JP2002148458A - アレイ導波路格子、導波路素子、分波装置、合波装置および光通信システム - Google Patents
アレイ導波路格子、導波路素子、分波装置、合波装置および光通信システムInfo
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Abstract
た複数の出力導波路を含む導波路素子において、各出力
導波路の光出力強度が所望の比によって分配されないた
め、アッテネータなどの外付け部品を取り付けることで
各出力導波路の光出力強度を調整する必要があった。そ
のため、コスト的にもスペース的にも問題となった。 【解決手段】本発明では、前記の導波路素子において、
スラブ導波路および各出力導波路の光経路に損失要因を
付加することによって、各出力導波路から所望の比の光
出力を得ることができる。これにより、損失差を補償す
る回路部品や高精度の部品取付作業を必要とせずに各導
波路から出力される信号レベルを調整することができる
導波路素子あるいはアレイ導波路格子ならびにこのよう
な導波路素子あるいはアレイ導波路格子を使用した分波
装置、合波装置ならびに光通信システムを実現する。
Description
たアレイ導波路格子あるいは導波路素子、このアレイ導
波路格子あるいは導波路素子を使用した分波装置および
合波装置ならびにアレイ導波路格子、導波路素子あるい
は分波装置または合波装置を使用した光通信システムに
係わり、特に光の入出力特性を所望のものに設定できる
ようにしたアレイ導波路格子、導波路素子、分波装置、
合波装置および光通信システムに関する。
ァイバ光通信システムで更なる伝送容量の拡大が望まれ
ている。このために、たとえば高密度波長分割多重通信
方式(Dense Wavelength Division Multiplexing:DW
DM)を使用した際の、それぞれの波長を分割したり統
合するための合分波デバイスとして、光波長フィルタの
重要性がますます高まっている。
ある。中でもアレイ導波路格子(AWG:arrayed wave
guide grating)は、波長特性が狭帯域で高消光比であ
り、また多入力多出力のフィルタデバイスとしての特徴
も持っている。このため、多重化された信号の分離やそ
の逆の動作を行わせることが可能であり、容易に波長合
分波デバイスを構成することができるという利点があ
る。
的な構成を表わしたものである。アレイ導波路格子11
は、基板12上に形成された1本または複数の入力導波
路13と、複数からなる出力導波路14と、異なった曲
率でそれぞれ一定方向に曲がったチャネル導波路アレイ
15と、入力導波路13とチャネル導波路アレイ15を
接続する入力スラブ導波路16と、チャネル導波路アレ
イ15と出力導波路14を接続する出力スラブ導波路1
7とによって構成されている。入力導波路13から入射
した多重信号光は、入力スラブ導波路16によってその
進路を広げる。そしてチャネル導波路アレイ15にそれ
ぞれ等位相で入射する。
成する各アレイ導波路の間に一定の光路長差が設けられ
ていて、光路長が順次長く、あるいは短くなるように設
定されている。したがって、それぞれのアレイ導波路を
導波する光には一定間隔ずつの位相差が付けられて出力
スラブ導波路17に到達するようになっている。実際に
は波長分散があるので、波長によってその等位相面が傾
く。この結果、波長によって出力スラブ導波路17と出
力導波路14の界面上の異なった位置に光が結像(集
光)する。波長に対応したそれぞれの位置に出力導波路
14が配置されているので、出力導波路14からは任意
の波長成分を取り出すことが可能になる。
7−63934号公報に開示がある。また、光の一般的
な合波あるいは分波を行う技術としては、たとえば特開
平7−49430号公報に開示がある。
イ導波路格子では、出力スラブ導波路17に着目してみ
ると、チャネル導波路アレイ15からスラブ導波路内に
送出された光が出力側に配置された複数の出力導波路に
到達する。このとき出力導波路の中央部ほど光の強度が
強く、周辺部の出力導波路に向かうほど光の強度が弱ま
る。
り、受信光レベルを均一化するための提案が行われてい
る。たとえば受光後の各信号のレベルを調整するため
に、損失差補償用の抵抗器をそれぞれの出力側伝送路に
個別に用意してアッテネータを構成するといった試みが
それである。
な手法を採用すると、チャネル間で受信信号の信号レベ
ル数の増加に連れて異なった抵抗値の抵抗器を数多く揃
える必要がある。しかも、抵抗器は温度によって抵抗値
が変動する。したがって、抵抗器の温度調整回路を使用
することが不可欠となっている。このため、従来の損失
差補償用の抵抗器が付加されたアレイ導波路格子はコス
ト的にもスペース的にも実用的ではないという問題があ
った。
取り出すようにしたアレイ導波路格子では、モニタ信号
用の導波路がチャネル導波路アレイから出射される光の
光軸から離れた位置に配置される関係で受光レベルに大
きな差が生じることが多い。このため、受光前あるいは
受光後に損失を補償するような装置構造が不可欠とされ
ていた。
は、複数のポートを備えた光導波路と光ファイバ配列体
を備えた装置で、これらポートと光ファイバ配列体を構
成するそれぞれの光ファイバの光軸のずれを設定して、
光導波路のポート間の伝送損失を所望の値に設定してい
る。この手法では前記した外付けのアッテネータが不要
であるが、光軸の微妙な調整が必要となり、歩留まりや
コストの面で問題があった。
が、アレイ導波路格子を使用して光を分波する分波装置
および合波する合波装置ならびにアレイ導波路格子ある
いは分波装置または合波装置を使用した光通信システム
についても同様に装置が複雑化したり大型化したり、コ
ストダウンを図りにくいといった問題があった。
回路部品や高精度の部品取付作業を必要とせずに各導波
路から出力される信号レベルを調整することができるア
レイ導波路格子ならびにこのようなアレイ導波路格子を
使用した分波装置、合波装置ならびに光通信システムを
提供することにある。
は、(イ)信号光を入力する1または複数の入力導波路
と、(ロ)信号光を出力する複数の出力導波路と、
(ハ)各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くな
るように構成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)こ
のチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続す
る入力スラブ導波路と、(ホ)このチャネル導波路アレ
イの出力側と出力導波路を接続し、出力導波路ごとに入
力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設
定した出力スラブ導波路とをアレイ導波路格子に具備さ
せる。
波する場合を扱っており、出力導波路ごとに入力導波路
に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定するよ
うにしている。これにより、損失差を補償する外付けの
回路部品が不要になる。
入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)信号光を
出力する複数の出力導波路と、(ハ)各導波路の長さが
所定の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャ
ネル導波路アレイと、(ニ)このチャネル導波路アレイ
の入力側と入力導波路を接続する入力スラブ導波路と、
(ホ)このチャネル導波路アレイの出力側と出力導波路
を接続し、その内部における経路ごとの光の損失の違い
に応じて出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入出
力特性を予め定めた比率に設定した出力スラブ導波路と
をアレイ導波路格子に具備させる。
波する場合を扱っており、スラブ導波路の境界部分で光
の損失の違いを生じさせ、これによって出力導波路ごと
に入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定するようにしている。これにより、損失差を補償
する外付けの回路部品が不要になる。
なる信号光を入力する複数の入力導波路と、(ロ)信号
光を出力する1または複数の出力導波路と、(ハ)各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)このチャネル
導波路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力スラ
ブ導波路と、(ホ)このチャネル導波路アレイの入力側
と入力導波路を接続し、出力導波路に対応させて入力導
波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設定した
入力スラブ導波路とをアレイ導波路格子に具備させる。
1記載の発明と逆に光を合波する場合を扱っており、出
力導波路に対する入力導波路ごとの光の入出力特性を予
め定めた比率に設定するようにしている。これにより、
損失差を補償する外付けの回路部品が不要になる。
なる信号光を入力する複数の入力導波路と、(ロ)信号
光を出力する1または複数の出力導波路と、(ハ)各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)このチャネル
導波路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力スラ
ブ導波路と、(ホ)このチャネル導波路アレイの入力側
と入力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光
の損失の違いに応じて出力導波路に対応させて入力導波
路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設定した入
力スラブ導波路とをアレイ導波路格子に具備させる。
2記載の発明と逆に光を合波する場合を扱っており、複
数の入力導波路とスラブ導波路のそれぞれの境界部分で
光の損失の違いを生じさせ、これによって出力導波路に
対する入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比
率に設定するようにしている。これにより、損失差を補
償する外付けの回路部品が不要になる。
入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)信号光を
出力する複数の出力導波路と、(ハ)各導波路の長さが
所定の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャ
ネル導波路アレイと、(ニ)このチャネル導波路アレイ
の入力側と入力導波路を接続する入力スラブ導波路と、
(ホ)このチャネル導波路アレイの出力側と出力導波路
を接続するようになっており、その内部に配置された光
の伝搬する層としてのコア層が、チャネル導波路アレイ
と前記した複数の出力導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部
または全部において経路の途中で一部切断されており、
これらの切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッ
ド層が介在しており、かつ切断された各経路では光の進
行方向におけるコア層の切断長がそれぞれの経路を伝搬
する光の損失割合に応じて予め定めた値に設定されてい
る出力スラブ導波路とをアレイ導波路格子に具備させ
る。
導波路を構成するコア層を必要に応じて一部切断し、そ
の切断された間隔の長短で分波を行う際の各出力導波路
に対する光の損失割合を調整するようにしている。
なる信号光を入力する複数の入力導波路と、(ロ)信号
光を出力する1または複数の出力導波路と、(ハ)各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)このチャネル
導波路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力スラ
ブ導波路と、(ホ)このチャネル導波路アレイの入力側
と入力導波路を接続するようになっており、その内部に
配置された光の伝搬する層としてのコア層が、チャネル
導波路アレイと前記した複数の入力導波路をそれぞれ結
ぶ経路の一部または全部において経路の途中で一部切断
されており、これらの切断箇所にはコア層の両側に配置
されたクラッド層が介在しており、かつ切断された各経
路では光の進行方向におけるコア層の切断長がそれぞれ
の経路を伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた値に
設定されている入力スラブ導波路とをアレイ導波路格子
に具備させる。
導波路を構成するコア層を必要に応じて一部切断し、そ
の切断された間隔の長短で出力導波路に合波する光の損
失割合を調整するようにしている。
入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)光の伝搬
する層としてのコア層が途中で一部切断されているもの
が少なくとも1本含まれており、これらの切断箇所には
コア層の両側に配置されたクラッド層が介在しており、
かつこれらのコア層の切断長がそれぞれの出力導波路を
伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた値に設定され
ている信号光を出力する複数の出力導波路と、(ハ)各
導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように
構成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)このチャネ
ル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続する入力ス
ラブ導波路と、(ホ)このチャネル導波路アレイの出力
側と出力導波路を接続する出力スラブ導波路とをアレイ
導波路格子に具備させる。
5記載の発明がスラブ導波路内のコア層を必要に応じて
一部切断したのに対して、スラブ導波路から出力される
光を伝搬する複数の出力導波路の一部または全部につい
てのコア層を途中で一部切断し、その切断された間隔の
長短で出力導波路ごとの光の損失割合を調整するように
している。
する層としてのコア層が途中で一部切断されているもの
が少なくとも1本含まれており、これらの切断箇所には
コア層の両側に配置されたクラッド層が介在しており、
かつこれらのコア層の切断長がそれぞれの伝搬する光の
損失割合に応じて予め定めた値に設定されている波長の
互いに異なる信号光を入力する複数の入力導波路と、
(ロ)信号光を出力する1または複数の出力導波路と、
(ハ)各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くな
るように構成されたチャネル導波路アレイと、(ニ)こ
のチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続す
る入力スラブ導波路と、(ホ)チャネル導波路アレイの
出力側と出力導波路を接続する出力スラブ導波路とをア
レイ導波路格子に具備させる。
6記載の発明がスラブ導波路内のコア層を必要に応じて
一部切断したのに対して、スラブ導波路に光を送出する
複数の入力導波路の一部または全部についてのコア層を
途中で一部切断し、その切断された間隔の長短で入力導
波路ごとの光の損失割合を調整するようにしている。
入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)各導波路
の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成さ
れたチャネル導波路アレイと、(ハ)このチャネル導波
路アレイの入力側と入力導波路を接続する入力スラブ導
波路と、(ニ)このチャネル導波路アレイの出力側とそ
の入力側を接続する出力スラブ導波路と、(ホ)この出
力スラブ導波路の出力側と接続された一部または全部の
端部における中央位置を、対応する焦点位置から出力導
波路に伝搬する光に対して損失を与えるべき損失割合に
応じて予め定めた値ずつこれらの中心軸から直交する方
向にずらした複数の出力導波路とをアレイ導波路格子に
具備させる。
力側の境界近傍に位置する複数の焦点位置のそれぞれを
出力導波路の中心軸と一致させて結合効率を高めるのに
対して、請求項9記載の発明では出力導波路に伝搬する
光に対して損失を与えるべき損失割合に応じて、スラブ
導波路側に面した出力導波路端部の中央位置を、焦点位
置から予め定めた値ずつそれぞれの出力導波路の中心軸
から直交する方向にずらすことにし、出力導波路に伝搬
する光についての損失を調整することにしている。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)信号光を出力する1または複数の出力導波
路と、(ニ)チャネル導波路アレイの出力側と出力導波
路を接続する出力スラブ導波路と、(ホ)入力スラブ導
波路の入力側と接続された一部または全部の端部におけ
るそれぞれの中央位置を、対応する焦点位置から出力導
波路に伝搬する光に対して損失を与えるべき損失割合に
応じて予め定めた値ずつこれらの中心軸から直交する方
向にずらした複数の入力導波路とをアレイ導波路格子に
具備させる。
を取り出す出力導波路において、この出力導波路の中心
軸とこの出力導波路に入射する合波光の光軸とを一致さ
せて結合効率を高めるのに対して、請求項10記載の発
明では出力導波路に伝搬する光に対して損失を与えるべ
き損失割合に応じて、出力導波路に入射する光の光軸を
ずらすために、入力導波路の中心軸と直交方向における
ずれを設定することにし、このずれの割合によって、出
力導波路に伝搬する光の損失を調整することにしてい
る。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)出力側を入力スラブ導波路の入力側と接続
し、信号光を入力する1または複数の入力導波路と、
(ニ)入力側をチャネル導波路アレイの出力側と接続す
る出力スラブ導波路と、(ホ)この出力スラブ導波路の
出力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これらの導波
路端部とチャネル導波路アレイとを結ぶそれぞれの線分
に対してこれらを伝搬する光の損失すべき損失割合に応
じてこれらの導波路端部における全部または一部の中心
軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複数の出力導波路
とをアレイ導波路格子に具備させる。
された信号を取り出す出力導波路において、これら出力
導波路それぞれの中心軸とこれら出力導波路に入射する
それぞれの分波光の光軸がなす角度を光の損失すべき損
失割合に応じて設定することで、出力導波路に伝搬する
光の損失を調整することにしている
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)信号光を出力する1または複数の出力導波
路と、(ニ)チャネル導波路アレイの出力側と出力導波
路を接続する出力スラブ導波路と、(ホ)入力スラブ導
波路の入力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これら
の導波路端部とチャネル導波路アレイとを結ぶ線分に対
してしてこれらを伝搬する光の損失すべき損失割合に応
じてこれらの導波路端部における全部または一部の中心
軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複数の入力導波路
とをアレイ導波路格子に具備させる。
導波路において、これら入力導波路とチャネル導波路ア
レイとを結ぶそれぞれの線分と、これら入力導波路のそ
れぞれの中心軸とがなす角度を光の損失すべき損失割合
に応じて設定することで、入力導波路から送出される各
入力導波路ごとの光の損失を調整することにしている。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)出力側を入力スラブ導波路の入力側と接続
し、信号光を入力する1または複数の入力導波路と、
(ニ)入力側をチャネル導波路アレイの出力側と接続す
る出力スラブ導波路と、(ホ)この出力スラブ導波路の
出力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これらの導波
路端部の一部または全部についてそれらの導波路幅が、
光の損失すべき損失割合に応じた値にそれぞれ設定され
た出力導波路とをアレイ導波路格子に具備させる。
導波路の一部または全部について、それらが出力スラブ
導波路と接続される部分の導波路幅の光軸と直交する方
向の幅を、光の損失すべき損失割合に応じた値に設定す
ることで、それぞれの出力導波路に伝搬する光の損失を
調整することにしている。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)信号光を出力する1または複数の出力導波
路と、(ニ)チャネル導波路アレイの出力側と出力導波
路を接続する出力スラブ導波路と、(ホ)入力スラブ導
波路の入力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これら
の導波路端部の一部または全部についてそれらの導波路
幅が、光の損失すべき損失割合に応じた値にそれぞれ設
定された入力導波路とをアレイ導波路格子に具備させ
る。
導波路の一部または全部について、それらが入力スラブ
導波路と接続される部分の導波路幅の光軸と直交する方
向の幅を、光の損失すべき損失割合に応じた値に設定す
ることで、それぞれの入力導波路に伝搬する光の損失を
調整することにしている。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)出力側を入力スラブ導波路の入力側と接続
し、信号光を入力する1または複数の入力導波路と、
(ニ)入力側をチャネル導波路アレイの出力側と接続す
る出力スラブ導波路と、(ホ)この出力スラブ導波路の
出力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これらの導波
路端部とチャネル導波路アレイとを結ぶそれぞれの線分
の距離を、チャネル導波路アレイからそれぞれの導波路
端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じてこれら
導波路端部における光軸方向にずらした出力導波路とを
アレイ導波路格子に具備させる。
力側の境界近傍に位置する複数の焦点位置と出力導波路
の端部とを一致させて焦点の合った状態で出力導波路へ
の結合効率を高めるのに対して、請求項15記載の発明
の場合には、一部または全部の出力導波路について、出
力導波路の端部と焦点位置との距離を出力導波路に伝搬
する光の損失すべき損失割合に応じて光軸方向にずらし
て、それぞれの出力導波路に伝搬する光の損失を調整す
ることにしている。
路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成
されたチャネル導波路アレイと、(ロ)出力側にこのチ
ャネル導波路アレイの入力側を接続した入力スラブ導波
路と、(ハ)信号光を出力する1または複数の出力導波
路と、(ニ)チャネル導波路アレイの出力側と出力導波
路を接続する出力スラブ導波路と、(ホ)入力スラブ導
波路の入力側とそれぞれの導波路端部を接続し、これら
の導波路端部とチャネル導波路アレイとを結ぶそれぞれ
の線分の距離を、チャネル導波路アレイからそれぞれの
導波路端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じて
これら導波路端部における光軸方向にずらした入力導波
路とをアレイ導波路格子に具備させる。
の境界近傍に位置する焦点位置と出力導波路の端部を一
致させて入力導波路からチャネル導波路アレイを伝搬し
て、出力スラブ導波路へ入力される光の結合効率を高め
るのに対して、請求項16記載の発明の場合には、一部
または全部の入力導波路について、入力導波路を通常の
位置から光の損失すべき損失割合に応じて光軸方向にず
らして、光の損失を調整することにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を出力
する複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波
路長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路
アレイと、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導
波路を接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続し、出力導波路ご
とに入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比
率に設定した出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波
路格子と、(ロ)このアレイ導波路格子の出力導波路か
ら出力されるそれぞれの波長の光を入力してこれら波長
ごとの出力レベルを所望の値となるように調整するレベ
ル調整手段とを分波装置に具備させる。
イ導波路格子自体が、出力導波路ごとに入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定していると
共に、レベル調整手段が出力導波路から出力されるそれ
ぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベル
を所望の値となるように調整するようにしている。これ
により、フラットな入出力特性だけでなく、自由に特性
を調整することができる。
を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を出力
する複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波
路長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路
アレイと、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導
波路を接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続し、その内部にお
ける経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路ごと
に入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定した出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路
格子と、(ロ)このアレイ導波路格子の出力導波路から
出力されるそれぞれの波長の光を入力してこれら波長ご
との出力レベルを所望の値となるように調整するレベル
調整手段とを分波装置に具備させる。
イ導波路格子自体がそのスラブ導波路の境界部分におけ
る光の損失の違いによって、出力導波路ごとに入力導波
路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定して
いると共に、レベル調整手段が出力導波路から出力され
るそれぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出力
レベルを所望の値となるように調整するようにしてい
る。これにより、フラットな入出力特性だけでなく、自
由に特性を調整することができる。
光源と、(ロ)これらの光源からそれぞれ波長の異なる
信号光を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定
の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャネル
導波路アレイと、このチャネル導波路アレイの出力側と
出力導波路を接続する出力スラブ導波路と、このチャネ
ル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続し、出力導
波路に対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予
め定めた比率に設定した入力スラブ導波路とを具備する
アレイ導波路格子と、(ハ)前記した複数の光源からア
レイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレベルを検出す
るレベル検出手段と、(ニ)このレベル検出手段によっ
て検出されたレベルを予め定められた各波長ごとのレベ
ルと比較して前記した複数の光源の出力レベルを調整す
ることでアレイ導波路格子によって合波された後の各波
長ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手段と
を合波装置に具備させる。
イ導波路格子自体が、入力導波路ごとに出力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定していると
共に、複数の光源からアレイ導波路格子にそれぞれ入力
する光のレベルをレベル検出手段で検出し、これによっ
て複数の光源の出力レベルを調整することでアレイ導波
路格子によって合波された後の各波長ごとのレベルを所
望の値に設定するようにしている。これにより、出力導
波路側でフラットな出力特性だけでなく自由に特性を調
整することができる。
光源と、(ロ)これらの光源からそれぞれ波長の異なる
信号光を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定
の導波路長差で順次長くなるように構成されたチャネル
導波路アレイと、このチャネル導波路アレイの出力側と
出力導波路を接続する出力スラブ導波路と、このチャネ
ル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続し、その内
部における経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波
路に対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め
定めた比率に設定した入力スラブ導波路とを具備アレイ
導波路格子と、(ハ)前記した複数の光源からアレイ導
波路格子にそれぞれ入力する光のレベルを検出するレベ
ル検出手段と、(ニ)このレベル検出手段によって検出
されたレベルを予め定められた各波長ごとのレベルと比
較して前記した複数の光源の出力レベルを調整すること
でアレイ導波路格子によって合波された後の各波長ごと
のレベルを所望の値に設定するレベル調整手段とを合波
装置に具備させる。
イ導波路格子自体がそのスラブ導波路の境界部分におけ
る光の損失の違いによって、入力導波路ごとに出力導波
路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定して
いると共に、複数の光源からアレイ導波路格子にそれぞ
れ入力する光のレベルをレベル検出手段で検出し、これ
によって複数の光源の出力レベルを調整することでアレ
イ導波路格子によって合波された後の各波長ごとのレベ
ルを所望の値に設定するようにしている。これにより、
出力導波路側でフラットな出力特性だけでなく自由に特
性を調整することができる。
は、(イ)各波長の光信号をパラレルに送出する光送信
手段と、(ロ)この光送信手段の送出した各波長の光信
号を波長分割多重するアレイ導波路格子からなるマルチ
プレクサと、(ハ)このマルチプレクサから出力される
波長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、
(ニ)この光伝送路の途中に適宜配置されたアレイ導波
路格子を備えたノードと、(ホ)光伝送路をノードを経
由して送られてきた光信号を入力し各波長の光信号に分
離するアレイ導波路格子からなるデマルチプレクサと、
(へ)このデマルチプレクサによって分離された各波長
の光信号を受信する光受信手段とを備え、(ト)マルチ
プレクサは、波長の異なる信号光を入力する複数の入力
導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路
と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなる
ように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネ
ル導波路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力ス
ラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入力側と入
力導波路を接続し、出力導波路に対応させて入力導波路
ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設定した入力
スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で構成さ
れ、(チ)デマルチプレクサは、信号光を入力する1ま
たは複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力
導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長
くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、この
チャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続する
入力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力
側と出力導波路を接続し、出力導波路ごとに入力導波路
に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出
力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で構成さ
れていることを特徴としている。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重するアレイ導波路格子からなるマルチプレ
クサと、このマルチプレクサから出力される波長分割多
重された光信号を伝送する光伝送路と、この光伝送路の
途中に適宜配置されたアレイ導波路格子を備えたノード
と、光伝送路をノードを経由して送られてきた光信号を
入力し各波長の光信号に分離するアレイ導波路格子から
なるデマルチプレクサと、このデマルチプレクサによっ
て分離された各波長の光信号を受信する光受信手段とを
備えたライン状の光通信システムで、これを構成するマ
ルチプレクサは請求項3記載のアレイ導波路格子で構成
することでスラブ導波路の出力側に接続された出力導波
路に対する入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定め
た比率に設定し、デマルチプレクサは請求項1記載のア
レイ導波路格子で構成することで出力導波路ごとに入力
導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定
することにしている。
は、(イ)各波長の光信号をパラレルに送出する光送信
手段と、(ロ)この光送信手段の送出した各波長の光信
号を波長分割多重するアレイ導波路格子からなるマルチ
プレクサと、(ハ)このマルチプレクサから出力される
波長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、
(ニ)この光伝送路の途中に適宜配置されたアレイ導波
路格子を備えたノードと、(ホ)光伝送路をノードを経
由して送られてきた光信号を入力し各波長の光信号に分
離するアレイ導波路格子からなるデマルチプレクサと、
(へ)このデマルチプレクサによって分離された各波長
の光信号を受信する光受信手段とを備え、(ト)マルチ
プレクサは、波長の異なる信号光を入力する複数の入力
導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路
と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなる
ように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネ
ル導波路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力ス
ラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入力側と入
力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光の損
失の違いに応じて出力導波路に対応させて入力導波路ご
との光の入出力特性を予め定めた比率に設定した入力ス
ラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で構成され、
(チ)デマルチプレクサは、信号光を入力する1または
複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波
路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くな
るように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャ
ネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続する入力
スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と
出力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光の
損失の違いに応じて出力導波路ごとに入力導波路に対す
る光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力スラ
ブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で構成されてい
ることを特徴としている。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重するアレイ導波路格子からなるマルチプレ
クサと、このマルチプレクサから出力される波長分割多
重された光信号を伝送する光伝送路と、この光伝送路の
途中に適宜配置されたアレイ導波路格子を備えたノード
と、光伝送路をノードを経由して送られてきた光信号を
入力し各波長の光信号に分離するアレイ導波路格子から
なるデマルチプレクサと、このデマルチプレクサによっ
て分離された各波長の光信号を受信する光受信手段とを
備えたライン状の光通信システムで、これを構成するマ
ルチプレクサは請求項4記載のアレイ導波路格子で構成
することでスラブ導波路の出力側に接続された出力導波
路に対する入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定め
た比率に設定し、デマルチプレクサは請求項2記載のア
レイ導波路格子で構成することで出力導波路ごとに入力
導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定
することにしている。
は、(イ)複数のノードを伝送路によって環状に接続
し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を伝送
する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分割多
重された光信号を各波長の光信号に分離する第1のアレ
イ導波路格子と、各波長の光信号に分離された光信号を
波長分割多重する第2のアレイ導波路格子を備えてお
り、(ロ)第1のアレイ導波路格子は、信号光を入力す
る1または複数の入力導波路と、信号光を出力する複数
の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、このチャネル導波路アレイの出力側と出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレ
イの入力側と入力導波路を接続し、出力導波路ごとに入
力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設
定した入力スラブ導波路とを具備する素子であり、
(ハ)第2のアレイ導波路格子は、波長の異なる信号光
を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力する1ま
たは複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波
路長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路
アレイと、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導
波路を接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続し、出力導波路に
対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定め
た比率に設定した出力スラブ導波路とを具備する素子で
あることを特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する第1のアレイ導波路格子と、
各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多重する
第2のアレイ導波路格子を備えた環状の光通信システム
で、第1のアレイ導波路格子は請求項3記載のアレイ導
波路格子で構成することでスラブ導波路の出力側に接続
された出力導波路に対する入力導波路ごとの光の入出力
特性を予め定めた比率に設定し、第2のアレイ導波路格
子は請求項1記載のアレイ導波路格子で構成することで
出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入出力特性を
予め定めた比率に設定することにしている。
は、(イ)複数のノードを伝送路によって環状に接続
し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を伝送
する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分割多
重された光信号を各波長の光信号に分離する第1のアレ
イ導波路格子と、各波長の光信号に分離された光信号を
波長分割多重する第2のアレイ導波路格子を備えてお
り、(ロ)第1のアレイ導波路格子は、信号光を入力す
る1または複数の入力導波路と、信号光を出力する複数
の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、このチャネル導波路アレイの出力側と出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレ
イの入力側と入力導波路を接続し、その内部における経
路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路ごとに入力
導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定
した入力スラブ導波路とを具備する素子であり、(ハ)
第2のアレイ導波路格子は、波長の異なる信号光を入力
する複数の入力導波路と、信号光を出力する1または複
数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差
で順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレ
イの出力側と出力導波路を接続し、その内部における経
路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路に対応させ
て入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に
設定した出力スラブ導波路とを具備する素子であること
を特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する第1のアレイ導波路格子と、
各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多重する
第2のアレイ導波路格子を備えた環状の光通信システム
で、第1のアレイ導波路格子は請求項4記載のアレイ導
波路格子で構成することでスラブ導波路の出力側に接続
された出力導波路に対する入力導波路ごとの光の入出力
特性を予め定めた比率に設定し、第2のアレイ導波路格
子は請求項2記載のアレイ導波路格子で構成することで
出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入出力特性を
予め定めた比率に設定することにしている。
は、(イ)各波長の光信号をパラレルに送出する光送信
手段と、(ロ)この光送信手段の送出した各波長の光信
号を波長分割多重する合波装置と、(ハ)この合波装置
から出力される波長分割多重された光信号を伝送する光
伝送路と、(ニ)この光伝送路の途中に適宜配置された
ノードと、(ホ)光伝送路をノードを経由して送られて
きた光信号を入力し各波長の光信号に分離する分波装置
と、(へ)この分波装置によって分離された各波長の光
信号を受信する光受信手段とを備え、(ト)合波装置
は、波長の異なる信号光を入力する複数の入力導波路
と、信号光を出力する1または複数の出力導波路と、各
導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように
構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力スラブ導
波路と、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導波
路を接続し、出力導波路に対応させて入力導波路ごとの
光の入出力特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ
導波路とを具備するアレイ導波路格子と、(チ)このア
レイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレベルを検出す
るレベル検出手段と、このレベル検出手段によって検出
されたレベルを予め定められた各波長ごとのレベルと比
較してそれぞれの光の出力レベルを調整することでアレ
イ導波路格子によって合波された後の各波長ごとのレベ
ルを所望の値に設定するレベル調整手段とを具備して構
成され、(リ)分波装置は、信号光を入力する1または
複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波
路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くな
るように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャ
ネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続する入力
スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と
出力導波路を接続し、出力導波路ごとに入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力ス
ラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、このアレ
イ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれの波
長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所望の
値となるように調整するレベル調整手段とを具備して構
成されていることを特徴としている。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重する合波装置と、この合波装置から出力さ
れる波長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、
この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、光伝送
路をノードを経由して送られてきた光信号を入力し各波
長の光信号に分離する分波装置と、この分波装置によっ
て分離された各波長の光信号を受信する光受信手段とを
備えたライン状の光通信システムで、これを構成する合
波装置は請求項19に記載した装置を使用し、分波装置
は請求項17に記載した装置を使用することでそれぞれ
光の入出力特性を予め定めた比率に設定することにして
いる。
は、(イ)各波長の光信号をパラレルに送出する光送信
手段と、(ロ)この光送信手段の送出した各波長の光信
号を波長分割多重する合波装置と、(ハ)この合波装置
から出力される波長分割多重された光信号を伝送する光
伝送路と、(ニ)この光伝送路の途中に適宜配置された
ノードと、(ホ)光伝送路をノードを経由して送られて
きた光信号を入力し各波長の光信号に分離する分波装置
と、(へ)この分波装置によって分離された各波長の光
信号を受信する光受信手段とを備え、(ト)合波装置
は、波長の異なる信号光を入力する複数の入力導波路
と、信号光を出力する1または複数の出力導波路と、各
導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように
構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続する出力スラブ導
波路と、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導波
路を接続し、その内部における経路ごとの光の損失の違
いに応じて出力導波路に対応させて入力導波路ごとの光
の入出力特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ導
波路とを具備するアレイ導波路格子と、(チ)この光源
からアレイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレベルを
検出するレベル検出手段と、このレベル検出手段によっ
て検出されたレベルを予め定められた各波長ごとのレベ
ルと比較してそれぞれの光の出力レベルを調整すること
でアレイ導波路格子によって合波された後の各波長ごと
のレベルを所望の値に設定するレベル調整手段とを具備
して構成され、(リ)分波装置は、信号光を入力する1
または複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出
力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次
長くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、こ
のチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続す
る入力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出
力側と出力導波路を接続し、その内部における経路ごと
の光の損失の違いに応じて出力導波路ごとに入力導波路
に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出
力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、この
アレイ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれ
の波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所
望の値となるように調整するレベル調整手段とを具備し
て構成されていることを特徴としている。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重する合波装置と、この合波装置から出力さ
れる波長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、
この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、光伝送
路をノードを経由して送られてきた光信号を入力し各波
長の光信号に分離する分波装置と、この分波装置によっ
て分離された各波長の光信号を受信する光受信手段とを
備えたライン状の光通信システムで、これを構成する合
波装置は請求項20に記載した装置を使用し、分波装置
は請求項18に記載した装置を使用することでそれぞれ
光の入出力特性を予め定めた比率に設定することにして
いる。
は、(イ)複数のノードを伝送路によって環状に接続
し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を伝送
する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分割多
重された光信号を各波長の光信号に分離する分波装置
と、各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多重
する合波装置を備えており、(ロ)分波装置は、信号光
を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を出力
する複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波
路長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路
アレイと、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導
波路を接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続し、出力導波路ご
とに入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比
率に設定した出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波
路格子と、このアレイ導波路格子の出力導波路から出力
されるそれぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの
出力レベルを所望の値となるように調整するレベル調整
手段とを具備して構成されており、(ハ)合波装置は、
波長の異なる信号光を入力する複数の入力導波路と、信
号光を出力する1または複数の出力導波路と、各導波路
の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成さ
れたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路アレ
イの出力側と出力導波路を接続する出力スラブ導波路
と、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を
接続し、出力導波路に対応させて入力導波路ごとの光の
入出力特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ導波
路とを具備するアレイ導波路格子と、このアレイ導波路
格子にそれぞれ入力する光のレベルを検出するレベル検
出手段と、このレベル検出手段によって検出されたレベ
ルを予め定められた各波長ごとのレベルと比較してそれ
ぞれの光の出力レベルを調整することでアレイ導波路格
子によって合波された後の各波長ごとのレベルを所望の
値に設定するレベル調整手段とを具備して構成されてい
ることを特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する分波装置と、各波長の光信号
に分離された光信号を波長分割多重する合波装置を備え
た環状の光通信システムで、これを構成する分波装置は
請求項17に記載した装置を使用し、合波装置は請求項
19に記載した装置を使用することでそれぞれ光の入出
力特性を予め定めた比率に設定することにしている。
は、(イ)複数のノードを伝送路によって環状に接続
し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を伝送
する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分割多
重された光信号を各波長の光信号に分離する分波装置
と、各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多重
する合波装置を備えており、(ロ)分波装置は、信号光
を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を出力
する複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波
路長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路
アレイと、このチャネル導波路アレイの入力側と入力導
波路を接続する入力スラブ導波路と、このチャネル導波
路アレイの出力側と出力導波路を接続し、その内部にお
ける経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路ごと
に入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定した出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路
格子と、このアレイ導波路格子の出力導波路から出力さ
れるそれぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出
力レベルを所望の値となるように調整するレベル調整手
段とを具備して構成されており、(ハ)合波装置は、波
長の異なる信号光を入力する複数の入力導波路と、信号
光を出力する1または複数の出力導波路と、各導波路の
長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構成され
たチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路アレイ
の出力側と出力導波路を接続する出力スラブ導波路と、
このチャネル導波路アレイの入力側と入力導波路を接続
し、その内部における経路ごとの光の損失の違いに応じ
て出力導波路に対応させて入力導波路ごとの光の入出力
特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ導波路とを
具備するアレイ導波路格子と、このアレイ導波路格子に
それぞれ入力する光のレベルを検出するレベル検出手段
と、このレベル検出手段によって検出されたレベルを予
め定められた各波長ごとのレベルと比較してそれぞれの
光の出力レベルを調整することでアレイ導波路格子によ
って合波された後の各波長ごとのレベルを所望の値に設
定するレベル調整手段とを具備して構成されていること
を特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する分波装置と、各波長の光信号
に分離された光信号を波長分割多重する合波装置を備え
た環状の光通信システムで、これを構成する分波装置は
請求項18に記載した装置を使用し、合波装置は請求項
20に記載した装置を使用することでそれぞれ光の入出
力特性を予め定めた比率に設定することにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)信号光
を出力する複数の出力導波路と、(ハ)これら出力導波
路ごとに入力導波路に対する光の入出力特性を予め定め
た比率に設定したスラブ導波路とを導波路素子に具備さ
せるさせる。
分波する場合を扱っており、出力導波路ごとに入力導波
路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定する
ようにしている。これにより、損失差を補償する外付け
の回路部品が不要になる。
28記載の発明以前の発明と異なり、導波路素子にチャ
ネル導波路アレイや入力スラブ導波路あるいは出力スラ
ブ導波路といった構成部品を必須の部品として登場させ
ていない。請求項28記載の発明以前の発明では入力導
波路は入力スラブ導波路の入力側に配置されたもので、
出力導波路は出力導波路の出力側に配置されたものとな
っているが、請求項29以降の発明では1つのスラブ導
波路の入力側に存在するものを入力導波路と表現し、出
力側に存在するものを出力導波路と表現している。すな
わち、請求項29以降の発明で表現するスラブ導波路
は、あるときはアレイ導波路格子の入力スラブ導波路で
あり、またあるときはアレイ導波路格子の出力スラブ導
波路とみることができる。更に他の場合、例えば一段あ
るいは多段のスターカプラでは、この導波路素子を1つ
あるいは2つ以上を組み合わせた構成を考えることも可
能である。もちろん、この導波路素子は、アレイ導波路
格子やスターカプラ以外の用途に利用することも可能で
ある。
ラブ導波路が入力導波路に対応するときには、その入力
導波路は請求項28記載の発明以前の発明における入力
導波路と一致するが、出力導波路は出力側の導波路なの
で、チャネル導波路アレイの個々のアレイに対応する場
合がある。同様に、請求項29以降の発明で表現するス
ラブ導波路が出力導波路に対応するときには、その出力
導波路は請求項28記載の発明以前の発明における出力
導波路と一致するが、入力導波路は入力側の導波路なの
で、チャネル導波路アレイの個々のアレイに対応する場
合がある。
を入力する複数の入力導波路と、(ロ)信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、(ハ)入力導波路ごと
に出力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定したスラブ導波路とを導波路素子に具備させるさ
せる。
項29記載の発明と逆に光を合波する場合を扱ってお
り、出力導波路に対する入力導波路ごとの光の入出力特
性を予め定めた比率に設定ようにしている。これによ
り、損失差を補償する外付けの回路部品が不要になる。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)信号光
を出力する複数の出力導波路と、(ハ)これら入力導波
路と出力導波路を接続し、入力導波路から入力される光
が前記した複数の出力導波路のそれぞれに至る光の伝搬
する層としてのコア層が、前記入力導波路と前記複数の
出力導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部または全部におい
て経路の途中で一部切断されており、これらの切断箇所
にはコア層の両側に配置されたクラッド層が介在してお
り、かつ切断された各経路では光の進行方向におけるコ
ア層の切断長がそれぞれの経路を伝搬する光の損失割合
に応じて予め定めた値に設定されているスラブ導波路と
を導波路素子に具備させるさせる。
ブ導波路を構成するコア層を必要に応じて一部切断し、
その切断された間隔の長短で分波を行う際の各出力導波
路に対する光の損失割合を調整するようにしている。
を入力する複数の入力導波路と、(ロ)信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、(ハ)これら入力導波
路と出力導波路を接続し、前記した複数の入力導波路か
ら入力される光が出力導波路に至る光の伝搬する層とし
てのコア層が、前記した複数の入力導波路と出力導波路
をそれぞれ結ぶ経路の一部または全部において経路の途
中で一部切断されており、これらの切断箇所にはコア層
の両側に配置されたクラッド層が介在しており、かつ切
断された各経路では光の進行方向におけるコア層の切断
長がそれぞれの経路を伝搬する光の損失割合に応じて予
め定めた値に設定されているスラブ導波路とを導波路素
子に具備させる。
ブ導波路を構成するコア層を必要に応じて一部切断し、
その切断された間隔の長短で分波を行う際の入力導波路
に合波する光の損失割合を調整するようにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)入力導
波路に入力側を接続したスラブ導波路と、(ハ)このス
ラブ導波路の出力側に接続された複数の導波路からな
り、これらの導波路の一部または全部で光の伝搬する層
としてのコア層が途中で一部切断されており、これらの
切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド層が介
在しており、かつこれらのコア層の切断長がそれぞれの
導波路を伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた値に
設定されている出力導波路とを導波路素子に具備させ
る。
項31記載の発明がスラブ導波路内のコア層を必要に応
じて一部切断したのに対して、スラブ導波路から出力さ
れる光を伝搬する複数の出力導波路の一部または全部に
ついてのコア層を途中で一部切断し、その切断された間
隔の長短で出力導波路ごとの光の損失割合を調整するよ
うにしている。
を入力する複数の導波路からなり、これらの導波路の一
部または全部で光の伝搬する層としてのコア層が途中で
切断されており、これらの切断箇所にはコア層の両側に
配置されたクラッド層が介在しており、かつこれらのコ
ア層の切断長がそれぞれの伝搬する光の損失割合に応じ
て予め定めた値に設定されている入力導波路と、(ロ)
信号光を出力する1または複数の出力導波路と、(ハ)
入力導波路および出力導波路を接続するスラブ導波路と
を導波路素子に具備させる。
項32記載の発明がスラブ導波路内のコア層を必要に応
じて一部切断したのに対して、スラブ導波路に光を送出
する複数の入力導波路の一部または全部についてのコア
層を途中で一部切断し、その切断された間隔の長短で入
力導波路ごとの光の損失割合を調整するようにしてい
る。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)この入
力導波路の出力側とその入力側を接続したスラブ導波路
と、(ハ)このスラブ導波路の出力側に接続された複数
の導波路からなり、これらの一部または全部の端部にお
ける中央位置を、対応する焦点位置から前記した導波路
に伝搬する光に対して損失を与えるべき損失割合に応じ
て予め定めた値ずつこれらの中心軸から直交する方向に
ずらした出力導波路とを導波路素子に具備させる。
力側の境界近傍に位置する複数の焦点位置のそれぞれを
出力導波路の中心軸と一致させて結合効率を高めるのに
対して、請求項35記載の発明では出力導波路に伝搬す
る光に対して損失を与えるべき損失割合に応じて、スラ
ブ導波路側に面した端部の中央位置を、焦点位置から予
め定めた値ずつそれぞれの出力導波路の中心軸から直交
する方向にずらすことにし、出力導波路に伝搬する光に
ついての損失を調整することにしている。
導波路と、(ロ)このスラブ導波路の出力側と接続され
た出力導波路と、(ハ)スラブ導波路の入力側と接続さ
れた一部または全部の端部におけるそれぞれの中央位置
を、対応する焦点位置から出力導波路に伝搬する光に対
して損失を与えるべき損失割合に応じて予め定めた値ず
つこれらの中心軸から直交する方向にずらした複数の入
力導波路とを導波路素子に具備させる。
数の光送出箇所とそれぞれの入力導波路の中心軸とを一
致させて結合効率を高めるのに対して、請求項36記載
の発明では出力導波路に伝搬する光に対して損失を与え
るべき損失割合に応じて、焦点位置から等位相となるこ
れら光送出箇所に対する入力導波路の中心軸と直交方向
におけるずれを設定することにし、このずれの割合によ
って、出力導波路に伝搬する光の損失を調整することに
している。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)入力導
波路の出力側を入力側に接続したスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部と入力導波路とを結ぶ
それぞれの線分に対してこれらを伝搬する光の損失すべ
き損失割合に応じてこれらの導波路端部における全部ま
たは一部の中心軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複
数の出力導波路とを導波路素子に具備させる。
導波路の光送出箇所とそれぞれの出力導波路とを結ぶ線
分と出力導波路の中心軸がなす角度を光の損失すべき損
失割合に応じて設定することで、出力導波路に伝搬する
光の損失を調整することにしている。
を出力する1または複数の出力導波路と、(ロ)この出
力導波路の入力側と出力側を接続するスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部と出力導波路とを結ぶ
線分に対してしてこれらを伝搬する光の損失すべき損失
割合に応じてこれらの導波路端部における全部または一
部の中心軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複数の入
力導波路とを導波路素子に具備させる。
ぞれの入力導波路の光送出箇所と出力導波路とを結ぶ線
分と入力導波路の中心軸がなす角度を光の損失すべき損
失割合に応じて設定することで、入力導波路からスラブ
導波路に送出される際の各入力導波路ごとの光の損失を
調整することにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)入力側
をこの入力導波路の出力側と接続するスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部の一部または全部につ
いてそれらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応
じた値にそれぞれ設定された出力導波路とを導波路素子
に具備させる。
導波路の一部または全部について、光軸と直交する方向
の幅を、光の損失すべき損失割合に応じた値に設定する
ことで、それぞれの出力導波路に伝搬する光の損失を調
整することにしている。
を出力する1または複数の出力導波路と、(ロ)出力側
をこの出力導波路の入力側と接続するスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部の一部または全部につ
いてそれらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応
じた値にそれぞれ設定された入力導波路とを導波路素子
に具備させる。
導波路の一部または全部について、スラブ導波路と接続
する入力導波路の端部における光軸と直交する方向での
幅を、光の損失すべき損失割合に応じた値に設定するこ
とで、それぞれの入力導波路に伝搬する光の損失を調整
することにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、(ロ)入力側
をこの入力導波路の出力側と接続するスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部と入力導波路とを結ぶ
それぞれの線分の距離を、入力導波路からそれぞれの導
波路端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じてこ
れら導波路端部における光軸方向にずらした出力導波路
とを導波路素子に具備させる。
力側の境界近傍に位置する複数の焦点位置と出力導波路
の端部と一致させて焦点の合った状態で出力導波路への
結合効率を高めるのに対して、請求項41記載の発明の
場合には、一部または全部の出力導波路について、出力
導波路の端部と焦点位置との距離を出力導波路に伝搬す
る光の損失すべき損失割合に応じて光軸方向にずらし
て、それぞれの出力導波路に伝搬する光の損失を調整す
ることにしている。
を出力する1または複数の出力導波路と、(ロ)この出
力導波路の入力側と出力側を接続したスラブ導波路と、
(ハ)このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部と出力導波路とを結ぶ
それぞれの線分の距離を、出力導波路からそれぞれの導
波路端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じてこ
れら導波路端部における光軸方向にずらした入力導波路
とを導波路素子に具備させる。
力側の境界近傍に位置する焦点位置の他端側でこれらに
等位相の複数の光送出箇所と入力導波路の端部を一致さ
せて入力導波路からスラブ導波路へ入力される光の結合
効率を高めるのに対して、請求項42記載の発明の場合
には、一部または全部の入力導波路について、入力導波
路の端部と焦点位置との距離を入力導波路を伝搬してき
た光の損失すべき損失割合に応じて光軸方向にずらし
て、光の損失を調整することにしている。
を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を出力
する複数の出力導波路と、これら出力導波路ごとに入力
導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定
したスラブ導波路とを具備する導波路素子と、(ロ)こ
の導波路素子の出力導波路から出力されるそれぞれの信
号光を入力してこれら信号光ごとの出力レベルを所望の
値となるように調整するレベル調整手段とを分波装置に
具備させる。
路素子自体がそのスラブ導波路の境界部分における光の
損失の違いによって、出力導波路ごとに入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定していると
共に、レベル調整手段が出力導波路から出力されるそれ
ぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベル
を所望の値となるように調整するようにしている。これ
により、フラットな入出力特性だけでなく、自由に特性
を調整することができる。
とに用意された複数の光源と、(ロ)信号光を入力する
複数の入力導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、入力導波路ごとに出力導波路に対する光
の入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路
とを具備する導波路素子と、(ハ)前記した複数の光源
から導波路素子にそれぞれ入力する信号光のレベルを検
出するレベル検出手段と、(ニ)このレベル検出手段に
よって検出されたレベルを予め定められた各信号光ごと
のレベルと比較して前記した複数の信号光の出力レベル
を調整することで導波路素子によって合波された後の各
信号光ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手
段とを合波装置に具備させる。
路素子自体がそのスラブ導波路の境界部分における光の
損失の違いによって、入力導波路ごとに出力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定していると
共に、複数の光源から導波路素子にそれぞれ入力する光
のレベルをレベル検出手段で検出し、これによって複数
の光源の出力レベルを調整することで導波路素子によっ
て合波された後の各波長ごとのレベルを所望の値に設定
するようにしている。これにより、出力導波路側でフラ
ットな出力特性だけでなく自由に特性を調整することが
できる。
の光信号をパラレルに送出する光送信手段と、(ロ)こ
の光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多重
する導波路素子からなるマルチプレクサと、(ハ)この
マルチプレクサから出力される波長分割多重された光信
号を伝送する光伝送路と、(ニ)この光伝送路の途中に
適宜配置された導波路素子を備えたノードと、(ホ)光
伝送路をノードを経由して送られてきた光信号を入力し
各波長の光信号に分離する導波路素子からなるデマルチ
プレクサと、(へ)このデマルチプレクサによって分離
された各波長の光信号を受信する光受信手段とを備え、
(ト)マルチプレクサは、信号光を入力する複数の入力
導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路
と、入力導波路ごとに出力導波路に対する光の入出力特
性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備す
る導波路素子で構成され、(チ)デマルチプレクサは、
信号光を入力する1または複数の入力導波路と、信号光
を出力する複数の出力導波路と、これら出力導波路ごと
に入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定したスラブ導波路とを具備する導波路素子で構成
されていることを特徴としている。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重する導波路素子からなるマルチプレクサ
と、このマルチプレクサから出力される波長分割多重さ
れた光信号を伝送する光伝送路と、この光伝送路の途中
に適宜配置された導波路素子を備えたノードと、光伝送
路をノードを経由して送られてきた光信号を入力し各波
長の光信号に分離する導波路素子からなるデマルチプレ
クサと、このデマルチプレクサによって分離された各波
長の光信号を受信する光受信手段とを備えたライン状の
光通信システムで、これを構成するマルチプレクサは請
求項30記載の導波路素子で構成することでスラブ導波
路の出力側に接続された出力導波路に対する入力導波路
ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設定し、デマ
ルチプレクサは請求項29記載の導波路素子で構成する
ことで出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入出力
特性を予め定めた比率に設定することにしている。
ノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送路
に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を有
し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を各
波長の光信号に分離する第1の導波路素子と、各波長の
光信号に分離された光信号を波長分割多重する第2の導
波路素子を備えており、(ロ)第1の導波路素子は、信
号光を入力する1または複数の入力導波路と、信号光を
出力する複数の出力導波路と、これら出力導波路ごとに
入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に
設定したスラブ導波路とを具備する素子であり、(ハ)
第2の導波路素子は、信号光を入力する複数の入力導波
路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路と、
入力導波路ごとに出力導波路に対する光の入出力特性を
予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備する素
子であることを特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する第1の導波路素子と、各波長
の光信号に分離された光信号を波長分割多重する第2の
導波路素子を備えた環状の光通信システムで、第1の導
波路素子は請求項30記載の導波路素子で構成すること
でスラブ導波路の出力側に接続された出力導波路に対す
る入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に
設定し、第2の導波路素子は請求項29記載の導波路素
子で構成することで出力導波路ごとに入力導波路に対す
る光の入出力特性を予め定めた比率に設定することにし
ている。
の光信号をパラレルに送出する光送信手段と、(ロ)こ
の光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多重
する合波装置と、(ハ)この合波装置から出力される波
長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、(ニ)
この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、(ホ)
光伝送路をノードを経由して送られてきた光信号を入力
し各波長の光信号に分離する分波装置と、(へ)この分
波装置によって分離された各波長の光信号を受信する光
受信手段とを備え、(ト)合波装置は、信号ごとに用意
された複数の光源と、信号光を入力する複数の入力導波
路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路と、
入力導波路ごとに出力導波路に対する光の入出力特性を
予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備する導
波路素子と、前記した複数の光源から導波路素子にそれ
ぞれ入力する信号光のレベルを検出するレベル検出手段
と、このレベル検出手段によって検出されたレベルを予
め定められた各信号光ごとのレベルと比較して前記した
複数の信号光の出力レベルを調整することで導波路素子
によって合波された後の各信号光ごとのレベルを所望の
値に設定するレベル調整手段とを具備して構成され、
(チ)分波装置は、信号光を入力する1または複数の入
力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、こ
れら出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入出力特
性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備す
る導波路素子と、この導波路素子の出力導波路から出力
されるそれぞれの信号光を入力してこれら信号光ごとの
出力レベルを所望の値となるように調整するレベル調整
手段とを具備して構成されていることを特徴としてい
る。
信手段と、この光送信手段の送出した各波長の光信号を
波長分割多重する合波装置と、この合波装置から出力さ
れる波長分割多重された光信号を伝送する光伝送路と、
この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、光伝送
路をノードを経由して送られてきた光信号を入力し各波
長の光信号に分離する分波装置と、この分波装置によっ
て分離された各波長の光信号を受信する光受信手段とを
備えたライン状の光通信システムで、これを構成する合
波装置は請求項44に記載した装置を使用し、分波装置
は請求項43に記載した装置を使用することでそれぞれ
光の入出力特性を予め定めた比率に設定することにして
いる。
ノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送路
に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を有
し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を各
波長の光信号に分離する分波装置と、各波長の光信号に
分離された光信号を波長分割多重する合波装置を備えて
おり、(ロ)分波装置は、信号光を入力する1または複
数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路
と、これら出力導波路ごとに入力導波路に対する光の入
出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを
具備する導波路素子と、この導波路素子の出力導波路か
ら出力されるそれぞれの信号光を入力してこれら信号光
ごとの出力レベルを所望の値となるように調整するレベ
ル調整手段とを具備して構成されており、(ハ)合波装
置は、信号ごとに用意された複数の光源と、信号光を入
力する複数の入力導波路と、信号光を出力する1または
複数の出力導波路と、入力導波路ごとに出力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ
導波路とを具備する導波路素子と、前記した複数の光源
から導波路素子にそれぞれ入力する信号光のレベルを検
出するレベル検出手段と、このレベル検出手段によって
検出されたレベルを予め定められた各信号光ごとのレベ
ルと比較して前記した複数の信号光の出力レベルを調整
することで導波路素子によって合波された後の各信号光
ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手段とを
具備して構成されていることを特徴としている。
のノードを伝送路によって環状に接続し、これらの伝送
路に波長分割多重された光信号を伝送する環状伝送路を
有し、それぞれのノードが波長分割多重された光信号を
各波長の光信号に分離する分波装置と、各波長の光信号
に分離された光信号を波長分割多重する合波装置を備え
た環状の光通信システムで、これを構成する分波装置は
請求項43に記載した装置を使用し、合波装置は請求項
44に記載した装置を使用することでそれぞれ光の入出
力特性を予め定めた比率に設定することにしている。
イ導波路格子の出力スラブ導波路を表わしたものであ
る。なお、本実施例のアレイ導波路格子の基本的な構成
は図24に示したものと同じである。出力スラブ導波路
101は、その入力側の端部にチャネル導波路アレイ1
02を接続し、ここから光を入力スラブ導波路101の
内部に送出するようになっている。入力スラブ導波路1
01におけるチャネル導波路アレイ102の接続箇所と
対向する位置には、図24に示した出力導波路14に相
当する出力導波路105を構成する各導波路104の一
端が接続されている。チャネル導波路アレイ102から
入力スラブ導波路101の内部に送出された光は、出力
導波路105を伝搬されるようになっている。
一部を拡大して示したものである。本実施例の出力スラ
ブ導波路101の出力導波路105は、到達する光の強
度を補償された補償導波路104m〜104m+nと、光の
強度を補償されていない非補償導波路104k〜104
k+nとに分けられている。補償導波路104m〜104m
+nの方は光の信号レベルの補償が行われるようになって
おり、モニタ用の導波路にも使用される。非補償導波路
104k〜104k+nの方は、補償による信号レベルの低
下が好ましくない用途に一般的に使用される。もちろ
ん、出力導波路105のすべての導波路104が補償導
波路を構成するものであってもよい。
ル導波路アレイ102から送出された光を伝搬するコア
層111が出力導波路105の接続箇所まで配置されて
おり、これを上下両方向(紙面と垂直方向)から挟むよ
うにクラッド層112が挟んでおり、光をコア層111
内に封じ込めている。しかしながら、本実施例のアレイ
導波路格子を構成する出力スラブ導波路101の場合に
は、補償導波路104 m〜104m+nに対応する箇所のク
ラッド層112がそれらの光路113の一部で切断され
ており、切断箇所にはクラッド層112が配置されてい
る。
路でコア層の切断箇所をそれぞれ示したものである。こ
れらの図は共に図2に示した出力スラブ導波路101を
紙面に垂直にかつ光路113m+nあるいは光路113m+1
に沿って切断したものである。コア層111の途中を一
部切断していない状態で考えると、図3に示した補償導
波路104m+nに至る光路113m+nの方が、図4に示し
た補償導波路104m+ 1に至る光路113m+1よりも図1
に示したチャネル導波路アレイ102から送られてくる
光の強度が強い。このような光の強度レベルの平坦化を
本実施例ではコア層111の切断長Lm+n、Lm+1の長短
で調整している。
合には、切断長Lm+nが比較的短くなっており、入力側
のコア層111INから切断箇所で放出された光のかなり
の部分は出力側のコア層111OUTに入射して補償導波
路104m+nに到達する。これに対して、図4に示した
光路113m+1の場合には、切断長Lm+1が比較的長くな
っており、入力側のコア層111INから切断箇所で放出
された光の多くの部分は出力側のコア層111OUTに入
射しない。このため補償導波路104m+1に到達する光
の強度は大きく減少する。
04m〜104m+nにおけるコア層111が欠如していな
い場合の光の強度を測定または理論で求めておき、これ
らが平坦化されるようにこれらの途中の光路113をそ
れぞれ実験または理論で求めた長さで一部切断するよう
にすればよい。コア層111の必要箇所の切断は、たと
えばウエットあるいはドライエッチングによって実現す
ることができる。
とこれによる光の損失の増加量の関係を表わしたもので
ある。コア層111を切断した部分の長さが長いほど、
導波路104に至る光の損失が増加し、減衰して到達す
ることが分かる。アレイ導波路格子あるいはこれを使用
した分波装置、合波装置あるいは光通信システムによっ
ては必ずしもフラットな信号特性を要求しない場合があ
る。たとえば、補償導波路104m〜104m+nの出力側
に配置された図示しない増幅器の出力特性が平坦でない
ような場合には、これらとの総合で出力特性を設計する
必要がある。そこで、実際には必要とされる出力特性に
合わせて補償導波路104m〜104m+n側で得られる光
の強度を補償することになる。
イ導波路格子のスラブ導波路部分の出力側周辺の一部を
拡大して示したものである。なお、本実施例のアレイ導
波路格子の基本的な構成も図24に示したものと同じで
ある。出力スラブ導波路131は、その入力側の端部に
チャネル導波路アレイ102を接続し、ここから光を入
力スラブ導波路101の内部に送出するようになってい
る。送出された光は、それぞれの出力ポート側焦点位置
Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……の位置で位相を合わ
せ、それぞれ焦点を結ぶようになっている。そして、出
力ポート側焦点位置Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……に
焦点を結んだ光が、図24に示した出力導波路14に相
当するチャネル導波路を構成する各補償導波路132
m+n、132m +n-1、132m+n-2、……を伝搬されるよ
うになっている。
点は、出力スラブ導波路131の図示しないコア層が光
路の途中で切断されていないことと、補償導波路132
m+n、132m+n-1、132m+n-2、……の一部または全
部の中心軸の延長線が、これらに対応する出力導波路側
焦点位置Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……と一致せず、
いわゆる軸ずれ状態となっていることである。なお、本
実施例では軸ずれの状態がわかりやすいように多少誇張
して図示している。
較的周辺部に配置された出力補償を行っていない補償導
波路とわずかに出力補償を行ったこれに隣接する補償導
波路の2つの場合における光の伝搬の状態を図解したも
のである。図7に示した補償導波路132m+nの場合に
は、光を減衰させるための補正を行っていない。この状
態では通常の出力スラブ導波路における各入力ポートと
チャネル導波路アレイの位置関係と全く等しく、補償導
波路132m+nの中心軸141m+nの延長線は出力導波路
側焦点位置Pm+nの位置と一致している。すなわち、こ
の場合には軸ずれが生じていない。この図7に示した状
態では、出力導波路側焦点位置Pm+nの位置で焦点を結
んだガウシアン形状の強度分布の光は、補償導波路13
2m+nと良好にマッチングしてその内部を矢印142で
示した出力側に伝搬する。
波路132m+n-1の場合には、対応する出力導波路側焦
点位置Pm+n-1に対して中心軸141m+n-1がわずかな距
離d m+n-1だけずれている。この軸ずれによって、出力
導波路側焦点位置Pm+n-1に焦点を結んだガウシアン形
状の強度分布の光は、補償導波路132m+n-1を伝搬す
る際にわずかなミスマッチングを生じ、これによってロ
ス(減衰)を発生させる。この結果、仮に出力導波路側
焦点位置Pm+n-1に焦点を結んだ光の強度が出力導波路
側焦点位置Pm+nのそれよりも大きくても、この軸ずれ
の値を適切に設定すれば、補償導波路132m+n-1を伝
搬する光の強度を補償導波路132m+nを伝搬する光の
強度と等しく設定することができる。このようにして、
補償導波路132m+n、132m+n-1、132m+n-2、…
…のすべてで光の強度を等しくし、平坦な特性とするこ
とができる。
ための各出力ポートの軸ずれとこれにより得られる損失
の関係を表わしたものである。先の第1の実施例と同様
に、本実施例の場合にも出力側で平坦な特性を得るもの
に限定する必要はない。すなわち、アレイ導波路格子あ
るいはこれを使用した分波装置、合波装置あるいは光通
信システムによっては必ずしもフラットな信号特性を要
求しない場合がある。たとえば、補償導波路13
2m+n、132m+n-1、132m+n-2、……を経た図示し
ない最終的な出力側(図24の出力導波路14の後段)
に配置された図示しない増幅器の出力特性が平坦でない
ような場合には、これらとの総合で出力特性を設計する
必要がある。そこで、実際には必要とされる出力特性に
合わせて補償導波路132m+n、132m+n-1、132
m+n-2、……側で得られる光の強度を補償することにな
る。
レイ導波路格子のスラブ導波路部分の要部を拡大して示
したものである。本実施例のアレイ導波路格子の基本的
な構成も図24に示したものと同じである。この第3の
実施例の出力スラブ導波路161は、チャネル導波路ア
レイ102から送出される光をそれぞれの出力導波路側
焦点位置Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……の位置で位相
を合わせ、それぞれ焦点を結ぶようになっている。出力
導波路側焦点位置Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……に対
応して、図示しない出力導波路を構成する補償導波路1
62m+n、162m+n-1、162m+n-2、……が配置され
ている。これら補償導波路162m+n、162m+n-1、1
62m+n-2、……は、先の第2の実施例と異なりそれら
の中心軸の延長線とチャネル導波路アレイ側焦点位置P
m+n、Pm+n-1、Pm+n-2、……の位置にずれはない。こ
の代わりに、第3の実施例のアレイ導波路格子では、チ
ャネル導波路アレイ102側の光送出箇所から送信され
る光とそれぞれの出力導波路側焦点位置Pm+n、
Pm+n-1、Pm+n-2、……を結ぶ光路163m+n、163
m+n- 1、163m+n-2、……とそれぞれ対応する補償導波
路162m+n、162m+n-1、162m+n-2、……の中心
軸とのなす角度が光の強度の補償量に応じて異なってい
る。
波路の中心軸との関係を図解したものである。ここで
は、先の第1および第2の実施例と同様に出力スラブ導
波路161の入力側で比較的周辺部に位置する補償導波
路162m+nに対しては損失がないような設定となって
おり、補償導波路162m+n-1、162m+n-2、……と中
央部に近づくに連れて損失が多くなるものとして説明を
行う。本実施例でチャネル導波路アレイと出力導波路側
焦点位置Pm+nを結ぶ光路163m+nは、光路163m+n
と補償導波路162m+nの中心軸165m+nとのなす角度
をθm+nとするとこれは0度となる。すなわち、この場
合には、光路163m+nと中心軸165m+nは一致し、出
力導波路側焦点位置Pm+nの位置で焦点を結んだガウシ
アン形状の強度分布の光は、補償導波路165m+nと良
好にマッチングしてその内部を出力側に伝搬し、結合効
率は最もよい。
償導波路162m+n-1の場合、その中心軸165m+n-1は
光路163m+n-1と一致せず、これらが比較的小さな角
度θm+ n-1で交わっている。このため、出力導波路側焦
点位置Pm+nと隣接する出力導波路側焦点位置Pm+n-1に
焦点を結んだ光は補償導波路162m+n-1を伝搬すると
きにわずかにミスマッチングを発生させ、結合効率が若
干低下する。この結果、仮に出力導波路側焦点位置P
m+n-1に焦点を結んだ光の強度が出力導波路側焦点位置
Pm+nのそれよりも大きくても、この角度θm+n-1の値を
適切に設定すれば、出力導波路すなわち補償導波路16
2m+n-1を伝搬する光の強度を補償導波路162m+nを伝
搬する光の強度と等しく設定することができる。
接して位置する補償導波路162m+n -2の場合には、そ
の中心軸165m+n-2と光路163m+n-2のなす角度θ
m+n-2は角度θm+n-1より所定量だけ大きく設定されてい
る。これにより、出力導波路側焦点位置Pm+n-2と補償
導波路162m+n-2の結合効率が先の場合よりも更に低
下する。そこで、補償導波路162m+n-2を伝搬する光
の強度も角度θm+n-2の値を適切に設定すれば補償導波
路162m+n-1を伝搬する光の強度と等しく設定するこ
とができる。このようにして、補償導波路162m+n、
162m+n-1、162m+ n-2、……のすべてで光の強度を
等しくし、平坦な特性とすることができる。
られる損失の関係を表わしたものである。先の第1およ
び第2の実施例と同様に、本実施例の場合にも出力側で
平坦な特性を得るものに限定する必要はない。すなわ
ち、アレイ導波路格子あるいはこれを使用した分波装
置、合波装置あるいは光通信システムによっては必ずし
もフラットな信号特性を要求しない場合がある。たとえ
ば、補償導波路162m+n、162m+n-1、16
2m+n-2、……を経た図示しない最終的な出力側(図2
4の出力導波路14の後段)に配置された図示しない増
幅器の出力特性が平坦でないような場合には、これらと
の総合で出力特性を設計する必要がある。そこで、実際
には必要とされる出力特性に合わせて補償導波路162
m+n、162m+n-1、162m+n-2、……側で得られる光
の強度を補償することになる。
レイ導波路格子のスラブ導波路部分の出力側周辺の一部
を拡大して示したものである。本実施例のアレイ導波路
格子の基本的な構成も図24に示したものと同じであ
る。この第4の実施例の出力スラブ導波路191は、出
力スラブ導波路101と同様に図示しないチャネル導波
路アレイから送出される光をそれぞれの出力導波路側焦
点位置Pm+a、Pm+a-1、Pm+a-2、……の位置で位相を
合わせ、それぞれ焦点を結ぶようになっている。そし
て、出力導波路側焦点位置Pm+a、Pm+a-1、Pm+a-2、
……に焦点を結んだ光が、対応する補償導波路192
m+a、192m+a-1、192m+a-2、……を伝搬されるよ
うになっている。
様に各出力導波路側焦点位置Pm+a、Pm+a-1、
Pm+a-2、……は対応する補償導波路192m+a、192
m+a-1、192m+a-2、……の中心軸の延長線上に位置し
ている。また、前記したチャネル導波路アレイ側の図示
しない光送出箇所から各出力導波路側焦点位置Pm+a、
Pm+a -1、Pm+a-2、……に至る光路193m+a、193
m+a-1、193m+a-2、……は、これら対応する補償導波
路192m+a、192m+a-1、192m+a-2、……の中心
軸と一致している。この代わりに、第4の実施例のアレ
イ導波路格子では、各補償導波路192m+a、192
m+a-1、192m+a-2、……の出力スラブ導波路191と
の接続端側の導波路幅Wm+a、Wm+a-1、Wm+a-2、……
が光の強度の補償量に応じて異なっている。
では、各出力導波路側焦点位置Pm+ a、Pm+a-1、P
m+a-2、……における光のスポットサイズと対応する補
償導波路192m+a、192m+a-1、192m+a-2、……
の導波路幅Wm+a、Wm+a-1、Wm+a -2、……の広狭によ
って光の強度の補償量を調整している。
の導波モードのスポットサイズの比と、この比における
結合損失の関係を示したものである。この図から明らか
なように焦点のスポットサイズと導波路の導波モードの
スポットサイズの比が1から遠いほど損失は多くなる。
焦点のスポットサイズが一定であり、導波路幅を変える
と導波モードのスポットサイズが変わることから、補償
導波路192m+a、192m+a-1、192m+a-2、……の
導波路幅Wm+a、Wm+a-1、Wm+a-2、……をそれぞれ設
定することで、焦点のスポットサイズと導波路の導波モ
ードのスポットサイズの比をそれぞれ調整することがで
きる。これより、補償導波路192m+a、192m+a-1、
192m+a-2、……の導波路幅Wm+a、Wm+a-1、
Wm+a-2、……を適切に設定することで、これら補償導
波路(出力導波路)192m+a、192m +a-1、192
m+a-2、……を伝搬する光の強度を平坦等の所望の特性
に設定することができる。
レイ導波路格子のスラブ導波路部分の要部を拡大して示
したものである。本実施例のアレイ導波路格子の基本的
な構成も図24に示したものと同じである。この第5の
実施例の出力スラブ導波路221は、その出力側が非補
償導波路222k〜222k+nの接続箇所を連ねた等位相
曲線(先の実施例の出力導波路側焦点位置Pm+n、P
m+n-1、Pm+n-2、……あるいは出力導波路側焦点位置P
m+a、Pm+a-1、Pm+a-2、……を連ねた曲線)223よ
りも更に出力側としての出力導波路側に向けて一部突出
しており、この突出した箇所に光の強度を補償される補
償導波路225m〜225m+nが接続されている。すなわ
ち、出力スラブ導波路221と補償導波路225m〜2
25m+nの境界が通常のそれよりも出力導波路側に一部
突出した形となっている。このように等位相曲線223
に対して出力側に突出する代わりに、入力スラブ導波路
221の入力側に引っ込んだ形となっていてもよい。
出力側の突出部分による光の損失を原理的に説明するた
めのものである。本実施例で図示しないチャネル導波路
アレイと出力導波路側焦点位置Pm+nを結ぶ光路224
m+nを経た光は、出力導波路側焦点位置Pm+nに配置され
た補償導波路225m+nと良好にマッチングしてその内
部を出力側に伝搬する。この状態では光の強度レベルの
補正を行っていない。
力導波路側焦点位置Pm+n-1を結ぶ光路224m+n-1を経
た光は、出力導波路側焦点位置Pm+n-1が焦点位置とな
るが、補償導波路225m+n-1は光の出力方向に所定長
(以下、焦点ずれ距離という。)Fm+n-1だけ後退した
位置に配置されている。したがって、出力導波路側焦点
位置Pm+n-1でガウス波形をした光が若干歪みスポット
サイズが拡大した状態で補償導波路225m+n-1内部に
伝搬されることになり、このときのミスマッチングによ
って結合損失が発生する。これにより、焦点ずれ距離F
m+n-1を適切に設定することで、チャネル導波路アレイ
側焦点位置Pm+nと比較して出力導波路側焦点位置P
m+n-1で生じた光強度の増加分を相殺する結合損失を発
生させることができ、補償導波路225m+n-1を伝搬す
る光の強度レベルを補償導波路225m+nと同一レベル
に調整することができる。
接して位置する補償導波路225m+n -2は、これに対応
する出力導波路側焦点位置Pm+n-2から更に長い焦点ず
れ距離Fm+n-2だけ出力側としての出力導波路側に後退
した位置に配置されている。これにより、出力導波路側
焦点位置Pm+n-2と補償導波路225m+n-2の結合効率が
先の場合よりも更に低下する。そこで、焦点ずれ距離F
m+n-2の値を適切に設定すれば補償導波路225m+n-1を
伝搬する光の強度と等しく設定することができる。この
ようにして、補償導波路225m+n、225m+n-1、22
5m+n-2、……のすべてで光の強度を等しくし、平坦な
特性とすることができる。
失の関係を表わしたものである。先の各実施例と同様
に、本実施例の場合にも出力側で平坦な特性を得るもの
に限定する必要はない。すなわち、アレイ導波路格子あ
るいはこれを使用した分波装置、合波装置あるいは光通
信システムによっては必ずしもフラットな信号特性を要
求しない場合がある。たとえば、補償導波路22
5m+n、225m+n-1、225m+ n-2、……の出力側に配
置された図示しない増幅器の出力特性が平坦でないよう
な場合には、これらとの総合で出力特性を設計する必要
がある。そこで、実際には必要とされる出力特性に合わ
せて補償導波路225m+n、225m+n-1、22
5 m+n-2、……側で得られる光の強度を補償することに
なる。
路部分の一般的な入出力関係を示すものである。ここで
は図1に示した部分に図1と同一の符号を使用するもの
とする。先の第1の実施例では出力スラブ導波路101
のチャネル導波路アレイ102から光を出力スラブ導波
路101の内部に送出し、出力導波路105を構成する
それぞれの導波路104から分波した光を出力するよう
にしていた。これとは逆に、出力導波路105のそれぞ
れの導波路104側を入力として使用すると共に、チャ
ネル導波路アレイ102を出力側として使用すること
で、各種の波長あるいは信号の光信号を合波して取り出
すことができる。このときに、従来では出力導波路10
5の比較的中央部から入射した光の強度が強くなるため
に、入力段階で光の強度レベルを調整する必要があった
が、第1の実施例の出力スラブ導波路101を入出力逆
方向で使用することで、このような調整を行う必要な
く、合波後の信号レベルを適正な範囲のものとすること
ができるようになる。
使用して光の分波だけでなく合波を行うことができるこ
とを説明したが、第2〜第5の実施例のアレイ導波路格
子でもこの点は全く同一である。すなわち、これらのア
レイ導波路格子を光信号のマルチプレクサとして使用す
ることも、この逆のデマルチプレクサとして使用するこ
とも可能である。
分波装置の構成を表わしたものである。この分波装置3
01は、光信号302を入力する導波路素子303を備
えている。導波路素子303は第1〜第5の実施例で説
明したどのタイプのアレイ導波路格子でもよいが、これ
らの実施例で説明したように入力された光信号を分波
し、出力導波路3041〜304Nからこれら分波後の光
信号3051〜305Nを出力するようになっている。出
力導波路3041〜304Nの後段には、それぞれ監視増
幅回路3061〜306Nが設けられている。これらの監
視増幅回路306 1〜306Nは、光信号3051〜30
5Nのうちの対応するものを入力してその信号レベルを
検出してこれが所望のレベルとなるように増幅またはア
ッテネートする回路であり、一種のAGC(automatic
gain control:自動利得制御)回路である。この結果、
導波路素子303の部分で一次的に利得の調整の行われ
た光信号3051〜305Nが最終的にそれらの利得を調
整されて、光信号3071〜307Nとして出力されるこ
とになる。
その出力する光信号3051〜305Nの各レベルをフラ
ットにすることは可能であるが、分波装置301全体と
して要求される出力特性がこれとは異なった特性である
ような場合でも監視増幅回路3061〜306Nによって
対処することが可能になる。
合波装置の構成を表わしたものである。この合波装置3
21は、複数の波長の光信号を出力する半導体レーザ3
22 1〜322Nを備えている。半導体レーザ3221〜
322Nから出力される光信号3231〜323Nは分岐
素子3241〜324Nによってそれぞれ2つに分岐さ
れ、これらのうちの一方の光信号3251〜325Nが導
波路素子326に入力されるようになっている。導波路
素子326はこれら入力された光信号3251〜325N
を合波して、多重化された光信号327として出力す
る。
分岐された他方の光信号3281〜328Nは、それぞれ
対応して設けられたレベル検出回路3291〜329Nで
それぞれの信号レベルを検出される。レベル検出回路3
291〜329Nは、たとえばフォトダイオードによって
構成することができる。レベル検出回路3291〜32
9Nは、これらの検出結果に基づいて、半導体レーザ3
221〜322Nにそれぞれ対応して配置された駆動制御
回路3311〜331Nによってレーザの出力レベルを制
御する。この結果、導波路素子326から出力される光
信号327を構成する各波長の光信号のレベルを適正な
値に設定することができる。
素子326がそれぞれ等レベルの信号の入力に対して等
レベルの多重化された信号を出力するような出力特性の
補償を行っていれば、駆動制御回路3311〜331Nを
特に使用することなく出力特性をフラットにすることが
できる。しかしながら、これとは異なった出力特性が要
求される場合や高精度なレベル調整が必要な場合には、
このように駆動制御回路3311〜331Nを用いて対処
が可能である。
光通信システムの構成の概要を表わしたものである。こ
の光通信システムで、送信側に配置された図示しないS
ONET(Synchronous Optical Network)装置に接続
された光送信機401から送り出された波長λ1〜λNの
Nチャネル分の光信号は光マルチプレクサ(MUX)4
02で多重された後、ブースタアンプ403で増幅され
て光伝送路404に送り出される。光マルチプレクサ4
02は、たとえば第1の実施例で説明したようなアレイ
導波路格子で構成されている。多重化された光信号40
5はインラインアンプ406で適宜増幅された後、プリ
アンプ407を経て光デマルチプレクサ(DMUX)4
08で元の波長λ1〜λNに分離され、光受信機409で
受信されるが、その途中の光伝送路404に適宜の数の
ノード(OADM)4111〜411Mが配置されてい
る。これらのノード4111〜411Mでは、所望の波長
の光信号が入出力されることになる。
のである。ここでは第1のノード4111を示している
が、第2〜第Mのノード4112〜411Mも原理的には
同一の構成となっている。図21に示した光伝送路40
4は、第1のノード4111の入力側アレイ導波路格子
(AWG)421に入力されて波長λ1〜λNのNチャネ
ル分の光信号に分波され、各波長λ1〜λNごとに設けら
れた2入力2出力の光スイッチ4221〜422Nによっ
て、それぞれの波長λ1〜λNの光信号をノード側受信部
426に取り込む(drop)と共に、ノード側送信部42
4から送信した光信号を挿入する(Add)。2入力2出
力の光スイッチ4221〜422Nの出力は出力側アレイ
導波路格子428にそのまま入力されるようになってい
る。出力側アレイ導波路格子428は入力側アレイ導波
路格子421と逆の構成の素子であり、波長λ1〜λNの
Nチャネル分の光信号を多重して光伝送路404に光信
号4205として送り出すことになる。
えば図22に示した2入力2出力の光スイッチ4221
〜422Nと出力側アレイ導波路格子428の間に、そ
れぞれの波長λ1〜λNごとにアッテネータを設けて、多
重化された光信号405が入力側アレイ導波路格子42
1を経たときの信号レベルの不均一さおよび出力側アレ
イ導波路格子428で合波した後の波長λ1〜λNごとの
光信号405のレベルの不均一さを解消していた。本発
明の第8の実施例における光通信システムでは、第1の
実施例および第1〜第5の実施例の変形可能性の項目の
箇所で説明したように、入力側アレイ導波路格子421
および出力側アレイ導波路格子428でそれぞれ導波路
間のレベル補償を行うことができる。したがって、本実
施例では動的なレベル補正が必要ない用途では従来必ず
必要とされたアッテネータを設けない構成が可能であ
り、動的なレベル補正が必要な用途ではレベル補償器の
ダイナミックレンジ特性に対する要求を緩和することが
できる。
111を始めとして、図4に示した第2〜第Mのノード
4112〜411Mおよび光マルチプレクサ402ならび
に光デマルチプレクサ408は共にアレイ導波路格子を
使用している。したがって、光信号405のチャネル数
Nが多くなる要請の下で、アレイ導波路格子の出力スラ
ブ導波路から多チャネルで取り出される各レーザ光の波
長の安定化や出力レベルの監視が重要となる。このた
め、図21に示すようにこれら各ノード4111〜41
1Mおよび光送信機401には、これらに対応してそれ
ぞれ出力監視制御装置4311〜431Mおよび431S
が取り付けられている。
施例のアレイ導波路格子を使用したが、第2〜第5の実
施例で使用したアレイ導波路格子をこれに代わって使用
することも可能であり、同様の光通信システムを実現す
ることができる。また、第6および第7の実施例で説明
した分波装置および合波装置をこれらアレイ導波路格子
の代わりに使用することができることも当然である。
明ではアレイ導波路格子のスラブ導波路あるいはこれに
接続された導波路(チャネル導波路アレイの個々の導波
路も含む)で光の損失を発生させる等により光の入出力
特性を所望のものとするようにしている。このための1
つの手法として焦点の整合度を利用することが行われて
いる(請求項9、請求項10等)。そこで、アレイ導波
路格子における焦点の概念を補足的に説明する。
ーレントな光の伝搬する様子を表わしたものである。点
光源501から図の左側に向けて光が放出されると、破
線で示すように等位相面で光は広がっていく。等位相面
は点光源501から常に等距離であるので、同心円状に
生じる。
するような光を図23の左側から右側に向けて放射する
と、光は今までと逆の方向に進んで点光源501の位置
に集光する。この集光した位置が焦点となる。点光源5
01は現実的には存在しないが、光の放射や集光を考え
るときに光源が充分遠方にあると見なすことができれば
幅や長さが存在する光源も点光源501として扱うこと
ができる。
レイ15は、コアの上下左右がクラッドとなっていて3
次元的に光を閉じ込める構造となっている。このような
チャネル導波路から出射される光も、充分に遠方に存在
すれば点光源501として放射や集光を考えることがで
きる。アレイ導波路格子では、チャネル導波路アレイの
出口が円周上に配置されている。このためチャネル導波
路アレイの出口で各アレイが等位相であれば、近似的に
円周状の等位相の光を作ることができ、その円周の中心
点に向かって光を出射することがでるので、そこに焦点
を作ることができる。
相となっていない場合でも、アレイごとに位相差が付い
ているような場合には円周の中心からずれた位置に焦点
が生じる。分波タイプのアレイ導波路格子では、チャネ
ル導波路アレイを伝搬する際に波長によってアレイごと
に位相が異なる。したがって、出力スラブ導波路で波長
により異なる位置に焦点を結ぶことになる。
によらず出力スラブ導波路の同一位置に焦点を結ぶこと
が好ましい。そこで、このような場合には、チャネル導
波路アレイを伝搬する際に生じる位相差をキャンセルす
るように、波長ごとに入力位置を変える必要がある。
6記載の発明によれば、アレイ導波路格子の内部で複数
の導波路について光の損失を異ならせたので、アレイ導
波路格子の外部にアッテネータや増幅器を配置すること
なく、また高精度の部品取付作業を必要とすることな
く、入出力特性を変化させたり、出力特性の平坦化を図
ることができる。したがって、アレイ導波路格子を使用
したモジュールあるいは装置の簡素化と信頼性の向上お
よびコストダウンを図ることができる。
発明によれば、入出力特性を調整したアレイ導波路格子
とその出力導波路から出力されるそれぞれの波長の光の
出力レベルを調整するレベル調整手段で分波装置を構成
したので、アレイ導波路格子そのものの入出力特性の誤
差を補正することができる。また、使用するシステムあ
るいは装置に応じて分波装置としての所望の特性を得る
ことができるという利点もある。
明によれば、入出力特性を調整したアレイ導波路格子
と、複数の光源からアレイ導波路格子にそれぞれ入力す
る光のレベルを検出するレベル検出手段と、このレベル
検出手段で検出されたレベルを基にこれらの光源の出力
レベルを調整するレベル調整手段を合波装置に具備させ
たので、アレイ導波路格子そのものの入出力特性の誤差
を補正することができる。また、使用するシステムある
いは装置に応じて合波装置としての所望の特性を得るこ
とができるという利点もある。
よれば、導波路素子の外部にアッテネータや増幅器ある
いは信号レベルを調整する手段を配置することなく、入
出力特性を変化させたり、出力特性の平坦化を図ること
ができるので、システム全体の簡素化と信頼性の向上お
よびコストダウンを図ることができる。
よれば、導波路素子の内部で複数の導波路について光の
損失を異ならせたので、導波路素子の外部にアッテネー
タや増幅器を配置することなく、また高精度の部品取付
作業を必要とすることなく、入出力特性を変化させた
り、出力特性の平坦化を図ることができる。したがっ
て、アレイ導波路格子を使用したモジュールあるいは装
置の簡素化と信頼性の向上およびコストダウンを図るこ
とができる。
出力特性を調整した導波路素子とその出力導波路から出
力されるそれぞれの波長の光の出力レベルを調整するレ
ベル調整手段で分波装置を構成したので、導波路素子そ
のものの入出力特性の誤差を補正することができる。ま
た、使用するシステムあるいは装置に応じて分波装置と
しての所望の特性を得ることができるという利点もあ
る。
力特性を調整した導波路素子と、複数の光源から導波路
素子にそれぞれ入力する光のレベルを検出するレベル検
出手段と、このレベル検出手段で検出されたレベルを基
にこれらの光源の出力レベルを調整するレベル調整手段
を合波装置に具備させたので、導波路素子そのものの入
出力特性の誤差を補正することができる。また、使用す
るシステムあるいは装置に応じて合波装置としての所望
の特性を得ることができるという利点もある。
よれば、導波路素子の外部にアッテネータや増幅器ある
いは信号レベルを調整する手段を配置することなく、入
出力特性を変化させたり、出力特性の平坦化を図ること
ができるので、システム全体の簡素化と信頼性の向上お
よびコストダウンを図ることができる。
子のスラブ導波路の全体的な構成を表わした平面図であ
る。
拡大して示した要部拡大平面図である。
導波路に至る光路でスラブ導波路を切断した要部断面図
である。
力導波路に至る光路でスラブ導波路を切断した要部断面
図である。
よる光の損失の増加量の関係を表わした特性図である。
子のスラブ導波路部分の出力側周辺の一部を拡大して示
した説明図である。
配置された出力補償を行っていない補償出力導波路での
光の伝搬の状態を表わした説明図である。
力補償を行った補償出力導波路での光の伝搬の状態を表
わした説明図である。
これにより得られる損失の関係を表わした特性図であ
る。
格子のスラブ導波路部分の要部を拡大して示した要部平
面図である。
償出力導波路の中心軸との関係を示した説明図である。
により得られる損失の関係を表わした特性図である。
スラブ導波路部分の出力側周辺の一部を拡大して示した
要部平面図である。
と導波路の導波モードのスポットサイズとの比と、これ
により得られる損失の関係を示した特性図である。
格子のスラブ導波路部分の要部を拡大して示した要部平
面図である。
部分による光の損失を原理的に示した説明図である。
により得られる損失の関係を表わした特性図である。
光の分波と合波の双方が可能であることを示した説明図
である。
成を表わしたブロック図である。
成を表わしたブロック図である。
ムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
要を示したブロック図である。
である。
わした平面図である。
導波路 102 チャネル導波路アレイ 104 導波路 105 出力導波路 111 コア層 112 クラッド層 132、162、192、225 補償導波路 163、193、224 光路 165 中心軸 222 非補償導波路 223 等位相曲線 301 分波装置 303、326 導波路素子 306 監視増幅回路 321 合波装置 322 半導体レーザ 329 レベル検出回路 331 駆動制御回路 d 距離 L 切断長 PIN 入力ポート位置 Pm+n、Pm+n-1、Pm+n-2、Pm+a、Pm+a-1、Pm+a-2
チャネル導波路アレイ側焦点位置 θ 角度
Claims (48)
- 【請求項1】 信号光を入力する1または複数の入力導
波路と、 信号光を出力する複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続し、出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の
入出力特性を予め定めた比率に設定した出力スラブ導波
路とを具備することを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項2】 信号光を入力する1または複数の入力導
波路と、 信号光を出力する複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続し、その内部における経路ごとの光の損失の違いに
応じて出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の入
出力特性を予め定めた比率に設定した出力スラブ導波路
とを具備することを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項3】 波長の異なる信号光を入力する複数の入
力導波路と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続し、出力導波路に対応させて入力導波路ごとの光の
入出力特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ導波
路とを具備することを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項4】 波長の異なる信号光を入力する複数の入
力導波路と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続し、その内部における経路ごとの光の損失の違いに
応じて出力導波路に対応させて入力導波路ごとの光の入
出力特性を予め定めた比率に設定した入力スラブ導波路
とを具備することを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項5】 信号光を入力する1または複数の入力導
波路と、 信号光を出力する複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続するようになっており、その内部に配置された光の
伝搬する層としてのコア層が、前記チャネル導波路アレ
イと前記複数の出力導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部ま
たは全部において経路の途中で一部切断されており、こ
れらの切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド
層が介在しており、かつ切断された各経路では光の進行
方向におけるコア層の切断長がそれぞれの経路を伝搬す
る光の損失割合に応じて予め定めた値に設定されている
出力スラブ導波路とを具備することを特徴とするアレイ
導波路格子。 - 【請求項6】 波長の異なる信号光を入力する複数の入
力導波路と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続するようになっており、その内部に配置された光の
伝搬する層としてのコア層が、前記チャネル導波路アレ
イと前記複数の入力導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部ま
たは全部において経路の途中で一部切断されており、こ
れらの切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド
層が介在しており、かつ切断された各経路では光の進行
方向におけるコア層の切断長がそれぞれの経路を伝搬す
る光の損失割合に応じて予め定めた値に設定されている
入力スラブ導波路とを具備することを特徴とするアレイ
導波路格子。 - 【請求項7】 信号光を入力する1または複数の入力導
波路と、 光の伝搬する層としてのコア層が途中で一部切断されて
いるものが少なくとも1本含まれており、これらの切断
箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド層が介在し
ており、かつこれらのコア層の切断長がそれぞれの出力
導波路を伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた値に
設定されている信号光を出力する複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路とを具備することを特徴とす
るアレイ導波路格子。 - 【請求項8】 光の伝搬する層としてのコア層が途中で
一部切断されているものが少なくとも1本含まれてお
り、これらの切断箇所にはコア層の両側に配置されたク
ラッド層が介在しており、かつこれらのコア層の切断長
がそれぞれの伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた
値に設定されている波長の互いに異なる信号光を入力す
る複数の入力導波路と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 チャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を接続
する出力スラブ導波路とを具備することを特徴とするア
レイ導波路格子。 - 【請求項9】 信号光を入力する1または複数の入力導
波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、 このチャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を
接続する入力スラブ導波路と、 このチャネル導波路アレイの出力側とその入力側を接続
する出力スラブ導波路と、 この出力スラブ導波路の出力側と接続された一部または
全部の端部における中央位置を、対応する焦点位置から
前記出力導波路に伝搬する光に対して損失を与えるべき
損失割合に応じて予め定めた値ずつこれらの中心軸から
直交する方向にずらした複数の出力導波路とを具備する
ことを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項10】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、 前記チャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 前記入力スラブ導波路の入力側と接続された一部または
全部の端部におけるそれぞれの中央位置を、対応する焦
点位置から前記出力導波路に伝搬する光に対して損失を
与えるべき損失割合に応じて予め定めた値ずつこれらの
中心軸から直交する方向にずらした複数の入力導波路と
を具備することを特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項11】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、 出力側を入力スラブ導波路の入力側と接続し、信号光を
入力する1または複数の入力導波路と、 入力側を前記チャネル導波路アレイの出力側と接続する
出力スラブ導波路と、 この出力スラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部と前記チャネル導波路ア
レイとを結ぶそれぞれの線分に対してこれらを伝搬する
光の損失すべき損失割合に応じてこれらの導波路端部に
おける全部または一部の中心軸が予め定めた角度ずつ傾
斜している複数の出力導波路とを具備することを特徴と
するアレイ導波路格子。 - 【請求項12】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、 前記チャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 前記入力スラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部と前記チャネル導波路ア
レイとを結ぶ線分に対してしてこれらを伝搬する光の損
失すべき損失割合に応じてこれらの導波路端部における
全部または一部の中心軸が予め定めた角度ずつ傾斜して
いる複数の入力導波路とを具備することを特徴とするア
レイ導波路格子。 - 【請求項13】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、出力側を入力スラブ導波路の入力
側と接続し、信号光を入力する1または複数の入力導波
路と、 入力側を前記チャネル導波路アレイの出力側と接続する
出力スラブ導波路と、 この出力スラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部の一部または全部につい
てそれらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応じ
た値にそれぞれ設定された出力導波路とを具備すること
を特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項14】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、 前記チャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 前記入力スラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部の一部または全部につい
てそれらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応じ
た値にそれぞれ設定された入力導波路とを具備すること
を特徴とするアレイ導波路格子。 - 【請求項15】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、 出力側を入力スラブ導波路の入力側と接続され、信号光
を入力する1または複数の入力導波路と、 入力側を前記チャネル導波路アレイの出力側と接続する
出力スラブ導波路と、 この出力スラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部と前記チャネル導波路ア
レイとを結ぶそれぞれの線分の距離を、チャネル導波路
アレイからそれぞれの導波路端部へ伝搬する光の損失す
べき損失割合に応じてこれら導波路端部における光軸方
向にずらした出力導波路とを具備することを特徴とする
アレイ導波路格子。 - 【請求項16】 各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、 出力側にこのチャネル導波路アレイの入力側を接続した
入力スラブ導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、 前記チャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、 前記入力スラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端部
を接続し、これらの導波路端部と前記チャネル導波路ア
レイとを結ぶそれぞれの線分の距離を、チャネル導波路
アレイからそれぞれの導波路端部へ伝搬する光の損失す
べき損失割合に応じてこれら導波路端部における光軸方
向にずらした入力導波路とを具備することを特徴とする
アレイ導波路格子。 - 【請求項17】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、 各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるよう
に構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導
波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力ス
ラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前
記出力導波路を接続し、出力導波路ごとに前記入力導波
路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した
出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、 このアレイ導波路格子の出力導波路から出力されるそれ
ぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベル
を所望の値となるように調整するレベル調整手段とを具
備することを特徴とする分波装置。 - 【請求項18】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力スラブ
導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出
力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光の損
失の違いに応じて出力導波路ごとに前記入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力ス
ラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、 このアレイ導波路格子の出力導波路から出力されるそれ
ぞれの波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベル
を所望の値となるように調整するレベル調整手段とを具
備することを特徴とする分波装置。 - 【請求項19】 複数の光源と、これらの光源からそれ
ぞれ波長の異なる信号光を入力する複数の入力導波路
と、信号光を出力する1または複数の出力導波路と、各
導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように
構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波
路アレイの出力側と前記出力導波路を接続する出力スラ
ブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入力側と前記
入力導波路を接続し、出力導波路に対応させて入力導波
路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設定した入
力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、 前記複数の光源からアレイ導波路格子にそれぞれ入力す
る光のレベルを検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段によって検出されたレベルを予め定
められた各波長ごとのレベルと比較して前記複数の光源
の出力レベルを調整することで前記アレイ導波路格子に
よって合波された後の各波長ごとのレベルを所望の値に
設定するレベル調整手段とを具備することを特徴とする
合波装置。 - 【請求項20】 複数の光源と、 これらの光源からそれぞれ波長の異なる信号光を入力す
る複数の入力導波路と、信号光を出力する1または複数
の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で
順次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイ
と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波
路を接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続し、その内部に
おける経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路に
対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定め
た比率に設定した入力スラブ導波路とを具備アレイ導波
路格子と、 前記複数の光源からアレイ導波路格子にそれぞれ入力す
る光のレベルを検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段によって検出されたレベルを予め定
められた各波長ごとのレベルと比較して前記複数の光源
の出力レベルを調整することで前記アレイ導波路格子に
よって合波された後の各波長ごとのレベルを所望の値に
設定するレベル調整手段とを具備することを特徴とする
合波装置。 - 【請求項21】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重するアレイ導波路格子からなるマルチプレクサと、 このマルチプレクサから出力される波長分割多重された
光信号を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置されたアレイ導波路格子
を備えたノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離するアレイ導波路格子
からなるデマルチプレクサと、 このデマルチプレクサによって分離された各波長の光信
号を受信する光受信手段とを備え、 前記マルチプレクサは、波長の異なる信号光を入力する
複数の入力導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順
次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、
このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレ
イの入力側と前記入力導波路を接続し、出力導波路に対
応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた
比率に設定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導
波路格子で構成され、 前記デマルチプレクサは、信号光を入力する1または複
数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路
と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなる
ように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネ
ル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入
力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側
と前記出力導波路を接続し、出力導波路ごとに前記入力
導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定
した出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で
構成されていることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項22】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重するアレイ導波路格子からなるマルチプレクサと、 このマルチプレクサから出力される波長分割多重された
光信号を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置されたアレイ導波路格子
を備えたノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離するアレイ導波路格子
からなるデマルチプレクサと、 このデマルチプレクサによって分離された各波長の光信
号を受信する光受信手段とを備え、 前記マルチプレクサは、波長の異なる信号光を入力する
複数の入力導波路と、信号光を出力する1または複数の
出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順
次長くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、
このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を
接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレ
イの入力側と前記入力導波路を接続し、その内部におけ
る経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路に対応
させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比
率に設定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導波
路格子で構成され、 前記デマルチプレクサは、信号光を入力する1または複
数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路
と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなる
ように構成されたチャネル導波路アレイと、このチャネ
ル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入
力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側
と前記出力導波路を接続し、その内部における経路ごと
の光の損失の違いに応じて出力導波路ごとに前記入力導
波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定し
た出力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子で構
成されていることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項23】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する第1の
アレイ導波路格子と、各波長の光信号に分離された光信
号を波長分割多重する第2のアレイ導波路格子を備えて
おり、 前記第1のアレイ導波路格子は、信号光を入力する1ま
たは複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力
導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長
くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、この
チャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続
する入力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの
出力側と前記出力導波路を接続し、出力導波路ごとに前
記入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率
に設定した出力スラブ導波路とを具備する素子であり、 前記第2のアレイ導波路格子は、波長の異なる信号光を
入力する複数の入力導波路と、信号光を出力する1また
は複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路
長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路ア
レイと、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力
導波路を接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導
波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続し、出力導
波路に対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予
め定めた比率に設定した入力スラブ導波路とを具備する
素子であることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項24】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する第1の
アレイ導波路格子と、各波長の光信号に分離された光信
号を波長分割多重する第2のアレイ導波路格子を備えて
おり、 前記第1のアレイ導波路格子は、信号光を入力する1ま
たは複数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力
導波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長
くなるように構成されたチャネル導波路アレイと、この
チャネル導波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続
する入力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの
出力側と前記出力導波路を接続し、その内部における経
路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路ごとに前記
入力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比率に
設定した出力スラブ導波路とを具備する素子であり、 前記第2のアレイ導波路格子は、波長の異なる信号光を
入力する複数の入力導波路と、信号光を出力する1また
は複数の出力導波路と、各導波路の長さが所定の導波路
長差で順次長くなるように構成されたチャネル導波路ア
レイと、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出力
導波路を接続する出力スラブ導波路と、このチャネル導
波路アレイの入力側と前記入力導波路を接続し、その内
部における経路ごとの光の損失の違いに応じて出力導波
路に対応させて入力導波路ごとの光の入出力特性を予め
定めた比率に設定した入力スラブ導波路とを具備する素
子であることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項25】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重する合波装置と、 この合波装置から出力される波長分割多重された光信号
を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離する分波装置と、 この分波装置によって分離された各波長の光信号を受信
する光受信手段とを備え、 前記合波装置は、波長の異なる信号光を入力する複数の
入力導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導
波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長く
なるように構成されたチャネル導波路アレイと、このチ
ャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を接続す
る出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入
力側と前記入力導波路を接続し、出力導波路に対応させ
て入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に
設定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格
子と、このアレイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレ
ベルを検出するレベル検出手段と、このレベル検出手段
によって検出されたレベルを予め定められた各波長ごと
のレベルと比較してそれぞれの光の出力レベルを調整す
ることで前記アレイ導波路格子によって合波された後の
各波長ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手
段とを具備して構成され、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力スラブ
導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出
力導波路を接続し、出力導波路ごとに前記入力導波路に
対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力
スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、このア
レイ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれの
波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所望
の値となるように調整するレベル調整手段とを具備して
構成されていることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項26】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重する合波装置と、 この合波装置から出力される波長分割多重された光信号
を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離する分波装置と、 この分波装置によって分離された各波長の光信号を受信
する光受信手段とを備え、 前記合波装置は、波長の異なる信号光を入力する複数の
入力導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導
波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長く
なるように構成されたチャネル導波路アレイと、このチ
ャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を接続す
る出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入
力側と前記入力導波路を接続し、その内部における経路
ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路に対応させて
入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設
定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子
と、このアレイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレベ
ルを検出するレベル検出手段と、このレベル検出手段に
よって検出されたレベルを予め定められた各波長ごとの
レベルと比較してそれぞれの光の出力レベルを調整する
ことで前記アレイ導波路格子によって合波された後の各
波長ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手段
とを具備して構成され、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力スラブ
導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出
力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光の損
失の違いに応じて出力導波路ごとに前記入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力ス
ラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、このアレ
イ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれの波
長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所望の
値となるように調整するレベル調整手段とを具備して構
成されていることを特徴とする光通信システム。 - 【請求項27】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する分波装
置と、各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多
重する合波装置を備えており、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力スラブ
導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出
力導波路を接続し、出力導波路ごとに前記入力導波路に
対する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力
スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、このア
レイ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれの
波長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所望
の値となるように調整するレベル調整手段とを具備して
構成されており、 前記合波装置は、波長の異なる信号光を入力する複数の
入力導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導
波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長く
なるように構成されたチャネル導波路アレイと、このチ
ャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を接続す
る出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入
力側と前記入力導波路を接続し、出力導波路に対応させ
て入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に
設定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格
子と、このアレイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレ
ベルを検出するレベル検出手段と、このレベル検出手段
によって検出されたレベルを予め定められた各波長ごと
のレベルと比較してそれぞれの光の出力レベルを調整す
ることで前記アレイ導波路格子によって合波された後の
各波長ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手
段とを具備して構成されていることを特徴とする光通信
システム。 - 【請求項28】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する分波装
置と、各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多
重する合波装置を備えており、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、各導
波路の長さが所定の導波路長差で順次長くなるように構
成されたチャネル導波路アレイと、このチャネル導波路
アレイの入力側と前記入力導波路を接続する入力スラブ
導波路と、このチャネル導波路アレイの出力側と前記出
力導波路を接続し、その内部における経路ごとの光の損
失の違いに応じて出力導波路ごとに前記入力導波路に対
する光の入出力特性を予め定めた比率に設定した出力ス
ラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子と、このアレ
イ導波路格子の出力導波路から出力されるそれぞれの波
長の光を入力してこれら波長ごとの出力レベルを所望の
値となるように調整するレベル調整手段とを具備して構
成されており、 前記合波装置は、波長の異なる信号光を入力する複数の
入力導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導
波路と、各導波路の長さが所定の導波路長差で順次長く
なるように構成されたチャネル導波路アレイと、このチ
ャネル導波路アレイの出力側と前記出力導波路を接続す
る出力スラブ導波路と、このチャネル導波路アレイの入
力側と前記入力導波路を接続し、その内部における経路
ごとの光の損失の違いに応じて出力導波路に対応させて
入力導波路ごとの光の入出力特性を予め定めた比率に設
定した入力スラブ導波路とを具備するアレイ導波路格子
と、このアレイ導波路格子にそれぞれ入力する光のレベ
ルを検出するレベル検出手段と、このレベル検出手段に
よって検出されたレベルを予め定められた各波長ごとの
レベルと比較してそれぞれの光の出力レベルを調整する
ことで前記アレイ導波路格子によって合波された後の各
波長ごとのレベルを所望の値に設定するレベル調整手段
とを具備して構成されていることを特徴とする光通信シ
ステム。 - 【請求項29】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 信号光を出力する複数の出力導波路と、 これら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の入
出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを
具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項30】 信号光を入力する複数の入力導波路
と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 前記入力導波路ごとに前記出力導波路に対する光の入出
力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具
備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項31】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 信号光を出力する複数の出力導波路と、 これら入力導波路と出力導波路を接続し、入力導波路か
ら入力される光が前記複数の出力導波路のそれぞれに至
る光の伝搬する層としてのコア層が、前記入力導波路と
前記複数の出力導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部または
全部において経路の途中で一部切断されており、これら
の切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド層が
介在しており、かつ切断された各経路では光の進行方向
におけるコア層の切断長がそれぞれの経路を伝搬する光
の損失割合に応じて予め定めた値に設定されているスラ
ブ導波路とを具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項32】 信号光を入力する複数の入力導波路
と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 これら入力導波路と出力導波路を接続し、前記複数の入
力導波路から入力される光が出力導波路に至る光の伝搬
する層としてのコア層が、前記複数の入力導波路と出力
導波路をそれぞれ結ぶ経路の一部または全部において経
路の途中で一部切断されており、これらの切断箇所には
コア層の両側に配置されたクラッド層が介在しており、
かつ切断された各経路では光の進行方向におけるコア層
の切断長がそれぞれの経路を伝搬する光の損失割合に応
じて予め定めた値に設定されているスラブ導波路とを具
備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項33】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 入力導波路に入力側を接続したスラブ導波路と、 このスラブ導波路の出力側に接続された複数の導波路か
らなり、これらの導波路の一部または全部で光の伝搬す
る層としてのコア層が途中で一部切断されており、これ
らの切断箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド層
が介在しており、かつこれらのコア層の切断長がそれぞ
れの導波路を伝搬する光の損失割合に応じて予め定めた
値に設定されている出力導波路とを具備することを特徴
とする導波路素子。 - 【請求項34】 信号光を入力する複数の導波路からな
り、これらの導波路の一部または全部で光の伝搬する層
としてのコア層が途中で切断されており、これらの切断
箇所にはコア層の両側に配置されたクラッド層が介在し
ており、かつこれらのコア層の切断長がそれぞれの伝搬
する光の損失割合に応じて予め定めた値に設定されてい
る入力導波路と、 信号光を出力する1または複数の出力導波路と、 前記入力導波路および出力導波路を接続するスラブ導波
路とを具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項35】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 この入力導波路の出力側とその入力側を接続したスラブ
導波路と、 このスラブ導波路の出力側に接続された複数の導波路か
らなり、これらの一部または全部の端部における中央位
置を、対応する焦点位置から前記導波路に伝搬する光に
対して損失を与えるべき損失割合に応じて予め定めた値
ずつこれらの中心軸から直交する方向にずらした出力導
波路とを具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項36】 スラブ導波路と、 このスラブ導波路の出力側と接続された出力導波路と、 前記スラブ導波路の入力側と接続された一部または全部
の端部におけるそれぞれの中央位置を、対応する焦点位
置から前記出力導波路に伝搬する光に対して損失を与え
るべき損失割合に応じて予め定めた値ずつこれらの中心
軸から直交する方向にずらした複数の入力導波路とを具
備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項37】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 入力導波路の出力側を入力側に接続したスラブ導波路
と、 このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部を接
続し、これらの導波路端部と前記入力導波路とを結ぶそ
れぞれの線分に対してこれらを伝搬する光の損失すべき
損失割合に応じてこれらの導波路端部における全部また
は一部の中心軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複数
の出力導波路とを具備することを特徴とする導波路素
子。 - 【請求項38】 信号光を出力する1または複数の出力
導波路と、 この出力導波路の入力側と出力側を接続するスラブ導波
路と、 このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端部を接
続し、これらの導波路端部と前記出力導波路とを結ぶ線
分に対してしてこれらを伝搬する光の損失すべき損失割
合に応じてこれらの導波路端部における全部または一部
の中心軸が予め定めた角度ずつ傾斜している複数の入力
導波路とを具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項39】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 入力側をこの入力導波路の出力側と接続するスラブ導波
路と、 このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部を接
続し、これらの導波路端部の一部または全部についてそ
れらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応じた値
にそれぞれ設定された出力導波路とを具備することを特
徴とする導波路素子。 - 【請求項40】 信号光を出力する1または複数の出力
導波路と、 出力側をこの出力導波路の入力側と接続するスラブ導波
路と、 このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端部を接
続し、これらの導波路端部の一部または全部についてそ
れらの導波路幅が、光の損失すべき損失割合に応じた値
にそれぞれ設定された入力導波路とを具備することを特
徴とする導波路素子。 - 【請求項41】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、 入力側をこの入力導波路の出力側と接続するスラブ導波
路と、 このスラブ導波路の出力側とそれぞれの導波路端部を接
続し、これらの導波路端部と前記入力導波路とを結ぶそ
れぞれの線分の距離を、入力導波路からそれぞれの導波
路端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じてこれ
ら導波路端部における光軸方向にずらした出力導波路と
を具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項42】 信号光を出力する1または複数の出力
導波路と、 この出力導波路の入力側と出力側を接続したスラブ導波
路と、このスラブ導波路の入力側とそれぞれの導波路端
部を接続し、これらの導波路端部と前記出力導波路とを
結ぶそれぞれの線分の距離を、出力導波路からそれぞれ
の導波路端部へ伝搬する光の損失すべき損失割合に応じ
てこれら導波路端部における光軸方向にずらした入力導
波路とを具備することを特徴とする導波路素子。 - 【請求項43】 信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、これ
ら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の入出力
特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備
する導波路素子と、 この導波路素子の出力導波路から出力されるそれぞれの
信号光を入力してこれら信号光ごとの出力レベルを所望
の値となるように調整するレベル調整手段とを具備する
ことを特徴とする分波装置。 - 【請求項44】 信号ごとに用意された複数の光源と、 信号光を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、前記入力導波路ごとに
前記出力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比
率に設定したスラブ導波路とを具備する導波路素子と、 前記複数の光源から導波路素子にそれぞれ入力する信号
光のレベルを検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段によって検出されたレベルを予め定
められた各信号光ごとのレベルと比較して前記複数の信
号光の出力レベルを調整することで前記導波路素子によ
って合波された後の各信号光ごとのレベルを所望の値に
設定するレベル調整手段とを具備することを特徴とする
合波装置。 - 【請求項45】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重する導波路素子からなるマルチプレクサと、 このマルチプレクサから出力される波長分割多重された
光信号を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置された導波路素子を備え
たノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離する導波路素子からな
るデマルチプレクサと、 このデマルチプレクサによって分離された各波長の光信
号を受信する光受信手段とを備え、 前記マルチプレクサは、信号光を入力する複数の入力導
波路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路
と、前記入力導波路ごとに前記出力導波路に対する光の
入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路と
を具備する導波路素子で構成され、 前記デマルチプレクサは、信号光を入力する1または複
数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路
と、これら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光
の入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路
とを具備する導波路素子で構成されていることを特徴と
する光通信システム。 - 【請求項46】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する第1の
導波路素子と、各波長の光信号に分離された光信号を波
長分割多重する第2の導波路素子を備えており、 前記第1の導波路素子は、信号光を入力する1または複
数の入力導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路
と、これら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光
の入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路
とを具備する素子であり、 前記第2の導波路素子は、信号光を入力する複数の入力
導波路と、信号光を出力する1または複数の出力導波路
と、前記入力導波路ごとに前記出力導波路に対する光の
入出力特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路と
を具備する素子であることを特徴とする光通信システ
ム。 - 【請求項47】 各波長の光信号をパラレルに送出する
光送信手段と、 この光送信手段の送出した各波長の光信号を波長分割多
重する合波装置と、 この合波装置から出力される波長分割多重された光信号
を伝送する光伝送路と、 この光伝送路の途中に適宜配置されたノードと、 前記光伝送路を前記ノードを経由して送られてきた光信
号を入力し各波長の光信号に分離する分波装置と、 この分波装置によって分離された各波長の光信号を受信
する光受信手段とを備え、 前記合波装置は、信号ごとに用意された複数の光源と、
信号光を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、前記入力導波路ごとに
前記出力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比
率に設定したスラブ導波路とを具備する導波路素子と、
前記複数の光源から導波路素子にそれぞれ入力する信号
光のレベルを検出するレベル検出手段と、このレベル検
出手段によって検出されたレベルを予め定められた各信
号光ごとのレベルと比較して前記複数の信号光の出力レ
ベルを調整することで前記導波路素子によって合波され
た後の各信号光ごとのレベルを所望の値に設定するレベ
ル調整手段とを具備して構成され、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、これ
ら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の入出力
特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備
する導波路素子と、この導波路素子の出力導波路から出
力されるそれぞれの信号光を入力してこれら信号光ごと
の出力レベルを所望の値となるように調整するレベル調
整手段とを具備して構成されていることを特徴とする光
通信システム。 - 【請求項48】 複数のノードを伝送路によって環状に
接続し、これらの伝送路に波長分割多重された光信号を
伝送する環状伝送路を有し、それぞれのノードが波長分
割多重された光信号を各波長の光信号に分離する分波装
置と、各波長の光信号に分離された光信号を波長分割多
重する合波装置を備えており、 前記分波装置は、信号光を入力する1または複数の入力
導波路と、信号光を出力する複数の出力導波路と、これ
ら出力導波路ごとに前記入力導波路に対する光の入出力
特性を予め定めた比率に設定したスラブ導波路とを具備
する導波路素子と、この導波路素子の出力導波路から出
力されるそれぞれの信号光を入力してこれら信号光ごと
の出力レベルを所望の値となるように調整するレベル調
整手段とを具備して構成されており、 前記合波装置は、信号ごとに用意された複数の光源と、
信号光を入力する複数の入力導波路と、信号光を出力す
る1または複数の出力導波路と、前記入力導波路ごとに
前記出力導波路に対する光の入出力特性を予め定めた比
率に設定したスラブ導波路とを具備する導波路素子と、
前記複数の光源から導波路素子にそれぞれ入力する信号
光のレベルを検出するレベル検出手段と、このレベル検
出手段によって検出されたレベルを予め定められた各信
号光ごとのレベルと比較して前記複数の信号光の出力レ
ベルを調整することで前記導波路素子によって合波され
た後の各信号光ごとのレベルを所望の値に設定するレベ
ル調整手段とを具備して構成されていることを特徴とす
る光通信システム。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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US10/452,256 US7139451B2 (en) | 2000-11-16 | 2003-06-03 | Arrayed waveguide grading with optical input and output characteristics settable to desired values |
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