JP2002035126A - プレフィルドシリンジ - Google Patents
プレフィルドシリンジInfo
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- JP2002035126A JP2002035126A JP2000218917A JP2000218917A JP2002035126A JP 2002035126 A JP2002035126 A JP 2002035126A JP 2000218917 A JP2000218917 A JP 2000218917A JP 2000218917 A JP2000218917 A JP 2000218917A JP 2002035126 A JP2002035126 A JP 2002035126A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 輸送時にシリンジより液体が漏出しにくく、
かつ、使用時の混合操作が容易かつ確実に行えるプレフ
ィルドシリンジを提供する。 【解決手段】 プレフィルドシリンジ1は、内部空間の
後部側を軸方向に区分する隔壁32を有する外筒2、隔
壁先端面321に密着し、外筒2内を隔壁32の前方側
空間21と2つの後部側空間22,23に区分するとと
もに前方側空間内を摺動可能な第1のガスケット11、
後部側空間22、23内に収納された第2のガスケット
12、第3のガスケット13、ガスケット11とガスケ
ット12間に収納された薬剤6、ガスケット11とガス
ケット13間に収納された溶解液7を備える。ガスケッ
ト11は、押圧により隔壁先端面より離間方向に変形す
る変形可能部112を、外筒2は、前方側空間内を摺動
する第1のガスケットの側面より薬液を流通するための
導通路29を備えている。
かつ、使用時の混合操作が容易かつ確実に行えるプレフ
ィルドシリンジを提供する。 【解決手段】 プレフィルドシリンジ1は、内部空間の
後部側を軸方向に区分する隔壁32を有する外筒2、隔
壁先端面321に密着し、外筒2内を隔壁32の前方側
空間21と2つの後部側空間22,23に区分するとと
もに前方側空間内を摺動可能な第1のガスケット11、
後部側空間22、23内に収納された第2のガスケット
12、第3のガスケット13、ガスケット11とガスケ
ット12間に収納された薬剤6、ガスケット11とガス
ケット13間に収納された溶解液7を備える。ガスケッ
ト11は、押圧により隔壁先端面より離間方向に変形す
る変形可能部112を、外筒2は、前方側空間内を摺動
する第1のガスケットの側面より薬液を流通するための
導通路29を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレフィルドシリ
ンジに関する。具体的には、粉末状もしくは凍結乾燥し
た薬剤と、この薬剤を溶解するための薬剤溶解用液体ま
たは2種類の液体状薬剤とを分離して収容しておき、使
用時に双方を混合した後、投与することができるプレフ
ィルドシリンジに関する。
ンジに関する。具体的には、粉末状もしくは凍結乾燥し
た薬剤と、この薬剤を溶解するための薬剤溶解用液体ま
たは2種類の液体状薬剤とを分離して収容しておき、使
用時に双方を混合した後、投与することができるプレフ
ィルドシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤が充填されたいわゆるプレフィルド
シリンジには、注射薬を構成する複数の成分が互いに混
合されていると早期に分解や変質し易い場合があるた
め、プレフィルドシリンジ内を2室に分けて、所定の成
分とその溶解液や分散液あるいは他の液体成分等とを分
離させた状態で収容するプレフィルドシリンジがある。
そして、プレフィルドシリンジとしては、輸送時、使用
準備中にシリンジより液体などが漏出しないこと、使用
時の混合操作が容易かつ確実に行えることが要求され
る。
シリンジには、注射薬を構成する複数の成分が互いに混
合されていると早期に分解や変質し易い場合があるた
め、プレフィルドシリンジ内を2室に分けて、所定の成
分とその溶解液や分散液あるいは他の液体成分等とを分
離させた状態で収容するプレフィルドシリンジがある。
そして、プレフィルドシリンジとしては、輸送時、使用
準備中にシリンジより液体などが漏出しないこと、使用
時の混合操作が容易かつ確実に行えることが要求され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、2
室型のプレフィルドシリンジであり、輸送時、使用準備
時にシリンジより液体などが漏出しにくく、かつ、使用
時の混合操作が容易かつ確実に行えるプレフィルドシリ
ンジを提供するものである。
室型のプレフィルドシリンジであり、輸送時、使用準備
時にシリンジより液体などが漏出しにくく、かつ、使用
時の混合操作が容易かつ確実に行えるプレフィルドシリ
ンジを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、先端側に設けられた注射針取付部と、内部空間の後
部側を軸方向に平行に2つに区分する隔壁とを有する外
筒と、該外筒内に収納され、前記隔壁先端面に密着し、
前記外筒の内部空間を隔壁の前方側空間と2つの後部側
空間とに液密に区分するとともに前記前方側空間内を摺
動可能である第1のガスケットと、一方の後部側空間内
に摺動可能に収納され、かつ、後端側にプランジャーを
取付可能な第2のガスケットと、他方の後部側空間内に
摺動可能に収納されかつ、後端側にプランジャーを取付
可能な第3のガスケットと、前記第1のガスケットと前
記第2のガスケットと前記外筒内面間により形成された
第1の収納部に収納された第1の薬剤と、前記第1のガ
スケットと前記第3のガスケットと前記外筒内面間によ
り形成された第2の収納部に収納された第2の薬剤もし
くは第1の薬剤のための溶解液とを備えるプレフィルド
シリンジであって、前記第1のガスケットは、前記プラ
ンジャーの押圧により前記第1の収納部および前記第2
の収納部へ付加される圧力により前記隔壁先端面より離
間する方向に変形可能な変形可能部を備え、前記外筒
は、前記第1のガスケット収納部位より先端側の内側面
に設けられ、第1のガスケットが前記収納部位より先端
側に移動した時に、該第1のガスケットの側面と前記外
筒の内側面間により形成される導通路を備えているプレ
フィルドシリンジである。
は、先端側に設けられた注射針取付部と、内部空間の後
部側を軸方向に平行に2つに区分する隔壁とを有する外
筒と、該外筒内に収納され、前記隔壁先端面に密着し、
前記外筒の内部空間を隔壁の前方側空間と2つの後部側
空間とに液密に区分するとともに前記前方側空間内を摺
動可能である第1のガスケットと、一方の後部側空間内
に摺動可能に収納され、かつ、後端側にプランジャーを
取付可能な第2のガスケットと、他方の後部側空間内に
摺動可能に収納されかつ、後端側にプランジャーを取付
可能な第3のガスケットと、前記第1のガスケットと前
記第2のガスケットと前記外筒内面間により形成された
第1の収納部に収納された第1の薬剤と、前記第1のガ
スケットと前記第3のガスケットと前記外筒内面間によ
り形成された第2の収納部に収納された第2の薬剤もし
くは第1の薬剤のための溶解液とを備えるプレフィルド
シリンジであって、前記第1のガスケットは、前記プラ
ンジャーの押圧により前記第1の収納部および前記第2
の収納部へ付加される圧力により前記隔壁先端面より離
間する方向に変形可能な変形可能部を備え、前記外筒
は、前記第1のガスケット収納部位より先端側の内側面
に設けられ、第1のガスケットが前記収納部位より先端
側に移動した時に、該第1のガスケットの側面と前記外
筒の内側面間により形成される導通路を備えているプレ
フィルドシリンジである。
【0005】そして、前記第1のガスケットの変形可能
部は、前記隔壁先端面に密着する状態では、外筒の後端
側に湾曲しており、前記プランジャーの押圧により前記
第1の収納部および前記第2の収納部へ付加される圧力
により、前記隔壁先端面より離間し、前記外筒の先端側
に湾曲するように変形するものであることが好ましい。
また、前記注射針取付部に取り付けられた注射針を備え
ていることが好ましい。さらに、前記第2のガスケット
および前記第3のガスケットの後端側に取り付けられた
プランジャーを備えていることが好ましい。
部は、前記隔壁先端面に密着する状態では、外筒の後端
側に湾曲しており、前記プランジャーの押圧により前記
第1の収納部および前記第2の収納部へ付加される圧力
により、前記隔壁先端面より離間し、前記外筒の先端側
に湾曲するように変形するものであることが好ましい。
また、前記注射針取付部に取り付けられた注射針を備え
ていることが好ましい。さらに、前記第2のガスケット
および前記第3のガスケットの後端側に取り付けられた
プランジャーを備えていることが好ましい。
【0006】また、前記第1のガスケットは、前記外筒
の第1のガスケット収納部位の内周面と液密に密着する
環状部と、該環状部で囲まれ、かつ、該環状部を閉塞す
るように形成された膜状の変形可能部とを備えているこ
とが好ましい。さらに、前記第1のガスケットの変形可
能部には、前記隔壁先端面と液密にかつ離脱可能に嵌合
する嵌合部を備えていることが好ましい。そして、前記
外筒は、導通路形成部位に、前記第1のガスケットの移
動抵抗が高くなるように形成された第1のガスケット先
端側移動抑制部を備えていることが好ましい。
の第1のガスケット収納部位の内周面と液密に密着する
環状部と、該環状部で囲まれ、かつ、該環状部を閉塞す
るように形成された膜状の変形可能部とを備えているこ
とが好ましい。さらに、前記第1のガスケットの変形可
能部には、前記隔壁先端面と液密にかつ離脱可能に嵌合
する嵌合部を備えていることが好ましい。そして、前記
外筒は、導通路形成部位に、前記第1のガスケットの移
動抵抗が高くなるように形成された第1のガスケット先
端側移動抑制部を備えていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで、本発明のプレフィルドシ
リンジを図面に示す実施例を用いて説明する。図1は、
本発明のプレフィルドシリンジの実施例の外観図であ
り、図2は、図1に示したプレフィルドシリンジの断面
図であり、図3は、図1に示したプレフィルドシリンジ
のA−A線断面図である。本発明のプレフィルドシリン
ジ1は、先端側に設けられた注射針取付部25と、内部
空間の後部側を軸方向に平行に2つに区分する隔壁32
とを有する外筒2と、外筒2内に収納され、隔壁先端面
321に密着し、外筒2の内部空間を隔壁32の前方側
空間21と2つの後部側空間22,23とに液密に区分
するとともに前方側空間21内を摺動可能である第1の
ガスケット11と、一方の後部側空間22内に摺動可能
に収納され、かつ、後端側にプランジャー4を取付可能
な第2のガスケット12と、他方の後部側空間23内に
摺動可能に収納され、かつ、後端側にプランジャー4を
取付可能な第3のガスケット13と、第1のガスケット
11と第2のガスケット12と外筒内面間により形成さ
れた第1の収納部26に収納された第1の薬剤6と、第
1のガスケット11と第3のガスケット13と外筒内面
間により形成された第2の収納部27に収納された第2
の薬剤もしくは第1の薬剤のための溶解液7とを備え
る。第1のガスケット11は、プランジャー4の押圧に
より第1の収納部26および第2の収納部27(言い換
えれば、第1の収納部26および第2の収納部27を形
成する外筒内壁面および第1のガスケットの後端面)へ
付加される圧力により隔壁先端面321より離間する方
向に変形可能な変形可能部112を備え、外筒2は、第
1のガスケット収納部位より先端側の内側面に設けら
れ、第1のガスケットが前方側空間21内を収納部位よ
り先端側に移動した時に、第1のガスケット11の側面
と外筒2の内側面間28により形成される導通路29
(言い換えれば、ガスケット11の前後の領域を連通す
る導通路)を備えている。
リンジを図面に示す実施例を用いて説明する。図1は、
本発明のプレフィルドシリンジの実施例の外観図であ
り、図2は、図1に示したプレフィルドシリンジの断面
図であり、図3は、図1に示したプレフィルドシリンジ
のA−A線断面図である。本発明のプレフィルドシリン
ジ1は、先端側に設けられた注射針取付部25と、内部
空間の後部側を軸方向に平行に2つに区分する隔壁32
とを有する外筒2と、外筒2内に収納され、隔壁先端面
321に密着し、外筒2の内部空間を隔壁32の前方側
空間21と2つの後部側空間22,23とに液密に区分
するとともに前方側空間21内を摺動可能である第1の
ガスケット11と、一方の後部側空間22内に摺動可能
に収納され、かつ、後端側にプランジャー4を取付可能
な第2のガスケット12と、他方の後部側空間23内に
摺動可能に収納され、かつ、後端側にプランジャー4を
取付可能な第3のガスケット13と、第1のガスケット
11と第2のガスケット12と外筒内面間により形成さ
れた第1の収納部26に収納された第1の薬剤6と、第
1のガスケット11と第3のガスケット13と外筒内面
間により形成された第2の収納部27に収納された第2
の薬剤もしくは第1の薬剤のための溶解液7とを備え
る。第1のガスケット11は、プランジャー4の押圧に
より第1の収納部26および第2の収納部27(言い換
えれば、第1の収納部26および第2の収納部27を形
成する外筒内壁面および第1のガスケットの後端面)へ
付加される圧力により隔壁先端面321より離間する方
向に変形可能な変形可能部112を備え、外筒2は、第
1のガスケット収納部位より先端側の内側面に設けら
れ、第1のガスケットが前方側空間21内を収納部位よ
り先端側に移動した時に、第1のガスケット11の側面
と外筒2の内側面間28により形成される導通路29
(言い換えれば、ガスケット11の前後の領域を連通す
る導通路)を備えている。
【0008】そこで、図面を用いて詳細に説明する。こ
の実施例のプレフィルドシリンジ1は、外筒2と、外筒
2の注射針取付部25にあらかじめ取り付けられた注射
針5と、外筒2の前方側空間21の後端部に位置するよ
うに収納された第1のガスケット11と、外筒の後部側
空間22に収納された第2のガスケット12と、後部側
空間23に収納された第3のガスケット13と、第2の
ガスケット12および第3のガスケット13の後端部に
取り付けられたプランジャー4とからなる。外筒2は、
ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ガラス等の透明
もしくは半透明材料により、好ましくは、酸素透過性の
少ない材料により形成された筒状体であり、先端には、
先端開口に向かってテーパー状に縮径する注射針取付部
25が、後端には、一対のフランジ24が対向して設け
られている。外筒2の長さとしては、50〜200mm
程度のものが好適であり、外筒2の容量としては、1.
0〜100ml程度のものが好適である。
の実施例のプレフィルドシリンジ1は、外筒2と、外筒
2の注射針取付部25にあらかじめ取り付けられた注射
針5と、外筒2の前方側空間21の後端部に位置するよ
うに収納された第1のガスケット11と、外筒の後部側
空間22に収納された第2のガスケット12と、後部側
空間23に収納された第3のガスケット13と、第2の
ガスケット12および第3のガスケット13の後端部に
取り付けられたプランジャー4とからなる。外筒2は、
ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ガラス等の透明
もしくは半透明材料により、好ましくは、酸素透過性の
少ない材料により形成された筒状体であり、先端には、
先端開口に向かってテーパー状に縮径する注射針取付部
25が、後端には、一対のフランジ24が対向して設け
られている。外筒2の長さとしては、50〜200mm
程度のものが好適であり、外筒2の容量としては、1.
0〜100ml程度のものが好適である。
【0009】外筒2内部空間の後部側には、隔壁32に
より軸方向に平行に2つに区分された後部側空間22,
23が設けられている。この実施例では、後部側空間2
2,23は、それぞれ円柱形状の内腔となっており、後
部側空間22,23の先端側開口部221,231は、
第1のガスケット11により液密に密閉されている。後
端側開口部222,232は、プランジャー4の先端に
取り付けられた第2のガスケット12および第3のガス
ケット13を挿入可能な開口部となっている。この実施
例のプレフィルドシリンジでは、後部側空間22には、
第1のガスケット11および第2のガスケット12間に
より第1の薬剤を収納するための第1の収納部26が形
成され、後部側空間23には、第1のガスケット11お
よび第3のガスケット13間により第2の薬剤もしくは
第1の薬剤のための溶解液7を収納するための第2の収
納部27が形成されている。また、先端側開口部22
1,231部分は、第1のガスケットの後端側と確実に
密接するような形状に作製されていることが好ましく、
この実施例では、後端側に湾曲した第1のガスケット1
1の後端側により確実に密閉されるように後端側に向か
って凹形状に作製されている。また、この実施例では、
隔壁32は、外筒2内のほぼ中央付近に作製されてお
り、後部側空間22と後部側空間23は、ほぼ同容積と
なっている。しかし、これに限られず、後部側空間22
と後部側空間23は、容積が異なるものであってもよ
い。
より軸方向に平行に2つに区分された後部側空間22,
23が設けられている。この実施例では、後部側空間2
2,23は、それぞれ円柱形状の内腔となっており、後
部側空間22,23の先端側開口部221,231は、
第1のガスケット11により液密に密閉されている。後
端側開口部222,232は、プランジャー4の先端に
取り付けられた第2のガスケット12および第3のガス
ケット13を挿入可能な開口部となっている。この実施
例のプレフィルドシリンジでは、後部側空間22には、
第1のガスケット11および第2のガスケット12間に
より第1の薬剤を収納するための第1の収納部26が形
成され、後部側空間23には、第1のガスケット11お
よび第3のガスケット13間により第2の薬剤もしくは
第1の薬剤のための溶解液7を収納するための第2の収
納部27が形成されている。また、先端側開口部22
1,231部分は、第1のガスケットの後端側と確実に
密接するような形状に作製されていることが好ましく、
この実施例では、後端側に湾曲した第1のガスケット1
1の後端側により確実に密閉されるように後端側に向か
って凹形状に作製されている。また、この実施例では、
隔壁32は、外筒2内のほぼ中央付近に作製されてお
り、後部側空間22と後部側空間23は、ほぼ同容積と
なっている。しかし、これに限られず、後部側空間22
と後部側空間23は、容積が異なるものであってもよ
い。
【0010】そして、第1のガスケット11は、後端側
が隔壁先端面321に密着し、外筒2の内部空間を隔壁
32の前方側空間21と2つの後部側空間22,23と
に液密に区分している。また、第1のガスケット11
は、プランジャー4の押圧により第1の収納部26およ
び第2の収納部27へ付加される圧力により隔壁先端面
321より離間する方向に変形可能な変形可能部112
を備えている。このような構成により、プランジャー4
を前方に押圧して第1のガスケット11が先端側開口部
221,231から離間することにより、後部側空間2
2と後部側空間23とを連通させることができる。具体
的には、図2、図3に示すように第1のガスケット11
は、外筒2の第1のガスケット収納部位の内周面と液密
に密着する環状部110と、環状部110で囲まれ、か
つ、環状部110を閉塞するように形成された膜状の変
形可能部112とを備えている。また、変形可能部11
2は、図2に示すように、隔壁先端面321に密着する
状態では、外筒2の後端側に湾曲しており、プランジャ
ー4の押圧により付加される圧力により、隔壁先端面3
21より離間し、外筒2の先端側に湾曲するように変形
する。第1のガスケット11は、外筒内を摺動可能なよ
うに環状部110の外側面がほぼ平坦に作製されてい
る。また、環状部110と外筒内面との接触面積を減少
させるため第1のガスケットの外周面に環状リブを形成
してもよい。
が隔壁先端面321に密着し、外筒2の内部空間を隔壁
32の前方側空間21と2つの後部側空間22,23と
に液密に区分している。また、第1のガスケット11
は、プランジャー4の押圧により第1の収納部26およ
び第2の収納部27へ付加される圧力により隔壁先端面
321より離間する方向に変形可能な変形可能部112
を備えている。このような構成により、プランジャー4
を前方に押圧して第1のガスケット11が先端側開口部
221,231から離間することにより、後部側空間2
2と後部側空間23とを連通させることができる。具体
的には、図2、図3に示すように第1のガスケット11
は、外筒2の第1のガスケット収納部位の内周面と液密
に密着する環状部110と、環状部110で囲まれ、か
つ、環状部110を閉塞するように形成された膜状の変
形可能部112とを備えている。また、変形可能部11
2は、図2に示すように、隔壁先端面321に密着する
状態では、外筒2の後端側に湾曲しており、プランジャ
ー4の押圧により付加される圧力により、隔壁先端面3
21より離間し、外筒2の先端側に湾曲するように変形
する。第1のガスケット11は、外筒内を摺動可能なよ
うに環状部110の外側面がほぼ平坦に作製されてい
る。また、環状部110と外筒内面との接触面積を減少
させるため第1のガスケットの外周面に環状リブを形成
してもよい。
【0011】変形可能部112は、環状部110の内周
円の面積より一回り大きく作製された膜状部であり、外
筒2の後端側に湾曲した状態となっている。また、変形
可能部112は、外筒2の軸方向の後端側に湾曲した状
態において、湾曲(突出)方向から所定以上の内圧が負
荷された場合に反対側(先端側)に反転(湾曲)する程
度の肉厚もしくは剛性を有していることが好ましい。ま
た、変形可能部112と環状部110の境界部分は、他
の部分と比較して薄肉に作製されていることが好まし
い。このように作製することにより、変形可能部112
は、軸方向のいずれかの方向に湾曲した状態で形状の安
定性が高くなる。また、第1のガスケット11の変形可
能部112には、隔壁先端面321と液密にかつ離脱可
能に嵌合する嵌合部111を備えている。
円の面積より一回り大きく作製された膜状部であり、外
筒2の後端側に湾曲した状態となっている。また、変形
可能部112は、外筒2の軸方向の後端側に湾曲した状
態において、湾曲(突出)方向から所定以上の内圧が負
荷された場合に反対側(先端側)に反転(湾曲)する程
度の肉厚もしくは剛性を有していることが好ましい。ま
た、変形可能部112と環状部110の境界部分は、他
の部分と比較して薄肉に作製されていることが好まし
い。このように作製することにより、変形可能部112
は、軸方向のいずれかの方向に湾曲した状態で形状の安
定性が高くなる。また、第1のガスケット11の変形可
能部112には、隔壁先端面321と液密にかつ離脱可
能に嵌合する嵌合部111を備えている。
【0012】嵌合部111は、第1のガスケット11の
後端側の中央部付近に作製されている。このため、第1
のガスケットの後端側は、隔壁先端面321に確実に密
着し先端側開口部221,231をそれぞれ液密に密閉
した状態を維持するものとなっている。なお、実施例の
嵌合部は、隔壁先端面321付近のみに嵌合するように
作製されているがこれに限られるものではなく、図9に
示す実施例のプレフィルドシリンジ20に使用されてい
る第1のガスケット15のように先端側開口部221,
231全体と嵌合するように作製されていてもよい。具
体的には、第1のガスケット15は、外筒2の第1のガ
スケット収納部位の内周面と液密に密着する環状部11
5と、環状部115で囲まれ、かつ、環状部115を閉
塞するように形成された膜状の変形可能部116とを備
えている。また、変形可能部116は、図9、図10に
示すように、隔壁先端面321に密着する状態では、外
筒2の後端側に湾曲しており、プランジャー4の押圧に
より付加される圧力により、隔壁先端面321より離間
し、外筒2の先端側に湾曲するように変形する。プレフ
ィルドシリンジ1では、第1のガスケット11は後端側
に湾曲しており、湾曲した第1のガスケットの後端側
は、先端側開口部221,231(内壁先端面321)
に熱融着、高周波融着等により弱く固着してもよい。
後端側の中央部付近に作製されている。このため、第1
のガスケットの後端側は、隔壁先端面321に確実に密
着し先端側開口部221,231をそれぞれ液密に密閉
した状態を維持するものとなっている。なお、実施例の
嵌合部は、隔壁先端面321付近のみに嵌合するように
作製されているがこれに限られるものではなく、図9に
示す実施例のプレフィルドシリンジ20に使用されてい
る第1のガスケット15のように先端側開口部221,
231全体と嵌合するように作製されていてもよい。具
体的には、第1のガスケット15は、外筒2の第1のガ
スケット収納部位の内周面と液密に密着する環状部11
5と、環状部115で囲まれ、かつ、環状部115を閉
塞するように形成された膜状の変形可能部116とを備
えている。また、変形可能部116は、図9、図10に
示すように、隔壁先端面321に密着する状態では、外
筒2の後端側に湾曲しており、プランジャー4の押圧に
より付加される圧力により、隔壁先端面321より離間
し、外筒2の先端側に湾曲するように変形する。プレフ
ィルドシリンジ1では、第1のガスケット11は後端側
に湾曲しており、湾曲した第1のガスケットの後端側
は、先端側開口部221,231(内壁先端面321)
に熱融着、高周波融着等により弱く固着してもよい。
【0013】第2のガスケット12は、後部側空間22
内に液密に摺動可能に収納されている。第3のガスケッ
ト13は、後部側空間23内に液密に摺動可能に作製さ
れている。また、第2のガスケット12および第3のガ
スケット13は、実施例においては、ほぼ同形状に作製
されている。第2のガスケット12および第3のガスケ
ット13の先端部は、第1のガスケット11の環状部1
10の後端部内に侵入可能な形状に作製されており、後
端部は、プランジャー4の先端部が取付可能な形状に作
製されている。このため、第1のガスケット11の後端
部に第2のガスケット12および第3のガスケット13
の先端部が侵入し、当接した後は、第1のガスケット1
1、第2のガスケット12および第3のガスケット13
は一体的に移動するものとなっている。また、第2のガ
スケット12および第3のガスケット13の外周面に
は、液密状態に摺接させるための環状リブが設けられて
いる。また、第2のガスケット12および第3のガスケ
ット13は、第1のガスケットが先端側に完全移動した
状態において、後端部の環状リブが後部側空間22,2
3内に位置するような長さに作製されている。第1のガ
スケット11、第2のガスケット12および第3のガス
ケット13の構成材料としては、弾性を有するゴム(例
えば、ブチルゴム、ラテックスゴム、シリコーンゴムな
ど)、合成樹脂(例えば、SBSエラストマー、SEB
Sエラストマー、ポリオレフィンエラストマーなど)等
が使用される。
内に液密に摺動可能に収納されている。第3のガスケッ
ト13は、後部側空間23内に液密に摺動可能に作製さ
れている。また、第2のガスケット12および第3のガ
スケット13は、実施例においては、ほぼ同形状に作製
されている。第2のガスケット12および第3のガスケ
ット13の先端部は、第1のガスケット11の環状部1
10の後端部内に侵入可能な形状に作製されており、後
端部は、プランジャー4の先端部が取付可能な形状に作
製されている。このため、第1のガスケット11の後端
部に第2のガスケット12および第3のガスケット13
の先端部が侵入し、当接した後は、第1のガスケット1
1、第2のガスケット12および第3のガスケット13
は一体的に移動するものとなっている。また、第2のガ
スケット12および第3のガスケット13の外周面に
は、液密状態に摺接させるための環状リブが設けられて
いる。また、第2のガスケット12および第3のガスケ
ット13は、第1のガスケットが先端側に完全移動した
状態において、後端部の環状リブが後部側空間22,2
3内に位置するような長さに作製されている。第1のガ
スケット11、第2のガスケット12および第3のガス
ケット13の構成材料としては、弾性を有するゴム(例
えば、ブチルゴム、ラテックスゴム、シリコーンゴムな
ど)、合成樹脂(例えば、SBSエラストマー、SEB
Sエラストマー、ポリオレフィンエラストマーなど)等
が使用される。
【0014】プランジャー4は、実施例では、先端側か
ら後端側に向かって後端部を除き2つに分岐して作製さ
れている。また、プランジャー4の分岐部41,42は
内部側空間22,23に挿入した際、隔壁32と接触し
ないように所定距離離間して作製されている。プランジ
ャー4の先端部は、第2のガスケット12および第3の
ガスケット13の後端部に取付可能に作製されており、
プランジャー4を軸方向に移動させることにより、第2
のガスケット12、第3のガスケット13は同時に移動
するものとなっている。なお、プランジャーは、シリン
ジ使用時に装着するタイプのものであってもよい。この
場合には、プランジャーは、図8に示すように組立式で
あることが好ましい。図8に示す実施例のプレフィルド
シリンジ10では、プランジャー40は、第2のガスケ
ット17の後端側に装着可能な第1のプランジャー部材
410と、同様に第3のガスケット18の後端側に装着
可能な第2のプランジャー部材420と、第1のプラン
ジャー部材410と第2のプランジャー部材420を連
結する連結部材46により構成されている。さらに、プ
ランジャー部材410,420は、ガスケットに螺合に
より接続可能な雄ねじ部411,421を先端に備え、
ガスケット17,18は、この雄ねじ部に対応する雌ね
じ部171,181を備えている。さらに、連結部材4
6は、プランジャー部材410,420の後端の板状部
材に装着可能なものとなっており、装着後にプランジャ
ーの押圧部として機能する。
ら後端側に向かって後端部を除き2つに分岐して作製さ
れている。また、プランジャー4の分岐部41,42は
内部側空間22,23に挿入した際、隔壁32と接触し
ないように所定距離離間して作製されている。プランジ
ャー4の先端部は、第2のガスケット12および第3の
ガスケット13の後端部に取付可能に作製されており、
プランジャー4を軸方向に移動させることにより、第2
のガスケット12、第3のガスケット13は同時に移動
するものとなっている。なお、プランジャーは、シリン
ジ使用時に装着するタイプのものであってもよい。この
場合には、プランジャーは、図8に示すように組立式で
あることが好ましい。図8に示す実施例のプレフィルド
シリンジ10では、プランジャー40は、第2のガスケ
ット17の後端側に装着可能な第1のプランジャー部材
410と、同様に第3のガスケット18の後端側に装着
可能な第2のプランジャー部材420と、第1のプラン
ジャー部材410と第2のプランジャー部材420を連
結する連結部材46により構成されている。さらに、プ
ランジャー部材410,420は、ガスケットに螺合に
より接続可能な雄ねじ部411,421を先端に備え、
ガスケット17,18は、この雄ねじ部に対応する雌ね
じ部171,181を備えている。さらに、連結部材4
6は、プランジャー部材410,420の後端の板状部
材に装着可能なものとなっており、装着後にプランジャ
ーの押圧部として機能する。
【0015】また、外筒2は、第1のガスケット収納部
位より先端側の内側面28に設けられ、前方側空間21
内を摺動する第1のガスケット11の側面と外筒2の内
側面28間により形成される導通路29を備えている。
実施例では、導通路29は、内側面28の上端および下
端にそれぞれ1つずつ外筒2の軸方向に注射針取付部2
5の後端側から第1のガスケットの先端付近まで形成さ
れた溝と第1のガスケット11の外側面とにより構成さ
れている。上記溝は、内側面28の上端および下端にそ
れぞれ1つずつ形成されていることに限られず、内側面
28に多数設けられていてもよい。第1のガスケット1
1が、第1のガスケット収納部位より先端側に移動し内
側面28上に位置する状態となると、第1のガスケット
移動前に連通した第1の収納部26と第2の収納部27
からなる統合収納部と、前方側空間21とが、この導通
路を介して連通する。外筒2は、導通路29形成部位の
内側面に、第1のガスケット11の移動抵抗が高くなる
ように形成された第1のガスケット先端側移動抑制部3
0を備えていることが好ましい。
位より先端側の内側面28に設けられ、前方側空間21
内を摺動する第1のガスケット11の側面と外筒2の内
側面28間により形成される導通路29を備えている。
実施例では、導通路29は、内側面28の上端および下
端にそれぞれ1つずつ外筒2の軸方向に注射針取付部2
5の後端側から第1のガスケットの先端付近まで形成さ
れた溝と第1のガスケット11の外側面とにより構成さ
れている。上記溝は、内側面28の上端および下端にそ
れぞれ1つずつ形成されていることに限られず、内側面
28に多数設けられていてもよい。第1のガスケット1
1が、第1のガスケット収納部位より先端側に移動し内
側面28上に位置する状態となると、第1のガスケット
移動前に連通した第1の収納部26と第2の収納部27
からなる統合収納部と、前方側空間21とが、この導通
路を介して連通する。外筒2は、導通路29形成部位の
内側面に、第1のガスケット11の移動抵抗が高くなる
ように形成された第1のガスケット先端側移動抑制部3
0を備えていることが好ましい。
【0016】この実施例では、先端側移動抑制部30
は、内側面28の上端および下端に形成された溝の両側
(導通路29形成部位の内側面)に外筒の内方に小さく
突出するリブにより構成されている。すなわち、実施例
では、先端側移動抑制部30は、4つのリブにより構成
されている。このリブ30に第1のガスケット11の環
状部の先端面周縁部が当接することにより、当接後は、
第1のガスケットの先端側への摺動抵抗が高くなるた
め、移動規制部として機能する。この実施例では、先端
側移動抑制部30は、第1のガスケット11が後端側か
らの内圧(液圧)により先端側へ押されている状態にお
いて、第1のガスケット11の先端側への移動を抑制す
る程度の障害物となるように作製されている。先端側移
動抑制部30は、後端側が外筒2の軸方向と直交する方
向にほぼ垂直に作製された山形状に作製されていること
が好ましい。先端側移動規制部30は、図5に示すよう
な第1のガスケット11が第1の収納部26および第2
の収納部27からの液圧により摺動している状態では、
第1のガスケット11は先端側移動抑制部30を乗り越
えることができないが、図6に示すように、第2のガス
ケット12および第3のガスケット13が第1のガスケ
ットに当接し、プランジャー4からの押圧を直接受ける
場合は、第1のガスケット11は、先端側移動抑制部3
0を乗り越え先端側に移動することが可能となってい
る。また、先端側移動抑制部30の後端から導通路29
の後端までの距離は、第1のガスケットの環状部110
の軸方向の長さより長く作製されている。これにより、
先端側移動規制部30に第1のガスケット11が当接し
た状態において、第1のガスケット11の前後の領域の
導通路による連通は確実なものとなる。
は、内側面28の上端および下端に形成された溝の両側
(導通路29形成部位の内側面)に外筒の内方に小さく
突出するリブにより構成されている。すなわち、実施例
では、先端側移動抑制部30は、4つのリブにより構成
されている。このリブ30に第1のガスケット11の環
状部の先端面周縁部が当接することにより、当接後は、
第1のガスケットの先端側への摺動抵抗が高くなるた
め、移動規制部として機能する。この実施例では、先端
側移動抑制部30は、第1のガスケット11が後端側か
らの内圧(液圧)により先端側へ押されている状態にお
いて、第1のガスケット11の先端側への移動を抑制す
る程度の障害物となるように作製されている。先端側移
動抑制部30は、後端側が外筒2の軸方向と直交する方
向にほぼ垂直に作製された山形状に作製されていること
が好ましい。先端側移動規制部30は、図5に示すよう
な第1のガスケット11が第1の収納部26および第2
の収納部27からの液圧により摺動している状態では、
第1のガスケット11は先端側移動抑制部30を乗り越
えることができないが、図6に示すように、第2のガス
ケット12および第3のガスケット13が第1のガスケ
ットに当接し、プランジャー4からの押圧を直接受ける
場合は、第1のガスケット11は、先端側移動抑制部3
0を乗り越え先端側に移動することが可能となってい
る。また、先端側移動抑制部30の後端から導通路29
の後端までの距離は、第1のガスケットの環状部110
の軸方向の長さより長く作製されている。これにより、
先端側移動規制部30に第1のガスケット11が当接し
た状態において、第1のガスケット11の前後の領域の
導通路による連通は確実なものとなる。
【0017】また、本発明のプレフィルドシリンジ1
は、第1のガスケット11の前方と外筒2内に形成され
た前方側空間21と、第1のガスケット11と第2のガ
スケット12と外筒内面22間により形成された第1の
収納部26と、第1の収納部26に収納された第1の薬
剤6と、第1のガスケット11と第3のガスケット13
と外筒内面23間により形成された第2の収納部27
と、第2の収納部27に収納された第2の薬剤もしくは
第1の薬剤の溶解液7とを備えている。前方側空間21
の容量としては、1〜20ml程度が好適であり、第1
の収納部26の容量としては、収納される薬剤量により
相違するが、1〜40ml程度が好適であり、第2の収
納部27としては、収納される薬剤溶解用液体量により
相違するが、1〜40ml程度が好適である。また、隔
壁32の先端部321は、外筒2の先端側内壁2aから
10mm〜50mm後端側となる位置に作製されている
ことが好ましい。
は、第1のガスケット11の前方と外筒2内に形成され
た前方側空間21と、第1のガスケット11と第2のガ
スケット12と外筒内面22間により形成された第1の
収納部26と、第1の収納部26に収納された第1の薬
剤6と、第1のガスケット11と第3のガスケット13
と外筒内面23間により形成された第2の収納部27
と、第2の収納部27に収納された第2の薬剤もしくは
第1の薬剤の溶解液7とを備えている。前方側空間21
の容量としては、1〜20ml程度が好適であり、第1
の収納部26の容量としては、収納される薬剤量により
相違するが、1〜40ml程度が好適であり、第2の収
納部27としては、収納される薬剤溶解用液体量により
相違するが、1〜40ml程度が好適である。また、隔
壁32の先端部321は、外筒2の先端側内壁2aから
10mm〜50mm後端側となる位置に作製されている
ことが好ましい。
【0018】第1の収納部26に収納された粉末状もし
くは凍結乾燥薬剤6としては、各種ビタミン類、抗生物
質、血管拡張剤、強心剤等の医薬品や栄養剤などが使用
される。また、第1の薬剤6のための溶解液7として
は、注射用蒸留水、生理食塩水などが使用される。第2
の薬剤としては、第1の薬剤6と共存下に保存すること
が難しい薬剤が使用される。そして、第1の収納部2
6、第2の収納部27は、減圧空間となっていてもよ
い。このようにすることにより、第1のガスケットによ
る後部側空間22および後部側空間23の先端側の密閉
を確実なものとすることができる。
くは凍結乾燥薬剤6としては、各種ビタミン類、抗生物
質、血管拡張剤、強心剤等の医薬品や栄養剤などが使用
される。また、第1の薬剤6のための溶解液7として
は、注射用蒸留水、生理食塩水などが使用される。第2
の薬剤としては、第1の薬剤6と共存下に保存すること
が難しい薬剤が使用される。そして、第1の収納部2
6、第2の収納部27は、減圧空間となっていてもよ
い。このようにすることにより、第1のガスケットによ
る後部側空間22および後部側空間23の先端側の密閉
を確実なものとすることができる。
【0019】また、プレフィルドシリンジ1は、注射針
取付部25に取り付けられた注射針5を備えていてもよ
い。注射針5は、先端部に穿刺用刃面を有する針管と、
針管の後端部に取り付けられたハブと、ハブに後端部が
嵌合するキャップとからなり、いわゆる公知の注射針で
ある。そして、この実施例のプレフィルドシリンジ1で
は、図1に示すように先端面の上部が外筒2のフランジ
24に当接し、後端面の下部がプランジャー4のリブ4
4に当接するように、取り付けられたプランジャースト
ッパー部材45が設けられている。このプランジャース
トッパー部材45を取り外さないと、プランジャー4が
先端側に移動しないようになっている。
取付部25に取り付けられた注射針5を備えていてもよ
い。注射針5は、先端部に穿刺用刃面を有する針管と、
針管の後端部に取り付けられたハブと、ハブに後端部が
嵌合するキャップとからなり、いわゆる公知の注射針で
ある。そして、この実施例のプレフィルドシリンジ1で
は、図1に示すように先端面の上部が外筒2のフランジ
24に当接し、後端面の下部がプランジャー4のリブ4
4に当接するように、取り付けられたプランジャースト
ッパー部材45が設けられている。このプランジャース
トッパー部材45を取り外さないと、プランジャー4が
先端側に移動しないようになっている。
【0020】次に、上述したプレフィルドシリンジ1の
作用について、図4ないし図6を用いて説明する。図2
に示す状態(未使用時)のプレフィルドシリンジ1よ
り、プランジャーストッパー部材45を取り外し、プラ
ンジャー4を先端側に押すことにより、第1の収納部2
6および第2の収納部27の内圧(液圧)は高くなり、
ある内圧に達した時、第1のガスケット11の変形可能
部112の後端側は隔壁先端面321から離間し、変形
可能部112は先端側に反転(湾曲)する。変形可能部
112の反転により、第1の収納部26と第2の収納部
27とは連通し、第1の薬剤6のための溶解液7は、第
1の収納部26に流入し粉末状もしくは凍結乾燥材6と
混合する。シリンジ1を振り薬剤を確実に薬剤を溶解液
に溶解し薬液とする。そして、注射針5のキャップを外
し、プランジャーを第1のガスケット11が先端側移動
規制部30に到達するまで押圧し、シリンジ1の第1の
収納部26および第2の収納部27内の空気を導通路よ
り先端側空間内に流入させる。さらに、プランジャー4
を押すことにより、ガスケット11は先端側内側面28
上を先端側に移動し、薬液は導通路29を介して前方側
空間21に流入し、先端側空間内の空気が排出され、シ
リンジ内は薬液により充填された状態となる。この状態
を確認した後、患者に穿刺する。
作用について、図4ないし図6を用いて説明する。図2
に示す状態(未使用時)のプレフィルドシリンジ1よ
り、プランジャーストッパー部材45を取り外し、プラ
ンジャー4を先端側に押すことにより、第1の収納部2
6および第2の収納部27の内圧(液圧)は高くなり、
ある内圧に達した時、第1のガスケット11の変形可能
部112の後端側は隔壁先端面321から離間し、変形
可能部112は先端側に反転(湾曲)する。変形可能部
112の反転により、第1の収納部26と第2の収納部
27とは連通し、第1の薬剤6のための溶解液7は、第
1の収納部26に流入し粉末状もしくは凍結乾燥材6と
混合する。シリンジ1を振り薬剤を確実に薬剤を溶解液
に溶解し薬液とする。そして、注射針5のキャップを外
し、プランジャーを第1のガスケット11が先端側移動
規制部30に到達するまで押圧し、シリンジ1の第1の
収納部26および第2の収納部27内の空気を導通路よ
り先端側空間内に流入させる。さらに、プランジャー4
を押すことにより、ガスケット11は先端側内側面28
上を先端側に移動し、薬液は導通路29を介して前方側
空間21に流入し、先端側空間内の空気が排出され、シ
リンジ内は薬液により充填された状態となる。この状態
を確認した後、患者に穿刺する。
【0021】プランジャー4の押圧初期においては、第
1のガスケット11は単独で移動しており、第1のガス
ケット11の移動は、先端側移動抑制部30により止め
られる。具体的には、図5,図7に示すように、先端側
移動抑制部30の後端に第1のガスケット11の先端が
当接することにより、第1のガスケット11の移動は抑
制される。この状態においては、プランジャー4を先端
側に押すと、第1のガスケット11が停止したままで、
第2のガスケット12および第3のガスケット13が先
端側に移動する。移動初期においては第2のガスケット
12および第3のガスケット13は、図4、図5に示す
ように後部側空間22,23内をそれぞれ摺動している
が、第2のガスケット12および第3のガスケット13
の先端が隔壁先端面321を越えてからは、第2のガス
ケット12および第3のガスケット13の先端部は、後
部側空間22,23内から突出して内側面28部分を移
動するものとなっている。
1のガスケット11は単独で移動しており、第1のガス
ケット11の移動は、先端側移動抑制部30により止め
られる。具体的には、図5,図7に示すように、先端側
移動抑制部30の後端に第1のガスケット11の先端が
当接することにより、第1のガスケット11の移動は抑
制される。この状態においては、プランジャー4を先端
側に押すと、第1のガスケット11が停止したままで、
第2のガスケット12および第3のガスケット13が先
端側に移動する。移動初期においては第2のガスケット
12および第3のガスケット13は、図4、図5に示す
ように後部側空間22,23内をそれぞれ摺動している
が、第2のガスケット12および第3のガスケット13
の先端が隔壁先端面321を越えてからは、第2のガス
ケット12および第3のガスケット13の先端部は、後
部側空間22,23内から突出して内側面28部分を移
動するものとなっている。
【0022】そして、第2のガスケット12および第3
のガスケット13は、その先端側において第1のガスケ
ット11の後端部に当接する。当接した状態では、第2
のガスケット12および第3のガスケット13も先端部
側面において接触する。また、第1のガスケット11に
第2のガスケット12および第3のガスケット13が当
接した状態では、第1のガスケット11の後端側に残留
する薬液量は少ない。当接後、プランジャー4を押圧す
ると、第1のガスケットは、先端側移動抑制部30を乗
り越え先端側に移動し、第1のガスケット11と第2の
ガスケット12および第3のガスケット13は、一体的
に先端側に移動する。そして、第1のガスケット11の
先端部が外筒2の先端側内壁2aに接触することにより
患者への薬液投与が終了する。以上、プレフィルドシリ
ンジの構成および作用について説明したが、これらは、
上記に限られるものではない。
のガスケット13は、その先端側において第1のガスケ
ット11の後端部に当接する。当接した状態では、第2
のガスケット12および第3のガスケット13も先端部
側面において接触する。また、第1のガスケット11に
第2のガスケット12および第3のガスケット13が当
接した状態では、第1のガスケット11の後端側に残留
する薬液量は少ない。当接後、プランジャー4を押圧す
ると、第1のガスケットは、先端側移動抑制部30を乗
り越え先端側に移動し、第1のガスケット11と第2の
ガスケット12および第3のガスケット13は、一体的
に先端側に移動する。そして、第1のガスケット11の
先端部が外筒2の先端側内壁2aに接触することにより
患者への薬液投与が終了する。以上、プレフィルドシリ
ンジの構成および作用について説明したが、これらは、
上記に限られるものではない。
【0023】
【発明の効果】本発明のプレフィルドシリンジは、先端
側に設けられた注射針取付部と、内部空間の後部側を軸
方向に平行に2つに区分する隔壁とを有する外筒と、該
外筒内に収納され、前記隔壁先端面に密着し、前記外筒
の内部空間を隔壁の前方側空間と2つの後部側空間とに
液密に区分するとともに前記前方側空間内を摺動可能で
ある第1のガスケットと、一方の後部側空間内に摺動可
能に収納され、かつ、後端側にプランジャーを取付可能
な第2のガスケットと、他方の後部側空間内に摺動可能
に収納されかつ、後端側にプランジャーを取付可能な第
3のガスケットと、前記第1のガスケットと前記第2の
ガスケットと前記外筒内面間により形成された第1の収
納部に収納された第1の薬剤と、前記第1のガスケット
と前記第3のガスケットと前記外筒内面間により形成さ
れた第2の収納部に収納された第2の薬剤もしくは第1
の薬剤のための溶解液とを備え、前記第1のガスケット
は、前記プランジャーの押圧により付加される圧力によ
り前記隔壁先端面より離間する方向に変形可能な変形可
能部を備え、前記外筒は、前記第1のガスケット収納部
位より先端側の内側面に設けられ、第1のガスケットが
前記収納部位より先端側に移動した時に、該第1のガス
ケットの側面と前記外筒の内側面間により形成される導
通路を備えている。このため、輸送時、使用準備時にシ
リンジより液体などが漏出しにくく、かつ、使用時の混
合操作が容易かつ確実に行うことができる。
側に設けられた注射針取付部と、内部空間の後部側を軸
方向に平行に2つに区分する隔壁とを有する外筒と、該
外筒内に収納され、前記隔壁先端面に密着し、前記外筒
の内部空間を隔壁の前方側空間と2つの後部側空間とに
液密に区分するとともに前記前方側空間内を摺動可能で
ある第1のガスケットと、一方の後部側空間内に摺動可
能に収納され、かつ、後端側にプランジャーを取付可能
な第2のガスケットと、他方の後部側空間内に摺動可能
に収納されかつ、後端側にプランジャーを取付可能な第
3のガスケットと、前記第1のガスケットと前記第2の
ガスケットと前記外筒内面間により形成された第1の収
納部に収納された第1の薬剤と、前記第1のガスケット
と前記第3のガスケットと前記外筒内面間により形成さ
れた第2の収納部に収納された第2の薬剤もしくは第1
の薬剤のための溶解液とを備え、前記第1のガスケット
は、前記プランジャーの押圧により付加される圧力によ
り前記隔壁先端面より離間する方向に変形可能な変形可
能部を備え、前記外筒は、前記第1のガスケット収納部
位より先端側の内側面に設けられ、第1のガスケットが
前記収納部位より先端側に移動した時に、該第1のガス
ケットの側面と前記外筒の内側面間により形成される導
通路を備えている。このため、輸送時、使用準備時にシ
リンジより液体などが漏出しにくく、かつ、使用時の混
合操作が容易かつ確実に行うことができる。
【図1】図1は、本発明の実施例のプレフィルドシリン
ジの外観図である。
ジの外観図である。
【図2】図2は、図1のプレフィルドシリンジの断面図
である。
である。
【図3】図3は、図1に示したプレフィルドシリンジの
A−A線断面図である。
A−A線断面図である。
【図4】図4は、図1に示すプレフィルドシリンジの作
用を説明するための図である
用を説明するための図である
【図5】図5は、図1のプレフィルドシリンジの作用を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図6】図6は、図1のプレフィルドシリンジの作用を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図7】図7は、図5のプレフィルドシリンジの部分拡
大図である。
大図である。
【図8】図8は、本発明の他の実施例のプレフィルドシ
リンジの外観図である。
リンジの外観図である。
【図9】図9は、本発明の他の実施例のプレフィルドシ
リンジの外観図である。
リンジの外観図である。
【図10】図10は、図9のプレフィルドシリンジに使
用されるガスケットの正面図である。
用されるガスケットの正面図である。
1,10,20 プレフィルドシリンジ 2 外筒 11,15 第1のガスケット 12,17 第2のガスケット 13,18 第3のガスケット 22,23 後部側空間 26 第1の収納部 27 第2の収納部 32 隔壁
Claims (7)
- 【請求項1】 先端側に設けられた注射針取付部と、内
部空間の後部側を軸方向に平行に2つに区分する隔壁と
を有する外筒と、該外筒内に収納され、前記隔壁先端面
に密着し、前記外筒の内部空間を隔壁の前方側空間と2
つの後部側空間とに液密に区分するとともに前記前方側
空間内を摺動可能である第1のガスケットと、一方の後
部側空間内に摺動可能に収納され、かつ、後端側にプラ
ンジャーを取付可能な第2のガスケットと、他方の後部
側空間内に摺動可能に収納されかつ、後端側にプランジ
ャーを取付可能な第3のガスケットと、前記第1のガス
ケットと前記第2のガスケットと前記外筒内面間により
形成された第1の収納部に収納された第1の薬剤と、前
記第1のガスケットと前記第3のガスケットと前記外筒
内面間により形成された第2の収納部に収納された第2
の薬剤もしくは第1の薬剤のための溶解液とを備えるプ
レフィルドシリンジであって、前記第1のガスケット
は、前記プランジャーの押圧により前記第1の収納部お
よび前記第2の収納部へ付加される圧力により前記隔壁
先端面より離間する方向に変形可能な変形可能部を備
え、前記外筒は、前記第1のガスケット収納部位より先
端側の内側面に設けられ、第1のガスケットが前記収納
部位より先端側に移動した時に、該第1のガスケットの
側面と前記外筒の内側面間により形成される導通路を備
えていることを特徴とするプレフィルドシリンジ。 - 【請求項2】 前記第1のガスケットの変形可能部は、
前記隔壁先端面に密着する状態では、外筒の後端側に湾
曲しており、前記プランジャーの押圧により前記第1の
収納部および前記第2の収納部へ付加される圧力によ
り、前記隔壁先端面より離間し、前記外筒の先端側に湾
曲するように変形するものである請求項1に記載のプレ
フィルドシリンジ。 - 【請求項3】 前記注射針取付部に取り付けられた注射
針を備えている請求項1または2に記載のプレフィルド
シリンジ。 - 【請求項4】 前記第2のガスケットおよび前記第3の
ガスケットの後端側に取り付けられたプランジャーを備
えている請求項1ないし3のいずれかに記載のプレフィ
ルドシリンジ。 - 【請求項5】 前記第1のガスケットは、前記外筒の第
1のガスケット収納部位の内周面と液密に密着する環状
部と、該環状部で囲まれ、かつ、該環状部を閉塞するよ
うに形成された膜状の変形可能部とを備えている請求項
1ないし4のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。 - 【請求項6】 前記第1のガスケットの変形可能部に
は、前記隔壁先端面と液密にかつ離脱可能に嵌合する嵌
合部を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の
プレフィルドシリンジ。 - 【請求項7】 前記外筒は、導通路形成部位に、前記第
1のガスケットの移動抵抗が高くなるように形成された
第1のガスケット先端側移動抑制部を備えている請求項
1ないし6のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000218917A JP2002035126A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | プレフィルドシリンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000218917A JP2002035126A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | プレフィルドシリンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002035126A true JP2002035126A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18713793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000218917A Pending JP2002035126A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | プレフィルドシリンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002035126A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007025685A1 (de) * | 2005-09-03 | 2007-03-08 | Kettenbach Gmbh & Co. Kg | Kartusche |
JP2007525247A (ja) * | 2003-06-02 | 2007-09-06 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | 医療器具 |
US7807657B2 (en) | 2002-08-16 | 2010-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Separate type medical material |
JP2018187385A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | ヘレーウス メディカル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングHeraeus Medical GmbH | デリバリプランジャ上に閉鎖手段を備える骨セメントアプリケーション装置 |
CN109675178A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-26 | 郑州大学第一附属医院 | 一种治疗口腔溃疡的推药器 |
-
2000
- 2000-07-19 JP JP2000218917A patent/JP2002035126A/ja active Pending
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
US7807657B2 (en) | 2002-08-16 | 2010-10-05 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Separate type medical material |
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CN109675178A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-04-26 | 郑州大学第一附属医院 | 一种治疗口腔溃疡的推药器 |
CN109675178B (zh) * | 2018-12-04 | 2021-07-02 | 郑州大学第一附属医院 | 一种治疗口腔溃疡的推药器 |
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