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JP2002094978A - レーン検出装置 - Google Patents

レーン検出装置

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JP2002094978A
JP2002094978A JP2000282092A JP2000282092A JP2002094978A JP 2002094978 A JP2002094978 A JP 2002094978A JP 2000282092 A JP2000282092 A JP 2000282092A JP 2000282092 A JP2000282092 A JP 2000282092A JP 2002094978 A JP2002094978 A JP 2002094978A
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noise
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Hisashi Satonaka
久志 里中
Toshiaki Kakinami
俊明 柿並
Arata Takahashi
新 高橋
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラのレンズ等に付着した雨滴や汚れなど
による画像データのノイズの影響を受けにくく、精度良
い認識を可能とする。 【解決手段】 ステップS2で入力された画像中から特
徴量を検出し(S3)、線分化(S4)、ラベリング
(S5)を行った結果を記憶しておき(S6)、現在の
ラベリング結果と過去のラベリング結果を比較して一致
するデータをノイズとして除去する(S7〜S12)こ
とでカメラとともに移動する雨滴や汚れなどのデータを
除去して精度良くレーンマーク検出を行う(S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動走行システムや
駐車支援システムに適応可能な画像処理を用いたレーン
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路等で走行レーンを示す白線等
を画像処理によって検出し、認識結果を基にしてドライ
バーに対して各種の情報を提供したり、さらには、車両
を自動走行させる際の制御にこの認識結果を用いるシス
テムが提案されている。
【0003】こうした白線認識の技術としては特開平1
1−195127号公報に開示されている技術が知られ
ている。同公報によれば、画像中のエッジを抽出し、抽
出したエッジをラベリングして、その中から角度が対に
なるエッジを検出することで白線を精度良く認識できる
と記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした画像は車両の
前部または後部に設置されたカメラにより取得される
が、カメラのレンズ前に雨滴や汚れがついていると、画
像データ自体が劣化してしまうため、精度良く認識する
ことが困難になる。
【0005】そこで本発明は、カメラのレンズ等に付着
した雨滴や汚れなどによる画像データのノイズの影響を
受けにくく、精度良い認識が可能なレーン検出装置を提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るレーン検出装置は、カメラから取り込
んだ画像中のレーン情報を検出するレーン検出装置であ
って、(1)取り込んだ画像データから所定の特徴量を検
出する特徴量検出手段と、(2)検出した特徴量に基づい
て画像中の特徴部を抽出してラベリングするラベリング
手段と、(3)ラベリング結果を記憶する記憶手段と、(4)
現在のラベリング結果を過去のラベリング結果と比較
し、フレームの略同一位置でラベリング結果が一致する
データをノイズとしてデータから除去するノイズ除去手
段と、(5)ノイズを除去したラベリング結果からレーン
情報を検出する検出手段と、を備えていることを特徴と
する。
【0007】カメラのレンズに付着した雨滴や汚れ等
は、レンズに対する移動速度は車両外の風景に比して小
さく、画像のフレーム中ではほぼ静止状態にある。本発
明では、このことを利用して過去のラベリング結果と現
在のラベリング結果を比較し、フレームの略同一位置で
一致しているデータをこれらの汚れ等のノイズと判定し
て除去することでレーン情報を正確に判定するものであ
る。
【0008】このノイズ除去手段は、所定期間にわたっ
てフレームの略同一位置に過去のラベリング結果と一致
するデータがある場合に、そのデータをノイズと判定す
るものであって、この所定期間を車速が高い場合には低
い場合に比べて短くすることが好ましい。
【0009】前述したようにノイズは画像のフレーム中
でほぼ静止状態にある。したがって、所定期間にわたっ
て、過去のラベリング結果と一致しているデータ、すな
わち、静止しているデータがある場合はノイズと判定し
得る。そして、車速が高い場合には、風景等の画像デー
タはフレーム内をより高速で移動することとなるから、
静止しているデータか否かの判定をより短時間で行うこ
とが可能となる。
【0010】ラベリング結果の比較にあたっては、所定
期間内に所定周期で複数回のラベリング結果の比較を行
うか、所定期間経過前のフレームにおけるラベリング結
果との比較を行えばよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0012】図1は本発明に係るレーン検出装置を車線
逸脱警報装置に適用した場合の基本構成を示す概略構成
図であり、図2はそのCCDカメラ2の使用状態を説明
する図である。
【0013】本発明に係るレーン検出装置は、図1に示
されるようにCCDカメラ2からの画像信号を受信して
処理するレーン検出ECU1からなり、内部には画像処
理CPU10とメモリ11を有する。すなわち、この画
像処理CPU10が本発明に係る特徴量検出手段、ラベ
リング手段、ノイズ除去手段、レーン情報検出手段を内
蔵されたプログラムにより兼ねることになる。このレー
ン検出ECU1は、車線逸脱警報ECU3に接続され
て、相互に情報を送受し合う。車線逸脱警報ECU3に
は、車両状態量として車速センサ41、操舵角センサ4
2、ヨーレートセンサ43の各出力信号が入力される。
車線逸脱警報ECU3は車両状態量から車両の将来の軌
跡を予想し、レーン検出ECU1が検出したレーン位置
と比較することで車両がレーンを逸脱すると判定した場
合には図示していない警告灯、アラーム等を利用して運
転者に注意を促すものである。
【0014】CCDカメラ2は車両5の車室前方中央に
配置され、フロントガラス50越しに車両前方の路面の
画像を取得するものである。車両5が走行する路面6上
の車線(レーン)60は、左右の区画線(レーンマー
ク)61Rと61Lにより区画されている。
【0015】本発明に係るレーン検出装置の動作を図3
〜図5を参照して説明する。図3は、この装置の動作を
説明するフローチャートであり、図4、図5はCCDカ
メラで取得した一連の生画像とそのラベリング結果を示
している。
【0016】図3に示されるフローは、イグニッション
スイッチがONされてから、所定の間隔、例えばカメラ
の画像取得に合わせてレーン検出ECU1内の画像処理
CPU10において繰り返し実行される。
【0017】まず、ステップS1では、車線逸脱警報E
CU3を介して車速センサ41、操舵角センサ42、ヨ
ーレートセンサ43から車両状態量が読み込まれる。続
いて、ステップS2では、CCDカメラ2から画像デー
タが取り込まれる。
【0018】ステップS3では、取得した画像データ、
例えば図4(a)〜(d)に示されるような画像データ
から特徴量として画像の輪郭、すなわちエッジを検出す
る。これらの画像中には、レーンマーク61R、61L
と他車線を先行する他車両62の他に、車両5の前部5
a、フロントガラス50上に付着した雨滴71、72が
映っている。これらの輪郭をそれぞれ検出することにな
る。
【0019】そして、ステップS4では、検出したエッ
ジを連結して線分化する。そのあと、ステップS5にお
いて検出された線分に番号付け、すなわちラベリングを
行う。この画像データからのエッジ検出、線分化、ラベ
リングの手法については『画像工学ハンドブック』(樋
渡涓二編、朝倉書店、1986年)の249〜256頁
に記載されている。図4(a)〜(d)に示される画像
データからエッジを検出し、線分化してラベリングした
状態を図5に示す。図中はラベリングしたナンバーをL
をつけて表している。すなわち、元画像中の雨滴71、
72をそれぞれ1番、2番とし、レーンマーク61Lが
3番、車両前部5aが4番、レーンマーク61Rが5
番、他車両62が6番として番号付けされる。
【0020】ステップS6では、こうして、ラベリング
した結果、つまり抽出した線分の形状、位置情報をメモ
リ11に記憶しておく。
【0021】ステップS7〜S11は、雨滴71、72
のようなノイズを除去する工程である。例えば、図4
(c)、図5(c)の時点における処理を考える。ここ
では、1〜6番にラベリングされた線分L1〜L6が検
出されている。これを1つずつ、1番から順に過去のラ
ベリング結果、例えば、図5(a)、(b)の時点のラ
ベリング結果と比較していく。
【0022】具体的には、まず、ステップS7におい
て、1番のデータL1を選択し、ステップS8で過去の
データでも略同一位置に同様の形状の線分データが存在
するか否かを判定する。データL1は雨滴71のデータ
であり、車両5のフロントガラス50に付着して、CC
Dカメラ2と同様に車両5とともに移動していることか
ら、画面内部での移動速度はほとんどない。そのため、
過去のデータと一致すると判定され、ステップS9へと
移行して、このデータはノイズとして除去される。
【0023】ここで、一致データありの判定は、所定の
期間にわたって略同一位置に同様の形状の線分データが
存在している場合を一致とみなす方法と所定時間前のデ
ータと比較して略同一位置に同様の形状の線分データが
存在している場合を一致とみなす方法の2種類がある。
いずれの場合もステップS1で得られた車速、操舵角等
のデータから車両の運動状態に応じて所定の期間の長
さ、所定時間の間隔を変更することが好ましい。この変
更は段階的であってもよく、特定の車速閾値以上か否か
で切り替えるようにしてもよい。
【0024】車両が高速で移動している場合や操舵角が
大きい場合には、画像中でのレーンマークの移動速度も
速くなることから、一致判定に用いる過去のデータはご
く直近のデータだけを用いても精度良く判定が可能であ
る。一方、低速・小舵角で移動している場合には、画像
中でのレーンマークの移動速度も遅くなることから、精
度良い判定のためには一致判定に用いる過去のデータは
ある程度現在よりさかのぼった時点のデータを利用する
ことが必要となる。
【0025】次のステップS11では、最終ラベルのデ
ータ(ここではL6)でない限り、ステップS12へと
移行し、ラベル番号を1つ追加して次のデータを選択し
てステップS8へと戻る。雨滴72を表すデータL2や
車両前部5aを表すデータL4の場合も一致があるた
め、ステップS9でノイズとして除去される。この他、
CCDカメラ2のレンズやフロントガラス50の傷や付
着した汚れ等も同様の手法で除去することが可能であ
る。なお、車両前部5aについてはその位置、形状が既
知であることからステップS2の入力時点でこの部分を
除外してエッジ検出等を行ってもよい。
【0026】一方、レーンマーク61L、61Rをそれ
ぞれ表すデータL3、L5や他車両62を表すデータL
6の場合は位置の移動や形状の移動があるため、ステッ
プS8では記憶データと一致がないと判定されてステッ
プS10へと移行する。そして、有効データとして次の
処理のために残される。
【0027】こうして、有効データとして残されたデー
タL3、L5、L6のみについてステップS13でレー
ンマークの検出処理を行うことにより、ノイズの影響を
除去してレーンマーク61L、61Rを精度良く認識す
ることができる。
【0028】なお、ノイズとして除外したデータが画像
に占める領域が一定以上(例えば10%以上)に多い場
合にはカメラに付いた傷や汚れ等が多く、画像データの
信頼性が欠けると判定してレーンマークの検出処理を行
わずにその旨を運転者に警告することが好ましい。
【0029】以上の説明では、CCDカメラ2を車室前
方中央に搭載した形態について説明したが、カメラの設
置はこの位置に限られるものではなく、車室前方の別の
位置に配置したカメラのほか車室内の後方に配置してリ
アウィンドウ越しに後方を撮影するカメラに対しても適
用可能である。また車室外の車両前方や側方あるいは後
方に配置し、いずれかの位置のレーンマークを撮影する
カメラを用いても同様の手法でノイズのないレーンマー
ク検出を行うことが可能である。
【0030】また、レーンマークの検出のための情報と
しては特徴量としてエッジ抽出を行ったが、二値化等に
より特徴量を抽出してもよい。
【0031】ここでは、検出したレーンマーク情報を車
線逸脱警報に用いる例を説明してきたが、車両の自動走
行や駐車支援等にも用いることが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、雨
滴や汚れ等のノイズはカメラとともに移動することを利
用し、画像内で特徴量を抽出してラベリングしたデータ
のうち移動の少ないデータをノイズとして除去すること
でこれらのノイズを精度良く除去してレーンマークを確
実に検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーン検出装置を用いた車線逸脱
警報装置を示す概略図である。
【図2】図1の装置のCCDカメラの使用状態を示す図
である。
【図3】本発明に係るレーン検出装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】CCDカメラで取得する生画像変化の一例を示
す図である。
【図5】図4のそれぞれの画像中のラベリング結果を示
す図である。
【符号の説明】
1…レーン検出ECU、2…CCDカメラ、3…車線逸
脱警報ECU、6…路面、10…画像処理CPU、11
…メモリ、41…車速センサ、42…操舵角センサ、4
3…ヨーレートセンサ、50…フロントガラス、60…
車線(レーン)、61…区画線(レーンマーク)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626G (72)発明者 里中 久志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 柿並 俊明 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 高橋 新 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 5C054 AA05 FC01 FC12 FC14 FF06 HA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラから取り込んだ画像中のレーン情
    報を画像処理により検出するレーン検出装置であって、 取り込んだ画像データから所定の特徴量を検出する特徴
    量検出手段と、 検出した特徴量に基づいて画像中の特徴部を抽出してラ
    ベリングするラベリング手段と、 ラベリング結果を記憶する記憶手段と、 現在のラベリング結果を過去のラベリング結果と比較
    し、フレームの略同一位置でラベリング結果が一致する
    データをノイズとしてデータから除去するノイズ除去手
    段と、 残るラベリング結果からレーン情報を検出する検出手段
    と、 を備えているレーン検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ除去手段は、所定期間にわた
    ってフレームの略同一位置に過去のラベリング結果と一
    致するデータがある場合に、そのデータをノイズと判定
    するものであって、前記所定期間を車速が高い場合には
    低い場合に比べて短くする請求項1記載のレーン検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ除去手段は、前記所定期間内
    に所定周期で複数回のラベリング結果の比較を行う請求
    項2記載のレーン検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ除去手段は、前記所定期間経
    過前のフレームにおけるラベリング結果との比較を行う
    請求項2記載のレーン検出装置。
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