JP2002027578A - リモコン装置 - Google Patents
リモコン装置Info
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- JP2002027578A JP2002027578A JP2000207314A JP2000207314A JP2002027578A JP 2002027578 A JP2002027578 A JP 2002027578A JP 2000207314 A JP2000207314 A JP 2000207314A JP 2000207314 A JP2000207314 A JP 2000207314A JP 2002027578 A JP2002027578 A JP 2002027578A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- remote control
- lid
- control device
- operation unit
- switch
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- Pending
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 便器に対して右若しくは左側の壁面に設置さ
れるリモコン装置の蓋を、片手でも比較的楽に開くこと
ができるようにする。 【解決手段】 閉状態から開方向に略180°まで許容
するヒンジ部40を備えた開閉自在の蓋体19と、蓋体
19の外面に操作釦18a〜18d,18wが配設され
た第1の操作部と、蓋体19の閉状態時に蓋体19によ
って覆われる収容部に、複数の操作釦18e〜18n,
18pが配設された第2の操作部とを備え、第1操作部
及び第2操作部の操作によって、操作対象である局部洗
浄装置1を、離れた場所から操作するリモコン装置18
において、ヒンジ部40は所定角度を越えるまでは蓋体
19を閉位置へ復帰し、所定角度を越えると蓋体19を
開位置へ移動する2位置保持機構を備えたので、片手で
の操作でも比較的楽に蓋体19を開位置へ移動すること
ができ、極めて操作性を向上することができる。
れるリモコン装置の蓋を、片手でも比較的楽に開くこと
ができるようにする。 【解決手段】 閉状態から開方向に略180°まで許容
するヒンジ部40を備えた開閉自在の蓋体19と、蓋体
19の外面に操作釦18a〜18d,18wが配設され
た第1の操作部と、蓋体19の閉状態時に蓋体19によ
って覆われる収容部に、複数の操作釦18e〜18n,
18pが配設された第2の操作部とを備え、第1操作部
及び第2操作部の操作によって、操作対象である局部洗
浄装置1を、離れた場所から操作するリモコン装置18
において、ヒンジ部40は所定角度を越えるまでは蓋体
19を閉位置へ復帰し、所定角度を越えると蓋体19を
開位置へ移動する2位置保持機構を備えたので、片手で
の操作でも比較的楽に蓋体19を開位置へ移動すること
ができ、極めて操作性を向上することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ等の壁面に
設けるリモコン装置に関するものである。
設けるリモコン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、トイレに備えられるリモコン装
置には、便器本体に併設した局部洗浄装置を遠隔操作す
るものがある。従来の局部洗浄装置のリモコン装置とし
ては、図9に示すようにおしり洗浄、マッサージ入/
切、ビデ、ムーブ入/切、乾燥、ノズル調節の前・後等
の全てのスイッチ類を1つの操作面100に平面的に配
置したものが知られている。しかし、このような構成で
は局部洗浄装置の機能を増加するとスイッチ類が多くな
り、スイッチ類の設置スペースは限られているため1つ
のスイッチが占める設置スペースは段々狭くなってスイ
ッチの機能表示が見難く且つ操作し難くなるという問題
点を有していた。特に、温水洗浄便座は、老人から子供
まで使用するため操作方法を分り易くするようにスイッ
チの数を減らすことが課題となっていた。
置には、便器本体に併設した局部洗浄装置を遠隔操作す
るものがある。従来の局部洗浄装置のリモコン装置とし
ては、図9に示すようにおしり洗浄、マッサージ入/
切、ビデ、ムーブ入/切、乾燥、ノズル調節の前・後等
の全てのスイッチ類を1つの操作面100に平面的に配
置したものが知られている。しかし、このような構成で
は局部洗浄装置の機能を増加するとスイッチ類が多くな
り、スイッチ類の設置スペースは限られているため1つ
のスイッチが占める設置スペースは段々狭くなってスイ
ッチの機能表示が見難く且つ操作し難くなるという問題
点を有していた。特に、温水洗浄便座は、老人から子供
まで使用するため操作方法を分り易くするようにスイッ
チの数を減らすことが課題となっていた。
【0003】そこで、本出願人は図10乃至図12に示
すリモコン装置を提案した。以下、このリモコン装置に
ついて説明する。図10にはリモコン180の正面図を
示す。リモコン180には、お尻1洗浄スイッチ18
1、お尻2洗浄スイッチ182、ビデ洗浄スイッチ18
3、止スイッチ184が設けられ、投光LED185に
より、装置本体30の受光器169へと信号が送信され
る。リモコン180の表面には蓋186が設けられ、蓋
186により隠蔽される収容部に設けられる脱臭入切ス
イッチ、ノズル洗浄用スイッチ、節電スイッチ等の比較
的使用頻度の少ないスイッチ群189、液晶表示部18
8を隠蔽する。比較的使用頻度の少ないスイッチ群18
9の中でもムーブ入切スイッチ、マッサージ入切スイッ
チ、温度調節スイッチ、流量調節スイッチ等使用頻度が
中程度のスイッチ189を蓋186隠蔽時にも操作でき
るように開口群187を設け、液晶表示部188のうち
使用頻度が中程度のスイッチに関する表示部が露出する
よう開口部188bを設ける。スモーク190の内部に
は発光LEDが配され、赤外線信号を装置本体の受光部
に送信する。
すリモコン装置を提案した。以下、このリモコン装置に
ついて説明する。図10にはリモコン180の正面図を
示す。リモコン180には、お尻1洗浄スイッチ18
1、お尻2洗浄スイッチ182、ビデ洗浄スイッチ18
3、止スイッチ184が設けられ、投光LED185に
より、装置本体30の受光器169へと信号が送信され
る。リモコン180の表面には蓋186が設けられ、蓋
186により隠蔽される収容部に設けられる脱臭入切ス
イッチ、ノズル洗浄用スイッチ、節電スイッチ等の比較
的使用頻度の少ないスイッチ群189、液晶表示部18
8を隠蔽する。比較的使用頻度の少ないスイッチ群18
9の中でもムーブ入切スイッチ、マッサージ入切スイッ
チ、温度調節スイッチ、流量調節スイッチ等使用頻度が
中程度のスイッチ189を蓋186隠蔽時にも操作でき
るように開口群187を設け、液晶表示部188のうち
使用頻度が中程度のスイッチに関する表示部が露出する
よう開口部188bを設ける。スモーク190の内部に
は発光LEDが配され、赤外線信号を装置本体の受光部
に送信する。
【0004】次いで、従来のリモコン装置のより具体的
な態様を図11、図12により説明する。図11(c)
の正面図における最上面に、便器洗浄スイッチ「流す
大」と「流す小」が設けられている。このスイッチは、
左側の「流す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、
「流す小」は小用時の便器洗浄スイッチである。スイッ
チの前面寄りには、横長な突起が設けられていて、そこ
が操作スイッチであることが意匠的にわかるように配慮
されている。また、この突起により、このリモコンの上
面にちょっとした小物(ヘアピンなど軽いもの)を仮置
きした場合には、その小物の落下防止の役目も果たす。
なお、この便器洗浄スイッチを設けず、局部洗浄装置の
動作のみを遠隔操作するスイッチのみを設けるようにし
てもよい。また、同図の便器洗浄スイッチの直下に、図
面左側から順に、「止スイッチ」、「おしり洗浄スイッ
チ(お尻1洗浄スイッチ)」、「やわらか洗浄スイッチ
(お尻2洗浄スイッチ)」、「ビデ洗浄スイッチ」、
「乾燥スイッチ」が並設されている。この部分は、局部
洗浄装置の最もよく使用されるスイッチであるので、ス
イッチ釦の大きさを大きくし、わかりやすい絵文字表示
としている。また、個々のスイッチ自体は四角形であ
り、リモコンの前面と略面一となる形態なので、操作ス
イッチであることが意匠的にわかるよう、各スイッチの
表面に小突起(止スイッチ)やエンボス加工(その他の
スイッチの丸部分)を設けている。また、これらのスイ
ッチは、従来のリモコンのスイッチと異なり、互いに四
角形の辺同士を隣接させてリモコンの端から端までを操
作スイッチが連続した形態となっている。このことによ
り、スイッチ個々の大きさを大きくすることができるの
で、操作時の的が大きくなり操作がし易くなった。ま
た、弱視者にとっても主要操作スイッチが横一列に並ん
だ形態であるので、意匠的なまとまりがあるうえ、指先
でのタッチによりスイッチ群の個々のスイッチの識別が
可能となるので、弱視者にとっても操作のしやすいもの
となる。なお、図10では投光LEDの位置に乾燥スイッ
チを配置している関係上、図11では、便器洗浄スイッ
チの裏側に投光LEDを内蔵させて、便器洗浄スイッチの
側壁投光部からLEDの投光を行っている。
な態様を図11、図12により説明する。図11(c)
の正面図における最上面に、便器洗浄スイッチ「流す
大」と「流す小」が設けられている。このスイッチは、
左側の「流す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、
「流す小」は小用時の便器洗浄スイッチである。スイッ
チの前面寄りには、横長な突起が設けられていて、そこ
が操作スイッチであることが意匠的にわかるように配慮
されている。また、この突起により、このリモコンの上
面にちょっとした小物(ヘアピンなど軽いもの)を仮置
きした場合には、その小物の落下防止の役目も果たす。
なお、この便器洗浄スイッチを設けず、局部洗浄装置の
動作のみを遠隔操作するスイッチのみを設けるようにし
てもよい。また、同図の便器洗浄スイッチの直下に、図
面左側から順に、「止スイッチ」、「おしり洗浄スイッ
チ(お尻1洗浄スイッチ)」、「やわらか洗浄スイッチ
(お尻2洗浄スイッチ)」、「ビデ洗浄スイッチ」、
「乾燥スイッチ」が並設されている。この部分は、局部
洗浄装置の最もよく使用されるスイッチであるので、ス
イッチ釦の大きさを大きくし、わかりやすい絵文字表示
としている。また、個々のスイッチ自体は四角形であ
り、リモコンの前面と略面一となる形態なので、操作ス
イッチであることが意匠的にわかるよう、各スイッチの
表面に小突起(止スイッチ)やエンボス加工(その他の
スイッチの丸部分)を設けている。また、これらのスイ
ッチは、従来のリモコンのスイッチと異なり、互いに四
角形の辺同士を隣接させてリモコンの端から端までを操
作スイッチが連続した形態となっている。このことによ
り、スイッチ個々の大きさを大きくすることができるの
で、操作時の的が大きくなり操作がし易くなった。ま
た、弱視者にとっても主要操作スイッチが横一列に並ん
だ形態であるので、意匠的なまとまりがあるうえ、指先
でのタッチによりスイッチ群の個々のスイッチの識別が
可能となるので、弱視者にとっても操作のしやすいもの
となる。なお、図10では投光LEDの位置に乾燥スイッ
チを配置している関係上、図11では、便器洗浄スイッ
チの裏側に投光LEDを内蔵させて、便器洗浄スイッチの
側壁投光部からLEDの投光を行っている。
【0005】さらに、上記主要操作スイッチの直下に
は、蓋186により隠蔽された操作面に、洗浄や乾燥の
諸設定値の変更を行う設定変更スイッチ部が設けられて
いる。多数設けられた設定変更スイッチのうち、蓋閉止
時には、ムーブ洗浄の入切、マッサージ洗浄の入切、水
勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチ
と水勢及び洗浄位置が表示された液晶表示部が、蓋18
6に開けられた開口群から表面側に露出して、各スイッ
チが操作可能になっている。また、蓋開放時には、加え
て、節電機能の設定スイッチ、ノズルそうじ用スイッチ
(ノズル洗浄用スイッチ)、温水温度設定スイッチ、便
座温度設定スイッチ、乾燥温度設定スイッチ、脱臭入切
りスイッチが設けられている。さらに中央の液晶表示部
は、前述の水勢及び洗浄位置の表示に加えて、節電機構
の設定条件、温水温度の数値表示、便座暖房温度の数値
表示、乾燥温度(高、中、低)、脱臭の有無を表示可能
としている。液晶表示部の表示内容を詳述する。表示部
左上の「タイマー節電」の表示は節電タイマーのスイッ
チ入り時にのみ文字表示を行う。その下の「節電時間」
では3時間、6時間、9時間の複数の設定時間から選択
された時間を選択表示する。その下の「おまかせ節電」
は、おまかせ節電の入時にのみ文字表示を行う。なお、
おまかせ節電とは、局部洗浄装置の使用履歴を記憶して
装置自体で使用状態を推測し、その推測値により装置が
自動的に人の使用状態には通電、非使用時には非通電も
しくは小量通電とするものである。その下の水勢表示
は、強弱スイッチの操作により使用者が選択した水勢ま
での棒線表示を行う。さらに、その下の洗浄位置表示
は、前後調節スイッチにより選択された洗浄位置をノズ
ル噴出絵の選択表示で示すものである。なお、水勢表示
と洗浄位置表示の間に示される黒丸に4重円弧を施した
マークは、各操作スイッチの操作時にのみ数秒間点滅表
示するものである。スイッチ操作でこの表示が点滅すれ
ば、リモコン側の回路は正常で、局部洗浄装置本体側の
異常であることと推測でき、スイッチ操作してもこの表
示が点滅しなければリモコンの回路あるいは構造面で異
常があると推測でき、異常個所の特定がしやすいという
利点がある。続けて、液晶表示部の右上部の温水温度表
示は、設定された温水温度をデジタル表示する。その下
の便座暖房温度表示は、設定された便座暖房温度をデジ
タル表示する。その下の乾燥温度表示は、高中低から選
択された乾燥温度を選択表示する。その下の脱臭表示
は、脱臭スイッチ入り時に脱臭の文字表示を行う。
は、蓋186により隠蔽された操作面に、洗浄や乾燥の
諸設定値の変更を行う設定変更スイッチ部が設けられて
いる。多数設けられた設定変更スイッチのうち、蓋閉止
時には、ムーブ洗浄の入切、マッサージ洗浄の入切、水
勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチ
と水勢及び洗浄位置が表示された液晶表示部が、蓋18
6に開けられた開口群から表面側に露出して、各スイッ
チが操作可能になっている。また、蓋開放時には、加え
て、節電機能の設定スイッチ、ノズルそうじ用スイッチ
(ノズル洗浄用スイッチ)、温水温度設定スイッチ、便
座温度設定スイッチ、乾燥温度設定スイッチ、脱臭入切
りスイッチが設けられている。さらに中央の液晶表示部
は、前述の水勢及び洗浄位置の表示に加えて、節電機構
の設定条件、温水温度の数値表示、便座暖房温度の数値
表示、乾燥温度(高、中、低)、脱臭の有無を表示可能
としている。液晶表示部の表示内容を詳述する。表示部
左上の「タイマー節電」の表示は節電タイマーのスイッ
チ入り時にのみ文字表示を行う。その下の「節電時間」
では3時間、6時間、9時間の複数の設定時間から選択
された時間を選択表示する。その下の「おまかせ節電」
は、おまかせ節電の入時にのみ文字表示を行う。なお、
おまかせ節電とは、局部洗浄装置の使用履歴を記憶して
装置自体で使用状態を推測し、その推測値により装置が
自動的に人の使用状態には通電、非使用時には非通電も
しくは小量通電とするものである。その下の水勢表示
は、強弱スイッチの操作により使用者が選択した水勢ま
での棒線表示を行う。さらに、その下の洗浄位置表示
は、前後調節スイッチにより選択された洗浄位置をノズ
ル噴出絵の選択表示で示すものである。なお、水勢表示
と洗浄位置表示の間に示される黒丸に4重円弧を施した
マークは、各操作スイッチの操作時にのみ数秒間点滅表
示するものである。スイッチ操作でこの表示が点滅すれ
ば、リモコン側の回路は正常で、局部洗浄装置本体側の
異常であることと推測でき、スイッチ操作してもこの表
示が点滅しなければリモコンの回路あるいは構造面で異
常があると推測でき、異常個所の特定がしやすいという
利点がある。続けて、液晶表示部の右上部の温水温度表
示は、設定された温水温度をデジタル表示する。その下
の便座暖房温度表示は、設定された便座暖房温度をデジ
タル表示する。その下の乾燥温度表示は、高中低から選
択された乾燥温度を選択表示する。その下の脱臭表示
は、脱臭スイッチ入り時に脱臭の文字表示を行う。
【0006】以上説明したように、洗浄や乾燥の諸設定
値のうち、使用者の好みによって変更することが多い設
定値のみ、蓋186を開かずに変更でき、且つその変更
部分のみ表示が外から見えるようになっているのであ
る。これにより、多数の設定スイッチの多くを蓋の下部
に覆っておきながら、使用者が日常使用する設定スイッ
チのみを外部に露出させて使い勝手を向上させている。
また、ムーブ洗浄の入切、マッサージ洗浄の入切、水勢
の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチ
は、蓋の表面側の縦一列に並んで配設されているうえ、
2つのスイッチが対になって1つの機能の切換えを行う
スイッチ(水勢の強弱調節、洗浄位置調節のスイッチ)
では、対になるスイッチの間をスイッチより背の低い突
リブにより結んでいる。このため、意匠的なまとまりが
あるうえ、指先でのタッチによりスイッチ群の個々のス
イッチの識別が可能となるので、弱視者にとっても操作
のしやすいものとなる。また、水勢調節や洗浄位置調節
では、スイッチは指先で押せる程度の小さな円形スイッ
チの表面に「強」、「弱」の表示を施し、水勢調節スイ
ッチあるいは洗浄位置調節スイッチであることは、液晶
表示部の文字表示にて識別するようにしている。したが
って、スイッチが設けられた蓋186あるいは操作面自
体に文字が書かれていないので、長期間使用する間に文
字が擦れて消えてしまうこともないうえ、スッキリとし
た外観が得られている。
値のうち、使用者の好みによって変更することが多い設
定値のみ、蓋186を開かずに変更でき、且つその変更
部分のみ表示が外から見えるようになっているのであ
る。これにより、多数の設定スイッチの多くを蓋の下部
に覆っておきながら、使用者が日常使用する設定スイッ
チのみを外部に露出させて使い勝手を向上させている。
また、ムーブ洗浄の入切、マッサージ洗浄の入切、水勢
の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチ
は、蓋の表面側の縦一列に並んで配設されているうえ、
2つのスイッチが対になって1つの機能の切換えを行う
スイッチ(水勢の強弱調節、洗浄位置調節のスイッチ)
では、対になるスイッチの間をスイッチより背の低い突
リブにより結んでいる。このため、意匠的なまとまりが
あるうえ、指先でのタッチによりスイッチ群の個々のス
イッチの識別が可能となるので、弱視者にとっても操作
のしやすいものとなる。また、水勢調節や洗浄位置調節
では、スイッチは指先で押せる程度の小さな円形スイッ
チの表面に「強」、「弱」の表示を施し、水勢調節スイ
ッチあるいは洗浄位置調節スイッチであることは、液晶
表示部の文字表示にて識別するようにしている。したが
って、スイッチが設けられた蓋186あるいは操作面自
体に文字が書かれていないので、長期間使用する間に文
字が擦れて消えてしまうこともないうえ、スッキリとし
た外観が得られている。
【0007】なお、各設定変更スイッチのうち、蓋閉止
時に蓋186で隠蔽されるスイッチについては、蓋閉止
時にそのスイッチの動作を禁止する機構とはなっていな
いため、閉じている蓋を強く押してしまうと蓋が撓んで
知らぬうちにスイッチを押してしまい、使用者の意図に
関わらず設定が変わってしまう可能性がある。この誤動
作を防ぐために、図12の断面図に示すごとく、蓋18
6の裏面にスイッチ誤動作防止部を設けている。このス
イッチ吸収部は、蓋186をスイッチ側に押し込んだと
きに、スイッチが設けられた操作面に当接してそれ以上
の押し込みがないようにする当接壁と該当接壁の内側を
凹設させて当接壁が操作面に当接した時にスイッチの押
し込みがないようにスイッチ頭部を収めるスイッチ収容
部とで構成される。このスイッチ誤動作防止部を蓋閉止
時に蓋186で隠蔽されるスイッチに対応させて設ける
ことにより、例えば使用者が知らぬうちに洗浄温度や便
座温度が高くあるいは低くなることがなくなる等、スイ
ッチの誤動作を防止できる。
時に蓋186で隠蔽されるスイッチについては、蓋閉止
時にそのスイッチの動作を禁止する機構とはなっていな
いため、閉じている蓋を強く押してしまうと蓋が撓んで
知らぬうちにスイッチを押してしまい、使用者の意図に
関わらず設定が変わってしまう可能性がある。この誤動
作を防ぐために、図12の断面図に示すごとく、蓋18
6の裏面にスイッチ誤動作防止部を設けている。このス
イッチ吸収部は、蓋186をスイッチ側に押し込んだと
きに、スイッチが設けられた操作面に当接してそれ以上
の押し込みがないようにする当接壁と該当接壁の内側を
凹設させて当接壁が操作面に当接した時にスイッチの押
し込みがないようにスイッチ頭部を収めるスイッチ収容
部とで構成される。このスイッチ誤動作防止部を蓋閉止
時に蓋186で隠蔽されるスイッチに対応させて設ける
ことにより、例えば使用者が知らぬうちに洗浄温度や便
座温度が高くあるいは低くなることがなくなる等、スイ
ッチの誤動作を防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術では未だ以下の課題を有していた。即ち、蓋186
の左右側壁面内側若しくはリモコン本体の左右側壁面に
設けた弾性爪で蓋186の閉止状態を維持するようにし
ている。ところで、トイレ室内に設置されるリモコン装
置は便器に対して右若しくは左側の壁面に設置されるの
が普通であるため、両手で蓋を開けるためには体をひね
る必要が有るので、通常は片手で開くこととなる。しか
し、片手で蓋186を開こうとするともう一方の弾性爪
が引っ掛かり蓋が開きにくい。無理をして開こうとする
と蓋186がリモコン装置から外れてしまい床に落ちて
しまうこともある。本願は上記問題点に鑑み、片手でも
比較的楽に蓋186を開くことができるリモコン装置の
提供を目的とする。
技術では未だ以下の課題を有していた。即ち、蓋186
の左右側壁面内側若しくはリモコン本体の左右側壁面に
設けた弾性爪で蓋186の閉止状態を維持するようにし
ている。ところで、トイレ室内に設置されるリモコン装
置は便器に対して右若しくは左側の壁面に設置されるの
が普通であるため、両手で蓋を開けるためには体をひね
る必要が有るので、通常は片手で開くこととなる。しか
し、片手で蓋186を開こうとするともう一方の弾性爪
が引っ掛かり蓋が開きにくい。無理をして開こうとする
と蓋186がリモコン装置から外れてしまい床に落ちて
しまうこともある。本願は上記問題点に鑑み、片手でも
比較的楽に蓋186を開くことができるリモコン装置の
提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用及び効果】上記課
題を解決するために、請求項1の発明においては、閉状
態から開方向に略180°まで開放を許容するヒンジ部
を備えた開閉自在の蓋体と、該蓋体の外面に操作釦が配
設された第1の操作部と、前記蓋体の閉状態時に該蓋体
によって覆われる収容部に、複数の操作釦が配設された
第2の操作部とを備え、前記第1操作部及び第2操作部
の操作によって、操作対象である機器を、離れた場所か
ら操作するリモコン装置において、前記ヒンジ部は所定
角度を越えるまでは蓋体を閉位置へ復帰し、前記所定角
度を越えると蓋体を開位置へ移動する2位置保持機構を
備えたので、片手での操作でも比較的楽に蓋を開位置へ
移動することができ、極めて操作性を向上することがで
きる。
題を解決するために、請求項1の発明においては、閉状
態から開方向に略180°まで開放を許容するヒンジ部
を備えた開閉自在の蓋体と、該蓋体の外面に操作釦が配
設された第1の操作部と、前記蓋体の閉状態時に該蓋体
によって覆われる収容部に、複数の操作釦が配設された
第2の操作部とを備え、前記第1操作部及び第2操作部
の操作によって、操作対象である機器を、離れた場所か
ら操作するリモコン装置において、前記ヒンジ部は所定
角度を越えるまでは蓋体を閉位置へ復帰し、前記所定角
度を越えると蓋体を開位置へ移動する2位置保持機構を
備えたので、片手での操作でも比較的楽に蓋を開位置へ
移動することができ、極めて操作性を向上することがで
きる。
【0010】請求項2の発明においては、壁面に設置さ
れたままで操作される局部洗浄装置用のリモコン装置に
請求項1記載の発明を適用したものである。
れたままで操作される局部洗浄装置用のリモコン装置に
請求項1記載の発明を適用したものである。
【0011】請求項3の発明においては、請求項2記載
の発明に加え、第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指
示する操作部とし、第2の操作部は局部洗浄以外の機能
を操作する操作部としたので、比較的使用頻度の高い局
部洗浄に係るスイッチを常に露出する部分に設け、比較
的使用頻度の低い局部洗浄装置以外の機能に係るスイッ
チを蓋で覆うことで多機能な局部洗浄装置であっても露
出するスイッチは第1の操作部だけなのでリモコン装置
を見やすくし、操作性を向上することができる。
の発明に加え、第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指
示する操作部とし、第2の操作部は局部洗浄以外の機能
を操作する操作部としたので、比較的使用頻度の高い局
部洗浄に係るスイッチを常に露出する部分に設け、比較
的使用頻度の低い局部洗浄装置以外の機能に係るスイッ
チを蓋で覆うことで多機能な局部洗浄装置であっても露
出するスイッチは第1の操作部だけなのでリモコン装置
を見やすくし、操作性を向上することができる。
【0012】請求項4の発明においては、請求項2記載
の発明に加え、第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指
示する操作部とし、第2の操作部は洗浄状態を調整する
操作部としたので、滅多に使用しない洗浄水の温度を調
整するスイッチ等を蓋で覆うことで、露出するスイッチ
の数を減らすことができリモコン装置を見やすくし、操
作性を向上することができる。
の発明に加え、第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指
示する操作部とし、第2の操作部は洗浄状態を調整する
操作部としたので、滅多に使用しない洗浄水の温度を調
整するスイッチ等を蓋で覆うことで、露出するスイッチ
の数を減らすことができリモコン装置を見やすくし、操
作性を向上することができる。
【0013】請求項5の発明においては、請求項2乃至
請求項4記載の発明に加え、リモコン装置上端に便器洗
浄用操作部を設けたので、比較的高い位置に便器洗浄用
操作部を配置することができ、便座から起立した姿勢で
の便器洗浄操作を行い易い。
請求項4記載の発明に加え、リモコン装置上端に便器洗
浄用操作部を設けたので、比較的高い位置に便器洗浄用
操作部を配置することができ、便座から起立した姿勢で
の便器洗浄操作を行い易い。
【0014】請求項6の発明においては、請求項5記載
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部にはリモコン前面
よりも突出する突出部を設けたので、こうすれば、起立
者の操作に十分な面積の起立者用操作面をその操作部に
形成できるので、本体の厚さの増大を招かず圧迫感も抑
制できる。
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部にはリモコン前面
よりも突出する突出部を設けたので、こうすれば、起立
者の操作に十分な面積の起立者用操作面をその操作部に
形成できるので、本体の厚さの増大を招かず圧迫感も抑
制できる。
【0015】請求項7の発明においては、請求項6記載
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部の突出部は背面側
近傍を支点として上下方向に回動自在としたので、突出
部を力点とすることができ、比較的軽い力で操作部を操
作することができる。
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部の突出部は背面側
近傍を支点として上下方向に回動自在としたので、突出
部を力点とすることができ、比較的軽い力で操作部を操
作することができる。
【0016】請求項8の発明においては、請求項7記載
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部の直下に第1の操
作部を設け、前記便器洗浄用操作部の回動を規制する規
制手段を設けたので、便器洗浄用操作部を押込み過ぎて
第1の操作部を誤って操作することがなく、誤動作を防
止することができるので、不意の吐水により衣服を濡ら
したりすることが無い。
の発明に加え、前記便器洗浄用操作部の直下に第1の操
作部を設け、前記便器洗浄用操作部の回動を規制する規
制手段を設けたので、便器洗浄用操作部を押込み過ぎて
第1の操作部を誤って操作することがなく、誤動作を防
止することができるので、不意の吐水により衣服を濡ら
したりすることが無い。
【0017】請求項9の発明においては、請求項7記載
の発明に加え、リモコン装置上端に便器洗浄用操作部用
ヒンジ軸を設け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを
前記便器洗浄用操作部の下端に設け、前記ヒンジ軸を中
心とする便器洗浄用操作部の回動を規制する規制手段を
突出部下端に設けたので、便器洗浄用操作部を押込み過
ぎて操作部自体がリモコン装置から外れることが無い。
の発明に加え、リモコン装置上端に便器洗浄用操作部用
ヒンジ軸を設け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを
前記便器洗浄用操作部の下端に設け、前記ヒンジ軸を中
心とする便器洗浄用操作部の回動を規制する規制手段を
突出部下端に設けたので、便器洗浄用操作部を押込み過
ぎて操作部自体がリモコン装置から外れることが無い。
【0018】請求項10の発明においては、請求項4記
載の発明に加え、リモコン装置前面上側に第1操作部用
ヒンジ軸を設け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを
前記第1操作部の上方背面に設けたので、第1操作部の
リモコン装置本体への組込み作業が簡単となる。
載の発明に加え、リモコン装置前面上側に第1操作部用
ヒンジ軸を設け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを
前記第1操作部の上方背面に設けたので、第1操作部の
リモコン装置本体への組込み作業が簡単となる。
【0019】請求項11の発明においては、請求項2記
載の発明に加え、前記蓋板に開口を設け、該開口を貫通
する第1の操作部を設けたので、蓋板部分の占有面積を
大きく取っても、その一部を第1の操作部の配置に利用
することができる。
載の発明に加え、前記蓋板に開口を設け、該開口を貫通
する第1の操作部を設けたので、蓋板部分の占有面積を
大きく取っても、その一部を第1の操作部の配置に利用
することができる。
【0020】請求項12の発明においては、請求項1乃
至請求項11記載の発明に加え、前記2位置保持機構は
バネとカムとにより構成し、前記所定角度で最も抵抗が
大きくなる機構としたので、比較的簡単な構成で2位置
保持機構を構成することができる。
至請求項11記載の発明に加え、前記2位置保持機構は
バネとカムとにより構成し、前記所定角度で最も抵抗が
大きくなる機構としたので、比較的簡単な構成で2位置
保持機構を構成することができる。
【0021】また、上記課題を解決するために、請求項
13の発明においては、閉状態から開方向に略180°
まで開放を許容するヒンジ部を備えた開閉自在の蓋体
と、蓋体の外面に操作釦が配設された第1の操作部と、
蓋体の閉状態時に該蓋体によって覆われる収容部に、複
数の操作釦が配設された第2の操作部とを備え、第1操
作部及び第2操作部の操作によって、操作対象である機
器を、離れた場所から操作するリモコン装置において、
前記ヒンジ部は、所定の開き角度を境にして蓋体を開放
側もしくは閉止側に付勢する蓋体付勢機構を備えたの
で、片手での操作でも比較的楽に蓋を開位置へ移動する
ことができ、極めて操作性を向上することができる。
13の発明においては、閉状態から開方向に略180°
まで開放を許容するヒンジ部を備えた開閉自在の蓋体
と、蓋体の外面に操作釦が配設された第1の操作部と、
蓋体の閉状態時に該蓋体によって覆われる収容部に、複
数の操作釦が配設された第2の操作部とを備え、第1操
作部及び第2操作部の操作によって、操作対象である機
器を、離れた場所から操作するリモコン装置において、
前記ヒンジ部は、所定の開き角度を境にして蓋体を開放
側もしくは閉止側に付勢する蓋体付勢機構を備えたの
で、片手での操作でも比較的楽に蓋を開位置へ移動する
ことができ、極めて操作性を向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1では、本発明の実施例のリモ
コン装置18を備えた局部洗浄装置1が示されている。
局部洗浄装置1は便器8の上部に設置されており、局部
洗浄装置1には便ふた駆動ユニット12と便座駆動ユニ
ット4が内蔵され、夫々便ふた15、便座10と連接さ
れ、夫々独立にあるいは同時に開または閉動作を行う。
図中では便ふた15は開状態であり、便座10は閉状態
にある。また、この局部洗浄装置1には使用者の局部を
洗浄する機能も内蔵している。給水された水は分岐・バ
ルブユニット5によって適度に減圧された後、熱交換ユ
ニット6によって温水化しノズルユニット11先端の洗
浄穴より洗浄水を噴出させ、使用者の局部を洗浄する。
また、使用者の存在を検出する為に、人体検知センサー
2と着座検知センサー3をセンサー駆動ユニット9に備
えている。使用者が局部を洗浄した後に局部を乾燥させ
る為に、乾燥ユニット14を持ち、使用中の臭気を無臭
化する為に脱臭ユニット13を備えている。また、局部
洗浄装置1の操作はトイレ壁に設置したリモコン装置1
8にて行うが、局部洗浄装置1に付設された補助操作部
7によって行っても良い。
コン装置18を備えた局部洗浄装置1が示されている。
局部洗浄装置1は便器8の上部に設置されており、局部
洗浄装置1には便ふた駆動ユニット12と便座駆動ユニ
ット4が内蔵され、夫々便ふた15、便座10と連接さ
れ、夫々独立にあるいは同時に開または閉動作を行う。
図中では便ふた15は開状態であり、便座10は閉状態
にある。また、この局部洗浄装置1には使用者の局部を
洗浄する機能も内蔵している。給水された水は分岐・バ
ルブユニット5によって適度に減圧された後、熱交換ユ
ニット6によって温水化しノズルユニット11先端の洗
浄穴より洗浄水を噴出させ、使用者の局部を洗浄する。
また、使用者の存在を検出する為に、人体検知センサー
2と着座検知センサー3をセンサー駆動ユニット9に備
えている。使用者が局部を洗浄した後に局部を乾燥させ
る為に、乾燥ユニット14を持ち、使用中の臭気を無臭
化する為に脱臭ユニット13を備えている。また、局部
洗浄装置1の操作はトイレ壁に設置したリモコン装置1
8にて行うが、局部洗浄装置1に付設された補助操作部
7によって行っても良い。
【0023】図2にはリモコン装置18の(a)蓋を開
いた状態での正面図、(b)蓋を閉じた状態での正面
図、側面図、背面図を示す。リモコン装置18は、その
表面側に蓋19が設けられ、蓋19の外面に操作釦が配
設された第1操作部と、蓋19内に操作釦が配設された
第2操作部とを有する。第1操作部として、お尻1洗浄
スイッチ18a、お尻2洗浄スイッチ18b、ビデ洗浄
スイッチ18c、止スイッチ18d、乾燥スイッチ18
wが設けられる。蓋19により隠蔽される収容部に、第
2操作部としてノズル洗浄用スイッチ18e、節電スイ
ッチ18f、18g、洗浄水温調整スイッチ18h、室
内暖房用スイッチ群18i、オート機能(自動洗浄、自
動座蓋開閉等)用スイッチ群18jの比較的使用頻度の
少ないスイッチ群20が設けられ、さらに収容部には液
晶表示部21を設ける。使用者の局部洗浄装置1への慣
れ具合によっては使用頻度が比較的高いムーブ入切スイ
ッチ18k、マッサージ入切スイッチ18l、強力脱臭
入切スイッチ18m、流量調節スイッチ18n、ノズル
位置調整スイッチ18pのスイッチ群22を蓋19隠蔽
時にも操作できるように開口群23を設け、液晶表示部
21のうちスイッチ群22に関する表示部が露出するよ
う開口部24を設ける。
いた状態での正面図、(b)蓋を閉じた状態での正面
図、側面図、背面図を示す。リモコン装置18は、その
表面側に蓋19が設けられ、蓋19の外面に操作釦が配
設された第1操作部と、蓋19内に操作釦が配設された
第2操作部とを有する。第1操作部として、お尻1洗浄
スイッチ18a、お尻2洗浄スイッチ18b、ビデ洗浄
スイッチ18c、止スイッチ18d、乾燥スイッチ18
wが設けられる。蓋19により隠蔽される収容部に、第
2操作部としてノズル洗浄用スイッチ18e、節電スイ
ッチ18f、18g、洗浄水温調整スイッチ18h、室
内暖房用スイッチ群18i、オート機能(自動洗浄、自
動座蓋開閉等)用スイッチ群18jの比較的使用頻度の
少ないスイッチ群20が設けられ、さらに収容部には液
晶表示部21を設ける。使用者の局部洗浄装置1への慣
れ具合によっては使用頻度が比較的高いムーブ入切スイ
ッチ18k、マッサージ入切スイッチ18l、強力脱臭
入切スイッチ18m、流量調節スイッチ18n、ノズル
位置調整スイッチ18pのスイッチ群22を蓋19隠蔽
時にも操作できるように開口群23を設け、液晶表示部
21のうちスイッチ群22に関する表示部が露出するよ
う開口部24を設ける。
【0024】また、リモコン装置18最上面に、便器洗
浄スイッチ「流す大」18qと便器洗浄スイッチ「流す
小」18r(便器洗浄用操作部)、便座・便蓋閉止スイ
ッチ18s、便座閉・便蓋開スイッチ18t、便座・便
蓋開放スイッチ18u(座蓋開閉用スイッチ)が設けら
れている。このスイッチは、左側の便器洗浄スイッチ
「流す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、「流す
小」18rは小用時の便器洗浄スイッチである。便器洗
浄スイッチ18q,18rの前面には、横長な突出部1
8vが設けられていて、そこが操作スイッチであること
が意匠的にわかるように配慮されている。なお、この便
器洗浄スイッチ、座蓋開閉スイッチを設けず、局部洗浄
装置1の動作のみを遠隔操作するスイッチのみを設ける
ようにしてもよい。
浄スイッチ「流す大」18qと便器洗浄スイッチ「流す
小」18r(便器洗浄用操作部)、便座・便蓋閉止スイ
ッチ18s、便座閉・便蓋開スイッチ18t、便座・便
蓋開放スイッチ18u(座蓋開閉用スイッチ)が設けら
れている。このスイッチは、左側の便器洗浄スイッチ
「流す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、「流す
小」18rは小用時の便器洗浄スイッチである。便器洗
浄スイッチ18q,18rの前面には、横長な突出部1
8vが設けられていて、そこが操作スイッチであること
が意匠的にわかるように配慮されている。なお、この便
器洗浄スイッチ、座蓋開閉スイッチを設けず、局部洗浄
装置1の動作のみを遠隔操作するスイッチのみを設ける
ようにしてもよい。
【0025】また、同図の便器洗浄スイッチ18q,1
8r及び座蓋開閉スイッチ18s〜18uの直下に、図
面左側から順に、「止スイッチ」18d、「おしり洗浄
スイッチ(お尻1洗浄スイッチ)」18a、「やわらか
洗浄スイッチ(お尻2洗浄スイッチ)」18b、「ビデ
洗浄スイッチ」18c、「乾燥スイッチ」18wが並設
されている。この部分は、局部洗浄装置の最もよく使用
されるスイッチであるので、スイッチ釦の大きさを大き
くし、わかりやすい絵文字表示としている。また、個々
のスイッチ自体は四角形であり、リモコンの前面と略面
一となる(蓋18閉止時)形態なので、操作スイッチで
あることが意匠的にわかるよう、各スイッチの表面に小
突起(止スイッチ)やエンボス加工(その他のスイッチ
の丸部分)を設けている。なお、便器洗浄スイッチ18
q,18r及び座蓋開閉スイッチ18s〜18uの裏側
に3つの投光LEDを内蔵させて、便器洗浄スイッチ「流
す大」18q及び便座・便蓋開放スイッチ18uの側壁
投光部及び便器洗浄スイッチ「流す小」18rの前面投
光部からLEDの投光を行っている。
8r及び座蓋開閉スイッチ18s〜18uの直下に、図
面左側から順に、「止スイッチ」18d、「おしり洗浄
スイッチ(お尻1洗浄スイッチ)」18a、「やわらか
洗浄スイッチ(お尻2洗浄スイッチ)」18b、「ビデ
洗浄スイッチ」18c、「乾燥スイッチ」18wが並設
されている。この部分は、局部洗浄装置の最もよく使用
されるスイッチであるので、スイッチ釦の大きさを大き
くし、わかりやすい絵文字表示としている。また、個々
のスイッチ自体は四角形であり、リモコンの前面と略面
一となる(蓋18閉止時)形態なので、操作スイッチで
あることが意匠的にわかるよう、各スイッチの表面に小
突起(止スイッチ)やエンボス加工(その他のスイッチ
の丸部分)を設けている。なお、便器洗浄スイッチ18
q,18r及び座蓋開閉スイッチ18s〜18uの裏側
に3つの投光LEDを内蔵させて、便器洗浄スイッチ「流
す大」18q及び便座・便蓋開放スイッチ18uの側壁
投光部及び便器洗浄スイッチ「流す小」18rの前面投
光部からLEDの投光を行っている。
【0026】なお、蓋閉止時に蓋19で隠蔽されるスイ
ッチについては、従来技術で説明した図12の断面図に
示すごとく、蓋19の裏面にスイッチ誤動作防止部25
を設けている。このスイッチ誤動作防止部25は、蓋1
9をスイッチ側に押し込んだときに、スイッチが設けら
れた操作面に当接してそれ以上の押し込みがないように
する当接壁と該当接壁の内側を凹設させて当接壁が操作
面に当接した時にスイッチの押し込みがないようにスイ
ッチ頭部を収めるスイッチ収容部とで構成される。この
スイッチ誤動作防止部25を蓋閉止時に蓋19で隠蔽さ
れるスイッチに対応させて設けることにより、例えば使
用者が知らぬうちに洗浄温度や便座温度が高くあるいは
低くなることがなくなる等、スイッチの誤動作を防止で
きる。
ッチについては、従来技術で説明した図12の断面図に
示すごとく、蓋19の裏面にスイッチ誤動作防止部25
を設けている。このスイッチ誤動作防止部25は、蓋1
9をスイッチ側に押し込んだときに、スイッチが設けら
れた操作面に当接してそれ以上の押し込みがないように
する当接壁と該当接壁の内側を凹設させて当接壁が操作
面に当接した時にスイッチの押し込みがないようにスイ
ッチ頭部を収めるスイッチ収容部とで構成される。この
スイッチ誤動作防止部25を蓋閉止時に蓋19で隠蔽さ
れるスイッチに対応させて設けることにより、例えば使
用者が知らぬうちに洗浄温度や便座温度が高くあるいは
低くなることがなくなる等、スイッチの誤動作を防止で
きる。
【0027】リモコン装置18背面には木ネジ等で壁面
に固定されるリモコンハンガー26(図3参照)に掛け
るための引掛部50が設けられるが、この引掛部50の
中央の凹部50aの垂直辺及び左右の隅部50bの垂直
辺及び水平辺とに、リモコンハンガー26の対応する部
分が密着して挿入支持することにより、便器洗浄スイッ
チ18q,18r若しくは座蓋開閉スイッチ18s〜1
8uが力強く操作されたとしても、そのモーメントでリ
モコン装置18が傾いたりすることが無い。
に固定されるリモコンハンガー26(図3参照)に掛け
るための引掛部50が設けられるが、この引掛部50の
中央の凹部50aの垂直辺及び左右の隅部50bの垂直
辺及び水平辺とに、リモコンハンガー26の対応する部
分が密着して挿入支持することにより、便器洗浄スイッ
チ18q,18r若しくは座蓋開閉スイッチ18s〜1
8uが力強く操作されたとしても、そのモーメントでリ
モコン装置18が傾いたりすることが無い。
【0028】図4にはリモコン装置18の各断面図を示
す。リモコン装置18内にはタクトスイッチ27及び液
晶表示部21を搭載する絶縁基板28が内蔵され、タク
トスイッチ27の前面には防水のためゴム等の弾性材か
らなる伝達部材29が設けられ、蓋19部分に配置され
るタクトスイッチ27では、この伝達部材29を直接使
用者が操作するが、蓋19以外の部分に配置されたタク
トスイッチ27は、伝達部材29の前面にはリモコン装
置の外郭を形成する躯体30に取付けられるキートップ
31が設けられ、このキートップ31を使用者が操作す
ることでタクトスイッチ27のオンオフがなされる。
す。リモコン装置18内にはタクトスイッチ27及び液
晶表示部21を搭載する絶縁基板28が内蔵され、タク
トスイッチ27の前面には防水のためゴム等の弾性材か
らなる伝達部材29が設けられ、蓋19部分に配置され
るタクトスイッチ27では、この伝達部材29を直接使
用者が操作するが、蓋19以外の部分に配置されたタク
トスイッチ27は、伝達部材29の前面にはリモコン装
置の外郭を形成する躯体30に取付けられるキートップ
31が設けられ、このキートップ31を使用者が操作す
ることでタクトスイッチ27のオンオフがなされる。
【0029】図5に躯体30へのキートップ31の取付
を説明するための、リモコン装置上部の拡大断面図を示
す。リモコン装置18の躯体30にはヒンジ軸30a、
抜け防止用開口30bを形成し、キートップ31裏面に
はヒンジ受け31a、弾性変形可能な抜け防止用係止爪
31bを形成する。ヒンジ軸30aにヒンジ受け31a
を嵌合して、このヒンジ軸30aを中心にキートップ3
1を回動自在に支持すると共に、抜け防止用開口30b
に係止爪31bを係止させることで、キートップ31が
前面側へ外れるのを防止している。なおキートップ31
の裏面に回動範囲を規制する規制突起31cを設けるこ
とで、所定範囲以上にキートップ31が動くのを防止し
ている。この回動防止機構は前述した便器洗浄スイッチ
18q,18rのように突出部18vを有するキートッ
プ31には極めて有効で、便器洗浄スイッチ18q,1
8rの押し下げ過ぎにより、お尻洗浄スイッチ18aを
押し込んで水が不用意に飛び出すことを防止でき、ま
た、ヒンジ軸30aからヒンジ受け31aが外れて、キ
ートップ31がリモコン躯体30から落ちてしまうこと
を防止することができる。便器洗浄スイッチ等のように
突出部18vを有する場合には、この突出部18vの裏
面側にこの回動防止機構を設けることが望ましい。
を説明するための、リモコン装置上部の拡大断面図を示
す。リモコン装置18の躯体30にはヒンジ軸30a、
抜け防止用開口30bを形成し、キートップ31裏面に
はヒンジ受け31a、弾性変形可能な抜け防止用係止爪
31bを形成する。ヒンジ軸30aにヒンジ受け31a
を嵌合して、このヒンジ軸30aを中心にキートップ3
1を回動自在に支持すると共に、抜け防止用開口30b
に係止爪31bを係止させることで、キートップ31が
前面側へ外れるのを防止している。なおキートップ31
の裏面に回動範囲を規制する規制突起31cを設けるこ
とで、所定範囲以上にキートップ31が動くのを防止し
ている。この回動防止機構は前述した便器洗浄スイッチ
18q,18rのように突出部18vを有するキートッ
プ31には極めて有効で、便器洗浄スイッチ18q,1
8rの押し下げ過ぎにより、お尻洗浄スイッチ18aを
押し込んで水が不用意に飛び出すことを防止でき、ま
た、ヒンジ軸30aからヒンジ受け31aが外れて、キ
ートップ31がリモコン躯体30から落ちてしまうこと
を防止することができる。便器洗浄スイッチ等のように
突出部18vを有する場合には、この突出部18vの裏
面側にこの回動防止機構を設けることが望ましい。
【0030】図6にはキートップ31の側面図を示す。
図示するようにキートップ31は透明な樹脂層31dと
着色された樹脂層31eとで構成され、透明な樹脂層3
1dの表面には「止」「おしり」等の印刷31fが施され
る。これにより、透明層と着色層の境に「止」「おしり」等
の印刷の影ができると共に着色層の色が透明層により深
みを帯び、高級感を演出することができる。
図示するようにキートップ31は透明な樹脂層31dと
着色された樹脂層31eとで構成され、透明な樹脂層3
1dの表面には「止」「おしり」等の印刷31fが施され
る。これにより、透明層と着色層の境に「止」「おしり」等
の印刷の影ができると共に着色層の色が透明層により深
みを帯び、高級感を演出することができる。
【0031】図7には蓋19の側面図を示す。蓋19も
キートップ31同様に透明な樹脂層19aの裏面に着色
層19bを設け、透明樹脂層19aの表面に「ムーブ」
「マッサージ」等の印刷19cが施される。なお、蓋1
9においてはこの着色層19bを透明な樹脂層19aに
パール塗装することで形成する。なお、蓋19の裏面に
は前述したスイッチ誤動作防止部25を設けなければな
らないため、塗装した着色層19b側にスイッチ誤動作
防止部25を形成するための開口を設けた板19dを両
面テープや接着剤等を用いて貼着する。
キートップ31同様に透明な樹脂層19aの裏面に着色
層19bを設け、透明樹脂層19aの表面に「ムーブ」
「マッサージ」等の印刷19cが施される。なお、蓋1
9においてはこの着色層19bを透明な樹脂層19aに
パール塗装することで形成する。なお、蓋19の裏面に
は前述したスイッチ誤動作防止部25を設けなければな
らないため、塗装した着色層19b側にスイッチ誤動作
防止部25を形成するための開口を設けた板19dを両
面テープや接着剤等を用いて貼着する。
【0032】図8には蓋19のヒンジ部40の分解斜視
図を示す。ヒンジ部40は、収納躯体41,42、トル
クコイルバネ43、カム44、ピン45より成る。収納
躯体41,42はリモコン躯体30下部左右に設けられ
るヒンジ収納部30cに回動不能に収納される。ピン4
5は円板より成るピン本体部45aを有している。この
ピン本体部45aには、一方の板面にこれに直交する方
向に延伸する突出部45bが一体に構成されている。こ
の突出部45bは図8に示される如く断面四角形の角柱
である。ピン本体部45aの他方の板面には、板面に直
交する方向に延伸する一形状のカム係合部45cが板面
の直径方向に突出して構成されている。カム44はカム
本体部44aを有し、カム本体部44aにはカム部44
bが一体的に構成されている。カム本体部44a周囲は
バネ係合部を構成している。カム部44bの断面は角形
に構成され、収納躯体41の内壁に係合する。また、カ
ム部44bの他方の面にはカム面44cが形成されてい
る。このカム面44cは、カム本体部44aの中心軸方
向に関して傾斜して形成されている。カム面44cの傾
斜は、周縁の一点をカム面44cの谷部44dとし、こ
の谷部44dからカム面44cを反時計方向に辿ると、
カム面44cはその高さを徐々に増加しながら30゜回
動したところでカム面44cの頂点部44eに到達す
る。頂点部44eからカム面44cを更に反時計方向に
辿るとカム面44cはその高さを徐々に減少しながら1
50゜回動したところでカム面44cの他方の谷部44
dに到達する。以下同様に、他方の谷部44dからカム
面44cを更に反時計方向に辿ると、カム面44cはそ
の高さを徐々に増加しながら30゜回動したところでカ
ム面44cの他方の頂点部44eに到達する。他方の頂
点部44eからカム面44cを更に反時計方向に辿る
と、カム面44cはその高さを徐々に減少しながら15
0°回動したところでカム面44cの谷部44dに到達
する。カム面44cは以上の通りの構成を有している。
43はカム部44cのバネ係合部44aに係合する強力
な弾性を有するトルクバネであり、特にトルクコイルバ
ネが使用される。
図を示す。ヒンジ部40は、収納躯体41,42、トル
クコイルバネ43、カム44、ピン45より成る。収納
躯体41,42はリモコン躯体30下部左右に設けられ
るヒンジ収納部30cに回動不能に収納される。ピン4
5は円板より成るピン本体部45aを有している。この
ピン本体部45aには、一方の板面にこれに直交する方
向に延伸する突出部45bが一体に構成されている。こ
の突出部45bは図8に示される如く断面四角形の角柱
である。ピン本体部45aの他方の板面には、板面に直
交する方向に延伸する一形状のカム係合部45cが板面
の直径方向に突出して構成されている。カム44はカム
本体部44aを有し、カム本体部44aにはカム部44
bが一体的に構成されている。カム本体部44a周囲は
バネ係合部を構成している。カム部44bの断面は角形
に構成され、収納躯体41の内壁に係合する。また、カ
ム部44bの他方の面にはカム面44cが形成されてい
る。このカム面44cは、カム本体部44aの中心軸方
向に関して傾斜して形成されている。カム面44cの傾
斜は、周縁の一点をカム面44cの谷部44dとし、こ
の谷部44dからカム面44cを反時計方向に辿ると、
カム面44cはその高さを徐々に増加しながら30゜回
動したところでカム面44cの頂点部44eに到達す
る。頂点部44eからカム面44cを更に反時計方向に
辿るとカム面44cはその高さを徐々に減少しながら1
50゜回動したところでカム面44cの他方の谷部44
dに到達する。以下同様に、他方の谷部44dからカム
面44cを更に反時計方向に辿ると、カム面44cはそ
の高さを徐々に増加しながら30゜回動したところでカ
ム面44cの他方の頂点部44eに到達する。他方の頂
点部44eからカム面44cを更に反時計方向に辿る
と、カム面44cはその高さを徐々に減少しながら15
0°回動したところでカム面44cの谷部44dに到達
する。カム面44cは以上の通りの構成を有している。
43はカム部44cのバネ係合部44aに係合する強力
な弾性を有するトルクバネであり、特にトルクコイルバ
ネが使用される。
【0033】図8を参照してヒンジ部40の組み立て順
序について説明する。先ず、断面角形の収納躯体42を
準備し、次いで、ピン45を、その突出部45bを収納
躯体42の円形孔42aを介して突出させながら収納躯
体42内に組み込む。そして、カム44、トルクコイル
バネ43をこの順に収納躯体42内に組み込み、収納躯
体42を、その突片42cがもう一方の収納躯体41の
差込溝41bにガイドされるようにして挿入する。そし
て、バネ係合部44aにトルクコイルバネ43を係合圧
縮させた状態において、収納躯体41の開口41aを収
納躯体42の係止片42bに係止することによりヒンジ
部40の組み立ては終了する。組み立ての終了したヒン
ジ部40は、その内部において、カム44はトルクコイ
ルバネ43の弾性によりピン45に強力に圧し付けられ
ている。その結果、ヒンジ部40は、ピン45のカム係
合部45cの先端部が必ずカム44のカム面44cの2
つの谷部44dに嵌合した安定状態に保持される。カム
面44cの頂点部44eにピン45のカム係合部45c
が係合しても、ここは頂点であって非安定点であるの
で、カム係合部45cはトルクコイルバネ43の強力な
弾性によりカム面44cを滑り落ちて谷部44dに位置
して安定状態に移行する。即ち、このヒンジ部40は、
ピン45が安定状態からカム44に関して反時計方向に
30゜回動せしめされてカム係合部45cの先端部が頂
点部44eおよび頂点部44eを通過した瞬間、ピン4
5はカム面44cを滑り落ちて他方の安定状態に移行す
る。
序について説明する。先ず、断面角形の収納躯体42を
準備し、次いで、ピン45を、その突出部45bを収納
躯体42の円形孔42aを介して突出させながら収納躯
体42内に組み込む。そして、カム44、トルクコイル
バネ43をこの順に収納躯体42内に組み込み、収納躯
体42を、その突片42cがもう一方の収納躯体41の
差込溝41bにガイドされるようにして挿入する。そし
て、バネ係合部44aにトルクコイルバネ43を係合圧
縮させた状態において、収納躯体41の開口41aを収
納躯体42の係止片42bに係止することによりヒンジ
部40の組み立ては終了する。組み立ての終了したヒン
ジ部40は、その内部において、カム44はトルクコイ
ルバネ43の弾性によりピン45に強力に圧し付けられ
ている。その結果、ヒンジ部40は、ピン45のカム係
合部45cの先端部が必ずカム44のカム面44cの2
つの谷部44dに嵌合した安定状態に保持される。カム
面44cの頂点部44eにピン45のカム係合部45c
が係合しても、ここは頂点であって非安定点であるの
で、カム係合部45cはトルクコイルバネ43の強力な
弾性によりカム面44cを滑り落ちて谷部44dに位置
して安定状態に移行する。即ち、このヒンジ部40は、
ピン45が安定状態からカム44に関して反時計方向に
30゜回動せしめされてカム係合部45cの先端部が頂
点部44eおよび頂点部44eを通過した瞬間、ピン4
5はカム面44cを滑り落ちて他方の安定状態に移行す
る。
【0034】次に、ヒンジ部40と蓋19の関係、及び
ヒンジ部40による蓋19の動きを説明する。図8に示
すヒンジ部40は、図2において右側のヒンジ収納部3
0cに回動不能に収められる。(なお、左側のヒンジ収
納部30cには図8と相似形状のヒンジ部40が収めら
れる。)そして、ヒンジ収納部30cの右端にヒンジ部
40内のピン45の突出部45bが露出し、そこに蓋1
9が装着される。蓋19を開くとそれに応じて突出部4
5bが反時計回りに回動を始め、30°回動したところ
で、カム係合部45cがカム面44cの頂点部44eに
さしかかる。ピン45とカム44とはトルクコイルバネ
43の弾性により強力に圧し付けられた状態なので、こ
の領域(蓋開度0°〜30°)ではピン45の突出部4
5bには常にカム44の谷部44dに戻ろうとする力が
はたらき、蓋19は閉じる方向に付勢されている。すな
わち、人が蓋19を開いてから30°以内であれば、蓋
19から手を離せば自動的に蓋19が閉じる。30°を
超えて蓋19を回動させると、ピン45のカム係合部4
5cが、カム44の頂点部44eを乗り越えて他方の谷
部44dに向けて回動する。この領域(蓋開度30°
〜)ではトルクコイルバネ43の弾性力により、ピン4
5の突出部45bには常にカム44の他方の谷部44d
に戻ろうとする力がはたらき、蓋19は開く方向に付勢
されている。すなわち、人が蓋19を開いてから30°
を超えれば、蓋19から手を離しても、蓋19の自重に
よるのと共にヒンジ部40の働きにより、自動的に蓋1
9が開く。すなわち、このヒンジ部40のトルクコイル
バネ43とカム44とピン45とは、蓋19を閉じた状
態(開度0°)か開いた状態(開度180°)のいずれ
かのみに強制的に保持する2位置保持機構として、さら
に所定の開き角度を境にして蓋体19を開放側(開き角
度30°以上)もしくは閉止側(開き角度30°以下)
に付勢する蓋体付勢機構として、機能している。よっ
て、蓋19はヒンジ部40の作用により、常に、閉じた
状態か開いた状態のいずれかに保持されるのである。
ヒンジ部40による蓋19の動きを説明する。図8に示
すヒンジ部40は、図2において右側のヒンジ収納部3
0cに回動不能に収められる。(なお、左側のヒンジ収
納部30cには図8と相似形状のヒンジ部40が収めら
れる。)そして、ヒンジ収納部30cの右端にヒンジ部
40内のピン45の突出部45bが露出し、そこに蓋1
9が装着される。蓋19を開くとそれに応じて突出部4
5bが反時計回りに回動を始め、30°回動したところ
で、カム係合部45cがカム面44cの頂点部44eに
さしかかる。ピン45とカム44とはトルクコイルバネ
43の弾性により強力に圧し付けられた状態なので、こ
の領域(蓋開度0°〜30°)ではピン45の突出部4
5bには常にカム44の谷部44dに戻ろうとする力が
はたらき、蓋19は閉じる方向に付勢されている。すな
わち、人が蓋19を開いてから30°以内であれば、蓋
19から手を離せば自動的に蓋19が閉じる。30°を
超えて蓋19を回動させると、ピン45のカム係合部4
5cが、カム44の頂点部44eを乗り越えて他方の谷
部44dに向けて回動する。この領域(蓋開度30°
〜)ではトルクコイルバネ43の弾性力により、ピン4
5の突出部45bには常にカム44の他方の谷部44d
に戻ろうとする力がはたらき、蓋19は開く方向に付勢
されている。すなわち、人が蓋19を開いてから30°
を超えれば、蓋19から手を離しても、蓋19の自重に
よるのと共にヒンジ部40の働きにより、自動的に蓋1
9が開く。すなわち、このヒンジ部40のトルクコイル
バネ43とカム44とピン45とは、蓋19を閉じた状
態(開度0°)か開いた状態(開度180°)のいずれ
かのみに強制的に保持する2位置保持機構として、さら
に所定の開き角度を境にして蓋体19を開放側(開き角
度30°以上)もしくは閉止側(開き角度30°以下)
に付勢する蓋体付勢機構として、機能している。よっ
て、蓋19はヒンジ部40の作用により、常に、閉じた
状態か開いた状態のいずれかに保持されるのである。
【0035】なお、このヒンジ部40の頂点部44eの
角度は、本実施例では30°に設定されているが、蓋1
9の重量やトルクコイルバネ43の弾性力などの変化に
応じて、開きかけた蓋19が手を放せば戻るような適度
な数値を設定すればよい。また、ヒンジ部40は、2つ
のヒンジ収納部30cの両方に設けてもいいが、一方の
みに設けてもよい。
角度は、本実施例では30°に設定されているが、蓋1
9の重量やトルクコイルバネ43の弾性力などの変化に
応じて、開きかけた蓋19が手を放せば戻るような適度
な数値を設定すればよい。また、ヒンジ部40は、2つ
のヒンジ収納部30cの両方に設けてもいいが、一方の
みに設けてもよい。
【図1】 本発明の実施例であるリモコン装置を備えた
局部洗浄装置を示す斜視図
局部洗浄装置を示す斜視図
【図2】 リモコン装置18の(a)蓋を開いた状態で
の正面図(b)蓋を閉じた状態での正面図、側面図、背
面図
の正面図(b)蓋を閉じた状態での正面図、側面図、背
面図
【図3】 リモコンハンガー26の正面図
【図4】 リモコン装置18の各断面図
【図5】 躯体30へのキートップ31の取付を説明す
るための拡大断面図
るための拡大断面図
【図6】 キートップ31の断面図
【図7】 蓋19の断面図
【図8】 蓋19のヒンジ部40の分解斜視図
【図9】 従来技術のリモコンの正面図
【図10】 従来技術のリモコンの正面図
【図11】 従来技術のリモコンを示す図で、(a)平
面図、(b)蓋閉止状態の右側面図、(c)蓋閉止状態
の正面図、(d)蓋開放状態の正面図
面図、(b)蓋閉止状態の右側面図、(c)蓋閉止状態
の正面図、(d)蓋開放状態の正面図
【図12】 図11のリモコンのスイッチ誤動作防止部
を示す断面図
を示す断面図
1 … 局部洗浄装置 18 … リモコン装置 18q … 便器洗浄スイッチ「流す大」(便器洗浄用
操作部) 18r … 便器洗浄スイッチ「流す小」(便器洗浄用
操作部) 18v … 突出部 19 … 蓋体 23 … 開口群 30a … 便器洗浄用操作部用ヒンジ軸 31 … キートップ 31a … ヒンジ受け(ヒンジ受け) 31c … 規制突起(規制手段) 40 … ヒンジ部 43 … トルクコイルバネ(バネ) 44 … カム
操作部) 18r … 便器洗浄スイッチ「流す小」(便器洗浄用
操作部) 18v … 突出部 19 … 蓋体 23 … 開口群 30a … 便器洗浄用操作部用ヒンジ軸 31 … キートップ 31a … ヒンジ受け(ヒンジ受け) 31c … 規制突起(規制手段) 40 … ヒンジ部 43 … トルクコイルバネ(バネ) 44 … カム
Claims (13)
- 【請求項1】 閉状態から開方向に略180°まで開放
を許容するヒンジ部を備えた開閉自在の蓋体と、該蓋体
の外面に操作釦が配設された第1の操作部と、前記蓋体
の閉状態時に該蓋体によって覆われる収容部に、複数の
操作釦が配設された第2の操作部とを備え、前記第1操
作部及び第2操作部の操作によって、操作対象である機
器を、離れた場所から操作するリモコン装置において、
前記ヒンジ部は、所定角度を越えるまでは蓋体を閉位置
へ復帰し、前記所定角度を越えると蓋体を開位置へ移動
する2位置保持機構を備えたことを特徴とするリモコン
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のリモコン装置において、
前記操作対象である機器を局部洗浄装置としたことを特
徴とするリモコン装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のリモコン装置において、
第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指示する操作部と
し、第2の操作部は局部洗浄以外の機能を操作する操作
部としたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項4】 請求項2記載のリモコン装置において、
第1の操作部は少なくとも局部洗浄を指示する操作部と
し、第2の操作部は洗浄状態を調整する操作部としたこ
とを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至請求項4記載のリモコン装
置において、リモコン装置上端に便器洗浄用操作部を設
けたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のリモコン装置において、
前記便器洗浄用操作部にはリモコン前面よりも突出する
突出部を設けたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のリモコン装置において、
前記便器洗浄用操作部の突出部は背面側近傍を支点とし
て上下方向に回動自在としたことを特徴とするリモコン
装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のリモコン装置において、
前記便器洗浄用操作部の直下に第1の操作部を設け、前
記便器洗浄用操作部の回動を規制する規制手段を設けた
ことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項9】 請求項7記載のリモコン装置において、
リモコン装置上端に便器洗浄用操作部用ヒンジ軸を設
け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを前記便器洗浄
用操作部の下端に設け、前記ヒンジ軸を中心とする便器
洗浄用操作部の回動を規制する規制手段を突出部下端に
設けたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項10】 請求項4記載のリモコン装置におい
て、リモコン装置前面上側に第1操作部用ヒンジ軸を設
け、該ヒンジ軸に着脱可能なヒンジ受けを前記第1操作
部の上方背面に設けたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項11】 請求項2記載のリモコン装置におい
て、前記蓋板に開口を設け、該開口を貫通する第1の操
作部を設けたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項11記載のリモコ
ン装置において、前記2位置保持機構はバネとカムとに
より構成し、前記所定角度で最も抵抗が大きくなる機構
としたことを特徴とするリモコン装置。 - 【請求項13】 閉状態から開方向に略180°まで開
放を許容するヒンジ部を備えた開閉自在の蓋体と、該蓋
体の外面に操作釦が配設された第1の操作部と、前記蓋
体の閉状態時に該蓋体によって覆われる収容部に、複数
の操作釦が配設された第2の操作部とを備え、前記第1
操作部及び第2操作部の操作によって、操作対象である
機器を、離れた場所から操作するリモコン装置におい
て、前記ヒンジ部は、所定の開き角度を境にして蓋体を
開放側もしくは閉止側に付勢する蓋体付勢機構を備えた
ことを特徴とするリモコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000207314A JP2002027578A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | リモコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000207314A JP2002027578A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | リモコン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002027578A true JP2002027578A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18704089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000207314A Pending JP2002027578A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | リモコン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002027578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005009078A (ja) * | 2003-06-16 | 2005-01-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 局部洗浄装置 |
JP2006322317A (ja) * | 2006-07-31 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衛生洗浄装置 |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000207314A patent/JP2002027578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005009078A (ja) * | 2003-06-16 | 2005-01-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 局部洗浄装置 |
JP4639577B2 (ja) * | 2003-06-16 | 2011-02-23 | パナソニック株式会社 | 局部洗浄装置 |
JP2006322317A (ja) * | 2006-07-31 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衛生洗浄装置 |
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