JP2002039071A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
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- JP2002039071A JP2002039071A JP2000228618A JP2000228618A JP2002039071A JP 2002039071 A JP2002039071 A JP 2002039071A JP 2000228618 A JP2000228618 A JP 2000228618A JP 2000228618 A JP2000228618 A JP 2000228618A JP 2002039071 A JP2002039071 A JP 2002039071A
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 密閉型電動圧縮機において、安価な材質から
成り、弁座面との衝突によるリードの破損を防止するこ
とを図る。 【解決手段】 吸入孔35と吐出弁装置収納凹部37と
の間の面をバルブプレート34の平坦面よりも厚くし
て、シリンダ9に取り付ける際の変形による吸入孔35
と吐出孔36との連通を防ぐ。
成り、弁座面との衝突によるリードの破損を防止するこ
とを図る。 【解決手段】 吸入孔35と吐出弁装置収納凹部37と
の間の面をバルブプレート34の平坦面よりも厚くし
て、シリンダ9に取り付ける際の変形による吸入孔35
と吐出孔36との連通を防ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気冷蔵庫等の冷
凍サイクルに接続される密閉型電動圧縮機のバルブ装置
に関するもので、特に、安価で信頼性の高いバルブプレ
ートに関する。
凍サイクルに接続される密閉型電動圧縮機のバルブ装置
に関するもので、特に、安価で信頼性の高いバルブプレ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、密閉型電動圧縮機は特開平8−2
61153号公報に記載されたものが知られる。
61153号公報に記載されたものが知られる。
【0003】図9に従来の密閉型電動圧縮機の構造を示
しており、1は密閉容器、2は圧縮要素、3はモータ、
4は圧縮要素2を構成するクランク軸、5はクランク軸
4の偏心部、6はピストンピン、7は偏心部5とピスト
ンピン6を連結するコンロッド、8はピストン、9はピ
ストン8が往復動するシリンダ、10はシリンダ9の開
口端を封じる鉄系焼結合金製バルブプレート、11は鉄
系焼結合金製バルブプレート10をシリンダ9との間に
挟み込むようにシリンダ9とは反対側に取り付けられた
シリンダーヘッド、12は各潤滑部へ油を供給する給油
管、13は油である。図10に図9の圧縮ユニット部を
構成するバルブの構成を示す。シリンダ9の開口端を封
じるバルブプレート10と、このバルブプレート10の
反シリンダ側に取り付けられた吐出弁装置14と、吐出
弁装置14とは反対側のバルブプレート面の配設される
吸入リードプレート15から成っている。
しており、1は密閉容器、2は圧縮要素、3はモータ、
4は圧縮要素2を構成するクランク軸、5はクランク軸
4の偏心部、6はピストンピン、7は偏心部5とピスト
ンピン6を連結するコンロッド、8はピストン、9はピ
ストン8が往復動するシリンダ、10はシリンダ9の開
口端を封じる鉄系焼結合金製バルブプレート、11は鉄
系焼結合金製バルブプレート10をシリンダ9との間に
挟み込むようにシリンダ9とは反対側に取り付けられた
シリンダーヘッド、12は各潤滑部へ油を供給する給油
管、13は油である。図10に図9の圧縮ユニット部を
構成するバルブの構成を示す。シリンダ9の開口端を封
じるバルブプレート10と、このバルブプレート10の
反シリンダ側に取り付けられた吐出弁装置14と、吐出
弁装置14とは反対側のバルブプレート面の配設される
吸入リードプレート15から成っている。
【0004】吐出弁装置14は、バルブプレート10に
形成した長い吐出弁装置収納凹部16と、この長い吐出
弁装置収納凹部16内に設けられた1つの吐出孔17
と、この吐出孔17を取り囲むように設けられた環状の
吐出弁座18と、この吐出弁座18と当接開閉してシー
ルする吐出リード19と、この吐出リード19の開閉部
を押圧するスプリングリード20を備え、スプリングリ
ードの両端21は折曲線22でへ形状に折り曲げられて
おり、ストッパープレート23でスプリングリードの折
り曲げ部21を押圧する面24を有し、凹部16内に一
部が挿入されるとともに、バルブプレート10と固定す
る固定片25を備えている。この固定片25孔には26
が2個形成されており、バルブプレート10の孔27と
孔26を一致させてリベット28で固定している。ま
た、バルブプレート10で吐出弁装置収納凹部16の比
較的近傍に吸入孔29が設けられた吸入リードプレート
15のほぼ中央部に形成する吸入リード30が吸入孔の
弁座に当接開閉してシールされるものである。また、バ
ルブプレート10の四隅にはボルト孔32が孔明され、
また、吸入リードプレート15の四隅にもボルト孔33
が孔明されており、バルブプレート10の吐出弁装置1
4の取り付け側を覆い被さるように固定されるシリンダ
ーヘッド11の四隅に同じく設けられたボルト孔(図は
略)から挿入されたボルト(図は略)により、シリンダ
ーに固定されるものである。
形成した長い吐出弁装置収納凹部16と、この長い吐出
弁装置収納凹部16内に設けられた1つの吐出孔17
と、この吐出孔17を取り囲むように設けられた環状の
吐出弁座18と、この吐出弁座18と当接開閉してシー
ルする吐出リード19と、この吐出リード19の開閉部
を押圧するスプリングリード20を備え、スプリングリ
ードの両端21は折曲線22でへ形状に折り曲げられて
おり、ストッパープレート23でスプリングリードの折
り曲げ部21を押圧する面24を有し、凹部16内に一
部が挿入されるとともに、バルブプレート10と固定す
る固定片25を備えている。この固定片25孔には26
が2個形成されており、バルブプレート10の孔27と
孔26を一致させてリベット28で固定している。ま
た、バルブプレート10で吐出弁装置収納凹部16の比
較的近傍に吸入孔29が設けられた吸入リードプレート
15のほぼ中央部に形成する吸入リード30が吸入孔の
弁座に当接開閉してシールされるものである。また、バ
ルブプレート10の四隅にはボルト孔32が孔明され、
また、吸入リードプレート15の四隅にもボルト孔33
が孔明されており、バルブプレート10の吐出弁装置1
4の取り付け側を覆い被さるように固定されるシリンダ
ーヘッド11の四隅に同じく設けられたボルト孔(図は
略)から挿入されたボルト(図は略)により、シリンダ
ーに固定されるものである。
【0005】以上のように構成された圧縮機において、
クランク軸4の回転で偏心回転する偏心軸5と連動する
コンロッド7の一端にピストンピン6で固定されたピス
トン8の往復運動により、冷媒ガスをピストンが吸入す
る時には吸入リード30が開き、シリンダー9内に吸い
込まれる。また、ピストンが圧縮する場合には、吸入リ
ード30がバルブプレート10の吸入側の弁座面に押圧
されシールされることとなり、吐出側の弁座18面に押
圧シールしていた吐出リード19が開かれて冷媒ガスを
圧縮吐出して、冷凍サイクルの高圧側へと流れていく。
クランク軸4の回転で偏心回転する偏心軸5と連動する
コンロッド7の一端にピストンピン6で固定されたピス
トン8の往復運動により、冷媒ガスをピストンが吸入す
る時には吸入リード30が開き、シリンダー9内に吸い
込まれる。また、ピストンが圧縮する場合には、吸入リ
ード30がバルブプレート10の吸入側の弁座面に押圧
されシールされることとなり、吐出側の弁座18面に押
圧シールしていた吐出リード19が開かれて冷媒ガスを
圧縮吐出して、冷凍サイクルの高圧側へと流れていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成ではバルブプレートは鉄系焼結合金から成
り、図11に示すような断面形状となるため焼結成型後
に吸入弁座及び吐出弁座の面を研削加工して表面の粗い
酸化皮膜を除去して平坦面とすることが必要である。ま
た、この焼結合金は硬くて脆いために、研削加工時に加
工衝撃で弁座のコーナーが欠けるといった課題を有して
いた。また、冷媒が以前のCFC−12からHFC−1
34aと変わってきており、これに伴い冷凍サイクルで
の圧縮比が冷蔵庫の通常運転で約20%から30%の範
囲で高くなっており、硬い鉄系焼結合金から成るバルブ
プレートと吐出リード,吸入リードの弁座面との衝突の
繰り返しでリードが破損するといった課題を有してい
た。
ような構成ではバルブプレートは鉄系焼結合金から成
り、図11に示すような断面形状となるため焼結成型後
に吸入弁座及び吐出弁座の面を研削加工して表面の粗い
酸化皮膜を除去して平坦面とすることが必要である。ま
た、この焼結合金は硬くて脆いために、研削加工時に加
工衝撃で弁座のコーナーが欠けるといった課題を有して
いた。また、冷媒が以前のCFC−12からHFC−1
34aと変わってきており、これに伴い冷凍サイクルで
の圧縮比が冷蔵庫の通常運転で約20%から30%の範
囲で高くなっており、硬い鉄系焼結合金から成るバルブ
プレートと吐出リード,吸入リードの弁座面との衝突の
繰り返しでリードが破損するといった課題を有してい
た。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決しようと
するもので、安価な材質から成り、弁座面の研削加工を
不要とし、弁座面との衝突によるリードの破損を防止す
ることを目的とする。
するもので、安価な材質から成り、弁座面の研削加工を
不要とし、弁座面との衝突によるリードの破損を防止す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに本発明では、バルブプレートが高耐熱性樹脂の成型
品から成るものである。
めに本発明では、バルブプレートが高耐熱性樹脂の成型
品から成るものである。
【0009】これにより、弁座面の研削加工が不要とな
り、また、リードと弁座面の端面との衝突によるリード
割れを防止することができる。
り、また、リードと弁座面の端面との衝突によるリード
割れを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、シリンダーの一端に固定されシリンダーヘッドとの
間に挟持されたバルブプレートが高耐熱性樹脂の成型加
工品から成るもので、弁座面は酸化皮膜も生じなく平滑
な面を有する。
は、シリンダーの一端に固定されシリンダーヘッドとの
間に挟持されたバルブプレートが高耐熱性樹脂の成型加
工品から成るもので、弁座面は酸化皮膜も生じなく平滑
な面を有する。
【0011】請求項2記載の発明は、高耐熱性樹脂製バ
ルブプレートに形成された吸入孔と吐出弁装置収納凹部
とを間仕切る箇所を厚く成型したもので、前記バルブプ
レートの四隅がボルトで締め付けられても、前記吸入孔
と弁装置収納凹部との間の間仕切り部が締め付け応力に
よる微少な浮きが発生することなく密着シールすること
ができる。
ルブプレートに形成された吸入孔と吐出弁装置収納凹部
とを間仕切る箇所を厚く成型したもので、前記バルブプ
レートの四隅がボルトで締め付けられても、前記吸入孔
と弁装置収納凹部との間の間仕切り部が締め付け応力に
よる微少な浮きが発生することなく密着シールすること
ができる。
【0012】請求項3記載の発明は、バルブプレートの
吐出弁群を構成し、吐出弁の動きを規制するストッパー
プレートを、バルブプレートの吸入リードプレート取付
け面の一端に設けられたリベットかしめ部の底面に金属
あるいは樹脂シートを敷設するのでリベットかしめ時の
衝撃が直接にバルブプレート面に伝わらず敷設されたシ
ートで緩衝するという作用を有する。
吐出弁群を構成し、吐出弁の動きを規制するストッパー
プレートを、バルブプレートの吸入リードプレート取付
け面の一端に設けられたリベットかしめ部の底面に金属
あるいは樹脂シートを敷設するのでリベットかしめ時の
衝撃が直接にバルブプレート面に伝わらず敷設されたシ
ートで緩衝するという作用を有する。
【0013】請求項4記載の発明は、高耐熱性樹脂から
成るバルブプレートを射出成形する際に、吐出孔と吸入
孔を形成する割型ピンの分割位置を、吐出孔と吸入孔を
成す環状の弁座の内周先端面からずらした位置関係とし
たもので、環状の弁座内周先端面でのバリの発生を防ぐ
作用を有する。
成るバルブプレートを射出成形する際に、吐出孔と吸入
孔を形成する割型ピンの分割位置を、吐出孔と吸入孔を
成す環状の弁座の内周先端面からずらした位置関係とし
たもので、環状の弁座内周先端面でのバリの発生を防ぐ
作用を有する。
【0014】請求項5記載の発明は、バルブプレートの
吐出孔,吸入孔を環状に取り囲む弁座の透孔内周先端面
を曲面に加工することにより、吐出リード,吸入リード
が弁座に衝突する際、リード面への応力集中を避ける作
用を有する。
吐出孔,吸入孔を環状に取り囲む弁座の透孔内周先端面
を曲面に加工することにより、吐出リード,吸入リード
が弁座に衝突する際、リード面への応力集中を避ける作
用を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
8を用いて説明する。なお、従来例と同じ部分は同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。
8を用いて説明する。なお、従来例と同じ部分は同一符
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0016】(実施例1)図2は、請求項1に記載した
本発明の実施例による図1のA−A’断面図であり、吸
入孔35と吐出弁装置収納凹部37との間はバルブプレ
ート平坦面より0.1mmから0.3mmほど厚くした
厚肉部34’から成る。
本発明の実施例による図1のA−A’断面図であり、吸
入孔35と吐出弁装置収納凹部37との間はバルブプレ
ート平坦面より0.1mmから0.3mmほど厚くした
厚肉部34’から成る。
【0017】以上のような構成によって、シリンダーヘ
ッドとシリンダーとの間にボルトで締め付け固定した時
に、厚肉により剛性が高いので、従来のように吸入孔3
5と吐出孔36の間の平坦部が変形して連通してリーク
することを防ぐものである。
ッドとシリンダーとの間にボルトで締め付け固定した時
に、厚肉により剛性が高いので、従来のように吸入孔3
5と吐出孔36の間の平坦部が変形して連通してリーク
することを防ぐものである。
【0018】(実施例2)図4は、請求項3に記載した
本発明の実施例による要部断面図で、39は金属あるい
は樹脂製シート、40はリベット、40’はリベットか
しめ先端部である。吐出弁19の動きを規制するストッ
パープレート23は、バルブプレート1で吸入リードプ
レート15の取り付け側の一端に設けられた凹状リベッ
トかしめ部41で、ストッパープレート23の固定片2
5とバルブプレート34とを固定するリベット40の軸
部先端がプレスにより圧着され固定されるものである。
本発明の実施例による要部断面図で、39は金属あるい
は樹脂製シート、40はリベット、40’はリベットか
しめ先端部である。吐出弁19の動きを規制するストッ
パープレート23は、バルブプレート1で吸入リードプ
レート15の取り付け側の一端に設けられた凹状リベッ
トかしめ部41で、ストッパープレート23の固定片2
5とバルブプレート34とを固定するリベット40の軸
部先端がプレスにより圧着され固定されるものである。
【0019】以上のような構成によって、リベットかし
め部の底面に金属あるいは樹脂シートを配設するので、
リベットかしめ時の衝撃が直接に底面に伝わらず敷設さ
れたシートで緩衝される作用を有する。
め部の底面に金属あるいは樹脂シートを配設するので、
リベットかしめ時の衝撃が直接に底面に伝わらず敷設さ
れたシートで緩衝される作用を有する。
【0020】(実施例3)図7及び図8は、請求項5に
記載された本発明の実施例による吐出孔と吸入孔の要部
断面図で、44は吐出孔36の内周面の先端部が曲面に
加工された部分で、45は吸入孔35の先端部が曲面に
加工された部分である。
記載された本発明の実施例による吐出孔と吸入孔の要部
断面図で、44は吐出孔36の内周面の先端部が曲面に
加工された部分で、45は吸入孔35の先端部が曲面に
加工された部分である。
【0021】以上のような構成によって、リードの吐出
孔および吸入孔の弁座面への衝撃時に弁座先端部が直接
に当たらないので、衝突時の先端部の集中応力が避けら
れるのでリードの割れが防止できる作用を有する。
孔および吸入孔の弁座面への衝撃時に弁座先端部が直接
に当たらないので、衝突時の先端部の集中応力が避けら
れるのでリードの割れが防止できる作用を有する。
【0022】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、バルブプレートを高耐熱性樹脂
の成型品とすることで、従来、鉄系焼結合金製の弁座面
に必要であった研磨加工が不要となり、また、研磨によ
る弁座面の欠けを防止できる効果を有する。
1記載の発明によれば、バルブプレートを高耐熱性樹脂
の成型品とすることで、従来、鉄系焼結合金製の弁座面
に必要であった研磨加工が不要となり、また、研磨によ
る弁座面の欠けを防止できる効果を有する。
【0023】また、請求項2の発明によれば、吸入孔と
吐出弁装置収納凹部との間の平面を厚肉化させることに
より、圧縮ユニットをボルトで締め付け固定する際に発
生するバルブプレートの中央部に発生する締め付け歪み
による吸入孔と吐出弁装置収納凹部との間の変形による
リークが防止できる効果を有する。
吐出弁装置収納凹部との間の平面を厚肉化させることに
より、圧縮ユニットをボルトで締め付け固定する際に発
生するバルブプレートの中央部に発生する締め付け歪み
による吸入孔と吐出弁装置収納凹部との間の変形による
リークが防止できる効果を有する。
【0024】また、請求項3の発明によれば、バルブプ
レートに設けられ、リベットによりストッパープレート
を固定する凹状カシメ部の座面に金属あるいは樹脂シー
トを敷設することにより、リベットのプレスかしめ時の
衝撃力が直接にバルブプレート面に伝わらずにシートが
緩衝材となりバルブプレートに伝わる衝撃が緩和されて
バルブプレートの亀裂や割れを防止する効果を有する。
レートに設けられ、リベットによりストッパープレート
を固定する凹状カシメ部の座面に金属あるいは樹脂シー
トを敷設することにより、リベットのプレスかしめ時の
衝撃力が直接にバルブプレート面に伝わらずにシートが
緩衝材となりバルブプレートに伝わる衝撃が緩和されて
バルブプレートの亀裂や割れを防止する効果を有する。
【0025】また、請求項4の発明によればバルブプレ
ート成型加工において、吸入孔,吐出孔の割型ピンの分
割位置を弁座の先端面からずらしているために、吸入
孔,吐出孔を環状に取り囲む弁座内周端部に金型と割型
ピンとの合わせ目に抜きバリが発生せず、リード面とシ
ールできる効果を有する。
ート成型加工において、吸入孔,吐出孔の割型ピンの分
割位置を弁座の先端面からずらしているために、吸入
孔,吐出孔を環状に取り囲む弁座内周端部に金型と割型
ピンとの合わせ目に抜きバリが発生せず、リード面とシ
ールできる効果を有する。
【0026】また、請求項5の発明によれば、環状の弁
座面の内周先端部が曲面に成型されているので、リード
の弁座への衝突時に集中応力が避けられるため、リード
の割れ,破損を防止できる効果を有する。
座面の内周先端部が曲面に成型されているので、リード
の弁座への衝突時に集中応力が避けられるため、リード
の割れ,破損を防止できる効果を有する。
【図1】請求項1に記載した本発明の実施例によるバル
ブプレートの斜視図
ブプレートの斜視図
【図2】請求項2に記載した本発明の実施例によるA−
A’断面図
A’断面図
【図3】同実施例のバルブプレートの斜視図
【図4】請求項3に記載した本発明の実施例による要部
断面図
断面図
【図5】請求項4に記載した本発明の実施例における加
工工程を示す断面図
工工程を示す断面図
【図6】請求項4における弁座面の断面曲線を示すグラ
フ
フ
【図7】請求項5に記載した本発明の実施例による吐出
部の要部断面図
部の要部断面図
【図8】請求項5に記載した本発明の実施例による吸入
部の要部断面図
部の要部断面図
【図9】従来例における密閉形電動圧縮機の縦断面図
【図10】従来例における圧縮ユニットの弁装置の分解
斜視図
斜視図
【図11】従来例における弁座面の断面曲線を示すグラ
フ
フ
34 バルブプレート 35 吸入孔 26 吐出孔 37 吐出弁装置収納凹部 38’ リベットかしめ部 39 金属あるいは樹脂製シート 40 リベット 40’ リベットかしめ先端部 41 固定部 42 分割型 43,44 曲面加工部分
Claims (5)
- 【請求項1】 密閉容器内に電動要素と圧縮要素を配設
し、前記電動要素により往復運動するピストンと、前記
ピストンを内蔵するシリンダと、前記シリンダの端面に
固定され吸入孔と吐出孔を有したバルブプレートにおい
て、前記バルブプレートを高耐熱性樹脂により成型した
ことを特徴とする密閉型電動圧縮機。 - 【請求項2】 バルブプレートの反シリンダ側に形成さ
れた吐出弁装置収納凹部と吸入孔とを間仕切る部分を、
バルブプレート平面よりも厚肉化させたことを特徴とす
る請求項1記載の密閉型電動圧縮機。 - 【請求項3】 吐出弁の動きを規制するストッパープレ
ートをバルブプレートのシリンダ側の面の一端に設けら
れた凹状リベットかしめ部の底面に、金属あるいは樹脂
製シートを敷設したことを特徴とする請求項1記載の密
閉型電動圧縮機。 - 【請求項4】 高耐熱性樹脂バルブプレートを成型加工
する金型で、吐出孔と吸入孔を形成する割型ピンと金型
との分割位置を、吐出孔,吸入孔の内周内面の箇所とな
るように成型加工したことを特徴とする請求項1記載の
密閉型電動圧縮機。 - 【請求項5】 吐出孔および吸入孔を取り囲むように設
けられた環状の吐出弁座,吸入弁座の透孔内周面の先端
部が曲面に加工されたことを特徴とする請求項1記載の
密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228618A JP2002039071A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228618A JP2002039071A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002039071A true JP2002039071A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18721868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000228618A Pending JP2002039071A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002039071A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013027358A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | 圧縮機の弁装置およびこれを備える密閉型圧縮機 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000228618A patent/JP2002039071A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013027358A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | 圧縮機の弁装置およびこれを備える密閉型圧縮機 |
CN103748361A (zh) * | 2011-08-24 | 2014-04-23 | 松下电器产业株式会社 | 压缩机的阀装置和具备该阀装置的密闭型压缩机 |
JPWO2013027358A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2015-03-05 | パナソニック株式会社 | 圧縮機の弁装置およびこれを備える密閉型圧縮機 |
CN103748361B (zh) * | 2011-08-24 | 2016-03-09 | 松下电器产业株式会社 | 压缩机的阀装置和具备该阀装置的密闭型压缩机 |
US10094373B2 (en) | 2011-08-24 | 2018-10-09 | Panasonic Corporation | Valve device of compressor, and sealed compressor including valve device |
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