JP2002034987A - Bモード画像生成方法および超音波診断装置 - Google Patents
Bモード画像生成方法および超音波診断装置Info
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- JP2002034987A JP2002034987A JP2000218313A JP2000218313A JP2002034987A JP 2002034987 A JP2002034987 A JP 2002034987A JP 2000218313 A JP2000218313 A JP 2000218313A JP 2000218313 A JP2000218313 A JP 2000218313A JP 2002034987 A JP2002034987 A JP 2002034987A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Bモード画像で従来よりも明瞭に血管を描出
する。 【解決手段】 スキャンコンバータ16は、Bモードデ
ータbに対して座標変換,画像補間,フレーム間処理な
どの処理を行ってBモード画像を生成すると共に流れ情
報fにより血管領域を判定しその血管領域に対応する画
素が画面上で黒く表示されるようにBモード画像の画素
値を調整する。 【効果】 広範囲のBモードデータにアーチファクトが
及んでいるような場合でも、血管が黒く抜けるように描
出できる。従来のBモード画像では描出できないような
細い血管も描出できる。
する。 【解決手段】 スキャンコンバータ16は、Bモードデ
ータbに対して座標変換,画像補間,フレーム間処理な
どの処理を行ってBモード画像を生成すると共に流れ情
報fにより血管領域を判定しその血管領域に対応する画
素が画面上で黒く表示されるようにBモード画像の画素
値を調整する。 【効果】 広範囲のBモードデータにアーチファクトが
及んでいるような場合でも、血管が黒く抜けるように描
出できる。従来のBモード画像では描出できないような
細い血管も描出できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Bモード画像生成
方法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、従
来よりも明瞭に血管を描出することができるBモード画
像生成方法および超音波診断装置に関する。
方法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、従
来よりも明瞭に血管を描出することができるBモード画
像生成方法および超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血管はBモード画像において黒く表示さ
れるべきであるが、ある程度明るく表現されてしまうこ
とがある。すなわち、シスト抜けの悪い画像となる場合
がある。これは、血管壁での多重反射などに起因するア
ーチファクトと考えられている。
れるべきであるが、ある程度明るく表現されてしまうこ
とがある。すなわち、シスト抜けの悪い画像となる場合
がある。これは、血管壁での多重反射などに起因するア
ーチファクトと考えられている。
【0003】実用新案登録第2558062号では、あ
る着目画素の周囲の画素に対応するBモードデータが所
定値以下となる割合が所定割合より高ければ、黒く表示
されるように画素値を調整することにより、シスト抜け
を改善している。
る着目画素の周囲の画素に対応するBモードデータが所
定値以下となる割合が所定割合より高ければ、黒く表示
されるように画素値を調整することにより、シスト抜け
を改善している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実用新案登録第255
8062号の技術では、Bモードデータのみを使って処
理しているため、広範囲のBモードデータにアーチファ
クトが及んでいるような場合には、シスト抜けを十分に
改善できない問題点があった。さらに、Bモードデータ
は、パワードプラデータなどの流れ情報に較べると、S
N比(Signal to Noise ratio)および分解能が低いの
で、細い血管を描出できない問題点があった。そこで、
本発明の目的は、従来よりも明瞭に血管を描出すること
ができるBモード画像生成方法および超音波診断装置を
提供することにある。
8062号の技術では、Bモードデータのみを使って処
理しているため、広範囲のBモードデータにアーチファ
クトが及んでいるような場合には、シスト抜けを十分に
改善できない問題点があった。さらに、Bモードデータ
は、パワードプラデータなどの流れ情報に較べると、S
N比(Signal to Noise ratio)および分解能が低いの
で、細い血管を描出できない問題点があった。そこで、
本発明の目的は、従来よりも明瞭に血管を描出すること
ができるBモード画像生成方法および超音波診断装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、被検体内を超音波で走査して受信信号を取得し、そ
の受信信号からBモードデータを生成し、そのBモード
データに基づいてBモード画像を生成するBモード画像
生成方法であって、被検体内を超音波で走査して流れ情
報を取得し、その流れ情報により血管領域を判定し、そ
の血管領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるよ
うにBモード画像の画素値を調整することを特徴とする
Bモード画像生成方法を提供する。上記第1の観点によ
るBモード画像生成方法では、流れ情報を使って血管領
域を判定し、その血管領域に対応する画素が画面上で黒
く表示されるようにBモード画像の画素値を調整するの
で、広範囲のBモードデータにアーチファクトが及んで
いるような場合でも、シスト抜けを十分に改善できる。
さらに、流れ情報は、Bモードデータに較べると、SN
比および分解能が高いので、細い血管も描出できるよう
になる。
は、被検体内を超音波で走査して受信信号を取得し、そ
の受信信号からBモードデータを生成し、そのBモード
データに基づいてBモード画像を生成するBモード画像
生成方法であって、被検体内を超音波で走査して流れ情
報を取得し、その流れ情報により血管領域を判定し、そ
の血管領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるよ
うにBモード画像の画素値を調整することを特徴とする
Bモード画像生成方法を提供する。上記第1の観点によ
るBモード画像生成方法では、流れ情報を使って血管領
域を判定し、その血管領域に対応する画素が画面上で黒
く表示されるようにBモード画像の画素値を調整するの
で、広範囲のBモードデータにアーチファクトが及んで
いるような場合でも、シスト抜けを十分に改善できる。
さらに、流れ情報は、Bモードデータに較べると、SN
比および分解能が高いので、細い血管も描出できるよう
になる。
【0006】第2の観点では、本発明は、被検体内を超
音波で走査して受信信号を取得し、その受信信号からB
モードデータを生成し、そのBモードデータに基づいて
Bモード画像を生成するBモード画像生成方法であっ
て、被検体内を超音波で走査して流れ情報を取得し、そ
の流れ情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面上
で黒く表示されるようにBモードデータ生成用ゲインを
調整することを特徴とするBモード画像生成方法を提供
する。上記第2の観点によるBモード画像生成方法で
は、流れ情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面
上で黒く表示されるようにBモードデータ生成用ゲイン
を調整するので、広範囲のBモードデータにアーチファ
クトが及んでいるような場合でも、シスト抜けを十分に
改善できる。さらに、流れ情報は、Bモードデータに較
べると、SN比および分解能が高いので、細い血管も描
出できるようになる。
音波で走査して受信信号を取得し、その受信信号からB
モードデータを生成し、そのBモードデータに基づいて
Bモード画像を生成するBモード画像生成方法であっ
て、被検体内を超音波で走査して流れ情報を取得し、そ
の流れ情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面上
で黒く表示されるようにBモードデータ生成用ゲインを
調整することを特徴とするBモード画像生成方法を提供
する。上記第2の観点によるBモード画像生成方法で
は、流れ情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面
上で黒く表示されるようにBモードデータ生成用ゲイン
を調整するので、広範囲のBモードデータにアーチファ
クトが及んでいるような場合でも、シスト抜けを十分に
改善できる。さらに、流れ情報は、Bモードデータに較
べると、SN比および分解能が高いので、細い血管も描
出できるようになる。
【0007】第3の観点では、本発明は、超音波探触子
と、その超音波探触子を用いて被検体内を走査しエコー
を受信して受信信号を生成する送受信手段と、前記受信
信号からBモードデータを生成するBモード処理手段
と、前記受信信号から流れ情報を生成する流れ情報処理
手段と、前記BモードデータからBモード画像を生成す
ると共に前記流れ情報により血管領域を判定しその血管
領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるようにB
モード画像の画素値を調整するBモード画像生成手段と
を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供す
る。上記第3の観点による超音波診断装置では、上記第
1の観点によるBモード画像生成方法を好適に実施でき
る。この結果、従来よりも明瞭に血管を描出することが
出来る。
と、その超音波探触子を用いて被検体内を走査しエコー
を受信して受信信号を生成する送受信手段と、前記受信
信号からBモードデータを生成するBモード処理手段
と、前記受信信号から流れ情報を生成する流れ情報処理
手段と、前記BモードデータからBモード画像を生成す
ると共に前記流れ情報により血管領域を判定しその血管
領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるようにB
モード画像の画素値を調整するBモード画像生成手段と
を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供す
る。上記第3の観点による超音波診断装置では、上記第
1の観点によるBモード画像生成方法を好適に実施でき
る。この結果、従来よりも明瞭に血管を描出することが
出来る。
【0008】第4の観点では、本発明は、超音波探触子
と、その超音波探触子を用いて被検体内を走査しエコー
を受信して受信信号を生成する送受信手段と、前記受信
信号からBモードデータを生成するBモード処理手段
と、前記受信信号から流れ情報を生成すると共に該流れ
情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面上で黒く
表示されるように前記Bモード処理手段のBモードデー
タ生成用ゲインを調整する流れ情報処理・ゲイン制御手
段と、前記BモードデータからBモード画像を生成する
Bモード画像生成手段とを具備したことを特徴とする超
音波診断装置を提供する。上記第4の観点による超音波
診断装置では、上記第2の観点によるBモード画像生成
方法を好適に実施できる。この結果、従来よりも明瞭に
血管を描出することが出来る。
と、その超音波探触子を用いて被検体内を走査しエコー
を受信して受信信号を生成する送受信手段と、前記受信
信号からBモードデータを生成するBモード処理手段
と、前記受信信号から流れ情報を生成すると共に該流れ
情報に基づいて血管領域に対応する画素が画面上で黒く
表示されるように前記Bモード処理手段のBモードデー
タ生成用ゲインを調整する流れ情報処理・ゲイン制御手
段と、前記BモードデータからBモード画像を生成する
Bモード画像生成手段とを具備したことを特徴とする超
音波診断装置を提供する。上記第4の観点による超音波
診断装置では、上記第2の観点によるBモード画像生成
方法を好適に実施できる。この結果、従来よりも明瞭に
血管を描出することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0010】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。この超音波診断装置100は、
被検体内を超音波で走査して超音波エコーを受信し受信
信号を生成する超音波探触子1およびビームフォーマ2
と、前記受信信号に対して増幅,対数圧縮,包絡線検波
などの処理を施してBモードデータbを生成するBモー
ド処理部3と、前記受信信号に対してMTI(Moving T
arget Indication),自己相関,速度・分散・パワー演
算などの処理を施して流れ情報(分散,速度,パワーの
少なくとも1つ)fを生成する流れ情報処理部4と、前
記Bモードデータbに対して座標変換,画像補間,フレ
ーム間処理などの処理を行ってBモード画像を生成する
と共に前記流れ情報fにより血管領域を判定しその血管
領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるようにB
モード画像の画素値を調整するスキャンコンバータ16
と、Bモード画像Ibを画面に表示するCRT7とを具
備して構成されている。
置を示す構成図である。この超音波診断装置100は、
被検体内を超音波で走査して超音波エコーを受信し受信
信号を生成する超音波探触子1およびビームフォーマ2
と、前記受信信号に対して増幅,対数圧縮,包絡線検波
などの処理を施してBモードデータbを生成するBモー
ド処理部3と、前記受信信号に対してMTI(Moving T
arget Indication),自己相関,速度・分散・パワー演
算などの処理を施して流れ情報(分散,速度,パワーの
少なくとも1つ)fを生成する流れ情報処理部4と、前
記Bモードデータbに対して座標変換,画像補間,フレ
ーム間処理などの処理を行ってBモード画像を生成する
と共に前記流れ情報fにより血管領域を判定しその血管
領域に対応する画素が画面上で黒く表示されるようにB
モード画像の画素値を調整するスキャンコンバータ16
と、Bモード画像Ibを画面に表示するCRT7とを具
備して構成されている。
【0011】図2は、上記超音波診断装置100による
Bモード画像表示処理を示すフロー図である。ステップ
S1では、超音波探触子1およびビームフォーマ2によ
り被検体内を超音波で走査し、Bモード処理部13によ
りBモードデータbを取得し、流れ情報処理部4により
流れ情報fを取得する。ステップS2では、スキャンコ
ンバータ16によりBモードデータbからBモード画像
を生成する。
Bモード画像表示処理を示すフロー図である。ステップ
S1では、超音波探触子1およびビームフォーマ2によ
り被検体内を超音波で走査し、Bモード処理部13によ
りBモードデータbを取得し、流れ情報処理部4により
流れ情報fを取得する。ステップS2では、スキャンコ
ンバータ16によりBモードデータbからBモード画像
を生成する。
【0012】ステップS3では、スキャンコンバータ1
6により流れ情報fから血管領域中の画素を判定する。
例えば、分散,速度,パワーの値がそれぞれ適当な閾値
より高いならば血管領域中の画素である、と判定する。
あるいは、分散,速度の値がそれぞれ適当な閾値より高
く且つパワーの値が適当な閾値より低いならば血管領域
中の画素である、と判定する。このように患者や部位に
よって判定基準が異なる場合があるので、いくつかの判
定基準の中から操作者が選択できるようにしておけば、
使い勝手を向上できる。また、流れ情報fは、最新の1
フレームのデータを使っても良いし、フレーム間平均し
たデータを使っても良い。
6により流れ情報fから血管領域中の画素を判定する。
例えば、分散,速度,パワーの値がそれぞれ適当な閾値
より高いならば血管領域中の画素である、と判定する。
あるいは、分散,速度の値がそれぞれ適当な閾値より高
く且つパワーの値が適当な閾値より低いならば血管領域
中の画素である、と判定する。このように患者や部位に
よって判定基準が異なる場合があるので、いくつかの判
定基準の中から操作者が選択できるようにしておけば、
使い勝手を向上できる。また、流れ情報fは、最新の1
フレームのデータを使っても良いし、フレーム間平均し
たデータを使っても良い。
【0013】ステップS4では、スキャンコンバータ1
6により血管領域中と判定したBモード画像の画素の画
素値を黒レベルまたは黒レベル近くの値に変更する。な
お、この値を操作者が設定可能としておけば、使い勝手
を向上できる。
6により血管領域中と判定したBモード画像の画素の画
素値を黒レベルまたは黒レベル近くの値に変更する。な
お、この値を操作者が設定可能としておけば、使い勝手
を向上できる。
【0014】ステップS5では、CRT7によりBモー
ド画像を表示する。そして、前記ステップS1に戻る。
ド画像を表示する。そして、前記ステップS1に戻る。
【0015】図3は、上記超音波診断装置100により
表示されるBモード画像の例示図である。このBモード
画像Ibでは、広範囲のBモードデータにアーチファク
トが及んでいるような場合でも、血管V1が黒く抜ける
ように描出できる。さらに、従来のBモード画像では描
出できないような細い血管V1も描出できるようにな
る。
表示されるBモード画像の例示図である。このBモード
画像Ibでは、広範囲のBモードデータにアーチファク
トが及んでいるような場合でも、血管V1が黒く抜ける
ように描出できる。さらに、従来のBモード画像では描
出できないような細い血管V1も描出できるようにな
る。
【0016】−第2の実施形態− 図4は、本発明の第2の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。この超音波診断装置200は、
被検体内を超音波で走査して超音波エコーを受信し受信
信号を生成する超音波探触子1およびビームフォーマ2
と、前記受信信号に対して増幅,対数圧縮,包絡線検波
などの処理を施してBモードデータbを生成するBモー
ド処理部13と、前記受信信号に対してMTI(Moving
TargetIndication),自己相関,速度・分散・パワー
演算などの処理を施して流れ情報(分散,速度,パワー
の少なくとも1つ)fを生成すると共に該流れ情報fに
基づいて血管領域に対応する画素が画面上で黒く表示さ
れるように前記Bモード処理部13の増幅ゲインを調整
する流れ情報処理・ゲイン制御部14と、前記Bモード
データbに対して座標変換,画像補間,フレーム間処理
などの処理を行ってBモード画像Ibを生成するスキャ
ンコンバータ6と、Bモード画像Ibを画面に表示する
CRT7とを具備して構成されている。
置を示す構成図である。この超音波診断装置200は、
被検体内を超音波で走査して超音波エコーを受信し受信
信号を生成する超音波探触子1およびビームフォーマ2
と、前記受信信号に対して増幅,対数圧縮,包絡線検波
などの処理を施してBモードデータbを生成するBモー
ド処理部13と、前記受信信号に対してMTI(Moving
TargetIndication),自己相関,速度・分散・パワー
演算などの処理を施して流れ情報(分散,速度,パワー
の少なくとも1つ)fを生成すると共に該流れ情報fに
基づいて血管領域に対応する画素が画面上で黒く表示さ
れるように前記Bモード処理部13の増幅ゲインを調整
する流れ情報処理・ゲイン制御部14と、前記Bモード
データbに対して座標変換,画像補間,フレーム間処理
などの処理を行ってBモード画像Ibを生成するスキャ
ンコンバータ6と、Bモード画像Ibを画面に表示する
CRT7とを具備して構成されている。
【0017】図5は、上記流れ情報処理・ゲイン制御部
14の処理を示すフロー図である。ステップS11で
は、超音波探触子1およびビームフォーマ2により被検
体内を超音波で走査して得た受信信号より流れ情報fを
取得する。ステップS12では、上記流れ情報fに対応
するサンプリング点が血管領域に含まれるか否かを該流
れ情報fから判定し、血管領域に含まれないならステッ
プS13へ進み、血管領域に含まれるならステップS1
4へ進む。
14の処理を示すフロー図である。ステップS11で
は、超音波探触子1およびビームフォーマ2により被検
体内を超音波で走査して得た受信信号より流れ情報fを
取得する。ステップS12では、上記流れ情報fに対応
するサンプリング点が血管領域に含まれるか否かを該流
れ情報fから判定し、血管領域に含まれないならステッ
プS13へ進み、血管領域に含まれるならステップS1
4へ進む。
【0018】ステップS13では、前記サンプリング点
に対応する、前記Bモード処理部13の増幅ゲインを通
常のゲインとする。そして、処理を終了する。
に対応する、前記Bモード処理部13の増幅ゲインを通
常のゲインとする。そして、処理を終了する。
【0019】ステップS14では、前記サンプリング点
に対応する、前記Bモード処理部13の増幅ゲインを通
常のゲインより落としたゲインとする。例えば、パワー
が強いほど、速度が高いほど、ゲインを落とすようにす
る。この落とし具合を操作者が設定可能としておけば、
使い勝手を向上できる。そして、処理を終了する。
に対応する、前記Bモード処理部13の増幅ゲインを通
常のゲインより落としたゲインとする。例えば、パワー
が強いほど、速度が高いほど、ゲインを落とすようにす
る。この落とし具合を操作者が設定可能としておけば、
使い勝手を向上できる。そして、処理を終了する。
【0020】上記超音波診断装置200によって表示さ
れるBモード画像では、広範囲のBモードデータにアー
チファクトが及んでいるような場合でも、血管が黒く抜
けるように描出できる。さらに、従来のBモード画像で
は描出できないような細い血管も描出できるようにな
る。
れるBモード画像では、広範囲のBモードデータにアー
チファクトが及んでいるような場合でも、血管が黒く抜
けるように描出できる。さらに、従来のBモード画像で
は描出できないような細い血管も描出できるようにな
る。
【0021】−他の実施形態− 上記実施形態では、CFM(Color Flow Mapping)処理
部で流れ情報を取得することを想定して説明したが、P
DI(Power Doppler Imaging)や,Bフロー(B Flo
w;Bモード画像による血流の画像化)や,PFD(Pul
satile Flow Detection;ドプラ成分の拍動性/非拍動
性に着目した動脈流と静脈流の識別)の技術を用いて流
れ情報を取得し、その流れ情報に基づいてBモード画像
の画素値やBモードデータ生成用ゲインを調整してもよ
い。
部で流れ情報を取得することを想定して説明したが、P
DI(Power Doppler Imaging)や,Bフロー(B Flo
w;Bモード画像による血流の画像化)や,PFD(Pul
satile Flow Detection;ドプラ成分の拍動性/非拍動
性に着目した動脈流と静脈流の識別)の技術を用いて流
れ情報を取得し、その流れ情報に基づいてBモード画像
の画素値やBモードデータ生成用ゲインを調整してもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明のBモード画像生成方法および超
音波診断装置によれば、広範囲のBモードデータにアー
チファクトが及んでいるような場合でも、血管が黒く抜
けるように描出できる。さらに、従来のBモード画像で
は描出できないような細い血管も描出できるようにな
る。すなわち、従来よりも明瞭に血管を描出することが
できる。
音波診断装置によれば、広範囲のBモードデータにアー
チファクトが及んでいるような場合でも、血管が黒く抜
けるように描出できる。さらに、従来のBモード画像で
は描出できないような細い血管も描出できるようにな
る。すなわち、従来よりも明瞭に血管を描出することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図2】図1の超音波診断装置によるBモード画像表示
処理を示すフロー図である。
処理を示すフロー図である。
【図3】図1の超音波診断装置により表示されるBモー
ド画像を示す例示図である。
ド画像を示す例示図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。
置を示す構成図である。
【図5】図4の超音波診断装置における流れ情報処理・
ゲイン制御処理を示すフロー図である。
ゲイン制御処理を示すフロー図である。
【図6】従来の超音波診断装置により表示されるBモー
ド画像を示す説明図である。
ド画像を示す説明図である。
100,200 超音波診断装置 1 超音波探触子 2 ビームフォーマ 3,13 Bモード処理部 4 流れ情報処理部 6,16 スキャンコンバータ 14 流れ情報処理・ゲイン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 一純 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C301 CC02 DD01 DD02 DD04 EE20 GB02 HH52 HH60 JB06 JB11 JB22 JB23 JB27 JB28 JB36 JB50 JC01 JC11 KK02 KK22 LL04 5B057 AA09 BA05 CA08 CB08 CE11
Claims (4)
- 【請求項1】 被検体内を超音波で走査して受信信号を
取得し、その受信信号からBモードデータを生成し、そ
のBモードデータに基づいてBモード画像を生成するB
モード画像生成方法であって、被検体内を超音波で走査
して流れ情報を取得し、その流れ情報により血管領域を
判定し、その血管領域に対応する画素が画面上で黒く表
示されるようにBモード画像の画素値を調整することを
特徴とするBモード画像生成方法。 - 【請求項2】 被検体内を超音波で走査して受信信号を
取得し、その受信信号からBモードデータを生成し、そ
のBモードデータに基づいてBモード画像を生成するB
モード画像生成方法であって、被検体内を超音波で走査
して流れ情報を取得し、その流れ情報に基づいて血管領
域に対応する画素が画面上で黒く表示されるようにBモ
ードデータ生成用ゲインを調整することを特徴とするB
モード画像生成方法。 - 【請求項3】 超音波探触子と、その超音波探触子を用
いて被検体内を走査しエコーを受信して受信信号を生成
する送受信手段と、前記受信信号からBモードデータを
生成するBモード処理手段と、前記受信信号から流れ情
報を生成する流れ情報処理手段と、前記Bモードデータ
からBモード画像を生成すると共に前記流れ情報により
血管領域を判定しその血管領域に対応する画素が画面上
で黒く表示されるようにBモード画像の画素値を調整す
るBモード画像生成手段とを具備したことを特徴とする
超音波診断装置。 - 【請求項4】 超音波探触子と、その超音波探触子を用
いて被検体内を走査しエコーを受信して受信信号を生成
する送受信手段と、前記受信信号からBモードデータを
生成するBモード処理手段と、前記受信信号から流れ情
報を生成すると共に該流れ情報に基づいて血管領域に対
応する画素が画面上で黒く表示されるように前記Bモー
ド処理手段のBモードデータ生成用ゲインを調整する流
れ情報処理・ゲイン制御手段と、前記Bモードデータか
らBモード画像を生成するBモード画像生成手段とを具
備したことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000218313A JP2002034987A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | Bモード画像生成方法および超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000218313A JP2002034987A (ja) | 2000-07-19 | 2000-07-19 | Bモード画像生成方法および超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002034987A true JP2002034987A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18713284
Family Applications (1)
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-
2000
- 2000-07-19 JP JP2000218313A patent/JP2002034987A/ja not_active Withdrawn
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