JP2002145726A - 膜形成性化粧品組成物 - Google Patents
膜形成性化粧品組成物Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q3/00—Manicure or pedicure preparations
- A61Q3/02—Nail coatings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/81—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
- A61K8/8141—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- A61K8/8152—Homopolymers or copolymers of esters, e.g. (meth)acrylic acid esters; Compositions of derivatives of such polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/54—Polymers characterized by specific structures/properties
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘着性ではなく、アセトンおよび/または酢
酸エチルをベースとした標準的なリムーバーでとること
ができる、接着および光沢などの良好な特性を示す膜を
形成する、水性媒体中の膜形成美容組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 ポリマー粒子の分散物を含む、美容組成
物であり、 -ポリマーは、35℃から80℃のガラス転移温度
(Tg)およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形
成温度(MFT)を有し、組成物は、さらに: -200以下の分子量、並びに、100℃および300
℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1
つの第一有機溶媒、および -200を越える分子量を有し、120℃以上の、周囲
気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1つの第二有
機溶媒を含むもの。
酸エチルをベースとした標準的なリムーバーでとること
ができる、接着および光沢などの良好な特性を示す膜を
形成する、水性媒体中の膜形成美容組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 ポリマー粒子の分散物を含む、美容組成
物であり、 -ポリマーは、35℃から80℃のガラス転移温度
(Tg)およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形
成温度(MFT)を有し、組成物は、さらに: -200以下の分子量、並びに、100℃および300
℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1
つの第一有機溶媒、および -200を越える分子量を有し、120℃以上の、周囲
気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1つの第二有
機溶媒を含むもの。
Description
【0001】本発明の目的は、ヒトの唇、爪、睫毛、眉
および毛を含む、皮膚などのケラチン物質のメークアッ
プまたはケアの組成物として特に使用可能なものであっ
て、ポリマー分散物および有機溶媒を含む膜形成美容組
成物である。本発明は、ケラチン物質のメークアップま
たは美容ケアにおける、この組成物の使用にも関する。
より特定すると、組成物はマニキュア液である。
および毛を含む、皮膚などのケラチン物質のメークアッ
プまたはケアの組成物として特に使用可能なものであっ
て、ポリマー分散物および有機溶媒を含む膜形成美容組
成物である。本発明は、ケラチン物質のメークアップま
たは美容ケアにおける、この組成物の使用にも関する。
より特定すると、組成物はマニキュア液である。
【0002】
【従来の技術】マニキュア液組成物は、ニス(varnis
h)の基剤として、爪のメークアップ製品として、爪メ
ークアップ製品に適用される、アングロ-アメリカン用
語では「上塗り」とも呼ばれる仕上げ組成物として、ま
たは爪の美容ケアの製品としても使用できる。これらの
組成物は、ヒトの爪にまたは偽爪に適用できる。
h)の基剤として、爪のメークアップ製品として、爪メ
ークアップ製品に適用される、アングロ-アメリカン用
語では「上塗り」とも呼ばれる仕上げ組成物として、ま
たは爪の美容ケアの製品としても使用できる。これらの
組成物は、ヒトの爪にまたは偽爪に適用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】膜形成美容組成物、特
にマニキュア液は、一般に、膜形成剤としてのポリマー
およびおそらく着色物質を含む。これらの組成物は、触
れても粘着せず、衝撃または摩擦などの機械的攻撃に耐
えることができ、また水などの溶媒にも耐えることので
きる膜を与える、迅速な膜形成などの美容特性を示さな
ければならない。膜は、心地よい視覚的な美的効果を付
与するために光沢がなければならない。ニスの膜は、ケ
ラチン物質に十分に接着し、時間の経過で、特に2日
後、初期の特性を変化させることなく、良好な持続性を
示していなければならない。最後に、アセトンまたは酢
酸エチルをベースとしたリムーバーなどの標準的な入手
可能なリムーバーで容易にメークアップ膜を除去するこ
とが可能でなければならない。
にマニキュア液は、一般に、膜形成剤としてのポリマー
およびおそらく着色物質を含む。これらの組成物は、触
れても粘着せず、衝撃または摩擦などの機械的攻撃に耐
えることができ、また水などの溶媒にも耐えることので
きる膜を与える、迅速な膜形成などの美容特性を示さな
ければならない。膜は、心地よい視覚的な美的効果を付
与するために光沢がなければならない。ニスの膜は、ケ
ラチン物質に十分に接着し、時間の経過で、特に2日
後、初期の特性を変化させることなく、良好な持続性を
示していなければならない。最後に、アセトンまたは酢
酸エチルをベースとしたリムーバーなどの標準的な入手
可能なリムーバーで容易にメークアップ膜を除去するこ
とが可能でなければならない。
【0004】ポリマーの分散物を含む水性美容組成物が
知られている。非常にしばしば、ポリマーは、互いに近
い値のガラス転移温度および膜形成温度を有し;かかる
ポリマーを用いなければ、迅速に乾燥し、粘着性ではな
く、良好な硬度を示す膜を得ることは不可能である。さ
らに、標準的なリムーバーで膜を適切にとることは困難
である。
知られている。非常にしばしば、ポリマーは、互いに近
い値のガラス転移温度および膜形成温度を有し;かかる
ポリマーを用いなければ、迅速に乾燥し、粘着性ではな
く、良好な硬度を示す膜を得ることは不可能である。さ
らに、標準的なリムーバーで膜を適切にとることは困難
である。
【0005】本発明の目的は、粘着性ではなく、アセト
ンおよび/または酢酸エチルをベースとした標準的なリ
ムーバーでとることができる、接着および光沢などの良
好な特性を示す膜を形成する、水性媒体中の膜形成美容
組成物、特にマニキュア液を提案することである。
ンおよび/または酢酸エチルをベースとした標準的なリ
ムーバーでとることができる、接着および光沢などの良
好な特性を示す膜を形成する、水性媒体中の膜形成美容
組成物、特にマニキュア液を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願人は、当該組成物
は、選択した溶媒と組合せて特定のポリマー分散物を使
用することにより得ることができることを見出した。
は、選択した溶媒と組合せて特定のポリマー分散物を使
用することにより得ることができることを見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】より正確には、本発明の目的は、
ポリマー粒子の分散物を含む、美容組成物であり、 -ポリマーは、35℃から80℃のガラス転移温度
(Tg)およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形
成温度(MFT)を有し、組成物は、さらに: -200以下の分子量、並びに、100℃および300
℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1
つの第一有機溶媒、および -200を越える分子量を有し、120℃以上の、周囲
気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1つの第二有
機溶媒を含むことを特徴とする。
ポリマー粒子の分散物を含む、美容組成物であり、 -ポリマーは、35℃から80℃のガラス転移温度
(Tg)およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形
成温度(MFT)を有し、組成物は、さらに: -200以下の分子量、並びに、100℃および300
℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1
つの第一有機溶媒、および -200を越える分子量を有し、120℃以上の、周囲
気圧で測定した沸点を有する、少なくとも1つの第二有
機溶媒を含むことを特徴とする。
【0008】本発明のさらなる目的は、上記に定義した
ような組成物のケラチン物質への適用を含む、ケラチン
物質、特に爪のメークアップおよび/またはケアの美容
方法である。
ような組成物のケラチン物質への適用を含む、ケラチン
物質、特に爪のメークアップおよび/またはケアの美容
方法である。
【0009】本発明のさらなる目的は、アセトンおよび
/または酢酸エチルで除去可能で、および/または爪に
接着する、および/または光沢がある、膜を得るための
上記で定義したような組成物の使用である。
/または酢酸エチルで除去可能で、および/または爪に
接着する、および/または光沢がある、膜を得るための
上記で定義したような組成物の使用である。
【0010】本発明のさらなる目的は、アセトンおよび
/または酢酸エチルで除去可能で、および/または爪に
接着する、および/または光沢がある、膜を得るための
美容組成物における、 -ポリマー分散物の使用、ここでのポリマーは、35℃
から80℃のガラス転移温度(Tg)およびTg-MFT
≧8℃となるような最小膜形成温度(MFT)を有す
る、 -200以下またはそれに等しい分子量を有し、100
℃から300℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、
第一有機溶媒の使用、および -200を越える分子量、および、120℃以上の、周
囲気圧で測定した沸点を有する第二有機溶媒の使用であ
る。
/または酢酸エチルで除去可能で、および/または爪に
接着する、および/または光沢がある、膜を得るための
美容組成物における、 -ポリマー分散物の使用、ここでのポリマーは、35℃
から80℃のガラス転移温度(Tg)およびTg-MFT
≧8℃となるような最小膜形成温度(MFT)を有す
る、 -200以下またはそれに等しい分子量を有し、100
℃から300℃の、周囲気圧で測定した沸点を有する、
第一有機溶媒の使用、および -200を越える分子量、および、120℃以上の、周
囲気圧で測定した沸点を有する第二有機溶媒の使用であ
る。
【0011】本発明に記載の組成物に存在するポリマー
分散物は、35℃から80℃のガラス転移温度(Tg)
およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形成温度
(MFT)を有し;この規則は、ポリマーがいくつかの
TgSを有する場合、少なくとも1つのTgに適用しなけ
ればならない。
分散物は、35℃から80℃のガラス転移温度(Tg)
およびTg-MFT≧8℃となるような最小膜形成温度
(MFT)を有し;この規則は、ポリマーがいくつかの
TgSを有する場合、少なくとも1つのTgに適用しなけ
ればならない。
【0012】ガラス転移温度は、補助膜形成剤の非存在
下でポリマーについて定義され、周囲温度(23℃)お
よび周囲の相対湿度(50%)で乾燥した膜について決
定される。
下でポリマーについて定義され、周囲温度(23℃)お
よび周囲の相対湿度(50%)で乾燥した膜について決
定される。
【0013】好ましくは、ポリマーのガラス転移温度
(Tg)は、40℃から65℃である。
(Tg)は、40℃から65℃である。
【0014】有利には、Tg-MFT≧12℃、より良好
にはTg-MFT≧16℃、好ましくはTg-MFT≧18
℃である。特に、Tg-MFTは25℃以下とすることが
できる。
にはTg-MFT≧16℃、好ましくはTg-MFT≧18
℃である。特に、Tg-MFTは25℃以下とすることが
できる。
【0015】本発明に記載のポリマー分散物は、補助膜
形成剤の非存在下でのそのMFTおよび乾燥後に得られ
る膜のガラス転移温度(Tg)により特徴づけられる。
MFTは、ポリマー分散物が、予め決定した条件下で乾
燥時にひびのない膜を形成する限界温度である。MFT
の決定は、DIN53787に記載の条件に従って実施
する。決定の開始時に、ポリマー分散物は、30から5
5重量%の乾燥物体ポリマー含量を有する。本発明の目
的のために、10個の独立的に実施した測定の平均を、
MFTとして使用する。決定は、補助膜形成剤の非存在
下で実施し、すなわち、MFTはポリマー分散物の固有
の特徴である。製剤化した美容組成物は、所望であれ
ば、補助膜形成剤を含むことができることは明らかであ
る。
形成剤の非存在下でのそのMFTおよび乾燥後に得られ
る膜のガラス転移温度(Tg)により特徴づけられる。
MFTは、ポリマー分散物が、予め決定した条件下で乾
燥時にひびのない膜を形成する限界温度である。MFT
の決定は、DIN53787に記載の条件に従って実施
する。決定の開始時に、ポリマー分散物は、30から5
5重量%の乾燥物体ポリマー含量を有する。本発明の目
的のために、10個の独立的に実施した測定の平均を、
MFTとして使用する。決定は、補助膜形成剤の非存在
下で実施し、すなわち、MFTはポリマー分散物の固有
の特徴である。製剤化した美容組成物は、所望であれ
ば、補助膜形成剤を含むことができることは明らかであ
る。
【0016】ガラス転移温度(Tg)の決定は、23℃
および相対湿度レベル50%で乾燥した100μmの厚
さの乾燥膜について20℃/分の加熱速度で、普通の市
販のDSC熱量計で実施する。
および相対湿度レベル50%で乾燥した100μmの厚
さの乾燥膜について20℃/分の加熱速度で、普通の市
販のDSC熱量計で実施する。
【0017】ポリマー分散物粒子サイズは、50〜20
0nm、好ましくは80〜150nmであり得る。かか
る粒子により、特に高く持続可能な光沢の膜を得るこが
可能となる。
0nm、好ましくは80〜150nmであり得る。かか
る粒子により、特に高く持続可能な光沢の膜を得るこが
可能となる。
【0018】ポリマー分散物は、一般に、連続水性相を
含む2相系でのエチレン性不飽和モノマーの重合により
得られる。通常、水溶性開始剤系を使用して重合を開始
する。一般に、水性相は、乳化剤および/または保護コ
ロイド剤を含む。
含む2相系でのエチレン性不飽和モノマーの重合により
得られる。通常、水溶性開始剤系を使用して重合を開始
する。一般に、水性相は、乳化剤および/または保護コ
ロイド剤を含む。
【0019】使用可能なエチレン性不飽和モノマーは、
例えば、C1〜C30アルキル(メタ)アクリレート、ビ
ニルエステル、芳香族ビニルモノマーおよびその混合物
である。
例えば、C1〜C30アルキル(メタ)アクリレート、ビ
ニルエステル、芳香族ビニルモノマーおよびその混合物
である。
【0020】使用する保護コロイド剤は、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルピロリドン、スルホネート基を有するポリエステ
ル、スルホネート基を有するポリアミド、スルホネート
基を有するポリウレタン、および、スルホネートまたは
カルボキシル基を有するポリエステルアミドなどの、親
水性ポリマーおよびコポリマーであり得る。イオンまた
はイオン形成基を含む親水性保護コロイドが好ましくは
使用される。
ルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルピロリドン、スルホネート基を有するポリエステ
ル、スルホネート基を有するポリアミド、スルホネート
基を有するポリウレタン、および、スルホネートまたは
カルボキシル基を有するポリエステルアミドなどの、親
水性ポリマーおよびコポリマーであり得る。イオンまた
はイオン形成基を含む親水性保護コロイドが好ましくは
使用される。
【0021】特に好ましいポリマー分散物は、スチレ
ン、および好ましくは、メチルメタクリレート、n-ブ
チル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)
アクリレートから選択された少なくとも1つのモノマ
ー、および好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸およびイタコン酸の中から選択された少なくと
も1つのモノマーを含む。
ン、および好ましくは、メチルメタクリレート、n-ブ
チル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)
アクリレートから選択された少なくとも1つのモノマ
ー、および好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸およびイタコン酸の中から選択された少なくと
も1つのモノマーを含む。
【0022】好ましくは、ポリマーは、モノマーの全重
量に対して、少なくとも0.2重量%、好ましくは0.
2重量%から50重量%、より好ましくは2重量%から
50重量%、特に0.6重量%から25重量%、または
さらには3重量%から25重量%の、下記式(I)のモ
ノマーを含む。
量に対して、少なくとも0.2重量%、好ましくは0.
2重量%から50重量%、より好ましくは2重量%から
50重量%、特に0.6重量%から25重量%、または
さらには3重量%から25重量%の、下記式(I)のモ
ノマーを含む。
【0023】
【化2】
【0024】ここでのR1およびR2は、互いに独立的で
あり、水素原子またはメチル基を示し、R3は、C9〜C
30、特にC12〜C22の、分枝、環式または直鎖のアルキ
ル基を示す。R3は、好ましくは、直鎖アルキル基を示
す。
あり、水素原子またはメチル基を示し、R3は、C9〜C
30、特にC12〜C22の、分枝、環式または直鎖のアルキ
ル基を示す。R3は、好ましくは、直鎖アルキル基を示
す。
【0025】式(I)のモノマーとして、(メタ)アク
リル酸とC12〜C22アルコールのエステル、例えばラウ
リル(メタ)アクリレートおよびステアリル(メタ)ア
クリレート、メチルメタクリル酸とC12〜C22アルコー
ルのエステル、およびまたクロトン酸とC12〜C22アル
コールのエステルを列挙できる。
リル酸とC12〜C22アルコールのエステル、例えばラウ
リル(メタ)アクリレートおよびステアリル(メタ)ア
クリレート、メチルメタクリル酸とC12〜C22アルコー
ルのエステル、およびまたクロトン酸とC12〜C22アル
コールのエステルを列挙できる。
【0026】好ましくは、全モノマーに対する、前記ポ
リマー中のスチレン及び式(I)のモノマーの比は、1
5から80重量%、特に30から60重量%である。
リマー中のスチレン及び式(I)のモノマーの比は、1
5から80重量%、特に30から60重量%である。
【0027】ポリマー分散物(基本ポリマーと称され
る)は、好ましくは、数個のドメインのポリマーを含む
粒子、特に数層のポリマーを含む粒子(多層粒子とも称
される)を含むエマルジョンポリマーであり;これらの
粒子は、1つまたは数個のポリマー、特に第一ポリマー
および少なくとも1つの第二ポリマーを含み、各々のポ
リマーが、1ドメインのポリマー、特に1層のポリマー
を形成している。
る)は、好ましくは、数個のドメインのポリマーを含む
粒子、特に数層のポリマーを含む粒子(多層粒子とも称
される)を含むエマルジョンポリマーであり;これらの
粒子は、1つまたは数個のポリマー、特に第一ポリマー
および少なくとも1つの第二ポリマーを含み、各々のポ
リマーが、1ドメインのポリマー、特に1層のポリマー
を形成している。
【0028】基本ポリマー粒子に存在する第一ポリマー
は、-少なくとも1つのイオン性またはイオン形成基を
有する、5から50重量部、好ましくは8から30重量
部のモノマー、および-50から95重量部、好ましく
は70から92重量部の中性モノマーから構成できる。
は、-少なくとも1つのイオン性またはイオン形成基を
有する、5から50重量部、好ましくは8から30重量
部のモノマー、および-50から95重量部、好ましく
は70から92重量部の中性モノマーから構成できる。
【0029】第二ポリマーは、好ましくは、実質的に、
中性モノマーからなる。
中性モノマーからなる。
【0030】基本エマルジョンポリマーは、第一ポリマ
ーの存在下で、第二ポリマーを構成するモノマー混合物
の乳化重合により調製できる。一般的な法則としてのこ
の後者は、乳化重合中の保護コロイドとして作用する。
このように、2つのポリマードメイン、特に2つのポリ
マー層を含むポリマー粒子(例えば、第二ポリマーから
なるコアおよび第一ポリマーからなる殻)が得られる。
ーの存在下で、第二ポリマーを構成するモノマー混合物
の乳化重合により調製できる。一般的な法則としてのこ
の後者は、乳化重合中の保護コロイドとして作用する。
このように、2つのポリマードメイン、特に2つのポリ
マー層を含むポリマー粒子(例えば、第二ポリマーから
なるコアおよび第一ポリマーからなる殻)が得られる。
【0031】「第一」および「第二」ポリマーなる語
は、単純化するために本願明細書で使用する。
は、単純化するために本願明細書で使用する。
【0032】イオン性またはイオン形成基を含むモノマ
ーとして、アニオン性、カチオン性または両性モノマー
を列挙できる。
ーとして、アニオン性、カチオン性または両性モノマー
を列挙できる。
【0033】モノマーのイオン形成基は、プロトン化/
脱プロトン化または4級化によりイオン基に変換でき
る。
脱プロトン化または4級化によりイオン基に変換でき
る。
【0034】イオン性モノマーは、全体的または部分的
に中和できる。
に中和できる。
【0035】本発明の実施の1つの形態によると、第一
ポリマーは、アニオン性またはカチオン性モノマーを含
むことができ、これらの2種類のモノマーは、互いに等
モル量で存在できるか、または、これらの2種類のうち
一方のモノマーは、第一ポリマーはアニオン性またはカ
チオン性となるように、他の種類のモノマーに比べてモ
ル過剰で存在できる。この第一ポリマーは、ケラチン物
質へのポリマーの接着を促進し得るか、またはポリマー
分散物の安定性を促進できる。
ポリマーは、アニオン性またはカチオン性モノマーを含
むことができ、これらの2種類のモノマーは、互いに等
モル量で存在できるか、または、これらの2種類のうち
一方のモノマーは、第一ポリマーはアニオン性またはカ
チオン性となるように、他の種類のモノマーに比べてモ
ル過剰で存在できる。この第一ポリマーは、ケラチン物
質へのポリマーの接着を促進し得るか、またはポリマー
分散物の安定性を促進できる。
【0036】アニオン性、又は酸性モノマーとして、好
ましくは3から6つの炭素原子を有する、エチレン性不
飽和モノまたはジカルボン酸、およびまた重合可能また
は共重合可能なカルボン酸誘導体、例えば(メタ)アク
リル酸、クロトン酸およびマレイン酸およびその無水物
およびモノエステル、フマル酸およびモノエステルおよ
びイタコン酸、少なくとも1つのスルホン酸基を含むエ
チレン性不飽和モノマー、例えばスチレンスルホン酸、
ビニル-スルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロ
パンスルホン酸またはその塩、少なくとも1つのホスホ
ン酸またはまたはリン酸基を含むエチレン性不飽和モノ
マー、例えばビニル-ホスホン酸またはリン酸と重合可
能アルコールのモノエステル、例えばブタンジオールモ
ノアクリレートまたはヒドロキシエチルメタクリレート
を使用できる。
ましくは3から6つの炭素原子を有する、エチレン性不
飽和モノまたはジカルボン酸、およびまた重合可能また
は共重合可能なカルボン酸誘導体、例えば(メタ)アク
リル酸、クロトン酸およびマレイン酸およびその無水物
およびモノエステル、フマル酸およびモノエステルおよ
びイタコン酸、少なくとも1つのスルホン酸基を含むエ
チレン性不飽和モノマー、例えばスチレンスルホン酸、
ビニル-スルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロ
パンスルホン酸またはその塩、少なくとも1つのホスホ
ン酸またはまたはリン酸基を含むエチレン性不飽和モノ
マー、例えばビニル-ホスホン酸またはリン酸と重合可
能アルコールのモノエステル、例えばブタンジオールモ
ノアクリレートまたはヒドロキシエチルメタクリレート
を使用できる。
【0037】アニオン性モノマーとして、エチレン性不
飽和のモノまたはジカルボン酸、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸およびクロトン酸を好ましくは使用する。
飽和のモノまたはジカルボン酸、例えばアクリル酸、メ
タクリル酸およびクロトン酸を好ましくは使用する。
【0038】カチオン性、又は塩基性モノマーとして、
(メタ)アクリル酸のエステルまたはアミノアルコール
またはジアミンのアミド、例えばジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートまたはジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリルアミド、例えばN,N-ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチル
アミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、ジアルキルアミノスチレン、
例えばN,N-ジ-メチルアミノスチレンおよびN,N-
ジメチルアミノメチルスチレン、ビニルピリジン、例え
ば4-ビニル-ピリジンおよび2-ビニルピリジンおよび
1-ビニルイミダゾールを使用でき、これらのカチオン
性モノマーは、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジ
ルまたは硫酸ジアルキルなどの既知の4級化試薬を用い
て4級化できる。
(メタ)アクリル酸のエステルまたはアミノアルコール
またはジアミンのアミド、例えばジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリレートまたはジアルキルアミノアル
キル(メタ)アクリルアミド、例えばN,N-ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチル
アミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、ジアルキルアミノスチレン、
例えばN,N-ジ-メチルアミノスチレンおよびN,N-
ジメチルアミノメチルスチレン、ビニルピリジン、例え
ば4-ビニル-ピリジンおよび2-ビニルピリジンおよび
1-ビニルイミダゾールを使用でき、これらのカチオン
性モノマーは、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジ
ルまたは硫酸ジアルキルなどの既知の4級化試薬を用い
て4級化できる。
【0039】両性モノマーとして、N-(3-スルホプロ
ピル)-N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチ
ル-アンモニウム-ベタインおよびN-カルボキシメチル-
N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチル-アン
モニウム-ベタインを使用できる。
ピル)-N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチ
ル-アンモニウム-ベタインおよびN-カルボキシメチル-
N-メタクリロイルオキシエチル-N,N-ジメチル-アン
モニウム-ベタインを使用できる。
【0040】イオン性基では、酸性または3級アミン基
を、塩形成または4級化反応により修飾できる。
を、塩形成または4級化反応により修飾できる。
【0041】中性モノマーは、イオン性またはイオン形
成基を有さないモノマーである。中性モノマーはまた、
上記の式(I)のモノマーでもあり得る。エマルジョン
ポリマーは、一般に、基本モノマーまたはコモノマーで
あり得る、式(I)のとは異なる、他の中性モノマーを
含む。
成基を有さないモノマーである。中性モノマーはまた、
上記の式(I)のモノマーでもあり得る。エマルジョン
ポリマーは、一般に、基本モノマーまたはコモノマーで
あり得る、式(I)のとは異なる、他の中性モノマーを
含む。
【0042】基本中性モノマーとして、例えば:C1〜
C8アルキル(メタ)アクリレート、例えばメチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリ
レートおよび2-エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、C1〜C18、特にC1〜C8カルボン酸のビニルエス
テル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニル
ラウレートおよびネオデカン酸ビニル、芳香族ビニルモ
ノマー、例えばスチレン、α-メチルスチレン、α-ブチ
ルスチレン、アルキル(C1〜C10)スチレン、例えば
4-ブチルスチレン、4-デシルスチレン、ヒドロキシス
チレン、例えば4-ヒドロキシスチレン、その混合物を
列挙できる。
C8アルキル(メタ)アクリレート、例えばメチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロ
ピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリ
レートおよび2-エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、C1〜C18、特にC1〜C8カルボン酸のビニルエス
テル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニル
ラウレートおよびネオデカン酸ビニル、芳香族ビニルモ
ノマー、例えばスチレン、α-メチルスチレン、α-ブチ
ルスチレン、アルキル(C1〜C10)スチレン、例えば
4-ブチルスチレン、4-デシルスチレン、ヒドロキシス
チレン、例えば4-ヒドロキシスチレン、その混合物を
列挙できる。
【0043】基本中性モノマーとして、2から8つの炭
素原子および1または2つのエチレン性不飽和二重結合
を有する脂肪族オレフィン、例えばブタジエン、イソプ
レンおよびクロロプレン、およびまたエチレン、プロピ
レンおよびイソブチレンも列挙できる。1つのエチレン
的二重結合を含む脂肪族オレフィンも好ましくは使用す
る。
素原子および1または2つのエチレン性不飽和二重結合
を有する脂肪族オレフィン、例えばブタジエン、イソプ
レンおよびクロロプレン、およびまたエチレン、プロピ
レンおよびイソブチレンも列挙できる。1つのエチレン
的二重結合を含む脂肪族オレフィンも好ましくは使用す
る。
【0044】基本中性モノマーは、スチレン、メチルメ
タクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、te
rt-ブチル(メタ)アクリレートおよびイソブチル
(メタ)アクリレートの中より選択される。
タクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、te
rt-ブチル(メタ)アクリレートおよびイソブチル
(メタ)アクリレートの中より選択される。
【0045】中性コモノマーは、ヒドロキシル基を含む
モノマー、例えばC1〜C6ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、例えばヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレートまたはヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチレン性不飽和モノまたはジカルボン酸のアミド
または置換アミド、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミド、N-メチロールアクリルアミドまたはN-メチロ
ールメタクリルアミド、C1〜C10N-アルキル(メタ)
アクリルアミドおよびC1〜C10N,N-ジアルキル(メ
タ)アクリルアミドの中より選択できる。架橋モノマ
ー、特に2つのビニル基を含むものは、同時に使用で
き、これらは第二ポリマーに存在することが好ましい。
モノマー、例えばC1〜C6ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、例えばヒドロキシプロピル(メタ)アク
リレートまたはヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチレン性不飽和モノまたはジカルボン酸のアミド
または置換アミド、例えばアクリルアミド、メタクリル
アミド、N-メチロールアクリルアミドまたはN-メチロ
ールメタクリルアミド、C1〜C10N-アルキル(メタ)
アクリルアミドおよびC1〜C10N,N-ジアルキル(メ
タ)アクリルアミドの中より選択できる。架橋モノマ
ー、特に2つのビニル基を含むものは、同時に使用で
き、これらは第二ポリマーに存在することが好ましい。
【0046】中性コモノマーとして、ハロゲン化ニトリ
ルおよびビニルも列挙できる。ニトリルモノマーの例と
して、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルを列
挙できる。ハロゲン化ビニルは、塩素、フッ素および臭
素などのハロゲン原子で置換されたエチレン性不飽和化
合物である。ハロゲン化ビニルは、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデンおよびフッ化ビニリデンの中より選択できる。
ルおよびビニルも列挙できる。ニトリルモノマーの例と
して、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルを列
挙できる。ハロゲン化ビニルは、塩素、フッ素および臭
素などのハロゲン原子で置換されたエチレン性不飽和化
合物である。ハロゲン化ビニルは、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデンおよびフッ化ビニリデンの中より選択できる。
【0047】第二ポリマーは、主に、中性モノマーから
なる。それは、好ましくは、上記に列挙した60から1
00重量%の基本中性モノマー、および、0から40重
量部の上記に列挙した中性コモノマーなどの前記基本中
性モノマーとは異なるモノマーからなる。第二ポリマー
はまた、少なくとも1つのイオン性モノマー、例えば上
記に列挙したものを、好ましくは5重量%未満の重量比
で含むことができる。
なる。それは、好ましくは、上記に列挙した60から1
00重量%の基本中性モノマー、および、0から40重
量部の上記に列挙した中性コモノマーなどの前記基本中
性モノマーとは異なるモノマーからなる。第二ポリマー
はまた、少なくとも1つのイオン性モノマー、例えば上
記に列挙したものを、好ましくは5重量%未満の重量比
で含むことができる。
【0048】有利には、ポリマー分散物は、 -少なくとも1つのイオン性またはイオン形成基を含
む、5から40重量部のモノマー、 -2から50重量部、好ましくは10から30重量部の
上記した式(I)のモノマー、 -10から93重量部、好ましくは40から85重量部
の、C1〜C8アルキル(メタ)アクリレート、C1〜C
18カルボン酸のビニルエステル、芳香族ビニルモノマー
またはその混合物の中より選択された中性モノマー、お
よび -0から40重量部の、上記したものとは異なるモノマ
ーからなる第一ポリマー、並びに、 -60から100重量部の、C1〜C8アルキル(メタ)
アクリレート、C1〜C18カルボン酸のビニルエステ
ル、芳香族ビニルモノマーまたはその混合物の中で選択
された、中性モノマー、および -0から40重量部の異なるモノマー からなる第二ポリマーを含む。
む、5から40重量部のモノマー、 -2から50重量部、好ましくは10から30重量部の
上記した式(I)のモノマー、 -10から93重量部、好ましくは40から85重量部
の、C1〜C8アルキル(メタ)アクリレート、C1〜C
18カルボン酸のビニルエステル、芳香族ビニルモノマー
またはその混合物の中より選択された中性モノマー、お
よび -0から40重量部の、上記したものとは異なるモノマ
ーからなる第一ポリマー、並びに、 -60から100重量部の、C1〜C8アルキル(メタ)
アクリレート、C1〜C18カルボン酸のビニルエステ
ル、芳香族ビニルモノマーまたはその混合物の中で選択
された、中性モノマー、および -0から40重量部の異なるモノマー からなる第二ポリマーを含む。
【0049】ポリマー分散物粒子において、第一ポリマ
ーと第二ポリマーの間の重量比は、好ましくは、10:
90から60:40、特に30:70から50:50で
ある。
ーと第二ポリマーの間の重量比は、好ましくは、10:
90から60:40、特に30:70から50:50で
ある。
【0050】第一ポリマーの平均分子量(Mw)は、好
ましくは、10,000を越え、または特に20,00
0から200,000である(標準物質としてポリスチ
レンおよび溶離液としてテトラヒドロフランを用いたク
ロマトグラフィーにより決定)。
ましくは、10,000を越え、または特に20,00
0から200,000である(標準物質としてポリスチ
レンおよび溶離液としてテトラヒドロフランを用いたク
ロマトグラフィーにより決定)。
【0051】第一ポリマーは、任意の重合プロセスによ
り、しかし好ましくは溶液重合化により得ることができ
る。
り、しかし好ましくは溶液重合化により得ることができ
る。
【0052】第一ポリマーの溶液重合の溶媒として、1
00,000Pa(1バール)で100℃以下の沸点を
有する溶媒または水と共沸混合物を形成し、蒸留によ
り、ポリマー分散水からまたはポリマー溶液から容易に
単離できる、溶媒を使用できる。また、特定の場合にお
いて、上記したような溶媒補助膜形成剤を添加すること
も可能である。
00,000Pa(1バール)で100℃以下の沸点を
有する溶媒または水と共沸混合物を形成し、蒸留によ
り、ポリマー分散水からまたはポリマー溶液から容易に
単離できる、溶媒を使用できる。また、特定の場合にお
いて、上記したような溶媒補助膜形成剤を添加すること
も可能である。
【0053】溶媒として、8つ以下の炭素原子を有す
る、アルコールまたはケトン、例えばブタノール、イソ
ブタノール、プロパノール、エタノール、メタノールお
よびメチルエチルケトンを列挙できる。
る、アルコールまたはケトン、例えばブタノール、イソ
ブタノール、プロパノール、エタノール、メタノールお
よびメチルエチルケトンを列挙できる。
【0054】エチレン性不飽和モノマーの重合は、アニ
オン重合または好ましくはラジカル重合により、特に過
酸化物などのラジカル開始剤の存在下で行なうことがで
きる。ラジカル開始剤の含量は、モノマーに対して、
0.2から5重量%、より良好には0.5から3重量%
であり得る。重合温度は、50から150℃、好ましく
は70から130℃の温度範囲で選択できる。必要であ
れば、調節物質、例えばメルカプトエタノール、3級ド
デシルメルカプタン、エチルヘキシルチオグリコレート
またはジイソプロピルキサントゲンスルフィドを、モノ
マーの重量に対して0から3重量%であり得る含量にお
いて添加できる。
オン重合または好ましくはラジカル重合により、特に過
酸化物などのラジカル開始剤の存在下で行なうことがで
きる。ラジカル開始剤の含量は、モノマーに対して、
0.2から5重量%、より良好には0.5から3重量%
であり得る。重合温度は、50から150℃、好ましく
は70から130℃の温度範囲で選択できる。必要であ
れば、調節物質、例えばメルカプトエタノール、3級ド
デシルメルカプタン、エチルヘキシルチオグリコレート
またはジイソプロピルキサントゲンスルフィドを、モノ
マーの重量に対して0から3重量%であり得る含量にお
いて添加できる。
【0055】第一ポリマーの調製は、1つまたは数個の
段階で行なうことができる。特に、例えば最初に、例え
ばEP-A-320865に記載のように、高い酸含量を
有するポリマー、次いで低い酸含量を有するポリマーを
製造することが可能である。モノマーは、重合時に導入
しても、好ましくは連続的に添加してもよい。
段階で行なうことができる。特に、例えば最初に、例え
ばEP-A-320865に記載のように、高い酸含量を
有するポリマー、次いで低い酸含量を有するポリマーを
製造することが可能である。モノマーは、重合時に導入
しても、好ましくは連続的に添加してもよい。
【0056】第一ポリマーは、有機溶媒中に、分散され
て、好ましくは溶液で得られる。第一ポリマーの乾燥物
体含量は、好ましくは、50から95重量%、特に60
から85重量%である。
て、好ましくは溶液で得られる。第一ポリマーの乾燥物
体含量は、好ましくは、50から95重量%、特に60
から85重量%である。
【0057】エマルジョンポリマーの製造のために、乳
化重合を、第一ポリマーの存在下で行なう。乳化重合
は、一般に、30℃から95℃の温度で、水溶性開始剤
の存在下で行なう。開始剤として、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウム、tert-
ブチルヒドロペルオキシド、水溶性アゾ型組合せまたは
酸化還元開始剤系を列挙できる。H2O2を開始剤として
使用する場合、少量の重金属塩、例えばCu(II)ま
たはFe(III)塩を同時に使用する。
化重合を、第一ポリマーの存在下で行なう。乳化重合
は、一般に、30℃から95℃の温度で、水溶性開始剤
の存在下で行なう。開始剤として、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウム、tert-
ブチルヒドロペルオキシド、水溶性アゾ型組合せまたは
酸化還元開始剤系を列挙できる。H2O2を開始剤として
使用する場合、少量の重金属塩、例えばCu(II)ま
たはFe(III)塩を同時に使用する。
【0058】第一ポリマーを水または別の水性媒体に導
入できる、および/または乳化重合中に重合を受けてい
る第二ポリマーのモノマーと共に水中に取込むことがで
きる。好ましくは、水をポリマー溶液に加え、次に、使
用する有機溶媒を蒸留により除去する。
入できる、および/または乳化重合中に重合を受けてい
る第二ポリマーのモノマーと共に水中に取込むことがで
きる。好ましくは、水をポリマー溶液に加え、次に、使
用する有機溶媒を蒸留により除去する。
【0059】第一ポリマーが酸または無水基を含む限
り、これらは全体的にまたは部分的に、水相に導入され
る前または最中に、中和基により中和される。
り、これらは全体的にまたは部分的に、水相に導入され
る前または最中に、中和基により中和される。
【0060】適切な中和基は、第一に、無機塩基、例え
ば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムおよびまたアンモ
ニア、および第二有機塩基、例えばアミノアルコール、
例えば2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(AM
P)、トリエタノールアミン、トリイソプロピルアミン
(TIPA)、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリ[(2-ヒドロキシ)-1-プロピル]アミ
ン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール
(AMPD)または2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-
1,3-プロパンジオールおよびまたジアミン、例えば
リジンである。
ば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムおよびまたアンモ
ニア、および第二有機塩基、例えばアミノアルコール、
例えば2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(AM
P)、トリエタノールアミン、トリイソプロピルアミン
(TIPA)、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリ[(2-ヒドロキシ)-1-プロピル]アミ
ン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール
(AMPD)または2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-
1,3-プロパンジオールおよびまたジアミン、例えば
リジンである。
【0061】乳化重合のために、一般に、第一ポリマー
に加えて、他の乳化剤、保護コロイドまたは分散助剤を
使用する必要はない;しかし、これらは添加してもよ
い。
に加えて、他の乳化剤、保護コロイドまたは分散助剤を
使用する必要はない;しかし、これらは添加してもよ
い。
【0062】乳化重合の前後に、添加剤を使用して粘度
を下げることができる。これらは、好ましくは、有機酸
または塩基の塩、例えばリジン塩酸塩およびクエン酸ナ
トリウムである。
を下げることができる。これらは、好ましくは、有機酸
または塩基の塩、例えばリジン塩酸塩およびクエン酸ナ
トリウムである。
【0063】本発明に記載の組成物では、ポリマー分散
物は、組成物の全重量に対して、0.1から60重量
%、好ましくは1重量%から50重量%、より良好には
5重量%から40重量%で存在できる。
物は、組成物の全重量に対して、0.1から60重量
%、好ましくは1重量%から50重量%、より良好には
5重量%から40重量%で存在できる。
【0064】合体剤とも称される、本発明に記載の組成
物に存在する第一有機溶媒は、ポリマー分散物粒子の合
体を促進する。第一有機溶媒は、200以下、好ましく
は160以下の分子量を有し;特に、分子量は、50か
ら200、より良好には50から160である。その沸
点は、120℃から250℃、より良好には130℃か
ら230℃であり得る。
物に存在する第一有機溶媒は、ポリマー分散物粒子の合
体を促進する。第一有機溶媒は、200以下、好ましく
は160以下の分子量を有し;特に、分子量は、50か
ら200、より良好には50から160である。その沸
点は、120℃から250℃、より良好には130℃か
ら230℃であり得る。
【0065】第一有機溶媒の例として、プロピレングリ
コールのエーテル、例えばプロピレングリコールn-ブ
チルエーテル、プロピレングリコールt-ブチルエーテ
ル、プロピレングリコールn-プロピルエーテルおよび
プロピレングリコールフェニルエーテル、ジプロピレン
グリコールのエーテル、例えばジプロピレングリコール
n-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールt-ブチルエーテルお
よびジプロピレングリコールn-プロピルエーテル、プ
ロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールジアセテート、メチルラクテート、エチ
ルラクテート、イソプロピルラクテートおよびブチルラ
クテートを列挙できる。
コールのエーテル、例えばプロピレングリコールn-ブ
チルエーテル、プロピレングリコールt-ブチルエーテ
ル、プロピレングリコールn-プロピルエーテルおよび
プロピレングリコールフェニルエーテル、ジプロピレン
グリコールのエーテル、例えばジプロピレングリコール
n-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールt-ブチルエーテルお
よびジプロピレングリコールn-プロピルエーテル、プ
ロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピ
レングリコールジアセテート、メチルラクテート、エチ
ルラクテート、イソプロピルラクテートおよびブチルラ
クテートを列挙できる。
【0066】第一有機溶媒は、本発明に記載の組成物
に、ケラチン物質、特に爪に沈着した膜を得るのに十分
な量で存在し得;特に、組成物中の第一有機溶媒の含量
は、組成物の全重量に対して、0.05重量%から10
重量%、より良好には0.1重量%から8重量%であり
得る。
に、ケラチン物質、特に爪に沈着した膜を得るのに十分
な量で存在し得;特に、組成物中の第一有機溶媒の含量
は、組成物の全重量に対して、0.05重量%から10
重量%、より良好には0.1重量%から8重量%であり
得る。
【0067】可塑剤とも称される、組成物中に存在する
第二有機溶媒は、分散物状のポリマーが可塑化するのを
可能とする。好ましくは、第二有機溶媒は、200を越
える、好ましくは230以上、より良好には250以上
の分子量を有する。特に、分子量は、600以下、好ま
しくは500以下とできる。
第二有機溶媒は、分散物状のポリマーが可塑化するのを
可能とする。好ましくは、第二有機溶媒は、200を越
える、好ましくは230以上、より良好には250以上
の分子量を有する。特に、分子量は、600以下、好ま
しくは500以下とできる。
【0068】その沸点は、好ましくは140℃以上、よ
り良好には160℃以上;特にそれは500℃未満であ
る。
り良好には160℃以上;特にそれは500℃未満であ
る。
【0069】第二有機溶媒の例として、アジピン酸エス
テル、例えばアジピン酸ジエチル、アジピン酸ジブチ
ル、アジピン酸ジイソブチルおよびアジピン酸ジイソプ
ロピル、セバシン酸エステル、例えばセバシン酸ジメチ
ル、セバシン酸ジエチルおよびセバシン酸ジブチル、ク
エン酸エステル、例えばクエン酸トリエチル、クエン酸
アセチルトリエチルおよびクエン酸アセチルトリブチ
ル、およびフタル酸エステル、例えばフタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジブチルおよびフタル酸ジオクチルを列挙
できる。
テル、例えばアジピン酸ジエチル、アジピン酸ジブチ
ル、アジピン酸ジイソブチルおよびアジピン酸ジイソプ
ロピル、セバシン酸エステル、例えばセバシン酸ジメチ
ル、セバシン酸ジエチルおよびセバシン酸ジブチル、ク
エン酸エステル、例えばクエン酸トリエチル、クエン酸
アセチルトリエチルおよびクエン酸アセチルトリブチ
ル、およびフタル酸エステル、例えばフタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジブチルおよびフタル酸ジオクチルを列挙
できる。
【0070】第二有機溶媒は、本発明に記載の組成物
に、ケラチン物質上に沈着したポリマー膜を可塑化する
に十分な量で存在し得る。特に、組成物中の第二有機溶
媒の含量は、組成物の全重量に対して、0.05重量%
から20重量%、より良好には0.1重量%から10重
量%であり得る。
に、ケラチン物質上に沈着したポリマー膜を可塑化する
に十分な量で存在し得る。特に、組成物中の第二有機溶
媒の含量は、組成物の全重量に対して、0.05重量%
から20重量%、より良好には0.1重量%から10重
量%であり得る。
【0071】有利には、本発明に記載の組成物は、7.
50重量%のエトキシジグリコールを含まず、0.15
未満%以下のプロピレングリコールを含む。
50重量%のエトキシジグリコールを含まず、0.15
未満%以下のプロピレングリコールを含む。
【0072】本発明に記載の組成物は、当業者に公知
の、着色物質、例えば水溶性着色剤、粉末着色物質、例
えば色素、真珠光沢色素およびフレークをさらに含むこ
とができる。着色物質は、組成物中に、組成物の全重量
に対して、0.01重量%から50重量%、好ましくは
0.01重量%から30重量%の含量で存在できる。
の、着色物質、例えば水溶性着色剤、粉末着色物質、例
えば色素、真珠光沢色素およびフレークをさらに含むこ
とができる。着色物質は、組成物中に、組成物の全重量
に対して、0.01重量%から50重量%、好ましくは
0.01重量%から30重量%の含量で存在できる。
【0073】本発明に記載の組成物は、増粘剤、例えば
水中で膨潤する粘土(クレイ)、例えばヘクトライトお
よびベントナイト、凝集増粘剤、例えば会合性ポリウレ
タン、会合性アクリレートポリマー、および水溶性セル
ロース増粘剤、例えばヒドロキシエチルセルロースも含
むことができる。増粘剤は、組成物の全重量に対して、
0.1重量%から5重量%の含量で存在し得る。
水中で膨潤する粘土(クレイ)、例えばヘクトライトお
よびベントナイト、凝集増粘剤、例えば会合性ポリウレ
タン、会合性アクリレートポリマー、および水溶性セル
ロース増粘剤、例えばヒドロキシエチルセルロースも含
むことができる。増粘剤は、組成物の全重量に対して、
0.1重量%から5重量%の含量で存在し得る。
【0074】本発明に記載の組成物は、かかる組成物に
取込むことのできる当業者に既知の任意の美容添加剤、
例えば充填剤、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、保存
剤、UVフィルター、活性物質、界面活性剤、水和剤、
香料、中和剤、安定化剤および抗酸化剤をさらに含むこ
とができる。勿論、当業者は、本発明に記載の組成物の
有利な特性が、想定される添加剤により変化しないか、
または実質的に変化しないように、注意して、任意のか
かる添加化合物または化合物群、および/またはその量
を選択するであろう。
取込むことのできる当業者に既知の任意の美容添加剤、
例えば充填剤、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、保存
剤、UVフィルター、活性物質、界面活性剤、水和剤、
香料、中和剤、安定化剤および抗酸化剤をさらに含むこ
とができる。勿論、当業者は、本発明に記載の組成物の
有利な特性が、想定される添加剤により変化しないか、
または実質的に変化しないように、注意して、任意のか
かる添加化合物または化合物群、および/またはその量
を選択するであろう。
【0075】本発明は、以下の実施例で、より詳細に説
明する。
明する。
【0076】
【実施例】実施例1 a)溶液重合化による第一ポリマードメインを構成する
重合体の調製 136gのイソプロパノールを85℃で、撹拌しなが
ら、窒素雰囲気下で、還流冷却器、電機子撹拌装置、タ
ップ(tap)漏斗およびサーモスタット付き油浴を備
えたガラスフラスコ中で加熱した。次いで、240gの
n-プロパノールおよび21.3gのtert-ブチルペ
ルピバレート(75%)を含む混合物を5時間におよび
加えた。前段階の開始の15分後、14.4gのアクリ
ル酸、21.6gのn-ブチルアクリレート、28.8
gのラウリルアクリレートおよび79.2gのメチルメ
タクリレートを含むモノマー混合物を3時間30分間に
および加えた。次いで、ポリマー溶液を80℃まで冷却
し、30分間で、75.6gの25重量%のアンモニア
水溶液で中和した。混合物を再度30分間撹拌した。ポ
リマー溶液を、1200gの水を1時間かけて加え、次
いで混合物を100℃までの温度まで加熱し、800g
の留出物を回収した。24.9重量%の乾燥物体を含む
ポリマー水溶液がかくして得られた。このポリマーは3
4.2のK値(100mlのアセトン中3gの乾燥物
体)を有する。K値(またはFikentscher定
数)は、溶液中のポリマー粘度から計算し、例えば、H
G Elias、macromolecule、第1巻、Huthig&W
epf、Heiderberg1990、98f頁、などの専門文献
に説明されている。
重合体の調製 136gのイソプロパノールを85℃で、撹拌しなが
ら、窒素雰囲気下で、還流冷却器、電機子撹拌装置、タ
ップ(tap)漏斗およびサーモスタット付き油浴を備
えたガラスフラスコ中で加熱した。次いで、240gの
n-プロパノールおよび21.3gのtert-ブチルペ
ルピバレート(75%)を含む混合物を5時間におよび
加えた。前段階の開始の15分後、14.4gのアクリ
ル酸、21.6gのn-ブチルアクリレート、28.8
gのラウリルアクリレートおよび79.2gのメチルメ
タクリレートを含むモノマー混合物を3時間30分間に
および加えた。次いで、ポリマー溶液を80℃まで冷却
し、30分間で、75.6gの25重量%のアンモニア
水溶液で中和した。混合物を再度30分間撹拌した。ポ
リマー溶液を、1200gの水を1時間かけて加え、次
いで混合物を100℃までの温度まで加熱し、800g
の留出物を回収した。24.9重量%の乾燥物体を含む
ポリマー水溶液がかくして得られた。このポリマーは3
4.2のK値(100mlのアセトン中3gの乾燥物
体)を有する。K値(またはFikentscher定
数)は、溶液中のポリマー粘度から計算し、例えば、H
G Elias、macromolecule、第1巻、Huthig&W
epf、Heiderberg1990、98f頁、などの専門文献
に説明されている。
【0077】b)第一ポリマードメインを構成する重合
体の存在下で、モノマー混合物の乳化重合による数段階
での重合体の調製 前の段階a)で得られた1285gのポリマー溶液を8
5℃まで、撹拌しながら窒素雰囲気下で加熱した。次
に、38gの水、0.016gのCuSO4・5H2O、
および1.6gのL-リジン塩酸塩を含む混合物を10
分間かけて取込んだ。26.7gの水中12重量%の過
酸化水素水溶液を、85℃で取込んだ。次いで、2時間
かけて、280gのスチレン、60gのn-ブチルアク
リレートおよび140gのtert-ブチルアクリレー
トおよびまた6.4gのL-リジン塩酸塩および53.
6gの水を含むモノマー混合物を加え、そして、2時間
半かけて、106.7gの12重量%の水中過酸化水素
水溶液を加えた。次いで、混合物を1時間85℃で撹拌
し、120gの水および80gのシリコン界面活性剤
(CAS番号71965-38-3)を含む混合物を加え
ながら、周囲温度まで冷却した。冷却後、40.45%
の乾燥物体を含むポリマー粒子分散物が得られた。ポリ
マーは、27℃の最小膜形成温度および55℃のガラス
転移温度を有する。ポリマー粒子は、85nmの最小サ
イズおよび94nmの相加平均サイズを有する。
体の存在下で、モノマー混合物の乳化重合による数段階
での重合体の調製 前の段階a)で得られた1285gのポリマー溶液を8
5℃まで、撹拌しながら窒素雰囲気下で加熱した。次
に、38gの水、0.016gのCuSO4・5H2O、
および1.6gのL-リジン塩酸塩を含む混合物を10
分間かけて取込んだ。26.7gの水中12重量%の過
酸化水素水溶液を、85℃で取込んだ。次いで、2時間
かけて、280gのスチレン、60gのn-ブチルアク
リレートおよび140gのtert-ブチルアクリレー
トおよびまた6.4gのL-リジン塩酸塩および53.
6gの水を含むモノマー混合物を加え、そして、2時間
半かけて、106.7gの12重量%の水中過酸化水素
水溶液を加えた。次いで、混合物を1時間85℃で撹拌
し、120gの水および80gのシリコン界面活性剤
(CAS番号71965-38-3)を含む混合物を加え
ながら、周囲温度まで冷却した。冷却後、40.45%
の乾燥物体を含むポリマー粒子分散物が得られた。ポリ
マーは、27℃の最小膜形成温度および55℃のガラス
転移温度を有する。ポリマー粒子は、85nmの最小サ
イズおよび94nmの相加平均サイズを有する。
【0078】Tgを測定するために、ポリマーサンプル
を、周囲温度から120℃まで加熱し、次いで、それを
-60℃まで冷却し、再度120℃まで加熱した。T
gを、-60℃から120℃の加熱段階の経過で測定し
た。全ての加熱および冷却段階は、20℃/分の加熱速
度で行った。
を、周囲温度から120℃まで加熱し、次いで、それを
-60℃まで冷却し、再度120℃まで加熱した。T
gを、-60℃から120℃の加熱段階の経過で測定し
た。全ての加熱および冷却段階は、20℃/分の加熱速
度で行った。
【0079】粒子サイズ分布は、Malvern社の分
光器のモデルオートサイザー2cを用いて決定した。こ
の装置を使用して、粒子の直径に対する、1つのクラス
の全ての粒子の全容積の決定が得られた。
光器のモデルオートサイザー2cを用いて決定した。こ
の装置を使用して、粒子の直径に対する、1つのクラス
の全ての粒子の全容積の決定が得られた。
【0080】c)以下の組成を有するマニキュア液を調
製する: -実施例1bからのポリマー分散物 35g -セバシン酸ジエチル 1.5g -プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 0.5g -プロピレングリコールn-ブチルエーテル 3g -ケイ酸アルミニウムマグネシウム(LaporteからのlaponiteX LS) 0.9g -色素 1.5g -水 qsp 100g
製する: -実施例1bからのポリマー分散物 35g -セバシン酸ジエチル 1.5g -プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 0.5g -プロピレングリコールn-ブチルエーテル 3g -ケイ酸アルミニウムマグネシウム(LaporteからのlaponiteX LS) 0.9g -色素 1.5g -水 qsp 100g
【0081】爪に容易に適用され、乾燥後、光沢のある
非粘着性の膜を形成する、マニキュア液が得られた。ニ
スは、ランコムドゥスールの名称で販売されているクレ
ンジング剤により容易にとれた。
非粘着性の膜を形成する、マニキュア液が得られた。ニ
スは、ランコムドゥスールの名称で販売されているクレ
ンジング剤により容易にとれた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB172 AC171 AC172 AC351 AC352 AC371 AC372 AC391 AD021 AD091 AD092 CC28 DD35 EE03 EE07
Claims (31)
- 【請求項1】 ポリマー粒子の水性分散物を含む化粧品
組成物であって、 -当該ポリマーが、35℃乃至80℃のガラス転移温度
と、Tg-MFT≧8℃となるような最小膜形成温度
(MFT)とを有し、更に当該組成物が、 -分子量が200以下であり、周囲圧力で測定すると1
00℃乃至300℃の沸点を有する、少なくとも1の第
一有機溶媒、及び -分子量が200を越え、周囲圧力で測定すると120
℃以上の沸点を有する、少なくとも1の第二有機溶媒 を含むことを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 前記のポリマーが、Tg-MFT≧12
℃、好ましくはTg-MFT≧16℃となるものである
ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 前記のポリマー粒子のサイズが、50乃
至200nmであることを特徴とする請求項1又は2に
記載の組成物。 - 【請求項4】 前記の水性分散物状態のポリマーが、
(メタ)アクリル酸C 1-C30アルキル、ビニルエステ
ル、芳香族ビニルモノマー、及びこれらの混合物からな
る群より選択されるエチレン不飽和モノマーの重合によ
り得られることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一
項に記載の組成物。 - 【請求項5】 前記の水性分散物状態のポリマーが、ス
チレンを含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
一項に記載の組成物。 - 【請求項6】 前記のポリマーが、メタクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸n-ブチル、(メタ)アクリル
酸tert-ブチルからなる群より選択されることを特徴と
する請求項5に記載の組成物。 - 【請求項7】 前記の水性分散物状態のポリマーが、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、及びイタコン酸
からなる群より選択されるモノマーを含むことを特徴と
する請求項5又は6に記載の組成物。 - 【請求項8】 前記のエマルジョンポリマーが、モノマ
ーの総重量に対して、少なくとも0.2重量%の下記式
(I): 【化1】 [式中、 R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基
を表し、そしてR3は、C9-C30アルキル基を表す]の
モノマーを含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れ
か一項に記載の組成物。 - 【請求項9】 R3が、C12-C22基であることを特徴と
する請求項8に記載の組成物。 - 【請求項10】 前記式(I)のモノマーが、(メタ)
アクリル酸ラウリル、及び(メタ)アクリル酸ステアリ
ルからなる群より選択されることを特徴とする請求項8
又は9に記載の組成物。 - 【請求項11】 水性分散物状態のポリマー中におけ
る、全モノマーに対する、スチレン及び前記式(I)の
モノマーの比率が、15乃至80重量%、好ましくは3
0乃至60重量%であることを特徴とする請求項5、又
は8乃至10の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項12】 前記のポリマー粒子が、少なくとも1
の第一ポリマー及び少なくとも1の第二ポリマーを含む
複数のポリマードメインを含む粒子であり、 当該第一ポリマーが、 -5乃至50重量部の、少なくとも1のイオン性基又は
イオン形成基を有するモノマー、及び -50乃至95重量部の、中性モノマーからなり、そし
て当該第二ポリマーが、中性モノマーを必須としてなる
ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載
の組成物。 - 【請求項13】 前記の、イオン性基又はイオン形成基
を有するモノマーが、エチレン性不飽和のモノ-又はジ
カルボン酸、エチレン性不飽和のモノマーであって少な
くとも1のスルホン酸基を含むもの、及びエチレン性不
飽和のモノマーであって少なくとも1のホスホン酸基又
はリン酸基を含むものからなる群より選択されることを
特徴とする請求項12に記載の組成物。 - 【請求項14】 前記のイオン性モノマーが、完全に又
は一部が中和されたものであることを特徴とする請求項
12又は13に記載の組成物。 - 【請求項15】 前記の第一ポリマーが、 -5乃至40重量部の、少なくとも1のイオン性基又は
イオン形成基を含むモノマー、 -2乃至50重量部の、前記式(I)のモノマー、 -10乃至93重量部の、中性モノマーであって、(メ
タ)アクリル酸C1-C8アルキル、C1-C18カルボン酸の
ビニルエステル、芳香族ビニルモノマー、又はこれらの
混合物から選択されるもの、並びに、 -0乃至40重量部の、上述のものとは異なるモノマー からなり、 前記の第二ポリマーが、 -60乃至100重量部の、中性モノマーであって、
(メタ)アクリル酸C1-C8アルキル、C1-C18カルボン
酸のビニルエステル、芳香族ビニルモノマー、又はこれ
らの混合物から選択されるもの、並びに -0乃至40重量部の異なるモノマー からなることを特徴とする請求項12乃至14の何れか
一項に記載の組成物。 - 【請求項16】 前記の第一ポリマーと第二ポリマーと
の間の重量比が、10:90乃至60:40であること
を特徴とする請求項12乃至15の何れか一項に記載の
組成物。 - 【請求項17】 前記のポリマーが、組成物の総重量に
対して、0.1乃至60重量%、好ましくは1乃至50
重量%の内容量で存在することを特徴とする請求項1乃
至16の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項18】 前記の第一の有機溶媒が、120℃乃
至250℃、好ましくは130℃乃至230℃の沸点を
有することを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項
に記載の組成物。 - 【請求項19】 前記の第一の有機溶媒が、プロピレン
グリコールn-ブチルエーテル、プロピレングリコール
t-ブチルエーテル、プロピレングリコールn-プロピル
エーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、ジ
プロピレングリコールn-ブチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコール
t-ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn-プロピ
ルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールジアセテート、メチルラ
クテート、エチルラクテート、イソプロピルラクテー
ト、及びブチルラクテートからなる群より選択されるこ
とを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載の
組成物。 - 【請求項20】 前記の第一の有機溶媒が、組成物の総
重量に対して、0.05乃至10重量%、好ましくは
0.1乃至8重量%の内容量で存在することを特徴とす
る請求項1乃至19の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項21】 前記の第二の有機溶媒が、140℃以
上、好ましくは160℃以上の沸点を有することを特徴
とする請求項1乃至20の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項22】 前記の第二の有機溶媒が、アジピン酸
ジエチル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジイソブチ
ル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジメチル、
セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、クエン酸ト
リエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセ
チルトリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチ
ル、及びフタル酸ジオクチルからなる群より選択される
ことを特徴とする請求項1乃至21の何れか一項に記載
の組成物。 - 【請求項23】 前記の第二の有機溶媒が、組成物の総
重量に対して、0.05乃至20重量%、好ましくは
0.1乃至10重量%の内容量で存在することを特徴と
する請求項1乃至22の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項24】 着色料、増粘剤、充填剤、展着剤、湿
潤剤、分散剤、消泡剤、保存料、UV吸収剤、活性剤、
界面活性剤、水和剤、芳香剤、中和剤、安定化剤、及び
抗酸化剤から選択される化粧品添加物を含むことを特徴
とする請求項1乃至23の何れか一項に記載の組成物。 - 【請求項25】 前記の着色料が、水溶性着色剤、顔
料、真珠光顔料、及びフレーキからなる群より選択され
ることを特徴とする請求項24に記載の組成物。 - 【請求項26】 前記の着色料が、組成物の総重量に対
して、0.01乃至50重量%、好ましくは0.01乃
至30重量%の内容量で存在することを特徴とする請求
項24又は25に記載の組成物。 - 【請求項27】 前記の増粘剤が、水で膨潤する粘土、
凝集性の増粘剤、及び水溶性のセルロース製増粘剤から
なる群より選択されることを特徴とする請求項24に記
載の組成物。 - 【請求項28】 前記の増粘剤が、組成物の総重量に対
して、0.1乃至5重量%の内容量で存在することを特
徴とする請求項24又は25に記載の組成物。 - 【請求項29】 ケラチン物質、特には爪をメークアッ
プ及び/又はケアするための美容方法であって、請求項
1乃至28の何れか一項に記載の組成物を、当該ケラチ
ン物質に適用することを含む方法。 - 【請求項30】 アセトン及び/又は酢酸エチルで除去
可能な膜を得るため、及び/又は爪に付着する、及び/
又は光沢のある膜を得るための、請求項1乃至28の何
れか一項に記載の組成物の使用。 - 【請求項31】 -ポリマー粒子の水性分散物であっ
て、当該ポリマーが、35℃乃至80℃のガラス転移温
度(Tg)と、Tg-MFT≧8℃となるような最小膜
形成温度(MFT)とを有するもの; -200以下の分子量と、周囲圧力で測定すると100
℃乃至300℃の沸点とを有する第一の有機溶媒;並び
に -200を越える分子量と、周囲圧力で測定すると12
0℃以上の沸点とを有する第二の有機溶媒 の、アセトン及び/又は酢酸エチルで除去可能な膜を得
るため、及び/又は爪に付着する、及び/又は光沢のあ
る膜を得るための化粧品組成物中における使用。
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FR0012463A FR2814673B1 (fr) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | Composition cosmetique filmogene |
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---|---|
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2001
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