)
を、通常モードであればシステムプログラム(10)を
主メモリ(102)上の所定アドレスにダウンロード
し、そのプログラムの開始アドレスに制御を移す。今は
プログラム更新モードに設定しているので、更新プログ
ラム(12)が起動される。
【0012】図2は、更新プログラム(12)のフロー
チャート図である。図を用いて、システムプログラムの
更新処理における更新プログラム(12)側の処理を説
明する。まず、更新プログラム(12)側では、ステッ
プS1でネットワークインタフェース(103)に対し
て自ネットワークアドレスを設定したあと、ステップS
2でネットワーク受信処理部(13)においてクライア
ントプログラム(303)からの接続要求を待つ。ステ
ップS3でクライアントプログラム(303)からの接
続要求が到着しコネクションが確立したら、新システム
プログラム(302)のファイル受信待ち状態となる。
ステップS4でファイル受信処理を行い、受信データを
主メモリ(102)上の受信バッファに一旦格納する。
あとでクライアントプログラム(303)側の処理を説
明する時にも述べるが、受信する新システムプログラム
(302)のファイルは、例えばモトローラSフォーマ
ット形式のファイルのような、プログラム本体に配置情
報を付加したファイルを想定する。次に、ステップS5
で配置情報解析部(14)において受信データを解析
し、先頭部分から配置先アドレスとサイズの情報を取り
出す。ステップS6でフラッシュメモリ書込み部(1
5)において取り出した配置先アドレスとサイズの情報
に基づき、フラッシュメモリ(104)上の対象領域の
内容を一旦消去する。
【0013】受信データの後続部分に対しては、ステッ
プS5の受信データ解析処理が行われ、受信データファ
イルがモトローラSフォーマット形式であれば、元のC
PU固有のバイナリ形式に変換して、同じく主メモリ
(102)上の変換バッファに一旦格納する。その後、
ステップS7でフラッシュメモリ書込み部(15)にお
いて現在の配置先アドレス情報に基づき、変換バッファ
からフラッシュメモリ(104)への書込みを行う。受
信する新システムプログラム(302)のファイルサイ
ズは一般に不定であるため、受信バッファのサイズは受
信ファイル全体が収まるほどの領域を確保しない。ステ
ップS7で書き込み処理が完了したら、再度ステップS
4aのファイル受信処理に戻り、ファイルの終端に達す
るまで繰り返す。最後に、ファイルの終端に達したらス
テップS8でコネクションを切断して処理を終了する。
【0014】図3は、クライアントプログラム(30
3)のフローチャート図である。図を用いて、システム
プログラムの更新処理におけるクライアントプログラム
(303)側の処理を説明する。送信ホスト(300)
はクロス開発環境としてのPC等を想定しており、ネッ
トワークインタフェースの初期化や自ネットワークアド
レスの設定は完了しているものとする。クライアントプ
ログラム(303)は送信ホスト(300)上で動作す
るアプリケーション・ソフトウェアである。まず、クラ
イアントプログラム(303)では、ステップS100
でフラッシュメモリ(104)内の更新対象プログラム
である新システムプログラム(302)のファイル名を
特定した上で、その配置先の先頭アドレスと領域サイ
ズ、および組込み制御装置(100)側のネットワーク
アドレスを指定する。送信する新システムプログラム
(302)のファイルは、例えばモトローラSフォーマ
ット形式のファイルのような、プログラム本体に配置情
報を付加したファイルを想定する。ステップS101で
配置情報付加部(304)において、指定された配置先
の先頭アドレスと領域サイズ情報を新システムプログラ
ム(302)のファイルの先頭部分に付加する。送信デ
ータファイルをモトローラSフォーマット形式とする場
合は、CPU固有のバイナリファイル全体を同フォーマ
ット形式に変換する。ステップS102でネットワーク
送信処理部(305)において更新プログラム(12)
側が接続待ち状態である時にコネクション接続要求を発
行する。ステップS103で更新プログラム(12)側
とのコネクションが確立したら、配置情報を付加した新
システムプログラム(302)のファイル送信処理を開
始する。最後に、ステップS104でファイル送信処理
が完了したらコネクションを切断して処理を終了する。
【0015】以上のように、クライアントプログラム
(303)側で組込み制御装置(100)に転送する新
システムプログラム(302)のファイルに配置情報を
付加し、更新プログラム(12)側でその配置情報を解
釈して、フラッシュメモリ(104)内の指定された配
置領域に書き込みを行うようにしているので、固定アド
レスのシステムプログラム(10)だけでなく、任意ア
ドレスのプログラムやデータファイル等を更新すること
ができる。また、組込み制御装置(100)のネットワ
ークインタフェース(103)を介して送信ホスト(3
00)と更新対象プログラムのファイルの送受信を行う
ようにしているので、組込み制御装置(100)と送信
ホスト(300)が離れた場所にある場合でも遠隔操作
を行うことができる。
【0016】実施の形態2.以上の実施の形態1では、
クライアントプログラム(303)側で配置情報を指定
する際に、オペレータは現在のフラッシュメモリ(10
4)全体の配置情報を把握していることが求められる
が、次にフラッシュメモリ(104)内に新たにプログ
ラム配置情報を保持するテーブルを持つようにし、クラ
イアントプログラム(303)からの問合わせに基づ
き、配置情報テーブルの内容を取得可能にする場合の実
施の形態を示す。図4は、実施の形態2におけるフラッ
シュメモリ(104b)内の構成を示すブロック図であ
る。図において、16はフラッシュメモリ(104)内
の全てのプログラム配置情報を保持する配置情報テーブ
ル、17は配置情報テーブル(16)に対するアクセス
を行う更新プログラム(12)内の配置情報テーブル管
理部である。
【0017】図5は、配置情報テーブル(16)の構成
を示す図である。図において、30は配置情報テーブル
(16)中の、配置しているプログラムの先頭アドレ
ス、31は確保している領域のサイズ、32はプログラ
ムのファイル名、33はバージョン番号、34は更新日
付、35はこれら六つの組から構成される配置情報テー
ブル・エントリである。配置情報テーブル(16)は複
数の配置情報テーブル・エントリ(35)から構成され
る。配置情報テーブル(16)自身の領域も、あらかじ
め配置情報テーブル・エントリ(35)に登録しておく
ことにより上書きを禁止する。図6は、実施の形態2に
おけるクライアントプログラム(303b)の構成を示
すブロック図である。図において、306は配置情報テ
ーブル(16)の内容の受信と表示を行う配置情報テー
ブル取得部である。
【0018】図7は、実施の形態2における更新プログ
ラム(12)のフローチャート図である。次にこの図に
より動作について説明する。まず実施の形態1における
初期動作と同様に、プログラム更新モードに設定して更
新プログラム(12)が起動されたとする。先ず、シス
テムプログラムの更新処理を説明する。最初に更新プロ
グラム(12)側では、ステップS1でネットワークイ
ンタフェース(103)に対して自ネットワークアドレ
スを設定したあと、ステップS2でネットワーク受信処
理部(13)においてクライアントプログラム(30
3)からの接続要求を待つ。ステップS3でクライアン
トプログラム(303)からの接続要求が到着しコネク
ションが確立したら、ステップS9で配置情報テーブル
管理部(17)において配置情報テーブル(16)の内
容を読み出し、クライアントプログラム(303)に送
信する。
【0019】クライアントプログラム(303)側で
は、配置情報テーブル取得部(306)において受信し
た配置情報テーブル(16)の内容を整形してオペレー
タに対して表示する。オペレータは表示内容を確かめた
上で、更新対象プログラムを特定し配置情報を付加し
て、その更新対象プログラムのファイルを送信する。ふ
たたび更新プログラム(12b)側では、ステップS4
でファイル受信処理を行い、受信データを主メモリ(1
02)上の受信バッファに一旦格納し、ステップS5で
配置情報解析部(14)において受信データを解析し
て、先頭部分から配置先アドレスとサイズの情報を取り
出す。次に、ステップS10で配置情報管理部(17)
において、取り出した配置情報と、配置情報テーブル
(16)内の先頭アドレス(30)及びサイズ(31)
を照会する。もし配置位置が他のプログラム領域を上書
きするような不正であれば、ステップS11でクライア
ントプログラム(303)に対して配置情報の不正を通
知する。この時、後続の更新ファイルのデータ受信を中
止し、ステップS8で直ちにコネクションを切断して処
理を終了する。また、配置情報が正常なら、ステップS
6でフラッシュメモリ(104)の内容を消去した上
で、一連の受信処理を継続する。最後に、ファイルの終
端に達したらステップS8でコネクションを切断して、
ステップS12で配置情報テーブル(16)内の配置情
報テーブル・エントリ(35)を更新したあと処理を終
了する。
【0020】以上のように、フラッシュメモリ(10
4)上に配置情報テーブル(16)を設けて、クライア
ントプログラム(303)側に配置情報の一覧を提供す
るようにしているので、正確な配置情報を指定して新シ
ステムプログラム(302)やその他のデータファイル
等を送信することができる。さらに、配置情報テーブル
(16)内には先頭アドレス(30)とサイズ(31)
情報以外に、ファイル名(32)やバージョン番号(3
3)、更新日付(34)情報を保持しているので、設置
されている個々の組込み制御装置(100)毎にインス
トールされているソフトウェアの正確な管理を行うこと
ができる。また、誤って不正な配置情報を指定した場合
であっても、更新プログラム(12)において配置情報
テーブル(16)と照会することによって配置情報の不
正を検出し、上書きを行わずに不正通知を行うようにし
ているので、安全にプログラム更新処理を行うことがで
きる。
【0021】実施の形態3.先の実施の形態2では、配
置情報テーブル(16)を管理することにより、不正な
配置情報を指定した場合に上書きを防ぐようにしている
が、本実施の形態では、フラッシュメモリ(104)内
に新たに更新する前のシステムプログラム(10)を保
持するプログラム待避領域を設けて、前のシステムプロ
グラム(10)に復帰可能にする場合を説明する。図8
は、実施の形態3におけるフラッシュメモリ(104
c)内の構成を示すブロック図である。図において、1
8は更新する前のシステムプログラム(10)を保持す
るプログラム待避領域、19はプログラム待避領域(1
8)に旧システムプログラムが保持されているかを示す
プログラム待避領域有効フラグ、20はプログラム待避
領域(18)に対するアクセスを行う更新プログラム
(12)内のプログラム待避領域操作部である。
【0022】図9は、実施の形態3における更新プログ
ラム(12)のフローチャート図である。次に動作につ
いて説明する。まず実施の形態1における初期動作と同
様に、プログラム更新モードに設定して更新プログラム
(12)が起動されたとする。最初に、システムプログ
ラムの待避処理および復帰処理を説明する。まず、更新
プログラム(12c)側では、ステップS1でネットワ
ークインタフェース(103)に対して自ネットワーク
アドレスを設定したあと、ステップS2でネットワーク
受信部(13)においてクライアントプログラム(30
3)からの接続要求を待つ。ステップS3でクライアン
トプログラムからの接続要求が到着しコネクションが確
立したら、ステップS13で旧システムプログラム復帰
要求を受信したかチェックする。復帰要求を受信した場
合は、ステップS14でプログラム待避領域操作部にお
いて、プログラム待避領域有効フラグ(19)をチェッ
クする。プログラム待避領域有効フラグ(19)が設定
されていない場合は、ステップS8で直ちにコネクショ
ンを切断し終了する。プログラム待避領域有効フラグ
(19)が設定されていない場合は、ステップS15で
旧システムプログラムの復帰処理を行う。その後、ステ
ップS8でコネクションを切断し終了する。一方、ステ
ップS13で旧システムプログラム復帰要求を受信しな
かった場合は、ステップS16でプログラム待避領域操
作部において、現システムプログラム(10)の待避処
理を行う。その後は、実施の形態1で説明したのと同様
にシステムプログラムの更新処理を行う。
【0023】以上のように、フラッシュメモリ(10
4)上にプログラム待避領域(18)を設けて、旧シス
テムプログラム(10)を保持するようにしているの
で、プログラム更新処理を行って新システムプログラム
(302)を起動したものの、ソフトウェア障害の検出
など何らかの理由で元のシステムプログラムに戻す要求
が生じた場合に、あらためて旧システムプログラムの受
信を行わなくとも、迅速かつ容易に旧システムプログラ
ム(10)を復帰することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、更新す
るプログラムに配置情報を設けて、また配置情報解析手
段を備えたので、内蔵プログラムの任意位置に部分プロ
グラムが書き込めてプログラム更新処理の柔軟性が高ま
る効果がある。
【0025】また更に、配置情報テーブル、またはプロ
グラム待避領域を設けたので、内蔵プログラムの更新が
安全に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における内蔵プログ
ラム更新メモリを含んだ制御装置の構成図である。
【図2】 実施の形態1における更新プログラムの動作
フロー図である。
【図3】 実施の形態1におけるクライアントプログラ
ムの動作フロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における内蔵プログ
ラム更新メモリの構成を示す図である。
【図5】 実施の形態2における情報配置テーブルの例
を示す図である。
【図6】 実施の形態2におけるクライアントプログラ
ムの構成を示す図である。
【図7】 実施の形態2における更新プログラムの動作
フロー図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における内蔵プログ
ラム更新メモリの構成を示す図である。
【図9】 実施の形態3における更新プログラムの動作
フロー図である。
【図10】 従来のプログラム内蔵制御装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
10 システムプログラム、11 ブートローダ・プロ
グラム、12 更新プログラム、13 ネットワーク受
信処理部、14 配置情報解析部、15 フラッシュメ
モリ書き込み部、16 配置情報テーブル、17 配置
情報テーブル管理部、18 プログラム待避領域、19
プログラム待避領域有効フラグ、20プログラム待避
領域操作部、101 CPU、102 主メモリ、10
3 ネットワークインタフェース、104,104b,
104c フラッシュメモリ、105 バス、106
DIPスイッチ、200 通信ネットワーク、300送
信ホスト、301 プログラム記憶装置、302 新シ
ステムプログラム、303,303b クライアントプ
ログラム、304 配置情報付加部、305ネットワー
ク送信処理部、306 配置情報テーブル取得部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと主メモリとを持つプログラム内
    蔵制御装置において、上記制御装置を動かすシステムプ
    ログラムと、上記制御装置の立ち上がり時に上記システ
    ムプログラムを上記主メモリにロードするブートローダ
    ・プログラムと、内蔵プログラムの更新を行う更新プロ
    グラムとを内蔵する内蔵プログラムメモリを備え、上記
    更新プログラムに配置情報解析手段を設けて、更新が必
    要な部分プログラムには配置情報を付加して提供を受け
    て、該供給を受けた部分プログラムに記載の配置情報に
    基づいて内蔵プログラムメモリの上記配置情報アドレス
    に書き込みを行うようにしたことを特徴とする内蔵プロ
    グラム更新メモリ。
  2. 【請求項2】 制御装置には部分プログラムの配置情報
    を記憶する配置情報テーブルを設けて、 提供を受けた部分プログラムに記載された配置情報と、
    上記配置情報テーブルの該当する部分プログラムの配置
    情報とを比較して後、書き込みを行うようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の内蔵プログラム更新メモリ。
  3. 【請求項3】 制御装置にはプログラム待避領域を設け
    て、 部分プログラムの更新に先立って該当部分プログラムを
    プログラム待避領域に書き込み、上記更新前の部分プロ
    グラムへの復帰要求があると、上記プログラム待避領域
    に書き込まれた部分プログラムを更新前のアドレスへ書
    き戻すようにしたことを特徴とする請求項1記載の内蔵
    プログラム更新メモリ。
JP2000364404A 2000-11-30 2000-11-30 内蔵プログラム更新メモリ Abandoned JP2002169700A (ja)

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