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JP2002153217A - 調理可能な食材セット - Google Patents

調理可能な食材セット

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Publication number
JP2002153217A
JP2002153217A JP2000354945A JP2000354945A JP2002153217A JP 2002153217 A JP2002153217 A JP 2002153217A JP 2000354945 A JP2000354945 A JP 2000354945A JP 2000354945 A JP2000354945 A JP 2000354945A JP 2002153217 A JP2002153217 A JP 2002153217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
food
foodstuff
bag body
cookable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000354945A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Honda
輝夫 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HONDA SHOTEN KK
Original Assignee
HONDA SHOTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HONDA SHOTEN KK filed Critical HONDA SHOTEN KK
Priority to JP2000354945A priority Critical patent/JP2002153217A/ja
Publication of JP2002153217A publication Critical patent/JP2002153217A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Packages (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理後の食材セットから食材を取出す場
合、食材のみを袋体から取出すことができるため、食材
の取出し作業や袋体の廃棄作業が容易で、袋体から取出
した食材の外観性も良好にする調理可能な食材セットを
提供する。 【解決手段】 野菜を主体とする食材11と、マイクロ
ウェーブ透過性のプラスチック素材からなって、常時は
閉塞し調理時に開いて発生する蒸気を外部に逃がす排気
口12が一方側に設けられ、食材11を内部に密封収納
する袋体13とを有する調理可能な食材セット10にお
いて、袋体13の内部には、加熱によって破袋し、内部
には食材11の液体調味料14が密封収納された小袋1
5が、その一端を袋体13の他端側に設けられた第1の
シール部16に固定された状態で配置され、しかも、第
1のシール部16の外側には隙間をあけて第2のシール
部17が袋体13の他端側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジを用い
た加熱調理に使用する調理可能な食材セットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジを用いることで、食材
(例えば、冷凍食材や加工食材等)は簡単かつ経済的に
加熱調理されている。特に、予め袋体に封入された食材
を、袋体に入れた状態で電子レンジを用いて加熱調理す
るような、例えば特開平9−267872号公報に記載
された食材セットが提案されている。図3に示すよう
に、この食材セット51は、水ないし調理用の出汁など
の液体調味料52を小袋53に収納し、この小袋53と
共に食材54を袋体55に収容して、電子レンジなどの
加熱調理容器において加熱すれば、小袋53の膨張によ
り小袋53に開孔が形成されて、加熱状態の液体調味料
52がこの開孔から袋体55内部に流出し、袋体55内
部に収容されている食材54を煮ることができるという
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た調理可能な食材セットには以下の問題がある。食材セ
ットを加熱調理した後、袋体の一方側を開封し、開口部
を下方に向け袋体から食材を取出す場合、小袋は液体調
味料が添加された食材と共に袋体から取出される。この
ため、食材中にまぎれ込んだ小袋を、例えば箸等を用い
て食材から探し出し除去しなければならないため作業性
が悪く、また食材を箸でいじることで食材が切れたりす
るため食材の外観性も悪くなる可能性がある。また、小
袋に食材の一部や液体調味料が付着しているため、食材
中に混入した小袋を食材から除去した後廃棄する場合、
例えば台(テーブル)の上に食材の一部や液体調味料が
飛散し、周囲を汚してしまう可能性がある。そして、液
体調味料が添加された食材を、他の食材の具として使用
する(例えば、めん類の上に直接取出す)場合、液体調
味料が収納されていた小袋が食材と共にめん類の上に取
出される恐れがあり、これを見た食する人の食欲が低減
する可能性がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされ
たもので、加熱調理後の食材セットから食材を取出す場
合、食材のみを袋体から取出すことができるため、食材
の取出し作業や袋体の廃棄作業が容易で、袋体から取出
した食材の外観性も良好にする調理可能な食材セットを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る調理可能な食材セットは、野菜を主体とする食
材と、マイクロウェーブ透過性のプラスチック素材から
なって、常時は閉塞し調理時に開いて発生する蒸気を外
部に逃がす排気口が一方側に設けられ、食材を内部に密
封収納する袋体とを有する調理可能な食材セットにおい
て、袋体の内部には、マイクロウェーブ透過性のプラス
チック素材からなって、加熱によって破袋し、内部には
食材の液体調味料が密封収納された小袋が、その一端を
袋体の他端側に設けられた第1のシール部に固定された
状態で配置され、しかも、第1のシール部の外側には隙
間をあけて第2のシール部が袋体の他端側に設けられて
いる。このように構成することで、食材セットを加熱調
理した後、袋体の一方側を開封し、開口部を下方に向け
袋体から食材を取出す場合、小袋は袋体に固定されてい
るため、袋体から小袋が出てくることなく、液体調味料
が添加された食材のみを袋体から取出すことが可能とな
る。また、小袋を固定するためにシール部分の密着力が
弱まった第1のシール部が、加熱調理時に袋体内部に含
まれる空気や水分の膨張により開口したとしても、その
外側にある第2のシール部が袋体の他端側の開口を防止
できる。前記目的に沿う第2の発明に係る調理可能な食
材セットは、第1の発明に係る調理可能な食材セットに
おいて、食材は少なくとも1/4が生もやしである。こ
こで生もやしとは、加熱調理前のもやしを意味する。こ
れにより、生もやしを、他の野菜と共に容易に調理する
ことが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る調理可能な食材セットの説明図、図2は同調理
可能な食材セットの小袋の固定部分の拡大断面図であ
る。
【0006】図1、図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る調理可能な食材セット10は、野菜を主体
とする食材11と、マイクロウェーブ透過性のプラスチ
ック素材からなって、常時は閉塞し調理時に開いて発生
する蒸気を外部に逃がす排気口12が一方側に設けら
れ、食材11を内部に密封収納する袋体13とを有す
る。また、この調理可能な食材セット10の袋体13の
内部には、マイクロウェーブ透過性のプラスチック素材
からなって、加熱によって破袋し、内部には食材11の
液体調味料14が密封収納された小袋15が、その一端
を袋体13の他端側に設けられた第1のシール部16に
固定された状態で配置され、しかも、第1のシール部1
6の外側には隙間をあけて第2のシール部17が袋体1
3の他端側に設けられている。なお、食材11は少なく
とも1/4が生もやしである。以下、詳しく説明する。
【0007】野菜を主体とする食材11には、例えば、
生もやし、にんじん、ねぎ、キャベツ等が含まれる。な
お、上記した生もやしは、従来調理が難しく、ゆがき過
ぎたり、炒め過ぎたりする場合、シャキッとした歯触り
がなくなり、また風味もなくなる問題がある。一方、ゆ
がき足りなかったり、炒め足りなかったりする場合、生
臭さが残るという問題がある。しかし、本発明の一実施
の形態に係る調理可能な食材セット10を電子レンジを
用いて加熱調理することで、電子レンジに食材セット1
0を入れるという簡単な作業で、容易に歯触り及び風味
の良いもやしを調理することが可能となる。
【0008】ここで、食材11の少なくとも1/4(食
材11の全重量の1/4)を生もやしとしたのは、食材
11の栄養のバランス、彩り等を考慮したためである。
これにより、電子レンジの加熱調理で、生もやしを他の
野菜類と同時に、容易に歯触り及び風味良く調理するこ
とができる。なお、食材セット10を電子レンジを用い
て調理することが生もやしの有効な調理方法であること
を考慮すれば、食材11中の生もやしの量を増量し、食
材11の生もやしを少なくとも1/3、更には少なくと
も1/2とすることが好ましい。しかし、食材セット1
0の食材11のみを、例えばご飯のおかずとして食べる
場合、食材11のほとんどが生もやしだと、食材11の
栄養のバランス、彩り等が悪くなり、しかも味に飽き易
くなる可能性がある。このことを考慮すれば、食材11
中の生もやしを5/6以下とすることが好ましい。ま
た、他の食材にもやしを具として使用するため、生もや
しのみを調理する場合は、予め食材11の全てを生もや
しとすることも可能である。食材11の液体調味料14
には、上記した食材11を、例えば野菜炒めとして単独
に食べる場合、他の食材と混ぜて(例えばラーメンの具
として)食べる場合等を考慮して、例えばカレー、キム
チ、焼肉のたれ、ごま醤油、ソース、ごま油、醤油、あ
んかけ用のあん等を使用することが可能である。
【0009】マイクロウェーブ透過性のプラスチック素
材には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等を使用
することが可能であり、これをポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルムにするこ
とで、袋体13及び小袋15を形成する。これにより、
袋体13及び小袋15は、電子レンジを使用した加熱調
理に用いることが可能となる。この袋体13は、平面視
して矩形状となっており、その大きさは、袋体13の長
さLが例えば10〜40cm程度、幅Wが例えば5〜3
0cm程度、厚みTが例えば10〜500μm程度であ
る。この袋体13の周辺部は、袋体13が食材11を密
封収納することが可能なように、また、電子レンジによ
る加熱調理においても、袋体13の周辺部が開口し、袋
体13から食材11が飛出さないように、袋体13の大
きさや、食材11の種類に応じて、例えば0.5〜3c
m程度のヒートシール(熱による融着)が行われ、シー
ル部(図1の斜線部)が形成されている。
【0010】また、袋体13の一方側の中央部には、食
材セット10の加熱調理時において、袋体13の内部に
含まれる空気や水分が膨張して内部圧力が上昇し、この
圧力により開口して、袋体13の内部で発生する蒸気を
外部に逃がす排気口12が設けられている。この排気口
12は、袋体13の一方側のシール部において、部分的
にシール部の幅を狭くし、V字状(袋体13の内部から
外側にかけて、幅が徐々に狭くなった形状)に成形した
ものである。従って、この排気口12には、他のシール
部よりも大きな力が働き易く(開口し易く)なる。これ
により、常時は閉塞し、食材セット10の加熱調理時に
おいては、袋体13の内部に含まれる空気や水分が膨張
して内部圧力が上昇して、この圧力で排気口12が閉塞
状態から開口状態へと変形し、袋体13の内部で発生す
る蒸気を容易に外部へ逃がすことが可能となる。
【0011】なお、排気口12には、例えば袋状のもの
からなり、これを袋体の一方側に固持し、内部に袋体の
内部と外部とを連通する連通路を形成する従来公知の排
気口を使用することも可能である。これにより、食材セ
ットの加熱前においては、袋体に設けられた排気口が一
定内圧まで閉止状態に保持される構造のため食材の漏洩
が防止される。また、電子レンジで加熱された場合に
は、袋体の内部に含まれる空気や水分が膨張して内部圧
力が上昇し、この圧力により排気口が開口され、気体の
みが外部に放出される。このため、袋体の内部圧力は一
定圧力以上上昇しないので、袋体が破袋することによる
食材の飛散を防止することが可能となる。
【0012】そして、袋体13の他端側には、食材11
の液体調味料14が密封収納された小袋15の一端を固
定すると共に、食材セット10の加熱調理時において、
袋体13の他端側の開口を抑制する第1のシール部16
が形成されている。なお、第1のシール部16は、小袋
15の一端も同時にヒートシールしているため、小袋1
5の一端を同時にヒートシールしない場合よりも、第1
のシール部16の密着力が低下する恐れがある。そこ
で、第1のシール部16の外側に、隙間D(例えば、
0.5〜2cm程度)をあけて第2のシール部17を実
質的に平行に設けている。なお、ここでは、第1のシー
ル部16と第2のシール部17とを実質的に平行にした
が、平行でなくても構わない。これにより、袋体13の
内部に含まれる空気や水分が膨張して内部圧力が上昇す
ることで、第1のシール部16が開口したとしても、第
2のシール部17で袋体13の他端部の開口を防ぐこと
が可能となるため、袋体13からの食材11の飛散を抑
制することが可能となる。
【0013】また、小袋15についても、前記した袋体
13と同様、平面視して矩形状となっており、その大き
さは、小袋15の長さXが例えば袋体13の長さLの1
/10〜1/3程度、幅Yが例えば袋体13の幅Wの1
/10〜1/3程度、厚みZが例えば10〜250μm
程度である。この小袋15は、液体調味料14を密封収
納することが可能で、しかも電子レンジによる食材セッ
ト10の加熱時においては破袋し、加熱された液体調味
料14が食材11に添加されるように構成されている。
従って、小袋15が破袋し易くなるように、小袋15の
厚みZは、上記した袋体13の厚みTよりも薄くなって
いることが好ましい。
【0014】なお、この小袋15は、加熱によって破袋
するように構成されていればよいため、小袋15の周辺
部に、例えば0.1〜2mm程度のヒートシールを行う
ことで、小袋15の周辺部に形成されたシール部(図1
の斜線部)の密着力を予め弱め、加熱により小袋15の
シール部が開口するように構成することが好ましい。こ
こで、小袋15には液体調味料14が密封収納されてい
るため、袋体13よりも水分の占める割合が大きく、食
材セット10の加熱調理時には、液体調味料14の水分
の膨張により小袋15は容易に破袋することが可能とな
る。なお、食材セット10の袋体13の一方側には、食
材11を袋体13から取出すための切り口18を設ける
ことが好ましく、この切り口18から袋体13を切断す
ることで、袋体13の一方側に形成されたシール部を切
り落とすことが可能となる。これにより、袋体13から
食材11のみを容易に取出すことが可能となる。
【0015】続いて、本発明の一実施の形態に係る調理
可能な食材セット10の製造方法について説明する。ま
ず、食材セット10に必要な、食材11、液体調味料1
4、袋体13、小袋15をそれぞれ準備する。なお、袋
体13及び小袋15は、予め袋状に成形されたもので
も、またマイクロウェーブ透過性のプラスチック素材を
用いた合成樹脂フィルムを所定の大きさに切断し、ヒー
トシールを行うことで袋状に成形されたものでも構わな
い。次に、この小袋15に食材11の利用目的に応じた
液体調味料14を入れ、ヒートシールを行い、密封収納
する。また、袋体13の内部には、野菜を主体とする食
材11を入れ、更に袋体13の内部の他端側(所定の位
置)に、上記した液体調味料14が密封収納された小袋
15を配置し、袋体13と同時に小袋15の一端をヒー
トシールすることで第1のシール部16を形成する。こ
れにより、小袋15は袋体13に形成された第1のシー
ル部16に固定される。そして、第1のシール部16が
形成された後、第1のシール部16の外側に隙間をあけ
てヒートシールを行うことで、第2のシール部17を形
成する。これにより、食材11及び小袋15は袋体13
の内部に密封収納されることとなる。
【0016】次に、本発明の一実施の形態に係る調理可
能な食材セット10の使用方法について説明する。ま
ず、袋体13を開封することなく、食材セット10を電
子レンジ内に入れて加熱する。加熱することにより、袋
体13の内部に密封収納された食材11と、小袋15に
密封収納された食材11の液体調味料14は加熱され
る。このとき、袋体13の中に含まれている空気や水分
が膨張して、袋体13の内部圧力が上昇する。これによ
り、袋体13の一方側に設けられた常時は閉塞状態とな
った排気口12が開口状態となり、袋体13の内部で発
生する蒸気を外部に逃がす。このため、袋体13の内部
の圧力上昇はある範囲内で抑制され、加熱により袋体1
3のシール部から食材11が漏れ出すようなことがな
い。
【0017】一方、小袋15は、液体調味料14の水分
が膨張するため、袋体13と同様、小袋15の内部圧力
が上昇する。このとき、小袋15には排気口が設けられ
ていないため、圧力上昇に耐えることができなくなった
小袋15は破袋し、加熱された液体調味料14が、加熱
された食材11に添加される。このように、加熱された
食材11に加熱された液体調味料14が添加されること
で、液体調味料14が食材11によりなじみ易くなる。
食材セット10の加熱(電子レンジの機種、ワット数、
出来上がりの好み等を考慮して、例えば3分間程度)が
終了した後、袋体13の内部の蒸気が抜け、袋体13が
しぼんだことを確認して、食材セット10を電子レンジ
から取出す。袋体13の一方側の切り口18を用いて、
袋体13の一方側のシール部を切り落とし、袋体13の
一方側を開封した後、液体調味料14が添加された食材
11を、好みに応じて他の食材に混ぜたり、またそのま
ま皿に取出して食する。なお、食材11を取出した後の
袋体13の第1のシール部16には、破袋した小袋15
がそのまま固定されているため、台の上や手を汚すこと
なく、袋体13を廃棄することで、同時に破袋した小袋
15も廃棄することが可能となる。従って、作業性が非
常に良好となる。
【0018】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変形例も含むものである。例えば、前記実施の
形態においては、食材として野菜のみを使用した場合に
ついて示したが、食材に例えば野菜と肉類とを混ぜたも
の、また野菜とソーセージとを混ぜたもの等を使用する
ことも可能である。この場合、液体調味料には、例えば
焼肉のたれ等を使用することで、食材に味付けすること
も可能である。
【0019】また、前記実施の形態においては、袋体の
形状が平面視して矩形状となった場合について示した
が、他の形状、例えば実質的に円形状、楕円形状等にす
ることも可能である。なお、小袋についても、袋体と同
様の形状にすることが可能である。そして、前記実施の
形態においては、小袋の周辺部に形成されたシール部の
幅を実質的に均一にした場合について示したが、部分的
にシール部の幅を狭くし、その部分から小袋が破袋する
ように構成することも可能である。これにより、小袋は
容易に破袋することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】請求項1及び2記載の調理可能な食材セ
ットにおいては、食材セットを加熱調理した後、袋体の
一方側を開封し、開口部を下方に向け袋体から食材を取
出す場合、小袋は袋体に固定されているため、袋体から
小袋が出てくることなく、液体調味料が添加された食材
のみを袋体から取出すことが可能となる。従って、例え
ば食材と共に袋体から出てきた小袋を、食材から取り除
く作業を行う必要がなくなるため、台の上や手を汚すこ
となく袋体と小袋を一緒に廃棄できるので、作業性が非
常に良好で、しかも液体調味料の添加された食材の取出
しが容易となる。また、液体調味料の添加された食材
を、そのまま他の食材の具として使用する場合、例えば
直接他の食材の上にかけたとしても、液体調味料の添加
された食材のみが他の食材の上にかかるため、食する人
の食欲の低下を抑制することが可能となる。そして、小
袋を固定するためにシール部分の密着力が弱まった第1
のシール部が、加熱調理時に袋体内部に含まれる空気や
水分の膨張により開口したとしても、その外側にある第
2のシール部が袋体の他端側の開口を防止できる。従っ
て、袋体の他端部から、食材が漏れ出す可能性を低減で
きる食材セットを製造することが可能となる。特に、請
求項2記載の調理可能な食材セットにおいては、生もや
しを他の野菜と共に容易に調理することが可能となる。
従って、生もやしを、他の野菜と同時に容易においし
く、しかも短時間に調理することが可能となるため、効
率的でしかも経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る調理可能な食材セ
ットの説明図である。
【図2】同調理可能な食材セットの小袋の固定部分の拡
大断面図である。
【図3】従来例に係る調理可能な食材セットの説明図で
ある。
【符号の説明】
10:食材セット、11:食材、12:排気口、13:
袋体、14:液体調味料、15:小袋、16:第1のシ
ール部、17:第2のシール部、18:切り口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 AB08 AB28 AC05 BA12A BB15A BB16A CA24 EA06 EC25 EE28 FC01 4B035 LC12 LE11 LG32 LG57 LP16 LP45 LT16 4B055 AA10 AA29 BA03 BA22 BA37 BA39 BA52 CA01 CA06 CA12 CB07 CB08 CB09 CB30 CC52 DB15 FA01 FB33 FC20 FD04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜を主体とする食材と、マイクロウェ
    ーブ透過性のプラスチック素材からなって、常時は閉塞
    し調理時に開いて発生する蒸気を外部に逃がす排気口が
    一方側に設けられ、前記食材を内部に密封収納する袋体
    とを有する調理可能な食材セットにおいて、前記袋体の
    内部には、マイクロウェーブ透過性のプラスチック素材
    からなって、加熱によって破袋し、内部には前記食材の
    液体調味料が密封収納された小袋が、その一端を前記袋
    体の他端側に設けられた第1のシール部に固定された状
    態で配置され、しかも、前記第1のシール部の外側には
    隙間をあけて第2のシール部が前記袋体の他端側に設け
    られていることを特徴とする調理可能な食材セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調理可能な食材セットに
    おいて、前記食材は少なくとも1/4が生もやしである
    ことを特徴とする調理可能な食材セット。
JP2000354945A 2000-11-21 2000-11-21 調理可能な食材セット Pending JP2002153217A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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