JP2002016625A - 通信用アドレス案内方法及び通信用アドレス案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新メールアドレスが何らかの理由で知らされ
なかった親しい関係者が旧メールアドレスで検索した場
合に、新しいメールアドレスを知らせる。 【解決手段】 通信用アドレスが変更された時に、新通
信用のアドレスとともに、旧通信アドレス、性別、生ま
れた年号、出身地、使用パソコン、フルネーム等の会員
を特定するための複数の固有データを登録しておき、旧
通信用アドレスに検索要請が入った時、その相手方に旧
アドレスを持つその人の複数の固有データの入力を要請
し、入力された複数の固有データのうち、３個以上が登
録されている固有データと一致した時に、相手方に新通
信アドレスを知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】この発明は、通信ネットワー
ク上で旧の通信用アドレスで送信が行えない場合に検索
し、新しい通信用アドレスを知らせる通信用アドレスの
案内方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に通信ネットワーク上では、利用者
にメールアドレスを与えており、このメールアドレスを
入力して相手方を指定して、電子メールの送受信を行っ
ている。この電子メールにおいて、メールアドレスは利
用者等の都合により、しばしば変更される。変更された
メールアドレスは電子メール、電話、手紙、口頭等で関
係者に知らされている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子メ
ールにおける変更された新しいメールアドレスは、何ら
かの方法で関係者に知らされる。しかしながら、親しい
間柄でありながら、たまたま最近遠くへ転居したため
に、あるいは最近疎遠となっていたために、または単な
る見落としで、新しいメールアドレスになったこと、及
び新しいメールアドレスが知らされなかった関係者も存
在する。この新しいメールアドレスを知らされていない
関係者が久しぶりにメールしようとした場合、変更前の
旧メールアドレスを使用することになる。当然、旧メー
ルアドレスでは相手方に届かない。このような不都合を
回避するには、旧メールアドレスで検索があった場合、
新しいメールアドレスを知らせるというサービスを開設
することも考えられる。しかし、旧メールアドレスによ
る検索に対し、新しいメールアドレスを知らせると、知
らせたくない人にまで知らせてしまうという問題があ
る。

【０００４】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、新メールアドレスがたまたま何らかの理
由で知らされなかった親しい関係者が旧メールアドレス
で送信できない場合に検索し、これに応じ新しいメール
アドレスを知らせ得る通信用アドレスの案内方法を提供
することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明の通信用アドレ
スの案内方法は、通信ネットワークの利用会員に与えら
れている通信用アドレスが変更された時、新通信用アド
レスとともに、旧通信用アドレス及びその会員を特定す
る固有データを登録しておき、旧通信用アドレスに検索
要請が入った時、その相手方に前記会員の固有データの
入力を要請し、入力された固有データが前記登録されて
いる固有データと一致した場合に、前記相手方に新通信
用アドレスを知らせるようにしている。

【０００６】また、この発明の通信用アドレス案内装置
は、通信ネットワークの利用会員に与えられる通信用ア
ドレスが変更された時、新通信用アドレスとともに、旧
通信用アドレス及びその会員を特定する固有データを登
録する手段と、通信ネットワークからの通信用アドレス
の検索要請を受ける手段と、この検索要請があった相手
方に、前記会員の固有データの入力を要請する手段と、
この入力された固有データと前記登録されている固有デ
ータとが一致するか否か比較する手段と、固有データが
一致した場合に、相手方に新通信用アドレスを出力する
手段と、を備えている。

【０００７】会員を特定する固有データとは、性別、生
まれた年号、出身地、使用パソコン、フルネーム、その
他のフリーワードである。

【０００８】この通信用アドレスの案内方法及び案内装
置では、旧アドレスで検索した場合、その検索者に対
し、被検索者の性別、生まれた年号、出身地、使用パソ
コン、フルネーム、その他のフリーワードの入力を要請
する。そして、入力されたこれらのデータと予め登録さ
れている固有データとを比較する。比較の結果、データ
が一致すれば、被検索者のことをよく知った関係者であ
るとして、新しい通信用アドレスを検索者に知らせる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図９は、この発明の通信シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。この実施形
態通信システムでは、ユーザ（会員）のアドレスが新し
いアドレスに変更された場合、そのユーザのパソコン１
より、旧アドレス、生まれた年号、出身地、使用パソコ
ン、フルネーム及び登録者本人を特定するためのキーワ
ード３個をネット上のサーバー３に登録する。登録は、
ユーザのパソコンの図１に示す画面によりなされる。図
１の画面において、先ず旧アドレスを入力し、次に男／
女の性別、明治、大正、昭和、平成の別の生まれ年号、
都道府県別の出身地、ＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）、Ｍ
ＡＣ、携帯電話、その他の別の使用パソコン、登録者本
人のフルネームを入力する。他に、自己の特定するニッ
クネーム、職業、会社名、学校名、ハンドルネーム、特
技、……から３個のフリーワードを入力する。さらに新
アドレス、このアドレスの使用開始日時を入力する。最
後に全ての入力が終了した時点で、確認ボタンをクリッ
クする。入力データをクリアしたい場合は、クリアボタ
ンを押す。

【００１０】図２は、この登録処理に使用されるデータ
ベースを、図３は登録されたデータベースを示してい
る。図１の確認ボタンを押すと、登録ユーザのパソコン
１には、図４のような確認画面が表示される。この画面
で登録ボタンをクリックすると、今回入力された各デー
タが図３に示したデータベースに格納される。ここで登
録する固有データは８個としているが、何個の固有デー
タを登録するかは、登録時に登録者が画面上で選択でき
るようにしてもよい。

【００１１】この実施形態通信システムの呼び出し側の
ユーザがパソコン４によりＥメールし、メールの送信が
できない場合、送信したが通信が全く来ない場合に、検
索を要請し、Ｅメールアドレスの検索側ユーザのパソコ
ン４に図５に示す画面を表示する。

【００１２】この画面では“メールの送信ができなくな
ったＥメールアドレス、送信したが、返信が全く来ない
Ｅメールアドレスを入力して下さい”の指示があるの
で、先ずチェックしたいＥメールアドレス（旧アドレ
ス）を入力する。また、このＥメールアドレスの使用者
だった者を特定のキーワードとして、使用者（相手方）
の性別、生まれた年号、出身地、使用パソコン、フルネ
ーム及び３個のフリーワードの計、８種のデータを入力
する。フリーワードは相手方が何を登録しているか不明
であるが、呼び出し者が相手方と親しい場合には、相手
方が何を登録しているか、探り当て得る蓋然性が高い。
全ての入力が終了した時点で、検索ボタンがクリックさ
れる。入力したデータをクリアしたい場合、クリアボタ
ンをクリックする。

【００１３】図５の検索ボタンがクリックされると、シ
ステム側でこれに応答して検索処理に入る。すなわち、
図３に示す既に登録済のデータベースを参照して、先ず
旧アドレスを検索し、旧アドレスが抽出されたそのデー
タベースの８つのデータと、図５で入力した８つのデー
タと一致するデータを検索する。この検索処理により、
一致したデータが３個以上ある場合に、呼び出し者は被
呼び出し者の関係者であり、新しいアドレスを知らせて
ＯＫであると判断し、呼び出し者のパソコン４の画面上
に新しいアドレスを表示する。

【００１４】検索結果の具体的な出力としては、図６、
図７、図８に示す３種となる。図６は、検索の結果、３
個以上のデータの一致があり、新しいアドレスを知らせ
る場合の表示画面である。旧アドレスと、変更後の新ア
ドレスと、新しいアドレスの使用開始日時が表示され
る。

【００１５】図７は、チェックしたＥメールアドレスは
存在するが、３個以上のデータの一致が得られない場合
の画面であり、旧アドレスと“上記Ｅメールアドレスは
登録されていますが、キーワードが一致しなかったた
め、お教えすることができません。”の表示がされる。
ここで、再度検索するのボタンがクリックされると、再
検索に移り、終了するのボタンをクリックすると、検索
処理を終了する。

【００１６】図８は、チェックしたＥメールアドレス自
体が登録されていないば画面であり、旧アドレスと“上
記Ｅメールアドレスは登録されていませんでした。また
のご利用をお待ちしております。”の表示がされる。こ
こでも再度検索するのボタンがクリックされると、再検
索に移り、終了するのボタンをクリックすると、検索処
理を終了する。

【００１７】なお上記実施形態では、８個のデータのう
ち、３個のデータが一致すれば新しいＥメールアドレス
を知らせるようにしているが、１個あるいは２個一致す
ればＯＫとしてもよいし、４個あるいは５個一致でＯＫ
とする厳しい条件としても差し支えない。この一致個数
は、登録ユーザが自ら選択設定できるようにしてもよ
い。また、データ個数を８以外としてもよい。

【００１８】また上記実施形態では、パソコン間の電子
メールを行う場合について説明したが、この発明はこれ
に限ることなく、一般電話番号、携帯電話番号、ホーム
ページアドレス等の検索等にも適用できる。

【００１９】また、上記実施形態では、固有データ、そ
の他の記載を日本語としているが、英語、中国語、その
他で記載してもよく、また、いずれかを選択できるよう
にしてもよい。

【００２０】また、上記実施形態では、新通信アドレス
の検索結果は画面で表示するようにしているが、検索結
果を事前に指定するＥメールアドレスに直接送信しても
よい。

【００２１】また，図３に示したデータベースは蓄積さ
れるので、新通信アドレス検索以外の他の用に使用する
ことも可能である。

【００２２】

【発明の効果】この発明によれば、通信用アドレスが変
更された時、旧通信用アドレスとともに、その会員を特
定する固有データを登録しておき、検索者が旧通信用ア
ドレスにて検索した時、その旧アドレスとともに会員
（被検索者）を特定するデータを入力し、前記登録デー
タを検索して、登録旧アドレスが存在し、かつ固有デー
タの一致で新通信用アドレスを知らせるようにしたの
で、何らかの理由で新通信用アドレスが知らされていな
かった関係者にのみ、旧アドレスによる検索時に、新通
信用アドレスを知らせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態通信システムの被呼び出
し側ユーザのデータ登録時のパソコンの表示画面を示す
図である。

【図２】同実施形態通信システムのデータ登録に使用さ
れるデータベースを示す図である。

【図３】同実施形態通信システムの登録済のデータベー
スを示す図である。

【図４】同実施形態通信システムの被呼び出し側ユーザ
のパソコンのデータ登録のための入力後の確認画面を示
す図である。

【図５】同実施形態通信システムの被呼び出し側ユーザ
の検索時のパソコン画面を示す図である。

【図６】同呼び出し側ユーザのパソコンの検索結果の表
示画面を示す図である。

【図７】同呼び出し側ユーザのパソコンの検索結果の他
の表示画面を示す図である。

【図８】同呼び出し側ユーザのパソコンの検索結果のさ
らに他の表示画面を示す図である。

【図９】この発明が実施される通信システムの構成を示
すブロック図である。

【符号の説明】

１ 登録会員のパソコン ２ インターネット ３ ネット上のサーバー ４ 関係者のパソコン

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通信ネットワークの利用会員に与えられて
   いる通信用アドレスが変更された時、新通信用アドレス
   とともに、旧通信用アドレス及びその会員を特定する固
   有データを登録しておき、旧通信用アドレスに検索要請
   が入った時、その相手方に前記会員の固有データの入力
   を要請し、入力された固有データが前記登録されている
   固有データと一致した場合に、前記相手方に新通信用ア
   ドレスを知らせるようにした通信用アドレス案内方法。
2. 【請求項２】前記固有データは複数登録され、検索要請
   が入った時、相手方に複数の固有データの入力を要請
   し、入力された複数の固有データのうち少なくとも１以
   上が前記登録されている固有データと一致した場合に、
   前記相手方に新通信アドレスを知らせるようにしたこと
   を特徴とする請求項１記載の通信用アドレス案内方法。
3. 【請求項３】前記複数の固有データは、性別、生まれた
   年号、出身地、フルネームを含むことを特徴とする請求
   項２記載の通信用アドレス案内方法。
4. 【請求項４】通信ネットワークの利用会員に与えられる
   通信用アドレスが変更された時、新通信用アドレスとと
   もに、旧通信用アドレス及びその会員を特定する固有デ
   ータを登録する手段と、 通信ネットワークからの通信用アドレスの検索要請を受
   ける手段と、 この検索要請があった相手方に、前記会員の固有データ
   の入力を要請する手段と、 この入力された固有データと前記登録されている固有デ
   ータとが一致するか否か比較する手段と、 固有データが一致した場合に、相手方に新通信用アドレ
   スを出力する手段と、を備えたことを特徴とする通信用
   アドレス案内装置。