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JP2002029959A - 美白用皮膚外用剤 - Google Patents

美白用皮膚外用剤

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Publication number
JP2002029959A
JP2002029959A JP2000218553A JP2000218553A JP2002029959A JP 2002029959 A JP2002029959 A JP 2002029959A JP 2000218553 A JP2000218553 A JP 2000218553A JP 2000218553 A JP2000218553 A JP 2000218553A JP 2002029959 A JP2002029959 A JP 2002029959A
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JP
Japan
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extract
centifolia
phase
skin
rosa
Prior art date
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Application number
JP2000218553A
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Rikako Furuya
理香子 古屋
Osamu Moro
修 茂呂
Ouji Ifuku
欧二 伊福
Kenichi Umishio
健一 海塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Priority to CNB018131077A priority patent/CN1229094C/zh
Priority to PCT/JP2001/006185 priority patent/WO2002005757A1/ja
Priority to TW090117406A priority patent/TWI281865B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チロシナーゼ活性阻害効果、サイクリックA
MP(cAMP)産生阻害効果を併せ持ち、優れたメラ
ニン生成抑制効果、美白効果を有し、かつ安全性に優れ
た美白用皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
出物を有効成分として配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の植物抽出物を
含有する美白用皮膚外用剤に関する。本発明の美白用皮
膚外用剤はチロシナーゼ活性阻害効果、サイクリックA
MP(cAMP)産生阻害効果を併せ持ち、優れたメラ
ニン生成抑制効果、美白効果を有し、かつ安全性に優れ
たものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚のしみ、そばかす等の色素沈着は、
ホルモンの異常分泌、紫外線や炎症性の刺激等により、
表皮色素細胞内メラニン産生情報伝達経路が活性化し、
メラニン産生主要酵素であるチロシナーゼの産生、活性
発現が亢進した結果、メラニンが表皮に過剰に沈着する
ため生ずる。
【0003】このようなしみ、そばかすを防ぐ手段とし
て、メラニン産生主要酵素であるチロシナーゼの活性を
阻害する物質が従来用いられてきた。具体的にはチロシ
ナーゼ活性発現に必須である銅イオンを捕捉することを
作用機序とするコウジ酸、エラグ酸等を配合してなるク
リーム、ローション等の局所への塗布や、基質チロシン
と類似構造を有し、チロシナーゼ競合阻害剤として働く
ハイドロキノン誘導体、レゾルシノール誘導体等を配合
してなるクリーム、ローション等の局所への塗布、ある
いは上記以外の作用機序を有する物としては、メラニン
前駆体であるドーパキノンをドーパに還元することをメ
ラニン産生抑制機序とするL−アスコルビン酸の投与が
行われてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の物質は産生され
たチロシナーゼに対して、またはチロシナーゼ活性発現
により産生されたドーパキノンに作用するものであり、
チロシナーゼ産生そのものを阻害するものではなかっ
た。そのため、効果自体およびその持続性が弱いという
難点があった。また、L−アスコルビン酸に関しては原
体および基剤中での安定性が悪く、しみ、そばかすを十
分に防ぐ効果を得るためには大量の投与が必要とされて
いる。
【0005】近年、植物抽出液中に含有される各種の活
性成分が注目されている。多くの植物に含有されるポリ
フェノール類の抗酸化作用を始めとして、抗腫瘍作用等
様々な作用が報告されている。美白作用を有する植物抽
出液もさまざまなものが探索されている。バラ科(Rosa
ceae)バラ属(Rosa)に含まれ美白効果を有する植物と
して、従来金桜子、営実などが知られているが、これら
の植物抽出液もまたチロシナーゼ活性を阻害することを
その作用機序としたものであり、美白作用およびその持
続性は満足できるものではなかった。一方、情報伝達経
路に作用し、その産生自身を阻害する物質として、一酸
化窒素経路阻害作用を有するかきょく、プロテインカイ
ネースC経路阻害作用を有するカミツレ等が報告されて
いる。しかしながらこれらの伝達経路はメラニン産生へ
の関与が低く、顕著なメラニン産生阻害を得ることは困
難であり、より優れた植物抽出薬効剤の開発が期待され
ていた。
【0006】本発明者らは上記事情に鑑み鋭意研究を重
ねた結果、特定の植物の抽出物にチロシナーゼ活性阻害
効果およびメラニン産生への関与が高いアデニレートサ
イクレース経路阻害効果を併せ持ち、優れた美白効果、
優れたメラニン生成抑制効果があることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、バラ
科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属するセイヨウバラ
(R. centifolia L. または R. gallica L. var. centi
folia (L.) Reg.)またはその溶媒抽出物を有効成分と
して含有することを特徴とする美白用皮膚外用剤であ
る。
【0008】また本発明は、上記植物またはその溶媒抽
出物を有効成分として含有することを特徴とするメラニ
ン生成抑制剤、チロシナーゼ活性阻害剤およびサイクリ
ックAMP(cAMP)産生阻害剤が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明の美白用皮膚外用剤、メラニン生成抑制剤、チロ
シナーゼ活性阻害剤、サイクリックAMP(cAMP)
産生阻害剤は、バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
出物を有効成分として含有する。
【0010】本発明において用いられるセイヨウバラ
(英名:Cabbage Rose, Provance Rose)はギリシア・ロ
ーマ時代からルネサンス時代にかけて主としてヨーロッ
パ南部で栽培されていた園芸種であり、この花は英名か
らもわかるように結球キャベツ状の重弁で雑種起源(R.
bifera X R.alba)である。
【0011】セイヨウバラ(R. centifolia L. または
R. gallica L. var. centifolia (L.) Reg.)は、生の
ままでも乾燥したものでも使用することができるが、使
用性、製剤化等の点から乾燥粉末あるいは溶媒抽出物と
して用いることが好ましい。
【0012】セイヨウバラ(R. centifolia L. または
R. gallica L. var. centifolia (L.) Reg.)の使用部
位としては、花あるいは全草を用いるのが好ましいが、
他の部位を用いることもできる。
【0013】上記植物の溶媒抽出物は常法により得るこ
とができ、例えば、抽出溶媒とともに浸漬または加熱還
流した後、濾過し濃縮して得ることができる。抽出溶媒
としては、通常抽出に用いられる溶媒であれば任意に用
いることができ、例えば、水、メタノール、エタノー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、グリセリン等のアルコール類、含水アルコール類、
クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、アセト
ン、酢酸エチル、ヘキサン等の有機溶媒類等を、それぞ
れ単独あるいは組み合わせて用いることができる。上記
溶媒で抽出して得た抽出液をそのまま、あるいは濃縮し
たエキスを吸着法、例えばイオン交換樹脂を用いて不純
物を除去したものや、ポーラスポリマー(例えばアンバ
ーライトXAD−2)のカラムにて吸着させた後、メタ
ノールまたはエタノールで溶出し、濃縮したものも使用
することができる。また分配法、例えば水/酢酸エチル
で抽出した抽出物等も用いられる。
【0014】このようにして得た上記植物抽出物は、安
全性が高く、優れた美白効果、メラニン生成抑制効果、
チロシナーゼ活性阻害効果およびサイクリックAMP
(cAMP)産生阻害効果を有する。
【0015】上記植物抽出物を美白用皮膚外用剤に配合
して用いる場合、外用剤全量中に乾燥重量として0.0
00001〜5.0重量%配合するのが好ましく、より
好ましくは0.00001〜3.0重量%、特に好まし
くは0.00001〜1.0重量%である。
【0016】上記植物抽出物を美白用皮膚外用剤に配合
して用いる場合、これら抽出物に加えて、本発明の効果
を損なわない範囲内で、通常化粧品や医薬品等の皮膚外
用剤に用いられる他の成分、例えば油分、湿潤剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、
香料、水、アルコール、増粘剤等を必要に応じて適宜配
合することができる。
【0017】前項の紫外線吸収剤としては、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウ
ム、ベンゾトリアゾリルブチルフェノールスルホン酸ナ
トリウム、メチレンビス−ベンゾトリアゾイルテトラメ
チルブチルフェノール等のベンゾフェノン誘導体、パラ
メトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−
2−エチルヘキサン酸グリセリル、イソペンチルトリメ
トキシ桂皮酸トリシロキサン等のメトキシ桂皮酸誘導
体、ウロカニン酸、4−tert−4’−メトキシジベ
ンゾイルメタン、ビス−エチルヘキシルオキシフェノー
ルメトキシフェニルトリアジン、エチルヘキシルトリア
ゾン、フェニルベンジイミダゾールスルホン酸等を必要
に応じて適宜配合することができる。
【0018】さらに、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属イオ
ン封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネ
キサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジ
ン、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸
およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタミンC、
アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グ
ルコシド、アルブチン、コウジ酸、レゾルシノール、エ
ラグ酸、カミツレ抽出物等の他の美白剤、グルコース、
フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の
糖類等も適宜配合することができる。
【0019】また、本発明の美白用皮膚外用剤は、外皮
に適用される化粧料、医薬品、医薬部外品等、特に好適
には化粧料に広く適用することが可能であり、その剤型
も、皮膚に適用できるものであればいずれでもよく、溶
液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層系、
水−油−粉末三層系、軟膏、ゲル、エアゾール等、任意
の剤型が適用される。
【0020】また、本発明の美白用皮膚外用剤の使用形
態も任意であり、例えば化粧水、乳液、クリーム、パッ
ク等のフェーシャル化粧料やファンデーションの他、メ
ーキャップ化粧料、芳香化粧料、浴用剤等に用いること
ができる。なお、上記の剤型および使用形態に本発明の
美白用皮膚外用剤がとり得る形態が限定されるものでは
ない。
【0021】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例によ
ってなんら限定されるものでない。なお、配合量はすべ
て重量%である。
【0022】実施例に先立ち、本発明の植物抽出物のチ
ロシナーゼ活性阻害効果、サイクリックAMP(cAM
P)産生阻害効果、メラニン生成抑制効果および美白効
果について、試験方法と評価方法について説明する。
【0023】[試験方法および評価方法] 1.試料の調製 セイヨウバラ(R. centifolia L. または R. gallica
L. var. centifolia (L.) Reg.)の花50gを水で加温
抽出し、抽出液を得た。この抽出液を濃縮し、植物抽出
物5gを得た。上記植物抽出物を70%エタノールに濃
度2重量%となるよう溶解して、植物抽出物含有溶液と
した。これら植物抽出物含有溶液を希釈して濃度を調整
し、これを試料溶液として用い、以下の実験を行った。
【0024】2.細胞培養方法 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。1
0%FBSおよびテオフィリン(0.09mg/m
l)、またはメラノサイト刺激ホルモン(α―MSH)
(10nM)を含むダルベッコMEM培地でCO2イン
キュベーター(95%空気、5%二酸化炭素)内、37
℃の条件下で培養した。
【0025】3.チロシナーゼ活性阻害効果測定 上記2の方法で培養した細胞を96プレートに播種し、
培養24時間後に試料溶液を終濃度(抽出乾燥物換算濃
度)10-7〜10-5重量%になるように添加し、さらに
培養を続けた。培養3日後PBSを用いて洗浄、1%T
riton含有PBSを加え、さらにDOPAを終濃度
1mMとなるように加えた。 添加0分および60分後
の吸光度(475nm)を測定した。植物抽出物を添加し
ていない試料(コントロール;70%エタノール)と比
較し、下記判定基準により評価した。また、参考例とし
て、同じバラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属するノ
バラ(Rosa canina L.)抽出物(エタノール抽出)につ
いても、上記と同様の試験を行った。結果を表1に示
す。なお、表1にはメラノサイト刺激ホルモン(α―M
SH)を含む培地での結果を示したが、テオフィリンを
用いた場合も同様の結果であった。
【0026】(判定基準) ○:コントロールに比べチロシナーゼ活性阻害作用に優
れる。 △:コントロールに比べチロシナーゼ活性阻害作用にや
や優れる。 ×:チロシナーゼ活性阻害作用なし。
【0027】
【表1】
【0028】4.メラニン量の視感判定(メラニン生成
抑制効果) 前記2の方法で培養した細胞を96プレートに播種し、
培養24時間後に試料溶液を終濃度(抽出乾燥物換算濃
度)10-2〜10-5重量%になるように添加し、さらに
培養を続けた。培養3日後、96ウェルのプレートの蓋
の上に拡散板を置き、倒立顕微鏡で細胞内のメラニン量
を観察し、植物抽出物を添加していない試料(コントロ
ール;70%エタノール)と比較し、下記判定基準によ
り評価した。また、参考例として、同じバラ科(Rosace
ae)バラ属(Rosa)に属するノバラ(Rosa canina L.)
抽出物(エタノール抽出)についても、上記と同様の試
験を行った。結果を表2に示す。なお、表2にはメラノ
サイト刺激ホルモン(α―MSH)を含む培地での結果
を示したが、テオフィリンを用いた場合も同様の結果で
あった。
【0029】(判定基準) ○:コントロールに比べ白い(メラニン生成抑制作用に
優れる)。 △:コントロールに比べやや白い(メラニン生成抑制作
用にやや優れる)。 ×:コントロールと同程度の白さ(メラニン生成抑制作
用なし)。
【0030】
【表2】 ───────────────────────────── 試料溶液濃度(重量%) 試料溶液 ────────────────── 0 10-5 10-4 10-3 10-2 ───────────────────────────── セイヨウバラ抽出物 × × △ ○ ○ ノバラ抽出物 × × × × × ─────────────────────────────
【0031】5.サイクリックAMP(cAMP)産生
阻害効果測定 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を12ウェルプ
レートに播種し、10%FBSを含むダルベッコMEM
培地でCO2インキュベーター(95%空気、5%二酸
化炭素)内、37℃の条件下で培養した。培養24時間
後に培地を吸引し、メラノサイト刺激ホルモン(α―M
SH、0.1nM)、および試料溶液を終濃度10-1
10-3重量%(抽出乾燥物換算濃度)になるように添加
した無血清培地を加えた。30分間インキュベート後、
培地を除去し、TEバッファーにて細胞を集め、1.5
mLマイクロチューブに移し、煮沸した後、この液中の
サイクリックAMP(cAMP)量をサイクリックAM
P(cAMP)測定キット(アマシャム社製)を用いて
測定した。また、参考例として、同じバラ科(Rosacea
e)バラ属(Rosa)に属するノバラ(Rosa canina L.)
抽出物(エタノール抽出)についても、上記と同様の試
験を行った。植物抽出物を添加していない試料(コント
ロール;70%エタノール)と比較し、下記判定基準に
より評価した。結果を表3に示す。
【0032】(判定基準) ○:コントロールに比べサイクリックAMP(cAM
P)産生阻害作用に優れる。 △:コントロールに比べサイクリックAMP(cAM
P)産生阻害剤作用にやや優れる。 ×:サイクリックAMP(cAMP)産生阻害作用な
し。
【0033】
【表3】 ─────────────────────────────── 試料溶液濃度(重量%) 試料溶液 ──────────────────── 0 10-3 10-2 5×10-2 10-1 ─────────────────────────────── セイヨウバラ抽出物 × × △ ○ ○ ノバラ抽出物 × × × × × ───────────────────────────────
【0034】6.美白効果試験 (試験方法)夏期の太陽光に4時間(1日2時間で2日
間)曝された被験者20名の背部皮膚を対象として、下
記に示す試験試料溶液を朝夕1回ずつ4週間塗布し、下
記に示す判定基準により評価を行った。被験者20名の
評価点平均値の結果を表4に示す。
【0035】 (試験試料溶液) 配合成分 (重量%) (アルコール相) 95%エタノール 25.0 ポリオキシエチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル 2.0 メチルパラベン 0.1 ジブチルヒドロキシトルエン 0.01 香料 0.05 (水相) グリセリン 2.0 1,3−ブチレングリコール 1.0 イオン交換水 残余 薬剤(表4に示す。表中、配合量は乾燥重量を示す。) (製法)水相、アルコール相をそれぞれ調製後、混合
し、可溶化した。
【0036】(評価方法)使用後の淡色化効果を下記の
判定基準に基づいて判定した。 (評点) 4:連用塗布後、淡色化効果が顕著に認められた。 3:連用塗布後、淡色化効果が認められた。 2:連用塗布後、淡色化効果がやや認められた。 1:連用塗布後、淡色化効果が認められなかった。
【0037】
【表4】 ──────────────────────────────── 比較例 実施例 ──────────────────── 1 2 3 4 5 6 1 2 ──────────────────────────────── セイヨウバラ − − − − − − 0.1 1.0 ノバラ 1.0 − − − − − − − エイジツ − 1.0 − − − − − − アスコルビン酸 − − 3.0 − − − − − アスコルビン酸リン酸 エステルマグネシウム − − − 1.0 − − − − アスコルビン酸リン酸 エステルナトリウム − − − − 1.0 − − − 胎盤抽出物 − − − − − 1.0 − − ──────────────────────────────── 評点 1.00 1.10 1.10 1.35 1.35 1.15 1.60 2.20 ────────────────────────────────
【0038】表4から明らかなように、本発明品は優れ
た美白効果を示すことがわかる。特に、すでに皮膚美白
作用のあることが知られているアスコルビン酸誘導体、
胎盤抽出物配合例と比べても、本発明品が美白効果にお
いて優れていることが認められた。
【0039】以下に、種々の剤型の本発明による美白用
皮膚外用剤の配合例を、実施例として説明する。なお、
植物抽出物の配合量は、乾燥残分量である。
【0040】 実施例3 バニシングクリーム 配合成分 (重量%) (1) ステアリン酸 6.0 (2) ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0 (3) ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5 (4) アルブチン 7.0 (5) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (6) プロピレングリコール 7.0 (7) グリセリン 3.0 (8) セイヨウバラ抽出物(水抽出物) 1.0 (9) エチルパラベン 0.1 (10)ブチルパラベン 0.1 (11)チオタウリン 0.01 (12)香料 0.1 (13)イオン交換水 72.16 (製法)(13)に(4)、(6)、(7)、(8)を加え、加熱して7
0℃に保った(水相)。一方、(1)〜(3)、(5)、(9)〜(1
2)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水
相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に
乳化した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、バ
ニシングクリームを得た。
【0041】 実施例4 中性クリーム 配合成分 (重量%) (1) ステアリルアルコール 5.0 (2) ステアリン酸 2.0 (3) 水添ラノリン 2.0 (4) 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 2.0 (5) スクワラン 5.0 (6) 2−オクチルドデシリアルコール 6.0 (7) ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 (8) グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (9) 胎盤抽出物 0.1 (10)プロピレングルコール 2.0 (11)1,3−ブチレングリコール 3.0 (12)セイヨウバラ抽出物(水抽出物) 5.0 (13)香料 0.2 (14)1,2−ペンタンジオール 0.5 (15)ブチルパラベン 0.1 (16)ヒポタウリン 0.01 (17)イオン交換水 65.69 (製法)(17)に(9)〜(12)、(16)を加え加熱して70℃
に保った(水相)。一方、(1)〜(8)、(13)〜(15)を混合
し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相
を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した
後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、中性クリー
ムを得た。
【0042】 実施例5 コールドクリーム 配合成分 (重量%) (1) 固型パラフィン 5.0 (2) 蜜ロウ 5.0 (3) ワセリン 5.0 (4) 流動パラフィン 20.0 (5) スクワラン 10.0 (6) グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 (7) ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 (8) コウジ酸 2.0 (9) 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン −5−スルホン酸ナトリウム 3.5 (10)石鹸粉末 0.1 (11)硼砂 0.2 (12)セイヨウバラ抽出物(水抽出物) 0.1 (13)イオン交換水 44.55 (14)香料 0.2 (15)エチルパラベン 0.2 (16)ブチルパラベン 0.1 (17)ブチルヒドロキシトルエン 0.05 (製法)(13)に(8)、(10)、(11)および(12)を加え、加
熱溶解して70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(7)、
(9)、(14)〜(17)を混合し、加熱融解して70℃に保っ
た(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐々の加え、
反応を行った。反応終了後、ホモミキサーで均一に乳化
し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却し、コー
ルドクリームを得た。
【0043】 (製法)(2)、(3)、(5)を50℃に昇温した後、(4)、(1
0)を加え完全に溶解した油相パーツに(1)を加えて均一
に分散を行ったものに、(12)へ(6)、(7)、(8)、(11)を
溶解させた水相パーツを50℃に加温して添加を行い、
HMにて均一分散した後、室温まで冷却し、油中水型乳
化組成物を得た。
【0044】 (製法)(17)と(10)に、(16)および(7)を加温溶解し、
さらに(6)、(8)、(9)、(11)〜(13)を溶解して、70℃
に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、(14)、(15)、(18)
を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相
に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳
化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、
乳液を得た。
【0045】 実施例8 乳液 配合成分 (重量%) (1) ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ プロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 (2) オクチル−p−メトキシシンナメート 3.5 (3) 「シリコーンKF96」(20cs) 2.0 (信越化学株式会社製) (4) 流動パラフィン(中粘度) 3.0 (5) 4−tert−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 0.3 (6) トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0 (7) アルブチン 2.0 (8) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9) グリセリン 2.0 (10)エタノール 3.0 (11)カルボキシビニルポリマー 0.3 (12)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (13)水酸化カリウム 0.1 (14)1,2−ペンタンジオール 2.0 (15)フェノキシエタノール 0.2 (16)セイヨウバラ抽出物(含水アルコール抽出物) 0.1 (17)イオン交換水 79.37 (製法)(17)と(10)に、(16)および(7)を加温溶解し、
さらに(6)、(8)、(9)、(11)〜(13)、(15)を溶解して、
70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(5)、(14)を混合
し、加熱融解して70℃に保った(油相)。水相に油相
を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一乳化し、
乳化後、よくかきまぜながら30℃まで冷却し、乳液を
得た。
【0046】 実施例9 乳液 配合成分 (重量%) (1) ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ プロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 (2) パラメトキシ桂皮酸モノ−2− エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (3) 「シリコーンKF96」(20cs) 2.0 (信越化学株式会社製) (4) スクワラン 3.0 (5) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (6) アスコルビン酸−2−グルコシド 3.0 (7) ポリエチレングリコール400 3.0 (8) グリセリン 2.0 (9) エタノール 5.0 (10)カルボキシビニルポリマー 0.3 (11)ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)ブチルパラベン 0.1 (14)フェノキシエタノール 0.4 (15)チオタウリン 0.02 (16)セイヨウバラ抽出物(乾燥粉末) 0.01 (17)イオン交換水 72.87 (18)香料 0.1 (製法)(17)と(9)に、(15)、(16)および(6)を溶解し、
さらに(5)、(7)、(8)、(10)〜(12)、(14)を溶解して、
70℃に保った(水相)。一方、(1)〜(4)および(13)、
(18)を混合し、加熱融解して70℃に保った(油相)。
水相に油相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均
一乳化し、乳化後、よくかきまぜながら30℃まで冷却
し、乳液を得た。
【0047】 実施例10 乳液 配合成分 (重量%) (1) ポリオキシエチレン(20モル)ポリオキシ プロピレン(2モル)セチルアルコール 1.0 (2) 「シリコーンKF96」(20cs) 2.0 (信越化学株式会社製) (3) 流動パラフィン(中粘度) 3.0 (4) メチレン ビス−ベンゾトリアゾリル テトラメチルブチルフェノール 1.0 (5) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (6) グリセリン 2.0 (7) エタノール 4.0 (8) カルボキシビニルポリマー 0.3 (9) ヒドロキシプロピルセルロース 0.1 (10)水酸化カリウム 0.05 (11)1,2−ペンタンジオール 1.0 (12)ブチルパラベン 0.1 (13)コウジ酸 3.0 (14)セイヨウバラ抽出物 0.001 (1,3−ブチレングリコール抽出物) (15)イオン交換水 77.449 (製法)(15)に(13)を加熱溶解し、さらに(14)、(5)〜
(10)を溶解して、70℃に保った(水相)。一方、(1)
〜(4)、および(11)、(12)を混合し、加熱融解して70
℃に保った(油相)。水相に油相を加え、予備乳化を行
い、ホモミキサーで均一に乳化し、乳化後、よくかきま
ぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0048】 実施例11 乳液 配合成分 (重量%) (1) ステアリン酸 1.5 (2) セチルアルコール 0.5 (3) 蜜ロウ 2.0 (4) ポリオキシエチレン(20モル) モノオレイン酸エステル 1.0 (5) グリセリンモノステアリン酸エステル 1.0 (6) エタノール 3.0 (7) アルブチン 10.0 (8) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (9) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)ポリエチレングリコール400 2.0 (11)セイヨウバラ抽出物 0.0005 (1,3−ブチレングリコール抽出物) (12)イオン交換水 73.2195 (13)香料 0.15 (14)メチルパラベン 0.3 (15)ブチルパラベン 0.2 (16)チオタウリン 0.1 (製法)(12)に(7)、(9)および(10)、(16)を加え、加熱
溶解して70℃に保った(水相)。また、(6)に(11)を
加えて溶解した(アルコール相)。一方、(1)〜(5)、
(8)(13)、(14)、(15)を混合し、加熱融解して70℃に
保った(油相)。水相に油相を加え予備乳化を行い、ホ
モミキサーで均一に乳化した。これをかきまぜながらア
ルコール相を加えた。その後かきまぜながら30℃まで
冷却し、乳液を得た。
【0049】 実施例12 乳液 配合成分 (重量%) (1) マイクロクリスタリンワックス 1.0 (2) 蜜ロウ 1.0 (3) ワセリン 2.0 (4) 流動パラフィン 10.0 (5) スクワラン 5.0 (6) ホホバ油 5.0 (7) ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 (8) ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 (9) アルブチン 5.0 (10)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (11)トラネキサム酸 5.0 (12)1,3−ブチレングリコール 5.0 (13)ソルビトール 2.0 (14)セイヨウバラ抽出物 0.00001 (1,3−ブチレングリコール抽出物) (15)ビス−エチルヘキシルオキシ フェノールメトキシフェニルトリアジン 1.5 (16)イオン交換水 52.01999 (17)香料 0.2 (18)エチルパラベン 0.1 (19)ブチルパラベン 0.1 (20)ジブチルヒドロキシトルエン 0.05 (製法)(16)に(9)、(11)〜(14)を加え、加熱して70
℃に保った(水相)。一方、(1)〜(8)、(10)、(15)、(1
7)〜(20)を混合し、加熱溶解して70℃に保った(油
相)。油相をかきまぜながら、この油相に水相を徐々に
加え、ホモミキサーで均一に乳化した。乳化後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却し、乳液を得た。
【0050】 実施例13 乳液 配合成分 (重量%) (1) イソプロピルアルコール 10.0 (2) ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (3) POE変性ジメチルポリシロキサン 1.0 (4) オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0 (5) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (6) トリメチルシロキシケイ酸 5.0 (7) ユーカリ油 3.0 (8) 香料 0.05 (9) ジプロピレングリコール 2.0 (10)セイヨウバラ抽出物 0.002 (プロピレングリコール抽出物) (11)アルブチン 7.0 (12)亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (13)メチルパラベン 0.1 (14)エデト酸3ナトリウム 0.1 (15)イオン交換水 30.718 (16)塩化カリウム 0.5 (製法)(1)〜(8)を溶解し(油相)、(9)〜(16)を溶解
し(水相)、油相に水相を添加し、乳化し、乳液を得
た。
【0051】 実施例14 乳液 配合成分 (重量%) A.油相 ジメチルポリシロキサン 0.5 デカメチルシクロペンタシロキサン 1.0 ホホバ油 0.5 B.水相 アルブチン 1.0 セイヨウバラエキス(水抽出物) 0.005 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.05 カルボキシビニルポリマー 0.3 アラビアガム 0.05 エチルアルコール 8.0 エデト酸三ナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 フェノキシエタノール 0.2 イオン交換水 88.045 C.中和 KOH 0.15 (製法)溶解した(B)相に、溶解した(A)相を添加
し、乳化後、(C)相で中和し、乳液を得た。
【0052】 実施例15 ゼリー 配合成分 (重量%) (1) 95%エタノール 10.0 (2) ジプロピレングリコール 10.0 (3) グリセリン 5.0 (4) ポリオキシエチレン(15モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 (5) アルブチン 0.5 (6) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 (7) アスコルビン酸ジステアレート 0.5 (8) カルボキシビニルポリマー(カーボポール 941) 1.0 (9) 苛性カリ 0.15 (10)L−アルギニン 0.1 (11)セイヨウバラ抽出物 0.001 (50%1,3−ブチレングリコール抽出物) (12)香料 0.1 (13)フェノキシエタノール 0.4 (14)イオン交換水 70.219 (製法)(14)に(11)、(5)、(3)および(8)を均一に溶解
した(水相)。一方、(1)に(2)、(4)、および(6)、
(7)、(12)、(13)を溶解し、これを水相に添加した。次
いで(9)、(10)で中和させ増粘して、ゼリーを得た。
【0053】 (製法)80℃にて水相を調製し、50℃に冷却した。
次いで室温で調製したアルコール相を添加後均一に混合
し、放冷する。
【0054】 (製法)室温にて水相を均一に調製した。ここに、室温
にて調製したアルコール相を加し、均一に混合して粉末
入りパックを得た。
【0055】 実施例18 吸水軟膏 配合成分 (重量%) (1) ワセリン 40.0 (2) ステアリルアルコール 18.0 (3) モクロウ 20.0 (4) ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 0.25 (5) グリセリンモノステアリン酸エステル 0.25 (6) 胎盤抽出物 0.5 (7) セイヨウバラ抽出物(エタノール抽出物) 0.5 (8) イオン交換水 20.5 (製法)(8)に(6)、(7)を加え、70℃に保った(水
相)。一方、(1)〜(5)を70℃にて混合溶解した(油
相)。水相に油相を添加し、ホモミキサーで均一に乳化
後、冷却し、吸水軟膏を得た。
【0056】 実施例19 化粧水 配合成分 (重量%) (水相) イオン交換水 83.6098 グリセリン 5.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 アスコルビン酸−2−グルコシド 1.0 セイヨウバラ抽出物(水抽出物) 0.01 ブリリアントブルー 0.0002 エデト酸塩 0.1 苛性カリ 0.2 クエン酸ナトリウム 0.15 クエン酸 0.03 (アルコール相) エタノール(95%) 7.0 ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油エーテル 0.3 ビタミンEアセテート 0.1 香料 0.05 メチルパラベン 0.15 フェノキシエタノール 0.3 (製法)水相およびアルコール相をそれぞれ均一溶解
後、アルコール相を水相に添加し、均一に混合した。
【0057】 (製法)水相およびアルコール相をそれぞれ均一に溶解
後、アルコール相を水相に添加し、均一に混合した。
【0058】上記実施例3〜20の美白用皮膚外用剤は
いずれも美白効果試験において優れた効果が認められ
た。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
チロシナーゼ活性阻害効果およびサイクリックAMP
(cAMP)産生阻害効果を併せ持ち、優れたメラニン
生成抑制効果、美白効果を有する安全性の高い美白用皮
膚外用剤が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 U M (72)発明者 伊福 欧二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 海塩 健一 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AA072 AA082 AA111 AA112 AB032 AB152 AB212 AB282 AB352 AB432 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC112 AC122 AC182 AC242 AC302 AC342 AC422 AC442 AC472 AC482 AC532 AC582 AC622 AC792 AC842 AD042 AD092 AD112 AD152 AD162 AD282 AD332 AD352 AD392 AD512 AD642 AD662 CC04 CC05 CC07 DD23 DD31 DD41 EE10 EE16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
    するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
    ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
    出物を有効成分として含有することを特徴とする美白用
    皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
    するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
    ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
    出物を有効成分として含有することを特徴とするメラニ
    ン生成抑制剤。
  3. 【請求項3】 バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
    するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
    ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
    出物を有効成分として含有することを特徴とするチロシ
    ナーゼ活性阻害剤。
  4. 【請求項4】 バラ科(Rosaceae)バラ属(Rosa)に属
    するセイヨウバラ(R. centifolia L. または R. galli
    ca L. var. centifolia (L.) Reg.)またはその溶媒抽
    出物を有効成分として含有することを特徴とするサイク
    リックAMP(cAMP)産生阻害剤。
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