JP2002005338A - チューブクランプ - Google Patents
チューブクランプInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 径の異なる二種類のチューブの装着を可能な
ようにする。 【解決手段】 クランプ部1は、略半円状の形態からな
る受止め部14と、両受止め部14、14間に設けられ
るものであって受止め部14を形成する円の中心点方向
にバネ反力を発揮するカンチレバー状のスプリング部1
5と、半円状受止め部14の半円部のところに設けられ
る係合爪16と、受止め部14の上方部であってスプリ
ング部15の上方部側に設けられるカンチレバー状の第
一保持腕11と、同じく上記受止め部14の上方部に設
けられるものであって係合爪16の上方部側に設けられ
るカンチレバー状の第二保持腕12と、係合爪16の上
方部に設けられるものであって第二保持腕12よりも短
く形成されたカンチレバー状の第三保持腕13と、から
なる。
ようにする。 【解決手段】 クランプ部1は、略半円状の形態からな
る受止め部14と、両受止め部14、14間に設けられ
るものであって受止め部14を形成する円の中心点方向
にバネ反力を発揮するカンチレバー状のスプリング部1
5と、半円状受止め部14の半円部のところに設けられ
る係合爪16と、受止め部14の上方部であってスプリ
ング部15の上方部側に設けられるカンチレバー状の第
一保持腕11と、同じく上記受止め部14の上方部に設
けられるものであって係合爪16の上方部側に設けられ
るカンチレバー状の第二保持腕12と、係合爪16の上
方部に設けられるものであって第二保持腕12よりも短
く形成されたカンチレバー状の第三保持腕13と、から
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径の異なる二種類
のチューブを保持することのできるようにしたクランプ
部を有するチューブクランプに関するものであり、特
に、上記二種類のチューブのうち、径の細いものを保持
する場合において、当該チューブが確実に保持され、ぐ
らついたりすることのないようにしたチューブ保持用ク
ランプに関するものである。
のチューブを保持することのできるようにしたクランプ
部を有するチューブクランプに関するものであり、特
に、上記二種類のチューブのうち、径の細いものを保持
する場合において、当該チューブが確実に保持され、ぐ
らついたりすることのないようにしたチューブ保持用ク
ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、径の異なる二種類のチューブを
保持することのできるようにしたチューブ保持用クラン
プとしては、例えば特開平11−201330号公報記
載のようなものが挙げられる。このものは、長穴を半割
り状に切断することによって形成される横長半円状の受
け部と、当該受け部を基礎に、この横長半円状受け部の
上方側に設けられるものであって長さの異なる2本の抜
け止め片と、からなることを基本とするものである。そ
して、これら抜け止め片のうちの、その長さが短目のも
のは、径の値が大きなもの、すなわち太目のチューブの
保持を担うようになっているものであり、長い方のもの
は、径の値の小さいチューブ(細いチューブ)の保持を
担うようになっているものである。
保持することのできるようにしたチューブ保持用クラン
プとしては、例えば特開平11−201330号公報記
載のようなものが挙げられる。このものは、長穴を半割
り状に切断することによって形成される横長半円状の受
け部と、当該受け部を基礎に、この横長半円状受け部の
上方側に設けられるものであって長さの異なる2本の抜
け止め片と、からなることを基本とするものである。そ
して、これら抜け止め片のうちの、その長さが短目のも
のは、径の値が大きなもの、すなわち太目のチューブの
保持を担うようになっているものであり、長い方のもの
は、径の値の小さいチューブ(細いチューブ)の保持を
担うようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものにおいては、径の値の小さなもの、すなわち細目の
チューブの保持は、上記長い方の抜け止め片と上記受け
部内に設けられるものであって弾性変形が可能なように
形成された第二受け部とによって行なわれるようになっ
ているものである。一方、径の値の大きなもの、すなわ
ち、太目のチューブの保持は横長半円状の第一受け部と
短い方の抜け止め片とにて行なわれるようになっている
ものである。これらのことから、この従来のものにおい
ては、細い径のチューブを保持する場合と太い径のチュ
ーブを保持する場合とで、保持されるチューブ間のピッ
チに差異が生ずることとなり、正確なチューブの保持
(クランプ)を行なうことができないと言う問題点があ
る。また、各クランプ部(保持部)間の間隔を横長半円
状の受け部に合せて設定しなければならず、クランプ部
間のピッチを大きく(広く)採らざるを得ないと言う問
題点がある。このような問題点を解決するために、チュ
ーブの保持間隔を小さな値であって常に一定の値に規制
することのできるようにした、かつ、細い径のチューブ
が装着された場合においてもチューブがぐら付いたりす
ることのないようにしたクランプ部を有するチューブク
ランプを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)
である。
ものにおいては、径の値の小さなもの、すなわち細目の
チューブの保持は、上記長い方の抜け止め片と上記受け
部内に設けられるものであって弾性変形が可能なように
形成された第二受け部とによって行なわれるようになっ
ているものである。一方、径の値の大きなもの、すなわ
ち、太目のチューブの保持は横長半円状の第一受け部と
短い方の抜け止め片とにて行なわれるようになっている
ものである。これらのことから、この従来のものにおい
ては、細い径のチューブを保持する場合と太い径のチュ
ーブを保持する場合とで、保持されるチューブ間のピッ
チに差異が生ずることとなり、正確なチューブの保持
(クランプ)を行なうことができないと言う問題点があ
る。また、各クランプ部(保持部)間の間隔を横長半円
状の受け部に合せて設定しなければならず、クランプ部
間のピッチを大きく(広く)採らざるを得ないと言う問
題点がある。このような問題点を解決するために、チュ
ーブの保持間隔を小さな値であって常に一定の値に規制
することのできるようにした、かつ、細い径のチューブ
が装着された場合においてもチューブがぐら付いたりす
ることのないようにしたクランプ部を有するチューブク
ランプを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、請求項1記載の発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
したチューブクランプに関して、幅方向の両端部のとこ
ろに設けられるものであって略半円状の形態からなる受
止め部と、当該両受止め部間に設けられるものであって
当該受止め部を形成する半円状部の、その中心方向にバ
ネ反力を発揮するスプリング部と、上記受止め部の上方
部に設けられるものであって上記受止め部を形成する円
の中心に向って放射状に設けられるとともに、一部のも
のにおいてはその先端部が上記半円状受止め部を形成す
る円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形
成された複数本のカンチレバー状保持腕と、からなるク
ランプ部を有するようにした構成を採ることとした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、径の異なる二種類のチューブを、それぞれ、上記ク
ランプ部のところにて保持することができるようにな
る。また、このようなチューブの保持に当っては、上記
半円状の受止め部と、その上方部に設けられたカンチレ
バー状の保持腕の弾性力とによって確実に保持が成され
ることとなる。
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、請求項1記載の発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
したチューブクランプに関して、幅方向の両端部のとこ
ろに設けられるものであって略半円状の形態からなる受
止め部と、当該両受止め部間に設けられるものであって
当該受止め部を形成する半円状部の、その中心方向にバ
ネ反力を発揮するスプリング部と、上記受止め部の上方
部に設けられるものであって上記受止め部を形成する円
の中心に向って放射状に設けられるとともに、一部のも
のにおいてはその先端部が上記半円状受止め部を形成す
る円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形
成された複数本のカンチレバー状保持腕と、からなるク
ランプ部を有するようにした構成を採ることとした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、径の異なる二種類のチューブを、それぞれ、上記ク
ランプ部のところにて保持することができるようにな
る。また、このようなチューブの保持に当っては、上記
半円状の受止め部と、その上方部に設けられたカンチレ
バー状の保持腕の弾性力とによって確実に保持が成され
ることとなる。
【0005】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
形成されたクランプ部を有するチューブクランプに関し
て、そのクランプ部を、幅方向の両端部のところに設け
られるものであって略半円状の形態からなる受止め部
と、当該両受止め部間に設けられるものであって受止め
部を形成する円の中心方向にバネ反力を発揮するカンチ
レバー状のスプリング部と、上記受止め部の上方部であ
ってスプリング部の上方部側に設けられ、かつ、上記受
止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けられる
カンチレバー状の第一保持腕と、同じく上記受止め部の
上方部に設けられるものであって、上記受止め部を形成
する円の中心に向って放射状に設けられるカンチレバー
状の第二保持腕と、当該第二保持腕側に設けられるもの
であって上記受止め部を形成する円の中心に向って放射
状に設けられるとともに、上記第二保持腕よりも短く形
成され、かつ、その先端部が上記半円状受止め部を形成
する円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように
形成されたカンチレバー状の第三保持腕と、からなるよ
うにした構成を採ることとした。
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
形成されたクランプ部を有するチューブクランプに関し
て、そのクランプ部を、幅方向の両端部のところに設け
られるものであって略半円状の形態からなる受止め部
と、当該両受止め部間に設けられるものであって受止め
部を形成する円の中心方向にバネ反力を発揮するカンチ
レバー状のスプリング部と、上記受止め部の上方部であ
ってスプリング部の上方部側に設けられ、かつ、上記受
止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けられる
カンチレバー状の第一保持腕と、同じく上記受止め部の
上方部に設けられるものであって、上記受止め部を形成
する円の中心に向って放射状に設けられるカンチレバー
状の第二保持腕と、当該第二保持腕側に設けられるもの
であって上記受止め部を形成する円の中心に向って放射
状に設けられるとともに、上記第二保持腕よりも短く形
成され、かつ、その先端部が上記半円状受止め部を形成
する円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように
形成されたカンチレバー状の第三保持腕と、からなるよ
うにした構成を採ることとした。
【0006】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、径の異なる二種類のチューブが上記
クランプ部のところにて確実に保持(固定)されること
となる。特に、本発明のものにおいては、細い径を有す
るチューブの保持が確実に行なわれることとなる。すな
わち、径の細いチューブが本クランプ部のところに装着
されると、受止め部周りに位置するチューブの下半分の
部分は、例えば図3に示す如く、スプリング部のバネ反
力によって保持されるとともに、上半分の部分は、2本
の保持腕の先端部にてチューブの中心方向に向って押さ
え付けられるようになる。このように径の細いチューブ
においても、受止め部、スプリング部、及び放射状に設
けられた2本の保持腕にて、その円周部が全体にわたっ
て略同じように中心に向って押え付けられることとな
る。従って、チューブ(径の細いチューブ)は上記クラ
ンプ部のところに確実に保持されることとなる。
のものにおいては、径の異なる二種類のチューブが上記
クランプ部のところにて確実に保持(固定)されること
となる。特に、本発明のものにおいては、細い径を有す
るチューブの保持が確実に行なわれることとなる。すな
わち、径の細いチューブが本クランプ部のところに装着
されると、受止め部周りに位置するチューブの下半分の
部分は、例えば図3に示す如く、スプリング部のバネ反
力によって保持されるとともに、上半分の部分は、2本
の保持腕の先端部にてチューブの中心方向に向って押さ
え付けられるようになる。このように径の細いチューブ
においても、受止め部、スプリング部、及び放射状に設
けられた2本の保持腕にて、その円周部が全体にわたっ
て略同じように中心に向って押え付けられることとな
る。従って、チューブ(径の細いチューブ)は上記クラ
ンプ部のところに確実に保持されることとなる。
【0007】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
形成されたクランプ部を有するチューブクランプに関し
て、そのクランプ部を、幅方向の両端部のところに設け
られるものであって略半円状の形態からなる受止め部
と、当該両受止め部間に設けられるものであって受止め
部を形成する円の中心方向にバネ反力を発揮するカンチ
レバー状のスプリング部と、上記半円状受止め部の半円
部のところに設けられるものであって受止め部の受止め
面に向って形成される係合爪と、上記受止め部の上方部
であってスプリング部の上方部側に設けられ、かつ、上
記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けら
れるカンチレバー状の第一保持腕と、同じく上記受止め
部の上方部に設けられるものであって上記係合爪の上方
部側に設けられ、かつ、上記受止め部を形成する円の中
心に向って放射状に設けられるカンチレバー状の第二保
持腕と、上記係合爪の上方部に設けられるものであって
上記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設け
られるとともに、上記第二保持腕よりも短く形成され、
かつ、その先端部が上記半円状受止め部を形成する円の
円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形成され
たカンチレバー状の第三保持腕と、からなるようにした
構成を採ることとした。
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、径の
異なる二種類のチューブを装着することのできるように
形成されたクランプ部を有するチューブクランプに関し
て、そのクランプ部を、幅方向の両端部のところに設け
られるものであって略半円状の形態からなる受止め部
と、当該両受止め部間に設けられるものであって受止め
部を形成する円の中心方向にバネ反力を発揮するカンチ
レバー状のスプリング部と、上記半円状受止め部の半円
部のところに設けられるものであって受止め部の受止め
面に向って形成される係合爪と、上記受止め部の上方部
であってスプリング部の上方部側に設けられ、かつ、上
記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けら
れるカンチレバー状の第一保持腕と、同じく上記受止め
部の上方部に設けられるものであって上記係合爪の上方
部側に設けられ、かつ、上記受止め部を形成する円の中
心に向って放射状に設けられるカンチレバー状の第二保
持腕と、上記係合爪の上方部に設けられるものであって
上記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設け
られるとともに、上記第二保持腕よりも短く形成され、
かつ、その先端部が上記半円状受止め部を形成する円の
円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形成され
たカンチレバー状の第三保持腕と、からなるようにした
構成を採ることとした。
【0008】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、径の異なる二種類のチューブが上記
クランプ部のところにて確実に保持(固定)されること
となる。特に、本発明のものにおいては、細い径を有す
るチューブの保持が確実に行なわれることとなる。すな
わち、径の細いチューブが本クランプ部のところに装着
されると、受止め部周りに位置するチューブの下半分の
部分は、例えば図3に示す如く、スプリング部のバネ反
力によって保持されるとともに、上半分の部分は、2本
の保持腕の先端部にてチューブの中心方向に向って押さ
え付けられるようになる。このように径の細いチューブ
においても、受止め部、スプリング部、及び放射状に設
けられた2本の保持腕、更には弾性体からなる係合爪に
て、その円周部が全体にわたって略同じように中心に向
って押え付けられることとなる。従って、チューブ(径
の細いチューブ)は上記クランプ部のところに確実に保
持されることとなる。
のものにおいては、径の異なる二種類のチューブが上記
クランプ部のところにて確実に保持(固定)されること
となる。特に、本発明のものにおいては、細い径を有す
るチューブの保持が確実に行なわれることとなる。すな
わち、径の細いチューブが本クランプ部のところに装着
されると、受止め部周りに位置するチューブの下半分の
部分は、例えば図3に示す如く、スプリング部のバネ反
力によって保持されるとともに、上半分の部分は、2本
の保持腕の先端部にてチューブの中心方向に向って押さ
え付けられるようになる。このように径の細いチューブ
においても、受止め部、スプリング部、及び放射状に設
けられた2本の保持腕、更には弾性体からなる係合爪に
て、その円周部が全体にわたって略同じように中心に向
って押え付けられることとなる。従って、チューブ(径
の細いチューブ)は上記クランプ部のところに確実に保
持されることとなる。
【0009】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項3記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1ないし請求項3記載のチューブクラ
ンプに関して、上記クランプ部を複数個並列に設けるよ
うにした構成を採ることとした。このような構成を採る
ことにより、本発明のものにおいては、一つのチューブ
クランプにて径の細いチューブと径の太いチューブとを
複数本束ねた状態で保持することができるようになると
ともに、径の細いチューブの本数と径の太いチューブの
本数との比が異なる場合においても、一つのチューブク
ランプにて間に合わせることができるようになる。すな
わち、仕様の異なるものにおいて、部品(チューブクラ
ンプ)の共用化、共通化を図ることができるようにな
る。
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項3記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1ないし請求項3記載のチューブクラ
ンプに関して、上記クランプ部を複数個並列に設けるよ
うにした構成を採ることとした。このような構成を採る
ことにより、本発明のものにおいては、一つのチューブ
クランプにて径の細いチューブと径の太いチューブとを
複数本束ねた状態で保持することができるようになると
ともに、径の細いチューブの本数と径の太いチューブの
本数との比が異なる場合においても、一つのチューブク
ランプにて間に合わせることができるようになる。すな
わち、仕様の異なるものにおいて、部品(チューブクラ
ンプ)の共用化、共通化を図ることができるようにな
る。
【0010】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項4記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1ないし請求項4記載のチューブクラ
ンプに関して、全体をプラスチック材にて一体的に形成
するようにした構成を採ることとした。このような構成
を採ることにより、本発明のものにおいては、チューブ
クランプ全体を熱可塑性プラスチック材を用いてインジ
ェクション成形手段等にて一体的に成形することができ
るようになる。その結果、生産性の向上、延いては製造
コストの低減化を図ることができるようになる。
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1ないし
請求項4記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1ないし請求項4記載のチューブクラ
ンプに関して、全体をプラスチック材にて一体的に形成
するようにした構成を採ることとした。このような構成
を採ることにより、本発明のものにおいては、チューブ
クランプ全体を熱可塑性プラスチック材を用いてインジ
ェクション成形手段等にて一体的に成形することができ
るようになる。その結果、生産性の向上、延いては製造
コストの低減化を図ることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、一定の幅を有する
クランプ部1と、これらクランプ部1が複数個並列に設
けられた状態において、これら一群のクランプ部を一体
的にまとめて所定の部材に取付ける役目を果す取付部5
と、からなることを基本とするものである。そして、こ
れら一群のクランプ部1及び取付部5等はプラスチック
材にて一体的に成形されるようになっているものであ
る。
1ないし図4を基に説明する。本実施の形態に関するも
のの、その構成は、図1に示す如く、一定の幅を有する
クランプ部1と、これらクランプ部1が複数個並列に設
けられた状態において、これら一群のクランプ部を一体
的にまとめて所定の部材に取付ける役目を果す取付部5
と、からなることを基本とするものである。そして、こ
れら一群のクランプ部1及び取付部5等はプラスチック
材にて一体的に成形されるようになっているものであ
る。
【0012】このような構成からなるものにおいて、上
記クランプ部1は、図2に示す如く、幅方向の両端部の
ところに設けられるものであって略半円状の形態からな
る受止め部14と、当該両受止め部14、14間に設け
られるものであって受止め部14を形成する円の中心点
(O1 )方向にバネ反力を発揮するカンチレバー状のス
プリング部15と、上記半円状受止め部14の半円部の
ところに設けられるものであって受止め部14の受止め
面側に向って形成され、かつ、弾力性を有する係合爪1
6と、上記受止め部14の上方部であってスプリング部
15の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るカンチレバー状の第一保持腕11と、同じく上記受止
め部14の上方部に設けられるものであって上記係合爪
16の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るカンチレバー状の第二保持腕12と、上記係合爪16
の上方部に設けられるものであって上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るとともに、上記第二保持腕12よりも短く形成され、
かつ、その先端部が上記半円状受止め部14を形成する
円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形成
されたカンチレバー状の第三保持腕13と、からなるも
のである。なお、このような構成からなるものにおい
て、上記第三保持腕13は、図1に示す如く、本クラン
プ部1の幅方向両端部に設けられた上記両第二保持腕1
2、12間に設けられるようになっているものである。
そして、上記第一保持腕11と対向するように設けられ
るようになっているものである。また、上記半円状の受
止め部14は、円周方向において少なくとも半周分は存
在するようになっているとともに、その一方の端部、す
なわち、本実施の形態においては第一保持腕11の設け
られる側にはオーバハング部141が形成されるように
成っているものである。そして、このオーバハング部1
41をもって径の太いチューブ9の保持が成されるよう
になっているものである(図4(B))。
記クランプ部1は、図2に示す如く、幅方向の両端部の
ところに設けられるものであって略半円状の形態からな
る受止め部14と、当該両受止め部14、14間に設け
られるものであって受止め部14を形成する円の中心点
(O1 )方向にバネ反力を発揮するカンチレバー状のス
プリング部15と、上記半円状受止め部14の半円部の
ところに設けられるものであって受止め部14の受止め
面側に向って形成され、かつ、弾力性を有する係合爪1
6と、上記受止め部14の上方部であってスプリング部
15の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るカンチレバー状の第一保持腕11と、同じく上記受止
め部14の上方部に設けられるものであって上記係合爪
16の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るカンチレバー状の第二保持腕12と、上記係合爪16
の上方部に設けられるものであって上記受止め部14を
形成する円の中心点(O1 )に向って放射状に設けられ
るとともに、上記第二保持腕12よりも短く形成され、
かつ、その先端部が上記半円状受止め部14を形成する
円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置するように形成
されたカンチレバー状の第三保持腕13と、からなるも
のである。なお、このような構成からなるものにおい
て、上記第三保持腕13は、図1に示す如く、本クラン
プ部1の幅方向両端部に設けられた上記両第二保持腕1
2、12間に設けられるようになっているものである。
そして、上記第一保持腕11と対向するように設けられ
るようになっているものである。また、上記半円状の受
止め部14は、円周方向において少なくとも半周分は存
在するようになっているとともに、その一方の端部、す
なわち、本実施の形態においては第一保持腕11の設け
られる側にはオーバハング部141が形成されるように
成っているものである。そして、このオーバハング部1
41をもって径の太いチューブ9の保持が成されるよう
になっているものである(図4(B))。
【0013】このような構成からなるものにおいて、上
記各保持腕11、12、13は、いずれも弾性変形が可
能なようになっているものである。そして、これらのう
ち、左右に設けられる二本のもの(11,12)の、そ
の先端部は径の細いチューブ9’が受止め部14の受止
め面上に設置されたときに、径の細いチューブ9’の中
心点であるO2 点を中心にして形成される円周面上に略
位置するようになっているものである(図2参照)。ま
た、残りの一本のものである短目の形態からなる第三の
保持腕13は、その先端部が、図2に示す如く、半円状
受止め部14を形成する円の円周面とほぼ同一の円周面
上に位置するようになっているものである。すなわち、
O1点を中心とした円周面上に位置するようになってい
るものである。また、このような円周面の一部のところ
には、上記係合爪16を収容するためのポケット161
が設けられるようになっており、径の太いチューブ9が
装着されたときには当該係合爪16が撓んで、このポケ
ット161内に収まるようになっているものである。な
お、このような係合爪16は、通常の状態においては、
図2に示す如く、その先端部がO2点を中心とした円の
円周面上に位置するようになっているものであり、例え
ば径の細いチューブ9’が装着された場合において、そ
の外周面に接するようになっているものである。
記各保持腕11、12、13は、いずれも弾性変形が可
能なようになっているものである。そして、これらのう
ち、左右に設けられる二本のもの(11,12)の、そ
の先端部は径の細いチューブ9’が受止め部14の受止
め面上に設置されたときに、径の細いチューブ9’の中
心点であるO2 点を中心にして形成される円周面上に略
位置するようになっているものである(図2参照)。ま
た、残りの一本のものである短目の形態からなる第三の
保持腕13は、その先端部が、図2に示す如く、半円状
受止め部14を形成する円の円周面とほぼ同一の円周面
上に位置するようになっているものである。すなわち、
O1点を中心とした円周面上に位置するようになってい
るものである。また、このような円周面の一部のところ
には、上記係合爪16を収容するためのポケット161
が設けられるようになっており、径の太いチューブ9が
装着されたときには当該係合爪16が撓んで、このポケ
ット161内に収まるようになっているものである。な
お、このような係合爪16は、通常の状態においては、
図2に示す如く、その先端部がO2点を中心とした円の
円周面上に位置するようになっているものであり、例え
ば径の細いチューブ9’が装着された場合において、そ
の外周面に接するようになっているものである。
【0014】次に、このような構成からなるクランプ部
1にチューブ9、9’が装着される場合の、各部の形態
(態様)について、図3及び図4を基に説明する。ま
ず、径の細いチューブ9’が装着される場合について、
図3を基に説明する。この場合、図3の(A)に示す如
く、径の細いチューブ9’を、左右に設けられた第一保
持腕11と第二保持腕12及び第三保持腕13との間に
割り込ませる。そうすると、弾力性を有する上記各保持
腕11、12、13は撓んで左右に開くようになる。そ
の結果、チューブ9’は第一保持腕11及び第二保持腕
12の、それぞれの先端部に設けられたヒール部11
1、121のところを滑って、図3の(B)に示す如
く、その下半分が受止め部14の受止め面のところに接
した状態で収まることとなる。そして、このとき、チュ
ーブ9’の下半分の一方側はスプリング部15のバネ反
力によって中心点であるO2方向に押し付けられるとと
もに、他方側は係合爪16の弾性力にてO2方向に押し
付けられるようになる。また、上半分は、二つの保持腕
11、12の、その先端部にて下方に押し付けられるよ
うになる。その結果、径の細いチューブ9’は横断面部
におけるその全周にわたってほぼ均等な状態で中心点
(O2 )方向に押し付けられるようになり、確実に保持
されることとなる。
1にチューブ9、9’が装着される場合の、各部の形態
(態様)について、図3及び図4を基に説明する。ま
ず、径の細いチューブ9’が装着される場合について、
図3を基に説明する。この場合、図3の(A)に示す如
く、径の細いチューブ9’を、左右に設けられた第一保
持腕11と第二保持腕12及び第三保持腕13との間に
割り込ませる。そうすると、弾力性を有する上記各保持
腕11、12、13は撓んで左右に開くようになる。そ
の結果、チューブ9’は第一保持腕11及び第二保持腕
12の、それぞれの先端部に設けられたヒール部11
1、121のところを滑って、図3の(B)に示す如
く、その下半分が受止め部14の受止め面のところに接
した状態で収まることとなる。そして、このとき、チュ
ーブ9’の下半分の一方側はスプリング部15のバネ反
力によって中心点であるO2方向に押し付けられるとと
もに、他方側は係合爪16の弾性力にてO2方向に押し
付けられるようになる。また、上半分は、二つの保持腕
11、12の、その先端部にて下方に押し付けられるよ
うになる。その結果、径の細いチューブ9’は横断面部
におけるその全周にわたってほぼ均等な状態で中心点
(O2 )方向に押し付けられるようになり、確実に保持
されることとなる。
【0015】次に、径の太いチューブ9の装着態様につ
いて、図4を基に説明する。まず、図4の(A)に示す
如く、径の太いチューブ9を左右に設けられた第一保持
腕11及び第二保持腕12の間に設置するとともに、こ
のような状態においてチューブ9を図4の(A)に示す
矢印方向に押し込む。これによって弾力性を有する上記
各保持腕11、12、13は撓んで、左右に開いた状態
となる。その結果、チューブ9は第一保持腕11の先端
部に形成されたヒール部111及び第二保持腕12の先
端部に形成されたヒール部121の間を滑って、図4の
(B)に示す如く、受止め部14のところに、チューブ
9の下半分が接した状態で収まる。そして、この状態に
おいては、係合爪16は、図4の(B)に示すように撓
んで、ポケット161内に収容されるとともに、撓みに
よって生ずる弾性力が上記チューブ9の中心点であるO
1方向に作用する。また、これに対向するようにスプリ
ング部15のバネ反力がチューブ9に作用する。また、
チューブ9の上半分においては第一保持腕11及び第二
保持腕12のそれぞれの先端部に形成されたヒール部1
11、121が接するようになり、チューブ9を下方部
に設けられた受止め部14側へ押し付けるように作用す
る。また、O1点に向って放射状に形成された第三保持
腕13の、その先端部がチューブ9に接して、チューブ
9をその中心点(O1)に向って押え付けるように作用
する。更に、受止め部14の円周方向端部のところに形
成されたオーバハング部141がチューブ9を中心方向
に押え付けるように作用する。これら各保持腕11、1
2、13並びにスプリング部15及び係合爪16、更に
はオーバハング部141等の作用によって、チューブ9
は確実に保持されることとなる。
いて、図4を基に説明する。まず、図4の(A)に示す
如く、径の太いチューブ9を左右に設けられた第一保持
腕11及び第二保持腕12の間に設置するとともに、こ
のような状態においてチューブ9を図4の(A)に示す
矢印方向に押し込む。これによって弾力性を有する上記
各保持腕11、12、13は撓んで、左右に開いた状態
となる。その結果、チューブ9は第一保持腕11の先端
部に形成されたヒール部111及び第二保持腕12の先
端部に形成されたヒール部121の間を滑って、図4の
(B)に示す如く、受止め部14のところに、チューブ
9の下半分が接した状態で収まる。そして、この状態に
おいては、係合爪16は、図4の(B)に示すように撓
んで、ポケット161内に収容されるとともに、撓みに
よって生ずる弾性力が上記チューブ9の中心点であるO
1方向に作用する。また、これに対向するようにスプリ
ング部15のバネ反力がチューブ9に作用する。また、
チューブ9の上半分においては第一保持腕11及び第二
保持腕12のそれぞれの先端部に形成されたヒール部1
11、121が接するようになり、チューブ9を下方部
に設けられた受止め部14側へ押し付けるように作用す
る。また、O1点に向って放射状に形成された第三保持
腕13の、その先端部がチューブ9に接して、チューブ
9をその中心点(O1)に向って押え付けるように作用
する。更に、受止め部14の円周方向端部のところに形
成されたオーバハング部141がチューブ9を中心方向
に押え付けるように作用する。これら各保持腕11、1
2、13並びにスプリング部15及び係合爪16、更に
はオーバハング部141等の作用によって、チューブ9
は確実に保持されることとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、チューブクランプに関
して、幅方向の両端部のところに設けられるものであっ
て略半円状の形態からなる受止め部と、当該両受止め部
間に設けられるものであって当該受止め部を形成する半
円状部の、その中心方向にバネ反力を発揮するスプリン
グ部と、上記受止め部の上方部に設けられるものであっ
て上記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設
けられるとともに、一部のものにおいてはその先端部が
上記半円状受止め部を形成する円の円周面とほぼ同一の
円周面上に位置するように形成された複数本のカンチレ
バー状保持腕と、からなるクランプ部を有するようにし
た構成を採ることとしたので、径の異なる二種類のチュ
ーブを、それぞれ、上記クランプ部のところにて保持す
ることができるようになった。また、このようなチュー
ブの保持に当っては、上記半円状の受止め部と、その上
方部に設けられた保持腕の弾性力とによって、その保持
が確実に行なわれるようになった。
して、幅方向の両端部のところに設けられるものであっ
て略半円状の形態からなる受止め部と、当該両受止め部
間に設けられるものであって当該受止め部を形成する半
円状部の、その中心方向にバネ反力を発揮するスプリン
グ部と、上記受止め部の上方部に設けられるものであっ
て上記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設
けられるとともに、一部のものにおいてはその先端部が
上記半円状受止め部を形成する円の円周面とほぼ同一の
円周面上に位置するように形成された複数本のカンチレ
バー状保持腕と、からなるクランプ部を有するようにし
た構成を採ることとしたので、径の異なる二種類のチュ
ーブを、それぞれ、上記クランプ部のところにて保持す
ることができるようになった。また、このようなチュー
ブの保持に当っては、上記半円状の受止め部と、その上
方部に設けられた保持腕の弾性力とによって、その保持
が確実に行なわれるようになった。
【0017】また、本発明のものにおいては、上記クラ
ンプ部を、幅方向の両端部のところに設けられるもので
あって略半円状の形態からなる受止め部と、当該両受止
め部間に設けられるものであって受止め部の中心方向に
バネ反力を発揮するカンチレバー状のスプリング部と、
上記半円状受止め部を形成する円の半円部のところに設
けられるものであって受止め部の受止め面側に向って形
成される係合爪と、上記受止め部の上方部であってスプ
リング部の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部を
形成する円の中心に向って放射状に設けられるカンチレ
バー状の第一保持腕と、同じく上記受止め部の上方部に
設けられるものであって上記係合爪の上方部側に設けら
れ、かつ、上記受止め部を形成する円の中心に向って放
射状に設けられるカンチレバー状の第二保持腕と、上記
係合爪の上方部に設けられるものであって上記受止め部
を形成する円の中心に向って放射状に設けられるととも
に、上記第二保持腕よりも短く形成され、かつ、その先
端部が上記半円状受止め部を形成する円の円周面とほぼ
同一の円周面上に位置するように形成されたカンチレバ
ー状の第三保持腕と、からなるようにした構成を採るこ
ととしたので、細い径を有するチューブの保持が確実に
行なわれるようになった。すなわち、径の細いチューブ
が本クランプ部のところに装着されると、受止め部周り
に位置するチューブの下半分の部分は、スプリング部の
バネ反力によって保持されるとともに、上半分の部分
は、2本の保持腕の先端部にて、チューブの中心方向に
向って押さえ付けられるようになり、径の細いチューブ
は、受止め部、スプリング部、及び放射状に設けられた
2本の保持腕、更には弾性体からなる係合爪にて、その
円周部が全体にわたって略均等に保持されるようになっ
た。
ンプ部を、幅方向の両端部のところに設けられるもので
あって略半円状の形態からなる受止め部と、当該両受止
め部間に設けられるものであって受止め部の中心方向に
バネ反力を発揮するカンチレバー状のスプリング部と、
上記半円状受止め部を形成する円の半円部のところに設
けられるものであって受止め部の受止め面側に向って形
成される係合爪と、上記受止め部の上方部であってスプ
リング部の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部を
形成する円の中心に向って放射状に設けられるカンチレ
バー状の第一保持腕と、同じく上記受止め部の上方部に
設けられるものであって上記係合爪の上方部側に設けら
れ、かつ、上記受止め部を形成する円の中心に向って放
射状に設けられるカンチレバー状の第二保持腕と、上記
係合爪の上方部に設けられるものであって上記受止め部
を形成する円の中心に向って放射状に設けられるととも
に、上記第二保持腕よりも短く形成され、かつ、その先
端部が上記半円状受止め部を形成する円の円周面とほぼ
同一の円周面上に位置するように形成されたカンチレバ
ー状の第三保持腕と、からなるようにした構成を採るこ
ととしたので、細い径を有するチューブの保持が確実に
行なわれるようになった。すなわち、径の細いチューブ
が本クランプ部のところに装着されると、受止め部周り
に位置するチューブの下半分の部分は、スプリング部の
バネ反力によって保持されるとともに、上半分の部分
は、2本の保持腕の先端部にて、チューブの中心方向に
向って押さえ付けられるようになり、径の細いチューブ
は、受止め部、スプリング部、及び放射状に設けられた
2本の保持腕、更には弾性体からなる係合爪にて、その
円周部が全体にわたって略均等に保持されるようになっ
た。
【0018】また、本発明のものにおいては、上記構成
からなるチューブクランプを、その全体がプラスチック
材にて一体的に形成されるようにしたので、例えばチュ
ーブクランプ全体を熱可塑性プラスチック材を用いたイ
ンジェクション成形手段等にて一体的に成形することが
できるようになり、その生産性の向上、延いては製造コ
ストの低減化を図ることができるようになった。
からなるチューブクランプを、その全体がプラスチック
材にて一体的に形成されるようにしたので、例えばチュ
ーブクランプ全体を熱可塑性プラスチック材を用いたイ
ンジェクション成形手段等にて一体的に成形することが
できるようになり、その生産性の向上、延いては製造コ
ストの低減化を図ることができるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の主要部を成すクランプ部の全体構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】本発明にかかるクランプ部に径の細いチューブ
が装着される場合の、その態様を示す図である。
が装着される場合の、その態様を示す図である。
【図4】本発明にかかるクランプ部に径の太いチューブ
が装着される場合の、その態様を示す図である。
が装着される場合の、その態様を示す図である。
1 クランプ部 11 第一保持腕 111 ヒール部 12 第二保持腕 121 ヒール部 13 第三保持腕 14 受止め部 141 オーバハング部 15 スプリング部 16 係合爪 161 ポケット 5 取付部 9 チューブ(径の太いチューブ) 9’ チューブ(径の細いチューブ)
Claims (5)
- 【請求項1】 径の異なる二種類のチューブを装着する
ことのできるようにしたチューブクランプにおいて、幅
方向の両端部のところに設けられるものであって略半円
状の形態からなる受止め部と、当該両受止め部間に設け
られるものであって当該受止め部を形成する半円状部
の、その中心方向にバネ反力を発揮するスプリング部
と、上記受止め部の上方部に設けられるものであって上
記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けら
れるとともに、一部のものにおいてはその先端部が上記
半円状受止め部を形成する円の円周面とほぼ同一の円周
面上に位置するように形成された複数本のカンチレバー
状保持腕と、からなるクランプ部を有するようにした構
成からなることを特徴とするチューブクランプ。 - 【請求項2】 径の異なる二種類のチューブを装着する
ことのできるように形成されたクランプ部を有するチュ
ーブクランプにおいて、そのクランプ部を、幅方向の両
端部のところに設けられるものであって略半円状の形態
からなる受止め部と、当該両受止め部間に設けられるも
のであって受止め部を形成する円の中心方向にバネ反力
を発揮するカンチレバー状のスプリング部と、上記受止
め部の上方部であってスプリング部の上方部側に設けら
れ、かつ、上記受止め部を形成する円の中心に向って放
射状に設けられるカンチレバー状の第一保持腕と、同じ
く上記受止め部の上方部に設けられるものであって、上
記受止め部を形成する円の中心に向って放射状に設けら
れるカンチレバー状の第二保持腕と、当該第二保持腕側
に設けられるものであって上記受止め部を形成する円の
中心に向って放射状に設けられるとともに、上記第二保
持腕よりも短く形成され、かつ、その先端部が上記半円
状受止め部を形成する円の円周面とほぼ同一の円周面上
に位置するように形成されたカンチレバー状の第三保持
腕と、からなるようにしたことを特徴とするチューブク
ランプ。 - 【請求項3】 径の異なる二種類のチューブを装着する
ことのできるように形成されたクランプ部を有するチュ
ーブクランプにおいて、そのクランプ部を、幅方向の両
端部のところに設けられるものであって略半円状の形態
からなる受止め部と、当該両受止め部間に設けられるも
のであって受止め部を形成する円の中心方向にバネ反力
を発揮するカンチレバー状のスプリング部と、上記半円
状受止め部の半円部のところに設けられるものであって
受止め部の受止め面に向って形成される係合爪と、上記
受止め部の上方部であってスプリング部の上方部側に設
けられ、かつ、上記受止め部を形成する円の中心に向っ
て放射状に設けられるカンチレバー状の第一保持腕と、
同じく上記受止め部の上方部に設けられるものであって
上記係合爪の上方部側に設けられ、かつ、上記受止め部
を形成する円の中心に向って放射状に設けられるカンチ
レバー状の第二保持腕と、上記係合爪の上方部に設けら
れるものであって上記受止め部を形成する円の中心に向
って放射状に設けられるとともに、上記第二保持腕より
も短く形成され、かつ、その先端部が上記半円状受止め
部を形成する円の円周面とほぼ同一の円周面上に位置す
るように形成されたカンチレバー状の第三保持腕と、か
らなるようにしたことを特徴とするチューブクランプ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載のクランプ部を複数個並列に設けるようにしたことを
特徴とするチューブクランプ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載のチューブ
クランプにおいて、全体をプラスチック材にて一体的に
成形するようにしたことを特徴とするチューブクラン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188636A JP2002005338A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | チューブクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188636A JP2002005338A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | チューブクランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005338A true JP2002005338A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18688392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188636A Pending JP2002005338A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | チューブクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005338A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6779763B2 (en) * | 2002-07-12 | 2004-08-24 | Nifco Inc. | Clamp for holding elongated article |
JP2008051211A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | パイプ等の長尺部材のクランプ |
JP2008542127A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-11-27 | アイティーダブリュ オートモーティブ プロダクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 自動車用ケーブル/導管の保持器具 |
JP2014152825A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Mirai Ind Co Ltd | 長尺体保持構造、及び長尺体保持具 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000188636A patent/JP2002005338A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6779763B2 (en) * | 2002-07-12 | 2004-08-24 | Nifco Inc. | Clamp for holding elongated article |
JP2008542127A (ja) * | 2005-06-09 | 2008-11-27 | アイティーダブリュ オートモーティブ プロダクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 自動車用ケーブル/導管の保持器具 |
JP4944104B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2012-05-30 | アイティーダブリュ オートモーティブ プロダクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 自動車用ケーブル/導管の保持器具 |
JP2008051211A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | パイプ等の長尺部材のクランプ |
JP2014152825A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Mirai Ind Co Ltd | 長尺体保持構造、及び長尺体保持具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040610 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050104 |