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JP2002154916A - 油性化粧料 - Google Patents

油性化粧料

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Publication number
JP2002154916A
JP2002154916A JP2000396240A JP2000396240A JP2002154916A JP 2002154916 A JP2002154916 A JP 2002154916A JP 2000396240 A JP2000396240 A JP 2000396240A JP 2000396240 A JP2000396240 A JP 2000396240A JP 2002154916 A JP2002154916 A JP 2002154916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
weight
liquid
liquid silicone
oily cosmetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000396240A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kawai
誠司 川合
Mikako Ichinohe
美加子 一戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokiwa Corp
Original Assignee
Tokiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokiwa Corp filed Critical Tokiwa Corp
Priority to JP2000396240A priority Critical patent/JP2002154916A/ja
Publication of JP2002154916A publication Critical patent/JP2002154916A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用感に優れ、肌荒れが少なく、化粧持ちに
優れた、さらに塗布膜につやを付与するものから、抑え
たものまで自在に調整できる油性化粧料、特に、ソフト
タイプの油性化粧料を提供すること。 【解決手段】 炭化水素系樹脂と、少なくとも揮発性液
状炭化水素油と液状シリコーン油とを含む液状油分と、
油ゲル化剤及び/又は固形状油分とを含有する油性化粧
料であって、前記液状シリコーン油中に、揮発性液状シ
リコーン油を含むことを特徴とする油性化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油性化粧料に関す
る。さらに詳しくは、使用感が良好で、肌荒れも少な
く、化粧持ちに優れ、さらに塗布膜につやを付与するも
のから、抑えたものまで自在に調整可能な油性化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油性化粧料は、固形状油分、半固
形状油分、液体油分及び着色剤を中心に構成されてお
り、化粧品として快適な使用性・使用感を得るために、
種々の形状、性質を持つ油分や着色剤の配合検討がなさ
れてきた。油性化粧料が求める機能の一つに、化粧が経
時で崩れない、いわゆる化粧持ちがある。化粧崩れは、
皮脂や汗あるいは他の化粧料の油分などによって、よれ
たり、流れたりして生じる。化粧くずれを防止するため
に、固形状油分を高比率に配合することが行われてい
る。
【0003】しかしながら、固形状油分を高比率に配合
したものは、使用感が悪くなる上に、化粧持ち効果も充
分でない。また、常温で液状の油分が油性化粧料中40
重量%以上も配合されるようなソフトタイプの化粧料
は、使用性もよく多くの特徴を有しているが、固形状油
分を多量配合でその特徴も失ってしまう。さらに、有機
シリコーン樹脂を配合する技術が公知となっている。例
えば、有機シリコーン樹脂を揮発性シリコーン油ととも
に用い、これに粉末を加えたメーキャップ化粧料の技術
が開示されている(特開昭61−65809号公報)。
しかしながら、有機シリコーン樹脂を配合したものは、
べたつき感があり、肌に対してつっぱり感・圧迫感もあ
り、使用感は決して良くない上に、肌が乾燥し荒れると
いう欠点も生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、使用感に優れ、肌荒
れが少なく、化粧持ちに優れた、さらに塗布膜につやを
付与するものから、抑えたものまで自在に調整できる油
性化粧料、特に、ソフトタイプの油性化粧料を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、油性化粧料に特
定の樹脂と特定の油性成分を配合することにより、上記
課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0006】すなわち、本発明は、炭化水素系樹脂と、
少なくとも揮発性液状炭化水素油と液状シリコーン油と
を含む液状油分と、油ゲル化剤及び/又は固形状油分と
を含有する油性化粧料であって、前記液状シリコーン油
中に、揮発性液状シリコーン油を含むことを特徴とする
油性化粧料である。
【0007】本発明は、特に、前記油性化粧料におい
て、炭化水素系樹脂0.1〜20重量%、少なくとも揮
発性液状炭化水素油と液状シリコーン油とを含む液状油
分30〜95重量%、油ゲル化剤0.1〜10重量%及
び/又は固形状油分0.1〜35重量%とを含有するこ
とができる。
【0008】本発明は、前記油性化粧料において、炭化
水素系樹脂0.5〜15重量%、少なくとも揮発性液状
炭化水素油と液状シリコーン油とを含む液状油分40〜
90重量%、油ゲル化剤0.2〜7重量%及び/又は固
形状油分2〜25重量%とを含有することがさらに好ま
しい。この含有量範囲の油性化粧料によれば、特に、化
粧持ちのよいソフトな油性化粧料が得られ、このもの
は、塗布時軽く伸びるなど使用感に優れ、特にソフトに
もかかわらず経時での安定性にすぐれ、にじみもないと
いう優れたものになる。
【0009】本発明の油性化粧料においては、液状シリ
コーン油の含有量は、油性化粧料全量中20〜85重量
%で、揮発性液状シリコーン油の含有量は、油性化粧料
全量中10〜75重量%であることが好ましく、また、
液状シリコーン油の一部は、メチルフェニルポリシロキ
サンであり、揮発性液状シリコーン油は、環状ポリシロ
キサンであることが好ましい。環状ポリシロキサンとし
ては、オクタメチルシクロテトラシロキサン及び/又は
デカメチルシクロペンタシロキサンが好ましい。
【0010】本発明の油性化粧料は、使用感に優れ、塗
布された化粧料の化粧持ちがよく、肌が荒れない、経時
安定性の優れたものである。しかも、このものは、硬度
が硬いものから軟らかいものまで幅広い油性化粧料を得
ることができ、特に、軟らかいものは軟らかいにもかか
わらず、にじみのない等優れたものが得られる。
【0011】なお、本発明における油性化粧料とは実質
的に水を含まない油性の化粧料のことをいう。また、本
発明において、揮発性及び非揮発性とは常圧下での状態
を表し、液状及び固形状とは常温下での状態を表す。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0013】1.炭化水素系樹脂について 本発明において用いられる炭化水素系樹脂は、石油留分
を分解して得られる液状の分解油留分を重合して得られ
る炭化水素系樹脂である。軟化点が140℃以上の炭化
水素系樹脂が好ましい。中でも、芳香族系炭化水素樹脂
が溶剤、特に炭化水素系の溶剤に対する溶解性が優れる
ので特に好ましい。炭化水素系樹脂は、例えば以下のよ
うにして合成される。すなわち、石油類の熱分解により
得られる分解油留分のうち140〜220℃の範囲の沸
点を有し、スチレン含有量が7重量%以下、重合可能成
分中に占めるスチレンの含有率が15重量%以下、イン
デン及びそのアルキル誘導体の合計含有量が5重量%以
上で、かつ重合可能成分中に占めるインデンの含有率が
11重量%以上に調整したものを原料とし、フェノール
またはアルキルフェノール類の一種または二種以上の混
合物を原料油に対して0.05〜5重量%の範囲で加え
て、三フッ化ホウ素系触媒を原料油に対して0.01〜
5重量%用いて−30〜+40℃の範囲内の温度で10
分から15時間の範囲内の時間で重合する。本発明にお
いて用いられる炭化水素系樹脂は、例えば特公昭48−
32432公報に記載の方法を用いて製造することがで
きる。
【0014】本発明で好ましく用いられる芳香族系炭化
水素樹脂は、30以下の臭素価をもつ樹脂が特に好まし
い。本発明において用いられる炭化水素系樹脂は、市販
品を用いることができ、例えば、芳香族系石油樹脂であ
る日石ネオポリマー(日本石油化学株式会社製)等を挙
げることが出来る。
【0015】2.液状油分について 本発明において用いられる液状油分としては、揮発性液
状炭化水素油(以下、単に揮発性炭化水素という)、揮
発性液状シリコーン油(以下、単に揮発性シリコーンと
いう)を含む液状シリコーン油、エステル油等を含むそ
の他の液状油分等が挙げられる。
【0016】2.1 揮発性炭化水素について 本発明において用いられる揮発性炭化水素としては、通
常、常圧における沸点が60〜260℃の範囲にある、
例えばアイソパー(登録商標)A、C、D、E、G、
H、K、L、M(エクソン社)、シェルゾール(登録商
標)70、71(シェル社)、ソルトロール(登録商
標)100、130、220(フィリップ社)、アイソ
ゾール(登録商標)400(日本石油化学)、パールリ
ーム(登録商標)4(日本油脂)、IPソルベント(登
録商標)1620、2028(出光石油化学)、イソヘ
キサデカン、テトライソブタン90(バイエル社)、パ
ーメチル(登録商標)99A、101A、102A(プ
レスパース社)等が挙げられる。これらの揮発性炭化水
素は、一種または二種以上が任意に選択されて用いられ
る。本発明においては、前記揮発性炭化水素は主として
炭化水素系樹脂の溶媒として用いられる。
【0017】2.2 液状シリコーン油について 2.2.1 揮発性シリコーンについて 本発明において用いられる揮発性シリコーンとしては、
揮発性のシリコーン油であり、例えば平均重合度2〜5
の直鎖状ポリシロキサン、すなわちジアルキルポリシロ
キサン(アルキル基の炭素数は1〜5程度)、ジアリー
ルポリシロキサン(アリール基の炭素数は6〜10程
度)、アルキルアリールポリシロキサン(アルキル基、
アリール基の炭素数は前記と同じ)等が挙げられる。さ
らに、重合度4〜6の環状ポリシロキサン、すなわち環
状ジアルキルポリシロキサン(アルキル基の炭素数は1
〜5程度)、環状ジアリールポリシロキサン(アリール
基の炭素数は6〜10程度)、環状アルキルアリールポ
リシロキサン(アルキル基、アリール基の炭素数は前記
と同じ)等が挙げられる。
【0018】前記直鎖状ポリシロキサンの具体例は、ジ
メチルポリシロキサン、メチルエチルポリシロキサン、
ジエチルポリシロキサン、ジプロピルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、エチルフェニルポリシ
ロキサン、ジフェニルポリシロキサン等である。また、
環状ポリシロキサンの具体例は、前記オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等である。
これらの揮発性シリコーンは、一種または二種以上を任
意に選択して用いることができる。本発明においては、
揮発性シリコーンとして環状ポリシロキサンを用いるこ
とが好ましい。
【0019】2.2.2 その他の液状シリコーン油に
ついて 本発明において用いられるその他の液状シリコーン油と
しては、化粧料に配合できる揮発性シリコーン以外の液
状のシリコーン油であれば特に制限されない。前記その
他の液状シリコーン油の例を挙げれば、例えば、ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジ
フェニルポリシロキサン等が挙げられる。これらのシリ
コーン油は、一種又は二種以上が任意に選択されて配合
される。
【0020】これらの中で、メチルフェニルポリシロキ
サンが好ましい。メチルフェニルポリシロキサンを用い
ることにより、安定性のよい油性化粧料が得られる。
【0021】2.3 その他の液状油分について 本発明の油性化粧料には、液状油分として上記必須成分
の揮発性炭化水素、液状シリコーン油の他に、一般に化
粧料に配合できる液状油分(以下、任意液状油分とい
う。)を配合することができる。
【0022】本発明において用いられる前記任意液状油
分の例としては、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、ホホ
バ油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、流動パラフィ
ン、スクワラン、ポリブテン、液状ラノリン等の炭化水
素類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソ
ステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリ
セリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ペンタ
エリトリット2−エチルヘキサン酸エステル、ジペンタ
エリトリットオクタン酸エステル、トリメチロールプロ
パンオクタン酸エステル、トリメチロールプロパントリ
イソステアリン酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル
等のエステル類(エステル系油分)、イソステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸類、イソステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、オクチルドデカノール等の高
級アルコール類、市販品エルデュウ(味の素株式会社
製)等のアミノ酸エステル等が挙げられる。これらの液
状油分は、一種又は二種以上を選択して配合される。
【0023】これらの中で、任意液状油分としてエステ
ル系油分を配合することが好ましい。また、口紅等つや
を目的とする場合は、任意液状油分として高粘度のもの
が好ましく、具体的には、リンゴ酸ジイソステアリル、
トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリ
ン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリ
ル、液状ラノリン、エルデュウ等が挙げられる。
【0024】3. 油ゲル化剤について 本発明においては、油ゲル化剤を配合することができ
る。油ゲル化剤としては、一般に化粧料に配合できるも
のから選ぶことができるが、例えば、塩化ステアリルト
リメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモ
ニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩等で変性された有機変性粘
土鉱物(粘土鉱物としては、ベントナイト、ビーガム、
ラポナイト、ヘクトライト等が挙げられる)、レオパー
ルKL(千葉製粉製)等のデキストリン脂肪酸エステ
ル、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレ
ート等の金属石鹸、ショ糖脂肪酸エステル、アミノ酸誘
導体等が挙げられる。これらの油ゲル化剤は一種又は二
種以上が選択されて配合される。
【0025】4. 固形状油分について 本発明においては、固形状油分(以下、単に固形油分と
いう。)を配合することができる。固形油分としては、
一般に化粧料に配合できるものから選ぶことができる
が、例えば、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリ
スタリンワックス、ポリエチレンワックス、ミツロウ、
モクロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリ
ラワックス等の炭化水素・ロウ・ワックス類、ステアリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸等の高級
脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラ
ウリルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。
これらの固形油分は一種又は二種以上が選択されて配合
される。
【0026】5.粉末について 本発明においては、粉末を配合することができる。粉末
としては、化粧品一般に使用される粉末であれば形状も
球状、板状、針状等特に限定することなく配合できる。
例えば無機粉体としては、タルク、カオリン、マイカ、
合成マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケ
イ酸アルミニウムマグネシウム、無水ケイ酸、炭化珪
素、硫酸バリウム、スメクタイト、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ベンガラ、
黄酸化鉄、黒酸化鉄、低次酸化チタン、チッ化硼素、酸
化クロム、コンジョウ、群青、酸化鉄雲母、酸化鉄雲母
チタン、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等が挙げら
れ、有機粉体としては、ナイロン粉末、ポリエチレン粉
末、ポリスチレン粉末、シリコーン粉末、メチルメタア
クリレート粉末、ポリテトラフルオロエチレンパウダ
ー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース
等が挙げられる。その他 赤色202号、赤色226
号、橙色201号、黄色4号、黄色401号、青色40
4号、青色1号等の有機顔料等が挙げられる。さらに、
これらの粉体を複合化したものや、フッ素化合物、シリ
コーン系油剤、金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の1
種又は2種以上を用いて表面処理を施したものを用いる
こともできる。
【0027】6.その他の配合成分について 本発明の油性化粧料には、本発明の効果を損なわない範
囲でその他に通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成
分を配合することができる。例えば、界面活性剤、保湿
剤、高分子化合物、紫外線吸収剤、ビタミン類、酸化防
止剤、防腐剤、香料等が挙げられる。
【0028】7.含有量について 本発明の各成分の含有量について述べる。
【0029】炭化水素系樹脂の含有量は、油性化粧料全
量中0.1〜20重量%が好ましく、さらに好ましくは
0.5〜15重量%、最も好ましくは1.0〜10重量
%である。0.1重量%未満では、化粧持ちが満足され
ない傾向にあり、20重量%を超えると、べたつきが強
くなる傾向にある。
【0030】揮発性炭化水素、揮発性シリコーン等の液
状シリコーン油を含めた全液状油分の含有量は、油性化
粧料全量中30〜95重量%が好ましく、さらに好まし
くは40〜90重量%である。特に、50〜85重量%
が好ましい。
【0031】液状油分中の揮発性炭化水素の含有量は、
炭化水素系樹脂を溶解させる主目的を達成させれば特に
限定されないが、一般的には、炭化水素系樹脂と同量
(重量比)程度以上であればよい。
【0032】液状油分中の液状シリコーン油の含有量
は、油性化粧料全量中20〜85重量%が好ましく、そ
のうち揮発性シリコーンは、油性化粧料全量中10〜7
5重量%であることが好ましい。液状シリコーン油が2
0重量%未満では、さっぱりさに欠ける傾向にあり、8
5重量%を超えると、仕上がりが悪くなる傾向にある。
なお、揮発性シリコーンは、液状シリコーン油中90重
量%を超えない量が好ましい。90重量%を超えると他
の液状シリコーン油の効果を発揮しにくくなる。
【0033】任意液状油分の含有量は、油性化粧料全量
中60重量%以下程度であり、好ましくは40重量%以
下である。
【0034】油ゲル化剤の含有量は、油性化粧料全量
0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0.
2〜7重量%であり、特に0.5〜5重量%が好まし
い。固形油分の含有量は、油性化粧料全量中0.1〜3
5重量%が好ましく、さらに好ましくは2〜25重量%
であり、特に3〜15重量%が好ましい。油ゲル化剤と
固形油分は併用することができる。油ゲル化剤が油性化
粧料全量中中0.2〜7重量%、又は固形油分が油性化
粧料全量中2〜25重量%であると、本発明の特徴の一
つであるソフトであるのににじみがない油性化粧料が得
られる。
【0035】粉末の含有量は、油性化粧料全量中60重
量%以下が好ましく、さらに好ましくは50重量%以下
である。
【0036】本発明においては、特に、炭化水素系樹脂
0.5〜15重量%、少なくとも揮発性液状炭化水素油
と液状シリコーン油とを含む液状油分40〜90重量
%、油ゲル化剤0.2〜7重量%及び/又は固形油分2
〜25重量%とを含有する油性化粧料であって、前記液
状シリコーン油中に、揮発性シリコーンを含んでなる油
性化粧料を調製することにより、本発明で最も特徴的で
あるソフトタイプの油性化粧料が得られる。
【0037】また、本発明においては、特に、例えばリ
ップスティックのようにつやを特徴とするソフトタイプ
の油性化粧料を調製する場合は、炭化水素系樹脂0.5
〜15重量%、少なくとも揮発性炭化水素と液状シリコ
ーン油とを含む液状油分40〜90重量%、油ゲル化剤
0.2〜7重量%及び/又は固形状油分2〜25重量%
と、粉末0.1〜15重量%とを含有する油性化粧料で
あって、前記液状シリコーン油中に、揮発性シリコーン
を含んでなる油性化粧料であることが好ましい。なお、
前記液状油分中にエステル系油分を油性化粧料全量中3
0重量%以上配合すると、つやが特に優れた油性化粧料
が得られる。
【0038】また、本発明においては、特に、例えばア
イシャドーのようにつやのないマットを特徴とするソフ
トタイプの油性化粧料を調製する場合は、炭化水素系樹
脂0.5〜15重量%、少なくとも揮発性炭化水素と液
状シリコーン油とを含む液状油分40〜90重量%、油
ゲル化剤0.2〜7重量%及び/又は固形状油分2〜2
5重量%と、粉末20〜60重量%とを含有する油性化
粧料であって、前記液状シリコーン油中に、揮発性シリ
コーンを含んでなる油性化粧料であることが好ましい。
なお、前記液状油分中のエステル系油分の配合量を油性
化粧料全量中10重量%以下にすることが好ましい。
【0039】本発明の油性化粧料は,主に口紅、コンシ
ーラー、アイシャドー、アイライナー、ファンデーショ
ン等のメーキャップ化粧料、芳香化粧料等として広く適
用可能である。
【0040】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。なお、実施例における配合量は重量%である。
実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法及び
評価基準について説明する。
【0041】(実使用テスト)女性専門パネル10名の
実使用テストにより、各テスト品について、塗布時のの
び、べたつき、つや、つやの持続性、肌に対する圧迫
感、肌荒れ、にじみ、化粧持ちなどの使用感等を判定し
てもらい、その結果から以下の基準で各テスト品の評価
を行った。
【0042】a.塗布時ののび (評価基準) ◎:塗布時ののびがよいと答えた人が、10名中9名以
上。 ○:塗布時ののびがよいと答えた人が、10名中6〜8
名。 △:塗布時ののびがよいと答えた人が、10名中3〜5
名。 ×:塗布時ののびがよいと答えた人が、10名中2名以
下。
【0043】b.べたつき (評価基準) ◎:塗布部位のべたつきがないと答えた人が、10名中
9名以上。 ○:塗布部位のべたつきがないと答えた人が、10名中
6〜8名。 △:塗布部位のべたつきがないと答えた人が、10名中
3〜5名。 ×:塗布部位のべたつきがないと答えた人が、10名中
2名以下。
【0044】c.つや (評価基準) ◎:塗布時の塗布膜のつやが優れていると答えた人が、
10名中9名以上。 ○:塗布時の塗布膜のつやが優れていると答えた人が、
10名中6〜8名。 △:塗布時の塗布膜のつやが優れていると答えた人が、
10名中3〜5名。 ×:塗布時の塗布膜のつやが優れていると答えた人が、
10名中2名以下。
【0045】d.つやの持続性 (評価基準) ◎:塗布後の実生活でも、つやが持続していると答えた
人が、10名中9名以上。 ○:塗布後の実生活でも、つやが持続していると答えた
人が、10名中6〜8名。 △:塗布後の実生活でも、つやが持続していると答えた
人が、10名中3〜5名。 ×:塗布後の実生活でも、つやが持続していると答えた
人が、10名中2名以下。
【0046】e.肌に対する圧迫感 (評価基準) ◎:肌に対する圧迫感が少ないと答えた人が、10名中
9名以上。 ○:肌に対する圧迫感が少ないと答えた人が、10名中
6〜8名。 △:肌に対する圧迫感が少ないと答えた人が、10名中
3〜5名。 ×:肌に対する圧迫感が少ないと答えた人が、10名中
2名以下。
【0047】f.肌荒れ(唇、肌等の乾き・かさつき) (評価基準) ◎:塗布部位の乾き、かさつきが少ないと答えた人が、
10名中9名以上。 ○:塗布部位の乾き、かさつきが少ないと答えた人が、
10名中6〜8名。 △:塗布部位の乾き、かさつきが少ないと答えた人が、
10名中3〜5名。 ×:塗布部位の乾き、かさつきが少ないと答えた人が、
10名中2名以下。
【0048】g.にじみ (評価基準) ◎:にじみが少ないと答えた人が、10名中9名以上。 ○:にじみが少ないと答えた人が、10名中6〜8名。 △:にじみが少ないと答えた人が、10名中3〜5名。 ×:にじみが少ないと答えた人が、10名中2名以下。
【0049】h.化粧持ち (評価基準) ◎:化粧持ちが優れていると答えた人が、10名中9名
以上。 ○:化粧持ちが優れていると答えた人が、10名中6〜
8名。 △:化粧持ちが優れていると答えた人が、10名中3〜
5名。 ×:化粧持ちが優れていると答えた人が、10名中2名
以下。
【0050】(経時安定性テスト)各テスト品を、−1
0℃、0℃、室温(RT)、37℃、50℃の各温度条
件に保存し、4週間後の外観変化を評価した。 (評価基準) ◎:4週間後に各温度条件で分離等の変質なし。 ○:4週間後に−10℃または50℃でわずかに分離等
変質する。 △:4週間後に−10℃または50℃で分離等変質す
る。 ×:4週間後に各温度条件で分離等変質を起こす。
【0051】(実施例1、比較例1〜5)表1に示す処
方の口紅を、表1に示す顔料以外の成分を混合した後、
顔料を加え完全に均一分散して調製した。なお、炭化水
素系樹脂は、日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会
社製)の「シェルゾール(登録商標)70」50重量%
溶液、シリコーン樹脂は、KF7312F(信越化学工
業株式会社製)である。
【0052】
【表1】
【0053】評価結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】表2から分かるように、本発明に係る実施
例1は、塗布ののび、べたつき、つや、つやの持続性、
肌に対する圧迫感、肌荒れ、にじみ、化粧持ち、経時安
定性全ての評価において優れている。
【0056】一方、固形油分とエステル系液状油分を基
剤とする(炭化水素系樹脂が配合されない)比較例1
は、つやの持続性、にじみ、化粧持ちの点で劣り、比較
例1中エステル系液状油分の一部を液状シリコーン油に
置換した、すなわち、固形油分と、液状シリコーン油、
エステル系液状油分を含む液状油分を基剤とする(炭化
水素系樹脂が配合されない)比較例2は、つや、つやの
持続性、にじみ、化粧持ち点で劣ることが分かる。ま
た、比較例2にシリコーン樹脂を配合した比較例3は、
べたつき、つや、つやの持続性、肌に対する圧迫感、肌
荒れの点で劣り、炭化水素系樹脂、固形油分及び液状油
分を基剤とし、液状油分に液状シリコーン油が含まれな
い比較例4は、塗布ののび、べたつき、にじみの点で劣
ることが分かる。さらに、炭化水素系樹脂及び液状油分
を基剤とし、固形油分が含まれない比較例5は、べたつ
き、つや、つやの持続性、肌に対する圧迫感、にじみ、
経時安定性の点で劣ることが分かる。
【0057】(実施例2、比較例6〜10)表3に示す
処方の口紅を、表3に示す顔料以外の成分を混合した
後、顔料を加え完全に均一分散して調製した。なお、炭
化水素系樹脂は、日石ネオポリマーS(日本石油化学株
式会社製)の「シェルゾール(登録商標)70」50重
量%溶液、シリコーン樹脂は、KF7312F(信越化
学工業株式会社製)である。
【0058】
【表3】
【0059】評価結果を表4に示す。
【0060】
【表4】
【0061】表4から分かるように、本発明に係る実施
例1は、塗布ののび、べたつき、つや、つやの持続性、
肌に対する圧迫感、肌荒れ、にじみ、化粧持ち、経時安
定性全ての点において優れている。
【0062】一方、油ゲル化剤とエステル系液状油分を
基剤とする(炭化水素系樹脂が配合されない)比較例6
は、にじみ、化粧持ちの点で劣り、比較例1中エステル
系液状油分の一部を液状シリコーン油に置換した、油ゲ
ル化剤と、液状シリコーン油を含む液状油分を基剤とす
る(炭化水素系樹脂が配合されない)比較例7は、つ
や、つやの持続性、にじみ、化粧持ちの点で劣ることが
分かる。また、比較例7でシリコーン樹脂を配合した比
較例8は、べたつき、つや、つやの持続性、肌に対する
圧迫感、肌荒れ、経時安定性の点で劣り、炭化水素系樹
脂、油ゲル化剤及び液状油分を基剤とし、液状油分に液
状シリコーン油が含まれない比較例9は、塗布ののび、
べたつき、にじみの点で劣ることが分かる。さらに、炭
化水素系樹脂及び液状油分を基剤とし、油ゲル化剤が含
まれない比較例10は、べたつき、つや、つやの持続
性、肌に対する圧迫感、にじみ、経時安定性の点で劣る
ことが分かる。
【0063】(実施例3〜8)表5に示す処方の口紅
を、表5に示す顔料以外の成分を混合し、次いで顔料を
加え完全に均一分散して調製した。なお、炭化水素系樹
脂は、日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)
の「シェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液で
ある。
【0064】
【表5】
【0065】評価結果を表6に示す。
【0066】
【表6】
【0067】表6から分かるように、実施例3〜8の口
紅は、塗布ののび、べたつき、つや、つやの持続性、肌
に対する圧迫感、肌荒れ、軟らかいもののにじみ、化粧
持ち、経時安定性全ての点において優れている。
【0068】(実施例9〜14)表7に示す処方の口紅
を、表7に示す顔料以外の成分を混合し、次いで顔料を
加え完全に均一分散して調製した。なお、炭化水素系樹
脂は、日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)
の「シェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液で
ある。
【0069】
【表7】
【0070】評価結果を表8に示す。
【0071】
【表8】
【0072】表8から分かるように、実施例9〜14の
口紅は、塗布ののび、べたつき、つや、つやの持続性、
肌に対する圧迫感、肌荒れ、軟らかいもののにじみ、化
粧持ち、経時安定性全てにおいて優れている。
【0073】以下、種々の処方の本発明油性化粧料を示
す。なお、上記の効果試験をこれら油性化粧料において
行ったところ、いずれも優れたものであった。
【0074】 [実施例15]口紅 配合成分 配合量(重量%) (1)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (2)キャンデリラワックス 2.0 (3)セレシン 2.0 (4)ミツロウ 2.0 (5)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 (6)オクタメチルシクロテトラシロキサン 55.0 (7)炭化水素系樹脂(*) 12.0 (8)赤色202 0.7 (9)ベンガラ 0.7 (10)黒酸化鉄 0.1 (11)酸化チタン 4.0 (12)黄色酸化鉄 1.5 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (製法)(1)〜(7)を均一に混合して、攪拌しなが
ら(8)〜(12)を加え均一に混合し本品を得た。
【0075】 [実施例16]アイシャドウ 配合成分 配合量(重量%) (1)メチルフェニルポリシロキサン 5.0 (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 49.0 (3)キャンデリラワックス 2.0 (4)セレシン 3.0 (5)ミツロウ 1.0 (6)エルデューCL−202(**) 5.0 (7)炭化水素系樹脂(*) 5.0 (8)ベンガラ被覆雲母チタン 5.0 (9)ナイロンパウダー 5.0 (10)合成マイカ 20.0 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (**)エルデューCL−202;アミノ酸誘導体(味の素株式会社製) (製法)(1)〜(7)を均一に混合して、攪拌しなが
ら(8)〜(10)を加え均一に混合し本品を得た。
【0076】 [実施例17]口紅 配合成分 配合量(重量%) (1)トリメチロールプロパントリオクタン酸 20.0 (2)メチルフェニルポリシロキサン 17.0 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 (4)キャンデリラワックス 2.0 (5)セレシン 3.0 (6)モクロウ 1.0 (7)エルデューCL−202(**) 5.0 (8)炭化水素系樹脂(*) 5.0 (9)赤色202 1.0 (10)ベンガラ 1.0 (11)ナイロンパウダー 5.0 (12)セリサイト 10.0 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (**)エルデューCL−202;アミノ酸誘導体(味の素株式会社製) (製法)(1)〜(8)を均一に混合して、攪拌しなが
ら(9)〜(12)を加え均一に混合し本品を得た。
【0077】 [実施例18]マスカラ 配合成分 配合量(重量%) (1)軽質イソパラフィン 13.0 (2)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 (4)カルナウバロウ 5.0 (5)高融点マイクロクリスタリンワックス 5.0 (6)ポリエチレンワックス 5.0 (7)ステアリルアルコール 2.0 (8)炭化水素系樹脂(*) 16.0 (9)硬化油 2.0 (10)ステアリン酸アルミニウム 2.0 (11)ジオレイン酸ポリエチレングリコール 2.0 (12)有機変性粘土鉱物 3.0 (シ゛メチルシ゛ステアリルアンモニウムヘクトライト) (13)黒酸化鉄(シリコーン処理) 10.0 (14)タルク(シリコーン処理) 15.0 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (製法)(1)〜(12)を均一に混合して、攪拌しな
がら(13)〜(14)を加え均一に混合し本品を得
た。
【0078】 [実施例19]アイライナー 配合成分 配合量(重量%) (1)流動パラフィン 2.5 (2)ポリイソブテン(重質流動イソパラフィン) 7.0 (3)カルナウバロウ 2.5 (4)キャンデリラロウ 5.5 (5)セレシン 13.0 (6)マイクロクリスタリンワックス 3.0 (7)ショ糖脂肪酸エステル 4.5 (8)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 (9)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 (10)炭化水素系樹脂(*) 8.0 (11)黒酸化鉄(シリコーン処理) 14.0 (12)紺青(シリコーン処理) 1.0 (13)セリサイト(シリコーン処理) 14.0 (14)無水ケイ酸 5.0 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (製法)(1)〜(10)を均一に混合して、攪拌しな
がら(11)〜(14)を加え均一に混合し本品を得
た。
【0079】 [実施例20]コンシーラー 配合成分 配合量(重量%) (1)パルミチン酸オクチル 5.0 (2)ポリイソブテン(重質流動イソパラフィン) 4.0 (3)セレシン 1.0 (4)マイクロクリスタリンワックス 3.0 (5)ミツロウ 3.0 (6)硬化油 12.0 (7)メチルポリシロキサン(20cs) 3.0 (8)メチルフェニルポリシロキサン 15.0 (9)オクタメチルシクロテトラシロキサン 15.0 (10)炭化水素系樹脂(*) 4.0 (11)酸化チタン 22.0 (12)黄酸化鉄 6.0 (13)黒酸化鉄 0.2 (14)ベンガラ 1.8 (15)セリサイト 5.0 (*)炭化水素系樹脂;日石ネオポリマーS(日本石油化学株式会社製)の「シ ェルゾール(登録商標)70」50重量%溶液 (製法)(1)〜(10)を均一に混合して、攪拌しな
がら(11)〜(15)を加え均一に混合し本品を得
た。
【0080】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
使用感に優れ、肌荒れが少なく、化粧持ちに優れた、さ
らに塗布膜につやを付与するものから、抑えたものまで
自在に調整できる油性化粧料が得られる。特に、ソフト
な油性化粧料においては、化粧持ちのよいソフトな油性
化粧料が得られ、このものは、塗布時軽く伸びるなど使
用感に優れ、特にソフトにもかかわらず経時での安定性
にすぐれ、にじみもないという優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB172 AB232 AB242 AB432 AB442 AC011 AC012 AC022 AC072 AC242 AC352 AC372 AC392 AC402 AC422 AC662 AC792 AD021 AD022 AD072 AD151 AD152 AD171 AD172 AD222 BB12 CC12 CC13 CC14 DD11 DD22 DD30 EE01 EE06 EE07 FF05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素系樹脂と、少なくとも揮発性液
    状炭化水素油と液状シリコーン油とを含む液状油分と、
    油ゲル化剤及び/又は固形状油分とを含有する油性化粧
    料であって、前記液状シリコーン油中に、揮発性液状シ
    リコーン油を含むことを特徴とする油性化粧料。
  2. 【請求項2】 炭化水素系樹脂0.1〜20重量%、少
    なくとも揮発性液状炭化水素油と液状シリコーン油とを
    含む液状油分30〜95重量%、油ゲル化剤0.1〜1
    0重量%及び/又は固形状油分0.1〜35重量%とを
    含有することを特徴とする請求項1記載の油性化粧料。
  3. 【請求項3】 炭化水素系樹脂0.5〜15重量%、少
    なくとも揮発性液状炭化水素油と液状シリコーン油とを
    含む液状油分40〜90重量%、油ゲル化剤0.2〜7
    重量%及び/又は固形状油分2〜25重量%とを含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の油性化粧料。
  4. 【請求項4】 液状シリコーン油の含有量が、油性化粧
    料全量中20〜85重量%である請求項1乃至3のいず
    れか一項に記載の油性化粧料。
  5. 【請求項5】 揮発性液状シリコーン油の含有量が、油
    性化粧料全量中10〜75重量%である請求項1乃至4
    のいずれか一項に記載の油性化粧料。
  6. 【請求項6】 液状シリコーン油の一部が、メチルフェ
    ニルポリシロキサンである請求項1乃至5のいずれか一
    項に記載の油性化粧料。
  7. 【請求項7】 揮発性液状シリコーン油が、環状ポリシ
    ロキサンである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    油性化粧料。
  8. 【請求項8】 環状ポリシロキサンが、オクタメチルシ
    クロテトラシロキサン及び/又はデカメチルシクロペン
    タシロキサンである請求項7記載の油性化粧料。
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