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JP2002158549A - デジタルパワーアンプ装置 - Google Patents

デジタルパワーアンプ装置

Info

Publication number
JP2002158549A
JP2002158549A JP2000351410A JP2000351410A JP2002158549A JP 2002158549 A JP2002158549 A JP 2002158549A JP 2000351410 A JP2000351410 A JP 2000351410A JP 2000351410 A JP2000351410 A JP 2000351410A JP 2002158549 A JP2002158549 A JP 2002158549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
signal
switching control
power supply
pwm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000351410A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Masuda
稔彦 増田
Kazuatsu Oguri
一敦 大栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000351410A priority Critical patent/JP2002158549A/ja
Priority to US09/992,605 priority patent/US6586991B2/en
Priority to MYPI20015265A priority patent/MY134155A/en
Publication of JP2002158549A publication Critical patent/JP2002158549A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • H03F3/2171Class D power amplifiers; Switching amplifiers with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/331Sigma delta modulation being used in an amplifying circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルアンプ装置で、電源ノイズの影響に
よる出力オーディオ特性の劣化を阻止する。 【解決手段】 入力したオーディオ信号に基づいて、第
1のスイッチング制御信号と、この第1のスイッチング
制御信号を反転させた第2のスイッチング制御信号と
を、等しいタイミングで生成させるスイッチング制御手
段20を備えて、そのスイッチング制御手段20で生成
された第1,第2のスイッチング制御信号を、個別に第
1,第2のスイッチング手段32,34の制御端子に供
給して、プッシュプルでスイッチングさせるようにし
て、電源のスイッチングにより増幅されたオーディオ信
号を得るようにし、2つのスイッチング手段が発生させ
る輻射が相殺されるようにして、電源ノイズによる出力
特性の劣化を防ぐようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ信号を
スピーカ駆動用に増幅させるオーディオパワーアンプ装
置に関し、特にPWM(Pulse Width Modulation:パル
ス幅変調)方式などで変調された信号でスイッチング手
段を駆動して増幅を行うデジタルパワーアンプ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ信号をスピーカ駆動用
に増幅させるパワーアンプ装置が各種製品化されてい
る。このパワーアンプ装置の1つの方式として、入力し
たデジタルオーディオ信号により変調したパルス信号
で、安定化された電源を直接的にスイッチングして、オ
ーディオ信号を増幅させるデジタルパワーアンプ装置と
称されるものが開発されている。このデジタルパワーア
ンプ装置の場合には、例えば入力したデジタルオーディ
オ信号に基づいて、パルス幅変調(PWM)されたPW
M波(以下このPWM波をPWM信号を称する)を生成
させ、このPWM信号を使用して、安定化された直流電
源を高速でスイッチングさせ、そのスイッチングされた
電源からオーディオ信号成分を抽出させる処理を行っ
て、スピーカ駆動信号を得るようにしたものである。
【0003】図3は、従来のデジタルパワーアンプ装置
の構成例を示した図である。この図では、PWM信号に
よりパワースイッチをスイッチングさせる構成を示して
あり、例えばPWM信号発生回路91に供給されるオー
ディオ信号に基づいて、パルス幅変調されたパルス信号
であるPWM信号を生成させる。PWM信号発生回路9
1が出力するPWM信号は、電源をスイッチングする手
段であるスイッチングモジュール92に供給する。
【0004】スイッチングモジュール92内では、供給
されるPWM信号をバッファアンプ93を介して第1の
スイッチング素子95のゲートに供給する。また、供給
されるPWM信号をインバータゲート94を介して第2
のスイッチング素子96のゲートに供給する。第1,第
2のスイッチング素子95,96は、例えばMOS型の
電界効果トランジスタが使用され、ソース・ドレイン間
の導通がゲートに得られるPWM信号により制御され
る。
【0005】第1,第2のスイッチング素子95,96
は、電源回路97の直流電源出力をスイッチングする手
段として構成してある。即ち、例えば商用交流電源を整
流,平滑化して安定化させた直流電源を得る電源回路9
7を用意して、この電源回路97で得られた+電源の出
力端を、第1のスイッチング素子95のソースに接続
し、電源回路97で得られた−電源の出力端を、第2の
スイッチング素子96のドレインに接続する。そして、
第1のスイッチング素子95のドレインと第2のスイッ
チング素子96のソースとを共通に接続し、この接続点
に得られる信号を、スイッチングモジュール92の出力
としてローパスフィルタ98に供給する。
【0006】ローパスフィルタ98では、スイッチング
素子95,96でのスイッチングで信号に含まれた高域
成分を除去して、オーディオ信号成分を抽出する処理が
実行される。抽出されたオーディオ信号は、オーディオ
アンプ装置の出力オーディオ信号としてスピーカ装置9
9に供給し、このスピーカ装置99から出力させる。
【0007】第1,第2のスイッチング素子95,96
は、プッシュプルで駆動されるスイッチとして機能す
る。即ち、それぞれのスイッチング素子95,96は、
ゲートに供給されるPWM信号のパルス波形がハイレベ
ルであるとき、ソース・ドレイン間が導通し、ローレベ
ルであるとき非導通となるスイッチング手段であり、第
1のスイッチング素子95のゲートに供給されるPWM
信号のパルス波形と、第2のスイッチング素子96のゲ
ートに供給されるPWM信号のパルス波形とは、相互に
逆相になるようにしてある。
【0008】このため、例えば第1のスイッチング素子
95のゲートに供給されるパルス波形がハイレベルであ
るとき、第2のスイッチング素子96のゲートに供給さ
れるパルス波形はローレベルになり、第1,第2のスイ
ッチング素子95,96の接続点に接続されたローパス
フィルタ97側には、そのときのスイッチング状態に応
じて+電源と−電源のいずれか一方が接続されて供給さ
れる状態となる。このようにスイッチングが制御される
ことで、ローパスフィルタ98の出力で、電源で増幅さ
れたオーディオ信号波形が取り出されることになる。こ
のとき、オーディオ信号波形の中心レベルが0Vにな
る。
【0009】なお、オーディオ信号からパルス幅変調さ
れた信号であるPWM信号を生成させる処理としては、
例えば図4に示す原理で実行される。例えば図4のAに
示すような正弦波のアナログオーディオ信号があると
き、このアナログオーディオ信号を、1ビット方式のデ
ジタルデータに変換する。ここでは、DSD(Direct S
tream Digital )と称される信号波形のレベルの大小が
パルス波形密度で表現された図4のBに示す1ビット方
式のデジタルデータとする。そして、この1ビット方式
のデジタルデータに基づいて、パルス幅変調された図4
のCに示すPWM信号を生成させる処理が行われる。こ
のようにして生成されたPWM信号により、電源をスイ
ッチングするスイッチング手段のオン・オフを制御する
ことで、結果的に電源電圧で増幅されたアナログオーデ
ィオ信号と等しい波形が取り出されるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ように、プッシュプルで2つのスイッチング素子を駆動
させる構成とした場合、スイッチングモジュール内でイ
ンバータゲート94を使用して、一方のスイッチング素
子を駆動するPWM信号の反転信号を生成させる構成と
なる。ところが、このようにインバータゲートを使用し
て、反転信号を生成させるようにすると、一方のスイッ
チング素子のゲートに供給される制御信号と、他方のス
イッチング素子のゲートに供給される制御信号とで、タ
イミングに微妙なずれが生じることになり、そのタイミ
ングのずれで電源ノイズが発生してしまう問題があっ
た。
【0011】図5は、図3の構成で2つのスイッチング
素子95,96をプッシュプル駆動した場合の波形例を
示した図である。例えば、PWM信号発生回路91から
スイッチングモジュール92に供給されるPWM信号と
して、図5のAに示す波形であるとき、このパルス波形
がバッファアンプ93を通過することで、図5のBに示
すように、入力したPWM信号から若干タイミングが遅
れた波形となる。また、スイッチングモジュール92に
入力したPWM信号を、インバータゲート94で反転さ
せることで生成される反転パルス波形についても、図5
のCに示すように、入力したPWM波形から若干タイミ
ングが遅れた波形となる。
【0012】ここで、バッファアンプ93とインバータ
ゲート94とは原理的に特性が異なる回路であるため、
図5のBに示す第1のスイッチング素子95の制御信号
波形と、図5のCに示す第2のスイッチング素子96の
制御信号波形とでは、その波形の立ち上がり,立ち下が
りのタイミングに時間差が発生してしまう。
【0013】従って、第1のスイッチング素子95の消
費電流の時間微分(第1の微分成分)は、図5のDに示
すように、第1のスイッチング素子95のゲートに供給
されるパルス波形の立ち上がり,立ち下がりで発生す
る。また、第2のスイッチング素子96の消費電流の時
間微分(第2の微分成分)は、図5のEに示すように、
第2のスイッチング素子96のゲートに供給されるパル
ス波形の立ち上がり,立ち下がりで発生し、2つのスイ
ッチング素子95,96でずれたタイミングで微分成分
が発生してしまう。従って、スイッチングモジュール9
2から輻射される信号波形としては、それぞれの微分成
分が重畳された図5のFに示す波形となり、この微分波
形に相当する信号が、PWM信号の伝送線路から輻射と
して発生し、各素子の電源ノイズとなってしまう。接続
されたスピーカ装置から出力されるオーディオは、この
電源ノイズの影響を受けて、オーディオ特性が劣化して
しまう。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、デジタルアンプ装置において、電源ノイズ
の影響による出力オーディオ特性の劣化を阻止すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力したオー
ディオ信号に基づいて、第1のスイッチング制御信号
と、この第1のスイッチング制御信号を反転させた第2
のスイッチング制御信号とを、等しいタイミングで生成
させるスイッチング制御手段を備えて、そのスイッチン
グ制御手段で生成された第1,第2のスイッチング制御
信号を、個別に第1,第2のスイッチング手段の制御端
子に供給して、プッシュプルでスイッチングさせるよう
にして、電源のスイッチングにより増幅されたオーディ
オ信号を得るようにしたものである。
【0016】かかる本発明によると、プッシュプルで駆
動される2つのスイッチング手段の一方が導通するタイ
ミングと、他方が非導通になるタイミングとが等しくな
り、各スイッチング手段の消費電流の時間微分は、等し
いタイミングで逆相で発生するようになり、2つのスイ
ッチング手段のトータルの電流としては微分成分が相殺
される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して、
本発明の一実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本例のデジタルパワーアンプ装置
10の全体構成を示す図である。本例のデジタルパワー
アンプ装置10は、外部のオーディオ信号源1から供給
されるデジタルオーディオ信号を、1ビット変換部11
に供給する。信号源1から供給されるデジタルオーディ
オ信号としては、例えばコンパクトディスク(CD)か
ら再生したマルチビット方式のデジタルオーディオデー
タ(即ち例えば1サンプルを16ビットで表現したデー
タ)であり、1ビット変換部11では、供給されるマル
チビット方式のデジタルオーディオデータを、1ビット
方式のデジタルデータに変換する。即ち、既に図4のB
に示したような、1ビットのパルスの密度で表したDS
D方式のデジタルデータに変換する。このとき、本例の
場合には、例えば64倍にサンプリングされた1ビット
データ(即ち64fs/1ビット)のデジタルオーディ
オデータとする。
【0019】この1ビット変換部11の出力は、デジタ
ルフィルタであるFIR(Finite Impulse Response )
フィルタ12に供給して、1/4にダウンサンプリング
されたデータとする。即ち、例えば64fs/1ビット
のデジタルオーディオデータを、16fs/24ビット
のデジタルオーディオデータとする。そして、FIRフ
ィルタ12が出力する16fs/24ビットのデジタル
オーディオデータを、デルタΣ変調回路13に供給し、
16fs/6ビットのデータに圧縮する。このデルタΣ
変調回路13でのデータ圧縮で生成された16fs/6
ビットのデータを、PWM処理部20に供給する。
【0020】本例のPWM処理部20は、第1のPWM
信号発生回路21と第2のPWM信号発生回路24の2
つの回路を備えて、それぞれの回路21,22で個別に
パルス幅変調された信号を発生させるようにしてある。
それぞれのPWM信号発生回路21,24で発生させる
PWM信号のパルス波形は、相互に逆相となるようにし
てあり、また2つのPWM信号の出力タイミングが等し
くなるように構成してある。
【0021】第1のPWM信号発生回路21が出力する
PWM信号は、Dフリップフロップ22に供給して、こ
のPWM処理部20に供給されるクロックに同期したタ
イミングのパルスとし、Dフリップフロップ22が出力
するPWM信号(以下このPWM信号を第1のPWM信
号と称する)を、バッファアンプ23を介してPWM処
理部20から出力させる。
【0022】第2のPWM信号発生回路24が出力する
PWM信号は、Dフリップフロップ25に供給して、こ
のPWM処理部20に供給されるクロックに同期したタ
イミングのパルスとし、Dフリップフロップ25が出力
するPWM信号(以下このPWM信号を第2のPWM信
号と称する)を、バッファアンプ26を介してPWM処
理部20から出力させる。
【0023】PWM処理部20のバッファアンプ23か
ら出力される第1のPWM信号は、スイッチングモジュ
ール30内のバッファアンプ31を介して、第1のスイ
ッチング素子32のゲートに供給する。また、PWM処
理部20のバッファアンプ26から出力される第2のP
WM信号は、スイッチングモジュール30内のバッファ
アンプ33を介して、第2のスイッチング素子34のゲ
ートに供給する。
【0024】第1,第2のスイッチング素子32,34
は、例えばMOS型電界効果トランジスタで構成され、
ソース・ドレイン間の導通がゲートに得られるPWM信
号により制御される。
【0025】第1,第2のスイッチング素子32,34
は、電源回路15の直流電源出力をスイッチングする手
段として構成してある。即ち、例えば商用交流電源を整
流,平滑化して安定化させた直流電源を得る電源回路1
5を用意して、この電源回路15で得られた+電源の出
力端を、第1のスイッチング素子32のソースに接続
し、電源回路15で得られた−電源の出力端を、第2の
スイッチング素子34のドレインに接続する。そして、
第1のスイッチング素子32のドレインと第2のスイッ
チング素子34のソースとを共通に接続し、この接続点
に得られる信号を、スイッチングモジュール30の出力
としてローパスフィルタ14に供給する。
【0026】ローパスフィルタ14では、スイッチング
素子32,34でのスイッチングで信号に含まれた高域
成分を除去して、オーディオ信号成分を抽出する処理が
行われる。ローパスフィルタ14で抽出されたオーディ
オ信号は、オーディオアンプ装置の出力オーディオ信号
として、このデジタルパワーアンプ装置のスピーカ接続
端子に接続されたスピーカ装置2に供給し、このスピー
カ装置2からオーディオ信号を出力させる。
【0027】ここで、2つのスイッチング素子32,3
4には、相互に逆相のPWM信号がスイッチング制御信
号としてゲートに供給されるので、この2つのスイッチ
ング素子32,34がプッシュプルで駆動されることな
り、0Vを中心としてレベルが上下するオーディオ信号
波形がローパスフィルタ14から抽出される。
【0028】図2は、図1に示すオーディオアンプ装置
10の内部の波形例を示した図である。例えば、第1の
PWM信号発生回路21が出力する第1のPWM信号と
して、図2のAに示す波形であるとき、第2のPWM信
号発生回路24が出力する第2のPWM信号は、図2の
Bに示す波形となり、相互に逆相の第1,第2のPWM
信号は等しいタイミングで生成される。従って、第1の
PWM信号のパルス波形の立ち上がりタイミングと第2
のPWM信号のパルス波形の立ち下がりタイミングとが
等しくなり、また第1のPWM信号のパルス波形の立ち
下がりタイミングと第2のPWM信号のパルス波形の立
ち上がりタイミングとが等しくなる。
【0029】そして、第1のPWM信号が、Dフリップ
フロップ22,バッファアンプ23,31を介して第1
のスイッチング素子32のゲートにスイッチング制御信
号として供給されることで、この第1のスイッチング素
子32のゲートに供給されるスイッチング制御信号(図
2のC)は、これらの回路を通過するのに要する時間t
1 だけ遅延したタイミングで供給されることになる。ま
た、第2のPWM信号が、Dフリップフロップ25,バ
ッファアンプ26,33を介して第2のスイッチング素
子34のゲートにスイッチング制御信号として供給され
ることで、この第2のスイッチング素子34のゲートに
供給されるスイッチング制御信号(図2のD)について
も、これらの回路を通過するのに要する時間t1 だけ遅
延したタイミングで供給されることになる。
【0030】従って、第1のスイッチング素子32での
スイッチングで発生する微分成分(第1の微分成分)
は、図2のEに示すように、スイッチング制御信号の立
ち上がりタイミングで+側に発生し、立ち下がりタイミ
ングで−側に発生する。また、第2のスイッチング素子
34でのスイッチングで発生する微分成分(第2の微分
成分)についても、図2のFに示すように、スイッチン
グ制御信号の立ち上がりタイミングで+側に発生し、立
ち下がりタイミングで−側に発生する。
【0031】ここで、本例の場合には第1のスイッチン
グ制御信号と第2のスイッチング制御信号とが、等しい
タイミングで相互に反転した信号であるため、スイッチ
ングモジュール30からの微分成分の輻射としては、図
2のEに示す第1の微分成分と第2の微分成分は相互に
相殺するように作用して、結局、図2のGに示すように
抑えられたものになる。
【0032】このようにスイッチングモジュール全体と
しての輻射が抑制されることで、スイッチング素子での
スイッチングによる電源ノイズが発生せず、パワーアン
プ装置10に接続されたスピーカ装置2から出力される
オーディオの特性が、電源ノイズの影響で劣化すること
がなく、良好なオーディオ出力特性が確保される。
【0033】なお、上述した実施の形態では、PWM信
号を生成させるPWM処理部20内に、第1のPWM信
号発生回路21と第2のPWM信号発生回路24の2つ
の回路を設けて、それぞれの回路21,24で個別に位
相が反転した2つのPWM信号を生成させるようにした
が、PWM処理部20内でタイミングが一致した反転P
WM信号を生成させることが可能であれば、1つのPW
M信号発生回路だけを設ける構成として、その1つのP
WM発生回路の出力に基づいて生成されたタイミングの
等しい相互に反転した2つのPWM信号を、スイッチン
グモジュールに供給する構成としても良い。この場合に
は、必要により2つのPWM信号の内の一方の信号のタ
イミングを、他方の信号のタイミングに一致させるため
の遅延手段を設けて、タイミングを等しくするようにし
ても良い。
【0034】上述した図1に示した例のように構成した
場合には、基本的にほぼ同一の構成のPWM信号発生回
路を2つ設けるだけで、タイミングの等しい第1,第2
のPWM信号を生成させることができ、タイミング補正
用の遅延手段などを必要としない比較的簡単な回路構成
で、タイミングの等しい相互に反転した2つのPWM信
号を供給できる構成とすることができる。
【0035】また、上述した実施の形態では、入力オー
ディオ信号が変換された1ビット方式のデジタルオーデ
ィオデータに基づいて、パルス幅変調されたPWM信号
を生成させて、パワースイッチであるスイッチング素子
のスイッチングを制御するようにしたが、PDM(Puls
e Duration Modulation )方式などのその他のパルス変
調された信号でスイッチングを制御するいわゆるD級パ
ワーアンプ装置にも適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明によると、プッシュプルで駆動さ
れる2つのスイッチング手段の一方が導通するタイミン
グと、他方が非導通になるタイミングとが等しくなり、
各スイッチング手段の消費電流の時間微分は、等しいタ
イミングで逆相で発生するようになり、2つのスイッチ
ング手段のトータルの電流としては微分成分が相殺され
る。従って、スイッチングモジュール部分全体としての
輻射が抑制され、出力オーディオ信号に電源ノイズの影
響がなくなり、出力オーディオ特性を向上させることが
できる。
【0037】この場合、スイッチング制御手段で第1,
第2のスイッチング制御信号を生成させる構成として、
2つのパルス幅変調手段とを備える構成としたことで、
タイミングの等しい相互に反転した波形の第1,第2の
スイッチング制御信号を生成させることが、簡単な構成
で実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による全体構成の例を示
す構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態による信号波形の例を示
す波形図である。
【図3】従来のデジタルアンプ装置のスイッチング制御
構成例を示す構成図である。
【図4】PWM信号の生成例を示す波形図である。
【図5】従来の信号波形の例を示す波形図である。
【符号の説明】
1…オーディオ信号源、2…スピーカ装置、10…デジ
タルパワーアンプ装置、11…1ビット変換部、12…
FIRフィルタ、13…デルタΣ変調回路、14…ロー
パスフィルタ、15…電源回路、20…PWM処理部、
21…第1のPWM信号発生回路、22…Dフリップフ
ロップ、23…バッファアンプ、24…第2のPWM信
号発生回路、25…Dフリップフロップ、26…バッフ
ァアンプ、30…スイッチングモジュール、31…バッ
ファアンプ、32…第1のスイッチング素子、33…バ
ッファアンプ、34…第2のスイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA02 AA17 AA24 AA26 AA41 CA23 CA46 FA19 HA10 HA39 KA03 KA36 KA41 KA42 KA53 KA62 SA05 TA01 TA06 UW01 5J092 AA02 AA17 AA24 AA26 AA41 CA23 CA46 FA19 HA10 HA39 KA03 KA36 KA41 KA42 KA53 KA62 SA05 TA01 TA06 UR06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したオーディオ信号に基づいて、第
    1のスイッチング制御信号と、この第1のスイッチング
    制御信号を反転させた第2のスイッチング制御信号と
    を、等しいタイミングで生成させるスイッチング制御手
    段と、 安定化された直流の+電源及び−電源を得る電源供給手
    段と、 上記電源供給手段の+電源出力に一端が接続され、上記
    第1のスイッチング制御信号により一端と他端の間の導
    通が制御される第1のスイッチング手段と、 上記電源供給手段の−電源出力に一端が接続され、上記
    第2のスイッチング制御信号により一端と他端の間の導
    通が制御され、他端が上記第1のスイッチング手段の他
    端に接続される第2のスイッチング手段と、 上記第1のスイッチング手段の他端と上記第2のスイッ
    チング手段の他端の接続点に得られる信号からオーディ
    オ信号成分を抽出して、出力オーディオ信号を得る抽出
    手段とを備えたデジタルパワーアンプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタルパワーアンプ装
    置において、 上記スイッチング制御手段として、 入力したオーディオ信号に基づいたパルス幅変調を行
    い、そのパルス幅変調された信号を上記第1のスイッチ
    ング制御信号とする第1のパルス幅変調手段と、入力し
    たオーディオ信号に基づいたパルス幅変調を行い、その
    パルス幅変調された信号を上記第2のスイッチング制御
    信号とする第2のパルス幅変調手段とを備えたデジタル
    パワーアンプ装置。
JP2000351410A 2000-11-17 2000-11-17 デジタルパワーアンプ装置 Pending JP2002158549A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000351410A JP2002158549A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 デジタルパワーアンプ装置
US09/992,605 US6586991B2 (en) 2000-11-17 2001-11-14 Digital power amplifier
MYPI20015265A MY134155A (en) 2000-11-17 2001-11-16 Digital power amplifier

Applications Claiming Priority (1)

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