JP2002098397A - 天井埋込式室内機 - Google Patents
天井埋込式室内機Info
- Publication number
- JP2002098397A JP2002098397A JP2000288072A JP2000288072A JP2002098397A JP 2002098397 A JP2002098397 A JP 2002098397A JP 2000288072 A JP2000288072 A JP 2000288072A JP 2000288072 A JP2000288072 A JP 2000288072A JP 2002098397 A JP2002098397 A JP 2002098397A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ceiling
- indoor unit
- outlet
- room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置される室内の形態やレイアウトに応じ
て、室内の温度・気流分布を設定できて、電気料金の低
減及び快適性の向上を図ることが可能な天井埋込式室内
機を提供する。 【解決手段】 温熱源と冷熱源とを有する室内に配置さ
れる天井埋込式室内機である。天井に埋設されるケーシ
ング1を備える。このケーシング1に、上記各熱源側に
向けて空気を吹き出すための複数個の吹出口5を設け
る。各熱源に応じた吹出口5の風量分配を行う。
て、室内の温度・気流分布を設定できて、電気料金の低
減及び快適性の向上を図ることが可能な天井埋込式室内
機を提供する。 【解決手段】 温熱源と冷熱源とを有する室内に配置さ
れる天井埋込式室内機である。天井に埋設されるケーシ
ング1を備える。このケーシング1に、上記各熱源側に
向けて空気を吹き出すための複数個の吹出口5を設け
る。各熱源に応じた吹出口5の風量分配を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井埋込式室内
機に関するものである。
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井埋込式室内機は、コンビニエンスス
トアや各種の店舗等に設置される場合が多く、そのた
め、図9に示すように、そのケーシング40の下壁41
の中央には、矩形状又は正方形状の吸込口42が設けら
れ、さらに、この吸込口42の各辺の近傍には、細長い
吹出口43が設けられて、東西南北の4方向へ温風又は
冷風をこの吹出口43から吹き出す必要があった。とこ
ろが、店内は、日射やショーケース等の影響で負荷の偏
在が激しく、そのため、例えば、冷房する場合、負荷が
大きい窓や入口付近に合わせて冷房していた。
トアや各種の店舗等に設置される場合が多く、そのた
め、図9に示すように、そのケーシング40の下壁41
の中央には、矩形状又は正方形状の吸込口42が設けら
れ、さらに、この吸込口42の各辺の近傍には、細長い
吹出口43が設けられて、東西南北の4方向へ温風又は
冷風をこの吹出口43から吹き出す必要があった。とこ
ろが、店内は、日射やショーケース等の影響で負荷の偏
在が激しく、そのため、例えば、冷房する場合、負荷が
大きい窓や入口付近に合わせて冷房していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な天井埋込式室内機において、負荷が小さい方向の吹出
口43での風量あるいは風速を小さくして能力調整を行
うため、吹出口43に閉鎖板44を設けることが考えら
れる。しかしながら、図10に示すように、閉鎖板44
によって吹出口43の開口面積を小さくした場合、空気
は矢印45、45に示すように、この閉鎖板44にて形
成される小隙間から吹き出される。そのため、閉鎖板4
4の外面47側に空気が滞留するおそれがあり、閉鎖板
44の内面46と外面47とで温度差が生じ、外面47
に露付きが発生するおそれがあって、室内の快適化を図
ることができないという問題が生じる。また、従来で
は、上記のように、負荷が大きい窓や入口付近に合わせ
て冷房していたため、消費電力が大となって電気料金が
高くつくと共に、天井埋込式室内機自体大型のものを使
用する必要があった。
な天井埋込式室内機において、負荷が小さい方向の吹出
口43での風量あるいは風速を小さくして能力調整を行
うため、吹出口43に閉鎖板44を設けることが考えら
れる。しかしながら、図10に示すように、閉鎖板44
によって吹出口43の開口面積を小さくした場合、空気
は矢印45、45に示すように、この閉鎖板44にて形
成される小隙間から吹き出される。そのため、閉鎖板4
4の外面47側に空気が滞留するおそれがあり、閉鎖板
44の内面46と外面47とで温度差が生じ、外面47
に露付きが発生するおそれがあって、室内の快適化を図
ることができないという問題が生じる。また、従来で
は、上記のように、負荷が大きい窓や入口付近に合わせ
て冷房していたため、消費電力が大となって電気料金が
高くつくと共に、天井埋込式室内機自体大型のものを使
用する必要があった。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、設置される室
内の形態やレイアウトに応じて、室内の温度・気流分布
を設定できて、電気料金の低減及び快適性の向上を図る
ことが可能な天井埋込式室内機を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、設置される室
内の形態やレイアウトに応じて、室内の温度・気流分布
を設定できて、電気料金の低減及び快適性の向上を図る
ことが可能な天井埋込式室内機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の天井埋
込式室内機は、温熱源と冷熱源とを有する室内Sに配置
される天井埋込式室内機であって、天井に埋設されるケ
ーシング1を備えると共に、このケーシング1に、上記
各熱源側に向けて空気を吹き出すための複数個の吹出口
5を設けて、各熱源に応じた吹出口5の風量分配を行う
ことを特徴としている。
込式室内機は、温熱源と冷熱源とを有する室内Sに配置
される天井埋込式室内機であって、天井に埋設されるケ
ーシング1を備えると共に、このケーシング1に、上記
各熱源側に向けて空気を吹き出すための複数個の吹出口
5を設けて、各熱源に応じた吹出口5の風量分配を行う
ことを特徴としている。
【0006】上記請求項1の天井埋込式室内機では、各
熱源に応じた吹出口5の風量分配を行うので、温熱源側
に大風量の空気を吹き出させると共に、冷熱源側に小風
量の空気を吹き出させたりすることができ、室内S全体
をほぼ一定の温度に維持することができる。また、低負
荷ゾーンには、小風量の風を供給し、その小風量とした
ことによって余った分を、店内(室内)Sの必要なゾー
ン(高負荷ゾーン)に回して、この高負荷ゾーンへは大
風量の風を吹き出させて、この高負荷ゾーンを集中的に
冷暖房することができる。
熱源に応じた吹出口5の風量分配を行うので、温熱源側
に大風量の空気を吹き出させると共に、冷熱源側に小風
量の空気を吹き出させたりすることができ、室内S全体
をほぼ一定の温度に維持することができる。また、低負
荷ゾーンには、小風量の風を供給し、その小風量とした
ことによって余った分を、店内(室内)Sの必要なゾー
ン(高負荷ゾーン)に回して、この高負荷ゾーンへは大
風量の風を吹き出させて、この高負荷ゾーンを集中的に
冷暖房することができる。
【0007】請求項2の天井埋込式室内機は、温熱源、
冷熱源、及び人存在時間の多少を空調負荷要素とし、各
空調負荷要素に応じて吹出口5の風量を調整することを
特徴としている。
冷熱源、及び人存在時間の多少を空調負荷要素とし、各
空調負荷要素に応じて吹出口5の風量を調整することを
特徴としている。
【0008】上記請求項2の天井埋込式室内機では、温
熱源、冷熱源、及び人存在時間の多少が空調負荷要素と
なるので、この天井埋込式室内機が設置される室内Sの
形態たレイアウト応じた風量分配が可能となる。特に、
人存在時間の多少を空調負荷要素としたことにより、人
存在時間が多いゾーンに大風量の空気を吹き出させるこ
とが可能となる。
熱源、冷熱源、及び人存在時間の多少が空調負荷要素と
なるので、この天井埋込式室内機が設置される室内Sの
形態たレイアウト応じた風量分配が可能となる。特に、
人存在時間の多少を空調負荷要素としたことにより、人
存在時間が多いゾーンに大風量の空気を吹き出させるこ
とが可能となる。
【0009】請求項3の天井埋込式室内機は、室外に面
する窓12と、室内Sに配置されるショーケース14と
が上記空調負荷要素となることを特徴としている。
する窓12と、室内Sに配置されるショーケース14と
が上記空調負荷要素となることを特徴としている。
【0010】上記請求項3の天井埋込式室内機では、室
外に面する窓12と、室内Sに配置されるショーケース
14とが空調負荷要素となるので、窓12側に向けて吹
き出す空気の量と、ショーケース14側に向けて吹き出
す空気の量とを的確に調整するこができ、この天井埋込
式室内機が設置される室内Sの全体の快適性を向上させ
ることが可能となる。
外に面する窓12と、室内Sに配置されるショーケース
14とが空調負荷要素となるので、窓12側に向けて吹
き出す空気の量と、ショーケース14側に向けて吹き出
す空気の量とを的確に調整するこができ、この天井埋込
式室内機が設置される室内Sの全体の快適性を向上させ
ることが可能となる。
【0011】請求項4の天井埋込式室内機は、上記吹出
口5に、この吹出口5の開口面積を調整する閉鎖部材7
を設け、この閉鎖部材7を、多数の貫通孔8を有する多
孔板9とすることを特徴としている。
口5に、この吹出口5の開口面積を調整する閉鎖部材7
を設け、この閉鎖部材7を、多数の貫通孔8を有する多
孔板9とすることを特徴としている。
【0012】上記請求項4の天井埋込式室内機では、多
孔板9によって、吹出口5の開口面積を調整することが
可能となって、各吹出口5の風量調整が行い易くなる。
また、閉鎖部材7として多孔板9が使用されるので、吹
出口5からの風は、多孔板9の貫通孔8を介して吹き出
され、この多孔板9の外面9c側にも空気の流れがあ
り、この多孔板9の外面9c側に空気の滞留が発生せ
ず、この多孔板9の内面9bと外面9cとであまり温度
差が生じることがなくなって、多孔板9の外面9cに露
付きが発生しにくいものとなる。
孔板9によって、吹出口5の開口面積を調整することが
可能となって、各吹出口5の風量調整が行い易くなる。
また、閉鎖部材7として多孔板9が使用されるので、吹
出口5からの風は、多孔板9の貫通孔8を介して吹き出
され、この多孔板9の外面9c側にも空気の流れがあ
り、この多孔板9の外面9c側に空気の滞留が発生せ
ず、この多孔板9の内面9bと外面9cとであまり温度
差が生じることがなくなって、多孔板9の外面9cに露
付きが発生しにくいものとなる。
【0013】請求項5の天井埋込式室内機は、吹出口5
の吹出方向で分割される室内Sの各ゾーン内における負
荷検知センサ15のデータに応じて、各吹出口5の風量
を調整することを特徴としている。
の吹出方向で分割される室内Sの各ゾーン内における負
荷検知センサ15のデータに応じて、各吹出口5の風量
を調整することを特徴としている。
【0014】上記請求項5の天井埋込式室内機では、負
荷検知センサ15のデータに応じて各吹出口の風量を調
整することができ、これによって、各吹出口5から吹き
出される風量を、常時、各吹出口5の吹出方向で分割さ
れる各ゾーンに応じた風量とすることが可能となる。
荷検知センサ15のデータに応じて各吹出口の風量を調
整することができ、これによって、各吹出口5から吹き
出される風量を、常時、各吹出口5の吹出方向で分割さ
れる各ゾーンに応じた風量とすることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の天井埋込式室内
機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は天井埋込式室内機の簡略底面図で
ある。この天井埋込式室内機Kは、天井に埋設されるケ
ーシング1を備え、このケーシング1内に、熱交換器2
(図2参照)と、図示省略の送風機およびこの送風機を
駆動する電動機等が内装される。また、このケーシング
1の下壁3には、この図1に示すように、中央の吸込口
4と、この吸込口4の外側(外周側)に設けられる吹出
口5とを有する。この場合、吸込口4は底面側から見て
略正方形状とされ、吹出口5は、底面側から見て細長い
矩形状とされて、吸込口4の各辺に対応して4個設けら
れている。
機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は天井埋込式室内機の簡略底面図で
ある。この天井埋込式室内機Kは、天井に埋設されるケ
ーシング1を備え、このケーシング1内に、熱交換器2
(図2参照)と、図示省略の送風機およびこの送風機を
駆動する電動機等が内装される。また、このケーシング
1の下壁3には、この図1に示すように、中央の吸込口
4と、この吸込口4の外側(外周側)に設けられる吹出
口5とを有する。この場合、吸込口4は底面側から見て
略正方形状とされ、吹出口5は、底面側から見て細長い
矩形状とされて、吸込口4の各辺に対応して4個設けら
れている。
【0016】また、各吹出口5・・には、図2に示すよ
うに、開口側に風向板6が設けられ、さらに、この風向
板6より内部側に、吹出口5の開口面積を調整するため
の閉鎖部材7が設けらている。風向板6は矩形の平板等
からなり、その長手方向両端部がケーシング1の枢着さ
れ、揺動可能とされている。すなわち、風向板6は、角
度変更が可能とされて、吹出口5から吹き出される風の
向きを変更するものである。そして、図3に示すよう
に、閉鎖部材7は多数の貫通孔8・・を有する多孔板9
からなり、図2に示すように、この多孔板9は、その一
方の長辺9a側がケーシング1に枢着され、この長辺9
a側を中心として矢印Aのように揺動可能となってい
る。この多孔板9は、後述する制御手段11にてその揺
動が制御される。なお、図2において、10はドレンパ
ンである。
うに、開口側に風向板6が設けられ、さらに、この風向
板6より内部側に、吹出口5の開口面積を調整するため
の閉鎖部材7が設けらている。風向板6は矩形の平板等
からなり、その長手方向両端部がケーシング1の枢着さ
れ、揺動可能とされている。すなわち、風向板6は、角
度変更が可能とされて、吹出口5から吹き出される風の
向きを変更するものである。そして、図3に示すよう
に、閉鎖部材7は多数の貫通孔8・・を有する多孔板9
からなり、図2に示すように、この多孔板9は、その一
方の長辺9a側がケーシング1に枢着され、この長辺9
a側を中心として矢印Aのように揺動可能となってい
る。この多孔板9は、後述する制御手段11にてその揺
動が制御される。なお、図2において、10はドレンパ
ンである。
【0017】ところで、この天井埋込式室内機Kは、図
5に示すように、温熱源と冷熱源とを有する室内Sに設
置される。具体的には、コンビニエンスストア等の店舗
に設置され、温熱源とは、室外(南側)に面する窓(ガ
ラス面)12等であり、冷熱源とは、冷気の放出される
ショーケース14等である。この場合、この1つの室内
Sに対して2機の天井埋込式室内機K、Kが配置され、
そのため、室内Sは、各天井埋込式室内機Kの吹出口5
・・の吹出方向で7つのゾーンに分割される。すなわ
ち、南の1ゾーン(南1)と、南の2ゾーン(南2)
と、北の3ゾーン(北3)と、北の4ゾーン(北4)
と、西の5ゾーン(西5)と、東の6ゾーン(東6)
と、中央の7ゾーン(中央7)とに分割される。そし
て、各ゾーンには、負荷検知センサ15が設けられてい
る。なお、負荷検知センサ15は、温度検出サミスター
等からなる温度センサであって、例えば、各種商品の陳
列棚等に取付けられる。
5に示すように、温熱源と冷熱源とを有する室内Sに設
置される。具体的には、コンビニエンスストア等の店舗
に設置され、温熱源とは、室外(南側)に面する窓(ガ
ラス面)12等であり、冷熱源とは、冷気の放出される
ショーケース14等である。この場合、この1つの室内
Sに対して2機の天井埋込式室内機K、Kが配置され、
そのため、室内Sは、各天井埋込式室内機Kの吹出口5
・・の吹出方向で7つのゾーンに分割される。すなわ
ち、南の1ゾーン(南1)と、南の2ゾーン(南2)
と、北の3ゾーン(北3)と、北の4ゾーン(北4)
と、西の5ゾーン(西5)と、東の6ゾーン(東6)
と、中央の7ゾーン(中央7)とに分割される。そし
て、各ゾーンには、負荷検知センサ15が設けられてい
る。なお、負荷検知センサ15は、温度検出サミスター
等からなる温度センサであって、例えば、各種商品の陳
列棚等に取付けられる。
【0018】また、この天井埋込式室内機Kは、図4に
示すように、負荷検知センサ15にて検出されたデータ
(例えば、温度)が入力される制御手段11を備え、こ
の制御手段11がこのデータに基づいて上記多孔板9を
揺動させる。これによって、多孔板9の揺動位置が決定
されて、吹出口5の風量が調整される。なお、制御手段
11は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路を
用いて構成され、この天井埋込式室内機K全体の運転制
御を行う。
示すように、負荷検知センサ15にて検出されたデータ
(例えば、温度)が入力される制御手段11を備え、こ
の制御手段11がこのデータに基づいて上記多孔板9を
揺動させる。これによって、多孔板9の揺動位置が決定
されて、吹出口5の風量が調整される。なお、制御手段
11は、マイクロコンピュータの機能を含む集積回路を
用いて構成され、この天井埋込式室内機K全体の運転制
御を行う。
【0019】次に、この天井埋込式室内機Kの制御方式
について、夏場において説明する。まず、天井埋込式室
内機Kを運転して、各ゾーンの冷房負荷を図6に示すよ
うに、算出する。そして、冷房運転のピーク時(例え
ば、15時)の各ゾーンにおける冷房負荷値に基づい
て、各ゾーンの風量の分配比率を設定する。すなわち、
各ゾーン毎に負荷偏在パターンを日変動に応じて算出
し、この算出値に基づいて各ゾーンの分配比率を初期設
定して運転(風量分配初期設定固定運転)する。具体的
には、図7に示すように、南1と南2と西5と東6にお
ける風量を約125%とし、北3と北4における風量を
約75%とし、中央7における風量を約75%として、
店内(室内)Sの必要なゾーン(つまり、南1、南2、
西5及び東6)の風量を増加して集中的に冷房し、他の
ゾーン(つまり、北3、北4、中央7)の風量を減少さ
せるものである。ところで、この調整は、風量減少率を
約25%とした多孔板9を使用して行う。すなわち、図
面における左側の天井埋込式室内機Kの北3側及び中央
7側の吹出口5に、風量減少率が約25%の多孔板9を
水平状に配置(つまり、多孔板9にて吹出口5の開口部
を塞ぐような配置)すれば、北3側及び中央7側の風量
は、この多孔板9にて約25%減少して、約75%とな
る。この際、北3側の吹出口5と、これに対称に配置さ
れる南1の吹出口5とが対をなし、一方が減少すれば、
他方がその減少した分だけ増加するものであって、北3
側の吹出口5の風量が約75%になれば、南1の吹出口
5の風量が約125%となり、同様に、中央7側の吹出
口5と、これに対称に配置される西5側の吹出口5の風
量も、中央7側の吹出口5が約75%になったことによ
って約125%となる。さらに、図面における右側の天
井埋込式室内機Kの北4側及び中央7側の吹出口5に、
風量減少率を約25%とした多孔板9を水平状に配置す
れば、同様に、この北4側及び中央7側の風量は、約2
5%減少して、約75%のとなり、このため、北4側の
吹出口5と対称に配置される南2側の吹出口5と、中央
7側の吹出口5と対称に配置される東6側の吹出口5と
はそれぞれ約125%の風量となる。なお、上記各%
は、多孔板9を設けない状態の風量を100%としてい
る。
について、夏場において説明する。まず、天井埋込式室
内機Kを運転して、各ゾーンの冷房負荷を図6に示すよ
うに、算出する。そして、冷房運転のピーク時(例え
ば、15時)の各ゾーンにおける冷房負荷値に基づい
て、各ゾーンの風量の分配比率を設定する。すなわち、
各ゾーン毎に負荷偏在パターンを日変動に応じて算出
し、この算出値に基づいて各ゾーンの分配比率を初期設
定して運転(風量分配初期設定固定運転)する。具体的
には、図7に示すように、南1と南2と西5と東6にお
ける風量を約125%とし、北3と北4における風量を
約75%とし、中央7における風量を約75%として、
店内(室内)Sの必要なゾーン(つまり、南1、南2、
西5及び東6)の風量を増加して集中的に冷房し、他の
ゾーン(つまり、北3、北4、中央7)の風量を減少さ
せるものである。ところで、この調整は、風量減少率を
約25%とした多孔板9を使用して行う。すなわち、図
面における左側の天井埋込式室内機Kの北3側及び中央
7側の吹出口5に、風量減少率が約25%の多孔板9を
水平状に配置(つまり、多孔板9にて吹出口5の開口部
を塞ぐような配置)すれば、北3側及び中央7側の風量
は、この多孔板9にて約25%減少して、約75%とな
る。この際、北3側の吹出口5と、これに対称に配置さ
れる南1の吹出口5とが対をなし、一方が減少すれば、
他方がその減少した分だけ増加するものであって、北3
側の吹出口5の風量が約75%になれば、南1の吹出口
5の風量が約125%となり、同様に、中央7側の吹出
口5と、これに対称に配置される西5側の吹出口5の風
量も、中央7側の吹出口5が約75%になったことによ
って約125%となる。さらに、図面における右側の天
井埋込式室内機Kの北4側及び中央7側の吹出口5に、
風量減少率を約25%とした多孔板9を水平状に配置す
れば、同様に、この北4側及び中央7側の風量は、約2
5%減少して、約75%のとなり、このため、北4側の
吹出口5と対称に配置される南2側の吹出口5と、中央
7側の吹出口5と対称に配置される東6側の吹出口5と
はそれぞれ約125%の風量となる。なお、上記各%
は、多孔板9を設けない状態の風量を100%としてい
る。
【0020】すなわち、温熱源となる窓12の存在する
南1及び南2、客が長時間滞在(存在)するブックスタ
ンドを含む東6、及び店員及び客が長時間存在するカウ
ターを含む西5が高負荷ゾーンとなって、このゾーンに
約125%の大風量で冷気が吹き出される。また、北3
と北4には、図5に示すように、冷気の放出される冷熱
源としてのショーケース14が配置され、ショーケース
14には、図8に示すように、エアカーテン16が設け
られ、このエアカーテン16にて、ショーケース14内
部と室内S側とが遮断されている。そのため、このエア
カーテン16を破らないように、これらのゾーンにおい
ては、小風量で冷気を吹き出す必要があり、この北3と
北4の各ゾーンが低負荷ゾーンとなっている。さらに、
中央7のゾーンは、店員や客があまり長時間存在しない
ので、低負荷ゾーンとしている。
南1及び南2、客が長時間滞在(存在)するブックスタ
ンドを含む東6、及び店員及び客が長時間存在するカウ
ターを含む西5が高負荷ゾーンとなって、このゾーンに
約125%の大風量で冷気が吹き出される。また、北3
と北4には、図5に示すように、冷気の放出される冷熱
源としてのショーケース14が配置され、ショーケース
14には、図8に示すように、エアカーテン16が設け
られ、このエアカーテン16にて、ショーケース14内
部と室内S側とが遮断されている。そのため、このエア
カーテン16を破らないように、これらのゾーンにおい
ては、小風量で冷気を吹き出す必要があり、この北3と
北4の各ゾーンが低負荷ゾーンとなっている。さらに、
中央7のゾーンは、店員や客があまり長時間存在しない
ので、低負荷ゾーンとしている。
【0021】また、冬場の暖房状態においても、ショー
ケース14側のゾーンは、少ない温風でよい低負荷ゾー
ンとなるが、窓12側は、外気の低温の空気に接すると
共に、人の出入りも行われる場合もあり、多くの温風を
必要とする高負荷ゾーンとなる。このため、窓12側の
ゾーンを、上記のように、例えば、約125%の風量で
吹き出させ、ショーケース14側のゾーンを、約75%
の風量で吹き出させることができる。また、客や店員が
長時間存在するゾーンを高負荷ゾーンとして、約125
%の風量で吹き出させることができる。
ケース14側のゾーンは、少ない温風でよい低負荷ゾー
ンとなるが、窓12側は、外気の低温の空気に接すると
共に、人の出入りも行われる場合もあり、多くの温風を
必要とする高負荷ゾーンとなる。このため、窓12側の
ゾーンを、上記のように、例えば、約125%の風量で
吹き出させ、ショーケース14側のゾーンを、約75%
の風量で吹き出させることができる。また、客や店員が
長時間存在するゾーンを高負荷ゾーンとして、約125
%の風量で吹き出させることができる。
【0022】このように、この天井埋込式室内機Kによ
れば、温熱源、冷熱源、及び人存在時間の多少を空調負
荷要素として、各空調負荷要素に応じて各吹出口5・・
の風量を調整するので、夏場、冬場に関係なく、一年を
通じて、各ゾーンの温度差をなくすことができて、室内
Sの快適性の向上を図ることが可能である。特に、人存
在時間が大であるゾーンに大風量の空気を吹き出させる
ことができ、この室内Sにいる人は快適に過ごすことが
可能となる。そして、低負荷ゾーンには、小風量の風を
供給し、その小風量としたことによって余った分を、店
内(室内)Sの必要なゾーン(高負荷ゾーン)に回し
て、この高負荷ゾーンへは大風量の風を吹き出させて、
この高負荷ゾーンを集中的に冷暖房することができ、全
体として消費電力を抑えて電気料金を低く抑えることが
可能となる。また、図3に示すように、風量調整のため
閉鎖部材7として多孔板9を使用しているので、吹出口
5から空気を吹出ている際に、この多孔板9の外面9c
側には空気の滞留がなく、この多孔板9の内面9bと外
面9cとであまり大きな温度差が生じることがなくなっ
て、多孔板9の外面9cに露付きが発生しない。このた
め、露水が室内Sに滴下するおそれがなくなって、床
面、この室内Sに設置された陳列棚、及び陳列棚に陳列
された製品等を汚すことがなくなる。さらに、この場
合、風量を調整するための多孔板9は、揺動(回動)さ
せる必要がないので、この多孔板9を揺動機構を介して
ケーシング1に取付けなくても、多孔板9を単に吹出口
5に着脱自在に装着できるものであればよい。すなわ
ち、ケーシング1に、この係止片等を設け、この係止片
等に多孔板9を係脱可能に係止させるればよい。このた
め、ケーシング1の構成の簡略化を図ることが可能とな
る。
れば、温熱源、冷熱源、及び人存在時間の多少を空調負
荷要素として、各空調負荷要素に応じて各吹出口5・・
の風量を調整するので、夏場、冬場に関係なく、一年を
通じて、各ゾーンの温度差をなくすことができて、室内
Sの快適性の向上を図ることが可能である。特に、人存
在時間が大であるゾーンに大風量の空気を吹き出させる
ことができ、この室内Sにいる人は快適に過ごすことが
可能となる。そして、低負荷ゾーンには、小風量の風を
供給し、その小風量としたことによって余った分を、店
内(室内)Sの必要なゾーン(高負荷ゾーン)に回し
て、この高負荷ゾーンへは大風量の風を吹き出させて、
この高負荷ゾーンを集中的に冷暖房することができ、全
体として消費電力を抑えて電気料金を低く抑えることが
可能となる。また、図3に示すように、風量調整のため
閉鎖部材7として多孔板9を使用しているので、吹出口
5から空気を吹出ている際に、この多孔板9の外面9c
側には空気の滞留がなく、この多孔板9の内面9bと外
面9cとであまり大きな温度差が生じることがなくなっ
て、多孔板9の外面9cに露付きが発生しない。このた
め、露水が室内Sに滴下するおそれがなくなって、床
面、この室内Sに設置された陳列棚、及び陳列棚に陳列
された製品等を汚すことがなくなる。さらに、この場
合、風量を調整するための多孔板9は、揺動(回動)さ
せる必要がないので、この多孔板9を揺動機構を介して
ケーシング1に取付けなくても、多孔板9を単に吹出口
5に着脱自在に装着できるものであればよい。すなわ
ち、ケーシング1に、この係止片等を設け、この係止片
等に多孔板9を係脱可能に係止させるればよい。このた
め、ケーシング1の構成の簡略化を図ることが可能とな
る。
【0023】次に、図4の負荷検知センサ15を使用し
た制御方式を説明する。この場合、各ゾーンの負荷検知
センサ15にて、各ゾーンの負荷値(例えば、温度)を
検出し、この負荷値に基づいて、ゾーン毎の負荷偏在パ
ターンを日変動に応じて算出し、この負荷偏在パターン
に応じた自動風量分配運転を行う。この際、自動風量分
配運転においては、上記多孔板9を固定状とするのでは
なく、揺動させることによって風量を調整する。このた
め、この方式を使用すれば、より精度よく各ゾーン毎の
温度差を少なくすることが可能となって、室内Sの快適
性がより向上する。
た制御方式を説明する。この場合、各ゾーンの負荷検知
センサ15にて、各ゾーンの負荷値(例えば、温度)を
検出し、この負荷値に基づいて、ゾーン毎の負荷偏在パ
ターンを日変動に応じて算出し、この負荷偏在パターン
に応じた自動風量分配運転を行う。この際、自動風量分
配運転においては、上記多孔板9を固定状とするのでは
なく、揺動させることによって風量を調整する。このた
め、この方式を使用すれば、より精度よく各ゾーン毎の
温度差を少なくすることが可能となって、室内Sの快適
性がより向上する。
【0024】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、吹出口5が4
個設けられているが、吹出口5として2個であってもよ
く、また、室内Sに配置される天井埋込式室内機Kとし
ては、1機であっても、3機以上であってもよく、各吹
出口5の吹出方向で分割されるゾーンとしても、増減可
能である。さらに、温熱源及び冷熱源としても、室内S
に配置される種々のものから構成することができる。ま
た、多孔板9の風減少率としても、約25%に限るもの
ではなく、多孔板9の貫通孔8の数や大きさ等を変更し
て、増減することが可能である。このため、分配比率を
初期設定した固定運転の場合、各種の風量減少率を有す
る多孔板9を複数個揃えておき、算出した負荷値によっ
て、使用する多孔板9を選んで使用するようにすること
も可能であり、また、制御手段11を使用した自動風量
分配運転の場合、多孔板9の回動(揺動)角度を変更す
れば、風減少率が一定の多孔板9を使用しても、風量分
配比率を変更すること可能である。さらに、多孔板9を
装着する吹出口5としても、全吹出口5とするも、各熱
源に応じて任意に選択するも自由である。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、吹出口5が4
個設けられているが、吹出口5として2個であってもよ
く、また、室内Sに配置される天井埋込式室内機Kとし
ては、1機であっても、3機以上であってもよく、各吹
出口5の吹出方向で分割されるゾーンとしても、増減可
能である。さらに、温熱源及び冷熱源としても、室内S
に配置される種々のものから構成することができる。ま
た、多孔板9の風減少率としても、約25%に限るもの
ではなく、多孔板9の貫通孔8の数や大きさ等を変更し
て、増減することが可能である。このため、分配比率を
初期設定した固定運転の場合、各種の風量減少率を有す
る多孔板9を複数個揃えておき、算出した負荷値によっ
て、使用する多孔板9を選んで使用するようにすること
も可能であり、また、制御手段11を使用した自動風量
分配運転の場合、多孔板9の回動(揺動)角度を変更す
れば、風減少率が一定の多孔板9を使用しても、風量分
配比率を変更すること可能である。さらに、多孔板9を
装着する吹出口5としても、全吹出口5とするも、各熱
源に応じて任意に選択するも自由である。
【0025】
【発明の効果】請求項1の天井埋込式室内機によれば、
温熱源側に大風量の空気を吹き出させると共に、冷熱源
側に小風量の空気を吹き出させたりすることができ、室
内全体をほぼ一定の温度に維持することができる。すな
わち、室内の温度・気流分布を改善して、快適性の向上
を図ることが可能となる。また、低負荷ゾーンには、小
風量の風を供給し、その小風量としたことによって余っ
た分を、店内(室内)の必要なゾーン(高負荷ゾーン)
に回して、この高負荷ゾーンへは大風量の風を吹き出さ
せて、この高負荷ゾーンを集中的に冷暖房することがで
きる。これによって、全体として消費電力を抑えて電気
料金を低く抑えることが可能となる。しかも、従来に比
べて小さい能力のものを使用でき、コストの低減を図る
ことが可能となる。
温熱源側に大風量の空気を吹き出させると共に、冷熱源
側に小風量の空気を吹き出させたりすることができ、室
内全体をほぼ一定の温度に維持することができる。すな
わち、室内の温度・気流分布を改善して、快適性の向上
を図ることが可能となる。また、低負荷ゾーンには、小
風量の風を供給し、その小風量としたことによって余っ
た分を、店内(室内)の必要なゾーン(高負荷ゾーン)
に回して、この高負荷ゾーンへは大風量の風を吹き出さ
せて、この高負荷ゾーンを集中的に冷暖房することがで
きる。これによって、全体として消費電力を抑えて電気
料金を低く抑えることが可能となる。しかも、従来に比
べて小さい能力のものを使用でき、コストの低減を図る
ことが可能となる。
【0026】請求項2の天井埋込式室内機によれば、こ
の天井埋込式室内機が設置される室内の形態やレイアウ
トに応じた風量分配が可能となって、室内の温度・気流
分布が改善され、快適性がより向上する。特に、人存在
時間の多少を空調負荷要素としたことによって、この室
内にいる人は、より快適に過ごすことが可能となる。
の天井埋込式室内機が設置される室内の形態やレイアウ
トに応じた風量分配が可能となって、室内の温度・気流
分布が改善され、快適性がより向上する。特に、人存在
時間の多少を空調負荷要素としたことによって、この室
内にいる人は、より快適に過ごすことが可能となる。
【0027】請求項3の天井埋込式室内機によれば、窓
側に向けて吹き出す空気の量と、ショーケース側に向け
て吹き出す空気の量とを的確に調整するこができ、この
天井埋込式室内機が設置される室内の全体の快適性を向
上させることが可能となる。また、コンビニエンススト
ア等においては、ショーケースには、冷凍食品が陳列さ
れる場合があり、この際、ショーケース内部と室内とを
エアカーテンにて遮断することがあった。このため、小
風量でショーケース側に吹き出すことによって、このエ
アカーテンを破らないようにすることができる。つまり
ショーケースの冷気破りを回避できて、省エネ性及び据
付性自由度が向上する。
側に向けて吹き出す空気の量と、ショーケース側に向け
て吹き出す空気の量とを的確に調整するこができ、この
天井埋込式室内機が設置される室内の全体の快適性を向
上させることが可能となる。また、コンビニエンススト
ア等においては、ショーケースには、冷凍食品が陳列さ
れる場合があり、この際、ショーケース内部と室内とを
エアカーテンにて遮断することがあった。このため、小
風量でショーケース側に吹き出すことによって、このエ
アカーテンを破らないようにすることができる。つまり
ショーケースの冷気破りを回避できて、省エネ性及び据
付性自由度が向上する。
【0028】請求項4の天井埋込式室内機によれば、各
吹出口の風量調整が行い易くなる。また、風は多孔板の
貫通孔を介して吹き出され、多孔板の外面側に露付きが
発生しにくいものとなって、露水の床面等への滴下を防
止するこが可能で、床面、室内に配置された陳列棚、及
び陳列された製品等を汚さない。
吹出口の風量調整が行い易くなる。また、風は多孔板の
貫通孔を介して吹き出され、多孔板の外面側に露付きが
発生しにくいものとなって、露水の床面等への滴下を防
止するこが可能で、床面、室内に配置された陳列棚、及
び陳列された製品等を汚さない。
【0029】請求項5の天井埋込式室内機によれば、各
吹出口から吹き出される風量を、常時、各吹出口の吹出
方向で分割される各ゾーンに応じた風量とすることが可
能となって、室内の快適性の一層の向上を図ることが可
能となる。
吹出口から吹き出される風量を、常時、各吹出口の吹出
方向で分割される各ゾーンに応じた風量とすることが可
能となって、室内の快適性の一層の向上を図ることが可
能となる。
【図1】この発明の天井埋込式室内機の実施の形態を示
す簡略底面図である。
す簡略底面図である。
【図2】上記天井埋込式室内機の要部簡略断面側面図で
ある。
ある。
【図3】上記天井埋込式室内機の要部簡略断面正面図で
ある。
ある。
【図4】上記天井埋込式室内機の簡略ブロック図であ
る。
る。
【図5】上記天井埋込式室内機の設置された室内の簡略
平面図である。
平面図である。
【図6】上記天井埋込式室内機が設置された室内の各ゾ
ーン毎の冷房負荷を示すグラフ図である。
ーン毎の冷房負荷を示すグラフ図である。
【図7】上記天井埋込式室内機が設置された室内の各ゾ
ーンの風量分配図である。
ーンの風量分配図である。
【図8】上記天井埋込式室内機が設置された室内の簡略
断面図である。
断面図である。
【図9】従来の天井埋込式室内機の簡略底面図である。
【図10】従来の天井埋込式室内機の要部簡略断面図で
ある。
ある。
1 ケーシング 3 下壁 4 吸込口 5 吹出口 7 閉鎖部材 8 貫通孔 9 多孔板 12 窓 14 ショーケース 15 エアカーテン S 室内
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長澤 浩司 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L061 BE04 BF08 3L080 BA09
Claims (6)
- 【請求項1】 温熱源と冷熱源とを有する室内(S)に
配置される天井埋込式室内機であって、天井に埋設され
るケーシング(1)を備えると共に、このケーシング
(1)に、上記各熱源側に向けて空気を吹き出すための
複数個の吹出口(5)を設けて、各熱源に応じた吹出口
(5)の風量分配を行うことを特徴とする天井埋込式室
内機。 - 【請求項2】 温熱源、冷熱源、及び人存在時間の多少
を空調負荷要素とし、各空調負荷要素に応じて吹出口
(5)の風量を調整することを特徴とする請求項1の天
井埋込式室内機。 - 【請求項3】 室外に面する窓(12)と、室内(S)
に配置されるショーケース(14)とが上記空調負荷要
素となることを特徴とする請求項2の天井埋込式室内
機。 - 【請求項4】 上記吹出口(5)に、この吹出口(5)
の開口面積を調整する閉鎖部材(7)を設け、この閉鎖
部材(7)を、多数の貫通孔(8)を有する多孔板
(9)とすることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
づれかの天井埋込式室内機。 - 【請求項5】 上記多孔板(9)による風量減少率を約
25%に設定することを特徴とする請求項4の天井埋込
式室内機。 - 【請求項6】 吹出口(5)の吹出方向で分割された室
内(S)の各ゾーン内における負荷検知センサ(15)
のデータに応じて、各吹出口(5)の風量を調整するこ
とを特徴とする請求項1〜請求項5のいづれかの天井埋
込式室内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288072A JP2002098397A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 天井埋込式室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288072A JP2002098397A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 天井埋込式室内機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002098397A true JP2002098397A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18771718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288072A Pending JP2002098397A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 天井埋込式室内機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002098397A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4495778B1 (ja) * | 2009-10-08 | 2010-07-07 | デンショー株式会社 | 天井埋め込み型空気調和機およびリモートコントローラ |
JP2011133167A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
KR101368187B1 (ko) | 2013-07-10 | 2014-03-06 | 신우공조 주식회사 | 독립 개폐 조절이 가능한 팬코일 유니트 |
JP2015064147A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気清浄装置および空気清浄システム |
WO2016051789A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
WO2016051637A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
JP2016070603A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
CN105588195A (zh) * | 2014-11-06 | 2016-05-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 空气净化装置 |
CN105864899A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调室内机和空调器 |
JP2017180990A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | サンデン・リテールシステム株式会社 | 空気調和装置 |
US10458673B2 (en) | 2016-10-27 | 2019-10-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
JPWO2020183716A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2021-10-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
JP2022028951A (ja) * | 2019-11-25 | 2022-02-16 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 空気調和機の室内機 |
US11566794B2 (en) | 2017-04-28 | 2023-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000288072A patent/JP2002098397A/ja active Pending
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4495778B1 (ja) * | 2009-10-08 | 2010-07-07 | デンショー株式会社 | 天井埋め込み型空気調和機およびリモートコントローラ |
JP2011080705A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Densho Co Ltd | 天井埋め込み型空気調和機およびリモートコントローラ |
JP2011133167A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
KR101368187B1 (ko) | 2013-07-10 | 2014-03-06 | 신우공조 주식회사 | 독립 개폐 조절이 가능한 팬코일 유니트 |
JP2015064147A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 空気清浄装置および空気清浄システム |
US10760812B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-09-01 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit for air conditioning device |
US20170276392A1 (en) * | 2014-09-30 | 2017-09-28 | Daikin Industries, Ltd. | Indoor unit for air conditioning device |
JP2016070604A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
JP2016070603A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
JP2016070582A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
CN107076447B (zh) * | 2014-09-30 | 2021-02-19 | 大金工业株式会社 | 空调装置的室内机组 |
WO2016051789A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
WO2016051637A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
CN107076447A (zh) * | 2014-09-30 | 2017-08-18 | 大金工业株式会社 | 空调装置的室内机组 |
TWI670452B (zh) * | 2014-11-06 | 2019-09-01 | 日商松下知識產權經營股份有限公司 | 空氣清淨裝置 |
JP2016090154A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気清浄装置 |
CN105588195A (zh) * | 2014-11-06 | 2016-05-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 空气净化装置 |
JP2017180990A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | サンデン・リテールシステム株式会社 | 空気調和装置 |
CN105864899A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-08-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调室内机和空调器 |
US10458673B2 (en) | 2016-10-27 | 2019-10-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
US11739976B2 (en) | 2016-10-27 | 2023-08-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
US11566794B2 (en) | 2017-04-28 | 2023-01-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner |
JPWO2020183716A1 (ja) * | 2019-03-14 | 2021-10-14 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
JP7146063B2 (ja) | 2019-03-14 | 2022-10-03 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
JP2022028951A (ja) * | 2019-11-25 | 2022-02-16 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 空気調和機の室内機 |
JP7159431B2 (ja) | 2019-11-25 | 2022-10-24 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 空気調和機の室内機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002098397A (ja) | 天井埋込式室内機 | |
US11859851B2 (en) | System, apparatus and hybrid VAV device with multiple heating coils | |
JP4150806B2 (ja) | 空調制御支援装置、空調制御装置、空調制御支援システムおよび空調制御システム | |
JP2013221725A (ja) | 建物の温度調整システム | |
JP2017180990A (ja) | 空気調和装置 | |
KR20090091527A (ko) | 공기조화기 및 그 제어방법 | |
KR20090113630A (ko) | 공기조화기 및 그 제어방법 | |
JP5747153B2 (ja) | 店舗の換気装置 | |
JP3369331B2 (ja) | 空気調和装置 | |
KR101645193B1 (ko) | 공기조화기 및 그 제어방법 | |
JPH11132490A (ja) | 空気調和機及び部屋の空調方式 | |
CN214536501U (zh) | 空调室内机、空调 | |
JP3969936B2 (ja) | デシカント空調装置 | |
JP2540316B2 (ja) | 幅射式冷暖房間仕切り板 | |
JPH0633335Y2 (ja) | ショーケースを設置した店舗における空調装置 | |
KR20050104674A (ko) | 에어커튼 기능이 구비되는 공조기 | |
JP2000065410A (ja) | 空気調和システム | |
EP3282199B1 (en) | Air conditioner | |
JPH05118618A (ja) | 空気調和装置の運転制御装置 | |
KR101645196B1 (ko) | 공기조화기 및 그 제어방법 | |
JP4299024B2 (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
JPH074707A (ja) | 室内空気循環装置 | |
JP2006170471A (ja) | タスク空調システム | |
JP2001116324A (ja) | 空気調和機 | |
US20230037343A1 (en) | Lighting control for chilled beam |