JP2002001100A - プラズマ処理装置 - Google Patents
プラズマ処理装置Info
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- JP2002001100A JP2002001100A JP2000188343A JP2000188343A JP2002001100A JP 2002001100 A JP2002001100 A JP 2002001100A JP 2000188343 A JP2000188343 A JP 2000188343A JP 2000188343 A JP2000188343 A JP 2000188343A JP 2002001100 A JP2002001100 A JP 2002001100A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 真空チャンバーの交換作業を容易に行うこと
ができること。 【解決手段】 真空チャンバー1を2分割構造にし、下
部チャンバー12から上部チャンバー4まで側壁内にガ
ス通路3を形成する。下部チャンバー12と上部チャン
バー4との接合面21には、Oリングによりシールが施
されている。この構成であれば、上部チャンバー4を交
換するだけでノズル22の位置などを容易に変更でき
る。
ができること。 【解決手段】 真空チャンバー1を2分割構造にし、下
部チャンバー12から上部チャンバー4まで側壁内にガ
ス通路3を形成する。下部チャンバー12と上部チャン
バー4との接合面21には、Oリングによりシールが施
されている。この構成であれば、上部チャンバー4を交
換するだけでノズル22の位置などを容易に変更でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマCVD
(Chemical Vapor Deposition)装置やRIE(Reactiv
e Ion Etching)装置などに用いる真空チャンバーの構
造に関するもので、特に真空チャンバーの交換作業を容
易にすることができるプラズマ処理装置に関する。
(Chemical Vapor Deposition)装置やRIE(Reactiv
e Ion Etching)装置などに用いる真空チャンバーの構
造に関するもので、特に真空チャンバーの交換作業を容
易にすることができるプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のプラズマCVD装置の
一例を示す断面図である。図15は、図14に示したプ
ラズマCVD装置の説明図である。このプラズマCVD
装置900は、筒状の真空チャンバー901内に基板支
持台902を設置し、その上部に上蓋903を設けた構
成である。また、真空チャンバー901の周囲には、当
該真空チャンバー901内に水平磁場を発生させる水平
磁場用コイル904が配置されている。また、上蓋90
3の上部には、プラズマの励起を行う高周波用アンテナ
905が設置されている。
一例を示す断面図である。図15は、図14に示したプ
ラズマCVD装置の説明図である。このプラズマCVD
装置900は、筒状の真空チャンバー901内に基板支
持台902を設置し、その上部に上蓋903を設けた構
成である。また、真空チャンバー901の周囲には、当
該真空チャンバー901内に水平磁場を発生させる水平
磁場用コイル904が配置されている。また、上蓋90
3の上部には、プラズマの励起を行う高周波用アンテナ
905が設置されている。
【0003】真空チャンバー901の周囲には環状のガ
ス管906が配管されており、この環状のガス管906
からはその内径方向に複数の導入管907が延出してい
る。この導入管907は、真空チャンバー901の側壁
に設けたノズル908に接続されている。また、ガス管
906は、図示しないガス供給系に接続されている。こ
のプラズマCVD装置900によって基板上に成膜を行
う場合、真空チャンバー内を真空引きし、続いて、ガス
供給系からガス管906、導入管907およびノズル9
08を通じて真空チャンバー901内に原料ガスを供給
する。
ス管906が配管されており、この環状のガス管906
からはその内径方向に複数の導入管907が延出してい
る。この導入管907は、真空チャンバー901の側壁
に設けたノズル908に接続されている。また、ガス管
906は、図示しないガス供給系に接続されている。こ
のプラズマCVD装置900によって基板上に成膜を行
う場合、真空チャンバー内を真空引きし、続いて、ガス
供給系からガス管906、導入管907およびノズル9
08を通じて真空チャンバー901内に原料ガスを供給
する。
【0004】この状態で高周波用アンテナ905に高周
波を印加すると、原料ガスが励起されてプラズマPが生
成する。また、水平磁場用コイル904によって、真空
チャンバー901内に水平磁場を発生させ、生成したプ
ラズマPを閉じ込める。また、基板支持台902に所定
のバイアスが印加することで、荷電粒子を基板表面に輸
送する。基板表面では、荷電粒子により化学反応が促進
される。
波を印加すると、原料ガスが励起されてプラズマPが生
成する。また、水平磁場用コイル904によって、真空
チャンバー901内に水平磁場を発生させ、生成したプ
ラズマPを閉じ込める。また、基板支持台902に所定
のバイアスが印加することで、荷電粒子を基板表面に輸
送する。基板表面では、荷電粒子により化学反応が促進
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記プラズマCVD装
置900では、成膜条件などによって、ノズル908の
位置を変えたり真空チャンバー901の容積を変える必
要がある場合、当該真空チャンバー901と、別に用意
した異なるサイズの真空チャンバー901とをそのまま
全交換するようにしていた。しかしながら、真空チャン
バー901を全交換するようにした場合、その作業が大
掛かりになるという問題点があった。また、真空チャン
バー901に取り付けてあるガス管906などを外す必
要があるため、交換時の分解に手間がかかるという問題
点があった。
置900では、成膜条件などによって、ノズル908の
位置を変えたり真空チャンバー901の容積を変える必
要がある場合、当該真空チャンバー901と、別に用意
した異なるサイズの真空チャンバー901とをそのまま
全交換するようにしていた。しかしながら、真空チャン
バー901を全交換するようにした場合、その作業が大
掛かりになるという問題点があった。また、真空チャン
バー901に取り付けてあるガス管906などを外す必
要があるため、交換時の分解に手間がかかるという問題
点があった。
【0006】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、真空チャンバーの交換作業を容易に行
うことができるプラズマ処理装置を提供することを目的
とする。
たものであって、真空チャンバーの交換作業を容易に行
うことができるプラズマ処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係るプラズマ処理装置は、内部にプラ
ズマ生成領域を有する筒状の真空チャンバーを上下方向
に分割し、この上側チャンバーと下側チャンバーとを積
み重ね接合面をもって当該真空チャンバーを構成すると
共に、最下側チャンバーの側壁内であってその周方向に
環状ガス通路が形成されており、この環状ガス通路から
上方に複数のガス通路が形成され、当該ガス通路が下側
チャンバーから前記接合面を通して上側チャンバーに至
りその端部が上側チャンバー内のプラズマ生成領域に向
いたノズルを構成し、さらに前記環状ガス通路にガスを
導入すると共に原料ガスを供給する外部のガス系統に連
結したゲート通路を有し、前記接合面におけるガス通路
の周囲にリング状のシールを施したものである。
めに、請求項1に係るプラズマ処理装置は、内部にプラ
ズマ生成領域を有する筒状の真空チャンバーを上下方向
に分割し、この上側チャンバーと下側チャンバーとを積
み重ね接合面をもって当該真空チャンバーを構成すると
共に、最下側チャンバーの側壁内であってその周方向に
環状ガス通路が形成されており、この環状ガス通路から
上方に複数のガス通路が形成され、当該ガス通路が下側
チャンバーから前記接合面を通して上側チャンバーに至
りその端部が上側チャンバー内のプラズマ生成領域に向
いたノズルを構成し、さらに前記環状ガス通路にガスを
導入すると共に原料ガスを供給する外部のガス系統に連
結したゲート通路を有し、前記接合面におけるガス通路
の周囲にリング状のシールを施したものである。
【0008】このプラズマ処理装置では、ガス系統から
供給された原料ガスが下側チャンバーのゲート通路から
入り、環状ガス通路内に至る。続いて、原料ガスは、環
状ガス通路から上方に形成したガス通路を通り、ノズル
を介して上側チャンバー内に放出される。上側チャンバ
ーと下側チャンバーの接合面のガス通路を通過する場合
にも、当該接合面にシールが施されているから、ガスが
漏洩することはない。なお、シールには、Oリングや金
属ガスケットを用いることができる。また、シールは、
上側チャンバーの自重によってシールするようにしても
よいし、ボルトなどで加圧するようにしてもよい。
供給された原料ガスが下側チャンバーのゲート通路から
入り、環状ガス通路内に至る。続いて、原料ガスは、環
状ガス通路から上方に形成したガス通路を通り、ノズル
を介して上側チャンバー内に放出される。上側チャンバ
ーと下側チャンバーの接合面のガス通路を通過する場合
にも、当該接合面にシールが施されているから、ガスが
漏洩することはない。なお、シールには、Oリングや金
属ガスケットを用いることができる。また、シールは、
上側チャンバーの自重によってシールするようにしても
よいし、ボルトなどで加圧するようにしてもよい。
【0009】また、上側チャンバーは、下側チャンバー
から分離することができる。ここで、上側チャンバーと
下側チャンバーとは相対的な位置関係を述べたにすぎな
いため、真空チャンバーが3分割以上されていても構わ
ない。ただし、環状ガス通路は、最下側チャンバーに設
けるようにする。上側チャンバーに設けるとガス管など
を分解するのに手間がかかるからである。一方、ノズル
を設ける上側チャンバーは、必ずしも最上側チャンバー
でなくてもよい。
から分離することができる。ここで、上側チャンバーと
下側チャンバーとは相対的な位置関係を述べたにすぎな
いため、真空チャンバーが3分割以上されていても構わ
ない。ただし、環状ガス通路は、最下側チャンバーに設
けるようにする。上側チャンバーに設けるとガス管など
を分解するのに手間がかかるからである。一方、ノズル
を設ける上側チャンバーは、必ずしも最上側チャンバー
でなくてもよい。
【0010】また、この上側チャンバーを取り外すこと
により、別の上側チャンバーを取り付けることができ
る。上側チャンバーを交換しても、下側チャンバーから
のガス通路と交換した上側チャンバーのガス通路とがシ
ールされた状態で連結するから、上記同様に最下側チャ
ンバーからガスを供給して真空チャンバー内に原料ガス
を供給できる。なお、真空チャンバーは筒状であれば、
断面が円形のみならず角形であってもよい。また、この
プラズマ処理装置には、プラズマCVD装置やRIE装
置が含まれるものとする。
により、別の上側チャンバーを取り付けることができ
る。上側チャンバーを交換しても、下側チャンバーから
のガス通路と交換した上側チャンバーのガス通路とがシ
ールされた状態で連結するから、上記同様に最下側チャ
ンバーからガスを供給して真空チャンバー内に原料ガス
を供給できる。なお、真空チャンバーは筒状であれば、
断面が円形のみならず角形であってもよい。また、この
プラズマ処理装置には、プラズマCVD装置やRIE装
置が含まれるものとする。
【0011】また、請求項2に係るプラズマ処理装置
は、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真空チャン
バーを上下方向に分割し、この上側チャンバーと下側チ
ャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真空チャンバ
ーを構成すると共に、最下側チャンバーの周囲に環状ガ
ス配管を設け、この環状ガス配管に対して、最下側チャ
ンバーに放射状に設けた各ゲート通路から配管を連結
し、各ゲート通路からガス通路が下側チャンバーから接
合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上側チャ
ンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構成し、
さらに前記環状ガス配管にガスを導入すると共に原料ガ
スを供給するガス系統を外部に連結し、前記接合面にお
けるガス通路の周囲にリング状のシールを施したもので
ある。
は、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真空チャン
バーを上下方向に分割し、この上側チャンバーと下側チ
ャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真空チャンバ
ーを構成すると共に、最下側チャンバーの周囲に環状ガ
ス配管を設け、この環状ガス配管に対して、最下側チャ
ンバーに放射状に設けた各ゲート通路から配管を連結
し、各ゲート通路からガス通路が下側チャンバーから接
合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上側チャ
ンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構成し、
さらに前記環状ガス配管にガスを導入すると共に原料ガ
スを供給するガス系統を外部に連結し、前記接合面にお
けるガス通路の周囲にリング状のシールを施したもので
ある。
【0012】このプラズマ処理装置は、従来の真空チャ
ンバーの周囲に配管を設けると共に当該真空チャンバー
を分割構造にし、その内部に上記同様の配管を通した構
成である。かかる構成によれば、最下側チャンバーに環
状ガス通路を形成する必要がないので、簡単に製造でき
る。また、真空チャンバーを分割構造にすることによっ
て、上記同様の効果が得られる。
ンバーの周囲に配管を設けると共に当該真空チャンバー
を分割構造にし、その内部に上記同様の配管を通した構
成である。かかる構成によれば、最下側チャンバーに環
状ガス通路を形成する必要がないので、簡単に製造でき
る。また、真空チャンバーを分割構造にすることによっ
て、上記同様の効果が得られる。
【0013】また、請求項3にかかるプラズマ処理装置
は、上記プラズマ処理装置において、前記シールにOリ
ングを用い、これを複数段設けたものである。上側チャ
ンバーと下側チャンバーとの接合面にはシールが設けら
れ、ガス通路の気密を保つようにしているが、このシー
ルにOリングを用い、さらに多段構成にすることで確実
な気密を得ることができる。例えばOリングをダブル構
成にすることで、当該接合面での漏洩を効果的に防止す
ることができる。
は、上記プラズマ処理装置において、前記シールにOリ
ングを用い、これを複数段設けたものである。上側チャ
ンバーと下側チャンバーとの接合面にはシールが設けら
れ、ガス通路の気密を保つようにしているが、このシー
ルにOリングを用い、さらに多段構成にすることで確実
な気密を得ることができる。例えばOリングをダブル構
成にすることで、当該接合面での漏洩を効果的に防止す
ることができる。
【0014】また、請求項4にかかるプラズマ処理装置
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、上側チャ
ンバーの下端であってガス通路以外の部分に突出部を設
けると共に下側チャンバーの上端に前記突出部と係合す
る段部を設けたものである。
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、上側チャ
ンバーの下端であってガス通路以外の部分に突出部を設
けると共に下側チャンバーの上端に前記突出部と係合す
る段部を設けたものである。
【0015】上側チャンバーの下端に突出部を設けるこ
とにより、当該上側チャンバーを取り外して床面に置い
たとき、ガス通路の部分が接地するのを防止できる。こ
れにより、シール面の状態が悪化するのを防止すること
ができる。また、シール面の保護に必須ではないが、下
側チャンバーの突出部と段部とを係合することにより、
積み重ねたときの位置決めを容易に行うことができるよ
うになる。
とにより、当該上側チャンバーを取り外して床面に置い
たとき、ガス通路の部分が接地するのを防止できる。こ
れにより、シール面の状態が悪化するのを防止すること
ができる。また、シール面の保護に必須ではないが、下
側チャンバーの突出部と段部とを係合することにより、
積み重ねたときの位置決めを容易に行うことができるよ
うになる。
【0016】また、請求項5にかかるプラズマ処理装置
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、前記真空
チャンバー内には、基板支持台が配置されており、この
基板支持台の載置面の下付近で前記真空チャンバーを分
割したものである。
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、前記真空
チャンバー内には、基板支持台が配置されており、この
基板支持台の載置面の下付近で前記真空チャンバーを分
割したものである。
【0017】プラズマは、基板支持台の載置面より上位
置で生成される。このため、主に、基板支持台の上に位
置するチャンバー内壁に原料ガスが付着するから、当該
付着した部分で真空チャンバーを分離できれば便利であ
る。そこで、このプラズマ処理装置では、基板支持台の
載置面の下付近で前記真空チャンバーを分割すること
で、上側チャンバーを外してクリーニングすれば済むよ
うにしている。
置で生成される。このため、主に、基板支持台の上に位
置するチャンバー内壁に原料ガスが付着するから、当該
付着した部分で真空チャンバーを分離できれば便利であ
る。そこで、このプラズマ処理装置では、基板支持台の
載置面の下付近で前記真空チャンバーを分割すること
で、上側チャンバーを外してクリーニングすれば済むよ
うにしている。
【0018】また、請求項6にかかるプラズマ処理装置
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、上側チャ
ンバーに上蓋を設け、この上側チャンバーに形成したガ
ス通路を当該上蓋と上側チャンバーとの接合面を通して
上蓋内部まで形成すると共に、このガス通路の端部に真
空チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構
成し、上蓋と上側チャンバーとの接合面におけるガス通
路の周囲にリング状のシールを施したものである。
は、上記プラズマ処理装置において、さらに、上側チャ
ンバーに上蓋を設け、この上側チャンバーに形成したガ
ス通路を当該上蓋と上側チャンバーとの接合面を通して
上蓋内部まで形成すると共に、このガス通路の端部に真
空チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構
成し、上蓋と上側チャンバーとの接合面におけるガス通
路の周囲にリング状のシールを施したものである。
【0019】すなわち、上蓋までガス通路を形成するよ
うにすれば、原料ガスを上蓋の下面から噴射することが
できる。また、ノズルの数は1つのガス通路に対して1
つに限られない。ノズルを増やした場合には、原料ガス
を均一に噴射することが可能になる。上蓋と上側チャン
バーとの接合面は、上記同様、シールによって気密を保
たれている。上蓋の着脱交換に関しても、上記同様、簡
単に行うことが可能である。
うにすれば、原料ガスを上蓋の下面から噴射することが
できる。また、ノズルの数は1つのガス通路に対して1
つに限られない。ノズルを増やした場合には、原料ガス
を均一に噴射することが可能になる。上蓋と上側チャン
バーとの接合面は、上記同様、シールによって気密を保
たれている。上蓋の着脱交換に関しても、上記同様、簡
単に行うことが可能である。
【0020】また、請求項3にかかるプラズマ処理装置
は、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真空チャン
バーを上下方向に分割し、上側チャンバーと下側チャン
バーとを積み重ね接合面をもって当該真空チャンバーを
構成すると共に、最下側チャンバーに放射状に設けたゲ
ート通路に外部のガス系統から配管を連結し、ゲート通
路からガス通路が、下側チャンバーから接合面を通して
上側チャンバーに至り、さらに、最上側チャンバーに上
蓋が設けられ、前記ガス通路が上側チャンバーから接合
面を通して上蓋に至り、当該上蓋には、上側チャンバー
内のプラズマ生成領域に向いた複数のノズルが分散して
設けられ且つこれらノズルに原料ガスを供給する上蓋ガ
ス通路が形成されており、前記接合面におけるガス通路
の周囲にリング状のシールを施したものである。
は、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真空チャン
バーを上下方向に分割し、上側チャンバーと下側チャン
バーとを積み重ね接合面をもって当該真空チャンバーを
構成すると共に、最下側チャンバーに放射状に設けたゲ
ート通路に外部のガス系統から配管を連結し、ゲート通
路からガス通路が、下側チャンバーから接合面を通して
上側チャンバーに至り、さらに、最上側チャンバーに上
蓋が設けられ、前記ガス通路が上側チャンバーから接合
面を通して上蓋に至り、当該上蓋には、上側チャンバー
内のプラズマ生成領域に向いた複数のノズルが分散して
設けられ且つこれらノズルに原料ガスを供給する上蓋ガ
ス通路が形成されており、前記接合面におけるガス通路
の周囲にリング状のシールを施したものである。
【0021】この構成では、下側チャンバーから原料ガ
スを導入し、当該下側チャンバーおよび上側チャンバー
内を通し、原料ガスを一旦上蓋まで導入する。そして、
上蓋内に形成した上蓋ガス通路によって上蓋に設けた複
数のノズルまで原料ガスを輸送し、真空チャンバー内に
噴射する。なお、ノズルが分散して設けられているの
は、基板の処理を均一に行えるようにするためである。
このような構成にすれば、チャンバー内のガス通路が少
なくて済むから、真空チャンバーの製造が簡単になる。
スを導入し、当該下側チャンバーおよび上側チャンバー
内を通し、原料ガスを一旦上蓋まで導入する。そして、
上蓋内に形成した上蓋ガス通路によって上蓋に設けた複
数のノズルまで原料ガスを輸送し、真空チャンバー内に
噴射する。なお、ノズルが分散して設けられているの
は、基板の処理を均一に行えるようにするためである。
このような構成にすれば、チャンバー内のガス通路が少
なくて済むから、真空チャンバーの製造が簡単になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。
【0023】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるプラズマCVD装置を示す概略構成図
である。図2は、図1に示したプラズマCVD装置の一
部断面図である。図3は、図1に示したプラズマCVD
装置の組立図である。このプラズマCVD装置100
は、筒状をしたアルミニウム製或いはステンレス製の真
空チャンバー1を2分割した構成であり、当該真空チャ
ンバー1内には基板支持台2が設けられている。また、
真空チャンバー1内には、3系統のガス通路3が形成さ
れている。上部チャンバー4の周囲には、水平磁場用コ
イル5が配置されている。また、上部チャンバー4に
は、焼結成形したアルミナ製の上蓋6が取り付けられて
いる。また、この上蓋6の上面には、高周波用アンテナ
7が設置されている。高周波用アンテナ7は、整合器8
を介してRF電源9に接続されている。
の形態1にかかるプラズマCVD装置を示す概略構成図
である。図2は、図1に示したプラズマCVD装置の一
部断面図である。図3は、図1に示したプラズマCVD
装置の組立図である。このプラズマCVD装置100
は、筒状をしたアルミニウム製或いはステンレス製の真
空チャンバー1を2分割した構成であり、当該真空チャ
ンバー1内には基板支持台2が設けられている。また、
真空チャンバー1内には、3系統のガス通路3が形成さ
れている。上部チャンバー4の周囲には、水平磁場用コ
イル5が配置されている。また、上部チャンバー4に
は、焼結成形したアルミナ製の上蓋6が取り付けられて
いる。また、この上蓋6の上面には、高周波用アンテナ
7が設置されている。高周波用アンテナ7は、整合器8
を介してRF電源9に接続されている。
【0024】一方、前記基板支持台2には、整合器10
を介してバイアス低周波電源11が接続されている。下
部チャンバー12には、真空排気系に接続される排気管
13が設けられている。当該排気管13には、自動圧力
制御弁14が設けられている。この他、基板支持台2に
はヒーターおよび静電チャックが設けられている(図示
省略)。下部チャンバー12には、図2に示すように、
外部のガス供給系からガスを導入するゲート通路20が
形成されている。このガス通路3は、上部チャンバー4
と下部チャンバー12との接合面21を通り、上部チャ
ンバー4内部に向かって開口したノズル22に至る。な
お、上部チャンバー4は、高温冷媒循環流用ジャケット
構造になっており、このジャケットはノズル22の背面
或いは前面に形成される(図示省略)。ノズル前面に形
成する場合は、ノズル22の一部を管にして当該ジャケ
ット中を通すようにする(図示省略)。
を介してバイアス低周波電源11が接続されている。下
部チャンバー12には、真空排気系に接続される排気管
13が設けられている。当該排気管13には、自動圧力
制御弁14が設けられている。この他、基板支持台2に
はヒーターおよび静電チャックが設けられている(図示
省略)。下部チャンバー12には、図2に示すように、
外部のガス供給系からガスを導入するゲート通路20が
形成されている。このガス通路3は、上部チャンバー4
と下部チャンバー12との接合面21を通り、上部チャ
ンバー4内部に向かって開口したノズル22に至る。な
お、上部チャンバー4は、高温冷媒循環流用ジャケット
構造になっており、このジャケットはノズル22の背面
或いは前面に形成される(図示省略)。ノズル前面に形
成する場合は、ノズル22の一部を管にして当該ジャケ
ット中を通すようにする(図示省略)。
【0025】図2および図3に示すように、ガス通路3
の上部チャンバー4と下部チャンバー12との接合面2
1には、Oリング23が設けられている。Oリング23
は、周囲の温度が120〜150℃程度まで上昇するた
め、耐熱用のものを用いる。Oリング23は、下部チャ
ンバー12の上面に設けた環状のOリング溝24に組み
込まれる。また、上部チャンバー4の下端には突出部2
5が形成され、下部チャンバー12の上端には段部26
が形成されている。上部チャンバー4を下部チャンバー
12に載せたとき、前記突出部25と段部26とが係合
して互いの位置を固定する。また、Oリング23は、上
部チャンバー4の自重によってつぶれ、シール機能を果
たす。なお、Oリング23の代わりに金属ガスケットを
用いるようにしてもよい(図示省略)。また、前記突出
部25は、上部チャンバー4を外して床面に置いたと
き、シール面27が床面と接触するのを防止する。この
ため、シール機能の低下を防止することができる。
の上部チャンバー4と下部チャンバー12との接合面2
1には、Oリング23が設けられている。Oリング23
は、周囲の温度が120〜150℃程度まで上昇するた
め、耐熱用のものを用いる。Oリング23は、下部チャ
ンバー12の上面に設けた環状のOリング溝24に組み
込まれる。また、上部チャンバー4の下端には突出部2
5が形成され、下部チャンバー12の上端には段部26
が形成されている。上部チャンバー4を下部チャンバー
12に載せたとき、前記突出部25と段部26とが係合
して互いの位置を固定する。また、Oリング23は、上
部チャンバー4の自重によってつぶれ、シール機能を果
たす。なお、Oリング23の代わりに金属ガスケットを
用いるようにしてもよい(図示省略)。また、前記突出
部25は、上部チャンバー4を外して床面に置いたと
き、シール面27が床面と接触するのを防止する。この
ため、シール機能の低下を防止することができる。
【0026】また、下部チャンバー12内には、その筒
の周方向に沿って円環状のガス管28が形成されてい
る。この円環状のガス管28は、下部チャンバー12を
一旦2分割して当該ガス管28およびゲート通路20を
機械加工した後、再び分割したピースを溶接することで
形成する。溶接にはTIG溶接またはMIG溶接を用い
る。ゲート通路20の入り口には、外部のガス供給系か
ら原料ガスの供給をうける配管29が接続されている。
の周方向に沿って円環状のガス管28が形成されてい
る。この円環状のガス管28は、下部チャンバー12を
一旦2分割して当該ガス管28およびゲート通路20を
機械加工した後、再び分割したピースを溶接することで
形成する。溶接にはTIG溶接またはMIG溶接を用い
る。ゲート通路20の入り口には、外部のガス供給系か
ら原料ガスの供給をうける配管29が接続されている。
【0027】ガス供給係から供給された原料ガスは、ゲ
ート通路20から円環状のガス管28に入り、このガス
管28から上方に延びる複数のガス管3を通って上昇す
る。ここで、下部チャンバー12と上部チャンバー4と
の接合面21はOリング23により気密が保たれてい
る。このため、原料ガスは、下部チャンバー12から上
部チャンバー4に漏洩なく輸送され、ノズル22から真
空チャンバー1内に噴射される。
ート通路20から円環状のガス管28に入り、このガス
管28から上方に延びる複数のガス管3を通って上昇す
る。ここで、下部チャンバー12と上部チャンバー4と
の接合面21はOリング23により気密が保たれてい
る。このため、原料ガスは、下部チャンバー12から上
部チャンバー4に漏洩なく輸送され、ノズル22から真
空チャンバー1内に噴射される。
【0028】つぎに、上部チャンバー4を交換する場合
は、図4の(a)に示すように、上蓋6を取り外し、同
図(b)に示すように、上部チャンバー4をそのまま上
方に吊り上げればよい。つぎに、同図(c)に示すよう
に、下端が同じ構成になっている別の上部チャンバー4
sを運んできて下部チャンバー12上に載置する。例え
ば、この上部チャンバー4sは、高さが低いものであっ
てそのノズル22位置が交換前のものに比べて低く位置
している。Oリング23は、上部チャンバー4sの自重
によってつぶれ、当該上部チャンバー4sと下部チャン
バー12との間で気密が保たれる。
は、図4の(a)に示すように、上蓋6を取り外し、同
図(b)に示すように、上部チャンバー4をそのまま上
方に吊り上げればよい。つぎに、同図(c)に示すよう
に、下端が同じ構成になっている別の上部チャンバー4
sを運んできて下部チャンバー12上に載置する。例え
ば、この上部チャンバー4sは、高さが低いものであっ
てそのノズル22位置が交換前のものに比べて低く位置
している。Oリング23は、上部チャンバー4sの自重
によってつぶれ、当該上部チャンバー4sと下部チャン
バー12との間で気密が保たれる。
【0029】また、真空チャンバー1の分割位置は、基
板支持台2の多少下の位置になっている。これは、プラ
ズマの生成が基板支持台2の上側で行われるため、上部
チャンバー4の内壁に原料ガスの成分が付着するためで
ある。このように分割位置を基板支持台2の上面より多
少下側にすれば、上部チャンバー4のみを取り外してメ
カニカル・クリーニングを施せば済むため、メンテナン
スが容易に行える。
板支持台2の多少下の位置になっている。これは、プラ
ズマの生成が基板支持台2の上側で行われるため、上部
チャンバー4の内壁に原料ガスの成分が付着するためで
ある。このように分割位置を基板支持台2の上面より多
少下側にすれば、上部チャンバー4のみを取り外してメ
カニカル・クリーニングを施せば済むため、メンテナン
スが容易に行える。
【0030】つぎに、Oリング23をダブルOリング構
造にすることもできる。図5の(a)に部分組立図、
(b)に断面図を示す。このように、下部チャンバー1
2の接合面21にOリング溝24、30を二重リング状
に形成し、この各Oリング溝24、30内に径の異なる
2つのOリング23、31を嵌め入れる。このようにす
れば、ガス通路3の気密性を十分に高めることができ
る。また、図3に示したガス通路3のうち、漏洩が好ま
しくない原料ガスのガス通路3のみをダブルOリング構
造にしてもよい。
造にすることもできる。図5の(a)に部分組立図、
(b)に断面図を示す。このように、下部チャンバー1
2の接合面21にOリング溝24、30を二重リング状
に形成し、この各Oリング溝24、30内に径の異なる
2つのOリング23、31を嵌め入れる。このようにす
れば、ガス通路3の気密性を十分に高めることができ
る。また、図3に示したガス通路3のうち、漏洩が好ま
しくない原料ガスのガス通路3のみをダブルOリング構
造にしてもよい。
【0031】図6は、ガス通路の変形例を示す一部断面
図である。上記実施の形態では、真空チャンバー1の径
方向でガス通路3を1つ設けていたが、ガス系統が多く
なる場合には、同図に示すように、径方向に3つのガス
通路3a〜3cを形成するようにしてもよい。接合面2
1における各ガス通路3a〜3cの周囲は、それぞれO
リング23でシールを施す。また、環状のガス通路28
a〜28cを径方向に3つ形成した場合には、当該ガス
通路3a〜3cに至るゲート通路20a〜20cは、同
図に示すように、高さを変えて形成するか、或いは放射
角度をずらして形成するようにする(図示省略)。3連
リング状に環状のガス通路3a〜3cを設けた場合に
は、外周部分は溶接によって接合するが、ガス通路3a
〜3c同士の間にはOリング32によるシールを施すの
が好ましい。
図である。上記実施の形態では、真空チャンバー1の径
方向でガス通路3を1つ設けていたが、ガス系統が多く
なる場合には、同図に示すように、径方向に3つのガス
通路3a〜3cを形成するようにしてもよい。接合面2
1における各ガス通路3a〜3cの周囲は、それぞれO
リング23でシールを施す。また、環状のガス通路28
a〜28cを径方向に3つ形成した場合には、当該ガス
通路3a〜3cに至るゲート通路20a〜20cは、同
図に示すように、高さを変えて形成するか、或いは放射
角度をずらして形成するようにする(図示省略)。3連
リング状に環状のガス通路3a〜3cを設けた場合に
は、外周部分は溶接によって接合するが、ガス通路3a
〜3c同士の間にはOリング32によるシールを施すの
が好ましい。
【0032】以上、このプラズマCVD装置100によ
れば、真空チャンバー1を分割構造にし、ガス通路3を
真空チャンバー1の側壁内に形成したので、上部チャン
バー4を交換することによりノズル22の位置や真空チ
ャンバー1の容積を調節することができ、下部チャンバ
ー12はそのままであるからガス供給系からの配管29
などを分解する手間がかからない。このため、真空チャ
ンバー1の交換作業を容易に行うことができるようにな
る。
れば、真空チャンバー1を分割構造にし、ガス通路3を
真空チャンバー1の側壁内に形成したので、上部チャン
バー4を交換することによりノズル22の位置や真空チ
ャンバー1の容積を調節することができ、下部チャンバ
ー12はそのままであるからガス供給系からの配管29
などを分解する手間がかからない。このため、真空チャ
ンバー1の交換作業を容易に行うことができるようにな
る。
【0033】(実施の形態2)図7は、この発明の実施
の形態2にかかるプラズマCVD装置を示す断面図であ
る。図8は、図7に示したプラズマCVD装置の一部断
面図である。図9は、図7に示した上蓋の平面図であ
る。このプラズマCVD装置200は、図1に示したプ
ラズマCVD装置100と略同様の構成であるが、ガス
通路3を上蓋6まで延ばした点が異なる。その他の構成
は、実施の形態1と同様であるからその説明を省略す
る。上部チャンバー4の上端には、Oリング溝201が
形成されている。このOリング溝201には、上記同様
のOリング202が嵌め込まれる。また、上蓋6の周縁
には、突出部203が形成されている。また、上部チャ
ンバー4の上端には、前記突出部203と係合する段部
204が形成されている。
の形態2にかかるプラズマCVD装置を示す断面図であ
る。図8は、図7に示したプラズマCVD装置の一部断
面図である。図9は、図7に示した上蓋の平面図であ
る。このプラズマCVD装置200は、図1に示したプ
ラズマCVD装置100と略同様の構成であるが、ガス
通路3を上蓋6まで延ばした点が異なる。その他の構成
は、実施の形態1と同様であるからその説明を省略す
る。上部チャンバー4の上端には、Oリング溝201が
形成されている。このOリング溝201には、上記同様
のOリング202が嵌め込まれる。また、上蓋6の周縁
には、突出部203が形成されている。また、上部チャ
ンバー4の上端には、前記突出部203と係合する段部
204が形成されている。
【0034】この突出部203と段部204とが係合す
ることにより上蓋6が上部チャンバー4に対して位置決
めされる。また、上蓋6を上部チャンバー4上に載せる
ことにより、当該上部チャンバー4の自重でOリング2
02がつぶれ、ガス通路3の気密が保たれる。上蓋6に
形成したガス通路205は、図9に示すように、放射状
に形成されており、各ガス通路205にはぞれぞれ複数
のノズル206が設けられている。ノズル206を均一
に配置することにより、成膜を均一に行うことができ
る。ガス通路205は、上蓋6が金属製の場合、機械加
工により形成する。また、アルミナ製の場合、ガス通路
205となる部分に中子を入れて焼結後に取り出すこと
で形成すればよい。
ることにより上蓋6が上部チャンバー4に対して位置決
めされる。また、上蓋6を上部チャンバー4上に載せる
ことにより、当該上部チャンバー4の自重でOリング2
02がつぶれ、ガス通路3の気密が保たれる。上蓋6に
形成したガス通路205は、図9に示すように、放射状
に形成されており、各ガス通路205にはぞれぞれ複数
のノズル206が設けられている。ノズル206を均一
に配置することにより、成膜を均一に行うことができ
る。ガス通路205は、上蓋6が金属製の場合、機械加
工により形成する。また、アルミナ製の場合、ガス通路
205となる部分に中子を入れて焼結後に取り出すこと
で形成すればよい。
【0035】原料ガスは、ガス供給系から供給されてゲ
ート通路20を介して円環状のガス通路28に至る。続
いて、このガス通路28から上方に延びたガス通路3を
通り、上蓋6のガス通路205に至り、複数のノズル2
06から真空チャンバー1内に原料ガスを噴出する。こ
のとき、上蓋6、上部チャンバー4、下部チャンバー1
2のそれぞれの接合面21、207は、Oリング23、
202によって気密性を保持されているから、原料ガス
が漏洩することはない。
ート通路20を介して円環状のガス通路28に至る。続
いて、このガス通路28から上方に延びたガス通路3を
通り、上蓋6のガス通路205に至り、複数のノズル2
06から真空チャンバー1内に原料ガスを噴出する。こ
のとき、上蓋6、上部チャンバー4、下部チャンバー1
2のそれぞれの接合面21、207は、Oリング23、
202によって気密性を保持されているから、原料ガス
が漏洩することはない。
【0036】上蓋6は、上部チャンバー4同様に交換可
能である。例えばノズル206の配置パターンが異なる
上蓋6と交換することにより、原料ガスの噴出形態を調
整することができる。また、交換作業自体も、上蓋6を
吊り上げて交換するだけで可能であり、新しい上蓋6を
上部チャンバー4の載置するだけで、ガス通路3、20
5の気密を確保することができる。なお、上記したよう
なダブルOリングの構成にすることも可能である。ま
た、図7では、ガス系統を1系統のみ図示したが、これ
に限られず、複数系統設けることも可能である。
能である。例えばノズル206の配置パターンが異なる
上蓋6と交換することにより、原料ガスの噴出形態を調
整することができる。また、交換作業自体も、上蓋6を
吊り上げて交換するだけで可能であり、新しい上蓋6を
上部チャンバー4の載置するだけで、ガス通路3、20
5の気密を確保することができる。なお、上記したよう
なダブルOリングの構成にすることも可能である。ま
た、図7では、ガス系統を1系統のみ図示したが、これ
に限られず、複数系統設けることも可能である。
【0037】(実施の形態3)図10は、この発明の実
施の形態3にかかるプラズマCVD装置を示す断面図で
ある。このプラズマCVD装置300は、実施の形態1
のプラズマCVD装置100と略同様の構成であるが、
円環状のガス通路28に代えて従来のプラズマCVD装
置に用いたような円環状のガス配管301を用いた点に
特徴がある。すなわち、下部チャンバー12の周囲に
は、円環状のガス配管301が設けられており、このガ
ス配管301には下部チャンバー12のゲート通路20
から放射状に延出した配管302が連結されている。円
環状のガス配管301には、外部に設けたガス供給系が
接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様
であるからその説明を省略する。
施の形態3にかかるプラズマCVD装置を示す断面図で
ある。このプラズマCVD装置300は、実施の形態1
のプラズマCVD装置100と略同様の構成であるが、
円環状のガス通路28に代えて従来のプラズマCVD装
置に用いたような円環状のガス配管301を用いた点に
特徴がある。すなわち、下部チャンバー12の周囲に
は、円環状のガス配管301が設けられており、このガ
ス配管301には下部チャンバー12のゲート通路20
から放射状に延出した配管302が連結されている。円
環状のガス配管301には、外部に設けたガス供給系が
接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様
であるからその説明を省略する。
【0038】かかる構成のプラズマCVD装置300に
よれば、下部チャンバー12内に円環状のガス通路28
を加工形成する必要がないので、製造が簡単である。な
お、実施の形態2に示した上蓋6にノズル206を設け
たものに、当該構成を用いることもできる(図示省
略)。
よれば、下部チャンバー12内に円環状のガス通路28
を加工形成する必要がないので、製造が簡単である。な
お、実施の形態2に示した上蓋6にノズル206を設け
たものに、当該構成を用いることもできる(図示省
略)。
【0039】(実施の形態4)図11は、この発明の実
施の形態4にかかるプラズマCVD装置を示す断面構成
図である。このプラズマCVD装置400は、上蓋6に
複数のノズル401を設けると共に真空チャンバー1側
壁内のガス通路3を少数、例えば各ガス系統毎に1本と
した構成である。これ以外の構成は、上記実施の形態2
と同様であるから説明を省略する。下部チャンバー12
のゲート通路20から導入された原料ガスは、ゲート通
路20から上方に延びたガス通路3を通り、上蓋6のゲ
ート通路402に至る。なお、この構成において、ゲー
ト通路20からゲート通路402までは直結されている
から、下部チャンバー12内の円環状のガス通路28は
不要である。
施の形態4にかかるプラズマCVD装置を示す断面構成
図である。このプラズマCVD装置400は、上蓋6に
複数のノズル401を設けると共に真空チャンバー1側
壁内のガス通路3を少数、例えば各ガス系統毎に1本と
した構成である。これ以外の構成は、上記実施の形態2
と同様であるから説明を省略する。下部チャンバー12
のゲート通路20から導入された原料ガスは、ゲート通
路20から上方に延びたガス通路3を通り、上蓋6のゲ
ート通路402に至る。なお、この構成において、ゲー
ト通路20からゲート通路402までは直結されている
から、下部チャンバー12内の円環状のガス通路28は
不要である。
【0040】図12は、図11に示した上蓋の平面図で
ある。上蓋6のガス通路403は、ゲート通路402か
ら繋がる中央部404から放射状に形成されており、各
ガス通路403には所定間隔でノズル401が設けられ
ている。なお、ノズル401の穴径は、中央ほど小さく
するのが好ましい。真空チャンバー1内に噴射する原料
ガスを均一化するためである。かかる構成によれば、上
蓋6から均一に原料ガスを噴出できるので、成膜を均一
に行うことができるようになる。また、真空チャンバー
1に形成するガス通路3が簡略化される。
ある。上蓋6のガス通路403は、ゲート通路402か
ら繋がる中央部404から放射状に形成されており、各
ガス通路403には所定間隔でノズル401が設けられ
ている。なお、ノズル401の穴径は、中央ほど小さく
するのが好ましい。真空チャンバー1内に噴射する原料
ガスを均一化するためである。かかる構成によれば、上
蓋6から均一に原料ガスを噴出できるので、成膜を均一
に行うことができるようになる。また、真空チャンバー
1に形成するガス通路3が簡略化される。
【0041】(実施の形態5)図13は、この発明の実
施の形態5にかかるプラズマCVD装置を示す断面構成
図である。このプラズマCVD装置500は、上部チャ
ンバー501、中部チャンバー502、下部チャンバー
503の3ピース構造である。上部チャンバー501に
は上蓋6が取り付けられている。上蓋6の上部には高周
波用アンテナ7が設けられ、この高周波用アンテナ7
は、整合器8を介して高周波電源9に接続されている。
上部チャンバー501および中部チャンバー502の周
囲には、水平磁場を発生する水平磁場用コイル5が配置
されている。真空チャンバー510内には、基板支持台
2が設置され、当該基板支持台2には、整合器10を介
してバイアス低周波電源11が接続されている。
施の形態5にかかるプラズマCVD装置を示す断面構成
図である。このプラズマCVD装置500は、上部チャ
ンバー501、中部チャンバー502、下部チャンバー
503の3ピース構造である。上部チャンバー501に
は上蓋6が取り付けられている。上蓋6の上部には高周
波用アンテナ7が設けられ、この高周波用アンテナ7
は、整合器8を介して高周波電源9に接続されている。
上部チャンバー501および中部チャンバー502の周
囲には、水平磁場を発生する水平磁場用コイル5が配置
されている。真空チャンバー510内には、基板支持台
2が設置され、当該基板支持台2には、整合器10を介
してバイアス低周波電源11が接続されている。
【0042】上部チャンバー501と中部チャンバー5
02との接合面504、中部チャンバー502と下部チ
ャンバー503との接合面505にはガス通路506が
通っており、上記実施の形態と同様、そのガス通路50
6の周囲はOリング23によってシールされている。下
部チャンバー503には、ゲート通路20が形成されて
いる。また、下部チャンバー503側壁内には、円環状
のガス通路28が形成されている。このガス通路28
は、上記実施の形態1と同じ方法により形成する。円環
状のガス通路28から上方に延びるガス通路506は、
その端部にノズル507、508を構成している。ノズ
ル507、508は、中部チャンバー502と上部チャ
ンバー501とに設けられる。
02との接合面504、中部チャンバー502と下部チ
ャンバー503との接合面505にはガス通路506が
通っており、上記実施の形態と同様、そのガス通路50
6の周囲はOリング23によってシールされている。下
部チャンバー503には、ゲート通路20が形成されて
いる。また、下部チャンバー503側壁内には、円環状
のガス通路28が形成されている。このガス通路28
は、上記実施の形態1と同じ方法により形成する。円環
状のガス通路28から上方に延びるガス通路506は、
その端部にノズル507、508を構成している。ノズ
ル507、508は、中部チャンバー502と上部チャ
ンバー501とに設けられる。
【0043】この構成のプラズマCVD装置500で
は、中部チャンバー502或いは上部チャンバー501
を容易に交換することができる。また、中部チャンバー
502のみで使用することで真空チャンバー510の容
積を小さくできる。また、この実施の形態5では、真空
チャンバー510を3分割した例を示したが、4分割以
上にすることも可能である。さらに、実施の形態2に示
したような上蓋6を用いることもできる。
は、中部チャンバー502或いは上部チャンバー501
を容易に交換することができる。また、中部チャンバー
502のみで使用することで真空チャンバー510の容
積を小さくできる。また、この実施の形態5では、真空
チャンバー510を3分割した例を示したが、4分割以
上にすることも可能である。さらに、実施の形態2に示
したような上蓋6を用いることもできる。
【0044】(その他の実施の形態)また、上記実施の
形態1〜5では、プラズマCVD装置を例にあげて説明
したが、原料ガスを導入するガス供給系、真空チャンバ
ーを備えたエッチング装置やスパッタ装置などであって
もこの発明の構成を適用できる。
形態1〜5では、プラズマCVD装置を例にあげて説明
したが、原料ガスを導入するガス供給系、真空チャンバ
ーを備えたエッチング装置やスパッタ装置などであって
もこの発明の構成を適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のプラズ
マ処理装置(請求項1)では、内部にプラズマ生成領域
を有する筒状の真空チャンバーを上下方向に分割し、こ
の上側チャンバーと下側チャンバーとを積み重ね接合面
をもって当該真空チャンバーを構成すると共に、最下側
チャンバーの側壁内であってその周方向に環状ガス通路
が形成されており、この環状ガス通路から上方に複数の
ガス通路が形成され、当該ガス通路が下側チャンバーか
ら接合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上側
チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構成
し、さらに前記環状ガス通路にガスを導入すると共に原
料ガスを供給する外部のガス系統に連結したゲート通路
を有し、前記接合面におけるガス通路の周囲にリング状
のシールを施したので、真空チャンバーの交換作業を容
易に行うことができる。
マ処理装置(請求項1)では、内部にプラズマ生成領域
を有する筒状の真空チャンバーを上下方向に分割し、こ
の上側チャンバーと下側チャンバーとを積み重ね接合面
をもって当該真空チャンバーを構成すると共に、最下側
チャンバーの側壁内であってその周方向に環状ガス通路
が形成されており、この環状ガス通路から上方に複数の
ガス通路が形成され、当該ガス通路が下側チャンバーか
ら接合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上側
チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構成
し、さらに前記環状ガス通路にガスを導入すると共に原
料ガスを供給する外部のガス系統に連結したゲート通路
を有し、前記接合面におけるガス通路の周囲にリング状
のシールを施したので、真空チャンバーの交換作業を容
易に行うことができる。
【0046】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項2)では、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真
空チャンバーを上下方向に分割し、この上側チャンバー
と下側チャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真空
チャンバーを構成すると共に、最下側チャンバーの周囲
に環状ガス配管を設け、この環状ガス配管に対して、最
下側チャンバーに放射状に設けた各ゲート通路から配管
を連結し、各ゲート通路からガス通路が下側チャンバー
から接合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上
側チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構
成し、さらに前記環状ガス配管にガスを導入すると共に
原料ガスを供給するガス系統を外部に連結し、前記接合
面におけるガス通路の周囲にリング状のシールを施し
た。このため、真空チャンバーの交換が容易になると共
に簡単に製造できるようになる。
項2)では、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真
空チャンバーを上下方向に分割し、この上側チャンバー
と下側チャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真空
チャンバーを構成すると共に、最下側チャンバーの周囲
に環状ガス配管を設け、この環状ガス配管に対して、最
下側チャンバーに放射状に設けた各ゲート通路から配管
を連結し、各ゲート通路からガス通路が下側チャンバー
から接合面を通して上側チャンバーに至りその端部が上
側チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構
成し、さらに前記環状ガス配管にガスを導入すると共に
原料ガスを供給するガス系統を外部に連結し、前記接合
面におけるガス通路の周囲にリング状のシールを施し
た。このため、真空チャンバーの交換が容易になると共
に簡単に製造できるようになる。
【0047】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項3)では、シールにOリングを用い、これを複数段設
けたので、上側チャンバーと下側チャンバーとの接合面
におけるガス漏洩を効果的に防止できる。
項3)では、シールにOリングを用い、これを複数段設
けたので、上側チャンバーと下側チャンバーとの接合面
におけるガス漏洩を効果的に防止できる。
【0048】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項4)では、上側チャンバーの下端であってガス通路以
外の部分に突出部を設けると共に下側チャンバーの上端
に前記突出部と係合する段部を設けたので、シール面が
保護されるので、接合面での漏洩を防止することができ
る。
項4)では、上側チャンバーの下端であってガス通路以
外の部分に突出部を設けると共に下側チャンバーの上端
に前記突出部と係合する段部を設けたので、シール面が
保護されるので、接合面での漏洩を防止することができ
る。
【0049】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項5)では、前記真空チャンバー内に設けた基板支持台
の載置面の下付近で前記真空チャンバーを分割したの
で、上側チャンバーのみを外してクリーニングすれば済
む。このため、メンテナンスが楽になる。
項5)では、前記真空チャンバー内に設けた基板支持台
の載置面の下付近で前記真空チャンバーを分割したの
で、上側チャンバーのみを外してクリーニングすれば済
む。このため、メンテナンスが楽になる。
【0050】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項6)では、さらに、上側チャンバーに上蓋を設け、こ
の上側チャンバーに形成したガス通路を当該上蓋と上側
チャンバーとの接合面を通して上蓋内部まで形成すると
共に、このガス通路の端部に真空チャンバー内のプラズ
マ生成領域に向いたノズルを構成し、上蓋と上側チャン
バーとの接合面におけるガス通路の周囲にリング状のシ
ールを施したので、基板上部から原料ガスを噴射でき
る。このため、基板の処理を均一化できる。
項6)では、さらに、上側チャンバーに上蓋を設け、こ
の上側チャンバーに形成したガス通路を当該上蓋と上側
チャンバーとの接合面を通して上蓋内部まで形成すると
共に、このガス通路の端部に真空チャンバー内のプラズ
マ生成領域に向いたノズルを構成し、上蓋と上側チャン
バーとの接合面におけるガス通路の周囲にリング状のシ
ールを施したので、基板上部から原料ガスを噴射でき
る。このため、基板の処理を均一化できる。
【0051】また、この発明のプラズマ処理装置(請求
項7)では、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真
空チャンバーを上下方向に分割し、上側チャンバーと下
側チャンバーとが積み重ね接合面をもって当該真空チャ
ンバーを構成すると共に、最下側チャンバーに放射状に
設けたゲート通路に外部のガス系統から配管を連結し、
ゲート通路からガス通路が下側チャンバーから接合面を
通して上側チャンバーに至り、さらに、最上側チャンバ
ーに上蓋が設けられ、前記ガス通路が上側チャンバーか
ら接合面を通して上蓋に至り、当該上蓋には、上側チャ
ンバー内のプラズマ生成領域に向いた複数のノズルが分
散して設けられ且つこれらノズルに原料ガスを供給する
上蓋ガス通路が形成されており、前記接合面におけるガ
ス通路の周囲にリング状のシールを施したので、真空チ
ャンバーの製造が簡単になる。
項7)では、内部にプラズマ生成領域を有する筒状の真
空チャンバーを上下方向に分割し、上側チャンバーと下
側チャンバーとが積み重ね接合面をもって当該真空チャ
ンバーを構成すると共に、最下側チャンバーに放射状に
設けたゲート通路に外部のガス系統から配管を連結し、
ゲート通路からガス通路が下側チャンバーから接合面を
通して上側チャンバーに至り、さらに、最上側チャンバ
ーに上蓋が設けられ、前記ガス通路が上側チャンバーか
ら接合面を通して上蓋に至り、当該上蓋には、上側チャ
ンバー内のプラズマ生成領域に向いた複数のノズルが分
散して設けられ且つこれらノズルに原料ガスを供給する
上蓋ガス通路が形成されており、前記接合面におけるガ
ス通路の周囲にリング状のシールを施したので、真空チ
ャンバーの製造が簡単になる。
【図1】この発明の実施の形態1にかかるプラズマCV
D装置を示す概略構成図である。
D装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したプラズマCVD装置の一部断面図
である。
である。
【図3】図1に示したプラズマCVD装置の組立図であ
る。
る。
【図4】上部チャンバーの交換作業を示す説明図であ
る。
る。
【図5】ダブルOリングを使用する場合の構成を示す組
立図である。
立図である。
【図6】ガス通路の変形例を示す一部断面図である。
【図7】この発明の実施の形態2にかかるプラズマCV
D装置を示す断面図である。
D装置を示す断面図である。
【図8】図7に示したプラズマCVD装置の一部断面図
である。
である。
【図9】図7に示した上蓋の平面図である。
【図10】この発明の実施の形態3にかかるプラズマC
VD装置を示す断面図である。
VD装置を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態4にかかるプラズマC
VD装置を示す断面構成図である。
VD装置を示す断面構成図である。
【図12】図11に示した上蓋の平面図である。
【図13】この発明の実施の形態5にかかるプラズマC
VD装置を示す断面構成図である。
VD装置を示す断面構成図である。
【図14】従来のプラズマCVD装置の一例を示す断面
図である。
図である。
【図15】図14に示したプラズマCVD装置の説明図
である。
である。
1 真空チャンバー 2 基板支持台 3 ガス通路 4 上部チャンバー 5 水平磁場用コイル 6 上蓋 7 高周波用アンテナ 8 整合器 9 高周波電源 10 整合器 11 バイアス低周波電源 12 下部チャンバー 13 排気管 14 自動圧力制御弁 20 ゲート通路 21 接合面 22 ノズル 23 Oリング 24 リング溝 25 突出部 26 段部 27 シール面 28 ガス管 29 配管
フロントページの続き (72)発明者 坂本 仁志 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA51 BC02 BC04 BC06 BD14 CA47 CA65 DA02 EA06 EB15 EB41 EC02 EC06 EC26 EC30 EE13 FB02 FB04 4K030 EA06 FA04 KA10 KA30 5F045 AA08 BB10 EB02 EB06 EB10 EF01 EF08 EH02 EJ04 EJ09 EM05
Claims (7)
- 【請求項1】 内部にプラズマ生成領域を有する筒状の
真空チャンバーを上下方向に分割し、この上側チャンバ
ーと下側チャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真
空チャンバーを構成すると共に、最下側チャンバーの側
壁内であってその周方向に環状ガス通路が形成されてお
り、この環状ガス通路から上方に複数のガス通路が形成
され、当該ガス通路が下側チャンバーから前記接合面を
通して上側チャンバーに至りその端部が上側チャンバー
内のプラズマ生成領域に向いたノズルを構成し、さらに
前記環状ガス通路にガスを導入すると共に原料ガスを供
給する外部のガス系統に連結したゲート通路を有し、前
記接合面におけるガス通路の周囲にリング状のシールを
施したことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項2】 内部にプラズマ生成領域を有する筒状の
真空チャンバーを上下方向に分割し、この上側チャンバ
ーと下側チャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真
空チャンバーを構成すると共に、最下側チャンバーの周
囲に環状ガス配管を設け、この環状ガス配管に対して、
最下側チャンバーに放射状に設けた各ゲート通路から配
管を連結し、各ゲート通路からガス通路が下側チャンバ
ーから接合面を通して上側チャンバーに至りその端部が
上側チャンバー内のプラズマ生成領域に向いたノズルを
構成し、さらに前記環状ガス配管にガスを導入すると共
に原料ガスを供給するガス系統を外部に連結し、前記接
合面におけるガス通路の周囲にリング状のシールを施し
たことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項3】 前記シールにOリングを用い、これを複
数段設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の
プラズマ処理装置。 - 【請求項4】 さらに、上側チャンバーの下端であって
ガス通路以外の部分に突出部を設けると共に下側チャン
バーの上端に前記突出部と係合する段部を設けたことを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプラズ
マ処理装置。 - 【請求項5】 さらに、前記真空チャンバー内には、基
板支持台が配置されており、この基板支持台の載置面の
下付近で前記真空チャンバーを分割したことを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか一つに記載のプラズマ処理装
置。 - 【請求項6】 さらに、上側チャンバーに上蓋を設け、
この上側チャンバーに形成したガス通路を当該上蓋と上
側チャンバーとの接合面を通して上蓋内部まで形成する
と共に、このガス通路の端部に真空チャンバー内のプラ
ズマ生成領域に向いたノズルを構成し、上蓋と上側チャ
ンバーとの接合面におけるガス通路の周囲にリング状の
シールを施したことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か一つに記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項7】 内部にプラズマ生成領域を有する筒状の
真空チャンバーを上下方向に分割し、上側チャンバーと
下側チャンバーとを積み重ね接合面をもって当該真空チ
ャンバーを構成すると共に、最下側チャンバーに放射状
に設けたゲート通路に外部のガス系統から配管を連結
し、ゲート通路からガス通路が、下側チャンバーから接
合面を通して上側チャンバーに至り、さらに、最上側チ
ャンバーに上蓋が設けられ、前記ガス通路が上側チャン
バーから接合面を通して上蓋に至り、当該上蓋には、上
側チャンバー内のプラズマ生成領域に向いた複数のノズ
ルが分散して設けられ且つこれらノズルに原料ガスを供
給する上蓋ガス通路が形成されており、前記接合面にお
けるガス通路の周囲にリング状のシールを施したことを
特徴とするプラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188343A JP2002001100A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188343A JP2002001100A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | プラズマ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002001100A true JP2002001100A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18688143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188343A Pending JP2002001100A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002001100A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7806078B2 (en) | 2002-08-09 | 2010-10-05 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Plasma treatment apparatus |
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WO2023227322A1 (en) * | 2022-05-27 | 2023-11-30 | Evatec Ag | Process device for pecvd-processing |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000188343A patent/JP2002001100A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060221 |