JP2002025581A - 固体高分子型燃料電池の電解質膜−電極集成体 - Google Patents
固体高分子型燃料電池の電解質膜−電極集成体Info
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Abstract
集成体9は,電解質膜2と,その電解質膜2を挟む空気
極3および燃料極4とを備える。それら電解質膜2,空
気極3および燃料極4はそれぞれ高分子イオン交換成分
を有する。その高分子イオン交換成分は,無フッ素であ
って溶剤に可溶な芳香族炭化水素系高分子イオン交換成
分である。
Description
電池の電解質膜−電極集成体,特に,電解質膜と,その
電解質膜を挟む空気極および燃料極とを備え,それら電
解質膜,空気極および燃料極はそれぞれ高分子イオン交
換成分を有する,固体高分子型燃料電池の電解質膜−電
極集成体に関する。
オン交換成分としてはフッ素樹脂系イオン交換体が用い
られている。
ン交換体は一般に溶剤に不溶であることから,その回収
再利用は事実上不可能であり,この点不経済であった。
に含まれた触媒粒子,例えばカーボンブラック粒子に複
数のPt(白金)粒子を担持させたものを回収する場合
には,空気極および燃料極と,電解質膜とが,一般にホ
ットプレスにより一体化されていることから,前記集成
体を燃やしているが,この燃やすことによる回収は作業
性が悪い,という問題もあった。
交換成分として特定のものを用いることによって,電解
質膜の回収再利用を可能にし,また空気極および燃料に
含まれている触媒粒子を容易に回収し得るようにした前
記集成体を提供することを目的とする。
電解質膜と,その電解質膜を挟む空気極および燃料極と
を備え,それら電解質膜,空気極および燃料極はそれぞ
れ高分子イオン交換成分を有する,固体高分子型燃料電
池の電解質膜−電極集成体において,前記高分子イオン
交換成分は,無フッ素であって溶剤に可溶な芳香族炭化
水素系高分子イオン交換成分である固体高分子型燃料電
池の電解質膜−電極集成体が提供される。
る空気極および燃料極の芳香族炭化水素系高分子イオン
交換成分が溶解し,これにより触媒粒子の回収が行われ
る。その後,未溶解物を溶剤から取出せば,それは電解
質膜に相当する部分であるから,電解質膜の回収が行わ
れる。これを膜成形材料として用いて電解質膜を得るこ
とができる。
電池を構成するセル1は,電解質膜2と,その両側にそ
れぞれ密着する空気極3および燃料極4と,それら両極
3,4にそれぞれ密着する一対の拡散層5,6と,それ
ら両拡散層5,6に密着する一対のセパレータ7,8と
よりなる。電解質膜−電極集成体9には,実施例では,
電解質膜2,空気極3,燃料極4だけでなく,両拡散層
5,6も含まれる。
ン交換成分より構成されている。空気極3および燃料極
4は,それぞれ,カーボンブラック粒子の表面に複数の
Pt粒子を担持させた複数の触媒粒子と,前記と同一ま
たは異なる芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とよ
りなる。
パ,カーボンプレート等よりなり,また各セパレータ
7,8は,同一の形態を有するように黒鉛化炭素より構
成され,空気極3側のセパレータ7に存する複数の溝1
0に空気が,また燃料極4側のセパレータ8に在って前
記溝10と交差する関係の複数の溝11に水素がそれぞ
れ供給される。
は,無フッ素であって溶剤に可溶であるといった特性を
有する。この種の高分子イオン交換成分としては,表1
に挙げた各種イオン交換体が用いられる。
が用いられる。
分子イオン交換成分,つまり第1の高分子イオン交換成
分(第1の芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分)
と,空気極3および燃料極4の芳香族炭化水素系高分子
イオン交換成分,つまり第2の高分子イオン交換成分
(第2の芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分)と
の,溶剤に対する溶解性は,第2の高分子イオン交換成
分の方が第1の高分子イオン交換成分よりも大であるこ
とが好ましい。その理由は,空気極3および燃料極4の
第2の高分子イオン交換成分は触媒反応が生じる位置の
極く近傍に存在していることから熱的劣化が激しいの
で,電解質膜2よりも先に回収して廃棄することにあ
る。これにより,電解質膜2の第1の高分子イオン交換
成分の純度を高めることが可能である。
オン交換成分が同一または同種である場合には,両高分
子イオン交換成分の平均分子量に差を設けることによっ
て達成される。つまり,平均分子量が低い方が高いもの
よりも溶解し易いのである。例えば,耐久性を考慮し
て,第1,第2の高分子イオン交換成分が5000以上
の平均分子量を持つことを前提として,第1の高分子イ
オン交換成分の平均分子量をAとし,また第2の高分子
イオン交換成分の平均分子量をBとしたとき,両平均分
子量の比B/Aは0.1≦B/A<1.0であることが
好ましい。ただし,比B/AがB/A<0.1になる
と,空気極3および燃料極4の耐久性が低下して,それ
らの厚さ保持能が大いに減退するため発電性能等の経年
変化が著しくなる。一方,B/A≧1.0では電解質膜
2を構成する第1の高分子イオン交換成分の回収率が低
下する。
て,溶剤に対する溶解性を異にし,且つ異なった化学組
成を有する二種のものを使用することも可能である。
C)にPt粒子を担持させて触媒粒子を調製した。触媒
粒子におけるPt粒子の含有量は50wt%である。 〔例−I〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,表1の例1(PEEK)であって,平均分子量が5
0,000の第1の高分子イオン交換成分と,平均分子
量が45,000の第2の高分子イオン交換成分を用意
した。この場合,第1の高分子イオン交換成分の平均分
子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平均分子量Bと
の比B/AはB/A=0.9である。
50μmの電解質膜2を成形した。また第2の高分子イ
オン交換成分を表2のNMPに還流溶解した。この溶液
における第2の高分子イオン交換成分の含有量は6wt
%である。
重量比で第2の高分子イオン交換成分:触媒粒子=3:
5となるように触媒粒子を混合し,次いでボールミルを
用いて触媒粒子の分散を図り,空気極3および燃料極4
用スラリを調製した。このスラリを,Pt量が0.5mg
/cm2 となるように電解質膜2の両面にそれぞれ塗布
し,乾燥後それら塗布層に,それぞれ撥水処理を施され
た拡散層5,6用多孔質カーボンプレートを当て,14
0℃,1.5MPa,1分間の条件でホットプレスを行
い,電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例
(1)とする。 〔例−II〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,例−I同様に,表1の例1(PEEK)であって,
平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交換成
分と,平均分子量が45,000の第2の高分子イオン
交換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン交
換成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分の
平均分子量Bとの比B/AはB/A=0.9である。
定した,という点を除き,例−Iと同様の方法を実施し
て電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例(2)
とする。 〔例−III 〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分と
して,表1の例2(PES)であって,平均分子量が5
0,000の第1の高分子イオン交換成分と,平均分子
量が45,000の第2の高分子イオン交換成分を用意
した。この場合,第1の高分子イオン交換成分の平均分
子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平均分子量Bと
の比B/AはB/A=0.9である。
定した,という点を除き,例−Iと同様の方法を実施し
て電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例(3)
とする。 〔例−IV〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,表1の例3(PSF)であって,平均分子量が5
0,000の第1の高分子イオン交換成分と,平均分子
量が25,000の第2の高分子イオン交換成分を用意
した。この場合,第1の高分子イオン交換成分の平均分
子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平均分子量Bと
の比B/AはB/A=0.5である。
定した,という点を除き,例−Iと同様の方法を実施し
て電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例(4)
とする。 〔例−V〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,例−IV同様に,表1の例3(PSF)であって,平
均分子量が50,000の第1の高分子イオン交換成分
と,平均分子量が12,500の第2の高分子イオン交
換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン交換
成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平
均分子量Bとの比B/AはB/A=0.25である。
を170℃に設定した,という点を除き,例−Iと同様
の方法を実施して電解質膜−電極集成体9を得た。これ
を実施例(5)とする。 〔例−VI〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,例−IV同様に,表1の例1(PEEK)であって,
平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交換成
分と,平均分子量が5,000の第2の高分子イオン交
換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン交換
成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平
均分子量Bとの比B/AはB/A=0.1である。 以
後,例−IV同様に,ホットプレスの温度を170℃に設
定した,という点を除き,例−Iと同様の方法を実施し
て電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例(6)
とする。 〔例−VII 〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分と
して,例−I同様に,表1の例1(PEEK)であっ
て,平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交
換成分と,平均分子量が2,500の第2の高分子イオ
ン交換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン
交換成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分
の平均分子量Bとの比B/AはB/A=0.05であ
る。
を170℃に設定した,という点を除き,例−Iと同様
の方法を実施して電解質膜−電極集成体9を得た。これ
を比較例(1)とする。 〔例−VIII〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分と
して,例−I同様に,表1の例1(PEEK)であっ
て,平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交
換成分と,平均分子量が75,000の第2の高分子イ
オン交換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオ
ン交換成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成
分の平均分子量Bとの比B/AはB/A=1.5であ
る。
を170℃に設定した,という点を除き,例−Iと同様
の方法を実施して電解質膜−電極集成体9を得た。これ
を比較例(2)とする。 II.電解質膜を構成する第1の高分子イオン交換成分の
回収等 実施例(1)を表2のDMAc(沸点:165.5℃)
に浸漬し,次いで,そのDMAcを165℃まで昇温
し,これにより空気極3および燃料極4を構成する第2
の高分子イオン交換成分を溶解した。電解質膜2と拡散
層5,6とをDMAc中から取出し,そのDMAcに加
圧濾過処理を施してDMAcから触媒粒子および第2の
高分子イオン交換成分の混合物を分離した。その混合物
を燃やして触媒粒子を回収した。
漬し,次いで,そのDMAcを165℃まで昇温し,こ
れにより電解質膜2,したがって第1の高分子イオン交
換成分を完全に溶解した。この溶液を引続き昇温状態に
保持して残部が50vol%以下となるまで濃縮した。
濃縮液にアセトンを加えて第1の高分子イオン交換成分
を沈澱させ,次いで濾過を行って第1の高分子イオン交
換成分を回収した。
(1),(2)につき,前記同様の作業を行って,それ
らにおける触媒粒子および第1の高分子イオン交換成分
を回収した。
分の重量をDとし,回収後のそれの重量をEとして,回
収率F=(E/D)×100(%)を算出した。
(1),(2)について,150℃,温度80%,面圧
0.8MPa,200時間の条件で圧縮耐久試験を行
い,電解質膜2の厚さ保持率Hおよび空気極3(燃料極
4でも可)の厚さ保持率Jを求め,次いで両厚さ保持率
H,Jの比率K=(J/H)×100(%)を算出し
た。
(1),(2)に関する第1,第2の高分子イオン交換
成分の平均分子量A,Bの比B/A,第1の高分子イオ
ン交換成分の回収率Fおよび両厚さ保持率H,Jの比率
Kを示す。
比B/Aと,第1の高分子イオン交換成分の回収率Fお
よび両厚さ保持率の比率Kとの関係をグラフ化したもの
である。
(1)〜(6)においては第1の高分子イオン交換成分
の回収率Fおよび両厚さ保持率の比率Kが高い。これ
は,両平均分子量A,BがA,B≧5000であると共
に比B/Aが0.1≦B/A<1.0であることに起因
する。
分の平均分子量Bが,B≦5000であることから,第
1の高分子イオン交換成分の回収率Fは高いが,空気極
3の圧縮耐久性が低く,したがって比率Kが低下する。
一方,比較例(2)は,B/A≧1.0であることか
ら,第1の高分子イオン交換成分の方が第2の高分子イ
オン交換成分よりも溶解し易いため,第1の高分子イオ
ン交換成分の回収率Fが大幅に低下する。 III .撥水剤の有無と発電性能との相関 (1) 実施例(7)の製造 第1のカーボンブラック粒子(商品名:ケッチェンブラ
ックEC)にPt粒子を担持させて燃料極4用触媒粒子
を調製した。触媒粒子におけるPt粒子の含有量は50
wt%である。
名:Vulcan XC-72)にPt粒子を担持させて空気極3用
触媒粒子を調製した。この触媒粒子におけるPt粒子の
含有量は50wt%である。
して,表1の例1(PEEK)であって,平均分子量が
50,000の第1の高分子イオン交換成分と,平均分
子量が45,000の第2の高分子イオン交換成分を用
意した。この場合,第1の高分子イオン交換成分の平均
分子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平均分子量B
との比B/AはB/A=0.9である。
50μmの電解質膜2を成形した。また第2の高分子イ
オン交換成分を表2のNMPに還流溶解した。この溶液
における第2の高分子イオン交換成分の含有量は6wt
%である。
重量比で第2の高分子イオン交換成分:燃料極4用触媒
粒子=3:5となるように,その触媒粒子を混合し,次
いでボールミルを用いて触媒粒子の分散を図り,燃料極
4用スラリを調製した。
溶液に,重量比で第2の高分子イオン交換成分:空気極
3用触媒粒子=3:5となるようにその触媒粒子を混合
し,次いでボールミルを用いて触媒粒子の分散を図り,
空気極3用スラリを調製した。両スラリを,Pt量が
0.5mg/cm2 となるように電解質膜2の両面にそれぞ
れ塗布し,乾燥後それら塗布層に,それぞれ拡散層5,
6用カーボンペーパを当て,140℃,1.5MPa,
1分間の条件でホットプレスを行い,電解質膜−電極集
成体9を得た。これを実施例(7)とする。
剤として,PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を
添加して新たな空気極3用スラリを調製した。この場
合,PTFEの添加量Lは,第2の高分子イオン交換成
分および空気極3用触媒粒子の重量和をMとしたとき,
その10wt%,つまりL=0.1Mに設定された。
リを用いた,という点を除き,実施例(7)の場合と同
様の方法を実施して電解質膜−電極集成体9を得た。こ
れを比較例(3)とする。
型燃料電池を組立てて発電を行い,電流密度と端子電圧
との関係を測定した。また比較例(3)についても同様
のことを行った。
(7)〕は実施例(7)を用いた電池を意味し,電池
〔比(3)〕は比較例(3)を用いた電池を意味する。
これは以後同じである。なお,60℃における水吸着量
は,ケッチェンブラックECが370cc/gであり,
Vulcan XC-72が72cc/gであった。
との関係をグラフ化したものである。表4および図3か
ら明らかなように,撥水剤としてPTFEを用いた電池
〔比(3)〕はPTFEを持たない電池〔実(7)〕に
比べて若干発電性能が優れているが,その差は,電流密
度1.0A/cm2 における端子電圧差が10mVであ
る,といったように僅少である。
て,電解質膜2,したがって第1の高分子イオン交換成
分の回収率は略同じであるが,空気極3からの触媒粒子
の回収は,比較例(3)の場合,PTFEを含んでいる
ことから非常に難しい。
うに構成することによって,空気極および燃料極に含ま
れる触媒粒子と,電解質膜の高分子イオン交換成分とを
回収して再利用することが可能な電解質膜−電極集成体
を提供することができる。
よび電解質膜の回収率を一層向上させることが可能な電
解質膜−電極集成体を提供することができる。
面図である。
ン交換成分の回収率Fおよび両厚さ保持率の比率Kとの
関係を示すグラフである。
子型燃料電池の電流密度と端子電圧との関係を示すグラ
フである。
7)
を170℃に設定した,という点を除き,例−Iと同様
の方法を実施して電解質膜−電極集成体9を得た。これ
を実施例(5)とする。 〔例−VI〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分とし
て,例−I同様に,表1の例1(PEEK)であって,
平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交換成
分と,平均分子量が5,000の第2の高分子イオン交
換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン交換
成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分の平
均分子量Bとの比B/AはB/A=0.1である。以
後,例−IV同様に,ホットプレスの温度を170℃に設
定した,という点を除き,例−Iと同様の方法を実施し
て電解質膜−電極集成体9を得た。これを実施例(6)
とする。 〔例−VII 〕芳香族炭化水素系高分子イオン交換成分と
して,例−I同様に,表1の例1(PEEK)であっ
て,平均分子量が50,000の第1の高分子イオン交
換成分と,平均分子量が2,500の第2の高分子イオ
ン交換成分を用意した。この場合,第1の高分子イオン
交換成分の平均分子量Aと第2の高分子イオン交換成分
の平均分子量Bとの比B/AはB/A=0.05であ
る。
(1),(2)について,150℃,湿度80%,面圧
0.8MPa,200時間の条件で圧縮耐久試験を行
い,電解質膜2の厚さ保持率Hおよび空気極3(燃料極
4でも可)の厚さ保持率Jを求め,次いで両厚さ保持率
H,Jの比率K=(J/H)×100(%)を算出し
た。
Claims (2)
- 【請求項1】 電解質膜(2)と,その電解質膜(2)
を挟む空気極(3)および燃料極(4)とを備え,それ
ら電解質膜(2),空気極(3)および燃料極(4)は
それぞれ高分子イオン交換成分を有する,固体高分子型
燃料電池の電解質膜−電極集成体において,前記高分子
イオン交換成分は,無フッ素であって溶剤に可溶な芳香
族炭化水素系高分子イオン交換成分であることを特徴と
する,固体高分子型燃料電池の電解質膜−電極集成体。 - 【請求項2】 前記電解質膜(2)は第1の芳香族炭化
水素系高分子イオン交換成分を有し,また前記空気極
(3)および燃料極(4)はそれぞれ第2の芳香族炭化
水素系高分子イオン交換成分を有し,前記溶剤に対する
溶解性は前記第2の芳香族炭化水素系高分子イオン交換
成分の方が前記第1の芳香族炭化水素系高分子イオン交
換成分よりも大である,請求項1記載の固体高分子型燃
料電池の電解質膜−電極集成体。
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