JP2002027581A - スピーカ - Google Patents
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 8
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/20—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
- H04R1/22—Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only
- H04R1/28—Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
- H04R1/2869—Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself
- H04R1/2884—Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure
- H04R1/2888—Reduction of undesired resonances, i.e. standing waves within enclosure, or of undesired vibrations, i.e. of the enclosure itself by means of the enclosure structure, i.e. strengthening or shape of the enclosure for loudspeaker transducers
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレストレスを与えることによってキャビネ
ットの共振を除去して内部伝播速度が早く立ち上がりの
よい音が得られるスピーカスピーカを提供をする。 【解決手段】 断面テーパ状の略円筒形状に形成された
筒体部２の前面側及び背面側開口を円形のフロントパネ
ル３及びリアパネル４にてそれぞれ塞いでなるキャビネ
ットとし、キャビネットの筒体部２は断面テーパ状に形
成した二つの高剛性金属製短筒体２ａ、２ｂの一方を他
方に所定の圧力にて圧入嵌合して構成することできわめ
て大きい圧縮ストレスを付与する。
ットの共振を除去して内部伝播速度が早く立ち上がりの
よい音が得られるスピーカスピーカを提供をする。 【解決手段】 断面テーパ状の略円筒形状に形成された
筒体部２の前面側及び背面側開口を円形のフロントパネ
ル３及びリアパネル４にてそれぞれ塞いでなるキャビネ
ットとし、キャビネットの筒体部２は断面テーパ状に形
成した二つの高剛性金属製短筒体２ａ、２ｂの一方を他
方に所定の圧力にて圧入嵌合して構成することできわめ
て大きい圧縮ストレスを付与する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高剛性金属製キャ
ビネットを用いたスピーカに関し、特にキャビネットに
プレストレスが付与されてなるスピーカに関する。
ビネットを用いたスピーカに関し、特にキャビネットに
プレストレスが付与されてなるスピーカに関する。
【０００２】
【従来の技術】内部伝播速度を早めて立ち上がりのよい
音を得るために、従来よりスピーカキャビネットの共振
を除去する種々の方策が採られている。共振除去の方法
として一般的に材料に厚みを与えて強度を増す方策が採
られていたが共振を除去するには到っていない。内部損
失の大きいファインセラミクスを用いたものもみられた
が、一定の効果は得られるものの、硬さゆえの成形の困
難性や、重いという問題のみならず固有の附帯音がある
等の問題があった。
音を得るために、従来よりスピーカキャビネットの共振
を除去する種々の方策が採られている。共振除去の方法
として一般的に材料に厚みを与えて強度を増す方策が採
られていたが共振を除去するには到っていない。内部損
失の大きいファインセラミクスを用いたものもみられた
が、一定の効果は得られるものの、硬さゆえの成形の困
難性や、重いという問題のみならず固有の附帯音がある
等の問題があった。
【０００３】そこで、振動が材料の変形し乃至は歪むこ
とによって発生することから、予め変形、乃至歪みを与
えておくことによって振動発生を抑制できるということ
に着目して、本願発明者は先にスピーカキャビネットを
ジュラルミンにて円筒状に構成すると共に、ネジ棒にて
ストレスを付与したスピーカを提案した(特願平11-2492
3号参照)。しかしながら、ジュラルミンは溶接ができ
ず、粘性がないので屈曲すると割れてしまうという加工
の困難性から構成上、より大きいストレスを与える等、
多様な可能性を追求するには限界があった。
とによって発生することから、予め変形、乃至歪みを与
えておくことによって振動発生を抑制できるということ
に着目して、本願発明者は先にスピーカキャビネットを
ジュラルミンにて円筒状に構成すると共に、ネジ棒にて
ストレスを付与したスピーカを提案した(特願平11-2492
3号参照)。しかしながら、ジュラルミンは溶接ができ
ず、粘性がないので屈曲すると割れてしまうという加工
の困難性から構成上、より大きいストレスを与える等、
多様な可能性を追求するには限界があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、加工性に優れ
ると共にきわめて大きなプレストレスを付与できる構造
のスピーカキャビネットを備えたスピーカを提供するこ
とに技術的課題が存する。然るに、本発明者は、圧縮に
よればきわめて大きなプレストレスを付与できることに
着目して本発明を為すに到った。
ると共にきわめて大きなプレストレスを付与できる構造
のスピーカキャビネットを備えたスピーカを提供するこ
とに技術的課題が存する。然るに、本発明者は、圧縮に
よればきわめて大きなプレストレスを付与できることに
着目して本発明を為すに到った。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題は、断面テーパ
状の略円筒形状に形成された筒体部と該筒体部の前面側
開口及び背面側開口をフロントパネル及びリアパネルと
で塞ぐキャビネットと、該キャビネット内に装着された
スピーカユニットとから構成され、該キャビネットの筒
体部は断面テーパ状に形成した二つの高剛性金属製短筒
体の一方を他方に所定の圧力にて圧入嵌合してなるスピ
ーカによって解決する。
状の略円筒形状に形成された筒体部と該筒体部の前面側
開口及び背面側開口をフロントパネル及びリアパネルと
で塞ぐキャビネットと、該キャビネット内に装着された
スピーカユニットとから構成され、該キャビネットの筒
体部は断面テーパ状に形成した二つの高剛性金属製短筒
体の一方を他方に所定の圧力にて圧入嵌合してなるスピ
ーカによって解決する。
【０００６】該キャビネットの筒体部は、断面テーパ状
に形成した二つの高剛性金属製短筒体の一方を他方にプ
レスを使って非常に大きな圧縮力を加えることによって
圧入嵌合することで形成されるので、引張力によっては
得られない非常に大きい圧縮ストレスが付与されること
となる。なお、高剛性金属としては、十分な肉厚を有す
る鋼鉄、ジュラルミン等が使用され得る。
に形成した二つの高剛性金属製短筒体の一方を他方にプ
レスを使って非常に大きな圧縮力を加えることによって
圧入嵌合することで形成されるので、引張力によっては
得られない非常に大きい圧縮ストレスが付与されること
となる。なお、高剛性金属としては、十分な肉厚を有す
る鋼鉄、ジュラルミン等が使用され得る。
【０００７】フロントパネル及びリアパネルは円形状に
形成するとともに、少なくとも最大径部がそれぞれ筒体
部前面側及び背面側開口内径よりも大きくかつ内側に向
けて径小となる断面テーパ状に形成して筒体部の前面側
開口及び背面側開口にそれぞれ圧入嵌合すれば、筒体部
内へ抜け落ちることなく同開口部に大きい圧力にて確実
に圧入嵌合することができるとともに、ここでも前背面
側パネル及び筒体部に大きな圧縮ストレスが付与され
る。
形成するとともに、少なくとも最大径部がそれぞれ筒体
部前面側及び背面側開口内径よりも大きくかつ内側に向
けて径小となる断面テーパ状に形成して筒体部の前面側
開口及び背面側開口にそれぞれ圧入嵌合すれば、筒体部
内へ抜け落ちることなく同開口部に大きい圧力にて確実
に圧入嵌合することができるとともに、ここでも前背面
側パネル及び筒体部に大きな圧縮ストレスが付与され
る。
【０００８】スピーカユニットをねじ棒によってフロン
トパネル側に向けて圧縮応力を付与すすれば、これによ
ってキャビネットのみならず、金属製であるスピーカユ
ニット自体の制振にも寄与できる。
トパネル側に向けて圧縮応力を付与すすれば、これによ
ってキャビネットのみならず、金属製であるスピーカユ
ニット自体の制振にも寄与できる。
【０００９】フロントパネルとリアパネルとをねじ棒に
て互いに引っ張り固定すれば、二つの短筒体の圧入嵌合
部分と、前後面側開口へのフロントパネル、リアパネル
の圧入嵌合の緩みを確実に防止して高い圧縮ストレスを
維持することができる。
て互いに引っ張り固定すれば、二つの短筒体の圧入嵌合
部分と、前後面側開口へのフロントパネル、リアパネル
の圧入嵌合の緩みを確実に防止して高い圧縮ストレスを
維持することができる。
【００１０】フロントパネル及びリアパネルは、内側に
向かって径小となるくり抜き孔が中央に形成されたリン
グ板と、該くり抜き孔に嵌合せしめられた円形嵌合板と
から構成するとともに、フロントパネル及びリアパネル
の両円形嵌合板をねじ棒にて互いに引っ張り固定すれ
ば、フロントパネル及びリアパネルにより大きい圧縮ス
トレスを付与することができる。
向かって径小となるくり抜き孔が中央に形成されたリン
グ板と、該くり抜き孔に嵌合せしめられた円形嵌合板と
から構成するとともに、フロントパネル及びリアパネル
の両円形嵌合板をねじ棒にて互いに引っ張り固定すれ
ば、フロントパネル及びリアパネルにより大きい圧縮ス
トレスを付与することができる。
【００１１】かかるスピーカのキャビネットを組み立て
るには、プレス機によって二つの短筒体の一方を他方に
きわめて大きな圧力で圧入嵌合して筒体部を作り、その
前面側開口には予めスピーカユニットを取り付けたフロ
ントパネルを、背面側開口にはリアパネルをプレス機に
よって大きな圧力で順次圧入嵌合することによって組み
立てることができる。従って、キャビネットにきわめて
大きい圧縮ストレスを付与することができる。
るには、プレス機によって二つの短筒体の一方を他方に
きわめて大きな圧力で圧入嵌合して筒体部を作り、その
前面側開口には予めスピーカユニットを取り付けたフロ
ントパネルを、背面側開口にはリアパネルをプレス機に
よって大きな圧力で順次圧入嵌合することによって組み
立てることができる。従って、キャビネットにきわめて
大きい圧縮ストレスを付与することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、本発明のスピーカに係る実
施例について添付図面を参照しつつさらに詳細に説明す
ることとする。図１は、本願発明の第１実施例にかかる
スピーカ１を示すもので、断面テーパ状の略円筒形状に
形成された筒体部２と、該筒体部の前面側開口を塞いだ
フロントパネル３と、背面側開口を塞いだリアパネル４
とでキャビネットが構成され、該キャビネット内のフロ
ントパネル３にはスピーカユニット５が装着されてい
る。
施例について添付図面を参照しつつさらに詳細に説明す
ることとする。図１は、本願発明の第１実施例にかかる
スピーカ１を示すもので、断面テーパ状の略円筒形状に
形成された筒体部２と、該筒体部の前面側開口を塞いだ
フロントパネル３と、背面側開口を塞いだリアパネル４
とでキャビネットが構成され、該キャビネット内のフロ
ントパネル３にはスピーカユニット５が装着されてい
る。
【００１３】上記筒体部２は、断面テーパ状に形成した
略同一形状寸法の二つの高剛性金属製の短筒体の一方、
すなわち、前面側短筒体２ａ内に他方の背面側短筒体２
ｂを圧入嵌合して構成されている。短筒体２ａ、２ｂの
肉厚は大きい圧縮圧力に耐え得るとともに制振効果を確
実ならしめる充分な厚さとし、テーパの傾斜角度は大き
い圧縮ストレスを発生保持し得る角度とする必要がある
が、本実施例では短筒体２ａ、２ｂの板厚を３ｍｍと
し、テーパの傾斜角度は約２度としている。
略同一形状寸法の二つの高剛性金属製の短筒体の一方、
すなわち、前面側短筒体２ａ内に他方の背面側短筒体２
ｂを圧入嵌合して構成されている。短筒体２ａ、２ｂの
肉厚は大きい圧縮圧力に耐え得るとともに制振効果を確
実ならしめる充分な厚さとし、テーパの傾斜角度は大き
い圧縮ストレスを発生保持し得る角度とする必要がある
が、本実施例では短筒体２ａ、２ｂの板厚を３ｍｍと
し、テーパの傾斜角度は約２度としている。
【００１４】筒体部２の前面側開口は円形のフロントパ
ネル３が溶接等されて塞がれ、背面側開口は円形のリア
パネル４がビス止めされて塞がれている。フロントパネ
ル３及びリアパネル４は、制振機能と強固さ保持のため
に共に厚さ２０ｍｍの円形板を使用している。また、フ
ロントパネル３及びリアパネル４は、共に中央が円形に
くり抜かれたリング板３ａ及び４ａと、当該くり抜き孔
に嵌合せしめられた円形嵌合板３ｂ及び４ｂとから構成
されている。各くり抜き孔は内側に向かって径小となる
傾斜角度を持って形成され、各円形嵌合板３ｂ及び４ｂ
の外周面は同くり抜き孔の傾斜角度に対応して形成され
ている。
ネル３が溶接等されて塞がれ、背面側開口は円形のリア
パネル４がビス止めされて塞がれている。フロントパネ
ル３及びリアパネル４は、制振機能と強固さ保持のため
に共に厚さ２０ｍｍの円形板を使用している。また、フ
ロントパネル３及びリアパネル４は、共に中央が円形に
くり抜かれたリング板３ａ及び４ａと、当該くり抜き孔
に嵌合せしめられた円形嵌合板３ｂ及び４ｂとから構成
されている。各くり抜き孔は内側に向かって径小となる
傾斜角度を持って形成され、各円形嵌合板３ｂ及び４ｂ
の外周面は同くり抜き孔の傾斜角度に対応して形成され
ている。
【００１５】フロントパネル３及びリアパネル４の円形
嵌合板３ｂ及び４ｂは、４本のねじ棒６にて互いに引っ
張り固定されている。すなわち、先端ねじ部をフロント
パネル３の円形嵌合板３ｂに螺入されたねじ棒６の後端
ねじ部はリアパネル４の円形嵌合板４ｂを貫通して外側
からナットで締結固定されている。
嵌合板３ｂ及び４ｂは、４本のねじ棒６にて互いに引っ
張り固定されている。すなわち、先端ねじ部をフロント
パネル３の円形嵌合板３ｂに螺入されたねじ棒６の後端
ねじ部はリアパネル４の円形嵌合板４ｂを貫通して外側
からナットで締結固定されている。
【００１６】フロントパネル３の中央部には円形孔３ｃ
が形成され、その縁部にスピーカユニット５が嵌め込ま
れネジ止めされている。スピーカユニット５の背面側に
は押さえ板７が配置され、４角をそれぞれ貫通するとと
もにフロントパネル３のリング板３ａに螺入したねじ棒
８によってスピーカユニット５をフロントパネル側に押
し付けている。これによってスピーカユニット５の金属
部にも圧縮ストレスが付与され、制振されることとな
る。
が形成され、その縁部にスピーカユニット５が嵌め込ま
れネジ止めされている。スピーカユニット５の背面側に
は押さえ板７が配置され、４角をそれぞれ貫通するとと
もにフロントパネル３のリング板３ａに螺入したねじ棒
８によってスピーカユニット５をフロントパネル側に押
し付けている。これによってスピーカユニット５の金属
部にも圧縮ストレスが付与され、制振されることとな
る。
【００１７】図２は他の実施例にかかるスピーカのキャ
ビネット１０を示すもので、フロントパネル１１とリア
パネル１２のそれぞれを分割することなく、それぞれ一
枚板で形成している。すなわち、フロントパネル１１
は、厚さ２０ｍｍの一枚板で形成され、筒体部２の前面
側開口を塞いでおり、スピーカユニット(図示せず)のた
めの二つの円形孔１１ａ、１１ｂを有している。各円形
孔１１ａ、１１ｂの縁部にはスピーカユニットがそれぞ
れネジ止めされる。一方、リアパネル１２は、厚さ２０
ｍｍの一枚の円形板で形成され、背面側開口を塞いでい
る。
ビネット１０を示すもので、フロントパネル１１とリア
パネル１２のそれぞれを分割することなく、それぞれ一
枚板で形成している。すなわち、フロントパネル１１
は、厚さ２０ｍｍの一枚板で形成され、筒体部２の前面
側開口を塞いでおり、スピーカユニット(図示せず)のた
めの二つの円形孔１１ａ、１１ｂを有している。各円形
孔１１ａ、１１ｂの縁部にはスピーカユニットがそれぞ
れネジ止めされる。一方、リアパネル１２は、厚さ２０
ｍｍの一枚の円形板で形成され、背面側開口を塞いでい
る。
【００１８】リアパネル１２は、その外周面が短筒体２
ｂの傾斜角度に対応したテーパ面に形成されるととも
に、最大径部が短筒体２ｂの背面側開口内径よりも大き
くかつ内側に向けて径小となる断面テーパ状に形成して
同開口に圧入嵌合されている。一方、短筒体２ａの開口
縁部内面は削って傾斜面を外方に向けてやや開くように
修正されており、フロントパネル１１は最大径部が同短
筒体２ａのその開口内径よりも大きくかつ内側に向けて
径小となる断面テーパ状に形成して短筒体２ａの当該前
面側開口に抜け落ちないように圧入嵌合されている。ま
た、フロントパネル１１とリアパネル１２のそれぞれの
外周複数箇所は筒体部２にビス留めされて、ずれ防止さ
れており、これによって長期間の使用や振動によっても
圧入嵌合による圧縮ストレスが減少乃至は消滅すること
はない。
ｂの傾斜角度に対応したテーパ面に形成されるととも
に、最大径部が短筒体２ｂの背面側開口内径よりも大き
くかつ内側に向けて径小となる断面テーパ状に形成して
同開口に圧入嵌合されている。一方、短筒体２ａの開口
縁部内面は削って傾斜面を外方に向けてやや開くように
修正されており、フロントパネル１１は最大径部が同短
筒体２ａのその開口内径よりも大きくかつ内側に向けて
径小となる断面テーパ状に形成して短筒体２ａの当該前
面側開口に抜け落ちないように圧入嵌合されている。ま
た、フロントパネル１１とリアパネル１２のそれぞれの
外周複数箇所は筒体部２にビス留めされて、ずれ防止さ
れており、これによって長期間の使用や振動によっても
圧入嵌合による圧縮ストレスが減少乃至は消滅すること
はない。
【００１９】フロントパネル１１とリアパネル１２は、
その上下を２本のねじ棒１３で互いに引っ張り固定され
ている。すなわち、先端ねじ部がフロントパネル１１に
螺入されたねじ棒１３の後端ねじ部はリアパネル１３を
貫通して外側からナットで締結固定することで、前背面
側開口へのフロントパネル１１、リアパネル１２の圧入
嵌合の緩みを防止して高い圧縮ストレスを維持してい
る。
その上下を２本のねじ棒１３で互いに引っ張り固定され
ている。すなわち、先端ねじ部がフロントパネル１１に
螺入されたねじ棒１３の後端ねじ部はリアパネル１３を
貫通して外側からナットで締結固定することで、前背面
側開口へのフロントパネル１１、リアパネル１２の圧入
嵌合の緩みを防止して高い圧縮ストレスを維持してい
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、スピーカ全体とりわけ
キャビネットにきわめて大きい圧縮ストレスを付与でき
るので、内部伝播速度が高く立ち上がりのよい音を得る
ことができるスピーカを容易にかつ、安いコスト提供で
きることとなった。
キャビネットにきわめて大きい圧縮ストレスを付与でき
るので、内部伝播速度が高く立ち上がりのよい音を得る
ことができるスピーカを容易にかつ、安いコスト提供で
きることとなった。
【図１】本発明の第１実施例にかかるスピーカの縦断面
図である。
図である。
【図２】本発明の第２実施例にかかるスピーカの縦断面
図である。
図である。
１ スピーカ ２ 筒体部 ２ａ、２ｂ 短筒体 ３、11 フロントパネル ３ａ、４ａ リング板 ３ｂ、４ｂ 円形嵌合板 ４、１２ リアパネル ５ スピーカユニット ６、１３ ねじ棒 ７ 押さえ板
Claims (5)
- 【請求項１】 断面テーパ状の略円筒形状に形成された
筒体部と該筒体部の前面側開口及び背面側開口をフロン
トパネル及びリアパネルとで塞ぐキャビネットと、該キ
ャビネット内に装着されたスピーカユニットとから構成
され、該キャビネットの筒体部は断面テーパ状に形成し
た二つの高剛性金属製短筒体の一方を他方に所定の圧力
にて圧入嵌合してなることを特徴とするスピーカ。 - 【請求項２】 上記フロントパネル及びリアパネルは円
形状に形成するとともに、少なくとも最大径部がそれぞ
れ筒体部前面側及び背面側開口内径よりも大きくかつ内
側に向けて径小となる断面テーパ状に形成して筒体部の
前面側開口及び背面側開口にそれぞれ圧入嵌合されてな
る請求項１に記載のスピーカ。 - 【請求項３】 上記スピーカユニットは、ねじ棒によっ
てフロントパネル側に向けて圧縮応力が付与されてなる
請求項１又は２に記載のスピーカ。 - 【請求項４】 上記フロントパネルとリアパネルとはね
じ棒にて互いに引っ張り固定されている請求項１、２又
は３に記載のスピーカ。 - 【請求項５】 上記フロントパネル及びリアパネルは、
内側に向かって径小となるくり抜き孔が中央に形成され
たリング板と、該くり抜き孔に嵌合せしめられた円形嵌
合板とから構成されるとともに、フロントパネル及びリ
アパネルの両円形嵌合板はねじ棒にて互いに引っ張り固
定されている請求項１、２又は３に記載のスピーカ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000212863A JP2002027581A (ja) | 2000-07-13 | 2000-07-13 | スピーカ |
| US09/835,488 US6628797B2 (en) | 2000-07-13 | 2001-04-17 | Loudspeaker-and-pre-stressed cabinet |
| EP01111253A EP1173040A3 (en) | 2000-07-13 | 2001-05-15 | Loudspeaker-and-pre-stressed cabinet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000212863A JP2002027581A (ja) | 2000-07-13 | 2000-07-13 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002027581A true JP2002027581A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18708711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000212863A Pending JP2002027581A (ja) | 2000-07-13 | 2000-07-13 | スピーカ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6628797B2 (ja) |
| EP (1) | EP1173040A3 (ja) |
| JP (1) | JP2002027581A (ja) |
Families Citing this family (8)
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|---|---|---|---|---|
| US7006648B2 (en) * | 2003-10-22 | 2006-02-28 | Chao-Lang Wang | Speaker cabinet with increased air circulation efficiency |
| US7270215B2 (en) * | 2005-04-15 | 2007-09-18 | Step Technologies Inc. | Loudspeaker enclosure with damping material laminated within internal shearing brace |
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